JPH09190376A - メモリ制御装置 - Google Patents

メモリ制御装置

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JPH09190376A
JPH09190376A JP8003955A JP395596A JPH09190376A JP H09190376 A JPH09190376 A JP H09190376A JP 8003955 A JP8003955 A JP 8003955A JP 395596 A JP395596 A JP 395596A JP H09190376 A JPH09190376 A JP H09190376A
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JP
Japan
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signal
dram
data
memory
control device
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JP8003955A
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Inventor
Koshi Sakurada
孔司 桜田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】データバス幅を増大させることなく、高速なメ
モリデータ転送を行うことができるメモリ制御装置を提
供する。 【解決手段】DRAM制御装置100は、計数値データ
105を出力するカウンタ101と、内部クロック1サ
イクル分遅延後、計数値データ106を出力するカウン
タ102と、外部からの指示信号104、カウンタ10
1及びカウンタ102からの計数値データ105,10
6を基に第1のRAS信号107、第1のCAS信号1
08、WE信号109、OE信号110、第2のRAS
信号111、第2のCAS信号112と、ADR信号1
13とを生成するデコーダ103とを備え、デコーダ1
03は、カウンタ101から出力される計数値データ1
05と1サイクル遅延後にカウンタ102から出力され
る計数値データ106を基にDRAM202のRAS1
及びCAS1がアサートするタイミングを、DRAM2
01のRAS0及びCAS0がアサートするタイミング
よりも1サイクルずらし、DRAM201とDRAM2
02とを時分割で交互にアクセスするように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置を
制御するメモリ制御装置に関し、特に、データ線を共通
に接続した複数のDRAM(Dynamic RAM)を制御する
メモリ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像処理装置等の膨大なデータ
量を扱う情報処理装置では、膨大なデータを記憶するた
めに大容量かつ低コストなDRAMが用いられる。しか
し、一般のDRAMはデータ転送速度が遅く、高速性を
要求される情報処理装置に対しては必ずしも十分な性能
を発揮できない。したがって、メモリ装置(特に、DR
AM)が低速であるという欠点を補うためメモリ装置の
構成を工夫して高速化を図る必要がある。
【0003】従来のこの種のメモリ装置として、例えば
特開平1−263776号公報に記載のものがある。こ
の公報に記載されている装置は、データバス幅を2倍に
増やすことによって、一度に記憶されるデータ量を2倍
にして高速化を達成しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のメモリ制御装置にあっては、データバス幅を
増やして高速化を図る構成となっていたため、基板上に
メモリを配置する際に、配線面積が増大するという問題
点があった。
【0005】また、同様な理由で、メモリデータ入出力
回路を1個のLSIで構成する場合にLSIの外部ピン
数が増大するという欠点があった。
【0006】すなわち、データバス幅を増やすことによ
って高速化は図れるものの、データバス幅が増すために
メモリ周辺回路の物理的制約が増大するという問題点が
あった。
【0007】本発明は、上述のような問題点に鑑みてな
されたものであり、データバス幅を増大させることな
く、高速なメモリデータ転送を行うことができるメモリ
制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメモリ制御
装置は、データ線を共通に接続したN個のメモリを制御
信号を用いて制御するメモリ制御装置であって、N個の
メモリに対応したN種類のRAS信号とN種類のCAS
信号を含む制御信号を生成する制御手段を備え、制御手
段は、n番目のメモリを、T0(a+n/N)(但し、
T0はデータ転送周期、aは任意の整数)のタイミング
でn番目のRAS信号とn番目のCAS信号をアサート
して制御するように構成する。
【0009】また、制御手段は、N個のメモリに対応し
たN種類のアドレス信号を生成する手段を備え、n番目
のアドレス信号をT0(a+n/N)のタイミングで出
力してn番目のメモリを制御する構成としてもよい。
【0010】また、制御手段は、N個のメモリに対応し
たN種類の出力イネーブル信号を生成する手段を備え、
n番目の出力イネーブル信号をT0(a+n/N)のタ
イミングで出力してn番目のメモリを制御する構成とし
てもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るメモリ制御装置は、
DRAM等のメモリ制御装置に適用することができる。
【0012】図1は本発明の実施形態に係るメモリ制御
装置の構成図である。図1に示すメモリ制御装置は、2
つのDRAM201及びDRAM202を制御するDR
AM制御装置に適用した例である。
【0013】図1において、DRAM制御装置100
は、カウンタ101、カウンタ102、及びデコーダ1
03から構成され、DRAM制御装置100は、外部か
ら入力された指示信号104を基にアドレス信号AD
R、6種のDRAM制御信号を生成してDRAM201
及びDRAM202を制御する。
【0014】上記カウンタ101及びカウンタ102
は、外部より入力された指示信号104を基に計数値デ
ータ105,106をそれぞれ出力する。
【0015】ここで、上記カウンタ101及びカウンタ
102は、ページモードアクセスが始まる度に「0」に
リセットされるカウンタであり、上記カウンタ101
は、指示信号104が入力されると内部を初期化して内
部クロックを入力する毎に計数値を「+1」加算して計
数値データ105を出力し、上記カウンタ102は、指
示信号104が入力されると、内部クロック1サイクル
分遅延後、内部を初期化して内部クロックが入力する毎
に計数値を「+1」加算して計数値データ106を出力
する。
【0016】すなわち、上記カウンタ102は、上記カ
ウンタ101の動作より1サイクル遅れて動作を行うこ
とになる。
【0017】上記デコーダ103は、上記指示信号10
4、及びカウンタ101及びカウンタ102からの計数
値データ105,106を基に6つのDRAM制御信
号、すなわち第1のロウアドレスストローブ(RAS:
Row Address Strobe)信号107(RAS0)、第1の
カラムアドレスストローブ(CAS:Column Address S
trobe)信号108(CAS0)、書き込みイネーブル
(WE:Write Enable)信号109、出力イネーブル(O
E:Output Enable)信号110、第2のRAS信号11
1(RAS1)、第2のCAS信号112(CAS1)
と、アドレス信号(ADR信号)113とを生成し、内
部クロックに同期してDRAM201及びDRAM20
2に出力する。この場合、上記デコーダ103は、第1
のRAS信号107,第1のCAS信号108をDRA
M201に、また、第2のRAS信号111,第2のC
AS信号112をDRAM202にそれぞれ出力すると
ともに、WE信号109、OE信号110及びADR信
号113をDRAM201及びDRAM202に出力す
る。
【0018】上記DRAM201及びDRAM202
は、DRAM制御装置100からのDRAM制御信号、
及びADR信号113によって書き込みあるいは読み出
しが行われ、共通のデータ信号114により外部に出力
される。
【0019】このように、上記DRAM制御装置100
は、内部クロックを入力する毎に計数値を「+1」加算
して計数値データ105を出力するカウンタ101と、
内部クロック1サイクル分遅延後、内部クロックを入力
する毎に計数値を「+1」加算して計数値データ106
を出力するカウンタ102と、外部からの指示信号10
4、カウンタ101及びカウンタ102からの計数値デ
ータ105,106を基に第1のRAS信号107、第
1のCAS信号108、WE信号109、OE信号11
0、第2のRAS信号111、第2のCAS信号112
と、ADR信号113とを生成するデコーダ103とを
備え、デコーダ103は、第1のRAS信号107,第
1のCAS信号108をDRAM201に、また、第2
のRAS信号111,第2のCAS信号112をDRA
M202にそれぞれ出力するとともに、WE信号10
9、OE信号110及びADR信号113をDRAM2
01及びDRAM202に出力する。
【0020】この場合、デコーダ103は、カウンタ1
01から出力される計数値データ105と、1サイクル
遅延後にカウンタ102から出力される計数値データ1
06を基にDRAM202のRAS1及びCAS1がア
サートするタイミングを、DRAM201のRAS0及
びCAS0がアサートするタイミングよりも1サイクル
ずらし、DRAM201とDRAM202とを時分割で
交互にアクセスするように制御するものである。
【0021】以下、上述のように構成されたDRAM制
御装置100の動作を説明する。
【0022】本メモリ制御装置100は、DRAM制御
装置100からDRAM201に出力する第1のRAS
信号107,第1のCAS信号108に対し、DRAM
202に出力する第2のRAS信号111,第2のCA
S信号112のアサート(立ち下がりエッジ)のタイミ
ングを、以下に詳述するように1サイクル遅らせること
によってデータを時分割で入出力可能にし、データバス
幅を増加させることなく高速化させるものである。
【0023】動作説明の例として、まずDRAMのペー
ジモードアクセス制御の動作を説明し、次いでDRAM
のページモード書き込み動作制御、DRAMのページモ
ード書き込み動作制御について詳述する。
【0024】一般に、DRAMのページモードアクセス
(Page Mode Access)は、RAS信号をローレベルとし
たままでCAS信号のレベルを繰り返し反転させること
により、同一ロウアドレス上の異なるカラムアドレスの
データを連続的にアクセスできるモードであり、RAS
信号がハイレベルとなるプリチャージ時間を削減できる
ので高速動作が可能になる。例えば、「DRAM HM
514260AZ−7」の場合、データ転送サイクル周
期は最小45nsecである。
【0025】まず、DRAMのページモードアクセス制
御の動作を説明する。
【0026】まず、外部よりページモードアクセスを行
うように指示信号104が入力さると、カウンタ101
は内部を初期化して、内部クロックが入力される毎に計
数値を「1」加算して、計数値データ105を出力す
る。
【0027】また、指示信号104が入力されると、カ
ウンタ102はカウンタ101より内部クロック1サイ
クル分遅延した後、内部を初期化して、内部クロックが
入力される毎に計数値を「1」加算して、計数値データ
105を出力する。
【0028】次いで、デコーダ103は、計数値データ
105,106と指示信号104とを入力すると、計数
値に応じてDRAM制御信号(第1のRAS信号10
7、第1のCAS信号108、WE信号109、OE信
号110、第2のRAS信号111、第2のCAS信号
112)及びADR信号113とを生成し、内部クロッ
クに同期してDRAM201及びDRAM202に出力
する。
【0029】次いで、DRAM201は、第1のRAS
信号107、第1のCAS信号108、WE信号10
9、OE信号110、及びADR信号113を入力して
データ信号114の入出力を行う。また、DRAM20
2は、第2のRAS信号111、第2のCAS信号11
2、WE信号109、OE信号110、及びADR信号
113を入力してデータ信号114の入出力を行う。こ
の場合、DRAM202において第2のRAS信号11
1、第2のCAS信号112がアサート(立ち下がりエ
ッジが発生)するタイミングは、DRAM201におい
て第1のRAS信号107、第1のCAS信号108が
アサートするタイミングより1サイクル遅らせたものと
なる。
【0030】ここで、内部クロック2サイクル分が1つ
のDRAMのデータ転送周期T0に該当する。
【0031】次に、図2を参照しながらDRAMのペー
ジモード書き込み動作について説明する。
【0032】図2はDRAM書き込み動作のタイミング
チャートである。図2において、CLK、計数値0、計
数値1、RAS0、RAS1、CAS0、CAS1、W
E、OE及びADRは、それぞれ内部クロック信号、計
数値データ105、計数値データ106、RAS信号1
07、第2のRAS信号111、第1のCAS信号10
8、第2のCAS信号112、WE信号109、OE信
号110及びADR信号113を表す。また、同図中、
Dinはデータ信号114のうちDRAM201又はD
RAM202に入力される信号を示し、Doutはデー
タ信号114のうちDRAM201又はDRAM202
から出力される信号を示す。
【0033】動作例として、DRAM201に対し、あ
るロウアドレス「100」上の異なる3つのカラムアド
レス「509」〜「511」にデータを書き込んだ後、
別のロウアドレス「101」上の異なる2つのカラムア
ドレス「0」「1」にデータを書き込むと同時に、DR
AM202に対し、あるロウアドレス「200」上の異
なる2つのカラムアドレス「510」「511」にデー
タを書き込んだ後、別のロウアドレス「201」上の異
なる3つのカラムアドレス「0」〜「2」にデータを書
き込む動作を行うものとする。
【0034】まず、DRAM制御装置100にページモ
ード書き込みを示す指示信号104が入力され、カウン
タ101が動作を開始すると、図2に示すように計数値
0に基づいてデコーダ103よりRAS0、CAS0、
WE、OE及びADRの各信号が出力される。ここで、
計数値0が偶数から奇数に変化するタイミングでのみR
AS0及びCAS0がアサート(立ち下がりエッジが発
生)されるようにデコーダ103が構成されている。
【0035】いま、DRAM201は、RAS0立ち下
がり時のADRの値「100」をロウアドレスとして取
り込み、続いてCAS0立ち下がり時のADRの値「5
09」及びDinの値「A」をそれぞれカラムアドレス
及び書き込みデータとして取り込み、ロウアドレス「1
00」、カラムアドレス「509」の格納場所にデータ
「A」を記憶する。
【0036】さらに、DRAM201は、CAS0立ち
下がり時のADRの値「510」及びDinの値「C」
をそれぞれカラムアドレス及び書き込みデータとして取
り込み、ロウアドレス「100」、カラムアドレス「5
10」の格納場所にデータ「C」を記憶する。
【0037】また、カウンタ101の動作より1サイク
ル遅れてカウンタ102が動作を開始すると、計数値1
に基づいてデコーダ103よりRAS1、CAS1、W
E、OE及びADRの各信号が出力される。ここで、計
数値1が偶数から奇数に変化するタイミングでのみRA
S1及びCAS1がアサートされるようにデコーダ10
3が構成されている。
【0038】このとき、DRAM202は、RAS1立
ち下がり時のADRの値「200」をロウアドレスとし
て取り込み、続いてCAS1立ち下がり時のADRの値
「510」及びDinの値「B」をそれぞれカラムアド
レス及び書き込みデータとして取り込み、ロウアドレス
「200」、カラムアドレス「510」の格納場所にデ
ータ「B」を記憶する。
【0039】さらに、DRAM202は、CAS1立ち
下がり時のADRの値「511」及びDinの値「D」
をそれぞれカラムアドレス及び書き込みデータとして取
り込み、ロウアドレス「200」、カラムアドレス「5
11」の格納場所にデータ「D」を記憶する。
【0040】なお、アドレスとデータの関係は図4のメ
モリマップで後述する。
【0041】以下同様な動作を繰り返し、DRAM20
1について3つのカラムアドレスに対するデータ書き込
み動作及びDRAM202について2つのカラムアドレ
スに対するデータ書き込み動作が完了すると、次に、D
RAM201について2つのカラムアドレスに対するデ
ータ書き込み動作及びDRAM202について3つのカ
ラムアドレスに対するデータ書き込み動作を行う。
【0042】ここで、図2に示すRAS0及びCAS0
のアサートのタイミングとRAS1及びCAS1のアサ
ートのタイミングとを比較すれば明らかなように、DR
AM202のRAS1及びCAS1のアサートのタイミ
ングが、DRAM201のRAS0及びCAS0のアサ
ートのタイミングよりも1サイクルずれているため、D
RAM201とDRAM202とでは書き込み動作が時
分割で交互に行われることになる。したがって、DRA
M制御装置100では、DRAM201の書き込みデー
タとDRAM202の書き込みデータとを時分割で交互
に入力することによって、1つのDRAMを用いる場合
に比べ2倍のデータ転送速度を実現できる。しかも、デ
ータバス幅は1つのDRAMを用いる場合と同じである
ので装置構成時の物理的制限が少なくて済む利点があ
る。
【0043】例えば、上記「DRAM HM51426
0AZ−7」の場合、データ転送サイクル周期は最小4
5nsecであるが、本DRAM制御装置100によれ
ば45nsec/2=22.5nsecまで周期を短く
することが可能になる。
【0044】さらに、従来例ではn(nは任意の整数)
個のデータを書き込むためにはn回立ち下げる必要があ
り、またn回立ち上げなければならなかったが、本DR
AM制御装置100では、立ち上げ時に行わない書き込
みを別のDRAMに対して行うことにより立ち上げてい
る時間を有効に活用することができる。
【0045】次に、図3を参照しながらDRAMのペー
ジモード読み出し動作について説明する。
【0046】図3はDRAM読み出し動作のタイミング
チャートである。図3において、CLK、計数値0、計
数値1、RAS0、RAS1、CAS0、CAS1、W
E、OE及びADRは、上述した図2の場合と同様であ
る。また、同図中、Dinはデータ信号114のうちD
RAM201又はDRAM202に入力される信号を示
し、Doutはデータ信号114のうちDRAM201
又はDRAM202から出力される信号を示す。
【0047】動作例として、DRAM201に対し、あ
るロウアドレス「300」上の異なる2つのカラムアド
レス「510」「511」からデータを読み出した後、
別のロウアドレス「301」上の異なる3つのカラムア
ドレス「0」〜「2」からデータを読み出すと同時に、
DRAM202に対し、あるロウアドレス「400」上
の異なる5つのカラムアドレス「3」〜「7」からデー
タを読み出す動作を行うものとする。
【0048】まず、DRAM制御装置100にページモ
ード読み出しを示す指示信号104が入力され、カウン
タ101が動作を開始すると、計数値0に基づいてデコ
ーダ103よりRAS0、CAS0、WE、OE及びA
DRの各信号が出力される。ここで、RAS0及びCA
S0は、計数値0が偶数から奇数に変化するタイミング
でのみアサートされるようにデコーダ103が構成され
ている。
【0049】いま、DRAM201は、RAS0立ち下
がり時のADRの値「300」をロウアドレスとして取
り込み、続いてCAS0立ち下がり時のADRの値「5
10」をカラムアドレスとして取り込み、ロウアドレス
「300」、カラムアドレス「510」の格納場所から
データ「K」を読み出す。
【0050】さらに、DRAM201は、CAS0立ち
下がり時のADRの値「511」をカラムアドレスとし
て取り込み、ロウアドレス「300」、カラムアドレス
「511」の格納場所からデータ「M」を読み出す。
【0051】また、カウンタ101の動作より1サイク
ル遅れてカウンタ102が動作を開始すると、計数値1
に基づいてデコーダ103よりRAS1、CAS1、W
E、OE及びADRの各信号が出力される。ここで、R
AS1及びCAS1は、計数値1が偶数から奇数に変化
するタイミングでのみアサートされるようにデコーダ1
03が構成されている。
【0052】このとき、DRAM202は、RAS1立
ち下がり時のADRの値「400」をロウアドレスとし
て取り込み、続いてCAS1立ち下がり時のADRの値
「3」をカラムアドレスとして取り込み、ロウアドレス
「400」、カラムアドレス「3」の格納場所からデー
タ「L」を読み出す。
【0053】さらに、DRAM202は、CAS1立ち
下がり時のADRの値「4」をカラムアドレスとして取
り込み、ロウアドレス「400」、カラムアドレス
「4」の格納場所からデータ「N」を読み出す。
【0054】以下同様な動作を繰り返し、DRAM20
1について2つのカラムアドレスに対するデータ読み出
し動作及びDRAM202について5つのカラムアドレ
スに対するデータ読み出し動作が完了する。また、DR
AM201については、前記2つのカラムアドレスに対
するデータ読み出し動作が完了した後、別のロウアドレ
ス上の3つのカラムアドレスに対するデータ読み出し動
作を行う。
【0055】したがって、図2に示す書き込み動作タイ
ミングの場合と同様に、図3に示す読み出し動作タイミ
ングの場合にあってもDRAM202のRAS1及びC
AS1のアサートのタイミングが、DRAM202のR
AS0及びCAS0のアサートのタイミングよりも1サ
イクルずれているため、DRAM201とDRAM20
2とでは読み出し動作が時分割で交互に行われることに
なる。これにより、DRAM201の読み出しデータと
DRAM202の読み出しデータとが時分割で交互に入
力できるので、1つのDRAMを用いる場合に比べ2倍
のデータ転送速度を実現できる。しかも、データバス幅
は1つのDRAMを用いる場合と同じであるので装置構
成時の物理的制限が少なくて済む利点がある。
【0056】例えば、上記「DRAM HM51426
0AZ−7」の場合、データ転送サイクル周期は最小4
5nsecであるが、本DRAM制御装置100によれ
ば45nsec/2=22.5nsecまで周期を短く
することが可能になる。
【0057】さらに、従来例ではn(nは任意の整数)
個のデータを読み出すためにはn回立ち下げる必要があ
り、またn回立ち上げなければならなかったが、本DR
AM制御装置100では、立ち上げ時に行わない読み出
しを別のDRAMに対して行うことにより立ち上げてい
る時間を有効に活用することができる。
【0058】図4は、図2及び図3に示す動作タイミン
グとメモリマップの関係を示す図である。図4おいて、
符号301はDRAM201に対応したメモリマップを
表し、符号302はDRAM202に対応したメモリマ
ップを表す。メモリマップ201,202において、縦
軸がロウアドレス、横軸がカラムアドレスを表し、縦軸
・横軸上の数値は、それぞれ該当データのロウアドレ
ス、カラムアドレスを示している。例えば、アドレス
(ROW,COL)は、ロウアドレスROW,カラムア
ドレスCOLを示す。
【0059】上述したように、DRAMの書き込み動作
(図2、図4参照)では、DRAM201についてはア
ドレス(100,509)にデータ「A」が、アドレス
(100,510)にデータ「C」が、アドレス(10
0,511)にデータ「E」が、アドレス(101,
0)にデータ「G」が、アドレス(101,1)にデー
タ「I」がそれぞれ格納される。
【0060】さらに、DRAM202についてはアドレ
ス(200,510)にデータ「B」が、アドレス(2
00,511)にデータ「D」が、アドレス(201,
0)にデータ「F」が、アドレス(201,1)にデー
タ「H」が、アドレス(201,2)にデータ「J」が
それぞれ格納される。
【0061】また、DRAMの読み出し動作(図3、図
4参照)では、DRAM201についてはアドレス(3
00,510)からデータ「K」が、アドレス(30
0,511)からデータ「M」が、アドレス(301,
0)からデータ「Q」が、アドレス(301,1)から
データ「S」が、アドレス(301,2)からデータ
「T」がそれぞれ出力される。
【0062】さらに、DRAM202についてはアドレ
ス(400,3)からデータ「L」が、アドレス(40
0,4)からデータ「N」が、アドレス(400,5)
からデータ「O」が、アドレス(400,6)からデー
タ「P」が、アドレス(400,7)からデータ「R」
がそれぞれ出力される。
【0063】以上説明したように、本実施形態に係るD
RAM制御装置100は、計数値データ105を出力す
るカウンタ101と、内部クロック1サイクル分遅延
後、内部クロックを入力する毎に計数値を「+1」加算
して計数値データ106を出力するカウンタ102と、
外部からの指示信号104、カウンタ101及びカウン
タ102からの計数値データ105,106を基に第1
のRAS信号107、第1のCAS信号108、WE信
号109、OE信号110、第2のRAS信号111、
第2のCAS信号112と、ADR信号113とを生成
するデコーダ103とを備え、デコーダ103は、カウ
ンタ101から出力される計数値データ105と1サイ
クル遅延後にカウンタ102から出力される計数値デー
タ106を基にDRAM202のRAS1及びCAS1
がアサートするタイミングを、DRAM201のRAS
0及びCAS0がアサートするタイミングよりも1サイ
クルずらし、DRAM201とDRAM202とを時分
割で交互にアクセスするように構成している。
【0064】特に、DRAM制御装置100では、デー
タ信号114を共通に入出力可能な2つのDRAM20
1又はDRAM202を制御する場合、第1のDRAM
201のデータ転送周期T0(図2、図3では内部クロ
ック2サイクル分)に対して第1のRAS信号107及
び第1のCAS信号108がアサートされるタイミング
を時刻T0a(aは任意の整数)に限定し、第2のRA
S信号111及び第2のCAS信号112がアサートさ
れるタイミングを時刻T0(a+1/2)に限定するよ
うにしているので、DRAM201の書き込み/読み出
しデータとDRAM202の書き込み/読み出しデータ
とが時分割で交互に入力されることになり、データバス
幅を増やすことなくデータ転送速度を2倍にすることが
可能になる。
【0065】したがって、データバス幅の増加に伴うメ
モリ周辺回路の物理的制約を受けることなく高速なメモ
リデータ転送ができることとなり、画像処理装置等高速
性を要求される情報処理装置に適用して好適である。
【0066】なお、本実施形態に係るDRAM制御装置
100では、2つのDRAMに対し2種類のRAS信号
及びCAS信号を発生するようにDRAM制御装置を構
成した例について説明したが、個々のDRAMのタイミ
ングを正常動作させることができるものであれば2つの
DRAMに限定されることなく、N個のDRAMに対し
N種類のRAS信号及びCAS信号を発生するようにD
RAM制御装置を構成してもよい。この場合、1つのD
RAMのデータ転送周期T0に対し、n番目のRAS信
号とn番目のCAS信号がアサートされるタイミングを
時刻T0(a+n/N)(aは任意の整数)に限定する
ようにすることにより、1番目のDRAMからn番目の
DRAMまでのN個のDRAMが順次時分割でデータア
クセスされることになり、DRAMが1つの場合に比べ
データバス幅を増やすことなくN倍のデータ転送速度を
得ることができる。
【0067】また、本実施形態に係るDRAM制御装置
100では、2つのDRAMに対し2種類のRAS信号
及びCAS信号を発生するようにDRAM制御装置を構
成した例について説明したが、DRAMを制御できる信
号であればRAS信号及びCAS信号以外にも適用可能
である。例えば、上述した2種類のRAS信号及びCA
S信号と同様に、アドレス信号又はOE信号についても
2種類の信号を発生して2つのDRAMにそれぞれ入力
するようにDRAM制御装置を構成してもよい。この場
合、2種類の信号を発生するためのアドレス信号又は出
力イネーブル(OE)信号の信号線が増加するものの、
データバス幅の大きいDRAM(例えば、32ビットD
RAM)を使用する装置ではデータ線を含む全配線数を
増やすことなく本実施形態に係るDRAM制御装置10
0と同様な効果を得ることができる。
【0068】また、本実施形態に係るDRAM制御装置
100では、DRAM制御装置100がDRAMのペー
ジモードアクセスを制御する場合について説明したが、
ページモードによらない通常のランダムアクセスやニブ
ルモード(Nibble Mode)、スタティックコラムモード
(Static Column Mode)に対してもデコーダ103によ
るデコードを変更することによって実現することがで
き、同様な効果を得ることができる。
【0069】また、上述の構成では、メモリ装置とし
て、DRAMを用いているが、メモリ装置であればすべ
て適用可能であり、例えば擬似スタティックRAMであ
っても同様の効果を得ることができる。
【0070】さらに、上記DRAM制御装置100を構
成するカウンタやデコーダの数、種類接続状態などは前
述した上述の実施形態に限られないことは言うまでもな
い。
【0071】
【発明の効果】本発明に係るメモリ制御装置では、制御
手段がN個のメモリに対応したN種類のRAS信号とN
種類のCAS信号を含む制御信号を生成し、n番目のメ
モリを、T0(a+n/N)のタイミングでn番目のR
AS信号とn番目のCAS信号をアサートして制御する
ように構成しているので、データバス幅を増やすことな
くデータ転送速度をn倍にすることが可能になる。した
がって、データバス幅の増加に伴うメモリ周辺回路の物
理的制約を受けることなく高速なメモリデータ転送を実
現することができ、高速性を要求される情報処理装置に
適用して好適である。
【0072】また、本発明に係るメモリ制御装置では、
制御手段が、N個のメモリに対応したN種類のアドレス
信号を生成する手段を備え、n番目のアドレス信号をT
0(a+n/N)のタイミングで出力してn番目のメモ
リを制御するように構成しているので、データバス幅の
大きいメモリを使用する装置に適用するとデータ線を含
む全配線数を増やすことなく高速なメモリデータ転送を
実現することができる。
【0073】また、本発明に係るメモリ制御装置では、
制御手段が、N個のメモリに対応したN種類の出力イネ
ーブル信号を生成する手段を備え、n番目の出力イネー
ブル信号をT0(a+n/N)のタイミングで出力して
n番目のメモリを制御するように構成しているので、デ
ータバス幅の大きいメモリを使用する装置に適用すると
データ線を含む全配線数を増やすことなく高速なメモリ
データ転送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態に係るメモリ制御
装置の構成を示すブロック図である。
【図2】上記メモリ制御装置のDRAM書き込み動作の
タイミングチャートである。
【図3】上記メモリ制御装置のDRAM読み出し動作の
タイミングチャートである。
【図4】上記メモリ制御装置の動作タイミングとメモリ
マップの関係を示す図である。
【符号の説明】
100 DRAM制御装置、101 カウンタ、102
カウンタ102、103 デコーダ103、104
指示信号104、105,106 計数値データ、10
7 第1のロウアドレスストローブ(RAS)信号 1
08 第1のカラムアドレスストローブ(CAS)信
号、109 書き込みイネーブル(WE)信号、110
出力イネーブル(OE)信号、111 第2のRAS信
号、112第2のCAS信号 113 アドレス信号
(ADR信号)、201 DRAM、202 DRAM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ線を共通に接続したN個(Nは任
    意の整数)のメモリを制御信号を用いて制御するメモリ
    制御装置であって、 前記N個のメモリに対応したN種類のRAS信号とN種
    類のCAS信号を含む制御信号を生成する制御手段を備
    え、 前記制御手段は、n番目(nは1からNのうちの任意の
    整数)のメモリを、 T0(a+n/N) (但し、T0はデータ転送周期、a
    は任意の整数) のタイミングでn番目のRAS信号とn番目のCAS信
    号をアサートして制御するように構成したことを特徴と
    するメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、N個のメモリに対応し
    たN種類のアドレス信号を生成する手段を備え、 n番目のアドレス信号をT0(a+n/N)のタイミン
    グで出力してn番目のメモリを制御するように構成した
    ことを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、N個のメモリに対応し
    たN種類の出力イネーブル信号を生成する手段を備え、 n番目の出力イネーブル信号をT0(a+n/N)のタ
    イミングで出力してn番目のメモリを制御するように構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のメモリ制御装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008084681A1 (ja) 2006-12-25 2008-07-17 Panasonic Corporation メモリ制御装置、メモリ装置およびメモリ制御方法
US8918589B2 (en) 2008-04-22 2014-12-23 Panasonic Corporation Memory controller, memory system, semiconductor integrated circuit, and memory control method

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