JPH0983565A - 通信システム - Google Patents

通信システム

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JPH0983565A
JPH0983565A JP7235810A JP23581095A JPH0983565A JP H0983565 A JPH0983565 A JP H0983565A JP 7235810 A JP7235810 A JP 7235810A JP 23581095 A JP23581095 A JP 23581095A JP H0983565 A JPH0983565 A JP H0983565A
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media
transmission
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Withdrawn
Application number
JP7235810A
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English (en)
Inventor
Katsumi Nitta
克己 新田
Tatsuo Samada
達雄 佐間田
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
Yuji Fukumoto
勇二 福元
Satoshi Akimoto
智 秋元
Akira Iribe
彰 入部
Hiroshi Ogasawara
浩 小笠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 属性が異なる場合でもアクセス端末よりマル
チメディア情報データベースにアクセスすることを可能
とする通信システム等の提供。 【解決手段】 端末21 からアクセスされるマルチメデ
ィア情報データベース1内の情報の属性と、アクセス端
末21 の扱える情報の属性との間で、属性に相違がある
場合、通信ネットワーク3を介してアクセスされるマル
チメディア情報データベース1の属性を、アクセス端末
1 の扱える属性に変換、あるいは情報の一部を割愛す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチメディア情
報データベースサービス等を行う通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】
(1)従来、この種のデータベースサービスでは、ある
端末が通信ネットワークを介してデータベースにアクセ
スする場合、アクセスする端末で対応しているメディア
の数や種類等といった情報の属性と、通信ネットワーク
を介して端末に取り入れられる、データベースに蓄積さ
れた各メディア情報の属性とが一致している必要があっ
た。従来のサービスでは、それぞれの属性が一致してい
れば、アクセス端末はデータベースから情報を入手する
ことができる。しかしながら、それぞれの属性が互いに
一致していないとき時には、アクセス端末は属性の異な
るデータベースの情報を入手できなかった。
【0003】例えば、データベースから送信されるデー
タベース情報がデータ・音声・画像情報であり、アクセ
スする端末がデータおよび画像にしか対応していない場
合には、この端末ではこのデータベースの情報をアクセ
スできなかった。また、送信されるデータベース情報及
びアクセス端末ともデータ・音声・画像に対応している
が、画像の符号化方式がデータベース情報側はMPEG
であり、アクセス端末側がH.261である場合には、
このアクセス端末ではデータベース情報をアクセスでき
なかった。
【0004】(2)メディア属性が異なる端末間の通信
には、例えばTV電話と通常電話間の通信がある。この
端末間の通信を行うと、属性の異なる端末間ではコネク
ションが接続されないか、あるいは理由が通知されるこ
となく画像が表示されない等の問題があった。
【0005】ところで、近年複数のメディア(音声、画
像、データ等)を取り扱う通信システムあるいは通信端
末の研究が盛んに行われている。一方では、携帯電話や
ポケットベルの様な小型化通信端末の利用も進んでい
る。この携帯電話やポケットベルに複数のメディアを取
り扱う機能を付加することは困難であり、また小型軽量
化を重視すると必ずしも、すべての端末がマルチメディ
アか、高速化、高機能化の方向に進んでいるとは言えな
い。つまり、現在あるいは将来にわたり複数のメディア
あるいは機能を取り扱う端末がATMの様な複数のメデ
ィアを取り扱うことのできる通信システムに接続される
ことが考えられる。
【0006】この場合、マルチメディア端末と単一メデ
ィア端末間通信やマルチメディア間通信を単一メディア
通信端末に切り替える場合、メディアや方式や通信速度
の不整合を起こす可能性がある。
【0007】(3)従来の通信方式では、マルチメディ
ア情報通信を行う場合、送信側及び受信側ともに同じメ
ディアを持っているマルチメディア端末で、各メディア
に対する属性か送受信側で同一であることが必要であ
る。このようなネットワークにおいて、送信と受信側の
メディアが一致していないとき、または各メディアの属
性が同一でないときは通信を行えないという問題点があ
った。
【0008】(4)例えば、一台のセンター端末と複数
台のローカル端末をISDN回線を使って接続しネット
ワークを構築し、センター端末には、一台のローカル端
末と通信するための回線が一つ割当されている通信網を
用意する。今、センター端末がどのローカル端末とも接
続されていない状態で、一台のローカル端末がセンター
端末に対してデータ送信要求を送信し、センター端末は
回線が未使用状態のため、前記送信要求を受信しデータ
の送信を開始する。次に、センター端末と一台のローカ
ル端末が通信中の時に、別のローカル端末からデータ送
信要求を送信するために回線の接続を要求するが、回線
が使用中のため、接続できずあらかじめ設定された時間
を待ち、再度センター端末に接続の要求を送信するかま
たは接続を中止していた。しかし、この場合、再送の際
にまだ回線が塞がっている場合も含めて、再送に手間を
要するという問題がある。
【0009】(5)文字や画像などのマルチメディア情
報をセンターシステムに蓄積して要求に応じて提供する
サービスが商品化されている。利用者は一般電話回線や
専用線などで接続された端末局から必要な情報種別を指
定して要求し、センターシステムから通信回線を通じて
該情報の提供を受ける。
【0010】一般的な手順としては、端末局がセンター
システムへ一般電話網や専用線などの通信伝送路を接続
して利用者IDの確認などを経た後に情報の要求を行
う。センターシステムでは該要求の内容を解析して情報
蓄積手段から必要な情報を読み出して通信回線を通じて
端末局に転送する。
【0011】この際、利用者は明示的に接続先を指定す
る。一つのシステム内から他のデータベースシステムに
接続することも実現されているが、その際も利用者が明
示的に接続先の変更を指定する必要があった。
【0012】端末局からの情報要求通知の解析や要求さ
れた情報の蓄積手段からの読み出しなどは全てセンター
システムによって処理されるため、扱う情報量が大きな
場合や情報の提供を受ける端末局が多い場合には過大な
負荷がセンターシステムにかかってしまい、処理速度の
低下や待ち時間の増大などが生じてしまっていた。セン
ターシステム内部で複数の処理システムを並列動作させ
ることにより高速動作を実現する場合にも、蓄積装置か
らの情報読み出しがボトルネックになりシステム全体の
速度を制限していた。蓄積装置を多重・並列化するとシ
ステム全体の速度は向上するが一元管理が必要な情報の
場合、並列化した蓄積装置間の一貫性を保つための制御
プログラムの複雑化やコストの上昇などは避けられなか
った。また、いずれの場合もユーザはセンターシステム
に接続することになり、その間の通信回線の費用を直接
または間接的に負担することになる。ユーザとセンター
システムとの通信距離が離れている場合は費用が大きく
かかることになり、エラー発生率や絶対遅延時間などの
通信品質を確保することも困難な場合がある。
【0013】同じ情報を複数の端末局が要求した場合に
は、センターシステムが同じ情報を複数回蓄積手段から
取り出すことになり無駄な手間になっていた。蓄積手段
が固定ディスクなどからなる場合はそのアクセス速度に
よりサービスの応答速度が制限されてしまう。ディスク
から読み出した情報をRAM等の高速な記憶手段に一時
記憶し、アクセス頻度の高い情報を高速な記憶手段上に
おくことにより応答時間の短縮を図る方式もあるが、R
AMにしても速度は有限であり、多数の要求に応じるに
は限度があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの課
題を解決するためになされたものである。
【0015】本発明の第1の目的は、アクセス端末から
アクセスされるマルチメディア情報データベースの情報
の属性とアクセス端末の扱える属性とが異なる場合で
も、アクセス端末よりマルチメディア情報データベース
にアクセスすることを可能とする通信システムを提供す
ることである。
【0016】本発明の第2の目的は、メディア/通信速
度/符号化方式等の属性の違いによる混乱を防止するこ
とができる通信システムを提供することである。
【0017】本発明の第3の目的は、送信側及び受信側
のメディア数の違い、メディアの種類の違いを属性デー
タより判断し互いに通信を行えるようにすることのでき
る通信システムを提供することにある。
【0018】本発明の第4の目的は、回線が塞がってい
る場合、ローカル端末からの要求を抑制すると共に、再
送時に確実にローカル端末とセンター端末が接続できる
ようにすることのできる通信システムを提供することに
ある。
【0019】本発明の第5の目的は、利用者からの要求
の集中を防ぎシステム全体の効率を上げると共に利用者
の負担する通信コストの削減や応答時間の短縮を図るこ
とのできる通信システムを提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、端末からマルチメディア情
報を保存するデータベースに通信手段を介してアクセス
可能な通信システムにおいて、マルチメディア情報通信
に関する属性データとともに前記マルチメディア情報を
保存する蓄積手段と、前記蓄積された属性データに基づ
き、アクセスした端末が対応可能な属性データに対応す
るよう前記マルチメディア情報のうち少なくとも一部を
変換処理する変換処理手段とを具備することを特徴とす
る。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の通
信システムにおいて、属性データには、マルチメディア
情報通信に関する音声/データ/画像のメディア情報種
別、メディア情報毎に設定される符号化方式、テキスト
/プログラム形式、インタフェース種別、ピーク/平均
速度、絶対遅延時間/遅延時間、揺らぎ/情報欠落比率
に関わる通信品質または通信コストの属性を示すデー
タ、メディア情報間またはメディア情報毎の属性データ
内の優先順位の中の一部または全てが含まれることを特
徴とする。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1記載の通
信システムにおいて、変換処理手段には、複数のメディ
ア情報間に跨る変換も含まれることを特徴とする。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1記載の通
信システムにおいて、変換処理手段によってもアクセス
した端末に対応できない一部または全てのマルチメディ
ア情報が存在するとき、マルチメディア情報の一部また
は全ての送信を割愛することを特徴とする。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1記載の通
信システムにおいて、蓄積手段は、各メディア情報をそ
の属性に応じて異なる保存媒体に蓄積し、かつ該保存媒
体は上記通信手段を介して互いに連動し合うことを特徴
とする。
【0025】請求項6記載の発明は、複数の端末間で通
信伝送路を介して複数のメディア情報の通信を行う通信
システムにおいて、送信元端末で対応可能な該マルチメ
ディア情報通信に関する属性データと送信先端末もしく
は転送先端末で対応可能な属性データと該送信元端末と
該送信先端末もしくは該転送先端末間に介在する通信伝
送路で対応可能な属性データとを照合し、所定の手続き
に従って選択された属性データの一部あるいは全部を少
なくとも送信元端末に表示する手段を具備することを特
徴とする。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項6記載の通
信システムにおいて、属性データには、マルチメディア
情報通信に関する音声/データ/画像のメディア情報種
別、メディア情報毎に設定される符号化方式、テキスト
/プログラム形式、インタフェース種別、ピーク/平均
速度、絶対遅延時間/遅延時間揺らぎ/情報欠落比率に
関わる通信品質または通信コストの属性を示すデータ、
メディア情報間またはメディア情報毎の属性データ内の
優先順位の中の一部または全てが含まれていることを特
徴とする。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項7記載の通
信システムにおいて、所定の手続きとは、優先順位に従
って処理されることを特徴とする。
【0028】請求項9記載の発明は、請求項7記載の通
信システムにおいて、選択されて属性データの中で最も
優先順位の高いメディア情報種別が含まれている場合に
は、メディア情報の通信パスを自動的に設定することを
特徴とする。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項8または
9記載の通信システムにおいて、メディア情報間の優先
順位とは、複数のメディア情報が同順位であることを許
容することを特徴とする。
【0030】請求項11記載の発明は、端末間で複数の
メディア情報の通信を行う通信システムにおいて、送信
元端末が要求するマルチメディア情報通信に関する属性
データとともにマルチメディア情報が送信されてきた中
継装置もしくは送信先端末では、該送信先端末で対応可
能な属性データに対応するよう前記マルチメディア情報
の少なくとも一部を変換処理する変換処理手段を具備す
ることを特徴とする。請求項12記載の発明は、請求項
11記載の通信システムにおいて、属性データには、マ
ルチメディア情報通信に関する音声/データ/画像のメ
ディア情報種別、メディア情報毎に設定される符号化方
式、テキスト/プログラム形式、インタフェース種別、
ピーク/平均速度、絶対遅延時間/遅延時間、揺らぎ/
情報欠落比率に関わる通信品質または通信コストの属性
を示すデータ、メディア情報間並びに該メディア情報毎
の属性データ内の優先順位の中の一部または全てが含ま
れることを特徴とする。
【0031】請求項13記載の発明は、請求項11記載
の通信システムにおいて、中継装置は、複数台の送信元
端末が接続され該複数台の送信元端末から送信されてき
た属性データとマルチメディア情報を一つまたは複数の
マルチメディア情報に合成し、かつ一つまたは複数台の
送信先端末各々に対応するよう前記マルチメディア情報
の少なくとも一部を変換処理する手段を具備することを
特徴とする。
【0032】請求項14記載の発明は、請求項11また
は13記載の通信システムにおいて、変換処理には、複
数のメディア情報間に跨る変換も含まれることを特徴と
する。 請求項15記載の発明は、センター端末と複数
台のローカル端末とがネットワークを介して接続可能に
構成された通信システムにおいて、前記センター端末
が、ローカル端末へデータ送信中に別のローカル端末か
らのデータ送信要求を受け付ける手段と、前記要求に対
する送信データの送信開始が可能となる時間を算出する
手段と、前記算出された時間を送信する手段とを具備
し、前記ローカル端末が、前記センター端末から送信さ
れた送信開始可能時間によりデータ送信を再要求する手
段を具備することを特徴とする。
【0033】請求項16記載の発明は、請求項15記載
の通信システムにおいて、センター端末またはローカル
端末に、アクセス要求を予約できる手段、予約時間後回
線を設定する手段、アクセス要求に条件を指定できる手
段の一部または全てを含めることを特徴とする。
【0034】請求項17記載の発明は、一つまたは複数
のメディア情報を蓄積し通信手段を介してアクセス可能
なマルチメディア情報データベースを有する通信システ
ムにおいて、該マルチメディア情報通信に関する属性デ
ータとともに該マルチメディア情報を保存する少なくと
も一つのセンター蓄積手段と、上記センター蓄積手段に
上記通信手段を介して接続された少なくとも一つのロー
カル蓄積手段と、ユーザがアクセスを要求したマルチメ
ディア情報が蓄積されているセンター蓄積手段およびロ
ーカル蓄積手段の中からユーザが要求する属性データお
よび上記通信手段が対応可能な属性データと照合するこ
とによって最適な蓄積手段を選択する選択手段とを具備
し、該最適な蓄積手段から該ユーザに該マルチメディア
情報を上記通信手段により伝送することを特徴とする。
【0035】請求項18記載の発明は、請求項17記載
の通信システムにおいて、属性データには、マルチメデ
ィア情報通信に関する音声/データ/画像のメディア情
報種別、メディア情報毎に設定される符号化方式、テキ
スト/プログラム形式、インタフェース種別、ピーク/
平均速度、絶対遅延時間/遅延時間、揺らぎ/情報欠落
比率に関わる通信品質または通信コストの属性を示すデ
ータ、メディア情報間並びにメディア情報毎の属性デー
タ内の優先順位の中の一部または全てが含まれているこ
とを特徴とする。
【0036】請求項19記載の発明は、請求項17記載
の通信システムにおいて、センター蓄積手段とローカル
蓄積手段とは、論理的ループ状またはリング状の通信手
段により接続されることを特徴とする。
【0037】請求項20記載の発明は、一つまたは複数
のメディア情報を蓄積し通信手段を介してアクセス可能
なマルチメディア情報データベースを有する通信システ
ムにおいて、該マルチメディア情報を記憶する記憶手段
と、該記憶手段からマルチメディア情報を読み出して出
力する読み出し手段と、該読み出し手段へ読み出しの指
示をするとともに過去に読み出した情報の管理情報を一
時記憶する読み出し管理手段と、該読み出し管理手段に
接続されて端末とのインタフェースを制御する端末I/
F手段と、該I/F手段に接続される端末手段と、前記
読み出し手段に接続されて情報を受け取って一時記憶し
た後で、受け取った順番に該情報を出力する少なくとも
一つの遅延伝送手段とを有し、前記端末からの情報要求
が有ったときに、該要求された情報が要求時点から規定
時間前の時刻から要求のあった時刻までの間に提供され
た記録がない場合には該情報を記憶手段から読み出して
端末I/F手段を通じて端末に供給し、前記端末からの
情報要求が有ったときに、該要求された情報が要求時点
から規定時間前の時刻から要求のあった時刻までの間に
提供された記録が有る場合には、該情報の出力記録から
該情報の取り出し位置とタイミングを前記端末I/F手
段に通知し、該端末I/F手段は該取り出し位置とタイ
ミング位置に従って該当する遅延伝送手段から情報を受
け取って端末に供給することを特徴とする。
【0038】請求項21記載の発明は、一つまたは複数
のメディア情報を蓄積し通信手段を介してアクセス可能
なマルチメディア情報データベースを有する通信システ
ムにおいて、該マルチメディア情報を記憶する記憶手段
と、該記憶手段からマルチメディア情報を読み出して出
力する読み出し手段と、該読み出し手段へ読み出しの指
示をするとともに過去に読み出した情報の管理情報を一
時記憶する読み出し管理手段と、該読み出し管理手段に
接続されて端末とのインタフェースを制御する端末I/
F手段と、該I/F手段に接続される端末手段と、情報
を受け取って一時記憶した後で受け取った順番に該情報
を出力する少なくとも一つの遅延伝送手段と、該遅延伝
送手段からの出力と読み出し管理手段から出力されるマ
ルチメディア情報とを選択して出力する情報切り替え更
新手段とを有し、前記端末からの情報要求が有ったとき
に、該要求された情報が情報切り替え更新手段と遅延伝
送手段と該情報切り替え更新手段からなるループ状の伝
送路内に有効に存在しない場合は、該情報を記憶手段か
ら読み出して端末I/F手段を通じて端末に供給し、前
記端末からの情報要求が有ったときに、該要求された情
報が情報切り替え更新手段と遅延伝送手段と伝送誤り更
新手段とからなるループ状の伝送路内に有効に存在する
場合は、該情報の取り出し位置とタイミングを端末I/
F部に通知し、該端末I/F手段は該取り出し位置とタ
イミング位置に従って該当する遅延伝送手段から情報を
受け取って端末に供給することを特徴とする。
【0039】請求項22記載の発明は、請求項20また
は21記載の通信システムにおいて、遅延伝送手段とし
てセンター装置と通信回線で接続されるローカル装置を
用い、情報の取り出し位置を受けた端末局が該当するセ
ンター装置またはローカル装置からマルチメディア情報
を受け取ることを特徴とする。
【0040】本発明では、通信ネットワークを介して送
信されてくるマルチメディアデータベースの情報の各メ
ディアの属性とデータベースにアクセスする端末の扱う
ことのできる属性が一致しないときには、アクセスする
端末の対応可能な属性データに変換処理したり、また前
記変換が不可能であればアクセスする情報を一部割愛す
るようにしているので、送信されてくるデータベース情
報のデータの属性をアクセス端末の扱うことのできる情
報の属性と一致するようにしてデータベース情報を入手
することができる。
【0041】また、本発明では、マルチメディア通信が
普及したとき、メディア/通信速度/符号化方式等の違
いから、混乱が発生する可能性があるが、端末あるいは
通信網が通信に必要な属性を照合・判定することにより
属性の違いによる混乱を防止することができる。
【0042】さらに、本発明では、送信側マルチメディ
ア情報の属性データを受信側端末で対応可能となるよう
に変換処理を行うようにしているので、送信側と受信側
でマルチメディア情報の属性データが一致しなくても通
信を行うことができる。
【0043】また、センター端末とローカル端末が通信
中に、別のローカル端末からのデータ送信要求をセンタ
ー端末が受信し、要求によって送信するデータの送信開
始が可能となる時間を算出する機能により、算出された
時間をローカル端末に送信する。センター端末から送信
された送信開始可能時間によりローカル端末が送信す
る。ローカル端末からの再要求を受信するまでにセンタ
ー端末は通信が終了しアイドル状態となり、ローカル端
末からの再要求により通信を開始する。したがって、本
発明により確実な接続が実現できる。
【0044】さらに、本発明に係るマルチメディア情報
データベースサービスにおいて、ユーザがマルチメディ
ア情報を要求すると、選択手段が該要求されたマルチメ
ディア情報に関する属性データ、及びセンター蓄積手
段、ローカル蓄積手段、通信手段が対応可能な属性デー
タとを照合することにより、最適な蓄積手段を判定・選
択して該最適な蓄積手段からユーザにマルチメディア情
報が提供される。
【0045】また、本発明に係るマルチメディア情報デ
ータベースシステムにおいて、ユーザからの要求に応じ
て記憶手段から読み出されたマルチメディア情報は読み
出されてから一定の時間は遅延伝送手段からなる情報伝
送路の間に動的に存在するので、直後に同じ情報の要求
が別のユーザからあった場合は新たに記憶手段から読み
出すことなしに該情報伝送路の途中または最後から該要
求された情報が取り出されてユーザに供給される。
【0046】さらに、遅延伝送手段からなる情報伝送路
を一度通り越した後の情報をもう一度利用することを可
能とする事により読み出し手段の負荷をより下げること
ができる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の詳細を図
面に基づき説明する。
【0048】図1は本発明の一実施例に係るマルチメデ
ィア情報データベースシステムの構成を示す図である。
【0049】同図に示すシステムでは、マルチメディア
情報データベース1とこのマルチメディア情報データベ
ース1をアクセスするアクセス端末21 〜2n とが、通
信ネットワーク3を介して接続可能にされている。
【0050】アクセス端末21 〜2n は、通信ネットワ
ーク3を介してマルチメディア情報データベース1にア
クセスできる。
【0051】マルチメディア情報データベース1には、
複数のメディアの情報が蓄積されており、例えばデータ
・音声・画像情報を通信ネットワーク3を介してアクセ
ス端末21 〜2n 等に提供できる。
【0052】一方、アクセス端末21 〜2n T1〜n、
例えばデータ・画像情報を扱うことができる。
【0053】図2〜図4は、マルチメディア情報データ
ベース1の構成例を示している。
【0054】図2において、マルチメディア情報データ
ベース1の管理装置DBM1〜mは、各メディア情報を
その情報の属性に応じて異なる保存媒体MD1〜mに蓄
積し、かつ該各保存媒体MD1〜mを通信ネットワーク
3を介して互いに連動させることによって、マルチメデ
ィア情報データベース1を構成する。
【0055】図3はマルチメディア情報の保存媒体MD
1〜mがマルチメディア情報データベース管理装置DB
Mを介して、通信ネットワーク3に接続される例を示し
ており、図4はマルチメディア情報データベース管理装
置DBMと、マルチメディア情報の保存媒体MD1〜m
が通信ネットワーク3に直接接続される例を示してい
る。
【0056】このようにマルチメディア情報データベー
スの管理装置は、各保存媒体ごとに分散している場合も
あれば、一ケ所で集中管理される場合もある。
【0057】図5は、上記のマルチメディア情報データ
ベースシステムにおいて、通信ネットワーク3を介し
て、例えば端末21 からアクセスされるマルチメディア
情報データベース1内の情報の属性a3と、アクセス端
末21 の扱える情報の属性b3との間で、属性に相違が
ある場合の例を示しており、通信ネットワーク3を介し
てアクセスされるマルチメディア情報データベース1の
属性a3を、アクセス端末21 の扱える属性b3に変
換、あるいは情報の一部を割愛することによって、アク
セス端末21 がマルチメディア情報データベース1をア
クセスできることを示している。図6はこれを実現する
マルチメディア情報データベース1の構成例であり、デ
ータベース管理装置DBM1〜m、情報属性変換装置T
F1〜m、情報保存媒体MD1〜m及び属性管理ファイ
ルATR1〜mから構成される。このようなマルチメデ
ィア情報の属性変換装置および属性管理ファイルは、マ
ルチメディア情報データベースシステム内に存在すれば
よく、例えば上記のように分散して存在してもよい。ま
た、属性変換および情報の割愛を行うにあたり、情報変
換装置はその実行の可否をアクセス端末に対して問い合
わせてもよい。
【0058】この動作を具体的に説明すると、図1に示
すマルチメディア情報データベースシステムにおいて、
アクセス端末21 から通信ネットワーク3を介してマル
チメディア情報データベース1のデータ・音声・画像情
報をアクセスする場合、アクセス端末21 では音声情報
を扱えないので、音声情報だけは割愛してアクセス端末
1 に送信しないようにする。または、ここで、マルチ
メディア情報の属性変換装置TF1〜mが、属性管理フ
ァイルATR1〜m内に格納されるデータベース情報属
性および端末属性の情報から、変換が可能であると判断
すれば音声情報を文字情報に変換して、アクセス端末2
1 に送信する。このような方法をとることによって、通
信ネットワーク3を介してアクセス端末21 からアクセ
スされるマルチメディア情報データベース1の情報の属
性とアクセス端末21 の扱える属性とが異なる場合で
も、アクセス端末21 はマルチメディア情報データベー
ス1をアクセスすることが可能である。
【0059】図7は、図1に示したマルチメディア情報
データベースシステムにおいて、通信ネットワーク3を
介してアクセス端末21 からアクセスされるマルチメデ
ィア情報データベース1の情報の属性a4の内、画像情
報の符号化方式が、例えばMPEG方式のような符号化
方式であり、一方アクセス端末21 の扱える情報の属性
b4の内、画像の符号化方式が、例えばH.261方式
のような符号化方式である場合を示している。
【0060】このような場合においても、通信ネットワ
ーク3を介してアクセス端末21 に送信されるマルチメ
ディアデータベース情報の画像情報を、MPEG方式で
符号化した画像情報からH.261方式で符号化した画
像情報を変換することによって、アクセス端末21 から
これらのマルチメディア情報をアクセスすることができ
る。
【0061】図8に、図1に示したマルチメディア情報
データベースシステムにおいて、通信ネットワーク3を
介して、アクセス端末21 からマルチメディア情報デー
タベース1内の情報をアクセスする場合の、アクセス端
末21 およびマルチメディア情報データベース1におけ
る処理手順の例を示す。
【0062】まず、アクセス端末21 はマルチメディア
情報データベース1内の属性管理ファイルに自分の属性
を登録するため、データベース管理装置DBMに対し、
アクセス端末21 の属性情報を送信する(ステップ80
1)。
【0063】データベース管理装置DBMでは、この属
性情報を属性管理ファイルに登録し(ステップ80
2)、以降このアクセス端末21 からアクセス要求があ
ったときには、この属性管理ファイルの情報を参照す
る。
【0064】次に、アクセス端末21 はマルチメディア
情報データベース1をアクセスするための要求を、デー
タベース管理装置DBMに送信する(ステップ80
3)。データベース管理装置DBMは、上記属性管理フ
ァイルの情報からアクセス端末21 の属性とアクセス要
求された情報の属性を比較し(ステップ804)、必要
に応じて属性変換・情報割愛を行い(ステップ80
5)、その後要求されたデータベース情報をアクセス端
末21 に対して送信する(ステップ806)。
【0065】上記端末属性情報の送信処理(ステップ8
01)とデータベースアクセス要求(ステップ803)
は同時に行ってもよい。
【0066】図9は、図1に示したマルチメディア情報
データベースシステムにおいて、通信ネットワーク3を
介して、アクセス端末21 からマルチメディア情報デー
タベース1内の情報をアクセスする場合の、マルチメデ
ィア情報データベース管理装置における処理の流れの例
を示している。
【0067】マルチメディア情報データベース管理装置
では、アクセス要求を受信し(ステップ901)、例え
ばデータ・音声・画像等のマルチメディア情報を通信ネ
ットワーク3を介してアクセス端末21 に送信するとき
に、データベース情報のデータ・音声・画像のそれぞれ
の属性と、アクセス端末21 のそれぞれの対応する属性
とを比較し(ステップ902)、等しければそのまま情
報を送信する(ステップ903)。それぞれの対応する
属性の内、いずれかあるいは全てが等しくない場合は、
その属性の一致しない情報の属性変換処理によって、そ
のアクセス端末21 からのアクセスが可能であるかを調
べ(ステップ904)、可能であれば属性変換処理を行
い(ステップ905)、アクセス端末21 に要求された
情報を通信ネットワーク3を介して送信し(ステップ9
03)、また属性変換処理を行った旨をアクセス端末2
1 に通知する(ステップ906)。また前記属性変換処
理によっても、そのアクセス端末21 からのアクセスが
不可能な場合は、アクセス不可能な情報を一部あるいは
全て割愛して(ステップ907)、アクセス可能な情報
のみアクセス端末21 に送信し(ステップ903)、ま
た情報を割愛した旨をアクセス端末21 に通知する(ス
テップ908)。
【0068】このような手続きをとることによって、通
信ネットワーク3を介してアクセス端末21 からアクセ
スされるマルチメディア情報データベース1の情報の属
性と、アクセス端末21 の扱える属性が異なる場合で
も、アクセス端末21 はマルチメディア情報データベー
ス1をアクセスすることが可能である。
【0069】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0070】図10にこの実施例に係る通信システムの
構成例を示す。同図に示す通信システムは、マルチメデ
ィア通信網4を介して複数の端末51、52 、53 が通
信可能に構成されている。
【0071】端末51 、52 は、画像・音声・データ等
の複数のメディアを取り扱うことのできるマルチメディ
ア端末であり、端末53 は、音声のみを取り扱うことの
できる端末である。マルチメディア通信網4は、画像・
音声・データ等の複数のメディアを同時に取り扱うこと
ができる。
【0072】図10においては、いかなる端末間におい
ても呼接続は行われていない。
【0073】図11は各端末が取り扱うことのできるメ
ディアを示したものである。つまりマルチメディア端末
と表記する端末51 、52 は、音声・画像・データ等の
複数のメディアを取り扱うことのできる端末であること
を示している。また、単一メディアを取り扱う端末53
とは、メディア中一つのメディアのみを取り扱う端末を
言う。この実施例では音声のみを取り扱う端末を示して
いるが、これは一つのメディアを取り扱うことであり、
音声メディアの特性等に依存するものではない。以下実
施例中において、図、表、例が異なっても端末は同一端
末と考える。つまり、端末51 、52 と表記する端末は
マルチメディア端末であり、端末53 と表記する端末は
単一メディア端末である。
【0074】図12はマルチメディア通信網4に接続さ
れているマルチメディア端末51 と単一メディアのみを
取り扱う端末53 間において呼が接続され、端末51
3間において単一メディア(音声)通信が行われてい
ることを示している。
【0075】図13に示すように、マルチメディア端末
1 が単一メディア端末53 に通信を行うときに、端末
1 はマルチメディア通信網4に対して端末53 との接
続を要求する。マルチメディア通信網4は端末53 に対
して、端末の属性情報を要求し、端末53 から受け取っ
た属性情報を端末51 に転送する。端末51 では端末5
3 の属性データを受けとり、照合を行う。この属性デー
タを基に、端末51 は適合メディアを判定し、接続を行
うか決定する。ここでは音声のみを接続する。適合メデ
ィア(音声)が決定したとき、適合メディアについての
み通信パスの設定を要求し、端末51 、52 間の音声通
信が行われる。
【0076】このとき、接続されないメディア(画像
等)には端末51 において事前に用意されたデータを表
示することにより、端末51 に該当メディアの接続が行
われていないことを示す。
【0077】なお、送信側端末が他の端末との接続を通
信網に要求するとき、自端末の属性データを通信網に通
知するように構成してもよい。この場合、通信網は接続
要求のあった端末間の属性情報を照合し、接続可能なメ
ディアを判定し、呼接続を行う。この端末間で判定の結
果、呼接続を行わないこととなったメディアについて
は、未接続であることを未接続メディアを有する端末に
通知する。
【0078】上記動作により属性の異なる端末間での呼
接続が可能となる。
【0079】次に、マルチメディア端末51 、52 間の
通信を単一メディア端末53 に切り替える(属性の変
更)場合について実施例を示す。この場合の切り替え動
作を図14及び図15に示す。
【0080】図14においてマルチメディア通信網に接
続したマルチメディア端末51 、52 間で音声・画像・
データの呼が接続され、端末間相互にマルチメディア通
信が行われていることを示している。
【0081】図15はマルチメディア端末51 、52
のマルチメディア通信が行われているときに、マルチメ
ディア端末52 によって単一メディア端末53 に転送が
行われたことを示している。このとき、マルチメディア
端末51 、52 間通信が切り離され、新たにマルチメデ
ィア端末51 と単一メディアのみを取り扱う端末53
の呼接続が行われたことを示している。図中クロスマー
クは端末1 、52 間の通信が切り離されたことを示して
いる。
【0082】図16に示すように、マルチメディア端末
1 、52 が相互に通信を行っているときに、端末52
が音声メディアのみを取り扱う端末53 に転送を行うと
する。 端末52 は通信網4に対して転送要求を行うと
共に、端末51 との接続を切り離す。転送要求を受けた
通信網4は端末51 に転送することを通知すると共に、
端末53 に対して属性情報を要求する。端末53 から属
性情報を受け取った通信網4は属性情報を端末51 に転
送する。端末51 では端末53 の属性データを受け取り
照合を行う。この属性データを基に、端末51 は適合メ
ディアを判定し、接続を行うか決定する。ここでは音声
のみを接続する。適合メディア(音声)が決定した時、
適合メディアについてのみ通信パスの設定を要求し、端
末51 、53 間の音声通信が行われる。
【0083】このとき、接続されないメディア(画像
等)には端末51 において事前に用意されたデータを表
示することにより、端末51 に該当メディア情報が接続
されていないことを示す。
【0084】なお、端末5が転送要求を行ったとき、通
信網は転送要求のあった端末間の属性情報を照合し、接
続可能なメディアを判定し、呼接続を行うようにしても
よい。この場合、端末間で判定の結果呼接続を行わない
こととなったメディアについては、未接続であることを
端末に通知する。
【0085】上記動作により属性が異なる端末間での、
呼接続切り替えが可能となる。
【0086】次に、図14及び図15に示した実施例と
は逆の場合、つまりマルチメディア端末51 と単一メデ
ィア端末53 との通信を端末51 、52 間に切り替えた
場合の実施例を示す。この場合の切り替え動作を図17
及び図18に示す。
【0087】図17は、マルチメディア通信網4に接続
したマルチメディア端末51 と単一メディアのみを取り
扱う端末53 間で音声のみの呼が接続され、端末間相互
に通信が行われていることを示している。
【0088】図18は、マルチメディア端末51 と単一
メディア端末53 間の通信が行われているときに、単一
メディア端末53 によってマルチメディア端末52 に転
送が行われたことを示している。このとき、端末51
3 間の通信が切り離され、新たにマルチメディア端末
1 、52 間の呼接続が行われたことを示している。図
中クロスマークは、端末51 、53 間の通信が切り離さ
れたことを示している。 マルチメディア端末51 と単
一メディアを取り扱う端末53 が、音声のみのメディア
で相互に通信を行っているときに、端末53 がマルチメ
ディアを取り扱う端末52 に転送を行うとする。
【0089】端末53 は通信網4に対して転送要求を行
うと共に、端末51 との接続を切り離す。転送要求を受
けた通信網4は端末51 に転送することを通知すると共
に、端末52 に対して属性情報を要求する。端末52
ら属性情報を受け取った通信網4は属性情報を端末51
に転送する。端末51 では端末52 の属性データを受け
取り、照合を行う。この属性データを基に、端末51
適合メディアを判定し、接続を行うか決定する。ここで
は音声/画像/データを接続する。適合メディアが決定
したとき、適合メディアについて通信パスの設定を要求
し、端末51 、52 間の通信が行われる。
【0090】なお、端末53 が転送要求を行ったとき、
通信網は転送要求のあった端末間の属性情報を照合し、
接続可能なメディアを判定し、呼接続を行うように構成
してもよい。
【0091】上記動作により属性が異なる端末間での、
呼接続切り替えが可能となる。
【0092】次に、図11に示したシステムにおけるマ
ルチメディア端末間の通信で、最優先順位のメディア
で、呼接続ができないときのサービス例を示す。
【0093】図19は、端末間通信における取り扱いメ
ディアとそのメディアの接続優先順位を示している。図
20は音声・画像・データ等のメディアを取り扱うこと
のできるマルチメディア端末54 、55 間の接続状態図
を示している。一般にメディアを統一して伝送する方法
も提案されているが、この図では説明のため、メディア
毎に分けて表示し、複数のメディアのうち音声メディア
に関する通信が故障・障害等の理由により通信が不能な
状態であることを示している。図中においてクロスは該
当メディアが不通であることを示している。マルチメデ
ィア端末54 、55 間の通信で、優先順位が図19に従
うものとする。
【0094】端末54 から端末55 に対して呼接続要求
が行われたとき、端末54 は最優先順位メディア(音
声)が利用中、故障あるいは未接続等の理由により使用
できないとき、端末54 は優先順位に従い第2位のメデ
ィアについて呼を接続する。あるいは、端末55 の優先
順位に従って呼接続を行う。
【0095】上記判定動作を通信網が行うことを許容す
る。
【0096】上記動作により属性の優先順位に従って通
信を制御することが可能である。
【0097】なお、最高順位メディアの呼接続が行えな
いことを端末54 に対して通知し、この通知を受けた端
末4が第2順位以下のメディアで通信を行うか、あるい
は呼接続要求を中止するかを決める機会を与えるように
構成してもよい。
【0098】次に、上記実施例の変形例としてメディア
順位が複数あるときの例を示す。図21は接続最優先メ
ディアが複数(音声・画像)あることを示している。図
22は画像・データ(複数メディア)が等順位かつ最優
先でない順位を持っていることを示している。
【0099】図21に示すように最優先順位が複数ある
場合であって、最優先順位のメディア中一部(例えば音
声)が使用中、故障、障害等の理由で使用できないと
き、残りのメディア(例えば画像)については呼接続を
行う。また、一部メディアが接続不能であることを端末
に通知を行う。
【0100】図22に示すように属性の優先順位が等順
位に複数ある場合、最優先順位のメディアが使用中、故
障、障害等の理由により接続できないとき、順位2位の
メディア(画像・データ)について呼接続を行うと共
に、第1位のメディアについて、呼接続が不可能であっ
たことを端末に対して通知する。
【0101】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【0102】図23にこの実施例のネットワーク構成例
を示す。同図において、41は通信網、42〜49はマ
ルチメディアまたはシングルメディア端末である。
【0103】図24は他のネットワークの構成例であ
る。同図において、27、28は通信網、10は通信網
内の中継装置、11〜26はマルチメディアまたはシン
グルメディア端末である。
【0104】つまり、通信網は1つまたは複数の通信網
を含んでおり、この中には網間を接続する中継装置10
が含まれる場合(図24)と中継装置が含まれない場合
(図23)がある。
【0105】端末42〜49、11〜26が送受信可能
な情報メディアを図25に示す。端末42、43、1
1、12、19、20はデータ、音声、画像の各メディ
アの送受信が可能である。端末44、13、21はデー
タと音声、端末45、14、22は音声と画像、端末4
6、15、23はデータと画像、端末47、16、24
はデータ、端末48、17、25は音声、端末49、1
8、26は画像の各メディア情報を送受信可能である。
【0106】各端末間で通信を行う場合、情報を送信す
る端末を送信端末、情報を受信する端末を受信端末とす
る。各端末は各メディアの情報について属性データを持
っている。この属性データが一致する場合に各端末間で
通信を行える。属性が一致しない場合は、メディア情報
の属性の変換によって一致させて通信を行う。各端末間
で通信を行う場合、中継装置を通して通信を行う場合と
中継装置を介さずに通信を行う場合が考えられる。中継
装置を通る場合は、中継装置または受信端末で属性の比
較と変換を行う。中継装置を介さない場合は受信端末で
各情報メディアの属性の比較と変換を行う。
【0107】図26に中継装置10の構成を示す。同図
において、30はデータ蓄積部、31は音声蓄積部、3
2は画像蓄積部、33は属性比較/変換部、34は情報
合成分離部である。
【0108】この中継装置10での処理動作の流れを図
27に示す。中継装置10は、送信側ネットワークから
送られてくるデータ、音声、画像情報を受信し(ステッ
プ2701)、各メディア情報を中継装置内の蓄積部3
0、31、32へ各メディア情報毎に保存する(ステッ
プ2702)。その蓄積情報より、各メディアの属性デ
ータの抽出を行い(ステップ2703)、送信先端末の
対応可能メディアの属性情報の抽出を行う(ステップ2
704)。
【0109】次に、属性比較/変換部33において、送
信情報の属性と受信端末のメディア属性の比較を行う
(ステップ2705)。そこで、属性が一致すれば受信
端末で受信可能であるので、受信側ネットワークへ転送
し(ステップ2706)、属性が一致しない場合は、属
性変換処理を行い(ステップ2707)、その結果属性
の比較を行い(ステップ2708)、受信可能かを判断
し、受信可能な場合は受信側ネットワークへ転送し(ス
テップ2706)、その処理結果を送信端末へ通知し
(ステップ2709)、受信不可の場合は情報の廃棄を
行う(ステップ2710)。情報の転送、廃棄はその情
報の一部または全てを対象とする。
【0110】中継装置10は接続されている端末の各メ
ディア属性情報を、中継装置10内に有しているか、ま
たは、送信要求が発生した場合に、送信先端末より対応
可能な各メディアの属性データを取り寄せることにより
送受信端末のそれぞれの属性の比較を行う。
【0111】図28に受信端末内での通信処理部の構成
を示す。同図において、30はデータ蓄積部、31は音
声蓄積部、32は画像蓄積部、33は属性比較/変換
部、34は情報合成分離部である。
【0112】この通信処理部での処理動作の流れを図2
9に示す。この通信処理部は、送信端末から送られてく
るデータ、音声、画像情報を受信し(ステップ290
1)、各メディア情報を通信処理部内の蓄積部30〜3
1へ、各メディア情報毎に保存する(ステップ290
2)。その蓄積情報より、各メディアの属性情報の抽出
を行う(ステップ2903)。
【0113】次に、属性比較/変換部33において、こ
の送信情報の各メディアの属性と送信先端末の各メディ
アの属性との比較を行う(ステップ2904)。その結
果、属性が一致すれば、受信端末で受信可能なので、受
信端末本体で正式に情報を受信する(ステップ290
5)。属性が一致しない場合は、属性変換処理を行い
(ステップ2906)、その結果の属性の比較から受信
可能かを判断し(ステップ2907)、受信可能な場合
は受信端末本体で正式に情報を受信し(ステップ290
5)、受信不可の場合は情報の廃棄を行う(ステップ2
908)。情報の転送、廃棄は情報の一部または全てを
対象とする。その後、処理結果を送信端末へ通知する
(ステップ2909)。
【0114】送信端末は通信を行う場合、マルチメディ
ア情報とともに、各メディアに対する属性データを送信
する。または属性データのみを先に送信し、通信可能か
どうかを確認してから各メディア情報を送信することも
可能である。
【0115】ネットワーク内の中継装置または受信端末
においては、送信端末より送られてきたマルチメディア
情報を、データ、音声、画像に分けて中継装置または受
信端末内に蓄積し、各メディアについて送信情報と受信
端末が受信可能なメディアの属性情報の比較を行ってい
るが、この属性情報にはデータ/音声/画像等のメディ
ア情報種別、該メディア情報毎に設定される符号化方
式、テキスト/プログラム形式、インタフェース種別、
ピーク/平均速度、絶対遅延時間/遅延時間揺らぎ/情
報欠落などに関わる通信品質、通信コストなどの属性を
示すデータ、メディア情報間並びに該メディア情報毎の
属性データ内の優先順位の中の一部または全てが含まれ
ている。
【0116】次に、それぞれの端末間で通信を行う場合
について、メディア属性が同じ場合と異なる場合につい
て説明する。
【0117】(1)送受信端末でメディア属性が一致し
ている場合 端末42から端末43への通信(中継装置を介さない
通信) 端末42を送信端末、端末43を受信端末とし、ともに
データ、音声、画像メディアを送受信可能である。この
とき、送信側端末42はマルチメディア情報とともに、
各メディアに対する属性情報を送信する。端末42と端
末43のメディアの対応関係を図30に示す。送信端末
のデータは受信端末のデータへ、音声は音声へ、画像は
画像へ対応している。
【0118】端末42から送信情報を送信し、受信端末
43の通信処理部内の情報蓄積部へ各メディア情報毎に
蓄積される。次に、図29に示される流れに従って、処
理を行う。受信端末では情報蓄積部に蓄積されている情
報から各メディアの属性を抽出する。すると、データ音
声、画像メディアが抽出される。次に自端末が対応可能
なメディア情報の抽出を行い、送信情報の属性と受信端
末の対応可能な属性の比較を行う。ここでは、データ、
音声、画像について受信可能となるので、そのまま自端
末で受信する。
【0119】端末11から端末19への通信(中継装
置を介する通信) 端末11を送信端末、端末19を受信端末とし、ともに
データ、音声、画像メディアを送受信可能である。この
とき、送信端末11はマルチメディア情報とともに、各
メディアに対する属性情報を送信する。端末11と端末
19のメディアの対応関係は図30に示される。
【0120】端末11から送信情報を送信し、中継装置
10で受信する。中継装置10では図27の流れに従っ
て処理を行う。中継装置10で受信した情報から各メデ
ィアの属性を抽出する。すると、データ、音声、画像メ
ディアが抽出される。次に、送信先は端末19と認識さ
れる。そこで、端末11の対応可能メディアの抽出を行
うと、データ、音声、画像メディアに対応可能であるこ
とがわかる。次に、送信情報メディアの属性と受信可能
メディア属性の比較を行うと、データ、音声、画像とも
属性が一致する。つまり、受信端末で受信可能であるこ
とがわかり、各メディア情報を受信端末へ転送する。さ
らに送信端末へ受信できたことを通知する。これで、受
信完了である。
【0121】同じメディア属性の端末同志の通信はここ
での方法に準拠する。
【0122】(2)送受信端末でメディアの種類が多い
端末から少ない端末へ通信する場合−その1 端末42から端末44への通信(中継装置を介さない
通信) 端末42を送信端末、端末44を受信端末とする。送信
端末42はデータ、音声、画像メディアを送受信可能
で、受信端末44はデータ、音声メディアを送受信可能
である。このときの送信端末はマルチメディア情報とと
もに、各メディアに対する属性情報を送信する。端末4
2と端末44のメディアの対応関係を図31に示す。送
信端末42のデータは受信端末44のデータへ、音声は
音声へ対応し、送信端末の画像情報は受信端末では対応
していない。
【0123】端末42から情報の送信を行い受信端末の
通信処理部で受信する。受信端末の通信処理部では図2
9に示す流れで処理動作を行う。送信端末42からの情
報を受信し、その情報をデータ、音声、画像の各メディ
ア情報別々に蓄積部に保存し、各メディアの属性の抽出
を行う。すると、データ、音声、画像メディアが抽出で
きる。受信端末のメディア属性からデータ、音声に対応
することがわかる。次に、送信情報の属性と受信端末の
属性の比較を行うと、画像情報が受信端末で対応してい
ないので属性の変換を行う、しかし画像情報はデータ、
音声に変換できないので、受信端末で受信不可である。
よって、画像情報を廃棄する。データ、音声情報は受信
端末で対応しているので、端末本体へ転送し、受信す
る。さらに、処理結果を送信端末へ通知する。
【0124】端末11から端末21への通信(中継装
置を介する通信) 端末11を送信端末、端末21を受信端末とする。端末
11はデータ、音声、画像メディアを送受信可能で、端
末21はデータ、音声メディアを送受信可能である。こ
のとき、送信端末11はマルチメディア情報とともに、
各メディアに対する属性情報を送信する。端末11と端
末21のメディアの対応関係は図31に示される。
【0125】端末11から送信情報を送信し、中継装置
10で受信する。中継装置10では図27の流れに従っ
て処理を行う。端末11からの送信情報を送信側ネット
ワークからの情報として中継装置10で受信する。受信
した送信情報をデータ、音声、画像の各メディア情報別
々に情報蓄積部へ保存する。その情報より各メディアの
属性の抽出を行う。すると、データ、音声、画像メディ
アが抽出される。次に、送信先端末21の属性情報の抽
出を行うと、データ、音声が抽出される。送信端末11
と受信端末21の属性の比較を行うと、画像情報の属性
が一致しない。そこで、属性変換処理部へ情報を送る、
しかし、画像情報をデータ、音声情報へ変換できないた
め画像情報は受信端末で受信不可であり、情報の廃棄を
行う。また、データ、音声は受信可能であるので、受信
端末が接続されているネットワークへ情報の転送を行
う。さらに、ここでの処理結果を送信端末11へ通知す
る。このような通信の場合データ、音声、画像の全メデ
ィア情報が揃っていないと、データ、音声情報の意味が
ないときは全メディアの情報を廃棄する。
【0126】受信端末が画像メディアに対応していない
場合の通信はここでの方法に準拠する。
【0127】(3)送受信端末でメディアの種類が多い
端末から少ない端末へ通信する場合−その2 端末42から端末45へ通信を行う場合(中継装置を
介さない通信) 端末42を送信端末、端末45を受信端末とする。送信
端末42はデータ、音声、画像メディアを送受信可能
で、受信端末45は音声、画像メディアを送受信可能で
ある。このときの送信端末はマルチメディア情報ととも
に、各メディアに対する属性情報を送信する。端末42
と端末45のメディアの対応関係を図32に示す。送信
端末42の音声は受信端末45の音声へ、画像は画像へ
対応している。しかし、送信端末42のデータは受信端
末では対応していない。
【0128】端末42から情報の送信を行い受信端末の
通信処理部で受信する。受信端末の通信処理部では図2
9に示す流れで処理動作を行う。送信端末42からの情
報を受信し、その情報をデータ、音声、画像の各メディ
ア情報別々に蓄積部に保存し、各メディアの属性の抽出
を行う。すると、データ、音声、画像メディアが抽出さ
れる。また受信端末のメディア属性から音声、画像メデ
ィアが抽出できる。次に、送信情報の属性と受信端末の
属性の比較を行うと、データ情報が受信端末で対応して
いないので、属性の変換を行う、変換処理としてデータ
情報より音声合成を行うことによって、端末45で受信
可能となる。そこで、受信端末45の本体へ情報の転送
を行い、受信端末45で正式に受信を行う。
【0129】端末11から端末22への通信(中継装
置を介する通信) 端末11を送信端末、端末22を受信端末とする。端末
11はデータ、音声、画像メディアを送受信可能であ
る。このとき送信端末11はマルチメディア情報ととも
に、各メディアに対する属性情報を送信する。端末11
と端末22のメディアの対応関係は図32に示される。
【0130】端末11から送信情報を送信し、中継装置
10でその情報を受信する。中継装置10では図27の
流れに従って処理を行う。端末11からの送信情報を送
信側ネットワークからの情報として中継装置で受信す
る。受信した送信情報をデータ、音声、画像の各メディ
ア情報別々に情報蓄積部へ保存する。その情報より各メ
ディアの属性の抽出を行う。すると、データ、音声、画
像メディアが抽出される。次に、送信先端末22の属性
情報の抽出を行うと、音声、画像メディアが抽出され
る。送信端末11と受信端末22の属性の比較を行う
と、データ情報の属性が一致しない。そこで、属性変換
処理部へ情報を送り、属性変換処理としてデータより音
声合成を行い音声データへ変換する。このようにするこ
とで、端末22で受信可能な情報となるので、この情報
を受信側ネットワークへ転送する。
【0131】属性を変換することで受信を行える場合は
ここでの方法に準拠する。
【0132】(4)送受信端末でメディアの種類が少な
い端末から多い端末へ通信する場合 端末44から端末42への通信(中継装置を介さない
通信) 端末44を送信端末、端末42を受信端末とする。端末
44はデータ、音声メディアを送受信可能で、受信端末
42は音声、画像メディアを送受信可能である。このと
きの送信端末44はマルチメディア情報とともに、各メ
ディアに対する属性情報を送信する。端末44と端末4
2のメディアの対応関係を図33に示す。送信端末のデ
ータは受信端末のデータへ、音声は音声へ対応し、送信
端末の画像メディアへは送信端末は対応していない。
【0133】端末44から情報を送信し、受信端末42
の通信処理部で受信し、データ、音声メディア情報別々
に蓄積部に保存する。通信処理部では図29に示す流れ
に従って処理を行う。受信した情報より送信情報の各メ
ディアの属性情報を抽出する。すると、データ、音声メ
ディアが抽出される。受信端末はデータ、音声、画像メ
ディアの属性が抽出される。そこで、送信情報の属性と
受信端末の属性の比較を行うと、データ、音声の属性は
一致するが画像の属性は一致しない。そこで、属性変換
処理として動画または静止画情報を発生し、受信側ネッ
トワークへ転送する。さらに、送信端末44へ処理結果
を通知する。
【0134】端末21から端末11への通信(中継装
置を介する通信) 端末21を送信端末、端末11を受信端末とする。端末
21はデータ、音声メディアを送受信可能である。この
とき、送信端末21はマルチメディア情報とともに、各
メディアに対する属性情報を送信する。端末21と端末
11のメディアの対応関係は図33に示される。
【0135】端末21からデータ、音声情報を送信し、
中継装置10で受信し、データ、音声メディア情報を別
々に蓄積部へ保存する。中継装置10では図27に示す
流れに従って処理を行う。中継装置で受信した情報から
各メディアの属性を抽出する。するとデータ、音声メデ
ィアが抽出される。次に、送信先端末11の対応可能メ
ディアの属性情報の抽出を行う。送信情報の属性と受信
端末の対応可能メディアの属性の比較を行うと、デー
タ、音声メディアは一致するが、画像メディアは受信端
末しか対応していないので属性は一致しない。そこで、
属性変換処理として動画または静止画情報を発生し、受
信側ネットワークへ転送する。さらに、送信端末21へ
処理結果を通知する。
【0136】また、中継装置10を介して通信を行う場
合、中継装置10の機能として次のようなものが考えら
れる。
【0137】(1)端末11から端末19、21へデー
タ、音声、画像情報を送信するとき、中継装置でデー
タ、音声、画像情報別々に蓄積部へ保存しておき、端末
19へはデータ、音声、画像情報を転送し、端末21へ
はデータ、音声情報のみを転送するようにする。
【0138】(2)端末11、12から端末22へデー
タ、音声、画像情報を送信するとき、中継装置でデー
タ、音声、画像情報別々に蓄積部へ保存しておき、端末
11と端末12からの情報を合成し、端末22へ転送す
る。合成を行う場合、画像情報について、片方の画面を
親画面36とし、もう一方の画面を小画面37として図
34のような情報として合成を行える。また、図35の
ように右画面39、左画面38として並列に表示する合
成方法等を行う。
【0139】(3)端末11、12から端末21、22
へデータ、音声、画像情報を送信するとき、中継装置で
データ、音声、画像情報別々に蓄積部へ保存しておき、
端末21へはデータ、音声情報のみを、端末22へは音
声、画像情報のみを転送する。このとき、音声情報を合
成し端末21及び22へ転送する。
【0140】次に、本発明の他の実施例を説明する。
【0141】図36にこの実施例に係る通信システムの
構成例を示す。
【0142】同図に示す通信システムでは、センター端
末51とローカル端末53がネットワーク52を介して
接続されている。
【0143】センター端末51のデータ送受信部は、図
37に示すように、送受信部54、送受信処理部56、
データアクセス部57、時間算出部58から構成され
る。
【0144】ローカル端末53のデータ送受信部は、図
38に示すように、送受信部54、送受信処理部56、
データアクセス部57、再送監視タイマ部59から構成
される。
【0145】図39にセンター端末51の送受信処理部
56の処理フローの一部を示す。また、図40にローカ
ル端末53の送受信要求部56の処理フローの一部を示
す。ここで、ローカル端末(a)がセンター端末51と
通信中に、ローカル端末(b)が図38のデータ送受信
部の送受信処理部56から図40の処理フローに従っ
て、データ要求パケットを送信する。センター端末51
は、図37のデータ送受信部の送受信部54で受信し送
受信処理部56がデータ要求パケットを図39の処理フ
ローに従って解析し、現在はローカル端末(a)と通信
中のため時間算出部58はデータアクセス部57からの
データ量と通信品質からローカル端末(a)との通信が
完了するまでの時間を算出し、ローカル端末(b)に対
して送受信処理部56から通信中であるということと現
在の通信完了までの時間を応答パケットとして送信す
る。ローカル端末(b)は、センター端末51からの応
答パケットをローカル端末のデータ送受信部の送受信部
54が受信し、送受信処理部56が図40のローカル端
末の処理フローに従って応答パケットを解析し、センタ
ー端末51が通信中であると判断し、通信完了までの時
間を再送監視タイマ部59に設定する。その後、再送監
視タイマ部59が設定された時間待ってタイムアウト
し、ローカル端末の送受信処理部56に通知する。ロー
カル端末の送受信処理部56は、図40の処理フローに
従って、データ要求パケットを送信する。センター端末
51は、図37のデータ送受信部の送受信部54で受信
し、送受信処理部56がデータ要求パケットを図39の
処理フローに従って解析し、現在はローカル端末(a)
との通信が終了しアイドル状態となっているため、ロー
カル端末(b)に対して送受信処理部56から通信開始
の応答パケットとして送信する。ローカル端末(b)
は、センター端末51からの応答パケットをローカル端
末のデータ送受信部の送受信部54が受信し、送受信処
理部56が図40のローカル端末の処理フローに従って
応答パケットを解析し、センター端末51からの通信開
始であることを判断し、データアクセス部57にデータ
受信を行うための設定を行い、データ送信要求パケット
を送信する。センター端末51は、図37のデータ送受
信部の送受信部54で受信し、送受信処理部56がデー
タ送信要求パケットを受信し、データアクセス部57に
データ送信を行うための設定を行いデータを送信する。
また、時間算出部58はデータアクセス部57からのデ
ータ量と通信品質によりデータ送信完了時間を算出す
る。
【0146】次に、本発明のさらに別の実施例を説明す
る。
【0147】図41はこの実施例に係るマルチメディア
情報データベースシステムの一例であり、列車の乗車券
の予約システムを例にしている。
【0148】図41において、101はセンター蓄積装
置、102はローカル蓄積装置、103は選択装置、1
04はユーザ端末、105、106、107、108は
通信回線であり、回線105はセンター蓄積装置101
とローカル蓄積装置102との間を、回線106はセン
ター蓄積装置101と選択装置103との間を、回線1
07はローカル蓄積装置102と選択装置103との間
を、回線108は選択装置103とユーザ端末104と
の間をそれぞれ結んでいる。
【0149】今、ユーザがユーザ端末104を用いて情
報の要求を行うものとする。ユーザ端末は該情報を独立
に選択するための情報IDと該情報の属性データを通信
回線108を通じて選択装置103に送ることにより情
報の要求を行う。情報IDとは蓄積装置に記憶されてい
る複数の情報の中から目的の情報を識別するためのもの
であり、例えばシリアルナンバー、階層分類と小分類中
のシリアルナンバーなどである。複数の情報をまとめて
指定する形の情報IDももちろん可能である。属性デー
タとは、例えば、該マルチメディア情報本体の情報種
別、符号化方式、テキスト/プログラム形式、インタフ
ェース種別、ピーク/平均速度、通信品質、通信コスト
などの属性を示すデータ、メディア情報間並びに該メデ
ィア情報毎の属性データ内の優先順位などである。
【0150】情報種別とは例えば音声や画像や数値デー
タなどの情報本体のメディア情報を示すものである。符
号化方式は該メディア情報種別毎に設定されるものであ
り、同一メディア情報に対して複数の符号化方式を扱う
能力を持つ場合もある。テキスト/プログラム形式とは
例えば改行コードの種別や実行形式プログラムの書式な
どであり、テキストに含まれる文字に使われる文字コー
ドの種別などもこれに含まれる。インタフェース種別と
は、インタフェースの同期/非同期の違いやデジタル/
アナログの違いなどであり、例えば一般電話通信網か高
速デジタル通信網かなどである。通信品質とは例えば絶
対遅延時間や遅延時間、揺らぎ、情報欠落比率などであ
る。優先順位とは例えばコストを最優先するであるとか
情報欠落を最小限にするなどの順位付けである。単純な
順位付けの他に、係数の重み付けによる順位付けももち
ろん可能である。
【0151】以上述べた属性データは、ユーザ端末やセ
ンター/ローカル蓄積装置、それらを接続する通信回線
などの能力によって制限される場合もあるが、ユーザの
要求により意図的に選択される場合もある。
【0152】今、ユーザ端末からある特定の列車/日時
の予約状況が要求されたとする。ユーザ端末が送出する
属性データは例えば、情報IDとして[1993年3月
4日の列車番号101の東京から大阪までの間の指定席
の予約状況]、情報種別として[予約状況]、データ/
プログラム形式としては[テキスト]、通信品質として
[遅延時間:最小・情報欠落:不可]、また、[通信コ
スト:不問]という内容のものである。
【0153】この場合、属性データの内の情報種別が
[予約状況]なので選択装置はセンター蓄積装置を選択
してユーザの要求する情報を供給する。これは、予約状
況が一元管理の望ましいものであり、また、最新の予約
情報が望まれるためである。センター蓄積装置が選択さ
れることによりユーザは最新の情報の供給を受ける。
【0154】次に、ユーザ端末の要求内容がある区間の
運賃の問い合わせだったとすると、例えば情報IDとし
て[東京から大阪までの特急運賃]、情報種別として
[運賃]、データ/プログラム形式として[テキス
ト]、通信品質として[遅延時間:小・情報欠落:不
可]、また、[通信コスト:最小]という属性データが
設定される。
【0155】この場合、属性データの[運賃]と[通信
コスト:最小]という要素により、ユーザ端末から最も
通信コストのかからない蓄積装置が選択されてユーザに
情報を提供する。運賃情報は頻繁に変更されるものでは
なく一元管理する必要がないので、同じ情報をセンター
/ローカルの全蓄積装置に持つことが可能であり、ユー
ザは最も通信コストのかからない蓄積装置から情報を受
けることが可能となる。 次に、ユーザ端末の要求内容
が旅行案内の動画パンフレットだったとする。この場
合、例えば情報IDとして[8月の北海道パック旅
行]、情報種別としては[旅行案内]、データ/プログ
ラム形式としては[動画データ]、通信品質としては
[遅延時間:不問・情報欠落:可]、[通信コスト:重
視]、さらに各要素の優先順位として[通信コストを最
重視]という属性データが設定される。
【0156】この場合、属性データの[通信コストを最
重視]、[通信コスト:最小]により要求される旅行案
内を蓄積している最もユーザに近い蓄積装置が選択さ
れ、[遅延時間:不問・情報欠落:可]により通信コス
トの安い時間帯に該情報か供給される。動画データは大
容量である、通信コストが軽視できないのでこのような
選択が一般的に望ましい。ユーザと蓄積装置間の通信回
線の状況や各蓄積装置の能力などによっては、距離的に
最も近い蓄積装置が最も通信コストが低廉であるとは限
らない。選択装置は属性データとそれらの状況を全て判
断した上で最適な蓄積装置を選択する。
【0157】選択装置は例えば一般電話網によりユーザ
端末と接続される。選択装置を各市内局番区域毎に設置
すれば、ユーザと選択装置間の通信コストは市内通話料
金となり、ユーザの負担が少なくなる。一端選択装置と
ユーザ端末を接続すれば選択装置が最適な蓄積装置を選
択して情報を供給するので、ユーザは常に最適な条件で
の情報供給を受けることが可能となる。しかも、必要な
情報がどの蓄積装置にあるか、どの蓄積装置からデータ
の供給を受けるのが最適か、といったことはユーザが意
識する必要がなく、それらは全て選択装置が自動的にサ
ービスする。ユーザが独自に接続先を設定しても構わな
いのは言うまでもないことである。
【0158】本発明の他の実施例について示したものが
図42〜図44に示したものであり、それぞれ第2、
3、4の実施例である。第2の実施例は選択手段をユー
ザ端末内に取り込んだものである。第3の実施例は選択
手段がローカル蓄積装置内に取り込まれたものであり、
第4の実施例は選択手段がセンター蓄積装置内に取り込
まれたものであり、他のセンターシステムとの接続も示
してある。
【0159】図42においては201はセンター蓄積装
置、202はローカル蓄積装置、203は選択装置、2
04はユーザ端末、205、206、207、は通信路
であり、205はセンター蓄積装置201と選択蓄積装
置203との間を、206はローカル蓄積装置202と
選択装置203との間を、207はセンター蓄積装置2
01とローカル蓄積装置202との間を各々結んでい
る。
【0160】図43において、301はセンター蓄積装
置、302は第1のローカル蓄積装置、303は該第1
のローカル蓄積装置302内に置かれた選択装置、30
4はユーザ端末、307は第2のローカル蓄積装置であ
り、305、306、308は通信路であり、305は
第1のローカル蓄積装置302とユーザ端末304との
間を、306はセンター蓄積装置301と第1のローカ
ル蓄積装置302との間を、308はセンター蓄積装置
301と第2のローカル蓄積装置307との間を各々結
んでいる。
【0161】図44において、401はセンター蓄積装
置、402はセンター蓄積装置内に置かれた選択装置、
403はユーザ端末、404はユーザ端末403とセン
ター蓄積装置との間の通信路、405、406、407
はそれぞれ第1、第2、第3のローカル蓄積装置、40
8は第2のセンター蓄積装置、409、410、41
1、412は通信路であり、409はセンター蓄積装置
401と第1のローカル蓄積装置405との間を、41
0はセンター蓄積装置401と第2のローカル蓄積装置
406との間を、411はセンター蓄積装置401と第
3のローカル蓄積装置407との間を、412はセンタ
ー蓄積装置401と第2のセンター蓄積装置408との
間を各々結んでいる。
【0162】第2の実施例では、選択装置をユーザ側に
取り込むために装置が複雑化してユーザ端末のコストが
上昇するが、蓄積装置側の効率を上げることが可能であ
り、選択装置を多数設置する必要もなくなる。第1の実
施例のシステムでは選択装置の数に対してユーザが多い
場合に選択装置の数量により同時にサービスを受けるこ
とが可能なユーザ数が限定されてしまう場合も考えられ
るが、第2の実施例のシステムでは各蓄積装置の能力の
上限までユーザに対応することができる。
【0163】第3の実施例では、ローカル蓄積装置内に
選択装置を取り込むことにより、ユーザが要求する情報
がローカル蓄積装置内にある場合には通信コストを最小
にする事が可能である。もちろん、通信回線を操作しな
いで済む分蓄積装置の効率も上がる。ただし、ローカル
蓄積装置は選択装置単独より1地点あたりのコストが必
然的に上昇するのでシステムコストが同一の場合はユー
ザとの接続地点を減らさざるを得ず、ユーザが負担する
接続地点との間の通信コストが上昇する。
【0164】第4の実施例では、センター蓄積装置内に
選択装置を取り込んである。この方式は、情報をローカ
ル蓄積装置とセンター蓄積装置とで分担して蓄積する場
合に有効である。なお、本実施例における第2のセンタ
ー蓄積装置とは、前記センター蓄積装置401と従属関
係にない蓄積装置であって、第1のセンター蓄積装置及
びそれに接続される複数のローカル蓄積装置と組み合わ
さって一つのマルチメディア情報データベースシステム
となっている。例えば、第1のセンター蓄積装置は列車
の座席予約システムで第2のセンター蓄積装置は映画・
コンサートなどの情報提供システムなどである。
【0165】次に、第5の実施例に係るマルチメディア
情報データベースシステムの一例を図45に示す。
【0166】図45はセンター装置とローカル装置との
接続の一例を示したもので、センター装置と複数のロー
カル装置との間はリング状に論理接続されている。図4
5において、501はセンター蓄積装置、502は第1
のローカル蓄積装置、503は第2のローカル蓄積装
置、504は第3のローカル蓄積装置、505、50
6、507、508は通信路であり、センター蓄積装置
と第1、第2、第3のローカル蓄積装置とをリング状に
接続している。505は第1のローカル蓄積装置502
と第3のローカル蓄積装置504との間を、506は第
1のローカル蓄積装置502と第2のローカル蓄積装置
503との間を、507は第2のローカル蓄積装置50
3とセンター蓄積装置501との間を、508はセンタ
ー蓄積装置501と第3のローカル蓄積装置504との
間を各々結んでいる。509は第1のローカル蓄積装置
502の内部に置かれた選択装置であり、通信路511
を介してユーザ端末510と接続されている。
【0167】このようにセンター蓄積装置とローカル蓄
積装置が接続されることにより、各蓄積装置を結ぶ通信
路の本数を減らすことが可能であり、通信コストの削減
が可能になる。
【0168】第6の実施例に係るマルチメディア情報デ
ータベースシステムの一例を図46に示し説明する。
【0169】図46において、601はマルチメディア
情報を記憶する記憶装置、602は該記憶装置601に
記憶されたマルチメディア情報を読み出して出力する読
み出し手段、603は該読み出し手段を管理する読み出
し管理手段、604はユーザが操作するユーザ端末、6
05は該ユーザ端末604と読み出し管理手段603と
の間に置かれるI/F(インタフェース)手段であり、
606と607はFIFOバッファにより構成された遅
延伝送手段であり、608は遅延伝送手段群を経由した
情報について誤りの発生を調べる伝送誤り検査部であ
り、609はユーザ端末604とユーザI/F手段60
5との間の通信路である。
【0170】今、I/F手段605を介してユーザ端末
604からある情報Aの要求がされたとする。読み出し
管理手段603は過去の情報読み出しの履歴を持ってお
り、情報Aがいつ記憶手段601から読み出されたかを
知っている。また、遅延伝送手段群での遅延時間も把握
しており、最新読み出し時間と現在時間との差分により
情報Aが利用可能な状態で遅延手段群の途中にあるかど
うかを判断することができる。情報Aが記憶手段601
から読み出されてからある時間Tよりも経過していれ
ば、情報Aは既に遅延伝送手段群を通過してしまってい
るので途中から取り出して再利用する事はできない。あ
る時間Tとは、遅延伝送手段群での遅延時間を合計した
時間から、要求を処理して情報の取り出しの準備を完了
する時間を減じて、さらに若干のマージンをとったもの
である。この場合は、新たに情報Aを記憶手段601か
ら読み出してI/F手段605を介してユーザ端末60
4に供給する。
【0171】情報Aが記憶手段601から読み出されて
からある時間Tが経過していない場合は、情報Aは取り
出して再利用する事ができる状態で遅延伝送手段群のど
こかに存在する。当然のこととして読み出し管理手段6
03はその位置を知ることが可能であるので、取り出し
位置をI/F手段605に知らせて該指定された読み出
し位置から情報Aを取り出す。このように任意の情報が
読み出されてから一定の時間は該情報が再利用可能な状
態で遅延伝送手段群のどこかに存在するので、記憶手段
からの読み出し回数を減らすことができる。図46には
I/F手段とユーザ端末が一つずつしか記載していない
が、これらは実際のマルチメディア情報データベースシ
ステムでは当然複数あり、複数のユーザが同じ情報を要
求する場合があるのも当然考えられる。多数のユーザか
らの情報要求が集中した場合に、読み出し管理手段60
3での制御がボトルネックになることも考えられるが、
特に大容量のデータを扱う場合には読み出し手段602
がボトルネックになることが考えられる。記憶手段60
1を複数の固定ディスク装置で構成し、それに対応して
読み出し手段602も複数用意すれば並列動作が可能と
なり効率が向上するがそれにも限界がある。本発明は特
に同じ情報に対して要求が集中するような場合に大きく
効率を向上することができる。
【0172】情報は遅延伝送手段群を通過した後に伝送
誤り検出部608に入力されて伝送誤りが発生したかど
うかを検査される。検査結果は読み出し管理手段に通知
される。伝送誤りの検査は、例えば情報をフレーム構造
化してCRC等の誤り検出用符号を附加することによっ
て可能になる。誤り検出手段は各遅延伝送手段毎に設け
ることも可能であり、その場合、誤りが検出された時点
で誤り訂正や該情報の破棄を行うことができる。情報の
破棄を行った場合は読み出し管理手段に通知することに
より該情報の有効期間を変更することになる。
【0173】本実施例では遅延伝送手段をFIFOバッ
ファで構成すると述べたが、これは例えば磁気ディスク
装置や半導体記憶装置などを含んでいても構わないのは
言うまでもない。また、読み出し手段と遅延伝送手段と
の間、遅延伝送手段と他の遅延伝送手段との間、遅延転
送手段と伝送誤り検出部との間の情報伝送路は一本の信
号線と制御線からなるシリアル伝送路でも、8本あるい
は少なくとも複数の信号線と制御線からなるパラレル伝
送路でも構わない。さらに、パケット伝送路などの論理
的に接続される伝送路でも構わない。この構成の肝心な
ところは、遅延伝送手段が入力された情報を遅延させて
出力するところにあり、その入出力の形態は発明の本質
ではない。また、各遅延伝送手段の間の情報伝送路では
複数の受け手が同時に情報を受けることが可能であるの
は言うまでもない。そこでは情報は例えば電圧の高低で
表現されているので、複数の受け手がその電圧の高低を
見ることができるからである。
【0174】第7の実施例に係るマルチメディア情報デ
ータベースシステムの一例を図47に示す。
【0175】図47において、701から704は図4
6における601から604とそれぞれ同じものであ
る。705は図46における605とほぼ同じものであ
るが、更新/ループ切り替え手段606の管理も行う点
で異なっている。更新/ループ切り替え手段606と
は、遅延伝送ループからの帰還情報と読み出し手段70
2の新規情報のいずれかを切り替えて出力するものであ
る。遅延伝送ループとは前記706と遅延伝送手段70
7、伝送誤り検出部708とで構成されるものであり、
更新/ループ切り替え手段からの出力は遅延伝送手段7
07で遅延した後に伝送誤り検出部708で伝送誤りの
がないか検査された後に該検査結果と共に更新/ループ
切り替え手段に入力される。709はユーザ端末704
とユーザI/F手段705との間の通信路である。
【0176】本実施例では、遅延伝送手段707を通過
した後の情報が伝送誤り検出部708で誤りの検査を受
けた後に更新/ループ切り替え部に入力されるようにな
っている。要求の集中する情報については、もう一度遅
延伝送ループに載せられるので、図46の実施例よりさ
らに情報読み出し手段の負荷を低減することが可能とな
る。情報を更新するかループさせるかの判断は、例えば
情報が遅延伝送ループを一巡する間の該情報に対しての
要求件数で判断することができる。各情報の大きさは必
ずしも同じではないので、情報をパケット化するととも
に更新/ループ切り替え手段706の入出力に若干のル
ープを持たせれば遅延伝送ループと読み出し手段とが同
期していなくても情報の更新/ループ切り替えをスムー
ズに行うことが可能である。また、過去の要求頻度実績
の少ない情報については遅延伝送ループに載せる必要は
なく、誤り訂正不可能な伝送誤りが検出された場合は、
その時点で遅延伝送ループから排除することになる。記
憶手段において情報本体が更新された場合も同様であ
る。情報本体の更新時期があらかじめ分かっているのな
ら、情報本体に有効期限を示す情報を付加しておいて有
効期限が過ぎたものを自動的に排除することも可能であ
る。
【0177】また、本実施例では遅延伝送手段を一つし
か設けていないが、これを複数個設けて直列に接続する
ことにより情報の取り出し地点を増やすことが可能であ
る。遅延伝送手段一つあたりの遅延時間を増やせば遅延
伝送ループ内に保持可能な情報量を増やすことができる
が、代わりにユーザが待たされる時間が増える。一つあ
たりの遅延時間を少なくすれば遅延伝送ループ内に保持
可能な情報量は減るがユーザの待ち時間は短縮される。
遅延伝送手段一つあたりの遅延時間を少なくして遅延伝
送手段の個数を多くすればユーザの待ち時間は少なくな
りループ内に保持可能な情報量も増える。ユーザの待ち
時間は要求する情報が遅延伝送手段の出力に現れるまで
の時間に影響される。遅延伝送手段の遅延時間は、遅延
伝送手段の一時記憶の容量によるものである。
【0178】第8の実施例に係るマルチメディア情報デ
ータベースシステムの一例を図48に示して説明する。
【0179】図48において、801から806、80
7は図47の701から706、708とそれぞれ同じ
ものである。ただし、806の出力は通信路811を介
して第1のローカル蓄積装置808に送られる。第1の
ローカル蓄積手段808では、受け取った情報を一度蓄
積し、遅延させてから通信路812を介して第2のロー
カル蓄積装置809に出力する。同様に第2のローカル
蓄積装置では入力された情報を通信路813を介して第
3のローカル蓄積装置810に出力する。同様に第3の
ローカル蓄積装置では入力された情報を通信路814を
介してセンター蓄積装置に出力する。センター蓄積装置
では伝送誤り検出部807で伝送誤りを検査して、以
下、第7の実施例と同様に情報の更新/ループ切り替え
を行う。815はユーザ端末804とユーザI/F手段
805との間の通信路である。
【0180】ユーザI/F手段805は、情報が第1か
ら第3のローカル蓄積装置にある場合には該ローカル蓄
積装置との間に通信路を確保して要求された情報をユー
ザに供給する。ユーザI/F手段805がユーザ端末に
対して通信路の切り替えを指示して、通信路815をユ
ーザ端末804と情報を待っているローカル蓄積装置と
の間に張り直しても良い。システム全体が共通の時刻を
認識し、各ローカル蓄積装置での遅延、各蓄積装置間の
平均伝送遅延時間などがシステム情報として既知であれ
ば要求する情報がローカル蓄積装置から得られるかどう
かを判断することが可能である。センター蓄積装置から
第1のローカル蓄積装置に情報が提供された時刻から現
時刻との間の時間を計算し、該情報がいずれかのローカ
ル蓄積装置で伝送されているか、既に各蓄積装置で構成
される伝送ループを一巡して廃棄されてしまったかを予
想することが可能である。その際、伝送時間の揺らぎな
どを考慮に入れて余裕時間を計算に入れるのはもちろん
である。また、各蓄積装置間の伝送、遅延などの処理の
間に訂正不可能な伝送誤りが検出されて該情報が廃棄さ
れた場合には、情報本体が通る経路とは別に遅延手段を
通らせないで迅速にセンター蓄積装置に通知することが
望ましい。これにより、有効な情報があると思った接続
先で既に情報が廃棄されていて再度センター蓄積装置に
要求を出すといったことを抑制することができる。
【0181】本実施例では、ローカル蓄積装置が3つの
場合を説明したが、1つ、あるいはその他の数でももち
ろん構わない。また、ユーザI/F手段はセンター蓄積
装置内に置かれているが、ローカル蓄積装置内にユーザ
I/F手段があっても構わない。
【0182】以上第1から第8の実施例において、通信
路が固定されて示されているが、これは必要に応じて設
定・解除をして構わないものであることは言うまでもな
い。また、ユーザ端末が図に示された以外に多数存在す
ることには何の問題もない。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マルチメディア情報データベースとネットワークを介し
て接続されるあらゆる種類の端末から、このデータベー
スのマルチメディア情報をアクセスすることが可能にな
る。
【0184】また、端末あるいは通信網が通信に必要な
属性を照合・判定することにより属性の違いによる混乱
を防止することができる。
【0185】さらに、送信側と受信側でマルチメディア
情報の属性データが一致しなくても通信を行うことがで
きる。
【0186】また、回線が塞がっている場合、ローカル
端末からの要求を抑制すると共に、再送時に確実にロー
カル端末とセンター端末が接続できるようにすることの
できるさらに、ユーザは接続先を明示的に示すことなし
に最適な蓄積装置から情報の供給を受けることが可能と
なる。また、記憶手段からの読み出し動作の効率を上げ
てシステム全体としての効率を大きく向上することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマルチメディア情報データベース
システムの構成例である。
【図2】図1におけるマルチメディア情報データベース
の構成例である。
【図3】図1におけるマルチメディア情報データベース
の構成例である。
【図4】図1におけるマルチメディア情報データベース
の構成例である。
【図5】本発明に係るマルチメディア情報データベース
システムにおける、情報属性の変換例を示す。
【図6】図1におけるマルチメディア情報データベース
の構成例である。
【図7】本発明に係るマルチメディア情報データベース
システムにおける、情報属性の変換例を示す。
【図8】本発明に係るマルチメディア情報データベース
システムにおける、端末およびマルチメディア情報デー
タベースでの処理手順の例である。
【図9】本発明に係るマルチメディア情報データベース
システムの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係る通信システムの構成例である。
【図11】図10に示した端末の属性例である。
【図12】図10のシステムにおいて端末間で音声メデ
ィアのみの通信が行われている例を示す図である。
【図13】図12の場合における接続例を示す図であ
る。
【図14】図10のシステムにおいて端末が切り替わっ
た例を示す図である。
【図15】図10のシステムにおいて端末が切り替わっ
た例を示す図である。
【図16】図14の場合における接続例を示す図であ
る。
【図17】図10のシステムにおいて端末が切り替わっ
た例を示す図である。
【図18】図10のシステムにおいて端末が切り替わっ
た例を示す図である。
【図19】本発明に係る優先順位を示す表である。
【図20】本発明に係る最優先メディアが不通時の状態
を示す図である。
【図21】本発明に係る優先順位を示す表である。
【図22】本発明に係る優先順位を示す表である。
【図23】本発明に係る通信システムの構成例である。
【図24】本発明に係る通信システムの構成例である。
【図25】図24及び図25に示した端末が対応できる
メディアを示す表である。
【図26】図25に示した中継装置の構成例である。
【図27】図26に示した中継装置での処理動作の流れ
図である。
【図28】図24及び図25に示した端末の構成例であ
る。
【図29】図28に示した端末での処理動作の流れ図で
ある。
【図30】端末間の通信におけるメディア情報の対応関
係を示す図である。
【図31】端末間の通信におけるメディア情報の対応関
係を示す図である。
【図32】端末間の通信におけるメディア情報の対応関
係を示す図である。
【図33】端末間の通信におけるメディア情報の対応関
係を示す図である。
【図34】中継装置において画像情報の合成を行ったと
きの画面例である。
【図35】中継装置において画像情報の合成を行ったと
きの画面例である。
【図36】本発明に係るセンター端末とローカル端末が
ネットワークを介して接続されているシステム構成を示
す図である。
【図37】図36のセンター端末のデータ送受信部の構
成を示す図である。
【図38】図36のローカル端末のデータ送受信部の構
成を示す図である。
【図39】図37のセンター端末の送受信処理部の処理
フローである。
【図40】図38のローカル端末の送受信要求部の処理
フローである。
【図41】本発明に係るマルチメディア情報データベー
スシステムの一例である。
【図42】本発明の第2の実施例を示したものである。
【図43】本発明の第3の実施例を示したものである。
【図44】本発明の第4の実施例を示したものである。
【図45】本発明の第5の実施例を示したものである。
【図46】本発明の第6の実施例を示したものである。
【図47】本発明の第7の実施例を示したものである。
【図48】本発明の第8の実施例を示したものである。
【符号の説明】
1……マルチメディア情報データベース 21 〜2n ……アクセス端末 3……通信ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/173 (72)発明者 福元 勇二 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 秋元 智 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 入部 彰 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (72)発明者 小笠原 浩 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末から、マルチメディア情報を保存す
    るデータベースにアクセス可能な通信システムにおい
    て、 マルチメディア情報通信に関する属性データとともに前
    記マルチメディア情報を保存する蓄積手段と、 前記蓄積された属性データに基づき、アクセスした端末
    が対応可能な属性データに対応するよう前記マルチメデ
    ィア情報のうち少なくとも一部を変換処理する変換処理
    手段とを具備することを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 属性データには、マルチメディア情報通
    信に関する音声/データ/画像のメディア情報種別、メ
    ディア情報毎に設定される符号化方式、テキスト/プロ
    グラム形式、インタフェース種別、ピーク/平均速度、
    絶対遅延時間/遅延時間、揺らぎ/情報欠落比率に関わ
    る通信品質または通信コストの属性を示すデータ、メデ
    ィア情報間またはメディア情報毎の属性データ内の優先
    順位の中の一部または全てが含まれることを特徴とする
    請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 変換処理手段には、複数のメディア情報
    間に跨る変換も含まれることを特徴とする請求項1記載
    の通信システム。
  4. 【請求項4】 変換処理手段によってもアクセスした端
    末に対応できない一部または全てのマルチメディア情報
    が存在するとき、マルチメディア情報の一部または全て
    の送信を割愛することを特徴とする請求項1記載の通信
    システム。
  5. 【請求項5】 蓄積手段は、各メディア情報をその属性
    に応じて異なる保存媒体に蓄積し、かつ該保存媒体は上
    記通信手段を介して互いに連動し合うことを特徴とする
    請求項1記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 複数の端末間で通信伝送路を介して複数
    のメディア情報の通信を行う通信システムにおいて、 送信元端末で対応可能な該マルチメディア情報通信に関
    する属性データと送信先端末もしくは転送先端末で対応
    可能な属性データと該送信元端末と該送信先端末もしく
    は該転送先端末間に介在する通信伝送路で対応可能な属
    性データとを照合し、所定の手続きに従って選択された
    属性データの一部あるいは全部を少なくとも送信元端末
    に表示する手段を具備することを特徴とする通信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 属性データには、マルチメディア情報通
    信に関する音声/データ/画像のメディア情報種別、メ
    ディア情報毎に設定される符号化方式、テキスト/プロ
    グラム形式、インタフェース種別、ピーク/平均速度、
    絶対遅延時間/遅延時間、揺らぎ/情報欠落比率に関わ
    る通信品質または通信コストの属性を示すデータ、メデ
    ィア情報間またはメディア情報毎の属性データ内の優先
    順位の中の一部または全てが含まれていることを特徴と
    する請求項6記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 所定の手続きとは、優先順位に従って処
    理されることを特徴とする請求項7記載の通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 選択されて属性データの中で最も優先順
    位の高いメディア情報種別が含まれている場合には、メ
    ディア情報の通信パスを自動的に設定することを特徴と
    する請求項7記載の通信システム。
  10. 【請求項10】 メディア情報間の優先順位とは、複数
    のメディア情報が同順位であることを許容することを特
    徴とする請求項8または9記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 端末間で複数のメディア情報の通信を
    行う通信システムにおいて、 送信元端末が要求するマルチメディア情報通信に関する
    属性データとともにマルチメディア情報が送信されてき
    た中継装置もしくは送信先端末では、該送信先端末で対
    応可能な属性データに対応するよう前記マルチメディア
    情報の少なくとも一部を変換処理する変換処理手段を具
    備することを特徴とする通信システム。
  12. 【請求項12】 属性データには、マルチメディア情報
    通信に関する音声/データ/画像のメディア情報種別、
    メディア情報毎に設定される符号化方式、テキスト/プ
    ログラム形式、インタフェース種別、ピーク/平均速
    度、絶対遅延時間/遅延時間、揺らぎ/情報欠落比率に
    関わる通信品質または通信コストの属性を示すデータ、
    メディア情報間並びに該メディア情報毎の属性データ内
    の優先順位の中の一部または全てが含まれることを特徴
    とする請求項11記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 中継装置は、複数台の送信元端末が接
    続され該複数台の送信元端末から送信されてきた属性デ
    ータとマルチメディア情報を一つまたは複数のマルチメ
    ディア情報に合成し、かつ一つまたは複数台の送信先端
    末各々に対応するよう前記マルチメディア情報の少なく
    とも一部を変換処理する手段を具備することを特徴とす
    る請求項11記載の通信システム。
  14. 【請求項14】 変換処理には、複数のメディア情報間
    に跨る変換も含まれることを特徴とする請求項11また
    は13記載の通信システム。
  15. 【請求項15】 センター端末と複数台のローカル端末
    とがネットワークを介して接続可能に構成された通信シ
    ステムにおいて、 前記センター端末が、 ローカル端末へデータ送信中に別のローカル端末からの
    データ送信要求を受け付ける手段と、 前記要求に対する送信データの送信開始が可能となる時
    間を算出する手段と、 前記算出された時間を送信する手段とを具備し、 前記ローカル端末が、前記センター端末から送信された
    送信開始可能時間によりデータ送信を再要求する手段を
    具備することを特徴とする通信システム。
  16. 【請求項16】 センター端末またはローカル端末に、
    アクセス要求を予約できる手段、予約時間後回線を設定
    する手段、アクセス要求に条件を指定できる手段の一部
    または全てを含めることを特徴とする請求項15記載の
    通信システム。
  17. 【請求項17】 一つまたは複数のメディア情報を蓄積
    し通信手段を介してアクセス可能なマルチメディア情報
    データベースを有する通信システムにおいて、 該マル
    チメディア情報通信に関する属性データとともに該マル
    チメディア情報を保存する少なくとも一つのセンター蓄
    積手段と、 上記センター蓄積手段に上記通信手段を介して接続され
    た少なくとも一つのローカル蓄積手段と、 ユーザがアクセスを要求したマルチメディア情報が蓄積
    されているセンター蓄積手段およびローカル蓄積手段の
    中からユーザが要求する属性データおよび上記通信手段
    が対応可能な属性データと照合することによって最適な
    蓄積手段を選択する選択手段とを具備し、 該最適な蓄積手段から該ユーザに該マルチメディア情報
    を上記通信手段により伝送することを特徴とする通信シ
    ステム。
  18. 【請求項18】 属性データには、マルチメディア情報
    通信に関する音声/データ/画像のメディア情報種別、
    メディア情報毎に設定される符号化方式、テキスト/プ
    ログラム形式、インタフェース種別、ピーク/平均速
    度、絶対遅延時間/遅延時間、揺らぎ/情報欠落比率に
    関わる通信品質または通信コストの属性を示すデータ、
    メディア情報間並びにメディア情報毎の属性データ内の
    優先順位の中の一部または全てが含まれていることを特
    徴とする請求項17記載の通信システム。
  19. 【請求項19】 センター蓄積手段とローカル蓄積手段
    とは、論理的ループ状またはリング状の通信手段により
    接続されることを特徴とする請求項17記載の通信シス
    テム。
  20. 【請求項20】 一つまたは複数のメディア情報を蓄積
    し通信手段を介してアクセス可能なマルチメディア情報
    データベースを有する通信システムにおいて、 該マル
    チメディア情報を記憶する記憶手段と、 該記憶手段からマルチメディア情報を読み出して出力す
    る読み出し手段と、 該読み出し手段へ読み出しの指示をするとともに過去に
    読み出した情報の管理情報を一時記憶する読み出し管理
    手段と、 該読み出し管理手段に接続されて端末とのインタフェー
    スを制御する端末I/F手段と、 該I/F手段に接続される端末手段と、 前記読み出し手段に接続されて情報を受け取って一時記
    憶した後で、受け取った順番に該情報を出力する少なく
    とも一つの遅延伝送手段とを有し、 前記端末からの情報要求が有ったときに、該要求された
    情報が要求時点から規定時間前の時刻から要求のあった
    時刻までの間に提供された記録がない場合には該情報を
    記憶手段から読み出して端末I/F手段を通じて端末に
    供給し、 前記端末からの情報要求が有ったときに、該要求された
    情報が要求時点から規定時間前の時刻から要求のあった
    時刻までの間に提供された記録が有る場合には、該情報
    の出力記録から該情報の取り出し位置とタイミングを前
    記端末I/F手段に通知し、該端末I/F手段は該取り
    出し位置とタイミング位置に従って該当する遅延伝送手
    段から情報を受け取って端末に供給することを特徴とす
    る通信システム。
  21. 【請求項21】 一つまたは複数のメディア情報を蓄積
    し通信手段を介してアクセス可能なマルチメディア情報
    データベースを有する通信システムにおいて、 該マルチメディア情報を記憶する記憶手段と、 該記憶手段からマルチメディア情報を読み出して出力す
    る読み出し手段と、 該読み出し手段へ読み出しの指示をするとともに過去に
    読み出した情報の管理情報を一時記憶する読み出し管理
    手段と、 該読み出し管理手段に接続されて端末とのインタフェー
    スを制御する端末I/F手段と、 該I/F手段に接続される端末手段と、 情報を受け取って一時記憶した後で受け取った順番に該
    情報を出力する少なくとも一つの遅延伝送手段と、 該遅延伝送手段からの出力と読み出し管理手段から出力
    されるマルチメディア情報とを選択して出力する情報切
    り替え更新手段とを有し、 前記端末からの情報要求が有ったときに、該要求された
    情報が情報切り替え更新手段と遅延伝送手段と該情報切
    り替え更新手段からなるループ状の伝送路内に有効に存
    在しない場合は、該情報を記憶手段から読み出して端末
    I/F手段を通じて端末に供給し、 前記端末からの情報要求が有ったときに、該要求された
    情報が情報切り替え更新手段と遅延伝送手段と伝送誤り
    更新手段とからなるループ状の伝送路内に有効に存在す
    る場合は、該情報の取り出し位置とタイミングを端末I
    /F部に通知し、該端末I/F手段は該取り出し位置と
    タイミング位置に従って該当する遅延伝送手段から情報
    を受け取って端末に供給することを特徴とする通信シス
    テム。
  22. 【請求項22】 遅延伝送手段としてセンター装置と通
    信回線で接続されるローカル装置を用い、情報の取り出
    し位置を受けた端末局が該当するセンター装置またはロ
    ーカル装置からマルチメディア情報を受け取ることを特
    徴とする請求項20または21記載の通信システム。
JP7235810A 1995-09-13 1995-09-13 通信システム Withdrawn JPH0983565A (ja)

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