JPH09162859A - スクランブル方法及び装置、デスクランブル方法及び装置、並びに、データ伝達方法及びシステム - Google Patents

スクランブル方法及び装置、デスクランブル方法及び装置、並びに、データ伝達方法及びシステム

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JPH09162859A
JPH09162859A JP7319421A JP31942195A JPH09162859A JP H09162859 A JPH09162859 A JP H09162859A JP 7319421 A JP7319421 A JP 7319421A JP 31942195 A JP31942195 A JP 31942195A JP H09162859 A JPH09162859 A JP H09162859A
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JP7319421A
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Kiyotaka Ogawa
清隆 小川
Kiyoyuki Kobiyama
清之 小桧山
Ryota Akiyama
良太 秋山
Kiyokatsu Iijima
清克 飯島
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/16Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
    • H04N7/162Authorising the user terminal, e.g. by paying; Registering the use of a subscription channel, e.g. billing
    • H04N7/163Authorising the user terminal, e.g. by paying; Registering the use of a subscription channel, e.g. billing by receiver means only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/16Analogue secrecy systems; Analogue subscription systems
    • H04N7/167Systems rendering the television signal unintelligible and subsequently intelligible
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  • Signal Processing (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】MPEG標準のストリームの伝達系などに適用
して好適なデータ伝達システムに関し、機密性の高いデ
ータ伝達を実現する。 【解決手段】スクランブル回路23の乱数発生器24に
は、スクランブルの対象とされているパケット・データ
部のストリームごとに、値を一定としないPTS(再生
出力の時刻管理情報)を初期値として供給し、デスクラ
ンブル回路31の乱数発生器32には、スクランブルさ
れているパケット・データ部のストリームごとに、PT
Sを初期値として供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル動画像
符号化(圧縮)、音響符号化及びその多重・分離方法に
ついての国際標準であるMPEG(Moving Picture
Experts Group)標準のストリーム(ビット列)の伝
達系などに適用して好適なスクランブル方法及び装置、
デスクランブル方法及び装置、並びに、データ伝達方法
及びシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、データ伝達システムとして、例え
ば、図12に、その要部を示すようなものが知られてい
る。
【0003】図12中、1は映像データを得るためのカ
メラ、2は音声データを得るためのマイク、3はカメラ
1により得られる映像データとマイク2により得られる
音声データとを符号化して時分割多重し、付加データを
配列したパケット・ヘッダ部と、映像データや音声デー
タを配列したパケット・データ部とからなるMPEG標
準のストリームにエンコードするMPEGエンコーダで
ある。
【0004】また、4はMPEGエンコーダ3から出力
されるストリームをパケット・データ部のストリームが
スクランブルされてなるストリームに変換するスクラン
ブル回路である。
【0005】このスクランブル回路4において、5は鍵
信号により指定される系列の乱数を発生する乱数発生
器、6はMPEGエンコーダ3から出力されるストリー
ムのうちのパケット・データ部のストリームと乱数発生
器5から出力される乱数とを排他的論理和(以下、EO
Rという)処理するEOR回路である。
【0006】また、7はMPEGエンコーダ3から出力
されるストリームのうちのパケット・ヘッダ部のストリ
ームと、EOR回路6から出力されるストリームとを選
択して出力する選択回路である。
【0007】また、8はディスク、テープ等の蓄積メデ
ィアや、衛星放送、CATV等の放送メディア等、スク
ランブル回路4から出力されるストリームの伝達媒体で
ある伝達メディアである。
【0008】また、9は伝達メディア8を介して伝達さ
れるスクランブル回路4から出力されたストリームをパ
ケット・データ部のストリームがデスクランブルされて
なるストリームに変換するデスクランブル回路である。
【0009】このデスクランブル回路9において、10
は乱数発生器5と同一の回路構成の乱数発生器であり、
この乱数発生器10には乱数発生器5に使用された鍵信
号と同一内容の鍵信号が供給される。
【0010】また、11は伝達メディア8を介して伝達
されるスクランブル回路4から出力されたストリームの
うちのパケット・データ部のストリームと、乱数発生器
10から出力される乱数とをEOR処理するEOR回路
である。
【0011】また、12は伝達メディア8を介して伝達
されるスクランブル回路4から出力されたストリームの
うちのパケット・ヘッダ部のストリームと、EOR回路
11から出力されるストリームとを選択して出力する選
択回路である。
【0012】また、13はデスクランブル回路9から出
力されるストリームから映像データと音声データとを分
離し、更に、これらを復号化するMPEGデコーダ、1
4はMPEGデコーダ13から出力される映像データ及
び音声データが供給されるテレビジョン受像機(TV)
である。
【0013】このデータ伝達システムは、MPEGエン
コーダ3から出力されるMPEG標準のストリームをパ
ケット・データ部のストリームをスクランブルしてなる
ストリームとして伝達することによって、不法なコピー
からパケット・データを保護しようとするものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このデータ伝
達システムにおいては、例えば、図13に示すように、
MPEGエンコーダ3からパケット・データ部のストリ
ームとしてa1、a2、a3・・・が出力されると共
に、乱数発生器5、10から乱数c1、c2、c3・・
・が出力される場合、EOR回路6の出力は、
【0015】
【数1】
【0016】となり、これが選択回路7から出力され、
EOR回路11に入力されることになるので、EOR回
路11から出力されるストリームは、a1、a2、a3
・・・となる。したがって、EOR回路11に入力され
るストリーム
【0017】
【数2】
【0018】と、EOR回路11から出力されるストリ
ームa1、a2、a3・・・とをEOR回路15でEO
R処理すると、乱数発生器10から出力される乱数c
1、c2、c3・・・を得ることができる。
【0019】このように、このデータ伝達システムにお
いては、鍵信号が不明でも、乱数発生器10から出力さ
れる乱数パターンが容易にコピーされてしまい、スクラ
ンブルされたパケット・データについてもデスクランブ
ルされてしまうおそれがあるという問題点があった。
【0020】本発明は、かかる点に鑑み、機密性の高い
データ伝達を実現することができるようにしたスクラン
ブル方法及び装置、デスクランブル方法及び装置、並び
に、データ伝達方法及びシステムを提供することを目的
とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のスクランブル方
法は、第1のストリーム部の後方に第2のストリーム部
を配列したストリームを単位ストリームとして連ねてな
るストリームのうち、スクランブルの対象とされている
第2のストリーム部を乱数発生器を使用してスクランブ
ルするスクランブル方法であって、前記スクランブルの
対象とされている第2のストリーム部ごとに、前記第1
のストリーム部内のデータ値が一定でない所定のデータ
のデータ値を初期値として前記乱数発生器に供給するこ
とにより、前記スクランブルの対象とされている第2の
ストリーム部をスクランブルするするというものであ
る。
【0022】本発明のスクランブル方法を使用する場合
には、デスクランブルは、スクランブルされている第2
のストリーム部ごとに、第1のストリーム部内のデータ
値が一定でない所定のデータのデータ値を初期値として
乱数発生器に供給することにより行われることになる。
【0023】即ち、デスクランブル側の乱数発生器に
は、スクランブルされている第2のストリーム部ごと
に、値を一定としない初期値が供給されることになるの
で、乱数発生器から発生される乱数パターンを解析する
ことが困難となり、機密性の高いデータ伝達を実現する
ことができる。
【0024】また、本発明のスクランブル装置は、第1
のストリーム部の後方に第2のストリーム部を配列した
ストリームを単位ストリームとして連ねてなるストリー
ムのうち、スクランブルの対象とされている第2のスト
リーム部をスクランブルするスクランブル装置であっ
て、乱数を発生する乱数発生器と、前記スクランブルの
対象とされている第2のストリーム部ごとに、前記第1
のストリーム部内のデータ値が一定でない所定のデータ
のデータ値を初期値として前記乱数発生器に供給する初
期値供給回路と、前記スクランブルの対象とされている
第2のストリーム部と前記乱数発生器から出力される乱
数とを論理演算して前記スクランブルの対象とされてい
る第2のストリーム部をスクランブルする論理演算回路
とを備えて備えというものである。
【0025】本発明のスクランブル装置を使用する場合
には、デスクランブル装置は、乱数を発生する乱数発生
器と、スクランブルされている第2のストリーム部ごと
に、第1のストリーム部内のデータ値が一定でない所定
のデータのデータ値を初期値として乱数発生器に供給す
る初期値供給回路と、スクランブルされている第2のス
トリーム部と乱数発生器から出力される乱数とを論理演
算してスクランブルされている第2のストリーム部をデ
スクランブルする論理演算回路とを備えて構成されるこ
とになる。
【0026】即ち、デスクランブル装置の乱数発生器に
は、スクランブルされている第2のストリーム部ごと
に、値を一定としない初期値が供給されることになるの
で、乱数発生器から発生される乱数パターンを解析する
ことが困難となり、機密性の高いデータ伝達を実現する
ことができる。
【0027】また、本発明のデスクランブル方法は、第
1のストリーム部の後方に第2のストリーム部を配列し
たストリームを単位ストリームとして連ねてなるストリ
ームのうち、デスクランブルの対象とされている第2の
ストリーム部を乱数発生器を使用してデスクランブルす
るデスクランブル方法であって、前記デスクランブルの
対象とされている第2のストリーム部ごとに、前記第1
のストリーム部内のデータ値が一定でない所定のデータ
のデータ値を初期値として前記乱数発生器に供給するこ
とにより、前記デスクランブルの対象とされている第2
のストリーム部をデスクランブルするというものであ
る。
【0028】本発明のデスクランブル方法によれば、乱
数発生器には、スクランブルされている第2のストリー
ム部ごとに、値を一定としない初期値が供給されること
になるので、乱数発生器から発生される乱数パターンを
解析することが困難となり、機密性の高いデータ伝達を
実現することができる。
【0029】また、本発明のデスクランブル装置は、第
1のストリーム部の後方に第2のストリーム部を配列し
たストリームを単位ストリームとして連ねてなるストリ
ームのうち、デスクランブルの対象とされている第2の
ストリーム部をデスクランブルするデスクランブル装置
であって、乱数を発生する乱数発生器と、前記デスクラ
ンブルの対象とされている第2のストリーム部ごとに、
前記第1のストリーム部内のデータ値が一定でない所定
のデータのデータ値を初期値として前記乱数発生器に供
給する初期値供給回路と、前記デスクランブルの対象と
されている第2のストリーム部と前記乱数発生器から出
力される乱数とを論理演算して前記デスクランブルの対
象とされている第2のストリーム部をデスクランブルす
る論理演算回路とを備えるというものである。
【0030】本発明のデスクランブル装置によれば、乱
数発生器には、スクランブルされている第2のストリー
ム部ごとに、値を一定としない初期値が供給されること
になるので、乱数発生器から発生される乱数パターンを
解析することが困難となり、機密性の高いデータ伝達を
実現することができる。
【0031】また、本発明のデータ伝達方法は、伝達元
において、第1のストリーム部の後方に第2のストリー
ム部を配列したストリームを単位ストリームとして連ね
てなるストリームについて、本発明のスクランブル方法
を実行し、これにより得られるストリームを伝達メディ
アを介して伝達先に伝達し、伝達先において本発明のの
デスクランブル方法を実行し、第1のストリーム部の後
方に第2のストリーム部を配列したストリームを単位ス
トリームとして連ねてなるストリームを復元する工程を
含むというものである。
【0032】本発明のデータ伝達方法によれば、本発明
のスクランブル方法及び本発明のデスクランブル方法を
使用しているので、機密性の高いデータ伝達を実現する
ことができる。
【0033】本発明のデータ伝達システムは、本発明の
スクランブル装置を有し、第1のストリーム部の後方に
第2のストリーム部を配列したストリームを単位ストリ
ームとして連ねてなるストリームをスクランブルの対象
とされている第2のストリーム部をスクランブルしてな
るストリームに変換して伝達メディアに伝達する伝達元
と、本発明のデスクランブル装置を有し、伝達メディア
から供給されるストリームを第1のストリーム部の後方
に第2のストリーム部を配列したストリームを単位スト
リームとして連ねてなるストリームに復元する伝達先と
を備えて構成されるものである。
【0034】本発明のデータ伝達装置によれば、本発明
のスクランブル装置及び本発明のデスクランブル装置を
使用しているので、機密性の高いデータ伝達を実現する
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図11を参照して、
本発明のデータ伝達方法及びシステムの実施の第1の形
態〜第5の形態について、本発明のスクランブル方法及
び装置並びに本発明のデスクランブル方法及び装置の実
施の形態を含めて説明する。
【0036】第1の形態・・図1〜図4 図1は本発明のデータ伝達方法の実施の第1の形態の実
施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝達
システムの実施の第1の形態)の要部を示すブロック図
である。
【0037】図1中、20は映像データを得るためのカ
メラ、21は音声データを得るためのマイク、22はカ
メラ20により得られる映像データとマイク21により
得られる音声データとを符号化して時分割多重し、MP
EG2−PS(プログラム・ストリーム)標準に基づく
ストリームにエンコードするMPEGエンコーダであ
る。
【0038】図2は、MPEG2−PSのPES(Pac
ketized Elementary Stream)パケットの構造を示す
図である。図2中、PTS(Presentation Time Sta
mp)は再生出力の時刻管理情報であり、一般に、700
msごとに挿入される。
【0039】また、DTS(Decoding Time Stamp)
は復号の時刻管理情報、PESスクランブル制御はスク
ランブル制御の有無を表示するデータ、PTS&DTS
フラグはPTSデータが存在するか否かを示すフラグで
ある。
【0040】また、図1において、23はMPEGエン
コーダ22から出力されるストリームをスクランブルの
対象とされているパケット・データ部のストリームがス
クランブルされてなるストリームに変換するスクランブ
ル回路である。
【0041】このスクランブル回路23は、本発明のス
クランブル方法の実施の第1の形態の実施に使用するス
クランブル装置であり、本発明のスクランブル装置の実
施の第1の形態をなすものである。
【0042】スクランブル回路23において、24は鍵
信号により指定される系列の乱数を発生するDES(D
ata Encryption Standard)規格の乱数発生器、25
はMPEGエンコーダ22から出力されるストリームを
入力し、パケット開始コードの検出、PESスクランブ
ル制御の内容の確認、PTS&DTSフラグの確認、P
TSの位置検出及びパケット・データ部の開始位置検出
などを行う位置検出回路である。
【0043】また、26はPTSデータを保持するデー
タ保持回路であり、このデータ保持回路26は、位置検
出回路25がPTSの位置を検出すると、この位置検出
したPTSのデータを保持するように位置検出回路25
により制御される。
【0044】また、27はデータ保持回路26が保持す
るPTSデータ又は乱数発生器24から出力される乱数
自身を乱数発生器24に供給する選択回路であり、この
選択回路27は、位置検出回路25がスクランブルの対
象とされているパケット・データ部の開始位置を検出す
ると、データ保持回路26が保持するPTSデータを初
期値として乱数発生器24に供給し、その後、パケット
・データ部のストリームが終了するまで、乱数発生器2
4から出力される乱数をフィードバックするように位置
検出回路25により制御される。
【0045】なお、これら位置検出回路25と、データ
保持回路26と、選択回路27とでスクランブル回路2
3における初期値供給回路が構成されている。
【0046】また、28はMPEGエンコーダ22から
出力されるストリームのうち、スクランブルの対象とさ
れているパケット・データ部のストリームと乱数発生器
24から出力される乱数とをEOR処理し、スクランブ
ルの対象とされているパケット・データ部のストリーム
をスクランブルするEOR回路である。
【0047】また、29はMPEGエンコーダ22から
出力されるストリームとEOR回路28から出力される
ストリームとを選択して出力する選択回路であり、この
選択回路29は、MPEGエンコーダ22から出力され
るストリームをスクランブルの対象とされているパケッ
ト・データ部のストリームがスクランブルされてなるス
トリームに変換したストリームを出力するように位置検
出回路25により制御される。
【0048】また、30は選択回路29から出力される
ストリーム、即ち、スクランブル回路23から出力され
るストリームを蓄積するディスク等の蓄積メディア、3
1は蓄積メディア30から供給されるストリームをスク
ランブルされているパケット・データ部のストリームが
デスクランブルされてなるストリームに変換するデスク
ランブル回路である。
【0049】このデスクランブル回路31は、本発明の
デスクランブル方法の実施の第1の形態の実施に使用す
るデスクランブル装置であり、本発明のデスクランブル
装置の実施の第1の形態をなすものである。
【0050】このデスクランブル回路31において、3
2は乱数発生器24と同一の回路構成の乱数発生器であ
り、この乱数発生器32には乱数発生器24に使用され
た鍵信号と同一内容の鍵信号が供給される。
【0051】また、33は蓄積メディア30から供給さ
れるストリームを入力し、パケット開始コードの検出、
PESスクランブル制御の内容の確認、PTS&DTS
フラグの確認、PTSの位置検出及びパケット・データ
部の開始位置検出などを行う位置検出回路である。
【0052】また、34はPTSデータを保持するデー
タ保持回路であり、このデータ保持回路34は、位置検
出回路33がPTSの位置を検出すると、この位置検出
したPTSのデータを保持するように位置検出回路33
により制御される。
【0053】また、35はデータ保持回路34が保持す
るPTSデータ又は乱数発生器32から出力される乱数
自身を乱数発生器32に供給する選択回路であり、この
選択回路35は、位置検出回路33がデスクランブルの
対象、即ち、スクランブルされているパケット・データ
部の開始位置を検出すると、データ保持回路34が保持
するPTSデータを初期値として乱数発生器32に供給
し、その後、パケット・データ部のストリームが終了す
るまで、乱数発生器32から出力される乱数をフィード
バックするように位置検出回路33により制御される。
【0054】なお、これら位置検出回路33と、データ
保持回路34と、選択回路35とでデスクランブル回路
31における初期値供給回路が構成されている。
【0055】また、36は蓄積メディア30から供給さ
れるストリームのうち、スクランブルされているパケッ
ト・データ部のストリームと乱数発生器32から出力さ
れる乱数とをEOR処理し、スクランブルされているパ
ケット・データ部のストリームをデスクランブルするE
OR回路である。
【0056】また、37は蓄積メディア30から供給さ
れるストリームと、EOR回路36から出力されるスト
リームとを選択して出力する選択回路であり、この選択
回路37は、蓄積メディア30から供給されるストリー
ムをスクランブルされているパケット・データ部のスト
リームがデスクランブルされてなるストリームに変換し
たストリームを出力するように位置検出回路33により
制御される。
【0057】また、38は選択回路37から出力される
ストリーム、即ち、デスクランブル回路31から出力さ
れるストリームから映像データのストリームと音声デー
タのストリームとを分離して復号化するMPEGデコー
ダ、39はMPEGデコーダ38から出力される映像デ
ータ及び音声データが供給されるテレビジョン受像機で
ある。
【0058】このデータ伝達システムにおいては、カメ
ラ20により得られる映像データとマイク21により得
られる音声データとは、MPEGエンコーダ22によっ
て、MPEG2−PS標準に基づくストリームにエンコ
ードされ、スクランブル回路23に入力され、位置検出
回路25、データ保持回路26、EOR回路28及び選
択回路29に供給される。
【0059】図3はスクランブル回路23の動作(本発
明のスクランブル方法の実施の第1の形態)を説明する
ためのフローチャートであり、スクランブル回路23に
おいては、同一動作が繰り返して行われるので、選択回
路29からスクランブルの対象とされているパケット・
データ部のストリームの出力を終了した時から動作を説
明すると、位置検出回路25は、MPEGエンコーダ2
2から入力されるストリームをそのまま出力し続けるよ
うに選択回路29を制御し(ステップS1)、パケット
開始コードを検出するための状態となる(ステップS
2)。
【0060】そして、位置検出回路25は、パケット開
始コードを検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクラ
ンブル制御の内容からパケット・データ部のストリーム
がスクランブルの対象であるか否かを判断し(ステップ
S3)、スクランブルの対象とされていない場合(NO
の場合)には、動作はステップS2に戻り、位置検出回
路25は、パケット開始コードを検出するための状態と
なる。
【0061】これに対して、パケット・データ部のスト
リームがスクランブルの対象とされている場合(ステッ
プS3において、YESの場合)には、位置検出回路2
5は、パケット・ヘッダ部のPTS&DTSフラグが
“10”又は“11”であるか否か、即ち、PTSデー
タの有無を判断する(ステップS4)。
【0062】判断の結果、PTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”の場合、即ち、PTSデータが存在す
る場合には、位置検出回路25は、PTSの位置を検出
して、PTSデータをデータ保持回路26に保持させ
(ステップS5)、パケット・データ部の開始位置を検
出するための状態となる(ステップS6)。
【0063】これに対して、PTS&DTSフラグが
“10”又は“11”以外の場合、即ち、PTSデータ
が存在しない場合には、位置検出回路25は、そのま
ま、パケット・データ部の開始位置を検出するための状
態となる(ステップS6)。
【0064】そして、位置検出回路25は、パケット・
データ部の開始位置を検出すると、データ保持回路26
が保持するPTSデータ、即ち、スクランブルしようと
するパケット・データ部と同一のパケットのパケット・
ヘッダ部のPTSのデータ、あるいは、スクランブルし
ようとするパケット・データ部と同一のパケットのパケ
ット・ヘッダ部にPTSが存在しない場合には、PTS
が存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット
・ヘッダ部のPTSデータを初期値として乱数発生器2
4に供給するように選択回路27を制御する(ステップ
S7)。
【0065】ここに、EOR回路28においては、MP
EGエンコーダ22から出力されるストリームのうち、
スクランブルの対象とされているパケット・データ部の
ストリームと、乱数発生器24から出力される乱数とが
EOR処理され、スクランブルの対象とされているパケ
ット・データ部のストリームのスクランブルが行われ
る。
【0066】そこで、位置検出回路25は、選択回路2
9を制御して、EOR回路28から出力されるスクラン
ブルされたストリームを出力し続けさせ(ステップS
8)、パケット・データ部のストリームが終了するまで
待ち(ステップS9)、ステップS1に戻る。
【0067】このようにして、MPEGエンコーダ22
から出力されるストリームは、スクランブルの対象とさ
れているパケット・データ部のストリームがスクランブ
ルされてなるストリームに変換されて蓄積メディア30
に蓄積され、この蓄積メディア30に蓄積されたストリ
ームは、適宜、デスクランブル回路31に供給されるこ
とになる。
【0068】図4はデスクランブル回路31の動作(本
発明のデスクランブル方法の実施の第1の形態)を説明
するためのフローチャートであり、デスクランブル回路
31においては、同一動作が繰り返して行われるので、
選択回路37からデスクランブルの対象とされているパ
ケット・データ部のストリームの出力を終了した時から
動作を説明すると、位置検出回路33は、蓄積メディア
30から供給されるストリームをそのまま出力し続ける
ように選択回路37を制御し(ステップP1)、パケッ
ト開始コードを検出するための状態となる(ステップP
2)。
【0069】そして、位置検出回路33は、パケット開
始コードを検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクラ
ンブル制御の内容からパケット・データ部のストリーム
がデスクランブルの対象とされているか否か、即ち、ス
クランブルされているか否かを判断し(ステップP
3)、スクランブルされていない場合(NOの場合)に
は、動作はステップP2に戻り、位置検出回路33は、
パケット開始コードを検出するための状態となる。
【0070】これに対して、パケット・データ部のスト
リームがスクランブルされている場合(ステップP3に
おいて、YESの場合)には、位置検出回路33は、パ
ケット・ヘッダ部のPTS&DTSフラグが“10”又
は“11”であるか否か、即ち、PTSデータの有無を
判断する(ステップP4)。
【0071】判断の結果、PTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”の場合、即ち、PTSデータが存在す
る場合には、位置検出回路33は、PTSの位置を検出
して、PTSデータをデータ保持回路34に保持させ
(ステップP5)、パケット・データ部の開始位置を検
出するための状態となる(ステップP6)。
【0072】これに対して、PTS&DTSフラグが
“10”又は“11”以外の場合、即ち、PTSデータ
が存在しない場合には、位置検出回路33は、そのま
ま、パケット・データ部の開始位置を検出するための状
態となる(ステップP6)。
【0073】そして、位置検出回路33は、パケット・
データ部の開始位置を検出すると、データ保持回路34
が保持するPTSデータ、即ち、デスクランブルしよう
とするパケット・データ部と同一のパケットのパケット
・ヘッダ部のPTSのデータ、あるいは、デスクランブ
ルしようとするパケット・データ部と同一のパケットの
パケット・ヘッダ部にPTSが存在しない場合には、P
TSが存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケ
ット・ヘッダ部のPTSデータを初期値として乱数発生
器32に供給するように選択回路35を制御する(ステ
ップP7)。
【0074】ここに、EOR回路36では、蓄積メディ
ア30から供給されるストリームのうち、スクランブル
されているパケット・データ部のストリームと、乱数発
生器32から出力される乱数とがEOR処理され、スク
ランブルされているパケット・データ部のストリームの
デスクランブルが行われる。
【0075】そこで、位置検出回路33は、選択回路3
7を制御し、EOR回路36から出力されるデスクラン
ブルされたストリームを出力し続けさせ(ステップP
8)、パケット・データ部のストリームが終了するまで
待ち(ステップP9)、ステップP1に戻る。
【0076】このようにして、蓄積メディア30から供
給されるストリームは、スクランブルされているパケッ
ト・データ部のストリームがデスクランブルされてなる
ストリームに変換され、MPEGデコーダ38に伝達さ
れる。
【0077】MPEGデコーダ38においては、デスク
ランブル回路31から伝達されるストリームから映像デ
ータのストリームと音声データのストリームとが分離さ
れて復号化され、これら復号化された映像データ及び音
声データは、テレビジョン受像機39に伝達される。
【0078】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第1の形態においては、MPEGエン
コーダ22から出力されるMPEG2−PS標準のスト
リームは、スクランブル回路23において、スクランブ
ルの対象とされているパケット・データ部のストリーム
をスクランブルしてなるストリームに変換され、蓄積メ
ディア30を介して、デスクランブル回路31に供給さ
れ、デスクランブルが行われて、MPEGデコーダ38
に伝達される。
【0079】ここに、スクランブル回路23において
は、スクランブルの対象とされているパケット・データ
部のストリームごとに、スクランブルしようとするパケ
ット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部
のPTSのデータ、あるいは、スクランブルしようとす
るパケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘ
ッダ部にPTSが存在しない場合には、PTSが存在す
るパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッダ
部のPTSのデータ値を初期値として乱数発生器24に
供給することにより、スクランブルの対象とされている
パケット・データ部のストリームのスクランブルが行わ
れる。
【0080】この結果、デスクランブル回路31におい
ては、スクランブルされているパケット・データ部のス
トリームごとに、デスクランブルしようとするパケット
・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部のP
TSのデータ、あるいは、デスクランブルしようとする
パケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッ
ダ部にPTSが存在しない場合には、PTSが存在する
パケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッダ部
のPTSのデータ値を初期値として乱数発生器32に供
給することにより、スクランブルされているパケット・
データ部のストリームのデスクランブルが行われること
になる。
【0081】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第1の形態によれば、デスクランブル
回路31の乱数発生器32には、スクランブルされてい
るパケット・データ部のストリームごとに、データ値を
一定としないPTSのデータ値が初期値として供給され
ることになるので、乱数発生器32から発生される乱数
パターンを解析することが困難となり、機密性の高いデ
ータ伝達を実現することができる。
【0082】第2の形態・・図5〜図8 図5は本発明のデータ伝達方法の実施の第2の形態の実
施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝達
システムの実施の第2の形態)の要部を示すブロック図
である。
【0083】図5中、41は映像データを得るためのカ
メラ、42は音声データを得るためのマイク、43はカ
メラ41により得られる映像データとマイク42により
得られる音声データとを符号化して時分割多重し、MP
EG2−TS(トランスポート・ストリーム)標準に基
づくストリームにエンコードするMPEGエンコーダで
ある。
【0084】図6はMPEG2−TSのトランスポート
・パケットの構造を示す図であり、PCR(Program
Clock Reference)はMPEGデコーダにおいて、時
刻標準となるSTC(基本となる同期信号)の値をMP
EGエンコーダ43で意図した値にセット・校正するた
めの情報である。なお、PCRは、一般に、100ms
ごとに挿入される。
【0085】また、アダプテーションフラグはアダプテ
ーション・フィールドの有無を示すフラグ、ペイロード
フラグはペイロードの有無を示すフラグ、PCRフラグ
はPCRがあるか否かを示すフラグである。
【0086】また、図5において、44はMPEGエン
コーダ43から出力されるストリームをスクランブルの
対象とされているペイロード部のストリームがスクラン
ブルされてなるストリームに変換するスクランブル回路
である。
【0087】このスクランブル回路44は、本発明のス
クランブル方法の実施の第2の形態の実施に使用するス
クランブル装置であり、本発明のスクランブル装置の実
施の第2の形態をなすものである。
【0088】スクランブル回路44において、45は鍵
信号により指定される系列の乱数を発生するDES規格
の乱数発生器、46はMPEGエンコーダ43から出力
されるストリームに含まれている同期バイトの検出、ア
ダプテーションフラグの内容の確認、ペイロードフラグ
の内容の確認、PCRフラグの内容の確認、PCRの位
置検出及びペイロード部の開始位置検出などを行う位置
検出回路である。
【0089】また、47はPCRデータを保持するデー
タ保持回路であり、このデータ保持回路47は、位置検
出回路46がPCRの位置を検出すると、この位置検出
したPCRのデータを保持するように位置検出回路46
により制御される。
【0090】また、48はデータ保持回路47が保持す
るPCRデータ又は乱数発生器45から出力される乱数
自身を乱数発生器45に供給する選択回路であり、この
選択回路48は、位置検出回路46がスクランブルの対
象のペイロード部の開始位置を検出すると、データ保持
回路47が保持するPCRデータを初期値として乱数発
生器45に供給し、その後、ペイロード部のストリーム
が終了するまで、乱数発生器45から出力される乱数を
フィードバックするように位置検出回路46により制御
される。
【0091】なお、これら位置検出回路46と、データ
保持回路47と、選択回路48とでスクランブル回路4
4における初期値供給回路が構成されている。
【0092】また、49はMPEGエンコーダ43から
出力されるストリームのうち、スクランブルの対象とさ
れているペイロード部のストリームと乱数発生器45か
ら出力される乱数とをEOR処理し、スクランブルの対
象とされているペイロード部のストリームをスクランブ
ルするEOR回路である。
【0093】また、50はMPEGエンコーダ43から
出力されるストリームとEOR回路49から出力される
ストリームとを選択して出力する選択回路であり、この
選択回路50は、MPEGエンコーダ43から出力され
るストリームをスクランブルの対象とされているペイロ
ード部のストリームがスクランブルされてなるストリー
ムに変換したストリームを出力するように位置検出回路
46により制御される。
【0094】また、51は選択回路50から出力される
ストリーム、即ち、スクランブル回路44から出力され
るストリームをディジタル変調するディジタル変調器、
52はディジタル変調器51の出力を送信するためのア
ップ・コンバータ、53は送信側のアンテナである。
【0095】また、54は受信側のアンテナ、55は選
局を行うチューナ、56はチューナ55によって選局し
た信号をディジタル復調するディジタル復調器である。
【0096】また、57はディジタル復調器56から出
力されるストリームをスクランブルされているペイロー
ド部のストリームをデスクランブルしたストリームに変
換するデスクランブル回路である。
【0097】このデスクランブル回路57は、本発明の
デスクランブル方法の実施の第2の形態の実施に使用す
るデスクランブル装置であり、本発明のデスクランブル
装置の実施の第2の形態をなすものである。
【0098】デスクランブル回路57において、58は
乱数発生器45と同一の回路構成の乱数発生器であり、
この乱数発生器58には乱数発生器45に使用された鍵
信号と同一内容の鍵信号が供給される。
【0099】また、59はディジタル復調器56から出
力されるストリームに含まれている同期バイトの検出、
アダプテーションフラグの内容の確認、ペイロードフラ
グの内容の確認、PCRフラグの内容の確認、PCRの
位置検出及びペイロード部の開始位置検出などを行う位
置検出回路である。
【0100】また、60はPCRデータを保持するデー
タ保持回路であり、このデータ保持回路60は、位置検
出回路59がPCRの位置を検出すると、この位置検出
したPCRのデータを保持するように位置検出回路59
により制御される。
【0101】また、61はデータ保持回路60が保持す
るPCRデータ又は乱数発生器58から出力される乱数
自身を乱数発生器58に供給する選択回路であり、この
選択回路61は、位置検出回路59がデスクランブルの
対象、即ち、スクランブルされているペイロード部の位
置を検出すると、データ保持回路60が保持するPCR
データを初期値として乱数発生器58に供給し、その
後、ペイロード部のストリームが終了するまで、乱数発
生器58から出力される乱数をフィードバックするよう
に位置検出回路59により制御される。
【0102】なお、これら位置検出回路59と、データ
保持回路60と、選択回路61とでデスクランブル回路
57における初期値供給回路が構成されている。
【0103】また、62はディジタル復調器56から入
力されるストリームのうち、スクランブルされているペ
イロード部のストリームと乱数発生器58から出力され
る乱数とをEOR処理し、スクランブルされているペイ
ロード部のストリームをデスクランブルするEOR回路
である。
【0104】また、63はディジタル復調器56から出
力されるストリームと、EOR回路62から出力される
ストリームとを選択して出力する選択回路であり、この
選択回路63は、ディジタル復調器56から出力される
ストリームをスクランブルされているペイロード部のス
トリームがデスクランブルされてなるストリームに変換
したストリームを出力するように位置検出回路59によ
り制御される。
【0105】また、64は選択回路63から出力される
ストリーム、即ち、デスクランブル回路57から出力さ
れるストリームから映像データのストリームと音声デー
タのストリームとを分離して復号化するMPEGデコー
ダ、65はMPEGデコーダ64から出力される映像デ
ータ及び音声データが供給されるテレビジョン受像機で
ある。
【0106】このデータ伝達システムにおいては、カメ
ラ41により得られる映像データとマイク42により得
られる音声データとは、MPEGエンコーダ43によっ
て、MPEG2−TS標準に基づくストリームにエンコ
ードされてスクランブル回路44に入力され、位置検出
回路46、データ保持回路47、EOR回路49及び選
択回路50に供給される。
【0107】図7はスクランブル回路44の動作(本発
明のスクランブル方法の実施の第2の形態)を説明する
ためのフローチャートであり、スクランブル回路44に
おいては、同一動作が繰り返して行われるので、選択回
路50からスクランブルの対象とされているペイロード
部のストリームの出力を終了した時から動作を説明する
と、位置検出回路46は、MPEGエンコーダ43から
入力されるストリームをそのまま出力し続けるように選
択回路50を制御し、同期バイトを検出するための状態
となる(ステップN1)。
【0108】そして、位置検出回路46は、同期バイト
を検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクランブル制
御の内容からペイロード部のストリームがスクランブル
の対象とされているか否かを判断し(ステップN2)、
スクランブルの対象とされていない場合(NOの場合)
には、動作はステップN1に戻り、位置検出回路46
は、同期バイトを検出するための状態となる。
【0109】これに対して、ペイロード部のストリーム
がスクランブルの対象とされている場合(ステップN3
において、YESの場合)には、位置検出回路46は、
アダプテーション・フラグからアダプテーション・フィ
ールドがあるか否かを判断する(ステップN3)。
【0110】判断の結果、アダプテーション・フィール
ドがある場合(YESの場合)には、位置検出回路46
は、PCRフラグからPCRがあるか否かを判断し(ス
テップN4)、PCRがある場合(YESの場合)に
は、PCRの位置を検出し、PCRデータをデータ保持
回路47に保持させる(ステップN5)。
【0111】そして、位置検出回路46は、ペイロード
フラグからペイロードがあるか否かを判断し(ステップ
N6)、ペイロードがある場合(YESの場合)には、
ペイロード部の開始位置を検出するまで待ち(ステップ
N7)、ペイロードがない場合(NOの場合)には、動
作はステップN1に戻る。
【0112】ここに、ステップN3において、アダプテ
ーション・フィールドがないと判断した場合(NOの場
合)や、ステップN4において、PCRがないと判断し
た場合(NOの場合)、動作はステップN6に移行す
る。
【0113】そして、ステップN7の後、位置検出回路
46は、ペイロード部の開始位置を検出すると、データ
保持回路47が保持するPCRデータ、即ち、スクラン
ブルしようとするペイロード部と同一のパケットのパケ
ット・ヘッダ部のPCRのデータ、あるいは、スクラン
ブルしようとするペイロード部と同一のパケットのパケ
ット・ヘッダ部にPCRが存在しない場合には、PCR
が存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット
・ヘッダ部のPCRデータを初期値として乱数発生器4
5に供給するように選択回路48を制御する(ステップ
N8)。
【0114】ここに、EOR回路49においては、MP
EGエンコーダ43から入力されるストリームのうち、
スクランブルの対象とされているペイロード部のストリ
ームと、乱数発生器45から出力される乱数とをEOR
処理し、スクランブルの対象とされているペイロード部
のスクランブルが行われる。
【0115】そして、位置検出回路46は、選択回路5
0を制御して、EOR回路49から出力されるスクラン
ブルされたストリームを出力し続けさせ(ステップN
9)、ペイロード部のストリームが終了するまで待ち
(ステップN10)、ステップN1に戻る。
【0116】このようにして、MPEGエンコーダ43
から出力されるストリームは、スクランブルの対象とさ
れているペイロード部のストリームがスクランブルされ
てなるストリームに変換され、ディジタル変調器51、
アップコンバータ52、アンテナ53、54、チューナ
55及びディジタル復調器56を介してデスクランブル
回路57に伝達される。
【0117】図8はデスクランブル回路57の動作(本
発明のデスクランブル方法の実施の第2の形態)を説明
するためのフローチャートであり、デスクランブル回路
57においては、同一動作が繰り返して行われるので、
選択回路63からデスクランブルの対象とされているペ
イロード部、即ち、スクランブルされているペイロード
部のストリームの出力を終了した時から動作を説明する
と、位置検出回路59は、ディジタル復調器56から入
力されるストリームをそのまま出力し続けるように選択
回路63を制御し、同期バイトを検出するための状態と
なる(ステップQ1)。
【0118】そして、位置検出回路59は、同期バイト
を検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクランブル制
御の内容からペイロード部のストリームがデスクランブ
ルの対象、即ち、スクランブルされているか否かを判断
し(ステップQ2)、スクランブルされていない場合
(NOの場合)には、動作はステップQ1に戻り、位置
検出回路46は、同期バイトを検出するための状態とな
る。
【0119】これに対して、ペイロード部のストリーム
がスクランブルの対象とされている場合(ステップQ2
において、YESの場合)には、位置検出回路59は、
アダプテーション・フラグからアダプテーション・フィ
ールドがあるか否かを判断する(ステップQ3)。
【0120】判断の結果、アダプテーション・フィール
ドがある場合(YESの場合)には、位置検出回路59
は、PCRフラグからPCRがあるか否かを判断し(ス
テップQ4)、PCRがある場合(YESの場合)に
は、PCRの位置を検出し、PCRデータをデータ保持
回路60に保持させる(ステップQ5)。
【0121】そして、位置検出回路59は、ペイロード
フラグからペイロードがあるか否かを判断し(ステップ
Q6)、ペイロードがある場合(YESの場合)には、
ペイロード部の開始位置を検出するまで待ち(ステップ
Q7)、ペイロードがない場合(NOの場合)には、動
作はステップQ1に戻る。
【0122】ここに、ステップQ3において、アダプテ
ーション・フィールドがないと判断した場合(NOの場
合)や、ステップQ4において、PCRがないと判断し
た場合(NOの場合)、動作はステップQ6に移行す
る。
【0123】そして、ステップQ7の後、位置検出回路
59は、ペイロード部の開始位置を検出すると、データ
保持回路60が保持するPCRデータ、即ち、デスクラ
ンブルしようとするペイロード部と同一のパケットのパ
ケット・ヘッダ部のPCRのデータ、あるいは、デスク
ランブルしようとするペイロード部と同一のパケットの
パケット・ヘッダ部にPCRが存在しない場合には、P
CRが存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケ
ット・ヘッダ部のPCRデータを初期値として乱数発生
器58に供給するように選択回路61を制御する(ステ
ップQ8)。
【0124】ここに、EOR回路62においては、ディ
ジタル復調器56から入力されるストリームのうち、ス
クランブルされているペイロード部のストリームと、乱
数発生器58から出力される乱数とをEOR処理し、ス
クランブルされているペイロード部のデスクランブルが
行われる。
【0125】そして、位置検出回路59は、選択回路6
3を制御して、EOR回路62から出力されるデスクラ
ンブルされたストリームを出力し続けさせ(ステップQ
9)、ペイロード部のストリームが終了するまで待ち
(ステップQ10)、ステップQ1に戻る。
【0126】このようにして、ディジタル復調器56か
ら出力されるストリームは、デスクランブル回路57に
おいて、スクランブルされているペイロード部のストリ
ームがデスクランブルされてなるストリームに変換さ
れ、MPEGデコーダ64に伝達される。
【0127】MPEGデコーダ64においては、デスク
ランブル回路57から伝達されるストリームから映像デ
ータのストリームと音声データのストリームとが分離さ
れて復号化され、これら復号化された映像データ及び音
声データは、テレビジョン受像機65に伝達される。
【0128】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第2の形態においては、MPEGエン
コーダ43から出力されるMPEG2−TS標準のスト
リームは、スクランブル回路44において、スクランブ
ルの対象とされているペイロード部のストリームをスク
ランブルしてなるストリームに変換され、デスクランブ
ル回路57に供給され、デスクランブルが行われて、M
PEGデコーダ64に伝達される。
【0129】ここに、スクランブル回路44において
は、スクランブルの対象とされているペイロード部のス
トリームごとに、スクランブルしようとするペイロード
部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部のPCRのデ
ータ、あるいは、スクランブルしようとするペイロード
部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部にPCRが存
在しない場合には、PCRが存在するパケット・ヘッダ
部のうち、直前のパケット・ヘッダ部のPCRのデータ
値を初期値として乱数発生器45に供給することによ
り、スクランブルの対象とされているペイロード部のス
トリームのスクランブルが行われる。
【0130】この結果、デスクランブル回路57におい
ては、スクランブルされているペイロード部のストリー
ムごとに、デスクランブルしようとするペイロード部と
同一のパケットのパケット・ヘッダ部のPCRのデー
タ、あるいは、デスクランブルしようとするペイロード
部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部にPCRが存
在しない場合には、PCRが存在するパケット・ヘッダ
部のうち、直前のパケット・ヘッダ部のPCRのデータ
値を初期値として乱数発生器58に供給することによ
り、スクランブルされているペイロード部のストリーム
のデスクランブルが行われることになる。
【0131】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第2の形態によれば、デスクランブル
回路57の乱数発生器58には、スクランブルされてい
るペイロード部のストリームごとに、データ値を一定と
しないPCRのデータ値が初期値として供給されること
になるので、乱数発生器58から発生される乱数パター
ンを解析することが困難となり、機密性の高いデータ伝
達を実現することができる。
【0132】なお、この例では、PCRのデータ値を初
期値として乱数発生器45、58に供給するようにした
場合について説明したが、この代わりに、たとえば、巡
回カウンタのデータ値又はPCRと巡回カウンタとを組
み合わせ又は演算したデータのデータ値を乱数発生器4
5、58に供給するようにしても良い。
【0133】第3の形態・・図9 図9は本発明のデータ伝達方法の実施の第3の形態の実
施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝達
システムの実施の第3の形態)の要部を示すブロック図
である。
【0134】図9中、67は映像データを得るためのカ
メラ、68は音声データを得るためのマイク、69はカ
メラ67により得られる映像データとマイク68により
得られる音声データとを符号化して時分割多重し、MP
EG2−PS標準に基づくストリームにエンコードする
MPEGエンコーダである。
【0135】また、70はMPEGエンコーダ69から
出力されるストリームをスクランブルの対象とされてい
るパケット・データ部のストリームがスクランブルされ
てなるストリームに変換するスクランブル回路である。
【0136】このスクランブル回路70は、本発明のス
クランブル方法の実施の第3の形態の実施に使用するス
クランブル装置であり、本発明のスクランブル装置の実
施の第3の形態をなすものである。
【0137】スクランブル回路70において、71は鍵
信号により指定される系列の乱数を発生するDES規格
の乱数発生器、72はMPEGエンコーダ69から入力
されるストリームを入力し、パケット開始コードの検
出、PESスクランブル制御の内容の確認、PTS&D
TSフラグの内容の確認、PTSの位置検出及びパケッ
ト・データ部の開始位置検出などを行う位置検出回路で
ある。
【0138】また、73はMPEGエンコーダ69から
入力されるストリームを64ビットの並列ストリームに
パラレル変換するシリアル/パラレル変換回路(S/
P)、74はPTSデータを保持する40ビット構成の
レジスタ(RS)であり、このレジスタ74は、位置検
出回路72がPTSの位置を検出すると、シリアル/パ
ラレル変換回路73から出力されるPTSデータを保持
するように位置検出回路72により制御される。
【0139】また、75は位置検出回路72に制御さ
れ、シリアル/パラレル変換回路73から出力されるス
トリームのうち、スクランブルの対象とされているパケ
ット・データ部のストリームを保持する64ビット構成
のレジスタである。
【0140】また、76はレジスタ74が保持するPT
Sデータ又は乱数発生器71から出力される乱数自身を
乱数発生器71に供給する選択回路であり、この選択回
路76は、位置検出回路72がスクランブルの対象とさ
れているパケット・データ部の開始位置を検出すると、
レジスタ74が保持するPTSデータを初期値として乱
数発生器71に供給し、その後、パケット・データ部の
ストリームが終了するまで、乱数発生器71から出力さ
れる乱数をフィードバックするように位置検出回路72
により制御される。
【0141】なお、位置検出回路72と、レジスタ74
と、選択回路76とでスクランブル回路70における初
期値供給回路が構成されている。
【0142】また、77はレジスタ75から出力される
並列ストリームのストリームと乱数発生器71から出力
される乱数とをEOR処理し、スクランブルの対象とさ
れているパケット・データ部のストリームをスクランブ
ルするEOR回路である。
【0143】また、78は位置検出回路72に制御さ
れ、EOR回路77から出力される並列ストリームを保
持する64ビット構成のレジスタ、79はレジスタ78
から出力される並列ストリームをシリアル変換するパラ
レル/シリアル変換回路(P/S)である。
【0144】また、80はMPEGエンコーダ69から
入力されるストリームとパラレル/シシアル変換回路7
9から出力されるストリームとを選択して出力する選択
回路であり、この選択回路80は、MPEGエンコーダ
69から入力されるストリームをスクランブルの対象と
されているパケット・データ部のストリームがスクラン
ブルされてなるストリームに変換したストリームを出力
するように位置検出回路72により制御される。
【0145】また、81は選択回路80から出力される
ストリーム、即ち、スクランブル回路70から出力され
るストリームを蓄積するディスク等の蓄積メディア、8
2は蓄積メディア81から供給されるストリームをスク
ランブルされているパケット・データ部のストリームを
デスクランブルしたストリームに変換するデスクランブ
ル回路である。
【0146】このデスクランブル回路82は、本発明の
デスクランブル方法の実施の第3の形態の実施に使用す
るデスクランブル装置であり、本発明のデスクランブル
装置の実施の第3の形態をなすものである。
【0147】デスクランブル回路82において、83は
乱数発生器71と同一の回路構成の乱数発生器であり、
この乱数発生器83には乱数発生器71に使用された鍵
信号と同一内容の鍵信号が供給される。
【0148】また、84は蓄積メディア81から供給さ
れるストリームを入力し、パケット開始コードの検出、
PESスクランブル制御の内容の確認、PTS&DTS
フラグの内容の確認、PTSの位置検出及びパケット・
データ部の開始位置検出などを行う位置検出回路であ
る。
【0149】また、85は蓄積メディア81から供給さ
れるストリームを64ビットの並列ストリームにパラレ
ル変換するシリアル/パラレル変換回路、86はPTS
データを保持する40ビット構成のレジスタであり、こ
のレジスタ86は、位置検出回路84がPTSの位置を
検出すると、シリアル/パラレル変換回路85から出力
されるPTSデータを保持するように位置検出回路84
により制御される。
【0150】また、87は位置検出回路84に制御さ
れ、シリアル/パラレル変換回路85から出力されるス
クランブルされているパケット・データ部のストリーム
を保持する64ビット構成のレジスタである。
【0151】また、88はレジスタ86が保持するPT
Sデータ又は乱数発生器83から出力される乱数自身を
乱数発生器83に供給する選択回路であり、この選択回
路88は、位置検出回路84がデスクランブルの対象、
即ち、スクランブルされているパケット・データ部の開
始位置を検出すると、レジスタ86が保持するPTSデ
ータを初期値として乱数発生器83に供給し、その後、
パケット・データ部のストリームが終了するまで、乱数
発生器83から出力される乱数をフィードバックするよ
うに位置検出回路84により制御される。
【0152】なお、位置検出回路84と、レジスタ86
と、選択回路88とでデスクランブル回路82における
初期値供給回路が構成されている。
【0153】また、89はレジスタ87から出力される
並列ストリームと乱数発生器83から出力される乱数と
をEOR処理し、スクランブルされているパケット・デ
ータ部のストリームをデスクランブルするEOR回路で
ある。
【0154】また、90は位置検出回路84に制御され
て、EOR回路89から出力される並列ストリームを保
持する64ビット構成のレジスタ、91はレジスタ90
から出力される並列ストリームをシリアル変換するパラ
レル/シリアル変換回路である。
【0155】また、92は蓄積メディア81から供給さ
れるストリームとパラレル/シリアル変換回路91から
出力されるストリームとを選択して出力する選択回路で
あり、この選択回路92は、蓄積メディア81から供給
されるストリームをスクランブルされているパケット・
データ部のストリームがデスクランブルされてなるスト
リームに変換したストリームを出力するように位置検出
回路84により制御される。
【0156】また、93はデスクランブル回路82から
出力されるストリームから映像データのストリームと音
声データのストリームとを分離して復号化するMPEG
デコーダ、94はMPEGデコーダ93から出力される
映像データ及び音声データが供給されるテレビジョン受
像機である。
【0157】このデータ伝達システムにおいては、カメ
ラ67により得られる映像データとマイク68により得
られる音声データとは、MPEGエンコーダ69によっ
て、MPEG2−PS標準に基づくストリームにエンコ
ードされ、スクランブル回路70に入力され、位置検出
回路72、シリアル/パラレル変換回路73及び選択回
路80に供給される。
【0158】ここに、位置検出回路72は、パケット開
始コードを検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクラ
ンブル制御の内容からパケット・データ部のストリーム
がスクランブルの対象であるか否かを判断し、スクラン
ブルの対象とされていない場合には、パケット開始コー
ドを検出するための状態に戻る。
【0159】これに対して、パケット・データ部のスト
リームがスクランブルの対象とされている場合には、位
置検出回路72は、パケット・ヘッダ部のPTS&DT
Sフラグが“10”又は“11”であるか否か、即ち、
PTSの有無を判断する。
【0160】判断の結果、PTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”の場合、即ち、PTSが存在する場合
には、位置検出回路72は、PTSの位置を検出して、
PTSデータをレジスタ74に保持させ、パケット・デ
ータ部の開始位置を検出するための状態となる。
【0161】これに対して、PTS&DTSフラグが
“10”又は“11”以外の場合、即ち、PTSが存在
しない場合には、位置検出回路72は、そのまま、パケ
ット・データ部の開始位置を検出するための状態とな
る。
【0162】そして、位置検出回路72は、パケット・
データ部の開始位置を検出すると、レジスタ74が保持
するPTSデータ、即ち、スクランブルしようとするパ
ケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ
部のPTSのデータ、あるいは、スクランブルしようと
するパケット・データ部と同一のパケットのパケット・
ヘッダ部にPTSが存在しない場合には、PTSが存在
するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッ
ダ部のPTSデータを初期値として乱数発生器71に供
給するように選択回路76を制御すると共に、シリアル
/パラレル変換回路73から出力されるストリームをレ
ジスタ75に保持させる。
【0163】ここに、EOR回路77においては、レジ
スタ75から出力されるストリームと乱数発生器71か
ら出力される乱数とをEOR処理し、スクランブルの対
象とされているパケット・データ部のストリームのスク
ランブルが行われ、その結果がレジスタ78に保持さ
れ、更に、レジスタ78から出力される並列ストリーム
がパラレル/シリアル変換回路79によりシリアル変換
される。
【0164】また、位置検出回路72は、選択回路80
を制御し、パラレル/シリアル変換回路79から出力さ
れるストリームを出力し続けさせ、パケット・データ部
のストリームが終了するまで待ち、MPEGエンコーダ
69から入力されるストリームをそのまま出力するよう
に選択回路80を制御する。
【0165】このようにして、MPEGエンコーダ69
から出力されるストリームは、スクランブルの対象とさ
れているパケット・データ部のストリームがスクランブ
ルされてなるストリームに変換されて蓄積メディア81
に蓄積される。
【0166】そして、蓄積メディア81に蓄積されたス
トリームは、適宜、デスクランブル回路82に供給さ
れ、位置検出回路84、シリアル/パラレル変換回路8
5及び選択回路92に供給される。
【0167】ここに、位置検出回路84は、パケット開
始コードを検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクラ
ンブル制御の内容からパケット・データ部のストリーム
がデスクランブルの対象、即ち、スクランブルされてい
るか否かを判断し、スクランブルされていない場合に
は、パケット開始コードを検出するための状態に戻る。
【0168】これに対して、パケット・データ部のスト
リームがスクランブルされている場合には、位置検出回
路84は、パケット・ヘッダ部のPTS&DTSフラグ
が“10”又は“11”であるか否か、即ち、PTSの
有無を判断する。
【0169】判断の結果、PTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”の場合、即ち、PTSが存在する場合
には、位置検出回路84は、PTSの位置を検出して、
PTSデータをレジスタ86に保持させ、パケット・デ
ータ部の開始位置を検出するための状態となる。
【0170】これに対して、PTS&DTSフラグが
“10”又は“11”以外の場合、即ち、PTSが存在
しない場合には、位置検出回路84は、そのまま、パケ
ット・データ部の開始位置を検出するための状態とな
る。
【0171】そして、位置検出回路84は、パケット・
データ部の開始位置を検出すると、レジスタ86が保持
するPTSデータ、即ち、デスクランブルしようとする
パケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッ
ダ部のPTSのデータ、あるいは、デスクランブルしよ
うとするパケット・データ部と同一のパケットのパケッ
ト・ヘッダ部にPTSが存在しない場合には、PTSが
存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・
ヘッダ部のPTSデータを初期値として乱数発生器83
に供給するように選択回路88を制御すると共に、シリ
アル/パラレル変換回路85から出力されるストリーム
をレジスタ87に保持させる。
【0172】ここに、EOR回路89においては、レジ
スタ87から出力されるストリームと乱数発生器83か
ら出力される乱数とをEOR処理し、スクランブルされ
ているパケット・データ部のストリームのスクランブル
が行われ、その結果がレジスタ90に保持され、更に、
レジスタ90から出力される並列ストリームがパラレル
/シリアル変換回路91によりシリアル変換される。
【0173】また、位置検出回路84は、選択回路92
を制御し、パラレル/シリアル変換回路91から出力さ
れるストリームを出力し続けさせ、パケット・データ部
のストリームが終了するまで待ち、その後、蓄積メディ
ア81から供給されるストリームをそのまま出力するよ
うに選択回路92を制御する。
【0174】このようにして、蓄積メディア81から供
給されるストリームは、スクランブルされているパケッ
ト・データ部のストリームがデスクランブルされてなる
ストリームに変換され、MPEGデコーダ93に伝達さ
れる。
【0175】MPEGデコーダ93においては、デスク
ランブル回路82から出力されるストリームから映像デ
ータのストリームと音声データのストリームとが分離さ
れて復号化され、テレビジョン受像機94に伝達され
る。
【0176】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第3の形態においては、MPEGエン
コーダ69から出力されるMPEG2−PS標準のスト
リームは、スクランブル回路70において、スクランブ
ルの対象とされているパケット・データ部のストリーム
をスクランブルしてなるストリームに変換され、蓄積メ
ディア81を介して、デスクランブル回路82に供給さ
れ、デスクランブルが行われて、MPEGデコーダ93
に伝達される。
【0177】ここに、スクランブル回路70において
は、ストリームを64ビットの並列ストリームに変換
し、スクランブルの対象とされているパケット・データ
部のストリームごとに、スクランブルしようとするパケ
ット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部
のPTSのデータ、あるいは、スクランブルしようとす
るパケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘ
ッダ部にPTSが存在しない場合には、PTSが存在す
るパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッダ
部のPTSのデータ値を初期値として乱数発生器71に
供給することにより、スクランブルの対象とされている
パケット・データ部のストリームのスクランブルが行わ
れる。
【0178】この結果、デスクランブル回路82におい
ては、ストリームを64ビットの並列ストリームに変換
し、スクランブルされているパケット・データ部のスト
リームごとに、デスクランブルしようとするパケット・
データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部のPT
Sのデータ、あるいは、デスクランブルしようとするパ
ケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ
部にPTSが存在しない場合には、PTSが存在するパ
ケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッダ部の
PTSのデータ値を初期値として乱数発生器83に供給
することにより、スクランブルされているパケット・デ
ータ部のストリームのデスクランブルが行われることに
なる。
【0179】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第3の形態によれば、デスクランブル
回路82の乱数発生器83には、スクランブルされてい
るパケット・データ部のストリームごとに、データ値を
一定としないPTSのデータ値が初期値として供給され
ると共に、乱数発生の回数を1/64にすることができ
るので、乱数発生器83から発生される乱数パターンを
解析することが困難となり、機密性の高いデータ伝達を
実現することができる。
【0180】第4の形態・・図10 図10は本発明のデータ伝達方法の実施の第4の形態の
実施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝
達システムの実施の第4の形態)の要部を示すブロック
図である。
【0181】図10中、97はパーソナル・コンピュー
タ、98はデスクランブル回路の一部を構成するPCカ
ード標準リリース2.0に準拠するPCMCIA(Pers
onalComputer Memory Card International Associ
ation)カードである。
【0182】ここに、パーソナル・コンピュータ97に
おいて、99はCPU(CentralProcessing unit)、
100は記憶回路、101はバス、102はPCMCI
Aインタフェースである。
【0183】また、103はディスク装置であり、10
4は図1に示すスクランブル回路23から出力されるス
トリーム、即ち、MPEG2−PS標準のストリームを
スクランブルの対象とされているパケット・データ部の
ストリームをスクランブルしてなるストリームが格納さ
れたディスク、105はディスク104からストリーム
を読み取るためのディスク読取り機構である。
【0184】また、106はディスク読み取り機構10
5から読み出されたストリームを入力し、パケット開始
コードの検出、PESスクランブル制御の内容の確認、
PTS&DTSフラグの内容の確認、PTSの位置検出
及びパケット・データ部の開始位置検出などを行う位置
検出回路である。
【0185】また、PCMCIAカード98において、
107は鍵信号が指定する系列の乱数を発生する乱数発
生器、108はPTSデータを保持するデータ保持回路
であり、このデータ保持回路108は、位置検出回路1
06がPTSの位置を検出すると、この位置検出したP
TSのデータを保持するように位置検出回路106によ
り制御される。
【0186】また、109はデータ保持回路108が保
持するPTSデータ又は乱数発生器107から出力され
る乱数自身を乱数発生器107に供給する選択回路であ
り、この選択回路109は、位置検出回路106がデス
クランブルの対象、即ち、スクランブルされているパケ
ット・データ部の開始位置を検出すると、データ保持回
路108が保持するPTSデータを初期値として乱数発
生器107に供給し、その後、パケット・データ部のス
トリームが終了するまで、乱数発生器107から出力さ
れる乱数をフィードバックするように位置検出回路10
6により制御される。
【0187】また、110はディスク読み取り機構10
5から供給されるストリームのうち、スクランブルされ
ているパケット・データ部のストリームと乱数発生器1
07から出力される乱数とをEOR処理し、スクランブ
ルされているパケット・データ部のストリームをデスク
ランブルするEOR回路である。
【0188】また、111はディスク読み取り機構10
5から供給されるストリームとEOR回路110から出
力されるストリームとを選択して出力する選択回路であ
り、この選択回路111は、ディスク読み取り機構10
5から供給されるストリームをスクランブルされている
パケット・データ部のストリームがデスクランブルされ
てなるストリームに変換したストリームを出力するよう
に位置検出回路106により制御される。
【0189】また、112はIDデータ(身分証明デー
タ)等を記憶する記憶回路、113は記憶回路112か
らIDデータを出力する等の処理を行うための処理回路
である。
【0190】ここに、位置検出回路106とPCMCI
Aカード98とでデスクランブル回路が構成されている
が、このデスクランブル回路は、本発明のデスクランブ
ル装置の実施の第4の形態をなすものである。
【0191】また、位置検出回路106と、データ保持
回路108と、選択回路109とで、デスクランブル回
路における初期値供給回路が構成されている。なお、位
置検出回路106は、PCMCIAカード98内に設け
るようにしても良いが、この例のように、パーソナル・
コンピュータ97側に設ける場合には、PCMCIAカ
ード98の入出力端子を減らすことができる。
【0192】また、パーソナル・コンピュータ97にお
いて、114は選択回路111から出力されるストリー
ム、即ち、PCMCIAカード98から出力されるスト
リームから映像データのストリームと音声データのスト
リームとを分離して復号化するMPEGデコーダであ
る。
【0193】また、115はMPEGデコーダ114か
ら出力される映像データが供給されるディスプレイ、1
16はMPEGデコーダ114から出力される音声デー
タが供給されるスピーカである。
【0194】このデータ伝達システムにおいては、パー
ソナル・コンピュータ97にPCMCIAカード98が
入力されると、CPU99は、PCMCIAカード98
からIDデータを出力させて、IDデータを認証するこ
とができるか否かを判断し、認証することができる場合
には、処理回路113に対してスクランブル回路におい
て使用した鍵信号と同一内容の鍵信号を生成させ、乱数
発生器107がスクランブル回路における乱数発生器と
同一の系列の乱数を発生させることができるようにす
る。
【0195】そして、ディスク装置103が起動される
と、ディスク104に記憶されているストリームがディ
スク読み出し機構105から出力され、位置検出回路1
06、PCMCIAカード98のデータ保持回路10
8、EOR回路110及び選択回路111に供給され
る。
【0196】ここに、位置検出回路106は、パケット
開始コードを検出した場合、パケット・ヘッダ部のスク
ランブル制御の内容からパケット・データ部のストリー
ムがスクランブルされているか否かを判断し、スクラン
ブルされていない場合には、パケット開始コードを検出
するための状態に戻る。
【0197】これに対して、パケット・データ部のスト
リームがスクランブルされている場合には、位置検出回
路106は、パケット・ヘッダ部のPTS&DTSフラ
グが“10”又は“11”であるか否か、即ち、PTS
の有無を判断する。
【0198】判断の結果、PTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”の場合、即ち、PTSが存在する場合
には、位置検出回路106は、PTSの位置を検出し
て、PTSデータをデータ保持回路108に保持させ、
パケット・データ部の開始位置を検出するための状態と
なる。
【0199】これに対して、PTS&DTSフラグが
“10”又は“11”以外の場合、即ち、PTSが存在
しない場合には、位置検出回路106は、そのまま、パ
ケット・データ部の開始位置を検出するための状態とな
る。
【0200】そして、位置検出回路106は、パケット
・データ部の開始位置を検出すると、データ保持回路1
08が保持しているPTSデータ、即ち、デスクランブ
ルしようとするパケット・データ部と同一のパケットの
パケット・ヘッダ部のPTSのデータ、あるいは、デス
クランブルしようとするパケット・データ部と同一のパ
ケットのパケット・ヘッダ部にPTSが存在しない場合
には、PTSが存在するパケット・ヘッダ部のうち、直
前のパケット・ヘッダ部のPTSデータを初期値として
乱数発生器107に供給するように選択回路109を制
御する。
【0201】ここに、EOR回路110においては、デ
ィスク読み取り機構105から供給されるストリームの
うち、デスクランブルの対象、即ち、スクランブルされ
ているパケット・データ部のストリームと、乱数発生器
107から出力される乱数とをEOR処理し、スクラン
ブルされているパケット・データ部のストリームのデス
クランブルが行われる。
【0202】また、位置検出回路106は、選択回路1
11を制御し、EOR回路110から出力されるデスク
ランブルされたストリームを出力し続けさせ、パケット
・データ部のストリームが終了するまで待ち、その後、
ディスク読み取り機構105から供給されるストリーム
をそのまま出力するようにさせる。
【0203】このようにして、ディスク読み取り機構1
05から供給されるストリームは、スクランブルされて
いるパケット・データ部のストリームがデスクランブル
されてなるストリームに変換され、MPEGデコーダ1
14に伝達される。
【0204】MPEGデコーダ114においては、PC
MCIAカード98から供給されるストリームから映像
データのストリームと音声データのストリームとが分離
されて復号化され、映像データは、ディスプレイ115
に伝達され、音声データは、スピーカ116に伝達され
る。
【0205】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第4の形態においては、MPEG2−
PS標準のストリームをスクランブルの対象とされてい
るパケット・データ部のストリームをスクランブルして
なるストリームが格納されたディスク104から読み出
されたストリームは、位置検出回路106及びPCMC
IAカード98からなるデスクランブル回路によりデス
クランブルされる。
【0206】ここに、位置検出回路106及びPCMC
IAカード98からなるデスクランブル回路において
は、スクランブルされているパケット・データ部のスト
リームごとに、デスクランブルしようとするパケット・
データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部のPT
Sのデータ、あるいは、デスクランブルしようとするパ
ケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘッダ
部にPTSが存在しない場合には、PTSが存在するパ
ケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッダ部の
PTSのデータ値を初期値として乱数発生器107に供
給することにより、スクランブルされているパケット・
データ部のストリームのデスクランブルが行われる。
【0207】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第4の形態によれば、PCMCIAカ
ード98の乱数発生器107には、スクランブルされて
いるパケット・データ部のストリームごとに、データ値
を一定としないPTSのデータ値が初期値として供給さ
れると共に、CPU99から乱数発生器107に直接ア
クセスできないようにされているので、乱数発生器10
7から発生される乱数パターンを解析することが困難と
なり、機密性の高いデータ伝達を実現することができ
る。
【0208】なお、PCMCIAカード98に課金情報
を持たせるようにすることができ、このようにする場合
には、ディスク104から読み出される情報との課金が
可能となる。
【0209】第5の形態・・図11 図11は本発明のデータ伝達方法の実施の第5の形態の
実施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝
達システムの実施の第5の形態)の要部を示すブロック
図である。
【0210】図11中、117はカメラにより得られる
映像データと、マイクにより得られる音声データとを符
号化して時分割多重し、MPEG2−PS標準又はMP
EG2−TS標準に基づくストリームにエンコードする
MPEGエンコーダである。
【0211】また、118はMPEGエンコーダ117
から出力されるストリームをスクランブルの対象とされ
ているパケット・データ部のストリームがスクランブル
されたストリームに変換するスクランブル回路である。
【0212】このスクランブル回路118は、本発明の
スクランブル方法の実施の第4の形態の実施に使用する
スクランブル装置であり、本発明のスクランブル装置の
実施の第4の形態をなすものである。
【0213】スクランブル回路118において、119
はMPEGエンコーダ117から出力されるストリーム
を格納するバッファメモリ、120はバッファメモリ1
19を制御するメモリコントローラ、121はバスであ
る。
【0214】また、122は鍵信号により指定される系
列の乱数を発生するDES規格の乱数発生器、123は
MPEG2−PS標準のストリームについてのパケット
開始コードの検出、PESスクランブル制御の内容の確
認、PTS&DTSフラグの内容の確認、PTSの位置
検出、パケット・データ部の開始位置検出及びMPEG
2−TSのストリームについての同期バイトの検出、ア
ダプテーションフラグの内容の確認、ペイロードフラグ
の内容の確認、PCRフラグの内容の確認、PCRの位
置検出、ペイロード部の開始位置検出などを行う位置検
出回路などとして機能するCPUである。
【0215】また、124はMPEGエンコーダ117
から出力されるストリームがMPEG2−PS標準の場
合とMPEG2−TS標準の場合とでCPU123の動
作内容を変えるためのプログラムを格納するプログラム
メモリである。
【0216】また、125は乱数発生器122に供給す
べき初期値を格納する初期値レジスタであり、MPEG
エンコーダ117から入力されるストリームがMPEG
2−PS標準のストリームの場合にはPTSデータを格
納し、MPEG2−TS標準のストリームの場合にはP
CRデータを格納する。
【0217】また、126は初期値レジスタ125が保
持するデータ値又は乱数発生器122から出力される乱
数自身を乱数発生器122に供給する選択回路、127
は選択回路126の選択動作を制御する選択制御レジス
タである。
【0218】ここに、選択回路126は、CPU123
がスクランブルの対象とされているパケット・データ部
又はペイロード部の開始位置を検出すると、初期値レジ
スタが保持する初期値を乱数発生器122に供給し、そ
の後、パケット・データ部又はペイロード部のストリー
ムが終了するまで、乱数発生器122から出力される乱
数をフィードバックするように選択制御レジスタ127
の出力値により制御される。
【0219】また、128はバッファメモリ119から
読み出されるストリームを格納するデータ・レジスタ、
129はデータ・レジスタ128から出力されるパケッ
ト・データ部又はペイロード部のストリームと乱数発生
器122から出力される乱数とをEOR処理し、スクラ
ンブルの対象とされているパケット・データ部又はペイ
ロード部のストリームをスクランブルするEOR回路で
ある。
【0220】また、130はデータ・レジスタ128か
ら出力されるストリームと、EOR回路129から出力
されるストリームとを選択して出力する選択回路であ
り、この選択回路130は、データ・レジスタ128か
ら出力されるストリームをスクランブルの対象とされて
いるパケット・データ部又はペイロード部のストリーム
がスクランブルされてなるストリームに変換したストリ
ームを出力するように制御される。
【0221】また、131は選択回路130から出力さ
れるストリーム、即ち、スクランブル回路118から出
力されるストリームを蓄積するディスク等の蓄積メディ
アである。
【0222】また、132は蓄積メディア131から供
給されるストリームを、スクランブルされているパケッ
ト・データ部又はペイロード部のストリームがデスクラ
ンブルされてなるストリームに変換するデスクランブル
回路である。
【0223】このデスクランブル回路132は、本発明
のデスクランブル方法の実施の第5の形態の実施に使用
するデスクランブル装置であり、本発明のデスクランブ
ル装置の実施の第5の形態をなすものである。
【0224】このデスクランブル回路132において、
133は蓄積メディア131から出力されるストリーム
を格納するバッファメモリ、134はバッファメモリ1
33を制御するメモリコントローラ、135はバスであ
る。
【0225】また、136は乱数発生器122と同一の
回路構成の乱数発生器であり、この乱数発生器136に
は乱数発生器122に使用された鍵信号と同一内容の鍵
信号が供給される。
【0226】また、137はMPEG2−PS標準のス
トリームについてのパケット開始コードの検出、PES
スクランブル制御の内容の確認、PTS&DTSフラグ
の内容の確認、PTSの位置検出、パケット・データ部
の開始位置検出及びMPEG2−TS標準のストリーム
についての同期バイトの検出、アダプテーションフラグ
の内容の確認、ペイロードフラグの内容の確認、PCR
フラグの内容の確認、PCRの位置検出、ペイロード部
の開始位置検出などを行う位置検出回路などとして機能
するCPUである。
【0227】また、138は蓄積メディア131から供
給されるストリームがMPEG2−PS標準の場合とM
PEG2−TS標準の場合とでCPU137の動作内容
を変えるためのプログラムを格納するプログラムメモリ
である。
【0228】また、139は乱数発生器136に供給す
べき初期値を格納する初期値レジスタであり、蓄積メデ
ィア131から供給されるストリームがMPEG2−P
S標準のストリームの場合にはPTSデータを格納し、
MPEG2−TS標準のストリームの場合にはPCRデ
ータを格納する。
【0229】また、140は初期値レジスタ139が保
持するデータ値又は乱数発生器136から出力される乱
数自身を乱数発生器136に供給する選択回路、141
は選択回路140の選択動作を制御する選択制御レジス
タである。
【0230】ここに、選択回路140は、CPU137
がスクランブルされているパケット・データ部又はペイ
ロード部の開始位置を検出すると、初期値レジスタ13
9が保持する初期値を乱数発生器136に供給し、その
後、パケット・データ部又はペイロード部のストリーム
が終了するまで、乱数発生器136から出力される乱数
をフィードバックするように選択制御レジスタ141の
出力値により制御される。
【0231】また、142はバッファメモリ133から
読み出されるストリームを格納するデータ・レジスタ、
143はデータ・レジスタ142から出力されるパケッ
ト・データ部又はペイロード部のストリームと乱数発生
器136から出力される乱数とをEOR処理し、スクラ
ンブルされているパケット・データ部又はペイロード部
のストリームをデスクランブルするEOR回路である。
【0232】また、144はデータ・レジスタ142か
ら出力されるストリームと、EOR回路143から出力
されるストリームとを選択して出力する選択回路であ
り、この選択回路144は、データ・レジスタ142か
ら出力されるストリームをスクランブルされているパケ
ット・データ部又はペイロード部のストリームがデスク
ランブルされてなるストリームに変換したストリームを
出力するように制御される。
【0233】また、145はデスクランブル回路132
から出力されるストリームから映像データのストリーム
と音声データのストリームとを分離して復号化するMP
EGデコーダである。
【0234】このデータ伝達システムにおいては、カメ
ラにより得られる映像データとマイクにより得られる音
声データとは、MPEGエンコーダ117によって、M
PEG2−PS標準又はMPEG2−TS標準に基づく
ストリームにエンコードされ、スクランブル回路118
に伝達される。
【0235】そして、スクランブル回路118に供給さ
れるストリームは、バッファメモリ119に格納され、
バッファメモリ119に格納されたストリームは、CP
U123により読み出される。
【0236】ここに、MPEGエンコーダ117から出
力されるストリームがMPEG2−PS標準のストリー
ムである場合には、CPU123は、パケット開始コー
ドの検出、PESスクランブル制御の内容の確認、PT
S&DTSの内容の確認、PTSの位置検出及びパケッ
ト・データ部の開始位置検出などを行う。
【0237】そして、CPU123は、パケット開始コ
ードを検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクランブ
ル制御の内容からパケット・データ部のストリームがス
クランブルの対象とされているか否かを判断し、スクラ
ンブルの対象とされていない場合には、パケット開始コ
ードを検出するための状態に戻る。
【0238】これに対して、パケット・データ部のスト
リームがスクランブルの対象とされている場合には、C
PU123は、パケット・ヘッダ部のPTS&DTSフ
ラグが“10”又は“11”であるか否か、即ち、PT
Sの有無を判断する。
【0239】判断の結果、PTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”の場合、即ち、PTSが存在する場合
には、CPU123は、PTSの位置を検出して、PT
Sデータを初期値レジスタ125に保持させ、パケット
・データ部の開始位置を検出するための状態となる。
【0240】これに対して、PTS&DTSフラグが
“10”又は“11”以外の場合、即ち、PTSが存在
しない場合には、CPU123は、そのまま、パケット
・データ部の開始位置を検出するための状態となる。
【0241】そして、CPU123は、パケット・デー
タ部の開始位置を検出すると、初期値レジスタ125が
保持するPTSデータ、即ち、スクランブルしようとす
るパケット・データ部と同一のパケットのパケット・ヘ
ッダ部のPTSのデータ、あるいは、スクランブルしよ
うとするパケット・データ部と同一のパケットのパケッ
ト・ヘッダ部にPTSが存在しない場合には、PTSが
存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット・
ヘッダ部のPTSデータを初期値として乱数発生器12
2に供給するように選択制御レジスタ127の書換えを
行う。
【0242】ここに、EOR回路129においては、デ
ータ・レジスタ128から出力されるストリームのう
ち、スクランブルの対象とされているパケット・データ
部のストリームと、乱数発生器122から出力される乱
数とがEOR処理され、スクランブルの対象とされてい
るパケット・データ部のストリームのスクランブルが行
われる。
【0243】この場合、CPU123は、選択回路13
0を制御し、EOR回路129から出力されるスクラン
ブルされたストリームを出力し続けさせ、パケット・デ
ータ部のストリームが終了するまで待ち、パケット開始
コードを検出するための状態に戻る。
【0244】このようにして、MPEGエンコーダ11
7から出力されるストリームは、スクランブルの対象と
されているパケット・データ部のストリームがスクラン
ブルされてなるストリームに変換されて蓄積メディア1
31に蓄積され、この蓄積メディア131に蓄積された
ストリームは、適宜、デスクランブル回路132に供給
されることになる。
【0245】ここに、デスクランブル回路132に供給
されるストリームは、バッファメモリ133に格納さ
れ、バッファメモリ133に格納されたストリームは、
CPU137により読み出される。
【0246】そして、CPU137は、パケット開始コ
ードを検出した場合、パケット・ヘッダ部のスクランブ
ル制御の内容からパケット・データ部のストリームがス
クランブルされているか否かを判断し、スクランブルさ
れていない場合には、パケット開始コードを検出するた
めの状態に戻る。
【0247】これに対して、パケット・データ部のスト
リームがスクランブルされている場合には、CPU13
7はパケット・ヘッダ部のPTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”であるか否か、即ち、PTSの有無を
判断する。
【0248】判断の結果、PTS&DTSフラグが“1
0”又は“11”の場合、即ち、PTSが存在する場合
には、CPU137は、PTSの位置を検出して、PT
Sデータを初期値レジスタ139に保持させ、パケット
・データ部の開始位置を検出するための状態となる。
【0249】これに対して、PTS&DTSフラグが
“10”又は“11”以外の場合、即ち、PTSが存在
しない場合には、CPU137は、そのまま、パケット
・データ部の開始位置を検出するための状態となる。
【0250】そして、CPU137は、パケット・デー
タ部の開始位置を検出すると、初期値レジスタ139が
保持するPTSデータ、即ち、デスクランブルしようと
するパケット・データ部と同一のパケットのパケット・
ヘッダ部のPTSのデータ、あるいは、デスクランブル
しようとするパケット・データ部と同一のパケットのパ
ケット・ヘッダ部にPTSが存在しない場合には、PT
Sが存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケッ
ト・ヘッダ部のPTSデータを初期値として乱数発生器
136に供給するように選択制御レジスタ141の書換
えを行う。
【0251】ここに、EOR回路143においては、デ
ータ・レジスタ142から出力されるストリームのう
ち、スクランブルされているパケット・データ部のスト
リームと、乱数発生器136から出力される乱数とがE
OR処理され、スクランブルされているパケット・デー
タ部のストリームのデスクランブルが行われる。
【0252】この場合、CPU137は、選択回路14
4を制御し、EOR回路143から出力されるデスクラ
ンブルされたストリームを出力し続けさせ、パケット・
データ部のストリームが終了するまで待ち、パケット開
始コードを検出するための状態に戻る。
【0253】このようにして、蓄積メディア131から
出力されるストリームは、スクランブルの対象とされて
いるパケット・データ部のストリームがスクランブルさ
れてなるストリームに変換され、MPEGデコーダ14
5に伝達される。
【0254】他方、MPEGエンコーダ117からMP
EG2−TS標準のストリームが出力される場合には、
CPU123は同期バイトの検出を行い、パケット・ヘ
ッダ部のスクランブル制御の内容からペイロード部のス
トリームがスクランブルの対象とされているか否かを判
断し、スクランブルの対象とされていない場合には、同
期バイトを検出するための状態に戻る。
【0255】これに対して、ペイロード部のストリーム
がスクランブルの対象とされている場合には、CPU1
23は、アダプテーションフラグからアダプテーション
・フィールドがあるか否かを判断し、アダプテーション
・フィールドがない場合には、CPU123は、ペイロ
ードフラグからペイロードがあるか否かを判断する。
【0256】これに対して、アダプテーション・フィー
ルドがある場合には、CPU123は、PCRフラグか
らPCRがあるか否かを判断し、PCRがない場合に
は、ペイロードフラグからペイロードがあるか否かを判
断する。
【0257】これに対して、PCRがある場合には、C
PU123は、PCRの位置を検出し、PCRデータを
初期値レジスタ125に保持させ、ペイロードフラグか
らペイロードがあるか否かを判断する。
【0258】ここに、CPU123は、ペイロードがな
い場合には、同期バイトを検出するための状態となり、
ペイロードがある場合には、ペイロード部の開始位置を
検出するための状態となる。
【0259】そして、CPU123は、ペイロード部の
開始位置を検出すると、初期値レジスタ125が保持す
るPCRデータ、即ち、スクランブルしようとするペイ
ロード部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部のPC
Rのデータ、あるいは、スクランブルしようとするペイ
ロード部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部にPC
Rが存在しない場合には、PCRが存在するパケット・
ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッダ部のPCRデ
ータを初期値として乱数発生器122に供給するように
選択制御レジスタ127の書換えを行う。
【0260】ここに、EOR回路129においては、デ
ータ・レジスタ128から出力されるストリームのう
ち、スクランブルの対象とされているペイロード部のス
トリームと、乱数発生器122から出力される乱数とを
EOR処理し、スクランブルの対象とされているペイロ
ード部のストリームのスクランブルが行われる。
【0261】この場合、CPU123は、選択回路13
0を制御して、EOR回路129から出力されるスクラ
ンブルされたストリームを出力し続けさせ、ペイロード
部のストリームが終了するまで待ち、同期バイトを検出
するための状態に戻る。
【0262】このようにして、MPEGエンコーダ11
7から出力されるストリームは、スクランブルの対象と
されているパケット・データ部のストリームがスクラン
ブルされてなるストリームに変換されて蓄積メディア1
31に蓄積され、この蓄積メディア131に蓄積された
ストリームは、適宜、デスクランブル回路132に供給
されることになる。
【0263】ここに、デスクランブル回路132に供給
されるストリームは、バッファメモリ133に格納さ
れ、バッファメモリ133に格納されたストリームは、
CPU137により読み出される。
【0264】ここに、CPU137は、同期バイトの検
出を行い、パケット・ヘッダ部のスクランブル制御の内
容からペイロード部のストリームがスクランブルされて
いるか否かを判断し、スクランブルされていない場合に
は、同期バイトを検出するための状態に戻る。
【0265】これに対して、ペイロード部のストリーム
がスクランブルされている場合には、CPU137は、
アダプテーションフラグからアダプテーション・フィー
ルドがあるか否かを判断し、アダプテーション・フィー
ルドがない場合には、ペイロードフラグからペイロード
があるか否かを判断する。
【0266】これに対して、アダプテーション・フィー
ルドがある場合には、CPU137は、PCRフラグか
らPCRがあるか否かを判断し、PCRがない場合に
は、ペイロードフラグからペイロードがあるか否かを判
断する。
【0267】これに対して、PCRがある場合には、C
PU137は、PCRの位置を検出し、PCRデータを
初期値レジスタ139に保持させ、ペイロードフラグか
らペイロードがあるか否かを判断する。
【0268】ここに、CPU137は、ペイロードがな
い場合には、同期バイトを検出するための状態となり、
ペイロードがある場合には、ペイロード部の開始位置を
検出するための状態となる。
【0269】そして、CPU137は、ペイロード部の
開始位置を検出すると、初期値レジスタ139が保持す
るPCRデータ、即ち、デスクランブルしようとするペ
イロード部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部のP
CRのデータ、あるいは、デスクランブルしようとする
ペイロード部と同一のパケットのパケット・ヘッダ部に
PCRが存在しない場合には、PCRが存在するパケッ
ト・ヘッダ部のうち、直前のパケット・ヘッダ部のPC
Rデータを初期値として乱数発生器136に供給するよ
うに選択制御レジスタ141の書換えを行う。
【0270】ここに、EOR回路143においては、デ
ータ・レジスタ142から出力されるストリームのう
ち、スクランブルされているペイロード部のストリーム
と、乱数発生器136から出力される乱数とをEOR処
理し、スクランブルされているペイロード部のストリー
ムのデスクランブルが行われる。
【0271】この場合、CPU137は、選択回路14
4を制御して、EOR回路143から出力されるデスク
ランブルされたストリームを出力し続けさせ、ペイロー
ド部のストリームが終了するまで待ち、同期バイトを検
出するための状態に戻る。
【0272】このようにして、蓄積メディア131から
出力されるストリームは、デスクランブル回路132に
おいて、スクランブルされているペイロード部のストリ
ームがデスクランブルされてなるストリームに変換さ
れ、MPEGデコーダ145に伝達される。
【0273】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第5の形態においては、MPEGエン
コーダ117から出力されるMPEG2−PS標準又は
MPEG2−TS標準のストリームは、スクランブル回
路118において、パケット・データ部又はペイロード
部のストリームをスクランブルしてなるストリームに変
換され、蓄積メディア131を介して、デスクランブル
回路132に供給され、デスクランブルが行われて、M
PEGデコーダ145に伝達される。
【0274】ここに、スクランブル回路118において
は、スクランブルの対象とされているパケット・データ
部又はペイロード部のストリームごとに、スクランブル
しようとするパケット・データ部と同一のパケットのパ
ケット・ヘッダ部のPTSのデータ、あるいは、スクラ
ンブルしようとするパケット・データ部と同一のパケッ
トのパケット・ヘッダ部にPTSが存在しない場合に
は、PTSが存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前
のパケット・ヘッダ部のPTSデータ、又は、スクラン
ブルしようとするペイロード部と同一のパケットのパケ
ット・ヘッダ部のPCRのデータ、あるいは、スクラン
ブルしようとするペイロード部と同一のパケットのパケ
ット・ヘッダ部にPCRが存在しない場合には、PCR
が存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケット
・ヘッダ部のPCRデータを初期値として乱数発生器1
22に供給することによって、スクランブルの対象とさ
れているパケット・データ部又はペイロード部のストリ
ームのスクランブルが行われる。
【0275】この結果、デスクランブル回路132にお
いては、スクランブルされているパケット・データ部又
はペイロード部のストリームごとに、デスクランブルし
ようとするパケット・データ部と同一のパケットのパケ
ット・ヘッダ部のPTSのデータ、あるいは、デスクラ
ンブルしようとするパケット・データ部と同一のパケッ
トのパケット・ヘッダ部にPTSが存在しない場合に
は、PTSが存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前
のパケット・ヘッダ部のPTSデータ、又は、デスクラ
ンブルしようとするペイロード部と同一のパケットのパ
ケット・ヘッダ部のPCRのデータ、あるいは、デスク
ランブルしようとするペイロード部と同一のパケットの
パケット・ヘッダ部にPCRが存在しない場合には、P
CRが存在するパケット・ヘッダ部のうち、直前のパケ
ット・ヘッダ部のPCRデータを初期値として乱数発生
器122に供給することによって、デスクランブルの対
象とされているパケット・データ部又はペイロード部の
ストリームのデスクランブルが行われる。
【0276】このように、本発明のデータ伝達方法及び
システムの実施の第5の形態によれば、デスクランブル
回路132の乱数発生器136には、スクランブルされ
ているパケット・データ部又はペイロード部のストリー
ムごとに、データ値を一定としないPTS又はPCRの
データ値が初期値として供給されることになるので、乱
数発生器136から発生される乱数パターンを解析する
ことが困難となり、機密性の高いデータ伝達を実現する
ことができると共に、MPEG2−PSシステム及びM
PEG2−TSシステムの2系列の伝送系に適用するこ
とができるので、利便性を高めることができる。
【0277】
【発明の効果】以上のように、本発明のスクランブル方
法を使用する場合には、デスクランブルは、スクランブ
ルされている第2のストリーム部ごとに、第1のストリ
ーム部内のデータ値が一定でない所定のデータを初期値
として乱数発生器に供給することにより行われることに
なり、デスクランブル側の乱数発生器には、スクランブ
ルされている第2のストリーム部ごとに、値を一定とし
ない初期値が供給されることになるので、乱数発生器か
ら発生される乱数パターンを解析することが困難とな
り、機密性の高いデータ伝達を実現することができる。
【0278】また、本発明のスクランブル装置を使用す
る場合には、デスクランブル装置は、乱数を発生する乱
数発生器と、スクランブルされている第2のストリーム
部ごとに、第1のストリーム部内のデータ値が一定でな
い所定のデータを初期値として乱数発生器に供給する初
期値供給回路と、スクランブルされている第2のストリ
ーム部と乱数発生器から出力される乱数とを論理演算し
てスクランブルされている第2のストリーム部をデスク
ランブルする論理演算回路とを備えて構成されることに
なり、デスクランブル装置の乱数発生器には、スクラン
ブルされている第2のストリーム部ごとに、値を一定と
しない初期値が供給されることになるので、乱数発生器
から発生される乱数パターンを解析することが困難とな
り、機密性の高いデータ伝達を実現することができる。
【0279】また、本発明のデスクランブル方法によれ
ば、乱数発生器には、スクランブルされている第2のス
トリーム部ごとに、値を一定としない初期値が供給され
ることになるので、乱数発生器から発生される乱数パタ
ーンを解析することが困難となり、機密性の高いデータ
伝達を実現することができる。
【0280】また、本発明のデスクランブル装置によれ
ば、乱数発生器には、スクランブルされている第2のス
トリーム部ごとに、必ずしも値を一定としない初期値が
供給されることになるので、乱数発生器から発生される
乱数パターンを解析することが困難となり、機密性の高
いデータ伝達を実現することができる。
【0281】また、本発明のデータ伝達方法によれば、
本発明のスクランブル方法及び本発明のデスクランブル
方法を使用しているので、機密性の高いデータ伝達を実
現することができる。
【0282】また、本発明のデータ伝達装置によれば、
本発明のスクランブル装置及び本発明のデスクランブル
装置を使用しているので、機密性の高いデータ伝達を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ伝達方法の実施の第1の形態の
実施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝
達システムの実施の第1の形態)の要部を示すブロック
図である。
【図2】MPEG2−PSのPESパケットの構造を示
す図である。
【図3】図1に示す本発明のデータ伝達システムの実施
の第1の形態が備えるスクランブル回路の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】図1に示す本発明のデータ伝達システムの実施
の第1の形態が備えるデスクランブル回路の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図5】本発明のデータ伝達方法の実施の第2の形態の
実施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝
達システムの実施の第2の形態)の要部を示すブロック
図である。
【図6】MPEG2−TSのトランスポート・パケット
の構造を示す図である。
【図7】図5に示す本発明のデータ伝達システムの実施
の第2の形態が備えるスクランブル回路の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図8】図5に示す本発明のデータ伝達システムの実施
の第2の形態が備えるデスクランブル回路の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図9】本発明のデータ伝達方法の実施の第3の形態の
実施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ伝
達システムの実施の第3の形態)の要部を示すブロック
図である。
【図10】本発明のデータ伝達方法の実施の第4の形態
の実施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ
伝達システムの実施の第4の形態)の要部を示すブロッ
ク図である。
【図11】本発明のデータ伝達方法の実施の第5の形態
の実施に使用するデータ伝達システム(本発明のデータ
伝達システムの実施の第5の形態)の要部を示すブロッ
ク図である。
【図12】従来のデータ伝達システムの一例の要部を示
すブロック図である。
【図13】図12に示すデータ伝達システムが有する問
題点を説明するための図である。
【符号の説明】
22、43、69、117 MPEGエンコーダ 38、64、93、114、145 MPEGデコーダ 23、44、70、118 スクランブル回路 31、57、82、132 デスクランブル回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋山 良太 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 飯島 清克 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のストリーム部の後方に第2のストリ
    ーム部を配列したストリームを単位ストリームとして連
    ねてなるストリームのうち、スクランブルの対象とされ
    ている第2のストリーム部を乱数発生器を使用してスク
    ランブルするスクランブル方法であって、前記スクラン
    ブルの対象とされている第2のストリーム部ごとに、前
    記第1のストリーム部内のデータ値が一定でない所定の
    データのデータ値を初期値として前記乱数発生器に供給
    することにより、前記スクランブルの対象とされている
    第2のストリーム部をスクランブルすることを特徴とす
    るスクランブル方法。
  2. 【請求項2】前記スクランブルの対象とされている第2
    のストリーム部と同一の単位ストリームの第1のストリ
    ーム部内に前記所定のデータが存在しない場合には、前
    記所定のデータが存在する第1のストリーム部のうち、
    前記所定のデータが存在しない第1のストリーム部の直
    前の第1のストリーム部内の前記所定のデータのデータ
    値を初期値として前記乱数発生器に供給することによ
    り、前記スクランブルの対象とされている第2のストリ
    ーム部をスクランブルすることを特徴とする請求項1記
    載のスクランブル方法。
  3. 【請求項3】前記第1のストリーム部の後方に第2のス
    トリーム部を配列したストリームを単位ストリームとし
    て連ねてなるストリームは、MPEG標準のストリーム
    であり、前記第1のストリーム部は、パケット・ヘッダ
    部のストリーム、前記第2のストリーム部は、パケット
    ・データ部又はペイロード部のストリーム、前記所定の
    データは、プレゼンテーション・タイム・スタンプ又は
    デコーディング・タイム・スタンプ又は巡回カウンタ又
    はデコーディング・タイム・スタンプと巡回カウンタと
    を組み合わせ又は演算したデータであることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のスクランブル方法。
  4. 【請求項4】前記第1のストリーム部の後方に第2のス
    トリーム部を配列したストリームを単位ストリームとし
    て連ねてなるストリームの全部又は一部を複数列のスト
    リームにパラレル変換してスクランブルすることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載のスクランブル方法。
  5. 【請求項5】第1のストリーム部の後方に第2のストリ
    ーム部を配列したストリームを単位ストリームとして連
    ねてなるストリームのうち、スクランブルの対象とされ
    ている第2のストリーム部をスクランブルするスクラン
    ブル装置であって、乱数を発生する乱数発生器と、前記
    スクランブルの対象とされている第2のストリーム部ご
    とに、前記第1のストリーム部内のデータ値が一定でな
    い所定のデータのデータ値を初期値として前記乱数発生
    器に供給する初期値供給回路と、前記スクランブルの対
    象とされている第2のストリーム部と前記乱数発生器か
    ら出力される乱数とを論理演算して前記スクランブルの
    対象とされている第2のストリーム部をスクランブルす
    る論理演算回路とを備えていることを特徴とするスクラ
    ンブル装置。
  6. 【請求項6】前記初期値供給回路は、前記スクランブル
    の対象とされている第2のストリーム部と同一の単位ス
    トリームの第1のストリーム部内に前記所定のデータが
    存在しない場合には、前記所定のデータが存在する第1
    のストリーム部のうち、前記所定のデータが存在しない
    第1のストリーム部の直前の第1のストリーム部内の前
    記所定のデータのデータ値を初期値として前記乱数発生
    器に供給することを特徴とする請求項5記載のスクラン
    ブル装置。
  7. 【請求項7】前記第1のストリーム部の後方に第2のス
    トリーム部を配列したストリームを単位ストリームとし
    て連ねてなるストリームは、MPEG標準のストリーム
    であり、前記第1のストリーム部は、パケット・ヘッダ
    部のストリーム、前記第2のストリームは、パケット・
    データ部又はペイロード部のストリーム、前記所定のデ
    ータは、プレゼンテーション・タイム・スタンプ又はデ
    コーディング・タイム・スタンプ又は巡回カウンタ又は
    デコーディング・タイム・スタンプと巡回カウンタとを
    組み合わせ又は演算したデータであることを特徴とする
    請求項5又は6記載のスクランブル装置。
  8. 【請求項8】前記初期値供給回路は、前記所定のデータ
    の位置及び前記第2のストリーム部の開始位置を検出す
    る位置検出回路と、この位置検出回路が前記所定のデー
    タの位置を検出した場合、前記所定のデータのデータ値
    を保持するデータ保持回路とを備えていることを特徴と
    する請求項5、6又は7記載のスクランブル装置。
  9. 【請求項9】前記第1のストリーム部の後方に第2のス
    トリーム部を配列したストリームを単位ストリームとし
    て連ねてなるストリームを複数列のストリームにパラレ
    ル変換するシリアル/パラレル変換回路を有し、前記デ
    ータ保持回路及び前記論理演算回路は、複数列のストリ
    ームに対応することができるように構成されていると共
    に、前記論理演算回路から出力される複数列のストリー
    ムをシリアル変換するパラレル/シリアル変換回路を備
    えていることを特徴とする請求項5、6、7又は8記載
    のスクランブル装置。
  10. 【請求項10】前記位置検出回路による処理をCPUに
    よるソフトウエア処理により行い、規格の異なる複数の
    ストリームに対応することができるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項8又は9記載のスクランブル
    装置。
  11. 【請求項11】第1のストリーム部の後方に第2のスト
    リーム部を配列したストリームを単位ストリームとして
    連ねてなるストリームのうち、デスクランブルの対象と
    されている第2のストリーム部を乱数発生器を使用して
    デスクランブルするデスクランブル方法であって、前記
    デスクランブルの対象とされている第2のストリーム部
    ごとに、前記第1のストリーム部内のデータ値が一定で
    ない所定のデータのデータ値を初期値として前記乱数発
    生器に供給することにより、前記デスクランブルの対象
    とされている第2のストリーム部をデスクランブルする
    ことを特徴とするデスクランブル方法。
  12. 【請求項12】前記デスクランブルの対象とされている
    第2のストリーム部と同一の単位ストリームの第1のス
    トリーム部内に前記所定のデータが存在しない場合に
    は、前記所定のデータが存在する第1のストリーム部の
    うち、前記所定のデータが存在しない第1のストリーム
    部の直前の第1のストリーム部内の前記所定のデータの
    データ値を初期値として前記乱数発生器に供給すること
    により、前記デスクランブルの対象とされている第2の
    ストリーム部をデスクランブルすることを特徴とする請
    求項11記載のデスクランブル方法。
  13. 【請求項13】前記第1のストリーム部の後方に第2の
    ストリーム部を配列したストリームを単位ストリームと
    して連ねてなるストリームは、MPEG標準のストリー
    ムであり、前記第1のストリーム部は、パケット・ヘッ
    ダ部のストリーム、前記第2のストリームは、パケット
    ・データ部又はペイロード部のストリーム、前記所定の
    データは、プレゼンテーション・タイム・スタンプ又は
    デコーディング・タイム・スタンプ又は巡回カウンタ又
    はデコーディング・タイム・スタンプと巡回カウンタと
    を組み合わせ又は演算したデータであることを特徴とす
    る請求項11又は12記載のデスクランブル方法。
  14. 【請求項14】前記第1のストリーム部の後方に第2の
    ストリーム部を配列したストリームを単位ストリームと
    して連ねてなるストリームの全部又は一部を複数のスト
    リームにパラレル変換してデスクランブルすることを特
    徴とする請求項11、12又は13記載のデスクランブ
    ル方法。
  15. 【請求項15】第1のストリーム部の後方に第2のスト
    リーム部を配列したストリームを単位ストリームとして
    連ねてなるストリームのうち、デスクランブルの対象と
    されている第2のストリーム部をデスクランブルするデ
    スクランブル装置であって、乱数を発生する乱数発生器
    と、前記デスクランブルの対象とされている第2のスト
    リーム部ごとに、前記第1のストリーム部内のデータ値
    が一定でない所定のデータのデータ値を初期値として前
    記乱数発生器に供給する初期値供給回路と、前記デスク
    ランブルの対象とされている第2のストリーム部と前記
    乱数発生器から出力される乱数とを論理演算して前記デ
    スクランブルの対象とされている第2のストリーム部を
    デスクランブルする論理演算回路とを備えていることを
    特徴とするデスクランブル装置。
  16. 【請求項16】前記初期値供給回路は、前記デスクラン
    ブルの対象とされている第2のストリーム部と同一の単
    位ストリームの第1のストリーム部内に前記所定のデー
    タが存在しない場合には、前記所定のデータが存在する
    第1のストリーム部のうち、前記所定のデータが存在し
    ない第1のストリーム部の直前の第1のストリーム部内
    の前記所定のデータのデータ値を初期値として前記乱数
    発生器に供給することを特徴とする請求項15記載のデ
    スクランブル装置。
  17. 【請求項17】前記第1のストリーム部の後方に第2の
    ストリーム部を配列したストリームを単位ストリームと
    して連ねてなるストリームは、MPEG標準のストリー
    ムであり、前記第1のストリーム部は、パケット・ヘッ
    ダ部のストリーム、前記第2のストリームは、パケット
    ・データ部又はペイロード部のストリーム、前記所定の
    データは、プレゼンテーション・タイム・スタンプ又は
    デコーディング・タイム・スタンプ又は巡回カウンタ又
    はデコーディング・タイム・スタンプと巡回カウンタと
    を組み合わせ又は演算したデータであることを特徴とす
    る請求項15又は16記載のデスクランブル装置。
  18. 【請求項18】前記初期値供給回路は、前記所定のデー
    タの位置及び前記第2のストリーム部の開始位置を検出
    する位置検出回路と、この位置検出回路が前記所定のデ
    ータの位置を検出した場合、前記所定のデータのデータ
    値を保持するデータ保持回路とを備えていることを特徴
    とする請求項15、16又は17記載のデスクランブル
    装置。
  19. 【請求項19】前記第1のストリーム部の後方に第2の
    ストリーム部を配列したストリームを単位ストリームと
    して連ねてなるストリームを複数列のストリームにパラ
    レル変換するシリアル/パラレル変換回路を有し、前記
    データ保持回路及び前記論理演算回路は、複数列のスト
    リームに対応することができるように構成されていると
    共に、前記論理演算回路から出力される複数列のストリ
    ームをシリアル変換するパラレル/シリアル変換回路を
    備えていることを特徴とする請求項15、16,17又
    は18記載のデスクランブル装置。
  20. 【請求項20】前記位置検出回路による処理をCPUに
    よるソフトウエア処理により行い、規格の異なる複数の
    ストリームに対応することができるように構成されてい
    ることを特徴とする請求項18又は19記載のデスクラ
    ンブル装置。
  21. 【請求項21】カード化されると共に、身分証明データ
    を記憶する記憶回路を有し、外部装置から前記身分証明
    データを認証した場合のみ、前記外部装置から前記乱数
    発生器にアクセスできるように構成されていることを特
    徴とする請求項15、16又は17記載のデスクランブ
    ル装置。
  22. 【請求項22】伝達元において、第1のストリーム部の
    後方に第2のストリーム部を配列したストリームを単位
    ストリームとして連ねてなるストリームについて、請求
    項1、2、3又は4記載のスクランブル方法を実行し、
    これにより得られるストリームを伝達メディアを介して
    伝達先に伝達し、前記伝達先において請求項11、1
    2、13又は14記載のデスクランブル方法を実行し、
    前記第1のストリーム部の後方に第2のストリーム部を
    配列したストリームを単位ストリームとして連ねてなる
    ストリームを復元する工程を含んでいることを特徴とす
    るデータ伝達方法。
  23. 【請求項23】請求項5、6、7、8、9又は10記載
    のスクランブル装置を有し、第1のストリーム部の後方
    に第2のストリーム部を配列したストリームを単位スト
    リームとして連ねてなるストリームをスクランブルの対
    象とされている第2のストリーム部をスクランブルして
    なるストリームに変換して伝達メディアに伝達する伝達
    元と、請求項15、16、17、18、19、20又は
    21記載のデスクランブル装置を有し、前記伝達メディ
    アから供給されるストリームを前記第1のストリーム部
    の後方に第2のストリーム部を配列したストリームを単
    位ストリームとして連ねてなるストリームに復元する伝
    達先とを備えていることを特徴とするデータ伝達システ
    ム。
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