JPH10247949A - 発信者認証方法 - Google Patents

発信者認証方法

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JPH10247949A
JPH10247949A JP9050137A JP5013797A JPH10247949A JP H10247949 A JPH10247949 A JP H10247949A JP 9050137 A JP9050137 A JP 9050137A JP 5013797 A JP5013797 A JP 5013797A JP H10247949 A JPH10247949 A JP H10247949A
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JP
Japan
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message
terminal
intermediate device
caller
telephone network
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Application number
JP9050137A
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Inventor
Tomohiro Yamada
智広 山田
Isamu Takahashi
勇 高橋
Akira Suzuki
晃 鈴木
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話網端末14とコンピュータ端末15とが
中間装置13を介して通信する際に発信者認証を確実に
行う。 【解決手段】 端末15はメッセージにその秘密鍵によ
るディジタル署名を付けて中間装置13へ送信し、装置
13は端末15の公開鍵で署名を検証し合格すると、メ
ッセージをFAX画像データに変換して端末14へ送
り、端末14は発信者番号を予め記憶した装置13の発
信者番号と比較し、一致すればFAXを受信し、その再
生画像から端末15の発信者認証を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンピュータネ
ットワークと電話網の端末間で相互にメッセージ通信を
行う通信における発信者の認証方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12に示すように公衆電話網11とコ
ンピュータネットワーク12とのそれぞれにインタフェ
ースをもつ中間装置(以下単に中間装置と記す)13が
設けられ、電話網11に収容された電話網端末14とコ
ンピュータネットワーク12に収容されたコンピュータ
端末15とが中間装置13を介してメッセージを通信す
る通信方法が知られている。
【0003】従来、このようなコンピュータネットワー
ク12と電話網11の端末15,14間で相互にメッセ
ージ通信を行うサービスでは、課金等のための発信者認
証を行う方法として、目的に応じて主に次の2つの方法
が取られている。第1の方法は、予め中間装置13に電
子メールアドレスを登録し、コンピュータネットワーク
12側からの電子メールを中間装置13を経由して電話
網端末としてのファクシミリ端末14へ送信する場合
は、図1に示すように、発信コンピュータ端末15から
中間装置13に電子メールが送られて来ると、中間装置
13は電子メール内の発信端末15のメールアドレスを
予め登録した電子メールアドレスと照合することにより
発信者認証を行い、その認証に合格すればコンピュータ
端末15より受信した電子メール内のテキスト(文字)
や画像などのメッセージをファクシミリ信号に変換し、
つまりメディア変換を行って着信側へ電話網のファクシ
ミリ端末14へ送信する。中間装置13を介してファク
シミリ端末14に着信があると、ファクシミリ端末14
の受信者はファクシミリ端末14の再生画像中のメッセ
ージに添付されている前記電子メールアドレスにより発
信者の確認を行う。
【0004】また、電話網端末14側からファクシミリ
をコンピュータ端末15に送信する場合は図2に示すよ
うに中間装置13においては、端末14から受信したフ
ァクシミリに対しては特に発信者認証を行なわず、その
ファクシミリ信号を電子メールの形式にメディア変換し
て着信側のコンピュータ端末15へ送信する。この電子
メールを受信したコンピュータ端末15の受信者は端末
14の発信者が付加したカバーページにより発信者の確
認を行う。
【0005】第2の方法は、予め中間装置13に発信者
を認証するためのID(利用者識別情報)とパスワード
を登録し、コンピュータネットワーク12側からの電子
メールを中間装置13を経由して電話網11のファクシ
ミリ端末14に送信する場合は、図3に示すように、発
信コンピュータ端末15で発信者を認証するためのID
とパスワードを電子メールに添付して、中間装置13に
対して電子メールを送信し、中間装置13は受信した電
子メール内のIDとパスワードを予め登録したIDとパ
スワードと照合することにより発信者認証を行い、認証
に合格すればその電子メールのメッセージをファクシミ
リ信号に変換して電話網のファクシミリ端末14に送信
する。ファクシミリ端末14の受信者はファクシミリ端
末14の再生画像メッセージに付加されている発信者の
IDにより発信者の確認を行う。
【0006】また、電話網11側からファクシミリをコ
ンピュータ端末15へ送信する場合は、図4に示すよう
に、発信者がPB音で発信者を認証するためのIDとパ
スワードをファクシミリ端末14より入力し、中間装置
13はその入力されたIDとパスワードを予め登録した
IDとパスワードと照合することにより発信者認証を行
い、これに合格するとその後送られて来たファクシミリ
を電子メールに変換してコンピュータ端末15へ送信す
る。コンピュータ端末15の受信者は受信した電子メー
ルのメッセージに付加されている発信者IDにより発信
者の確認を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1の方法で
は、発信者の電子メールアドレスが漏洩した場合、第3
者が不正に発信者の電子メールアドレスを偽装してメッ
セージの送信を行うことが可能であり、発信者および受
信者に不利益になる場合がある。また、発信者が送信し
たメッセージを第3者が不正に改ざんし、発信者および
受信者に不利益になる場合があるという問題点があっ
た。更に、電話網11からファクシミリをコンピュータ
端末へ送信する際には中間装置13で認証を行わないた
め、第3者が不正にファクシミリを送信することによ
り、中間装置13の管理者に不利益をもたらすおそれが
あり、また、発信者が特定できないメッセージが受信者
に送信されることにより、受信者の不利益になるおそれ
があるという問題点があった。
【0008】従来の第2の方法では、従来の第1の方法
と同様に、第3者が不正に発信者のIDとパスワードを
偽装しメッセージの送信を行うことが可能であり、発信
者および受信者に不利益になる場合がある。また、発信
者が送信したメッセージを第3者が不正に改ざんし、発
信者および受信者に不利益になる場合があるという問題
点があった。更に、電話網11からファクシミリをコン
ピュータ端末15へ追信する際にも、第3者が不正に発
信者のIDとパスワードを偽装使用してメッセージの送
信を行うことが可能であり、発信者および受信者に不利
益になる場合があるという問題点があった。
【0009】この発明は、第3者が発信者になりすま
す、あるいは第3者がメッセージを改ざんすることによ
り発信者および受信者の不利益になるという問題点およ
び第3者が不正にファクシミリを送信することにより中
間装置の管理者の不利益になるという問題点を解決し
た、発信者認証方法を提案することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、コンピュー
タ端末より発信する場合はディジタル署名を行い、中間
装置でメッセージに付加されたディジタル署名を使用し
て発信者認証を行うことで、第3者によるなりすましの
防止およびメッセージに対する改ざんの検出を可能と
し、電話網端末よりの発信に対しては電話網より通知さ
れる発信者番号を使用して発信者認証を行うことで、第
3者によるなりすましの防止を可能とし、電話網端末に
着信があると、その受信者は中間装置13より通知され
る中間装置の発信者番号および受信メッセージ中の発信
者情報を使用して発信者認証を行うことにより発信者の
確認を可能とし、コンピュータ端末に着信があるとその
受信者は受信メッセージに付加された中間装置のディジ
タル署名を使用して中間装置の認証を行い、メッセージ
内の発信者情報を取り出すことで、発信者の確認を可能
とする。
【0011】
【作用】中間装置での認証において、コンピュータネッ
トワークに接続されている発信者に対しては、メッセー
ジに付加されたディジタル署名を使用して発信者認証を
行うことで、第3者が発信者の電子メールアドレスを偽
ったとしても、ディジタル署名が異なれば、不正なメッ
セージとして破棄することができる。また、ディジタル
署名は発信者のみが作成できかつメッセージ毎に異なる
為、第3者が不正にディジタル署名を複製した場合およ
びメッセージの一部が改ざんされた場合であっても検出
することが可能になる。また、電子メール装置により一
意に付与されるメッセージIDに対してもディジタル署
名を施すことにより、同一のメッセージIDを持つメッ
セージを破棄することで、メッセージ全体を不正に複製
した場合であっても検出が可能となる。電話網に接続さ
れている発信者に対しては、発信者からではなく、電話
網より通知される発信者番号を使用して発信者認証を行
うことで、第3者が不正に成りすますことを防ぐことが
可能になる。受信者での認証においても、電話網に接続
されている受信者は、予め中間装置の発信者番号のみを
取得しておくことで、電話網より通知される中間装置の
発信者番号およびメッセージ中の発信者情報を使用して
発信者認証を行うことにより発信者の確認が可能とな
り、コンピュータネットワークに接続されている受信者
は、予め中間装置の公開鍵のみを取得しておくことで、
中間装置のディジタル署名を使用して中間装置の認証を
行い、メッセージ内の発信者情報を取り出すことで、発
信者の確認が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施例1 図1Aにこの発明が適用される通信システムの一例を示
し、図12と対応する部分に同一符号を付けてある。電
話網11は発信者番号通知手段21を備えているもので
ある。電話網端末14は電話網11との信号の送受を行
う通信制御手段22を備え、またこの例ではファクシミ
リ端末の場合であり、画像入出力手段23を備え、この
発明では更に、受信メッセージから発信者番号抽出手段
24、更に中間装置13の発信者番号を記憶する蓄積手
段25を備えている。
【0013】中間装置13は電話網11、コンピュータ
ネットワーク12とそれぞれ通信の送受を行う通信制御
手段(インタフェース)26,27を備えている他に、
この発明では、発信者番号抽出手段28、送信メッセー
ジにディジタル署名を付加する手段29、メディア変換
手段30、受信ディジタル署名を照合(検証)する手段
31、更に、ディジタル署名、とその検証に必要な公開
鍵、秘密鍵を記憶する蓄積手段32を備えている。
【0014】コンピュータ端末15はコンピュータネッ
トワーク12との通信の送受を行う通信制御手段33、
電子メールの入出力手段34を備えている他に、この発
明では送信メッセージにディジタル署名を付加する手段
35、受信ディジタル署名を照合(検証)する手段3
6、ディジタル署名、その検証に必要な公開鍵、秘密鍵
を記憶する蓄積手段37を備えている。
【0015】この発明ではディジタル署名を利用する
が、これに必要とする鍵の取得について、図2を参照し
て説明する。中間装置13は公開鍵と秘密鍵の対を生成
して、公開鍵を、認証局39に登録すると共に秘密鍵を
蓄積手段32に記憶する。コンピュータ端末15は認証
局39から中間装置13の公開鍵を取得し、また公開鍵
と秘密鍵の対を生成し、その公開鍵を認証局39に登録
すると共に秘密鍵を蓄積手段37に記憶し、更に自己の
名前などの利用者情報(ID)に対し、コンピュータ端
末15の秘密鍵でディジタル署名を添付して、これを中
間装置13の公開鍵で暗号化して中間装置13へ送信す
る。中間装置13はその受信データを中間装置13の秘
密鍵で復号化し、また、認証局39からコンピュータ端
末15の公開鍵を取得し、この公開鍵で前記復号化ディ
ジタル署名を検証し、合格すれば、その受信した復号化
したコンピュータ端末15の利用者情報を蓄積手段32
に蓄積登録し、その登録結果を示すメッセージを作成し
て、これに対し中間装置13の秘密鍵で署名し、その署
名付登録結果メッセージをコンピュータ端末15の公開
鍵で暗号化してコンピュータ端末15へ送信する。コン
ピュータ端末15は受信した暗号化データを秘密鍵で復
号化し、その復号化された署名を中間装置13の公開鍵
で検証し、その登録内容を確認する。
【0016】この実施例1はコンピュータ端末15か
ら、中間装置13を経由して、電話網端末14に対して
メッセージを送信する場合である。この場合電子メール
装置(コンピュータ端末)15を使用する発信者は予
め、例えば図2で説明した方法により、認証に必要な情
報である発信者(コンピュータ端末15)の加入者情報
を中間装置13内の加入者情報蓄積手段32に登録して
おき、中間装置13は発信者の認証に必要なコンピュー
タ端末15の公開鍵を取得し、加入者情報蓄積手段32
に記憶しておく、また、電話網端末14、この実施例で
はファクシミリ端末を使用する受信者は予め、中間装置
13の認証に必要な中間装置13の発信者番号を情報蓄
積手段22に蓄積しておく。
【0017】コンピュータ端末15からメッセージを送
信する際に、メール入出力手段34によりメッセージを
作成し、ディジタル署名付加手段35により、前記作成
したメッセージに対して、コンピュータ端末15の秘密
鍵を使用し、発信者のディジタル署名を付加する。この
ディジタル署名を付加したメッセージは、通信制御手段
33により、中間装置13に対して送信される。
【0018】中間装置13はこのメッセージを通信制御
手段27より受信し、ディジタル署名照合手段31によ
り、予め蓄積手段32に蓄積されたコンピュータ端末1
5の公開鍵を使用して、メッセージに付加されたディジ
タル署名の照合を行う。照合を行った結果、ディジタル
署名が確かに発信者のものであり且つ、改ざんされてい
ない場合は、正しいメッセージであると解釈し、メディ
ア変換手段30により、電子メールの内容をファクシミ
リ画像に変換する。ディジタル署名が不正であった場合
はメッセージを破棄する。メディア変換を行ったメッセ
ージは、通信制御手段26により、電話網端末14に対
して送信される。中間装置13から電話網端末14に対
する発呼があると、電話網11は発信者情報通知手段2
1により、中間装置13の発信者番号を受信端末14に
通知する。受信端末14は発信者番号抽出手段24によ
り発信者番号を抽出し、情報蓄積手段25に蓄積されて
いる中間装置13の発信者番号により、中間装置13か
らの着呼であることを確認したのち、通信制御手段22
によりファクシミリの受信を行う。受信したファクシミ
リの再生画像は発信者の情報が付加されている為、発信
者が中間装置13に登録されている発信者であることが
確認できる。
【0019】なお、コンピュータ端末15で作成する電
子メールは例えば図3に示すようなものである。即ち、
まず発信者アドレス61が記述され、次に以下の記述の
フォーマット62(この例ではMIMEバージョン1.
0)が示され、これに相手先(受信者)アドレス63が
続き、更に主題64がこの例では日本語JISコードで
テストであることが記述され、次に内容形式65がこの
例ではマルチパート/混合で境界を“・・・74295
9F6218E”で示し、この境界66を付けて、内容
形式67がこの例ではテキスト/通常、文字はJIS規
格コードであることが示され、更に内容変換符号化68
がこの例では7ビット符号であることが示された後にメ
ッセージ内容であるテキスト69が記述される。次の境
界70の後に内容形式71がこの例では画像であり、そ
のフォーマットがgifであることが示され、その内容
変換符号化72がこの例ではbase64によることが
示され、次にその符号化された画像データ73が記述さ
れ、その終りに境界74が付けられる。
【0020】このメッセージに対し署名した電子メール
は例えば図4に示すようになる。つまり発信アドレス6
1、記述フォーマット62、着信アドレス63、主題6
4は図3と同一であり、次の内容形式65で、マルチパ
ート、署名付きとなり、かつ境界が“Next Par
t Level−1−152633”となり、署名アル
ゴリズムがpgp−md5であることが記述され、境界
66の次の内容形式67でメッセージであることとその
フォーマットrfc822が記述された後に、図3中の
全メッセージの記述75がなされ、その終りの境界76
に続く内容形式77にpgp法による署名であり、その
署名データ78が続き、最後に境界79が付けられてい
る。
【0021】中間装置13内のメディア変換手段30で
は、この例では受信メッセージ中のテキスト(文字)6
9が例えば図5に示すようにファクシミリ画像のデータ
に変換され、また画像メッセージ73も図5に示すよう
にファクシミリ画像のデータに変換される。この場合、
両画面の左上端部に発信者アドレスと主題とが画像デー
タとして付け加えられる。
【0022】上述した実施例の処理の流れを図6に示
す。コンピュータ端末15では作成したメッセージに対
し、端末15の秘密鍵で署名し、この署名付きメッセー
ジを電子メールとして中間装置13へ送る。中間装置1
3は端末15の公開鍵で署名を検証し、合格すれば、そ
のメッセージをメディア変換して電話網端末(ファクシ
ミリ端末)14を呼出し、端末14は中間装置13の発
信者番号を確認し、正しければ、中間装置13に応答
し、ファクシミリを受信する。そのファクシミリの再生
画像中の発信アドレスから、その発信者、つまりコンピ
ュータ端末15から発信されたものであることを確認す
る。実施例2 図7にこの発明の実施例を示す。これは電話網端末14
から中間装置13を経由して、コンピュータ端末15に
メッセージを送信する場合である。
【0023】電話網端末としてのファクシミリ端末14
を使用する発信者は予め、認証に必要な自分の発信者番
号を中間装置13内の加入者情報蓄積手段32に登録を
行う。また、コンピュータ端末の電子メール装置15を
使用する受信者は、中間装置13の認証に必要な中間装
置の公開鍵を認証局から取得し、情報蓄積手段37に蓄
積しておく。ファクシミリ端末14からコンピュータ端
末15へメッセージを送信する際に、ファクシミリ入出
力手段23により例えば図8に示すようなファクシミリ
画像を入力する。入力されたファクシミリ画像は、通信
制御手段22により、中間装置13に対して送信され
る。その際に端末14から中間装置13に対して発呼が
あると、電話網11は発信者情報通知手段21により、
発信端末14の発信者番号を中間装置13に通知する。
中間装置13は、発信者番号抽出手段28により、発信
端末の発信者番号を抽出した後、加入者情報蓄積手段3
2に蓄積されている端末14の発信者番号と照合する。
照合した結果が正しい場合は通信制御手段26により、
ファクシミリの受信を行う。発信者番号が一致しない場
合は不正な着呼と判断し、受信を行わない。受信したフ
ァクシミリ画像は、メディア変換手段30により例えば
図9に示すような電子メールのフォーマットに変換す
る。この電子メールは図3の場合と同様に、発信アドレ
ス61、記述フォーマット62、受信アドレス63、主
題64(この例ではFAX)であり、内容形式65が記
述された後の境界66の次は図3中の画像メッセージ部
分と対応したものが続く。
【0024】この電子メールフォーマットに変換された
メッセージは、ディジタル署名付加手段29により、図
4に示した場合と同様に中間装置13のディジタル署名
を付加する。ディジタル署名を付加したメッセージは、
通信制御手段27によりコンピュータ端末(電子メール
装置)15に送信される。コンピュータ端末15は通信
制御手段33により、メッセージを受信した後、ディジ
タル署名照合手段36により、情報蓄積手段37に予め
取得した中間装置13の公開鍵を使用して、メッセージ
に付加されたディジタル署名の照合を行う。照合した結
果が正しければ、その電子メール中のFrom行に記載
されている発信者情報(アドレス)により、発信者が中
間装置13に登録されている発信者であることが確認で
きる。実施例3 この実施例は、コンピュータ端末15から中間装置13
を経由して、電話網端末14に対してメッセージを送信
する場合で、実施例1との違いは、発信者が作成したメ
ッセージにのみディジタル署名を施すのではなく、コン
ピュータ端末15内の通信制御手段33により付加され
るメッセージIDに対してもディジタル署名を施し、こ
れにより、メッセージIDが改ざんされることがなくな
り、メッセージIDにより、一意にメッセージの識別を
行うことを可能とする。これを実現するため、中間装置
13内に受信したメッセージIDを記憶するID蓄積手
段41が図1に実線で示すように設ける。
【0025】この処理手順を図10に示す。実施例と同
様にコンピュータ端末15の公開鍵を中間装置13に登
録し、また中間装置13の発信者番号を電話網端末14
の情報蓄積手段25に蓄積しておく。コンピュータ端末
15からメッセージを送信する際に、入出力手段34に
よりメッセージを作成し、このメッセージに対して通信
制御手段33により、メッセージIDを付加する。ディ
ジタル署名付加手段35により、前記メッセージに対し
て、自分のディジタル署名を付加して通信制御手段33
により、中間装置13に対して送信する。
【0026】メッセージを受信した中間装置13は、デ
ィジタル署名照合手段31により、予め蓄積手段32に
蓄積された利用者情報を使用して、メッセージに付加さ
れたディジタル署名の照合を行う。ディジタル署名が不
正であった場合はメッセージを破棄する。照合を行った
結果、ディジタル署名が確かに発信者のものであり且
つ、改ざんされていない場合は、正しいメッセージであ
ると解釈し、次にID蓄積手段41に蓄積されている全
てのメッセージIDと受信メッセージ中のメッセージI
Dとの比較を行う。メッセージIDが異なる場合は、メ
ッセージ中のメッセージIDをID蓄積手段41に蓄積
し、メディア変換手段30により、電子メールの内容を
図5に示したようなファクシミリ画像のデータに変換す
る。前記メッセージIDの比較の結果、そのメッセージ
IDがすでに、メッセージID蓄積手段41に存在する
場合は、この受信メッセージは不正に複製されたものと
判断し、そのメッセージを破棄する。メディア変換を行
ったメッセージは、通信制御手段26により、電話網端
末14とのファクシミリ端末へ送信する。この後の処理
は実施例1と同様である。
【0027】公開鍵の取得方法としては例えば図11に
示すように行ってもよい。図2の場合と同様に中間装置
13、コンピュータ端末15はそれぞれ公開鍵と秘密鍵
の対を生成し、公開鍵と自分の情報とをそれぞれ認証局
39に登録を行う。その際に登録内の確認証明書を認証
局39から発行してもらい、その証明書を蓄積手段3
2,37にそれぞれ蓄積しておく。コンピュータ端末1
5はその利用者情報を中間装置13に登録するために、
まず中間装置13から中間装置の証明書を取得し、また
認証局39から認証局39の公開鍵を取得し、この公開
鍵を用いて、取得した中間装置の証明書の認証を行い、
その認証に合格すれば、その証明書から、中間装置13
の公開鍵を取出し、その公開鍵でコンピュータ端末15
の利用者情報を暗号化し、これに対するコンピュータ端
末15の秘密情報で署名を行い、その署名付き暗号化利
用者情報と、コンピュータ端末の証明書を中間装置13
へ送信する。
【0028】中間装置13では、認証局39から認証局
の公開鍵を受取り、この公開鍵で受信したコンピュータ
端末の証明書を認証し、これに合格すれば、その証明書
からコンピュータ端末15の公開鍵を取出し、その公開
鍵を蓄積手段32に蓄積すると共にその公開鍵で受信し
た暗号化利用者情報の署名を検証し、これに合格すれ
ば、その暗号化利用者情報を中間装置13の秘密鍵で復
号化し、その利用者情報の内容に間違いがないかを確認
した後、利用者情報を蓄積手段32に記憶する。その登
録結果メッセージをコンピュータ端末15の公開鍵で暗
号化し、その暗号化登録結果を、これに対し中間装置1
3の署名を付け、更に中間装置の証明書も付けてコンピ
ュータ端末15へ送る。
【0029】コンピュータ端末15は同様にして、受信
登録結果の署名を中間装置の公開鍵で検証し、更に、コ
ンピュータ端末15の秘密鍵で復号化して登録内容を確
認する。このように証明書を発行してもらい、コンピュ
ータ端末15(あるいは中間装置13)から送信するメ
ッセージにそのコンピュータ端末15(中間装置13)
の証明書を付けて送信すれば、受信した中間装置13
(コンピュータ端末15)は受信した証明書からコンピ
ュータ端末15(中間装置13)の公開鍵を得ることが
できる。従って中間装置13は認証局39からコンピュ
ータ端末15の公開鍵を取得する必要はない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至4の
発明によれば、コンピュータ端末15からのメッセージ
の受け付けにおいて、中間装置13で第3者によるなり
すましの防止およびメッセージに対する改ざんの検出が
可能となり、また、第3者によるメッセージの複製を検
出することが可能となり、発信者への課金が正しく行わ
れるという経済的効果がある。
【0031】また、請求項5乃至7の発明によれば、電
話網端末14からのメッセージの受け付けにおいて、中
間装置13で第3者によるなりすましの防止が可能とな
り、発信者への課金が正しく行われるという経済的効果
がある。また、請求項2の発明によれば、受信端末にお
ける発信者認証において、予め中間装置の情報を取得し
ておくだけで、発信者が正しいかいなかの確認が可能に
なるというサービス性を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法が適用される通信システムの例を
示すブロック図。
【図2】この発明に用いられる公開鍵取得方法の手順を
示す図。
【図3】コンピュータ端末15で作られたメッセージの
例を示す図。
【図4】コンピュータ端末15で図3のメッセージをデ
ィジタル署名した電子メールの例を示す図。
【図5】図3のメッセージをファクシミリ画像に変換し
た例を示す図。
【図6】請求項2の発明の実施例のシーケンスを示す
図。
【図7】請求項5の発明の実施例のシーケンスを示す
図。
【図8】送信ファクシミリ画像の例を示す図。
【図9】図8のファクシミリ画像を電子メッセージに変
換した例を示す図。
【図10】請求項4の発明の実施例のシーケンスを示す
図。
【図11】公開鍵取得の他の方法のシーケンスを示す
図。
【図12】この発明方法が適用される通信システムの例
を示す図。
【図13】従来の電話網端末からの発信した場合のシー
ケンスを示す図。
【図14】従来のコンピュータ端末から発信した場合の
シーケンスを示す図。
【図15】従来の電話網端末からの発信した場合のシー
ケンスを示す図。
【図16】従来のコンピュータ端末から発信した場合の
シーケンスを示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 1/00 107 H04N 1/32 Z 1/32 1/44 1/44 H04L 9/00 675B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話網に収容された電話網端末と、コン
    ピュータネットワークに収容されたコンピュータ端末と
    が、上記電話網と上記コンピュータネットワークのそれ
    ぞれとインタフェースをもつ中間装置(以下単に中間装
    置と記す)を介してメッセージを通信する際の発信者を
    認証する方法において、 上記コンピュータ端末からメッセージを発信する際に、
    そのメッセージにそのコンピュータ端末を使用する発信
    者のディジタル署名を付けて送信し、 上記中間装置で受信したメッセージの署名を認証するこ
    とを特徴とする発信者認証方法。
  2. 【請求項2】 上記中間装置の発信者番号を上記電話網
    端末に記憶しておき、 上記電話網端末は上記中間装置から通信要求があると、
    その発信者番号を上記記憶した発信者番号とを照合して
    中間装置の認証を行うことを特徴とする請求項1記載の
    発信者認証方法。
  3. 【請求項3】 上記電話網端末は、上記発信者番号の照
    合が合格すると、上記中間装置からメッセージと共に通
    知された上記コンピュータ端末の発信者情報により発信
    者の認証を行うことを特徴とする請求項2記載の発信者
    認証方法。
  4. 【請求項4】 上記中間装置に受信したメッセージのメ
    ッセージIDを記憶し、 上記コンピュータ端末はその送信メッセージにメッセー
    ジIDを与え、このメッセージIDに対しても上記ディ
    ジタル署名を行い、 上記中間装置は上記コンピュータ端末からのメッセージ
    中のメッセージIDをそれ以前記憶した上記メッセージ
    IDと比較し、一致すると、不正メッセージとして処理
    することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の
    発信者認証方法。
  5. 【請求項5】 電話網に収容された電話網端末と、コン
    ピュータネットワークに収容されたコンピュータ端末と
    が、上記電話網と上記コンピュータネットワークのそれ
    ぞれとインタフェースをもつ中間装置(以下単に中間装
    置と記す)を介してメッセージを通信する際の発信者を
    認証する方法において、 上記中間装置は上記電話網端末より受信したメッセージ
    を、これに対し中間装置のディジタル署名を付けて上記
    コンピュータ端末へ送信し、 上記コンピュータ端末は受信したメッセージの署名を認
    証することを特徴とする発信者認証方法。
  6. 【請求項6】 上記電話網端末の発信者番号を上記中間
    装置に記憶しておき、 上記中間装置は上記電話網端末からの通信要求がある
    と、その発信者番号を上記記憶した発信者番号と照合し
    て発信者の認証を行うことを特徴とする請求項5記載の
    発信者認証方法。
  7. 【請求項7】 上記メッセージの署名の認証に合格する
    と、上記中間装置からメッセージと共に通知された上記
    電話網端末の発信者情報により発信者の認証を行うこと
    を特徴とする請求項5又は6記載の発信者認証方法。
JP9050137A 1997-03-05 1997-03-05 発信者認証方法 Pending JPH10247949A (ja)

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