JPH0876914A - 筆先挙動検出方法及びペン入力装置 - Google Patents

筆先挙動検出方法及びペン入力装置

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JPH0876914A
JPH0876914A JP21114894A JP21114894A JPH0876914A JP H0876914 A JPH0876914 A JP H0876914A JP 21114894 A JP21114894 A JP 21114894A JP 21114894 A JP21114894 A JP 21114894A JP H0876914 A JPH0876914 A JP H0876914A
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JP
Japan
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pen
tip
input device
sensor
electrode plate
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Pending
Application number
JP21114894A
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English (en)
Inventor
Akira Hiraiwa
明 平岩
Masaaki Fukumoto
雅朗 福本
Tadashi Uchiyama
匡 内山
Noboru Sonehara
曽根原  登
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】コンピュータへの文字や図形の筆跡情報の入力
を行うため、センサを筆先近傍に内蔵し筆先の細かい動
きを十分センシングできるとともに文字や図形を表示す
るディスプレイがユーザがペンを握った時に握り易い位
置に調整設定出来、ユーザに見易い位置に調節可能なペ
ン入力装置を提供する。 【構成】ペン軸筒1の先端部所要箇所に内設した加速度
センサ9と静電容量型1軸力覚センサ13の検出信号S
1 ,S2 を処理して文字や図形の筆跡情報を別途コンピ
ュータに入力するペン入力装置A1において、ペン軸筒
1の背側軸方向の所要領域に亙り摺動案内溝6を掘設延
在する一方、前記加速度センサ9と静電容量型1軸力覚
センサ13と接続する筆跡認識回路10を内装した処理
筺体2を摺動案内溝6に沿って摺動自在かつ位置調整設
定自在に背鰭状に取付けたことを特徴とする

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、文字や図形の筆跡情報
をコンピュータや双方向ページャ(送受信可能ページ
ャ)に入力するのに供されるペン入力装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】文字や図形をコンピュータに入力するた
めに、キーボードやマウス,タブレット等があるが、よ
り携帯性に優れた入力装置として、ペンに内蔵した加速
度センサの信号出力を2重積分処理するなどして、ユー
ザがペンで書いた文字や図形の軌道をコンピュータに入
力する装置が数々提案されている(特開平3−1565
19号,特開平4−195321号,特開平4−256
009号,特開平4−282717号等)。
【0003】こうした発明では、ペンを握った時のセン
サの軸方向をわかりやすくするために、ペンの断面を逆
三角形にしたり(特開昭62−140130号)する技
術があるが、通常のペンと違って握りにくいという問題
があった。また、ペンを握った時にペンを回転させた場
合に対応するために、加速度センサを紙面に対してペア
に配置して回転を検出する発明(特開平4−25600
9号)もあるが、加速度信号を処理するコンピュータの
処理の負担が大きくなると言う問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした問題を解決す
るために、ペンにバネやネジで結合した処理筺体に加速
度センサを内蔵した装置によって手書き筆記手段たる万
年筆やシャープペン,マジックペン,水性ペンや絵筆,
毛筆,ボールペンや鉛筆等の種々の好みや書き味の筆記
具としての任意のペンが使えて、かつペンを握った時に
加速度センサの軸方向が自然にかつ強制的に決められる
本出願人による先願発明がある(特願平6−14741
5号)。
【0005】しかし、ペンそのものに加速度センサを内
蔵する方法では、ペン軸筒に感圧センサを内蔵するなど
して、ペンの紙や机面等へのアップ動作,ダウン動作が
検出できたのに対して(特開平3−156519号)、
ペンにバネやネジで結合した処理筺体に加速度センサを
内蔵した入力装置では、ペンそのものをいじることがで
きないために、ペン軸方向であるz軸にも加速度センサ
を内蔵して、ペンのアップ動作,ダウン動作を検出する
必要があった。
【0006】しかしこの方法では紙等へペンが接触する
ときに、十分なz軸方向(図2三次元立体座標軸参照)
の変位や衝撃がないと、ペンのダウン動作がなかなか検
出するのが困難と言う問題があった。また、ペンの紙等
からのアップ動作では、さらにz軸方向の衝撃は小さい
ので、ペンの紙等からのアップ動作を検出するのがさら
に困難であると言う問題があった。
【0007】z軸方向の加速度の検出では、ペンのダウ
ン動作,アップ動作が十分に検出されない惧れがあるの
で、ペンに結合する処理筺体から弾性ビームを出して、
人差し指の指先腹部に係る力を検出してペンのダウン動
作とアップ動作を検出する本出願人による先願方法も提
案されている(特願平6−156969号)が、ペンの
握り方には個人差があり、また、任意のペンを対象とす
るために、ペンの押圧力も個人差やペンの種類によって
差が大きく、不特定多数のユーザや不特定のペンに対し
て十分対応できないという問題があった。
【0008】また、任意のペンにバネやネジで結合する
処理筺体に加速度センサを内蔵する方法では、加速度セ
ンサの設置場所がどうしても筆先から離れてしまうの
で、筆先の細かい動きが検出しづらいという問題があっ
た。
【0009】ペンの動きを加速度信号で検出する他の方
法として、ペン軸の動きを検出するのに、ペン軸にかか
る力を歪みゲージで検出したり(U.S.Pat.39
15015)、ペン軸の変位を光信号で検出する発明も
ある(特開平4−242817号)が、いずれもペン内
蔵のセンサに対する軸方向を、ユーザが握ったときに決
められないという問題があった。
【0010】ここにおいて、本発明の解決すべき主要な
目的は、次の通りである。本発明の第1の目的は、コン
ピュータへの文字や図形の筆跡情報の入力を行うための
加速度センサもしくは静電容量型力覚センサ内蔵のペン
入力装置を提供せんとするものである。
【0011】本発明の第2の目的は、ペンの断面形状を
逆三角形等にしたりして握りにくくなること無しに、ペ
ンを握った時に加速度センサもしくは、静電容量型力覚
センサ内蔵のペン入力装置の軸方向が自然に決まるペン
入力装置を提供せんとするものである。
【0012】本発明の第3の目的は、ペンの紙や机面へ
のアップ動作,ダウン動作の検出が不特定多数のユーザ
に対して確実にできるペン入力装置を提供せんとするも
のである。
【0013】本発明の第4の目的は、センサを筆先近傍
に内蔵するので筆先の細かい動きを十分にセンシングで
きるペン入力装置を提供せんとするものである。
【0014】本発明の第5の目的は、文字や図形を表示
するディスプレイが、ユーザがペンを握ったときに握り
やすい位置に調整ができて、かつユーザに見やすく方向
が調整できるペン入力装置を提供せんとするものであ
る。
【0015】本発明のその他の目的は、明細書,図面,
特に特許請求の範囲の記載から自づと明らかになろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題目的の解決は、
本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手法及び手段を
採用することにより達成される。即ち、本発明方法の第
1の特徴は、筆先の運行に伴い、圧力が加わる筆先近傍
の弾性撓み変形に対応して適宜手段にて上下1軸方向又
は前後左右上下3軸方向の静電容量変化の電気信号に変
換してなる筆先挙動検出方法である。
【0017】本発明方法の第2の特徴は、前記本発明方
法の第1の特徴における筆先近傍の弾性撓み変形が、万
年筆ペン先基端部又はボールペン軸先端部における変形
である筆先挙動検出方法である。
【0018】本発明装置の第1の特徴は、ペン軸筒の先
端部所要箇所に内設したセンサの検出信号を処理して文
字や図形の筆跡情報を別途コンピュータに入力するペン
入力装置において、前記ペン軸筒の背側軸方向の所要領
域に亙り摺動案内溝を掘設延在する一方、前記センサと
接続する筆跡認識回路を内装した処理筺体を当該摺動案
内溝に沿って摺動自在かつ位置調整設定自在に取付けて
なるペン入力装置である。
【0019】本発明装置の第2の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴におけるセンサが、ペン軸筒先端部の万
年筆ペン先装着部近傍後方位置に内蔵し加速度信号を出
力する加速度センサと、前記ペン先基端部下側に設け、
力信号を出力する静電容量型1軸力覚センサと、の組合
せであるペン入力装置である。
【0020】本発明装置の第3の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴におけるセンサが、ペン先基端部下側に
設け、力信号を出力する静電容量型1軸力覚センサを当
該ペン先基端部下側に亙り複数配設し、全体として静電
容量型3軸力覚センサを構成してなるペン入力装置であ
る。
【0021】本発明装置の第4の特徴は、前記本発明装
置の第2又は第3の特徴における静電容量型1軸力覚セ
ンサが、万年筆ペン先装着部基端部に万年筆ペン先基端
部と所要間隔を開けて対面張着する電極板と、当該電極
板四周の間隙を密封囲繞する弾性インク隔壁と、当該弾
性インク隔壁により囲画形成された防液性空気容量室
と、前記ペン先基端部と前記電極板とに接続する容量/
電圧変換回路と、で構成してなるペン入力装置である。
【0022】本発明装置の第5の特徴は、前記本発明装
置の第1の特徴におけるセンサが、ボールペン軸筒先端
に着脱自在に結合したテーパヘッド筒部内周面に外周を
周着するとともに所要間隔を開けて上下に一対相対峙し
た固定上円板と弾性下円板を設ける一方、当該固定円板
中央の遊挿孔から中央下面にスリーブを垂突した弾性下
円板中央の嵌挿孔を経てスリーブ嵌挿孔に亙りボールペ
ン軸先部を貫通し、他方、前記固定上円板の下面には前
記遊挿孔と同心円状に大ドーナツ形電極板を添着しかつ
前記弾性下円板の上面には当該大ドーナツ形電極板に対
面して前記嵌挿孔と同心円状に小ドーナツ形電極板と当
該小ドーナツ形電極板を囲繞して周方向等間隔の四つの
円弧形電極板を添着し、さらに、前記大ドーナツ形電極
板と前記小ドーナツ形電極板又は前記円弧形電極板と
に、それぞれの容量/電圧変換回路を接続して、前後左
右上下軸方向静電容量型3軸力覚センサを形成してなる
ペン入力装置である。
【0023】本発明装置の第6の特徴は、前記本発明装
置の第1,第2,第3,第4又は第5の特徴における処
理筺体が、外側面の上下半部にそれぞれディスプレイと
太陽電池を装設し、下部中央部に内蔵しかつ背中合せ間
に反撥弾性力を介在付勢して左右両側面中央下部からそ
れぞれ出没する上下平行の押圧操作端と係止端に常時突
出習性を付与された左右一対の断面コ字形クリック部材
を、左右両壁対向面に掘削延在したアンダーカット部に
前記係止端が対応係合する間隔を置いて係止突起群を突
設したペン軸筒の摺動案内溝に背鰭状に屹立取付けられ
てなるペン入力装置である。
【0024】本発明装置の第7の特徴は、前記本発明装
置の第1,第2,第3,第4,第5又は第6の特徴にお
ける処理筺体が、上下半部に二分割し、ディスプレイを
装設した上半部を太陽電池を装設した下半部に対して水
平旋回自在に枢着してなるペン入力装置である。
【0025】本発明装置の第8の特徴は、前記本発明装
置の第1,第2,第3,第4,第5,第6又は第7の特
徴におけるペン軸筒が、前部と後部に分離自在に結合し
てなるペン入力装置である。
【0026】
【作用】本発明は、前記のような新規な手法及び手段を
講じて、ペン軸筒の前端部に加速度センサを内蔵し、当
該加速度センサが出力する加速度信号を処理して文字や
図形筆跡情報をコンピュータに入力するペン入力装置と
して、ペン軸筒の背側に摺動案内溝を掘設延在し、当該
摺動案内溝に沿って摺動する背鰭状処理筺体により、本
発明を一定姿勢で保持することを予想して前記加速度セ
ンサの軸方向を所定に設定して内設し得る。
【0027】又、ユーザが握り易い好みの位置に前記処
理筺体をペン軸方向の前後に位置調整設定できることに
より、前記ペンの運びを前記加速度センサが検知すると
ともに、ペンが万年筆の例で、ペン先と一体の静電容量
型1軸力覚センサを備え、ペンの紙へのダウン動作とア
ップ動作をセンシングする。
【0028】ボールペン軸先端部に一体の静電容量型3
軸力覚センサを取付け、当該静電容量型3軸力覚センサ
が出力する3軸力信号を処理して文字や図形の筆跡情報
をコンピュータに入力するペン入力装置として、ボール
ペン軸と前記静電容量型3軸力覚センサは、一体に結合
し、ボールペン軸のインクが切れたら、ボールペン軸と
当該静電容量型3軸力覚センサごと新品に交換し得る。
【0029】又、ペン軸筒の背側の摺動案内溝を掘設延
在し、前記摺動案内溝に沿って摺動する背鰭状処理筺体
により、本発明を一定姿勢で保持することを予想して前
記静電容量型3軸力覚センサの軸方向を所定に設定して
内設し得るとともに、ユーザが好みの位置に前記処理筺
体を位置調整設定できることにより前記ペンの運びを前
記静電容量型3軸力覚センサが一体検知する。
【0030】ペン軸筒先端から取外し自在なテーパヘッ
ド筒部に内設しかつボールペン軸先部を挿抜自在に結合
する静電容量型3軸力覚センサを取付け、当該静電容量
型3軸力覚センサが出力する3軸力信号を処理して文字
や図形の筆跡情報をコンピュータに入力するペン入力装
置として、ボールペン軸と前記静電容量型3軸力覚セン
サは、挿嵌によって簡便に脱着可能で、ボールペン軸の
インクが切れたら、ボールペン軸のみ新品に交換し得
る。
【0031】万年筆ペン先基端部下側に亙り複数の静電
容量型1軸力覚センサを配設し、当該複数の静電容量型
1軸力覚センサの出力する複数の力信号を処理して文字
や図形の筆跡情報をコンピュータに入力するとともに摺
動する処理筺体の内外にディスプレイ,太陽電池,筆跡
認識回路を実装し、ペン軸筒先端部に内設された加速度
センサもしくは力覚センサと電気的に接続し、処理筺体
に装着された上半部のディスプレイ表示部分が、下半部
に対して水平旋回自在とする。
【0032】その結果、本発明はユーザが紙に筆跡を残
しながらコンピュータへ文字や図形の筆跡情報を入力で
き、しかも、ユーザがペンを握ったときに自然にペン内
設のセンサの軸方向が定まり、かつセンサが筆先近傍に
設置できるとともに、ペンの紙や机面へのアップ動作,
ダウン動作の検出が確実にでき、更に、ディスプレイが
ユーザに見やすい位置に旋回調整できてユーザが握りや
すい位置にペン軸方向に摺動できる。
【0033】
【実施例】
(実施例1)本発明の第1実施例を図面につき説明す
る。図1は本実施例の斜視図、図2は本実施例をユーザ
が握ったところを示す斜視図、図3は本実施例の一部破
断側面図、図4は同・ペン先装着部の拡大縦断側面図、
図5は同・ペン先装着部の拡大平面図、図6は図7中VI
−VI線視相当部分の断面図、図7は図6中VII −VII 線
視相当部の拡大断面図、図8は本実施例におけるシステ
ム回路のブロック図である。
【0034】図中、A1は本実施例の万年筆型ペン入力
装置、αは手、βは親指、γは人指し指、Lはインク、
1はペン軸筒、1aはペン軸筒1の前半胴部、1bはペ
ン軸筒1の後半尾部、1cは嵌合式又は螺合式による前
半胴部1aと後半尾部1bの結合部、1dはペン先装着
部、1eはインクガイド条溝、2は背鰭状長方形処理筺
体、3は処理筺体2の右側面上半部に装設した液晶ディ
スプレイ、4は処理筺体2の右側面下半部に装設した太
陽電池による電源部、5は万年筆ペン先、5aは筆先、
6は前半胴部1a背側軸方向に掘設延在した摺動案内
溝、7はインク導管、8はインクカートリッジである。
【0035】9は加速度センサ、10は筆跡認識回路、
11a,11bは電線、12は加速度センサ9と筆跡認
識回路10とを接続するフレキシブル配線、13は静電
容量型1軸力覚センサ、14はペン先装着部1d基端面
に張着した円形電極板、15は円形電極板14四周の間
隙を密封囲繞する弾性インク隔壁、16は弾性インク隔
壁15により囲画形成された防液性空気容量室である。
【0036】17,18は左右一対の断面コ字形クリッ
ク部材、17a,18aは押圧操作端、17b,18b
は背部、17c,18cは係止端、19はクリック部材
内蔵室、19aはストッパ、20は背部17b,18b
間に介在して相互に反撥力を弾性付勢する圧縮コイル撥
条、21,22は摺動案内溝16の左右両側対面壁下端
部に掘削延在したアンダーカット部、23,24は係止
端17c,18cが係合する間隔でアンダーカット部2
1,22に突出した係止突起である。なお、圧縮コイル
撥条20に代えて反撥力を有する板撥条を採用しても良
い。
【0037】25は加速度信号S1 を入力する増幅部、
26は信号2重積分部、27は文字等認識部、28は信
号伝送部、29は静電容量型1軸力覚センサ13の力信
号S2 を入力するとともに筆跡認識回路10全体を一括
統御する中央演算部、30は信号受信部である。
【0038】いま、本実施例A1は、大きくは前半胴部
1aと後半尾部1bが結合部1cで同軸連結するペン軸
筒1と処理筺体2からなり、前半胴部1aの先端部に例
えば公知のワンチップ半導体型3軸加速度センサ9(岡
田和広,3軸ピエゾ抵抗型加速度センサ,センサ技術,
vol.13,no.13,pp58−62,1993
参照)が内蔵され、かつ先端部のペン先5の筆先5aか
らインクLが出て、紙に文字を書くと、処理筺体2に内
蔵された筆跡認識回路10で前記加速度センサ9で検出
された加速度信号S1 を処理して、文字認識を行い、液
晶ディスプレイ3で表示した後、本実施例の外部へ文字
コードを伝送するものである。処理筺体2は摺動案内溝
6に沿って前後し、左右一対のクリック部材17,18
の押圧操作端17a,18aの押圧・解放操作によって
摺動と固定が選択される。
【0039】即ち、本実施例のペン軸筒1と処理筺体2
の摺動部を図6と図7につき説明する。処理筺体2の中
央下端部には、左右クリック部材17,18がクリック
部材内蔵室19に背中合せ向に離近遊動自在に嵌まり、
背部17bと18b間に圧縮コイルバネ20によって反
撥力を付勢し、外側に押し付けられ、前半胴部1aの摺
動案内溝6のアンダーカット部21,22に突設された
ノコギリ状の係止突起23,24間に係止端17c,1
8cが嵌まるようになっている。他方、左右クリック部
材17,18の押圧操作端17a,18aは処理筺体2
から突出して顔をのぞかせている。
【0040】押圧操作端17a,18aをユーザが指で
挟圧してつまむと、圧縮コイルバネ20は縮んで係止端
17c,18cも一体的に没入し係止突起23,24の
噛み合いが外れて、処理筺体2は摺動案内溝6内を摺動
する。ユーザが気に入った位置に処理筺体2がきたら、
押圧操作端17a,18aから指を離せば、処理筺体2
がペン軸筒1に対して固定される。処理筺体2が前半胴
部1aに対して前後に摺動しても、図3に示す電線11
a,11bとフレキシブル配線12によってセンサ9,
13と筆跡認識回路部10は常に接続されている。
【0041】本実施例の仕様は、このような具体的実施
態様を呈するから図面を参照してその使い勝手と本実施
例の筆先挙動検出方法の原理を以下説明する。これを、
ユーザが握って使うときは、図2の様に人指し指γと親
指βにより、処理筺体2がはさみこまれて握られ、前半
胴部1a先端部に内蔵のワンチップ3軸加速度センサ9
の軸方向が自動的に決る。
【0042】ユーザが本実施例で文字を紙等に書くと、
ペン軸筒1に背鰭状に結合した処理筺体2が一緒に動
き、x,y,z軸の加速度信号S1 が加速度センサ9で
検出され、増幅処理を増幅部25でへた後、信号2重積
分部26で2重積分すると、筆跡の軌道が復元され、文
字等認識部27で既存のアルゴリズム(例えば、特願平
6−4204号 オンライン手書き文字認識方法 等)
で文字等の認識が行われ、書かれた文字等が認識され
る。
【0043】認識された文字等は文字コード等で信号伝
送部28から外部に無線や赤外線等で送信され、受信部
を備えた別途既存のコンピュータが信号を受信する。こ
のとき、自分の書いた文字等の認識結果は液晶ディスプ
レイ3に表示され、ユーザが認識結果を確認することが
できる。
【0044】また、コンピュータへの文字等入力だけで
なく、本実施例を双方向ページャ(送受信可能ページ
ャ)として使う場合は、無線や赤外線等で送られてくる
通信相手のメッセージを信号受信部30で受信し、液晶
ディスプレイ3で読むこともできる。
【0045】また、文字等の認識は、x,y,zの3軸
の加速度軌道において、(1)前記の加速度軌道を2重
積分して文字の軌道から書かれた文字を認識する手法,
(2)加速度信号S1 を1回積分して速度軌道から書か
れた文字を認識する手法,(3)加速度軌道そのものか
ら書かれた文字を認識する手法,(4)前記3手法のう
ちから2つ以上の手法の組み合わせで書かれた文字を認
識する手法,のいずれかで行って良い。
【0046】また、文字等認識部27での文字等認識は
行わずに、信号2重積分部26で加速度の2重積分処理
だけして、書かれた文字や図形の軌跡だけを信号伝送部
28から外部に出力しても良い。
【0047】また、文字の認識は、x,yの2軸のみの
加速度軌道において、(1)前記の加速度軌道を2重積
分して文字の軌道から書かれた文字を認識する手法,
(2)加速度信号S1 を1回積分して速度軌道から書か
れた文字を認識する手法,(3)加速度軌道そのものか
ら書かれた文字を認識する手法,(4)前記3手法のう
ちから2つ以上の手法の組み合わせで書かれた文字を認
識する手法,のいずれかで行って良い。
【0048】また、文字等認識部27での文字等認識は
行わずに、加速度の2重積分処理だけして、書かれた文
字や図形の軌跡だけを信号伝送部28から外部に出力し
ても良い。また、信号伝送部28からの信号の伝送は、
無線,赤外線,音,超音波等のほかに、有線であっても
良い。また、電源部4は処理筺体2の外部に太陽電池を
装着したものの他に、通常の乾電池やリチウム電池,ニ
ッカド電池,空気電池等のものを内蔵したり、外部から
電線で電源を供給したものであっても良い。
【0049】ペンの紙等へのダウン動作とアップ動作は
以下のように検出する。図4,図5のようにペン先5は
ペン先装着部1dに装着され、ペン先5と電極板14は
導電体である。インク隔壁15はシリコンのような非導
電体の弾性体からなり、ペン先装着部1dも非導電体で
ある。インク隔壁15が弾性体なのは、ペン先5とイン
ク隔壁15の間に間隙ができると毛細管現象で空気容量
室16にインクLが侵入するからで防液性として常にペ
ン先5とインク隔壁15は常に密着している。
【0050】ペンが紙面等にダウン動作すると、ペン先
5はa方向に持ち上がり、撓むため、ペン先5と電極板
14の間隙である空気容量室16の容量が大きくなっ
て、静電容量Cが減る。ペンがアップ動作するとまたb
方向にペンが下がって静電容量Cが増える。このため、
ペンがアップ動作かダウン動作かは、静電容量Cにある
一定のいき値を設定して判定し、例えば静電容量Cが或
るいき値を越えたらペンダウン、いき値より下がったら
ペンアップとして判定する。
【0051】(実施例2)本発明の第2実施例を図面に
つき説明する。図9は本実施例の斜視図、図10は同・
ユーザが握ったところを示す斜視図、図11は同・テー
パヘッド筒部の拡大中央縦断面図、図12,13は図1
1中XII −XII 及びXIII−XIII線視断面図、図14は同
・ペンを紙等面にダウン当接してボールペン軸の先端部
に力がかかって撓んだテーパヘッド筒部の拡大中央縦断
面図、図15は同・他例を示すテーパヘッド筒部の拡大
中央縦断面図、図16は同・ペン軸筒からボールペン軸
を付けたまゝテーパヘッド筒部を取り外した図、図17
は同・静電容量型センサと接続した筆跡認識回路のブロ
ック図である。
【0052】図中、A2は本実施例のボールペン型ペン
入力装置、10′は筆跡認識回路、31はボールペン軸
筒、31aは雄螺子部、32はテーパヘッド筒部、32
aは雌螺子部、32bは先口、33は摺動案内溝、34
はボールペン軸、34aは筆先、35は固定上円板、3
5aは遊挿孔、36はスリーブ、36aはスリーブ嵌挿
孔、37は弾性下円板、37aは嵌挿孔である。
【0053】38は大ドーナツ形電極板、39は小ドー
ナツ形電極板、40〜43は円弧形電極板、44は静電
容量型1軸力覚センサ、C1〜C5はコンデンサ、45
は容量/電圧変換回路、46は静電容量型3軸力覚セン
サ、47はボールペン軸、47aは環状突起、47bは
筆先である。なお、図1〜図8に示す前記第1実施例の
ペン入力装置A1と同一要素は、同一符号を付して説明
の重複を避けた。
【0054】いま、本実施例A2は、大きくはペン軸筒
31、テーパヘッド筒部32、処理筺体2からなり、テ
ーパヘッド筒部32内のボールペン軸34に公知の静電
容量型3軸力覚センサ46(特開平5−26754号)
が結合され、かつ先口32bに突出する筆先34aから
インクLが出て、紙に文字を書くと、処理筺体2に内蔵
された筆跡認識回路部10′で静電容量型3軸力覚セン
サ46により検出された力信号S2 a〜S2 eを処理し
て文字認識を行い、ディスプレイ3で表示した後、本実
施例の外部へ文字コードを伝送するものである。
【0055】処理筺体2は摺動案内溝33に沿って前後
し、左右一対のクリック部材17,18の押圧操作端1
7a,18aの押圧・解放操作によって摺動と固定が選
択される。コンデンサC1〜C5は大ドーナツ形電極板
38に対する小ドーナツ形電極板39、円弧形電極板4
0〜43の各対極によりそれぞれ形成される。
【0056】本実施例の仕様は、このような具体的実施
態様を呈するから図面を参照してその使い勝手と本実施
例の筆先挙動検出方法の原理を以下説明する。これを、
ユーザが握って使うときは、図10のように人指し指γ
と親指βにより、処理筺体2がはさみこまれて握られ、
テーパヘッド筒部32に内蔵の静電容量型3軸力覚セン
サ46の軸方向が自動的に決る。
【0057】ユーザが本実施例で文字を紙等に書くと、
ペン軸筒31に結合した処理筺体2が一緒に動き、ボー
ルペン軸34先端部に結合したコンデンサC1〜C5の
静電容量が検出され、対応する各容量/電圧変換回路4
5をへた後、ボールペン軸34にかかるx,y,z軸の
力信号S2 a〜S2 eとして検出され、増幅処理を増幅
回路25でへる。
【0058】その後、文字等認識回路27で既存のアル
ゴリズム(例えば U.S.Patent 39302
29: U.S.Patent 3930229に記述
された4つの光センサの光信号の強弱を、本実施例では
コンデンサC1〜C4から検出される力の強弱に置き換
えかつ、ペンのアップ動作とダウン動作はコンデンサC
5にいき値をかけて判定する。)で文字認識が行われ、
書かれた文字が認識される。
【0059】認識された文字等は文字コードで信号伝送
部28から外部に無線や赤外線等で送信され、受信部を
備えた既存のコンピュータ等が信号を受信する。このと
き、自分の書いた文字等の認識結果は液晶ディスプレイ
3に表示され、ユーザが認識結果を確認することができ
る。
【0060】また、コンピュータへの文字等入力だけで
なく、本実施例を双方向ページャ(送受信可能ページ
ャ)として使う場合は、無線や赤外線等で送られてくる
通信相手のメッセージを信号受信部30で受信し、液晶
ディスプレイ3で読むこともできる。
【0061】また、信号伝送部28からの信号の伝送
は、無線,赤外線,音,超音波等のほかに、有線であっ
ても良い。また、電源部4は処理筺体2の1側外面に太
陽電池を装設したものの他に、通常の乾電池やリチウム
乾電池,ニッカド電池,空気電池等のものを処理筺体2
に内蔵したり、外部から電線で電源を供給したものであ
っても良い。
【0062】ペンの紙等へのダウン動作時のボールペン
軸34先端部にかかる応力については以下に説明する。
図11〜14のようにボールペン軸34先部は静電容量
型3軸力覚センサ46を嵌通して筆先34aを先口32
bから突出するようになっており、テーパヘッド筒部3
2は非導電体である。ペンが紙面等にダウン動作する
と、ボールペン軸34先端部は図14のように曲がり、
弾性下円板37が撓んで、大ドーナツ形電極板38に対
する各電極板39,40〜43間の各距離が図14のご
とく変化して各電極板39,40〜43と大ドーナツ形
電極板38で構成されるコンデンサC1〜C5の容量が
変化する。変化した容量を各対応する容量/電圧変換回
路45で変換して、ボールペン軸28の先端部にかかる
力を検出する。
【0063】ペンのアップ動作とダウン動作の判定は、
ペンがダウン動作すると、大ドーナツ形電極板38と小
ドーナツ形電極板39の間隙の容量が小さくなって、静
電容量C5が増える。ペンがアップ動作するとまた間隙
が大きくなって静電容量C5が減る。このため、ペンが
アップ動作かダウン動作かは、静電容量C5にある一定
のいき値を設定して判定し、例えば、あるいき値を越え
たらペンダウン、いき値より下がったらペンアップと判
定する。
【0064】ボールペン軸34にインクLがなくなった
ら図11に示すテーパヘッド筒部32と一体的に使い捨
てとする。テーパヘッド筒部32には雌螺子部32aが
切られ、ペン軸筒31先端部には雄螺子部31aが切ら
れ、図16のように分解可能である。図16のテーパヘ
ッド筒部32,ボールペン軸34,筆先34aが使い捨
てである。本実施例のペン軸筒31背側における処理筺
体2の摺動部の構造は前記第1実施例と同じである。他
の構成も前記第1実施例と同じである。
【0065】なお、ボールペン軸のみ使い捨てる本実施
例の他例としては、図15に示す通り、ボールペン軸4
7先端部に環状突起47aを形成し、ボールペン軸47
が環状突起47aによってスリーブ36のへこみ36b
に嵌まって結合することである。環状突起47aは弾性
体からなり、スリーブ36からボールペン軸47を抜き
差しする時はへこむ。ボールペン軸47と筆先47bが
テーパヘッド筒部32から着脱可能となる。したがっ
て、インクLがなくなったらボールペン軸47と、ボー
ルペン軸47に結合した筆先47bのセットを新品に交
換することによって新たに本実施例のペン入力装置A2
を使用出来る。
【0066】(実施例3)本発明の第3実施例を図18
を参照して説明する。図18は本実施例の斜視図であ
る。図中、A3は本実施例のペン入力装置、48は処理
筺体、48aは上半部、48bは下半部、49は垂直軸
である。なお、図9に示す前記第2実施例と同一要素は
同一符号を付して説明の重複を避けた。
【0067】本実施例は基本的に、前記第2実施例と類
似している。異なるのは、処理筺体48が上半部48a
と下半部48bに2分割され、垂直軸49で結合してい
る。このため、図18に示すごとく液晶ディスプレイ3
を装着した上半部48aを任意の方向に水平旋回ができ
て、ユーザが液晶ディスプレイ3を見やすい位置に可変
できる図18の本実施例では、専らボールペンの例を示
したが、むろんペンは万年筆であっても良い。
【0068】(実施例4)本発明の第4実施例を図19
を参照して説明する。図19は本実施例の万年筆型ペン
入力装置のペン先を装着したペン先装着部の拡大平面図
である。図中、A4は本実施例のペン入力装置、50は
複数の静電容量型1軸力覚センサ51〜55をペン先5
の基端部下側のペン先装着部1dに亙りほぼ等間隔1列
に配列して形成した静電容量型3軸力覚センサ、56は
弾性インク隔壁である。なお、図1に示す前記第1実施
例と同一要素は同一符号を付して重複説明を避けた。
【0069】本実施例は、前記第2実施例のボールペン
軸34,47にかかる力を静電容量型3軸力覚センサ4
6で検出して文字認識していたのを、万年筆のペン先5
と複数の円形電極板E1〜E5から構成されるコンデン
サC1〜C5に置き換えて、万年筆ペン先5にかかる力
を検出して文字認識する例である。ペン先5の構造は前
記第1実施例の図4,図5に説明した静電容量型1軸力
覚センサ51〜55を複数に配置したものである。
【0070】インク隔壁56は前記第1実施例と同じく
弾性体からなり、ペン先5が変形した時も空気容量室1
6へのインクLの侵入を防ぎ、防液性を持たせるための
ものである。筆跡認識回路の構成,文字認識のアルゴリ
ズムの構成は前記第2実施例と同じである。インクの出
る機構は、前記第1実施例と同じである。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、筆先か
らインクを出すことができるので、インクで紙に筆跡を
残しながらコンピュータへの文字や図形が入力でき、既
存の手帳やカルテ等にメモを残せるため、ユーザインタ
フェースが優れているという利点がある。
【0072】加速度センサもしくは静電容量型力覚セン
サをペン先装着部やテーパヘッド筒部等を介して内蔵し
たペン軸筒に対して摺動する処理筺体が、ユーザが握る
方向を強制的に決めて内蔵のセンサの軸方向にあわせる
ことができるのでユーザがセンサの軸方向を気にするこ
となく、自然にセンサの軸方向が決定されるという利点
がある。当然、ペン断面を握りにくい3角形等の形状に
する必要がないという利点がある。また、処理筺体が摺
動するので、ユーザの好みに応じた握りやすい位置に処
理筺体を設定できるという利点がある。
【0073】センサはペン先やボールペン軸先端部やそ
の近くにレイアウトできるので、筆先の微妙な細かい動
きも確実にセンシング可能となり、文字や図形の軌道の
復元が高精度にできて、文字や図形の認識精度が向上す
るという利点がある。
【0074】ペンの紙面等へのダウン動作とアップ動作
は、ペン先やボールペン軸先端部に付けた静電容量型セ
ンサで検出するので、ペンのダウン動作とアップ動作の
検出が確実にできるという利点がある。インクは、イン
クカートリッジやボールペン軸で供給するので、交換に
よって各種の色のインクが使えるという利点がある。
【0075】処理筺体に装着されたディスプレイが水平
旋回を行えるので、ユーザにとってディスプレイの視認
性が良いという利点がある。ペン先やボールペン軸先端
部にかかる力は静電容量型力覚センサで検出するので、
歪みゲージ等で検出するのと違って温度変化に対しても
ロバストであるという利点がある。
【0076】応用分野としては、紙に筆跡を残しながら
コンピュータへ文字や図形の筆跡情報を入力するペン入
力装置として一般的に使用でき、携帯型PDAの入力装
置,双方向ページャ(送受信可能ページャ)の入力及び
表示装置,紙に筆跡を残しかつ文字をレジに転送するレ
ストランや宅配便等の筆記装置,紙に筆跡を残しかつ文
字をコンピュータへ転送する病院のカルテの筆記装置,
紙の伝票にサインを行いながら、転送された文字軌道で
個人認証を行うクレジットカードシステムへの応用等が
考えられる等優れた効用性・有用性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す万年筆型ペン入力装
置の斜視図である。
【図2】同上、万年筆型ペン入力装置を握ったところの
斜視図である。
【図3】同上、一部破断した側面図である。
【図4】同上、先端部拡大縦断面図である。
【図5】同上、先端部拡大平面図である。
【図6】図7中VI−VI線視相当部分の断面図である。
【図7】図6中VII −VII 線視相当部分の拡大要部断面
図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す万年筆型ペン入力装
置のシステム回路ブロック図である。
【図9】本発明装置の第2実施例を示すボールペン型入
力装置の斜視図である。
【図10】同上、ボールペン型ペン入力装置を握ったと
ころの斜視図である。
【図11】同上のテーパヘッド筒部の拡大中央縦断面図
である。
【図12】図11中XII −XII 線視断面図である。
【図13】図11中XIII−XIII線視断面図である。
【図14】本発明の第2実施例を示すボールペン型ペン
入力装置の筆先が紙面に当接ダウン動作したところのテ
ーパヘッド筒部の拡大中央縦断面図である。
【図15】同上の他例を示すテーパヘッド筒部の拡大中
央縦断面図である。
【図16】同上のボールペン軸交換に際しての分割図で
ある。
【図17】同上のシステム回路ブロック図である。
【図18】本発明の第3実施例を示すボールペン型ペン
入力装置のディスプレイ旋回型斜視図である。
【図19】本発明の第4実施例を示す万年筆型ペン入力
装置の先端部の拡大平面図である。
【符号の説明】
A1〜A4…ペン入力装置 C1〜C5…コンデンサ E1〜E5…円形電極板 α…手 β…親指 γ…人指し指 1…ペン軸筒 1a…前半胴部 1b…後半尾部 1c…結合部 1d…ペン先装着部 1e…インクガイド条溝 2,47…処理筺体 3…液晶ディスプレイ 4…電源部 5…万年筆ペン先 5a,34a…筆先 6,33…摺動案内溝 7…インク導管 8…インクカートリッジ 9…加速度センサ 10,10′…筆跡認識回路 11a,11b…電線 12…フレキシブル配線 13,51〜55…静電容量型1軸力覚センサ 14…円形電極板 15,56…弾性インク隔壁 16…空気容量室 17,18…クリック部材 17a,18a…押圧操作端 17b,18b…背部 17c,18c…係止端 19…クリック部材内蔵室 19a…ストッパ 20…圧縮コイルバネ 21,22…アンダーカット部 23,24…係止突起 25…増幅部 26…信号2重積分部 27…文字等認識部 28…信号伝送部 29…中央演算部 30…信号受信部 31…ボールペン軸筒 31a…雄螺子部 32…テーパヘッド筒部 32a…雌螺子部 32b…先口 34…ボールペン軸 35…固定上円板 35a…遊挿孔 36…スリーブ 36a…スリーブ嵌挿孔 37…弾性下円板 37a…嵌挿孔 38…大ドーナツ形電極板 39…小ドーナツ形電極板 40〜43…円弧形電極板 45…容量/電圧変換回路 46,50…静電容量型3軸力覚センサ 47…ボールペン軸 47a…環状突起 48a…上半部 48b…下半部 49…垂直軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽根原 登 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筆先の運行に伴い、圧力が加わる筆先近傍
    の弾性撓み変形に対応して適宜手段にて上下1軸方向又
    は前後左右上下3軸方向の静電容量変化の電気信号に変
    換することを特徴とする筆先挙動検出方法。
  2. 【請求項2】筆先近傍の弾性撓み変形は、万年筆ペン先
    基端部又はボールペン軸先端部における変形であること
    を特徴とする請求項1記載の筆先挙動検出方法。
  3. 【請求項3】ペン軸筒の先端部所要箇所に内設したセン
    サの検出信号を処理して文字や図形の筆跡情報を別途コ
    ンピュータに入力するペン入力装置において、 前記ペン軸筒の背側軸方向の所要領域に亙り摺動案内溝
    を掘設延在する一方、 前記センサと接続する筆跡認識回路を内装した処理筺体
    を当該摺動案内溝に沿って摺動自在かつ位置調整設定自
    在に取付けたことを特徴とするペン入力装置。
  4. 【請求項4】センサは、ペン軸筒先端部の万年筆ペン先
    装着部近傍後方位置に内蔵し加速度信号を出力する加速
    度センサと、 前記ペン先基端部下側に設け、力信号を出力する静電容
    量型1軸力覚センサと、 の組合せであることを特徴と
    する請求項3記載のペン入力装置。
  5. 【請求項5】センサは、 ペン先基端部下側に設け、力信号を出力する静電容量型
    1軸力覚センサを当該ペン先基端部下側に亙り複数配設
    し、 全体として静電容量型3軸力覚センサを、 構成することを特徴とする請求項3記載のペン入力装
    置。
  6. 【請求項6】静電容量型1軸力覚センサは、万年筆ペン
    先装着基端部に万年筆ペン先基端部と所要間隔を開けて
    対面張着する電極板と、 当該電極板四周の間隙を密封囲繞する弾性インク隔壁
    と、 当該弾性インク隔壁により囲画形成された防液性空気容
    量室と、 前記ペン先端部と前記電極板とに接続する容量/電圧変
    換回路と、 で構成することを特徴とする請求項4又は5記載のペン
    入力装置。
  7. 【請求項7】センサは、 ボールペン軸筒先端に着脱自在に結合したテーパヘッド
    筒部内周面に外周を周着するとともに所要間隔を開けて
    上下に一対相対峙した固定上円板と弾性下円板を設ける
    一方、 当該固定円板中央の遊挿孔から中央下面にスリーブを垂
    突した前記弾性下円板中央の嵌挿孔を経てスリーブ嵌挿
    孔に亙りボールペン軸先部を貫通し、 他方、前記固定上円板の下面には前記遊挿孔と同心円状
    に大ドーナツ形電極板を添着しかつ前記弾性下円板の上
    面には当該大ドーナツ形電極板に対面して前記嵌挿孔と
    同心円状の小ドーナツ形電極板と当該小ドーナツ形電極
    板を囲繞して周方向等間隔の四つの円弧形電極板を添着
    し、 さらに、前記大ドーナツ形電極板と前記小ドーナツ形電
    極板又は前記円弧形電極板とに、それぞれの容量/電圧
    変換回路を接続して、 前後左右上下軸方向静電容量型3軸力覚センサを形成す
    ることを特徴とする請求項3記載のペン入力装置。
  8. 【請求項8】処理筺体は、 外側面の上下半部にそれぞれディスプレイと太陽電池を
    装設し、 下部中央部に内蔵しかつ背中合せ間に反撥弾性力を介在
    付勢して左右両側面中央下部からそれぞれ出没する上下
    平行の押圧操作端と係止端に常時突出習性を付与された
    左右一対の断面コ字形クリック部材を、 左右両壁対向面に掘削延在したアンダーカット部に前記
    係止端が対応係合する間隔を置いて係止突起群を突設し
    たペン軸筒の摺動案内溝に背鰭状に屹立取付けられるこ
    とを特徴とする請求項3,4,5,6または7記載のペ
    ン入力装置。
  9. 【請求項9】処理筺体は、上下半部に二分割し、ディス
    プレイを装設した上半部を太陽電池を装設した下半部に
    対して水平旋回自在に枢着することを特徴とする請求項
    3,4,5,6,7又は8記載のペン入力装置。
  10. 【請求項10】ペン軸筒は、前部と後部に分離自在に結
    合することを特徴とする請求項3,4,5,6,7,
    8、又は9記載のペン入力装置。
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