JPH10222240A - 電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法 - Google Patents

電子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法

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JPH10222240A
JPH10222240A JP9035645A JP3564597A JPH10222240A JP H10222240 A JPH10222240 A JP H10222240A JP 9035645 A JP9035645 A JP 9035645A JP 3564597 A JP3564597 A JP 3564597A JP H10222240 A JPH10222240 A JP H10222240A
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JP
Japan
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electronic pen
computer
personal authentication
pen
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JP9035645A
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Masaru Okazaki
大 岡▲崎▼
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーボードによる入力が困難或いは不得意な
人についても容易に個人認証を行うことを可能とした電
子ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法を提供
する。 【解決手段】 電子ペンは、マイコン機能及び半導体記
憶装置を有するワンチップマイコン1と、コンピュータ
上のバス4に接続された電極3に電気的に結合される電
極2とを備え、コンピュータのソケットへの電子ペンの
挿入に伴い、電子ペンのワンチップマイコン1は電子ペ
ンの固有番号を示すパルスをコンピュータに伝送し、コ
ンピュータは電子ペンの固有番号が当該コンピュータで
の使用が許可されているか否かを確認する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ペン及び個人
認証システム並びに個人認証方法に係り、更に詳しく
は、キーボードによる入力が困難或いは不得意な人につ
いても容易に個人認証を行う場合等に好適な電子ペン及
び個人認証システム並びに個人認証方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータの動作を司る基本ソ
フト(オペレーティングシステム)は、MS−DOS、
Windows3.x(MS−DOS上で動作するO
S)、Windows95(MS−DOSなしで単独に
動作するOS)に代表されるユーザ認証を行わない基本
ソフトと、UNIX(タイムシェアリングシステム用O
S)やWindowsNT(仮想マシン上でMS−DO
S、Windows3.x、UNIX等のアプリケーシ
ョンを同時に実行できるOS)に代表されるユーザ認証
を行う基本ソフトとに大別される。
【0003】近年では、コンピュータネットワークの進
化に伴い、個人情報のセキュリティ(秘匿性)が重要な
ものとなっており、このため、上述したようなユーザ認
証を行う基本ソフトの重要性が増大している。ユーザ認
証を行う基本ソフトにおいては、図12(A)〜(F)
に示すようなログイン(データのやり取りやファイル操
作が可能となる状態)プロセスを踏む。図12(A)〜
(F)は従来例に係るユーザ認証を行う基本ソフトにお
けるユーザ認証方法を示す図であり、コンピュータのデ
ィスプレイの画面例である。
【0004】即ち、コンピュータが立ち上がると、 (1)コンピュータはログインプロンプト(入力促進記
号)を出力し、コンピュータ使用者のログインを待機す
る(図12(A))。 (2)コンピュータ使用者は自分のログイン名(例えば
abcd)をキーボードから入力する(図12
(B))。該ログイン名(abcd)は、コンピュータ
の管理者が与える周知の名称である。 (3)次に、コンピュータはパスワードの入力を要求す
る(図12(C))。該パスワードは、ログイン名に対
応するコンピュータ使用者が管理・設定すると共にコン
ピュータ使用者のみが知ることができる暗号であり、当
該コンピュータ使用者に限って変更が許可されている。 (4)コンピュータ使用者はパスワードを図示のように
キーボードから入力する(図12(D))。この場合、
パスワードの秘匿のため、ディスプレイの画面にはコン
ピュータ使用者の入力した文字は表示出力されない。図
示例は入力した文字の代わりにxを表示出力したもので
ある。 (5)次に、コンピュータは上記(2)、(4)で各々
入力されたログイン名及びパスワードに基づきデータベ
ースを検索し、入力されたログイン名及びパスワードが
データベース上のログイン名及びパスワードと一致して
いる場合は、当該コンピュータ上での操作を許可する
(図12(E))。 (6)コンピュータは入力されたログイン名及びパスワ
ードがデータベース上のログイン名及びパスワードと一
致していない場合は、当該コンピュータ上での操作を許
可せず、再びコンピュータ使用者のログインを待機する
(図12(F))。
【0005】上述したようなログインプロセスにより、
現在コンピュータを使用しているユーザを認識し、更に
情報の所有者を関連づけることにより、情報のセキュリ
ティを確保している。
【0006】一方、キーボードの代わりに使用されるコ
ンピュータの入力デバイスとしては、ペン形状を有する
ポインティングデバイスがある。ペン形状を有するポイ
ンティングデバイスをコンピュータの入力デバイスとし
て使用する場合は、ポインティングデバイスの位置を認
識し、コンピュータのディスプレイに表示された図柄に
対応させ、ある部分をポインティングデバイスで軽くた
たくことで、一定の動作をさせることができる。
【0007】他方、操作が容易な入力手段によりユーザ
の認証を行うことを目指すため、下記のような各種のユ
ーザ認証方法がある。即ち、コンピュータ使用者の指紋
を検出してコンピュータのデータベースとの照合を行う
方法、コンピュータ使用者が署名したサインの筆跡に基
づきコンピュータのデータベースとの照合を行う方法、
ICカードに予め書き込まれた個別情報を検出しコンピ
ュータのデータベースとの照合を行う方法、等が提案さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術においては下記のような問題があった。即
ち、昨今においてはコンピュータのユーザ数やユーザ層
が大幅に拡大しているため、コンピュータの利用者がキ
ーボードによる入力の得意な人ばかりであるというわけ
ではなく、また、コンピュータを利用する身体障害者に
ついてもキーボード入力が困難な人は多い。このため、
キーボード入力によるユーザ認証が必ずしも的確な認証
方法とは言えないという問題があった。
【0009】また、上述した従来のログインプロセスに
おいては、情報の秘匿性を確保すべく、ユーザ一人一人
がパスワードを設定し記憶する必要があるが、外部侵入
者によるパスワードの解読を防止するためには、定期的
にパスワードを変更する必要があった。このため、ユー
ザが変更したパスワードを忘れてログインできなくなる
という不具合も発生していた。
【0010】また、上述したユーザの指紋、ユーザが署
名したサインの筆跡、ユーザが所持したICカードの個
別情報とコンピュータのデータベースとを照合すること
によりユーザ認証を行う方法においては、従来よりコン
ピュータに装備されている既存の周辺機器に加え、ユー
ザ認証を行うためだけに新たな周辺機器を装備する必要
が生ずる。従って、新たな周辺機器の装備に要するコス
トやスペース等の面で非効率的である。
【0011】本発明は、上述した点に鑑みなされたもの
であり、キーボードによる入力が困難或いは不得意な人
についても容易に個人認証を行うことを可能とした電子
ペン及び個人認証システム並びに個人認証方法を提供す
ることを目的とする。
【0012】また、本発明は、上述した点に鑑みなされ
たものであり、キーボードによる入力が困難或いは不得
意な人についても従来のコンピュータ入力装置を用いて
安価かつ容易に個人認証を行うことを可能とした電子ペ
ン及び個人認証システム並びに個人認証方法を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、コンピュータ入力装置として使
用される電子ペンであって、ペン筺体に配設されコンピ
ュータ側電極に接続される電極を具備してなり、予め記
憶してある固有番号に対応した信号を前記電極を介して
コンピュータに送信可能であることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するため、請求項2の発明
は、請求項1記載の電子ペンにおいて、前記電極に結線
され前記固有番号を記憶した記憶手段を具備することを
特徴とする。
【0015】上記目的を達成するため、請求項3の発明
は、請求項1記載の電子ペンにおいて、前記電極に結線
され前記固有番号を記憶したマイクロコンピュータを具
備することを特徴とする。
【0016】上記目的を達成するため、請求項4の発明
は、請求項1、2又は3記載の電子ペンにおいて、前記
電極は、複数配設されていることを特徴とする。
【0017】上記目的を達成するため、請求項5の発明
は、請求項1、2、3又は4記載の電子ペンとコンピュ
ータとを備えた個人認証システムであって、前記コンピ
ュータは、前記電子ペンが挿入されると共に該電子ペン
の電極に接続される電極が付設されたソケットを具備す
ることを特徴とする。
【0018】上記目的を達成するため、請求項6の発明
は、請求項5記載の個人認証システムにおいて、前記ソ
ケットは、ペン立て形状を有することを特徴とする。
【0019】上記目的を達成するため、請求項7の発明
は、請求項5又は6記載の個人認証システムにおいて、
前記ソケットは、前記電子ペンの挿入を検出する検出手
段を具備することを特徴とする。
【0020】上記目的を達成するため、請求項8の発明
は、請求項5、6又は7記載の個人認証システムにおい
て、前記ソケットは、前記コンピュータの筺体面に対し
て起伏自在に構成されていることを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するため、請求項9の発明
は、請求項5、6、7又は8記載の個人認証システムに
おいて、前記ソケットは、鉛直状態から斜めに傾斜させ
た位置に設定可能であることを特徴とする。
【0022】上記目的を達成するため、請求項10の発
明は、請求項5、6、7、8又は9記載の個人認証シス
テムにおいて、前記電子ペンから前記コンピュータに送
信される前記固有番号に基づき個人認証を行うことを特
徴とする。
【0023】上記目的を達成するため、請求項11の発
明は、請求項5、6、7又は8記載の個人認証システム
を用いた個人認証方法であって、前記電子ペンから前記
コンピュータに送信される前記固有番号に基づき個人認
証を行うステップを有することを特徴とする。
【0024】上記目的を達成するため、請求項12の発
明は、コンピュータ入力装置として使用される電子ペン
であって、予め記憶してある固有番号をコンピュータに
伝達する伝達手段を具備することを特徴とする。
【0025】上記目的を達成するため、請求項13の発
明は、請求項12記載の電子ペンにおいて、前記固有番
号を記憶した半導体メモリ、磁気メモリ、バーコード等
の記憶媒体を具備することを特徴とする。
【0026】上記目的を達成するため、請求項14の発
明は、請求項12記載の電子ペンにおいて、前記固有番
号を記憶したマイクロコンピュータを具備することを特
徴とする。
【0027】上記目的を達成するため、請求項15の発
明は、請求項12、13又は14記載の電子ペンにおい
て、振動の発生を指示する指示手段と、該指示手段によ
る指示に基づき前記固有番号に対応した振動をペン筺体
に加える加振手段とを具備することを特徴とする。
【0028】上記目的を達成するため、請求項16の発
明は、請求項12、13、14又は15記載の電子ペン
とコンピュータとを備えた個人認証システムであって、
前記電子ペンから前記コンピュータに送信される前記固
有番号に基づき個人認証を行うことを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するため、請求項17の発
明は、請求項16記載の個人認証システムにおいて、前
記コンピュータは、前記電子ペンが押し当てられると共
に該電子ペンの振動を検出する振動検出手段が付設され
たディスプレイを具備することを特徴とする。
【0030】上記目的を達成するため、請求項18の発
明は、請求項12、13、14又は15記載の電子ペン
とコンピュータとを用いた個人認証方法であって、前記
電子ペンから前記コンピュータに送信される前記固有番
号に基づき個人認証を行うステップを有することを特徴
とする。
【0031】上記目的を達成するため、請求項19の発
明は、コンピュータ入力装置として使用される電子ペン
であって、予め固有番号を記憶したペン本体部と、該ペ
ン本体部に着脱自在に結合され前記ペン本体部とコンピ
ュータとを電気的に接続するインターフェース部とを具
備することを特徴とする。
【0032】上記目的を達成するため、請求項20の発
明は、請求項19記載の電子ペンにおいて、前記固有番
号を記憶した記憶手段を具備することを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するため、請求項21の発
明は、請求項19記載の電子ペンにおいて、前記固有番
号を記憶したマイクロコンピュータを具備することを特
徴とする。
【0034】上記目的を達成するため、請求項22の発
明は、請求項19、20又は21記載の電子ペンにおい
て、前記ペン本体部及び前記インターフェース部は、両
者を電気的に接続する電極をそれぞれ具備することを特
徴とする。
【0035】上記目的を達成するため、請求項23の発
明は、請求項19、20、21又は22記載の電子ペン
において、前記ペン本体部もしくは前記インターフェー
ス部は、前記ペン本体部と前記インターフェース部とが
結合されたことを検出する検出手段を具備することを特
徴とする。
【0036】上記目的を達成するため、請求項24の発
明は、請求項19、20、21、22又は23記載の電
子ペンとコンピュータとを備えた個人認証システムであ
って、前記電子ペンから前記コンピュータに送信される
前記固有番号に基づき個人認証を行うことを特徴とす
る。
【0037】上記目的を達成するため、請求項25の発
明は、請求項19、20、21、22又は23記載の電
子ペンとコンピュータとを用いた個人認証方法であっ
て、前記電子ペンから前記コンピュータに送信される前
記固有番号に基づき個人認証を行うステップを有するこ
とを特徴とする。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0039】[1]第1の実施の形態 先ず、第1の実施の形態に係るコンピュータ入力装置と
しての固有番号を有する電子ペン及びコンピュータの電
極側の構成、並びに電子ペンの外観構成について、図1
及び図2を参照して説明する。図1は電子ペンの電気的
構成及びコンピュータの電極側の構成を示すブロック図
であり、図2は電子ペンの外観図である。
【0040】電子ペンは、ワンチップマイクロコンピュ
ータ(以下、ワンチップマイコンと略称)1と、電極2
とを備える構成となっている。電子ペンのペン筺体11
の外周部には、例えば6本の環状の電極12が巻回され
た状態で装着されている。尚、本例では、電子ペンの電
極の電気的な部分については符号2で示し、外観的な部
分については符号12で示してある。また、コンピュー
タは、電極3と、コンピュータ上のバス4とを備える構
成となっている。
【0041】上記各部の構成を説明すると、電子ペンの
ワンチップマイコン1は、マイコン機能及び半導体記憶
装置を有しており、電子ペン各部の制御を行う。電子ペ
ンの電極2は、コンピュータの電極3に電気的に結合さ
れるものであり、ワンチップマイコン1の電源、アー
ス、リセット、クロック、割り込み、データ入出力部の
電極に配線されている。また、コンピュータの電極3
は、コンピュータ上のバス4に配線されている。
【0042】次に、第1の実施の形態に係るコンピュー
タ側のソケット及び該コンピュータ側のソケットに対す
る電子ペンの挿入状態について、図3(A)〜(D)を
参照して説明する。図3(A)はコンピュータ側のソケ
ットの断面図、図3(B)はコンピュータ側の垂直状態
のソケットに電子ペンを挿入した状態を示す断面図、図
3(C)はコンピュータ側のソケットを横向きにした状
態を示す断面図、図3(D)はコンピュータ側の垂直状
態から若干斜めに傾斜させたソケットに電子ペンを挿入
した状態を示す断面図である。
【0043】コンピュータ側のソケットは、例えばペン
立て形状を有するソケット筺体21と、ソケット筺体2
1の内側に配設された板ばね形状を有する例えば6本の
電極23とを備えており、シート基盤を介してコンピュ
ータのバス(電源、アース、リセット、クロック、割り
込み、複数のデータ信号線のうちの1本)に結線されて
いる。ソケット筺体21の6本の電極23は、ソケット
筺体21に対する電子ペンのペン筺体11の挿入時にペ
ン筺体11の6本の電極12と密着する位置に設定され
ている。尚、本例では、コンピュータ側のソケット筺体
21の電極の電気的な部分については符号3で示し、外
観的な部分については符号23で示してある。
【0044】ソケット筺体21は、突起21a、突起2
2a、軸22bを介してコンピュータの筺体面22上に
取り付けられている。コンピュータの筺体面22上に
は、突起22aが固定されており、突起22aには、軸
22bが一体に形成されている。ソケット筺体21は、
軸22bを介して回動自在となっている。これにより、
ソケット筺体21を図3(C)に示すごとく横向き状態
にできるようになっている。突起21aと突起22aの
取り付け構造については図4で詳述する。ソケット筺体
21に対する電子ペンの挿入に伴い、電子ペンの電極1
2とコンピュータの電極23とが電気的に結合され、電
子ペンからコンピュータへ情報が送信される。
【0045】この場合、コンピュータの筺体にソケット
の収納が可能な凹部を予め配設しておくことにより、ソ
ケットの不使用時やコンピュータの移動時には、上記図
3(C)に示すごとくソケット筺体21を倒しておくこ
とで、収納性が良好となるばかりでなく、誤ってソケッ
トに無理な力が加わることによって損傷する不具合を未
然に防止することができる。
【0046】更に、上記図3(D)に示すごとくソケッ
ト筺体21をコンピュータの筺体面22に対して垂直状
態から若干斜めに傾斜させた位置に設定することで、電
子ペンをソケット筺体21に挿入載置している状態での
電子ペンの安定度の向上を図ると共に、ソケット筺体2
1に対する電子ペンの抜き差し時における操作性の向上
を図っている。
【0047】次に、第1実施の形態に係る電子ペンが挿
入されるソケットのコンピュータ本体取付部分につい
て、図4(A)〜(C)を参照して説明する。図4
(A)は突起22a、軸22bを拡大した外観図、図4
(B)は突起21aを拡大した外観図、図4(C)は突
起22aと突起21aとを軸22bを介して組み立てた
状態を拡大した外観図である。
【0048】コンピュータの筺体面22の上面に固定さ
れた突起22aには、軸22bが突起22aの両面に対
して外方へ各々突出した状態で一体に形成されている
(図4(A))。また、ソケット筺体21に付設された
突起21aは、突起22aの嵌合が可能な間隔を置いて
同一形状を有する1対の部材として構成されており、そ
の中央部分には軸22bの嵌合が可能な孔部21bが貫
設されている(図4(B))。突起22aを軸22bを
介して1対の突起21aで挟持することにより、ソケッ
トのコンピュータ本体に対する取り付け部分が組み立て
られる(図4(C))。これにより、ソケット筺体21
は軸22bを介して図中矢印方向へ回動自在となる。
【0049】次に、上記のごとく構成してなる第1の実
施の形態に係る電子ペンを使用した場合のユーザ認証方
法について、図5を参照して説明する。
【0050】先ず、電子ペンのペン筺体11をコンピュ
ータに配設されたソケットのソケット筺体21に挿入す
ると、ソケット筺体21の内側に配設された板ばね状の
電極23がペン筺体11に押さえられる結果、ソケット
筺体21の電極23とペン筺体11の電極12とが密着
する。尚、ソケット筺体21の電極23とペン筺体11
の電極12とは、それぞれ互いに対になる電極同士が挿
入により簡単に電気的に結合されるよう最適化されてい
る。
【0051】コンピュータは、該コンピュータのディス
プレイの画面に図示のような表示を行わせることによ
り、ユーザのログインを待機する(図5(A))。これ
に伴い、ユーザが、電子ペンのペン筺体11をコンピュ
ータのソケットのソケット筺体21に挿入すると(図5
(B))、コンピュータ及び電子ペンにおいては下記の
処理が実行される。
【0052】即ち、 (1)コンピュータは、ソケットのソケット筺体21の
電極23及び電子ペンのペン筺体11の電極12を介し
て電子ペンに電源を供給する。これに伴い、電子ペン内
部のワンチップマイコン1に電源が投入される。 (2)コンピュータは、ソケットのソケット筺体21の
電極23及び電子ペンのペン筺体11の電極12を介し
て電子ペンのワンチップマイコン1にクロックを供給す
る。 (3)電子ペンのワンチップマイコン1は、電源投入に
伴い起動を終わると、コンピュータ側に割込線を介して
割り込みをかける(電子ペンを認識する)。 (4)電子ペンのワンチップマイコン1は、電子ペンの
固有番号を示すパルスを信号線を介してコンピュータに
伝送する。 (5)コンピュータは、電子ペンから伝送されてきた電
子ペンの固有番号が当該コンピュータでの使用が許可さ
れているか否かを確認する。 (6)コンピュータは、電子ペンの固有番号が当該コン
ピュータでの使用が許可されていると判定した場合は、
ディスプレイの画面に図示のような表示を行わせること
により、ログインを完了する(図5(C))。他方、電
子ペンの固有番号が当該コンピュータでの使用が許可さ
れていないと判定した場合は、ログインは失敗となる。
【0053】上述したログインプロセスにおいては、ユ
ーザは上記(1)〜(6)のうち、電子ペンをソケット
の挿入するだけで、コンピュータ側でユーザ認証が的確
に行われる。従って、従来のごとくキーボードを使用し
てログイン名とパスワードを入力する方式と比較し、ユ
ーザ認証を飛躍的に容易化することができる。
【0054】また、ユーザが電子ペンを他人に貸与した
りしなければ、コンピュータが電子ペンを識別すること
により、ユーザを特定することができる。従って、従来
のごとくユーザが外部侵入者によるパスワードの解読を
防止するために、定期的にパスワードを変更したり、変
更したパスワードを覚えておくことが不要となる。
【0055】また、電子ペンを使用することが可能なア
プリケーションならば、ログインが完了した時点で電子
ペンをコンピュータのソケットから抜くことにより、電
子ペンを従来通りコンピュータの入力装置として使用す
ることができる。
【0056】上述したように、第1の実施の形態によれ
ば、電子ペンは、予め固有番号を記憶したワンチップマ
イコン1と、ペン筺体11の外周部に配設されコンピュ
ータ側電極に接続される電極2とを具備し、固有番号に
対応した信号を電極2を介してコンピュータに送信する
ため、コンピュータと電気的に結線して使用する電子ペ
ンや振動を利用する電子ペンとは異なる本実施の形態に
係る電子ペンにより、固有番号をコンピュータ等の他の
媒体に伝達することができる。
【0057】これにより、コンピュータが電子ペンの固
有番号を認識することで、ユーザ認証を行う基本ソフト
(オペレーティングシステム)において、キーボードに
よる入力が困難或いは不得意な人であっても容易にログ
インすることができると共に、個人認証が容易となる。
【0058】また、従来は部外者の侵入を防止するため
にパスワードを度々変更する必要があり、ユーザはその
度にパスワードを考案し記憶しておく必要があったが、
本実施の形態では物理的な個体としての電子ペンを認証
するため、パスワードを考案したり記憶したりする煩雑
さを解消することができる。
【0059】また、電子ペン自体がコンピュータ入力の
有力な装置であるため、新たな装置の増設やコストの増
大を最小限に抑制することができ、また、電子ペンにユ
ーザ検証装置と入力装置とを兼用させることができるた
め、効率的な運用が可能なシステムを構築することがで
きる。
【0060】また、電子ペンのペン筺体11には、電極
が複数(6本)配設されているため、電子ペンとコンピ
ュータとの間における各種信号(例えばデータ、リセッ
ト、クロック、割り込み等)の伝達を的確に行うことが
できる。
【0061】また、電子ペンが使用されるコンピュータ
は、電子ペンが挿入されると共に該電子ペンの電極12
に接続される電極23が付設されたソケット筺体21を
具備するため、電子ペンをソケット筺体21に挿入する
だけで、電子ペンの固有番号等の情報をソケット筺体2
1を介してコンピュータへ伝達することができる。
【0062】これにより、従来はキーボード入力に基づ
き個人認証を行っていたものを、本実施の形態では電子
ペンから伝達される固有番号を判別することで個人認証
を行うことができる。また、ログインプロセスは電子ペ
ンをソケットに挿入するだけであるため、ログインは極
めて容易な作業で済む。
【0063】また、ソケット筺体21は、ペン立て形状
を有するため、電子ペンをソケット筺体21に抜き差し
する際の操作性を向上させることができる。更に、ソケ
ット筺体21は、電子ペンの挿入を検出するため、ユー
ザが電子ペンをソケットに挿入するだけで、コンピュー
タは自動的に電子ペンの固有番号等の情報を探しにいく
ことができる。
【0064】また、ソケット筺体21は、コンピュータ
の筺体面に対して起伏自在に構成されているため、ソケ
ットの非使用時にはソケットを倒しておくことで、ソケ
ットの収納性が良好となると共に、ソケットの不用意な
損傷を防止することができる。更に、ソケット筺体21
は、鉛直状態から斜めに傾斜させた位置に設定可能であ
るため、ソケットを鉛直状態にして使用する場合と比較
して安定性が良好となり、更にまた、ソケット筺体21
の傾斜角度を適切に調整することで、電子ペンの抜き差
しが容易になる。
【0065】[2]第2の実施の形態 先ず、第2の実施の形態に係るコンピュータ入力装置と
しての固有番号を有する電子ペンの電気的な構成、並び
に電子ペンの外観構成について、図6及び図7を参照し
て説明する。図6は電子ペンの電気的構成を示すブロッ
ク図であり、図7は電子ペンの外観図である。上記第1
の実施の形態では、コンピュータのソケットに挿入する
方式の電子ペンについて説明したが、第2の実施の形態
では、コードレス方式の電子ペンについて説明する。
【0066】電子ペンは、電源61と、スイッチ62
と、ワンチップマイクロコンピュータ(以下、ワンチッ
プマイコンと略称)63と、加振器ドライブ回路64
と、加振器65とをペン筺体内部に備える構成となって
いる。また、電子ペンのペン筺体70には、電池ボック
ス72と、押しボタンスイッチ73と、留め金74とが
装備されている。図中71は電子ペンのペン先付近を示
す。
【0067】上記各部の構成を詳述すると、電源61
は、例えばボタン電池として構成されており、スイッチ
62、ワンチップマイコン63、加振器ドライブ回路6
4に電源を供給する。スイッチ62は、例えば押しボタ
ンスイッチとして構成されており、電子ペンに振動を発
生させると共に電子ペンからの固有番号の出力を指示す
るためのスイッチである。
【0068】ワンチップマイコン63は、不揮発性メモ
リに予め電子ペンの固有番号を記憶しており、スイッチ
62からの入力を判別し、固有番号を加振器ドライブ回
路64に出力する等の機能を有する。加振器ドライブ回
路64は、ワンチップマイコン63の出力を加振器65
に入力する信号に変換する。加振器65は、例えば圧電
素子として構成されており、加振器ドライブ回路64か
ら入力された電気信号を振動に変換する。
【0069】電子ペンのペン筺体70の上端部分は、電
池ボックス72として構成されており、電池ボックス7
2の内部には、電源61が格納されている。更に、ペン
筺体70には、押しボタンスイッチ73と、電子ペンを
ユーザのポケット等に挟むための留め金74とが配設さ
れている。尚、本例では、電子ペンのスイッチ(押しボ
タンスイッチ)の電気的な部分については符号62で示
し、外観的な部分については符号73で示してある。ペ
ン筺体70のペン先71付近の内部には、加振器65が
収納されており、加振器65によりペン先を効率良く振
動させる。
【0070】ユーザが電子ペンの押しボタンスイッチ7
3を押下すると、ワンチップマイコン63に割り込みが
発生する結果、ワンチップマイコン63は電子ペンの固
有番号に対応したパルス信号を加振器ドライブ回路64
に送信する。加振器ドライブ回路64はワンチップマイ
コン63からの信号を増幅し、加振器65に送信する。
これに伴い、加振器65は電子ペンのペン先71をパル
ス振動させるようになっている。
【0071】次に、第2の実施の形態に係る電子ペンを
使用したときの振動を検出する機能を有するディスプレ
イ(デジタイザ付きディスプレイ)の構成について、図
8を参照して説明する。図8はディスプレイ81の構成
を示す説明図である。
【0072】コンピュータに接続されているディスプレ
イ81は、例えばガラス製のパネル面82と、パネル面
82の四隅に配設された振動センサ(圧電素子)83、
84、85、86とを備える構成となっている。パネル
面82には、ユーザにより電子ペンのペン先71が接触
させられる。振動センサ(圧電素子)83、84、8
5、86は、パネル面82に接触させられた電子ペンの
振動を検出する。
【0073】ユーザが電子ペンのペン先71をディスプ
レイ81のパネル面82上における任意の点87に押し
付けると共に、押しボタンスイッチ73を押下すると、
電子ペンの振動がパネル面82を伝達して四隅の振動セ
ンサ83〜86に到達する。これにより、振動の到達時
間を比較し、公知の三角測量の原理に基づき電子ペンの
ペン先71が接触した点87の位置を算出する。
【0074】この場合、電子ペンから固有番号を発する
ときの振動周波数とペン先が接触したパネル面82上の
座標を算出するときは、電子ペンの発する振動周波数と
は異なる振動周波数を用いる。振動の検出系(パネル
側)では、振動センサ83〜86により検出した振動を
バンドパスフィルタ(図示略)により帯域通過させ、電
子ペンの固有番号を検出するのか座標を求めるのかを判
別する。尚、電子ペンの固有番号については、その周波
数で変調をかけてあるため復調して求める。
【0075】次に、上記のごとく構成してなる第2の実
施の形態に係る電子ペンを使用した場合のユーザ認証方
法について、図9を参照して説明する。
【0076】(1)コンピュータは、該コンピュータの
ディスプレイの画面に図示のような表示を行わせること
により、ユーザのログインを要求する(図9(A))。
【0077】(2)ユーザは、電子ペンのペン筺体70
のペン先71をディスプレイの画面に当て、押しボタン
スイッチ73を押下する(図9(B))。これに伴い、
電子ペンのペン先71は加振器65により電子ペン固有
のパルス振動を行うため、ディスプレイ表面のパネル面
81も同様にパルス振動する。ディスプレイのパネル面
81の振動センサ83〜86は電子ペンの振動を検出
し、これを再び電気信号に変換し、コンピュータに入力
する。
【0078】(3)コンピュータは、この電気信号を復
調することで、使用されている電子ペンの固有番号を認
識する。
【0079】(4)コンピュータは、認識した電子ペン
の固有番号を予め蓄積されているデータベースと比較
し、当該コンピュータの使用を許可された電子ペンの固
有番号であるか否かを確認する。
【0080】(5)コンピュータは、電子ペンの固有番
号が当該コンピュータの使用を許可されている番号であ
ると判定した場合は、当該コンピュータの使用を許可す
る(ログイン成功、図9(C))。他方、コンピュータ
は、電子ペンの固有番号がデータベースに存在しないと
判定した場合は、当該コンピュータの使用を許可しない
(ログイン失敗)。
【0081】上述したログインプロセスにおいては、上
記(1)〜(5)のプロセスの中で、ユーザはディスプ
レイのログイン画面を確認して、電子ペンを画面に押し
付けて電子ペンの押しボタンスイッチ73を押下するだ
けである。従って、ユーザの所有する電子ペンは1人
(ユーザ自身)が使用し、他人に貸し与えるものではな
いという前提のもとで、コンピュータ側はユーザを特定
することができる。
【0082】これにより、従来のログインプロセスのよ
うに、ユーザ名やパスワードをキーボードを使用して入
力することが不要となるため、キーボードを使用するの
が不得意或いは困難な人でも容易にログインすることが
できると共に、定期的にパスワードを変更したり変更パ
スワードを覚えておくことも不要となる。また、個人を
特定することができるため、個人情報の秘匿性も確保す
ることができる。
【0083】更に、上述した電子ペンは、従来の電子ペ
ン同様、ログイン以外のコンピュータの入力装置として
使用することができる。従って、ログインの簡素化を目
的としてユーザ認証を行う従来の方法(ユーザの指紋、
ユーザが署名したサインの筆跡、ユーザが所持したIC
カードの個別情報とコンピュータのデータベースとを照
合する方法等)と比較し、コンピュータの入力装置とし
て従来から使用されている電子ペンを使用するほうが、
コンピュータに新たな周辺機器を増設することなく運用
することができる。
【0084】これにより、省スペースかつ安価なユーザ
認証システムを構築することが可能となると共に、電子
ペンをコンピュータの入力装置としても運用できるた
め、従来よりもはるかに効率的となる。
【0085】上述したように、第2の実施の形態によれ
ば、電子ペンは、予め固有番号を記憶したワンチップマ
イコン63を具備し、固有番号に対応した振動をコンピ
ュータに伝達するため、コンピュータが電子ペンの固有
番号を認識することで、ユーザ認証を行う基本ソフト
(オペレーティングシステム)において、キーボードに
よる入力が困難或いは不得意な人であっても容易にログ
インすることができると共に、個人認証が容易となる。
【0086】また、従来は部外者の侵入を防止するため
にパスワードを度々変更する必要があり、ユーザはその
度にパスワードを考案し記憶しておく必要があったが、
本発明では物理的な個体としての電子ペンを認証するた
め、パスワードを考案したり記憶したりする煩雑さを解
消することができる。
【0087】また、電子ペン自体がコンピュータ入力の
有力な装置であるため、新たな装置の増設やコストの増
大を最小限に抑制することができ、また、電子ペンにユ
ーザ検証装置と入力装置とを兼用させることができるた
め、効率的な運用が可能なシステムを構築することがで
きる。
【0088】また、電子ペンは、振動の発生を指示する
押しボタンスイッチ73と、押しボタンスイッチ73に
よる指示に基づき固有番号に対応した振動をペン筺体7
0に加える加振器65とを具備するため、コードレスの
振動を利用する本実施の形態に係る電子ペンにより、簡
単にログインを行うシステムを実現することができる。
【0089】[3]第3の実施の形態 先ず、第3の実施の形態に係るコンピュータ入力装置と
しての固有番号を有する電子ペンの外観構成について、
図10を参照して説明する。図10(A)はペン本体部
とインターフェース部とを分割した状態を示す外観図、
図10(B)はペン本体部とインターフェース部とを結
合した状態を示す外観図である。上記第2の実施の形態
では、電子ペンがコードレスで且つ電子ペンの振動をコ
ンピュータに認識させることで電子ペン位置を認識させ
る場合について説明したが、第3の実施の形態では、コ
ンピュータと電気的に結合される構造で固有番号を有す
る電子ペンの例について説明する。
【0090】電子ペンは、個人が持ち歩くためのペン本
体部101と、コンピュータに結線されているインター
フェース部104とに分割可能な筺体として構成されて
いる。ペン本体部101は、インターフェース部104
の電極と電気的に結合される電極102と、電子ペンの
固有番号を予め記憶すると共にコンピュータと通信を行
うワンチップマイクロコンピュータ(以下、ワンチップ
マイコンと略称)とを内蔵している。また、ペン本体部
101の上端部には、ペン本体部101とインターフェ
ース部104との結合時にインターフェース部104の
電極を速やかに誘導するためのガイドが付設されてい
る。
【0091】インターフェース部104は、ペン本体部
101の電極102と電気的に結合される電極(図示
略)と、電子ペンをコンピュータと電気的に接続するケ
ーブル105と、インターフェース部104とペン本体
部101との結合を検知するセンサ(押しボタンスイッ
チ)106とを備えている。また、インターフェース部
104の筺体にも、インターフェース部104とペン本
体部101との電気的な結合を速やかに行うようにする
ため、インターフェース部104がペン本体部101に
対して決まった角度で結合されるように誘導するための
ガイド(図示略)が付設されている。
【0092】次に、上記のごとく構成してなる第3の実
施の形態に係る電子ペンを使用した場合のユーザ認証方
法について、図11を参照して説明する。
【0093】(1)ユーザは、コンピュータのディスプ
レイの画面に図示のような表示がなされるログイン時
(図11(A))に、電子ペンのペン本体部101をガ
イド103を介してインターフェース部104に結合さ
せる(図11(B))。ガイド103の案内により、ペ
ン本体部101の電極102とインターフェース部10
4の電極とが正確に導通する。また、結合と同時に、イ
ンターフェース部104のセンサ(押しボタンスイッ
チ)106はペン本体部101の筺体により押し込めら
れ、この状態を検知することで、ログインのトリガとな
る。
【0094】(2)コンピュータは、電子ペンのインタ
ーフェース部104のセンサ(押しボタンスイッチ)1
06の反応に伴い、電子ペンのペン本体部101内のワ
ンチップマイコンに固有番号の送信を要求する。
【0095】(3)電子ペンのワンチップマイコンは、
コンピュータの要求に基づき固有番号に対応した電気的
なパルスを、ペン本体部101の電極102及びインタ
ーフェース部104の電極を介してコンピュータへ送信
する。
【0096】(4)コンピュータは、電子ペンのワンチ
ップマイコンから電気的なパルスを受信し、コンピュー
タ内のデータベースに上述した電子ペンの固有番号が登
録されているか否かを検索する。
【0097】(5)コンピュータは、データベースに上
述した電子ペンの固有番号が登録されていると判定した
場合は、当該コンピュータの使用を許可する(図11
(C))。他方、コンピュータは、データベースに上述
した電子ペンの固有番号が登録されていないと判定した
場合は、当該コンピュータの使用を許可しない。
【0098】上述したログインプロセスにおいては、ユ
ーザがログインプロセスに要する作業は、電子ペンのペ
ン本体部101をインターフェース部104に結合させ
るだけの簡単な作業である。従って、コンピュータと電
気的に接続可能な構造で固有番号を有する電子ペンを使
用することで、キーボードを使用するのが不得意或いは
困難なユーザでも容易にログインしてコンピュータを快
適に使用することができる。
【0099】上述したように、第3の実施の形態によれ
ば、電子ペンは、予め固有番号を記憶したワンチップマ
イコンを内蔵したペン本体部101と、ペン本体部10
1に着脱自在に結合されペン本体部101とコンピュー
タとを電気的に接続するインターフェース部104とを
具備するため、コンピュータが電子ペンの固有番号を認
識することで、ユーザ認証を行う基本ソフト(オペレー
ティングシステム)において、キーボードによる入力が
困難或いは不得意な人であっても容易にログインするこ
とができると共に、個人認証が容易となる。
【0100】また、従来は部外者の侵入を防止するため
にパスワードを度々変更する必要があり、ユーザはその
度にパスワードを考案し記憶しておく必要があったが、
本実施の形態では物理的な個体としての電子ペンを認証
するため、パスワードを考案したり記憶したりする煩雑
さを解消することができる。
【0101】また、電子ペン自体がコンピュータ入力の
有力な装置であるため、新たな装置の増設やコストの増
大を最小限に抑制することができ、また、電子ペンにユ
ーザ検証装置と入力装置とを兼用させることができるた
め、効率的な運用が可能なシステムを構築することがで
きる。
【0102】また、電子ペンは、インターフェース部1
04に、ペン本体部101とインターフェース部104
とが結合されたことを検出するセンサ(押しボタンスイ
ッチ)106を具備するため、コンピュータと電気的に
結線して使用する本実施の形態に係る電子ペンにより、
簡単にログインできるシステムを実現することができ
る。
【0103】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用
してもよい。前述した実施形態の機能を実現するソフト
ウエアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコ
ンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納
されたプログラムコードを読み出し実行することによっ
ても、達成されることは言うまでもない。
【0104】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0105】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMな
どを用いることができる。
【0106】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前
述した実施形態の機能が実現される場合も含まれること
は言うまでもない。
【0107】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基
づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わる
CPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その
処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コンピュータ入力装置として使用される電子ペ
ンであって、ペン筺体に配設されコンピュータ側電極に
接続される電極を具備してなり、予め記憶してある固有
番号に対応した信号を前記電極を介してコンピュータに
送信可能であるため、コンピュータと電気的に結線して
使用する電子ペンや振動を利用する電子ペンとは異なる
本発明の電子ペンにより、固有番号をコンピュータ等の
他の媒体に伝達することができる。これにより、コンピ
ュータが電子ペンの固有番号を認識することで、ユーザ
認証を行う基本ソフト(オペレーティングシステム)に
おいて、キーボードによる入力が困難或いは不得意な人
であっても容易にログインすることができると共に、個
人認証が容易となる。また、従来は部外者の侵入を防止
するためにパスワードを度々変更する必要があり、ユー
ザはその度にパスワードを考案し記憶しておく必要があ
ったが、本発明では物理的な個体としての電子ペンを認
証するため、パスワードを考案したり記憶したりする煩
雑さを解消することができる。更に、電子ペン自体がコ
ンピュータ入力の有力な装置であるため、新たな装置の
増設やコストの増大を最小限に抑制することができ、ま
た、電子ペンにユーザ検証装置と入力装置とを兼用させ
ることができるため、効率的な運用が可能なシステムを
構築することができる。
【0109】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
電子ペンにおいて、前記電極に結線され前記固有番号を
記憶した記憶手段を具備するため、請求項1の発明と同
様の効果を奏することができる。
【0110】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
電子ペンにおいて、前記電極に結線され前記固有番号を
記憶したマイクロコンピュータを具備するため、請求項
1の発明と同様の効果を奏することができる。
【0111】請求項4の発明によれば、請求項1、2又
は3記載の電子ペンにおいて、前記電極は、複数配設さ
れているため、電子ペンとコンピュータとの間における
各種信号(例えばデータ、リセット、クロック、割り込
み等)の伝達を的確に行うことができる。
【0112】請求項5の発明によれば、請求項1、2、
3又は4記載の電子ペンとコンピュータとを備えた個人
認証システムであって、前記コンピュータは、前記電子
ペンが挿入されると共に該電子ペンの電極に接続される
電極が付設されたソケットを具備するため、電子ペンを
ソケットに挿入するだけで、電子ペンの固有番号等の情
報をソケットを介してコンピュータへ伝達することがで
きる。これにより、従来はキーボード入力に基づき個人
認証を行っていたものを、本発明では電子ペンから伝達
される固有番号を判別することで個人認証を行うことが
できる。また、ログインプロセスは電子ペンをソケット
に挿入するだけであるため、ログインは極めて容易な作
業で済む。
【0113】請求項6の発明によれば、請求項5記載の
個人認証システムにおいて、前記ソケットは、ペン立て
形状を有するため、電子ペンをソケットに抜き差しする
際の操作性を向上させることができる。
【0114】請求項7の発明によれば、請求項5又は6
記載の個人認証システムにおいて、前記ソケットは、前
記電子ペンの挿入を検出する検出手段を具備するため、
ユーザが電子ペンをソケットに挿入するだけで、コンピ
ュータは自動的に電子ペンの固有番号等の情報を探しに
いくことができる。
【0115】請求項8の発明によれば、請求項5、6又
は7記載の個人認証システムにおいて、前記ソケット
は、前記コンピュータの筺体面に対して起伏自在に構成
されているため、ソケットの非使用時にはソケットを倒
しておくことで、ソケットの収納性が良好となると共
に、ソケットの不用意な損傷を防止することができる。
【0116】請求項9の発明によれば、請求項5、6、
7又は8記載の個人認証システムにおいて、前記ソケッ
トは、鉛直状態から斜めに傾斜させた位置に設定可能で
あるため、ソケットを鉛直状態にして使用する場合と比
較して安定性が良好となり、また、ソケットの傾斜角度
を適切に調整することで、電子ペンの抜き差しが容易に
なる。
【0117】請求項10の発明によれば、請求項5、
6、7、8又は9記載の個人認証システムにおいて、前
記電子ペンから前記コンピュータに送信される前記固有
番号に基づき個人認証を行うため、請求項5乃至請求項
9の発明と同様の効果を奏することができる。
【0118】請求項11の発明によれば、請求項5、
6、7又は8記載の個人認証システムを用いた個人認証
方法であって、前記電子ペンから前記コンピュータに送
信される前記固有番号に基づき個人認証を行うステップ
を有するため、請求項5乃至請求項8の発明と同様の効
果を奏することができる。
【0119】請求項12の発明によれば、コンピュータ
入力装置として使用される電子ペンであって、予め記憶
してある固有番号をコンピュータに伝達する伝達手段を
具備するため、コンピュータが電子ペンの固有番号を認
識することで、ユーザ認証を行う基本ソフト(オペレー
ティングシステム)において、キーボードによる入力が
困難或いは不得意な人であっても容易にログインするこ
とができると共に、個人認証が容易となる。また、従来
は部外者の侵入を防止するためにパスワードを度々変更
する必要があり、ユーザはその度にパスワードを考案し
記憶しておく必要があったが、本発明では物理的な個体
としての電子ペンを認証するため、パスワードを考案し
たり記憶したりする煩雑さを解消することができる。更
に、電子ペン自体がコンピュータ入力の有力な装置であ
るため、新たな装置の増設やコストの増大を最小限に抑
制することができ、また、電子ペンにユーザ検証装置と
入力装置とを兼用させることができるため、効率的な運
用が可能なシステムを構築することができる。
【0120】請求項13の発明によれば、請求項12記
載の電子ペンにおいて、前記固有番号を記憶した半導体
メモリ、磁気メモリ、バーコード等の記憶媒体を具備す
るため、請求項12の発明と同様の効果を奏することが
できる。
【0121】請求項14の発明によれば、請求項12記
載の電子ペンにおいて、前記固有番号を記憶したマイク
ロコンピュータを具備するため、請求項12の発明と同
様の効果を奏することができる。
【0122】請求項15の発明によれば、請求項12、
13又は14記載の電子ペンにおいて、振動の発生を指
示する指示手段と、該指示手段による指示に基づき前記
固有番号に対応した振動をペン筺体に加える加振手段と
を具備するため、コードレスの振動を利用する本発明の
電子ペンにより、簡単にログインを行うシステムを実現
することができる。
【0123】請求項16の発明によれば、請求項12、
13、14又は15記載の電子ペンとコンピュータとを
備えた個人認証システムであって、前記電子ペンから前
記コンピュータに送信される前記固有番号に基づき個人
認証を行うため、請求項12及び請求項15の発明と同
様の効果を奏することができる。
【0124】請求項17の発明によれば、請求項16記
載の個人認証システムにおいて、前記コンピュータは、
前記電子ペンが押し当てられると共に該電子ペンの振動
を検出する振動検出手段が付設されたディスプレイを具
備するため、請求項12及び請求項15の発明と同様の
効果を奏することができる。
【0125】請求項18の発明によれば、請求項12、
13、14又は15記載の電子ペンとコンピュータとを
用いた個人認証方法であって、前記電子ペンから前記コ
ンピュータに送信される前記固有番号に基づき個人認証
を行うステップを有するため、請求項12及び請求項1
5の発明と同様の効果を奏することができる。
【0126】請求項19の発明によれば、コンピュータ
入力装置として使用される電子ペンであって、予め固有
番号を記憶したペン本体部と、該ペン本体部に着脱自在
に結合され前記ペン本体部とコンピュータとを電気的に
接続するインターフェース部とを具備するため、コンピ
ュータが電子ペンの固有番号を認識することで、ユーザ
認証を行う基本ソフト(オペレーティングシステム)に
おいて、キーボードによる入力が困難或いは不得意な人
であっても容易にログインすることができると共に、個
人認証が容易となる。また、従来は部外者の侵入を防止
するためにパスワードを度々変更する必要があり、ユー
ザはその度にパスワードを考案し記憶しておく必要があ
ったが、本発明では物理的な個体としての電子ペンを認
証するため、パスワードを考案したり記憶したりする煩
雑さを解消することができる。更に、電子ペン自体がコ
ンピュータ入力の有力な装置であるため、新たな装置の
増設やコストの増大を最小限に抑制することができ、ま
た、電子ペンにユーザ検証装置と入力装置とを兼用させ
ることができるため、効率的な運用が可能なシステムを
構築することができる。
【0127】請求項20の発明によれば、請求項19記
載の電子ペンにおいて、前記固有番号を記憶した記憶手
段を具備するため、請求項19の発明と同様の効果を奏
することができる。
【0128】請求項21の発明によれば、請求項19記
載の電子ペンにおいて、前記固有番号を記憶したマイク
ロコンピュータを具備するため、請求項19の発明と同
様の効果を奏することができる。
【0129】請求項22の発明によれば、請求項19、
20又は21記載の電子ペンにおいて、前記ペン本体部
及び前記インターフェース部は、両者を電気的に接続す
る電極をそれぞれ具備するため、請求項19の発明と同
様の効果を奏することができる。
【0130】請求項23の発明によれば、請求項19、
20、21又は22記載の電子ペンにおいて、前記ペン
本体部もしくは前記インターフェース部は、前記ペン本
体部と前記インターフェース部とが結合されたことを検
出する検出手段を具備するため、コンピュータと電気的
に結線して使用する本発明の電子ペンにより、簡単にロ
グインできるシステムを実現することができる。
【0131】請求項24の発明によれば、請求項19、
20、21、22又は23記載の電子ペンとコンピュー
タとを備えた個人認証システムであって、前記電子ペン
から前記コンピュータに送信される前記固有番号に基づ
き個人認証を行うため、請求項19及び請求項23の発
明と同様の効果を奏することができる。
【0132】請求項25の発明によれば、請求項19、
20、21、22又は23記載の電子ペンとコンピュー
タとを用いた個人認証方法であって、前記電子ペンから
前記コンピュータに送信される前記固有番号に基づき個
人認証を行うステップを有するため、請求項19及び請
求項23の発明と同様の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電子ペン及び
コンピュータの電極側の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る電子ペンの外
観図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るコンピュータ
側のソケット及び該コンピュータ側のソケットに対する
電子ペンとの挿入状態を示す断面図であり、(A)はコ
ンピュータ側のソケットの断面図、(B)はコンピュー
タ側の筺体面に対して垂直状態のソケットに電子ペンを
挿入した状態を示す断面図、(C)はコンピュータ側の
ソケットを横向きにした状態を示す断面図、(D)はコ
ンピュータ側の筺体面に対して垂直状態から若干斜めに
傾斜させたソケットに電子ペンを挿入した状態を示す断
面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る電子ペンが挿
入されるソケットのコンピュータ本体取付部分を示す図
であり、(A)は突起22a、軸22bを拡大した外観
図、(B)は突起21aを拡大した外観図、(C)は突
起22aと突起21aとを軸22bを介して組み立てた
状態を拡大した外観図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る電子ペンを使
用した場合のユーザ認証方法を示す図であり、(A)は
ログインを待機する状態を示す説明図、(B)は電子ペ
ンをソケットに挿入した状態を示す説明図、(C)はロ
グインが完了した状態を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電子ペンの電
気的構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る電子ペンの外
観図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る電子ペンを使
用したときの振動を検出する機能を有するディスプレイ
の構成を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る電子ペンを使
用した場合のユーザ認証方法を示す図であり、(A)は
ログインを要求する状態を示す説明図、(B)は電子ペ
ンをディスプレイ画面に当てた状態を示す説明図、
(C)はコンピュータの使用が許可された状態を示す説
明図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る電子ペンの
外観図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態に係る電子ペンを
使用した場合のユーザ認証方法を示す図であり、(A)
はログインを要求する状態を示す説明図、(B)は電子
ペンのペン本体部とインターフェース部とを結合する状
態を示す説明図、(C)はコンピュータの使用が許可さ
れた状態を示す説明図である。
【図12】従来例に係るユーザ認証を行う基本ソフトに
おけるユーザ認証方法を示す図であり、(A)はログイ
ンを待機する状態を示す説明図、(B)はログイン名を
入力した状態を示す説明図、(C)はパスワードの入力
を要求した状態を示す説明図、(D)はパスワードを入
力した状態を示す説明図、(E)はコンピュータ上での
操作を許可した状態を示す説明図、(F)は再びログイ
ンを待機する状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1 ワンチップマイコン 2 電極 3 電極 4 コンピュータ上のバス 11 ペン筺体 12 電極 21 ソケット筺体 23 電極 62 スイッチ 63 ワンチップマイコン 65 加振器 70 ペン筺体 81 ディスプレイ 82 パネル面 83〜86 振動センサ 101 ペン本体部 102 電極 104 インターフェース部 105 ケーブル

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ入力装置として使用される
    電子ペンであって、ペン筺体に配設されコンピュータ側
    電極に接続される電極を具備してなり、予め記憶してあ
    る固有番号に対応した信号を前記電極を介してコンピュ
    ータに送信可能であることを特徴とする電子ペン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子ペンにおいて、前記
    電極に結線され前記固有番号を記憶した記憶手段を具備
    することを特徴とする電子ペン。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子ペンにおいて、前記
    電極に結線され前記固有番号を記憶したマイクロコンピ
    ュータを具備することを特徴とする電子ペン。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の電子ペンにお
    いて、前記電極は、複数配設されていることを特徴とす
    る電子ペン。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3又は4記載の電子ペン
    とコンピュータとを備えた個人認証システムであって、
    前記コンピュータは、前記電子ペンが挿入されると共に
    該電子ペンの電極に接続される電極が付設されたソケッ
    トを具備することを特徴とする個人認証システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の個人認証システムにおい
    て、前記ソケットは、ペン立て形状を有することを特徴
    とする個人認証システム。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の個人認証システム
    において、前記ソケットは、前記電子ペンの挿入を検出
    する検出手段を具備することを特徴とする個人認証シス
    テム。
  8. 【請求項8】 請求項5、6又は7記載の個人認証シス
    テムにおいて、前記ソケットは、前記コンピュータの筺
    体面に対して起伏自在に構成されていることを特徴とす
    る個人認証システム。
  9. 【請求項9】 請求項5、6、7又は8記載の個人認証
    システムにおいて、前記ソケットは、鉛直状態から斜め
    に傾斜させた位置に設定可能であることを特徴とする個
    人認証システム。
  10. 【請求項10】 請求項5、6、7、8又は9記載の個
    人認証システムにおいて、前記電子ペンから前記コンピ
    ュータに送信される前記固有番号に基づき個人認証を行
    うことを特徴とする個人認証システム。
  11. 【請求項11】 請求項5、6、7又は8記載の個人認
    証システムを用いた個人認証方法であって、前記電子ペ
    ンから前記コンピュータに送信される前記固有番号に基
    づき個人認証を行うステップを有することを特徴とする
    個人認証方法。
  12. 【請求項12】 コンピュータ入力装置として使用され
    る電子ペンであって、予め記憶してある固有番号をコン
    ピュータに伝達する伝達手段を具備することを特徴とす
    る電子ペン。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の電子ペンにおいて、
    前記固有番号を記憶した半導体メモリ、磁気メモリ、バ
    ーコード等の記憶媒体を具備することを特徴とする電子
    ペン。
  14. 【請求項14】 請求項12記載の電子ペンにおいて、
    前記固有番号を記憶したマイクロコンピュータを具備す
    ることを特徴とする電子ペン。
  15. 【請求項15】 請求項12、13又は14記載の電子
    ペンにおいて、振動の発生を指示する指示手段と、該指
    示手段による指示に基づき前記固有番号に対応した振動
    をペン筺体に加える加振手段とを具備することを特徴と
    する電子ペン。
  16. 【請求項16】 請求項12、13、14又は15記載
    の電子ペンとコンピュータとを備えた個人認証システム
    であって、前記電子ペンから前記コンピュータに送信さ
    れる前記固有番号に基づき個人認証を行うことを特徴と
    する個人認証システム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の個人認証システムに
    おいて、前記コンピュータは、前記電子ペンが押し当て
    られると共に該電子ペンの振動を検出する振動検出手段
    が付設されたディスプレイを具備することを特徴とする
    個人認証システム。
  18. 【請求項18】 請求項12、13、14又は15記載
    の電子ペンとコンピュータとを用いた個人認証方法であ
    って、前記電子ペンから前記コンピュータに送信される
    前記固有番号に基づき個人認証を行うステップを有する
    ことを特徴とする個人認証方法。
  19. 【請求項19】 コンピュータ入力装置として使用され
    る電子ペンであって、予め固有番号を記憶したペン本体
    部と、該ペン本体部に着脱自在に結合され前記ペン本体
    部とコンピュータとを電気的に接続するインターフェー
    ス部とを具備することを特徴とする電子ペン。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の電子ペンにおいて、
    前記固有番号を記憶した記憶手段を具備することを特徴
    とする電子ペン。
  21. 【請求項21】 請求項19記載の電子ペンにおいて、
    前記固有番号を記憶したマイクロコンピュータを具備す
    ることを特徴とする電子ペン。
  22. 【請求項22】 請求項19、20又は21記載の電子
    ペンにおいて、前記ペン本体部及び前記インターフェー
    ス部は、両者を電気的に接続する電極をそれぞれ具備す
    ることを特徴とする電子ペン。
  23. 【請求項23】 請求項19、20、21又は22記載
    の電子ペンにおいて、前記ペン本体部もしくは前記イン
    ターフェース部は、前記ペン本体部と前記インターフェ
    ース部とが結合されたことを検出する検出手段を具備す
    ることを特徴とする電子ペン。
  24. 【請求項24】 請求項19、20、21、22又は2
    3記載の電子ペンとコンピュータとを備えた個人認証シ
    ステムであって、前記電子ペンから前記コンピュータに
    送信される前記固有番号に基づき個人認証を行うことを
    特徴とする個人認証システム。
  25. 【請求項25】 請求項19、20、21、22又は2
    3記載の電子ペンとコンピュータとを用いた個人認証方
    法であって、前記電子ペンから前記コンピュータに送信
    される前記固有番号に基づき個人認証を行うステップを
    有することを特徴とする個人認証方法。
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