JPH08336036A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH08336036A
JPH08336036A JP8035797A JP3579796A JPH08336036A JP H08336036 A JPH08336036 A JP H08336036A JP 8035797 A JP8035797 A JP 8035797A JP 3579796 A JP3579796 A JP 3579796A JP H08336036 A JPH08336036 A JP H08336036A
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JP
Japan
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transmission
image
image information
page
storage
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JP8035797A
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Hiroshi Shibata
博 柴田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/333Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor
    • H04N1/33338Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor adapting to particular facsimile group, e.g. G3
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N1/32Circuits or arrangements for control or supervision between transmitter and receiver or between image input and image output device, e.g. between a still-image camera and its memory or between a still-image camera and a printer device
    • H04N1/333Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor
    • H04N1/33307Mode signalling or mode changing; Handshaking therefor prior to start of transmission, input or output of the picture signal only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
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  • Facsimile Transmission Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄積送信並列処理を適切に行えるようにした
画像通信装置を提供することを目的としている。 【解決手段】 蓄積送信並列処理と、メモリ受信動作が
並列して行われるような事態を生じないので、例えば、
蓄積送信並列処理で必要な画像蓄積手段の空き領域を確
保できなくなって、送信動作が中断するような事態を回
避することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信画像データを
符号化圧縮して送信画情報を形成しその送信画情報を画
像蓄積手段に蓄積する画像蓄積処理と、上記画像蓄積手
段に蓄積した送信画情報を送信する送信処理とを並列し
て実行する蓄積送信並列処理機能を備えた画像通信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ファクシミリ装置などの画像通
信装置を用いて、複数枚の送信原稿画像を、指定した宛
先に対して送信するとき、ユーザは、全ての送信原稿画
像の画情報が宛先に送信されるまで、その送信原稿を手
にすることができない。そこで、ユーザは、ファクシミ
リ装置の付近に待機して、送信動作が終了するまで待つ
必要がある。
【0003】かかるユーザの不便を解消するために、フ
ァクシミリ装置に画像蓄積機能を備え、ユーザがセット
した複数枚の送信原稿を一旦全て読み込んで画像蓄積手
段に蓄積し、その後、ユーザが指定した宛先を発呼し、
画像蓄積手段に蓄積した画情報を送信する、いわゆる、
蓄積送信機能を備えたファクシミリ装置が実用されてい
る。
【0004】この蓄積送信機能を用いると、ユーザは、
セットした複数枚の送信原稿の読み取り・蓄積が終了し
た時点で全ての送信原稿を手にすることができるので、
後の処理は、ファクシミリ装置に任せ、ファクシミリ装
置から離れることができ、その結果、ユーザが拘束され
る時間が大幅に短縮し、ファクシミリ装置の使い勝手が
格段に向上する。
【0005】さて、この蓄積送信機能では、図17に示
すように、原稿の読み取り・蓄積処理と、送信処理が順
次なされるため、ファクシミリ装置が1つの通信動作を
終了するときに要する時間は、蓄積処理と送信処理の総
和になる。
【0006】ここで、蓄積処理は、主として、原稿読取
手段(例えば、スキャナ)によって原稿画像を読み取る
処理と、原稿読取手段が読み取って得られた画信号を符
号化圧縮する符号化処理と、符号化圧縮された画情報を
画像蓄積手段に蓄積する処理からなり、また、送信処理
は、主として、相手端末を発呼して所定の伝送前手順を
実行した後に画像蓄積手段に蓄積した画情報を読み出し
て宛先端末に送信する処理からなる。
【0007】このようにして、蓄積処理と送信処理で実
行される処理内容は、ほとんど重複することがないの
で、例えば、図18に示すように、蓄積処理と送信処理
をほぼ並列的に実行することが考えられ、このように、
蓄積処理と送信処理を並列的に実行すると(以下、かか
る処理を蓄積送信並列処理という)、それらの処理が並
列的に実行されている時間だけ、1つの通信動作に要す
る時間を短縮することができる。
【0008】すなわち、この蓄積送信並列処理では、送
信側が原稿画像の蓄積動作を開始してから、受信側が受
信原稿を記録出力完了するまでに要する時間を短縮する
ことができ、したがって、そのときの1回の通信動作に
要する時間を短縮することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、蓄積送信
並列処理は、通信時間を大幅に短縮できるという利点が
あるものの、次のような不都合を生じる。
【0010】すなわち、例えば、送信処理と受信処理を
並列して実行できるような多重通信機能を備えたファク
シミリ装置に、この蓄積送信並列処理機能を備えた場合
には、蓄積送信並列処理中に受信動作が開始されるよう
な状況を生じる。
【0011】かかる状況において、受信動作がメモリ受
信モードになった場合、蓄積送信並列処理機能では、送
信終了した送信画像データを画像蓄積手段から消去して
画像蓄積手段の空き領域を増やすことで、後続ページの
送信画像データを蓄積できる領域を確保しようとするの
に対し、メモリ受信モードで受信された受信画像データ
が画像蓄積手段に順次蓄積されるため、蓄積送信並列処
理機能で使用可能な画像蓄積手段の空き領域が縮小し、
その結果、蓄積送信並列処理機能を円滑に実行できなく
なるという事態を生じる。
【0012】また、回線速度の大きいISDNを伝送路
として用いるグループ4ファクシミリ装置では、送信側
で原稿画像を読取入力し、それによって得た送信画像デ
ータを符号化装置で符号化圧縮し、それによって得た送
信画情報を相手端末に対して送信する送信経路で考える
と、原稿画像を読み取るスキャナの読取速度が大きくな
ってきているため、符号化装置の符号化圧縮に要する時
間が一番大きくなるという事態を生じることがある。
【0013】かかる事態を生じている場合には、符号化
装置の符号化処理にスキャナの読取動作を同期させよう
とすると、スキャナの動作モードは、読取動作が頻繁に
停止するいわゆる間欠読取モードになる。このように、
スキャナが間欠読取動作すると、画像読取を停止する前
後で読み取り画像に乱れを生じるため、受信側で記録出
力する原稿画像の画質が悪化する。
【0014】このような受信側で記録出力される原稿画
像の画質劣化を防止するためには、スキャナの読取動作
を連続して行わせ、それによって読み取った画像データ
を一旦バッファに保存し、スキャナの読取動作速度と符
号化処理装置の符号化処理速度の差を吸収させるように
することが考えられる。
【0015】ところが、上述した蓄積送信並列処理で
は、画像の読取/符号化圧縮/蓄積と、蓄積画情報の送
信が並列して行われるため、上述したような処置を講じ
ると送信処理側に蓄積画情報を円滑に供給できなくな
り、このため、蓄積送信並列処理の有利な点を有効に果
たすことができなくなる事態を生じるおそれがある。
【0016】そこで、スキャナの読取動作に符号化処理
装置の符号化処理が同期できなくなると、それ以降、読
み取って得られた画像データをそのままの状態(いわゆ
る生データ)で蓄積することで、スキャナの読取動作に
符号化処理の符号化処理を追従できるようになり、上述
した不都合を解消することができる。
【0017】しかしながら、かかる場合、1ページ分の
蓄積画情報の内容が、符号化データと生データが混在し
た状態となるため、1ページ分の全ての蓄積画情報を元
の画像データ(生データ)にいったん複号化し、その複
号化により得た画像データを再度符号化圧縮して送信画
情報を形成し、その送信画情報を送信する必要がある。
【0018】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、蓄積送信並列処理を適切に行えるようにした
画像通信装置を提供することを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、送信画像デー
タを符号化圧縮して送信画情報を形成しその送信画情報
を画像蓄積手段に蓄積する画像蓄積処理と、上記画像蓄
積手段に蓄積した送信画情報を送信する送信処理とを並
列して実行する蓄積送信並列処理機能を備えた画像通信
装置において、上記蓄積送信並列処理機能の送信動作中
は、受信動作を禁止する一方、受信動作中は、上記蓄積
送信並列処理機能の送信動作を禁止する伝送制御手段を
備えたものである。
【0020】また、送信画像データを符号化圧縮して送
信画情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積
する画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信
画情報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送
信並列処理機能を備えた画像通信装置において、少なく
とも1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄
積された後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段に蓄積
された送信画情報を送信する一方、1ページ分の送信画
情報の符号化圧縮モードが1回以上変更されている場合
には、そのページの元の送信画像データを複号化し、そ
の元の送信画像データを、相手端末に対応した符号化方
式で符号化圧縮し、それによって得た送信画情報を相手
端末に送信する伝送制御手段を備えたものである。
【0021】また、送信画像データを符号化圧縮して送
信画情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積
する画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信
画情報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送
信並列処理機能を備えた画像通信装置において、ページ
単位に送信画像データを送信するときには、少なくとも
1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄積さ
れた後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段に蓄積され
た送信画情報を送信する一方、1ページ分の送信画情報
の符号化圧縮モードが1回以上変更されている場合に
は、そのページの元の送信画像データを複号化し、その
元の送信画像データを、相手端末に対応した符号化方式
で符号化圧縮し、それによって得た送信画情報を相手端
末に送信する一方、ページよりも小さなブロック単位に
送信画情報を送信するときには、少なくとも1ブロック
以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄積された後
に、ブロック単位に、上記画像蓄積手段に蓄積された送
信画情報を送信する伝送制御手段を備えたものである。
【0022】また、送信画像データを符号化圧縮して送
信画情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積
する画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信
画情報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送
信並列処理機能を備えた画像通信装置において、少なく
とも1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄
積された後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段に蓄積
された送信画情報を送信する一方、1ページ分の送信画
情報に画像変換処理を施す必要のある場合には、そのペ
ージの元の送信画像データを複号化し、その元の送信画
像データに対してその必要のある画像変換処理を適用
し、その変換後の画像データを相手端末に対応した符号
化方式で符号化圧縮し、それによって得た送信画情報を
相手端末に送信する伝送制御手段を備えたものである。
【0023】また、送信画像データを符号化圧縮して送
信画情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積
する画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信
画情報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送
信並列処理機能を備えた画像通信装置において、ページ
単位に送信画像データを送信するときには、少なくとも
1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄積さ
れた後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段に蓄積され
た送信画情報を送信する一方、1ページ分の送信画情報
に画像変換処理を施す必要のある場合には、そのページ
の元の送信画像データを複号化し、その元の送信画像デ
ータに対してその必要のある画像変換処理を適用し、そ
の変換後の画像データを相手端末に対応した符号化方式
で符号化圧縮し、それによって得た送信画情報を相手端
末に送信する一方、ページよりも小さなブロック単位に
送信画情報を送信するときには、少なくとも1ブロック
以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄積された後
に、ブロック単位に、上記画像蓄積手段に蓄積された送
信画情報を送信する伝送制御手段を備えたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施例を詳細に説明する。
【0025】図1は、本発明の一実施例にかかるファク
シミリ装置を示している。このファクシミリ装置は、I
SDNを伝送路として用いるとともに、グループ3ファ
クシミリ装置機能、および、グループ4ファクシミリ装
置機能を備えているとともに、送信動作と受信動作を同
時並列的に実行する多重通信機能、および、画像の読取
/符号化/蓄積と送信動作を並列的に実行する蓄積送信
並列処理機能を備えている。
【0026】同図において、制御部1は、このファクシ
ミリ装置の動作制御処理、グループ3ファクシミリ伝送
手順処理、および、上位レイヤのグループ4ファクシミ
リ伝送手順処理などの種々の制御処理を実行するもので
あり、システムメモリ2は、制御部1が実行する処理プ
ログラムおよびその処理プログラムを実行するために必
要な各種データを記憶するとともに、制御部1のワーク
エリアを構成するものである。
【0027】パラメータメモリ3は、このファクシミリ
装置に固有な各種の情報を記憶するためのものであり、
バッテリバックアップされたSRAM(スタティック型
ランダム・アクセス・メモリ)などデータを書き換え可
能な不揮発性の半導体記憶装置からなる。
【0028】画像処理用メモリ4は、送受信情報の処理
時に必要なメモリ領域、データ伝送時に必要なメモリ領
域、および、画像変換処理等のために必要なメモリ領域
を構成するものであり、スキャナ5は、原稿画像をグル
ープ4ファクシミリ装置に設定されている解像度で読み
取るためのものであり、プロッタ6は、画像をグループ
4ファクシミリ装置に設定されている解像度で記録出力
するものである。
【0029】画像処理部7は、画像データの画素密度変
換処理や、変倍処理などの各種画像効果処理などを実行
するためのものであり、操作表示部8は、このファクシ
ミリ装置を操作するためのものであり、各種の操作キ
ー、および、オペレータへのガイダンス情報等を表示す
るための液晶表示器などの各種の表示装置からなる。
【0030】符号化復号化部9は、画信号を所定の符号
化方式で符号化圧縮するとともに、符号化圧縮された状
態の画情報を元の画信号に復号化するためのものであ
り、画像蓄積装置10は、送信画情報などの種々の画情
報を蓄積するためのものである。
【0031】ISDNインタフェース回路11は、IS
DNと物理的に接続するとともに、ISDNのレイヤ1
の信号処理機能およびDチャネル(信号チャネル)の信
号と2つのBチャネル(情報チャネル)の信号の統合/
分離機能を備えたものである。
【0032】Dチャネル伝送制御部12は、Dチャネル
を用いてISDNと行なう呼制御処理などの伝送制御処
理を行なうためのものであり、Bチャネル伝送制御部1
3は、ISDNのBチャネル(情報チャネル)を用いた
グループ4ファクシミリ伝送制御処理のうちレイヤ2,
3,4,5の伝送制御処理を行なうためのものである。
【0033】CODEC14は、ISDNのBチャネル
を用いてアナログ信号を伝送するためのアナログ信号/
デジタルデータの信号変換処理を行なうためのものであ
り、グループ3ファクシミリモデム15は、グループ3
ファクシミリのモデム機能を実現するためのものであ
り、伝送手順信号をやりとりするための低速モデム機能
(V.21モデム)、および、主に画情報をやりとりす
るための高速モデム機能(V.17モデム機能、V.3
3モデム機能、V.29モデム機能、V.27terモ
デム機能など)を備えている。
【0034】制御部1、システムメモリ2、パラメータ
メモリ3、画像処理用メモリ4、スキャナ5、プロッタ
6、画像処理部7、操作表示部8、符号化復号化部9、
画像蓄積装置10、Dチャネル伝送制御部12、Bチャ
ネル伝送制御部13、CODEC14、および、グルー
プ3ファクシミリモデム15は、内部バス16に接続さ
れており、これらの各要素間における各種情報のやりと
りは、主としてこの内部バス17を介して行なわれる。
また、CODEC14とグループ3ファクシミリモデム
15との間では、直接データのやりとりが行われてい
る。
【0035】また、このファクシミリ装置は、画情報の
送信時、スキャナ4にセットされた送信原稿画像を読み
取り、それによって得た画信号を符号化復号化部9で符
号化圧縮し、それによって得た画情報を画像蓄積装置1
0に蓄積する画像蓄積処理と、指定された宛先を発呼
し、相手端末との間で所定の伝送前手順を実行して画情
報伝送の条件等を設定し、画像蓄積装置10に蓄積され
た画情報を相手端末に送信する送信処理を同時に実行す
る蓄積送信並列処理機能を備えている。
【0036】なお、画像蓄積処理によって画像蓄積装置
10に蓄積した画情報の符号化方式と、相手端末が受信
可能な画情報の符号化方式とが一致しない場合には、画
像蓄積装置10に蓄積した画情報を符号化復号化部9で
元の画信号に復号化し、その復号化により得られた元の
画信号を、相手端末が受信可能な符号化方式で符号化圧
縮し、それによって得られた画情報を相手端末に送信す
るようにしている。また、そのためには、符号化復号化
部9が独立して作動できる2系統の処理手段を備えても
よく、また、符号化復号部9が符号化処理と復号化処理
を独立して作動できるものであってもよい。
【0037】さらに、スキャナ4で読み取った画信号の
解像度と、相手端末が受信可能な画情報の解像度が相違
するとき、画像蓄積装置10に蓄積した画情報を符号化
復号化部9で元の画信号に復号化し、その復号化により
得られた元の画信号の解像度を画像処理部7により相手
端末が受信可能な画情報の解像度に変換し、その変換後
の画信号を、相手端末が受信可能な符号化方式で符号化
圧縮し、それによって得られた画情報を相手端末に送信
するようにしている。
【0038】また、パラメータメモリ3には、上述した
蓄積送信並列処理機能を開始するための条件をあらわす
蓄積送信並列開始判定値と、ページ間蓄積開始判定値
(図2(a)参照)が記憶されている。
【0039】蓄積送信並列開始判定値は、例えば、ユー
ザが操作表示部8を所定の設定操作処理することで設定
・記憶されるものであり、例えば、256KB,512
KB,768KBのうちのいずれかの値が、ユーザの設
定操作(この場合には、256KB,512KB,76
8KBから1つを選択する操作)により設定される。ま
た、ユーザの設定操作がない場合に適用するシステムの
初期値(デフォルト値)として、例えば、512KBの
値を設定することもできる。
【0040】また、ページ間蓄積開始判定値は、蓄積送
信並列処理機能の画情報送信を行っているときで、複数
ページの送信原稿を送信する場合、次のページの読み取
りを行うための条件を算出するための基準値として用い
られるものであり、このページ間蓄積開始判定値は、ユ
ーザの設定操作、あるいは、システムの規定値が用いら
れる。
【0041】また、画像処理用メモリ4には、図2
(b)に示すように、スキャナ5から読み取られた画像
データを一時的に保持するためのFIFOバッファが用
いるFIFO(先入れ先出し)領域、送受信する画情報
を一旦蓄積するために用いられる通信データ用領域、お
よび、画像処理部7が画像変換処理などを行うときに用
いられる画像変換用領域等が確保される。なお、FIF
Oバッファは、独立した機構として設けることもでき、
また、ソフト的に構成することもできる。
【0042】また、画像蓄積装置10に蓄積される画情
報は、図3に示すように、おのおののファイル単位に管
理され、おのおののファイルは、ページ単位に管理さ
れ、さらに、おのおののページ毎の画情報は、2KB
(KB=1024B(1B=1オクテット=8ビッ
ト))のデータブロックに分割されて管理されている。
【0043】また、基本的には、スキャナ5によって読
み取られた1ページ分の画像データは、符号化複号化部
9によってその全部がMMR符号化方式で符号化圧縮さ
れた状態の送信画情報として画像蓄積装置10に保存さ
れるが、例えば、蓄積送信並列処理動作時に、符号化複
号化部9の符号化処理に要する時間が長くなってスキャ
ナ5の読取動作に符号化複号化部9の符号化処理が追従
できないような場合には、スキャナ5から入力した生デ
ータをそのままの状態で画情報として蓄積するようにし
ている。その場合に画像蓄積装置10に保存される送信
画情報の一例を図4に示す。
【0044】この場合でも、1ページの最初はMMR符
号化方式で符号化圧縮された符号化データ(以下、MM
Rデータという)から始まり、途中で生データに切り替
わり、その後は、符号化複号化部9の符号化処理状態に
応じて、MMRデータと生データが交互に繰り返され
る。そして、最後は必ずMMRデータで終わって、1ペ
ージの最終データとしては、MMRデータにおいて1ペ
ージの終了をあらわすコードEOFBが配置される。
【0045】そして、MMRデータから生データに切り
替わる部分には、かかるデータの切り替わりをあらわす
区切符号CM1が配置されるとともに、生データからM
MRデータに切り替わる部分には、かかるデータの切り
替わりをあらわす区切符号CM2が配置される。ここ
で、区切符号CM1と区切符号CM2は、MMRデータ
には含まれない特別なビットパターンで、かつ、同じビ
ット数のコードデータである。
【0046】このようにして、画像蓄積装置10に蓄積
される画情報を管理するためのファイル管理情報の一例
を図5(a)に示す。
【0047】このファイル管理情報は、おのおのの画情
報ファイルを識別するためのファイル番号、画情報の蓄
積日時、指定された宛先の電話番号等の識別情報をあら
わす宛先情報、指定された伝送モード、通信結果、およ
び、第1ページの画情報の蓄積状態を管理するためのペ
ージ管理情報の識別情報をあらわす先頭ページ管理情報
IDからなる。
【0048】また、おのおののページの蓄積状態を管理
するためのページ管理情報は、同図(b)に示すよう
に、おのおののページ管理情報を識別するためのID
(識別情報)、そのページの画情報がMMRデータだけ
であるか、あるいは、MMRデータと生データが混在し
たデータであるのかを記憶するための蓄積モードフラ
グ、そのページに含まれる画情報が蓄積されているブロ
ックのマップ状態をあらわすブロックマップデータ、お
よび、次のページのページ管理情報の識別情報をあらわ
す次ページ管理情報IDからなる。
【0049】図6は、グループ4ファクシミリ端末装置
間における伝送手順の一例を示している。
【0050】まず、発端末は、目的の着端末を宛先に指
定した呼設定メッセージSETUPをISDNに送出し
て着端末との呼設定を要求し、これにより、ISDN
は、呼設定状況を通知するための呼設定受付メッセージ
CALL_PROCを発端末に送出するとともに、指定
された着端末に呼設定メッセージSETUPを送出して
発呼する。
【0051】着端末は、着信応答すると応答メッセージ
CONNをISDNに送出し、それにより、ISDN
は、着端末に応答確認メッセージCONN_ACKを送
出して着端末の応答を確認し、その時点で、発端末と着
端末の間にデータ伝送のためのBチャネルが確立し、こ
れにより、発端末および着端末は、Bチャネル上の伝送
手順を開始する。
【0052】まず、発端末は、コマンドSABMを送出
してリンクレイヤの設定を要求し、着端末はレスポンス
UAを応答し、これにより、リンクレイヤが設定され
る。
【0053】次いで、発端末は、ネットワークレイヤを
エンド・ツ・エンドで張るために、信号SQを送出し、
着端末は、それを受け付けるために信号SFを送出し、
次いで、発端末は、発呼要求のために信号CRを送出
し、着端末は、信号CAを応答して呼を受け付け、それ
により、ネットワークレイヤが設定される。
【0054】次いで、発端末は、トランスポートレイヤ
を設定するために、信号TCRを送出し、着端末は、そ
れを受け付けるために信号TCAを送出し、それによっ
て、トランスポートレイヤが設定される。
【0055】そして、発端末は、セッションレイヤのコ
ネクションを設定するために、セッション開始コマンド
CSSを送出し、着端末は、セッション開始肯定レスポ
ンスRSSPを応答して、それにより、セッションレイ
ヤが開始される。
【0056】次に、発端末は、使用する伝送機能のネゴ
シエーションするためにドキュメント機能リストコマン
ドCDCLを送出し、また、着端末は、ドキュメント機
能リスト肯定レスポンスRDCLPを送出し、それによ
って、受信能力の調整が行われる。
【0057】このようにして、画情報送信の準備が整う
と、発端末は、送信する文書を区別するためのドキュメ
ント参照番号など送信する文書情報を管理するための種
々の情報を備えたドキュメント開始コマンドCDSに続
いて、複数のドキュメントユーザ情報コマンドCDUI
を用いて1文書分の画情報を送信し、その送信を終了す
ると、ドキュメント終了コマンドCDEを送出して、1
文書の画情報の終了を通知する。
【0058】着端末は、ドキュメント終了コマンドCD
Eを受信すると、このときの文書の受信が正常終了した
ことをあらわすドキュメント終了肯定レスポンスRDE
Pを送出する。
【0059】また、1文書中に複数のページが含まれる
場合には、最終ページを除き、各ページの画情報の送信
を終了した時点で、発端末は、1ページ終了をあらわす
ドキュメントページ境界コマンドCDPBを送出し、着
端末は、このときの1ページ分の画情報の正常受信した
ことをあらわすドキュメントページ境界肯定レスポンス
RDPBPを送出する。
【0060】このようにして、1文書分の画情報伝送を
終了すると、発端末は、セッション終了コマンドCSE
を送出し、着端末はセッション終了肯定レスポンスRS
EPを送出して、セッションレイヤのコネクションを解
放する。
【0061】次いで、発端末は、ネットワークレイヤの
信号CQを送出し、それに対して着端末は、信号CFを
送出し、それによって、ネットワークレイヤが解放さ
れ、さらに、発端末は、リンクレイヤのコマンドDIS
Cを送出し、着端末は、レスポンスUAを送出し、それ
によって、リンクレイヤが解放される。
【0062】このようにして、Bチャネル上のリンク
(呼)が解放されると、発端末は、切断メッセージDI
SCをISDNに送出してBチャネルの解放を要求し、
ISDNは、解放メッセージRELを発端末に送出して
Bチャネルの復旧を通知する。一方、ISDNは、着端
末に切断メッセージDISCを送出してBチャネルの解
放を要求し、着端末は、解放メッセージRELをISD
Nに送出してBチャネルの復旧を通知する。
【0063】これにより、発端末は、チャネル切断完了
を通知する解放完了メッセージREL_COMPをIS
DNに応答し、それにより、発端末とISDNとの間の
Bチャネルが解放される。それとともに、ISDNは、
解放完了メッセージREL_COMPを着端末に送出
し、それによって、ISDNと着端末との間のBチャネ
ルが解放される。その結果、発端末と着端末との間に設
定されていたBチャネルが完全に解放される。
【0064】このようにして、発端末と着端末との間に
Bチャネルが設定されて、データ伝送が行われ、データ
伝送が終了すると、Bチャネルが解放される。
【0065】また、ISDNの呼設定用のおのおののメ
ッセージは、図7(a)に示すように、レイヤ3呼制御
メッセージを規定するプロトコル仕様(フォーマット、
シーケンスなど)を識別するためのプロトコル識別子、
そのメッセージがどの呼に関与するものであるかを識別
するための呼番号、それぞれのメッセージの内容を識別
するためのメッセージタイプ、おのおののメッセージに
必ず付加される必須情報要素、および、おのおののメッ
セージに必要に応じて付加される付加情報要素からな
る。なお、必須情報要素は、メッセージタイプに応じて
0,1または複数個が設定されており、付加情報要素
は、その状況に応じて0,1または複数個が配置され
る。
【0066】呼設定メッセージSETUPは、同図
(b)に示すように、必須情報要素として「伝達能力」
をもち、付加情報要素としては、例えば、「発番号」、
「着番号」、「低位レイヤ整合性」、「高位レイヤ整合
性」、および、「ユーザ・ユーザ」などの情報要素をも
つ。
【0067】これらの情報要素の概略について説明す
る。
【0068】「伝達能力」情報要素は、伝送する情報の
内容が、音声、非制限デジタル情報、制限デジタル情
報、3.1KHzオーディオ、トーン/アナウンスを伴
う非制限ディジタル情報、あるいは、ビデオのいずれか
であるのかを示す情報転送能力、使用する交換機能が回
線交換であるのかパケット交換であるのかを示す転送モ
ード、情報転送の速度をあらわす情報転送速度、情報の
転送形態をあらわす情報、および、ユーザ情報のプロト
コルをあらわす情報などからなる。
【0069】「発番号」情報要素は、発端末のISDN
番号をあらわし、「着番号」情報要素は、着端末のIS
DN番号をあらわす。
【0070】「低位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との通信可能性検査に使用されるためのものであり、
基本的な内容は「伝達能力」情報要素と同一である。さ
らに、この「低位レイヤ整合性」情報要素には、例え
ば、TTC標準JT−H.221機能など、より細かい
内容が含まれる。
【0071】「高位レイヤ整合性」情報要素は、相手端
末との整合性検査に使用するためのものであり、例え
ば、電話、グループ2/グループ3ファクシミリ、グル
ープ4ファクシミリ、ミクストモード、テレテックス、
ビデオテックス、テレックス、オーディオ・ビジュア
ル、あるいは、メッセージ・ハンドリング・システムな
どの端末機能のうち、いずれの端末機能を備えているの
かを表示する。
【0072】「ユーザ・ユーザ」情報要素は、ユーザ間
の情報の伝達に用いるためのものであり、この「ユーザ
・ユーザ」情報要素の内容は、ISDNによって解釈さ
れることなくトランスペアレントに転送されて相手ユー
ザに伝達される。
【0073】図8は、送信原稿画像を符号化圧縮すると
きに、スキャナ5から出力される画像データを画像処理
用メモリ4のFIFO領域(FIFOバッファ)に保存
するとともに、FIFO領域に保存した画像データを符
号化複号化部9で符号化するときの処理例を示してい
る。
【0074】まず、符号化複号化部9にMMRモードを
セットし(処理101)、符号化複号化部9が生データ
を蓄積する非圧縮モードであることを記憶するためのフ
ラグFNをクリアし(処理102)、変数MLにFIF
Oバッファの記憶容量(ライン数単位)をあらわす定数
MXをセットする(処理103)。
【0075】このようにして、内部状態等を初期化した
後に、スキャナ5からデータ転送要求が発行されるか、
あるいは、符号化複号化部9からデータ入力要求が発行
されるまで待つ(判断104,105のNOループ)。
【0076】スキャナ5からデータ転送要求が発行され
た場合で、判断104の結果がYESになるときには、
FIFOバッファがフルであるかどうかを調べ(判断1
06)、判断106の結果がYESになるときには、画
像データをFIFO領域に保存できない場合なので、判
断104に戻り、FIFOバッファに空き領域ができる
まで待つ。
【0077】また、判断106の結果がYESになると
きには、スキャナ5から1ライン分のデータを入力し
て、FIFOバッファに保存し(処理107)、変数M
Lの値を1つ減らし(処理108)、変数MLの値が所
定値KL以上になっているかどうかを調べる(判断10
9)。
【0078】判断109の結果がNOになるときには、
FIFOバッファの残り容量が少なくなっている場合な
ので、符号化複号化部9の動作モードを生データモード
に設定する。そこで、まず、フラグFNがセットされて
いるかどうかを調べる(判断110)。判断110の結
果がNOになるときには、直前まで符号化複号化部9を
MMRモードで作動させていた場合なので、フラグFN
をセットした後に(処理111)、符号化複号化部9に
非圧縮モードをセットして(処理112)、判断104
に戻る。また、判断110の結果がYESになるときに
は、既に非圧縮モードが設定されている場合なので、即
判断104に戻る。
【0079】また、判断109の結果がYESになると
きには、FIFOバッファの残り容量が多い場合なの
で、符号化複号化部9の動作モードをMMRモードに設
定する。そこで、まず、フラグFNがセットされている
かどうかを調べる(判断113)。判断113の結果が
YESになるときには、直前まで符号化複号化部9を非
圧縮モードで作動させていた場合なので、フラグFNを
クリアした後に(処理114)、符号化複号化部9にM
MRモードをセットして(処理114)、判断104に
戻る。
【0080】また、符号化複号化部9からデータ入力要
求が発行されている場合で、判断105の結果がYES
になるときには、FIFOバッファがエンプティ(空)
状態になっているかどうかを調べる(判断116)。判
断116の結果がYESになるときには、符号化複号化
部9に転送するデータがないので、判断104に戻る。
【0081】また、判断116の結果がNOになるとき
には、FIFOバッファから1ライン分のデータを順次
入力して符号化複号化部9に転送し(処理117)、変
数MLの値を1つ増やす(処理118)。次いで、判断
109に移行し、それ以降の処理を実行する。
【0082】図9は、スキャナ5の画像読取時の処理例
を示している。
【0083】まず、1ページの原稿画像を読取入力する
動作を開始する(処理201)。これにより、スキャナ
5の原稿台(図示略)にセットされた送信原稿が1枚ず
つ分離されて読取部に搬送され、原稿画像が1ライン単
位に読取入力され、画像データが1ライン単位に所定の
出力バッファに蓄積され、読取終了した送信原稿が排出
される。
【0084】そこで、出力バッファにデータが蓄積され
たかどうかを監視し(判断202のNOループ)、判断
202の結果がYESになると、FIFOバッファがフ
ル状態であるかどうかを調べる(判断203)。判断2
03の結果がYESになるときには、出力データをFI
FOバッファに保存できないので、FIFOバッファに
空き領域ができるまで待つ(判断203のYESルー
プ)。
【0085】FIFOバッファに空き領域ができて、判
断203の結果がNOになると、1ラインデータ転送要
求を発行して、出力バッファから1ライン分のデータを
FIFOバッファに書き込み、その書き込み終了したデ
ータを出力バッファより消去する(処理204)。
【0086】そして、1ページ分のデータ転送動作が終
了したかどうかを調べ(判断205)、判断205の結
果がNOになるときには、判断202に戻り、後続のラ
インのデータの転送動作を行う。
【0087】また、判断205の結果がYESになる
と、この処理を終了する。
【0088】図10は、符号化複号化部9が、画像デー
タを画像蓄積装置10に蓄積するために符号化するとき
の処理例を示している。なお、この場合、符号化複号化
部9は、形成したMMRデータまたは生データを、符号
化処理後の画情報データとして、画像処理用メモリ4の
通信データ用領域に形成される蓄積一時バッファに保存
する。この蓄積一時バッファに保存されたデータは、適
宜な所定のファイル蓄積管理処理(説明略)により画像
蓄積装置10に蓄積される。
【0089】まず、非圧縮モードが設定されていること
を記憶するためのフラグFAをクリアする(処理30
1)。
【0090】この状態で、データ入力要求を発行し(処
理302)、データが入力されるまで待つ(判断303
のNOループ)。データが入力されて判断303の結果
がYESになると、そのときに設定されているモードが
MMRモードであるかどうかを調べる(判断304)。
【0091】判断304の結果がYESになるときに
は、フラグFAがセットされているかどうかを調べる
(判断305)。判断305の結果がYESになるとき
には、直前の動作モードが非圧縮モードであり、このと
きには、非圧縮モードからMMRモードに動作モードが
切り替わるときなので、フラグFAをクリアした後に
(処理306)、区切符号CM2を蓄積一時バッファに
保存して(処理307)、入力した1ライン分のデータ
をMMR符号化処理し(処理308)、それによって得
た画情報を蓄積一時バッファに保存する(処理30
9)。
【0092】そして、最終ラインまでの符号化が終了し
たかどうかを調べ(判断310)、判断310の結果が
NOになるときには、処理302に戻り、次のラインの
データの入力を要求する。
【0093】また、判断305の結果がNOになるとき
には、既にMMRモードになっている状態なので、処理
308に移行して、それ以降の処理を実行する。また、
判断310の結果がYESになるときには、この動作を
終了する。
【0094】また、そのときの動作モードが非圧縮モー
ドの場合で、判断304の結果がNOになるときには、
フラグFAがセットされているかどうかを調べる(判断
311)。判断311の結果がNOになるときには、直
前の動作モードがMMRモードであり、このときには、
MMRモードから非圧縮モードに動作モードが切り替わ
るときなので、フラグFAをセットした後に(処理31
2)、区切符号CM1を蓄積一時バッファに保存して
(処理313)、そのときに入力した1ライン分の生デ
ータを蓄積一時バッファに保存する(処理314)。
【0095】そして、そのときに最終ラインまでの符号
化が終了したかどうかを調べ(判断315)、判断31
5の結果がNOになるときには、処理302に戻り、次
のラインのデータの入力を要求する。
【0096】また、判断311の結果がNOになるとき
には、既に非圧縮モードになっている状態なので、処理
314に移行して、それ以降の処理を実行する。また、
判断310の結果がYESになるときには、区切符号C
M2を蓄積一時バッファに保存し(処理316)、符号
EOFBを蓄積一時バッファに保存して(処理31
7)、この動作を終了する。
【0097】図11は、符号化複号化部9が、画像蓄積
装置10に蓄積されている画情報を元の画像データに複
号化するときに実行する処理例を示している。なお、こ
の場合、符号化複号化部9は、複号化して形成した元の
画像データを、画像処理用メモリ4に形成される再生一
時バッファに保存する。
【0098】まず、区切符号CM1,CM2のデータ長
さ分のデータを入力し(処理401)、そのデータが区
切符号CM1に一致するか、あるいは、区切符号CM2
に一致するかを調べる(判断402,403)。
【0099】区切符号CM1を見つけた場合で、判断4
02の結果がYESになるときには、そのときに入力し
たデータを廃棄し(処理404)、1ライン分の生デー
タを入力し(処理405)、再生一時バッファに保存す
る(処理406)。
【0100】次に、1ライン分のデータを入力し(処理
507)、その入力したデータに区切符号CM2が含ま
れている(この場合区切符号CM2はデータの先頭部に
あらわれる)かどうかを調べ(判断408)、判断40
8の結果がNOになるときには、処理406に戻り、入
力したデータを再生一時バッファに保存する。
【0101】また、入力したデータに区切符号CM2が
含まれている場合で、判断408の結果がYESになる
ときには、その入力したデータから区切符号CM2を削
除し(処理409)、残りのデータについてMMR複号
化処理を適用し(処理410)、それによって得られた
複号化データを再生一時バッファに保存する(処理41
1)。
【0102】そして、このMMR複号化処理で符号EO
FBを検出したかどうかを調べ(判断412)、判断4
12の結果がNOになるときには、処理401に戻り、
次の画情報データの複号化処理を行う。また、判断41
2の結果がYESになるときには、1ページ分の複号化
処理を終了したので、この動作を終了する。
【0103】また、処理401で入力したデータに区切
符号CM2を見つけた場合で、判断403の結果がYE
Sになるときには、そのときの入力データを廃棄して
(処理413)、処理401に戻り、次の画情報データ
の複号化処理を行う。
【0104】また、処理401で入力したデータに区切
符号CM1,CM2を見つけなかった場合で、判断40
3の結果がNOになるときには、そのときに入力したデ
ータについてMMR符号化処理を適用し(処理41
4)、それによって得られた複号化データを再生一時バ
ッファに保存する(処理415)。
【0105】そして、このMMR複号化処理で符号EO
FBを検出したかどうかを調べ(判断416)、判断4
16の結果がNOになるときには、処理401に戻り、
次の画情報データの複号化処理を行う。また、判断41
6の結果がYESになるときには、1ページ分の複号化
処理を終了したので、この動作を終了する。
【0106】ユーザが、1ページ以上の送信原稿をスキ
ャナ5にセットし、操作表示部8を操作して、宛先を指
定した状態で、スタートキーをオンすると、制御部1
は、図12に示した蓄積処理を開始する。
【0107】まず、画像蓄積装置10の残り容量を判定
し、その値を変数LAにセットして(処理501)、変
数LAの値が蓄積送信並列開始判定値SAの値以上にな
っているかどうかを調べる(判断502)。
【0108】判断502の結果がNOになるときには、
そのときの状態では、画像蓄積装置10の空き容量が十
分でなく、送信中に画像蓄積装置10があふれて蓄積動
作がページ途中で中断するおそれがあり、かかる場合に
は、蓄積送信並列処理を適切に実行できないので、上述
した蓄積送信処理に移行する。
【0109】判断502の結果がYESになるときに
は、そのときに受信動作中であるかどうかを調べ(判断
503)、判断503の結果がYESになるときには、
蓄積送信並列処理を適切に実行できないので、上述した
蓄積送信処理に移行する。
【0110】また、判断503の結果がNOになるとき
には、蓄積送信並列処理において、画情報送信処理を実
行するための蓄積並列送信処理を開始し(処理50
4)、スキャナ5によって1ページ目の送信原稿画像を
読み取り、それによって得た画信号を符号化復号化部9
で符号化圧縮し、それによって得た画情報を画像蓄積装
置10に蓄積する1ページ読み取り・蓄積処理(処理5
05)を実行し、この1ページ読み取り・蓄積処理によ
って1ページ分の送信画情報が適切に画像蓄積装置10
に蓄積されたかどうかを調べる(判断506)。
【0111】判断506の結果がNOになるときには、
画情報の蓄積が異常終了した場合の所定処理の蓄積異常
終了処理を実行して、画情報蓄積を異常終了する。この
蓄積異常終了処理では、例えば、装置の近傍に待機して
いるユーザにエラー終了を通知するガイダンスを表示し
たり、エラー音を鳴動したり、スキャナ5の原稿読取を
中断したり、あるいは、スキャナ5で読取途中の原稿を
排出する等の動作を実行する。
【0112】また、判断506の結果がYESになると
きには、次のページの送信原稿がスキャナ5にセットさ
れているかどうかを調べ(判断507)、判断507の
結果がNOになるときには、全ての送信原稿画像の読み
取りを終了した場合なので、蓄積処理を正常終了する。
【0113】また、判断507の結果がYESになると
きには、画像蓄積装置10の残り容量を判定し、その値
を変数LAにセットして(処理508)、変数LAの値
がページ間蓄積開始判定値PAの値以上になっているか
どうかを調べる(判断509)。判断509の結果がN
Oになるときには、蓄積並列送信処理で送信済みの画情
報が画像蓄積装置10から削除され、画像蓄積装置10
の空き容量が確保されるまで、処理508および判断5
09の処理ループを繰返し行う。
【0114】判断509の結果がYESになるときに
は、処理505に戻り、次のページの原稿画像の読取・
蓄積を行う。
【0115】図13、図14(a),(b),(c)、
および、図15は、蓄積並列送信処理の一例を示してい
る。
【0116】まず、指定された送信モードがグループ4
ファクシミリモードであるかどうかを調べ(判断60
1)、判断601の結果がYESになるときには、指定
された宛先を発呼し(処理602)、所定の呼設定手順
を実行して(処理603)、情報チャネルを確立する
(処理604)。次いで、その確立して情報チャネルを
用いて、相手端末との間で所定のグループ4ファクシミ
リ伝送前手順を実行して(処理605)、画情報伝送の
ための準備を行う。
【0117】そして、画像蓄積装置10に1ページ以上
の送信画情報が蓄積されているかどうかを調べ(判断6
06)、判断606の結果がNOになるときには、画像
蓄積装置10に1ページ以上の送信画情報が蓄積される
まで待つ(判断606のNOループ)。
【0118】画像蓄積装置10に1ページ以上の送信画
情報が蓄積されている場合で、判断606の結果がYE
Sになるときには、相手端末と画像能力が一致するかど
うかを調べ(判断607)、判断607の結果がYES
になるときには、いずれかの画像加工が指定されている
かどうかを調べ(判断608)、判断608の結果がN
Oになるときには、そのときに送信するページがMMR
モードのみであるかどうかを、ページ管理情報の蓄積モ
ードフラグを参照して調べ(判断609)、判断609
の結果がYESになるときには、画像蓄積装置10から
1ページ分の画情報を読み出して、画像処理用メモリ4
の通信データ用領域に形成した送信用一時バッファに保
存し(処理610)、その送信用一時バッファのデータ
を相手端末に送信する(処理611)。
【0119】そして、相手端末からの応答信号を受信し
て(処理612)、正常受信しているかどうかを調べ
(判断613)、判断613の結果がNOになるときに
は、送信用一時バッファのデータを再度相手端末に送信
し(処理614)、処理612に戻って、相手端末から
の応答信号を受信する。
【0120】また、判断613の結果がYESになると
きには、そのときに送信終了したページの画情報を画像
蓄積装置10から削除する。そして、全てのページの送
信が終了したかどうかを調べ(判断615)、判断61
5の結果がNOになるときには、判断606に戻り、後
続のページの画情報送信動作を行う。
【0121】また、判断615の結果がYESになると
きには、所定の情報チャネル終了手順(グループ4ファ
クシミリ終了手順)を実行して(処理616)、情報チ
ャネルを終了し(処理617)、所定の呼切断解放手順
を実行して(処理618)、呼を切断解放し、そのとき
の通信結果をファイル管理情報に保存して(処理61
9)、この動作を終了する。
【0122】また、判断609の結果がNOになるとき
には、そのときの1ページ分の画情報を複号化して1ペ
ージ分の生データを形成し(処理620)、その生デー
タを符号化圧縮し(処理621)、それによって得た画
情報を送信用一時バッファに保存して(処理622)、
処理611に移行し、それ以降の処理を実行する。
【0123】また、判断608の結果がYESになると
きには、そのときの1ページ分の画情報を複号化して1
ページ分の生データを形成し(処理623)、その生デ
ータに対し、指定された所定の画像加工処理を適用し
(処理624)、処理後のデータを符号化圧縮し(処理
625)、それによって得た画情報を送信用一時バッフ
ァに保存して(処理626)、処理611に移行し、そ
れ以降の処理を実行する。
【0124】また、判断607の結果がNOになるとき
には、そのときの1ページ分の画情報を複号化して1ペ
ージ分の生データを形成し(処理627)、その生デー
タを相手端末の能力に対応して画像変倍等の処理を適用
し(処理628)、その処理後のデータを符号化圧縮し
(処理629)、それによって得た画情報を送信用一時
バッファに保存して(処理630)、処理611に移行
し、それ以降の処理を実行する。
【0125】また、グループ3ファクシミリモードが設
定された場合で、判断601の結果がNOになるときに
は、指定された宛先を発呼し(処理631)、所定の呼
設定手順を実行して(処理632)、情報チャネルを確
立する(処理633)。次いで、その確立して情報チャ
ネルを用いて、相手端末との間で所定のグループ3ファ
クシミリ伝送前手順を実行して(処理634)、画情報
伝送のための準備を行う。
【0126】そして、画像蓄積装置10に1ブロック以
上の送信画情報が蓄積されているかどうかを調べ(判断
635)、判断625の結果がNOになるときには、画
像蓄積装置10に1ブロック以上の送信画情報が蓄積さ
れるまで待つ(判断635のNOループ)。
【0127】画像蓄積装置10に1ブロック以上の送信
画情報が蓄積されている場合で、判断635の結果がY
ESになるときには、画像蓄積装置10から1ブロック
分の画情報を読み出して複号化し(処理636)、その
ときに複号化したブロックが、例えば、TTI(送信端
末識別情報)画像のような付加情報を付加する領域であ
るかどうかを調べ(判断637)、判断637の結果が
YESになるときには、1ブロック分の画情報に付加情
報の画像を付加する(処理638)。
【0128】そして、1ブロック分の画像データを、そ
のときに設定した符号化方式(MR,MH)で符号化圧
縮し(処理639)、それによって得た画情報を相手端
末に送信する(処理640)。また、送信終了した画情
報は、画像蓄積装置10から削除する。
【0129】このようにして、1ブロック分の画情報の
送信を終了すると、1ページ分の画情報の送信を終了し
たかどうかを調べ(判断641)、判断641の結果が
NOになるときには、処理636に戻って、次のブロッ
クの送信動作を行う。
【0130】また、判断641の結果がYESになると
きには、所定のメッセージ後信号を送出し(処理64
2)、相手端末から応答信号を受信する(処理64
3)。そして、全てのページの送信が終了したかどうか
を調べ(判断644)、判断644の結果がNOになる
ときには、処理636に戻り、次のページの送信動作を
行う。
【0131】また、判断644の結果がYESになると
きには、所定の伝送後手順(グループ3ファクシミリ手
順)を実行して(処理645)、情報チャネルを終了し
(処理646)、処理618に移行して、呼の切断解放
を実行する。
【0132】なお、判断641の結果がNOになると
き、および、判断644の結果がNOになるときには、
判断635に戻ることで1ブロック以上の画情報が蓄積
されていることを判定し、それにより、画像蓄積処理と
同期をとるようにすることが好ましい場合もある。
【0133】図16は、着信検出時の処理例を示してい
る。
【0134】まず、ISDNより呼設定メッセージSE
TUPを受信すると、そのときに蓄積送信並列処理中で
あるかどうかを調べ(判断701)、判断701の結果
がYESになるときには、そのときの着呼を無視して
(処理702)、この動作を終了する。
【0135】また、判断701の結果がNOになるとき
には、呼設定メッセージSETUPの内容を解析して
(処理703)、相手端末と接続できるかどうかを調べ
(判断704)、相手端末と機能が相違して接続できな
い場合で、判断704の結果がNOになるときには、処
理702に移行し、その着呼を無視して、この動作を終
了する。
【0136】また、判断704の結果がYESになると
きには、所定の呼設定手順を実行して(処理705)、
情報チャネルを確立し(処理706)、グループ3ファ
クシミリ伝送前手順またはグループ4ファクシミリ伝送
前手順を実行して画情報伝送の準備を行い(処理70
7)、相手端末より画情報を受信し(グループ3ファク
シミリ受信手順またはグループ4ファクシミリ受信手
順)(処理708)、所定の伝送後手順(グループ3フ
ァクシミリ伝送後手順またはグループ4ファクシミリ伝
送後手順)を実行して(処理709)、情報チャネルを
終了し(処理710)、所定の呼切断解放手順を実行し
て(処理711)、この動作を終了する。
【0137】このようにして、本実施例では、蓄積送信
並列処理時には、受信動作を行わないとともに、受信動
作中には蓄積送信並列処理を実行しないので、画像蓄積
装置10に十分な余裕がある場合で、適切に蓄積送信並
列処理を実行することができる。
【0138】また、蓄積送信並列処理のときには、1ペ
ージ分の画情報が画像蓄積装置10に蓄積された後に、
画情報送信するようにしているので、直接相手端末に送
信できる画情報を即送信することができ、一旦生データ
に複号化して何らかの処理を行うような画情報と明らか
に処理を区別できて、送信処理の効率を向上することが
できる。
【0139】ところで、上述した実施例では、送信時
に、いずれかの画像加工が指定されているかどうかを調
べ(判断608)、その判断結果により、指定された画
像加工処理を適用するようにしているが、このような、
画像加工処理、すなわち、画像変換処理を適用する場合
には、上述したようなユーザによる指定の他、例えば、
次のような場合がある。
【0140】1)蓄積符号処理で符号化情報に生データ
が混在した。
【0141】2)符号化モードが相手端末の能力と不一
致である(上記判断607参照)。
【0142】3)画像サイズ、および、線密度(画像解
像度)が相手端末の能力と不一致である(上記判断60
7参照)。
【0143】4)画像データの解像度のインチ系/ミリ
系が相違する(上記判断607参照)。
【0144】5)TTI(送信端末識別情報)を付加し
たり、あるいは、宛先名の表示情報等を差し込み表示す
る場合。
【0145】また、これらの場合以外にも、装置の機種
によっては、蓄積した送信画情報について画像変換処理
を適用する必要が生じる場合がある。その場合にも、本
発明を同様にして適用することができる。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓄積送信並列処理と、メモリ受信動作が並列して行われ
るような事態を生じないので、例えば、蓄積送信並列処
理で必要な画像蓄積手段の空き領域を確保できなくなっ
て、送信動作が中断するような事態を回避することがで
きるという効果を得る。
【0147】また、1ページ中に符号化圧縮モードが変
更されているような場合には、そのページの送信画情報
を元の画像データを形成した後に、再度符号化圧縮して
送信する一方、1ページ中の符号化圧縮モードが変更さ
れていない場合には、そのページの送信画情報を送信す
るようにしているので、おのおののページの送信画情報
の内容に応じた適切な送信動作を実現することができる
という効果も得る。
【0148】また、1ページ中になんらかの画像変換処
理を施す必要がある場合には、そのページの送信画情報
を元の画像データを形成した後に、その画像変換処理を
適用し、その後に、再度符号化圧縮して送信する一方、
1ページ中に画像変換処理を施す必要がない場合には、
そのページの送信画情報を送信するようにしているの
で、おのおののページの送信画情報の内容に応じた適切
な送信動作を実現することができるという効果も得る。
【0149】また、ページ単位に送信する動作モード
と、ブロック単位に送信する動作モードを備えたので、
ファクシミリ通信モードに応じた適切な送信動作を実現
することができるという効果も得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるファクシミリ装置を
示したブロック図。
【図2】パラメータメモリに記憶するデータの一例およ
び画像処理用メモリの記憶領域の割り当ての一例を示し
た概略図。
【図3】ファイル管理の一例を示した概略図。
【図4】画像蓄積装置に蓄積される画情報の一例を示し
た概略図。
【図5】ファイル管理情報およびページ管理情報の一例
を示した概略図。
【図6】グループ4ファクシミリの伝送手順の一例を示
したタイムチャート。
【図7】呼設定用信号の信号形式の一例と呼設定メッセ
ージSETUPの情報要素の一例を示した概略図。
【図8】送信原稿画像を符号化圧縮するときに、スキャ
ナから出力される画像データを画像処理用メモリのFI
FO領域に保存するとともに、FIFO領域に保存した
画像データを符号化複号化部で符号化するときの処理例
を示したフローチャート。
【図9】スキャナの画像読取時の処理例を示したフロー
チャート。
【図10】符号化複号化部が、画像データを画像蓄積装
置に蓄積するために符号化するときの処理例を示したフ
ローチャート。
【図11】符号化複号化部が、画像蓄積装置に蓄積され
ている画情報を元の画像データに複号化するときに実行
する処理例を示したフローチャート。
【図12】蓄積処理の一例を示したフローチャート。
【図13】蓄積並列送信処理の一例の一部を示したフロ
ーチャート。
【図14】蓄積並列送信処理の一例の他の部分を示した
フローチャート。
【図15】蓄積並列送信処理の一例の残りの部分を示し
たフローチャート。
【図16】着信検出時の処理例を示したフローチャー
ト。
【図17】蓄積送信処理の概略を示したフローチャー
ト。
【図18】蓄積送信並列処理の概略を示したフローチャ
ート。
【符号の説明】 1 制御部 2 システムメモリ 3 パラメータメモリ 4 画像処理用メモリ 9 符号化複号化部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信画像データを符号化圧縮して送信画
    情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積する
    画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信画情
    報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送信並
    列処理機能を備えた画像通信装置において、 上記蓄積送信並列処理機能の送信動作中は、受信動作を
    禁止する一方、受信動作中は、上記蓄積送信並列処理機
    能の送信動作を禁止する伝送制御手段を備えたことを特
    徴とする画像通信装置。
  2. 【請求項2】 送信画像データを符号化圧縮して送信画
    情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積する
    画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信画情
    報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送信並
    列処理機能を備えた画像通信装置において、 少なくとも1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手
    段に蓄積された後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段
    に蓄積された送信画情報を送信する一方、1ページ分の
    送信画情報の符号化圧縮モードが1回以上変更されてい
    る場合には、そのページの元の送信画像データを複号化
    し、その元の送信画像データを、相手端末に対応した符
    号化方式で符号化圧縮し、それによって得た送信画情報
    を相手端末に送信する伝送制御手段を備えたことを特徴
    とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】 送信画像データを符号化圧縮して送信画
    情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積する
    画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信画情
    報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送信並
    列処理機能を備えた画像通信装置において、 ページ単位に送信画像データを送信するときには、少な
    くとも1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に
    蓄積された後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段に蓄
    積された送信画情報を送信する一方、1ページ分の送信
    画情報の符号化圧縮モードが1回以上変更されている場
    合には、そのページの元の送信画像データを複号化し、
    その元の送信画像データを、相手端末に対応した符号化
    方式で符号化圧縮し、それによって得た送信画情報を相
    手端末に送信する一方、ページよりも小さなブロック単
    位に送信画情報を送信するときには、少なくとも1ブロ
    ック以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄積された
    後に、ブロック単位に、上記画像蓄積手段に蓄積された
    送信画情報を送信する伝送制御手段を備えたことを特徴
    とする画像通信装置。
  4. 【請求項4】 送信画像データを符号化圧縮して送信画
    情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積する
    画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信画情
    報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送信並
    列処理機能を備えた画像通信装置において、 少なくとも1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手
    段に蓄積された後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段
    に蓄積された送信画情報を送信する一方、1ページ分の
    送信画情報に画像変換処理を施す必要のある場合には、
    そのページの元の送信画像データを複号化し、その元の
    送信画像データに対してその必要のある画像変換処理を
    適用し、その変換後の画像データを相手端末に対応した
    符号化方式で符号化圧縮し、それによって得た送信画情
    報を相手端末に送信する伝送制御手段を備えたことを特
    徴とする画像通信装置。
  5. 【請求項5】 送信画像データを符号化圧縮して送信画
    情報を形成しその送信画情報を画像蓄積手段に蓄積する
    画像蓄積処理と、上記画像蓄積手段に蓄積した送信画情
    報を送信する送信処理とを並列して実行する蓄積送信並
    列処理機能を備えた画像通信装置において、 ページ単位に送信画像データを送信するときには、少な
    くとも1ページ以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に
    蓄積された後に、ページ単位に、上記画像蓄積手段に蓄
    積された送信画情報を送信する一方、1ページ分の送信
    画情報に画像変換処理を施す必要のある場合には、その
    ページの元の送信画像データを複号化し、その元の送信
    画像データに対してその必要のある画像変換処理を適用
    し、その変換後の画像データを相手端末に対応した符号
    化方式で符号化圧縮し、それによって得た送信画情報を
    相手端末に送信する一方、ページよりも小さなブロック
    単位に送信画情報を送信するときには、少なくとも1ブ
    ロック以上の送信画情報が上記画像蓄積手段に蓄積され
    た後に、ブロック単位に、上記画像蓄積手段に蓄積され
    た送信画情報を送信する伝送制御手段を備えたことを特
    徴とする画像通信装置。
JP8035797A 1995-04-07 1996-01-31 画像通信装置 Pending JPH08336036A (ja)

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JP8035797A JPH08336036A (ja) 1995-04-07 1996-01-31 画像通信装置
US08/627,050 US5896203A (en) 1995-04-07 1996-04-03 Image information communication apparatus for concurrently storing and transmitting image information

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JP10713195 1995-04-07
JP7-107131 1995-04-07
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