JPH10257447A - 複数放送サービス受信装置 - Google Patents

複数放送サービス受信装置

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Publication number
JPH10257447A
JPH10257447A JP9061090A JP6109097A JPH10257447A JP H10257447 A JPH10257447 A JP H10257447A JP 9061090 A JP9061090 A JP 9061090A JP 6109097 A JP6109097 A JP 6109097A JP H10257447 A JPH10257447 A JP H10257447A
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JP
Japan
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program
circuit
information
broadcast
display
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Application number
JP9061090A
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English (en)
Inventor
Akihiko Yamashita
昭彦 山下
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の放送サービスを受信することができる
受信装置において、これら複数の放送サービスに対する
操作性を改善すること。 【解決手段】 例えば、複数の放送サービスに対応した
共通のメニュー画面を作成し、各放送サービスに対応す
る機能を放送サービスの識別情報とともに表示する。ま
た、番組の予約や購入において、伝送された番組情報と
放送サービスの識別情報を複数の放送サービスで一括管
理し、重複の警告などを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の放送サービ
ス(ここで、放送サービスとは、夫々複数のチャンネル
を伝送することができるものをいう)が受信可能な放送
受信装置において、番組の購入や予約等を含む受信装置
の操作に用いられるメニューシステムを複数の放送サー
ビス間で統合管理し、ユーザーインターフェースを共通
化して操作性の向上を図った複数放送サービス受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】衛星を利用したデジタル放送が実用化さ
れており、例えば一つのシステムにおいて100チャン
ネル程度の番組を視聴することができる。そのため、電
子的な番組ガイドの機能が不可欠である。
【0003】そして、衛星利用のデジタル放送について
も、複数種類のサービス、例えば、PerfectTV
やJskyBなどが提案されており、現在では、夫々別
個の受信装置を必要としている。しかし、将来的には共
通の受信装置により複数の放送サービスを利用できるこ
とが望まれる。そして、複数のデジタル放送サービスに
対して共通の受信装置で対応する場合には、使用者によ
る操作も統一されていることが望ましい。
【0004】例えば、特開平8−275077号公報
(H04N 5/445)には、地上波放送と衛星放送
とを受信できるシステムにおいて、両システムにおける
EPG(電子番組ガイド)のフォーマットを変換して、
統合されたEPGを表示する構成が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、複数の放
送サービスを受信することができる受信装置において
は、使用者に複数の放送サービスの間の違いをできるだ
け感じさせない操作性を実現することが望ましい。例え
ば、番組の購入、予約に関する操作や電子メールの受信
などの機能が複数の放送サービス間で異なる場合が有
る。この場合にも、各放送システムごとにメニューを設
けて使用者が選択できるようにするより、統一されたメ
ニューにしたがって操作が行えることが望ましい。
【0006】また、デジタル衛星放送などでは、有料番
組の個別購入(ペイ・パー・ビュー)や、番組予約を行
う機能を受信装置が備えているが、複数の放送サービス
に対応できる受信装置においては、これらの機能につい
て複数の放送サービス間で予約時間が重なる等の問題が
生じないように装置が制御されることが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数の放送
サービスのメニューを統合管理・表示するために、各デ
ジタル放送サービスで利用できるメニュー項目のORし
たもの、すなわち、いずれかのデジタル放送サービス利
用できる機能を全てメニュー項目として表示することを
特徴とするものである。また、さらに前記番組ガイド表
示も共通化して全てのチャンネルを表示することによ
り、デジタル放送サービスの切り替え操作を不要とする
ことができる。
【0008】また、本発明の別の特徴では、放送局から
伝送された番組に関する伝送情報を、放送局を識別する
ための識別情報と共に記憶して表示を行う。さらに、こ
の伝送情報を記憶する際には、既に記憶されている伝送
情報との重複を調査し、重複がある場合には警告を行う
ようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、衛星を利用するデジタル放
送について一般的な事項を説明する。図7は、衛星を使
用するデジタル放送のイメージを示すものである。図に
おいて、(1)は衛星、(2)は送信局、(3)は受信
端末を示す。送信局(2)はn個のエンコードシステム
(20)、高周波処理部(21)、送信アンテナ(2
2)及び顧客管理システム(23)で構成される。エン
コードシステム(20)は、ビデオ(200)及びオー
ディオ(201)を入力とするMPEGエンコーダ(2
02)、MPEGエンコーダの出力をスクランブルする
ためのスクランブル回路(207)、スクランブルを制
御するための限定受信処理回路(205)、m個のスク
ランブル回路の出力及び番組ガイド情報(204)及び
限定受信処理回路(205)からの限定受信情報を入力
とする多重化回路(203)及び誤り訂正及びデジタル
変調を行う出力処理部(206)で構成される。
【0010】また受信端末(3)は、受信アンテナ(3
0)、デジタル放送受信機(31)(通常インテグレー
テッド・レシーバ/デコーダと呼ばれ、以下IRDと略
記する)、ICカード(32)、リモコン(33)及び
TV(34)で構成される。
【0011】まず、送信局(2)側の信号処理について
説明する。MPEGエンコーダ(202)はビデオ(2
00)及びオーディオ(201)信号を入力し、MPE
Gエンコード処理するもので1つのチャンネルを構成す
る。ここでチャンネルとは、従来のアナログ放送と同様
に番組供給者が1つの番組を伝送できる帯域を意味する
が、従来のアナログ放送のように1つの周波数帯(衛星
放送の場合はトランスポンダ)に相当するものではな
い。すなわち後述するように、デジタル放送においては
1つのトランスポンダで複数の番組を伝送することがで
きるため、トランスポンダとチャンネルが1対1に対応
せず、複数のチャンネルが1つのトランスポンダを共有
する。ここではm個のチャンネルが1つのトランスポン
ダを占有するものとする。すなわち、m個のMPEGエ
ンコーダがそれぞれビデオ及びオーディオ信号を入力
し、MPEGエンコードされる。m個のMPEGエンコ
ーダの出力はビデオ及びオーディオ信号をスクランブル
するためにスクランブル回路(207)へ入力される。
【0012】スクランブル回路(207)はMPEGエ
ンコーダと同じ数(m)存在し、後述するようにMPE
Gエンコードされたビデオ及びオーディオ信号と限定受
信処理回路(205)からのスクランブル鍵情報との演
算処理によってスクランブル処理する。各スクランブル
回路の出力は多重化回路(203)へ入力されて1つの
ビットストリームデータに多重される。ここで、多重と
は時分割多重を意味し、ビデオやオーディオなどのデー
タが固定長のパケットに分割された後、発生頻度に応じ
て多重される。尚、MPEGビデオ、オーディオのエン
コード処理及び多重化処理についてはISO規格ISO
13818−1〜3に記載されている。
【0013】ここで、1つのトランスポンダで伝送され
るチャンネル数をmとしたが、該チャンネル数mは全て
のトランスポンダで同一であるとは限らず、番組内容に
よって異なる。これについて以下説明する。
【0014】MPEG圧縮されたデータは1つのビット
ストリームに変換されるが、その出力ビットレートは入
力されるビデオ及びオーディオ信号によって異なる。例
えば、ドラマのような一般的なTV番組の場合30フレ
ーム/秒で構成され、MPEG圧縮された後のビットレ
ートは約5Mbpsであるのに対し、映画のように24
フレーム/秒の場合には3〜4Mbpsと少なくでき
る。また、同じTV信号でもスポーツのように動きの激
しいシーンの多い番組では、約6Mbps程度必要であ
る。
【0015】オーディオ信号の圧縮においても、音楽の
場合には224kbps〜384kbps必要である
が、ニュースの音声のような場合には、低いビットレー
トで伝送可能である。
【0016】1つのトランスポンダで伝送可能なトータ
ルビットレートは固定であり、トランスポンダの周波数
帯域にもよるが、誤り訂正のために必要な冗長ビットを
除いて約30Mbpsである。従って、例えば1つのト
ランスポンダでスポーツ番組ばかり伝送する場合には約
5番組程度しか送ることができないが、映画ばかりで構
成すれば7〜9番組伝送可能である。従って、多重され
る番組の種類に応じて1つのトランスポンダで伝送でき
るチャンネル数(m)が異なる。
【0017】また、基本的にMPEGビデオ圧縮された
データは1つのチャンネル内でも固定レートではなく、
ビデオの絵柄に応じて変化する。すなわち、木の葉のよ
うな細かい絵柄が激しく動くようなシーンでは圧縮後の
出力符号量は多く、画面全体が静止しているようなシー
ンでは出力符号量は少ない。
【0018】このように可変長ビット列である各チャン
ネルを前記多重化回路(203)で固定長のビット列と
して構成する必要がある。これにはさまざまな方式が考
えられるが、例えば、各チャンネルに固定長のビットレ
ートを割り当てる方式が考えられる。この場合、絵柄に
応じた出力符号量の変化を吸収するために、符号量が少
ない場合にはダミービットを挿入し、逆に符号量が多い
場合には割り当てられたビットレートに納まるようにあ
まり重要でない部分のデータを削減する。具体的にはD
CT変換後のDCT係数の量子化の量子化特性を変化さ
せる。
【0019】この方式の場合には、データを削減しなく
てもいいようにするためにはチャンネルに対するビット
レートの割り当てを多くする必要があり、その場合1つ
のトランスポンダで伝送できるチャンネル数が少なくな
る。とくに、出力符号量の変化が大きい番組では無駄が
多い。
【0020】別の方法として、各チャンネルに割り当て
るビットレートをダイナミックに変化させる方式が考え
られる。この方式によれば、多重化する瞬間に符号量の
大きいチャンネルに対してはビットレート割り当てを多
くし、符号量の小さいチャンネルに対してはビットレー
ト割り当てを少なくし、トータルとして固定長になるよ
う制御する。この符号量制御は前記多重化回路(20
3)で行われる。
【0021】1つのMPEGエンコーダ(202)に入
力されるビデオ及びオーディオは1つずつとは限らず複
数存在する場合もある。すなわち、1つの番組が複数の
ビデオやオーディオで構成される。例えば、ゴルフ番組
等で、複数のカメラが捕らえた映像を同時に伝送した
り、また複数の言語を付加して送る場合等である。ま
た、ミュージックチャンネルのようにオーディオだけの
チャンネルもある。多重化回路(203)にはMPEG
エンコードされたビデオ、オーディオ信号だけでなく、
後述するように番組ガイド情報(204)、限定受信処
理回路(205)からの限定受信情報やメールデータ
(208)も一緒に多重される。多重化回路(203)
から出力される固定長のパケット列は、伝送中のエラー
対策のために出力処理部で誤り訂正のエンコード処理を
した後、変調される。デジタル衛星放送の場合、誤り訂
正方式は一般的にリードソロモン符号と畳み込み符号の
連接符号、変調はQPSK変調方式が使用される。
【0022】エンコードシステム(20)はデジタル放
送サービスで使用できる周波数帯に応じて複数で構成さ
れ、エンコードシステム(20)の数(n)が、キャリ
アの数、例えば衛星放送の場合にはトランスポンダの数
に等しくなる。これらn個のエンコードシステムの出力
を高周波処理部(21)で所定の周波数帯(例えば12
GHz帯)にアップコンバートするとともにトランスポ
ンダのキャリア周波数に合わせて周波数多重する。高周
波処理部(21)からの出力信号が送信アンテナ(2
2)から衛星(1)に向けて送信される。
【0023】次に受信機側の処理について説明する。受
信側では基本的に送信側と逆の処理が行われる。図10
にIRD(31)の内部構成例を示す。受信アンテナ(3
0)からの信号はチューナ(311)へ入力され、1つ
の周波数(衛星放送の場合はトランスポンダ)が選択さ
れる。チューナ(311)の出力は入力処理回路(31
2)で復調及び誤り訂正処理が行われる。入力処理回路
(312)の出力はデスクランブル回路(314)でデ
スクラブル処理される。入力処理回路(312)の出力
は複数の番組や制御情報が多重された固定長のパケット
列になっており、これは送信側の多重化回路(203)
の出力に相当する。従って、デスクランブル処理は基本
的にはユーザーが選択した番組のみデスクランブルし、
選択対象となっていない番組や制御情報に対してはデス
クランブル処理しない。
【0024】デスクランブル処理するために必要な鍵情
報はCPU(321)から送られる。デスクランブル回
路(314)の出力は分離回路(313)でビデオ、オ
ーディオ信号及び番組ガイド情報(319)及び限定受
信情報(320)に分離される。番組ガイド情報(31
9)、限定受信情報(320)及びメールデータ(32
5)はCPU(321)の制御によりRAM(ランダム
アクセスメモリ)(323)へ取り込まれ、ビデオ、オ
ーディオデータはMPEGデコーダ(315)へ入力さ
れる。最終的にMPEGデコードされる番組は1つであ
り、複数多重された番組から1つを選択するのはユーザ
ーからのリモコン(33)等による要求により、CPU
(321)が分離回路(313)を制御することにより
行われる。すなわち、ユーザーが選択した番組のビデ
オ、オーディオ信号のパケットのみ後段へ出力し、その
他の番組のビデオやオーディオパケットは無視する。
【0025】選択されたビデオ及びオーディオデータは
MPEGデコーダ(315)でMPEGデコード処理さ
れ、元のビデオ(317)及びオーディオ信号(31
8)に変換される。MPEGデコーダ(315)は通常
MPEGデコードICとMPEGデコードICの出力デ
ータをNTSCやPALのビデオ信号に変換するための
PAL/NTSCエンコーダのカスケード接続で構成さ
れる。このPAL/NTSCエンコーダは後述する録画
防止のためのコピー防止処理機能も備えている。
【0026】MPEGデコードICにはデコード処理の
ためのデータのバッファリング及び後述するオンスクリ
ーン表示のためのビットマップデータを記憶するための
RAM(316)及び有料番組の視聴履歴や予約番組の
情報またはメールデータを記憶するためのEEPROM
等の不揮発性メモリ(326)が接続される。CPU
(321)には、制御ソフトのコードを記憶するROM
(リードオンリメモリ)(322)及び種々のデータの
一時記憶のためのRAM(323)が接続される。ま
た、後述するように限定受信処理のためにICカード
(32)と通信を行う。
【0027】ICカードにはワンチップマイコンが埋め
込まれており、通信のための電気的接点が表面に設けら
れている。該ICカードはIRD(31)に設けられた
挿入口(以下、スロットと呼ぶ)からIRD(31)内
のICカードコネクタへ挿入される。この場合に用いら
れるICカード(32)は、スマートカードと呼ばれ、
その物理的及び電気的な仕様及び通信プロトコル等はI
SO/IEC7816−1〜3で規定されている。
【0028】有料番組を視聴した場合に、どの番組を視
聴したかという情報はCPUからモデム(324)を介
して電話回線で送信局の前記顧客管理システムへ定期的
(例えば1ヶ月に1回)に転送される。
【0029】リモコン(324)は番組を選択する以外
に、後述するメニューの選択や、オンスクリーン表示で
選択肢が表示された場合の選択・決定などのために使用
される。
【0030】図11にデジタル放送受信機用のリモコン
のボタン例を示す。図に示すように、リモコンには番組
ガイドを表示させるためのガイドキー(33G)、メニ
ューを表示させるためのメニューキー(33M)、オン
スクリーン画面上に表示されたカーソルを上下左右方向
に移動させるためのカーソル移動キー(33U)(33
D)(33L)(33R)、番組ガイド上で番組を選択
したり、メニュー表示中の項目を選択・決定するための
セレクトキー(33S)、チャンネル番号をダイレクト
に入力するためのテンキー(330)〜(339)など
が通常設けられており、押されたキーの情報が赤外線に
よりIRD(31)のCPU(321)へ転送される。
リモコンキーと同様の機能を有するボタンがIRD本体
にも設けられたり、IRDに専用のインターフェースを
設けてCPU(321)と通信できるようにすることに
より、外部のパソコンからリモコンのキー信号と同等の
コマンドを送る等して制御することも可能であるが、以
下ユーザーからの操作はリモコンで行うものとして説明
する。
【0031】次に、本発明と関連の深いオンスクリーン
表示を使用した番組ガイドやメニュー表示及び限定受信
処理について送信側での処理も含めて詳細に説明する。
【0032】まずオンスクリーン表示機能について説明
する。従来のアナログ放送の受信機では、せいぜい10
チャンネル程度のチャンネルを受信して表示するだけで
十分であったが、デジタル放送ではチャンネルの数が大
幅に増えるとともに、番組の受信以外にさまざまな機能
が付加されている。例えばPerfecTVではチャン
ネル数が音楽専用チャンネルも含めて約70チャンネル
であり、北米で1994年6月からサービスが開始され
たDSS(デジタルサテライトシステム)では約200
チャンネルもの番組が放送されている。これらの多くの
番組からユーザーが見たい番組を選択するのを補助する
目的で番組情報をTV画面に番組ガイドとして表示する
機能が必要である。また、メールデータがビデオやオー
ディオデータとともに電波で送信される場合もあり、送
信されている場合には、該メールデータを受信してTV
画面上に表示する機能が必要となる。
【0033】さらに、自己診断のためのシステムテスト
機能も有する。システムテスト機能とは、IRDの内部
メモリやICカードや電話回線とのインターフェースに
ついてテストするための機能である。システムテスト機
能が必要となる理由は、IRDにはICカードや電話回
線への接続といった従来のTV受信機には必要なかった
インターフェースが必要であるとともに、これらの新し
いインターフェースが受信機の中で重要な機能を有して
おり、これらのインターフェースに問題があると、受信
機動作に重大な影響を与える場合があるからである。ま
た、受信機が正しく動作しない場合にシステムテスト機
能があればこれらのインターフェースの基本的なテスト
を容易に行うことができる。
【0034】これらの機能を実現するために必須となる
のがオンスクリーン機能である。オンスクリーン機能と
は、TV画面に映像とは別に、もしくは同時にさまざま
な情報をグラフィック表示させるものであり、ユーザー
からの指示またはIRD内部の状態に応じて必要なグラ
フィック画面が表示される。グラフィック表示を行うた
めには、MPEGデコーダ(315)で使用されるMP
EGデコードICの機能を使用する。例えば、SGS−
Thomson社のMPEGオーディオ/ビデオデコー
ドIC(STi3520)を使用する場合のオンスクリ
ーン表示機能に関しては同ICのデータシートに詳細に
記述されている。本ICはMPEGエンコードされたビ
デオ及びオーディオ信号をITU−R656規格フォー
マットも準拠するコンポーネントデジタルビデオ信号及
びPCMオーディオ信号として出力するためのICであ
るが、付加機能としてオンスクリーン表示を出力ビデオ
信号とミキシングして出力することが可能である。オン
スクリーン表示を行うためには、CPUからビットマッ
プデータをMPEGデコードIC内のレジスタを介して
外部RAM(316)の所定のアドレスへ転送する。転
送されたデータは、MPEGデコードIC内部のミキシ
ング回路でMPEGデコードされたビデオ信号と以下の
式に基づいてミキシングされる。
【0035】
【数1】
【0036】ここで、Voはミキシングされた後の出力
レベル、VはMPEGデコードされたビデオ信号、Vo
sdはオンスクリーンデータのレベル、αはミキシング
する比率である。ミキシング比αは0から1まで16段
階の設定が可能である。すなわち、α=0であればビデ
オ信号がそのまま出力され、α=1であればビデオ信号
は出力されず、オンスクリーンデータのみ出力される。
また、0<α<1であれば、ビデオデータとオンスクリ
ーンデータが混合されて出力され、TV画面上ではオン
スクリーン表示が透過して映像が透けて見える。
【0037】本オンスクリーン表示で実現される機能と
して主なものを以下に示す。 A 番組ガイド表示 B 有料番組の購入処理 C PPV番組の視聴履歴表示 D 予約番組表示 E メール表示 F システムテスト これらの機能は大きく2つに分けることができる。すな
わち、A及びBは番組ガイド関連であり、C〜Fはメニ
ュー関連の機能である。番組ガイドもメニューのひとつ
と考えることもできるが、使用頻度が他の機能に比べて
非常に高いことから、独立した機能として扱われること
が多い。これらの各機能及びリモコンを使用したユーザ
ーの操作方法も含めて以下詳細に説明する。
【0038】Aの番組ガイド表示とは、送信局から送ら
れてくる番組ガイド情報を使ってTV画面上に現在放送
中もしくは放送予定の(まだ放送されていない)番組内
容を表示する機能である。番組ガイド情報とは、現在放
送中及び放送予定の番組に関する情報をテキスト情報と
して伝送するものであり、送信側でビデオやオーディオ
データと共に多重される(図7の104)。この番組ガ
イド情報のデータフォーマットは各デジタル放送サービ
ス毎に固有のものであるが、伝送される情報の種類は類
似しており、通常以下に示すような情報が伝送される。 * 番組タイトル * 開始時間 * 終了時間(又は番組の長さ) * 番組価格(有料番組の場合) これらの情報が例えば現在時刻から24時間先の時刻ま
での全チャンネルの各番組に対する番組情報として送ら
れてくる。上記以外に番組の内容を記述した番組詳細情
報や番組のレーティング情報または番組のカテゴリー情
報等が含まれていることもある。
【0039】レーティング情報とは子供向けの番組であ
るか大人向けの番組であるかを示すものであり、年齢や
標準的なレーティング名(米国ではR、NC−17など
といったレーティング名が使用される)を使って表現さ
れる。年齢の場合、例えば15であれば15才よりも年
齢が低ければその番組を見ることは望ましくないという
ことを意味する。このレーティング情報は通常親が子供
の見る番組を制限するために使用される。すなわち、子
供の年齢または子供に見せてもよいと思われるレーティ
ングの上限値を予め端末側で設定しておき、視聴しよう
とした番組のレーティング情報がその設定値を超えてい
れば、番組を見ることができないよう制御する。番組を
見るためには予め登録したパスワード(通常4桁の数
字)を入力する必要がある。このパスワードを親が管理
することにより子供がレーティングの高い過激な番組を
見ることを防止することができる。
【0040】また、番組のカテゴリー情報とはその番組
の属性を示すものであり、例えばスポーツ番組であると
か、映画であるといった番組のジャンルを示す。この情
報は端末側でユーザーが番組を選択する際に、見たい番
組をより早く検索するために使用される。例えばスポー
ツ番組を見たいと思った時にはTV画面に表示される前
記番組ガイド情報をスポーツ番組のカテゴリー情報を有
する番組に限定して表示することにより番組を容易に選
択できる。
【0041】受信端末(3)側では、この番組ガイド情
報を受信して、オンスクリーン機能を使用して、現在放
送中もしくは放送予定の番組に関する情報を番組ガイド
としてTV画面上に表示することにより、ユーザーが新
聞の番組欄を見る感覚で番組構成を知ることができる。
具体的なデータ処理方法の例について次に述べる。
【0042】上記のように送信局側で多重された番組ガ
イド情報を受信側でCPU(321)の処理により、図
12の上側に示すように、縦方向がチャンネル番号であ
り、横方向が時間である2次元の配列情報とみなして、
チャンネル番号と時刻を示すスロット番号とを用いてア
クセスできるようなインデックステーブルを作成する。
スロット番号は、例えば、30分単位毎につけられた番
号である。尚、図12の上側に示された全番組ガイド情
報に対応する2次元配列の領域Eを、全番組ガイド領域
と呼ぶことにする。番組ガイドはユーザーがリモコンの
ガイドキー(33G)を押すことにより呼び出される。
番組ガイドが呼び出された場合には、直前に選択されて
いたチャンネル番号と現在時刻とインデックステーブル
とに基づいて、CPU(321)は、図13に示すよう
な表示テーブルを作成する。
【0043】図13において、最も左の1列を除く領域
内の各小領域(以下、セルと呼ぶ)に、番組ガイド情報
が格納される。従って、この例では5チャンネル×5セ
ル(2時間半に相当する)分の番組ガイドに対応する表
示テーブルが作成される。最も左側の1列の各セルに
は、チャンネル番号(絶対的なチャンネル番号)又はそ
のチャンネル番号に対応するチャンネル名のデータが格
納される。図13において、各セル毎にインデックスと
して記載された(x、y)のxは、チャンネル相対番号
(表示テーブル内の各セル間での相対的なチャンネル番
号であり、絶対的なチャンネル番号ではない)を示し、
yはスロット相対番号(表示テーブル内の各セル間での
相対的なスロット番号であり、絶対的なスロット番号で
はない)を示している。最上段の左から2つ目のセルS
0を基準セルと呼ぶことにする。
【0044】基準セルS0には、直前に選択されていた
チャンネル番号と現在時刻に対応する番組ガイド表示情
報が格納される。各セルに格納される番組ガイド表示情
報は、タイトル名、専有セル数、レーティング、カテゴ
リー等からなる。専有セル数とは、当該セルから当該番
組が終了するセルまでに含まれているセル数をいう。従
って、当該セルで当該番組が終了する場合には専有セル
数は1となる。このように作成された表示テーブルに基
づいて、図12下側に示すような番組ガイド画面に対応
する画像のビットマップデータがCPU(321)から
MPEGデコーダ(315)に接続されているRAM
(316)に転送されてTV画面上に表示される。
【0045】図14は、CPU(321)及びMPEG
デコーダ(315)のオンスクリーン機能によって実行
される番組ガイド画面の表示処理の手順を示している。
番組ガイドが呼び出されると、直前に選択されていたチ
ャンネル番号及び現在時刻が読み込まれ、全番組ガイド
領域(図12参照)から基準セルが設定される(ステッ
プS1)。設定された基準セルとインデックステーブル
とに基づいて、図13の表示テーブルが作成される(ス
テップS2)。この表示テーブル内の情報に基づいてC
PU(321)が番組ガイド画像を生成し、そのビット
マップデータをMPEGデコーダ(315)に転送す
る。
【0046】MPEGデコーダ(315)では、送られ
てきた情報に基づいて、TV画面(34)に表示するた
めの画像データに変換し、TV画面へ出力する(ステッ
プS3)。この後、リモコンキーの入力待ち状態とな
る。セレクトキー(33S)によるセレクトキー入力が
あった場合には(ステップS4でYES)、番組選択、
番組予約などの所定の選択処理が実行される。番組予約
処理については後述する。カーソル移動キー(33
L)、(33R)、(33U)、(33D)によるカー
ソルキー入力があったときには(ステップS5でYE
S)、操作されたカーソル移動キー(33L)、(33
R)、(33U)、(33D)に応じてステップS6、
S7、S8またはS9の処理が行われる。つまり、操作
されたキーが左移動キー(33L)である場合には、ス
テップS6に進み、全番組ガイド領域Eの左端から左方
向への移動が指令されたか否かが判定される。操作され
たキーが右移動キー(33R)である場合には、ステッ
プS7に進み、全番組ガイド領域Eの右端から右方向へ
の移動が指令されたか否かが判定される。
【0047】操作されたキーが上移動キー(33U)で
ある場合には、ステップS8に進み、全番組ガイド領域
Eの上端から上方向への移動が指令されたか否かが判定
される。操作されたキーが下移動キー(33D)である
場合には、ステップS9に進み、全番組ガイド領域Eの
下端から下方向への移動が指令されたか否かが判定され
る。
【0048】全番組ガイド領域Eの左端から左方向への
移動が指令された場合(ステップS6でYES)、全番
組ガイド領域Eの右端から右方向への移動が指令された
場合(ステップS7でYES)、全番組ガイド領域Eの
上端から上方向への移動が指令された場合(ステップS
8でYES)、全番組ガイド領域Eの下端から下方向へ
の移動が指令された場合(ステップS9でYES)に
は、すなわち、全番組ガイド領域Eの外側への移動指令
である場合には、カーソルを移動させることができない
ので、ステップS4に戻りキー入力待ち状態となる。
【0049】カーソルキー入力によるカーソル移動指令
が、全番組ガイド領域内での移動指令である場合には、
カーソルの移動先の位置が算出される(ステップS1
0)。カーソル移動指令が左右方向の移動指令である場
合には、移動量を左右方向の1セル分(1スロット分)
として、カーソルの移動先の位置が算出される。カーソ
ル移動指令が上下方向の移動指令の場合には、移動量を
上下方向の1セル分(1チャンネル分)として、カーソ
ルの移動先の位置が算出される。そして、カーソル移動
先の位置がTV画面上(34)に表示されている番組ガ
イド画面内である場合には、カーソルが移動先の位置に
表示されるように、番組ガイド画像を更新する(ステッ
プS12)。
【0050】カーソル移動先の位置が、TV画面上(3
4)に表示されている番組ガイド画面の外側である場合
には、番組ガイド画面を変更(スクロール)させるため
に、基準セルの変更処理が行われる(ステップS1
3)。この基準セルの変更処理においては、全番組ガイ
ド領域Eの内、現在の基準セルに対してカーソル移動方
向にカーソル移動量だけ離れた位置が新たな基準セルと
される。基準セルの変更処理によって新たな基準セルが
設定されると、ステップS2に戻る。従って、新たに設
定された基準セルに基づいて、図13の表示テーブルが
作成され、新たな番組ガイド画面がTV画面(34)に
表示される。
【0051】このようにTV画面(34)上に表示され
た番組ガイド上で番組タイトルを見て視聴したい番組が
あれば、その位置にカーソル移動キーを使ってカーソル
を移動させた後、セレクトキー(33S)を押すことに
より、その番組が放送中であれば、自動的にその番組の
チャンネルに選局され、番組がTV画面上(34)に表
示される。選局動作はCPU(321)からチューナ
(311)、入力処理回路(312)及び分離回路(3
13)へ指令を出すことにより行われる。すなわち、チ
ューナ(311)に対して、ユーザーが選択した番組の
チャンネルを含むトランスポンダに選局するよう指令を
出すとともに、入力処理回路(312)に対して該選択
されたトランスポンダで伝送されている信号に対応した
誤り訂正パラメータを設定し、分離回路(313)に対
して選局されたトランスポンダに含まれる複数の番組の
中から、ユーザーが選択した番組のビデオ及びオーディ
オデータを分離してMPEGデコーダ(315)へ出力
するよう制御される。
【0052】ビデオ及びオーディオデータの選択処理方
法について簡単に説明する。送信側でMPEGエンコー
ドされて多重された各ビデオ及びオーディオデータはそ
れぞれ固有のID番号を割り当てられ、そのID番号は
パケット化された時にパケットのヘッダー部分に多重さ
れる。番組ガイド上からユーザーが番組を選択すると、
選択された番組に対応するビデオ及びオーディオのID
番号を持つビデオ及びオーディオのパケットデータを抽
出するようCPU(321)から分離回路(313)へ
指令が出される。選択された番組が有料番組であり視聴
が許可されていなかったり、まだ放送されていない番組
である場合には、後述するように限定受信処理により制
御される。
【0053】次に、Aの有料番組の購入について説明す
る。有料番組の購入に深く関係しているのが限定受信処
理であり、まずデジタル放送の場合の一般的な限定受信
処理について説明した後、その限定受信処理の制御に基
づく有料番組の購入処理について説明する。デジタル放
送で伝送される番組には無料番組だけでなくPPV(ペ
イ・パー・ビュー)などの有料番組が存在し、それらの
有料番組を視聴するためには、ユーザー側で所定の手続
き、例えばチャンネル契約等を行う必要があり、そのよ
うな手続きをしていないユーザーは視聴できないよう制
御される。そのために、送信側でエンコードする際にビ
デオやオーディオ信号をそのまま受信しても再生できな
いようにスクランブル回路(207)でスクランブルし
て送信し、前記所定の手続きを行ったユーザーのみがス
クランブルを解除する(デスクランブル)ことができる
よう制御される。
【0054】スクランブル方式はデジタル放送サービス
によって異なるが、日本で1996年10月からサービ
スが開始されたデジタル衛星放送サービス”Perfe
cTV”で採用されている限定受信方式については、日
経エレクトロニクス(1996.9.2、No.66
9、157頁)に説明されている。図8及び図9に、そ
れぞれPerfecTVの限定受信システムを例とした
送信側及び受信側の限定受信処理システムの構成を示
す。まず、送信側の構成について説明する。図において
限定受信処理回路(205)内には、スクランブル鍵生
成回路(2050)、スクランブル鍵(以下、Ksと略
記する)を暗号化するためのKs暗号化回路(205
1)、Ksを暗号化するための鍵情報を生成するための
ワーク鍵生成回路(2052)、ワーク鍵(以下、Kw
と略記する)を暗号化するためのKw暗号化回路(20
53)、Kwを暗号化するための鍵情報を生成するため
のマスター鍵生成回路(2054)が含まれている。
【0055】MPEGエンコーダ(202)からのビデ
オ及びオーディオデータはスクランブル回路(207)
でスクランブルされる。 PerfecTVでは、スク
ランブル方式として株式会社日立製作所が開発したMU
LTI2方式と呼ばれるブロック暗号方式を採用してい
る。ブロック暗号方式とは、データをある長さに区切っ
て、その単位で暗号化する方式であり、通常64ビット
毎に処理される。スクランブルする際に必要となるのが
Ksであり、ブロック暗号化のブロック長と同じ長さの
64ビットのデータで構成される。KsはKs生成回路
(2050)で生成される。このKsと同じ鍵を使っ
て、受信側でデスクランブルすることによりスクランブ
ルする前のデータに戻すことができる。
【0056】従って、このKsをビデオやオーディオデ
ータと共に受信側へ伝送する必要があるが、Ksをその
まま伝送すると、第3者にKsが解読されて有料番組を
盗視聴される危険性がある。そこで、盗視聴対策とし
て、Ksを一定時間毎に変化させるとともに、Ksをさ
らに別の鍵を使って暗号化する等が行われる。Ksの暗
号化はKs暗号化回路(2051)で行われ、暗号化す
るための鍵情報はKw生成回路(2052)で生成され
る。このKwはさらに別のマスター鍵(以下、Kmと略
記する)を使ってKw暗号化回路(2053)で暗号化
される。Ks暗号化回路(2051)及びKw暗号化回
路(2053)の出力は、受信側でKsを復号するため
に必要となるものであり、限定受信情報として多重化回
路(203)で多重される。
【0057】Ks及びKwは全ユーザーに対して共通で
あるが、Kmはユーザー毎に異なる。従って、送信され
る限定受信情報の内、Ks暗号化回路(2051)の出
力(以下、ECM:エンタイトルメント・コントロール
・メッセージと呼ぶ)は共通データであるが、Kw暗号
化回路(2053)の出力(以下、EMM:エンタイト
ルメント・マネージェメント・メッセージと呼ぶ)はユ
ーザー固有のデータとなる。通常ECMの送信頻度はE
MMに比べて高く10回/秒程度である。EMMはユー
ザー毎に送る必要があるため、送信頻度は低く、1回/
10分程度である。Kmは送信する必要はなく、受信側
のICカード(32)の中に予め記録されている。
【0058】尚、ECM及びEMMの暗号化手法に関し
ては第3者への漏洩を防ぐために厳重に秘密事項とされ
ており、一般には開示されていない。従って、説明の都
合上、Kwはチャンネル契約の場合はチャンネル毎に異
なるものとし、PPV等の番組単位で購入する場合には
番組毎に異なるKwを持つものとする。後述するよう
に、EMMはユーザーがどのようなチャンネル契約をす
るかによって送信すべきデータが異なり、この制御は顧
客管理システム(23)によって行われる。
【0059】次に受信側について説明する。図9に示す
ように分離回路(313)で分離された限定受信情報
(ECM、EMM)はCPU(321)及びICカード
内のCPU(32C)を介してICカード内で復号され
る。カード内にはKmが予め記録してあり(32M)、
そのKmを使ってKw復号化回路(32W)で受信した
EMMからKwを復号する。また、Kw復号化回路(3
2W)で復号されたKwを使って、Ks復号化回路(3
2S)で受信したECMからKsを復号化する。Ks復
号化回路(32S)で復号されたKsはデスクランブル
回路(314)へ転送され、所定の番組のビデオやオー
ディオデータのデスクランブルが行われる。尚、ICカ
ード内のEEPROM(32E)は後述するように、視
聴した有料番組の情報を記録するために使用される。
【0060】次にこれらの限定受信処理システムによる
有料番組の視聴方法について説明する。尚、無料番組に
ついては、ビデオやオーディオデータに対してスクラン
ブルがかけられていないか、もしくはかけられていても
全ユーザが何ら特別な処理をしなくても視聴できるかの
どちらかであり、だれでも視聴できる。ユーザーが有料
番組を見るためには、基本的には以下の2つのどちらか
の処理が必要である。 a) チャンネル契約し、そのチャンネルの番組は全て
視聴できる b) 番組単位で購入する(PPV) まず、a)のチャンネル契約について説明する。ユーザ
ーがチャンネル契約をするためには、送信側の前記顧客
管理システム(23)へ電話し、希望するチャンネル及
びユーザーのID(予め受信機に割り当てられる)を連
絡する。送信側ではユーザーから視聴申込を受けると、
ユーザーのIDに対応するKmを使って、契約チャンネ
ルに関するKwをKw暗号化回路(2053)で暗号化
してEMMとして送信する。このEMMはそのチャンネ
ル契約の申込みをしたユーザーのKmを使ってのみ復号
することが可能である。受信側でEMMを受信するとカ
ード内でKw復号化回路(32W)で元のKwに復号さ
れる。復号されたKwを使って、ECMからKsを復号
することにより、契約したチャンネルの番組を視聴でき
るようになる。復号化されたKwは次に更新されるまで
ICカード内に保持される。
【0061】ユーザーが複数のチャンネル契約をした場
合には、複数の異なるKwを保持することになる。Kw
は1つのチャンネルに必ず1つ存在するとは限らず、複
数のチャンネルをまとめて契約する場合等にはその契約
チャンネルで1つのKwで良い。番組の選択方法は無料
番組と同様で、前述のように番組ガイド画面から見たい
番組にカーソルを移動させてセレクトキー(33S)を
押すことにより、放送中であれば自動的に選局されてT
V画面に表示される。チャンネル契約の場合の視聴料の
支払いはそのチャンネルの番組を視聴したか否かにかか
わらず通常月極で処理される。
【0062】次に、PPV番組の視聴について説明す
る。PPV番組の場合でもチャンネル契約と同じように
電話による購入が可能であり、この場合には前述のチャ
ンネル契約の場合と同様である。しかし、デジタル放送
に特有の番組購入方式として、IPPVと呼ばれる方式
があり、前記電話による購入よりも購入手続きが容易な
ため通常はIPPVによって購入される。IPPVとは
インパルスPPVの略であり、電話による申込が不要
で、リモコンによる操作のみでよい。PPV番組を視聴
するためには、購入処理を行う必要がある。
【0063】この番組購入処理について現在放送中のP
PV番組の場合と放送予定の番組の場合とにわけて説明
する。放送中の番組の場合には、前記番組ガイドから番
組が選択された場合、その番組がPPV番組であれば、
図15に示すような番組購入画面が現れる。(40)、
(41)及び(42)はカーソルを移動させることがで
きるボタンであり、現在(40)の位置にカーソルが存
在することを示している。カーソルは異なる色で表示す
る等して(以下、ハイライトと呼ぶ)、他のボタンと区
別される。移動は上下のカーソル移動キー(33U)、
(33D)で行う。ボタン(40)は視聴購入ボタンで
あり、この位置にカーソルがある場合にセレクトキー
(33S)を押せば、選択された番組を購入して視聴で
きる。
【0064】ボタン(41)は録画購入ボタンであり、
この位置にカーソルがある場合にセレクトキー(33
S)を押せば、選択された番組の録画が可能である。こ
のように視聴のみの場合と録画の2つに分けられている
のは、通常映画等のPPV番組はそのままVCRなどへ
録画できないように出力ビデオ信号にコピー防止処理が
施されて出力されており、前記録画購入の場合にはこの
コピー防止処理が解除されて出力される。但し、通常録
画購入の場合の番組価格のほうが視聴購入の場合に比べ
て高くなる。
【0065】ボタン(42)はキャンセルボタンであ
り、この位置にカーソルがある場合にセレクトキー(3
3S)を押せば、番組を購入せずに元の画面に戻る。こ
の場合選択された番組を視聴することはできない。番組
情報表示領域(43)には番組のタイトルや開始時刻な
どの番組情報が記載されている。これらの番組情報は番
組ガイドデータから得られる。購入処理が終了し、ユー
ザーが番組を購入した場合には、受信機はその番組に対
応するECMを取得し、Ksを復号することにより番組
を再生できる。この場合、EMMはPPVを視聴できる
という契約をすることにより、全てのPPV番組が購入
できるようなEMMが予め送信されているものとする。
【0066】チャンネル契約の番組や無料番組の場合と
異なるのは、PPVの場合、番組を視聴する毎に視聴し
たPPV番組の料金情報等がICカード内部のEEPR
OM(32E)に記録されることである。ICカード内
の料金情報は定期的に(例えば1月に1回)顧客管理シ
ステム(23)へ転送される。そのために、IRD(3
1)は自動的に顧客管理システムへ電話をかける機能を
備えている。このようにIPPV購入方式によれば、い
ちいちユーザーが電話をかける必要は無く、リモコン操
作のみで購入できる。
【0067】次に放送予定の番組の場合であるが、この
場合は予約処理が行われる。予約処理とはまだ放送され
ていない放送予定の番組を、番組ガイド上で予め選択し
て登録しておくものである。予約処理は以下の2種類に
分けて扱われる場合が多い。 イ) 視聴購入による予約 ロ) 録画購入による予約 これら2つの予約の種類によって、予約された番組の開
始時刻になった時の処理が異なる。まず視聴購入の場合
には、番組開始時刻になった時にIRD(31)の電源
が入っておれば、オンスクリーン機能を使って予約され
た番組が始まる旨メッセージで表示して使用者に視聴を
促したり、または強制的に予約された番組のチャンネル
に選局する等の処理を行う。但し、IRD(31)の電
源が入っていなければ何も処理せずに予約された番組は
自動的にキャンセルされる。
【0068】これに対し、録画購入の場合にはVCR等
への録画を目的とした予約であり(留守録)、予約され
た番組の開始時刻になった時に、例えIRD(31)の
電源が入っていなくても自動的に電源を入れて、かつ、
予約された番組のチャンネルに選局する。この場合、自
動的に録画するためにはVCRを連動させて制御してI
RDからの信号を録画するようにする。
【0069】PPV番組の予約は以下のような手順で行
われる。すなわち、放送予定の番組が番組ガイド上で選
択された場合、放送中の番組の選択時と同様、前記図1
5に示すような番組予約画面が現れる。ここで視聴購入
ボタン(40)もしくは録画購入ボタン(41)の位置
でセレクトキー(33S)が押されると番組が予約さ
れ、キャンセルボタン(42)の位置でセレクトキー
(33S)が押されると予約処理せずに終了する。番組
が予約されると、選局処理せずに、開始時刻や料金とい
った番組情報及び視聴購入による予約であるか録画購入
による予約であるかを示すフラグデータがIRD(3
1)内のEEPROM(326)に記録される。PPV
番組を視聴した時点で、視聴したPPV番組の情報がI
Cカード(32)内のEEPOM(32E)に記録さ
れ、IRD(31)内のEEPROM(326)からは
削除される。すなわち、視聴済みのPPV番組の情報は
ICカード内(32)にあって、視聴料の支払いの対象
となり、予約された番組の情報はIRD(31)内にあ
る。
【0070】予約処理は、PPV番組に限らず無料番組
やチャンネル契約番組の場合でも可能である。この場
合、購入処理は不要であるが視聴のみの予約か録画予約
であるかを登録する必要がある。そのために、例えばP
PV番組以外の放送予定の番組が選択された場合には、
図16に示すような番組予約画面を表示する。カーソル
表示及び移動に関しては前記図15の番組購入画面と同
じである。ここで視聴予約ボタン(44)もしくは録画
予約ボタン(45)の位置でセレクトキー(33S)が
押されると番組が予約され、キャンセルボタン(42)
の位置でセレクトキー(33S)が押されると予約処理
せずに終了する。番組情報表示領域(46)には視聴料
金を除いて、PPV番組と同様の番組情報が表示され
る。
【0071】PPV番組の予約処理と異なるところは、
PPV番組の場合、番組の開始時刻になり、選局された
時点でIRD(31)内のEEPROM(326)から
ICカード(32)内のEEPROM(32E)へ予約
されていたPPV番組のデータが転送されるのに対し、
無料番組やチャンネル契約番組の場合にはそのような視
聴料金の処理が不要なことである。尚、視聴予約された
けれども視聴されなかったPPV番組に関しては、自動
的にキャンセルされ、IRD(31)内のEEPROM
(326)から該キャンセルされたPPV番組の情報が
削除される。
【0072】予約された番組の開始時刻になれば、その
番組のチャンネルを選局し、その番組に対応するECM
を取得し、Ksを復号して番組のデスクランブル処理を
行う。また、視聴購入もしくは視聴予約の場合にはコピ
ー防止処理を施した後ビデオ信号を出力し、録画購入も
しくは録画予約の場合にはコピー防止処理せずにビデオ
信号を出力する。該コピー防止処理はMPEGデコーダ
(315)においてMPEGデコードされた後のビデオ
信号に対して処理される。コピー防止処理にはマクロビ
ジョン社の方式が一般的に用いられる。尚、オーディオ
信号に対しては通常コピー防止処理されない。
【0073】この予約処理も含めた番組選択処理(図1
4のステップS14に対応)の処理手順を図17に示
す。まず、選択された番組が放送中であるかどうかが判
定される(ステップS15)。放送中であれば、当該番
組がPPV番組であるか否が判定される(ステップS1
6)。PPV番組でなければ、次に当該番組が視聴可能
であるか否かが判定される(ステップS17)。当該番
組が視聴可能でない、例えばチャンネル契約が必要な有
料番組であって、かつ、チャンネル契約を行っていない
等の場合は処理を終了し、元の画面に戻る(ステップS
18)。当該番組が視聴可能であれば、当該番組のチャ
ンネルを選局しTV画面に表示する(ステップS1
9)。ステップS16においてPPV番組であると判定
された場合には、当該PPV番組の購入処理が済んでい
るかどうかが判定される(ステップS20)。購入処理
がすんでいれば当該PPV番組のチャンネルを選局しT
V画面に表示する(ステップS19)。購入処理が済ん
でいなければ、前記番組購入画面を表示する(ステップ
S21)。
【0074】次に、ユーザーが正しく購入処理を行った
か否かの判定が行われる(ステップS22)。正しく購
入処理が行われた場合には、当該PPV番組のチャンネ
ルを選局しTV画面に表示する(ステップS19)。正
しく購入処理が行われなかった場合には、選択処理を中
止し、元の画面に戻る(ステップS18)。
【0075】ステップS15において放送中ではないと
判定された場合には、まず当該番組がPPV番組である
か否かが判定される(ステップS23)。PPV番組で
ないと判定された場合は、次に当該番組が視聴可能であ
るか否かが判定される(ステップS24)。当該番組が
視聴可能でない、例えばチャンネル契約が必要な有料番
組であって、かつ、チャンネル契約を行っていない等の
場合は処理を終了し、元の画面に戻る(ステップS1
8)。当該番組が視聴可能であれば、当該番組が予約済
みであるかどうかが判定される(ステップS25)。予
約済みであればすでに登録処理が済んでいるので、何も
処理せずに元の画面に戻る(ステップS18)。予約済
みでなければ、前記番組予約画面を表示する(ステップ
S26)。
【0076】次に予約処理が正しく行われたかどうか判
定される(ステップS27)。正しく予約処理が行われ
なければ、元の画面に戻り(ステップS18)、正しく
予約処理されれば、予約番組として登録するために、I
RD(31)内のEEPROM(326)に番組情報を
記録して元の画面に戻る(ステップS28)。ステップ
S23において、PPV番組であると判定された場合に
は、当該PPV番組の購入処理が済んでいるかどうかが
判定される(ステップS29)。購入処理がすんでいれ
ば、すでに登録処理が済んでいるので、何も処理せずに
元の画面に戻る(ステップS18)。 購入処理が済ん
でいなければ、前記番組購入画面を表示する(ステップ
S30)。
【0077】次に、ユーザーが正しく購入処理を行った
か否かの判定が行われる(ステップS31)。正しく購
入処理が行われた場合には、IRD(31)内のEEP
ROM(326)に番組情報を記録して元の画面に戻る
(ステップS28)。正しく購入処理が行われなかった
場合には予約処理せずに元の画面に戻る(ステップS1
8)。ステップS28において登録された番組は予約番
組として管理され、予約番組の開始時間になれば予約レ
ベル(視聴予約/録画予約)に応じた処理がなされる。
【0078】予約番組の処理手順について図18に示
す。まず、予約された全ての番組の開始時刻と現在時刻
を比較する(ステップS35)。さらに、予約された番
組の開始時刻のいずれかが、現在時刻と一致したかどう
かが判定される(ステップS36)。一致していなけれ
ば、一致するまで比較処理(ステップS35、S36)
を繰り返す。一致すれば、当該予約番組が録画予約され
た番組であるかどうかが判定される(ステップS3
7)。録画予約されていれば、つぎにIRD(31)の
電源が入っているかどうかが判定される(ステップS3
8)。電源が入っていなければ強制的にIRD(31)
の電源を入れる(ステップS39)。さらに、当該録画
予約番組のチャンネルに選局して(ステップS40)、
当該録画予約番組を再生する(ステップS41)。
【0079】ステップS38において、IRD(31)
の電源が入っていた場合には、現在選択されているチャ
ンネルが当該録画予約番組のチャンネルと同じであるか
どうかが判定される(ステップS42)。同じチャンネ
ルであれば、当該録画予約番組を再生する(ステップS
41)。同じチャンネルでなければ、当該録画予約番組
のチャンネルに強制的に選局し(ステップS40)、当
該録画予約番組を再生する(ステップS41)。ステッ
プS37において、録画予約でないと判定された場合に
は、次にIRD(31)の電源が入っているかどうかが
判定される(ステップS43)。電源が入っていなけれ
ば当該予約番組をキャンセルして終了する(ステップS
44)。電源が入っていた場合には、現在選択されてい
るチャンネルが当該予約番組のチャンネルと同じである
かどうかが判定される(ステップS45)。同じチャン
ネルであれば、当該予約番組を再生する(ステップS4
6)。同じチャンネルでなければ、当該予約番組のチャ
ンネルに強制的に選局し(ステップS47)、当該予約
番組を再生する(ステップS46)。尚、ここでは例と
して強制的に選局する方法を示したが、選局せずにTV
画面上にメッセージをオンスクリーン表示して、予約番
組の開始時刻になったことを知らせるようにしてもよ
い。
【0080】このような予約処理を行う場合、複数の番
組の放送時間の全てもしくは一部が重ならないよう設定
されることが望ましい。そのために、例えばユーザーが
誤って既に予約済みの番組と放送時間の全てもしくは一
部が重なる番組を予約しようとした場合には、警告のた
めのメッセージをオンスクリーン表示するなどして予約
させないようにする配慮が必要である。例えば図12下
側の番組ガイド表示画面において、ユーザーがすでに'
B'の番組を予約していた場合に、さらに、'F'や'L'
の番組を予約しようとすると、警告メッセージを表示す
る。
【0081】次にPPV番組の視聴履歴表示(C)、予
約番組表示(D)、メール表示(E)及びシステムテス
ト(F)について説明する前に、メニューの表示方法に
ついて説明する。前記番組ガイド画面がリモコン(3
3)のガイドキー(33G)を押すことによりTV画面
上に表示されると説明したが、同様にリモコン(33)
のメニューキー(33M)を押すことにより、TV画面
上にメニュー画面が表示され、番組ガイド表示以外の機
能がリスト表示される。表示方法は番組ガイド表示と同
様であり、CPU(321)からMPEGデコーダ(3
15)に接続されたRAM(316)のオンスクリーン
表示用データ領域に表示画面のビットマップデータを転
送することにより、MPEGデコーダがビデオデータに
変換して出力する。
【0082】メニュー画面の表示例を図19に示す。図
において、メニュー項目(47)、(48)、(49)
及び(50)には利用できる機能が示されている。メニ
ュー項目上にはカーソルを移動させることができ、セレ
クトキー(33S)が押すことにより選択されたメニュ
ー項目の処理が行われる。図では、メニュー項目(4
7)上にカーソルが存在していることを示しており、ハ
イライトされて他の項目と区別される。カーソル移動は
カーソル移動キー(33U)及び(33D)で行う。メ
ニュー項目(47)へカーソルを移動させてセレクトキ
ー(33S)を押すとPPV番組の視聴履歴表示処理が
行われ、メニュー項目(48)へカーソルを移動させて
セレクトキー(33S)を押すと予約番組の表示処理が
行われ、メニュー項目(49)へカーソルを移動させて
セレクトキー(33S)を押すとメール表示処理が行わ
れ、メニュー項目(50)へカーソルを移動させてセレ
クトキー(33S)を押すとシステムテストが行われ
る。尚、ここでは3つのメニュー項目を例として示した
が、他にも存在する場合もある。
【0083】まず、CのPPV番組の視聴履歴表示につ
いて説明する。この機能はすでに購入して視聴したPP
V番組の情報をリスト表示するものである。前述のよう
に視聴したPPV番組の情報はICカード(32)内の
EEPROM(32E)に記録されているので、この情
報を使ってリスト表示する。視聴履歴表示画面の例を図
20に示す。図において、(51)〜(53)はカーソ
ル移動可能なボタンを示しており、(54)は視聴した
PPV番組について、その番組のタイトル、放送日、料
金等がリスト表示される。前述したように視聴料の支払
いは月1回程度行われて送信側顧客管理システム(2
3)へ転送され、支払い処理が済んだ番組のデータはI
Cカード(32)内のEEPROM(32E)から削除
されるため、PPV番組視聴履歴表示画面で表示される
のは、通常支払いの済んでいない番組、すなわち前回の
支払い処理以降に視聴したPPV番組のみである。ここ
では6つの番組が表示されている。
【0084】ボタン(51)にカーソルがある時にセレ
クトキー(33S)が押されると元の画面に戻る。ボタ
ン(52)及び(53)はページスクロールボタンであ
り、表示すべき番組数が最大表示数(ここでは6)を超
えた場合に表示され、ボタン(52)にカーソルを移動
させてセレクトキー(33S)を押すと上方向へスクロ
ール、ボタン(53)にカーソルを移動させてセレクト
キー(33S)を押すと下方向へスルロールされて画面
内に表示されていない番組のリストを見ることができ
る。
【0085】次に、Dの予約番組表示機能について説明
する。この機能は前記視聴もしくは録画予約された有料
及び無料番組のリストを一覧表示するものである。も
し、予約を取り消したければ、キャンセルすることも可
能である。予約番組リスト表示画面の例を図21に示
す。図においてボタン(55)及び予約番組リスト項目
(56)〜(58)へはカーソル移動することができ
る。カーソル移動はボタン(55)と予約番組リスト項
目の間は左右のカーソル移動キー(33L)及び(33
R)で移動し、予約番組リスト項目間は上下のカーソル
移動キー(33U)及び(33D)で移動する。予約番
組の表示数は3となっているが、4つ以上存在するとき
には上下カーソル移動キー(33U)及び(33D)で
スクロールすることにより残りの予約番組が表示され
る。例えば、図において、3の予約番組リスト項目の位
置から下カーソル移動キーを押すと上にスクロールされ
て、4番目の予約番組リスト項目が現れる。
【0086】ボタン(55)にカーソルがあるときにセ
レクトキー(33S)を押すと元の画面(メニュー画
面)に戻る。予約番組リスト項目上でセレクトキー(3
3S)を押すと図22に示すような予約番組詳細表示画
面が現れ、当該予約番組のさらに詳細な情報が表示され
るとともに予約を取り消したければキャンセルできる。
キャンセルするためにはキャンセルボタン(60)へカ
ーソルを移動させてセレクトキー(33S)を押すこと
により実行される。予約がキャンセルされると、番組の
情報がIRD(31)のEEPROM(326)から削
除される。ボタン(59)上でセレクトキー(33S)
が押されると元の画面(予約番組リスト表示画面)に戻
る。尚、PPV番組視聴履歴表示画面と予約番組リスト
表示画面は1つのメニュー項目として同時に表示するこ
とも可能である。
【0087】次に、Eのメール表示機能について説明す
る。メールデータは、ビデオやオーディオデータととも
に多重されて伝送される。メールには通常2種類あり、
1つは全ユーザーに共通のメール(以下、共通メールと
呼ぶ)と、もう1つは個人宛てのメール(以下、個人メ
ールと呼ぶ)である。共通メールは前記ECM等の全ユ
ーザーが共通して受信するパケットデータで送信され、
個人メールはEMM等の特定のユーザーしか受信できな
いようなパケットデータで送信される。
【0088】共通メールまたは、自分宛ての個人メール
を受信すると、そのデータをIRD(31)内のRAM
(323)またはEEPROM(326)内に記録する
とともに、ユーザーに対してアイコンやLED表示等の
手段を用いてメールが届いたことを知らせる。アイコン
とは、例えば前記番組ガイド画面上のどこかにメールア
イコンを表示させ、ユーザーが番組ガイド画面を表示さ
せた時に新しいメールが届いたことを知ることができる
ものである。LED表示とは、例えばIRD(31)筐
体の前面パネル等にLEDを設けて、メールが届いたと
きに該LEDを点燈させるものである。この場合例えば
TV画面表示とは無関係にメールが届いたことをユーザ
ーに知らせることができる。尚、メールアイコンやLE
Dはユーザーがそのメールを読んだ時点でリセットされ
なければならない。
【0089】図23及び図24にメール表示画面の例を
示す。図23はメールリスト表示画面で、届いたメール
の一覧が表示される。また、図24は選択されたメール
の内容を表示するメール内容表示画面である。図23に
おいて、ボタン(62)及びメールリスト項目(63)
〜(66)へはカーソル移動することができる。カーソ
ル移動はボタン(62)とメールリスト項目の間は左右
のカーソル移動キー(33L)及び(33R)で移動
し、メールリスト項目間は上下のカーソル移動キー(3
3U)及び(33D)で移動する。メールリストの表示
数は4になっているが、5つ以上存在するときには、上
下カーソル移動キー(33U)及び(33D)でスクロ
ールすることにより残りのメールが表示される。例え
ば、図において、4のメールリスト項目の位置から下カ
ーソル移動キーを押すと上にスクロールされて、5番目
のメールリスト項目が現れる。ボタン(62)にカーソ
ルがあるときにセレクトキー(33S)を押すと元の画
面(メニュー画面)に戻る。
【0090】メールリスト項目上でセレクトキー(33
S)を押すと図24に示すようなメール内容表示画面が
現れ、メールの内容が表示される。ここでは、メールリ
スト項目2(64)の位置でセレクトキー(33S)を
押した場合のメール内容表示画面を示している。図24
ではメール内容が表示されるとともに(71)、メール
を削除することも可能である。削除するためには、削除
ボタン(68)へカーソルを移動させてセレクトキー
(33S)を押すことにより実行される。一旦削除され
たメールは次回からは表示されない。メール内容が多く
(71)の領域に表示できないときには、ボタン(6
9)及び(70)を使って残りの内容を表示させる。す
なわち、ボタン(70)の位置でセレクトキー(33
S)を押すと次の頁が表示され、ボタン(69)の位置
でセレクトキー(33S)を押すと前の頁が表示され
る。ボタン(67)の位置でセレクトキー(33S)を
押すと元の画面(メールリスト表示画面)に戻る。
【0091】最後にFのシステムテスト画面について説
明する。この機能はIRD(31)の主要なインターフ
ェースについてテストし、その結果を表示するものであ
る。IRD(31)が正常動作しない場合にその原因を
知るため等に利用される。図25にシステムテスト画面
の例を示す。図において、ボタン(72)、(73)に
はカーソルを移動させることが可能であり、上下カーソ
ル移動キー(33U)、(33D)を使って移動させ
る。ボタン(72)の位置にカーソルがある時にセレク
トキー(33S)を押すと、元の画面(メニュー画面)
に戻る。テストボタン(73)の位置にカーソルがある
時にセレクトキー(33S)を押すと各テスト項目のテ
ストが実行され、その結果が表示される。
【0092】テスト項目(74)は受信強度についての
テストであり、正しく衛星からの信号が受信できている
かどうかがテストされる。テスト方法は通常入力処理回
路(312)でのデータの誤り率によって判定される。
テストした結果、異常が無ければ"OK"等の文字が表示
され、何か問題があれば"NG"等と表示される。テスト
項目(75)はICカードとのインターフェーステスト
であり、IRD(31)とICカード(32)との通信
が正しく行われるかどうかがテストされる。テストした
結果、異常が無ければ"OK"等の文字が表示され、何か
問題があれば"NG"等と表示される。テスト項目(7
6)は電話回線のテストであり、IRD(31)が正し
く電話回線に接続されているかどうかがテストされる。
テストした結果、異常が無ければ"OK"等の文字が表示
され、何か問題があれば"NG"等と表示される。
【0093】次に複数のデジタル放送サービスを受信で
きる複数放送サービス受信装置について説明する。複数
放送サービス受信装置とは複数の同一メディア(例え
ば、全て衛星放送)もしくは異なるメディア(例えば、
衛星放送と地上波放送)のデジタル放送等の放送サービ
スを1台で受信できる受信装置である。図26に2つの
デジタル衛星放送を受信できる受信装置のイメージを示
す。第1の送信アンテナから出力された信号は衛星
(1)を介して、第1の受信アンテナ(30)で受信さ
れる。第2の送信アンテナ(24)から出力された信号
は衛星(10)を介して第2の受信アンテナ(35)で
受信される。第1及び第2の受信アンテナで受信された信
号は受信装置(36)へ入力される。受信装置(36)
で選択・デコードされたビデオ及びオーディオ信号はT
V(34)へ出力される。尚、2つの衛星の位置関係に
より、前記第1及び第2のアンテナを1つのアンテナで
共用することも可能である。
【0094】また、別の例として図27にデジタル衛星
放送とデジタル地上波放送を受信できる受信装置のイメ
ージを示す。デジタル地上波放送用の送信アンテナ(2
5)から送信された信号は受信装置側地上波放送用アン
テナ(37)で受信され、衛星放送用アンテナ(30)
で受信された信号とともに衛星・地上波用受信装置(3
8)に入力される。衛星・地上波用受信装置(38)で
選択・デコードされたビデオ及びオーディオ信号がTV
(34)へ出力される。
【0095】次に複数サービス受信装置の内部構成の例
を図28示す。ここでは2つの衛星放送を受信可能な受
信装置の構成を示している。図において、図10と同じ
機能を有するものには同一番号を付し説明の重複をさけ
る。複数の衛星放送を受信する場合、単一衛星放送受信
機とハードウェアとして異なるのは、チューナ、入力処
理及びデスクランブル回路である。図28では、チュー
ナ(327)及び入力処理回路(328)は共用回路と
して1つのブロックで表示している。これは、チューナ
及び入力処理回路に関しては、同じ衛星放送であること
から、容易に共用回路を構成することができるからであ
る。共用チューナ(327)には第1の衛星放送用受信
アンテナ(30)からの信号(3100)及び第2の衛
星放送用受信アンテナ(35)からの信号(3101)
の両方を入力することができる。
【0096】さらに、該共用チューナ(327)は、各
衛星放送で使用されるトランスポンダの周波数帯が異な
ることから、より広い周波数帯域の信号に対応できるよ
う構成されている。また、入力処理に関しては、デジタ
ル復調や誤り訂正の方式そのものは同じであり、パラメ
ータ(例えば畳み込み符号の符号化率等)が一部異なる
程度である場合が多く、共用化が容易である。
【0097】受信装置のデスクランブル回路の構成につ
いては、さまざまな方式が考えられるが、ここではその
一例を示した。スクランブル回路の構成が全く同じであ
れば、図10のようにIRD(31)に内蔵することも
可能であるが、同じでない場合もしくは将来的な拡張性
を考慮した方式として、図28の(32CA1)、(3
2CA2)に示すようにカード内に納めて着脱可能な構
成とする方式が考えられる。このような構成によれば、
例えばスクランブル方式を変更する場合や別のデジタル
衛星放送を受信する場合にこのカードを交換するだけで
対応可能となる。ここで用いられるカードは前記図10
の例に比べて高速なインターフェースが要求されるた
め、パラレルインターフェースタイプのPCカードが使
用される。また、前記ICカード(32)内の限定受信
信号の処理回路も内蔵されている。
【0098】IRD(31)には2枚のPCカード用に
2つのスロットが必要である。該PCカードの構成例を
図29に示す。このPCカードは図9のICカード(3
2)にデスクランブル回路(314)を内蔵した構成と
なっており、各部の機能は同じであるが、ECMやEM
Mの暗号化の方法等は異なる可能性が高い。第1のカー
ド(32CA1)は第1のデジタル衛星放送のビデオ及
びオーディオ信号のみをデスクランブル処理し、第2の
デジタル衛星放送の信号に対しては何も処理せずに第2
のPCカード(32CA2)へ出力する。第2のPCカ
ード(32CA2)では、第2のデジタル衛星放送のビ
デオ及びオーディオ信号のみをデスクラブル処理し、第
1のデジタル衛星放送の信号に対しては何も処理せずに
分離回路(313)へ出力する。
【0099】IRD(31)内のCPU(321)は、
第1のデジタル衛星放送の限定受信信号(EMM、EC
M等)を受信すると、第1のPCカード(32CA1)
へ転送し、第2のデジタル衛星放送の限定受信信号を受
信すると、第2のPCカード(32CA1)へ転送す
る。尚、この限定受信信号の受信処理制御機能をPCカ
ード内に納めることも可能である。
【0100】次に各デジタル衛星放送の番組を選択する
ためのユーザーインターフェースの例について説明す
る。ここで注意すべきは、デジタル衛星放送サービス
(以下、サービスと略記する)が変わると、前記番組情
報の内容やメニュー内容も変更される可能性があるとい
ることである。最も簡単な方法としては、図30に示す
ように、メニュー項目のひとつに、サービスを切り替え
るための項目を設け、サービスを切り替えられると、そ
の切り替えられたサービスに対応した番組ガイドやメニ
ュー項目を表示することが考えられる。図30は、第1
のデジタル衛星放送サービス(衛星放送Aと呼ぶ)から
第2のデジタル衛星放送サービス(衛星放送Bと呼ぶ)
へのメニュー切り替え例を示している。
【0101】図の(a)において、メニュー項目(7
7)がサービスを切り替えるための項目であり、メニュ
ー項目(78)には現在選択されているサービスで利用
できるメニュー項目がリスト表示されている。カーソル
がメニュー項目(77)にある場合にセレクトキー(3
3S)を押すことにより、(b)のサービス切り替え画
面が現れる。(b)において、(81)は衛星放送Aを
選択するときにチェックするためのチェックBOXであ
り、(82)は衛星放送Aを選択するときにチェックす
るためのチェックBOXである。選択されているほうの
サービスのチェックBOXにはチェックマークがつけら
れており、現在衛星放送Aが選択されていることを示し
ている。チェックマークはどちらか一方のチェックBO
Xのみに付けられる。サービスを切り替える場合には、
カーソルを切り替えたいサービスのチェックBOXにカ
ーソル移動キーを使って移動させ、セレクトキー(33
S)を押すことにより実行される。
【0102】例えば、衛星放送Bに切り替える場合に
は、カーソルをチェックBOX(82)に移動させセレ
クトキー(33S)を押すことにより、チェックBOX
(81)のチェックマークが消え、チェックBOX(8
2)にチェックマークが現れる。切り替えた後、OKボ
タン(79)にカーソル移動させてセレクトキー(33
S)を押すことにより、切り替えが行われてメニュー画
面に戻る。キャンセルボタン(80)にカーソルを移動
させてセレクトキー(33S)を押すと、処理をキャン
セルして切り替えせずに元のメニュー画面に戻る。同図
(c)では衛星放送Bに切り替えた場合のメニュー画面
を示している。ここでは、衛星放送Bでメールサービス
が無い場合の例を示しており、同図(a)で表示されて
いたメールの項目が削除されている。このようにサービ
スの切り替えが行われると、前記番組ガイドの表示も選
択されたサービスの番組ガイドが表示される。すなわ
ち、各衛星放送サービスに対して独立な処理を行い、選
択されているサービスの信号のみを処理し、データも別
々に管理される。
【0103】例えば、メニュー画面からPPV番組の購
入履歴表示が選択された場合、その時衛星放送Aが選択
されていれば、衛星放送A用のPCカード内のEEPR
OMにアクセスし、PPV番組の視聴履歴データを基に
PPV番組視聴履歴画面を表示する。その際、放送衛星
BのPPV視聴番組は表示されない。また、予約された
番組の情報は、IRD(31)のEEPROM(32
6)の別の領域に記録しておき、メニュー項目から予約
番組表示が選択されて予約した番組を表示する際には、
選択されているサービスの予約番組情報のみをEEPR
OM(326)から読み出して表示する。他の機能も同
様である。
【0104】別の構成例として、デジタル衛星放送とデ
ジタル地上波放送を受信できる受信装置の例を図31に
示す。メディアが異なる場合には、変調方式や誤り訂正
方式が異なるため、チューナや入力回路を共用すること
は困難である場合が多く、それぞれ独立にもつ必要があ
る。図において、デジタル地上波放送受信用アンテナか
らの信号(3102)は地上波放送用チューナ(32
9)で復調された後、地上波放送用入力回路(330)
へ入力される。地上波放送用入力回路(330)の出力
は、地上波放送の限定受信処理用PCカード(32CA
4)へ入力されてデスクランブル処理された後、分離回
路(331)へ入力される。
【0105】一方、衛星放送用入力処理回路(312)
の出力信号は衛星放送の限定受信用PCカード(32C
A3)へ入力されてデスクランブル処理された後、分離
回路(331)へ入力される。分離回路(331)の入
力段には選択回路が設けられており、衛星放送もしくは
地上波放送のどちらか一方を選択して、該選択された放
送の信号に対して、前記分離回路(313)と同様の処
理を行うよう構成される。図28の場合とPCカードの
接続構成が変わり、同一メディアの場合には、PCカー
ドがカスケードに接続されていたが、メディアが異なる
場合には、カスケード接続されずにそれぞれのPCカー
ドの出力が分離回路へ入力される。これは、チューナ及
び入力処理回路を独立しているためである。但し、LS
Iの集積技術の向上により、たとえ異なるメディアのチ
ューナや入力処理回路を共用化できるようになれば、図
28の構成で全て対応できる。もしくは、それぞれの入
力処理回路の出力に選択回路を設けて、衛星放送と地上
波放送のどちらか一方を選択して出力するよう構成する
ことにより、PCカードをカスケード接続して構成する
ことができる。
【0106】図31の例の場合、番組の選局は、CPU
(321)から、チューナ、入力処理回路、PCカード
及び分離回路へ指示を出すことによって行われる。ま
た、図31では、番組内容に付加される番組情報などの
付加情報が、実際の番組内容と同時に送られることを前
提としているが、別途違うメディアで伝送される場合に
ついては、別途用意される付加情報の受信装置からの信
号を利用するようにすればよい。
【0107】次に、本発明の実施例を説明する。なお、
特徴となる部分のみを説明し、上記の説明と同じ部分に
ついては説明を省略する。受信機のハードウェアの構成
は図28及び図31に示したような構成と同じでよい
が、IRD(31)内のEEPROM(326)やPC
カード(32CA1〜4)内のデータの処理方法が異な
る。ここでは2つの衛星放送(衛星放送A及び衛星放送
B)を受信可能な受信装置を例として説明し、図28の
受信装置の構成を基に説明する。
【0108】まず、第1の実施形態としてメニュー項目
のみ共通化する例を示す。すなわち、番組ガイド表示は
別画面表示とする。ここで、各衛星放送サービスで利用
できるメニュー項目を図32の通りとする。
【0109】図32に示すように、 PPV番組の購入
履歴表示、予約番組表示、メール及びシステムテストの
機能についてはどちらの放送サービスでも可能であり、
衛星放送Aではそれらに加えて、クイズ番組等のインタ
ラクティブサービス機能が可能であるとする。
【0110】図1に、共通化したメニュー項目の表示例
を示す。図では衛星放送Aのメニュー項目もしくは衛星
放送Bのメニュー項目を同時に表示している(85)。
各メニュー項目がいずれの衛星放送で利用できるもので
あるかということをサービス識別表示領域(86)に示
している。例えば、PPV番組の購入履歴表示の項目に
は、衛星放送A及び衛星放送Bの両方で利用できること
を示しており、この項目を選択すると、両方のサービス
の履歴が表示されることを示している。また、インタラ
クティブサービス機能の項目は、衛星放送Aでのみ利用
できることを示している。このメニュー画面はリモコン
33に設けられたメニュー画面表示ボタンを操作するこ
とによりTV(34)画面上に表示される。
【0111】本実施形態において、サービス切り替え項
目(84)が表示されているのは、番組ガイド表示にお
いてどちらの衛星放送サービスの番組ガイドを表示させ
るかどうかの選択が必要なためであり、サービスを切り
替えることによって、メニュー表示やその内容に影響を
与えることはない。すなわち、サービスを衛星放送Aか
ら衛星放送Bに切り替えると、それ以降リモコンのガイ
ドキー(33G)を押すと衛星放送Bの番組ガイドが表
示される。
【0112】この表示を行うためには、CPU321に
接続されたROMに、図1に示されたサービス項目と、
各サービス項目に対応する衛星放送サービスを識別する
ための識別情報が記録されており、この一対の情報に基
づき、CPU321からMPEGデコーダ315に所定
の表示を行うためのデータを送る。
【0113】図1において、リモコンによりPPV番組
の購入履歴が選択指示された場合に表示されるPPV番
組の購入履歴画面の表示例を図2に示す。図では、両方
の衛星放送サービスで購入した視聴したPPV番組が全
てリスト表示されている。前記図20の表示例に比べ
て、サービス識別表示(87)が追加されている。これ
によって、どちらの衛星放送サービスで購入したPPV
番組であるかを判別することができる。データの処理方
法としては、PCカード(32CA1)、(32CA
2)内に記録されているデータを使ってもよいが、表示
情報の共通化及びカードへのアクセス頻度を減らすこと
による表示速度の改善等を考慮して、視聴したPPV番
組の情報をIRD(31)内のEEPROM(326)
にも記録しておく。記録すべきデータはPPV番組視聴
履歴画面を表示するために必要なデータであり、両方の
サービスに共通に送られてきているデータのみ記録す
る。PPV番組視聴履歴画面で表示される番組情報はこ
のEEPROM(326)に記録されている情報のみと
し、個々のサービスに固有な番組情報は表示しない。
【0114】さらに、EEPROM(326)には番組
情報とともに、サービス識別フラグデータも記録する。
該サービス識別フラグはどちらのサービスで放送された
PPV番組であるかを示すものであり、本実施形態のよ
うに2つのサービスの共用受信装置の場合には1ビット
で識別可能である。該サービス識別フラグを使って前記
サービス識別表示(87)を行う。尚、記憶する領域
を、複数の放送サービスに対応させて分割している場合
には、対応する領域に番組情報を書込むだけで、識別情
報を記憶する必要はない。これは、以下の説明について
も同様である。
【0115】次に、図1において、リモコンにより「予
約番組」が選択指示された場合に表示される予約番組リ
スト表示画面の例を図3に示す。図では、両方の衛星放
送サービスで予約した番組が全てリスト表示されてい
る。前記図21の表示例に比べて、サービス識別表示
(88)が追加されている。これによって、どちらの衛
星放送サービスで予約した番組であるかを判別すること
ができる。データの処理方法としては、PPV番組視聴
履歴と同様に予約した番組の情報をIRD(31)内の
EEPROM(326)に記録して一括管理する。記録
すべきデータは予約番組画面を表示するために必要なデ
ータであり、両方のサービスに共通に送られてきている
データから必要なデータを記録する。但し、後述するよ
うに番組の放送時間の重なりをチェックするために、番
組の開始時間及び終了時間もしくは番組の長さのデータ
は必ず記録する。
【0116】EEPROM(326)にはPPV番組視
聴履歴の場合と同様に、放送サービス識別フラグデータ
も記録する。該放送サービス識別フラグはどちらの放送
サービスで予約された番組であるかを示すものであり、
本実施形態のように2つのサービスの共用受信機の場合
には1ビットで識別可能である。該放送サービス識別フ
ラグを使って前記サービス識別表示(88)を行う。
【0117】新たに番組を予約する際には、予約しよう
とする番組の開始時間及び終了時間もしくは番組の長さ
の情報を取得して(通常番組ガイドデータの一部として
多重されている)、すでに予約した番組と放送時間の全
部または一部が重なっていないかどうかチェックする。
もし重なっていれば、TV画面上に警告メッセージをオ
ンスクリーン表示するなどして、ユーザーに警告する必
要がある。
【0118】本実施例の様に、2つの放送サービスの予
約番組の情報を一括管理すれば、予約番組が異なる放送
サービス間で重なることがある場合にも警告表示する等
の処理が可能となる。例えば衛星放送Aで予約しようと
した番組が既に購入していた衛星放送Bの番組と放送時
間が重なっている場合等でも問題なく処理できる。具体
的には、衛星放送Aの番組ガイドから衛星放送Aで放送
されている番組を予約しようとした場合に、すでに同じ
時間帯で衛星放送Bの番組(衛星放送Aの番組ガイド上
には表示されていない)を予約していた場合には、"す
でに同じ時間帯で衛星放送Bの番組が予約されていま
す。"のような警告メッセージを衛星放送Aの番組ガイ
ド画面上に表示する。また、受信装置前面に設けられた
LED等の表示手段を点滅するなどして警告することも
考えられる。尚、予約番組の詳細情報表示画面は図22
と同じでよい。
【0119】尚、本実施例では、予約の確認の画面とP
PV番組の購入履歴の表示画面とが別個の画面で表示さ
れるようになっているが、この2つの画面を統合して、
1種類の画面により、既に視聴したPPVの番組と、予
約して未だ視聴していない番組とをリスト表示すること
も可能である。この場合、視聴済みのPPV番組につい
ては、その内容及び番組価格が確認でき、未視聴の番組
ついては番組内容及び開始時刻等を確認できるととも
に、予約や購入の取り消しが可能なように画面を構成す
る。
【0120】次に、図1で、「メール」を、リモコンに
より選択指示した場合に表示される、メールリストの表
示画面の例を図4に示す。図では、両方の衛星放送サー
ビスのメールが全て表示されている。前記図23の表示
例に比べて、サービス識別表示(89)が追加されてい
る。これによって、どちらの衛星放送サービスのメール
であるかを判別することができる。データの処理方法と
しては、前記予約番組の処理と同様に、受信したメール
の内容をIRD(31)内のEEPROM(326)に
記録して一括管理する。EEPROM(326)には前
記PPV番組視聴履歴及び予約番組処理の場合と同様
に、放送サービス識別フラグデータも記録する。該放送
サービス識別フラグはどちらの放送サービスで予約され
た番組であるかを示すものであり、本実施形態のように
2つの放送サービスの受信装置の場合には1ビットで識
別可能である。尚、メール内容表示画面は図24と同じ
でよい。
【0121】最後に、図1で、リモコンにより「システ
ムテスト」が選択された場合に表示されるシステムテス
ト画面の表示例を図5に示す。図25に比べ、カードイ
ンターフェースのテスト項目が2つ表示されている(9
0)(91)。これは前記PCカード(32CA1)及
び(32CA2)が2つ存在するためである。図5にお
いて、最初のカードインターフェーステストが衛星放送
A用であり、2番目のカードインターフェーステストが
衛星放送B用である。
【0122】第2の実施形態として、両方のサービスの
番組ガイドも共通化することにより、サービス切り替え
処理を不要とする方式について説明する。すなわち、リ
モコンのガイドキー(33G)を押すと、衛星放送Aの
番組と衛星放送Bの番組が全て含まれる共通番組ガイド
が表示される。番組ガイドを共通化するためには、前記
番組ガイド用のインデックステーブルを2つの放送サー
ビスで共通化し、両方の放送サービスの番組を1つのテ
ーブルで管理することが必要である。表示方法として
は、例えば衛星放送Aのチャンネルに続けて衛星放送B
のチャンネルを表示することが考えられる。
【0123】この場合の表示例を図6に示す。図は衛星
放送Aのチャンネルと衛星放送Bのチャンネルの境目付
近のチャンネルを表示しており、(92)は衛星放送A
のチャンネル、(93)は衛星放送Bのチャンネルであ
る。衛星放送Aの最後のチャンネル(770チャンネ
ル)の次に衛星放送Bの最初のチャンネル(100チャ
ンネル)が表示されている。チャンネル番号の横にはど
ちらのサービスのチャンネルであるかということを示す
ためにサービス名が付けられている。このような方式に
よれば、メニュー及び番組ガイドの両方を共通化でき、
サービスを切り替える処理が不要となる。従って、第1
の実施形態におけるメニュー表示例(図1)におけるサ
ービス切り替え項目(84)が不要となる。
【0124】また、異なるメディア(例えば衛星放送と
地上波放送、ケーブル伝送、電話回線による伝送等)の
受信装置の場合であっても、本実施形態で示した同一メ
ディアの共用受信機とのハードウェアの構成の相違が本
実施形態に影響するものではなく、同様の手法で実現で
きる。
【0125】上記の説明では、受信装置に対する使用者
の入力装置としてリモコンを用いる例を説明したが、受
信装置本体に各種操作ボタンを配し入力装置を構成する
ようにしてもよいし、また、パーソナルコンピュータを
実施例の受信装置に接続して、パーソナルコンピュータ
から受信装置を制御することも可能である。
【0126】さらに、実施例では、いわゆる受信装置が
TVとは単独で構成されているものを説明したが、TV
やVTR内に内蔵される構成も可能である。また、受信
装置をパーソナルコンピュータの一部に組み込んで装置
を構成することも可能である。
【0127】
【発明の効果】本発明によれば、複数の放送サービスを
受信できる受信装置において、メニュー項目を統合管理
することにより、PPV番組の視聴履歴や予約番組の確
認及びメールを表示する際に、複数のサービスのものを
まとめて一覧表示することができる。また、予約番組の
放送時間のオーバーラップの管理等を放送サービスに関
係なく行うことができ番組予約時のトラブルを防ぐこと
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による共用化受信機のメニュー画面
表示例を示す説明図である。
【図2】 本発明による共用化受信機のPPV視聴履
歴画面表示例を示す説明図である。
【図3】 本発明による共用化受信機の予約番組リス
ト表示画面例を示す説明図である。
【図4】 本発明による共用化受信機のメールリスト
表示画面例を示す説明図である。
【図5】 本発明による共用化受信機のシステムテス
ト画面例を示す説明図である。
【図6】 本発明による共用化受信機の共通番組ガイ
ド画面の表示例を示す説明図である。
【図7】 衛星デジタル放送システムをを示す説明図で
ある。
【図8】 送信側の限定受信処理システム構成例を示す
説明図である。
【図9】 受信側の限定受信処理システム構成例を示す
説明図である。
【図10】 デジタル放送受信機(IRD)の構成を示
すブロック図である。
【図11】 デジタル放送受信機用リモートコントロー
ラのキー配置例を示す説明図である。
【図12】 番組ガイド画面を示す模式図である。
【図13】 表示テーブルを示す模式図である。
【図14】 番組ガイド画面の表示処理手順の一部を示
すフローチャートである。
【図15】 PPV番組購入画面表示例を示す説明図で
ある。
【図16】 番組予約画面表示例を示す説明図である。
【図17】 番組選択処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図18】 予約番組処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図19】 共用受信装置におけるメニュー画面表示例
を示す説明図である。
【図20】 共用受信装置におけるPPV番組視聴履歴画
面表示例を示す説明図である。
【図21】 共用受信装置における予約番組リスト表示
画面表示例を示す説明図である。
【図22】 共用受信装置における予約番組表示画面表
示例を示す説明図である。
【図23】 共用受信装置におけるメールリスト表示画
面表示例を示す説明図である。
【図24】 共用受信装置におけるメール内容表示画面
表示例を示す説明図である。
【図25】 共用受信装置におけるシステムテスト画面
表示例を示す説明図である。
【図26】 2つの衛星放送を受信可能な共用受信装置
のシステムを示す説明図である。
【図27】 衛星放送及び地上波放送を受信可能な共用
受信装置のシステムを示す説明図である。
【図28】 共用受信装置のブロック図である。
【図29】 PCカードの内部構成を示すブロック図で
ある。
【図30】 共用受信装置におけるサービス切り替え方
法を説明するための説明図である。
【図31】 共用受信装置のブロック図である。
【図32】 複数の放送サービスにおけるメニュー項目
を示す説明図である。
【符号の説明】
85 表示されるメニュー項目 86 サービス識別表示領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の放送サービスを受信可能な受信装
    置において、メニューシステムの全部若しくは一部をこ
    れらの複数の放送サービスに対して共通に設けてなるこ
    とを特徴とする複数放送サービス受信装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の放送サービスのいずれかで利
    用できる機能の全てを、前記メニューシステムにおける
    メニュー項目として表示することを特徴とする請求項1
    に記載の複数放送サービス受信装置。
  3. 【請求項3】 前記メニューシステムが番組の購入及び
    若しくは予約の管理処理に関連するものであり、受信可
    能な複数の放送サービスに対して番組の購入及び若しく
    は予約の管理を統合したことを特徴とする請求項1に記
    載の複数放送サービス受信装置。
  4. 【請求項4】 前記番組の購入及び若しくは予約におい
    て、番組購入及び若しくは予約の際にすでに購入及び若
    しくは予約済みの番組の時間帯と少なくとも一部がオー
    バーラップしているかどうかを調べ、使用者に警告して
    なる請求項3に記載の複数放送サービス受信装置。
  5. 【請求項5】 前記番組の管理処理がすでに購入した有
    料番組及び若しくは予約した番組の一覧をTV画面上
    に、その番組の放送源を識別する情報とともにリスト表
    示するものであることを特徴とする請求項3に記載の複
    数放送サービス受信装置。
  6. 【請求項6】 前記メニューシステムが複数の放送サー
    ビスから伝送される電子メールを管理するためのメール
    処理を含むものであり、電子メールに関して、複数の放
    送サービスの放送源を識別する情報とともに表示を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の複数の放送サービス
    受信装置。
  7. 【請求項7】 前記メニューシステムが受信機のハード
    ウェアテスト表示を含むものであり、受信可能な複数の
    放送サービスに対してこのハードウェアテスト表示を統
    合管理することを特徴とする請求項1に記載の複数の放
    送サービス受信装置。
  8. 【請求項8】 複数の放送サービスの受信回路と、 前記受信回路の出力より、放送局より伝送される情報を
    抽出する抽出回路と、前記抽出回路にて抽出された情報
    の内容を、その情報を送信した放送サービスを識別する
    識別情報と関連付けて指示に従い記憶する記憶回路と、 表示要求を入力する入力回路と、 前記表示要求に基づき、記憶手段より伝送された情報を
    読み出す読出し回路と、 更に、前記表示要求に基づき、前記読出し回路から読み
    出された伝送情報と識別情報に基づき表示画面信号を作
    成して出力する表示画面信号作成回路とよりなる複数の
    放送サービスの受信装置。
  9. 【請求項9】 複数の放送サービスの受信回路と、 前記受信回路の出力より放送局より伝送される伝送情報
    を抽出する抽出回路と、 前記抽出回路にて抽出された情報の内容を、その情報を
    送信した放送サービスに関連付けて記憶する記憶回路
    と、 選択要求を入力する入力回路と、 この選択要求に基づき、前記抽出された伝送情報から記
    憶すべき伝送情報を選択する選択回路と、 前記選択要求に基づき、前記選択された伝送情報と前記
    記憶回路に記憶されている伝送情報とを比較する比較回
    路と、 この比較回路の出力に基づき警告を行う警告回路とより
    なる複数の放送サービスの受信装置。
  10. 【請求項10】 複数の放送サービスの受信回路と、 前記複数の放送サービスに対応する情報を関連する放送
    サービスの識別情報と関連付けて記憶した記憶回路と、 表示要求を入力する入力回路と、 この表示要求に応じて、前記複数の放送サービスに対応
    する情報を読み出す情報読出し回路と、 この読出し回路の出力に基づき、前記複数の放送サービ
    スに共通の表示画面信号を作成する表示画面信号作成回
    路とよりなる複数の放送サービスの受信装置。
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