JPH0962840A - 画像照合方法と画像照合装置 - Google Patents

画像照合方法と画像照合装置

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JPH0962840A
JPH0962840A JP7245535A JP24553595A JPH0962840A JP H0962840 A JPH0962840 A JP H0962840A JP 7245535 A JP7245535 A JP 7245535A JP 24553595 A JP24553595 A JP 24553595A JP H0962840 A JPH0962840 A JP H0962840A
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JP7245535A
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Akihito Nakayama
明仁 中山
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Sony Corp
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    • G06V40/1365Matching; Classification
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/117Identification of persons
    • A61B5/1171Identification of persons based on the shapes or appearances of their bodies or parts thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルデータとして取り込まれた照合用画
像と、デジタルデータとして記憶されている参照用画像
を比較的簡単にかつ確実に照合することができる画像照
合方法と画像照合装置を提供すること。 【解決手段】 照合用画像中又は参照用画像中から、複
数の一次元情報を抽出する画像情報抽出手段100と、
これらの一次元情報を相手の照合用画像又は参照用画像
と照合させて、各々の一次元情報についてデータの一致
率が設定値以上になる箇所の位置情報群を求める位置情
報群決定手段200と、各一次元情報について求められ
た位置情報群間に、抽出した一次元情報の相対位置関係
と一致する場合に、または規定のバラツキ内の相対位置
関係を持ったデータの組み合わせが存在する場合に、照
合用画像と参照用画像が同一であると判定する判定手段
300と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルデータと
して取り込まれた照合用画像と、デジタルデータとして
記憶されている参照用画像とを照合するための画像照合
方法と画像照合装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】照合用の画像と参照用の画像を比較する
場合として、例えば指紋を照合する場合においては、指
から取り込まれた照合用の指紋の画像と、予め記憶され
ている参照用の指紋の画像が、それぞれの画像から特徴
点を抽出してその部分に着目することにより照合を行
う。従来のこのような画像の照合は、画像の濃淡や、画
像の白黒の本数や線の角度情報などに基づいて、照合用
の指紋画像と参照用の指紋画像を照合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の照合方式では、照合用画像と参照用画像の特徴点
を抽出したり、白黒の本数を数えたり、あるいは画像の
白黒部分の角度の情報を得たりあるいは、画像の濃淡を
計算する必要があるので、複雑な計算処理が必要であ
る。又その処理に時間が掛り、処理装置が大規模になる
とともに、高速の中央演算装置が必要となってしまうと
いう欠点がある。従来特徴点として用いているのは、例
えば画像上の線の分岐点などである。
【0004】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、デジタルデータとして取り込まれ
た照合用画像と、デジタルデータとして記憶されている
参照用画像を比較的簡単にかつ確実に照合することがで
きる画像照合方法と画像照合装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、デジタルデータとして取り込まれた照合用画像
と、デジタルデータとして記憶されている参照用画像
と、を照合する際に、照合用画像中又は参照用画像中か
ら複数の一次元情報を抽出し、これらの一次元情報を相
手の照合用画像又は参照用画像と照合させて、各々の一
次元情報についてデータの一致率が設定値以上になる箇
所の位置情報群を求め、各一次元情報について求められ
た位置情報群間において、抽出した一次元情報の相対位
置関係と一致するか、または規定のバラツキ内の相対位
置関係を持ったデータの組み合わせが存在する場合に、
照合用画像と参照用画像が同一であると判定する、画像
照合方法により、達成される。
【0006】本発明では、照合用画像又は参照用画像か
ら複数の一次元情報を抽出して、これらの一次元情報を
相手の画像と照合させる。これによりそれぞれの一次元
情報についてのデータの一致率が設定基準になった箇所
(点)の位置情報群を求める。そして、位置情報群間に
おいて、抽出した一次元情報の相対位置関係と一致する
か、又は規定のバラツキ内の相対位置関係を持ったデー
タの組み合わせがある場合には、照合用画像と参照用画
像が同一であると判定する。これにより、デジタルデー
タとして取り込まれた照合用画像とデジタルデータとし
て記憶されている参照用画像を照合して、照合用画像と
参照用画像が同一であるかどうかを確実に判定すること
ができる。
【0007】上記目的は、本発明にあっては、デジタル
データとして取り込まれた照合用画像と、デジタルデー
タとしてあらかじめ記憶されている参照用画像と、を照
合するための画像照合装置であり、照合用画像中又は参
照用画像中から、複数の一次元情報を抽出する画像情報
抽出手段と、これらの一次元情報を相手の照合用画像又
は参照用画像と照合させて、各々の一次元情報について
データの一致率が設定値以上になる箇所の位置情報群を
求める位置情報群決定手段と、各一次元情報について求
められた位置情報群間に、抽出した一次元情報の相対位
置関係と一致する場合に、または規定のバラツキ内の相
対位置関係を持ったデータの組み合わせが存在する場合
に、照合用画像と参照用画像が同一であると判定する判
定手段と、を備える画像照合装置により、達成される。
【0008】本発明では、画像情報抽出手段が、照合用
画像又は参照用画像から複数の一次元情報を抽出する。
位置情報群決定手段は、得られた複数の一次元情報を相
手の画像と照合させて、それぞれの一次元情報について
データの一致率が設定値以上になる箇所の位置情報群を
求める。そして判定手段は、位置情報群間に、抽出した
一次元情報の相対位置関係と一致する場合に、又は規定
のバラツキ内の相対位置関係を持ったデータの組み合わ
せが存在する場合に、照合用画像と参照用画像が同一で
あると判定する。これにより、デジタルデータとして取
り込まれた照合用画像とデジタルデータとして記憶され
ている参照用画像を照合して、照合用画像と参照用画像
が同一であるかどうかを確実に判定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0010】以下に説明する実施の形態1乃至実施の形
態3は、画像照合装置が、指紋の照合に適用される例で
ある。発明の実施の形態1 図1は、画像を取り込もうとする対象物である指Fの指
紋の画像を取り込んで、図3の画像照合装置に供給する
ための指紋画像取り込み部100aを示している。
【0011】図1に示す指紋画像取り込み部100a
は、三角プリズムTPと光源LTおよびCCD(電荷結
合素子)カメラ1を備えている。光源LTからの光は、
三角プリズムTPにθの角度で入射し、やはりθの角度
で全反射してCCDカメラ1に指Fの指紋を取り込むよ
うになっている。この場合に、光源LTの光は、指紋の
隆起部分で乱反射して、指紋の谷部で全反射する。これ
らの指紋の隆起部分と谷部分での反射光をCCDカメラ
1に結像させると、隆起部分CVが図2に示すように暗
くなり、谷部分CCが明るい指紋画像FGを得ることが
できる。図2は、この指紋画像FGが2値化された画像
の例である。図2の画像の例では、暗い部分が黒で示さ
れ、明るい部分が白で示されている。従って、黒い部分
は指紋の隆起部分CVであり、明るい部分は指紋の谷部
分CCである。
【0012】図1のCCDカメラ1によって取り込まれ
た指紋画像情報において、図5に示すように、水平方向
がX方向であり、垂直方向がY方向とすれば、このX方
向、Y方向のそれぞれについて256サンプリングして
量子化するものとする。これにより、図2の指紋画像F
Gは、図5に示すように座標化でき、指紋画像FGの任
意の情報がX方向、Y方向の2つの座標を用いて表わす
ことができる。なお、本画像照合装置では、サンプル数
を256にしているが、これに限らず、サンプル数は画
像中の隆線本数や白黒の数によって、それぞれの指紋照
合装置毎に最適化することができる。
【0013】次に、図3を参照する。図3は、本発明の
画像照合装置の好ましい実施の形態を示すシステムブロ
ック図である。図3において、指紋照合装置として用い
る画像照合装置は、画像情報抽出手段100、位置情報
群決定手段200、および判定手段300などを有して
いる。画像情報抽出手段100は、指紋画像取り込み部
100a、コンパレータ5、データ取り込み用シフトレ
ジスタ6、照合データ用RAM7、参照データ用EEP
ROM8により構成されている。
【0014】CCDカメラ1は、指紋画像を結像させて
映像信号VSに変換するもので、同期信号SSと映像信
号VSを出力する。同期信号SSは後で述べるコントロ
ーラ4に付与される。又映像信号VSは、コンパレータ
5のマイナス入力端子側に入力される。このコンパレー
タ5は、CCDカメラ1からの映像信号VSをリファレ
ンス値としてデータを2値化する回路であり、データは
シリアルデータとしてデータ取り込み用シフトレジスタ
6に供給される。データ取り込み用シフトレジスタ6
は、コンパレータ5で2値化されたシリアルデータをパ
ラレルデータに変換するものであり、パラレルに変換さ
れたデータは、指紋の照合画像の場合にはデータバスD
Bを介して照合データ用RAM7に転送され、そうでな
く指紋の参照画像の場合は参照データ用EEPROM8
に転送して記憶するようになっている。
【0015】つまり、照合データ用RAM7は、図1の
ようにして指Fから取り込んで2値化された指紋の照合
用画像データを記憶しておくランダムアクセスメモリで
ある。参照データ用EEPROM8は、2値化された指
紋の参照用画像データを記録しておく読出し専用メモリ
(電気的消去可能なプログラマブルリードオンリーメモ
リ)である。
【0016】これにより、指紋の参照用の2値化された
画像データは、参照データ用EEPROM8に転送して
記憶される一方、指紋の照合用画像の2値化されたデー
タは、照合用RAM7に転送して記憶するようになって
いる。これにより、参照(登録)用データ取り込み時に
は、映像信号VSをコンパレータ5で2値化して、シフ
トレジスタ6でシリアル−パラレル変換して得られる2
値化データが、参照データ用EEPROM8に記憶され
る。また照合データ取り込み時には、シリアル−パラレ
ル変換されたデータが照合データ用RAM7に転送して
記憶される。なお、この照合および参照の切り換えは、
中央処理装置3が外部の入出力部2からの情報を基にし
て行う。また実際の照合データ用RAM7と参照データ
用EEPROM8のコントロールは、コントローラ4が
行う。このコントローラ4は、メモリコントローラ兼シ
フトレジスタコントローラの役割を果たす。なお、デー
タ取り込み用シフトレジスタ6には、コントローラ4か
らシフトクロックが与えられる。
【0017】次に、図3の位置情報群決定手段200
は、次のような構成になっている。コントローラ4は、
中央処理装置(以下CPUという)3、照合アドレス用
RAM9、参照用シフトレジスタ21、照合データ用R
AM7、参照データ用EEPROM8との間のデータの
転送をコントロールする回路である。このコントローラ
4は、データバスDBを介して、上述した照合アドレス
用RAM7、参照用シフトレジスタ21、照合データ用
RAM7、参照データ用EEPROM8、そして照合率
検出部19などに接続されている。
【0018】図3の照合率検出部19は、照合データレ
ジスタ20、照合率(一致率ともいう)閾値設定レジス
タ22、照合率検出ロジック回路23、マグニチュード
コンパレータ24などを有している。この照合率検出部
19の近くには参照用シフトレジスタ21が設けられて
いる。又CPU3とコントローラ4の間には照合アドレ
ス用RAM9が設けられている。
【0019】まず参照用シフトレジスタ21は、参照デ
ータ用EEPROM8から読出した参照用の2値化画像
データの全データを、ライン毎に順次シフトさせるシフ
トレジスタである。ラインの制御などは、コントローラ
4により行われる。照合データレジスタ20は、照合デ
ータ用RAM7から抽出した一次元情報(一次元データ
ともいう)を記憶する。照合率検出ロジック回路23
は、照合用シフトレジスタ21と照合データレジスタ2
0の対応する各ビットを、図4のイクスクルーシブ・ノ
ア(ex−nor)回路25にて、論理が一致するかど
うかを検出して、比較したビットの中の幾つかのビット
において論理が一致するかどうかを出力するロジック回
路である。つまり、照合率検出ロジック回路23は、6
4個のex−nor回路25のいくつが“1”であるか
をカウントする回路であり、64ビットを7ビットパラ
レルデータに変換するエンコーダである。照合率閾値設
定レジスタ22は、照合率検出ロジック回路23で検出
された論理が一致したビット数に対する閾値を設定する
ためのレジスタである。マグニチュードコンパレータ2
4は、照合率閾値設定レジスタ22の7ビットのデータ
と、照合率検出ロジック回路23の7ビットのデータの
大小を比較して、一致率(照合率)が閾値を超えた時
(照合率>照合率閾値)に、出力(HIT)“1”を出
力する。この出力論理はHITと呼ぶ。
【0020】照合アドレス用RAM9は、出力論理HI
Tが "1”を出力した時、つまり一次元情報のデータの
一致数が閾値を超えた時に、照合画像のアドレスを照合
画像の中の位置情報群として記憶するためのメモリであ
る。ex−nor回路25は、64個のex−norで
構成され、64ビットの各データの一致を検出してい
る。一致した場合、論理“1”にL、不一致の場合には
論理“0”になる。
【0021】このように、図3の位置情報群決定手段2
00は、複数の一次元情報を相手の参照用画像と照合さ
せて、それぞれの一次元情報についてのデータの一致率
が設定値以上になる箇所の位置情報群を求めるようにな
っている。
【0022】図3の参照用シフトレジスタ21は、図4
に示すように、8ビットパラレルロードシフトレジスタ
21aと64ビットシフトレジスタ21bを有してい
る。シフトレジスタ21aは、参照データ用EEPRO
M8から読み出したパラレルデータをラッチしてシリア
ルデータに変換する回路であり、シフトレジスタ21b
は、参照データの各ラインのデータをX方向に順次シフ
トさせる。このシフトレジスタ21bは、イクスクルー
シブ・ノア回路25に接続されている。又照合データレ
ジスタ20はイクスクルーシブ・ノア回路25に接続さ
れている。パラレルロードシフトレジスタ21aは、シ
リアルクロックSCに基づいて、データロードDRが与
えられると、データバスDBを介して、参照データ用E
EPROM8からの参照用の2値化画像データを取り込
むようになっている。又照合データレジスタ20は、8
ビット×8データラッチを行うもので、照合データラッ
チRDに基づいてデータバスDBを介して、照合データ
用RAM7から抽出した一次元情報を記憶(ラッチ)す
るようになっている。つまり、照合データレジスタ20
は、照合用の一次元情報の64ビットをラッチする。更
に照合率閾値設定レジスタ22は、閾値データラッチS
Dに基づいて、所定の照合率の閾値データバスDBを介
してCPU3から設定できるようになっている。
【0023】なお、図3のコントローラ4のメモリコン
トローラ部は、参照用シフトレジスタ21、シフトレジ
スタ6のシフトをコントロールし、コントローラ4のメ
モリコントローラ部は、シフトレジスタ21a、21
b、メモリ、各種レジスタ、CPU3間のデータの転送
をコントロールする。
【0024】CPU3は、次のような機能を有してい
る。つまり、CPU3は、照合データ用RAM7に記憶
されている照合用データから一次元情報を抽出して照合
データレジスタ20に入れる。また、位置情報群決定手
段200がこれらの一次元情報を相手の参照用画像と照
合させて、各々の一次元情報についてデータの一致率が
設定値以上になる個所の位置情報群を求めると、CPU
3は、各一次元情報について求められた位置情報群間に
おいて、抽出した一次元情報の相対位置関係と一致する
か、または規定のバラツキ内の相対位置関係を持ったデ
ータの組み合わせが存在する場合に、照合用画像と参照
用画像が同一であると判定するようになっている。さら
に、CPU3は各種アルゴリズムを実行する。
【0025】次に、上述した画像照合装置の動作例につ
いて説明する。まず、図6を参照する。図6は、図2の
1つの指紋の画像FGから64ビット長の一次元情報
(一次元データ)を5本抽出する例を示している。これ
らの5本の一次元情報を、照合データ1〜5と呼ぶこと
にする。ここで照合データ1〜5の位置関係は、図6に
示すようにそれぞれ平行(又はほぼ平行)であるものと
する。
【0026】図8は、画像照合装置を用いた時の指紋の
画像の照合のシーケンスを示している。図8の処理8−
1では、図3と図4の一致率(照合率)閾値設定レジス
タ22には、所定の設定値である閾値を設定している。
図6の各照合データi1〜i5の照合ビット数は64ビ
ットなので、閾値が75%の時は、その閾値としてのビ
ット数は48となり、90%の時はビット数は58に設
定する。この値が高ければ高い程厳密な一致性を要求す
るので、照合作業の正確度は上がる。しかし、この場
合、少しの画像の変化に対しても一致と判定しないこと
にもなる。この事を考慮すると、画像の質や状態にも依
るが、指紋の検出のようにバラツキを持った画像照合作
業においては、閾値が70%〜95%であるのが適当で
ある。この閾値の設定は、図3のCPU3が照合率閾値
設定レジスタ22にデータを書き込むことによって実行
される。
【0027】次に、図8の処理8−2では、照合データ
番号nの初期値としてnに0を代入する。そして処理8
−3では、nを1つインクリメントして、処理8−4で
は、照合データ番号nのデータを照合データ用RAM7
(図3参照)の該当の座標から読出して、この照合デー
タを図3の照合データレジスタ20に記憶する。図6の
一次元情報(一次元データ)である照合データi1〜i
5の読出しは、CPU3がデータバスDBを通じて、照
合データ用RAM7の該当座標にアクセスすることで行
う。すなわち図4における8ビット×8のデータラッチ
としての照合データレジスタ20に読出した64ビット
のデータを記憶することでこの処理を実行するようにな
っている。
【0028】この設定が終了したら、図3のCPU3
は、コントローラ4に対して照合開始指令を出す。コン
トローラ4は、この照合開始指令を検出したら、ハード
ウェア的に指紋の照合を開始する(図8の処理8−
5)。
【0029】次に、図8の処理8−6のハードウェアに
よる処理の照合について説明する。図7には、ハードウ
ェアによる照合のイメージを示している。今、Yの座標
が同一であるX方向のデータ列をラインと呼び、Yが0
であるラインを1ライン、Yが1のラインを2のライン
と呼ぶとすると、指紋の画像FG中には1ライン〜25
6ラインの合計256本のラインが存在することにな
る。図7における黒い太線は、64ビット長の一次元情
報を示す。照合は、1ライン目の座標(0,0)の所か
ら開始される。まず1ライン目の座標(0,0)におけ
る一致率を検出し、次に座標(1,0)、次に座標
(2,0)、・・・そして座標(191,0)と順次シ
フトしながら1ラインにおける一致率を検出する。1ラ
イン目の一致率の検出が終了したら、同様のシーケンス
を2ライン、3ライン、・・・256ラインと繰返すこ
とで、照合用の一次元情報を、参照用の全画像に渡って
照合することができる。この際に照合中に検出した一致
率(照合率)が一致率(照合率)閾値以上の座標は、図
3に示す照合アドレス用RAM9にハードウェア的に格
納されるようになっている。
【0030】図4は、図7の一次元情報の照合を実現す
るためのハードウェアのブロック図である。このハード
ウェアは、図8の処理8−5に示すように、図3のCP
U3からの照合開始命令により動作を開始する。
【0031】まず図3のコントローラ4は、図3の参照
データ用EEPROM8から座標(0,0)データを出
力させて、図4の8ビットパラレルロードシフトレジス
タ21aにデータをラッチする。このデータは、順次シ
フトさせて、8ビットシフトしたところで座標(8,
0)データを出力させて、この8ビットデータをパラレ
ルロードシフトレジスタ21aにラッチする。このよう
にして、データのシフトとロードを順次行い、64ビッ
トシフトレジスタ21bにおいて64ビットシフトした
ところで、最初の一致率(照合率)の検出を行う。この
点(位置)における照合は、座標(0,0)における一
致率(照合率)の検出と呼ぶことにする。
【0032】この一致率(照合率)は、図4に示すよう
に、シフトレジスタ21bの64ビットの各ビットと、
照合データレジスタ20でラッチされている照合用デー
タの各ビットを、イクスクルーシブ・ノア(ex−no
r)回路25で比較し、その結果を照合率検出ロジック
回路23でエンコードすることで検出する。このエンコ
ーダである照合率検出ロジック回路23は、イクスクル
ーシブ・ノア回路25の論理 "1”の数を7ビットデー
タに変換する論理になっている。従って、照合データレ
ジスタ20からの照合用データと参照用シフトレジスタ
21のシフトレジスタ21bからの参照用データが10
0%一致する時は、40hex(16進数で40、10
進数で64に相当)を照合率検出ロジック回路23が出
力し、50%一致している時は、20hexを照合率検
出ロジック回路23がマグニチュードコンパレータ24
に出力する。
【0033】この一致率の検出は、X方向に1ビットず
つシフトしながら実行することで、図7の1ライン目に
おける一致率の検出を実行することができる。この場合
に、1ライン中のX方向のビット数は256であるが、
64ビットの重なりがあるので、192回の検出を1ラ
インについて実行することになる。座標では、(0,
0)〜(191,0)までの一致率の検出に相当する。
【0034】図3と図4のマグニチュードコンパレータ
24は、エンコードされた一致率が所定の閾値以上かど
うかを判定する。ここでは、照合率検出ロジック回路2
3の出力と、照合率閾値設定レジスタ22からの閾値デ
ータの大きさを比較して、照合率>照合率閾値の時に、
出力(HIT)が "1”を出力する。出力(HIT)が
"1”になったら、図3のコントローラ4はその内部に
持っているその時の画像の座標を照合アドレス用RAM
9に書き込む。このシーケンスにより、ライン1の一次
元情報に対する照合ができる。ライン1の照合が終了し
たら、以降順次ライン2〜256について同じシーケン
スを繰返すことで、照合データの画像全部に対する照合
が行える。画像全部の照合が終わった時点における照合
アドレス用RAM9の内容は、全画像中での一致率が閾
値以上の座標を示していることになる。ハードウェアに
よる照合の終了は、コントローラ4からCPU3へのフ
ラグ、又はCPU3への割り込みで検出できる。以上が
1つの一次元情報である照合データi1(図6参照)に
関する図4の照合ブロックのハードウェアの動作であ
る。
【0035】次に、ハードウェアによる照合データi1
の照合の終了を検出したら、図8の処理8−7でn=5
かどうかを判断する。今は、n=1なので再び処理8−
3に戻り、今度は照合データ2について同様の照合作業
を実行する。このようなシーケンスをn=5になるまで
順次実行することで、図6の照合データi1〜i5の処
理をする。n=5になり処理8−8に移行したら、図3
の照合アドレス用RAM9に照合データi1〜i5の照
合中に一致率が閾値を超えた全アドレス(座標)の情報
が格納されていることになる。
【0036】処理8−8では、CPU3が照合アドレス
用RAM9に格納されている各一次元情報に対するアド
レス群(位置情報群)間に、抽出した一次元情報の相対
位置関係と同じか、又は一定のバラツキ範囲内である相
対位置関係を持ったデータの組み合わせが存在するかど
うかをチェックする。
【0037】今、処理8−8における照合データ1〜5
に対する閾値を越えたアドレス(座標)の数、つまり位
置情報の数を、それぞれa1〜a5(i1〜i5)とし
て、各アドレスデータをADRS(c,d)と表記する
ものとする。ここで、cは、照合データ1〜5を示すも
のとし、dは各照合データ1〜5の中で、何番目に閾値
を超えたかの番号を表わすものとする。従って、cのデ
ータ範囲は1〜5であり、dの範囲は照合データ1〜5
に対して、それぞれ1〜a1,1〜a2,・・,1〜a
5となる。
【0038】図9は、この処理のフローチャートを示し
ている。図9のフローの処理はCPU3が照合アドレス
用RAM9の内容により行う。つまり、CPU3は、図
9のシーケンスでは、全データ群間に、一次元情報の相
対位置関係と同じ相対位置関係を持つデータの組合せが
存在する場合のみ照合用画像と参照用画像が一致すると
判断する。
【0039】図9のフローでは、照合結果の中に照合デ
ータ(一次元情報)i1〜i5の各相対位置関係に対し
て、一致するか、あるバラツキ範囲内にあるものが存在
する時には、「一致する組合せが存在する」として終了
し、あるバラツキ範囲内にあるものが存在しない時に
は、「一致する組合せが存在しない」として終了する。
このシーケンスにおけるバラツキ量は、一定範囲内かチ
ェックしている判断ルーチンの一定範囲量により設定さ
れる。
【0040】図9において、照合データi1〜i5の各
相対位置関係へのチェックを開始して(ステップS
1)、ADRS(1,i1)とADRS(2,i2)の
相対位置をチェック(ステップS2)して、これらの相
対位置関係が一定範囲内にある場合には(ステップS
3)、次に進む。すなわちADRS(2,i2)と、A
DRS(3,i3)の相対位置関係をチェックし(ステ
ップS4)、これらの相対位置関係が一定範囲内にある
場合には(ステップS5)、次に進む。ADRS(3,
i3)と、ADRS(4,i4)の相対位置関係をチェ
ックして(ステップS6)、これらの相対位置関係が一
定範囲内にあれば(ステップS7)、次に進む。つまり
ADRS(4,i4)と、ADRS(5,i5)の相対
位置関係をチェックして(ステップS8)、これらの相
対位置関係が一定範囲内にあれば(ステップS9)一致
する組合せが存在するという結論を得る。そうでなく、
ステップS3において、相対位置関係が一定範囲内でな
い場合には、ステップS10に移り、ADRSのi2を
1つインクリメントしてそのi2がa2より大きい場合
には、i2を初期化するためにi2を1として(ステッ
プS10〜ステップS12)、そしてi1を1つインク
リメントした後に、i1がa1よりも大きい場合には一
致する組合せがなしと判断する。同様にしてステップS
5、ステップS7およびステップS9においても同様な
処理を行う(ステップS15〜S23)。
【0041】ステップS15では、3本目のラインの比
較データを1インクリメントしている。ステップS16
では、そのインクリメントした値がデータ数0.3より
大か否かチェックする。データ数a3より大の場合は、
3本目のラインでは位置関係を満たすものが存在しない
ので、次の2本目のラインのチェックにもどる。この
時、i3を初期化するために、ステップS17でi3=
1を代入する。ステップS16で、i3≦a3のときに
は、次の3本目のラインデータについて、位置関係をチ
ェックするためにステップS4に進む。このあとのステ
ップS18〜S20とS21〜S23は、4本目、5本
目のラインデータについての同じシーケンスを示してい
る。このような相対位置関係において一致する組合せが
存在するか、一致する組合せがなしかを判断するのは図
1のCPU3である。
【0042】図8の処理8−9の結果により、「一致す
る組合せが存在する」場合は、図3のCPU3が、照合
画像と参照画像が一致すると判断する。一方「一致する
組合せが存在しない」場合には、図3のCPU3は、照
合画像と参照画像が別画像であると判断する。以上のよ
うなシーケンスにより、CPUが画像一致の判断を行っ
ている。
【0043】ところで図9のシーケンスでは、全位置情
報群(全データ群)間に、抽出した一次元情報の相対位
置関係と同じ相対位置関係を持つデータの組合せが存在
する場合のみ、画像が一致したと判断している。しか
し、現実の画像照合においては、様々な外乱要因によ
り、全データ群間において、上記組合せが存在しない場
合がある。このような場合に、CPU3が同一画像を別
画像として認識してしまい、画像照合装置の照合性能を
低下させてしまうことになる。
【0044】この不具合の対策としては、図8の処理8
−9において、照合アドレス用RAM9に格納されてい
る各一次元情報に対するアドレス群間の規定数以上のア
ドレス群(位置情報群)間に、抽出した一次元情報の相
対位置関係と同じ、又は一定のバラツキ範囲内にある相
対位置関係を持った組合せが存在する時に、CPU3が
同一画像であると判断させる方式を採用することができ
る。例えば、5本の一次元情報(一次元データ)の比較
で、十分な角度で画像照合ができる画像照合作業に対し
ては、例えば7本の一次元データを抽出して上記照合を
実行する。このデータ照合の結果の7つのアドレス群間
の内の5つ以上のアドレス群の中に、上記相対位置関係
を満たすものが存在していたら、画像が一致したと判断
する。このシーケンスにより、7つの一次元情報の内、
2つ以上の一次元情報のデータについて歪みや欠陥など
により一致しないと判断したとしても、正しく参照用画
像と照合用画像の一致判定をすることができる。
【0045】このように規定数以上のアドレス群(位置
情報群)間に、抽出した一次元情報の相対位置関係と同
じ、又は一定のバラツキ範囲内にある相対位置関係を持
った組合せが存在する時には、CPU3が同一画像であ
ると判断するので、画像の一部の欠陥や歪みなどによる
影響を排除して、画像照合の性能を改善することができ
る。
【0046】ところで、図10は、一次元情報の照合用
データを抽出する範囲PA1と、全画像情報PA2の関
係を示している。図10に示すように、照合データi1
〜i5を抽出する範囲が、全画像領域PA2より小さい
範囲である一次元情報の照合用データを抽出する範囲P
A1に設定すると、データの抽出範囲外が斜線で示すよ
うに画像のズレ量の許容範囲となる。図10における斜
線部分が照合画像と、参照画像のズレの許容範囲とな
り、Xのマイナス方向にはΔX1、Xのプラス方向には
ΔX2、Yのマイナス方向にはΔY1、Yのプラス方向
にはΔY2がズレに対する許容量となる。このように一
次元情報の抽出範囲PA1が狭くなるので、画像ズレの
許容範囲を広げることができる。しかし、あまり狭くし
過ぎると、照合用の情報量が減少して、照合の正確度が
低下するので、抽出範囲は画像照合装置の基に適正化す
る必要がある。
【0047】実施の形態2 次に、図11を参照して本発明の画像照合装置の実施の
形態2を説明する。実施の形態2が図3の実施の形態1
と異なるのは、照合率検出部19が複数設けられいるこ
とである。照合率検出部19は、照合ブロックともい
い、参照用シフトレジスタ21とデータバスDBの間に
複数設けられている。
【0048】実施の形態1で説明した原理から明らかな
ように、図11のように照合率検出部19を並列に複数
並べることにより、一回のシフトレジスタ21bのデー
タシフトに対して、複数の照合率検出部19が同時に並
列処理を実行することができる。これにより画像照合の
高速化が実現できる。例えば図11の例では8つの照合
率検出部19が設けられているので、出力(HIT1〜
8)を出力でき、約8倍の照合速度の高速化が図れる。
又1つの並列処理に対して必要な回路規模は、照合率検
出部19を並列に設けるだけなので、わずかな回路の増
加で並列処理を実現することができるという特徴もあ
る。その実施の形態2のその他の構成および作用につい
ては、実施の形態1と同様なので説明を省略する。
【0049】実施の形態3 図12は、画像照合装置の実施の形態3を示している。
図12は、照合用の画像から抽出した2次元小領域を用
いて、同様の指紋の画像照合を行うようになっている。
実施の形態1あるいは実施の形態2においては、指紋画
像の一次元情報を用いて画像照合を行っているが、これ
と同じことを2次元小領域を用いて実行することができ
る。この場合に、図3における64ビットの参照用シフ
トレジスタ21の代わりに、図12に示す参照用シフト
レジスタ221を用いる。この参照用シフトレジスタ2
21は、8個の8ビットシフトレジスタ221a,22
1bを用いている。これにより2次元小領域は、8個の
シフトレジスタ221aや8個のシフトレジスタ221
bにより並列処理をすることができる。又この実施の形
態3について図11に示すように、照合率検出部19を
複数設けることにより並列処理を行うことが可能であ
る。
【0050】上述した実施の形態では、照合データ用R
AM7から複数の一次元情報を抽出して、相手の参照用
画像と照合させて、それぞれの一次元情報についてデー
タの一致率が設定値以上になる箇所(点)の位置情報群
を求めている。しかし、これに限らず、逆に、参照デー
タ用EEPROM8から複数の一次元情報を抽出して、
相手の照合用画像と照合させて、それぞれの一次元情報
についてデータの一致率が設定値以上になる箇所(点)
の位置情報群を求めてもよい。
【0051】本発明の画像照合装置の実施の形態では、
デジタル画像照合をする場合に、照合用画像あるいは参
照用画像の画像データ中の複数の一次元情報を、別の画
像(参照用画像又は照合用画像)と照合して、照合用画
像と参照用画像の一致率が閾値以上になる点の位置情報
群をそれぞれ求める。この各位置情報群間において抽出
した一次元情報の相対位置関係と一致する位置関係を持
つデータの組合せが存在したら、2つの画像が一致した
と判定するようになっている。なお、本発明では、登録
画像に一次元情報(一次元ライン)で記憶することによ
り、記憶データ量が少なくて済むというメリットがあ
る。また、一次元情報は平行であってもほぼ平行であっ
てもよい。
【0052】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れない。例えば、上述した画像照合装置の実施の形態
は、デジタルデータとして取り込まれた指紋の照合用画
像と、デジタルデータとして記憶されている指紋の参照
用画像とを照合するのに用いているが、この画像照合装
置は、例えば集合住宅の入退出用(オートロック用)の
警備用の装置として用いることができる。又医療用のカ
ルテの照合や、クレジットカードの悪用防止あるいは本
人の認証システムなどのセキュリィティシステムに適用
することができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デジタルデータとして取り込まれた照合用画像と、デジ
タルデータとして記憶されている参照用画像を比較的簡
単にかつ確実に照合することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像照合装置の指紋画像取り込み部の
一例を示す図。
【図2】図1の指紋画像取り込み部により取り込んだ指
紋画像の一例を示す図。
【図3】本発明の画像照合装置の実施の形態1を示すシ
ステムブロック図。
【図4】図3のシステムブロック図における照合部ブロ
ック図。
【図5】図2の指紋の画像の座標を説明する図。
【図6】取り込んだ指紋の画像の一次元情報の抽出を説
明する図。
【図7】一次元情報の照合の原理をイメージで示す図。
【図8】画像照合装置における画像照合のシーケンスを
示す図。
【図9】図8の処理8−8を詳しく示すフロー図。
【図10】一次元情報の抽出範囲とその画像について示
す図。
【図11】本発明の実施の形態2を示す図。
【図12】本発明の実施の形態3を示す図。
【符号の説明】
19 照合率検出部 100 画像情報抽出手段 200 位置情報群決定手段 300 判定手段(中央処理装置3)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルデータとして取り込まれた照合
    用画像と、デジタルデータとして記憶されている参照用
    画像と、を照合する際に、 照合用画像中又は参照用画像中から複数の一次元情報を
    抽出し、 これらの一次元情報を相手の照合用画像又は参照用画像
    と照合させて、各々の一次元情報についてデータの一致
    率が設定値以上になる箇所の位置情報群を求め、 各一次元情報について求められた位置情報群間におい
    て、抽出した一次元情報の相対位置関係と一致するか、
    または規定のバラツキ内の相対位置関係を持ったデータ
    の組み合わせが存在する場合に、照合用画像と参照用画
    像が同一であると判定する、 ことを特徴とする画像照合方法。
  2. 【請求項2】 照合用画像と参照用画像が同一であるか
    どうかを判定する際に、規定数以上の位置情報群間につ
    いて相対位置関係を満たすデータの組み合わせが存在し
    た時に、照合用画像と参照用画像が同一であると判定す
    る請求項1に記載の画像照合方法。
  3. 【請求項3】 複数の一次元情報を抽出する領域は、照
    合相手の領域より小さい範囲である請求項1に記載の画
    像照合方法。
  4. 【請求項4】複数の一次元情報は、平行またはほぼ平行
    である請求項1に記載の画像照合方法。
  5. 【請求項5】デジタルデータは、2値化データである請
    求項1に記載の画像照合方法。
  6. 【請求項6】照合用画像と参照用画像は、指紋に関する
    画像である請求項1に記載の画像照合方法。
  7. 【請求項7】一次元情報の代わりに、二次元小領域情報
    を用いる請求項1に記載の画像照合方法。
  8. 【請求項8】デジタルデータとして取り込まれた照合用
    画像と、デジタルデータとしてあらかじめ記憶されてい
    る参照用画像と、を照合するための画像照合装置であ
    り、 照合用画像中又は参照用画像中から、複数の一次元情報
    を抽出する画像情報抽出手段と、 これらの一次元情報を相手の照合用画像又は参照用画像
    と照合させて、各々の一次元情報についてデータの一致
    率が設定値以上になる箇所の位置情報群を求める位置情
    報群決定手段と、 各一次元情報について求められた位置情報群間におい
    て、抽出した一次元情報の相対位置関係と一致する場合
    に、または規定のバラツキ内の相対位置関係を持ったデ
    ータの組み合わせが存在する場合に、照合用画像と参照
    用画像が同一であると判定する判定手段と、を備えるこ
    とを特徴とする画像照合装置。
  9. 【請求項9】照合用画像と参照用画像は、指紋に関する
    画像である請求項8に記載の画像照合装置。
  10. 【請求項10】位置情報群決定手段における複数の一次
    元情報の照合のために、一次元情報をラッチして順次シ
    フトさせて出力させるシフトレジスタと、 シフトレジスタから得られる一次元情報についてのデー
    タの一致率が設定値以上になる箇所の位置情報群を求め
    る照合率検出部と、 を有し、 この照合率検出部は、 データの一致率の設定値を閾値として設定する照合率閾
    値として設定している閾値設定レジスタと、 一次元情報についてのデータの一致率(照合率)と、閾
    値設定レジスタの照合率閾値と、を比較するコンパレー
    タと、を備える請求項8に記載の画像照合装置。
  11. 【請求項11】並列処理を行うために、複数の照合率検
    出部が配列されている請求項10に記載の画像照合装
    置。
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