JPH0969818A - 光伝送装置 - Google Patents

光伝送装置

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JPH0969818A
JPH0969818A JP7223819A JP22381995A JPH0969818A JP H0969818 A JPH0969818 A JP H0969818A JP 7223819 A JP7223819 A JP 7223819A JP 22381995 A JP22381995 A JP 22381995A JP H0969818 A JPH0969818 A JP H0969818A
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JP
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optical
level
slave stations
station
signal
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JP7223819A
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Inventor
Masatoshi Nakao
雅俊 中尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、ダイナミックレンジの拡大、伝
送速度の高速化に対応できるようにする。 【解決手段】光分配器12により子局111 〜11n と接続
し、各子局111 〜11n 毎にタイムスロットを割り当て
て、時分割多重で光信号の送受信を行う親局14の光伝送
装置において、光レベル調整部142 により各子局111 〜
11n との光信号レベルを調整可能とし、ここで調整され
た光信号を光送受信器141 で受信し、受信レベル測定部
145 でその受信レベルから子局111 〜11n 毎の光レベル
を測定し、光レベル制御部144 で各タイムスロットにつ
いて測定レベルが規定値となるように光レベル調整部14
2 の調整量を制御する。メモリ143 には各子局111 〜11
n の識別番号と光レベル調整値を蓄積しておき、実際の
通信の際にメモリ143 に蓄積された光レベル調整値によ
り光レベルを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の子局と時分
割多重通信あるいは波長多重通信を行う親局の光伝送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、情報機器の発達に伴い、各加入者
までの伝送容量を増やす方法が考えられており、光ファ
イバで各加入者までを接続する光アクセス方式の検討が
盛んである。光アクセス方式実現の最大の課題はシステ
ム低価格化である。
【0003】図11に従来の光通信システムの一例を示
す。このシステムは、複数の子局111〜11nを光分
配器12を用いて親局13と接続したもので、親局13
の装置の共有化ができるため、有望な実現手段のひとつ
である。
【0004】ところで、上記のシステム構成では、各子
局111〜11nに対する信号は、例えば図中に示すよ
うに時分割多重されて親局13へ送出される。ところ
が、光分配器12から子局111〜11nまでの損失と
光分配器12の分配損失の違いから、各子局111〜1
1nから親局13に到達する信号のレベルにばらつきが
生じる。同様に、親局13から子局111〜11nへの
信号についても、各子局111〜11nでの受信レベル
が互いに異なる。この様子を図11を参照して説明す
る。
【0005】親局13は各子局111〜11n向けの信
号を時間軸上に多重して出力している。このとき、各子
局111〜11n向けに送信される信号の振幅はどれも
等しい。ここで、子局111は親局13に極めて近い位
置に設置され、光分配器12の分配損失も小さく、子局
112は親局から遠くに配置され、光分配器12の分配
損失が大きいと仮定する。尚、子局11nについては、
子局111,112に比して中間の位置に設置され、光
分配器12の分配損失も両者の中間程度であるものとし
て図示する。
【0006】このとき、子局111への信号は殆ど損失
なく伝送されるため、親局13から出力された信号はほ
とんど減衰せずにそのままで到達する。逆に子局112
への信号に対しては損失が大きいために、親局13から
出力された信号は大きく減衰する。
【0007】この結果、子局111と子局112とでは
受信する信号のレベルが大きく異なることになる。同様
に、各子局111〜11nから出力される信号がほぼ同
レベルに設定されていたとしても、親局13では、子局
111からの信号は大きく、子局112からの信号は小
さくなってしまう。
【0008】このように、親局13では図11に示した
ようにレベルの大きく異なる信号を連続して受信する必
要が生じる。このようにレベルの大きく異なる信号を続
けて受信した場合、図12(a)に示すように入力光信
号のレベルが変化した瞬間に、図12(b)に示すよう
に受信波形が大きく変化してしまい、場合によってはレ
ベル変化直後は受信不能となってしまう。
【0009】このような場合に親局で安定に受信するた
めには、各子局からの信号の間にガードタイムを設け、
また各信号の先頭にプリアンブルと呼ばれるビット列を
設けて、ガードタイムやプリアンブル期間内に受信器の
利得や識別レベルを調整する方法がとられている。
【0010】しかし、伝送速度を高速化するためには、
ガードタイムやプリアンブルはできるだけ短くすること
が必要である。このため、従来は短いプリアンブルと短
いガードタイムでも安定に受信できるようにするため
に、受信信号に高速に応答して利得や識別レベルを調整
できる受信器が必要であった。ところが、このような受
信器は回路構成が複雑であり、伝送速度の上昇に耐えら
れない。したがって、より簡単で安定に受信できる方式
が求められている。
【0011】ここで、複数の子局間で信号のレベルが異
なるシステムに対しては、例えば、特開平5−5600
2号公報に記載されているように、各送信器の送信レベ
ルを変化させる方法が考えられている。
【0012】しかし、この方法では、子局毎に送信レベ
ルを変化させる手段が必要となる。送信レベルを変化さ
せるためにLDの出力レベルを変化させる方法では、ダ
イナミックレンジを広くするには特殊なLDが必要とな
る。また、子局に光減衰器を使用する方法も、部品点数
が増大し、装置も大型化する。特に、各子局は加入者宅
に設置されるため、小型化・低消費電力化が非常に重要
である。したがって、上記公報に記載される方法は、子
局の回路規模を増大させて、装置の大型化をもたらすた
めに好ましくない。
【0013】また、特開平5−276144号公報には
親局側に光の可変減衰器を設置して子局の負担を減らす
技術が記載されているが、各子局と接続される伝送線路
それぞれに対し、一つずつの光減衰器を使用しているた
めに、光減衰器の設置場所が子局から親局に移動しただ
けで、システム全体での部品点数は変化しない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように親局
が複数の子局と光通信を行うための従来の光伝送装置に
おいては、各子局との伝送距離、伝送損失の違いによ
り、各子局からの光信号レベルが異なるため、場合によ
っては受信不能に陥ることがあった。一方、各子局に対
して同一レベルで送信しているため、子局毎に受信レベ
ルが異なり、子局側でダイナミックレンジを広くする等
の処置が必要であり、子局側の負担が多くなっていた。
また、これらの問題を解決する従来技術では、装置の大
型化、複雑化を免れず、さらには伝送速度の高速化に対
応できないという問題もあった。
【0015】本発明の課題は上記の問題を解決し、簡単
な構成で、ダイナミックレンジの拡大、伝送速度の高速
化に対応できる、親局に用いて好適な光伝送装置を提供
することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、光分岐手段により複数の子局と接続
し、各子局毎にタイムスロットを割り当てて、時分割多
重で光信号の送受信を行う親局の光伝送装置において、
前記複数の子局との間で授受される光信号の光レベルを
制御信号に応じて調整する光レベル調整部と、この光レ
ベル調整部で調整された光信号を受信する光受信器と、
この光受信器の受信レベルから子局毎の光レベルを測定
する受信レベル測定部と、前記複数の子局のそれぞれの
タイムスロットについて、前記受信レベル測定部で測定
される光レベルが規定値となるように前記光レベル調整
部の調整量を制御する光レベル制御部とを具備して構成
される。
【0017】さらに、前記受信レベル測定部の測定結果
に対応する調整値を格納する記憶手段を備え、前記光レ
ベル制御部はタイムスロット毎に前記記憶手段から調整
値を読出して前記光レベル調整部にその調整値を設定す
るようにしたことを特徴とする。
【0018】前記受信レベル測定部は、前記複数の子局
それぞれが前記親局との通信回線設定時に送出する測定
用光信号の受信時のレベルを測定することを特徴とす
る。前記受信レベル測定手段は、前記測定用光信号が子
局の識別番号を表すとき、測定時にその識別信号を判別
し、前記記憶手段はその識別番号と前記調整値を関連付
けて記憶するようにしたことを特徴とする。
【0019】この場合、前記光レベル制御手段は、前記
子局への光信号送信時にその子局の識別番号を基に前記
記憶手段から前記調整値を読出して前記光レベル調整部
にその調整値を設定するようにしたことを特徴とする。
【0020】前記光レベル調整部は、光吸収型の半導体
変調器あるいは半導体光増幅器で構成されることを特徴
とする。すなわち、この発明による光伝送装置では、複
数の子局からの光受信レベルを測定する手段と、測定し
た光受信レベルに応じて光レベルを調整することのでき
る光レベル調整部を具備し、各子局との通信の際に、測
定した光受信レベルをもとに光レベルを調整する。
【0021】通信回線を設定する際に子局から光レベル
測定用信号を発出するようにし、親局では光レベル測定
用信号を受信したときに光レベル測定用信号を発出した
子局の識別番号(ID)と光レベル調整値を記憶手段
(メモリ)に蓄積し、実際の通信の際には記憶手段に蓄
積された光レベル調整値により光レベルを調整できるよ
うにする。
【0022】上記構成による光通信装置では、光受信レ
ベルを子局毎に測定し、各子局との通信毎に各子局に対
して適切な光レベルになるように、光レベル調整部で光
レベルを調整することにより、親局での高速の利得制御
や識別閾値制御を不要にしている。
【0023】光受信レベルの調整は、子局一親局間の通
信回線設定時に子局から比較的長いプリアンブルとID
を送出することにより、低速の制御回路で実現できる。
このとき該当する子局のIDと光レベル調整値を記憶手
段に蓄積し、実際の通信の際には記憶手段に蓄積された
光レベル調整値を参照して光レベルを調整する。これに
より、通常の通信時においてプリアンブル及びガードタ
イムを短〈することが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図10を参照して詳細に説明する。但し、 図1に
おいて、図11と同一部分には同一符号を付して示し、
ここでは異なる部分を中心に説明する。
【0025】図1は第1の実施形態として本発明に係る
光伝送装置を前述の光通信システムに適用した場合の構
成を示すもので、14は本実施形態の特徴とする親局で
ある。この親局14では、光送受信器141を光レベル
調整部142を介して光分配器12と光接続している。
メモリ143には予め子局111〜11nに付与された
子局識別用IDと送信レベルとの関係がテーブル化され
て格納されている。
【0026】送信信号を送出する際には、メモリ143
から送信先IDに対応する送信レベルを読み出し、光レ
ベル制御部144を通じて光レベル調整部142の調整
量を可変制御する。また、光送受信器141で得られる
受信信号は受信レベル測定部145でその受信レベルが
測定されており、その測定結果は光レベル制御部144
に送られる。光レベル制御部144は受信レベルが一定
となるように上記光レベル調整部142の調整量を可変
制御する。
【0027】すなわち、上記親局14は光分配器12に
より複数の子局111〜11nと同時に接続される。こ
のとき、子局111〜11nの送信レベルのばらつき
や、光分配器12から子局111〜11nまでの損失の
ばらつき、光分配器12の分配ばらつきがあると、親局
14での受信レベルには差が生じる。この様子を図2に
示す。また、各子局111〜11nからの信号は、図3
に示すように時分割多重されており、各子局111〜1
1nはそれぞれ親局14と通信するタイムスロットを割
り当てられ、複数の子局111〜11nの信号が衝突し
ないように制御される。
【0028】通信回線を設定するに当たり、子局111
〜11nでは通信に使用されていないタイムスロットあ
るいは自局に割り当てられたタイムスロットに、レベル
調整用信号を送出する。レベル調整用信号は、例えば図
4(a)に示すように比較的長いプリアンブルと子局識
別用IDから構成される。親局14では図4(b)に示
すように、受信レベル測定部145で測定される受信レ
ベル(振幅)が規定された範囲内に収まるように、光レ
ベル調整部142により光送受信器141に入力される
光レベルを調整する。その後、識別したIDとそれに対
応する光レベル調整値をメモリ143に蓄積する。
【0029】この場合、親局14では比較的長いプリア
ンブル期間中に光レベルを調整すればよいため、このと
きの光レベルの調整は高速である必要がなく、光レベル
制御部144も高速である必要がない。
【0030】通信回線が設定されて、実際に通信が開始
されると、先に記憶した子局識別用IDと光レベル調整
値を基に光レベル調整を行う。すなわち、親局14では
各子局111〜11nに割り当てたタイムスロットを記
憶しているため、ある時刻でどの子局と通信を行うかが
予めわかっている。また、各子局111〜11nに対す
る光レベルの調整値も記憶されているから、例えば図5
(a)に示す光送受信器141の入出力について、図5
(b)に示すように、各タイムスロットに応じて最適な
光レベルに調整する。
【0031】すなわち、伝送損失(分岐損失を含む)の
小さい子局111に対しては、親局14から子局111
への信号を送出するタイムスロットおよび子局111か
らの信号を受信するタイミングで光レベル調整部142
での減衰量を最大あるいは増幅率を最小にする。逆に、
伝送損失(分岐損失を含む)の大きい子局112に対し
ては、親局14から子局112への信号を送出するタイ
ムスロット及び子局112からの信号を受信するタイミ
ングで光レベル調整部142での減衰量を最小あるいは
増幅率を最大にする。
【0032】このようにすると、通常の通信を行ってい
る状態で親局14の光送受信器141に入力される光レ
ベルは子局によらずほぼ一定になり、電気での高速の利
得制御や閾値制御が不要になる。
【0033】また、親局14から子局111〜11nへ
伝送される信号は、各子局111〜11nの入力端でほ
ぼ同一のレベルとなり、子局111〜11nの受信器に
要求されるダイナミックレンジは小さくなり、子局11
1〜11nの受信器の回路規模の縮小につながる。
【0034】また、子局111〜11nと親局14の最
小受光レベルの違いあるいは子局111〜11nと親局
14の送信レベルの違いによって、送信のタイムスロッ
トに対する光レベル調整と受信のタイムスロットに対す
る光レベル調整は、一定の関係を持たせて異なる値とす
ることができる。
【0035】さらに、受信レベル測定部145は実際の
通信中にも受信する光レベルを測定し、光レベル制御部
144は常に光送受信器141に入力される光レベルが
一定の範囲内に収まるように光レベル調整部142を制
御し、メモリ143に蓄積されている光レベル調整値を
更新する。
【0036】ところで、図5には、上り下りの信号を時
間をわけて多重するTCM通信のフォーマットを示した
が、上り下りを物理的に別の伝送路で伝送する方式や、
波長多重により上り下りの波長を異ならせて伝送する方
式に対しても、送信側、受信側で別々に光レベル調整部
を設けることにより対応できる。
【0037】図6は波長多重により上り下りの多重を行
う場合の本発明の第2の実施形態を示すもので、15は
本実施形態の特徴とする親局である。この親局15で
は、光送信器151から送出される第1の波長の光信号
を、第1の光レベル調整部152によりレベル調整し、
波長多重分岐器153により回線上に波長多重して、光
分配器12を介して各子局111〜11nに伝送する。
また、各子局111〜11nから光分配器12を介して
伝送される第1の波長とは異なる第2の波長の光信号を
波長多重分岐器153で受信系に分岐し、第2の光レベ
ル調整部154で光レベルを調整した後、光受信器15
5で受信する。
【0038】メモリ156には予め子局111〜11n
に付与された子局識別用IDと送信レベルとの関係がテ
ーブル化されて格納されており、送信信号を送出する際
には、メモリ156から送信先IDに対応する送信レベ
ルを読み出し、光レベル制御部157を通じて第1の光
レベル調整部152の調整量を可変制御する。
【0039】また、光受信器155で得られる受信信号
は受信レベル測定部158でその受信レベルが測定され
ており、その測定結果は光レベル制御部157に送られ
る。光レベル制御部157は受信レベルが一定となるよ
うに上記第2の光レベル調整部154の調整量を可変制
御する。
【0040】上記構成によれば、波長多重により双方向
に光伝送する方式において、送信側、受信側で別々に第
1、第2の光レベル調整部152,154を設けるよう
にしているので、第1の実施形態と同様に、適性レベル
で光送受信が可能となる。
【0041】前述の光レベル調整部152,154及び
光送受信器141としては、具体的には図7に示す回路
構成により集積化できる。図7において、光吸収型の半
導体変調器21は光レベル調整部を構成する。また、光
合分波器22、LD(レーザダイオード)23及びPD
(フォトダイオード)24は光送受信器を構成する。
【0042】光送受信器に入射してきた光は、半導体変
調器21で所望の減衰を与えられ、光合分波器22で受
信系に分岐され、PD24で電気信号に変換される。ま
た、LD23で光に変換された送信信号は、光合分波器
22を介して半導体変調器21に入力され、所望の減衰
を与えられて出力される。半導体変調器21は光吸収型
であるため、レベル制御信号によりレベル減衰量を適宜
調整することが可能である。
【0043】ここで、LDにはPD兼用型(モニタ用P
D内蔵型)を用いることができる。この場合の構成を図
8に示す。このようにPD兼用型LD25を用いた場
合、送受信器内の光合分波器を省略できる。さらに、図
9に示すように半導体変調器21はPD兼用型LD25
と集積して単一の部品にすることができる。
【0044】尚、上記の具体例では光レベル調整部とし
て吸収型の半導体変調器を用いた場合を説明したが、半
導体光増幅器を使用すれば、光の増幅効果を利用するこ
ともできる。また、ガードタイムが十分にとれれば、機
械式の光減衰器でも十分利用できる。
【0045】また、光送受信器と光レベル調整部は、図
10のようにPD26とLD27を配置することによっ
ても実現できる。すなわち、受信の場合、光信号はLD
27を透過してPD26に入力される。その際に、LD
27に印加するバイアス電圧を変えることにより、LD
27を半導体増幅器や減衰器として使用できる。また送
信の場合には、単にLD27の送信レベルを変えること
になる。もちろん、PD26を導波路型のPDとして、
図9に示したのと同様の手法でLDとPDを集積するこ
ともできる。
【0046】従来の方式では、レベルの異なる信号を連
続して受信するためにプリアンブルやガードタイムが必
要であった。しかし、本方式では親局の受信部に入力さ
れる光レベルが一定となるため、受信部の利得や閾値は
どのタイムスロットでも概略同じにできる。
【0047】このため、本方式を用いた光通信システム
において、伝送速度が十分に低速の場合や、各子局から
親局に伝送される信号の同期がビット単位でとれている
場合には、プリアンブルやガードタイムを不要とするこ
とができることはあきらかである。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、通
信に先立ち行われる回線設定時に、比較的長いプリアン
ブルを用いて光レベルを測定し、この光レベルに応じて
光受信器に入力される光レベルおよび光送信レベルを調
整しており、比較的長いプリアンブルを使用できるた
め、高速の利得制御や識別レベルの制御を省略すること
ができる。
【0049】また、光レベルの調整値は一旦メモリに蓄
積され、各子局との通信の際に該当する光レベルの調整
値を読み出して調整するために、通常の通信においては
親局の光受信器に入力される光レベルはほぼ一定となる
ため、簡単な構成の受信器で安定に受信できる。
【0050】また、親局の送信レベルも受信時の制御と
同様に子局毎に調整できるため、子局の光受信器に要求
されるダイナミックレンジを小さくすることができ、よ
り簡単な回路構成で子局の光受信器を実現することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光通信システムの第1の実施形態
の構成を示す系統図。
【図2】同実施形態において、親局と子局との間で送受
信光レベルがばらつく様子を示す図。
【図3】同実施形態において、親局から複数の子局への
下り信号と、各子局から親局への上り信号の時分割多重
の様子を示す図。
【図4】同実施形態における光レベルの調整方法を説明
するための図。
【図5】同実施形態の親局において、光送受信器の入出
力信号について光レベル調整した様子を示す図。
【図6】本発明に係る光通信システムの第2の実施形態
の構成を示す系統図。
【図7】第1、第2の実施形態に用いられる光レベル調
整部及び光送受信器の具体的な構成を示す図。
【図8】第1、第2の実施形態に用いられる光レベル調
整部及び光送受信器の具体的な構成を示す図。
【図9】第1、第2の実施形態に用いられる光レベル調
整部及び光送受信器の具体的な構成を示す図。
【図10】第1、第2の実施形態に用いられる光レベル
調整部及び光送受信器の具体的な構成を示す図。
【図11】従来の親局に複数の子局が接続される光通信
システムの一例を示す系統図。
【図12】従来の光通信システムにおいてレベルの異な
る信号を受信した際の受信波形を示す図。
【符号の説明】
111〜11n…子局 12光分配器 13,14,15…親局 141…光送受信器 142…光レベル調整部 143…メモリ 144…光レベル制御部 145…受信レベル測定部 151…光送信器 152…第1の光レベル調整部 153…波長多重分岐器 154…第2の光レベル調整部 155…光受信器 156…メモリ 157…光レベル制御部 158…受信レベル測定部 21…半導体変調器 22…光合分波器 23,27…LD(レーザダイオード) 24,26…PD(フォトダイオード) 25…PD兼用型LD

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光分岐手段により複数の子局と接続し、各
    子局毎にタイムスロットを割り当てて、時分割多重で光
    信号の送受信を行う親局の光伝送装置において、 前記複数の子局との間で授受される光信号の光レベルを
    制御信号に応じて調整する光レベル調整部と、 この光レベル調整部で調整された光信号を受信する光受
    信器と、 この光受信器の受信レベルから子局毎の光レベルを測定
    する受信レベル測定部と、 前記複数の子局のそれぞれのタイムスロットについて、
    前記受信レベル測定部で測定される光レベルが規定値と
    なるように前記光レベル調整部の調整量を制御する光レ
    ベル制御部とを具備することを特徴とする光伝送装置。
  2. 【請求項2】さらに、前記受信レベル測定部の測定結果
    に対応する調整値を格納する記憶手段を備え、前記光レ
    ベル制御部はタイムスロット毎に前記記憶手段から調整
    値を読出して前記光レベル調整部にその調整値を設定す
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の光伝送装
    置。
  3. 【請求項3】前記受信レベル測定部は、前記複数の子局
    それぞれが前記親局との通信回線設定時に送出する測定
    用光信号の受信時のレベルを測定することを特徴とする
    請求項1記載の光伝送装置。
  4. 【請求項4】前記受信レベル測定手段は、前記測定用光
    信号が子局の識別番号を表すとき、測定時にその識別信
    号を判別し、前記記憶手段はその識別番号と前記調整値
    を関連付けて記憶するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の光伝送装置。
  5. 【請求項5】前記光レベル制御手段は、前記子局への光
    信号送信時にその子局の識別番号を基に前記記憶手段か
    ら前記調整値を読出して前記光レベル調整部にその調整
    値を設定するようにしたことを特徴とする請求項4記載
    の光伝送装置。
  6. 【請求項6】前記光レベル調整部は、光吸収型の半導体
    変調器で構成されることを特徴とする請求項1記載の光
    伝送装置。
  7. 【請求項7】前記光レベル調整部は、半導体光増幅器で
    構成されることを特徴とする請求項1記載の光伝送装
    置。
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