JPH09288552A - プリンタシステム - Google Patents

プリンタシステム

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Publication number
JPH09288552A
JPH09288552A JP8124019A JP12401996A JPH09288552A JP H09288552 A JPH09288552 A JP H09288552A JP 8124019 A JP8124019 A JP 8124019A JP 12401996 A JP12401996 A JP 12401996A JP H09288552 A JPH09288552 A JP H09288552A
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JP
Japan
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printer
permission
network
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JP8124019A
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Inventor
Michinori Aoki
通則 青木
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はプリンタ自体でプリンタを使用できる
ネットワークに接続されたユーザを制限できるプリンタ
システムを提供する。 【解決手段】ワークステーションWSがネットワークに
印刷要求を行うと、サーバが印刷データをスプールし
て、ネットワークプリンタにユーザIDの挿入された印
刷要求パケットを送信し、ネットワークプリンタは、ユ
ーザIDがユーザID記憶部に当該ユーザIDが登録さ
れているかにより、使用の許可/不許可を判断して、判
断結果を示す印刷応答パケットをサーバに送信する(ス
テップP1〜P5)。サーバは、印刷応答パケットをチ
ェックして、使用が許可されていると、印刷データパケ
ットに印刷データを入れてネットワークプリンタに送信
して印刷させ、使用が不許可にされていると、印刷不許
可パケットをワークステーションWSに送信する(ステ
ップP6〜P10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタシステム
に関し、詳細には、ネットワークにより複数の情報処理
装置等の端末とともにプリンタが接続され、端末毎にプ
リンタの使用制限が可能なプリンタシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、OA(Office Automation )化が
進むなかで、パーソナルコンピュータ(以下、パソコン
という。)やワードプロセッサ(以下、ワープロとい
う。)等の情報処理装置(端末)がネットワークや切換
器を介してプリンタを共有して、使用することが行われ
ている。
【0003】このようなプリンタを複数の情報処理装置
が共有する場合、情報処理装置とプリンタが物理的に接
続されているため、情報処理装置の使用者であれば、誰
でもプリンタを使用することができる。
【0004】そのため、複数の部署に属するパソコンや
ワープロ等の情報処理装置がそれぞれの部署のプリンタ
に相互に接続されている場合、ある部署の情報処理装置
のユーザが他の部署のプリンタを使用することも可能で
あるが、頻繁に自分の部署のプリンタが他の部署のユー
ザにより使用されると、当該プリンタの部署のユーザが
使用したいときに使用できなくなる事態が発生する。
【0005】そこで、従来、ネットワークにおいては、
ネットワーク自体が、ユーザ毎にプリンタの使用の許可
/不許可を設定できるものがある。
【0006】ところが、この従来のネットワークにおけ
るプリンタの使用の制限は、ユーザ毎のプリンタの使用
の許可/不許可を設定することはできるが、プリンタ毎
に当該プリンタの使用の許可/不許可を設定することは
できず、上記他の部署のユーザに自己の部署のユーザの
使用を許可したり不許可にしたりすることはできず、上
記問題を解決することはできなかった。
【0007】そこで、従来、外部からデータを受信する
受信手段と、特定データを記憶する記憶手段と、前記受
信手段で受信したデータと前記記憶手段に記憶している
特定のデータを比較し、その一致、不一致を判定する判
定手段と、この判定手段で一致を判定したときのみプリ
ント動作を許可する許可手段とを備えたプリンタが提案
されている(特開平5−330152号公報参照)。
【0008】このプリンタによれば、プリンタに予めI
D(特定のデータ)が登録されており、このIDを送信
してきたユーザにのみプリンタの使用を許可することが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のプリンタにあっては、プリンタに1つのID
が登録され、このIDを送信してきたユーザにのみプリ
ンタの使用を許可するようになっていたため、上記他の
部署のユーザが自己の部署のプリンタを使用することを
ある程度制限することはできるが、IDを知っているユ
ーザであれば、誰でもプリンタを使用することができ、
企業内でこのような1つのIDが他の部署のユーザに漏
れることは、よく有り得ることであり、上記問題を十分
解決することができないという問題があった。
【0010】そこで、請求項1記載の発明は、ネットワ
ークに接続されたプリンタ自体にネットワークに接続さ
れた端末毎にプリンタの使用の許可/不許可を設定する
ことにより、ネットワークに接続されたプリンタの効率
的な管理・運用を行うことのできるプリンタシステムを
提供することを目的としている。
【0011】請求項2記載の発明は、ネットワークに接
続されたプリンタのトレイ毎にネットワークに接続され
た端末毎に使用の許可/不許可を設定することにより、
各端末の使用できる記録紙を制限して、記録紙を効率的
に使用し、プリンタの効率的な管理・運用を行うことが
できるとともに、資源を節約することのできるプリンタ
システムを提供することを目的としている。
【0012】請求項3記載の発明は、端末毎のプリンタ
の使用状況を記録して、パスワードの登録されている管
理者が当該使用状況を取り出せるようにして、当該使用
状況に基づいてプリンタシステムの管理者がプリンタの
追加や使用可能端末の分散等のプリンタ環境の整備・管
理を適切に行うことのできるプリンタシステムを提供す
ることを目的としている。
【0013】請求項4記載の発明は、所定のパスワード
が登録可能であり、登録されたパスワードが入力された
ときのみ、使用許可/不許可情報の登録、変更及び削除
等ができるようにすることにより、パスワードを知って
いるもの、例えば、特定の管理者のみが使用許可/不許
可情報の登録、変更及び削除等を行えるようにして、管
理・運用をより一層適切に行うことのできるプリンタシ
ステムを提供することを目的としている。
【0014】請求項5記載の発明は、クライアント・サ
ーバシステム方式のネットワークに接続された端末がク
ライアントとしてネットワークに印刷要求を行うと、サ
ーバが印刷データをスプールし、当該ネットワークに接
続されたプリンタに印刷要求を行って、当該プリンタが
当該印刷要求を不許可にすると、サーバが、スプールの
状況に応じて、当該プリンタでの印刷を可能とすること
により、他のクライアントのプリンタの利用性を損なわ
ない範囲で、当該プリンタの使用が許可されていないク
ライアントにも、プリンタを利用できるようにして、当
該プリンタの利用性を向上させることのできるプリンタ
システムを提供することを目的としている。
【0015】請求項6記載の発明は、クライアント・サ
ーバシステム方式のネットワークに接続された端末がク
ライアントとしてネットワークに印刷要求を行うと、サ
ーバが印刷データをスプールし、当該ネットワークに接
続されたプリンタに印刷要求を行って、当該プリンタが
当該印刷要求を不許可にすると、サーバが、ネットワー
クに接続された他のプリンタに印刷要求を行うことによ
り、適切なプリンタを速やかに、かつ、確実に使用でき
るようにして、利用性の良好なプリンタシステムを提供
することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のプ
リンタシステムは、複数の端末とプリンタがネットワー
クに接続され、前記プリンタが、前記端末からの印刷要
求に応じて印刷データに基づいて印刷処理を行うプリン
タシステムにおいて、前記プリンタは、前記端末毎に当
該プリンタの使用の許可/不許可を規制する使用許可/
不許可情報の登録される登録情報記憶手段と、前記端末
から前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求がある
と、前記登録情報記憶手段に当該送られてきた前記使用
許可/不許可情報が登録されているか否かにより使用の
許可/不許可を制御する制御手段と、を備えることによ
り、上記目的を達成している。
【0017】ここで、ネットワークには、パーソナルコ
ンピュータ、ワードプロセッサ、ワークステーション等
の端末やプリンタ等が接続され、ネットワーク形式とし
ては、クライアント・サーバ方式、ピアツウピア方式等
限定されるものではない。
【0018】また、使用許可/不許可情報は、例えば、
ユーザID等が使用され、プリンタの登録情報記憶手段
に登録される。
【0019】プリンタへの使用許可/不許可情報は、ネ
ットワークに接続された他の端末からの要求に応じて、
登録される。
【0020】印刷要求は、この使用許可/不許可情報と
ともに行われ、例えば、印刷要求パケットに使用許可/
不許可情報を挿入して行われる。
【0021】プリンタの使用の許可/不許可の制御は、
印刷要求とともに送信されてきた使用許可/不許可情報
が登録情報記憶手段に登録されているか否かにより行わ
れる。
【0022】上記構成によれば、ネットワークに接続さ
れたプリンタ自体に、ネットワークに接続された端末毎
にプリンタの使用の許可/不許可情報を設定して、当該
使用許可/不許可情報に基づいてプリンタの使用の許可
/不許可を制御するので、例えば、他の部署のユーザに
自己の部署のプリンタが不必要に使用されることを防止
することができる。その結果、ネットワークに接続され
たプリンタの管理・運用を適切に行うことができ、プリ
ンタの効率的な利用を図ることができる。
【0023】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記プリンタは、記録紙を収納する複数のトレイ
を有し、前記登録情報記憶手段は、前記使用許可/不許
可情報を前記トレイ毎に記憶し、前記制御手段は、前記
端末から前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求が
あると、前記使用許可/不許可情報に基づいて前記トレ
イ毎の使用の許可/不許可を制御するものであってもよ
い。
【0024】上記構成によれば、ネットワークに接続さ
れたプリンタのトレイ毎にネットワークに接続された端
末毎の使用の許可/不許可を設定しているので、各端末
の使用できる記録紙を制限して、記録紙の効率的な使用
を図ることができ、ネットワークに接続されたプリンタ
のより一層効率的な管理・運用を行うことができるとと
もに、資源を節約することができる。
【0025】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記プリンタは、前記使用許可/不許可情報毎にプ
リンタの使用状況を記憶する使用状況記憶手段をさらに
備え、前記登録情報記憶手段は、所定のパスワードがさ
らに登録され、前記制御手段は、当該パスワードととも
に前記使用状況の出力要求があると、前記使用状況記憶
手段から前記使用状況を読み出して、前記ネットワーク
を介して当該出力要求のあった前記端末に出力するもの
であってもよい。
【0026】上記構成によれば、端末毎のプリンタの使
用状況を記録して、パスワードとともに使用状況の出力
要求があると使用状況を取り出せるようにしているの
で、パスワードの登録されているプリンタシステムの管
理者がプリンタの使用状況を取り出して、プリンタの追
加や使用可能端末の分散等のプリンタシステムの環境の
整備・管理を適切に行うことができ、プリンタシステム
の利用性を向上させることができる。
【0027】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記登録情報記憶手段は、所定のパスワードが登録
され、前記制御手段は、前記登録されたパスワードが入
力されたときにのみ、前記登録情報記憶手段の前記使用
許可/不許可情報の登録、変更及び削除等を行うもので
あってもよい。
【0028】上記構成によれば、登録されたパスワード
が入力されたときのみ、使用許可/不許可情報の登録、
変更及び削除等ができるようにしているので、パスワー
ドを知っているもの、例えば、特定のプリンタシステム
の管理者のみが使用許可/不許可情報の登録、変更及び
削除等を行うことができ、プリンタシステムの管理・運
用をより一層適切に行うことができる。
【0029】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記ネットワークは、クライアント・サーバシステ
ム方式であり、前記プリンタは、前記登録情報記憶手段
に所定の共用使用許可/不許可情報が登録されており、
前記端末が、クライアントとして当該ネットワークに対
して前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求を行う
と、サーバが、当該印刷要求と前記印刷データを受け取
って、前記印刷データをスプールするとともに、前記プ
リンタに前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求を
行い、当該印刷要求を受け取った前記プリンタが、前記
使用許可/不許可情報に基づいて使用を不許可とする
と、前記サーバは、スプールの状況に基づいて、前記使
用許可/不許可情報を前記共用使用許可/不許可情報に
変更して、当該プリンタに印刷要求を行うものであって
もよい。
【0030】上記構成によれば、クライアント・サーバ
システム方式のネットワークに接続された端末がクライ
アントとしてネットワークに印刷要求を行うと、サーバ
が印刷データをスプールし、当該ネットワークに接続さ
れたプリンタに印刷要求を行って、当該プリンタが当該
印刷要求を不許可にすると、サーバが、スプールの状況
に応じて、当該プリンタに共用使用許可/不許可情報に
より、再度印刷要求を行うので、他のクライアントのプ
リンタの利用性を損なわない範囲で、当該プリンタの使
用が許可されていないクライアントにも、プリンタを利
用できるようにすることができ、プリンタの利用性を向
上させることができる。
【0031】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記ネットワークが、複数の前記プリンタが接続さ
れたクライアント・サーバシステム方式であり、前記端
末がクライアントとして当該ネットワークに対して前記
使用許可/不許可情報とともに印刷要求を行うと、サー
バが、当該印刷要求と前記印刷データを受け取って、前
記印刷データをスプールするとともに、前記プリンタに
前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求を行い、前
記サーバは、当該印刷要求を行った前記プリンタが前記
使用許可/不許可情報に基づいて使用を不許可とする
と、前記ネットワークに接続された前記他のプリンタに
前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求を行うもの
であってもよい。
【0032】上記構成によれば、クライアント・サーバ
システム方式のネットワークに接続された端末がクライ
アントとしてネットワークに印刷要求を行うと、サーバ
が、印刷データをスプールし、当該ネットワークに接続
されたプリンタに印刷要求を行って、当該プリンタが当
該印刷要求を不許可にすると、サーバが、ネットワーク
に接続された他のプリンタに印刷要求を行うので、印刷
要求してきたクライアントの使用可能なプリンタを速や
かに、かつ、確実に使用して、印刷処理を行わせること
ができ、プリンタシステムの利用性をより一層向上させ
ることができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0034】図1〜図5は、本発明のプリンタシステム
の第1の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
端末毎にプリンタの使用許可/不許可情報を設定して、
プリンタの使用の管理を行うもので、請求項1及び請求
項4に対応するものである。
【0035】図1は、本発明のプリンタシステムの第1
の実施の形態の適用されるプリンタシステムとしてのネ
ットワーク1のシステム構成図である。
【0036】図1において、ネットワーク1には、サー
バSV、端末としての複数のワークステーション(クラ
イアント)WS1〜WSnと複数のネットワークプリン
タNP1〜NPmが接続されており、ネットワーク1
は、種々の機能を有しているものが適用可能である。ネ
ットワーク1は、クライアント・サーバ方式によりネッ
トワークが構築されており、各クライアントとしてのワ
ークステーションWS1〜WSnがサーバSVを介して
ネットワーク1に接続された各種資源を利用することが
でき、特に、ネットワークプリンタNP1〜NPmを利
用して、記録出力(印刷)を行うことができる。ところ
が、ネットワークプリンタNP1〜NPmの運用・管理
を向上させるために、後述するように、各ネットワーク
プリンタNP1〜NPmには、当該ネットワークプリン
タNP1〜NPmを利用できるクライアントであるワー
クステーションWS1〜WSnが登録可能であり、登録
されたワークステーションWS1〜WSnのみが当該ネ
ットワークプリンタNP1〜NPmを利用することがで
きる。
【0037】ワークステーションWS1〜WSnは、例
えば、通常のパーソナルコンピュータが使用される。な
お、ネットワーク1に接続されネットワークプリンタN
P1〜NPmにアクセスするクライアントとしては、ワ
ークステーションWS1〜WSnに限るものではなく、
例えば、ワープロ等であってもよい。
【0038】ネットワークプリンタNP1〜NPmは、
それぞれ図2に示すように構成されており、入力部1
0、ユーザID記憶部11、ユーザID判断・制御部1
2、出力バッファ13及び出力部14等を備えている。
【0039】入力部10は、ネットワーク1とネットワ
ークプリンタNP1〜NPmとのインターフェースであ
り、ネットワーク1との間でデータの授受を行う。
【0040】ユーザID記憶部(登録情報記憶手段)1
1は、RAM(Random Access Memory)等で構成され、
ネットワークプリンタNP1〜NPmの使用を許可する
ユーザに付与されたユーザID及び後述する管理用のパ
スワード等を記憶する。
【0041】ユーザID記憶部11は、ユーザID判断
・制御部12により管理され、ユーザID記憶部11へ
のユーザIDの登録、変更及び削除は、ユーザID判断
・制御部12により行われる。
【0042】ユーザIDは、所定バイト数、例えば、ユ
ーザ名とこのユーザ名に続くユーザの指定した文字や数
字等により16バイトで構成され、後述するネットワー
ク管理者により、登録・変更・削除が行われる。
【0043】ユーザID判断・制御部(制御手段)12
は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Re
ad Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)
等で構成され、ユーザIDに基づくネットワークプリン
タNP1〜NPmの使用管理処理を行う。すなわち、ユ
ーザID判断・制御部12のROM内には、ユーザID
に基づくネットワークプリンタNP1〜NPmの使用管
理処理プログラム及びシステムデータ等が格納されてお
り、CPUは、ROM内のプログラムに基づいてRAM
をワークメモリとして利用して、ユーザIDに基づくネ
ットワークプリンタNP1〜NPmの使用管理処理を実
行する。
【0044】また、ユーザID判断・制御部12は、入
力部10を介してネットワーク1から入力されるデータ
に基づいてユーザID記憶部11へのユーザIDの登録
及び削除処理を行うが、特定のパスワードが入力されて
はじめて、このユーザIDの登録、変更及び削除処理を
許可する。
【0045】このパスワードは、例えば、8バイトで構
成され、ネットワークプリンタNP1〜NPmの出荷時
には、メーカにより、所定のパスワード、例えば、「P
assword」が初期パスワードとして予めユーザI
D記憶部11に登録されている。
【0046】この初期パスワードは、ネットワーク管理
者により変更されるべきもので、ここでいうネットワー
ク管理者とは、パスワードを知っており、ネットワーク
プリンタNP1〜NPmのユーザID等の管理を行うも
のをいう。ネットワーク管理者は、初期パスワードを他
のユーザに分かり難いパスワードに設定しなおす。
【0047】このパスワードの変更を行うには、ワーク
ステーションWS1〜WSnあるいはサーバSVを使用
して、後述するパスワード変更パケット(図3参照)を
ネットワークプリンタNP1〜NPmに送ることにより
行う。
【0048】そして、ユーザID判断・制御部12は、
上記パスワード変更パケット、後述するユーザID登録
パケットあるいはユーザID削除パケット(図3参照)
を受信すると、パスワードがユーザID記憶部11に登
録されているパスワードと一致するか否かチェックし、
一致する場合にのみ、パスワードの変更、ユーザIDの
登録及び削除を許可して、その命令内容を実行する。
【0049】出力バッファ13は、ハードディスクやR
AM等で構成され、入力部10を介してネットワーク1
から送られてきた印刷データを一時蓄積して、順次出力
部14に出力する。
【0050】出力部10は、通常のプリンタとしての処
理部及び機構部を総称したものであり、出力バッファ1
3から順次印刷データを取り出して、所定の記録方式に
より、記録紙に印刷データを記録出力する。
【0051】各ワークステーションWS1〜WSnやサ
ーバSVは、図3に示すようなパケットを送・受信する
ことにより、ネットワーク1を利用して各種処理を行
う。
【0052】図3において、印刷要求パケットは、印刷
データの要求者であるワークステーションWS1〜WS
nがネットワークプリンタNP1〜NPmに許可されて
いるかどうかをチェックするためのパケットであり、2
バイトのコマンド番号(例えば、「0x00」)と、1
6バイトのユーザIDからなっている。印刷応答パケッ
トは、印刷要求パケットによる印刷要求に対する許可/
不許可を知らせる返信パケットであり、コマンド番号、
1バイトの可否情報及びユーザIDからなっている。印
刷データパケットは、実際の印刷データの入っているパ
ケットであり、コマンド番号、2バイトのデータ長情報
及びnバイトのデータからなっている。印刷データ応答
パケットは、印刷データパケットに対する応答パケット
であり、コマンド番号と2バイトのステータスからなっ
ている。終了パケットは、印刷データの終了を示すパケ
ットであり、コマンド番号とユーザIDからなってい
る。パスワード変更パケットは、ネットワーク管理者が
パスワードの変更(登録)に使用するパケットであり、
コマンド番号、8バイトの旧パスワード及び8バイトの
新パスワードからなっている。ユーザID登録パケット
は、ネットワーク管理者がネットワークプリンタNP1
〜NPmに対して印刷許可ユーザを登録するために使用
するパケットであり、コマンド番号、8バイトのパスワ
ード及び16バイトの登録ユーザIDからなっている。
ユーザID削除パケットは、既にネットワークプリンタ
NP1〜NPmに登録されている印刷許可ユーザを削
除、すなわち、ユーザID記憶部11のユーザIDを削
除するためのパケットであり、コマンド番号、8バイト
のパスワード及び16バイトの除去ユーザIDからなっ
ている。管理者コマンド応答パケットは、管理者コマン
ド、例えば、パスワード変更パケット、ユーザID登録
パケット及びユーザID削除パケット等に対する応答パ
ケットであり、コマンド番号、2バイトのコマンド番号
及び2バイトの可否情報からなっている。
【0053】次に、作用を説明する。上記プリンタシス
テムであるネットワーク1は、ユーザ毎、すなわち、ワ
ークステーションWS1〜WSn等のクライアント毎に
ユーザIDを登録して、ユーザIDに基づいてネットワ
ークプリンタNP1〜NPmの使用の許可/不許可を制
御するところにその特徴がある。
【0054】まず、パスワードの変更、ユーザIDの登
録・削除について、図4に基づいて、説明する。
【0055】ネットワーク管理者は、パスワードの変
更、ユーザIDの登録、削除を行う場合、図4に示すよ
うに、ワークステーションWS1〜WSnあるいはサー
バSVからパスワード変更パケット、ユーザID登録パ
ケットあるいはユーザID削除パケットをネットワーク
1を介して当該変更、登録、削除を行うネットワークプ
リンタNP1〜NPmに送り(ステップS1)、各ネッ
トワークプリンタNP1〜NPmは、要求パケットを受
け取ると、ユーザID判断・制御部12が、当該要求パ
ケットを解析して、当該要求パケットがパスワード変更
パケットであるかどうかチェックする(ステップS
2)。
【0056】ユーザID判断・制御部12は、ステップ
S2で、送られてきた要求パケットがパスワード変更パ
ケットであると、ユーザID記憶部11に登録されてい
るパスワードがパスワード変更パケットの旧パスワード
と一致するかチェックして、一致すると、ユーザID記
憶部11のパスワードをパスワード変更パケットの新パ
スワードに書き換えるパスワード変更・判断処理を行い
(ステップS3)、パスワード変更・判断処理の結果を
示す管理者コマンド応答パケットをネットワーク1を介
してワークステーションWS1〜WSnに送る(ステッ
プS8)。
【0057】したがって、ネットワーク管理者のみがパ
スワードの変更を行うことができ、ネットワーク1、す
なわち、プリンタシステムの管理・運用を適切に行うこ
とができる。
【0058】上記ステップS2で、送られてきた要求パ
ケットがパスワード変更パケットでないときには、ユー
ザID判断・制御部12は、要求パケットがユーザID
登録パケットであるかどうかチェックし(ステップS
4)、ユーザID登録パケットのときには、当該ユーザ
ID登録パケットのパスワードを確認した後、ユーザI
D登録パケットに格納されている登録ユーザIDをユー
ザID記憶部11に格納するユーザIDの登録処理を行
って(ステップS5)、管理者コマンド応答パケットを
ネットワーク1を介して要求してきたワークステーショ
ンWS1〜WSnに送る(ステップS8)。
【0059】ステップS4で、送られてきた要求パケッ
トがユーザID登録パケットでないときには、ユーザI
D判断・制御部12は、要求パケットがユーザID削除
パケットであるかどうかチェックし(ステップS6)、
ユーザID削除パケットのときには、当該ユーザID削
除パケットのパスワードを確認した後、ユーザID削除
パケットに格納されている削除ユーザIDをユーザID
記憶部11から削除するユーザIDの削除処理を行って
(ステップS7)、管理者コマンド応答パケットをネッ
トワーク1を介して要求してきたワークステーションW
S1〜WSnに送る(ステップS8)。
【0060】したがって、ユーザIDの登録及び削除を
パスワードを知っているネットワーク管理者のみが行う
ことができ、ネットワーク1に接続されたネットワーク
プリンタNP1〜NPmの管理・運用を適切に行うこと
ができる。
【0061】次に、ネットワークプリンタNP1〜NP
mの使用管理処理について、図5に示すフローチャート
に基づいて、以下、説明する。
【0062】ネットワーク1に接続されたクライアント
であるワークステーションWS1〜WSnは、ネットワ
ーク1に接続されたネットワークプリンタNP1〜NP
mを利用して、記録出力を行うときには、図5に示すよ
うに、ネットワーク1に印刷要求を行う(ステップP
1)。この印刷要求は、印刷要求パケットと印刷データ
パケットをネットワーク1に送ることにより行われ、こ
の印刷要求パケットと印刷データパケットは、サーバS
Vにより取り込まれる。
【0063】サーバSVは、印刷要求パケットを取り込
むと、印刷データパケットを取り込んで、印刷データを
自己の記憶部、例えば、ハードディスク等にスプールし
(ステップP2)、スプールが完了すると、印刷要求パ
ケットをネットワーク1を介して1つのネットワークプ
リンタNP1〜NPmに送信する(ステップP3)。こ
の印刷要求パケットには、図3に示したように、コマン
ド番号と印刷要求してきたワークステーションWS1〜
WSnのユーザIDが入っている。
【0064】ネットワークプリンタNP1〜NPmは、
印刷要求パケットが送信されてくると、ユーザID判断
・制御部12が、印刷要求パケットのユーザIDがユー
ザID記憶部11に登録されているかどうかチェックし
(ステップP4)、当該ユーザIDが登録されているか
どうかによりネットワークプリンタNP1〜NPmの使
用の許可/不許可を判断して、当該判断結果を、図3に
示した印刷応答パケットの可否情報に入れて、サーバS
Vに送信する(ステップP5)。この印刷応答パケット
には、ネットワークプリンタNP1〜NPmの使用を許
可するときには、その可否情報1バイトに「1」が設定
され、使用を不許可とするときには、「0」が設定され
る。
【0065】サーバSVは、印刷応答パケットが送信さ
れてくると、印刷応答パケットの可否情報から使用許可
されたかどうか、すなわち、印刷OKかどうかチェック
し(ステップP6)、当該ネットワークプリンタNP1
〜NPmの使用が拒否されたときには、印刷不許可パケ
ットを当該印刷要求してきたネットワークプリンタNP
1〜NPmにネットワーク1を介して送信する(ステッ
プP7)。
【0066】ステップP6で、印刷応答パケットにより
印刷OKであると、サーバSVは、印刷データパケット
のネットワークプリンタNP1〜NPmへの送信を開始
し(ステップP8)、印刷データパケットを受信したネ
ットワークプリンタNP1〜NPmは、当該印刷データ
パケットから印刷データを取り出して、順次印刷処理を
行う(ステップP9)。すなわち、ネットワークプリン
タNP1〜NPmは、印刷データパケットを受け取る
と、一旦印刷データを出力バッファ13に順次蓄積し、
出力バッファ13に蓄積した印刷データを出力部14に
より記録出力(印刷)させるが、このとき、出力バッフ
ァ13にまだ次の印刷データパケットを受け取れるだけ
の余裕があると、印刷データ応答パケットのステータス
に、次のパケット送信を許可する値、例えば、「1」が
設定し、また、出力バッファ13が一杯になる等により
次の印刷データパケットを受け取れないときには、ステ
ータスに「1」以外の値を設定して、サーバSVに送信
する。なお、印刷データ応答パケットには、図3に示し
たように、その他のエラー情報をサーバSVに通知でき
るように、2バイト用意されている。
【0067】サーバSVとネットワークプリンタNP1
〜NPmは、サーバSVにスプールされた印刷データが
無くなるまで、上記処理を繰り返し、サーバSVは、全
ての印刷データの送信を完了すると、印刷終了パケット
をネットワークプリンタNP1〜NPmに送信して、処
理を終了する(ステップP10)。
【0068】したがって、本実施の形態によれば、ネッ
トワークプリンタNP1〜NPmの使用を許可するユー
ザIDを予めユーザID記憶部11に登録しておき、印
刷データを受け取る前に、ユーザIDを受け取って、当
該ユーザIDがユーザID記憶部11に登録されている
か否かをチェックすることにより、ネットワークプリン
タNP1〜NPmの使用の許可/不許可を制御すること
ができ、予めユーザIDの登録されているユーザのみが
ネットワークプリンタNP1〜NPmを使用できるよう
にすることができる。その結果、ネットワークプリンタ
NP1〜NPmが、例えば、他の部署のユーザに頻繁に
使用されることを防止して、ネットワークプリンタNP
1〜NPmの効率的な管理・運用を行うことができる。
【0069】また、本実施の形態によれば、ネットワー
ク管理者のみがパスワードに基づいて、パスワードやユ
ーザIDの登録及び削除等を行うことができるので、ネ
ットワークプリンタNP1〜NPmの管理・運用を適切
なものとすることができる。
【0070】図6〜図8は、本発明のプリンタシステム
の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、
ネットワークプリンタのトレイ毎にユーザIDを登録し
て、トレイ毎の使用の許可/不許可を制御するもので、
請求項2及び請求項4に対応するものである。
【0071】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の実施の形態に適用したものであり、図1及び図2
に示した構成と同様の構成部分には、同一の符号を付し
てその詳細な説明を省略する。
【0072】本実施の形態においては、ネットワークプ
リンタNP1〜NPmは、記録紙を収納する複数のトレ
イを備えており、トレイ毎にユーザIDの登録を行うた
め、ユーザID記憶部(使用状況記憶手段)11には、
図6に示すように、各トレイ番号に対応して、ユーザI
Dが登録される。
【0073】なお、図6において、左側の数値がトレイ
番号であり、トレイ番号は、例えば、2バイトで構成さ
れる。また、右側が、ユーザIDで、16バイトで構成
され、ユーザIDは、例えば、「○○・・・」等のユー
ザ名と数値等で構成されている。
【0074】本実施の形態においては、トレイ毎にユー
ザIDを登録して、印刷要求の許可/不許可を判断する
ので、印刷要求パケットは、図7に示すように、2バイ
トのコマンド番号、2バイトのトレイ番号及び16バイ
トのユーザIDで構成されている。
【0075】また、ユーザIDの登録及び削除も、上記
第1の実施の形態の場合と同様の方法により、行われる
が、本実施の形態においては、トレイ番号毎にユーザI
Dを登録するので、図7に示すように、ユーザID登録
パケットは、2バイトのコマンド番号、8バイトのパス
ワード、2バイトのトレイ番号及び16バイトの登録ユ
ーザIDで構成され、ユーザID削除パケットは、2バ
イトのコマンド番号、8バイトのパスワード、2バイト
のトレイ番号及び16バイトの除去ユーザIDで構成さ
れている。
【0076】本実施の形態においては、上記図5と同様
の手順により印刷要求及び印刷処理が行われるが、ワー
クステーションWS1〜WSnは、印刷要求を行う際
に、図7に示したトレイ番号を指定した印刷要求パケッ
トを送信することにより印刷要求を行う。
【0077】サーバSVは、上記図5と同様に処理を行
い、ネットワークプリンタNP1〜NPmは、サーバS
Vから印刷要求パケットが送信されてくると、ユーザI
D判断・制御部12が、図8に示すように、ネットワー
クプリンタNP1〜NPmの使用の許可/不許可を制御
する。
【0078】すなわち、ネットワークプリンタNP1〜
NPmは、図8に示すように、ネットワーク1を介し
て、サーバSVから印刷要求パケットが送られてくる
と、これを受信し(ステップP11)、ユーザID判断
・制御部12は、印刷要求パケットのトレイ番号とユー
ザIDを取得して、ユーザID記憶部11の印刷要求パ
ケットから取得したトレイ番号に、印刷要求パケットか
ら取得したユーザIDが登録されているかどうかチェッ
クして、当該ユーザIDが指定のトレイに対して使用が
許可されているか判断する(ステップP12)。
【0079】ステップP12で、当該ユーザIDが指定
のトレイの使用が許可されていないときには、ユーザI
D判断・制御部12は、印刷応答パケットに、不許可を
設定してサーバSVに送信して、処理を終了する(ステ
ップP13)。
【0080】また、ステップP12で、当該ユーザID
が指定のトレイの使用が許可されているときには、ユー
ザID判断・制御部12は、データ印刷のための処理に
移行して、図5のステップP8からステップP10と同
様の処理を行って、印刷処理を行い、処理を終了する
(ステップP14)。
【0081】したがって、本実施の形態においては、ネ
ットワークプリンタNP1〜NPmの備えている複数の
トレイ毎に、かつ、ワークステーションWS1〜WSn
毎にネットワークプリンタNP1〜NPmの使用の許可
/不許可を制御することができ、より一層細かくネット
ワークプリンタNP1〜NPmの利用を管理することが
できる。その結果、ネットワークプリンタNP1〜NP
mの管理・運用をより一層効率的に行うことができる。
【0082】なお、上記実施の形態の場合、ユーザID
が登録されていてもユーザIDの登録されたトレイ以外
のトレイを指定している場合やユーザIDが登録されて
いないときには、ネットワークプリンタNP1〜NPm
の使用を不許可としているが、不許可とするものに限る
ものではなく、例えば、ネットワークプリンタNP1〜
NPmにユーザIDの登録を行わないパブリックトレイ
を設け、ユーザIDの登録されているユーザが、当該ユ
ーザIDの登録されているトレイ以外のトレイを指定し
てきたときに、パブリックトレイを使用して記録出力す
るようにしてもよい。
【0083】このようにすると、ネットワークプリンタ
NP1〜NPmを使用する権利を有するワークステーシ
ョンWS1〜WSnによるネットワークプリンタNP1
〜NPmの利用性にある程度の融通性を持たせることが
でき、ネットワークプリンタNP1〜NPmの利用性を
向上させることができる。
【0084】この場合、パブリックトレイを利用して記
録出力するかどうかは、ネットワーク管理者が自由に設
定できるようにすると、パブリックトレイを利用した記
録出力を許可しないようにすることもできるし、指定し
てきたトレイではなく、ユーザIDの登録されているト
レイを利用して記録出力するようにしてもよい。
【0085】さらに、ユーザIDの登録されていないユ
ーザが印刷要求してきた場合にも、パブリックトレイを
利用して、記録出力するようにしてもよい。
【0086】図9〜図11は、本発明のプリンタシステ
ムの第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態
は、トレイ毎のプリンタの使用の許可/不許可を制御す
るとともに、各ユーザ毎のプリンタの使用状況を管理す
るもので、請求項3に対応するものである。
【0087】本実施の形態は、上記第1及び第2の実施
の形態と同様のネットワーク1及びネットワークプリン
タNP1〜NPmに適用したものであり、本実施の形態
の説明において、上記図1及び図2に示したネットワー
ク1及びネットワークプリンタNP1〜NPmと同様の
構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。
【0088】本実施の形態の場合、ユーザID記憶部1
1には、図6の場合と同様に、図9に示すように、トレ
イ毎にユーザIDが登録されるとともに、各ユーザID
毎に、アクセスカウント値が記憶される。すなわち、図
9で、左端の数値がトレイ番号、中央がユーザID、右
端の数値がアクセスカウント値であり、「○○・・・」
等は、ユーザ名である。
【0089】本実施の形態においては、ネットワークプ
リンタNP1〜NPmは、印刷要求パケットが送信され
てきたとき、ユーザID判断・制御部12が、上記第2
の実施の形態の図8と同様に処理して、印刷の許可/不
許可を行い、許可したときには、送信されてきた印刷デ
ータの記録処理を行うとともに、ユーザID記憶部11
の当該ユーザIDに対応させて、アクセスカウントをイ
ンクリメントする。ユーザID判断・制御部12は、上
記アクセスカウントのカウント処理を適切な印刷要求が
ある毎に行い、アクセスの統計処理を行う。
【0090】プリンタ(ネットワーク)管理者は、必要
に応じて、ネットワークプリンタNP1〜NPmに、ネ
ットワークプリンタNP1〜NPmの使用状況の要求
(統計情報要求)を行う。
【0091】この統計情報要求は、図10に示す統計情
報要求パケットを、所定のワークステーションWS1〜
WSnあるいは直接サーバSVからネットワークプリン
タNP1〜NPmに送信することにより行う。統計情報
要求パケットは、2バイトのコマンド番号と8バイトの
パスワードで構成されている。
【0092】また、この統計情報要求に対して、ネット
ワークプリンタNP1〜NPmは、図10に示す統計情
報応答パケットに統計情報(データ)をセットして、送
信する。統計情報応答パケットは、2バイトのコマンド
番号、2バイトのデータ長を示す情報及びnバイトの統
計情報であるデータから構成されている。
【0093】いま、ネットワーク管理者がワークステー
ションWS1〜WSnから統計情報の要求を行うものと
して、この統計情報要求処理について、図11に基づい
て、以下、説明する。
【0094】ネットワーク管理者が、ワークステーショ
ンWS1〜WSnから統計情報の要求を行うと、ワーク
ステーションWS1〜WSnは、統計情報要求パケット
をネットワーク1を介してネットワークプリンタNP1
〜NPmに送信する(ステップP21)。実際には、ワ
ークステーションWS1〜WSnからネットワーク1に
送り出された統計情報要求パケットは、サーバSVに取
り込まれ、サーバSVからネットワークプリンタNP1
〜NPmに送信される。
【0095】ネットワークプリンタNP1〜NPmは、
統計情報要求パケットを受信すると、統計情報要求パケ
ットからパスワードを取り出して、当該パスワードがユ
ーザID記憶部11に登録されているかチェックし(ス
テップP22)、登録されているとき、すなわち、OK
のときには、ユーザID記憶部11からユーザIDとア
クセスカウント値を読み出して、統計応答情報パケット
に挿入して、ワークステーションWS1〜WSnに送信
する(ステップP23)。なお、このとき、ユーザID
記憶部11に統計情報(アクセスカウント値)が、図9
に示すように、トレイ番号とユーザIDに対応させて記
憶されているときには、ユーザID判断・制御部12
は、ユーザIDとアクセスカウント値とともにトレイ番
号も読み出して、統計応答情報パケットに挿入して、ワ
ークステーションWS1〜WSnに送信する。
【0096】ステップP22で、統計情報要求パケット
のパスワードがユーザID記憶部11に登録されていな
いとき、すなわち、NGのときには、図3に示した管理
者コマンド応答パケットの可否情報に不可を設定して、
ワークステーションWS1〜WSnに送信する(ステッ
プP24)。
【0097】したがって、ネットワーク管理者は、ユー
ザIDとその使用回数を知ることができ、また、トレイ
毎のユーザのネットワークプリンタNP1〜NPmの使
用回数を知ることができ、ネットワーク管理者は、ネッ
トワークプリンタNP1〜NPmの使用状況及びトレイ
毎の使用状況を確認することができる。その結果、ネッ
トワークプリンタNP1〜NPmの管理・運用をネット
ワークプリンタNP1〜NPmの使用状況に応じてより
一層適切に行うことができる。
【0098】なお、上記実施の形態においては、ネット
ワークプリンタNP1〜NPmの使用状況をトレイ毎に
各ユーザの使用回数を検出するようにしているが、これ
に限るものではなく、例えば、単にユーザID毎の使用
回数を検出するようにしてもよいし、使用日時をも検出
するようにしてもよい。
【0099】図12は、本発明のプリンタシステムの第
4の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、プリ
ンタの使用が不許可とされた場合に、サーバが、スプー
ルの状況に応じて、プリンタの使用を許可するもので、
請求項5に対応するものである。
【0100】本実施の形態は、上記第1及び第2の実施
の形態と同様のネットワーク1及びネットワークプリン
タNP1〜NPmに適用したものであり、本実施の形態
の説明において、上記図1及び図2に示したネットワー
ク1及びネットワークプリンタNP1〜NPmと同様の
構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。また、図12の説明においては、上記第1の
実施の形態の図5と同様の処理ステップには、同一のス
テップナンバーを付して、その詳細な説明を省略する。
【0101】本実施の形態の場合、ネットワークプリン
タNP1〜NPmのユーザID記憶部11には、サーバ
SVの管理するテンポラリID(共用使用許可/不許可
情報)が登録されており、このテンポラリIDは、各ク
ライアントであるワークステーションWS1〜WSnか
ら印刷要求パケットで送られてきたユーザIDによる印
刷要求がネットワークプリンタNP1〜NPmにより使
用が拒否された場合に、サーバSVがスプールの状況に
応じて、当該印刷要求パケットのユーザIDに代えて、
印刷要求パケットに挿入するユーザIDである。
【0102】すなわち、ワークステーションWS1〜W
Snが、ネットワーク1に印刷要求を行うと(ステップ
P1)、サーバSVは、印刷要求パケットを取り込ん
で、印刷データをスプールして(ステップP2)、スプ
ールが完了すると、印刷要求パケットをネットワーク1
を介して1つのネットワークプリンタNP1〜NPmに
送信する(ステップP3)。
【0103】ネットワークプリンタNP1〜NPmは、
印刷要求パケットが送信されてくると、ユーザID判断
・制御部12が、印刷要求パケットのユーザIDがユー
ザID記憶部11に登録されているかにより、ネットワ
ークプリンタNP1〜NPmの使用の許可/不許可を判
断し(ステップP4)、当該判断結果を印刷応答パケッ
トの可否情報に入れて、サーバSVに送信する(ステッ
プP5)。
【0104】サーバSVは、印刷応答パケットが送信さ
れてくると、印刷応答パケットの可否情報から使用許可
(印刷OK)かどうかチェックし(ステップP6)、当
該ネットワークプリンタNP1〜NPmの使用が許可さ
れていると、印刷データパケットのネットワークプリン
タNP1〜NPmへの送信を開始し(ステップP8)、
印刷データパケットを受信したネットワークプリンタN
P1〜NPmは、当該印刷データパケットから印刷デー
タを取り出して、順次印刷処理を行う(ステップP
9)。ネットワークプリンタNP1〜NPmは、印刷デ
ータパケットを受け取ると、一旦印刷データを出力バッ
ファ13に順次蓄積して、サーバSVと印刷データ応答
パケットを交換しつつ、順次印刷処理を行い、サーバS
Vは、全ての印刷データの送信を完了すると、印刷終了
パケットをネットワークプリンタNP1〜NPmに送信
して、処理を終了する(ステップP10)。
【0105】ステップP6で、当該ネットワークプリン
タNP1〜NPmの使用が許可されていないときには、
サーバSVは、他にスプールファイルがあるか、すなわ
ち、他にスプール中の印刷データやスプールは完了した
がネットワークプリンタNP1〜NPmに送信を完了し
ていないスプールされた印刷データがあるかどうかチェ
ックし(ステップP31)、他にスプールファイルがあ
るときには、当該スプールファイルが無くなるまで待つ
(ステップP31)。
【0106】ステップP31で、他のスプールファイル
が無くなると、サーバSVは、ワークステーションWS
1〜WSnから送られてきた印刷要求パケットのユーザ
IDをテンポラリIDに変更して、印刷要求パケットに
セットし(ステップP32)、ステップP3に戻って、
当該ユーザIDをテンポラリIDに変更した印刷要求パ
ケットをネットワークプリンタNP1〜NPmに送信す
る(ステップP3)。ネットワークプリンタNP1〜N
Pmは、上記同様に、ユーザID判断・制御部12が、
ユーザIDのチェックを行うが、いま、印刷要求パケッ
トには、テンポラリIDが設定され、ネットワークプリ
ンタNP1〜NPmのユーザID記憶部11には、この
テンポラリIDが登録されているので、ユーザID判断
・制御部12は、当該印刷要求に対して、ネットワーク
プリンタNP1〜NPmの使用を許可する判断をして
(ステップP4)、当該判断結果を印刷応答パケットの
可否情報に入れて、サーバSVに送信する(ステップP
5)。
【0107】サーバSVは、印刷を許可する旨の印刷応
答パケットを受信すると、ネットワークプリンタNP1
〜NPmに印刷データパケットの送信を開始し(ステッ
プP8)、印刷データパケットを受信したネットワーク
プリンタNP1〜NPmは、当該印刷データパケットか
ら印刷データを取り出して、順次印刷処理を行う(ステ
ップP9)。
【0108】ネットワークプリンタNP1〜NPmは、
印刷データパケットを受け取ると、一旦印刷データを出
力バッファ13に順次蓄積し、出力バッファ13に蓄積
した印刷データを出力部14により印刷させるととも
に、印刷データ応答パケットをサーバSVに送信して、
印刷データの受信を行って、サーバSVにスプールされ
た印刷データが無くなるまで、上記処理を繰り返す。サ
ーバSVは、全ての印刷データの送信を完了すると、印
刷終了パケットをネットワークプリンタNP1〜NPm
に送信して、処理を終了する(ステップP10)。
【0109】したがって、本実施の形態によれば、ネッ
トワークプリンタNP1〜NPmの使用を許可するユー
ザIDを予めユーザID記憶部11に登録しておき、印
刷データを受け取る前に、ユーザIDを受け取って、当
該ユーザIDがユーザID記憶部11に登録されている
か否かをチェックすることにより、ネットワークプリン
タNP1〜NPmの使用の許可/不許可を制御すること
ができるとともに、ネットワークプリンタNP1〜NP
mが使用を不許可にすると、サーバSVがスプールの状
況に応じて、すなわち、他の登録されたユーザIDのワ
ークステーションWS1〜WSnによるネットワークプ
リンタNP1〜NPmの使用に影響を与えない範囲で、
印刷要求パケットのユーザIDをネットワークプリンタ
NP1〜NPmに登録されているテンポラリIDに変更
して、ネットワークプリンタNP1〜NPmの使用を可
能にすることができ、ネットワークプリンタNP1〜N
Pmが、例えば、他の部署のユーザに不必要に使用され
ることを防止して、ネットワークプリンタNP1〜NP
mの効率的な管理・運用を行うことができるとともに、
ワークステーションWS1〜WSnの利用者が、他のネ
ットワークプリンタNP1〜NPmに印刷要求先を切り
換えることなく、他の登録されたワークステーションW
S1〜WSnの利用性を損なわない範囲で、ネットワー
クプリンタNP1〜NPmの利用を可能として、ネット
ワークプリンタNP1〜NPmの利用性をより一層向上
させることができる。
【0110】図13及び図14は、本発明のプリンタシ
ステムの第5の実施の形態を示す図であり、本実施の形
態は、クライアントである端末の指定したプリンタの使
用が不許可とされた場合に、ネットワークに接続された
他の使用可能なプリンタを使用して記録出力させるもの
で、請求項6に対応するものである。
【0111】本実施の形態は、上記第1及び第2の実施
の形態と同様のネットワーク1及びネットワークプリン
タNP1〜NPmに適用したものであり、本実施の形態
の説明において、上記図1及び図2に示したネットワー
ク1及びネットワークプリンタNP1〜NPmと同様の
構成部分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を
省略する。また、図13の説明においては、上記第1の
実施の形態の図5と同様の処理ステップには、同一のス
テップナンバーを付して、その詳細な説明を省略する。
【0112】本実施の形態においては、図13に示すよ
うに、ワークステーションWS1〜WSnが、ネットワ
ーク1に印刷要求を行うと(ステップP1)、サーバS
Vは、印刷要求パケットを取り込んで、印刷データをス
プールして(ステップP2)、スプールが完了すると、
印刷要求パケットをネットワーク1を介して1つのネッ
トワークプリンタNP1〜NPmに送信する(ステップ
P3)。
【0113】ネットワークプリンタNP1〜NPmは、
印刷要求パケットが送信されてくると、ユーザID判断
・制御部12が、印刷要求パケットのユーザIDがユー
ザID記憶部11に登録されているかにより、ネットワ
ークプリンタNP1〜NPmの使用の許可/不許可を判
断し(ステップP4)、当該判断結果を印刷応答パケッ
トの可否情報に入れて、サーバSVに送信する(ステッ
プP5)。
【0114】サーバSVは、印刷応答パケットが送信さ
れてくると、印刷応答パケットの可否情報から使用許可
(印刷OK)かどうかチェックし(ステップP6)、当
該ネットワークプリンタNP1〜NPmの使用が許可さ
れていると、印刷データパケットのネットワークプリン
タNP1〜NPmへの送信を開始し(ステップP8)、
印刷データパケットを受信したネットワークプリンタN
P1〜NPmは、当該印刷データパケットから印刷デー
タを取り出して、順次印刷処理を行う(ステップP
9)。ネットワークプリンタNP1〜NPmは、印刷デ
ータパケットを受け取ると、一旦印刷データを出力バッ
ファ13に順次蓄積して、サーバSVと印刷データ応答
パケットを交換しつつ、順次印刷処理を行い、サーバS
Vは、全ての印刷データの送信を完了すると、印刷終了
パケットをネットワークプリンタNP1〜NPmに送信
して、処理を終了する(ステップP10)。
【0115】ステップP6で、当該ネットワークプリン
タNP1〜NPmの使用が許可されていないときには、
サーバSVは、他にサーバSVが管理するネットワーク
プリンタNP1〜NPmがあるかどうかチェックし(ス
テップP41)、他にサーバSVが管理するネットワー
クプリンタNP1〜NPmがあるときには、印刷出力の
ネットワークプリンタNP1〜NPmを当該管理する次
のネットワークプリンタNP1〜NPmに切り換えて
(ステップP42)、印刷要求パケットを送信する(ス
テップP3)。
【0116】当該印刷要求を受けたネットワークプリン
タNP1〜NPmが上記同様に処理して(ステップP
4、P5)、ネットワークプリンタNP1〜NPmから
の印刷応答パケットを受信し、当該印刷応答パケットが
ネットワークプリンタNP1〜NPmの使用の不許可を
示していると、サーバSVは、他の管理するサーバSV
があるかどうかチェックし(ステップP41)、あると
きには、同様に、次のネットワークプリンタNP1〜N
Pmに印刷要求パケットを送信する(ステップP42、
P3)。
【0117】ステップP6で、当該他のネットワークプ
リンタNP1〜NPmからの印刷応答パケットがネット
ワークプリンタNP1〜NPmの使用を許可している
と、上記同様に、印刷データパケットのネットワークプ
リンタNP1〜NPmへの送信を開始し(ステップP
8)、ネットワークプリンタNP1〜NPmが印刷処理
を行う(ステップP9)。サーバSVは、全ての印刷デ
ータの送信を完了すると、印刷終了パケットをネットワ
ークプリンタNP1〜NPmに送信する(ステップP1
0)。そして、いま、ワークステーションWS1〜WS
nが指定したネットワークプリンタNP1〜NPmと異
なるネットワークプリンタNP1〜NPmに記録出力さ
せたので、その旨のメッセージを、図14に示す印刷結
果パケットに挿入して、ワークステーションWS1〜W
Snに送信し、処理を終了する(ステップP43)。
【0118】この印刷結果パケットは、図14に示すよ
うに、2バイトのコマンド番号、印刷結果を示す2バイ
トの結果情報及び印刷先プリンタ名を通知するための2
バイトの印刷先プリンタ名情報で構成されており、結果
情報には、例えば、指定先ネットワークプリンタNP1
〜NPmに印刷を行った旨を表示する結果情報として、
「0」(印刷完了)、出力先を変更して印刷を行った旨
を表示する結果情報として、「1」(出力先変更)、印
刷不可能であった旨を表示する結果情報として、「2」
(印刷不可)及びその他のエラーを表示する結果情報と
して、「3」(その他エラー)が設定される。そして、
上記のように、他のネットワークプリンタNP1〜NP
mに印刷を行わせた場合には、結果情報に、「1」が設
定される。
【0119】そして、上記ステップP41で、サーバS
Vが管理する他のネットワークプリンタNP1〜NPm
がないときには、印刷結果パケットに、上記印刷不可を
示す「2」を設定して、ワークステーションWS1〜W
Snに送信し、処理を終了する(ステップP44)。
【0120】したがって、本実施の形態によれば、ネッ
トワークプリンタNP1〜NPmの使用を許可するユー
ザIDを予めユーザID記憶部11に登録しておき、印
刷データを受け取る前に、ユーザIDを受け取って、当
該ユーザIDがユーザID記憶部11に登録されている
か否かをチェックすることにより、ネットワークプリン
タNP1〜NPmの使用の許可/不許可を制御すること
ができるとともに、ワークステーションWS1〜WSn
の指定したネットワークプリンタNP1〜NPmが使用
を不許可にすると、サーバSVが管理する他のネットワ
ークプリンタNP1〜NPmに印刷要求を行って、当該
他のネットワークプリンタNP1〜NPmが使用を許可
すると、当該他のネットワークプリンタNP1〜NPm
を利用して、印刷を行うことができ、ネットワークプリ
ンタNP1〜NPmの利用性を向上させることができ
る。その結果、ネットワークプリンタNP1〜NPm
が、例えば、他の部署のユーザに不必要に使用されるこ
とを防止して、ネットワークプリンタNP1〜NPmの
効率的な管理・運用を行うことができるとともに、ワー
クステーションWS1〜WSnの利用者が、他のネット
ワークプリンタNP1〜NPmに印刷要求先を切り換え
ることなく、ネットワークプリンタNP1〜NPmの利
用を可能として、ネットワークプリンタNP1〜NPm
の利用性をより一層向上させることができる。
【0121】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0122】
【発明の効果】請求項1記載の発明のプリンタシステム
によれば、ネットワークに接続されたプリンタ自体にネ
ットワークに接続された端末毎にプリンタの使用の許可
/不許可情報を設定して、当該使用許可/不許可情報に
基づいてプリンタの使用の許可/不許可を制御するの
で、例えば、他の部署のユーザに自己の部署のプリンタ
が不必要に使用されることを防止することができる。そ
の結果、ネットワークに接続されたプリンタの管理・運
用を適切に行うことができ、プリンタの効率的な利用を
図ることができる。
【0123】請求項2記載の発明のプリンタシステムに
よれば、ネットワークに接続されたプリンタのトレイ毎
にネットワークに接続された端末毎の使用の許可/不許
可を設定しているので、各端末の使用できる記録紙を制
限して、記録紙の効率的な使用を図ることができ、ネッ
トワークに接続されたプリンタのより一層効率的な管理
・運用を行うことができるとともに、資源を節約するこ
とができる。
【0124】請求項3記載の発明のプリンタシステムに
よれば、端末毎のプリンタの使用状況を記録して、パス
ワードとともに使用状況の出力要求があると使用状況を
取り出せるようにしているので、パスワードの登録され
ているプリンタシステムの管理者がプリンタの使用状況
を取り出して、プリンタの追加や使用可能端末の分散等
のプリンタ環境の整備・管理を適切に行うことができ、
プリンタシステムの利用性を向上させることができる。
【0125】請求項4記載の発明のプリンタシステムに
よれば、登録されたパスワードが入力されたときのみ、
使用許可/不許可情報の登録、変更及び削除等ができる
ようにしているので、パスワードを知っているもの、例
えば、特定のプリンタシステムの管理者のみが使用許可
/不許可情報の登録、変更及び削除等を行うことがで
き、プリンタシステムの管理・運用をより一層適切に行
うことができる。
【0126】請求項5記載の発明のプリンタシステムに
よれば、クライアント・サーバシステム方式のネットワ
ークに接続された端末がクライアントとしてネットワー
クに印刷要求を行うと、サーバが印刷データをスプール
し、当該ネットワークに接続されたプリンタに印刷要求
を行って、当該プリンタが当該印刷要求を不許可にする
と、サーバが、スプールの状況に応じて、当該プリンタ
に共用使用許可/不許可情報により、再度印刷要求を行
うので、他のクライアントのプリンタの利用性を損なわ
ない範囲で、当該プリンタの使用が許可されていないク
ライアントにも、プリンタを利用できるようにすること
ができ、プリンタの利用性を向上させることができる。
【0127】請求項6記載の発明のプリンタシステムに
よれば、クライアント・サーバシステム方式のネットワ
ークに接続された端末がクライアントとしてネットワー
クに印刷要求を行うと、サーバが印刷データをスプール
し、当該ネットワークに接続されたプリンタに印刷要求
を行って、当該プリンタが当該印刷要求を不許可にする
と、サーバが、ネットワークに接続された他のプリンタ
に印刷要求を行うので、印刷要求してきたクライアント
の使用可能なプリンタを速やかに、かつ、確実に使用し
て、印刷処理を行わせることができ、プリンタシステム
の利用性をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタシステムの第1の実施の形態
を適用したネットワークのシステム構成図。
【図2】図1のネットワークプリンタの回路ブロック
図。
【図3】図1のネットワークで使用される各種パケット
の一例を示す図。
【図4】図1のネットワークプリンタへのパスワード及
びユーザIDの登録、削除の各処理を示すフローチャー
ト。
【図5】図1のネットワークによるユーザIDに基づく
ネットワークプリンタの使用管理処理を示すフローチャ
ート。
【図6】本発明のプリンタシステムの第2の実施の形態
を適用したネットワークに接続されたネットワークプリ
ンタのユーザID記憶部のユーザIDの登録状態の一例
を示す図。
【図7】本発明のプリンタシステムの第2の実施の形態
を適用したネットワークで使用される各種パケットの一
例を示す図。
【図8】本発明のプリンタシステムの第2の実施の形態
を適用したネットワークのネットワークプリンタによる
トレイ毎の使用管理処理を示すフローチャート。
【図9】本発明のプリンタシステムの第3の実施の形態
を適用したネットワークに接続されたネットワークプリ
ンタのユーザID記憶部のユーザIDの登録状態の一例
を示す図。
【図10】本発明のプリンタシステムの第3の実施の形
態を適用したネットワークで使用される各種パケットの
一例を示す図。
【図11】本発明のプリンタシステムの第3の実施の形
態を適用したネットワークのネットワークプリンタによ
る統計情報管理処理を示すフローチャート。
【図12】本発明のプリンタシステムの第4の実施の形
態を適用したネットワークによるネットワークプリンタ
の使用管理処理を示すフローチャート。
【図13】本発明のプリンタシステムの第5の実施の形
態を適用したネットワークによるネットワークプリンタ
の使用管理処理を示すフローチャート。
【図14】本発明のプリンタシステムの第5の実施の形
態を適用したネットワークで使用される印刷結果パケッ
トの一例を示す図。
【符号の説明】
1 ネットワーク NP1〜NPm ネットワークプリンタ WS1〜WSn ワークステーション 10 入力部 11 ユーザID記憶部 12 ユーザID判断・制御部 13 出力バッファ 14 出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の端末とプリンタがネットワークに接
    続され、前記プリンタが、前記端末からの印刷要求に応
    じて印刷データに基づいて印刷処理を行うプリンタシス
    テムにおいて、前記プリンタは、前記端末毎に当該プリ
    ンタの使用の許可/不許可を規制する使用許可/不許可
    情報の登録される登録情報記憶手段と、前記端末から前
    記使用許可/不許可情報とともに印刷要求があると、前
    記登録情報記憶手段に当該送られてきた前記使用許可/
    不許可情報が登録されているか否かにより使用の許可/
    不許可を制御する制御手段と、を備えたことを特徴とす
    るプリンタシステム。
  2. 【請求項2】前記プリンタは、記録紙を収納する複数の
    トレイを有し、前記登録情報記憶手段は、前記使用許可
    /不許可情報を前記トレイ毎に記憶し、前記制御手段
    は、前記端末から前記使用許可/不許可情報とともに印
    刷要求があると、前記使用許可/不許可情報に基づいて
    前記トレイ毎の使用の許可/不許可を制御することを特
    徴とする請求項1記載のプリンタシステム。
  3. 【請求項3】前記プリンタは、前記使用許可/不許可情
    報毎にプリンタの使用状況を記憶する使用状況記憶手段
    をさらに備え、前記登録情報記憶手段は、所定のパスワ
    ードがさらに登録され、前記制御手段は、当該パスワー
    ドとともに前記使用状況の出力要求があると、前記使用
    状況記憶手段から前記使用状況を読み出して、前記ネッ
    トワークを介して当該出力要求のあった前記端末に出力
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    プリンタシステム。
  4. 【請求項4】前記登録情報記憶手段は、所定のパスワー
    ドが登録され、前記制御手段は、前記登録されたパスワ
    ードが入力されたときにのみ、前記登録情報記憶手段の
    前記使用許可/不許可情報の登録、変更及び削除等を行
    うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに
    記載のプリンタシステム。
  5. 【請求項5】前記ネットワークは、クライアント・サー
    バシステム方式であり、前記プリンタは、前記登録情報
    記憶手段に所定の共用使用許可/不許可情報が登録され
    ており、前記端末が、クライアントとして当該ネットワ
    ークに対して前記使用許可/不許可情報とともに印刷要
    求を行うと、サーバが、当該印刷要求と前記印刷データ
    を受け取って、前記印刷データをスプールするととも
    に、前記プリンタに前記使用許可/不許可情報とともに
    印刷要求を行い、当該印刷要求を受け取った前記プリン
    タが、前記使用許可/不許可情報に基づいて使用を不許
    可とすると、前記サーバは、スプールの状況に基づい
    て、前記使用許可/不許可情報を前記共用使用許可/不
    許可情報に変更して、当該プリンタに印刷要求を行うこ
    とを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載
    のプリンタシステム。
  6. 【請求項6】前記ネットワークが、複数の前記プリンタ
    が接続されたクライアント・サーバシステム方式であ
    り、前記端末がクライアントとして当該ネットワークに
    対して前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求を行
    うと、サーバが、当該印刷要求と前記印刷データを受け
    取って、前記印刷データをスプールするとともに、前記
    プリンタに前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求
    を行い、前記サーバは、当該印刷要求を行った前記プリ
    ンタが前記使用許可/不許可情報に基づいて使用を不許
    可とすると、前記ネットワークに接続された前記他のプ
    リンタに前記使用許可/不許可情報とともに印刷要求を
    行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか
    に記載のプリンタシステム。
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