JPH0962586A - 情報処理装置及び情報処理装置におけるデータ処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理装置におけるデータ処理方法

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JPH0962586A
JPH0962586A JP7217942A JP21794295A JPH0962586A JP H0962586 A JPH0962586 A JP H0962586A JP 7217942 A JP7217942 A JP 7217942A JP 21794295 A JP21794295 A JP 21794295A JP H0962586 A JPH0962586 A JP H0962586A
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JP7217942A
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English (en)
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Hirochika Mano
弘誓 真野
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F11/00Error detection; Error correction; Monitoring
    • G06F11/07Responding to the occurrence of a fault, e.g. fault tolerance
    • G06F11/14Error detection or correction of the data by redundancy in operation
    • G06F11/1402Saving, restoring, recovering or retrying
    • G06F11/1446Point-in-time backing up or restoration of persistent data
    • G06F11/1448Management of the data involved in backup or backup restore
    • G06F11/1451Management of the data involved in backup or backup restore by selection of backup contents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S707/00Data processing: database and file management or data structures
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラム/データを用いたソフトウェア処
理を行なう情報処理装置及び情報処理装置におけるデー
タ処理方法に関し、バックアップ用の特別なハードウェ
アを用いずに、システムの稼働後であっても、データの
信頼度に応じて柔軟にデータの信頼性を高めるようにす
る。 【解決手段】 所要のデータを用いてソフトウェア処理
を施す情報処理装置1において、元データを記憶する第
1記憶装置2−1と、元データをバックアップして同じ
くソフトウェア処理に使用されうる予備データを記憶す
る第2記憶装置2−2と、元データと予備データとを関
連づけて記憶テーブル4に記憶させるデータ多重化登録
手段3とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 発明の属する技術分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 発明の実施の形態 ・本発明の一実施形態の説明(図2〜図14) ・本発明の一実施形態の変形例の説明(図15〜図1
8) 発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラム/デー
タを用いたソフトウェア処理を行なう情報処理装置及び
情報処理装置におけるデータ処理方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来より、情報処理装置では、記憶装置
に記憶されている所要のデータ(装置運用のためのプロ
グラムを含む)を用いてソフトウェア処理を施すことが
行なわれている。このような情報処理装置においては、
記憶装置に記憶されているデータについては、プログラ
ムのバグ等が発生した際にソフトウェア処理で使用でき
なくなることがある。
【0004】例えば、マルチプロセッサシステムにおい
ては、複数のプロセッサを統合し、統一したオペレーテ
ィングシステムのもとでハードウェア及びソフトウェア
の資源を共用することが行なわれており、データを記憶
する記憶装置においても各々のプロセッサにおいて使用
するためのプログラム等のデータが同じ空間上に割り付
けられている。このため、あるプロセッサにおいて使用
するプログラムにバグが発生すると、他のプロセッサに
おいて使用しているデータが障害を受けることがある。
【0005】これに対し、例えば、情報処理装置のハー
ドウェア構成を2重化したり、主記憶装置とともに主記
憶装置をバックアップする補助記憶装置をそなえること
により、データの信頼性を向上させることが考えられて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
情報処理装置においては、データの信頼性を向上させる
ために、ハードウェアを拡張することが必要となり、ハ
ードコストがかかるという課題がある。また、全データ
/プログラムのバックアップして収容する収容装置をそ
なえる方式も考えられるが、この収容装置は、システム
が固定であり、システム稼働後にデータの信頼度を高め
る必要が生じた場合には、システムシフトウェアの作り
直しが必要である。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、バックアップ用の特別なハードウェアを用い
ずに、システムの稼働後であっても、データの信頼度に
応じて柔軟にデータの信頼性を高めることができる情報
処理装置及び情報処理装置におけるデータ処理方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であり、この図1において、1は所要のデータを
用いてソフトウェア処理を施す情報処理装置であって、
第1記憶装置2−1,第2記憶装置2−2,データ多重
化登録手段3及び記憶テーブル4をそなえている。
【0009】ここで、第1記憶装置2−1は、元データ
を記憶するものであり、第2記憶装置2−2は、元デー
タをバックアップして同じくソフトウェア処理に使用さ
れうる予備データを記憶するものであり、データ多重化
登録手段3は、元データと予備データとを関連づけて記
憶テーブル4に記憶させるものである(請求項1)。こ
れにより、記憶装置に記憶されている所要のデータを用
いてソフトウェア処理を施す情報処理装置1では、ソフ
トウェア処理に使用されうる元データのほかに、記憶装
置に、元データをバックアップして同じくソフトウェア
処理に使用されうる予備データを記憶しておき、記憶テ
ーブル4に、元データと予備データとを関連づけて記憶
することができる(請求項8)。
【0010】また、情報処理装置1を、記憶テーブル4
から元データと予備データとを関連づけて記憶している
旨の情報を解除するデータ多重化解除手段をそなえて構
成することもできる(請求項2)。さらに、元データ及
び予備データの一方をソフトウェア処理で現在使用され
ている現用状態データとする一方、元データ及び予備デ
ータの他方を現用状態データと同じデータ内容で現用状
態データを常にバックアップ可能な状態の予備状態デー
タとして使用するべく、元データ及び予備データを所定
の条件下で切り替えるデータ切替手段を設けることもで
きる(請求項3)。
【0011】この場合においては、記憶テーブル4から
元データと予備データとを関連づけて記憶している旨の
情報を解除することにより、現用状態データと予備状態
データとを切り離すデータ切り離し手段を設けるととも
に、データ切り離し手段によって、現用状態データと予
備状態データとを切り離したあとで、記憶テーブル4
に、元データと予備データとを関連づけて記憶すること
により、元データと予備データとについて、現用状態デ
ータと予備状態データとの関係を復活させるデータ復活
手段を設けることができる(請求項4)。
【0012】さらに、現用状態データ及び予備状態デー
タについて、チェック情報を設定するチェック情報設定
手段と、現用状態データを使用してソフトウェア処理を
実行する際に、チェック情報を使用して現用状態データ
の正常性を検証する検証手段と、検証手段により現用状
態データについて異常を検出しない場合は、現用状態デ
ータを使用してソフトウェア処理を実行するとともに、
検証手段により現用状態データについて異常を検出する
と、予備状態データを使用してソフトウェア処理を実行
するように構成することもできる(請求項5)。
【0013】また、現用状態データについてデータ変更
処理を施すとともに、これと同時に同じデータ変更処理
を予備状態データについて施すデータ変更処理手段を設
けることができ(請求項6)、さらに、データ変更処理
手段により現用状態データについてデータ変更処理を施
すと、これと同時に形式は異なるが実質的に同じデータ
変更処理を予備状態データについて施すデータ形式変更
手段をデータ変更処理手段に設けることもできる(請求
項7)。
【0014】上述の情報処理装置1では、記憶テーブル
4に、元データと予備データとを関連づけて記憶してい
る状態で、記憶テーブル4から元データと予備データと
を関連づけて記憶している旨の情報を解除することがで
きる(請求項9)。また、情報処理装置1において、ソ
フトウェア処理に使用されうる元データのほかに、記憶
装置に、元データをバックアップして同じくソフトウェ
ア処理に使用されうる予備データを記憶するとともに、
記憶テーブル4に、元データと予備データとを関連づけ
て記憶しておき、元データ及び予備データの一方をソフ
トウェア処理で現在使用されている現用状態データとす
る一方、元データ及び予備データの他方を現用状態デー
タと同じデータ内容で現用状態データを常にバックアッ
プ可能な状態の予備状態データとして使用することがで
きる(請求項10)。
【0015】この場合においては、現用状態データ及び
予備状態データを所定の条件下で切り替えて、切り替え
後のデータを用いて、ソフトウェア処理を実行すること
ができるほか(請求項11)、記憶テーブル4から元デ
ータと予備データとを関連づけて記憶している旨の情報
を解除することにより、現用状態データと予備状態デー
タとを切り離すことができる(請求項12)。
【0016】さらに、記憶テーブル4から元データと予
備データとを関連づけて記憶している旨の情報を解除す
ることにより、現用状態データと予備状態データとを切
り離したあとに、再度記憶テーブル4に、元データと予
備データとを関連づけて記憶することにより、元データ
と予備データとについて、現用状態データと予備状態デ
ータとの関係を復活させることもできる(請求項1
3)。
【0017】また、現用状態データ及び予備状態データ
について、チェック情報を用意しておき、現用状態デー
タを使用してソフトウェア処理を実行する際に、チェッ
ク情報を使用して現用状態データの正常性を検証し、も
し現用状態データについて異常を検出しない場合は、現
用状態データを使用してソフトウェア処理を実行すると
ともに、もし現用状態データについて異常を検出する
と、予備状態データを使用してソフトウェア処理を実行
することができる(請求項14)。
【0018】さらに、現用状態データについてデータ変
更処理を施すと、これと同時に同じデータ変更処理を予
備状態データについて施したり(請求項15)、現用状
態データについてデータ変更処理を施すと、これと同時
に形式は異なるが、実質的に同じデータ変更処理を予備
状態データについて施すことができる(請求項16)。
【0019】
【発明の実施の形態】
(a)本発明の一実施形態の説明 図2は本発明の一実施形態にかかる情報処理装置が適用
されたディジタル交換システムを示すブロック図であ
り、この図2に示すディジタル交換システムを構成する
個々の装置は、2つの系(#0,#1 参照) でハードウェア
的に2重化されている。
【0020】ここで、6a,6bはともにシステムを運
用するためのプログラム/データが格納されている主記
憶装置(MM#0,MM#1)で、7a,7bはともに主記憶装置
6a,6bからのプログラム/データに基づいて、シス
テムを統括制御する中央処理装置(CC#0,CC#1)である。
また、これら主記憶装置6a,6b及び中央処理装置7
a,7bは、例えば電子計算機5により構成されてい
る。
【0021】さらに、8a,8bはともに電子計算機5
と外部との入出力インタフェースとしてのチャネル(CH
C#0,CHC#1)であり、9a,9bはシステムを運用するた
めのプログラム/データが格納されている外部記憶装置
(補助記憶装置)としてのファイル記憶装置(FM#0,FM#
1)であって、例えばディスク装置等により構成されてい
る。
【0022】また、10a,10bはともに保守ワーク
ステーション(WS#0,WS#1)で、11a,11bはともに
磁気テープ装置(MT#0,MT#1)で、12a,12bはとも
にスイッチングネットワーク制御装置(NWC#0,NWC#1)
で、13a,13bはともにスイッチングネットワーク
(NW#0,NW#1)である。これにより、システム運用時にお
いては、例えば系#0が現用系として動作している場合
は、主記憶装置6a,中央処理装置7a,チャネル8
a,ファイル記憶装置9a,保守ワークステーション1
0a,磁気テープ装置11a,スイッチングネットワー
ク制御装置12a及びスイッチングネットワーク13a
が起動し、系#1が現用系として動作している場合は、主
記憶装置6b,中央処理装置7b,チャネル8b,ファ
イル記憶装置9b,保守ワークステーション10b,磁
気テープ装置11b,スイッチングネットワーク制御装
置12b及びスイッチングネットワーク13bが起動す
るようになっている。
【0023】即ち、中央処理装置6a(6b)により、
主記憶装置7a(7b)あるいはファイル記憶装置9a
(9b)からのプログラム/データに基づいて、システ
ムを運用するためのプログラムによりソフトウェア処理
が施されて、スイッチングネットワーク制御装置12a
(12b)によりスイッチングネットワーク13a(1
3b)が制御されるのである。
【0024】従って、中央処理装置6a(6b)及び主
記憶装置7a(7b)を構成する電子計算機が、スイッ
チングネットワーク13a(13b)に収容された他の
通信端末に接続されることができるようになっている。
ところで、上述の中央処理装置7a,7b及び中央処理
装置7a,7bにおいて使用されるプログラム/データ
を記憶する主記憶装置6a,6b及びファイル記憶装置
9a,9bは、機能的には図3に示すような構成を有し
ている。
【0025】なお、上述の2重化された各装置は、それ
ぞれ同様の構成を有しているため、ここでは、系#0が現
用系として使用されている場合について以下に説明す
る。即ち、この図3に示すように、主記憶装置6a又は
ファイル記憶装置9aは、第1記憶装置14−1,第2
記憶装置14−2及びデータ多重化登録テーブル14−
3としての機能を有しており、これら第1記憶装置14
−1,第2記憶装置14−2及びデータ多重化登録テー
ブル14−3の記憶領域は中央処理装置7aの制御によ
り配分,確保されるようになっている。
【0026】ここで、第1記憶装置14−1は、ソフト
ウェア処理により使用される元データ(プログラムを含
む)を記憶するものであり、第2記憶装置14−2は、
元データをバックアップして同じくソフトウェア処理に
使用されうる予備データを記憶するものであり、データ
多重化登録テーブル(記憶テーブル)14−3は元デー
タと予備データとの関連を登録するものである。
【0027】なお、ここでいう元データとは、多重化す
る対象となる元のデータのことをいい、予備データと
は、元データをバックアップして多重化することにより
作成されるデータのことをいう。さらに、中央処理装置
7aは、以下に示すようなデータ多重化登録部7−1,
データ多重化解除部7−2,データ切替部7−3,デー
タ切り離し部7−4,データ復活部7−5,チェック情
報設定部7−6,検証部7−7及びデータ変更処理部7
−8,定期切替部7−11,定期検査部7−12及びデ
ータ読み込み部7−13としての機能を有している。
【0028】ここで、データ多重化登録部(データ多重
化手段)7−1は、第1記憶装置14−1,第2記憶装
置14−2及びデータ多重化登録テーブル14−3の記
憶領域を配分,確保するものである。具体的には、デー
多重化登録部7−1は、自動的にあるいはオペレータを
介して入力されたコマンドにより、情報処理装置のソフ
トウェア処理に使用される任意のデータ(元データ)を
バックアップする予備データを、第2記憶装置14−2
に記憶・登録するようになっている。
【0029】例えば、第1記憶装置14−1に記憶され
ているバックアップすべき元データが指定されると、後
述のデータ多重化登録部7−1により、予備データを図
4に示すようなフォーマットで第2記憶装置14−2に
登録することにより、指定されたデータの多重化を定義
するようになっている。即ち、この図4に示すように、
第2記憶装置14−2は、例えば128のブロックによ
り構成された1Mbyteの領域単位に構成されて、予
備データが格納されるようになっており、予備データ格
納領域アドレステーブル14−2aにより、登録される
予備データ領域のアドレスやサイズが管理される一方、
予備データ格納領域空塞テーブル14−2bにより、領
域の空き/塞がりが管理されるようになっている。
【0030】また、予備データ格納領域アドレステーブ
ル14−2aにおいては、128ブロックにより構成さ
れる領域毎の先頭アドレスが記録されるようになってお
り、予備データ格納領域空塞テーブル14−2bは、各
領域におけるブロック毎に1ビットの空塞ビットFを設
けることにより構成され、例えばFが‘0’の場合はブ
ロック使用中であることを示し、Fが‘1’の場合はブ
ロック空き状態であることを示すことができる。
【0031】なお、第2記憶装置14−2は、主記憶装
置6a又はファイル記憶装置9aのいずれかをデータに
応じて任意に選択することができるが、主記憶装置6
a,ファイル記憶装置9aのそれぞれにおいて、各装置
の領域のアドレス情報を管理する予備データ格納領域ア
ドレステーブル14−2a及び第2記憶装置14−2の
格納領域を管理する予備データ格納領域空塞テーブル1
4−2bが用意される。
【0032】これにより、データ多重化登録の際に、登
録に成功した場合は、登録成功をオペレータに通知する
が、予備データ格納領域空塞テーブル14−2bに記憶
されている情報に基づいて、予備データを作成するため
の領域が確保できない場合は、登録失敗の結果を通知す
る。上述したように、データ多重化登録部7−1は、予
備データを第2記憶装置14−2に記憶・登録するとと
もに、元データと予備データとの関連を、図5に示すよ
うなフォーマットでデータ多重化登録テーブル14−3
に記憶・登録するようになっている。
【0033】なお、予備データとして登録する対象とな
る元データに関する情報〔元データ登録装置番号,元デ
ータ登録装置内アドレス,元データサイズ,元データ読
み込みルーチンへのポインター(又は登録番号),元デ
ータ書き込みルーチンへのポインター(又は登録番号)
及び元データ変換ルーチンへのポインター(又は登録番
号)に関する情報〕は予めこのデータ多重化登録テーブ
ル14−3に登録されている。
【0034】即ち、この図5に示すように、データ多重
化登録テーブル14−3の先頭領域14−3Aに、登録
された元データ毎に登録番号が付され、登録データ領域
14−3Bには、元データと予備データとの関連が登録
データとして登録されるようになっている。ここで、登
録される登録データの内容としては、先頭ブロックに予
備データ及び元データにおける後述の図7に示すような
データ状態番号が付される一方、登録された元データに
付されているデータ多重化登録テーブル14−3上の登
録番号に基づいた登録データを構成する予備データ登録
装置番号,予備データ登録装置内アドレス,予備データ
サイズ,予備データ読み込みルーチンへのポインター
(又は登録番号),予備データ書き込みルーチンへのポ
インター(又は登録番号)及び予備データ変換ルーチン
へのポインター(又は登録番号)に関する情報が、元デ
ータに関する情報とともに登録されるようになってい
る。これにより、予め登録された元データに関連する予
備データ情報を格納することができる。
【0035】なお、後述するように、予備データ読み込
みルーチンは第2記憶装置14−2の予備データを読み
込むための処理であり、予備データ書き込みルーチン
は、第2記憶装置14−2へデータを書き込むための処
理である。さらに、上述の予備データ登録装置番号は、
主記憶装置6a及びファイル記憶装置9aに付された装
置を識別するための番号であって、例えば図6に示すよ
うに、主記憶装置6aには番号‘0’を、ファイル記憶
装置9aには番号‘1’として登録することができる。
【0036】また、上述のデータ多重化登録テーブル1
4−3の登録データ領域14−3Bの先頭ブロックに格
納されている元データ及び予備データについての状態番
号として、例えば図7に示すように、未登録状態に番号
‘0’,切り離し状態に番号‘1’,組み込み中状態に
番号‘2’,待機状態に番号‘3’,現用状態に番号
‘4’を設定することができる。
【0037】ここで、未登録状態とは多重化登録されて
いない状態であり、切り離し状態とは多重化登録されて
いるが実際の処理に使用されず現用状態に直接遷移でき
ない状態であり、組み込み中状態とは切り離し状態から
待機状態(又は現用状態)への組み込み中の状態であ
り、待機状態とはデータが現用状態に切り替わることが
できる状態であり、現用状態とはソフトウェア処理が実
行されている状態である。
【0038】さらに、データ多重化解除部(データ多重
化解除手段)7−2は、多重化登録テーブル14−3に
おいて元データと予備データとを関連づけて記憶してい
る旨の情報を解除するものであり、換言すれば、上述の
データ多重化登録部7−1において登録作成された予備
データについて、登録番号で指定されたデータに対応し
た多重化登録を解除し予備データを解放するものであ
る。
【0039】また、データ切替部(データ切替手段)7
−3は、自動的にあるいはオペレータを介して入力され
たコマンドに基づいて、第1記憶装置14−1に格納さ
れている元データ及び第2記憶装置14−2に格納され
ている予備データの一方をソフトウェア処理で現在使用
されている現用状態データとする一方、元データ及び予
備データの他方を現用状態データと同じデータ内容で現
用状態データを常にバックアップ可能な状態の待機状態
データ(予備状態データ)として使用するべく、元デー
タ及び予備データを所定の条件下で切り替えるものであ
る。
【0040】換言すれば、データ切替部7−3は、デー
タ多重化登録テーブル14−3における登録データ領域
14−3Bの先頭ブロックに記憶されている元データ又
は予備データの状態番号を、待機状態の番号(‘3’)
を現用状態の番号(‘4’)に書き換えたり、現用状態
の番号(‘4’)を待機状態の番号(‘3’)に書き換
えるものであり、これにより、待機状態データを現用状
態データに切り替えたり、現用状態データを待機状態デ
ータに切り替えることができる。
【0041】さらに、データ切り離し部(データ切り離
し手段)7−4は、自動的にあるいはオペレータから入
力されたコマンドに基づいて、データ多重化登録テーブ
ル14−3から元データと予備データとを関連づけて記
憶している旨の情報を解除することにより、現用状態デ
ータと待機状態データとを切り離すものである。換言す
れば、データ切り離し部7−4は、データ多重化登録テ
ーブル14−3における登録データ領域14−3Bの先
頭ブロックに記憶されている元データ又は予備データの
状態番号を、待機状態の番号(‘3’)あるいは現用状
態の番号(‘4’)を切り離し状態(‘1’)に書き換
えて、バックアップ可能な待機状態からバックアップ不
能な切り離し状態に遷移させるものである。
【0042】また、データ復活部(データ復活手段)7
−5は、データ切り離し部7−4によって、現用状態デ
ータと待機状態データとを切り離したあとで、データ多
重化登録テーブル14−3に、元データと予備データと
を関連づけて記憶することにより、元データと予備デー
タとについて、現用状態データと待機状態データとの関
係を復活させる、即ち切り離し状態にあるデータを待機
状態(又は現用状態)に組み込むものである。
【0043】従って、上述のデータ多重化登録部7−
1,データ多重化解除部7−2,データ切替部7−3,
データ切り離し部7−4及びデータ復活部7−5によ
り、元データ及び予備データについての状態(未登録状
態,切り離し状態,組み込み中状態,待機状態又は現用
状態)を制御するデータ状態制御部7−10を構成し、
このデータ状態制御7−10により、システムの稼働後
であっても、データの信頼度に応じた柔軟な2重化制御
を行なっている。
【0044】また、上述のごとく、元データ及び予備デ
ータについての状態番号が図7に示すように設定されて
いる場合は、このデータ状態制御部7−10のデータ状
態制御により、データ状態は図8に示すように遷移す
る。即ち、この図8に示すように、データ多重化登録部
7−1によるデータ多重化登録を行なう際には、データ
状態が未登録状態(‘0’)のものに適用され、登録さ
れたデータは、切り離し状態の予備データとなる。
【0045】また、データ多重化解除部7−2によるデ
ータ多重化解除を行なう際には、データ状態が切り離し
状態(‘1’)のものに適用され、解除されたデータ
は、未登録状態(‘0’)の予備データとなる。さら
に、データ復活部7−5による切り離し状態(‘1’)
のデータについて、待機状態(又は現用状態)へのデー
タの組み込みを開始すると、データ状態は組み込み中状
態(‘2’)に遷移する。
【0046】また、データ復活部7−5により組み込み
中状態のデータについて、組み込み処理が完了した場合
は、データは待機状態(‘3’)〔又は現用状態
(‘4’)〕に遷移する。さらに、データ切替部7−3
による現用状態データと待機状態データの状態制御によ
り、待機状態データ(‘3’)は現用状態データ
(‘4’)となり、現用状態データ(‘4’)は待機状
態データ(‘3’)となる。
【0047】また、データ切り離し部7−4によるデー
タ切り離し制御を行なう際には、データ状態が組み込み
中状態(‘2’),待機状態(‘3’)又は現用状態
(‘4’)のデータに適用され、切り離し制御が行なわ
れるたデータは切り離し状態(‘1’)となる。ところ
で、チェック情報設定部(チェック情報設定手段)7−
6は、現用状態データ及び待機状態データについて、例
えば関数演算等を施すことによりチェック情報としての
チェックサムを設定するものである。
【0048】具体的には、図9に示すように、第1記憶
装置14−1に記憶されている元データ又は第2記憶装
置14−2に記憶されている予備データが、16ワード
(32ビットのビット情報で1ワードを構成する)で構
成されるn個の領域で構成されている場合は、各領域毎
の16ワードの元データ(又は予備データ)の論理和を
とったものをチェックサムとして、チェックサムエリア
14−6に格納するようになっている。
【0049】さらに、検証部(検証手段)7−7は、現
用状態データを使用してソフトウェア処理を実行する際
に、チェック情報設定部7−6からのチェックサムを使
用して現用状態データの正常性を検証するものである。
換言すれば、現用状態データをアクセスする場合に、現
用状態データの内容を上述のチェック情報設定部7−6
で設定されたチェックサムに基づいて検証するものであ
る。
【0050】具体的には、図10のフローチャートに示
すように、チェック情報設定部7−6にて設定されたチ
ェックサムと、アクセスされるデータが格納されている
領域の全データの論理和との異同を比較することによ
り、データの正常性を検証するのである(ステップA
1)。また、この検証部7−7により現用状態データに
ついて異常を検出しない場合は、その現用状態データを
読み込み、読み込まれたデータを使用してソフトウェア
処理を実行する(ステップA2のYESルートからステ
ップA3)。
【0051】さらに、現用状態データについて異常を検
出すると、データ切替部7−3において待機状態データ
を現用状態データに切り替える一方、データ切り離し部
7−4により、異常の検出された現用状態データを切り
離す(ステップA2のNOルートからステップA4)。
続いて、データ切替部7−3にて切り替えられた、新た
な現用状態データにアクセスするが(ステップA5)、
アクセスに失敗した場合はアクセスNG結果を通知する
一方(ステップA6のYESルートからステップA
7)、アクセスに成功した場合はアクセスデータを読み
込んで出力した後(ステップA8)、データ復活部7−
5により、切り離し状態のデータを待機状態データに組
み込む。その後は、待機状態データを使用してソフトウ
ェア処理を実行することができる。
【0052】ところで、データ変更処理部(データ変更
処理手段)7−8は、現用状態データについてデータ変
更処理を施すとともに、これと同時に同じデータ変更処
理を待機状態データについて施すものである。換言すれ
ば、データ変更処理部7−8は、上述のデータ状態制御
部7−10によりデータ状態が制御されている現用状態
データに対する変更を、待機状態データにも同時に行な
うものであり、図11に示すように、多重化データの書
き込みを受け付ける書き込み受け付けルーチン7−8A
と、元データ/予備データ毎に入力されたデータを変換
して書き込み元データ書き込みルーチン7−8Bと、予
備データ書き込みルーチン7−8Cとから構成されてい
る。
【0053】即ち、多重化データの変更要求が、まず書
き込み受け付けルーチン7−8Aに入力される。書き込
み受け付けルーチン7−8Aでは、元データと予備デー
タの状態をチェックし、それらが現用状態データあるい
は待機状態データである場合のみ、入力されたデータを
元データ書き込みルーチン7−8B又は予備データ書き
込みルーチン7−8Cに渡してデータの変更を行なう。
これにより、入力されたデータについて、現用状態デー
タ及び待機状態データに同時に反映させることができ
る。
【0054】なお、上述のデータ変更処理部7−8は、
データが主記憶装置6aに配置されているときは主記憶
装置6aをアクセスするルーチンをそなえる一方、デー
タがファイル記憶装置9aに配置されている時はファイ
ル記憶装置9aをアクセスするルーチンをそなえてい
る。また、上述の元データ書き込みルーチン7−8B及
び予備データ書き込みルーチン7−8Cでは、新しいデ
ータを書き込む毎に、チェック情報設定部7−6におい
て、新しいデータに対応したチェックサムを生成してい
る。
【0055】さらに、データ書き込み部7−8への入力
情報形式は、これらの元データ書き込みルーチン7−8
B及び予備データ書き込みルーチン7−8Cに合わせて
指定することができる。また、このデータ変更処理部7
−8は、待機状態データのデータ変更処理の際に、上述
の現用状態データについてのデータ変更処理と同時に形
式は異なるが実質的に同じデータ変更処理を待機状態デ
ータについて施すデータ形式変更部(データ形式変更手
段)7−9が設けられている。
【0056】例えば、データ変更処理部7−8におい
て、ある待機状態データを‘1’と変更した場合におい
ては、データ形式変更部7−9では、形式は異なるが実
質的に同じデータ‘01’に変更するようになってい
る。さらに、このデータ形式変更部7−9としては、例
えば図12(a),(b)に示すように、元データから
予備データへの変換を行なう予備データ変換ルーチン7
−9Aと、予備データから元データへの変換を行なう元
データ変換ルーチン7−9Bとにより構成されている。
【0057】これにより、例えばデータ復活部7−5に
より切り離し状態にある予備データを待機状態に遷移さ
せる(組み込む)処理は、第1記憶装置14−1から元
データを順次読み込み、このデータを予備データ変換ル
ーチン7−9Aに出力し、予備データ変換ルーチン7−
9Aからの出力結果を予備データとして第2記憶装置1
4−2に記憶することにより行なうことができる。
【0058】また、データ読み込み部7−13は、現用
状態あるいは待機状態のいずれか指定された状態のデー
タを読み込むものであり、図13に示すように、多重化
データの読み込みを受け付ける読み込み受け付けルーチ
ン7−13Aと、元データ毎に入力されたデータを変換
して読み込む元データ読み込みルーチン7−13Bと、
予備データ毎に入力されたデータを変換して読み込む予
備データ読み込みルーチン7−13Cとから構成され
る。
【0059】即ち、多重化データからのデータ読み込み
要求は、まず読み込み受け付けルーチン7−13Aに入
力される。読み込み受け付けルーチン7−13Aでは、
まず読み込むデータの指定状態をチェックし、読み込み
データの指定状態が現用状態あるいは待機状態である場
合においては、データ多重化登録テーブル14−3の元
データあるいは予備データの状態をチェックし、指定さ
れた状態にある方のデータ読み込みルーチン7−13
B,7−13Cを起動しデータを読み込む。
【0060】なお、上述のデータ読み込み部7−13に
ついても、データが主記憶装置6aに配置されていると
きは主記憶装置6aをアクセスするルーチンを使用し、
データがファイル記憶装置9aに配置されている時はフ
ァイル記憶装置9aをアクセスするルーチンを使用する
ことにより、主記憶装置6a又はファイル記憶装置9a
に配置することができる。
【0061】さらに、データ読み込み部7−13への入
力情報形式についても、これらの元データ読み込みルー
チン7−9B及び予備データ読み込みルーチン7−9C
に合わせて指定することができる。さらに、定期切替部
7−11は、待機状態データの正常性を確認するために
定期的に現用状態/待機状態の関係を切り替えるもので
あり、例えば、ソフトウェアの指定時刻にプログラムを
起動する定刻起動制御により起動され、多重化データ状
態制御部7−10の現用状態/待機状態切り替え制御種
別に応じて状態が切り替えられるようになっている。
【0062】また、定期検査部7−12は、例えば図1
4のフローチャートに示すように、定期的に現用状態デ
ータと待機状態データのデータとそのチェックサムとを
検査(検証)して、現用状態データと待機状態データの
異常を検出することにより、現用状態データと待機状態
データの正常性を確認するものであり、異常が検出され
た場合は、検出された異常データを正常なデータで修復
するようになっている。
【0063】即ち、第1記憶装置14−1又は第2記憶
装置14−2にて記憶されている元データ又は予備デー
タが現用状態/待機状態で動作中である場合は、データ
読み込み部7−13において、現用状態データをデータ
変換を行なうデータ量単位で読み込む(ステップB1の
YESルートからステップB2)。次に、読み込まれた
現用状態データについて、データ形式変更部7−9のデ
ータ変換ルーチン7−9A(又は7−9B)においてデ
ータを変換する(ステップB3)。
【0064】続いて、上述のデータ形式変換部7−9に
おいて変換されたデータと待機状態データとを比較し、
不一致が発生している場合は、不一致発生領域のチェッ
クサムにより現用状態データと待機状態データの異常を
検査する(ステップB4のYESルートからステップB
5)。ここで、上述のステップB5におけるチェックサ
ムに基づく検査の結果、現用状態データ及び待機状態デ
ータの双方が、正常又は異常であると判定された場合
は、当該不一致データとチェックサムと検査結果とを例
えば保守ワークステーション10aを介して保守者に通
知する(ステップB6のYESルート又はステップB7
のYESルートからステップB8)。
【0065】一方、現用状態データ及び待機状態データ
のいずれか一方が正常(チェックサム検査OK)である
と判定された場合は、チェックサム検査OKのデータに
基づいてチェックサム検査NGのデータを修復し(ステ
ップB7のNOルートからステップB9)、不一致と判
定された他方のデータに関する内容と修復結果とを図示
しないオペレータに通知する(ステップB10)。
【0066】ところで、上述のステップB4における、
データ形式変換部7−9において変換されたデータと待
機状態データとの比較の結果、不一致が発生してない場
合は、変換された該当領域のチェックサムのみにより現
用状態データと待機状態データとの異常を検査する(ス
テップB4のNOルートからステップB11)。ここ
で、ステップB11における現用状態データと待機状態
データとの異常の検査の結果、両方のデータが共に異常
である場合は、検査NGとなったデータを用いてチェッ
クサムを再生成し(ステップB12のNOルートからス
テップB13)、検査NGとなったデータとチェックサ
ムを再生成する旨を例えば保守ワークステーション10
aを介して保守者に通知する(ステップB14)。
【0067】その後、ステップB10あるいはステップ
B14における保守ワークステーション10aへの通知
を行なったり、ステップB12においてチェックサムに
よる検査結果が両データともOKである場合は、全デー
タについて、上述の場合と同様に比較されていない現用
状態データ及び待機状態データについて比較を行なう
(ステップB15のNOルートからステップB1)。
【0068】ところで、ステップB1において、第1記
憶装置14−1又は第2記憶装置14−2にて記憶され
ている元データ又は予備データが現用状態/待機状態で
動作中でない場合は、元データ又は予備データに切り離
し状態データがあると判定される(ステップB1のNO
ルート)。また、元データ又は予備データに切り離し状
態データがあると判定された場合において、現用状態デ
ータがない場合は処理は終了する一方(ステップB16
のNOルート)、現用状態データがある場合は、現用状
態データのチェックサムによる検査を行ない(ステップ
B16のYESルートからステップB17)、検査結果
としてOKである場合は、処理は終了する一方(ステッ
プB17のNOルート)、NGである場合はその旨を保
守ワークステーション10aを介して保守者に通知する
(ステップB18)。
【0069】上述の構成により、本発明の一実施形態に
かかる情報処理装置では、以下に示すようなデータ処理
が行なわれる。即ち、スイッチングネットワーク13a
に収容された他の通信端末に接続されて、通信を行なう
ことができる電子計算機5においては、主記憶装置6a
及びファイル記憶装置9aに記憶されている所要のデー
タを用いてソフトウェア処理を施すことができる。
【0070】また、主記憶装置6a又はファイルメモリ
9aの第1記憶装置14−1ではソフトウェア処理を行
なうための元データを記憶する一方、第2記憶装置14
−2では元データをバックアップして同じくソフトウェ
ア処理に使用されうる予備データを記憶しているが、こ
れら第1記憶装置14−1及び第2記憶装置14−2に
記憶されているデータの状態は、以下に示すように制御
されている。
【0071】即ち、データ多重化登録部7−1におい
て、データ多重化登録テーブル14−に元データと予備
データとの関連を登録したり、データ多重化解除部7−
2において、元データと予備データとの関連を解除する
ことができ、これらデータ多重化登録部7−1及びデー
タ多重化解除部7−2の登録結果や解除結果はオペレー
タに通知される。
【0072】また、データ切替部7−3により、これら
の元データ及び予備データの一方をソフトウェア処理で
現在使用されている現用状態データとする一方、元デー
タ及び予備データの他方を現用状態データと同じデータ
内容で現用状態データを常にバックアップ可能な状態の
予備状態データとして使用することにより、主記憶装置
6a及びファイル記憶装置9aに記憶されているデータ
のソフト的な2重化を行なっている。
【0073】さらに、このデータ切替部7−3において
は、現用状態データ及び予備状態データを、自動的ある
いは保守ワークステーション10aを介して入力された
コマンドに基づいて切り替えを行ない、切り替え後のデ
ータを用いて、ソフトウェア処理を実行している。ま
た、データ切り離し部7−4において、データ多重化登
録テーブル14−3に記憶されている元データと予備デ
ータとが関連づけられている情報を解除することによ
り、現用状態データと予備状態データとを切り離す一
方、データ復活部7−5において、再度データ多重化登
録テーブル14−3、元データと予備データとを関連づ
けて記憶することにより、第1記憶装置14−1に格納
されている元データと第2記憶装置14−2に格納され
ている予備データとについて、現用状態データと予備状
態データとの関係を復活させることができる。
【0074】さらに、現用状態データをアクセスする場
合には、検証部7−7において、現用状態データの内容
を上述のチェック情報設定部7−6で設定されたチェッ
クサムに基づいて検証する。ここで、現用状態データに
ついて異常を検出しない場合は、現用状態データを使用
してソフトウェア処理を実行するとともに、異常を検出
すると、予備状態データを使用してソフトウェア処理を
実行する。
【0075】上述の検証部7−7においてデータの正常
性が確認されると、データ読み込み部7−13から指定
したデータを読み込む一方、データ変更処理部7−8に
おいて、現用状態データの書き込みが行なわれる場合
は、同時に同じデータ変更処理を待機状態データについ
て施している。また、データ変更処理部7−8のデータ
形式変更部7−9においてデータ変更処理を行なう場合
は、同時に形式は異なるが実質的に同じデータ変更処理
を待機状態データについて施している。
【0076】なお、定期切替部7−11では、待機状態
データの正常性を確認するために定期的に現用状態/待
機状態の関係を切り替えを行なう一方、定期的に現用状
態データと待機状態データのデータとそのチェックサム
とを検査(検証)して、現用状態データと待機状態デー
タの異常を検出している。ところで、上述の図2に示す
ディジタル交換システムの初期状態においては、主記憶
装置6a(又は6b)には例えばシステム起動のための
データ(プログラムを含む)は格納されておらず、ファ
イル記憶装置9a(又は9b)に格納されている。
【0077】このため、システム起動用のデータをファ
イル記憶装置9a(又は9b)から主記憶装置6a(又
は6b)に引き上げる(主記憶装置6aにて記憶する)
処理が行なわれるが、この引上げ処理は以下に示すよう
に行なわれる(以下の説明においても、上述の場合と同
様に系#0が現用系であるとして説明する)。まず、ファ
イル記憶装置9aを第1記憶装置14−1、即ち、この
ファイル記憶装置9aに記憶されている例えばシステム
起動用のデータ(プログラムを含む)を元データとする
一方、主記憶装置6aを第2記憶装置14−2、即ち、
この主記憶装置6aに記憶されているシステム起動用の
データ(プログラムを含む)を予備データとする。
【0078】また、システム初期設定時において、デー
タ多重化登録部7−1により、ファイル記憶装置9aに
記憶されている元データのうち、主記憶装置6aに引き
上げる必要のある元データを例えばオペレータによる指
定等により定義する。続いて、データ多重化登録部7−
1により、定義された主記憶装置6aに引き上げるべき
元データについて多重化登録し、予備データとして主記
憶装置6aに記憶する。
【0079】さらに、データ復活部7−5により、切り
離し状態にある予備データとしての主記憶装置6aに記
憶されているデータについて、待機状態データとして組
み込む。その後、データ切替部7−3により、待機状態
となった主記憶装置6aに記憶されているデータについ
ては現用状態データに切り替えるとともに、ファイル記
憶装置9aに記憶されているデータについては待機状態
データに切り替える。
【0080】これにより、中央処理装置7aでは、初期
設定終了後にシステムを起動する際には、主記憶装置6
aに格納されているデータを、現用状態データとしてア
クセスすることができる。このように、本発明の一実施
形態にかかる情報処理装置によれば、主記憶装置6a又
はファイル記憶装置9aに、第1記憶装置14−1,第
2記憶装置14−2及びデータ多重化登録テーブル14
−3をそなえ、中央処理装置7aが、データ多重化登録
部7−1,データ多重化解除部7−2,データ切替部7
−3,データ切り離し部7−4,データ復活部7−5を
そなえたことにより、バックアップ用の特別なハードウ
ェアを用いずに、主記憶装置6a又はファイル記憶装置
9aに記憶されたデータをソフトウェア的に2重化して
データの信頼度を高めることができるほか、データ状態
を制御することができるので、システムの稼働後であっ
ても、データの信頼度に応じて柔軟にデータの信頼度を
高めることができる利点がある。
【0081】また、チェック情報設定部7−6及び検証
部7−7をそなえたことにより、現用状態データの異常
を検出することができるので、異常を検出した時には、
待機状態データを現用状態データに切り替えることによ
り、システムを誤動作させることがなくなり、データの
信頼性が飛躍的に向上する。さらに、データ変更処理部
7−8(又はデータ形式変更部7−9)により、現用状
態データについてデータ変更処理を施すと、これと同時
に同じデータ変更処理(又は形式は異なるが実質的に同
じデータ変更処理)が待機状態データについて行なわれ
るので、オペレータは情報処理装置5内の環境を意識す
る必要がなく、操作を容易にすることができる。
【0082】なお、上述の本実施形態においては、シス
テム運用時において、例えば系#0が現用系として動作し
ている場合について詳述しているが、系#1が現用系とし
て動作するように切り替わった場合についても、上述の
場合と同様に、主記憶装置6b及びファイル記憶装置9
bに格納されているデータをソフトウェア的に2重化す
ることができる。
【0083】また、上述の本実施形態においては、デー
タ多重化登録テーブル14−3に元データと予備データ
とを関連づけて記憶させ、現用状態データと待機状態デ
ータとを切り替えることにより2重化を行なっている
が、これに限定されず、例えば3重化あるいは4重化
等、多重化して行なうこともできる。例えば、3重化す
る場合には、第2記憶装置14−2に記憶する予備デー
タを第1予備データ及び第2予備データの2種類設け
て、元データ,第1予備データ及び第2予備データを関
連づけて記憶する等、第2記憶装置14−2に記憶する
予備データを複数種類設けて、元データと複数種類の予
備データとを関連づけて記憶することが考えられる。
【0084】(b)本発明の一実施形態の変形例の説明 上述したようなディジタル交換システムに適用された情
報処理装置(図2参照)においては、以下に示すプログ
ラム起動部7−14及びデータ書き込み加工部7−15
をそなえるとともに、データ状態制御部7−10を、切
り離し状態にあるデータを現用とし、同時に現用状態に
あるデータを切り離すように制御するような制御態様と
することにより、図15〜図18に示すように、起動中
の交換用プログラムを別の交換用プログラムに瞬時の入
れ替えを行なうことができる。
【0085】なお、この場合においても、2重化された
主記憶装置6a,6b,中央処理装置7a,7b及びフ
ァイル記憶装置9a,9bは、それぞれ同様の構成を有
しているため、ここでは、主記憶装置6a,中央処理装
置7a及びファイル記憶装置9aにおける機能のみにつ
いて詳細に説明する。ここで、7−14はプログラム起
動部であり、このプログラム起動部7−14は、中央処
理装置7aにそなえられ、交換用プログラムの起動要求
を受け付けて、主記憶装置6a又はファイル記憶装置9
aに記憶されている現用状態データとしての交換用プロ
グラムの起動制御を行なうものである。
【0086】また、7−15はデータ書き込み加工部で
あり、このデータ書き込み加工部7−15は、主記憶装
置6a又はファイル記憶装置9aに記憶されているデー
タについて、書き込み等の加工を行なうものである。上
述の構成により、本発明の一実施形態の変形例にかかる
情報処理装置においては、以下に示すようにプログラム
の入れ替え処理を行なうことができる。なお、主記憶装
置6a又はファイル記憶装置9aにおける第1記憶装置
14−1には予め入れ替え前プログラムが格納されてい
るものとする。
【0087】まず、プログラム起動部7−14に交換用
プログラムの起動要求が入力されると〔図15における
(a)参照〕、プログラム起動部7−14では、第1記
憶装置14−1に格納されている元データとしての交換
用プログラム(入れ替え前プログラム)を、データ多重
化登録テーブル14−3の先頭領域14−3A(図5参
照)に予め登録されているデータ登録番号を指定してア
クセスすることにより起動する〔図15における(b)
参照〕。
【0088】次に、図16に示すように、自動的にある
いはオペレータによるコマンド入力に基づいて、データ
多重化登録部7−1により、情報処理装置のソフトウェ
ア処理に使用される任意のデータ(元データ)をバック
アップする予備データを、第2記憶装置14−2に記憶
・登録するとともに、データ多重化登録テーブル14−
3に、元データと予備データとの関連をデータ多重化登
録テーブル14−3に記憶・登録する。なお、第2記憶
装置14−2に登録された予備データは、切り離し状態
にある。
【0089】次に、データ書き込み加工部7−15にお
いて、第2記憶装置14−2に記憶された予備データに
ついて、起動中のプログラムに代わる新規のプログラム
(入れ替え後プログラム)の書き込みを行なう〔図17
における(c)参照〕。続いて、自動的にあるいはオペ
レータを介して入力されたコマンドに基づいて、データ
状態制御部7−10により、切り離し状態にある予備デ
ータとしての入れ替え後プログラムを現用状態データと
する一方、同時に現用状態データとしての入れ替え前プ
ログラムを切り離し状態とするように制御する。
【0090】これにより、予備データとしての新規のプ
ログラムが格納された第2記憶装置14−2のデータを
瞬時に現用状態データとすることができ、以後、プログ
ラム起動部7−14により該当プログラムの起動があっ
た場合は、第1記憶装置14−1に記憶されている入れ
替え前プログラムは切り離し状態のデータであって起動
されることはなく、第2記憶装置14−2に記憶されて
いる入れ替え後プログラムが起動される〔図18におけ
る(d)参照〕。
【0091】なお、検証部7−7において、第2記憶装
置14−2に記憶されている入れ替え後のプログラムを
起動する際に、チェック情報設定部7−6からのチェッ
クサムを使用して現用状態データの正常性を検証する
が、この新規プログラムの正常性が確認されると、デー
タ状態制御7−10の制御により、第1記憶装置14−
1に記憶されている元データとしての入れ替え前プログ
ラムは、入れ替え後プログラムとして新規に書き換えら
れて、この元データを現用状態データに切り替えること
ができる。
【0092】この場合においては、待機状態にある第2
記憶装置の予備データは切り離し状態となり、データ多
重化解除部7−2により多重化登録解除により多重化登
録を解除されることもできる。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4,
8,9,11〜13記載の本発明によれば、元データと
予備データとを関連づけて記憶テーブルに記憶させるこ
とにより、バックアップ用の特別なハードウェアを用い
ずに、記憶装置に記憶されたデータをソフトウェア的に
多重化してデータの信頼度を飛躍的に高めることができ
るほか、データ多重化登録手段,データ多重化解除手
段,データ切替手段,データ切り離し手段及びデータ復
活手段により、データ状態を制御することができるの
で、システムの稼働後であっても、データの信頼度に応
じて柔軟にデータの信頼度を高めることができる利点が
ある。
【0094】また、請求項5,14記載の本発明によれ
ば、現用状態データの異常を検出することができるの
で、異常を検出した時には、待機状態データを現用状態
データに切り替えることにより、システムを誤動作させ
ることがなくなり、データの信頼性が飛躍的に向上す
る。さらに、請求項6,7,10,15,16記載の本
発明によれば、データ変更処理手段あるいはデータ形式
変更手段により、現用状態データについてデータ変更処
理を施すと、これと同時に同じデータ変更処理(又は形
式は異なるが実質的に同じデータ変更処理)が待機状態
データについて行なわれるので、情報処理装置を操作す
るオペレータは装置内の環境を意識する必要がなく、操
作を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる情報処理装置が適
用されたディジタル交換システムを示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施形態にかかる情報処理装置を示
す機能ブロック図である。
【図4】本発明の一実施形態にかかる第2記憶装置に登
録された予備データのフォーマットを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態にかかるデータ多重化登録
テーブルのフォーマットを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態にかかるデータ多重化登録
テーブルに格納されている予備データ登録装置番号を示
す図である。
【図7】本発明の一実施形態にかかるデータ多重化登録
テーブルに格納されている元データ及び予備データにつ
いての状態番号を示す図である。
【図8】本発明の一実施形態にかかるデータ状態制御部
の制御によるデータ状態の遷移を示す図である。
【図9】本発明の一実施形態にかかるチェック情報設定
部によるチェックサムの設定手法を説明するための図で
ある。
【図10】本発明の一実施形態にかかる検証部による検
証結果に応じたデータ状態の制御を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図11】本発明の一実施形態にかかるデータ変更処理
部の動作を説明するためのブロック図である。
【図12】(a),(b)はともに本発明の一実施形態
にかかるデータ形式変更部の動作を説明するためのブロ
ック図である。
【図13】本発明の一実施形態にかかるデータ読み込み
部の動作を説明するためのブロック図である。
【図14】本発明の一実施形態にかかる定期検査部の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図15】本発明の一実施形態の変形例にかかる情報処
理装置によるプログラムの入れ替え処理を説明するため
のブロック図である。
【図16】本発明の一実施形態の変形例にかかる情報処
理装置によるプログラムの入れ替え処理を説明するため
のブロック図である。
【図17】本発明の一実施形態の変形例にかかる情報処
理装置によるプログラムの入れ替え処理を説明するため
のブロック図である。
【図18】本発明の一実施形態の変形例にかかる情報処
理装置によるプログラムの入れ替え処理を説明するため
のブロック図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置 2−1 第1記憶装置 2−2 第2記憶装置 3 データ多重化登録手段 4 記憶テーブル 5 電子計算機 6a,6b 主記憶装置 7a,7b 中央処理装置 7−1 データ多重化登録部(データ多重化登録手段) 7−2 データ多重化解除部(データ多重化解除手段) 7−3 データ切替部(データ切替手段) 7−4 データ切り離し部(データ切り離し手段) 7−5 データ復活部(データ復活手段) 7−6 チェック情報設定部(チェック情報設定手段) 7−7 検証部(検証手段) 7−8 データ変更処理部(データ変更処理手段) 7−8A 書き込み受け付けルーチン 7−8B 元データ書き込みルーチン 7−8C 予備データ書き込みルーチン 7−9 データ形式変更部(データ形式変更手段) 7−9A 予備データ変換ルーチン 7−9B 元データ変換ルーチン 7−10 データ状態制御部 7−11 定期切替部 7−12 定期検査部 7−13 データ読み込み部 7−13A 読み込み受け付けルーチン 7−13B 元データ読み込みルーチン 7−13C 予備データ読み込みルーチン 7−14 プログラム起動部 7−15 データ書き込み加工部 8a,8b チャネル 9a,9b ファイル記憶装置 10a,10b 保守ワークステーション 11a,11b 磁気テープ装置 12a,12b スイッチングネットワーク制御装置 13a,13b スイッチングネットワーク 14−1 第1記憶装置 14−2 第2記憶装置 14−2a 予備データ格納領域アドレステーブル 14−2b 予備データ格納領域空塞テーブル 14−3 データ多重化登録テーブル(記憶テーブル) 14−3A 先頭領域 14−3B 登録データ領域 14−6 チェックサムエリア

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要のデータを用いてソフトウェア処理
    を施す情報処理装置において、 該元データを記憶する第1記憶装置と、 該元データをバックアップして同じく該ソフトウェア処
    理に使用されうる予備データを記憶する第2記憶装置
    と、 該元データと該予備データとを関連づけて記憶テーブル
    に記憶させるデータ多重化登録手段とをそなえて構成さ
    れたことを特徴とする、情報処理装置。
  2. 【請求項2】 該記憶テーブルから該元データと該予備
    データとを関連づけて記憶している旨の情報を解除する
    データ多重化解除手段をそなえて構成されたことを特徴
    とする、請求項1記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記の元データ及び予備データの一方を
    該ソフトウェア処理で現在使用されている現用状態デー
    タとする一方、上記の元データ及び予備データの他方を
    該現用状態データと同じデータ内容で該現用状態データ
    を常にバックアップ可能な状態の予備状態データとして
    使用するべく、上記の元データ及び予備データを所定の
    条件下で切り替えるデータ切替手段が設けられたことを
    特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 該記憶テーブルから該元データと該予備
    データとを関連づけて記憶している旨の情報を解除する
    ことにより、上記の現用状態データと予備状態データと
    を切り離すデータ切り離し手段が設けられるとともに、 該データ切り離し手段によって、上記の現用状態データ
    と予備状態データとを切り離したあとで、該記憶テーブ
    ルに、該元データと該予備データとを関連づけて記憶す
    ることにより、上記の元データと予備データとについ
    て、上記の現用状態データと予備状態データとの関係を
    復活させるデータ復活手段が設けられていることを特徴
    とする、請求項3記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記の現用状態データ及び予備状態デー
    タについて、チェック情報を設定するチェック情報設定
    手段と、 該現用状態データを使用して該ソフトウェア処理を実行
    する際に、該チェック情報を使用して該現用状態データ
    の正常性を検証する検証手段とをそなえ、 該検証手段により該現用状態データについて異常を検出
    しない場合は、該現用状態データを使用して該ソフトウ
    ェア処理を実行するとともに、該検証手段により該現用
    状態データについて異常を検出すると、該予備状態デー
    タを使用して該ソフトウェア処理を実行するように構成
    されたことを特徴とする、請求項1記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 上記の現用状態データについてデータ変
    更処理を施すとともに、これと同時に同じデータ変更処
    理を該予備状態データについて施すデータ変更処理手段
    が設けられたことを特徴とする、請求項1記載の情報処
    理装置。
  7. 【請求項7】 該データ変更処理手段により上記の現用
    状態データについてデータ変更処理を施すと、これと同
    時に形式は異なるが実質的に同じデータ変更処理を該予
    備状態データについて施すデータ形式変更手段が該デー
    タ変更処理手段に設けられていることを特徴とする、請
    求項6記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 記憶装置に記憶されている所要のデータ
    を用いてソフトウェア処理を施す情報処理装置におい
    て、 該ソフトウェア処理に使用されうる元データのほかに、
    記憶装置に、該元データをバックアップして同じく該ソ
    フトウェア処理に使用されうる予備データを記憶してお
    き、 記憶テーブルに、該元データと該予備データとを関連づ
    けて記憶することを特徴とする、情報処理装置における
    データ処理方法。
  9. 【請求項9】 該記憶テーブルに、該元データと該予備
    データとを関連づけて記憶している状態で、該記憶テー
    ブルから該元データと該予備データとを関連づけて記憶
    している旨の情報を解除することを特徴とする請求項8
    記載の情報処理装置におけるデータ処理方法。
  10. 【請求項10】 記憶装置に記憶されている所要のデー
    タを用いてソフトウェア処理を施す情報処理装置におい
    て、 該ソフトウェア処理に使用されうる元データのほかに、
    記憶装置に、該元データをバックアップして同じく該ソ
    フトウェア処理に使用されうる予備データを記憶すると
    ともに、記憶テーブルに、該元データと該予備データと
    を関連づけて記憶しておき、 上記の元データ及び予備データの一方を該ソフトウェア
    処理で現在使用されている現用状態データとする一方、
    上記の元データ及び予備データの他方を該現用状態デー
    タと同じデータ内容で該現用状態データを常にバックア
    ップ可能な状態の予備状態データとして使用することを
    特徴とする、情報処理装置におけるデータ処理方法。
  11. 【請求項11】 上記の現用状態データ及び予備状態デ
    ータを所定の条件下で切り替えて、切り替え後のデータ
    を用いて、該ソフトウェア処理を実行することを特徴と
    する、請求項10記載の情報処理装置におけるデータ処
    理方法。
  12. 【請求項12】 該記憶テーブルから該元データと該予
    備データとを関連づけて記憶している旨の情報を解除す
    ることにより、上記の現用状態データと予備状態データ
    とを切り離すことを特徴とする、請求項10記載の情報
    処理装置におけるデータ処理方法。
  13. 【請求項13】 該記憶テーブルから該元データと該予
    備データとを関連づけて記憶している旨の情報を解除す
    ることにより、上記の現用状態データと予備状態データ
    とを切り離したあとに、再度該記憶テーブルに、該元デ
    ータと該予備データとを関連づけて記憶することによ
    り、上記の元データと予備データとについて、上記の現
    用状態データと予備状態データとの関係を復活させるこ
    とを特徴とする、請求項12記載の情報処理装置におけ
    るデータ処理方法。
  14. 【請求項14】 上記の現用状態データ及び予備状態デ
    ータについて、チェック情報を用意しておき、 該現用状態データを使用して該ソフトウェア処理を実行
    する際に、該チェック情報を使用して該現用状態データ
    の正常性を検証し、 もし該現用状態データについて異常を検出しない場合
    は、該現用状態データを使用して該ソフトウェア処理を
    実行するとともに、 もし該現用状態データについて異常を検出すると、該予
    備状態データを使用して該ソフトウェア処理を実行する
    ことを特徴とする請求項10記載の情報処理装置におけ
    るデータ処理方法。
  15. 【請求項15】 上記の現用状態データについてデータ
    変更処理を施すと、これと同時に同じデータ変更処理が
    該予備状態データについて施されることを特徴とする、
    請求項10記載の情報処理装置におけるデータ処理方
    法。
  16. 【請求項16】 上記の現用状態データについてデータ
    変更処理を施すと、これと同時に形式は異なるが実質的
    に同じデータ変更処理が該予備状態データについて施さ
    れることを特徴とする、請求項10記載の情報処理装置
    におけるデータ処理方法。
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