JPH0983581A - データ伝送処理装置 - Google Patents

データ伝送処理装置

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JPH0983581A
JPH0983581A JP24193895A JP24193895A JPH0983581A JP H0983581 A JPH0983581 A JP H0983581A JP 24193895 A JP24193895 A JP 24193895A JP 24193895 A JP24193895 A JP 24193895A JP H0983581 A JPH0983581 A JP H0983581A
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JP24193895A
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Keitaro Hirai
恵太郎 平井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内部回路における消費電力をできるだけ小さく
なるように改良した高効率かつ小消費電力のデータ伝送
処理装置を提供する。 【解決手段】入力側データ伝送路(20−1)からの入
力2値レベル信号の各ビットのレベルを入力処理部(4
0)により内部回路(30)における消費電力が小さく
なる側のレベルに変換して内部回路(30)に出力し、
内部回路(30)の各ビットのレベルを出力処理部(5
0)により元の信号レベルに変換して出力2値レベル信
号として出力側データ伝送路(20−2)に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は入力側伝送路から
の2値レベル信号を内部回路で処理して出力側伝送路に
出力するデータ伝送処理装置に関し、特に、内部回路に
おける消費電力をできるだけ小さくなるように改良した
データ伝送処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ伝送処理装置を用
いたデータ伝送システムとしては図8に示すような構成
をとるものが知られている。この図8に示すデータ転送
システムは、複数のデータ伝送処理装置100−1〜1
00−4を複数のデータ伝送路200−1〜200−1
0で相互に接続して構成される。
【0003】ここで、各データ伝送処理装置100−1
〜100−4はそれぞれ内部回路を有しており、この内
部回路によりデータ伝送路200−1〜200−10を
伝送される論理“0”または“1”からなる2値レベル
信号に対して所定の処理を実行することにより、システ
ムの管理、保守、データの交換、データの変換等を行
う。
【0004】ところで、図8に示すようなデータ伝送シ
ステムにおいて、各データ伝送処理装置100−1〜1
00−4内の内部回路における消費電力は、データ伝送
路200−1〜200−10からこのデータ伝送処理装
置100−1〜100−4に入力されるデータによって
異なる。
【0005】図9は、データ伝送処理装置100−1〜
100−4の内の1つのデータ伝送処理装置100の内
部回路を示したもので、このデータ伝送処理装置100
は3個の内部回路101〜103を有しており、各内部
回路101〜103の入力配線および出力配線にはそれ
ぞれ終端抵抗106〜109を介して電源電圧VTTでプ
ルアップしたプルアップ回路が設けられている。
【0006】ここで、例えば、内部回路101で処理さ
れる2値レベル信号の論理“0”が0Vであり、論理
“1”がVTT(VTT>0V)であるとし、実際に内部回
路101から出力される2値レベル信号のレベルがVOU
T (0V≦VOUT ≦VTT)であるとすると、この内部回
路101の出力配線に設けられたプルアップ回路の終端
抵抗108に流れる電流Iは、この抵抗108の抵抗値
をRとすると、 I=(VTT−VOUT )/R (1) となる。
【0007】すなわち、式(1)から明らかように、こ
のプルアップ回路の終端抵抗108に流れる電流Iが最
小となるのは、内部回路101から出力される2値レベ
ル信号が論理“1”の場合であり、逆にこのプルアップ
回路の抵抗108に流れる電流Iが最大となるのは、内
部回路101から出力される2値レベル信号が論理
“0”の場合である。そして同様のことが各内部回路1
01〜103の入力配線および出力配線に設けられたプ
ルアップ回路についていえる。
【0008】ところで、例えば、このデータ伝送処理装
置100の入力側伝送路であるデータ伝送路201から
このデータ伝送処理装置100に入力される2値レベル
信号が、無意味データ、例えば論理“0”のデータばか
りであり、各内部回路がこの論理“0”のデータをその
まま出力するとすると、この場合、このデータ伝送処理
装置100の各内部回路101〜103の入力配線およ
び出力配線に設けられたプルアップ回路の抵抗106〜
109にはそれぞれ最大の電流が流れることになり、そ
の結果このデータ伝送処理装置100の消費電力は最大
になる。
【0009】つまり、図8に示すようなデータ伝送シス
テムにおいて、各データ伝送処理装置100−1〜10
0−4内の内部回路における消費電力は、データ伝送路
200−1〜200−10からこのデータ伝送処理装置
100−1〜100−4に入力されるデータによってそ
の消費電力が異なり、電力最小システムを構成している
とはいえない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、入力側伝
送路からの2値レベル信号を内部回路で処理して出力側
伝送路に出力するデータ伝送処理装置においては、入力
側伝送路から入力される2値レベル信号に対応してその
消費電力が異なり、入力側伝送路から入力される2値レ
ベル信号によっては、消費電力が最小となる高効率な小
消費電力データ伝送処理装置を構成しているとはいえな
い。
【0011】そこで、この発明は、内部回路における消
費電力をできるだけ小さくなるように改良した高効率か
つ小消費電力のデータ伝送処理装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、内部回路を有し、入力側伝送路からの
入力2値レベル信号を前記内部回路で処理して出力2値
レベル信号として出力側伝送路に出力するデータ伝送処
理装置において、前記入力側伝送路からの入力2値レベ
ル信号の各ビットのレベルを前記内部回路における消費
電力が小さくなる側のレベルに変換して前記内部回路に
出力する入力処理手段と、前記内部回路の出力の各ビッ
トのレベルを元の信号レベルに変換して前記出力2値レ
ベル信号として前記出力側伝送路に出力する出力処理手
段とを具備することを特徴とする。この発明では、入力
側伝送路からの入力2値レベル信号の各ビットのレベル
を入力処理手段により内部回路における消費電力が小さ
くなる側のレベルに変換して内部回路に出力し、内部回
路の各ビットのレベルを出力処理手段により元の信号レ
ベルに変換して出力2値レベル信号として出力側伝送路
に出力する。
【0013】ここで、前記内部回路は、少なくと入力配
線および出力配線に所定の終端抵抗を介するプルアップ
回路を有し、前記入力処理手段は、前記入力側伝送路か
らの入力2値レベル信号が全てローレベルのビットから
なる無意味な信号の場合は、該無意味な信号の各ビット
を反転して全てハイレベルのビットからなる信号として
前記内部回路に出力する反転手段を具備し、前記出力処
理手段は、前記入力側伝送路からの入力2値レベル信号
が全てローレベルのビットからなる無意味な信号の場合
は、前記内部回路の出力を再反転して前記出力側伝送路
に出力する再反転手段を具備することを特徴とする。
【0014】また、前記入力側伝送路からの2値レベル
信号は、先頭に無意味データか有意義データかを識別す
る識別ビットを有する固定長データからなり、前記入力
処理手段は、前記固定長データの前記識別ビットが無意
味データ表わすか否かを判定する判定手段と、前記入力
側伝送路からの2値レベル信号から前記識別ビットを除
去する除去手段と、前記判定手段により前記固定長デー
タの識別ビットが無意味データを表わすと判定された場
合は、前記除去手段により前記識別ビットが除去された
信号の全てのビットを前記内部回路における消費電力が
小さくなる側のレベルに変換する変換手段と、前記変換
処理手段の出力に前記除去手段により除去された前記識
別ビットを再付加する再付加手段とを具備することを特
徴とする。
【0015】また、前記入力側伝送路からの2値レベル
信号は、固定長データからなり、前記入力処理手段は、
前記固定長データの一方のレベルのビット数を計数する
計数手段と、前記計数手段の計数値に基づき前記内部回
路における消費電力を最小にするために前記固定長デー
タを反転するか否かを判定する第1の判定手段と、前記
第1の判定手段により反転すると判定された場合は、前
記固定長データの各ビットを反転する反転手段と、前記
反転手段の出力に前記反転手段で反転したか否かを識別
する識別ビットを付加して前記内部回路に出力する識別
ビット付加手段とを具備し、前記出力処理手段は、前記
内部回路の出力から前記識別ビットを除去する除去手段
と、前記内部回路の出力から出力される識別ビットから
該内部回路の出力が反転したものか否かを判定する第2
の判定手段と、前記内部回路の出力から前記識別ビット
を除去する除去手段と、前記第2の判定手段により反転
したものと判定された場合は、前記除去手段により前記
識別ビットが除去された信号の各ビットを再反転して前
記出力側伝送路に出力する再反転手段とを具備すること
を特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係わるデータ伝
送処理装置の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。
【0017】図1は、この発明に係わるデータ伝送処理
装置の概略構成を示すブロック図である。
【0018】図1において、この実施例のデータ伝送処
理装置10は、内部回路30の入力側に入力処理部40
を設けるとともに、内部回路30の出力側に出力処理部
50を設けて構成される。
【0019】ここで、入力処理部40は、このデータ伝
送処理装置10の入力側データ伝送路20−1からのデ
ータを受け取るレシーバを含み、データ伝送路20−1
からのデータ、すなわち2値レベル信号の各ビットのレ
ベルを内部回路30における消費電力が小さくなる側の
レベルに変換して内部回路30に出力する処理を行う。
【0020】また、出力処理部50は、このデータ伝送
処理装置10の出力側のデータ伝送路20−2へデータ
を送出するドライバを含み、内部回路30の出力の各ビ
ットのレベルを元の信号レベルに再変換してデータ伝送
路20−2へ出力する処理を行う。
【0021】また、内部回路30は、システムの管理、
保守、データの交換、データの変換等を行うもので、こ
の内部回路30は図9に示したように各回路の少なくと
入力配線および出力配線に所定の終端抵抗を介するプル
アップ回路を有しており、この内部回路30の消費電力
を処理信号の各ビット単位でみると、各ビットの信号が
論理“0”の場合に最大となり、論理“1”の場合に最
大となる。
【0022】さて、図1に示したデータ伝送処理装置1
0は、ATM(非同期転送モード)で伝送されるような
固定長セル、すなわち固定長データを処理対象とし、こ
の固定長データ単位でデータを処理するように構成され
ており、このデータ伝送処理装置10の動作は、上記固
定長データが無意味なデータの場合と有意味なデータの
場合とで異なる。
【0023】1)データ伝送処理装置10に入力される
固定長データが無意味なデータの場合 データ伝送処理装置10に入力される固定長データが無
意味なデータの場合におけるデータ伝送処理装置10の
動作は次の2つの場合がある。
【0024】a)固定長データの各ビットのレベルが全
て論理“0”である。
【0025】b)固定長データの先頭に該データが無意
味のデータであることを示す識別ビットを有し、各ビッ
トのレベルは不定である。
【0026】まず、a)の場合、すなわち、データ伝送
処理装置10に入力される固定長データが無意味なデー
タの場合において、固定長データの各ビットのレベルが
全て論理“0”であるデータを処理するシステムに図1
に示したデータ伝送処理装置10を適用した場合の実施
例について説明する。
【0027】このように、データ伝送処理装置10に入
力される固定長データが無意味なデータであると、この
データ伝送処理装置10の内部回路30では、各ビット
のレベルが全て論理“0”であるデータを処理すること
になる。
【0028】ここで、内部回路30での処理信号が各ビ
ットのレベルが全て論理“0”である場合は、図9で説
明したようにこの内部回路30の消費電力は最大にな
る。
【0029】図2は、このような場合のデータ伝送処理
装置10の一実施例を示したものである。図2におい
て、このデータ伝送処理装置10は、図1に示したデー
タ伝送処理装置10の入力処理部40に反転型レシーバ
41を用い、出力処理部50に反転型ドライバ51を使
用して構成される。
【0030】このような構成において、入力側データ伝
送路20−1から各ビットのレベルが全て論理“0”で
ある無意味なデータが入力されると、このデータは入力
処理部40の反転型レシーバ41で各ビットのレベルが
全て論理“1”であるデータに変換されて内部回路30
に入力される。
【0031】また、内部回路30から出力される各ビッ
トのレベルが全て論理“1”であるデータは、出力処理
部50の反転型ドライバで、元のレベル、すなわち各ビ
ットのレベルが全て論理“0”であるデータに再反転さ
れて出力側のデータ伝送路20−2へ送出される。
【0032】つまり、この構成によると、内部回路30
ではデータ伝送路20−1および20−2を伝送される
データとは反対の論理でデータを処理することになり、
その結果、各ビットのレベルが全て論理“0”である無
意味なデータは各ビットのレベルが全て論理“1”であ
るデータとして処理されることになり、これにより内部
回路30における消費電力を最小にすることができる。
【0033】次に、b)の場合、すなわち、データ伝送
処理装置10に入力される固定長データが無意味なデー
タの場合において、固定長データの先頭に該データが無
意味のデータであることを示す識別ビットを有し、各ビ
ットのレベルは不定であるデータを処理するシステムに
図1に示したデータ伝送処理装置10を適用した場合の
実施例について説明する。
【0034】まず、この場合の処理対象データのフレー
ムフォーマットを図3に示す。
【0035】図3に示すフレームフォーマットにおいて
は、固定長データとして10ビットのデータを用い、そ
の9ビット(X0 〜X8 )がペイロード(情報ビット)
を構成し、先頭の1ビットが9ビット(X0 〜X8 )の
情報ビットの内容が無意味であるか有意義であるを示す
識別ビットYを構成している。
【0036】ここで、識別ビットYが、例えば“0”で
あるとこれに続く情報ビット(X0〜X8 )は無意味で
あり、“1”であるとこれに続く情報ビット(X0 〜X
8 )は有意味であることを示す。なお、識別ビットY
(以下これをYビットという)が無意味を示す“0”の
場合はこれに続く情報ビット(X0 〜X8 )は不定であ
る。
【0037】図4は、このような場合のデータ伝送処理
装置10の入力処理部40の一実施例を示したものであ
る。図4において、この入力処理部40は、入力側デー
タ伝送路20−1からのデータを受け取るレシーバ4
2、レシーバ42で受信した図3に示すようなフレーム
フォーマットの固定長データからYビットを除去し、こ
れに続く情報ビット(X0 〜X8 )を出力するYビット
除去部43、レシーバ42で受信した図3に示すような
フレームフォーマットの固定長データのYビットを判定
するYビット判定部44、Yビット判定部44による判
定結果に基づきYビット除去部43から出力される情報
ビット(X0 〜X8 )を変換する変換処理部45、変換
処理部45で変換された情報ビット(X0 〜X8 )の先
頭にYビット除去部43で除去したYビットを再付加し
て内部回路30へ出力するYビット再付加部46とを具
備して構成される。
【0038】ここで、Yビット判定部44は、レシーバ
42の出力からレシーバ42で受信した固定長データの
Yビットが“無意味”を示す“0”か有意味を示す
“1”かを判定する。
【0039】そして、Yビット判定部44で、Yビット
が“無意味”を示す“0”であると判定された場合は、
Yビット除去部43でYビットが除去された情報ビット
(X0 〜X8 )は不定であるので、この場合、変換処理
部45は、この情報ビット(X0 〜X8 )を全て内部回
路30における消費電力が小さくなる側のレベルに変換
する。
【0040】具体的には、内部回路30における消費電
力は、図9で説明したように、各ビットのレベルが全て
論理“1”である場合に最小となるので、変換処理部4
5は、Yビット除去部43から出力される情報ビット
(X0 〜X8 )を全て論理“1”に変換する。
【0041】そして、この変換処理部45で、全て論理
“1”に変換された情報ビット(X0 〜X8 )の先頭
に、Yビット再付加部46によりYビットが再付加され
て内部回路30へ出力される。
【0042】なお、Yビット判定部44で、Yビットが
“有意味”を示す“1”であると判定された場合は、変
換処理部45ではYビット除去部43から出力されるY
ビットが除去された情報ビット(X0 〜X8 )をそのま
まYビット再付加部46に出力し、Yビット再付加部4
6では、この情報ビット(X0 〜X8 )の先頭に、Yビ
ット除去部43で除去したYビットを再付加し、内部回
路30へ出力する。
【0043】このような構成によると、入力側データ伝
送路20−1からのデータが“無意味”の場合、情報ビ
ット(X0 〜X8 )は内部回路30における消費電力が
小さくなる側のレベル、すなわち“1”に変換されて内
部回路30に入力されるので、この場合の内部回路30
における消費電力を最小にすることができる。
【0044】上記説明においては、データ伝送処理装置
10で処理される固定長データが無意味なデータの場合
について説明したが、次に、データ伝送処理装置10で
処理される固定長データが有意味なデータの場合につい
て説明する。
【0045】図5は、このような場合のデータ伝送処理
装置10の入力処理部40の他の実施例を示したもので
ある。図5において、この入力処理部40は、入力側デ
ータ伝送路20−1からのデータを受け取るレシーバ4
01、レシーバ401で受信した固定長データの論理
“0”のビット数を計数するカウンタ402、カウンタ
402の計数値に基づきレシーバ401で受信した固定
長データを内部回路30における消費電力を最小にする
ために反転するか否かを判定する反転非反転判定部40
3、反転非反転判定部403で反転すると判定された場
合は、レシーバ401の出力を反転し、反転しない、す
なわち非反転と判定された場合は、レシーバ401の出
力をそのまま出力する反転処理部410、反転処理部4
10で反転したか否かを示す識別ビット(以下これをZ
ビットという)を反転処理部410から出力の先頭に付
加して内部回路30に出力するZビット付加部404を
具備して構成される。
【0046】また、反転処理部410は、非反転型ドラ
イバ411、反転型ドライバ412、インバータ413
を具備して構成され、反転非反転判定部403の出力が
“反転”、すなわち論理“0”である場合は、この論理
“0”の信号により非反転型ドライバ411を不動作に
するとともに、この論理“0”の信号によりインバータ
413を介して反転型ドライバ412を動作可能にし、
これによりレシーバ401の出力を反転型ドライバ41
2で反転してZビット付加部404へ出力し、反転非反
転判定部403の出力が“非反転”、すなわち論理
“1”である場合は、この論理“1”の信号により非反
転型ドライバ411が動作可能にするとともにインバー
タ413を介して反転型ドライバ412を不動作にし、
これによりレシーバ401の出力を非反転型ドライバ4
11を介してそのままZビット付加部404へ出力す
る。
【0047】ここで、反転非反転判定部403は、以下
に説明するアルゴリズムによりレシーバ401で受信し
た固定長データを反転するか否かを判定する。
【0048】すなわち、図5に示す構成において、レシ
ーバ401で受信した固定長データの全ビット数をnと
し、カウンタ402の計数値をNとした場合、 N≧(n/2)+1 (2) が成立すると、レシーバ401で受信した固定長データ
を反転すると判定し、式(2)が成立しないとレシーバ
401で受信した固定長データを反転しないと判定す
る。
【0049】ここで、式(2)によりレシーバ401で
受信した固定長データを反転するか否かを判定するよう
に構成した理由は、内部回路30における消費電力は、
図9で説明したように、各ビットのレベルが論理“0”
のとき最大となり、論理“1”のとき最小となるので、
固定長データの内で論理“0”のビットが多い場合は、
レシーバ401で受信した固定長データを反転した方が
内部回路30における消費電力を小さくすることがで
き、反対に、固定長データの内で論理“1”のビットが
多い場合は、レシーバ401で受信した固定長データを
反転しない方が内部回路30における消費電力を小さく
することができるからである。
【0050】図6は、図5に示したZビット付加部40
4から出力されるZビットが付加されたデータのフレー
ムフォーマットの一例を示したものである。図6に示す
フレームフォーマットにおいては、9ビット(X0 〜X
8 )がペイロード(情報ビット)を構成し、先頭の1ビ
ットが9ビット(X0 〜X8 )の情報ビットの内容を反
転したか否かを示すZビットを構成している。
【0051】ここで、Zビットが、例えば“0”である
とこれに続く情報ビット(X0 〜X8 )は反転データで
あり、“1”であるとこれに続く情報ビット(X0 〜X
8 )は非反転データであることを示す。
【0052】図7は、図5に示した入力処理部40を用
いた場合の出力処理部50の一実施例を示したものであ
る。図7において、この出力処理部50は、内部回路3
0からの図6に示すようなフレームフォーマットからな
る出力データからZビットを除去し、これに続く情報ビ
ット(X0 〜X8 )を出力するZビット除去部501、
内部回路30からの図6に示すようなフレームフォーマ
ットからなる出力データのZビットを判定するZビット
判定部502、Zビット判定部502の判定結果に基づ
きZビット除去部501の出力を反転してまたは反転し
ないでそのまま出力する反転処理部510、反転処理部
510の出力を出力側のデータ伝送路20−2へ送出す
るドライバ503を具備して構成される。
【0053】また、反転処理部510は、非反転型ドラ
イバ511、反転型ドライバ512、インバータ513
を具備して構成され、Zビット判定部502の出力が
“反転データ”、すなわち論理“0”である場合は、こ
の論理“0”の信号により非反転型ドライバ511を不
動作にするとともに、この論理“0”の信号によりイン
バータ513を介して反転型ドライバ512を動作可能
にし、これによりZビット除去部501の出力を反転型
ドライバ512で再反転してドライバ503へ出力し、
Zビット判定部502の出力が“非反転データ”、すな
わち論理“1”である場合は、この論理“1”の信号に
より非反転型ドライバ511が動作可能にするとともに
インバータ513を介して反転型ドライバ512を不動
作にし、これによりZビット除去部501の出力を非反
転型ドライバ511を介してそのままドライバ503へ
出力する。
【0054】このような構成によると、データ伝送処理
装置10で処理される固定長データが有意味なデータの
場合においても内部回路30における消費電力を最小に
することが可能になる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、入力側伝送路からの入力2値レベル信号の各ビット
のレベルを入力処理手段により内部回路における消費電
力が小さくなる側のレベルに変換して内部回路に出力
し、内部回路の各ビットのレベルを出力処理手段により
元の信号レベルに変換して出力2値レベル信号として出
力側伝送路に出力するように構成したので、内部回路に
おける消費電力をできるだけ小さくなるように改良した
高効率かつ小消費電力のデータ伝送処理装置を提供する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わるデータ伝送処理装置の概略構
成を示すブロック図。
【図2】この発明に係わるデータ伝送処理装置の一実施
例を示すブロック図。
【図3】この発明に係わるデータ伝送処理装置の他の実
施例で採用する処理データのフレームフォーマットの一
例を示す図。
【図4】図3に示したフレームフォーマットのデータを
処理するこの発明に係わるデータ伝送処理装置の入力処
理部の一実施例を示すブロック図。
【図5】この発明に係わるデータ伝送処理装置の入力処
理部の他の実施例を示すブロック図。
【図6】図5に示したZビット付加部から出力されるZ
ビットが付加されたデータのフレームフォーマットの一
例を示した図。
【図7】図5に示した入力処理部を用いた場合の出力処
理部の一実施例を示すブロック図。
【図8】データ伝送処理装置を用いたデータ伝送システ
ムの一例を示すブロック図。
【図9】図8に示したデータ伝送処理装置の内部回路の
一構成例を示すブロック図。
【符号の説明】
10 データ伝送処理装置 20−1 入力側データ伝送路 20−2 出力側データ伝送路 30 内部回路 40 入力処理部 41 反転型レシーバ 42 レシーバ 43 Yビット除去部 44 Yビット判定部 45 変換処理部 46 Yビット再付加部 50 出力処理部 51 反転型ドライバ 100 データ伝送処理装置 100−1〜100−4 データ伝送処理装置 101〜103 内部回路 106〜109 終端抵抗 200−1〜200−10 データ伝送路 401 レシーバ 402 カウンタ 403 反転非反転判定部 404 Zビット付加部 410 反転処理部 411 非反転型ドライバ 412 反転型ドライバ 413 インバータ 501 Zビット除去部 502 Zビット判定部 503 ドライバ 510 反転処理部 511 非反転型ドライバ 512 反転型ドライバ 513 インバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部回路を有し、入力側伝送路からの入
    力2値レベル信号を前記内部回路で処理して出力2値レ
    ベル信号として出力側伝送路に出力するデータ伝送処理
    装置において、 前記入力側伝送路からの入力2値レベル信号の各ビット
    のレベルを前記内部回路における消費電力が小さくなる
    側のレベルに変換して前記内部回路に出力する入力処理
    手段と、 前記内部回路の出力の各ビットのレベルを元の信号レベ
    ルに再変換して前記出力2値レベル信号として前記出力
    側伝送路に出力する出力処理手段とを具備することを特
    徴とするデータ伝送処理装置。
  2. 【請求項2】 前記内部回路は、 少なくと入力配線および出力配線に所定の終端抵抗を介
    するプルアップ回路を有し、 前記入力処理手段は、 前記入力側伝送路からの入力2値レベル信号が全てロー
    レベルのビットからなる無意味な信号の場合は、該無意
    味な信号の各ビットを反転して全てハイレベルのビット
    からなる信号として前記内部回路に出力する反転手段を
    具備し、 前記出力処理手段は、 前記入力側伝送路からの入力2値レベル信号が全てロー
    レベルのビットからなる無意味な信号の場合は、前記内
    部回路の出力を再反転して前記出力側伝送路に出力する
    再反転手段を具備することを特徴とする請求項1記載の
    データ伝送処理装置。
  3. 【請求項3】 前記入力側伝送路からの2値レベル信号
    は、 先頭に無意味データか有意義データかを識別する識別ビ
    ットを有する固定長データからなり、 前記入力処理手段は、 前記固定長データの前記識別ビットが無意味データ表わ
    すか否かを判定する判定手段と、 前記入力側伝送路からの2値レベル信号から前記識別ビ
    ットを除去する除去手段と、 前記判定手段により前記固定長データの識別ビットが無
    意味データを表わすと判定された場合は、前記除去手段
    により前記識別ビットが除去された信号の全てのビット
    を前記内部回路における消費電力が小さくなる側のレベ
    ルに変換する変換手段と、 前記変換処理手段の出力に前記除去手段により除去され
    た前記識別ビットを再付加する再付加手段とを具備する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入力側伝送路からの2値レベル信号
    は、 固定長データからなり、 前記入力処理手段は、 前記固定長データの一方のレベルのビット数を計数する
    計数手段と、 前記計数手段の計数値に基づき前記内部回路における消
    費電力を最小にするために前記固定長データを反転する
    か否かを判定する第1の判定手段と、 前記第1の判定手段により反転すると判定された場合
    は、前記固定長データの各ビットを反転する反転手段
    と、 前記反転手段の出力に前記反転手段で反転したか否かを
    識別する識別ビットを付加して前記内部回路に出力する
    識別ビット付加手段とを具備し、 前記出力処理手段は、 前記内部回路の出力から前記識別ビットを除去する除去
    手段と、 前記内部回路の出力から出力される識別ビットから該内
    部回路の出力が反転したものか否かを判定する第2の判
    定手段と、 前記内部回路の出力から前記識別ビットを除去する除去
    手段と、 前記第2の判定手段により反転したものと判定された場
    合は、前記除去手段により前記識別ビットが除去された
    信号の各ビットを再反転して前記出力側伝送路に出力す
    る再反転手段とを具備することを特徴とする請求項1記
    載のデータ伝送処理装置。
JP24193895A 1995-09-20 1995-09-20 データ伝送処理装置 Pending JPH0983581A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012507927A (ja) * 2008-10-30 2012-03-29 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. 通信インタフェースにおけるビット反転
JP2017517923A (ja) * 2014-04-11 2017-06-29 クアルコム,インコーポレイテッド 重ね合わせによるバス上での周波数制御のためのシステムおよび方法

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