JPH10234714A - X線撮像装置 - Google Patents

X線撮像装置

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JPH10234714A
JPH10234714A JP9038072A JP3807297A JPH10234714A JP H10234714 A JPH10234714 A JP H10234714A JP 9038072 A JP9038072 A JP 9038072A JP 3807297 A JP3807297 A JP 3807297A JP H10234714 A JPH10234714 A JP H10234714A
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JP
Japan
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image
interest
ray
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JP9038072A
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English (en)
Inventor
Toshio Muroi
稔雄 室井
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Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影モード時における被検体の被曝量の低減
を図る。 【解決手段】 透視時に制御部11が少量のX線を曝射
するようにX線管1を制御し、これにより得られた透視
画像を画像取込部3で取り込んでモニタ装置6に表示す
る。ROI設定部9により、この透視画像上に関心領域
が設定され、撮影が指定されると、制御部11は、多量
のX線を曝射するようにX線管1を制御すると共に、前
記設定された関心領域にのみこのX線が曝射されるよう
にX線絞り部2の開口幅を制御する。そして、この撮影
により得られた関心領域の撮影画像を、前記透視画像に
張り合わせて表示するように張合わせ部4を制御する。
これにより、関心領域にのみX線を曝射することができ
るため、撮影モード時における被検体の被曝量の低減を
図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばX線診断装
置やX線CT装置等のような被検体にX線を曝射してX
線像を得るような装置に設けて好適なX線撮像装置に関
し、特に撮影モード時における被検体の被曝量の低減等
を図ったX線撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被検体にX線を曝射してX線像を
得る装置の一つとしてX線診断装置が知られている。
【0003】このX線診断装置は、例えばCの字形状を
有するCアームの両端部に、それぞれ相対向するように
X線発生部とX線検出部とを設けることにより構成され
ており、いる。このX線診断装置によりX線像を得る手
技としては、「透視モード」及び「撮影モード」によ
り、2つの性格の異なるX線像を得ることができるよう
になっている。
【0004】「透視モード」は、少量のX線を被検体に
例えば連続的に曝射してX線像(透視画像)を得るモー
ドであり、曝射するX線が少量であるため得られる透視
画像が明瞭性を欠くものとなるが、被検体の被曝量の低
減を図ることができ、目的の部位を見付け或いは撮影の
タイミングを図る場合等に有効なモードである。また、
被検体に連続的にX線を曝射することで動画再生を可能
とすることができるモードでもある。
【0005】「撮影モード」は、この透視時よりも多量
のX線を単発的に曝射してX線像(撮影画像)を得るモ
ードであり、曝射するX線が多量であるため、明瞭な撮
影画像を得ることができ、正確な診断等に貢献し得るモ
ードである。
【0006】X線診断装置を用いる場合は、この2つの
モードを使い分けてX線像を得るのが一般的であり、例
えば、まず、透視モードで得られた透視画像により目的
の部位を見付け或いはタイミングを図り、次に撮影モー
ドで撮影を行い明瞭な撮影画像を得て診断等を行うのが
一般的となっている。
【0007】また、このX線診断装置には、特に観察し
たい領域を明確化するために、透視画像上に関心領域を
設定するための関心領域設定部が設けられている。制御
部は、オペレータにより関心領域設定部が操作され関心
領域の設定が指定されると、透視画像の動画再生中であ
る場合はこの動画再生を中断し静止画像の透視画像を表
示制御する。
【0008】次に、関心領域設定部が操作され関心領域
の位置及び形状が指定されると、現在、静止画像となっ
ている透視画像上の指定された位置に、同じく指定され
た例えば円形状や矩形状等の関心領域を設定制御する。
そして、この関心領域設定後に透視画像の動画再生を再
開する。これにより、特に観察したい領域を明確化した
うえで観察を行うことができる。
【0009】また、このX線診断装置には、設定された
関心領域の表示位置をずらして表示することも可能とな
っており(ROI内ピクセルシフト処理)、オペレータ
は、このROI内ピクセルシフト処理を実行させる場合
は、関心領域設定部を操作してこの処理の実行を指定す
ると共に、関心領域の表示位置(関心領域をずらす位
置)を指定する。
【0010】制御部は、ROI内ピクセルシフト処理が
指定されると、動画再生中の透視画像を静止画像とし、
指定されたぶんだけ透視画像上の関心領域をずらして表
示制御する。そして、このROI内ピクセルシフト処理
終了後に透視画像の動画再生を再開する。これにより、
関心領域が所定の位置からずれて表示されることとなる
ため、関心領域をより明確化することができ、関心領域
の観察をさらに容易化することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ここで、関心領域が設
定された場合において、撮影モード時に得た撮影画像の
うち、真に診断等で必要な画像は関心領域の画像のみで
ある。
【0012】しかし、従来のX線診断装置は、この関心
領域の設定がなされた場合でも、曝射領域を狭めること
なく撮影モード時において多量のX線を曝射するように
していたため、被検体の被曝量が多くなる問題があっ
た。
【0013】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、撮影モード時における被検体の被曝量を低減
することができるようなX線撮像装置の提供を目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係るX線撮像装置は、上述の課題を解決するために透視
モードと撮影モードを有すると共に、関心領域の設定機
能を有するX線撮像装置において、X線発生手段から被
検体に曝射されるX線の曝射領域を調整する曝射領域調
整手段と、関心領域設定機能により透視画像上に関心領
域が設定された場合、撮影モード時に、この設定された
関心領域にのみX線が曝射されるように曝射領域調整手
段を制御する制御手段とを有する構成とする。
【0015】これにより、設定された関心領域にのみ撮
影用の多量のX線を曝射することができるため、撮影モ
ード時における被検体の被曝量を低減することができ
る。
【0016】また、請求項2記載の本発明に係るX線撮
像装置は、このような撮影モード時に得られた関心領域
の撮影画像を、張り合わせ手段が、透視画像上に設定さ
れた関心領域に張り合わせて表示手段に供給する。これ
により、(関心領域の画像は撮影画像であるため)関心
領域が明瞭化されたX線画像を提供することができる。
【0017】さらに、請求項4記載の本発明に係るX線
撮像装置は、表示変更手段が、指定された拡大率で関心
領域の撮影画像を拡大処理して張り合わせ手段に供給す
る。これにより、拡大された関心領域の撮影画像を表示
することができ、関心領域の観察を拡大された画像によ
り、さらに明瞭かつ詳細に行うことを可能とすることが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るX線撮像装置
の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
【0019】まず、本発明に係るX線撮像装置は、図1
に示すようなX線診断装置に適用することができる。
【0020】この図1において、本発明の実施の形態に
係るX線診断装置は、被検体に対してX線の曝射を行う
X線管1と、撮影モード時において、設定された関心領
域にのみX線が曝射されるように曝射領域を絞るX線絞
り部2と、被検体を介して得られるX線像(透視画像及
び撮影画像)を取り込む画像取込部3と、透視モード時
に得られた透視画像を記憶するメモリ7と、撮影モード
時に得られた関心領域の撮影画像を、対応する透視画像
の関心領域に張り合わせることで張り合わせ画像を形成
する張合わせ部4とを有している。
【0021】また、当該X線診断装置は、画像取込部3
或いは張合わせ部4からの透視画像,撮影画像,張り合
わせ画像にビデオプロセス処理等の所定の画像処理を施
して出力する画像処理部5と、画像処理部5により画像
処理の施された前記各画像を表示するモニタ装置6とを
有している。
【0022】また、当該X線診断装置は、前記張り合わ
せ画像の関心領域に相当する撮影画像の表示形態を変更
する表示変更部8と、透視画像上に関心領域を設定する
ためのROI設定部9と、ROI設定部9により設定さ
れた関心領域を示すフラグデータを形成するフラグデー
タ形成部10と、透視モード時及び撮影モード時でX線
量を変えるようにX線管1を制御し、撮影モード時にフ
ラグデータ形成部10からのフラグデータに基づいてX
線の曝射領域を絞るようにX線絞り部2の開口幅を制御
すると共に、フラグデータに基づいて関心領域の撮影画
像以外の透視画像をメモリ7から読み出して張合わせ部
4に供給する制御部11とを有している。
【0023】画像取込部3としては、例えばいわゆるイ
メージインテンシファイヤを用いることができ、X線管
1から曝射され被検体を透過したX線像を可視光に変換
し、この可視光を光学レンズで集光してTVカメラに取
り込み、透視画像及び撮影画像を得るようになってい
る。
【0024】或いは、画像取込部3としては、複数の固
体撮像素子が2次元的に配列されて形成されたX線平面
検出器を用いることができる。このX線平面検出器は、
画素の前面に蛍光体が設けられており、この蛍光体によ
り被検体を介したX線を可視光に変換して各画素に照射
する。そして、X線の線量に相当する可視光の光量に応
じた電荷を各画素により蓄積し、この蓄積された電荷を
所定のビデオレートで読み出すことにより透視画像及び
撮影画像を得るようになっている。
【0025】次に、このような構成を有する当該実施の
形態に係るX線診断装置の動作説明をする。
【0026】このようなX線診断装置を用いる場合は、
まず、透視モードにおいて少量のX線を連続的に曝射し
て透視画像を得、次に、撮影モードにおいて多量のX線
を単発的に曝射して明瞭な撮影画像を得るのが一般的で
ある。
【0027】この順序に従って説明を進めると、まず、
オペレータは透視の指定をする。
【0028】制御部11は、この透視が指定されると透
視モードとなり、画像取込部3全体にX線が曝射される
ようにX線絞り部2の開口幅を制御すると共に、少量の
X線を連続的に曝射するようにX線管1を制御する。こ
れにより、少量のX線が被検体に連続的に曝射され、被
検体を介してX線像が形成される。
【0029】画像取込部3は、このX線像を取り込んで
透視画像を形成し、これをメモリ7に供給する。メモリ
7は、この透視画像を一旦記憶する。制御部11は、メ
モリ7に透視画像が記憶されると、これをその都度読み
出し制御し、張合わせ部4及び画像処理部5を介してモ
ニタ装置6に供給する。これにより、モニタ装置6上に
透視画像が動画再生される。
【0030】次に、当該X線診断装置は、オペレータ
が、所望の部位を集中的に観察したい場合等のために、
この透視画像上に関心領域を設定することができるよう
になっている。
【0031】すなわち、オペレータによりROI設定部
9が操作され関心領域の設定が指定されると、制御部1
1は、動画再生を中断し、その関心領域の設定が指定さ
れた際に表示していた透視画像を静止画表示する。そし
て、この静止画表示とし透視画像上に、オペレータに関
心領域の形状を選択させるための選択画面を表示制御す
る。この選択画面により、例えば円形状,矩形状等の関
心領域の形状が選択可能となっている。
【0032】制御部11は、この選択画面に基づいて関
心領域の形状が指定されると、透視画像上からこの選択
画面を消し、次に図2(a)に示すような例えば十字形
状のカーソル20を透視画面上に表示制御する。
【0033】このカーソル20は、関心領域の位置及び
大きさを設定するためのものであり、例えば円形状の関
心領域を指定した場合、オペレータはROI設定部9を
操作して、設定する円形状の関心領域の中心点にカーソ
ル20を移動する。この移動が行われると、制御部11
は、そのカーソル20の位置を円形状の関心領域の中心
点として認識する。
【0034】次に、オペレータはROI設定部9を操作
して、図2(b)に示すように設定する円形状の関心領
域の外周上の一点にカーソル20を移動する。この移動
が行われると、制御部11は、そのカーソル20の位置
を円形状の関心領域の外周上の一点として認識すると共
に、図2(c)に示すように1回目の移動で指定された
カーソル20の位置を中心点とし、2回目の移動で指定
されたカーソル20の位置を外周上の一点とする(2回
目の移動で指定されたカーソル20の位置を通過する外
周を有する)円形状の関心領域を透視画像上に表示制御
する(正確に言えば関心領域を示す外枠を表示制御す
る)。
【0035】或いは、関心領域の形状として矩形状の関
心領域を指定した場合、オペレータはROI設定部9を
操作して、設定する矩形状の関心領域の例えば対角線の
一端に位置する左上の点にカーソル20を移動する。こ
の移動が行われると、制御部11は、そのカーソル20
の位置を矩形状の関心領域の左上の点として認識する。
次に、オペレータはROI設定部9を操作して、設定す
る矩形状の関心領域の前記対角線の他端に位置する右下
の点にカーソル20を移動する。この移動が行われる
と、制御部11は、そのカーソル20の位置を矩形状の
関心領域の右下の点として認識すると共に、1回目の移
動で指定されたカーソル20の位置(左上の点)と、2
回目の移動で指定されたカーソル20の位置(右下の
点)を結ぶ直線を対角線とする矩形状の関心領域を透視
画像上に表示制御する(正確に言えば関心領域を示す外
枠を表示制御する)。
【0036】さらに詳しくは、このようなオペレータの
操作により関心領域の形状,位置及び大きさが指定され
ると、フラグデータ形成部10が、指定された形状,位
置及び大きさの関心領域内のデータを「1」とし、他の
領域を「0」のヌルデータとしたフラグデータを形成
し、これを制御部11に供給する。
【0037】制御部11は、このフラグデータが供給さ
れると、「1」のフラグデータの領域を関心領域と認識
し前述の表示制御を行う。
【0038】次に、このように関心領域の設定が終了す
ると、制御部11は、それまで静止画像としていた透視
画像の動画再生を再開する。これにより、透視画像上の
所望の部位が前記外枠により囲まれるため、所望の部位
を集中的に観察することができる。
【0039】また、当該X線診断装置は、さらに集中的
に所望の部位を観察したい場合等のために前述のように
設定した関心領域をずらして表示することができるよう
になっている(ROI内ピクセルシフト処理)。
【0040】オペレータは、当該X線診断装置にこのR
OI内ピクセルシフト処理を実行させる場合、ROI設
定部9を操作してその関心領域の移動方向及び移動量を
指定する。フラグデータ形成部10は、この指定がなさ
れると、その移動方向及び移動量に対応するように、前
述の「1」のフラグデータの領域を書き換え、これを制
御部11に供給する。
【0041】制御部11は、このフラグデータが供給さ
れると、それまで行っていた透視画像の動画再生を中断
し、図3(a)に示すようにそのフラグデータにより指
定された移動方向及び移動量となるように、関心領域内
の透視画像をずらして表示制御する。そして、この透視
画像をずらした後に、図3(b)に示すように関心領域
の外枠を消去して動画再生を再開する。
【0042】これにより、関心領域が目立つように関心
領域の透視画像をずらして表示することができ、所望の
部位を集中的に観察することができる。
【0043】ここで、このような関心領域も含め、透視
画像は、被曝量低減の観点から少量のX線を曝射して形
成されたものであるため、モニタ装置6上に表示される
透視画像は、やや画質の劣ったものとなる。このため、
オペレータは、関心領域内における明瞭な画像を得たい
場合、撮影を指定する。
【0044】この撮影が指定されると、制御部11は、
撮影モードとなり、この撮影が指定される際に再生して
いた透視画像を静止画像として表示制御すると共に、フ
ラグデータ形成部10からのフラグデータに基づいて、
透視画像上に表示された関心領域にのみX線が曝射され
るようにX線絞り部2の開口幅を制御し、透視モード時
よりも多量のX線を曝射するようにX線管1を制御す
る。これにより得られるX線像は画像取込部3により取
り込まれ、撮影画像としてメモリ7に供給され一旦記憶
される。
【0045】この撮影画像がメモリ7に記憶されると、
制御部11は、フラグデータ形成部10からのフラグデ
ータに基づいて、「1」のフラグデータの領域の撮影画
像である、設定された関心領域に相当する撮影画像のみ
をメモリ7から読み出し、これを張合わせ部4に供給す
る。また、制御部11は、これと共にフラグデータ形成
部10からのフラグデータ、及び撮影が指定される際に
再生していた透視画像をメモリ7から読み出し、これら
をそれぞれ張合わせ部4に供給する。
【0046】張合わせ部4は、前記フラグデータにより
透視画像上の関心領域の位置,形状及び大きさを認識
し、この透視画像上に設定されている関心領域に相当す
る部分に、メモリ7から読み出された撮影画像を張り合
わせて張り合わせ画像を形成し、これを画像処理部5を
介してモニタ装置6に供給する。
【0047】前述のように、この撮影モード時に曝射さ
れるX線の線量は、透視モード時のX線の線量よりも多
量となっているため、得られる画像は高画質な撮影画像
となる。このため、この高画質な撮影画像を関心領域の
画像として透視画像に張り合わせて表示することによ
り、関心領域の画像を明瞭なものとすることができ、所
望の部位を集中的かつ正確に観察することができる。
【0048】また、この撮影モード時においては、関心
領域にのみX線を曝射するようにX線絞り部2を制御し
ているため、観察に必要がない場合が多い関心領域以外
の領域に相当する部位に不必要なX線が曝射される不都
合を防止することができ、被検体の被曝量の低減を図る
ことができる。
【0049】次に、当該実施の形態に係るX線診断装置
は、この関心領域の撮影画像が張り合わせられる透視画
像を変えることができるようになっており、オペレータ
によりこれが指定されると、制御部11は、メモリ7に
記憶されている既に撮像された透視画像の中から指定さ
れた透視画像を読み出し、これを張合わせ部4に供給す
る。
【0050】具体的には、メモリ7には、前フレームの
透視画像或いは前々フレームの透視画像等のような過去
に撮像された複数の透視画像が記憶されており、オペレ
ータが操作部に設けられている回転ダイヤルを回転操作
すると、制御部11がこの回転ダイヤルの回転量に応じ
て過去に撮像された透視画像をメモリ7から読み出して
張合わせ部4に供給するようになっている。
【0051】張合わせ部4は、メモリ7から透視画像が
読み出されると前述のようにその透視画像に関心領域の
撮影画像を張り合わせて張り合わせ画像を形成し、これ
をモニタ装置6に供給する。これにより、関心領域の撮
影画像はそのままで、関心領域以外の領域の透視画像を
変えて表示することができ、所望の部位の正確な観察に
貢献することができる。
【0052】次に、当該実施の形態に係るX線診断装置
は、関心領域内の撮影画像の表示形態を所望の表示形態
に変えることができるようになっている。
【0053】例えば、関心領域内の撮影画像を拡大した
い場合、オペレータは、表示変更部8を操作してこの拡
大表示を指定すると共に拡大率を指定する。この指定が
なされると、制御部11は、メモリ7から撮影画像を読
み出し、例えば画素補間処理等を施し、指定された拡大
率の撮影画像を形成して張り合わせ部4に供給する。
【0054】このような拡大処理を施すと画素数が増え
るため、撮影画像が、前に指定された関心領域以上の大
きさとなる。このため、張り合わせ部4は、この指定さ
れた拡大率とされた撮影画像が供給されると、前述のフ
ラグデータに基づいて関心領域外となる部分を撮影画像
から間引き処理して、前に指定された形状,位置及び大
きさの関心領域の撮影画像を形成し、これを透視画像に
張り合わせてモニタ装置6に供給する。これにより、図
3(c)に示すように関心領域の撮影画像を拡大して表
示することができ、さらなる明瞭かつ詳細な観察に貢献
することができる。
【0055】また、関心領域内の撮影画像を縮小したい
場合、オペレータは、表示変更部8を操作してこの縮小
表示を指定すると共に縮小率を指定する。この指定がな
されると、制御部11は、メモリ7から撮影画像を読み
出し、例えば画素間引き処理等を施し、指定された縮小
率の撮影画像を形成して張り合わせ部4に供給する。
【0056】このような縮小処理を施すと画素数が減る
ため、撮影画像が、前に指定された関心領域以下の大き
さとなる。このため、張り合わせ部4は、この指定され
た縮小率とされた撮影画像が供給されると、前述のフラ
グデータに基づいて関心領域の大きさに足りない部分を
例えば黒レベルの画素で補間処理して、前に指定された
形状,位置及び大きさの関心領域の撮影画像を形成し、
これを透視画像に張り合わせてモニタ装置6に供給す
る。これにより、関心領域の撮影画像を縮小して表示す
ることができ、様々な観察形態に対応可能とすることが
できる。
【0057】なお、上述の実施の形態の説明では、本発
明に係るX線撮像装置をX線診断装置に適用することと
したが、本発明はこの他、X線CT装置にも適用可能で
ある等のように、X線を用いてX線像を得る装置であれ
ば何にでも適用可能である。
【0058】また、画像の表示形態の変更の一例として
拡大処理及び縮小処理を説明したが、これは、関心領域
の撮影画像を指定された分だけ回転させて表示する回転
処理も可能とする等のように、他の表示形態に変更可能
としてもよく、この他、本発明に係る技術的思想を逸脱
しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能
であることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の本発明に係るX線診断装
置は、撮影モード時における被検体の被曝量の低減を図
ることができる。
【0060】請求項4記載の本発明に係るX線診断装置
は、関心領域の撮影画像を拡大して表示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線撮像装置を適用したX線診断
装置の実施の形態のブロック図である。
【図2】前記実施の形態に係るX線診断装置の関心領域
の設定動作を説明するための図である。
【図3】前記実施の形態に係るX線診断装置の関心領域
内の画像の拡大動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1…X線管,2…X線絞り部,3…画像取込部,4…張
合わせ部 5…画像処理部,6…モニタ装置,7…メモリ,8…表
示変更部 9…ROI設定部,10…フラグデータ形成部,11…
制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体にX線を曝射するX線発生手段
    と、 前記X線発生手段から被検体にX線が曝射されることに
    より得られるX線像を取り込んで表示手段に表示する画
    像取り込み手段と、 撮像されたX線像に関心領域を設定するための関心領域
    設定手段と、 前記X線発生手段から被検体に曝射されるX線の曝射領
    域を調整する曝射領域調整手段と、 少量のX線を曝射するようにX線発生手段を制御する透
    視モードと、この透視モード時よりも多量のX線を曝射
    するようにX線発生手段を制御する撮影モードとを有
    し、前記関心領域設定手段により透視モード時に得られ
    たX線像である透視画像上に関心領域が設定された場
    合、撮影モード時に、この設定された関心領域にのみX
    線が曝射されるように前記曝射領域調整手段を制御する
    制御手段とを有するX線撮像装置。
  2. 【請求項2】 透視画像上に関心領域が設定された場
    合、撮影モード時に、関心領域にのみX線が曝射される
    ように曝射領域調整手段を制御して得られたX線像であ
    る撮影画像を、前記透視画像上に設定された関心領域に
    張り合わせて前記表示手段に供給する張り合わせ手段を
    有することを特徴とする請求項1記載のX線撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記撮影モード時に得られた関心領域の
    撮影画像の表示形態を変更して前記張り合わせ手段に供
    給する表示変更手段を有することを特徴とする請求項2
    記載のX線撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記表示変更手段は、指定された拡大率
    で前記撮影画像を拡大処理して前記張り合わせ手段に供
    給することを特徴とする請求項3記載のX線撮像装置。
JP9038072A 1997-02-21 1997-02-21 X線撮像装置 Pending JPH10234714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9038072A JPH10234714A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 X線撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9038072A JPH10234714A (ja) 1997-02-21 1997-02-21 X線撮像装置

Publications (1)

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