JPH10214247A - 外部記憶装置インタフェース - Google Patents

外部記憶装置インタフェース

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JPH10214247A
JPH10214247A JP32568097A JP32568097A JPH10214247A JP H10214247 A JPH10214247 A JP H10214247A JP 32568097 A JP32568097 A JP 32568097A JP 32568097 A JP32568097 A JP 32568097A JP H10214247 A JPH10214247 A JP H10214247A
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JP
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disk
command
write
data
disk device
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JP32568097A
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Naoki Watanabe
直企 渡邉
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コマンドキューイングを行う時に、ライト処
理のSCSIバス,ディスク制御装置のオーバヘッド増
加を防ぐ。 【解決手段】 ディスク制御装置はディスク装置にライ
トコマンドを発行する時、初期設定時にディスク制御装
置とディスク装置間で決めたライトコマンドと同時に転
送できる転送ブロック長上限によって、データをコマン
ドの後に転送するか否かを指定する。ディスク制御装置
はライト処理のライトデータが少ない時にライトコマン
ドとともにライトデータをディスク装置に送り、ディス
ク装置は上記ライトコマンドをキューイングすると共
に、ライトデータをディスク装置上のキャッシュ上に格
納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの装置間のデ
ータ転送に関係し、特に、ディスク制御装置、ディスク
装置、および、ディスク制御装置とディスク装置の間の
インタフェースユニットを有する記憶システムに関係す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスク装置を効率よく利用するために
ANSI(American National Standards Institu
te)ではインタフェース規格SCSI(Small Computer S
ystemInterface)で様々な機能を規定している。199
4年1月にはSCSI−2としてANSIスタンダード
として採択された。SCSI−2でターゲット(ここで
はディスク装置)はイニシエータ(ここではディスク制
御装置)からの複数のコマンドを受け付けキューイング
する、コマンドキューイングの機能が規定されている。
コマンドキューイングはディスク装置がビジー(Busy)
状態の時にディスク制御装置がコマンドを再発行するオ
ーバヘッドの削減や、次のコマンド処理を開始するまで
のオーバヘッド時間を削減する目的で行われる。キュー
イングされたコマンドはSCSI−2仕様7.8.3.2E
xample of tagged queuingで示されるようにディスク制
御装置が発行するコマンドに矛盾がなく、実行時間が最
短になるようスケジューリングされ実行される。このよ
うにして、コマンドキューイングを行うことにより、オ
ーバヘッド時間を削減しスケジューリングによりディス
ク装置の使用効率は向上する。SCSI−2のコマンド
キューイングに関しては「SCSI−2詳細解説(最新
SCSI規格とコマンドリファレンス)」,菅谷誠一
著,pp.112−119,CQ出版社で詳しく説明し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、ディ
スク装置に対しSCSIバスやディスク制御装置が充分
に余裕がある場合にはコマンドキューイングが有効であ
るが、一つのディスク制御装置に多数のSCSIバスが
接続し、各SCSIバスにディスク装置が多数接続され
る場合にはディスク制御装置及び、SCSIバスの負荷
が問題となる。
【0004】ディスク装置からのリード処理ではコマン
ドキューイングがないときにはコマンド発行とデータリ
ードの二つの処理が行われ、コマンドキューイング時に
はこれらの処理はほぼ同じでタグを付加するためのオー
バヘッドが付加される程度である。
【0005】しかし、ディスク装置へのライト処理時
は、その処理はリード処理時のものと異なる。まず、コ
マンドキューが無い場合は、ライト処理において、2つ
の処理(コマンド発行&データ転送、および、ステータ
スの返送)が実行される。この場合、ディスク制御装置
は、ディスク装置の中にコマンドのためのキューを持た
ないため、ディスク装置が先の処理を終るまで次の処理
のための次のコマンドを送らない。一方、コマンドキュ
ーが有る場合には、ライト処理時には、3つの処理(コ
マンド発行、データ転送、および、ステータス転送)が
実行されなければならない。これは、コマンドキューが
あるのでコマンドは連続して発行できるが、ディスク装
置は複数のデータを処理する手段を持たず、また、ディ
スク制御装置はデータと共にコマンドを送付して良いか
否か判断する手段を有しないため、コマンドとデータは
別々に送る必要があるからである。そして、3回のデー
タ転送が必要となる。このように、コマンドキューイン
グを行うと、ライト処理時には、ディスク制御装置、S
CSIバスのオーバヘッドが増加し、システム全体の性
能が向上しない。
【0006】本発明の目的は、記憶システムにおいて上
記述べた様な負荷を減少することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】ディスク制御装置が発行
するリードあるいはライトコマンドをキューイングする
ことにより、ディスク装置の利用効率を向上するような
記憶装置において、特に、ライト処理に関してライトコ
マンドを発行する時にディスク制御装置はディスク装置
にデータをコマンドの後に転送するか否かを指定する。
ライトデータを転送するか否かは、初期設定時にディス
ク制御装置とディスク装置間で決めたライトコマンドと
同時に転送できる転送ブロック長上限によって決められ
る。上記指定の方法はSCSIではCDB(Command De
scriptor Block)内のコントロールバイトのベンダ固有
のビットを用いて指示可能である。SCSI以外のイン
タフェースでもコマンドの発行時に指定できれば実現可
能である。
【0008】ディスク装置はコントロールバイトを受け
取り、ライトデータが転送されるか否かを知り、コマン
ドに続いてライトデータを受け取る。コマンドはコマン
ド・キューに格納され、受け取ったライトデータはディ
スク装置内のキャッシュメモリに格納される。このライ
トデータへのポインタはコマンドと共にキューイングさ
れる。該コマンドはコマンド・キューにおいて実行順番
が来るまで待たされる。実行順序が来たら、該ライトコ
マンドの処理を開始し、ポインタで示されるキャッシュ
上のライトデータをディスクにライトし、ディスク制御
装置に終了のステータスを返す。
【0009】本発明ではコマンドキューイング時のライ
トにおけるコマンド発行、データ転送、ステータスの三
つの処理を減らすために、ライト処理のライトデータが
少ない時にディスク制御装置はライトコマンドと共にラ
イトデータをディスク装置に送り、ディスク装置はライ
トコマンドをキューイングすると共に、ライトデータを
ディスク装置上のキャッシュ上に格納する。これによ
り、ディスク装置においてライトコマンドが実行される
時に、ディスク制御装置からライトデータを転送する処
理をなくし、SCSIバスのオーバヘッドと、ディスク
制御装置の処理を減らすことが可能となり、少数のディ
スク制御装置で多数のSCSIバスとディスク装置をコ
マンドキューイングを用い制御することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の記憶装置システム
の一実施例を示す。本実施例では記憶装置として磁気デ
ィスク装置(以下ディスク装置)を用い、また、ディス
ク装置とディスク制御装置を接続するインタフェースと
してSCSI(Small Computer System Interface)バ
スを用いた場合について示すが、記憶装置として磁気デ
ィスク装置以外の装置を接続し、あるいは、インタフェ
ースとしてSCSIバス以外のインタフェースを用いて
接続することも可能である。
【0011】図1に示すように本実施例の記憶装置シス
テムは、大きくディスク制御装置102とディスク装置
110とディスク制御装置102とディスク装置110
とを接続するインタフェースとしてSCSIバス109
とから、構成されている。
【0012】ディスク制御装置102はSCSIバス1
09の制御を行うSCSIバス制御回路108,上位装
置101とのインタフェースの制御を行う上位インタフ
ェース回路103,マイクロプロセッサ104,ディス
ク制御装置の制御を行うためのマイクロプログラムが格
納されているメモリ105,上位装置101とディスク
装置110間の転送データを一時貯えるキャッシュメモ
リ106、そしてこれらの回路(103、104、10
5、106、108)を接続する内部バス107を備え
ている。
【0013】上位装置101からホストインタフェース
回路103へデータを書き込むライト命令が発行される
と、マイクロプロセッサ104はライトデータをホスト
インタフェース回路からキャッシュメモリ106に格納
する。マイクロプロセッサ104はライト命令を解析
し、ライトデータの格納されるディスク装置110とそ
の論理ブロックアドレス,論理ブロック長を算出し、デ
ィスク装置110が接続されているSCSIバス109
のSCSIバス制御回路108を用いてデータのライト
処理を行う。
【0014】以下、このライト処理について図2〜図5
を用いて詳しく説明する。
【0015】図2は、図1におけるディスク装置110
の構成の一例を示したものである。図1のディスク装置
110のそれぞれは図2の構成を備えているものとす
る。
【0016】ディスク装置110は、ディスク制御部2
01,データを格納するディスク216、及びディスク
216上のデータのリードライトを行うアクチュエータ
215を備えている。
【0017】ディスク制御201はディスク制御装置1
02とのインタフェースであるSCSIバス109の制御を
行うSCSIバス制御回路202,ディスク装置全体の
制御を行うマイクロプロセッサ203,マイクロプロセ
ッサ203のマイクロプログラムやコマンド・キュー等
のデータを格納するメモリ204,ディスク制御装置1
02とディスク216間で転送されるデータを一時格納
するキャッシュメモリ209,ディスク装置をリード/
ライト制御回路214を用いて制御する回路であるディ
スク装置制御回路213、各回路(202、203、2
04、209、213)を接続する内部バス212を備
えている。
【0018】本実施例では、メモリ204の中にコマン
ド・キュー205を設け、コマンドキュー205にはコ
マンドの識別子であるタグ206,コマンドそのもので
あるCDB(Command Description Blocks)207,コ
マンドのライトデータの格納場所を示すポインタ208
を備え、キャッシュメモリ209内にワークエリア21
0,キュー内ライトデータエリア211を備えるのが特
徴である。このポインタ208とライトデータエリア
211を設けることで少量データのライトデータキュー
イングを行うことが可能となる。
【0019】図3は、本実施例に従ったモード・セレク
ト・パラメータを示す。このパラメータは、次のように
して、ディスク制御装置によってディスク装置から得ら
れる。
【0020】本発明を実施するとき、ディスク制御装置
は、ディスク装置を初期化する際にディスク装置のモー
ドをチェックするために、“ページコード=20H”を
含むモード・センス・コマンドをディスク装置へ送付す
る。ディスク装置は、そのモード・センス・コマンドに
応答して、モード・セレクト・パラメータ(図3)を、
ディスク制御装置へ送信する。ディスク制御装置は、デ
ィスク装置からモード・セレクト・パラメータを受信し
た後、メモリ105に記憶する。ここで、ページ・コー
ドはベンダーを特定するために使用される。
【0021】モード・セレクト・パラメータ(図3)
は、パラメータ・セイバブル(parameter savable)で
あるか否かを示すPS(バイト0のビット7)、予備領
域であるR(バイト0のビット6)、ページコード(バ
イト0のビット5〜0)、ページ長(バイト1)、転送
ブロック長(バイト3およびバイト4)、ディスク装置
が本発明を実施するか否かを示すCDW(コマンド・デ
ータ・ライト)であるバイト2のビット0を含む。転送
ブロック長(バイト3およびバイト4)はコマンドと一
緒に転送できるデータの上限を示し、これはディスク装
置のキャッシュメモリ量と関係する。
【0022】ディスク制御装置102は、CDWが
“1”で転送データが転送ブロック長上限よりも小さい
ときのみ、コマンド転送のすぐ後でデータ転送を行うこ
とが可能である。本実施例ではSCSIでの実施例を示
したが、上記に示したように初期設定において、CDW
の可否と転送ブロック長の上限を指定可能で有れば、他
のインタフェースでも実装することが可能である。従っ
て、ディスク制御装置は、ライトコマンドを発行すると
き、メモリ105内の図3のパラメータを参照する。
【0023】図4は、本実施例に従ったディスク制御装
置からディスク装置へ転送される、例えば、ライトコマ
ンドの様なコマンドのCDB(Command Description Bl
ock)記述の例を示す。このライトコマンドは、ホスト
がディスク制御装置へデータ書き込みの要求を送ったと
き、ディスク制御装置によって、ディスク制御装置とデ
ィスク装置の間に論理コネクションが設定された後、デ
ィスク制御装置によってディスク装置に転送される。S
CSI規格では、バイト9(制御バイト402)の上位
ビット2つ(ビット7とビット6)がベンダ固有として
割り付けられる。それ故、これらのビット403を用い
ることによって、データがライトコマンドと一緒に同時
に転送されるか否かを示す。本実施例では、このビット
が“10”の時にライトコマンドとデータを同時に転送
し、“00”の時には別々(通常通り)に転送する。ラ
イトコマンドとデータを同時に転送するか否かは、ディ
スク制御装置102が決定する。ディスク制御装置は、
ホストからのデータが上限の長さ以下のとき、コマンド
とデータを合わせてディスク装置へ転送することを、ま
た、ホストからのデータが上限の長さより大きいときは
それらを別々に送ることを、決定する。また、ディスク
制御装置102は、ライトコマンドの転送ブロック長を
設定する。
【0024】本発明は、このようにディスク制御装置1
02がライトコマンドの転送時に続いてデータ転送を行
うかをライトコマンド中で指定することが特徴である。
本実施例ではSCSIバスでの実施例を示したが、この
ようにライトコマンドと共にデータを転送するか否かを
示せれば、他のインタフェースでも実現可能である。
【0025】図5は本実施例におけるディスク装置11
0のライトコマンド受領時の動作を示すフローチャート
である。以下、図5のフローチャートを用い図1のディ
スク装置110がライトコマンドを受けたものとして説
明する。
【0026】ディスク装置110にてディスク制御装置
102がSCSIバス制御回路108を介して発行したラ
イトコマンドを受領する(501)と、ディスク装置1
10内のマイクロプロセッサ203は受領したコマンド
をメモリ204内のコマンド・キュー205に挿入しよ
うとする。この時にコマンドキュー205が一杯でこれ
以上コマンドをキューイングできないときには、ディス
ク装置110はキューfullステータスをディスク制御装
置102に返送し、ディスク制御装置とディスク装置の
間の論理コネクションをディスコネクトし(513)処
理を終了する。
【0027】コマンド・キュー205に空きがある場合
にはマイクロプロセッサ203はCDBのコントロール
・バイトのビット7及びビット6をチェック(503)
し“10”の場合にはデータを受け取るための処理へ進
む(504〜512)。それ以外なら通常のライトコマ
ンドのキューイング(514〜523)を行う。
【0028】まず最初にデータを受け取る場合(制御バ
イトのビット7とビット6の値が「10」のとき)につ
いて説明を行う。データを受け取る場合には、マイクロ
プロセッサ203はライトデータエリア211の空き容
量がCDBに記述されている転送ブロック長よりも大きい
かを調べる。ライトデータエリア211の空き容量が転
送ブロック長よりも小さい場合には通常のライトコマン
ドのキューイング(514〜523)を行い、大きい場
合にはデータを受け取る(505〜512)。このとき、
SCSIではイニシエータであるディスク制御装置10
2のSCSIバス制御回路108はターゲットであるデ
ィスク装置110のフェーズ遷移に従う。
【0029】ライトデータエリア211がライトデータ
を格納できる場合は、マイクロプロセッサ203は、デ
ータ転送フェイズにおいて、ディスク制御装置102か
らデータを受取りキャッシュメモリ209のライトデー
タエリアにそれらを格納するように、SCSI制御回路
に指示する。この時点で、ディスク装置は、ディスク制
御装置がライトコマンドの転送に引き続いてデータを転
送できる様にSCSIバスの転送モードをデータ転送フ
ェーズに変える。ディスク制御装置は、SCSIバス上
のデータ転送のフェーズであることを検出した後、ディ
スク装置へライトデータを送出する。ディスク装置がデ
ィスク制御装置からデータを受信した後、マイクロプロ
セッサ203は、キャッシュメモリ203へライトデー
タを格納する。そして、マイクロプロセッサ203は、
タグと、CDB(ライトコマンド)と、および、ライト
データが格納されている領域の先頭アドレスを示すポイ
ンターを、コマンドキュー205の中へ挿入する。デー
タを伴うライトコマンドの処理以外では、コマンドキュ
ーにはnullポインターが挿入される。その後、ディスク
装置が、SCSIバス109を開放(Disconnection 50
7)する。SCSIバスが開放された後、ディスク装置
110は他のコマンドを受け取ることができる。この期
間に受け付けたコマンドは、マイクロプロセッサ203
によって分析され、メモリ204中のコマンドキュー2
05に挿入される。コマンドは、コマンドキューにスト
アされた順序で実行される(508)。それで、書込み
コマンドがキュー内にストアされる以前に幾らかのコマ
ンドがある場合は、その書込みコマンドは、その書込み
コマンドより前に実行されるべき前記幾らかのコマンド
の実行の後に、実行される。
【0030】コマンドが実行開始されると、マイクロプ
ロセッサ203はCDB207内に記述されている論理
ブロックアドレスにアクチュエータ215を移動させる
よう、ハードディスク制御回路213に指示を出す(5
09)。シーク・サーチの位置決めが終了(510)す
ると、マイクロプロセッサ203はリード/ライト制御
回路214にキャッシュメモリ209内のライトデータ
エリア211内のライトデータをディスクに書き込む様
指示する(510)。データをディスクに書き終えた
ら、マイクロプロセッサ203はSCSIバス制御回路
202に対応するイニシエータであるディスク制御装置
102に対し、コマンドのタグ206を指示しリコネク
トを行う。リコネクトが成立したら、“Command Comple
te”のステータスをディスク装置からでディスク制御装
置へ転送後、ディスク装置によってディスコネクトしコ
マンドの処理を終了する。
【0031】次に、コマンド受領の後でデータを受け取
らない場合(通常のライトコマンドのキューイング)に
ついて簡単に説明を行う。コントロールバイトのビット
7,6が“10”以外か、ライトデータエリア211の
空き容量が転送ブロック長よりも小さい場合にはライト
コマンド受領後にライトデータを受け取らない。このよ
うな場合には、514〜523に示す様な通常のライト
コマンドのキューイングを行う。
【0032】コマンド受領(501)後、マイクロプロ
セッサ203は受領したタグ・CDBをコマンド・キュ
ー205に格納し、その後、ディスコネクトを行い(5
15)、SCSIバス109を開放する。この後、コマ
ンドよりも先に実行されなければならないコマンドが全
て実行されるまでは、コマンドは実行されない。マイク
ロプロセッサ203がコマンド・キュー205内のコマ
ンドを実行していきコマンドの順番が来ると、CDB2
07内に記述されている論理ブロックアドレスにアクチ
ュエータ215を移動させるよう、ハードディスク制御
回路213に指示を出す(517)。シーク開始(51
7)と同時に又は、シーク開始に応答して、ライトデー
タをディスク制御装置102から受け取るために、コマ
ンドのタグ206をSCSIバス制御回路 202に指
示しリコネクトを開始する(518)。リコネクトが成
立すると、ディスク制御装置102内のキャッシュメモ
リ106内に格納されているライトデータをSCSIバ
ス109を介して、ディスク装置110は受け取り、マ
イクロプロセッサ203がSCSIバス制御回路202
にキャッシュメモリ209内のワークエリア210に格
納する。ライトデータのワークエリア210への転送が
終了すると、マイクロプロセッサ203は、SCSIバ
ス制御回路202がディスコネクトを行い、SCSIバ
ス109を開放する様に指示する(520)。シーク・
サーチの位置決めが終了(521)すると、マイクロプ
ロセッサ203はリード/ライト制御回路214にキャ
ッシュメモリ209内のライトデータエリア211内の
ライトデータをディスクに書き込む様指示する(52
2)。データをディスクに書き終えたら、マイクロプロ
セッサ203はSCSIバス制御回路202に対応する
イニシエータであるディスク制御装置102に対し、リ
コネクトを行うよう指示する。リコネクトが成立した
ら、“Command Complete”のステータスを転送後、ディ
スコネクトしコマンドの処理を終了する。
【0033】図6は、本実施例での、ディスク制御装置
とディスク装置との間の通信シーケンスを示す。はじめ
に、ディスク制御装置はディスク装置へモード・センス
・コマンドを送信し、その後、そのモードセンスコマン
ドに応答した、ディスク装置が送信したモード・セレク
ト・パラメータを受信する(図6には示されない)。ホ
スト・コンピュータ(大型コンピュータやサーバ計算
機、等)から書込み要求を受けると、ディスク制御装置
は、ディスク制御装置とディスク装置との間の論理コネ
クションを設定する(セレクション:Selection)。次
に、ディスク制御装置は、アイデンティファイ(Identi
fy)、キュー・タグ・メッセージ(a Queue Tag Messag
e)、コマンド(CDB)、データ(Data)を、ディスク装
置へ送信する。ディスク装置は、データを受信した後、
その論理コネクションを切断する。それから、ディスク
装置は、キャッシュ209上のデータをディスク216
へ書込むと、ディスク装置は、ディスク制御装置へステ
イタス(Status)を知らせるために、ディスク装置とデ
ィスク制御装置間の論理コネクションを設定する(リセ
レクション:Reselection)。リセレクションの後、デ
ィスク装置は、アイデンティファイ(an identify)、
シンプル・キュー・タグ・メッセージ(a simple queue
tag message)、およびステイタス(a status)である
コマンド完了を送信し、その後、ディスク装置は、論理
コネクションを切断する。
【0034】図7は、従来技術における、ディスク制御
ユニットとディスク装置との間の通信シーケンスを示
す。最初に、ディスク制御装置は、ディスク制御装置と
ディスク装置との間に論理コネクションを設定する。次
に、ディスク制御装置は、コマンドを送信する。それか
ら、ディスク制御装置がコマンドを送信した後、ディス
ク装置とディスク制御装置間のコネクションがディスク
装置によって切断される。それから、ディスク装置がコ
マンドを処理するためにデータを必要としたとき、ディ
スク装置は、ディスク装置とディスク制御装置との間に
論理コネクションを接続する(リセレクション)。リセ
レクションの後、ディスク制御装置は、ディスク装置か
ら送られたアイデンティファイ(Identify)およびシン
プル・キュー・タグ・メッセージ(a Simple Queue Tag
Message)に応答して、ディスク装置へデータを送る。
ディスク装置は、データを受信した後、そのコネクショ
ンを切断(ディスコネクト)する。その後、ディスク装
置は、ディスク216上に、キャッシュ209上のデー
タを書き出すと、ディスク装置は、ディスク制御装置へ
ステイタス(a status)を知らせるために、ディスク装
置とディスク制御装置の間の論理コネクションを設定す
る(リセレクション)。このリセレクションの後、ディ
スク装置は、アイデンティファイ(an identify)、シ
ンプル・キュー・タグ・メッセージ(a Simple Queue T
ag message)、および、ステイタス(aStatus)である
コマンド完了を送信する。そして、ディスク装置はその
コネクション(接続)を切断する。
【0035】従来技術と比較すると、ディスク装置へデ
ータを書込む際、本実施例の接続回数が従来技術のもの
より少なく、ディスク制御装置とディスク装置間のメッ
セージの数も従来のものよりも少ない。それ故、本願発
明のディスク制御装置、ディスク装置、および、ディス
ク制御装置とディスク装置間のネットワークにおけるオ
ーバヘッドや演算時間は、従来技術のものより少ない。
【0036】以上により、コマンドキューイングを行う
時に、ライト処理のSCSIバス,ディスク制御装置の
オーバヘッド増加を防ぐことが可能となる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、コマンドキューイング
を行う時に少量のデータライトであれば、コマンドと共
にデータもキューイング可能となり、SCSIバス上の
データ転送処理を行わなくて済み、SCSIバス,ディ
スク制御装置の利用率の減少、及びSCSIバスとディ
スク制御装置の負荷が大きくなった時のSCSIバス,
ディスク制御装置の待ちが少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる記憶装置の一構成例を示すブロ
ック図。
【図2】本発明に係わる記憶装置の一構成例を示すブロ
ック図。
【図3】本発明に係わるモードセレクトパラメータの一
記述例を示す説明図。
【図4】本発明に係わるSCSIコマンドの一記述例を
示す説明図。
【図5】本発明に係わるディスク装置の一動作を示すフ
ローチャート。
【図6】本発明のメッセージシーケンス図である。
【図7】従来技術のメッセージシーケンス図である。
【符号の説明】
101…上位装置、102…ディスク制御装置、103
…上位インタフェース回路、104…マイクロプロセッ
サ、105…メモリ、106…キャッシュメモリ、10
7…内部バス、108…SCSIバス制御回路、109
…SCSIバス、110…ディスク装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを記憶するためのディスクを内部に
    有する複数台のディスク装置と、上位装置から送られた
    データを前記ディスク装置に格納するディスク制御装置
    において、前記ディスク制御装置が一つの前記ディスク
    装置に対し複数のコマンドを発行し、さらに前記コマン
    ド群をキューイングするコマンドキューイングの機能を
    備えたディスク装置に対しコマンドキューイングを行う
    ライトコマンドを発行する時に前記ライトコマンドの実
    行を待たずに、続けてライトデータも転送する機能を備
    えたことを特徴とするディスク制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の前記ディスク制御装置よ
    り発行された前記ライトコマンドと共に転送されるライ
    トデータを、自ディスク装置内のキャッシュメモリに格
    納し、格納領域を示すポインタを前記ライトコマンドと
    共にキューイングする機能を備えたディスク装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の前記ライトデータは転送
    長によって通常のコマンドキューイングのライトと前記
    コマンドと共に転送するライトを区別するディスク制御
    装置。
JP32568097A 1996-11-28 1997-11-27 外部記憶装置インタフェース Pending JPH10214247A (ja)

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