JPH08317928A - 医療用処置具 - Google Patents

医療用処置具

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JPH08317928A
JPH08317928A JP7127881A JP12788195A JPH08317928A JP H08317928 A JPH08317928 A JP H08317928A JP 7127881 A JP7127881 A JP 7127881A JP 12788195 A JP12788195 A JP 12788195A JP H08317928 A JPH08317928 A JP H08317928A
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JP
Japan
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tip
medical treatment
forming member
fixing
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JP7127881A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamamiya
広之 山宮
Yuichi Ikeda
裕一 池田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1つの装置で臓器の圧排と吊り上げの両方の
操作ができ、かつ患者に苦痛を与えないように細径化し
た医療用処置具を提供することにある。 【構成】 支持パイプ1と、この支持パイプ1の先端部
にコイルバネ2を介して接続された固定部材3と、先端
部材4と、両端が固定部材3と先端部材4に固着された
4枚の超弾性合金板5と、両端が先端部材4と把持部材
6に接続された操作ワイヤ7と、この操作ワイヤ7の軸
方向の動きを制限する固定ねじ8からなる。そして、把
持部材6を引き出すと超弾性合金板5が外側へ拡張する
ことにより、臓器等の圧排や吊り上げを可能とした。固
定ねじ8で固定すれば、拡張状態を維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、臓器に対して観察また
は処置を容易に行えるように、体腔内の空間を形成する
ために用いられる医療用処置具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、体表面を大きく切開することな
く、体腔内に内視鏡や鉗子等を挿入することによって、
体腔内を観察したり、治療処置したりすることが、広く
行われている。
【0003】前記内視鏡には、挿入部が柔軟で口腔等か
ら挿入する軟性内視鏡と、挿入部が硬性でトラカール等
に案内されて、体腔内の観察目標部位に向けて挿入され
る硬性鏡とがある。この内視鏡や硬性鏡等で胃、腸、子
宮等を観察及び処置するときに、これらの臓器を押し広
げたり、周辺の臓器を離したり、また腹壁や臓器を上方
に吊り上げたりすることにより、観察目標部位の観察や
治療処置を容易に行えることが必要である。このような
目的を達成した技術が米国特許5275610号やPC
TWO92/21291号に開示されている。
【0004】米国特許5275610号公報に記載され
た発明の医療用処置具は、複数の板の一端が内蔵棒の先
端部に、もう一端が前記内蔵棒を内蔵する外装管の先端
部に各々接続され、その各接続部のうち少なくとも一方
にピポット軸または蝶番が使用されている。そして、前
記内蔵棒を外装管の手元側に牽引することによって、前
記複数枚の板を、接触する組織の内壁とともに外側に膨
らませて、観察目標部位の観察または治療処置を行う際
に必要な空間を確保する医療用処置具である。
【0005】また、PCTWO92/21291号公報
に記載された発明の腹膜牽引装置は、支持軸の先端にバ
ルーンを設けて、このバルーンを収縮させた状態で、腹
表面に開けた小さな穴を通して腹壁や臓器の内部に送り
込み、体腔内でこのバルーンを膨張させて腹壁の開口穴
よりも大きな状態にして、腹壁や臓器を引っ掛けて吊り
上げるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した米国特許52
75610号公報に記載された発明の医療用処置具は、
観察目標部位の観察または治療処置に必要な空間を形成
する手段として、ピポット軸や蝶番を用いている。しか
し、板材に、ある程度の大きさを有するピポット軸や蝶
番を取り付けているため、処置具の外径を小さく構成す
ることは部品加工上及び組立上困難であった。処置具の
外径が大きくなることは、患者への苦痛を増大させると
ういう問題となっていた。
【0007】さらに、部品点数が多くなるため、洗浄に
時間を要したり、製造コストが高くなるという問題があ
った。
【0008】また、PCTWO92/21291号公報
に記載された発明の腹膜牽引装置は、柔軟なバルーンを
膨張させて、バルーンの一部を腹壁や臓器に引っ掛ける
ことによって、腹壁や臓器を持ち上げている。このた
め、バルーンへの力の掛かり具合によっては、バルーン
が部分的に変形して、腹壁や臓器を確実に所定時間だけ
安定して吊り上げることができないという問題があっ
た。また、バルーンを膨張させるための空圧機器等を必
要とし、装置が大がかりになるという問題があった。
【0009】本発明は、以上の問題に着目してなされた
もので、ピポット軸や蝶番等で接続したり、バルーン等
を用いることなく、充分な変形量が得られ、1つの処置
具で圧排と吊り上げの両方の操作ができ、かつ患者に苦
痛を与えないように処置具の細径化が可能で、洗浄性に
優れ、さらに部品点数の削減により製造コストの安価な
体腔内空間形成用の医療用処置具を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、中空状の支持
部材と、この支持部材の後端側に位置する操作部と、前
記支持部材の先端側から内部を挿通して手元側に前記操
作部を接続し、前記操作部の操作力を先端部に伝達する
操作力伝達手段と、両端を前記支持部材の先端部と前記
操作力伝達手段の先端部とに接続された少なくとも1つ
の、超弾性を有する空間形成部材とを具備した構成とし
た。
【0011】
【作用】このように、操作部を操作して、空間形成部材
の先端部を支持部材に近づけ、前記空間形成部材を外側
に変形させて、体腔内の組織を圧排、または吊り上げる
ように構成した。このため、体腔内に必要な空間を確保
することができ、組織の観察または処置を容易に行うこ
とができる。
【0012】また、空間形成部材の変形量を更に大きく
すれば、腹壁や臓器を圧排させるだけでなく、吊り上げ
ることにより空間を確保し、組織の観察または処置を容
易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下に、図を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0014】図1乃至図6は本発明の第1実施例に係
り、図1は第1実施例を示す医療用処置具の全体を示す
外観図、図2は同実施例の全体を示す縦断面図、図3
(a)は図2の固定部材のAA断面を示す断面図、図3
(b)は図2の先端部材のBB断面を示す断面図、図4
は同実施例の作用説明図、図5は同実施例の処置具を更
に大きく変形させた状態の作用説明図、図6は同実施例
の変形例の主要部を示す外観図である。
【0015】図1に示す医療用処置具は、支持パイプ1
と、この支持パイプ1の先端部にコイルバネ2を介して
接続された固定部材3と、先端部材4と、固定部材3と
先端部材4とにその両端を固着された4枚の超弾性合金
からなる空間形成部材5と、一方が先端部材4に固着さ
れ、他方が固定部材3とコイルバネ2と支持パイプ1の
内部を挿通して把持部材6に接続された操作ワイヤ7
と、この操作ワイヤ7の軸方向の動きを制限する固定ね
じ8から構成されている。
【0016】図2を参照して全体構成の詳細を説明す
る。支持パイプ1の先端部とコイルバネ2の一端、及び
中空状の固定部材3の後端部とコイルバネ2の他端とは
各々接着、溶着等の固定手段で固着されており、コイル
バネ2の弾性力により、支持パイプ1と固定部材3は図
1に示すように、所定の力量で湾曲可能に構成されてい
る。
【0017】また、固定部材3の先端部と4本の空間形
成部材5の後端部は、図3(a)に示すように、周方向
に対して略均等の角度で、また操作ワイヤ7と略平行な
状態で接着、溶着等の固定手段で固着されている。そし
て、4本の空間形成部材5の先端部と先端部材4の後端
部は、図3(b)に示すように、周方向に対して略均等
の角度で、また操作ワイヤ7と略平行な状態で接着、溶
着等の固定手段で固着されている。そして、先端部材4
の先端部の形状は、体腔内の組織等を傷つけることがな
いように半球状となっている。なお、超弾性合金は形状
記憶合金の一種で、例えばNi−Ti系合金等があり、
常温で優れた弾性性質を示す。また、弾性性質では、超
弾性合金に劣るものの、通常の弾性性質を示す、例えば
ステンレススチールのような他の弾性材料を用いてもよ
い。
【0018】支持パイプ1の後端部には、操作ワイヤ7
の外径よりもわずかに大きい内径を有するワイヤ受部材
9が固着されている。このワイヤ受部材9は、操作ワイ
ヤ7の軸方向と略直角方向に外径部から内径部に連通す
るねじ10が形成されており、このねじ10に固定ねじ
8のねじ部が螺合するように構成されている。この固定
ねじ8を締め付けることにより、操作ワイヤ7の軸方向
の動きを規制できるようになっている。
【0019】操作ワイヤ7の先端部と先端部材4の後端
部は、図3(b)に示すように、先端部材4の略中心軸
位置に接着、溶着等の固定手段で固着されている。そし
て、操作ワイヤ7の後端部は、固定部材3、コイルバネ
2、支持パイプ1、及びワイヤ受部材9の各々内部を挿
通して、ワイヤ受部材9の外側で、把持部材6に接着、
溶着等の固定手段で固着されている。
【0020】以上のように構成された第1実施例の作用
を図4、図5を参照して説明する。図4は空間形成部材
5を途中まで拡張させて体腔内組織の臓器12を圧排し
ている状態を、図5は空間形成部材5を更に拡張させて
臓器12や腹壁11を吊り上げている状態を示す。
【0021】図4に示すように、内視鏡を用いた手術
は、腹壁11と臓器12を貫通して手術部位に内視鏡1
3を接近させて手術部位を観察し、さらに腹壁11と臓
器12に別の穴を開けて、鉗子等の処置具14を挿入す
ることによって手術部位の処置を行っている。このとき
第1実施例の処置具15の先端を、内視鏡13のチャン
ネルを挿通して手術部位近傍に接近させた後、図2で示
した把持部材6を引き出して先端部材4を固定部材3に
接近させることで、4本の空間形成部材5を外側へ拡張
させる。このように、観察または処置を行い易い状態に
臓器12を拡張させた後、固定ねじ8を締め付けて操作
ワイヤ7を固定すれば、空間形成部材5が臓器12を圧
排した状態を長時間維持することができる。なお、固定
ねじ8を緩めると、空間形成部材5の弾性力により元の
細い状態に復帰する。
【0022】また、図5に示すように、臓器12内部の
上方に空間を設ける場合には、第3の穴を腹壁11と臓
器12に開けて、その穴より処置具15を挿通した後、
図2で示した把持部材6を引き出す量を多くした状態で
固定ねじ8を締め付けて固定する。この状態では、処置
具15(支持パイプ1)の外径よりも空間形成部材5が
外側に拡張した大きさの方が大きくなるため、処置具1
5を上方に持ち上げると、腹壁11と臓器12も共に持
ち上げられるために、臓器12内に空間を形成すること
ができる。
【0023】以上のように構成された第1実施例では、
空間形成部材として非常に大きな弾性を有する超弾性合
金を用いたので、1つの処置具のみで、臓器を押し広げ
て圧排するだけでなく、臓器や腹壁を持ち上げる吊り上
げ具としても使用できる。そして、他の金属材料、プラ
スチック等に比べて疲労破壊に強く、耐用年数の長期化
が可能である。
【0024】また、空間形成部材5の両端の固定構造が
簡単なため、部品点数が少なく、細径化が可能となり、
患者への損傷を軽減できる。さらに、部品点数が少ない
ので、洗浄が容易であり、製造コストも安価にすること
ができる。
【0025】さらに、操作ワイヤ7の軸方向の動きを制
限する固定ねじ8を設けたので、この固定ねじ8を締め
付けて操作ワイヤ7の動きを固定すれば、空間形成部材
5の拡張状態を長時間にわたって固定維持ができる。
【0026】また、第1実施例の処置具15が手術部位
に直線的に到達できないときでも、コイルバネ2を用い
た湾曲部を設けたので、臓器12からの反力によってコ
イルバネ2が湾曲し、任意の方向に空間形成部材5を移
動させることができる。
【0027】なお、第1実施例では、湾曲部材としてコ
イルバネ2を用いた例で説明したが、臓器12の反発力
で変形可能な中空の弾性部材であればどんな部材でもよ
い。また、図6に示すように、複数個の管状部材を各々
2本のピンで連結した湾曲部材16を構成し、2本のワ
イヤ17、17の先端部を湾曲部材16の先端部16
a、16aに固定して、このワイヤ17、17の手元側
を支持パイプ1の内側を挿通して手元側の操作部に接続
する。このように構成することにより、ワイヤ17、1
7を引くことで、湾曲部材16を任意の方向に湾曲させ
ることができ、処置具15の先端部を手術部位に容易に
導くことができる。
【0028】図7は本発明の第2実施例に係り、第1実
施例の固定部材と空間形成部材とを超弾性合金で一体に
形成した部材を示す外観図である。第2実施例の空間形
成部材は、固定部材3と空間形成部材5を一部品で構成
した点を除くと第1実施例と同じである。第1実施例と
同様の構成及び作用については、同じ符号を付して説明
を省略する。
【0029】図7に示すように、第2実施例の空間形成
部材は、超弾性合金からなる管状部材18に4本のスリ
ットを設けたものである。この管状部材18の手元部1
8aをコイルバネ2の先端に固着し、変形部18bの先
端部を先端部材4に固着すれば、把持部材6と共に操作
ワイヤ7を支持パイプ1から引き出すと4本の変形部1
8bが外側へ拡張して、臓器12の圧排、吊り上げがで
きる。この状態で、固定ねじ8を締め付ければ変形部1
8bは拡張した状態を維持し続けることが可能となる。
なお、第2実施例では、空間形成部材と固定部材を一体
にして例で説明したが、空間形成部材と先端部材を一体
形成しても、また空間形成部材と固定部材と先端部材と
を全て一体にして、超弾性合金で構成してもよい。
【0030】以上のように構成された第2実施例では、
第1実施例の効果に加えて、さらに部品点数が少なくな
るために、より安価に製造することができると共に、洗
浄性も向上する。
【0031】図8は本発明の第3実施例に係り、処置具
先端を示す外観図である。第3実施例の空間形成部材に
曲率を設けた点を除くと第1実施例と同じである。第1
実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付
して説明を省略する。
【0032】図8に示す第3実施例は、4本の空間形成
部材19を僅かに外側に向けた曲率を記憶させた円弧状
の板で形成したものである。そして、空間形成部材19
の両側と各々固定部材3、及び先端部材4とは、空間形
成部材19の中央部が外側を向いた角度を有する状態を
維持するように接着、溶着等の固定手段で固着されてい
る。
【0033】以上のように構成された第3実施例での作
用は、第1実施例と同じである。また、第3実施例の効
果は、第1実施例の効果に加えて、本発明の処置具を手
術部位に近づけた後、把持部材6と共に操作ワイヤ7を
引き出して、空間形成部材19を変形させるときの初期
駆動力量を小さくすることができ、よりスムーズに臓器
12の圧排、吊り上げができるという効果がある。
【0034】図9は本発明の第4実施例に係り、図9
(a)は本発明の処置具の外観を示す正面図、図9
(b)は図9(a)の側面図である。
【0035】第4実施例は、空間形成部材19の本数を
2本にした点を除くと第3実施例と同じである。第3実
施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付し
て説明を省略する。
【0036】図9に示す実施例は、第3実施例の空間形
成部材19を隣り合う2本のみとしたものである。空間
形成部材19は、僅かに外側に向けた曲率を記憶させた
円弧状の板で構成しているので、固定ねじ8を緩めた自
由状態では、図9(a)のように固定部材3と先端部材
4は曲げられた状態である。
【0037】以上のように構成された第4実施例では、
第3実施例の効果に加えて、空間形成部材19は、2枚
が偏って配置されているため、把持部材6と共に操作ワ
イヤ7を引き出すと、空間形成部材を部分的に拡張させ
ることができるので、臓器12の必要な部分のみを選択
的に圧排することができるという効果を有する。
【0038】図10乃至図12は本発明の第5実施例に
係り、図10は第5実施例の処置具の初期状態を示す正
面図、図11は同実施例の拡張した状態の空間形成部材
の左右2枚のみを示す正面図、図12は同実施例の4枚
の空間形成部材が拡張した状態を示す外観図である。
【0039】第5実施例は、空間形成部材5の断面形状
を部分的に変化させた点を除くと第1実施例と同じであ
る。第1実施例と同様の構成及び作用については、同じ
符号を付して説明を省略する。
【0040】図10に示す第5実施例は、4枚の空間形
成部材20の板厚を、先端部材4との接続部近傍と、空
間形成部材20の中央部よりやや先端よりの位置とで、
その厚さを薄く形成した部分を設けたものである。
【0041】以上のように構成された第5実施例の作用
は、把持部材6と共に操作ワイヤ7を引き出すと、先端
部材4が固定部材3に引き寄せられることにより、4枚
の空間形成部材20が外側へ拡張する。このとき図11
及び図12に示すように、空間形成部材20は、部分的
に断面形状を変化させてあるので、板厚の薄い部分は大
きく曲がり、板厚の厚い部分は曲がり難くなる。このよ
うに、選択的に断面形状を変化させることによって、空
間形成部材20の拡張状態を任意の形状にすることがで
きる。
【0042】以上のように構成された第5実施例では、
第1実施例の効果に加えて、空間形成部材20の拡張形
状を任意に構成することができるため、例えば子宮で用
いるときはその子宮にあった形状に拡張することができ
る。また、空間形成部材20の拡張状態の外径を先端部
材4近傍で大きく構成することができるので、吊り上げ
具として用いる場合は、確実に臓器12や腹壁11を吊
り上げることができる。
【0043】なお、第5実施例において、断面形状を変
化させる構成として、板厚を変化させる例で説明した
が、板幅を変化させても、また各々を組み合わせても、
また別の構成としてもよい。また、断面形状を変化させ
る位置は、使用目的に合わせて、適宜その位置を変えて
構成してもよい。
【0044】なお、以上詳述した各実施例では、空間形
成部材が、超弾性合金の板材の場合で説明したが、操作
ワイヤ7を引き出して先端部材4と固定部材3を接近さ
せたときに、空間形成部材が外側に拡張できるような形
状であれば、板状でなくても、例えば細径の丸棒状で
も、断面形状がL字状またはコ字状等の異方性形状の材
料でもよい。また、その材質は、通常の弾性部材を用い
てもよい。
【0045】また、空間形成部材の数を2個、または4
個の場合で説明したが、選択的に臓器12等を圧排でき
れば、1個以上何個であってもかまわない。さらに、空
間形成部材と操作ワイヤの各先端部の固定を、先端部材
4で固定する例で説明したが、この先端部材4を用いる
ことなく、空間形成部材と操作ワイヤの各先端部を直接
固定してもよい。
【0046】ところで、各実施例では、1つの処置具
で、圧排と吊り上げを兼用できる実施例で説明したが、
吊り上げ具のみの場合は、次のようなものがある。
【0047】図13乃至図14は吊り上げ具の第1変形
例を示し、図13は全体構成を示す外観図、図14
(a)(b)(c)は各々作用の説明図である。
【0048】図13に示す第1変形例の処置具は、空間
形成棒30と、この空間形成棒30の略中央部にその一
端を固着された操作ロッド31と、これらを体腔内に挿
入するための挿入管32からなる。
【0049】以上のように構成された第1変形例の作用
は、図14(a)に示すように、空間形成棒30を弾性
変形させた状態で挿入管32内に先端部が飛び出さない
状態で収納する。次に、挿入管32先端部を腹壁11と
臓器12に設けた孔を通して体腔内に挿入した後、操作
ロッド31を押し込むことにより、空間形成棒30は挿
入管32先端部から飛び出して、体腔内で元の形状に復
帰する。
【0050】次に、図14(b)に示すように、挿入管
32のみを引き抜き、操作ロッド31を上方に引き上げ
ることによって、臓器12や腹壁11を任意の位置まで
吊り上げることで必要な空間を確保することができる。
このため、観察、処置等を容易に行うことができる。
【0051】空間形成棒30を抜去する際は、図14
(c)に示すように、再び挿入管32を挿入し、この挿
入管32を固定した状態で、操作ロッド31を引き上げ
ることにより、空間形成棒30が弾性変形して挿入管3
2に収まり、挿入管32と共に空間形成棒30を抜去す
る。
【0052】以上のように構成すると、小径で、かつ簡
単な構造で臓器12や腹壁11を確実に吊り上げること
ができると共に、小径の挿入穴径で使用できるため、患
者への損傷を最小限にできる。また、洗浄性がよく、安
価に構成することができる。
【0053】図15乃至図16は吊り上げ具の第2変形
例を示し、図15は全体構成を示す外観図、図16
(a)(b)(c)は各々作用の説明図である。
【0054】図15に示す第2変形例の処置具は、折り
曲げ部を有する空間形成棒33と、この空間形成棒33
の端部に固着された操作ロッド31と、これらを体腔内
に挿入するための挿入管32からなる。
【0055】以上のように構成された第2変形例の作用
は、図16(a)に示すように、空間形成棒33を弾性
変形させた状態で挿入管32内に先端部が飛び出さない
状態で収納する。次に、挿入管32の先端部を腹壁11
と臓器12に設けた孔を通して体腔内に挿入した後、操
作ロッド31を押し込むことにより、空間形成棒33は
挿入管32先端部から飛び出して、体腔内で元の形状に
復帰する。
【0056】次に、図16(b)に示すように、挿入管
32のみを引き抜き、操作ロッド31を上方に引き上げ
ることによって、臓器12や腹壁11を任意の位置まで
吊り上げることで必要な空間を確保することができる。
このため、観察、処置等を容易に行うことができる。
【0057】空間形成棒30を抜去する際は、図16
(c)に示すように、再び挿入管32を挿入し、この挿
入管32を固定した状態で、操作ロッド31を引き上げ
ることにより、空間形成棒33が弾性変形して挿入管3
2に収まり、挿入管32と共に空間形成棒30を抜去す
る。
【0058】以上のように構成された第2変形例の効果
は、第1変形例の効果に加えて、操作ロッド33を挿入
管32に納める際の変形量が、第1変形例の場合よりも
少なくて済むので、操作ロッド33を挿入管32へ挿脱
する際の力量が小さくて済み、楽に操作できる。
【0059】なお、以上説明した各実施例において、本
発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に組み合わせること
が可能である。
【0060】[付記]以上詳述したように本発明の実施
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 [付記1] 中空状の支持部材と、この支持部材の後端
側に位置する操作部と、前記支持部材の先端側から内部
を挿通して手元側に前記操作部を接続し、前記操作部の
操作力を先端側に伝達する操作力伝達手段と、両端を前
記支持部材の先端部と前記操作力伝達手段の先端部とに
接続された少なくとも1つの、超弾性を有する空間形成
部材とを具備し、前記操作部を操作することにより、前
記空間形成部材が外側に変形するようにしたことを特徴
とする医療用処置具。
【0061】[付記2] 中空状の支持部材と、この支
持部材の後端側に位置する操作部と、前記支持部材の内
部を挿通して手元側に前記操作部を、先端側に先端部材
を接続し、前記操作部の操作力を先端部に伝達する操作
力伝達手段と、前記支持部材の先端部と前記先端部材の
間に配置された少なくとも1つの、超弾性を有する空間
形成部材とを具備し、前記操作部を操作することによ
り、前記空間形成部材が外側に変形するようにしたこと
を特徴とする医療用処置具。
【0062】[付記3] 中空状の支持部材と、この支
持部材の内部を挿通して手元側に操作部を、先端側に先
端部材を接続し、前記操作部の操作力を先端部に伝達す
る操作力伝達手段と、前記支持部材と前記先端部材の間
に配置された少なくとも1つの弾性を有する空間形成部
材とを有し、前記操作部を操作することにより、前記先
端部を引き込んで、前記空間形成部材を外側に変形させ
て体腔内の組織を圧排して、前記組織を観察または処置
を行い易くした医療用処置具において、前記空間形成部
材と前記支持部材、前記空間形成部材と前記先端部材の
うち少なくとも1方を固着した構成としたことを特徴と
する医療用処置具。
【0063】[付記4] 付記2項、3項に記載の医療
用処置具であって、前記空間形成部材の両端は、各々前
記支持部材と先端部材の少なくとも一方に固着されてい
る。
【0064】[付記5] 付記1項乃至3項に記載の医
療用処置具であって、前記空間形成部材は、所定形状に
形成された超弾性合金で構成されている。
【0065】[付記6] 付記5項に記載の医療用処置
具であって、前記空間形成部材は、外側に向けた曲面を
有する。
【0066】[付記7] 付記1乃至3項に記載の医療
用処置具であって、前記空間形成部材の断面形状は、異
方性形状である。
【0067】[付記8] 付記7項に記載の医療用処置
具であって、前記空間形成部材は、選択的に外側に変形
するように配置されている。
【0068】[付記9] 付記1項乃至3項に記載の医
療用処置具であって、前記空間形成部材は、軸方向に少
なくとも1つのスリットを有する管状部材とした。
【0069】[付記10] 付記9項に記載の医療用処
置具であって、前記空間形成部材は、管状部材で構成さ
れている。
【0070】[付記11] 付記1項乃至3項に記載の
医療用処置具であって、前記空間形成部材は、所定の位
置で断面形状が異なる。
【0071】[付記12] 付記1項乃至3項に記載の
医療用処置具であって、前記空間形成部材の少なくとも
一方は、操作力伝達手段と略平行となるように固着され
ている。
【0072】[付記13] 付記1項乃至3項に記載の
医療用処置具であって、前記空間形成部材の少なくとも
一方は、操作力伝達手段と角度を成すように固着されて
いる。
【0073】[付記14] 付記1項乃至3項に記載の
医療用処置具であって、前記操作力伝達手段を、前記支
持部材に対して任意の位置で固定する固定手段を有す
る。
【0074】[付記15] 付記1項乃至3項に記載の
医療用処置具であって、前記支持部材は、湾曲部材を有
する。
【0075】[付記16] 付記3項に記載の医療用処
置具であって、弾性を有する前記空間形成部材は、超弾
性部材で形成されている。
【0076】[付記17] 弾性を有する空間形成部材
と、この空間形成部材に固着された操作部材と、前記空
間形成部材と前記操作部材とを体腔内に挿入させるため
の挿入部材とを具備したことを特徴とする医療用処置
具。
【0077】[付記18] 17項記載の医療用処置具
であって、前記空間形成部材は、棒材で構成され、この
棒材の中央部で操作部材と固着されている。
【0078】[付記19] 17項記載の医療用処置具
であって、前記空間形成部材は、折り曲げ部を有する。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の医療用処
置具によれば、1つの装置で圧排と吊り上げとの両方の
操作が可能となるため、汎用性が高くなる。また、少な
い部品点数で構成を単純化することにより、装置の細径
化が可能で、患者への損傷を最小限にすることができる
と共に、洗浄性に優れ、さらに製造コストの低減をする
ことができるという顕著な効果を有する。
【0080】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は第1実施例の医療用処置具の全体を示
す外観図である。
【図2】 図2は第1実施例の全体を示す縦断面図であ
る。
【図3】 図3(a)は図2の固定部材のAA断面を示
す断面図、図3(b)は図2の先端部材のBB断面を示
す断面図である。
【図4】 図4は第1実施例の作用説明図である。
【図5】 図5は第1実施例の処置具を更に大きく変形
させた状態の作用説明図である。
【図6】 図6は第1実施例の変形例の主要部を示す外
観図である。
【図7】 図7は第2実施例の固定部材と超弾性合金板
を一体で形成した部材を示す外観図である。
【図8】 図8は第3実施例の処置具先端を示す外観図
である。
【図9】 図9(a)は第4実施例の処置具の外観を示
す正面図、図9(b)は図9(a)の側面図である。
【図10】 図10は第5実施例の処置具の初期状態を
示す正面図である。
【図11】 図11は第5実施例の拡張した状態の空間
形成部材の左右2枚のみを示す正面図である。
【図12】 図12は第5実施例の4枚の空間形成部材
が拡張した状態を示す外観図である。
【図13】 図13は第1変形例の全体構成を示す外観
図である。
【図14】 図14(a)(b)(c)は各々の第1変
形例の作用説明図である。
【図15】 図15は第2変形例の全体構成を示す外観
図である。
【図16】 図16(a)(b)(c)は各々の第2変
形例の作用説明図である。
【符号の説明】
1は支持パイプ、2はコイルバネ、3は固定部材、4は
先端部材、5と19と20は空間形成部材、6は把持部
材、7は操作ワイヤ、8は固定ねじ、9はワイヤ受部
材、10はねじ、11は腹壁、12は臓器、13は内視
鏡、14と15は処置具、16は湾曲部材、17はワイ
ヤ、18は管状部材、30と33は空間形成棒、31は
操作ロッド、32は挿入管である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空状の支持部材と、この支持部材の後端
    側に位置する操作部と、前記支持部材の先端側から内部
    を挿通して手元側に前記操作部を接続し、前記操作部の
    操作力を先端側に伝達する操作力伝達手段と、両端を前
    記支持部材の先端部と前記操作力伝達手段の先端部とに
    接続された少なくとも1つの、超弾性を有する空間形成
    部材とを具備し、前記操作部を操作することにより、前
    記空間形成部材が外側に変形するようにしたことを特徴
    とする医療用処置具。
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