JPH10124754A - ポイント集計システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポイントネットワークシステムを構築するた
めには多くの資金が必要であった。 【解決手段】 複数の加盟店端末１０２を備えたネット
ワーク１００と接続して、加盟店１０１を会員が利用し
た際の売り上げ金に応じたポイントをその会員の獲得ポ
イントとして集計するポイントサービス機能をネットワ
ーク１００に付加するポイント集計システム１であっ
て、ポイント還元率データ１２を格納した加盟店ファイ
ル１０と、ポイント数データ２２を格納した会員マスタ
ファイル２０と、送信データをネットワーク１００を介
して受信するデータ受信手段３０と、売り上げ金額デー
タとポイント還元率データ１２とを用いてポイント数を
算出するポイント演算手段４０と、ポイント数を加算す
るポイント加算手段５０と、ポイント数データ２２を更
新するポイント更新手段６０とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、会員が加盟店を利
用した場合に、売り上げに応じたポイントをその会員の
獲得ポイントとして集計するポイント集計システムに関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、ポイントサービス機能を備えたポ
イントネットワークシステムを構築しようとした場合、
まず加盟店を募集して、集まった各加盟店に端末装置を
設置し、さらに、各会員のポイント数データを一元管理
するためのホスト装置を処理センタに設置して、ホスト
装置と各端末装置とを専用回線で接続する場合があっ
た。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
手法でポイントネットワークシステムを構築するために
は、各加盟店に設置する端末装置と処理センタに設置す
るホスト装置とを購入するための費用と、ホスト装置と
端末装置とを回線接続するための費用とを必要とした。
このため、十分な資金がないとポイントネットワークシ
ステムを構築することはできなかった。

【０００４】本発明は、このような問題を解決し、少な
い資金で容易にポイントネットワークシステムを構築す
ることができるポイント集計システムを提供することを
目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のポイント集計システムは、加盟店ごとに設
置された複数の加盟店端末を備えたネットワークと接続
して、加盟店を会員が利用した際の売り上げに応じたポ
イントをその会員の獲得ポイントとして集計するポイン
トサービス機能をネットワークに付加するポイント集計
システムであって、ポイントサービスに賛同する前記加
盟店についての店舗特定データと、これらの加盟店での
ポイント還元率データとを関係づけて格納した加盟店フ
ァイルと、ポイントサービスを利用できる会員について
の会員特定データと、これらの会員が保持するポイント
数データとを関係づけて格納した会員マスタファイル
と、会員が加盟店を利用した際に加盟店端末から送信さ
れる店舗特定データ、会員特定データ及び売り上げ金額
データを含む送信データを、ネットワークの通信網を介
して受信するデータ受信手段と、データ受信手段で受信
した店舗特定データを用いて加盟店ファイルにアクセス
して、この店舗特定データに対応したポイント還元率デ
ータを読み出すと共に、データ受信手段で受信した売り
上げ金額データとポイント還元率データとを用いて演算
してポイント数を算出するポイント演算手段と、データ
受信手段で受信した会員特定データを用いて、会員マス
タファイルにアクセスして、この会員特定データに対応
したポイント数データを読み出すと共に、このポイント
数データにポイント演算手段で算出したポイント数を加
算して、最新ポイント数データとするポイント加算手段
と、ポイント加算手段で得られた最新ポイント数データ
を用いて会員マスタファイルのポイント数データを更新
するポイント更新手段とを備えることを特徴とする。

【０００６】本発明はこのような構成を有しているの
で、加盟店を会員が利用すると、店舗特定データ、会員
特定データ及び売り上げ金額データを含む送信データが
加盟店端末から送信される。送信データはネットワーク
の通信網を介してデータ受信手段で受信され、店舗特定
データおよび売り上げ金額データを用いたポイント計算
がポイント演算手段で行われる。即ち、ポイント演算手
段では、店舗特定データに対応したポイント還元率デー
タを加盟店ファイルから読み出して、このポイント還元
率データと売り上げ金額データとを用いた演算によって
ポイント数が算出される。

【０００７】また、データ受信手段で受信された会員特
定データがポイント加算手段に与えられ、ポイント加算
手段では、会員特定データに対応したポイント数データ
が会員マスタファイルから読み出される。さらに、ポイ
ント加算手段では、読み出されたポイント数データにポ
イント演算手段で算出したポイント数が加算され、最新
ポイント数データが作成される。そして、最新ポイント
数データはポイント更新手段に与えられ、ポイント更新
手段では、最新ポイント数データによって会員マスタフ
ァイルのポイント数データが更新される。

【０００８】このように、ポイント集計システムをネッ
トワークに接続することにより、ネットワークが備える
加盟店端末をポイント集計システムの端末として利用で
きるようになる。このため、加盟店における会員の売り
上げ金額を加盟店端末からデータ受信手段に伝送するだ
けで、売り上げ金額に応じたポイントを会員マスタファ
イルのポイント数データに加算することができる。

【０００９】ここで、ポイント加算手段で得られた最新
ポイント数データを、送信データの送信元である加盟店
端末にネットワークの通信網を介して返信するデータ返
信手段を更に備えることが好ましい。このような構成を
採用した場合、データ返信手段は、送信データの発信元
である加盟店端末に対してデータ返信手段から最新ポイ
ント数データが返信される。このため、会員は加盟店を
利用した直後に最新ポイント数の通知を受けることがで
きる。

【００１０】また、加盟店端末に入力されたポイント還
元率変更データに基づいて、加盟店ファイルに格納され
たポイント還元率データを変更する還元率データ変更手
段を更に備えることが好ましい。このような構成を採用
した場合、曜日或いは時間帯によって加盟店のポイント
還元率を変更する必要があるときには、加盟店の店員が
ポイント還元率変更データを加盟店端末から入力するだ
けで、加盟店ファイルに格納されたポイント還元率デー
タを容易に変更することができる。

【００１１】さらに、複数のネットワークを接続して、
これらのネットワークにおけるポイント数データを統合
管理することが好ましい。このような構成を採用した場
合、各ネットワークが備える加盟店端末の全てを、ポイ
ント集計システムの端末として利用できるようになる。
そして、各ネットワークから伝送されてくる売り上げ金
額のデータを各会員のポイント数データに反映させるこ
とにより、複数のネットワークを単一の統合ポイントネ
ットワークシステムとして管理することができる。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るポイント集計
システムの好適な実施形態について添付図面を参照して
説明する。

【００１３】図１は、本実施形態であるポイント集計シ
ステム１を示すブロック図である。図１に示すように、
ポイント集計システム１は、加盟店１０１ごとに設置さ
れた複数の加盟店端末１０２を備えたネットワーク１０
０と接続して、ネットワーク１００にポイントサービス
機能を付加するシステムである。ここで、ポイントサー
ビス機能とは、飲食店や雑貨店などの加盟店１０１を会
員が利用した場合に、売り上げに応じたポイントがその
会員の獲得ポイントとして集計され、累計されたポイン
ト数に応じてキャッシュバック或いは商品プレゼントと
いったサービスが提供される機能である。ポイントサー
ビスを利用できる会員には、ネットワーク１００の会員
のうち、ポイントサービスの会員として登録されたネッ
トワーク会員と、ネットワーク１００の会員ではない
が、ポイントサービスを受けるために新規に登録された
非ネットワーク会員とがいる。

【００１４】各会員が加盟店１０１を利用する際、各会
員は会員カードを提示して現金で支払うか、或いはこの
会員カードを用いてクレジットで支払う。ネットワーク
会員の会員カードは、ネットワーク１００の会員カード
として既に持っているカードを兼用してもよく、また、
ポイントサービス用のカードを新たに作成してもよい。
また、非ネットワーク会員の会員カードは、全て新たに
作成される。従って、ネットワーク会員の人数が多く、
且つ多くのネットワーク会員が既にあるカードを兼用す
る場合には、新たな会員カードを作成するためのコスト
が削減でき、低資金によるポイントサービスの運用が可
能となる。

【００１５】このようなポイントサービス機能を実現さ
せるために、ポイント集計システム１は以下の構成を有
している。まず、ポイント集計システム１は、加盟店フ
ァイル１０と会員マスタファイル２０とを備えている。
会員店ファイル１０は、ポイントサービスに賛同する加
盟店１０１についての店舗特定データ１１と、これらの
加盟店１０１でのポイント還元率データ１２とが関係づ
けて格納されている。また、会員マスタファイル２０
は、ポイントサービスを利用できる会員についての会員
特定データ２１と、これらの会員が保持するポイント数
データ２２とが関係づけて格納されている。

【００１６】また、ポイント集計システム１は、ネット
ワーク１００の通信網を介して加盟店端末１０２から伝
送される送信データを受信するデータ受信手段３０と、
データ受信手段３０で受信した送信データに基づいてポ
イント数を算出するポイント演算手段４０と、ポイント
演算手段４０で算出したポイント数を既に獲得済のポイ
ントに加算するポイント加算手段５０と、ポイント加算
手段５０で得られた最新ポイント数データを用いて会員
マスタファイル２０のポイント数データ２２を更新する
ポイント更新手段６０とを備えている。

【００１７】さらに、ポイント集計システム１は、ポイ
ント加算手段５０で得られた最新ポイント数データを加
盟店端末１０２に返信するデータ返信手段７０と、加盟
店端末１０２に入力されたポイント還元率変更データに
基づいて、加盟店ファイル１０のポイント還元率データ
１２を変更する還元率データ変更手段８０とを備えてい
る。

【００１８】なお、ポイント集計システム１は、ＣＰ
Ｕ、記憶装置及び通信装置（いずれも図示せず）を少な
くとも有し、通信装置を介してネットワーク１００と接
続されているものとする。記憶装置には、データ受信手
段３０、ポイント演算手段４０、ポイント加算手段５
０、ポイント更新手段６０、データ返信手段７０及び還
元率データ変更手段８０をそれぞれ実行させるための処
理プログラムと、加盟店ファイル１０と、会員マスタフ
ァイル２０とが記憶されている。そして、処理プログラ
ムをＣＰＵの制御の下で実行させることにより、各手段
３０〜８０の機能が実現する。

【００１９】図２（ａ）は加盟店ファイル１０の作成例
であり、図２（ｂ）は会員マスタファイル２０の作成例
である。図２（ａ）に示すように、店舗特定データ１１
「００１」に対して、ポイント還元率データ１２は「１
０％」である。このことより、店舗番号００１番の加盟
店１０２におけるポイント還元率が１０％であることが
判る。同様に、店舗特定データ１１「００２」、「００
３」、「００４」、「００５」に対して、ポイント還元
率データ１２は「１５％」、「１０％」、「５％」、
「１２％」である。このことより、店舗番号００２番の
加盟店１０２におけるポイント還元率が１５％、店舗番
号００３番の加盟店１０２におけるポイント還元率が１
０％、店舗番号００４番の加盟店１０２におけるポイン
ト還元率が５％、店舗番号００５番の加盟店１０２にお
けるポイント還元率が１２％であることがそれぞれ判
る。

【００２０】また、図２（ｂ）に示すように、会員特定
データ２１「００００１」に対して、ポイント数データ
２２は「５４０Ｐ」である。このことより、会員番号０
０００１番の会員における累計のポイント数が５４０ポ
イントであることが判る。同様に、会員特定データ２１
「００００２」、「００００３」、「００００４」、
「００００５」に対して、ポイント数データ２２は「７
９Ｐ」、「１８５Ｐ」、「２０６Ｐ」、「３８２Ｐ」で
ある。このことより、会員番号００００２番の会員にお
ける累計のポイント数が７９ポイント、会員番号０００
０３番の会員における累計のポイント数が１８５ポイン
ト、会員番号００００４番の会員における累計のポイン
ト数が２０６ポイント、会員番号００００５番の会員に
おける累計のポイント数が３８２ポイントであることが
判る。

【００２１】次に、本実施形態であるポイント集計シス
テム１の動作について、図３〜図７を用いて説明する。
図３に示すように、加盟店１０１を会員が利用して、会
員カードを用いて支払いをすると、加盟店端末１０２に
会員特定データ及び売り上げ金額データが入力される。
ここで、会員特定データは予め会員カードに磁気記憶さ
れており、会員カードを加入者端末１０２のカードリー
ダ（図示せず）に読み込ませることによって、会員特定
データが自動的に入力されるものとする。また、売り上
げ金額データは金額キーの打鍵やバーコードの読み込み
等によって入力されるものとする。このように入力され
た会員特定データ及び売り上げ金額データに、加盟店１
０１を特定する店舗特定データが付加された送信データ
が加盟店端末１０２で作成される。作成された送信デー
タは加盟店端末１０２から送信され、ネットワーク１０
０の通信網を通ってデータ受信手段３０で受信される。

【００２２】図４に示すように、データ受信手段３０で
受信した送信データのうち、店舗特定データ及び売り上
げ金額データはポイント演算手段４０に与えられる。ポ
イント演算手段４０では、店舗特定データに対応したポ
イント還元率データ１２を加盟店ファイル１０から読み
出して、このポイント還元率データ１２と売り上げ金額
データとを用いた演算によってポイント数を算出する。
例えば、ポイント還元率データ１２が「１５％」で売り
上げ金額データが「１２，０００円」の場合、 １２０００×（１５÷１００）＝１８００ といった演算によってポイント数１８００Ｐが算出され
る。

【００２３】次に、図５に示すように、データ受信手段
３０で受信された会員特定データと、ポイント演算手段
４０で算出されたポイント数とは、ポイント加算手段５
０に与えられる。ポイント加算手段５０では、会員特定
データ２１に対応したポイント数データ２２を会員マス
タファイル２０から読み出す。さらに、読み出したポイ
ント数データ２２にポイント演算手段４０で算出したポ
イント数を加算して、最新ポイント数データを作成す
る。

【００２４】次に、図６に示すように、データ受信手段
３０で受信された会員特定データと、ポイント加算手段
５０で作成された最新ポイント数データとは、ポイント
更新手段６０に与えられる。ポイント更新手段６０で
は、会員特定データ２１に対応したポイント数データ２
２を最新ポイント数データで置き換えて、会員マスタフ
ァイル２０を更新する。

【００２５】以上のように、ポイント集計システム１を
ネットワーク１００に接続するだけで、ネットワーク１
００が備える加盟店端末１０２をポイント集計システム
１の端末として利用できるようになる。このため、加盟
店１０１における会員の売り上げ金額を加盟店端末１０
２からポイント集計システム１に伝送するだけで、この
売り上げ金額に応じたポイントをその会員の獲得ポイン
トして加算することができる。さらに、最新の累計ポイ
ントを加盟店端末１０２から会員本人に通知することが
できる。

【００２６】次に、ポイント集計システム１が有する他
の機能について説明する。まず、ポイント加算が行われ
た場合に、最新のポイント数を会員にリアルタイムで通
知することができる。即ち、図７に示すように、ポイン
ト加算手段５０で作成された最新ポイント数データはデ
ータ返信手段７０に与えられる。データ返信手段７０で
は、ネットワーク１００の通信網を介して、送信データ
の発信元である加盟店端末１０２に対して最新ポイント
数データを返信する。その結果、会員は加盟店１０１を
利用した直後に最新ポイント数の通知を受けることがで
きる。通知の方法としては、例えば、会員が加盟店で支
払いをした際に受け取るレシートに最新ポイントを打ち
込んだり、会員が支払いで用いた会員カードに最新ポイ
ント数を磁気入力したりする。

【００２７】ここで、レシートに最新ポイントを打ち込
んだ例を図８に示す。図８に示すように、レシートの売
上金額欄の後ろにはポイント欄が設けられている。ポイ
ント欄には、前ポイント、売上げポイント、現ポイント
（即ち、最新ポイント）、オプションポイント等が記入
されている。また、ポイント欄の後ろにはキャッシュバ
ック引換えチケットが添付されている。キャッシュバッ
ク引換えチケットは、例えば、ポイント欄の現ポイント
が５０００ポイントを超えた場合に、このポイントに応
じた金券と交換できるチケットである。そして、キャッ
シュバック引換えチケットには、カード名、会員ＮＯ、
売上げ日、交換期限、交換手順等が記入されている。

【００２８】このように、ポイント欄を設けて最新ポイ
ント数をリアルタイムで会員に通知することによって、
会員の購買意欲を増進させることができる。さらに、キ
ャッシュバック引換えチケットをレシートに添付するこ
とによって、このチケットを後日郵送する場合に比べ
て、郵送費用等の経費が軽減できる。なお、キャッシュ
バック引換えチケットの代わりに値引きチケットをレシ
ートに添付してもよい。この場合、次に商品を購入する
際にこのチケットを提示するだけで、例えば１０％引き
で商品を購入することができる。

【００２９】また、加盟店１０１のポイント還元率をリ
アルタイムに変更することができる。即ち、図９に示す
ように、加盟店端末１０２からポイント還元率変更デー
タが入力されると、このポイント還元率変更データに店
舗特定データが付加された送信データが、ネットワーク
１００の通信網を介してデータ受信手段３０に伝送され
る。データ受信手段３０では、店舗特定データ１１に対
応したポイント還元率データ１２をポイント還元率変更
データで置き換えて、加盟店ファイル１０を更新する。
このため、例えば、洋品店が３日間だけの特別セールを
行う場合に、この３日間だけポイント還元率を通常の２
倍に変更したり、飲食店が１８時から２０時までの客の
多い時間帯に、ポイント還元率を０％にしたりすること
が、加盟店端末１０２からポイント還元率変更データを
入力するだけで、速やかに行うことができる。

【００３０】さらに、ポイント集計システム１に複数の
ネットワークを接続することにより、これらのネットワ
ークが統合された大規模な統合ポイントネットワークシ
ステムを構築することができる。図１０に統合ポイント
ネットワークシステム２の例を示す。同図より、統合ポ
イントネットワークシステム２は、４種類のネットワー
ク１１０〜１４０（クレジットネットワーク１１０、チ
ェーン店ネットワーク１２０、チケット発券ネットワー
ク１３０及びパソコンネットワーク１４０）を統合管理
している。

【００３１】即ち、クレジットネットワーク１１０が備
える信用照会端末１１１からクレジット利用による売り
上げ金額が入力されると、ポイント集計システム１にこ
の売り上げ金額を含んだ送信データが伝送され、ポイン
ト集計システム１内でポイント加算が行われる。また、
チェーン店ネットワーク１２０のＰＯＳレジ１２１から
商品購入による売り上げ金額が入力されると、ポイント
集計システム１にこの売り上げ金額を含んだ送信データ
が伝送され、ポイント集計システム１内でポイント加算
が行われる。ポイント集計システム１内でのポイント加
算は、クレジットネットワーク１１０からの送信データ
と、チェーン店ネットワーク１２０からの送信データと
を区別することなく取り扱うことができる。チケット発
券ネットワーク１３０及びパソコンネットワーク１４０
についても、同様に取り扱うことができる。

【００３２】その結果、複数のネットワーク１１０〜１
４０が備える加盟店端末１１１〜１４１の全てをポイン
ト集計システム１の端末として利用できるようになり、
これらのネットワーク１１０〜１４０が統合された大規
模な統合ポイントネットワークシステム２が構築され
る。

【００３３】

【発明の効果】本発明によるポイント集計システムは、
以上のように構成されているため次のような効果を得る
ことができる。

【００３４】即ち、ポイント集計システムをネットワー
クに接続することにより、ネットワークが備える加盟店
端末をポイント集計システムの端末として利用できるよ
うになる。このため、加盟店における会員の売り上げ金
額を加盟店端末からデータ受信手段に伝送するだけで、
売り上げ金額に応じたポイントを会員マスタファイルの
ポイント数データに加算することができる。このよう
に、少ない資金で容易にポイントネットワークシステム
を構築することが可能になった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係るポイント集計システムの一実施形
態を示すブロック図である。

【図２】加盟店ファイル及び会員マスタファイルのデー
タ内容を示す図である。

【図３】データ受信手段の動作を示す図である。

【図４】ポイント演算手段の動作を示す図である。

【図５】ポイント加算手段の動作を示す図である。

【図６】ポイント更新手段の動作を示す図である。

【図７】データ返信手段の動作を示す図である。

【図８】レシートに設けられたポイント欄およびレシー
トに添付されたキャッシュバック引換えチケットの例を
示す図である。

【図９】ポイント還元率を変更するための処理の流れを
示す図である。

【図１０】統合ポイントネットワークシステムの構成を
示すブロック図である。

【符号の説明】

１…ポイント集計システム、２…統合ポイントネットワ
ークシステム、１０…加盟店ファイル、１１…店舗特定
データ、１２…ポイント還元率データ、２０…会員マス
タファイル、２１…会員特定データ、２２…ポイント数
データ、３０…データ受信手段、４０…ポイント演算手
段、５０…ポイント加算手段、６０…ポイント更新手
段、７０…データ返信手段、８０…還元率データ変更手
段、１００…ネットワーク、１０１…加盟店、１０２…
加盟店端末。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ｇ０６Ｆ 15/21 ３４０Ｚ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 加盟店ごとに設置された複数の加盟店端
   末を備えたネットワークと接続して、前記加盟店を会員
   が利用した際の売り上げに応じたポイントをその会員の
   獲得ポイントとして集計するポイントサービス機能を前
   記ネットワークに付加するポイント集計システムであっ
   て、 ポイントサービスに賛同する前記加盟店についての店舗
   特定データと、これらの加盟店でのポイント還元率デー
   タとを関係づけて格納した加盟店ファイルと、 ポイントサービスを利用できる会員についての会員特定
   データと、これらの会員が保持するポイント数データと
   を関係づけて格納した会員マスタファイルと、 前記会員が前記加盟店を利用した際に前記加盟店端末か
   ら送信される店舗特定データ、会員特定データ及び売り
   上げ金額データを含む送信データを、前記ネットワーク
   の通信網を介して受信するデータ受信手段と、 前記データ受信手段で受信した前記店舗特定データを用
   いて前記加盟店ファイルにアクセスして、この店舗特定
   データに対応した前記ポイント還元率データを読み出す
   と共に、前記データ受信手段で受信した売り上げ金額デ
   ータと前記ポイント還元率データとを用いて演算してポ
   イント数を算出するポイント演算手段と、 前記データ受信手段で受信した前記会員特定データを用
   いて、前記会員マスタファイルにアクセスして、この会
   員特定データに対応した前記ポイント数データを読み出
   すと共に、このポイント数データに前記ポイント演算手
   段で算出したポイント数を加算して、最新ポイント数デ
   ータとするポイント加算手段と、 前記ポイント加算手段で得られた最新ポイント数データ
   を用いて前記会員マスタファイルの前記ポイント数デー
   タを更新するポイント更新手段とを備えることを特徴と
   したポイント集計システム。
2. 【請求項２】 前記ポイント加算手段で得られた最新ポ
   イント数データを、前記送信データの送信元である前記
   加盟店端末に前記ネットワークの通信網を介して返信す
   るデータ返信手段を更に備えることを特徴とした請求項
   １記載のポイント集計システム。
3. 【請求項３】 前記加盟店端末に入力されたポイント還
   元率変更データに基づいて、前記加盟店ファイルに格納
   された前記ポイント還元率データを変更する還元率デー
   タ変更手段を更に備えることを特徴とした請求項１又は
   請求項２に記載のポイント集計システム。
4. 【請求項４】 複数の前記ネットワークを接続して、こ
   れらのネットワークにおけるポイント数データを統合管
   理することを特徴とした請求項１から請求項３のいずれ
   か一項に記載のポイント集計システム。