JPH09330273A - メモリカードおよびメモリカードにおける誤り訂正方法 - Google Patents

メモリカードおよびメモリカードにおける誤り訂正方法

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JPH09330273A
JPH09330273A JP8147177A JP14717796A JPH09330273A JP H09330273 A JPH09330273 A JP H09330273A JP 8147177 A JP8147177 A JP 8147177A JP 14717796 A JP14717796 A JP 14717796A JP H09330273 A JPH09330273 A JP H09330273A
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data
error correction
ecc
correction code
memory card
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JP8147177A
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Yoshimasa Yoshimura
芳正 吉村
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Mitsubishi Electric Corp
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    • G06F11/1008Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices
    • G06F11/1068Adding special bits or symbols to the coded information, e.g. parity check, casting out 9's or 11's in individual solid state devices in sector programmable memories, e.g. flash disk
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大容量でアクセス時間が短く、かつ、データ
の誤り訂正可能なメモリカードを提供する。 【解決手段】 主メモリ11に格納されるデータに対し
て、ブロック毎に誤り訂正符号(ECC)を計算するE
CC計算回路19と、ECC計算回路19により計算さ
れたECCを記憶するECCメモリ21と、データ読み
出し時に、読み出したデータに対してECC計算回路1
9により算出されたECCと、事前に前記ECCメモリ
21に格納されたECCとを照合し、照合結果を出力す
るECC制御回路23と、前記ECC制御回路23によ
る照合結果に基づき誤りデータを検出し、訂正する誤り
訂正コントローラ25とからなる誤り訂正回路15を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はメモリカードに関
し、特にデータの誤り訂正機能を有するメモリカードお
よびメモリカードにおけるデータの誤り訂正方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】書き換え可能なSRAM(スタティック
RAM)やフラッシュメモリを備えたメモリカードは、
情報処理機器から取り外され、外部から電源が供給され
なくてもデータを保持することができる。このため、S
RAMやフラッシュメモリを備えたメモリカードは、デ
ータを保持したまま情報処理機器から取り外され保管さ
れることがある。しかし、これらのメモリカードにおい
て、データ保持期間中にソフトエラーやデータ揮発等に
より、ビット化けを起こし、保持データが正確に読みだ
せないということがある。この現象が起こる確率は小さ
いが、メモリ容量の大容量化や、市場での出荷台数が増
加するに伴い、この事象が発生する件数は無視できなく
なる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、SRAMやフラ
ッシュメモリを搭載したメモリカードにおいて、データ
保持期間中に発生したデータエラーに対して、自己完結
的に誤りを訂正する機能を有するものはなかった。今
後、メモリカードの大容量化に伴い、誤りデータの発生
件数が増加してくると、データ保持期間中に発生した誤
りデータをそのまま読み出すことは問題となる。
【0004】また、このようなデータに生ずる誤りを訂
正する方法として、メモリカードにおいて、誤り訂正符
号(Error Correction Code)(以下、「ECC」と称
す)を用いる方法があるが、この場合、各バイト、各ワ
ード毎にECCを持たせると、ECCデータの格納のた
めに大きなメモリ容量を必要とする。例えば、8ビット
データに対し必要なECCは4ビットになり、4メガバ
イトの主メモリに対し、2メガバイトのECCのための
メモリ容量が必要となる。しかし、メモリカードの部品
実装上これだけのメモリ容量は実現できない。
【0005】ECCの大きさを小さくするためには、誤
り訂正をバイト単位でなく数バイトのブロック単位で行
えばよく、ブロックのバイト数が大きければ大きいほど
必要なECCの大きさは相対的に小さくなる。しかしな
がら、データ更新時のECC計算において、ブロック全
体のデータをもとに計算しなければならず、ブロックが
大きくなればなるほどデータアクセスの処理時間がかか
る。
【0006】本発明は、上記問題を解決すべくなされた
ものであり、その目的とするところは、大容量でアクセ
ス時間が短く、かつ、データの誤り訂正可能なメモリカ
ードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメモリカー
ドは、データを所定のバイト長のブロック単位で格納す
るメモリ素子を有し、情報処理機器から抜脱時にデータ
保持が可能で書き換え可能なメモリカードにおいて、前
記メモリ素子に格納されたデータに対し前記ブロック毎
に誤り訂正符号を計算し、前記誤り訂正符号に基づき前
記データの誤りを検出し、誤りが検出されたデータの誤
り訂正を行う誤り訂正手段を備える。
【0008】前記誤り訂正手段は、誤り訂正符号を用い
て、SRAMやフラッシュメモリ等により構成されるメ
モリ素子内に格納されるデータに対してソフトエラー等
により発生したデータ誤りを検出し、誤りの検出された
データについて訂正を行う。
【0009】好ましくは、前記メモリカードにおいて、
前記誤り訂正手段は、前記メモリ素子に格納されるデー
タに対して、前記ブロック毎に誤り訂正符号を計算する
ECC計算部と、前記ECC計算部により計算された誤
り訂正符号を記憶するECC記憶部と、データ読み出し
時に、読み出したデータに対して前記ECC計算部によ
り算出された誤り訂正符号と、事前に前記ECC記憶部
に格納された誤り訂正符号とを照合し、照合結果を出力
するECC制御部と、前記ECC制御部による照合結果
に基づき誤りデータを検出し、訂正する誤り訂正制御部
とからなる。
【0010】好ましくは、前記メモリカードにおいて、
前記情報処理機器から抜脱され、電源が供給されなくな
った後に、所定時間の間、前記メモリ素子および前記誤
り訂正手段に対して電源を供給する充電可能な蓄電手段
をさらに備える。
【0011】前記蓄電手段は、情報処理機器から抜脱さ
れ、電源供給が遮断された後も、メモリ素子および誤り
訂正手段に対し、動作に必要な電源を供給する。これに
より、メモリカードが情報処理機器から抜脱された後で
も、誤り訂正手段は、誤り訂正符号の更新処理を行え
る。
【0012】好ましくは、前記メモリカードにおいて、
前記誤り訂正手段は、データ書き込みのあったブロック
番号を記憶するフラグ手段をさらに備える。
【0013】前記誤り訂正手段は、フラグ手段におい
て、データ書き込みのあったブロック番号を記録する。
誤り訂正手段は、この記録を参照することにより、メモ
リ素子内のブロック領域において、データの更新の有無
を認識でき、誤り訂正符号計算時において、データ更新
のあったブロックに対してのみ誤り訂正符号を計算する
ことができる。
【0014】好ましくは、前記メモリカードにおいて、
前記ECC計算部は、前記ブロック中の更新されるべき
バイトに対して、書き込まれるべき新データと該新デー
タと同一の領域に格納された更新前の元データとの差を
示す差分データを計算し、該差分データに対する誤り訂
正符号である差分誤り訂正符号を計算し、該差分誤り訂
正符号を、更新前の前記元データに対する誤り訂正符号
に加算することにより、前記新データに対する誤り訂正
符号を計算する。
【0015】前記ECC計算部は、更新されたデータに
対する誤り訂正符号を更新する際に、変更のあったバイ
トに対する新データと元データとの差を示す差分データ
を計算し、この変更のあったバイトのみに対して誤り訂
正符号を計算し、この誤り訂正符号を元の誤り訂正符号
に加算することにより新データに対する誤り訂正符号を
計算する。すなわち、誤り訂正符号計算時において、ブ
ロック全体のデータに対して計算を行わず、変更のあっ
たバイトのみに対して誤り訂正符号を計算することによ
り、新しい誤り訂正符号を計算する。
【0016】本発明に係る第1誤り訂正方法は、所定の
バイト長のブロック毎に分割された領域にデータを格納
するメモリ素子を有し、情報処理機器から抜脱時にデー
タ保持が可能で、書き換え可能なメモリカードにおける
データ誤り訂正方法において、a)前記メモリ素子に格
納されたデータを前記ブロック毎に読み出すステップ
と、b)前記ブロック毎に読み出されたデータに対し、
誤り訂正符号を計算するステップと、c)前記読み出さ
れたデータに対して計算された誤り訂正符号と、前記メ
モリ素子に格納されたデータに対して事前に計算された
誤り訂正符号とを照合するステップと、d)前記照合結
果に基づき、誤りデータを特定し、該誤りデータを訂正
するステップとからなり、メモリカードの前記情報処理
機器への接続時または前記情報処理機器からの制御信号
の受信時等の所定のタイミングで、前記メモリ素子に格
納されるデータの誤り訂正を行う。
【0017】前記第1誤り訂正方法において、メモリカ
ードの情報処理機器への接続時に、または前記情報処理
機器からの制御信号を受信した時に、前記メモリ素子に
格納されたデータを前記ブロック毎に読み出し、前記ブ
ロック毎に読み出されたデータに対し、誤り訂正符号を
計算する。前記読み出されたデータに対して計算された
誤り訂正符号と、前記メモリ素子に格納されたデータに
対して事前に計算された誤り訂正符号とを照合し、その
照合結果に基づき、誤りデータを特定し、訂正すること
により、メモリカードに保持されるデータの誤りを訂正
する。
【0018】本発明に係る第2誤り訂正方法は、所定の
バイト長のブロック毎に分割された領域にデータを格納
するメモリ素子を有し、情報処理機器から抜脱時にデー
タ保持が可能で、書き換え可能なメモリカードにおける
データ誤り訂正方法において、a)前記メモリ素子に格
納されたデータを前記ブロック毎に読み出すステップ
と、b)前記ブロック毎に読み出されたデータに対し、
誤り訂正符号を計算するステップと、c)前記計算され
た誤り訂正符号により、事前に計算された誤り訂正符号
を更新するステップとからなり、メモリカードの前記情
報処理機器からの抜脱時または前記情報処理機器からの
制御信号の受信時等の所定のタイミングにおいて、一括
して、前記メモリ素子に格納されたデータに対する前記
誤り訂正符号を更新する。
【0019】前記第2誤り訂正方法においては、データ
書き込み時毎に誤り訂正符号を更新せず、メモリカード
抜脱時または、情報処理機器からの制御信号受信時等の
所定のタイミングで、全データに対して一括して、誤り
訂正符号の更新を行う。
【0020】本発明に係る第3誤り訂正方法は、所定の
バイト長のブロック毎に分割された領域にデータを格納
するメモリ素子を有し、情報処理機器から抜脱時にデー
タ保持が可能で、書き換え可能なメモリカードにおける
データ誤り訂正方法において、(a)前記ブロック中の
更新されるべきバイトに対して、書き込まれるべき新デ
ータと該新データと同一の領域に格納された更新前の元
データとの差を示す差分データを計算するステップと、
(b)該差分データに対する誤り訂正符号である差分誤
り訂正符号を計算するステップと、(c)該差分誤り訂
正符号を、更新前の前記元データに対する誤り訂正符号
に加算するステップとからなり、前記新データに対する
誤り訂正符号を計算する。
【0021】前記第3誤り訂正方法は、更新されたデー
タに対する誤り訂正符号を更新する際に、変更のあった
バイトに対して新データと元データとの差を示す差分デ
ータを計算し、この差分データのみに対して誤り訂正符
号を計算し、この誤り訂正符号を元の誤り訂正符号に加
算することにより新データに対する誤り訂正符号を計算
する。すなわち、誤り訂正符号計算時において、ブロッ
ク全体のデータに対して計算を行わず、変更のあったバ
イトのみに対して誤り訂正符号を計算することにより、
新しいデータに対する誤り訂正符号を計算する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を用いて本発明
の実施の形態を説明する。 実施の形態1.図1に、本発明の実施の形態1における
メモリカードの構成を示す。メモリカードは、フラッシ
ュメモリにより構成されデータを保持する主メモリ11
と、主メモリ11に対してデータおよびアドレスデータ
を設定することにより情報処理機器またはメモリ内の回
路と主メモリ11との間でデータのインタフェースを行
うインタフェース回路13と、主メモリ11に格納され
たデータの誤り訂正を行う誤り訂正回路15と、電源入
力端子Vccを介して情報処理機器から供給される電源電
圧を監視し制御信号を出力する電源監視回路17とから
なる。
【0023】誤り訂正回路15は、誤り訂正符号(EC
C)を計算するECC計算回路19と、主メモリ11に
格納されているデータに対して計算されたECCを格納
するECCメモリ21と、ECCの照合を行うECC制
御回路23と、これらの各回路を制御し、訂正データの
書き込みを制御する誤り訂正コントローラ25とからな
る。ECC計算回路19は、ECC計算時に参照される
ECC計算テーブルを内部に有している。インタフェー
ス回路13は、オフセットアドレスバス27、ブロック
アドレスバス29、データバス31および制御バス33
により主メモリ11と接続される。誤り訂正回路15
は、オフセットアドレスバス27、ブロックアドレスバ
ス29およびデータバス31に接続される。また、誤り
訂正回路15はインタフェース回路ともバス37を介し
て接続される。
【0024】データはデータバス31を介して主メモリ
に対してデータの読み出し/書き込みがなされる。この
時、アドレスはオフセットアドレスバス27およびブロ
ックアドレスバス29により主メモリに設定される。オ
フセットアドレスおよびブロックアドレスについては後
述する。制御バス33は、ライトイネーブル信号等の制
御信号を主メモリ11に転送する。
【0025】電源監視回路17は、情報処理機器から供
給される電源電圧が所定電圧以上か否かを監視し、制御
信号を誤り訂正回路15に出力する。誤り訂正回路15
は、この制御信号により、メモリカードが情報処理機器
に装着されているか否かを判断する。以下に本実施形態
のメモリカードの動作について説明する。
【0026】まず、動作を説明する前に、図2を用いて
本実施形態の主メモリ11とECCメモリ21内のメモ
リ空間について説明する。図2に示されるように、主メ
モリ11内の領域は、所定の大きさのブロックに分割さ
れ、各ブロック毎に、ブロック内のデータに対応するE
CCが割り当てられている。これらのブロックは、ブロ
ックアドレスにより指定され、また、ブロック内のバイ
ト単位のデータについては、オフセットアドレスにより
指定される。本実施形態では主メモリ11はN個のブロ
ックに分割されており、以降、このようなメモリ空間を
前提として説明を行う。
【0027】本実施形態のメモリカードは、「初期化処
理」と称する処理を行うことにより、主メモリ11に格
納されているデータに発生したデータエラーをECCに
基づき検出し、それを訂正する。この「初期化処理」
は、通常メモリカードが情報処理機器に接続された直後
に行われる。すなわち、情報処理機器にメモリカードが
接続されると、情報処理機器から電源電圧が供給され
る。電源監視回路17でこの電圧が所定電圧以上である
か否かが監視され、この電圧に基づいた制御信号が出力
される。誤り訂正回路15にて、この制御信号により、
カードが情報処理機器に接続されたことが判断され、初
期化処理が開始される。以下に初期化処理の手順につい
て説明する。
【0028】図3に、本実施形態のメモリカードの初期
化処理の動作フローを示す。最初に、誤り訂正コントロ
ーラ25により、処理すべきブロック番号を示すインデ
ックスiが0に初期化される(S101)。次に、誤り
訂正コントローラ25により、インデックスiで示され
るi番目のブロックのデータを指定するブロックアドレ
スがブロックアドレスバス29を介して主メモリ11に
転送されることにより、データバス31を介してi番目
のブロックのデータがECC計算回路19に読み出され
る。ECC計算回路19において、読み出されたデータ
に対するECCの計算が行われる(S102)。ECC
の計算手順については後に詳細に説明する。
【0029】ECCメモリ21には、前回のデータ書き
込み時に計算されたECCが格納されている。i番目の
ブロックデータのECCの計算が終了すると、ECC制
御回路23において、ECC計算回路19で計算された
ECCの値と、ECCメモリ21中に格納された値とが
照合される(S103)。それぞれのECCの値が一致
した時は、ステップS105に進む。ECCの値が一致
しない時は、誤り訂正コントローラ25において、デー
タに誤りが発生したと判断され、誤り訂正が行われる
(S104)。すなわち、誤りコントローラ25におい
て、ステップS103でのECCの照合結果により、デ
ータ中の誤りビットが特定される(誤りビットの特定手
順については後述する。)。誤りビットが特定される
と、誤り訂正コントローラ25により、インタフェース
回路13に対して訂正すべきビットを指定するためのオ
フセットアドレス、ブロックアドレスおよび正しいデー
タが転送され、主メモリ11に正しいデータが書き込ま
れることにより誤り訂正が行われる。
【0030】誤り訂正後、ステップS105に進む。ス
テップS105では、次のデータブロックを指定するた
めに、インデックスiが1だけインクリメントされる。
全てのブロックに対して上記の誤り訂正処理が行われた
か否かが判断されるため、インデックスiとブロック数
Nとの大小が比較される(S106)。インデックスi
>ブロック数Nでない時、すなわち全てのブロックに対
して誤り訂正処理が行われてない時は、ステップS10
2に進み、次のブロックに対して誤り訂正処理が行われ
る。以下、インデックスiがブロック数Nよりも大きく
なるまで、すなわち全てのブロックに対して、誤り訂正
処理が行われるまで、ステップS102からステップS
106が繰り返される。
【0031】以上のようにして、本実施形態では、メモ
リカードの情報処理機器への接続時において初期化処理
を行うことにより、データの誤りが訂正でき、データの
信頼性が向上する。また、ブロック毎にECCを割り当
てるため、ECCの大きさを小さくできるため、全メモ
リ容量における、ECCのメモリ容量の割合を低く抑さ
えることができる。
【0032】尚、上記説明においては、メモリカードが
情報処理機器へ挿入された直後に初期化処理を行うとし
たが、初期化処理のタイミングは、接続直後の1回だけ
に限定されず、情報処理機器からの制御信号に基づき、
任意の時間にまたは所定時間毎に初期化処理が行われて
もよい。
【0033】以下に、図4を用いてECCの計算手順に
ついて説明する。本実施形態のECCはハミング符号を
用いている。図4に、1ブロック分のデータであるデー
タブロック51と、そのデータブロック51に対応する
ECCデータ52と、ECCデータ52を計算するため
に用いるECC計算テーブル53とを示す。説明の簡単
化のためにデータブロック長は4バイト(32ビット)
としている。この時、必要なECCデータ長は6ビット
となる。
【0034】データブロック51中のデータに対するE
CCの計算は、データブロック51の各ビットに対して
下のECC計算テーブル53の1が立っているビットの
みを行毎にモジュロ2で加算していき、和が0になるよ
うにECCビット(e0〜e5)を決定する。ここで、
モジュロ2による加算によれば、1+0=0+1=1、
0+0=1+1=0となる。また、ECCデータ52の
e0ビットはECC計算テーブル53の1行目から計算
され、e1は2行目から計算され、以降、順次同様にし
て行われ、最後のe5は6行目から計算される。
【0035】例として、ECCデータ52のe0ビット
の計算方法について説明する。e0ビットは、ECC計
算テーブル53の最初の行を用いて計算される。すなわ
ち、データブロック(オフセット0〜オフセット3)5
1の各ビットにおいて、ECC計算テーブル53の最初
の行で1が立っているビットに対応するビットを、全て
モジュロ2で加算すると、0となる。従って、この値と
e0ビットの値を加算して0となるようにe0を決定す
ると、e0は0になる。同様にして、e1ビットについ
ては、ECC計算テーブル53の2番目の行で1が立っ
ているビットに対応するデータブロック51の各ビット
を全てモジュロ2で加算すると、1となる。この値とe
1ビットの和が0となるようにe1を決定すると、e1
は1になる。以下、同様にして、e2からe5ビットが
決定される。
【0036】次に、このECCデータ52を用いて、誤
りがあるビットを特定する手順について説明する。誤り
があるビットを特定するためには、まず、データ書き込
み時に計算され格納されたECCデータと、データ読み
出し後算出されたECCとを照合した後、一致しないE
CCビットを特定する。次に、ECCデータの中の一致
しないビットに対応する全ての行のビットが1となるビ
ットを特定することにより誤りビットが特定できる。
【0037】例えば、前述のステップS104におい
て、ECCの計算値とECCメモリ21に格納された値
とを照合した結果、e0、e2、e4のビットが一致し
なかったとする。この時、ECC計算テーブル53の1
行目、3行目、5行目のデータが全て1となるビットを
検索する。図4では、オフセット1の1ビット目がそれ
に該当する。従って、このビットが誤りビットであると
特定できる。誤りビットが特定されると、そのビットの
データの「0」と「1」を反転させることにより誤り訂
正ができる。このように本実施形態の誤り訂正符号によ
れば、1ブロック内のデータに対して1ビットの誤りを
訂正することができる。
【0038】以下に、データ更新時におけるECC更新
処理について説明する。本実施形態のメモリカードは、
データ書き換え時のECC計算において、データブロッ
ク全体に対してECCを計算するのではなく、データブ
ロック内の書き換えのあったバイトに対してのみECC
の計算を行うことにより、効率よくECCの計算を行
う。
【0039】図5は、図4で示されたデータブロック5
1においてオフセット1で示される1バイトデータ54
のみを更新した時のECC計算を説明するための図であ
る。図5において、オフセット1のデータは「1101
0010」から「10001101」に書き換えられて
いる。この時のECC計算手順について、図6のフロー
チャートを用いて説明する。
【0040】情報処理機器より、インタフェース回路1
3を介してデータ書き込みのために、データのオフセッ
トアドレス、ブロックアドレスが主メモリ11に対して
設定されると(S201)、誤り訂正コントローラ25
は、そのアドレスで指定される書き込み前の元データ5
4「11010010」を読み出す(S202)。主メ
モリ11に対して、データバスを31介して新データ5
5が設定され(S203)、主メモリ11に新データ5
5「10001101」が書き込まれる(S204)。
誤り訂正コントローラ25において、ステップS202
で読み出された元データ54と、書き込まれた新データ
55とから差を示す差分データ56「0101111
1」が計算される(S205)。ここで、差分データ
は、変更のあったビットを示すものであり、オフセット
単位で元データと新データとの排他的論理和(XOR)
を計算することにより得られる。
【0041】ECC計算回路19は、ECC計算テーブ
ル53を参照して(S206)、差分データ56に対す
るECCである差分ECC57「011011」を計算
する(S207)。ECC制御回路23は、ECCメモ
リ21から、更新前のデータに対するECCである元E
CC52「010110」を読み出す(S208)。誤
り訂正コントローラ25において、元ECC52と差分
ECC57をモジュロ2で加算することにより、新EC
C58を計算する(S209)。新たに算出された新E
CC58により、ECCメモリ21の値が更新される
(S210)。
【0042】このようにして本実施形態のメモリカード
では、データ書き込み時のECC更新の際に、データブ
ロック全体ではなく、変更のあったバイトのみに対して
ECCの計算を行うことにより、新しいデータに対する
ECCを計算するため、ECC計算時間を低減し、効率
よくECCの更新が行える。このことは、1ブロックの
サイズが大きくなるほど、データ書き込み時のレスポン
スが向上において有効である。
【0043】尚、本実施形態においては、説明の簡単化
のために1データブロック長を4バイトとして、6ビッ
トのECCの計算について説明したが、例えば、データ
ブロック長を256バイトの時に12ビットのECCを
設定することも可能であり、この時、4メガバイトのメ
モリカードを構成するのにECCメモリは24キロバイ
トで足りる。
【0044】以上のようにして、本実施形態のメモリカ
ードでは、カード内部に誤り訂正回路15を設けたこと
により、カード内部に保持されたデータの誤り訂正が行
え、保持データの信頼性が向上する。
【0045】実施の形態2.実施の形態1においては、
データ更新時毎のECCの更新処理を説明したが、本実
施形態のメモリカードでは、情報処理機器から外部バス
35を介して入力される制御信号等に基づき、所定時間
毎に、または、カードを情報処理機器から取り外す前
に、「終了処理」と称する処理を行うことにより、メモ
リ内の全データに対して一括してECCの更新を行う。
以下に「終了処理」について説明する。
【0046】図7は、終了処理の手順を表すフローチャ
ートである。最初に、誤り訂正コントローラ25によ
り、処理すべきブロックを指定するためのインデックス
iが0に初期化される(S301)。誤り訂正コントロ
ーラ25により、主メモリ11に対して、インデックス
iで指定されるブロックのブロックアドレスが転送さ
れ、i番目のブロックのデータが読み出される(S30
2)。ECC計算回路19において、読み出されたデー
タに対してECCが計算される(S303)。誤り訂正
コントローラ25により、計算されたECCがECCメ
モリ21に書き込まれる(S304)。次のブロックを
指定するために、インデックスiが1だけインクリメン
トされる(S305)。
【0047】インデックスiとブロック数Nとを比較す
ることにより、全てのブロックについてECCが生成さ
れたか否かが判断される(S306)。インデックスi
>ブロック数Nでない時、すなわち全てのブロックにつ
いて、ECCが計算されていなければ、ステップS30
2に進み、次のブロックについてECCが計算される。
以下、全てのブロックについてECCが計算されるま
で、上記処理が行われる。全てのブロックについてEC
Cが計算されれば処理を終了する。
【0048】以上のように本実施形態においては、所定
時間毎またはメモリカードを取り外す前に、主メモリ1
1内の全データに対して一括してECC生成処理を行う
終了処理を行うため、ECC生成をデータ書き込み毎に
行う場合と比較してデータ書き込み時の処理時間が短縮
される。
【0049】実施の形態3.図8に、実施の形態3のメ
モリカードを示す。本実施形態のメモリカードは、図1
に示されるメモリカードにおいて、電源入力端子Vccに
カソードを接続され、アノードをインタフェース回路1
3の電源入力に接続されたダイオード61と、ダイオー
ド61のアノードに陽極を接続され、陰極を接地された
充電可能なバックアップ電池63とをさらに備えてい
る。ダイオード61は、バックアップ電池63から電源
監視回路17への電流の流入を防止するためのものであ
る。バックアップ電池63は、メモリカードが情報処理
機器に接続中に電源電圧により充電される。
【0050】本実施形態においては、メモリカードが情
報処理機器から抜き取られても、バックアップ電池63
により、所定時間の間、カード内部の主メモリ11、イ
ンタフェース回路13および誤り訂正回路15に電源電
圧が供給され続ける。この時、電源監視回路17におい
て、入力電圧が低下し、所定電圧以下になると、誤り訂
正回路15に対し入力電圧に基づいた制御信号が出力さ
れる。誤り訂正回路15は、この制御信号に基づき、前
述の、保持データに対して一括してECC計算を行う終
了処理を行う。
【0051】このようにして、本実施形態のメモリカー
ドは、内部にバックアップ電池63を設け、情報処理機
器からの電源の供給が遮断された後も、所定時間の間、
メモリカード内部に対して電源電圧を供給することによ
り、誤り訂正回路15において終了処理を行う。これに
より、メモリカードの抜脱時において、必ず終了処理が
行われ、ECCが生成されるため、データの信頼性が向
上する。また、使用者は終了処理を意識せず、カードを
取り扱うことができる。
【0052】尚、本実施形態のバックアップ電池の容量
は、終了処理を完了する時間だけ電源を供給できる容量
があれば十分であるため、比較的小型のものでよい。ま
た、本実施形態においては、バックアップ電源として、
充電可能な電池を用いたが、この電池の代わりに大容量
のキャパシタを用いてもよい。
【0053】実施の形態4.本実施形態のメモリカード
においては、ブロック毎にデータ更新の有無を示すフラ
グビットを有するレジスタを、誤り訂正コントローラ2
5内に設けている。誤り訂正コントローラ25は、この
レジスタ内のフラグビットを参照することにより、デー
タ更新のあったブロックを特定できる。以下に、このレ
ジスタ内のフラグビットの設定の手順を図9のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0054】データ書き込み時において、主メモリ11
に対してオフセットアドレスバス27、ブロックアドレ
スバス29を介してブロックアドレスとオフセットアド
レスが設定され(S401)、データバス31を介して
データが設定され(S402)、主メモリ11にデータ
が書き込まれる(S403)。誤り訂正コントローラ2
5は、データ更新のあったブロックに対応するレジスタ
内のフラグを「1」に設定する(S404)。このよう
にして、レジスタ内において、データ更新のあったブロ
ックに対してフラグが設定される。
【0055】次に、図10を用いて、このフラグビット
を参照しながら行われる終了処理の手順を示す。最初
に、ブロック番号を指定するインデックスiが0に初期
化される(S501)。誤り訂正コントローラ25によ
り、レジスタ内のi番目のブロックに対応するフラグビ
ットが参照され、フラグビットが「1」であるか否か判
断する(S502)。フラグビットが「0」の時、この
ブロックのデータは更新されてないと判断され、ステッ
プS506に進む。このフラグビットが「1」の時、こ
のブロックのデータが更新されたと判断され、i番目の
ブロックのデータが読み出され(S503)、ECC計
算回路19にて、そのデータに対して前述の手順でEC
Cが計算される(S504)。計算されたECCにより
ECCメモリ21内に格納された値が更新される(S5
05)。
【0056】ステップS506で、次のフラグビットを
指定するために、インデックスiが1だけインクリメン
トされる。インデックスiとブロック数Nを比較するこ
とにより、レジスタ内の全てのフラグビットに対して、
確認されたか否かが判断される(S507)。全てのフ
ラグビットに対して確認されていなければ、ステップS
502に進み、全てのフラグビットについて処理の有無
が確認されるまで上記処理が繰り返される。全てのフラ
グについて確認がなされれば、処理を終了する。レジス
タ内の各フラグビットは、初期化処理または終了処理の
終了後「0」にリセットされる。
【0057】以上のようにして、本実施形態のメモリカ
ードは、データ書き込み時において、データ更新のあっ
たブロックについてフラグを設定し、終了処理におい
て、このフラグを参照することにより、データ更新のあ
ったブロックのみECCの更新を行うため、終了処理に
おいて処理時間が短縮される。
【0058】
【発明の効果】本発明のメモリカードによれば、誤り訂
正符号を用いて、メモリ素子に格納されるデータに発生
したデータの誤りを検出し訂正する誤り訂正手段を設け
ることにより、メモリカード内で保持されるデータに発
生した誤りが訂正されるため、メモリカードの信頼性が
向上する。また、ブロック単位で誤り訂正符号が計算さ
れるため、誤り訂正符号の計算時間が短縮され、かつ誤
り訂正符号の大きさも小さくできる。さらに、メモリカ
ードにおいて、誤り訂正を行うため、接続される情報処
理機器に負担がかからない。
【0059】好ましい構成のメモリカードによれば、蓄
電手段を備えることにより、メモリカードが情報処理機
器から取り外され、電源が遮断された後も、メモリ素子
および誤り訂正手段に電源を供給するため、誤り訂正手
段において、保持データに対する誤り訂正符号の計算が
行える。これにより、データ書き込み時に誤り訂正符号
を更新する必要がないため、データ書き込み毎に誤り訂
正符号を計算する場合と比較して、書き込み時の処理時
間を短縮できる。また、使用者は、このような処理を意
識せず、いつでもカードを取り外すことができる。
【0060】好ましい構成のメモリカードによれば、デ
ータ更新のあったブロックの番号を記録する手段を備え
ることにより、誤り訂正手段において、データが更新さ
れたブロックを特定でき、そのブロックに対してのみ誤
り訂正符号を計算できるため、誤り訂正符号の更新処理
において、処理時間が短縮される。
【0061】好ましい構成のメモリカードによれば、デ
ータ更新時の誤り訂正符号の計算において、変更のあっ
たバイトに対して、書き込まれるべき新データと、元デ
ータとの差を示す差分データを計算し、その差分データ
に対する誤り訂正符号に基づいて新データに対する誤り
訂正符号を計算するため、変更のあったデータの属する
ブロック全体について誤り訂正符号を計算する必要がな
いため、誤り訂正符号の計算時間が短縮され、データ書
き込み効率が向上する。
【0062】本発明に係る第1誤り訂正方法によれば、
メモリカードの情報処理機器への接続時に、または前記
情報処理機器からの制御信号を受信した時に、前記メモ
リ素子に格納されたデータを前記ブロック毎に読み出
し、誤り訂正符号を用いて、誤りデータの検出、訂正を
行うため、メモリカード使用時において、データの信頼
性が向上する。
【0063】本発明に係る第2誤り訂正方法によれば、
データ書き込み時毎に誤り訂正符号を更新せず、メモリ
カード抜脱時または、情報処理機器からの制御信号受信
時等の所定のタイミングで、全データに対して一括し
て、誤り訂正符号の更新を行う。これにより、データ書
き込み毎に誤り訂正符号を計算する場合と比較して、デ
ータの書き込み時の処理時間が短縮される。
【0064】本発明に係る第3誤り訂正方法によれば、
データ更新時の誤り訂正符号の計算において、変更のあ
ったバイトに対して、書き込まれるべき新データと、元
データとの差を示す差分データを計算し、その差分デー
タに対する誤り訂正符号に基づいて新データに対する誤
り訂正符号を計算するため、変更のあったデータの属す
るブロック全体について誤り訂正符号を計算する必要が
ないため、誤り訂正符号の計算時間が短縮され、データ
書き込み効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のメモリカードのブロック図。
【図2】 主メモリとECCメモリのメモリ空間を説明
するための図。
【図3】 実施の形態1のメモリカードにおける初期化
処理のフローチャート。
【図4】 ECCの計算手順を説明するための図。
【図5】 バイト単位によるECCの再計算手順を説明
するための図。
【図6】 バイト単位によるECCの再計算手順のフロ
ーチャート。
【図7】 実施の形態2のメモリカードにおける終了処
理のフローチャート。
【図8】 実施の形態3のメモリカードのブロック図。
【図9】 フラグビット設定手順のフローチャート。
【図10】 フラグビットを参照しながら行われる終了
処理のフローチャート。
【符号の説明】
11 主メモリ、13 インタフェース回路、15 誤
り訂正回路、17 電源監視回路、19 ECC計算回
路、21 ECCメモリ、23 ECC制御回路、25
誤り訂正コントローラ、27 オフセットアドレスバ
ス、29 ブロックアドレスバス、31 データバス、
33 制御バス、35 外部データバス、37 内部バ
ス、39 信号線、41 電源線、51 1ブロックの
データ、52 ECCデータ(元ECC)、53 EC
C計算テーブル、54 元データ、55 新データ、5
6 差分データ、57 差分ECC、58 新ECC、
61ダイオード、63 バックアップ電池、Vcc 電源
端子。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを所定のバイト長のブロック単位
    で格納するメモリ素子を有し、情報処理機器から抜脱時
    にデータ保持が可能で書き換え可能なメモリカードにお
    いて、 前記メモリ素子に格納されたデータに対し前記ブロック
    毎に誤り訂正符号を計算し、前記誤り訂正符号に基づき
    前記データの誤りを検出し、誤りが検出されたデータの
    誤り訂正を行う誤り訂正手段を備えたことを特徴とする
    メモリカード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のメモリカードにおい
    て、前記誤り訂正手段は、 前記メモリ素子に格納されるデータに対して、前記ブロ
    ック毎に誤り訂正符号を計算するECC計算部と、 前記ECC計算部により計算された誤り訂正符号を記憶
    するECC記憶部と、 データ読み出し時に、読み出したデータに対して前記E
    CC計算部により算出された誤り訂正符号と、事前に前
    記ECC記憶部に格納された誤り訂正符号とを照合し、
    照合結果を出力するECC制御部と、 前記ECC制御部による照合結果に基づき誤りデータを
    検出し、訂正する誤り訂正制御部とからなることを特徴
    とするメモリカード。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のメモリ
    カードにおいて、前記情報処理機器から抜脱され、電源
    が供給されなくなった後に、所定時間の間、前記メモリ
    素子および前記誤り訂正手段に対して電源を供給する充
    電可能な蓄電手段をさらに備えたことを特徴とするメモ
    リカード。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載のメモリ
    カードにおいて、前記誤り訂正手段は、データ書き込み
    のあったブロック番号を記憶するフラグ手段をさらに備
    えたことを特徴とするメモリカード。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載のメモリカードにおい
    て、前記ECC計算部は、前記ブロック中の更新される
    べきバイトに対して、書き込まれるべき新データと該新
    データと同一の領域に格納された更新前の元データとの
    差を示す差分データを計算し、該差分データに対する誤
    り訂正符号である差分誤り訂正符号を計算し、該差分誤
    り訂正符号を、更新前の前記元データに対する誤り訂正
    符号に加算することにより、前記新データに対する誤り
    訂正符号を計算することを特徴とするメモリカード。
  6. 【請求項6】 所定のバイト長のブロック毎に分割され
    た領域にデータを格納するメモリ素子を有し、情報処理
    機器から抜脱時にデータ保持が可能で、書き換え可能な
    メモリカードにおけるデータ誤り訂正方法において、 a)前記メモリ素子に格納されたデータを前記ブロック
    毎に読み出すステップと、 b)前記ブロック毎に読み出されたデータに対し、誤り
    訂正符号を計算するステップと、 c)前記読み出されたデータに対して計算された誤り訂
    正符号と、前記メモリ素子に格納されたデータに対して
    事前に計算された誤り訂正符号とを照合するステップ
    と、 d)前記照合結果に基づき、誤りデータを特定し、該誤
    りデータを訂正するステップとからなり、 メモリカードの前記情報処理機器への接続時または前記
    情報処理機器からの制御信号の受信時等の所定のタイミ
    ングで、前記メモリ素子に格納されるデータの誤り訂正
    を行うことを特徴とする誤り訂正方法。
  7. 【請求項7】 所定のバイト長のブロック毎に分割され
    た領域にデータを格納するメモリ素子を有し、情報処理
    機器から抜脱時にデータ保持が可能で、書き換え可能な
    メモリカードにおけるデータ誤り訂正方法において、 a)前記メモリ素子に格納されたデータを前記ブロック
    毎に読み出すステップと、 b)前記ブロック毎に読み出されたデータに対し、誤り
    訂正符号を計算するステップと、 c)前記計算された誤り訂正符号により、事前に計算さ
    れた誤り訂正符号を更新するステップとからなり、 メモリカードの前記情報処理機器からの抜脱時または前
    記情報処理機器からの制御信号の受信時等の所定のタイ
    ミングにおいて、一括して、前記メモリ素子に格納され
    たデータに対する前記誤り訂正符号を更新することを特
    徴とする誤り訂正方法。
  8. 【請求項8】 所定のバイト長のブロック毎に分割され
    た領域にデータを格納するメモリ素子を有し、情報処理
    機器から抜脱時にデータ保持が可能で、書き換え可能な
    メモリカードにおけるデータ誤り訂正方法において、 (a)前記ブロック中の更新されるべきバイトに対し
    て、書き込まれるべき新データと該新データと同一の領
    域に格納された更新前の元データとの差を示す差分デー
    タを計算するステップと、 (b)該差分データに対する誤り訂正符号である差分誤
    り訂正符号を計算するステップと、 (c)該差分誤り訂正符号を、更新前の前記元データに
    対する誤り訂正符号に加算するステップとからなり、前
    記新データに対する誤り訂正符号を計算することを特徴
    とする誤り訂正方法。
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