JPH09127595A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH09127595A
JPH09127595A JP7281651A JP28165195A JPH09127595A JP H09127595 A JPH09127595 A JP H09127595A JP 7281651 A JP7281651 A JP 7281651A JP 28165195 A JP28165195 A JP 28165195A JP H09127595 A JPH09127595 A JP H09127595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
gps receiver
position information
input
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7281651A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Takahashi
良陽 高橋
Yoshiyuki Nojima
良之 野島
Yasutoshi Fujii
康俊 藤井
Noriyuki Kazaoka
典幸 楓岡
Kiichi Hayashida
貴一 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP7281651A priority Critical patent/JPH09127595A/ja
Publication of JPH09127595A publication Critical patent/JPH09127595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Camera Data Copying Or Recording (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅に離れた場所で使用してもGPS衛星か
らの測位データを記録できるカメラを提供することにあ
る。 【解決手段】 撮影画像と共にGPS受信機で得られる
データを写真フィルムに記録するカメラで、GPS受信
機32が正常受信状態であるか否かを検知する受信状態
検知手段40と、GPS受信機32の駆動開始からの時
間をカウントするタイマを備え、タイマが所定時間を経
過しても前記受信状態検知手段が正常状態でないと判断
した際に現在位置入力モードとすることを特徴とするカ
メラ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影した画像と共に
各種の情報を記録できるカメラに関し、更に詳しくはG
PS衛星から発信する情報を受信して、受信機の位置を
求める汎地球測位システム(Global Posit
ioning System、以下単にGPSと省略す
る。)と各種センサ等を利用して、カメラの撮影した場
所の測地学的経緯度やその場所における時刻等の撮影状
況関連情報を撮影画像と共に記録媒体に記録できるカメ
ラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの撮影関連情報として、カ
ーナビゲーションシステムに採用しているGPS衛星か
ら緯度と経度と高度や時刻の測位データを得て、これら
の情報を画像と共に写真フィルムに記録するカメラが提
案されている。
【0003】斯かるカメラとしては、例えば、GPS受
信機から得られた緯度と経度と高度等の測位データから
撮影場所の測地学的経緯度を算出し、当該測地学的経緯
度に基づき判別手段に基づき記憶された複数の地名を選
択するカメラ(特開平3−247081号公報参照)
や、GPS受信機から得られた測位データを撮影画像と
共に写真フィルム或いはメモリ等の記録媒体に自動的に
記録するカメラ(特開平4−70724号公報参照)が
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】GPS受信機には、作
動を開始する時の状態が、所謂ウォームスタートとコー
ルドスタートの2種があり、GPS受信機は、全GPS
衛星についての概略の軌道情報(以下これをアルマナッ
クデータと称す)、及びおおよその位置若しくは前回使
用した位置(受信した位置)が内部のメモリに保持てさ
れており、ウォームスタート時は、このデータと時刻を
もとにどの衛星が可視状態にあるかを計算し、適切な衛
星をサーチするもので、これにより受信を短時間に効率
よく行うことができるようになっている。コールドスタ
ートとはこれらのデータが保持されない場合に行われ、
ウォームスタートに比べ受信に長時間を要するものであ
る。
【0005】しかし、アルマナックデータ、時刻及びお
およその位置もしくは前回使用した位置(受信した位
置)が内部のメモリに保持されていても、適切な衛星を
サーチできず、受信不能となったり、受信に長時間を要
す場合がある。これは、衛星からのデータを受信するこ
となく、GPS受信機を大幅に移動させた場合(目安と
して数千km)に発生し、内部のメモリに保持されたデ
ータにより計算された、適切な衛星と実際の可視状態に
ある衛星とが異なってしまうことが原因で発生する。
【0006】このことは、例えば日本で使用し(受信
し)、次に航空機等で数千km離れた場所へ移動し、現
地でそのまま使用(受信)しようとしても受信不能とな
る場合があるということであり、世界中で使用可能なG
PSシステムが有効に使えないという問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記技術的課題に鑑み、
大幅に離れた場所で使用してもGPS衛星からの測位デ
ータを記録できるカメラを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の構成
により達成される。
【0009】(1) 撮影画像と共にGPS受信機で得
られるデータを記録媒体に記録するカメラであって、前
記GPS受信機に使用位置を入力する入力手段を備えた
ことを特徴とするカメラ。
【0010】(2) 前記使用位置は経緯度で入力する
ことを特徴とする(1)項記載のカメラ。
【0011】(3) 撮影画像と共にGPS受信機で得
られるデータを記録媒体に記録するカメラであって、前
記GPS受信機が正常受信状態であるか否かを検知する
受信状態検知手段と、前記GPS受信機の駆動開始から
の時間をカウントするタイマを備え、当該タイマが所定
時間を経過しても前記受信状態検知手段が正常状態でな
いと判断した際に現在位置入力モードとすることを特徴
とするカメラ。
【0012】(4) 撮影画像と共にGPS受信機で得
られるデータを記録媒体に記録するカメラであって、位
置情報を入力する位置情報入力手段、前記入力された位
置情報を前記GPS受信機へ入力可能とする手段、とを
有し、前記入力された位置情報に基づいて前記GPS受
信機が位置情報を取得することを特徴とするカメラ。
【0013】(5) 撮影画像と共にGPS受信機で得
られるデータを記録媒体に記録するカメラであって、位
置情報を記憶する記憶部、当該記憶部へ位置情報を入力
する位置情報入力手段、前記入力された位置情報を前記
記憶部へ書き込み可能とする手段、前記GPS受信機が
前記記憶部に書き込まれた情報に基づいて位置情報を取
得することを特徴とするカメラ。
【0014】(6) 前記記憶部がGPS受信機内にあ
ることを特徴とする(5)項記載のカメラ。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明のカメラにおける一
実施例を図面を参照して説明する。
【0016】図1は本実施例のカメラの正面図であり、
図2は本実施例のカメラの背面図であり、図3は縦位置
撮影におけるカメラの外観正面図である。
【0017】本発明例のカメラは、写真フィルムを記録
媒体とするものであり、図1及び図2に示すように記録
媒体に被写体画像を撮影するカメラ本体1と、カメラ本
体1の側部に情報入力手段を内蔵した起倒部2を設け、
カメラ本体1の底面部にGPS受信機32から得られた
測位データと時刻データ及びその他のセンサ33からの
データを処理する処理回路部3を設けてある。以下に各
部構成及びその機能を説明する。
【0018】カメラ本体1は、その背面に図2に示す如
くフィルム給送方向と直交する方向に一次元的にLED
ドットアレイを内蔵し、フィルム給送と連動してLED
ドットアレイを適宜発光することにより、GPS受信機
32、方位センサ及び傾きセンサで得られたデータを写
真フィルムに記録できる情報写し込み部4を設けてあ
る。
【0019】起倒部2は、図1及び図2に示すように起
倒可能に処理回路部3に軸支しており、起倒部2の先端
部に情報入力手段の一つとして、経度、緯度、高度及び
時間の測位データを得ることができるGPS受信機32
のアンテナ部2aをGPS衛星より受信し易いように、
天空に向いた状態で配置し、起倒部2にカメラ本体が向
いている方位を検知する方位センサ(図示せず)を地磁
気に対して所望の定位に配置してある。
【0020】処理回路部3は、図2に示すように記録す
べき各情報や撮影モード等の撮影情報を表示させる表示
部5、表示部5に所望の情報を表示すべく撮影情報を選
択する操作部6及び電源電池の電池蓋7を設けてある。
【0021】操作部6は、モード設定ボタン6a、セレ
クトボタン6b、セットボタン6C、ラッチボタン6d
を設けてある。セレクトボタンは情報の変更箇所を選択
するためのボタンであり、セットボタンはセレクトボタ
ンにより選択された箇所の数値を所望の値にセットする
ものである。従って、ボタン1を押圧することにより時
刻変更モードとし、必要に応じて撮影地の現地時間に修
正することができる。そして、本実施例ではボタン1を
5秒間に亘って押圧することにより、現在位置入力モー
ドとなるように構成されている。
【0022】撮影者は、前述したカメラで横長画面で撮
影する横位置撮影と縦長画面で撮影する縦位置撮影が考
えられるが、横位置撮影のときは図1及び図2の姿勢で
撮影すればよい。しかし、撮影者は、カメラ本体1を縦
位置撮影のため、単に図1及び図2の状態からカメラを
90°回転させると、起倒部2は横倒しの姿勢になり、
先端部に内蔵されたGPS受信機32のアンテナ部2a
を始め方位センサも90°傾いてしまうので、正確な情
報が得られないことになる。このため、起倒部2を回動
軸2bを中心に90°回転させ、図3の状態にすること
により、縦位置撮影のときアンテナ部2aが天空に向く
ので、正確な情報を得ることができる。
【0023】なお、本実施例のカメラ本体1は、起倒部
2を図2の状態より時計方向に90°回転するのみであ
るが、通常は撮影レンズ1aよりフラッシュ窓1bを上
方に位置させて撮影するので、このような起倒部2の回
動で実用上全く問題ない。また、必要に応じて、起倒部
2を360°回転させる構成にすることも可能である。
以上が本実施例のカメラの機構的構成であり、続いて電
気的構成を説明する。
【0024】図4は本実施例のカメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【0025】各電子部品はカメラ側のCPU(I)11
に入力及び制御されるものと、情報記録側のCPU(I
I)31に入力及び制御されるものに大別される。
【0026】CPU(I)11は、測光回路12と、被
撮影対象までの距離を測定する測距回路13と、レンズ
駆動とシャッタ駆動及びフィルム給送用の各モータ制御
部14と、写真フィルム1コマ分の給送信号(I)を検
知する検知部15と、フラッシュ回路16と、調整用E
2PROM17と、ファインダ内LED表示部18と、
撮影コマ数等を表示する外部LCD表示部19と、メイ
ンスイッチ20と、裏蓋スイッチ21と、レリーズスイ
ッチ22と、撮影モードを入力するキー入力部23と、
リセット回路24及び電源保持回路25と接続してお
り、内蔵ROMに書き込んであるカメラ動作用シーケン
スで動作制御することにより被写体からの画像を写真フ
ィルムに撮影するものである。
【0027】レンズモータLMはレンズ駆動機能により
駆動するものであり、シャッタモータSMはシャッタ駆
動機能により駆動するものであり、写真フィルムモータ
FMはフィルム給送機能により駆動するものである。給
送信号検知部15は、写真フィルム1コマ分の給送量を
検知するものであり、写真フィルムのパーフォレーショ
ンを数えることにより写真フィルムの1コマを検知して
給送信号を出力する。調整用E2PROM17はオート
フォーカスと自動露出調整用等のデータを記憶したもの
である。ファインダ内LED表示部18はファインダ
(F)内部で合焦点状態等を表示するものである。裏蓋
スイッチ21は写真フィルムのオートロードするために
裏蓋を閉めたことを検知する。
【0028】更に、CPU(I)11は情報記録側のC
PU(II)31とも接続してある。
【0029】CPU(II)31は、GPS受信機32
と、その他のセンサ33と、外部LCD表示部34と、
キー入力部35と、給送信号検知部36と、写し込みL
ED駆動部37と、電源回路38と、受信状態検知手段
40及び記憶手段39とを接続または含んでおり、内蔵
ROMに書き込んであるシーケンスでGPS受信機32
からの測位データやその他のセンサ33さらのデータを
外部LCD表示部34に表示したり、測位データやその
他のデータを写真フィルムに写し込むものである。
【0030】GPS受信機32は、記憶部321を有し
ており、得られた位置情報をCPU(I)に出力すると
ともに、記憶部321に記憶する。また、電源回路38
によりメインスイッチをOFFした後も記憶部321内
の情報は保持されるようになっている。そして、ウォー
ムスタート時は、保持された情報と時刻をもとに短時間
で衛星をサーチし、現在の位置情報を得る。
【0031】その他のセンサ33は地磁気の磁北を基準
とした方向を測定して方位データを送出するものであ
り、センサタイプとしてフラックスゲート型やMR素子
型である。以降、その他のセンサ33は方位センサ33
ということもある。外部LCD表示部34は測定データ
や方位角データ等を表示するものであり、キー入力部3
5は情報写し込み部4に記録内容を指定するスイッチ入
力部であり、図2の6に相当する。給送信号検知部36
は給送中の写真フィルムの微小な移動量を検知する検知
部であり、写し込みLED駆動部37は、給送信号検知
部36に応じて選択的にフィルム給送方向に直交して一
次元的に配設された7個のLED部を発光させることに
より、ドットマトリックス状に文字や記号等を記録する
ものである。電源回路38は主電源およびバックアップ
回路であり、記憶手段39は通常は、GPS受信機から
順次送られてくる位置情報を記憶する記憶部であり、現
在位置入力モード時は、入力された現在位置のデータを
記憶するものである。記憶手段39に記憶してあるデー
タは、キー入力部35からの指示により記憶内容を表示
したり、記憶内容を書き換えることができる。なおこの
記憶手段はGPS受信機32に内蔵されたものであって
も良い。受信状態検知手段40はGPS受信機32から
所定のフォーマットのデータを全て受信できたか否かを
検知するものであり、実際にはソフトウェアによって実
現している。
【0032】図5は給送信号検知部及び写し込みLED
の配置を示す図である。
【0033】第2の給送信号検知部36と写し込みLE
D37aの概略配置及び構成を示したものである。写真
フィルムがパトローネ51から巻き取り軸53へ撮影毎
に給送される。
【0034】フィルム給送機構は、写真フィルムを装填
してあるパトローネ51と、写真フィルムを巻き取る巻
き取り軸53と、パーフォレーションの移動に伴い回転
するスプロケット54と、これと同軸で回転する歯車5
5と、当該歯車55に従動して回転する歯車56と、当
該歯車56と同軸で回転するエンコーダ57と、当該エ
ンコーダ57の回転を検知するフォトインタラプタ58
とから構成する。
【0035】エンコーダ57は本実施例で透過と不透過
部を繰り返しもつものであるが、反射と無反射を繰り返
しもつものでもよく、この場合はフォトインタラプタ5
8をフォトリレクタとすればよい。フォトインタラプタ
58の出力信号が第2の給送信号検知部36の出力、つ
まり給送信号2となる。
【0036】写し込みLED37aは、写真フィルム移
動方向に直行する方向に一次元的に並べられたLEDア
レイであり、写し込みレンズ59を介して写真フィルム
にLED像を記録するものである。
【0037】なお、本実施例では給送信号検知部36と
写し込みLED37aを写真フィルム裏面側に両方に配
置した例を示したが、これに限定されるものでなく、給
送信号検知部36と写し込みLED37aのいずれか一
方、若しくは両方とも写真フィルム表面に配置しても同
様に機能する。以上が本実施例のカメラの電気的概略構
成である。
【0038】次に上述したように構成されたカメラの動
作を図6〜図10に示すフローチャート及び外部LCD
の表示例や記録された写真の模式図を参照して説明す
る。
【0039】図6、図7は本実施例のカメラの動作を示
すフローチャートであり、図8は外部LCD34の測位
データの表示例を示した模式図であり、図9は写真フィ
ルムに撮影した画像の模式図であり、図10は外部LC
Dの現在入力モードの表示例を示した模式図である。
【0040】まずGPS受信機によるデータ取得につい
て、図6を用いて説明する。
【0041】まず、メインスイッチ20がオンされると
(ステップS1)、CPU(I)11が起動されること
によりカメラ本体1を撮影待機状態とする(ステップS
2)、CPU(II)31はタイマをスタートし(ステッ
プS3)、GPS受信機32も起動してGPS衛星を捕
捉し、GPS受信機32で時刻データ、経緯度データを
受信する(ステップS4)。
【0042】CPU(II)31は、現在位置入力モード
であるか確認する(ステップS5)。CPU(II)31
は、ステップS5において現在入力モードでないことを
検知すれば、GPS受信機32から所定フォーマットの
データを全て受信し終えたか否かを確認する(ステップ
S6)。CPU(II)31は、ステップS6で未だGP
S衛星からのデータ受信を完了していないと判断すれ
ば、タイムオーバか否か判断する。CPU(II)31は
ステップS7でタイムオーバでないと判断すれば、ステ
ップS4に復帰する。
【0043】CPU(II)31は、タイムオーバ前(ス
テップS7)にGPS衛星からのデータを全て受信し終
えれば(ステップS6)、現在位置入力モードであるか
確認する(ステップS8)。CPU(II)31は、ステ
ップS8で現在入力モードでないと判断すれば、GPS
受信機32から得られる時刻データと経緯度データを取
り込み、外部LCD34に表示する(ステップS1
5)。これにより、CPU(I)11は、レリーズスイ
ッチ22の半押し状態を検知している(ステップS1
6)。CPU(I)は、レリーズスイッチ22の半押し
状態を検知しなければ、図6に示すステップS8に戻る
ことになる。従って、斯かるループはCPU(I)11
のレリーズスイッチ22の検知か(ステップS16)、
又は現在位置入力モードへの指示がなされたことを確認
するまで(ステップS8)、GPS受信機32から測位
データを取り込んでは外部LCD34の表示を更新する
(ステップS15)。ここで、ステップS15における
外部LCD34の表示態様を説明する。例えば、図8
(a)に示してある外部LCD34は、“950315
0512”を左上部に表示してある。斯かる表示は時刻
データを示したものであり、1995年3月15日5時
12分を示している。図8(a)に示してある外部LC
D34は“N3540032”を左下部に表示してあ
る。斯かる表示は、緯度データを示したものであり、北
緯35度40.032分を表している。図8(a)に示
してある外部LCD34は“E13922214”を右
下部に表示してある。斯かる表示は、経度データを示し
たものであり、東経139度22.214分を表してい
る。
【0044】一方、CPU(II)31は、GPS衛星か
らのデータを全て受信し終える前に(ステップS6)、
タイムオーバになった場合(ステップS7)や、GPS
衛星からのデータを全て受信し終えた後に現在位置入力
モードの指示がなされた場合(ステップS8)に現在位
置入力モードとなる。
【0045】ここで、現在位置入力モードへの指示は前
述したように操作部6に設けたキー入力部35で行う。
【0046】位置情報を入力可能とする現在位置入力モ
ードへの移行、すなわち、記憶部への位置情報39への
位置情報の入力を可能とするモードへの移行は、モード
設定ボタン6aが5秒間にわたり長押しされたことの検
知(ステップS8)又はGPS受信機32が正常受信状
態にならずに所定時間をオーバーしたことの検知(ステ
ップS7)により行われる。同時にGPS受信機31の
受信動作を停止する(ステップS9)。CPU(II)3
1は、記憶部39内の工場出荷時に入力されたデータも
しくは前回入力されたデータを外部LCD34に表示
し、(ステップS10)、現在位置入力モードとする
(ステップS11)。ステップS10における外部LC
D34の表示状態を説明する。例えば、図10(a)に
示してある外部LCD34は、N35で北緯35度、E
135で東経135度を表しておりこれは前回の入力デ
ータは日本付近であることを示している。図8(a)〜
(b)の表示とは明らかに異なっており、これによって
撮影者の誤使用を避けることができる。なお、現在位置
入力モードに際して、そのモードであることを撮影者に
警告となるように表示するとよい。
【0047】ここで、現在位置の入力方法を説明する。
例えば、日本からハワイのホノルルへ移動した場合を例
に説明する。ホノルルは概略北緯20°、西経160°
である。
【0048】まず、セレクトボタン6bで北緯のNをセ
レクトして点滅させ(図10(b)参照)、続いてセレ
クトボタン6bにより点滅を35に移動し(図10
(c))、続いてセットボタン6cで20にセットする
(図10(d))。セットボタンを1回押すと数字は5
°きざみで歩進するようになっている。次に東経のSを
セレクトボタン6bで点滅させWにセットボタン6cで
設定し、さらに135を点滅させて160にセットする
(図10(e))。なお、緯度はN(北緯)とS(南
緯)の2つの状態を有し、経度はE(東経)とW(西
経)の2つの状態を有する。
【0049】前述の操作により世界中のおおよその経緯
度を入力することができる。例えば、ロサンゼルスは
(N35,W120)であり、マダガスカルのタブリナ
は(S20,E50)とすればよい。
【0050】以上のように、本実施例では、モード設定
ボタン6aの押圧又は正常受信状態に成らずタイムオー
バーしたことの検知により、現在位置入力モードへ移行
する。現在位置入力モードになると、記憶部39への位
置情報の入力を可能とするとともに、入力された位置情
報はGPS受信機32へ入力される。この入力された位
置情報及び他の時刻の情報に基づき、GPS受信機32
は可視状態の衛星を予測し、正確な位置情報を得るとい
うステップ14以降の処理を行う。
【0051】尚、位置情報の入力は、CPUの記憶部3
9に限らず、受信機内の記憶部321へ行うようにして
もよい。
【0052】続いて、カメラ本体1の撮影動作を図7を
用いて、説明する。
【0053】CPU(I)11は、ステップS16にお
いてレリーズスイッチ22の半押し状態を検知すれば、
外部LCD34に表示してある測位データを保持し、測
光回路12、測距回路13を作動する(ステップS1
7)。更に、CPU(II)31は、方位センサ33を駆
動してデータを取り込み外部LCD34に表示する(ス
テップS18)。ここで、ステップS18における外部
LCD34の表示態様を説明する。例えば、図8(b)
に示してある外部LCD34は、図8(a)に示した表
示に加えて右上部に“187”を表示しており、斯かる
データは方位データを示したものであり、磁北より右回
りで187度の方向を示している。
【0054】CPU(I)11は、レリーズスイッチ2
2の全押し状態であるか否かを検知しており(ステップ
S20)、レリーズスイッチ22の全押し状態を検知す
れば、カメラ本体1は撮影動作を開始し(ステップS2
1)、ステップS17における測光データと測距データ
に基づき自動焦点と自動露光によるレンズとシャッタの
駆動がなされ、写真フィルムに被写体像を撮影する。
【0055】この後CPU(I)11は、フィルム給送
を開始しCPU(II)31は、図5で説明した機構でフ
ィルム給送を検知し(ステップS22)、写真フィルム
の所定位置が写し込み位置に来たことを示す所定カウン
ト数まで給送信号2をカウントする。CPU(II)31
は、給送信号を所定カウント数までカウントすれば(ス
テップS23)、給送信号2に同期して先に取り込んだ
時刻データ、経緯度データ及び方位データを写真フィル
ムに写し込む(ステップS24)。
【0056】CPU(I)11は、ステップS24にお
ける写し込み動作の終了後も写真フィルムを給送し、給
送信号1から次のコマまで送られたことを検知すれば
(ステップS25)、給送を停止する(ステップS2
6)。カメラ本体1は、ステップS21〜ステップS2
6に説明したようにして図9に示したような被写体から
の光像と経緯度データと時刻データと方位データとを写
真フィルムに記録することになる。
【0057】なお、上述した実施例で記録媒体として写
真フィルムを用いたが、これに限定されず、半導体メモ
リ、フロッピィディスクであってもよい。
【0058】本実施例のカメラは、上述したようにGP
S受信機32に使用位置を入力するキー入力部35を備
えたことにより、前回の使用した場合から大幅に移動し
た再度使用する前に現在の経緯度を入力することができ
るので、大幅に離れた場所で使用してもGPS衛星から
の測位データを記録できるカメラを提供することがで
る。また、キー入力部35から入力する現在位置は経緯
度データであるので、地名等よりも汎用性に富んでい
る。さらに受信不能な状態が長時間続くと自動的に現在
位置入力モードとすることにより、使用者の誤使用を避
けることができるようになった。
【0059】
【発明の効果】請求項1から請求項6記載の発明は、G
PS受信機に使用位置を入力する入力手段を備えたこと
により、前回の使用した場所から大幅に移動した後で再
度使用する前に現在の経緯度を入力することができるの
で、大幅に離れた場所で使用してもGPS衛星からの測
位データを記録できるカメラを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のカメラの正面図である。
【図2】本実施例のカメラの背面図である。
【図3】縦位置撮影におけるカメラの外観正面図であ
る。
【図4】本実施例のカメラの電気的構成を示すブロック
図である。
【図5】給送信号検知部及び写し込みLEDの配置を示
す図である。
【図6】本実施例のカメラの動作を示すフローチャート
である。
【図7】本実施例のカメラの動作を示すフローチャート
である。
【図8】外部LCDの測位データの表示例を示した模式
図である。
【図9】写真フィルムに撮影した画像の模式図である。
【図10】外部LCDの現在入力モードの表示例を示し
た模式図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 31 CPU(II) 32 GPS受信機 33 方位センサ(その他のセンサ) 34 外部LCD 35 キー入力部 39 記憶手段 40 受信状態検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楓岡 典幸 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 林田 貴一 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影画像と共にGPS受信機で得られる
    データを記録媒体に記録するカメラにおいて、前記GP
    S受信機に使用位置を入力する入力手段を備えたことを
    特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記使用位置は経緯度で入力することを
    特徴とする請求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 撮影画像と共にGPS受信機で得られる
    データを記録媒体に記録するカメラにおいて、前記GP
    S受信機が正常受信状態であるか否かを検知する受信状
    態検知手段と、前記GPS受信機の駆動開始からの時間
    をカウントするタイマを備え、当該タイマが所定時間を
    経過しても前記受信状態検知手段が正常状態でないと判
    断した際に現在位置入力モードとすることを特徴とする
    カメラ。
  4. 【請求項4】 撮影画像と共にGPS受信機で得られる
    データを記録媒体に記録するカメラにおいて、位置情報
    を入力する位置情報入力手段、前記入力された位置情報
    を前記GPS受信機へ入力可能とする手段、とを有し、
    前記入力された位置情報に基づいて前記GPS受信機が
    位置情報を取得することを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 撮影画像と共にGPS受信機で得られる
    データを記録媒体に記録するカメラにおいて、位置情報
    を記憶する記憶部、当該記憶部へ位置情報を入力する位
    置情報入力手段、前記入力された位置情報を前記記憶部
    へ書き込み可能とする手段、前記GPS受信機が前記記
    憶部に書き込まれた情報に基づいて位置情報を取得する
    ことを特徴とするカメラ。
  6. 【請求項6】 前記記憶部がGPS受信機内にあること
    を特徴とする請求項5記載のカメラ。
JP7281651A 1995-10-30 1995-10-30 カメラ Pending JPH09127595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7281651A JPH09127595A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7281651A JPH09127595A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09127595A true JPH09127595A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17642077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7281651A Pending JPH09127595A (ja) 1995-10-30 1995-10-30 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09127595A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156856A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Sony Corp 測位情報処理装置、情報処理装置、測位情報処理方法、プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627218A (ja) * 1992-07-09 1994-02-04 Japan Radio Co Ltd Gps受信機の初期設定回路
JPH0667282A (ja) * 1992-08-18 1994-03-11 Olympus Optical Co Ltd カメラ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627218A (ja) * 1992-07-09 1994-02-04 Japan Radio Co Ltd Gps受信機の初期設定回路
JPH0667282A (ja) * 1992-08-18 1994-03-11 Olympus Optical Co Ltd カメラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007156856A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Sony Corp 測位情報処理装置、情報処理装置、測位情報処理方法、プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5768640A (en) Camera having an information recording function
JPH08286257A (ja) カメラのデータ記録装置
JP4178009B2 (ja) 撮影システム
US7477295B2 (en) System and method of photography using digital camera capable of detecting information on a photographed site
JPH1073879A (ja) カメラ
JPH09127595A (ja) カメラ
JPH09127596A (ja) カメラ
JPH0667291A (ja) データ写し込み機能を有したカメラ及び同カメラにより撮影されたフィルムを処理する処理装置
JP2000075381A (ja) 測位装置を内蔵したカメラ
JPH09127594A (ja) カメラ
JPH09127593A (ja) カメラ
JPH09218451A (ja) カメラ
JPH09265126A (ja) 情報記録機能を有するカメラ
JPH09166819A (ja) カメラ
JPH1020388A (ja) カメラの位置情報記録用裏蓋、及びカメラの位置情報記録用ユニット
JP3093607B2 (ja) カメラ及びカメラのための装置
JPH07114075A (ja) 自動起動機能付きカメラ
JPH1115065A (ja) 撮影位置を記録するカメラ
JPH11295803A (ja) 画像記録装置及びカメラ
JP2004297297A (ja) デジタルカメラ
JP2000305152A (ja) カメラ
JPH09265127A (ja) カメラのデータ記録装置
JPH06180470A (ja) ストロボ装置を有するカメラ
JPH0723775Y2 (ja) フィルムデータ読取装置
JPH05113599A (ja) 銀塩写真および電子スチル写真両用カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050621