JPH10107667A - 携帯型緊急警報受信装置 - Google Patents

携帯型緊急警報受信装置

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JPH10107667A
JPH10107667A JP8261064A JP26106496A JPH10107667A JP H10107667 A JPH10107667 A JP H10107667A JP 8261064 A JP8261064 A JP 8261064A JP 26106496 A JP26106496 A JP 26106496A JP H10107667 A JPH10107667 A JP H10107667A
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signal
emergency alert
circuit
receiving
processing circuit
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JP8261064A
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Shuzo Sudo
修三 須藤
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S I I R D CENTER KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯可能な軽量小型で低消費電力な機器に
て、外出時などに緊急警報情報を得られるようにするこ
と。 【解決手段】 時計用回路4からなるアナログあるいは
デジタル腕時計に、電源が共有であるアンテナ1とAM
受信回路2とFSK信号を処理する信号処理回路31と
FSK信号のデコード結果を報知する出力器5からなる
緊急警報受信部を取り付けた緊急警報受信装置で、緊急
警報を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、どこにでも携帯可
能な緊急警報の内容を表示する緊急警報受信装置に関
し、特に消費電力を低減した携帯型緊急警報受信装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】緊急警報信号は災害に関する放送の受信
の補助のために伝送する信号でありTV、FM、AMと
いろいろな周波数で放送されている。前述の信号はベー
スバンド上ではFSK変調されている。詳しくは、64
0kHzの正弦波が10回続くと「0」であり、1,0
24kHzの正弦波が16回続くと「1」であり、1ビ
ットは15.625msec、64Hzの長さで表され
る。信号内容は前置符号、固定符号、地域区分符号、固
定符号、月日区分符号、年次区分符号から構成され、
「1」,「0」信号をデコードすることにより放送内容
を大まかに知ることができる。
【0003】この緊急警報信号自体は待ち受け状態にあ
る受信機を作動させる、あるいは放送終了後、受信機を
元の状態に戻す目的で放送されている。従来の緊急警報
受信機は24時間たえず信号が来るのを待ち続け、緊急
放送があると緊急警報信号をデコードして警報が発令し
たことを音やLEDで知らせるが、内容についてはラジ
オあるいはTVで確認することを促すものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の緊急警報受信機
にあっては、家庭あるいは職場で使用することを前提と
している。このため、たえず受信状態である必要があ
り、24時間AC100Vへ電源を接続しておくことと
なる。そのため、停電の場合に備えてはバックアップ電
池を付けている。従って、受信機が時計サイズに比べれ
ば大型で重くて消費電力が大きく、携帯することは不可
能であった。このように従来は携帯を目的とした緊急警
報受信機はなかった。このため海水浴、釣り、ダイビン
グに代表されるアウトドアレジャーといった時や、外出
時に気軽に携帯して、注意を促してくれる緊急警報情報
を得ることができないという問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、手軽に携帯で
きる形状の装置であり、例えばデジタルあるいはアナロ
グ腕時計に、緊急警報信号の内容を出力させている。つ
まり、緊急警報信号の電波を受信可能なアンテナと、前
記アンテナから入力した信号を復調する受信回路と、復
調された信号のうちの前記緊急警報信号のみをデコード
する信号処理回路と、デコードした信号内容を報知する
出力器と、アナログまたはデジタル腕時計用の時計回路
とを具備し、信号処理回路は前記時計回路と電源を共有
する構成となっている。
【0006】具体的には、広い範囲で受信可能なAM帯
の周波数の電波を受信可能なアンテナと、アンテナから
入力した信号をベースバンド信号に復調するAM受信回
路と、復調された信号のうちのデジタル信号のみをデコ
ードする信号処理回路と、デコードした信号内容を示す
出力器をアナログあるいはデジタル腕時計に備える。デ
コード部分に対しては電源を時計用と兼用して、そのほ
か、共用化が図れる部品については共用化を図ってい
る。
【0007】さらに、他の構成としては、時計との兼用
に限定されない構成で、緊急警報信号の電波を受信可能
なアンテナと、前記アンテナから入力した信号を復調す
る受信回路と、復調された信号のうちの前記緊急警報信
号のみをデコードする信号処理回路と、デコードした信
号内容を報知する出力器と、人体の接触または接近を検
出するセンサとを具備し、前記センサが人体の接触また
は接近を検出したときに、前記緊急警報信号の受信を可
能とする構成になっている。
【0008】このような手段により、小型軽量低消費電
力とすることにより、いつでもどこでも携帯可能とな
る。逆に携帯型であるため、24時間絶えず受信し続け
る必要はなく、人体装着時のみに受信すればよく、人体
センサを用いてデコード部分の電源をコントロールする
ことが可能であり、低消費電力化を進めることも可能と
なる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の携帯型緊急警報受信装置
では、携帯を可能とするために、アナログあるいはデジ
タル腕時計に、緊急警報信号の周波数の電波を受信可能
なアンテナと、アンテナから入力した信号をベースバン
ド信号に復調する受信回路と、復調された信号のうちの
FSK信号のみをデコードする信号処理回路と、デコー
ドした信号内容を報知する出力器からなる緊急警報受信
部を付けて電源部の共有化と表示部などの報知部の共有
あるいは整合を取っている。
【0010】また、他の構成としては、時計との兼用に
限定されない構成で、緊急警報信号の電波を受信可能な
アンテナと、前記アンテナから入力した信号を復調する
受信回路と、復調された信号のうちの前記緊急警報信号
のみをデコードする信号処理回路と、デコードした信号
内容を報知する出力器と、人体の接触または接近を検出
するセンサとを具備し、前記センサが人体の接触または
接近を検出したときに、前記緊急警報信号の受信を可能
とする構成になっている。もちろん、腕時計に構成する
ことも可能である。この場合は、最初の構成に人体の接
触または接近を検出するセンサを設けた構成となる。
【0011】また、上記2つの構成において、緊急警報
信号の受信はAM帯の電波の受信に限定されるものでは
なく、FMやTVの緊急警報信号を受信するように構成
することも本発明に含まれる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)本発明の第1の実施例を図1を基に説明す
る。本実施例では、AM帯の電波を受信する構成になっ
ている。AM周波数を使用する理由としては、FMやT
V周波数に比べ、広範囲に電波が届くことがあり、しか
も、受信回路の規模が小さく小型で低消費しかも低価格
で構成できるため、災害情報伝達には最適である。
【0013】このため、アンテナ1はAM帯の周波数が
受信可能、さらに限定すれば、緊急警報放送を行う放送
局の周波数を取れればよい。具体的には首都圏であれば
NHK菖蒲久喜ラジオ放送所から放送されるNHK第一
放送(594kHz)、あるいはNHK第二放送(69
3kHz)を受信可能とする。このようにすれば関東一
円を単一周波数で受信可能である。日本全国で言えば、
いくつかの周波数でかなりの広範囲をカバー可能である
ため、使用地域ごとの周波数設定をすることとなる。こ
の設定は地区毎に設定しても良いし、メモリに記憶して
おき、その記憶した周波数をスキャンして選局すること
も可能である。
【0014】AM帯の受信用ではフェライトバーアンテ
ナが一般的である。実際、電波時計が周波数40kHz
であり、各社がフェライトバーアンテナを用いて受信を
している。このため、フェライトバーアンテナで受信す
ることを前提とするが、図3に示す時計のバンド11内
部にアンテナ構造あるいはケース表91の材質や形状を
利用してアンテナ1を形成することも可能である。さら
に、バンド11やケース表91やケース裏蓋92と人体
とを導通させ、AM帯の周波数にアンテナゲインを持つ
ようにする構造も可能である。また、時計のケース表9
1あるいはバンド11にイヤホン端子を設け、イヤホン
接続時にそのケーブルをアンテナ1として利用すること
も可能である。
【0015】AM受信回路2はベースバンド中のFSK
信号を取り出すのが目的であり、極めて簡単な復調方式
を用いことが可能である。もし、警報内容をスピーカで
確認するとしても音質が良い必要はない。このため図5
に示す直接変換方式あるいは図6に示すスーパーヘテロ
ダイン方式を採用する。
【0016】図5に示した直接変換方式のAM受信回路
2aはアンテナ1からはいった信号をそのまま高周波増
幅回路21aで増幅し、その信号から直接ベースバンド
信号を検波回路22aで検波するものである。この後、
場合によっては低周波増幅回路(図示しない)にてベー
スバンド信号を増幅することとなる。構造は簡単である
が、アンテナ1から入力した信号レベルの強弱により、
信号レベルが変動するため、AGC回路(図示しない)
を付けて検波出力を制御する必要もある。
【0017】図6に示したスーパーヘテロダイン方式の
AM受信回路2bは現在、AM、FM、TVを問わず、
もっとも一般に使用されている方式である。特徴として
は、混信が少ない、入力信号レベルにあまり影響されず
に検波出力が可能である。直接変換方式に比べれば構成
が複雑であるが、もっとも一般に使用されている方式で
あるために小型、低消費でかつ安価な1チップICを使
用することができる。例えば、CXA1600Mなどを
使用することが可能である。
【0018】図6に示したスーパーヘテロダイン方式の
AM受信回路2bは、アンテナ1から入力した信号を高
周波増幅回路21bで増幅した信号と、局部発振回路2
12で発生した周波数とを混合器211により混合し、
中間周波数を生成する。ここで扱うのは、AM周波数で
あるから455kHzあるいは450kHzの中間周波
数となるように周波数変換を行う。周波数変換された信
号は中間周波数増幅回路213により増幅される。ここ
で場合によっては高周波増幅回路21bは必要でなく、
そして、局部発振回路212についてはコイルとコンデ
ンサだけで構成しても充分である。受信周波数は数局に
限られているため、バリコンを使用をせずにトリマーコ
ンデンサを使用し、小型化をはかる。増幅された中間周
波数は検波回路22bにより検波される。場合によって
は、フィルター(図示せず)を介して中間周波数を検波
回路22bに入力しても良い。この後、場合によっては
低周波増幅回路(図示しない)にてベースバンド信号を
増幅することとなる。このようにして、スーパーヘテロ
ダイン方式はベースバンド信号を検波するものである。
【0019】AM受信回路2で出力されるベースバンド
信号のうちのFSK信号は信号処理回路31によりデコ
ードされ、内容を出力器5に出力する。図7に示すよう
に、信号処理回路31は信号検出部311と信号解析部
312aと出力器駆動部313から構成される。
【0020】信号検出回路311はFSK信号から
「1」,「0」信号への再生を行う。例えば、フィルタ
3111と検波回路3112から構成する信号検出部3
11aを図9に示す。動作内容は、FSK信号を640
Hzと1,024Hzを通すフィルタ3111により、
それらの信号のみを通過させ、検波回路3112により
「1」,「0」のデジタル信号とするものである。
【0021】あるいは、例えば、比較回路3113と周
波数検出回路3114とカウンタ3115とから構成す
る信号検出部を311bを図10に示す。動作内容はF
SK信号を比較回路3113により「1」,「0」信号
とする。次に「1」,「0」の周期時間を周波数検出回
路3114を構成するタイマで計測することにより、6
40Hzか1,024Hzの信号かを判断する。次に、
640Hzと1,024Hzの回数をカウンタ3115
で計測し、それが10回か16回かを判断することによ
り、「1」,「0」のデジタル信号とするものである。
【0022】信号解析部312aの詳細を図11に示
す。図11に示す信号解析部312は、後に実施例2と
して示すセンサ出力を受ける信号解析部312bと基本
的には同じ構成となっている。したがって、その符号を
312としている。信号解析部312は信号検出部31
1から出力された再生されたデジタル信号を、警報の種
類と日時と地域にデコードする。信号内容は、前置符
号、固定符号、地域区分符号、月日区分符号、年時区分
符号であるが、それぞれについて特定の並びがある。こ
のため、例えば、メモリ3123内に予めLUTテーブ
ルを作成し、これを参照して、信号内容をデコードす
る。このとき、符号毎の規則を用いて誤検出を行うこと
も可能である。発振回路3122は制御回路3121に
クロックなどを供給するものである。
【0023】出力器駆動部313はデコードした内容に
従って、出力器5に信号を送る。出力器5は圧電ブザ
ー、液晶、EL、LED、スピーカ、モータ等が可能で
あり、それぞれに応じた電圧と信号を送る。出力器5に
て出力する内容は、災害の種類、発生日時、発生場所で
ある。内容をデコードした時点で、まず、デコーダ保持
者に注意を促すが、例えば、圧電ブザーを用いて、警音
を発して、液晶あるいはELにて緊急警報信号内容を表
示する方法がある。さらに情報が必要である場合には、
手元のスイッチにより、スピーカからAMラジオ情報を
確認することも可能である。促す方法としては他に、E
L、あるいはLED、あるいは液晶表示を点滅させるこ
とや、本体をモータにより振動させたりすることも可能
である。また、警報内容を表示せずに音のみでラジオ音
声にしてしまうことも可能である。また、ラジオ内容の
確認にはデコーダ本体にスピーカを取り付けたり、イヤ
ホン端子を取り付けてイヤホン接続時のみにイヤホンか
ら聞けるようにすることも可能である。
【0024】電源は時計用のものと共用する。これによ
り、デコーダ用の電池部分のスペースが不必要になり、
携帯性を高くして、構成することが可能である。出力器
5においての表示方法は、地域情報はイニシャルあるい
は番号あるいはフルネームあるいは図12に示す様な日
本地図を用意して地図上の位置を示すことが可能であ
る。もちろん組み合わせても良い。表示に使用する液晶
タイプあるいはELタイプは図14に示すドットマトリ
ックスタイプでも図13に示すセグメントタイプでも可
能である。もちろん、図15に示す様に、地図とセグメ
ントタイプとドットマトリックスを合わせもって表示す
ることも可能である。ここでは表示例として示してい
る。
【0025】表示位置は図3に示す通常の文字板8上で
も可能であるし、文字盤を覆うガラス7に透過型の液晶
を構成して、表示させても良い。時計がデジタルなら文
字板8を共通とすることが可能であり、アナログであれ
ば、針の回転中心を考慮して、表示領域を確保すること
が必要となる。
【0026】なお、時計用回路4は信号処理回路31の
信号解析部312の一部として構成することも可能であ
り、発振回路3122の基準クロックは時計用の32.
768kHzを共用とすることも可能である。
【0027】(実施例2)次に本発明の第2の実施例を
図2を基に説明する。前述してきた発明の形態との差
は、センサ6を取り付けその出力を信号処理回路32へ
入力していることである。このセンサ6によりAM受信
回路2と信号処理回路32と出力器5の消費電力をセー
ブする。具体的にはセンサ5の出力により、信号処理回
路32をsleep(スリープ)モードからactiv
e(アクティブ)モードにかえる。信号処理回路32が
activeモードになった時点でAM受信回路2への
電源を供給して、緊急警報信号放送を受信可能とする構
成を取る。なお、この実施例2でも時計用回路4を備え
ているが、これがなくても本発明は構成できる。ただ
し、腕時計型または腕時計の一部の機能として本発明を
実施することは、形態容易性や後に記述する理由などに
よりその効果が大きい。
【0028】センサ6としては、例えば、人体から発す
る赤外線を吸収して、熱の非平衡状態から分極を生じ、
電圧を発生させる焦電センサを用いることができる。熱
源の接近、すなわち、人体の非接触の接近により緊急警
報信号デコーダ部分をデコード可能にすることが可能で
ある。この場合に、例えば、図3の腕時計の文字板8上
に焦電センサを設けるならば、ある程度の赤外線を焦電
センサ部分に収束させるような光学レンズ系をガラス7
あるいは別に窓を設けて構成することとなる。
【0029】あるいは、歪を感知して電圧を発生させる
圧電センサを用いることができる。図3、図4で説明す
ると、時計をしているときや持ったときに、時計のバン
ド11やヒンジ10やケース表91などには歪が必ず生
じる。この部分に圧電センサを設けることにより、電圧
が発生する。センサ6の歪が一定となってしまうと信号
は出力されないが、腕時計をしている場合には大なり小
なり、絶えず歪が変化して電圧を発生させる。特に、図
4に示すバンド11とケース表91の接続部分であるヒ
ンジ10部分は通常ピンで止めるものが多く、ここに圧
電センサを取り付けると大きな出力信号が得られる。
【0030】あるいは、熱を感知して電圧を発生させる
熱電変換素子を用いることもできる。熱電変換素子のゼ
ーベック効果を利用して、人体の接触により、温度差が
生じると電位差が発じる。図3で示すならば、バンド1
1やケース表91やケース裏蓋92に接触する形で組み
込む形を取る。
【0031】以上、駆動用の電源がなくても、動作可能
な人体センサをあげたが、他にも、センサ駆動用の電源
必要とする加速度センサ、超音波センサ等の利用をし
て、出力信号を信号処理回路32に入力することによ
り、低電力化を実現することが可能である。
【0032】センサ6から出力される信号は信号処理回
路32へのトリガーとして使用するため、それほど波形
が整っている必要はない。このため、波形の飽和は関係
ないため、アナログ出力がそのまま入力可能である。ま
た、比較回路(図示せず)を用いてデジタル化してから
信号処理回路32へ入力させても良い。基本的には低消
費電力化のため、増幅回路やオフセット回路は付けずに
センサの出力が大きいように形状と構造を決定すること
が好ましい。しかし、本発明は増幅回路やオフセット回
路の付加の有無にかかわらず適用可能である。
【0033】本実施例の信号処理回路32は、図8に示
す構成となっている。図7に示す実施例1の信号処理回
路31との違いは、その信号解析部312bがセンサ6
の出力を受け、AM受信回路2に出力を供給する点にあ
る。図11に示す信号解析部312にある制御回路31
21はセンサ6からの信号により、sleepモードか
らactiveモードに変わり、制御回路3121から
信号を出して、AM受信機2の電源供給を制御する。な
お、この電源の制御はFETを使用して容易に実現可能
である。また、緊急警報信号を受信するまで出力器5へ
の電源を供給しないような信号を発生する。緊急信号受
信時に初めて出力器駆動部313を作動させる。このと
き、出力器5が時計の出力器の機能と共有している場合
には、緊急警報信号受信までは時刻表示のための最低電
力を供給する構成となる。
【0034】ここで、制御回路3121の動作につい
て、図16、図17を用いて説明する。図16におい
て、センサ6からの信号が時間t1に制御回路3121
へ入力して、若干の時間遅れの後の時間t2に、制御回
路3121はsleepモードからactiveモード
に変わる。その時間から若干の時間遅れの後の時間t3
にAM受信回路2を制御する制御信号が’H’となる。
制御回路3121は(t4−t2)時間だけactiv
eモードを持続するが、それからsleepモードに戻
る。同時にAM受信回路2を制御する制御信号も’L’
とする。通常(t4−t2)時間は数十秒以上から数分
と設定するので、その間にセンサ6出力がなければデコ
ーダ部分は働かなくなる。
【0035】しかし、図17に示すように、制御回路3
121がactiveモードである状態で、センサから
の信号t1’があれば、その時点から改めて、制御回路
3121のactiveモード時間(t4−t2)を設
定する。従って制御回路3121のactiveモード
の終了時間はt4ではなく、t4’となる。このように
して、センサ6出力があるかぎりデコーダ部分は動き続
けるようになるので、現実的かつ効果的な低消費電力を
実現する。
【0036】本発明のアプリケーションの一つを以下に
あげる。津波の時に海岸近くにいる釣り人などが波にさ
らわれるケースが多いため、海岸線での使用用途に特化
した製品も望まれている。具体的には装置を通常防水で
なく、100m防水型とする。さらに、緊急警報信号が
津波警報であることを信号処理回路で検出し、津波警報
がでた時だけ出力器を駆動して警告を行うようにすると
良い。100m防水は腕時計では実用化されており、こ
の意味からも本発明の緊急警報受信装置を腕時計におい
て実現することにメリットがある。
【0037】以上のようにして、本発明は、外出時に災
害に注意を促すものとして、ふと自分で気になったと
き、一目で状況が確認できるものである。そのとき自分
自身で、さらに緊急警報に関する情報を取るかどうかを
判断できる道具として使用することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したようにアナログ
あるいはデジタル腕時計に、AM帯の周波数の電波を受
信可能なアンテナと、前記アンテナから入力した信号を
ベースバンド信号に復調するAM受信回路と、復調され
た信号のうちのデジタル信号のみをデコードする信号処
理回路と、デコードした信号内容を示す出力器からなる
緊急警報デコーダを付けることにより、軽量小型で携帯
可能となり、外出時にも緊急警報信号を受信して、内容
を知ることができる。
【0039】また、さらにセンサを備えて、センサ出力
により信号処理回路をスリープ状態からACTIVEと
して、信号処理回路からの信号で、出力器とAM受信回
路への電源を制御することで低消費電力を実現すること
ができる。さらに、アンテナでは、フェライトバーアン
テナもしくはケースもしくはバンドもしくは人体を利用
することで高感度にAM電波を受信できる。
【0040】また、出力器において、LCDパネルある
いはLEDあるいはスピーカあるいはELを利用するこ
とで効果的に緊急警報の内容を知らせることができる。
また、AM受信回路では、スーパーヘテロダイン方式あ
るいは直接変換方式を採用することで、低消費かつ小型
かつ高感度にAM電波を復調することができる。
【0041】また、センサでは、バンドやヒンジやケー
ス裏蓋に生じる歪や振動を電圧として出力する圧電セン
サ、あるいは、人体から発する赤外線を電圧として出力
する焦電センサ、あるいは、人体の接触で発する熱で電
圧を発生させる熱電変換素子を採用することで、駆動電
源無しで効果的な人体感知が行え、低消費化と自然な動
作を行うことができる。
【0042】また、信号処理回路において、FSK信号
をデジタル信号に変換する信号検出回路と、前記デジタ
ル信号から警報の種類と日時と地域にデコードして出力
器を駆動する信号解析回路から成ることで、緊急警報信
号の誤出力を防ぐことができる。
【0043】また、緊急警報信号は津波警報が発せられ
るときのみにデコードするものとし、完全防水型のケー
スで構成することにより、釣りや潮干狩りや海辺のレジ
ャーにおいて、水などによる故障の心配なく緊急警報を
知ることができる。また、イヤホンの端子への接続で、
ラジオ音声が聞けるといった簡略な操作により、受信し
た緊急警報放送を音声で確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による携帯型緊急警報受信装置の第1の
実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明による携帯型緊急警報受信装置の第2の
実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明による携帯型緊急警報受信装置の正面概
略図および側面外略図である。
【図4】本発明による携帯型緊急警報受信装置のヒンジ
部分拡大図である。
【図5】本発明による直接変換方式のAM受信回路のブ
ロック図である。
【図6】本発明によるスーパーヘテロダイン方式のAM
受信回路のブロック図である。
【図7】本発明による信号処理回路の1例のブロック図
である。
【図8】本発明による信号処理回路の他の1例のブロッ
ク図である。
【図9】本発明による信号検出部の1例のブロック図で
ある。
【図10】本発明による信号検出部の他の1例のブロッ
ク図である。
【図11】本発明による信号解析部のブロック図であ
る。
【図12】本発明の緊急警報受信装置における日本地図
の表示例である。
【図13】本発明の緊急警報受信装置におけるセグメン
トタイプの表示器の1例である。
【図14】本発明の緊急警報受信装置におけるドットマ
トリックスタイプの表示器の1例である。
【図15】本発明の緊急警報受信装置における表示例で
ある。
【図16】本発明による制御回路の入出力信号のタイミ
ング表の1例である。
【図17】本発明による制御回路の入出力信号のタイミ
ング表の他の1例である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2、2a、2b AM受信回路 21a、21b 高周波増幅回路 22a、22b、3112 検波回路 211 混合器 212 局部発振回路 213 中間周波数増幅回路 31、32 信号処理回路 311 信号検出部 3111 フィルタ 3113 比較回路 3114 周波数検出回路 3115 カウンタ 312a、312b 信号解析部 3121 制御回路 3122 発振回路 3123 メモリ 313 表示器駆動部 4 時計用回路 5 出力器 6 センサ 7 ガラス 8 文字板 91 ケース表 92 ケース裏蓋 10 ヒンジ 11 バンド

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緊急警報信号の電波を受信可能なアンテ
    ナと、前記アンテナから入力した信号を復調する受信回
    路と、復調された信号のうちの前記緊急警報信号のみを
    デコードする信号処理回路と、デコードした信号内容を
    報知する出力器と、アナログまたはデジタル腕時計用の
    時計回路とを具備し、前記受信回路、信号処理回路、及
    び出力器は前記時計回路と電源を共有することを特徴と
    する携帯型緊急警報受信装置。
  2. 【請求項2】 緊急警報信号の電波を受信可能なアンテ
    ナと、前記アンテナから入力した信号を復調する受信回
    路と、復調された信号のうちの前記緊急警報信号のみを
    デコードする信号処理回路と、デコードした信号内容を
    報知する出力器と、人体の接触または接近を検出するセ
    ンサとを具備し、前記センサが人体の接触または接近を
    検出したときに、前記緊急警報信号の受信を可能とする
    ように構成したことを特徴とする携帯型緊急警報受信装
    置。
  3. 【請求項3】 前記センサが人体の接触または接近を検
    出したときの信号により、前記信号処理回路はスリープ
    モードからアクティブモードになり、前記受信回路を動
    作させる信号を出力する請求項2記載の携帯型緊急警報
    受信装置。
  4. 【請求項4】 AM帯の周波数の電波を受信可能なアン
    テナと、前記アンテナから入力した信号をベースバンド
    信号に復調するAM受信回路と、復調された信号のうち
    のFSK信号である緊急警報信号をデコードする信号処
    理回路と、デコードした信号情報を報知する出力器と、
    アナログまたはデジタル腕時計用時計回路とを具備し、
    前記AM受信回路、前記信号処理回路及び前記出力器
    と、前記時計回路との電源を共有することを特徴とする
    緊急警報受信装置。
  5. 【請求項5】 AM帯の周波数の電波を受信可能なアン
    テナと、前記アンテナから入力した信号をベースバンド
    信号に復調するAM受信回路と、復調された信号のうち
    のFSK信号である緊急警報信号をデコードする信号処
    理回路と、デコードした信号内容を報知する出力器と、
    人体の接触または接近を検出するセンサとを具備し、前
    記センサが人体の接触または接近を検出したときに、前
    記緊急警報信号の受信を可能とするように構成したこと
    を特徴とする携帯型緊急警報受信装置。
  6. 【請求項6】 前記センサが人体の接触または接近を検
    出したときの信号により、前記信号処理回路はスリープ
    モードからアクティブモードになり、前記受信回路を動
    作させる信号を出力する請求項5記載の携帯型緊急警報
    受信装置。
  7. 【請求項7】 前記センサの出力により、前記信号処理
    回路をスリープモードからアクティブモードに、または
    アクティブモードからスリープモードにし、前記信号処
    理回路の信号により前記出力器と前記AM受信回路の少
    なくとも一方への電源供給を制御する請求項2、3、
    5、または6記載の携帯型緊急警報受信装置。
  8. 【請求項8】 前記アンテナは、少なくともフェライト
    バーアンテナもしくはケースもしくはバンドもしくは人
    体もしくはイヤホンケーブルを構成の一部とする請求項
    1乃至7記載の携帯型緊急警報受信装置。
  9. 【請求項9】 前記出力器は、LCDパネルあるいはL
    EDあるいはスピーカあるいはELあるいはモータ利用
    の振動を用いた報知器である請求項1乃至7記載の携帯
    型緊急警報受信装置。
  10. 【請求項10】 前記AM受信回路は、スーパーヘテロ
    ダイン方式あるいは直接変換方式を採用した請求項1乃
    至7記載の携帯型緊急警報受信装置。
  11. 【請求項11】 前記センサは、バンドやヒンジやケー
    ス裏蓋に生じる歪や振動を電圧として出力する圧電セン
    サ、あるいは、人体から発する赤外線を電圧として出力
    する焦電センサ、あるいは、人体の接触で発する熱で電
    圧を発生させる熱電変換素子等の自己発電型のセンサで
    ある請求項2、3、5、6、または7記載の携帯型緊急
    警報受信装置。
  12. 【請求項12】 前記信号処理回路は、FSK信号をデ
    ジタル信号に変換する信号検出回路と、前記デジタル信
    号から警報の種類と日時と地域にデコードして前記出力
    器を駆動する信号解析回路から成ることを特徴とする請
    求項1乃至11記載の携帯型緊急警報受信装置。
  13. 【請求項13】 前記信号処理回路は、前記緊急警報信
    号が津波警報である場合に前記出力器を駆動するもので
    あり、装置全体は、完全防水型のケースで構成されてい
    る請求項1乃至12記載の携帯型緊急警報受信装置。
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