JPH10320660A - 検知装置 - Google Patents

検知装置

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JPH10320660A
JPH10320660A JP9124406A JP12440697A JPH10320660A JP H10320660 A JPH10320660 A JP H10320660A JP 9124406 A JP9124406 A JP 9124406A JP 12440697 A JP12440697 A JP 12440697A JP H10320660 A JPH10320660 A JP H10320660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、低コストで、検知視野内
の障害物が検出されるようにした、検知装置を提供す
る。 【解決手段】 天井,壁面等に取り付けるベース11
と、ベースの表面に取り付けたセンサ部12と、該セン
サ部を包囲するようにベースに取り付けたカバー13と
を含んでいる検知装置10において、上記カバー13の
外側にて、カバー表面付近における反射率の変化を検出
するための障害物検知センサ20が設けられるように、
検知装置10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、受光素子
への入射光の変化を検出して、所定の検知領域内での侵
入者等の存在を検知するための検知装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、このような防犯用の検知装置は、
例えば図10に示すように構成されている。即ち、図1
0において、検知装置1は、例えば天井や壁面などに取
り付けられるベース2と、ベース2の表面(即ち、下
面)に取り付けられたセンサ部3と、センサ部3を包囲
するようにベース2に取り付けられたカバー4とから構
成されている。
【0003】センサ部3は、例えばパッシブセンサとし
て、物体から放出される遠赤外線エネルギー量を検知す
る焦電素子3cから構成されており、検知視野5内に侵
入した人間の移動によって発生する遠赤外線エネルギー
量の変化を検出し、その変化に基づいて、侵入者等が検
知され得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の検知装置1においては、意図的に検知視野5を無
効にするような障害物、例えばカバー4をそっくり覆っ
てしまうような妨害カバーが置かれたり、カバー4の外
面にテープが貼着されたり、あるいは塗料が塗布された
りすると、検知視野5が遮られることになり、検知装置
1が侵入者等を検知できなくなってしまうことになる。
このため、従来は、図10に示すように、検知視野5の
近傍(または検知装置1内)に障害物検知部6を設けて
おき、赤外線発光素子3aを所定時間毎に発光させるこ
とにより、そのときの赤外線受光素子3bからの検出信
号を監視する。
【0005】これによって、例えば検知視野5内にてカ
バー4が覆われたり、カバー4の外面にテープが貼着さ
れたり、あるいは塗料が塗布されたりした場合には、赤
外線受光素子3bからの検出信号が変化する。かくし
て、障害物検知部6は、赤外線発光素子3aからの赤外
線の反射光量の変化に基づいて、上述した障害物の検知
を行なうようになっている。
【0006】しかしながら、このような障害物検知部6
による障害物の検出方法は、カバー4の外側に位置する
障害物をカバー4の内側から検出することになる。従っ
て、障害物による赤外線の反射光量の変化が小さいこと
から、この反射光量の変化を検出するための障害物検知
部6は、その回路構成が複雑になり、コストが高くなる
という問題があった。
【0007】これに対して、受光素子がカバー内部に配
設されると共に、発光素子がカバーの外側にて検知装置
本体の近傍に配設されることにより、障害物が発光素子
から受光素子への直接の光路を遮断したとき、障害物が
検知されるようにした検知装置もあるが、検知装置自体
の改造が必要となるため、既に設置された検知装置の場
合、交換作業が必要になると共に、新たに設置した検知
装置の検知領域の再調整も必要になる等の問題があっ
た。
【0008】本発明は、以上の点に鑑み、簡単な構成に
より低コストで検知視野内の障害物が検出されるように
した検知装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、天井,壁面等に取り付け
るベースと、ベースの表面に取り付けらたセンサ部と、
このセンサ部を包囲するようにベースに取り付けたカバ
ーとを含んでいる検知装置において、上記カバーの外側
にて、上記カバー表面付近における反射率の変化を検出
するための障害物検知センサを設ける構成とした。
【0010】本発明による検知装置は、好ましくは、上
記障害物検知センサが上記カバーの表面付近に光を照射
する発光素子と、これらの位置からの反射光を受光する
受光素子とを含んでいる。
【0011】本発明による検知装置は、好ましくは、上
記障害物検知センサが、二つの発光素子及び一つの受光
素子を含んでおり、第一の発光素子,受光素子及び第二
の発光素子の順に整列している。
【0012】本発明による検知装置は、好ましくは、上
記障害物検知センサが、さらにセンサ部の検知領域を補
完する独自の検知領域を備えている。
【0013】上記構成によれば、カバーの外側に、上記
カバー表面付近における反射率の変化を検出するための
障害物検知センサが設けられているので、意図的に検知
装置の検知視野を無効にするために、カバーを覆う妨害
カバーを取り付けたり、カバーの外面にテープを貼着し
たり、又は塗料を塗布しあるいはスプレー式に噴射しよ
うとすると、障害物検知センサが、これらの妨害カバー
やテープ,塗料による反射率の変化、またはこれらの妨
害カバー,テープあるいは塗料を扱う人の手による反射
率の変化を検出して、障害物の検知を行なうことにな
る。従って、検知装置は、妨害カバーによって妨げられ
ることなく、常に侵入者等の検知を確実に行なうことが
できることになる。
【0014】上記障害物検知センサが、上記カバーの表
面付近に光を照射する発光素子と、これらの位置からの
反射光を受光する受光素子とを含んでいる場合には、発
光素子から出射する光が、カバーの表面付近を照射する
と共に、受光素子は、これらの領域にて障害物により反
射された光を受光することになる。
【0015】上記障害物検知センサが、二つの発光素子
及び一つの受光素子を含んでおり、第一の発光素子,受
光素子及び第二の発光素子の順に整列している場合に
は、両側の発光素子が、それぞれ異なる方向に対して光
を照射し、これらの光の反射光が中央の受光素子によっ
て受光されることになるので、障害物に対する広い検知
領域が得られる。
【0016】また、上記障害物検知センサが、さらにセ
ンサ部の検知領域を補完する独自の検知領域を備えてい
る場合には、検知装置自体の検知領域が、障害物検知セ
ンサの独自の検知領域により補完され得るので、検知装
置の近傍の障害物も検知することができ、検知精度が向
上する。
【0017】さらに、上記障害物検知センサが、二つの
発光素子及び一つの受光素子を含んでおり、カバー表面
付近に光を照射する第一の発光素子,受光素子及び独自
の検知領域に光を照射する第二の発光素子の順に整列し
ている場合には、容易にカバー表面付近の障害物検知領
域と侵入者検出用の独自の検知領域が容易に構成され得
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態に基
づいて本発明を詳細に説明する。図1は、本発明による
検知装置の一実施形態を示しており、検知装置10は、
例えば天井、壁面などに取り付けられるベース11と、
ベース11の表面(即ち下面)に取り付けられたセンサ
部12と、センサ部12を包囲するようにベース11に
取り付けられたカバー13とから構成されている。
【0019】センサ部12は、例えばパッシブセンサと
して、物体から放出される遠赤外線エネルギー量を検知
する焦電素子から構成されており、検知視野14内に侵
入した人間の移動によって発生する遠赤外線エネルギー
量の変化を検出し、その変化に基づいて、侵入者等が検
知され得るようになっている。
【0020】カバー13は、図示の場合半球状に形成さ
れており、赤外線を透過し得る材料から構成されている
と共に、ベース11に対して、図示しない固定手段によ
って固定されている。
【0021】以上の構成は、従来の検知装置1とほぼ同
様の構成であるが、本発明実施形態による検知装置10
においては、さらに、カバー13の外側に、障害物検知
センサ20が設けられている。この障害物検知センサ2
0は、検知装置10のカバー13の表面付近の反射率を
検出する第一の検知領域Aと、検知装置10の検知視野
14を補完する第二の検知領域Bを有している。
【0022】障害物検知センサ20は、図3乃至図5に
示すように構成されている。図3乃至図5において、障
害物検知センサ20は、例えば天井,壁面等に取り付け
られるベース21と、ベース21の表面(即ち、下面)
に取り付けられた基板22と、基板22を包囲するよう
にベース21に取り付けられたカバー23とを含んでい
る。
【0023】上記基板22には、図3にて上縁及び下縁
に沿って、それぞれ中央に受光素子24が、また両側に
はそれぞれ発光素子25,26が整列して配設されてい
る。そして、各受光素子24及び発光素子25,26間
には、光の回り込みを防止するために、遮光板27が設
けられている。これらの受光素子24及び発光素子2
5,26は、外乱光を遮断するために、全体が例えば可
視光カットフィルタから成る基板ケース28によって覆
われている。
【0024】さらに、上記基板22の両端には、障害物
検知センサ20に電源を供給するため、そして後述する
検出回路からの検出信号を出力するための端子台29が
設けられている。尚、上記受光素子24及び発光素子2
5,26は、レンズ等の光学系を備えていないが、これ
は検知領域A及びBの距離として50cm程度あれば十
分であるので、指向特性の狭いレンズ付きの受光素子及
び発光素子を使用することによって実現可能である。
【0025】さらに上記基板22には、図6に示すよう
な検出回路30が構成されている。図6において、検出
回路30は、上述した二つの検知領域A,Bのための受
光素子24として、例えばフォトダイオード,フォトト
ランジスタ等が使用され、発光素子25,26として赤
外LEDが使用されると共に、これらの発光素子25,
26を駆動して発光させるための投光回路31a,31
bと、投光回路31a,31bに対する所定の時間及び
周波数の駆動パルスを制御して発生させる発振回路32
と、受光素子24からの信号が入力され、太陽光や照明
灯等からの直流光や商用電源周波数で点滅する外乱光の
影響を排除する外光補償回路33a,33bと、各外光
補償回路33a,33bからの信号が大きい場合にも出
力信号が飽和しないようにするログアンプ回路34と、
ログアンプ回路34からの信号を整流する検波回路35
と、検波回路35からの信号を平滑化する平滑回路36
と、平滑回路36からの信号を、Hトリガレベル設定回
路37及びLトリガレベル設定回路38により設定され
たトリガレベルと比較して、二つのトリガレベル間から
外れた場合に、信号を出力するウィンドコンパレータ回
路39と、ウィンドコンパレータ回路39から信号が出
力されたとき警報を発する警報回路40と、警報回路4
0からの信号を外部に対して報知するためのリレー回路
41と、を含んでいる。
【0026】尚、上述した各回路は、端子台29の電源
入力端子29bから電源が供給される電源回路42によ
り駆動されるようになっている。
【0027】上記ログアンプ回路34は、入力信号のダ
イナミックレンジを大きくして、検知領域Aにおける反
射光量が多い場合であっても、アンプの出力が飽和せ
ず、障害物による反射光量の変化を確実に検出するよう
になっている。
【0028】上記Hトリガレベル設定回路37及びLト
リガレベル設定回路38は、平滑回路36の出力信号V
I の大きさに基づいて、自動的にウィンドコンパレータ
回路39のトリガレベルの設定を行なうと共に、ログア
ンプ回路34による障害物検知感度の補正も行なうよう
になっている。尚、これらの回路によるトリガレベル設
定は、入力信号の急激な変化に応答せず、例えば数秒以
上の遅延時間を有するようになっている。
【0029】図8は、これらHトリガレベル設定回路3
7(図8(a))と、Lトリガレベル設定回路38(図
8(b))の具体的な構成例を示している。図8におい
て、トリガレベル設定回路50は、オペアンプ51と、
オペアンプ51の非反転入力端子とアース間に接続され
たコンデンサCと、非反転入力端子と定電圧電源に接続
されたダイオードDと、反転入力端子とアース間に接続
された抵抗R1 と、反転入力端子と出力端子間に抵抗R
2 を介して接続され且つゲートが非反転入力端子に接続
されたFETとから構成され、平滑回路36からの信号
I が抵抗R3 を介して非反転入力端子に入力されるよ
うになっている。尚、出力信号VH は、入力信号VI
対して、R3 ×Cの時定数により、数秒以上遅れて応答
するようになっており、これにより、本装置の設置時に
おける感度調整が不必要となり、さらに経時変化によっ
て本装置の受光量が変化しても、常に安定した感度を維
持することができるようになっている。
【0030】ここで、Hトリガレベル設定回路37のト
リガレベルVH は、図8(a)の回路により、 VH ={(R1 +R2 +RF )/R1 }×VI の式で設定が行われる。一方、Lトリガレベル設定回路
38のトリガレベルVL は、図8(b)の回路におい
て、R4 =R5 とした場合、LトリガレベルVL は、 VL =2VI −VH の式で設定が行われる。
【0031】このような構成によって、ウィンドコンパ
レータ回路39は、図9の動作波形に示すように動作す
る。即ち、反射光が少ない場合には、図9(a)に示す
ように、入力信号VI は小さく、二つのトリガレベル設
定回路37,38によって、トリガレベルが広く設定さ
れている。これに対して、反射光が多い場合には、図9
(b)に示すように、入力信号VI は大きくなり、二つ
のトリガレベル設定回路37,38によってトリガレベ
ルが狭く設定される。このようにして、常に一定した障
害物検知感度が得られるようになっている。
【0032】上記警報回路40は、障害物の検知信号、
即ち警報信号を外部へ出力すると共に、電源投入時から
所定時間だけ警報を出力しないようにしたり、さらには
警報信号を一回だけ出力するかまたは連続的に出力する
かという切換えを行なったり、必要に応じて警報のリセ
ットスイッチや警報の表示灯を備えるように構成されて
いる。
【0033】本実施形態による検知装置10は、以上の
ように構成されており、検知視野14内に侵入者等がい
ない場合には、検知視野14内からの遠赤外線エネルギ
ー量の変化がないことから、センサ部12の焦電素子か
らは信号が出力されない。
【0034】この状態から、上記検知視野14内に侵入
者等が入ると、この侵入者等によってセンサ部12の焦
電素子が受ける遠赤外線エネルギー量が変化する。この
遠赤外線エネルギー量の変化が、センサ部12内に設け
られた図示しない処理回路により適宜に処理することに
よって、侵入者等の存在が検知されることになる。
【0035】他方、障害物検知センサ20は、以下のよ
うに動作する。即ち、発光素子25,26は、図7
(A)に示すように発振回路32によってパルス駆動さ
れ、一定間隔のパルス発光を行なう。そして、発光素子
25,26から出射した光は、検知装置10のカバー1
3の表面付近の障害物検知用の検知領域Aに照射され、
この領域における反射光が受光素子24に入射して検出
される。例えば検知装置10の検知機能を無効化しよう
として、カバー13が覆われたり、カバー13の表面に
テープが貼着されたり、あるいはカバー13の表面に塗
料が塗布あるいは噴射されたり等、障害物がある場合に
は、受光量が少なくなる場合と、多くなる場合がある。
ここで、障害物があるとき、受光素子24の受光量は、
図7(B)に示すように、障害物がない場合には比較的
多く、障害物がある場合には少なくなる。
【0036】そして、受光素子24の検出信号は、外光
補償回路33a,33bを介してログアンプ回路34に
入力される。ここで、ログアンプ回路34は、入力信号
のダイナミックレンジを大きくし、出力信号が飽和しな
いようにする。これにより、ログアンプ回路34の出力
信号は、図7(C)に示すように、障害物がない場合に
は比較的大きく、障害物がある場合には小さくなる。
【0037】続いて、ログアンプ回路34からの出力信
号は、検波回路35によって整流され、図7(D)に示
すようになり、さらに平滑回路36により平滑化され、
直流の出力信号VI となる。この場合、出力信号V
I は、障害物がない場合には比較的大きく、障害物があ
る場合には小さくなる。
【0038】次に、出力信号VI は、ウィンドコンパレ
ータ回路39において、Hトリガレベル設定回路37及
びLトリガレベル設定回路38によって設定されたトリ
ガレベルVH ,VL と比較され、これら二つのトリガレ
ベル間から外れた場合に、ウィンドコンパレータ回路3
9から検出信号が出力される。この場合、障害物がある
と、図7(E)に示すように、出力信号VI が小さくな
るが、Hトリガレベル設定回路37及びLトリガレベル
設定回路38によって設定されたトリガレベルVH ,V
L は、前述したように、抵抗R3 及びCによる時定数に
より数秒程度遅れて応答することになるため、一時的
に、出力信号VIが上記トリガレベル間から外れること
になる。これにより障害物が検出され、図7(F)に示
すように、ウィンドコンパレータ回路39が検出信号を
出力する。
【0039】かくして、警報回路40は、ウィンドコン
パレータ回路39からの検出信号に基づいて警報信号を
出力し、リレー回路41を介して、端子台29の警報出
力端子29aから外部に警報信号を出力することにな
る。
【0040】ここで、上記説明は、障害物の存在によっ
て障害物検知センサ20の受光素子24に対する入射光
量が減少する場合について説明したが、障害物の存在に
よって受光素子24に対する入射光量が増大する場合に
は、受光素子24への入射光量に対応して、受光素子2
4から検出信号が出力されることにより、平滑回路36
からの出力信号VI のレベルが高くなって、ウィンドコ
ンパレータ回路39にてHトリガレベルVH を越えるこ
とになり、同様にして、警報信号が出力されることによ
り、障害物が検出され得ることになる。
【0041】また、侵入者等の検知のための検知領域B
については、検知領域B内に、検知装置10の検知視野
14を妨げるような、例えば垂れ幕やポスター等の障害
物がある場合、同様にしてこれら障害物が検出され得る
ことになる。
【0042】ここで、上記障害物検知センサ20は、従
来の検知装置10に対して、そのカバー13の外側の近
傍に配設されるように構成されているので、既存の使用
中の検知装置に対して、この検知装置を改造したり再調
整する必要なく、その近傍に障害物検知センサ20を追
加するだけで、容易に構成される。
【0043】尚、上記実施形態においては、障害物検知
センサ20は、赤外線反射式センサを使用しているが、
これに限らず、他の検知センサ、例えば位置検出素子
(PSD)や超音波センサ等も使用し得ることは明らか
である。また、上記実施形態においては、基板ケース1
8が可視光カットフィルタとして構成されているが、こ
れに限らず、基板ケース18を省略すると共に、カバー
23を可視光カットフィルタとして構成するようにして
もよい。さらに、上記実施形態においては、センサ部1
2は、外部からの赤外線を受光する、所謂赤外線パッシ
ブセンサとして構成されているが、これに限らず、赤外
線発光素子及び赤外線受光素子を備えた所謂反射式赤外
線アクティブセンサや、超音波やマイクロ波のドップラ
ー検出式センサであってもよいことは明らかである。ま
た、上記実施形態においては、ベース11及び21は、
例えば天井等に取り付けられるように説明されている
が、これに限らず垂直あるいは斜めの壁面等に取り付け
られてもよいことは明らかである。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、カ
バーの外側に、上記カバー表面付近における反射率の変
化を検出するための障害物検知センサが設けられている
ので、意図的に検知装置の検知視野を無効にするため
に、カバーを覆う妨害カバーを取り付けたり、カバーの
外面にテープを貼着したり、あるいは塗料を塗布しある
いはスプレー式に噴射しようとすると、障害物検知セン
サが、これらの妨害カバーやテープ,塗料による反射率
の変化、またはこれらの妨害カバー,テープあるいは塗
料を扱う人の手による反射率の変化を検出して、障害物
の検知を行なうことになる。従って、検知装置は、妨害
カバーによって妨げられることなく、常に侵入者等の検
知を行なうことができることになる。かくして、本発明
によれば、簡単な構成により、低コストで、検知視野内
の障害物が検出され得るようにした、極めて優れた検知
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による検知装置の一実施形態を示す概略
側面図である。
【図2】図1の検知装置を示す概略平面図である。
【図3】図1の検知装置における障害物検知センサのカ
バーを除いた平面図である。
【図4】図3の障害物検知センサの側面図である。
【図5】図3の障害物検知センサの断面図である。
【図6】図3の障害物検知センサの回路構成例を示すブ
ロック図である。
【図7】図6の回路における各部の信号を示すタイムチ
ャートである。
【図8】図6の回路におけるレベル設定回路の具体例を
示す回路図である。
【図9】図6の回路におけるウィンドコンパレータ回路
において、(a)反射光が少ない場合及び(b)反射光
が多い場合の動作波形を示したものである。
【図10】従来の検知装置の一例を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
10 検知装置 11 ベース 12 センサ部 13 カバー 14 検知視野 20 障害物検知センサ 21 ベース 22 基板 23 カバー 24 受光素子 25,26 発光素子 27 遮光板 28 基板ケース 29 端子台 30 検出回路 31a,31b 投光回路 32 発振回路 33a,33b 外光補償回路 34 ログアンプ回路 35 検波回路 36 平滑回路 37,38 トリガレベル設定回路 39 ウィンドコンパレータ回路 40 警報回路 41 リレー回路 42 電源回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井,壁面等に取り付けられるベース
    と、ベースの表面に取り付けられたセンサ部と、該セン
    サ部を包囲するようにベースに取り付けられたカバーと
    を含んでいる検知装置において、 上記カバーの外側にて、上記カバー表面付近における反
    射率の変化を検出するための障害物検知センサが設けら
    れていることを特徴とする、検知装置。
  2. 【請求項2】 前記障害物検知センサが、前記カバーの
    表面付近に光を照射する発光素子と、これらの位置から
    の反射光を受光する受光素子とを含んでいることを特徴
    とする、請求項1に記載の検知装置。
  3. 【請求項3】 前記障害物検知センサが、二つの発光素
    子及び一つの受光素子を含んでおり、第一の発光素子,
    受光素子及び第二の発光素子の順に整列していることを
    特徴とする、請求項1に記載の検知装置。
  4. 【請求項4】 前記障害物検知センサが、さらにセンサ
    部の検知領域を補完する独自の検知領域を備えているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の検知装置。
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