JPH09251336A - 入出力装置 - Google Patents

入出力装置

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JPH09251336A
JPH09251336A JP8282497A JP28249796A JPH09251336A JP H09251336 A JPH09251336 A JP H09251336A JP 8282497 A JP8282497 A JP 8282497A JP 28249796 A JP28249796 A JP 28249796A JP H09251336 A JPH09251336 A JP H09251336A
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
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    • H04L25/08Modifications for reducing interference; Modifications for reducing effects due to line faults ; Receiver end arrangements for detecting or overcoming line faults
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力回路駆動時の、電源線の寄生インダクタ
ンス起因の電源ノイズを減らし、データ転送レートを高
め、多ビットI/O構成を可能にする。 【解決手段】 mビットのチップ内部データ線と、これ
らの内部データ線の各データをm本の外部出力ピンにそ
れぞれ出力するm個のチップ内部出力回路とを備えた出
力装置において、内部データ線及び内部出力回路をn種
類のグループに分割し、mビットのデータから各グルー
プの各々に対して全データを反転するか否かを判断する
機能回路を備え、少なくともn−1種類のグループの各
内部データ線とそれに対応する各出力回路の間に、機能
回路の出力結果からビット全部の内部データを反転する
或いはしないかを実行する回路を設け、少なくともn−
1種類の各グループに対してデータ反転したか否かを外
部出力ピンに出力する反転有無出力回路を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置間でデ
ータのやり取りを行う入出力装置に係わり、特に多ビッ
トの入出力を可能とした入出力装置に関する。より具体
的には、多ビットの出力を可能とした出力装置とこれに
対応する入力装置、及びこれらを含む入出力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、半導体の微細加工技術の発展によ
り、大規模、高速32ビット,64ビットMPU等の数
100万トランジスタを含むチップや、大容量の16M
ビット,64MビットDRAMが生産されるようになっ
ている。MPU等の動作周波数は200MHzまで高速
化し、さらにMPU−メモリ間のバス(BUS)幅は3
2ビット,64ビット,128ビットと広がりつつあ
る。
【0003】MPUの動作周波数に合わせて、データバ
スの動作周波数も、1ピン当たりデータレート60Mb
/s,100Mb/sと上がり、バス全体では64×1
00Mb/s=64Gb/sの時代もまじかである。こ
のような状況において、出力回路全体に流れる電流は膨
大になり、電源線に寄生のインダクタンスによる電源線
の揺れは非常に大きなものとなり、何らかの対策をしな
いと誤動作の原因となる。
【0004】図30は、従来の多ビット(64ビット)
構成の入出力回路を示す。64ビットの内部データを出
力バッファに取り込む。出力バッファは同じタイミング
で動作し、データを64ビットバス(BUS)に乗せ
る。その結果を、他のチップの入力バッファがこのバス
を介して受け取る。出力は全て同じタイミングで発生さ
れるため、このバスのビット幅が大きくなり、同時スイ
ッチングするバスの本数が大きくなると、電源線の寄生
インダクタンスによる電源線(Vcc,Vss)の揺れ
は深刻化する。
【0005】出力バッファの場合、例えば出力がHig
hからLowに変わると、電源Vcc,Vssは一旦大
きく下がり、インダクタンスの影響で次に逆側に大きく
振れ、これが繰り返されて減衰していく。特に、図30
に示すように全てのI/Oのスイッチングの方向が同
じ、即ち例えば全てのI/OがHighからLowに変
わるとき、電源の揺れは最大となる。このノイズは、V
cc,Vssが同じ方向に振れる同相ノイズとなる。ま
た、1ビットのみ逆データで、残り全部同じデータの場
合、逆データのI/O線には大きな信号線の揺れが発生
する。
【0006】図31は従来の出力装置の構成例であり、
1ビット分の出力バッファ回路とその電源配線及び出力
線を示す。出力線は通常本数が多い場合、入力線と共用
のI/O線(入出力線)の場合が多いが、この例では入
力バッファは省略し、出力バッファのみを示している。
また、出力バッファは、4つのI/O線に対して、1本
の電源線(Vcc)と1本の接地線(Vss)の割合
で、チップからパッケージ外のプリント基板:PCB
(Print Circuit Borad )に、パッケージのボンディン
グワイヤとリードフレームを介して接続されることが多
い。言わば、4本のI/O線の充放電電流が、2本のV
cc,Vss線を介してPCBに流れるわけである。
【0007】しかしながら、このような多数のVss,
Vccピンを配置しても、ボンディングワイヤとリード
フレームの寄生インダクタンス(図31(a)のL1,
L2)の影響により電源線は大きく揺れるわけである。
Lは通常1ピン当たり数nH〜十数nHの値を持つ。
【0008】出力線にも寄生インダクタンスは存在し、
パッケージ内のボンディングワイヤとリードフレーム、
更にPCB配線上にある。但しこの問題は、特性インピ
ーダンス:Z0(=root(L/C))と終端抵抗Rtの
値を一致させ、インピーダンス整合させると、I/O線
の揺れ(リンギング)や反射を抑えられる。但し、上述
したように、電源線の寄生インダクタンス起因のI/O
線のゆれ成分は残る。従来のLVTTL対応のインター
フェースに対して、終端をターミネイトするターミネイ
テッドLVTTL,CTT,GTL,SSTL,Ram
bus等の新たなインターフェース技術の基本は、この
ターミネーションとインピーダンス整合及び小振幅技術
を組み合わせたものである。
【0009】しかし、これらの技術はI/O線のインダ
クタンスの影響を抑えるだけで、電源線のインダクタン
スの影響は抑えられない。電源線の揺れが大きくなる
と、第1に出力信号が揺れ、入力側で正しい“0”,
“1”の判断ができなくなる。第2に、電源が揺れるこ
とによりチップ内部回路の誤動作が発生する。第3に、
チップの電源が揺れることにより、このチップに入力さ
れる信号の“0”,“1”の判断が難しくなり、正しい
受信ができなくなる深刻な問題が発生する。
【0010】従来この電源線の揺れを抑える方法は、出
力装置の最終段のドライバの駆動能力を低下させる、或
いはONするタイミングを緩めてピーク電流を減らすし
かない。この電源線の揺れが大きくなると、図31
(a)に示すような出力装置の電源とチップの他の部分
の電源が共通の場合、パッケージのインダクタンスの影
響がもろに内部回路や入力装置に伝わり、第1の問題は
勿論、第2,第3の問題が深刻となる。
【0011】この第2,第3の問題を解決する1つの手
法は、出力装置専用の電源線(VddQ,VssQ)と
その他の電源(Vcc’,Vss’)をチップ内部で分
け、それぞれ別のピンでパッケージ配線し、PCB上の
電源線(Vcc’,Vss’)に接続することにある。
この場合、出力装置のパッケージのボンディングワイヤ
とリードフレームの寄生インダクタンス(L1,L2)
の影響は低減できる。
【0012】しかしこの場合でも、I/Oの数が少ない
場合は良いが、I/O数が32,64,128,256
と増加していくと、出力装置の電源線ピンの数をたとえ
増やしたとしても電流が多く流れるために、PCB上の
寄生インダクタンスの影響によりPCB上の電源(Vc
c’,Vss’)の揺れが大きくなり、その結果、その
他用の電源ピンと通じてチップ内部回路と入力回路の電
源線(Vcc’,Vss’)が揺れることとなり、上記
第2,第3の問題が発生する結果となる。
【0013】このような問題を解決する、従来のもう1
つの手法を図31(b)に示す(櫛部秀文他“逆位相動
作CMOSバッファを用いた電源ノイズ低減回路の検
討”、1992年電子情報通信学会春季大会 C-532, pp.5-1
53)。この例では、従来では1データ当たり1本の出力
線を用いるのに対して、1データ当たり2本の出力線
(Dout,/Dout)を持ち、2本の出力線は常に
互いに逆相(逆データ)が乗るようにする。
【0014】この場合、出力バッファを介してチップ内
部から出力線に出る電流量と入る電流量が一致するた
め、チップ内部に大きな容量(図31(b)のC1)を
備えていれば、出力線が動作する時の電荷の大部分はこ
の大きな容量(C1)の放電でまかなわれ、電源線の寄
生インダクタンスを経由して出力線に出入りする電流成
分は大幅に低減される。そして見かけ上、出力線に出入
りする電流がゼロになるため、この場合の電源線の揺れ
は、チップ内部で消費電流ピークを持った時の電源ノイ
ズと同じ、VccとVssが逆相のノイズのみとなる。
即ち、Vccが低下した時、Vssが上昇するノイズの
みとなる。このノイズは、より大きな内部容量C1を持
てば更に低減できる。
【0015】しかしながら、本従来例は確かに電源線の
寄生インダクタンス起因の電源ノイズを大幅に抑えられ
る反面、(1)出力ピン数、(2)I/O線数、(3)
出力バッファ数、(4)消費電力の(1)から(4)ま
でが全て2倍になると言う非常に大きな欠点を持ってい
る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の出
力装置においては、出力線が同時に同じ方向(データ)
にスイッチングされた場合、出力の数が大きくなると、
ピーク電流の増加に伴い電源線の揺れが大きくなり、第
1に出力信号が揺れ、入力側で正しい“0”,“1”の
判断ができなくなる。第2に、電源が揺れることによ
り、チップ内部回路の誤動作が発生する。第3に、チッ
プの電源が揺れることにより、このチップに入力される
信号の“0”,“1”の判断が難しくなり、正しい受信
ができなくなる深刻な問題が発生する。
【0017】また従来、1データ当たり出力線を逆相
(逆データ)ペアの2本で構成する手法は、上記ノイズ
を大幅に低減できる長所がある反面、出力ピン数,I/
O線数,出力バッファ数,消費電力が全て2倍になると
言う非常に大きな欠点を持っている。
【0018】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、I/O線数と出力バッ
ファ数をさほど増やすことなく、かつ出力の動作スピー
ドを低下させることなく、多ビットのI/Oを同時スイ
ッチングしたとしても電源線ピンに流れる消費電流のピ
ーク値を大幅に低減し、電源線の寄生インダクタンスに
よる電源線の揺れを抑えることができる出力装置とそれ
に対応する入力装置、及びこれらを含む入出力装置を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
(構成)上記課題を解決するために本発明は、次のよう
な構成を採用している。
【0020】即ち、本発明(請求項1)は、mビットの
チップ内部データ線と、これらの内部データ線の各デー
タをm本の外部出力ピンにそれぞれ出力するm個のチッ
プ内部出力回路とを備えた出力装置において、前記内部
データ線及び内部出力回路はn種類のグループに分割さ
れ、mビットのデータから各グループの各々に対して全
データを反転するか否かを判断する機能回路を備え、少
なくともn−1種類のグループの各内部データ線とそれ
に対応する各出力回路の間には、前記機能回路の出力結
果からビット全部の内部データを反転する或いはしない
かを実行する回路が設けられ、前記少なくともn−1種
類の各グループに対してデータ反転したか否かを外部出
力ピンに出力する反転有無出力回路が設けられているこ
とを特徴とする。
【0021】また、本発明(請求項2)は、m本の外部
入力ピンの各々のデータを入力するm個の入力回路と、
これらの入力回路の各データを取り入れるmビットのチ
ップ内部データ線とを備えた入力装置において、前記内
部データ線及び入力回路はn種類のグループに分割さ
れ、少なくともn−1種類のグループの各内部データ線
と各入力回路の間には、ビット全部の内部データを反転
するか否かを選択して実行する機能回路が設けられ、か
つ前記少なくともn−1種類の各グループに対してデー
タ反転するか否かを指定する情報を外部入力ピンから入
力する反転有無入力回路が設けられていることを特徴と
する入力装置。
【0022】また、本発明(請求項3)は、mビットの
チップ内部データ線と、これらの内部データ線の各デー
タをm本の外部出力ピンにそれぞれ出力するm個のチッ
プ内部出力回路とを備え、前記内部データ線及び内部出
力回路をn種類のグループに分割し、mビットのデータ
から各部ループの各々に対して全データを反転するか否
かを判断する機能回路を備え、少なくともn−1種類の
グループの各内部データ線とそれに対応する各出力回路
の間には、前記機能回路の出力結果からビット全部の内
部データを反転する或いはしないを実行する回路を設
け、かつ前記少なくともn−1種類の各グループに対し
てデータ反転したか否かを反転検出用外部出力ピンに出
力する反転有無出力回路を設けてなる出力装置と、m本
の外部入力ピンの各々のデータを入力するm個の入力回
路と、これらの入力回路の各データを取り入れるmビッ
トのチップ内部データ線とを備え、前記内部データ線及
び入力回路をn種類のグループに分割し、少なくともn
−1種類のグループの各内部データ線と各入力回路の間
に、ビット全部の内部データを反転するか否かを選択し
て実行する機能回路を設け、かつ前記少なくともn−1
種類の各グループに対してデータ反転するか否かを指定
する情報を前記反転検出用外部出力ピンに接続された反
転検出用外部入力ピンから入力する反転有無入力回路を
設けてなる入力装置とを具備したことを特徴とする。
【0023】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は、次のものがあげられる。
【0024】(1) nは2,4,8,16、mは8,1
6,64,128,512,1024,2048、或い
は9,18,36,72,144,288,576,1
152,2304が望ましい。
【0025】(2) n種類のグループの各々のビット数は
m/nであること。
【0026】(3) 全m個の出力回路の同時に出力される
出力データは、全部同じ“1”或いは“0”データにな
ることが無いこと。
【0027】(4) 全m個の出力回路の同時に出力される
出力データには、|“1”データの数−“0”データの
数|<=m/nの関係が常に成り立つこと。
【0028】(5) データ反転を行うか行わないかを決め
る機能回路には、グループ内の内部データの“1”デー
タの数と“0”データの数のどちらが多いか判断する回
路と、グループ間においては、一方のグループが“1”
データの数が多く、他方のグループも“1”データの数
が多い、或いは一方のグループが“0”データの数が多
く他方のグループも“0”データの数が多い場合、どち
らかのグループの全データを反転する回路を持つこと。
【0029】(6) 請求項1〜3の構成で、入出力装置以
外に、MPU,メモリコントローラ,MCMのチップ
間,システムバス,回路ボード,或いはシステムの構成
であること。
【0030】(7) 全m個の出力回路の同時に出力される
出力データには、0<=(“1”データの数−“0”デ
ータの数)<=m/nの関係が常に成り立つこと。
【0031】(8) 全m個の出力回路の同時に出力される
出力データには、−m/2<=(“1”データの数−
“0”データの数)<=0の関係が常に成り立つこと。
【0032】(9) 全m個の出力回路が連続的にデータを
出力する場合、同時に出力される出力データと一つ前に
同時に出力されるデータには、|(“0”から“1”に
遷移するデータの数)−(“1”から“0”に遷移する
データの数)|≦m/2nの関係が常に成り立つこと。
【0033】(10)請求項1、3において、データ反転を
行うか行わないかを決める機能回路には、グループ内の
内部データの“1”データの数と“0”データの数のど
ちらが多いかどうかを判断する回路と、グループ間で
は、一方のグループが“1”データが多く、他方のグル
ープも“1”データが多い、或いは一方のグループが
“0”データが多く、他方のグループも“0”データが
多い場合、どちらかのグループの全データを反転し、更
に反転判断終了後のmビットのデータに対して、“1”
データの数と“0”データの数のどちらが多いかどうか
を判断する回路とを備え、“1”データの数が多い場合
は、全mビットのデータを反転する機能を有する。
【0034】(11)請求項1、3において、データ反転を
行うか行わないかを決める機能回路には、グループ内の
内部データの“1”データの数と“0”データの数のど
ちらが多いかどうかを判断する回路と、グループ間で
は、一方のグループが“1”データが多く、他方のグル
ープも“1”データが多い、或いは一方のグループが
“0”データが多く、他方のグループも“0”データが
多い場合、どちらかのグループの全データを反転し、更
に反転判断終了後のmビットのデータに対して、“1”
データの数と“0”データの数のどちらが多いかどうか
を判断する回路とを備え、“0”データの数が多い場合
は、全mビットのデータを反転する機能を有する。
【0035】(12)請求項1、3において、各nグループ
内、複数のグループにまたがるデータ内、全mビットデ
ータ内において、“1”データの数と“0”データの数
のどちらが多いか判断する回路には、正論理データをゲ
ート入力とする第1のトランジスタの並列接続と、負論
理データをゲート入力とする第2のトランジスタの並列
接続を含む。
【0036】(13)請求項1、3において、各nグループ
内、複数のグループにまたがるデータ内、全mビットデ
ータ内において、“1”データの数と“0”データの数
のどちらが多いか判断する回路には、正論理データをゲ
ート入力とするpMOSトランジスタの並列接続とnM
OSトランジスタの並列接続の直列接続と、負論理デー
タをゲート入力とするpMOSトランジスタの並列接続
とnMOSトランジスタの並列接続の直列接続を含む。
【0037】(14) (12) の形態において、“1”データ
の数と“0”データの数のどちらが多いかの判断は、第
1のトランジスタの並列接続の駆動電流と、第2のトラ
ンジスタの並列接続の駆動電流の違いからドレイン電極
側に発生する電位差を増幅した結果がHighかLow
かで行う。
【0038】(15) (13) の形態において、“1”データ
の数と“0”データの数のどちらが多いかの判断は、2
つの直列接続の中間ノードに発生する電位差を増幅した
結果がHighかLowかで行う。
【0039】(16) (12)(13) の形態において、各正論
理、負論理データをゲート入力とするトランジスタに
は、並列に抵抗素子が接続されている。
【0040】(作用)従来、m本の出力バッファ回路が
存在した場合、最悪mビットの出力線全部に同じタイミ
ングで、しかも同じ“0”或いは“1”データが出力さ
れことが起こり、これが出力回路の電源線ピンに大きな
電流ピークを引き起こし、電源線ピンの寄生インダクタ
ンス起因の大きな電源ノイズを発生する。これに対し本
発明では、出力ピンに同時に同じデータが出力されるこ
とが無くなる。これは、内部データ線及び出力回路をn
種類のグループに分け、各グループ内で全内部データを
反転或いは反転しないを決める機能回路を持たせると、
例えばあるグループ内のデータにおいて“0”データよ
り“1”データが多く、しかも他のあるグループ内のデ
ータにおいても同様に“0”データより“1”データが
多い場合でも、他のあるグループの全データを反転すれ
ば、結果として他のあるグループでは“0”データの方
が多くなり、前のあるグループの“1”データと相殺さ
れるためである。
【0041】この効果により、原理的に内部データの値
に拘りなく、mビットの出力線に乗るデータには、|
“1”データの数−“0”データの数|<=m/nの関
係がなりたつため、最悪でも(m−m/n)ビットのデ
ータの半分は“1”で、残り半分のデータは“0”で逆
データが出力され、この部分でのVcc,Vddの同相
ノイズは原理的に無くなり、逆相ノイズだけとなる。そ
して、この部分の出力線への電流の充放電は、内部電源
線Vcc,Vss間に大きな容量を持てば、このキャパ
シタからの電荷で補充され、電源線ピンからの充放電は
大幅に低減され、電源線の寄生インダクタンス起因の電
源ノイズは無くなる。
【0042】但し、残りm/nビットのデータは、全部
“1”或いは、全部“0”データであることがあり、こ
の部分のVcc,Vssの同相ノイズ成分は残るが、従
来に比べてこのノイズは1/nに低減される。nの数が
大きければ大きいほど、この低減効果は向上される。
【0043】内部データ反転機能を持つ場合、データが
反転しているかどうかを入力装置側に伝えるピンがnグ
ループに対して、最低n−1個必要となり、(1グルー
プは反転する必要が無く、これを基準に他のグループデ
ータを反転すればn個からn−1個に低減できる)、合
計(m+n−1)個の出力回路と、出力ピンのみを必要
とする。従って、従来の出力線をペアで用い常にペア内
で逆データを出し出力線が2m個必要な方式に比べ、ピ
ン数,出力回路数,消費電力を大幅に低減できる。
【0044】これは、例えば本発明において、m=12
8本のI/O数で、n=4グループを仮定すると、出力
ピン,出力回路数はm+n−1=131本、消費電力の
増加は従来比131/128と僅かに増加しただけで、
電源ノイズを約1/4に低減できる。これに対して、従
来の出力をペアで用いる方式は、256本のI/O線
と、2倍の消費電力を消費する。これと比べると、本発
明方式の効果は一目瞭然である。
【0045】本発明により、電源ノイズが従来と同じ場
合、逆により多くのI/O線が1チップで実現され、従
来多ビット化が困難であったものを容易に実現でき、バ
ス全体のバンド幅を大幅に向上できる。また、ノイズを
低減できる分、出力回路の最終段のトランジスタの駆動
能力を高めたり、スイッチングスピードを高めたりし
て、1ピン当たりのデータレートを上げ、バス全体のバ
ンド幅を向上することも可能となる。
【0046】さらに本発明においては、上記データの部
分反転処理後の全データに対して、“1”データの数が
多いか、“0”データの数が多いかを判断し、常に
“1”データが多くなるように、“0”データが多い場
合は全データを反転する、或いは常に“0”データが多
くなるように、“1”データが多い場合は全データを反
転する機能を追加する。すると、0<=(“1”データ
の数−“0”データの数)<=m/nの関係、或いは−
m/2<=(“1”データの数−“0”データの数)<
=0の関係が常に成り立ち、結果として、全m個の出力
回路が連続的にデータを出力する場合、同時に出力され
る出力データと一つ前に同時に出力されるデータには、
|(“0”から“1”に遷移するデータの数)−
(“1”から“0”に遷移するデータの数)|<=m/
2nの関係が常に成り立つ。この場合、mビットのデー
タ、nグループ分割に対して、僅かn本のデータが反転
したかどうかを知らせるピンで、全体の同時スイッチン
グノイズを1/2nに低減できる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照として、本発明
の実施形態を示す。
【0048】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係わる入出力装置であり、mビット幅のデ
ータ出力と入力装置、及びmビットのデータバス構成を
示している。
【0049】本実施形態においては、mビットのチップ
内部データD0 〜Dm-1 を第1のデータD0 〜Dm/2-1
と第2のデータDm/2 〜Dm-1 に2分割し、この第1,
2データは各々2つの回路Aに入力される。2つの回路
Aの出力P0 ,P1 は、各々m/2ビットの入力データ
の“1”の数より“0”の数が少ない場合、出力Piの
値として“1”を出力し、“1”の数より“0”の数が
同一或いはそれ以上であれば、出力Pi の値として
“0”を出力する。
【0050】回路Aは、いわば“1”の数と“0”の数
を比較する比較回路である。例えば、図1に示すよう
に、全内部データが“1”の場合、“1”の数より
“0”の数が当然少ないため、回路Aの出力P0 =
“1”,P1 =“1”となる。P0 =“1”,P1 =
“1”或いはP0 =“0”,P1 =“0”の時、即ち第
1のデータも第2のデータも“1”が多い場合、或いは
第1のデータも第2のデータも“0”が多い場合、即ち
P0 とP1 のイクスクルーシブNOR(XNOR)を取
った場合の出力フラグF1の値が“1”の場合、第1の
データはそのままで、第2のデータ全部を反転して出力
すれば、mビットバス上に乗るデータの“1”データの
数と“0”データの数の差は低減する。
【0051】従来の内部データをそのまま出力する方法
では、電源線の同相ノイズが最大となる最悪パターンは
全データが“1”或いは“0”の場合であるが、本実施
形態においては、図1の例に示すように、全データが
“1”の場合、第1のデータはそのまま全部出力バッフ
ァを介して出力バス線に“1”データとして出力され、
第2のデータはフラグF1の値が“1”のため、データ
反転回路に入力されて全データが“0”に反転され、出
力バッファを介して出力バス線に“0”データとして出
力される。このデータ反転回路は、制御線入力F1の値
が“1”の場合は入力データを反転し出力し、制御線入
力線F1が“0”の場合はそのまま反転せずに出力され
るようになっている。
【0052】結果として、従来は最悪であった全内部デ
ータ“1”の場合の出力バッファの出力は、本実施形態
においては、“1”データ半分と“0”データ半分とな
り、“1”データと“0”データとで、出力バッファの
出力を介してチップ外に出る電流と入る電流が等価とな
る。従って、チップ内部のVcc,Vss間に大きな容
量C1のキャパシタを持っていれば、出力駆動時は、見
かけ上このキャパシタの放電が行われているに等しくな
る。このため、外部電源から電源ピンを通じて流れる大
きな電流ピークによる、電源線系(パッケージ、PCB
上)の寄生インダクタンス起因の電源ノイズ(同相ノイ
ズ)は無くなり、出力バッファの揺れ,内部回路の誤動
作,電源の揺れによる、入力バッファの誤動作及び入力
応答の遅れ等の従来の問題点を解決できる。
【0053】但し、チップ内部の回路の充放電により引
き起こされる、電源線の寄生インダクタンス起因の電源
ノイズ(同相ノイズ)のみ残る。これは、電源間に大き
な容量C1を備えれば、容易に低減できる。結果とし
て、大幅に電源ノイズを低減できる。
【0054】出力装置側で、かってにデータを反転させ
た場合、入力側が正しくデータを復元させるために、前
記反転フラグF1は、図1に示すように、出力バッファ
を介してバス線と同様に、通信相手側の入力バッファに
入力される。このフラグを用いて、入力バッファに入力
された第1のデータ側のデータは、フラグF1が“1”
の場合反転して、内部データとして取り入れ、“0”の
場合反転せずにそのまま内部データとする。当然のこと
ながら、反転しないで出力された第1のデータは、入力
側でもそのまま取り入れられる。
【0055】図1の全て内部データ“1”のケースで
は、第2のデータ側はバスでは全部“0”として出力さ
れるが、F1が“1”のため入力側では、反転された第
2のデータはデータ反転回路を用いてもう一度反転さ
れ、もとの“1”データに復元される。本実施形態の最
悪ケースは、例えば第1のデータが全部“1”で、第2
のデータの半分が“1”データで、残り半分が“0”の
場合であり、この場合、P0 =“1”で、P1 =“0”
で、第2のデータが反転せずに出力される。この場合、
第2のデータは、“1”,“0”共に等しいので、同相
ノイズがキャンセルされるが、第1の全データ“1”の
分は同相ノイズとなる。
【0056】正確に言うと、フラグ用信号F1=“0”
のため、フラグ用ピン分を考慮すると、同相ノイズを引
き起こすバス線数はm/2−1となり、従来比(m/2
−1)/mの約半分弱に低減できる。即ち、従来の同相
ノイズ起因の出力バッファの揺れ,内部回路の誤動作,
電源の揺れによる、入力バッファの誤動作及び入力応答
の遅れ等の問題点は低減できる。ちなみに、回路Aの出
力Pi =“0”となる側に、入力データが“1”と
“0”が等しくなる場合を含めたのは、少しでも同相ノ
イズを減らすためで、例えば含めない場合、フラグピン
のノイズを含めると、先程の同相ノイズを引き起こすバ
ス線数はm/2+1となり少し増える。
【0057】このように本実施形態によれば、従来の1
データ2I/Oの方式のように出力ピン数を倍増する必
要派なく、出力ピン数を僅か1本増やすだけで、出力回
路の電源ノイズを半減させることができる。消費電力も
従来比(m+1)/mと僅かな増加である。本方式の変
形として例えば、第1のデータ側は“1”の数より
“0”の数が多い場合反転出力し、第2のデータ側は
“1”の数より“0”の数が少ない場合反転出力し、各
々反転フラグを出力しても、同様の効果がある。但しこ
の場合、フラグピン数が2本となる。
【0058】本実施形態の効果は、電源ノイズを減らす
のに用いても良いし、ノイズが減った分、出力I/O数
を倍増したり、出力バッファの駆動能力の向上或いは、
スイッチングスピードの向上による、バス全体のバンド
幅を向上させても良い。なお図1中の回路Aは入力デー
タDiを取り入れ、Pi と共に、データDiを出力して
いるが、これは単なる通過であっても良いし、内部で一
度ラッチして、出力しても良い。
【0059】本実施形態の効果を数式に表わすと、mビ
ットデータで2つのグループに分けた場合、従来は |“1”データの数−“0”データの数|<=m の関係が成り立つのに対して、本実施形態では |“1”データの数−“0”データの数|<=m/2 の関係が成り立つ。これにより、同相ノイズを1/2に
低減できる。
【0060】厳密に言うと、スイッチングノイズは、前
出力信号Qn-1 と現信号Qn の関係で決まり、出力デー
タが“1”→“0”,“0”→“1”に変化した場合に
発生し、出力データが“1”→“1”,“0”→“0”
の場合は関係ない。よって、正確にはノイズは、|
(“0”→“1”に遷移した数)−(“1”→“0”に
遷移した数)|のみで定義できる。
【0061】しかしながら、上記の式は、現出力信号,
前出力信号共に成り立つため、 |(現“1”の数)−(現“0”の数)|≦m/2 |(前“0”の数)−(前“1”の数)|≦m/2 が言え、この2つの式より、 |(現“1”の数)−(現“0”の数)+(前“0”の
数)−(前“1”の数)|≦m が成り立つ。ここで例えば、 (現“1”の数)=(“1”→“1”の数)+(“0”
→“1”の数) と分解できるため、 |(“1”→“1”の数+“0”→“1”の数)−
(“1”→“0”の数+“0”→“0”の数)+
(“0”→“0”の数+“0”→“1”の数)−
(“1”→“1”の数+“1”→“0”の数)|=2|
(“0”→“1”の数)−(“1”→“0”の数)|≦
m 2で割ると、 |(“0”→“1”の数)−(“1”→“0”の数)|
≦m/2 となりノイズは半減する。
【0062】(第2の実施形態)図2は、本発明の第2
の実施形態を示す。この回路は、図1の回路Aの“1”
データと“0”データの数を比較する比較回路の一例を
示す。図2(a)は4ビットデータの場合のPi の値の
真理値表を示す。(“1”データの数)−(“0”デー
タの数)>0ならば出力Pi は“1”となり、それ以外
は“0”となる。図2(b)はこれを通常の論理回路で
実現した例を示す。図2(c)はこれをパストランジス
タネットワークで実現した例を示す。通常の論理回路で
実現する方法に比べ、素子数を大幅に削減できる。
【0063】(第3の実施形態)第2の実施形態におけ
る比較器でも、入力ビット数が16,32,64,12
8と増加していくと比較はできるが、素子数,遅延時間
等が問題となる。図3は、この比較回路をアナログ回路
で実現した例を示す。kビットの入力でデータに対し
て、同じサイズのトランジスタをk個並列接続したもの
を2セット備え、1セット目のゲート入力には、正論理
の入力データを接続し、2セット目のゲート入力には、
負論理の入力データを接続する。各々のセットの共通の
ドレイン側(V1,V0)のノードは、そのV1,V0
の電位差を増幅する増幅器に接続され、増幅結果がPi
(或いは負論理の/Pi )となる。
【0064】例えば“1”データの数が“0”データの
数より多ければ、それだけ、V1側に接続されるトラン
ジスタの方がより多く“ON”しているため、結果とし
て、V1の電位がVの電位より低くなる。この結果を増
幅器で増幅し、Pi に“1”データを出力する。本比較
器においては、“1”データの数と“0”データの数が
等しい場合、Pi =“0”が出るようにしている。
【0065】これを実現するために、V0のノードに
は、1個追加でトランジスタが接続され、そのトランジ
スタのゲートには、動作時“High”の電圧が入るD
VALID信号を入れる。これにより、“1”データの
数と“0”データの数が等しい場合、僅かにV1よりV
0が下がるようにして、Pi =“0”のデータが出るよ
うに設計している。このトランジスタのサイズは、他と
同じにしても良いし、少し小さめにしても良い。小さめ
にする理由は、(“1”データの数−“0”データの
数)=2(この値は、偶数ビット入力の場合常に偶数)
の時、Pi =“0”となり誤動作するよりも、(“1”
データの数−“0”データの数)=0の時、Pi =
“1”となり誤動作する方が影響が小さいためである。
【0066】本実施形態の比較器は、アナログ回路のた
め誤動作する可能性がある。例えば、入力が64ビット
等多くある時で、しかも“1”データの数と“0”デー
タの数差が小さい時発生しやすい。しかしながら、誤動
作しやすい場合は、逆に言うと、データ反転しようがし
まいが、あまり出力の電源ノイズ量に変化が少ないケー
スとなる。例えば64ビットデータで、図1の第1のデ
ータの“1”の数が32、“0”の数が0で、第2のデ
ータの“1”の数が17、“0”の数が15の場合、誤
動作でP1 =“0”となった場合、出力バスの(“1”
の数−“0”の数)=32+2+1=35となり、誤動
作しない場合の31よりは大きくなるが、十分従来に比
べて効果がある。
【0067】ちなみに、第2のデータの“1”の数が1
6、“0”の数が16の場合、誤動作で、P1 =“1”
となった場合、出力バスの(“1”の数−“0”の数)
=32+1=33となり、こちらに誤動作した方が得な
ため、前述のDVALID入力のトランジスタサイズ
W’は、他のWより小さくした方が好ましい。デジタル
回路では誤動作は許されないが、本実施形態では誤動作
が起きても効果が減るだけであり、本発明では図3のよ
うなアナログ回路が適用できる。本実施形態により、僅
かな素子数で、高速に本発明用の比較器が実現できる。
【0068】(第4の実施形態)図4は本発明の第4の
実施形態で、図3の詳細回路の一例を示す。V1,V0
に並列につなげたnMOSトランジスタだけでは、時間
と共にV1,V0のノードがVssに落ちるため、図の
ように、等価抵抗Rの2個のpMOSプルアップトラン
ジスタをV1,V0に接続している。増幅器は、CMO
Sラッチタイプを適用している。これは、カレントミラ
ー型でも良い。増幅結果をインバータで受け、その出力
をPi ,/Pi としている。Di,/Diは、非動作時
は貫通電流を無くすためにLowレベルで、動作時はど
ちらか一方をHighレベルにする。全ての内部データ
Diの値が確定した後、確定信号DVALIDを用い
て、動作する。
【0069】図5(a)にこれを実現する具体的回路構
成を示し、図5(b)にその動作タイミング図を示す。
【0070】(第5の実施形態)図6は、本発明の第5
の実施形態を示す。これは、図4と比べて、V1,V0
のノードに、nMOSだけでなく、pMOSトランジス
タも並列接続させている。このような構成にすると、図
4に比べて、V1とV0の差が開き易く、入力データ数
が多くしかも、“1”データの数と“0”データの数が
小さい場合の誤動作を減らせる。簡単に理由を言うと、
図4ではnMOSだけで引くので、ONしたnMOSト
ランジスタの数の差のみであるが、図6ではpMOSで
も逆に引き上げるので、ONしたpMOSトランジスタ
数の差も加わるため、約2倍差が開く。
【0071】本実施形態では、非動作時のV1,V0の
プリチャージ電圧は自由に、VDC電位により制御でき
る。但し、VDCがVcc(或いは内部Vcc)或いは
Vssであるケース以外は、非動作時の貫通電流を避け
るため、並列pMOSトランジスタのゲート電圧をVc
c(内部Vcc)にしておく必要がある。この場合、図
5(a)の代わりに、図7(a)の制御回路で実現でき
る。図7(b)はその動作タイミングを示し、図7
(c)はV1,V0出力をラッチする回路を示す。これ
により、非動作時、V1,V0がVss或いはVccの
間の電位であってもラッチ側の貫通電流は防げる。
【0072】前述の誤動作は、増幅器のトランジスタの
しきい値電圧のばらつきばかりでなく、並列トランジス
タの駆動能力のばらつきによっても発生する。増幅器の
トランジスタのしきい値電圧のばらつきは、ばらつき補
正型増幅器が適用できるし、並列トランジスタの駆動能
力のばらつきは、V1,V0ノードと、これらトランジ
スタの間に抵抗を挿入して、これらトランジスタの駆動
能力を大きくして、抵抗で流れる電流を制御すれば低減
できる。
【0073】(第6の実施形態)図8に、本発明の第6
の実施形態を示す。本実施形態は、前記図6の構成にお
いて、V1,V0とトランジスタの間に抵抗を入れたも
のである。ここで、抵抗とトランジスタの位置は逆にし
てもよい。この抵抗を、拡散層,ポリシリコン層等で構
成すれば、抵抗のばらつきは小さいものとなる。
【0074】(第7の実施形態)図9に、非動作時の貫
通電流を妨げる本発明の第7の実施形態を示す。本実施
形態は基本的には図8の構成と同様であるが、nMOS
トランジスタの並列接続のソース電極側にスイッチ素子
を挿入し、pMOSトランジスタの並列接続のソース電
極側のスイッチを挿入している。そして、非動作時にこ
れらのスイッチ素子を「OFF」にしておけば、貫通電
流をなくすことができる。
【0075】(第8の実施形態)図10は本発明の第8
の実施形態を示し、図1に示すデータ反転回路の1ビッ
トデータ分を示す。図10(a)のようなパストランジ
スタを用いても良いし、図10(b)のようなXOR論
理回路でも良い。図10(c)は内部データがDj,/
Djペアである場合である。
【0076】(第9の実施形態)図11は本発明の第9
の実施形態を示す。本実施形態では、mビットの内部デ
ータを4つのグループの第0から第3のデータに分割し
ており、まず第0と第1のグループデータ間で、図1の
実施形態と同様なデータ比較及びデータ反転を行う。即
ち、第0,第1グループの各々m/4ビットデータを比
較回路Aに入力し、“1”データの数が“0”データの
数より多いか否かの出力をP0 ,P1 に出し、XNOR
(P0 ,P1 )の値、即ちF1の値が“1”ならば第1
グループのデータをデータ反転回路で反転する。
【0077】この動作と同時進行で、同様に第2と第3
のグループデータ間で、図1の実施形態と同様なデータ
比較及びデータ反転を行う。即ち、第2,第3グループ
の各々m/4ビットデータを比較回路Aに入力し、
“1”データの数が“0”データの数より多いか否かの
出力をP2 ,P3 に出し、XNOR(P2 ,P3 )の
値、即ちF30の値が“1”ならば第3グループのデー
タをデータ反転回路で反転する。
【0078】これら動作が終わった後、第0,第1グル
ープのデータをまとめm/2ビットの第4データとし、
第2,3のグループのデータをまとめ、m/2ビットの
第5データとして、第4と第5のグループデータ間で、
図1の実施形態と同様なデータ比較及びデータ反転を再
度行う。即ち、第4,第5グループの各々m/2ビット
データを比較回路Aに入力し、“1”データの数が
“0”データの数より多いか否かの出力をP4,P5に
出し、XNOR(P4,P5)の値、即ちF2の値が
“1”ならば第5グループのデータをデータ反転回路で
反転する。
【0079】こうした場合、第3のグループは、フラグ
F30と、F2のどちらか一方のみ反転した場合のみ、
データバスにのるデータは反転するため、第3グループ
用の最終的な反転フラグF3の値は、図に示すようにF
3=XOR(F30,F2)となる。
【0080】本実施形態において同相ノイズが乗るバス
の本数、即ちバス上の“1”データの数と“0”データ
の数が最大になる場合の最悪値は、第0グループデータ
が全部“1”、第1〜第3グループデータでは“1”と
“0”の数が等しい時で、この場合、F1=“0”,F
2=“0”,F3=“1”で、フラグの値も考慮する
と、バス上の“1”データの数と“0”データの数の差
はm/4−1となる。従って、従来の最悪値のmに対し
て1/4未満に低減でき、電源線の寄生インダクタンス
起因の電源ノイズを第1の実施形態以上に低減できる。
しかも、バス線の増加数,消費電流の増加を僅か3ピン
分に抑えられる。これは、m=128ピンでは、僅か
2.3%である。
【0081】入力装置側は、mビットのバスデータと、
3本の反転フラグF1〜3を受け取り、F1〜3の値が
“1”の時、第1〜第3のデータを反転し、内部データ
として正しく復元する。この例の入力装置側では、デー
タ反転しないはずの第0のデータにもデータ反転回路を
搭載し、反転情報を取り入れるピン及び入力バッファを
備えている。また、出力バッファも第0のデータに対し
て、データ反転しないのに、わざわざF0フラグを
“0”として出力して、出力先をVssピンに落として
いる。これらはなくても良いし、入出力を繋げて4ビッ
トフラグにしても良いし、この例のようであっても良
い。この回路の活用は、図15,図16,図17で後に
説明する。
【0082】(第10の実施形態)図12は本発明の第
10の実施形態を示す。図11では第0と第1のグルー
プデータ間でデータ比較及びデータ反転を行い、同時に
第2と第3のグループデータ間でデータ比較及びデータ
反転を行えるが、最後の第4と第5のグループデータ間
でのデータ比較及びデータ反転は同時には行われず、簡
単に言うと第1の実施形態の2倍の時間がかかる。図1
2はこの欠点を考慮したもので、第1の実施形態と同等
の計算時間で、しかも第9の実施形態と同様に、同相電
源ノイズを約1/4に低減できる。
【0083】完全並列化を実現するために、第0と第1
のグループデータ間で、データ比較を行って、F1の値
を出力するまでの間に、その結果がデータ反転する或い
はしない場合の両方のケースでの、m/2ビットの第4
のデータの“1”の数と“0”の数の比較及びP6,P
7の出力を出せば良い。そして、F1が“0”の場合、
即ち第1グループデータの反転を行わない場合、マルチ
プレクサを用いて、マルチプレクサの図中左側のケース
のデータ及び左側のフラグ情報と選択すれば良い。
【0084】F1が“1”の場合、即ち第1グループデ
ータの反転を行う場合、マルチプレクサを用いて、マル
チプレクサの図中右側のケースのデータ及び、右側のフ
ラグ情報と選択すれば良い。
【0085】これと同様のことを、第2,第3のデータ
グループで行い、マルチプレクサ通過後のフラグP4,
P5のXNORを取った値で、第5のグループの反転を
行えば、完全並列動作が実現できる。
【0086】遅延時間の大部分は、アナログ回路構成で
は殆ど小さいが、回路A内の比較で発生し、データ反
転,XNOR回路,マルチプレクサでは殆ど遅延が起こ
らないため、ほぼ第1の実施形態と同様の遅延となる。
【0087】(第11の実施形態)図13は本発明の第
11の実施形態を示す。この例では、mビットのデータ
を第0〜第n−1のn分割し、分割したデータ毎に第0
データグループを除き、反転フラグを出力する。入力側
もn分割して、第0データグループ以外は、反転フラグ
を受け取る。
【0088】このような構成にすることにより、バスの
本数を僅かm+n−1に増加させるのみで、電源ノイズ
を従来比約1/nに低減できる。データ反転のアリゴリ
ズムは、前述の実施形態のようにしても良いし、他の方
法でも良い。例えば、まずn個の全てのグループで絶対
値(“1”の数−“0”の数)を計算し、大きい順に並
べる。次に、この順で絶対値が少なく方向に引き算、或
いは足し算を行う。この時、足し引きする方向が、もと
の絶対値を取る前の符号と異なる場合反転フラグを立て
れば良い。フラグピンをnからn−1に減らす場合は、
何処かのグループの反転フラグを基準に全体を反転すれ
ば良い。
【0089】(第12の実施形態)図14は本発明の第
12の実施形態を示す。これは、メモリとCPU等のデ
ータ通信に本発明を適用した場合を示す。メモリは通常
書き込みデータと読み出しデータが同じなため、図14
(a)に示すように、データ加工を行うCPU側等で、
本発明の反転フラグ付きデータ転送を行い、受け取り側
のメモリでは、従来の受信回路で加工データとフラグ情
報を受信し、受け取りデータは、データ復元を行わずそ
のまま記憶し、更に受け取ったフラグ情報を記憶するメ
モリを備え、これを記憶する。メモリデータの読み出し
時は、従来の送信回路で、メモリ側から、書き込み時に
受け取ったままの加工データとフラグ情報を、そのまま
CPU側等に送信し、受け取り側のCPU側等で、本発
明の受信回路により、加工データとフラグ情報を受け取
り、フラグ情報を用いて元のデータに復元すれば、どち
ら側からのデータ転送においても、電源ノイズは低減さ
れる。
【0090】これを拡張して、CPUのみ本発明の送信
受信回路を備え、それ以外の通信を行う全デバイスチッ
プの送信受信をフラグ目盛り付きの従来回路で受信して
も、同様に電源ノイズは低減される。また、本発明のバ
スは、データばかりでなく、アドレス等別のデータ等で
あっても良い。またCPU側等で、送信,受信でいちい
ちデータ加工,復元を行わなくても、CPU側等の内部
演算自信が、最初からフラグ情報付きのコードで行って
も良い。
【0091】フラグ情報用メモリのチップ増加を避けた
り、メモリ内部でデータ処理機能を持ち、データが変わ
る場合は、図14(b)のように通信間の両方で、本発
明の送信受信回路が必要となる。これは、同じバス幅で
多数のチップ間でデータ通信する場合でも同様である。
【0092】(第13の実施形態)図15〜図17は本
発明の第13の実施形態を示す。これは、チップ間でバ
ス幅が異なる場合を示す。例えば、図15(a)では、
送信側(チップA)が128ビットバスで、受信側に6
4ビットバスの2つのチップB,Cを接続した例を示
す。送信側は、128ビットデータを8分割して、電源
ノイズを約1/8に低減する場合、最低7本の反転フラ
グが必要で、これを受信側の2チップで受け取るわけで
あるが、単純には割り切れない。そこで、図11、1
2、13で示したように、受信側だけは、分割した第0
のグループにもデータ反転回路及び入力バッファ、入力
ピンを用意しておけば、このような場合にも対応でき
る。
【0093】即ち、チップBにはフラグ配線を3本つな
ぎ、残りはグランドに落とし、チップCには4本フラグ
配線をつなげば良い。さらに例えば、受信側のデータの
分割数を、送信側の分割数より倍以上大きくして、入力
フラグ数も多く用意しておけば、送信側と受信側でデー
タグループのビット数単位が異なる場合にも対応でき
る。即ち、受信側のフラグピン数が少なければどうしよ
うもないが、受信側のフラグピンが多ければ、例えば送
信側の1本フラグ配線を入力側の2個以上のフラグピン
に接続すれば済むからである。
【0094】図15(b)は図15(a)の逆転送の例
を示す。この場合、送信側で計6本の反転フラグしかな
いため、入力側では6本のフラグピンのうち、データグ
ループに対応して、2本をアースに落とせば良い。
【0095】図16(a)は双方向バスの例を示す。チ
ップAは128ビットバスに対して8ビットフラグを出
力/入力し、チップB,Cは4ビットフラグを入出力す
る。フラグ数が2の階乗で考えやすい。この場合、図1
1の第0データのフラグピンは入出力共に接続する。図
16(b)は、第0データのフラグピンは入出力共に持
ちながら、バス接続せずVssピンに落とした例を示
す。チップA側は7ビットフラグでも良い。図17は、
チップA側にのみ本発明の送受信器を持ち、チップB,
C側は、単にデータを受け取りそのまま出力する図14
(a)のケースの場合を示す。この場合でも、図15
(a)(b)及び図16(a)(b)のように構成でき
るし、チップAのフラグピンは8ビットで構成しても良
い。
【0096】(実施形態の作用効果)図18は、本実施
形態の効果を示すシミュレーション結果を示す。仮定と
しては、出力回路専用電源線及びピン(VddQ,Vs
sQ)と他の内部回路電源線及びピン(Vdd,Vs
s)を分け、1ピン当たりの寄生インダクタンスを10
nHと仮定し、さらにPCB上の寄生インダクタンスを
0.3nHと仮定している。
【0097】PCB上の安定化キャパシタの容量を1μ
F、チップ全体の内部のVcc,Vss間の容量を10
nFと仮定している。VddQ,VssQは、4本のI
/O線毎に1本ずつ配置している。出力I/O線は、1
0cmの伝送線路を仮定し、特性インピーダンズ50
Ω、50Ω終端抵抗でターミネイションを行い、インピ
ーダンス整合をとり、I/O線の寄生インダクタンス起
因のI/O線の揺れを無くした場合を示す。各I/O線
の波形は、出力駆動トランジスタ側の電源ノイズの影響
が見える点で観測している。400MHzの基本クロッ
クで動作させている。
【0098】上記仮定のもとで、図18(a)は、従来
方式で32ビットI/O構成の場合を示し、上は出力回
路専用電源VddQ,VssQとチップ内部電源Vd
d,Vssの波形を示す。出力Dout波形は、32ビ
ット中31ビット同じ(Dout0〜30)にして残り
1データ(Dout31)を逆相が出力された例を示
す。VssQ,VddQの揺れは大きく、出力回路専用
電源線及びピン(VddQ,VssQ)と他の内部回路
電源線及びピン(Vdd,Vss)を分けた場合でも、
PCB電源線上に寄生インダクタンスがある場合、Vd
dQ,VssQのノイズがPCBにのり、それがチップ
内部の他の電源を揺らしている。出力波形の1本だけ逆
相のデータのリンギングが激しい。明らかに、データ確
定に時間がかかる。
【0099】図18(b)は、I/O数を4倍の128
ビット構成にした場合で、出力は1本を除いて同じデー
タを出力した場合を示す。(a)に比べて、VddQ,
VssQのノイズは減ったが、逆にVcc,Vssのノ
イズが大きくなり、入力バッファの誤動作や内部回路の
誤動作を引き起こす。出力の1ビットの逆データの立ち
上がり時のリンギングはさらに激しくなる。
【0100】図18(c)は本実施形態のシミュレーシ
ョン波形を示し、データを4分割した場合の最悪値、即
ち同じデータが出るビット数が128/4+128/4
×3/2=80に対して、逆データが出るビット数が1
28/4×3/2=48、相殺されない同相になるビッ
ト数が80−48=32ビットの場合である。同じ12
8ビットの従来例に比べ、全ての電源ノイズが約1/4
に低減しており、さらに出力線のリンギングが殆ど無く
なっていることが分る。さらに、従来の32ビットI/
O方式に比べても、全ての電源、全ての波形のノイズが
低減されているのが分る。
【0101】原理的には、図18(a)と(c)で同じ
ノイズのはずであるが、仮定で、VddQ,VssQを
4本のI/O線毎に1本ずつ配置しているとしているた
め、相殺されず同相動作しているビット数は図18
(a)と(c)で同じでも、(c)の方がVssQ,V
ddQピン数が多く実行的なパッケージの寄生インダク
ダンスが小さいためである。逆に言うと、本実施形態で
は、従来に増して電源ピンの数を減らせるため、いまま
で述べたデータ反転フラグピンの増加分を十分キャンセ
ンして、お釣がくる。
【0102】図19は横軸をI/O数、縦軸を電源Vs
s,Vccノイズとして、従来ノイズと本実施形態で、
分割数を2,4,8と増加した場合の比較をしている。
本実施形態によれば、分割数を多くすれば、より多いI
/O数(大きなデータ転送のバンド幅)で、しかも電源
ノイズの小さい入出力装置を実現できる。また、DRA
M等のメモリやシステムバスには、×9,×18等の8
ビットに対して、1ビットのパリテイビットを持つ場合
があるが、この場合、この余り1ビットをデータグルー
プ分けの何処かに分けて入れておけば、ノイズ低減効果
は僅かに落ちるが従来法に比べて十分ノイズ低減効果が
ある。
【0103】(第14の実施形態)図20は本発明の第
14の実施形態を示す。前述までの発明の同相ノイズ低
減方式は、mビットのバス(BUS)データをn個のグ
ループに分けることにより、僅か(n−1)ビットのフ
ラグ信号(そのグループのデータが反転したかどうかを
示すフラグ)で同相ノイズを1/nに低減できることに
あった。本実施形態は、更に僅かnビットのフラグ信号
で、同相ノイズを1/2nに低減できる。この例ではn
=2のケースを示す。
【0104】まず、mビットデータを第0,第1の2つ
のグループに分割する。それぞれのデータを、m/2ビ
ットの“1”データが多いか“0”データが多いかを判
断する比較回路:回路Aに入力し、P0,P1が両方
“1”或いは両方“0”の場合フラグ信号F2=“1”
として、第1グループ側のデータを全部反転する。この
反転処理後の全ビットのデータを今度は、mビットの比
較回路:回路Aに入力し、全ビットで“0”データが多
い場合、反転フラグF1=“1”として、全mビットデ
ータ全体を反転する。全ビットで“1”データが多い場
合、反転フラグF1=“0”として、全mビットデータ
はそのまま出力する。即ち、必ず“1”データが多くな
るようにする。
【0105】本実施形態により、前述の効果、 |(“1”の数)−(“0”の数)|≦m/2 の関係が成り立ち、しかも (“1”の数)−(“0”の数)>=0 の関係が成り立つため、 0≦(“1”の数)−(“0”の数)≦m/2 が成り立つ。上述したようにこれが、現出力,前出力信
号で成り立つと、 0<=(現“1”の数)−(現“0”の数)<=m/2 −m/2<=(前“0”の数)−(前“1”の数)<0 が言え、この2つの式より、 −m/2<=(現“1”の数)−(現“0”の数)+
(前“0”の数)−(前“1”の数)<=m/2 が成り立つ。ここで例えば、 (現“1”の数)=(“1”→“1”の数)+(“0”
→“1”の数) と分解出来るため、結局、 |(“0”→“1”の数)−(“1”→“0”の数)|
≦m/4 の関係が成り立ち、出力がわずか2ビットで、ノイズを
1/4に低減できる。
【0106】フラグ情報F1は、第0グループを反転す
るかどうか定義し、フラグ情報F2′は第1グループを
反転するかどうかを定義する。F1信号は全データを反
転する場合は“1”となり、それ以外は“0”となる。
F2′は、全データを反転しなくて、前処理で第1グル
ープのみを部分反転する場合、或いは全データを反転し
た場合で、前処理で第1グループの部分反転を行わない
の2通りで“1”となるため、図20のように、F2′
=XOR(F1,F2)となる。入力バッファは、第
0,第1の各々のグループに対して、フラグビットが
“1”の場合、グループデータを反転することにより、
元データを復元する。
【0107】(第15の実施形態)図21は本発明の第
15の実施形態を示す。図20と異なる点は、全ビット
で“1”データが多い場合、反転フラグF1=“1”と
して、全mビットデータ全体を反転する。全ビットで
“0”データが多い場合、反転フラグF1=“0”とし
て、全mビットデータはそのまま出力する。即ち、必ず
“0”データが多くなるようにする。
【0108】本実施形態により、前述の効果、 |(“1”の数)−(“0”の数)|≦m/2 の関係が成り立ち、しかも (“1”の数)−(“0”の数)<=0 の関係が成り立つため、 −m/2≦(“1”の数)−(“0”の数)≦0 が成り立つ。上述したようにこれが、現出力,前出力信
号で成り立つと、結局は図20と同様に |(“0”→“1”の数)−(“1”→“0”の数)|
≦m/4 の関係が成り立ち、出力がわずか2ビットで、ノイズを
1/4に低減できる。
【0109】(第16の実施形態)図22は本発明の第
16の実施形態を示す。本実施形態は、図20の改良で
処理速度を上げたものである。
【0110】第0,第1の2つのグループの両方で、
“1”或いは“0”データが支配的にならないように、
第1データを反転するためのフラグ信号F1の結果が出
る前に、部分的に第1データが反転される場合とされな
い場合の両方で、全ビットで“0”データが多いか
“1”データが多いかを判断し、F1の結果で、どちら
かをマルチプレクサで選択する。その後、マルチプレク
サで選択された方が、全ビットで“0”データが支配的
ならば、全ビットを反転し、常に“1”データが支配的
になるようにすれば、処理時間を減らし、かつ図20と
同様のノイズ低減効果がある。
【0111】(第17の実施形態)図23は本発明の第
17の実施形態を示す。本実施形態は、図21の改良で
処理速度を上げたものである。
【0112】第0,第1の2つのグループの両方で、
“1”或いは“0”データが支配的にならないように、
第1データを反転するためのフラグ信号F1の結果が出
る前に、部分的に第1データが反転される場合とされな
い場合の両方で、全ビットで“0”データが多いか
“1”データが多いかを判断し、F1の結果で、どちら
かをマルチプレクサで選択する。その後、マルチプレク
サで選択された方が、全ビットで“1”データが支配的
ならば、全ビットを反転し、常に“0”データが支配的
になるようにすれば、処理時間を減らし、かつ図21と
同様のノイズ低減効果がある。
【0113】(第18の実施形態)図24は本発明の第
18の実施形態を示す。本実施形態は、図23の方式の
変形であり、マルチプレクサの前に、全ビットデータ反
転回路を挿入した場合を示している。
【0114】(第19の実施形態)図25は本発明の第
19の実施形態を示す。本実施形態では、図12の形態
の部分データ反転処理後のデータに対して、この反転処
理後の全ビットのデータを今度は、mビットの比較回
路:回路Aに入力し、全ビットで“0”データが多い場
合、反転フラグF1=“1”として、全mビットデータ
全体を反転する。全ビットで“1”データが多い場合、
反転フラグF1=“0”として、全mビットデータはそ
のまま出力する。即ち、必ず“1”データが多くなるよ
うにする。
【0115】本実施形態により、前述の効果、 |(“1”の数)−(“0”の数)|≦m/4の 関係が成り立ち、しかも、 (“1”の数)−(“0”の数)>=0 の関係が成り立つため、結局、 |(“0”→“1”の数)−(“1”→“0”の数)|
≦m/8 の関係が成り立ち、出力がわずか4ビットで、ノイズを
1/8に低減できる。フラグ情報としては、フラグ情報
F1=“1”の場合、即ち全ビット反転の場合、前処理
の結果F2,F3,F4のフラグ情報も反転すればよ
い。
【0116】本実施形態により、mビットデータでnグ
ループの場合、nビットフラグ情報で、ノイズを1/2
nに低減できる。
【0117】(第20の実施形態)図26は本発明の第
20の実施形態を示す。本実施形態では、図12の形態
の部分データ反転処理後のデータに対して、この反転処
理後の全ビットのデータを今度は、mビットの比較回
路:回路Aに入力し、全ビットで“1”データが多い場
合、反転フラグF1=“1”として、全mビットデータ
全体を反転する。全ビットで、“0”データが多い場
合、反転フラグF1=“0”として、全mビットデータ
はそのまま出力する。即ち、必ず“0”データが多くな
るようにする。
【0118】本実施形態により、前述の効果、 |(“1”の数)−(“0”の数)|≦m/4 の関係が成り立ち、しかも (“1”の数)−(“0”の数)<=0 の関係が成り立つため、結局、 |(“0”→“1”の数)−(“1”→“0”の数)|
≦m/8 の関係が成り立ち、出力がわずか4ビットで、図25と
同様にノイズを1/8に低減できる。フラグ情報として
は、フラグ情報F1=“1”の場合、即ち全ビット反転
の場合、前処理の結果F2,F3,F4のフラグ情報も
反転すればよい。本実施形態により、mビットデータ
で、nグループの場合、nビットフラグ情報で、ノイズ
を1/2nに低減できる。
【0119】(実施形態の作用効果)図27は本発明の
効果を示す図で、横軸がフラグ信号数で、縦軸が従来方
式のノイズ量を1とした場合のノイズ量を示す。本発明
(図1、図11〜13)ではn−1ビットフラグでノイ
ズが1/nに低減され、本発明改良型(図20〜図2
6)でnビットフラグでノイズが1/2nに低減され
る。なお、全データで“1”データが多いか、“0”デ
ータが多いかを判断し、常に全ビットで“1”データが
多い、或いは“0”データが多いように、全データを反
転するだけの機能では、ノイズを1/2以下にすること
は困難である。図20〜26のように、部分データ反転
と、全データ反転を組み合わせて最大限のノイズ低減効
果がある。
【0120】(第21の実施形態)図28は本発明の第
21の実施形態を示す。第1〜第20の実施形態におい
ては、並列動作を行ったとしても何もしない従来方式に
比べ、処理時間分のオーバヘッドは避けられない。図2
8において、“回路1”は、図1から図26の出力側の
データ処理回路を示し、“回路1”を複数備え、複数の
“回路1”の処理を並列処理し、処理結果のデータとフ
ラグ情報をマルチプレクサで時分割で、I/Oに出力す
る。入力側も、デマルチプレクサで時分割で戻し、“回
路2”(図1から図26の入力側のデータ処理)でデー
タを並列処理で復元する。
【0121】本実施形態では、この並列処理によって、
データ処理時間を1/4に短縮できる。この方式によ
り、k個並列により、1/kに処理時間を短縮できる。
【0122】(第22の実施形態)図29は本発明の第
22の実施形態を示す。図1、図11〜13の形態の応
用例を図14〜図17に示したが、同様に、図29
(a)〜(c)は、図20〜28の実施形態の応用例と
した場合の実施形態を示す。図29(a)は、mビット
データで、nビットフラグの場合を示す。CPU等が本
発明の入力出力回路を備え、メモリ側は(m+n)ビッ
トの従来の入出力回路を備え、CPUからメモリへデー
タ転送時、メモリ側はデータ処理後のデータ及びフラグ
データをそのまま記憶し、メモリからCPUへデータ転
送時、記憶してあったデータ及びフラグ情報をそのまま
転送する。
【0123】図29(b)は、CPU等とメモリ等間の
データ転送で、両方のチップに本発明の入出力回路を備
えている。(a)(b)のどちらでも、ノイズを1/2
nに低減できる。図29(c)は、図29(b)の変形
例で、バス幅が異なるチップ間の接続例を示している。
即ち、128ビットデータで、4ビットフラグの例を示
し、ノイズは1/8に低減する場合の例である。
【0124】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種
々変形して実施することができる。
【0125】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によればm多
ビットの入出力装置において、内部データ線及び内部出
力回路をn種類のグループに分け、mビットのデータか
ら各グループ内で全内部データを反転或いは反転しない
を決める機能を持たせることにより、I/O線数と出力
バッファ数をさほど増やすことなく、かつ出力の動作ス
ピードを低下させることなく、多ビットのI/Oを同時
スイッチングしたとしても電源線ピンに流れる消費電流
のピーク値を大幅に低減することができ、電源線の寄生
インダクタンスによる電源線の揺れを1/n,1/2n
に抑えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる入出力装置を示すブロ
ック図。
【図2】第2の実施形態を説明するもので、図1の比較
回路の一例を示す図。
【図3】第3の実施形態を説明するもので、図1の比較
回路をアナログ回路で実現した例を示す図。
【図4】第4の実施形態を説明するもので、図3の詳細
回路の例を示す図。
【図5】第3の実施形態における制御回路の構成例と動
作タイミングを示す図。
【図6】第5の実施形態を説明するもので、図3の詳細
回路の別の例を示す図。
【図7】第5の実施形態における制御回路の構成例と動
作タイミング及びラッチ回路の構成例を示す図。
【図8】第6の実施形態における比較回路の構成例を示
す図。
【図9】第7の実施形態における比較回路の構成例を示
す図。
【図10】第8の実施形態を説明するもので、データ反
転回路の例を示す図。
【図11】第9の実施形態に係わる入出力回路を示す
図。
【図12】第10の実施形態に係わる入出力回路を示す
図。
【図13】第11の実施形態に係わる入出力回路を示す
図。
【図14】第12の実施形態を説明するためのもので、
チップ間のデータ接続の例を示す図。
【図15】第13の実施形態を説明するためのもので、
チップ間のデータ接続の別の例を示す図。
【図16】第13の実施形態を説明するためのもので、
チップ間のデータ接続の別の例を示す図。
【図17】第13の実施形態を説明するためのもので、
チップ間のデータ接続の更に別の例を示す図。
【図18】本発明と従来例におけるシミュレーション波
形を示す図。
【図19】本発明と従来例における電源ノイズのI/O
数依存性を示す図。
【図20】第14の実施形態における入出力回路を示す
図。
【図21】第15の実施形態における入出力回路を示す
図。
【図22】第16の実施形態における入出力回路を示す
図。
【図23】第17の実施形態における入出力回路を示す
図。
【図24】第18の実施形態における入出力回路を示す
図。
【図25】第19の実施形態における入出力回路を示す
図。
【図26】第20の実施形態における入出力回路を示す
図。
【図27】本発明の効果を示す図で、横軸がフラグ信号
数で、縦軸が従来方式のノイズ量を1とした場合のノイ
ズ量を示す。
【図28】第21の実施形態におけるチップ間の接続例
を示す図。
【図29】第22の実施形態におけるチップ間のデータ
接続の例を示す図。
【図30】従来の入出力装置を示す図。
【図31】従来の出力装置の構成例を示す図。
【符号の説明】
m…データビット幅 n…本発明のグループの数 回路A…“1”データの数と“0”データの数を比較す
る回路 Pi …回路Aの出力 Fi…第iグループのデータ反転フラグ Dk…第k番目のデータ /Dk…第k番目の反転データ W,Wi…トランジスタのチャネル幅 SE,/SE…センス制御信号 EQL,/EQL…イコライズ制御信号 R…トランジスタの等価抵抗 DVALID…データ確定信号 LC,/LC…ラッチ信号 VddQ,VssQ…出力駆動回路専用電源線。 I/O…入出力線 Li…寄生インダクタンス Dout,/Dout…出力線 Ci…キャパシタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】mビットのチップ内部データ線と、これら
    の内部データ線の各データをm本の外部出力ピンにそれ
    ぞれ出力するm個のチップ内部出力回路とを備えた出力
    装置であって、 前記内部データ線及び内部出力回路はn種類のグループ
    に分割され、mビットのデータから各グループの各々に
    対して全データを反転するか否かを判断する機能回路を
    備え、少なくともn−1種類のグループの各内部データ
    線とそれに対応する各出力回路の間には、前記機能回路
    の出力結果からビット全部の内部データを反転する或い
    はしないかを実行する回路が設けられ、前記少なくとも
    n−1種類の各グループに対してデータ反転したか否か
    を外部出力ピンに出力する反転有無出力回路が設けられ
    ていることを特徴とする出力装置。
  2. 【請求項2】m本の外部入力ピンの各々のデータを入力
    するm個の入力回路と、これらの入力回路の各データを
    取り入れるmビットのチップ内部データ線とを備えた入
    力装置であって、 前記内部データ線及び入力回路はn種類のグループに分
    割され、少なくともn−1種類のグループの各内部デー
    タ線と各入力回路の間には、ビット全部の内部データを
    反転するか否かを選択して実行する機能回路が設けら
    れ、かつ前記少なくともn−1種類の各グループに対し
    てデータ反転するか否かを指定する情報を外部入力ピン
    から入力する反転有無入力回路が設けられていることを
    特徴とする入力装置。
  3. 【請求項3】mビットのチップ内部データ線と、これら
    の内部データ線の各データをm本の外部出力ピンにそれ
    ぞれ出力するm個のチップ内部出力回路とを備え、前記
    内部データ線及び内部出力回路をn種類のグループに分
    割し、mビットのデータから各部ループの各々に対して
    全データを反転するか否かを判断する機能回路を備え、
    少なくともn−1種類のグループの各内部データ線とそ
    れに対応する各出力回路の間には、前記機能回路の出力
    結果からビット全部の内部データを反転する或いはしな
    いを実行する回路を設け、かつ前記少なくともn−1種
    類の各グループに対してデータ反転したか否かを反転検
    出用外部出力ピンに出力する反転有無出力回路を設けて
    なる出力装置と、 m本の外部入力ピンの各々のデータを入力するm個の入
    力回路と、これらの入力回路の各データを取り入れるm
    ビットのチップ内部データ線とを備え、前記内部データ
    線及び入力回路をn種類のグループに分割し、少なくと
    もn−1種類のグループの各内部データ線と各入力回路
    の間に、ビット全部の内部データを反転するか否かを選
    択して実行する機能回路を設け、かつ前記少なくともn
    −1種類の各グループに対してデータ反転するか否かを
    指定する情報を前記反転検出用外部出力ピンに接続され
    た反転検出用外部入力ピンから入力する反転有無入力回
    路を設けてなる入力装置とを具備したことを特徴とする
    入出力装置。
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