JPH08313215A - 2次元距離センサ - Google Patents

2次元距離センサ

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JPH08313215A
JPH08313215A JP7146949A JP14694995A JPH08313215A JP H08313215 A JPH08313215 A JP H08313215A JP 7146949 A JP7146949 A JP 7146949A JP 14694995 A JP14694995 A JP 14694995A JP H08313215 A JPH08313215 A JP H08313215A
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image
dimensional
image pickup
pickup device
cmd
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JP7146949A
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Masahiko Kato
正彦 加藤
Hiroshi Matsuzaki
弘 松崎
Hajime Morokuma
肇 諸隈
Tsutomu Nakamura
力 中村
Kazuya Matsumoto
一哉 松本
Tetsuo Nomoto
哲夫 野本
Toyokazu Mizoguchi
豊和 溝口
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/02Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
    • G01S17/06Systems determining position data of a target
    • G01S17/08Systems determining position data of a target for measuring distance only
    • G01S17/32Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of continuous waves, whether amplitude-, frequency-, or phase-modulated, or unmodulated
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01SRADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
    • G01S17/00Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
    • G01S17/88Lidar systems specially adapted for specific applications
    • G01S17/89Lidar systems specially adapted for specific applications for mapping or imaging
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  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照明光の機械的な走査を行わないで、3次元
距離画像を2次元撮像素子で得られるようにした2次元
距離センサを提供する。 【構成】 所定の周波数、持続時間及び繰り返し時間で
輝度変調された光ビームを物体1に投光する照明装置2
と、該照明装置2からの輝度変調された光ビームで照明
された物体1の像を結像する結像光学系3と、該結像光
学系3の結像面に設置された2次元撮像素子4と、該2
次元撮像素子の感度を決定する電極端子を、前記周波数
で変調駆動する駆動部及び該撮像素子4の各画素におい
て生成された信号電荷に応じた信号を取り出す読み出し
手段を有する処理回路5とで、2次元距離センサを構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、3次元距離画像をそ
の輝度画像と共にリアルタイムで取り込む2次元撮像素
子を用いた2次元距離センサに関し、特に車、ロボット
などの移動体が天体あるいは地上で自律走行する時の目
として、あるいは静的な3次元物体の距離画像入力装置
として利用可能な2次元撮像素子を用いた2次元距離セ
ンサに関する。
【0002】
【従来の技術】エリア・センサを利用して3次元距離画
像を得る従来の方法としては、ステレオ照合法、ス
リット投影法(シリコン・レンジ・ファインダ)を初め
として種々の方法が知られている。ステレオ照合法は、
複数の視線方向から対象とする物体を撮像して得た複数
の輝度画像から、相関演算により距離画像を求めるもの
であり、例えば、木内雄二編「画像入力技術ハンドブッ
ク」(日刊工業新聞社、1992年発行)に開示されてい
る。次に、このステレオ照合法を、離して置いた2台の
テレビカメラの出力信号を解析し、物体までの距離情報
を得る2眼立体視法の原理を示す図28に基づいて説明す
る。図28の(A)において、1001は対象物体、1002,10
03はテレビカメラ、1004は信号処理系であり、図28の
(B)は図28の(A)の○印で示した部分を拡大して座
標上で示した図である。物体1001上の同一点に対する像
点の位置は、物体1001が無限遠にあれば共にカメラ中
心、すなわち感光面と光軸の交点である。一般のステレ
オ画像の場合には中心からずれるから、ずれ距離a,b
がわかると、次式(1),(2)により物体の位置P
(x,y)が求められる。 x=a・d/(a+b) ・・・・・(1) y=d・c/(a+b) ・・・・・(2) ここで、cはレンズ面と感光面との距離で、dはカメラ
のレンズ間の距離である。入力装置としては、一般にC
CD等を用いたテレビカメラが用いられる。この方法
は、原理的には適当な照明条件のもとでは常に適用可能
な筈であるが、実際には、ステレオ画像の信号から対応
点を信号処理で抽出することは、極めて膨大な計算を要
し、またその精度も必ずしも十分とは言い難い。
【0003】スリット投影法は、図29に示すように、被
写体1101に対して、レーザー1102からのレーザー光を円
筒レンズ1103及びミラー1104を介して得られるストライ
プ1105を投射して、被写体1101の3次元構造に対応した
投影スリット像の変形を、2次元撮像素子1106の上に結
像させて測定する方法である。なお、図29において1107
は基線を示している。しかし、この手法では、3次元情
報を2次元撮像素子1106に入力するために、投影スリッ
トの位置をミラー1104によりスキャンし、そのたびに2
次元撮像素子1106より情報を取り込む必要がある。した
がって、投影ストライプ光のスキャン方向に256 画素の
空間分解能を得ようとすると、2次元撮像素子1106より
の情報の取り込みが256 回必要となり、2次元撮像素子
1106のフレーム・レートが1/30秒だとすると、2次元
撮像素子1106より情報を取り込むだけで、約8.5 秒を要
することになる。
【0004】一方、カーネギー・メロン大学のKanade等
は、測距用に特別の回路構成を採用した撮像素子を上記
2次元撮像素子の代わりに用いることにより、投影スト
ライプ光のフル・スキャンに対して2次元撮像素子より
の情報の取り込み回数が1回で済む手法を提案してい
る。しかしながら、この手法においても、特殊な撮像素
子を用いなければならないという制約を除外しても、投
影ストライプ光のスキャンが必要なことは、図29に示し
たものと同様である。なお、図29に示したスリット投影
法については、例えば、A. Gruss et al : " Integrate
d Sensor and Range-Finding Analog Signal Processin
g " IEEE J. Solid-State Circuits, Vol.26, No.3, Ma
rch 1991, pp.184-191に詳述されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のステレオ照
合法は、得られた輝度画像から距離画像を得るのに膨大
な演算あるいは信号処理を必要とする。一方、スリット
投影法においては、ストライプ光で物体を機械的に走査
する例に見られるように、2次元撮像素子そのものが直
接に距離画像を取得する能力を持つ場合でも、何らかの
機械的走査部分を必要とするという問題点がある。セン
サの小型・高速・軽量化の点、あるいはメンテナンスフ
リーの点から可動部のないことが望ましく、例えば、宇
宙空間での使用を考えた場合には、これが強く要求され
る。
【0006】本発明は、従来のエリア・センサを利用し
て3次元距離画像を得る方法における上記問題点を解消
するためになされたもので、照明光の機械的な走査なし
に距離画像を直接得ることの可能な2次元距離センサを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】次に上記問題点
を解決するための本発明の構成を、図1に示す概念図に
基づいて説明する。本発明は、所定の周波数、持続時間
及び繰り返し時間で輝度変調された光ビームを物体(被
写体)1に投光する照明装置2と、該照明装置2からの
輝度変調された光ビームで照明された物体1の像を結像
する結像光学系3と、該結像光学系3の結像面に設置さ
れた2次元撮像素子4と、該2次元撮像素子4の感度を
決定する電極端子を前記周波数で変調駆動する駆動部及
び該撮像素子4の各画素において生成された信号電荷に
対応した信号を取り出す読み出し手段を有する処理回路
5とで、2次元距離センサを構成するものである。
【0008】このように構成された2次元距離センサに
おいては、照明装置2より所定の周波数で輝度変調した
光ビームを出射し、この光ビームで照明された物体(被
写体)1の像を、結像光学系3を介して2次元撮像素子
4上に結像し、処理回路5により2次元撮像素子4を駆
動し該撮像素子4の情報を読み出す。このとき、2次元
撮像素子4で受光された各画素上での照明光には、前記
物体1の3次元構造に対応した位相のずれを生ずる。そ
こで前記2次体撮像素子4の受光感度を前記所定の周波
数で変調することができるように構成することにより、
受光された照明光の位相と2次元撮像素子4の受光感度
の位相が合致した画素では多くの信号電荷が蓄積され、
合わない画素では僅かしか蓄積されない。換言すると、
受光された照明光の位相の検波が各画素で行われ、その
結果蓄積された電荷量が、前記3次元物体の距離情報を
直接表現することになる。
【0009】2次元撮像素子では、通常p−nフォトダ
イオードもしくはMOSフォトダイオードを逆バイアス
して光電変換部に用いている。したがって、この光電変
換部に対して設定されているバイアス条件を上記照明装
置2の輝度変調周波数に同期して変調することによっ
て、感度変調が実現できることになる。したがって、照
明装置2より輝度変調された光ビームを対象とする物体
に照射し、反射光による2次元画像を2次元撮像素子4
上に結像し、該2次元撮像素子4の光電変換部に対して
設定されているバイアス端子を前記照明装置2の変調周
波数に同期して変調駆動することにより、該2次元撮像
素子4の光電変換度も変調され、各画素においていわゆ
る位相の検波が可能となる。すなわち、機械的走査部な
しに3次元物体の距離情報が2次元撮像素子の各画素に
蓄積された電荷量の多少として、換言すると輝度画像と
して得ることができる。
【0010】
【実施例】次に実施例について説明する。図2は本発明
に係る2次元距離センサの第1実施例を示すブロック構
成図である。図2において、11は2次元撮像素子の感度
を変調するための感度変調駆動部、12は2次元撮像素子
駆動部、13は2次元撮像素子、14は制御信号発生器、15
は信号処理部、16は背景光の影響を除去し、輝度変調さ
れた光源の波長帯域の反射光の波長付近の光のみを透過
させる光学バンドパスフィルタ、17は結像光学系、18は
光源駆動部、19は光源、20は対象物体(被写体)を示し
ている。この実施例では、2次元撮像素子13としてCM
D(Charge Modulation Device)撮像素子を用いた場合
について説明する。図3はCMD撮像素子の受光単位で
ある1画素を構成するトランジスタの構造を示す概略図
であり、図3において、21は基板、22はエピタキシャル
成長法で形成したn- チャネル層、23はn+ ソース拡散
層、24はn+ ドレイン拡散層、25はゲート絶縁膜、26は
ゲート電極、27はソース電極である。このように構成さ
れているCMD撮像素子は、次のように動作する。すな
わち、ゲート電極26の上部から入射する信号光28はゲー
ト電極26,ゲート絶縁膜25を順次透過して、n- チャネ
ル層22で正孔電子対を生成する。生成された正孔は負電
圧が印加されたゲート電極26の下の絶縁膜−半導体界面
に蓄積される。蓄積正孔によりドレイン拡散層24とソー
ス拡散層23間に存在する電子に対する電位障壁が低下
し、その結果蓄積正孔により変調されたソース・ドレイ
ン電流が流れ、入射光量に依存した信号電流が非破壊的
に得られるようになっている。
【0011】次に、このような構成のCMD撮像素子を
用いた図2に示した第1実施例の動作を、図4のタイミ
ングチャートを用いて説明する。図4において、Φs
計測開始バルス、ΦSMはCMD撮像素子13の感度を変調
する波形、ΦLDは光源19を駆動する波形、Φref は光源
19から出射され、有限の距離にある被写体20によって反
射されCMD撮像素子13の受光面上に結像された戻り
光、ΦRDはCMD撮像素子13からデータを読み出すため
の読み出し駆動パルス群、ΦDATAはCMD撮像素子13か
ら読み出されたデータを表している。
【0012】図4の時刻t0 において、事前にCMD撮
像素子13の信号電荷は全て排出されており、一方光源19
がOFFしている状態で、制御信号発生器14からの制御
信号ΦLDにより光源駆動部18は光源19の輝度変調を開始
し、またCMD撮像素子13の感度変調駆動部11も制御信
号発生器14からの制御信号ΦSMにより前記輝度変調と同
一の周波数で、CMD撮像素子13の感度変調を開始する
(図4,期間T1 )。ここで説明を簡単にするため、輝
度の変調並びに感度の変調は、周期T0 ,デューティ50
%の矩形波でなされており、且つ変調された輝度の最低
レベルは輝度0、また変調された感度の最低レベルは感
度0に設定されているものと仮定する。距離zにある被
写体20を考えると、光源19から投光された光は、距離z
を走行して被写体20に投影されて反射し、再び距離zを
走行してCMD撮像素子13に結像される。このため図5
の拡大タイミングチャートに示すように、距離zにある
被写体20からの入射光は、次式(3)で表されるtd
け光源19からの発光より遅れて、CMD撮像素子13に入
射する。 td =2・z/c ・・・・・(3) ただしcは光速である。
【0013】このため1周期の輝度変調期間に、CMD
撮像素子13の画素部に生成可能な信号電荷数の比率は、
距離z=0にある被写体の場合をη=1とすれば、次式
(4)で表される。 η=1−2・td /T0 ・・・・・(4) つまり、当該画素の出力を計測すれば、その値はηに比
例し、式(4)に示すように既知のT0 と計測したηと
から、td を求めることができ、更に式(3)を用いれ
ば、被写体までの距離zを算出することが可能となる。
【0014】よって、期間T1 が終了した時点でCMD
撮像素子13上の各画素部には、次式(5)で表される信
号が蓄積されていることになる。 H1 (x,y)=kη(z)I(x,y)T1 ・・・・・(5) ここで、k:比例定数、I(x,y):被写体の反射率
とする。なお、I(x,y)には被写体までの距離に応
じて減少する光源の照度の影響も含まれている。
【0015】期間T1 が終了の後、CMD撮像素子13を
駆動してこれらの信号を読み出し、信号処理部15の中に
設けた図示しないメモリに格納する。読み出しと同時
に、又はその後に各画素の信号電荷をクリアーする。次
に再び、制御信号発生器14からの制御信号ΦLDにより光
源駆動部18は光源19の輝度変調を開始し、またCMD撮
像素子13の感度変調駆動部11は感度が一定の状態を維持
する(図4,期間T2 )。この時には、期間T1 のとき
とは異なり、感度変調がなされていないので、(5)式
の感度変調に伴う因子は定数となり、期間T2 が終了し
た時点でCMD撮像素子13上の各画素部には、次式
(6)で示される信号が蓄積されていることになる。 H2 (x,y)=(k/2)・I(x,y)・T2 ・・・・・(6)
【0016】期間T2 が終了の後、CMD撮像素子13を
駆動してこれらの信号を読み出し、信号処理部15の中に
設けた図示しないメモリのうち、期間T1 が終了の後に
書き込んだのとは別のメモリに格納する。これらのメモ
リには式(5)と式(6)で示される情報が記憶されて
おり、2次元距離情報は、次式(7)により簡単に求め
られる。 η(z)=(1/2)・{H1 (x,y)/T1 } /{H2 (x,y)/T2 } ・・・・・(7)
【0017】つまり、輝度変調が2次元的に行われ、ま
たその受光動作もCMD撮像素子上において2次元的に
なされるため、本方式によれば2次元距離情報と輝度情
報が連続するフィールド又はフレームから得られること
になる。本実施例の説明においては、CMD撮像素子を
用いた例について説明を行ったが、本方式の要点は光源
の輝度変調周波数と同期して2次元撮像素子の感度を変
調するところにある。よって、利用する2次元撮像素子
としはCMD撮像素子に限定されるものではなく、基板
電位あるいは受光面に存在する電極電位により、感度が
変化するCCDなどの固体撮像素子にも応用可能な技術
で有ることは明らかである。また、上記実施例の説明に
おいては、感度変調を行わないで撮像素子を露光する場
合、感度変調時と同様に照明の輝度変調を行うようにし
たものを示したが、感度変調を行わないで撮像素子を露
光する場合には、照明の輝度変調を行わなくても差し支
えないことは言うまでもない。以上が本発明の第1実施
例の原理的な説明である。
【0018】次に第2実施例について説明する。この実
施例は、第1実施例における2次元撮像素子として、特
開昭60−206063号開示のCMD撮像素子を用い
て感度変調を行うようにしたものである。この実施例に
おいては、CMD撮像素子を用いることにより、CCD
等の通常の撮像素子に比べ高い周波数での感度変調が実
現可能であるため、距離精度の高い2次元距離の測定が
可能であることが特徴である。
【0019】図6及び図7は、ゲート電位VG を−1V
及び−6VとしたときのCMD撮像素子内部の電位分布
を示す図であり、この電位分布図を用いて、CMD撮像
素子の受光感度の変調方法の原理を説明する。なお、図
6,7において、31はゲート電極、32はドレイン拡散
層、33はソース拡散層の中心、34はシリコン表面、35は
基板深部方向を示している。図6,7のそれぞれの電位
鞍点A,Bとゲート電極との間で発生した電子−正孔の
ペアのうち、正孔は基板内部の電位勾配に従って走行
し、ゲート電極下に蓄えられる。換言すると、電位鞍点
A又はBとゲート電極との間の領域で発生した正孔のふ
るまいは、図6のVG =−1Vとした時には、電位鞍点
Aが表面に近いために受光領域として寄与する体積は小
さく、発生した正孔のうちゲート電極下に蓄積される割
合は小さくなる。一方、VG =−6Vとした図7の場合
は、電位鞍点BはVG =−1Vとした時に比べ深部に形
成されるため、点線で示した受光領域として寄与する体
積は大きくなり、発生した正孔のうちゲート電極下に蓄
積される割合は大きくなる。すなわち、被写体像を結像
し、CMD撮像素子が撮像動作を行っている最中に、ゲ
ート電位VG を−1Vと−6Vの間で変調すれば、受光
感度も変調されることになり、上述の2次元距離センサ
が実現できることになる。
【0020】一方、CMD撮像素子の受光感度の変調方
法は、上記ゲート電位を変調する方法以外にも存在す
る。例えば、基板電圧VSUB を変調することによって
も、必要な受光感度の変調が可能である。VSUB =−20
Vの時は図6に類似の電位分布となり、一方、VSUB
−2Vの時は図7に類似の電位分布となる。ゲート電位
を変化させた時と同様に基板内部の電位勾配が基板電圧
に従って変化するので、VSUB =−20Vの時は電位鞍点
が浅部に形成されて受光領域として寄与する体積は小さ
く、発生した正孔のうちはゲート電極下に蓄積される割
合が小さくなる。一方、VSUB =−2Vの時はVSUB
−20Vの時に比べ電位鞍点が深部に形成されるので受光
領域として寄与する体積は大きくなり、発生した正孔の
うちゲート電極下に蓄積される割合が大きくなる。すな
わち、被写体像を結像し、CMD撮像素子が撮像動作を
行っている最中に、基板電圧VSUB を−2Vと−20Vの
間で変調すれば、ゲート電位を変調した場合と同様に受
光感度が変調されることになり、上述の2次元距離セン
サが実現できることになる。
【0021】更に、CMD撮像素子を用いた感度変調の
他の例として、以上説明したゲート電位の変調と基板電
圧の変調を組み合わせる方法が存在する。これは図8の
タイミング図に示すように、例えば、VG =−6Vで且
つ基板電圧VSUB =−2Vの高感度状態と、VG =−1
Vで且つ基板電圧VSUB =−20Vの低感度状態の間でバ
イアス変調を行って、感度変調を実現する方法である。
この方法によれば、ゲート電位並びに基板電圧の変調効
果が相互に重畳されるため、ゲート電位並びに基板電圧
をそれぞれ単独にバイアス変調した際に得られる感度変
調比よりも、大なる感度変調効果を実現できる。本出願
人はシミュレーション及び実験により、VG =−6V/
−1V及びVSUB =−2V/−20Vの組み合わせのバイ
アス変調により、波長λ=660 nmの入射光に対して、約
3倍の感度変調効果を確認している。
【0022】次に、かかるCMD撮像素子全体の具体的
な構成を図9の回路構成図に基づいて説明する。まず各
画素を構成するCMD41−11,41−12,・・・41−mnを
マトリクス状に配列し、その各ドレインには共通にビデ
オ・バイアスVD (>0)を印加する。X方向に配列さ
れたCMD群のゲート端子は行ライン42−1,42−2,
・・・42−mにそれぞれ接続し、Y方向に配列されたC
MD群のソース端子は列ライン43−1,43−2,・・・
43−nにそれぞれ接続する。上記列ライン43−1,43−
2,・・・43−nは、それぞれ列選択用トランジスタ44
−1,44−2,・・・44−nを介して、信号線45に接続
される。信号線45は図示しない入力が仮想接地された電
流−電圧変換型のプリアンプに接続され、プリアンプの
出力端には映像信号が時系列で読み出されるようになっ
ている。また、行ライン42−1,42−2,・・・42−m
は垂直走査回路46に接続して、それぞれ信号ΦG1
ΦG2,・・・ΦGmを印加し、列選択用トランジスタ44−
1,44−2,・・・44−nのゲート端子は、水平走査回
路47に接続して、それぞれの信号ΦS1,ΦS2,・・・Φ
Snを印加する。なお各CMDは同一基板上に形成し、そ
の基板には基板電圧VSUB を印加するようになってい
る。また、垂直走査回路46及び水平走査回路47は1本の
スタートパルスと2本のクロックで駆動される構成とな
っている。
【0023】図10及び図11は、図9に示したCMD撮像
素子の動作を説明するための信号波形図である。なお、
図11は図10に続く信号波形図を示している。行ライン42
−1,42−2,・・・42−mに印加される信号の代表例
としてG−nが示されており、行ラインのパルスは読み
出しゲート電圧VRDとリセット電圧VRS,オーバーフロ
ー電圧VOF,蓄積電圧VACよりなり、非選択行において
は映像信号の水平有効期間中は蓄積電圧VAC,水平帰線
期間中はオーバーフロー電圧VOFとなり、選択行におい
ては映像信号の水平有効期間中は読み出しゲート電圧V
RD,水平帰線期間中はリセット電圧VRSとなる。よっ
て、スタートパルスΦVST が入力された後、垂直走査回
路46に入力される2相のクロックΦV1,ΦV2にしたがっ
て順次行ラインが選択され、行ラインの選択中に、スタ
ートパルスΦHST が入力されて水平走査回路47に入力さ
れる2相のクロックΦH1,ΦH2にしたがって、各画素の
信号が順次信号線45に読み出されるようになっている。
【0024】次に、かかるCMD撮像素子を用いた2次
元距離センサとしての具体的な動作を説明する。図10に
示した期間1において、CMD撮像素子は通常の読み出
し動作を行う。この動作は、2次元距離センサとしては
センサの信号電荷のリセット動作として機能する。よっ
て、必ずしもここで示した通常の動作が必要なものでは
なく、信号電荷のリセットが可能であれば、別の駆動方
法であっても差し支えない。更に、2次元距離センサと
しての連続動作させる場合は、例えば後述する期間5の
信号読み出しを、この信号電荷のリセット動作として併
用することも可能である。
【0025】次に期間2において、各走査回路46,47へ
の入力パルスを各画素が受光状態になるような状態で固
定する。その後、時間間隔T1 の間、光源を周波数fの
クロックで変調して被写体を照明し、またCMD撮像素
子の基板電圧VSUB を上記周波数fのクロックに同期し
て変調する。次に、期間3においてはCMD撮像素子の
通常の読み出しを行い、期間2における照明変調と感度
変調の結果累積された各画素の信号を読み出す。この信
号をH1 とする。更に、引き続く期間4においては、期
間2の場合と同様に、各走査回路の46,47への入力パル
スを各画素が受光状態になるような状態で固定する。そ
の後、時間間隔T2 の間、光源を周波数fのクロックで
変調して被写体を照明するが、期間2の場合とは異なり
CMD撮像素子の基板電圧VSUB は通常の撮像状態を実
現するDC電位とし、感度変調は行わない。次に、期間
5においては、CMD撮像素子の通常の読み出し動作を
行い、期間4における変調照明の結果蓄積された各画素
の信号を読み出す。この信号をH2 とする。
【0026】これらのシーケンスの結果として読み出さ
れるデータは以下の式(8),(9),(10),(1
1),(12)で表される。 Hi =h1 t+h(z)t+h2 t ・・・・・(8) h1 =k1 I(x,y) ・・・・・・・・・・(9) h(z)=k2 I(x,y)f(z) ・・・・(10) 但し、i=1,2 h1 :DC成分 h2 :暗電流 h(z):変調検波成分 t:時間 k1 ,k2 :比例定数 I(x,y):物体の2次元輝度情報 f(z):物体の距離情報、 H1 =T1 ・〔I(x,y)・{k1 +k2 f(z)}+h2 〕・・(11) H2 =T2 ・{I(x,y)k1 +h2 } ・・・(12)
【0027】以上の動作を、図2〜図5に示した第1実
施例に対応させて説明すると、制御信号発生器14から感
度変調パルスΦSMが感度変調駆動部11に印加され、ΦSM
にしたがって、CMD撮像素子13の基板印加電圧VSUB
がパルス駆動される。一方、制御信号発生器14から光源
変調パルスΦLDが光源駆動部18に印加され、光源19がパ
ルス駆動される。基板印加電圧VSUB は図4のΦSMにし
たがい、−2Vから−20Vまでの間を周期T0 ,持続時
間T1 で変調される。光源19は、感度変調パルスΦSM
したがって印加される基板印加電圧VSUB と同期して、
周期T0 ,持続時間T1 で輝度変調されるほか、持続時
間T2 の期間にも周期T0 で輝度変調される。
【0028】CMD撮像素子13は2つの画像取得モード
を持つ。1つは距離画像取得モードで、他は輝度画像取
得モードである。持続時間T1 の期間は前者の距離画像
取得モードであり、持続時間T2 の期間は後者の輝度画
像取得モードである。図6及び図7からわかるように、
距離画像取得モードでは基板印加電圧VSUB が−2Vか
ら−20Vまで変化するが、VSUB =−2V:ゲート電位
G =−6Vと設定したときの光電変換層の厚さは、V
SUB =−20V:ゲート電位VG =−1Vと設定したとき
のそれよりも、ずっと厚くなる。換言すると、VSUB
−2V:ゲート電位VG =−6Vと設定したときは、図
7の場合に相当し、VSUB =−20V:ゲート電位VG
−1Vと設定したときは、図6の場合に相当する。光源
19の輝度変調は、VSUB =−2V:ゲート電位VG =−
6Vと設定したとき最高の光出力となり、VSUB =−20
V:ゲート電位VG =−1Vと設定したとき最低の光出
力となるように選ぶ。輝度画像取得モードではVSUB
−2V,VG =−6Vの高感度状態を保持するように設
定され、基板印加電圧VSUB は持続時間T2 の間に一定
に保たれる。
【0029】図12は基板での相対感度Rと光電変換層の
厚みT〔μm〕並びに基板電圧VSUB との関係を示す図
である。基板電圧VSUB が負の方向に大きなときには光
電変換層の厚みTは薄くなり、相対光吸収率は小さくな
る。逆に、基板電圧VSUB が0Vに近いときには光電変
換層の厚みTは厚くなり、相対光吸収率は大きくなる。
【0030】ところで、上述の距離画像取得モードで
は、次に述べるように対象物体の輝度情報の影響を受け
る。このため何らかの補正を必要とする。具体的には、
ゲートに蓄積されるホール数Hは信号電荷の積分時間を
Tとすると、次式(13),(14),(15)で表される。 H=h1 ・T+h(z)・T+h2 ・T ・・・・・(13) h1 =k1 ・I(x,y) ・・・・・・・・・・・(14) h(z)=k2 ・I(x,y)・f(z) ・・・・(15) 但し、h1 :DC成分 h2 :暗電流 h(z):変調検波成分 k1 ,k2 :比例定数 I(x,y):物体の2次元輝度情報 f(z):物体の距離情報、 物体の距離情報f(z)は、輝度変調の1周期をT0
すると(3)式と(4)式から、次式(16)で表され
る。 f(z)=1−4・z/(T0 ・c)・・・・・・・(16) このf(z)を用いて、各画像取得モード時に得られる
出力は、次式(17),(18)で表される。 H1 =T1 ・〔I(x,y)・{k1 +k2 ・f(z)}+h2 〕・・(17) H2 =T2 ・〔I(x,y)・{k1 +k2 ・1}+h2 〕 ・・・(18) 但し、H1 :距離画像取得モード時出力 H2 :輝度画像取得モード時出力 上記のH1 及びH2 が、距離画像取得モード及び輝度画
像取得モードに対応して図4に示した期間T10及びT20
にそれぞれ読み出されたΦDATAに対応する。
【0031】上記(16)式で表される距離情報を表すf
(z)は、(17),(18)式を用いることにより、次式
(19)で与えられる。 f(z)=(T2 /T1 )・(H1 −h2 ・T1 )/(H2 −h2 ・T2 ) ・(1+k1 /k2 )−k1 /k2 ・・・・・・・・(19) (19)式において、k1 /k2 は光源の輝度変調と撮像
素子の感度変調を行なった場合の直流成分と変調成分の
強度比を表す。距離情報は(19)式の右辺第1項と第2
項の差分として求められるので、直流成分の強度に比
べ、変調成分の強度を強くしておかないと、桁落ち誤差
により距離情報の精度が劣化することがわかる。よっ
て、撮像素子の暗電流のオフセット出力を十分に小さく
抑えるために、直流的な背景光の影響を除外して測距精
度を向上することが必要となる。この対策として、照明
光源近傍の波長帯域の光のみを透過し背景光をカットす
る光学バンドパスフィルタ16を備えることが望ましい。
また光学バンドパスフィルタ16を用いる場合には、特定
波長帯域にエネルギーが集中している光源で照明するこ
とが望ましいため、光源としては通常LED,LDが用
いられる。
【0032】なお、距離検出精度を向上するためには、
検波方式の原理より、感度変調の周期の繰り返し数を多
く設定するのが望ましく、必然的に2次元撮像素子の積
分時間(画素電荷のリセットから画素電荷の読み出しま
での時間)が長くなりがちである。(19)式において、
2 が暗電流の生成率を表す因子であるから、積分時間
1 やT2 が長くなると、やはり桁落ち誤差により距離
情報の精度が劣化することがわかる。このため高精度の
距離検出に当たっては、暗電流の生成率を表すh2 を小
さくする方策が必要とされる。このための改善手段につ
いては後述の第3実施例で説明する。以上、変調成分の
強度の問題と暗電流の問題について述べたが、これはC
MD撮像素子に限るものではなく、本発明の2次元距離
センサの全てに共通する課題である。
【0033】レンジファインダでは、数mから10m程度
の計測には、変調信号の周期T0 としては0.1 μs位が
用いられる。しかし1m前後のレンジで、より精度の高
い3次元画像入力も望まれており、この場合、変調信号
の周期T0 としては10ns程度となり、感度変調を100 M
Hzのオーダーで実現しなければならない。したがって、
本発明の原理である2次元撮像素子の感度変調が高速に
行えることが必要とされる。CCDに代表される通常の
固体撮像素子においては、画素の光電変換領域が完全に
は空乏化していないため、半導体基板中で光入射により
発生した電荷は、その電荷密度の勾配に従って拡散す
る。このため、バイアス変調により高速に光電変換領域
の体積を変更し感度変調を実現しようとしても、前述の
拡散電荷の再配置が低速であるために、高速な感度変調
が実現できない。これに対して、CMD撮像素子におい
ては光電変換領域が完全に空乏化しているため、半導体
基板中で光入射により発生した電荷は全て半導体基板中
の電界に従って移動し、電荷密度の勾配に従う拡散によ
る移動は存在しない。このためバイアス変調により、C
CDに代表される、光電変換領域が完全には空乏化して
いない通常の固体撮像素子においては不可能な、高速感
度変調が実現できる。すなわち、本実施例の特徴は、固
体撮像素子としてCMD撮像素子を用い、基板バイアス
を変調することにより高速度の感度変調を行い、測距精
度の高い2次元距離センサを実現した点にある。
【0034】次に図13に基づいて第3実施例を説明す
る。図13において図1の概念図に示したものと同一の機
能要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。第
2実施例の説明で述べたように、距離検出精度を向上す
るためには、感度変調の周期の繰り返し数を多く設定す
るのが望ましく、これにより必然的に固体撮像素子の積
分時間(画素電荷のリセットから画素電荷の読み出しま
での時間)が長くなりがちである。したがって、暗電流
によりダイナミック・レンジが低下し、現実的な測距精
度に影響を与える。本実施例は、この点を改善するため
のもので、図13に示すように、固体撮像素子の裏面にペ
ルチェ素子等の冷却装置6を設けて冷却することによ
り、暗電流の低減を計ることができるようにしたもので
ある。このように構成することにより、通常の構成では
不可能だった、長時間積分が可能となるので、測距精度
を向上させた2次元距離センサを実現することができ
る。
【0035】次に第4実施例について説明する。本実施
例は、CMDを受光画素としたCMD撮像素子を用いた
2次元距離センサにおいて、より高速な感度変調が達成
できるようにしたものである。まずCMD画素の断面構
造を図14に示し、その構成を再度簡単に説明する。51は
- 基板、52はn- チャネル層、53はn+ ソース拡散
層、54はn+ ドレイン拡散層、55はゲート絶縁膜、56は
ゲート・ポリシリコン電極、57はソース電極、58はドレ
イン電極である。この構成のCMD画素の受光動作につ
いては、図3に関して先に説明したので、ここではその
説明を省略する。
【0036】ところで、一般にCMD画素を用いた固体
撮像素子においては、CMD画素のバックゲート電極基
板は、不純物濃度が〜6E13cm-3のp- 型基板をそのま
ま使用し、その上に不純物濃度が〜1E13cm-3,厚さが
3〜10μmのn- チャネル層を形成している。すなわち
図15の(A),(B)に示すように、一様な基板濃度C
SUB のp- 型基板上に、高抵抗n- チャネル層を厚さX
1 に形成している。さて、p- 基板51に印加する電位V
SUB を変化させて、CMD画素の感度を変調させる場
合、最大変調周波数fMAX は、次式(20)で表される。 fMAX =1/(C・RSUB ) ・・・・・(20) ここで、CはCMDの表面空乏化層の容量であり、次式
(21)で表される。 C=ksi・εo /Xdep ・・・・・・・(21) ここで、ksi=11.8,εo =8.86×10-14 F/cm,また
CMD受光素子においてはXdep は平均10μmの程度で
ある。以上の数値を用いて空乏層容量Cを計算すると、
次式(22)で与えられる。 C=1.0 ×10-9F/cm ・・・・・・・・(22) また、p- 型基板の濃度が、6×1013cm-3の場合、抵抗
率ρは300 Ωcmとなる。単位面積当たりのRは、次式
(23)で表される。 R=ρ・tSUB ・・・・・・・・・・・(23) 基板厚さtSUB は従来のシリコン基板では500 μmであ
る。この値を上記(23)式に代入すると、次式(24)の
ようになる。 R=15Ωcm2 ・・・・・・・・・・・・(24) よって、fMAX は(20)式より64MHzとなる。
【0037】ところで感度変調方式においては、変調周
波数の半周期に光が進む距離で測距可能な範囲Lが与え
られる。すなわち、Lは次式(25)で表される。 L=c/fMAX /2 ・・・・・・・・・(25) 上記(25)式に、c=3×108 m/s,fMAX =64MHz
を代入すると、Lは次式(26)で与えられる。 L=2.34m ・・・・・・・・・・・・・(26) 3次元情報の入力が要求される分野においては、上述の
Lの値よりももっと短い距離範囲内を、高精度に測距す
ることが要求される場合がある。本実施例は、かかる要
求を満たすCMD撮像素子を提供するものである。より
距離分解能を向上させ、高精度に測距するためには、f
MAX を上昇させれば良い。(20)式,(21)式,(22)
式より、fMAX は次式(27)のように表される。 fMAX =1/(C・RSUB )=Xdep /(ksi・εo ・ρ・tSUB )・(27) Xdep ,ksi,εo はCMD撮像素子に固有の数値であ
り、大きな変更は不可能である。つまり、fMAX を上昇
させるには、ρを下げるかtSUB を薄くする方法により
可能となる。
【0038】まずρを下げる方法について説明する。本
件発明者らは先に特開平3−114260号において、
CMD撮像素子のn- チャネル層及びp- 基板層を両者
共にエピタキシャル法を用いて形成する製造方法を提案
した。図16の(A)に、かかる製造方法により得られた
CMD撮像素子の基板構造の断面図を示す。すなわちシ
リコン基体としてCSUB ′の濃度を有するp型基板60の
上に、順次エピタキシャル法で形成した濃度CSUB を有
するp- チャネル層61,濃度Cepi を有するn- チャネ
ル層62が設けられている。かかる基板構造における濃度
分布の一例を図16の(B)に示している。p- チャネル
層61,n- チャネル層62をエピタキシャル法により形成
するため、p型基板60の濃度CSUB ′は任意の値がとれ
るが、f MAX を上昇させるため図16の(B)において
は、CSUB ′>CSUB の状態を示している。つまりC
SUB ′>CSUB の条件に適合させることにより、基板抵
抗率ρが下がり、(27)式よりfMAX が向上する。例え
ば、従来、ρ=300 Ωcm(CSUB =6×1013cm-3)に設
定していたのを、本実施例でCSUB =2×1016cm-3とす
れば、抵抗率はρ=1Ωcmまで低下させることが可能と
なる。すなわち、従来の300 Ωcmの場合に比較して、30
0 倍の向上が可能となる。
【0039】次に、tSUB の薄膜化について説明する。
従来のCMD撮像素子の製造方法においては、出来上が
りにおいてtSUB =500 μmの基板をそのまま使用して
いたが、この基板の厚さtSUB をCMD撮像素子の製造
の最終工程において、裏面ラッピングにより薄膜化する
ことが可能である。例えば、tSUB =500 μmの基板
を、裏面より400 μmの厚さだけラッピング法により除
去するならば、基板はtSUB =100 μmに薄膜化され
る。したがって、fMAX は薄膜化しない場合に比べ5倍
の向上が可能となる。
【0040】以上、感度変調可能なCMD撮像素子にお
いて、 n- チャネル層,p- チャネル層をp型基体上にエ
ピタキシャル成長法を用いて形成する構成・手法をと
り、p型基体不純物濃度をp- チャネル層濃度より上昇
させる条件に設定し、ρを下げる。 裏面ラッピング法を用いて基板厚みtSUB を下げ
る。 の2つの手法により、従来と比較して、変調周波数の向
上が可能な、すなわち距離情報の分解能(精度)の向上
が可能な2次元距離センサの実現が可能となる。もちろ
ん上記,の方法を併用することにより、更にfMAX
の向上が可能であることは言うまでもない。
【0041】次に、2次元撮像素子として電子打ち込み
AMI撮像素子を利用した第5実施例について説明す
る。電子打ち込みAMI撮像素子の技術的な詳細な内容
については、1991年9月ロンドンで開催されたマギー・
シンポジウム(Conf. on Photoelectronic Image Devic
es)の講演論文集(1992年,IOP Publishing Ltd. 発
行)の175 −182 頁のT. Kawamura 等による“ An elec
tron-bombarded amorphousSi/AMI image intensifier
”という論文において説明がなされている。図17に示
すように本実施例において用いる電子打ち込みAMI撮
像素子は、従来のAMI撮像素子75の上に、水素化非晶
質シリコン73を中心にAl電極71,窒化膜72,窒素ドー
プ水素化非晶質シリコン74が積層されている。そして最
上部のAl電極71には、図18の電子打ち込みAMI撮像
管に示すように、従来のインイバーター型イメージ・イ
ンテンシファイアと同様の構成をとることにより、電子
流76が打ち込まれるようになっている。すなわち、光電
膜からの電子流76を高速に加速して水素化非晶質シリコ
ン73に注入し、電子・正孔対を多数発生させ、AMI75
における信号電流を増大させて、高感度を達成すること
を目的としている。なお、図18において、81はAMI撮
像素子、82は非晶質シリコン、83はセラミックパッケー
ジ、84は電極、85はガラス管、86はファイバープレー
ト、87は光電膜、88はアノードを示している。
【0042】次に、このように構成されている電子打ち
込みAMI撮像素子における打ち込み電子流の加速電圧
と得られる信号電流の一例を図19に示す。この図19から
わかるように、例えば加速電圧が4kVのときの信号電
流は約5nAであり、加速電圧が10kVのときの信号電
流は約20nAであるので、両者の感度比は約4倍という
ことになる。よって第1実施例で説明した2次元距離セ
ンサにおいて、2次元撮像素子として上記電子打ち込み
AMI撮像素子を用い、加速電圧を光源の輝度変調周波
数に同期して変調すれば、感度も該周波数に同期して変
調されるので、2次元距離センサとして所望の特性が得
られる。この実施例における特徴は、電子打ち込みAM
I撮像素子の高感度特性が利用できることにあるが、一
般に、本発明に係る2次元距離センサの場合、遠方の物
体からの反射光強度は、物体までの距離の二乗に逆比例
して小さくなるので、信号が微弱になりやすく、測定精
度に影響を与える。したがって、本実施例で示した構成
の電子打ち込みAMI撮像素子により、信号電流を大き
く取れることは、装置の運用上で極めて重要である。
【0043】次に、2次元距離センサにおける2次元撮
像素子として、積層型AMI撮像素子を利用した第6実
施例につて説明する。積層型AMI撮像素子の技術的な
詳細な内容については、1994年8月NHK技研R&D N
o.32の第28〜36頁の安藤等による「非晶質セレン積層型
固体撮像素子」という論文において説明がなされてい
る。本実施例に用いる積層型AMI撮像素子は、図20に
示すように、n型シリコン基板112 の上に形成されたP
型ウェル111 の中にn型拡散層113 などを形成し、表面
にポリシリコン110 及び第1層Al電極108 などで配線
工程を施した従来と同様な構成のAMIの上に、第1層
間絶縁膜107 ,第2層Al電極109 ,第2層間絶縁膜10
6 ,第3層Al電極105 ,第4層Al電極104 ,非晶質
シリコン光導電膜103 ,CeO膜102 ,透明電極(IT
O)101 が積層されて構成されている。
【0044】次に、このように構成されている積層型A
MI撮像素子の動作について説明する。下部構造のAM
Iに対して上部の透明電極(ITO)101 に正電圧を印
加すると、非晶質シリコン光導電膜103 の中に入射した
フォトンにより発生した電子・正孔対のうち、正孔がA
MI側へ走行しAMIの信号電極に到達し、信号電荷と
して蓄積される。逆に下部構造のAMIに対して上部の
透明電極(ITO)101 に負電圧を印加すると、非晶質
シリコン光導電膜103 の中に入射したフォトンにより発
生した電子・正孔対のうち、電子がAMI側へ走行しA
MIの信号電極に到達し、信号電荷として蓄積される。
したがって、この撮像素子において、撮像動作中に透明
電極(ITO)101 に印加する電圧を正負に切り替える
と、下部のAMI信号電極に到達する電荷も、正孔と電
子の間で逐次切り替わる。このとき撮像動作中に直流的
に到来するフォトンにより発生した電荷は、正孔と電子
が逐次下部のAMI信号電極に到達するため、図21の
(A)に示すように、蓄積後の電荷量の総和としてはゼ
ロに近づく。一方、撮像動作中に被写体から到来するフ
ォトンの数が時間的に変化すると、図21の(B)に示す
ように、蓄積後の電荷量の総和はそのフォトン数の変化
に対応したものとなる。
【0045】次に、上記積層型AMI撮像素子を用いた
2次元距離センサの構成を、図22に基づいて説明する。
所定の周波数で光源駆動部206 により変調光源207 を輝
度変調し、この光源207 から出射された照明光で照明さ
れた3次元物体208 の像を結像光学系209 を介して積層
型AMI撮像素子201 の上に結像し、制御信号発生器20
4 及び撮像素子駆動部202 で積層型AMI撮像素子201
を駆動し、該撮像素子201 の情報を読み出す。このと
き、制御信号発生器204 からの信号を受け、感度変調駆
動部203 は積層型AMI撮像素子201 の透明電極膜の電
位を変化させることにより、感度を変調する。受光され
た各画素上での照明光の位相は、前記3次元物体208 の
構造に対応したずれを生ずる。よって、積層型AMI撮
像素子201の受光感度と受光された照明光の位相が合致
した画素では多くの信号電荷が蓄積され、合わない画素
では僅かしか蓄積されない。換言すると、受光された照
明光の位相の検波が各画素でなされ、その結果蓄積され
た電荷量が、前記3次元物体208 の距離情報を直接表現
することになる。なお、図22において、205 は撮像素子
201 からの撮像信号を処理する信号処理部である。更
に、本実施例によれば、直流的に到来するフォトンによ
り生成された電荷は、上述したように感度が交流変調さ
れるため蓄積時間内に積分され、総和としてほぼゼロと
なる。このため、変調光源の照明により入射したフォト
ンで生成された電荷だけが素子の画素において蓄積され
るので、オフセットが殆どないS/Nの良好な信号が得
られるという特徴を有する。更に本実施例によれば、す
でに述べたように直流的な反射光の影響は光電変換され
た電荷の状態でキャンセルされるため、図2に示した第
1実施例において通常必要とされる照明光源以外の波長
の入射光の影響を除外するための光学バンドパスフィル
タ16が不要になり、光学系の構成が簡単になるという特
徴も併せて有している。これは第2実施例の説明のなか
で導いた距離情報を表す式(19)において、k1 =0の
理想的な条件が実現できていることに対応する。
【0046】次に、第7実施例を図23に基づいて説明す
る。図23において、301 はCMD撮像素子、302 は撮像
素子301 の感度を変調するための感度変調駆動部、303
は撮像素子駆動部、304 は制御信号発生器、305 は信号
処理部、306 は光源駆動部、307 は光源、308 は対象物
体、309 は結像光学系、310 は背景光の影響を除去し、
輝度変調された光源307 の波長帯域の反射光の波長付近
の光のみを透過させる光学バンドパスフィルタである。
図24は本実施例の構成要素であるCMD撮像素子301 の
構成を示す図であり、図9に示した第2実施例で用いて
いるCMD撮像素子と異なる部分は、垂直走査回路405
部分であり、露光時間内に各ゲート選択線401-1,401-
2,・・・401-mに印加される電位を規定する端子がV
AC1 及びVAC2 の2本存在し、制御端子CNTLに与え
られる信号により各ゲート選択線に印加される電位が、
AC1 及びVAC2 のいずれかに設定される構成となって
いる。ここでは説明のため、例えば、奇数番目のゲート
選択線にはVAC1 が印加され、偶数番目のゲート選択線
にはVAC2 が印加されるように設定されているものとす
る。なお、図24において、400-11,400-12,・・・400-
mnはCMD画素、402-1,402-2,・・・402-nは列ラ
イン、403-1,403-2,・・・403-nは列選択トランジ
スタ、404 は信号線、406 は水平走査回路を示してい
る。
【0047】次に、この構成のCMD撮像素子301 を用
いた2次元距離センサの動作について、図25を用いて説
明する。図25において、ΦLDは光源307 を駆動する波
形、ΦSMは感度変調制御信号であり、該感度変調制御信
号ΦSMに同期してCMD撮像素子301 のVAC1 端子には
感度変調波形が印加され、VAC2 端子には通常の直流的
な受光動作となる直流電圧が印加されているものとす
る。G−M及びG−Yは、それぞれ隣接するゲート選択
線の電位を示している。期間T1 において、輝度変調信
号ΦLDに従い光源307 は輝度変調を開始する。ΦLDに同
期して感度変調制御信号ΦSMが感度変調駆動部302 に入
力され、感度変調駆動部302 はCMD撮像素子301 の奇
数番目のゲート選択線に接続された画素の感度を変調す
る。G−Mは奇数番目のゲート選択線の電位であり、受
光動作時に感度変調を実現するために、期間T1 の間電
位が変調されている。一方、G−Yは偶数番目のゲート
選択線の電位であり、受光動作時にも通常の直流的な受
光動作を行わせるために、直流電圧が印加される。図25
において、DATAはCMD撮像素子301 から期間T2
の間に読み出されるデータであるが、奇数番目のゲート
選択線に対応するDATA−Mは感度変調された受光動
作に対応したデータであり、一方、偶数番目のゲート選
択線に対応するDATA−Yは通常の直流的な受光動作
に対応したデータとなる。
【0048】ここで、被写体308 のほぼ同位置を結像し
ているCMD撮像素子301 上の上下に隣接した画素のデ
ータとして、感度変調に対応したデータH1 (DATA
−M)と感度変調を行わない場合の通常の輝度に対応し
たデータH2 (DATA−Y)が得られることになる。
それぞれのデータは、先に説明した(17)及び(18)式
に対応して、次式(28),(29)で与えられる。 H1 =T1 ・〔I(x,y)・{k1 +k2 ・f(z) }+h2 〕・・(28) H2 =T1 ・〔I(x,y)・{k1 +k2 ・1}+h2 〕 ・・・(29) よって距離情報は(19)式に対応して、次式(30)で与
えられる。 f(z)=(H1 −h2 ・T1 )/(H2 −h2 ・T1 ) ・(1+k1 /k2 )−k1 /k2 ・・・・・・・・(30)
【0049】先に述べた第2実施例に代表されるような
例においては、変調モードでの撮像と輝度モードでの撮
像の2回の撮像動作を行う必要があったのに対し、上記
のように、本実施例によれば、1つのCMD撮像素子で
直流的な通常の輝度情報撮像モードで動作させる画素
と、感度変調させて撮像する画素を混在させることによ
り、1回の撮像動作で変調モードの撮像と輝度モードの
撮像が同時に可能となるので、第2実施例に代表される
ような例に比べ、短時間で2次元距離情報が得られると
いう特徴を有する。
【0050】次に、第8実施例を図26に基づいて説明す
る。図26において、501 は撮像素子(A)、502 は撮像
素子(B)、503 はハーフミラーあるいはプリズムなど
から構成されるビームスプリッタであり、上記撮像素子
A501 及びB502 は該ビームスプリッタ503 の射出面の
相互に光学的に等価になる位置に配置されている。ま
た、504 は撮像素子の感度を変調するための感度変調駆
動部、505 は撮像素子駆動部、506 は制御信号発生器、
507 は信号処理部、508 は光源駆動部、509 は光源、51
0 は対象物体、511 は結像光学系、512 は背景光の影響
を除去し、輝度変調された光源509 の波長帯域の反射光
の波長付近の光のみを透過させる光学バンドパスフィル
タである。
【0051】次に、この構成の2次元距離センサの動作
について、図27を用いて説明する。図27において、ΦLD
は光源509 を駆動する波形、SM−Aは撮像素子(A)
501の感度を変調する波形、SM−Bは撮像素子(B)5
02 の感度を変調する波形であるが、この実施例におい
ては撮像素子(B)502 の感度は変調せず通常の撮像モ
ードで動作させる。DATA−A及びDATA−Bはそ
れぞれ撮像素子(A)501 及び撮像素子(B)502 から
読み出されるデータを表わしている。期間T1におい
て、輝度変調信号ΦLDに従い光源509 は輝度変調を開始
する。ΦLDに同期して感度変調制御信号ΦSMが感度変調
駆動部504 に入力され、感度変調駆動部504 は撮像素子
(A)501 の感度を変調する。一方、撮像素子(B)50
2 の感度は変調されず通常の撮像モードで動作させる。
期間T2 においては光源509 による照明は停止し、撮像
素子(A)501 及び撮像素子(B)502 はそれぞれデー
タを読み出すために駆動され、それぞれ対応したデータ
DATA−A及びDATA−Bを出力する。ここで、そ
れぞれのデータは先に説明した(17)及び(18)式に対
応して、次式(31),(32)で与えられる。 H1 =T1 ・〔I(x,y)・{k1 +k2 ・f(z) }+h2 〕・・(31) H2 =T1 ・〔I(x,y)・{k1 +k2 ・1}+h2 〕 ・・・(32) よって距離情報は(19)式に対応して、次式(33)で与
えられる。 f(z)=(H1 −h2 ・T1 )/(H2 −h2 ・T1 ) ・(1+k1 /k2 )−k1 /k2 ・・・・・・・・(33)
【0052】先に述べた第2実施例に代表されるような
例においては、変調モードでの撮像と輝度モードでの撮
像の2回の撮像動作を行う必要があったのに対し、上記
のように、本実施例によれば、2つの撮像素子にビーム
スプリッタで光路分割した像を同時に結像させることに
より、1回の撮像動作で変調モードの撮像と輝度モード
の撮像が同時に可能となるので、第2実施例に代表され
るような例に比べ、短時間で2次元距離情報が得られる
という特徴を有する。更に上述の第7実施例において
は、1つの撮像素子上の画素を変調モード撮像用の画素
と輝度モード撮像用の画素に分割して用いるため、第2
実施例に代表されるような例に比べ撮像素子で決定され
る空間分解能が1/2になり、また、隣接画素とはいえ
厳密には空間的にずれた位置のデータを距離情報の算出
に用いることの弊害もあったが、本実施例ではこれらの
問題を解決した2次元距離センサを提供することが可能
となる。
【0053】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、2次元撮像素子の感度を照明の輝度変
調周波数に同期して変調しているので、3次元距離情報
に対応した2次元撮像素子上の信号電荷の分布、換言す
ると距離画像を、照明光の機械的走査なしに直接得るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る2次元距離センサを示す概念図で
ある。
【図2】本発明に係る2次元距離センサの第1実施例を
示すブロック構成図である。
【図3】図2に示した第1実施例において用いるCMD
撮像素子の画素構造を示す図である。
【図4】図2に示した第1実施例の動作を説明するため
のタイミング図である。
【図5】図4に示したタイミング図の一部を拡大して示
す図である。
【図6】本発明の第2実施例を説明するためのCMD撮
像素子の内部ポテンシャルの一態様を示す図である。
【図7】CMD撮像素子の内部ポテンシャルの他の態様
を示す図である。
【図8】CMD撮像素子のゲート及び基板駆動を説明す
るためのタイミング図である。
【図9】CMD撮像素子の全体構成を示す回路構成図で
ある。
【図10】図9に示したCMD撮像素子の動作を説明する
ためのタイミング図である。
【図11】図10に示したタイミング図に続くタイミング図
である。
【図12】CMD撮像素子の光電変換層の厚みと相対感度
と基板電圧との関係を示す図である。
【図13】第3実施例を示す概念図である。
【図14】CMD撮像素子の画素構成を示す断面図であ
る。
【図15】一般的なCMD撮像素子の不純物分布を示す図
である。
【図16】第4実施例におけるCMD撮像素子の不純物分
布を示す図である。
【図17】第5実施例における2次元撮像素子として用い
る電子打ち込みAMI撮像素子の概略構成を示す図であ
る。
【図18】電子打ち込みAMI撮像管の構成を示す図であ
る。
【図19】電子打ち込みAMI撮像管の加速電圧と信号電
流との関係を示す図である。
【図20】第6実施例における2次元撮像素子として用い
る積層型AMI撮像素子の構成を示す断面図である。
【図21】積層型AMI撮像素子の変調態様を示すタイミ
ング図である。
【図22】第6実施例の全体構成を示すブロック構成図で
ある。
【図23】第7実施例の構成を示すブロック構成図であ
る。
【図24】第7実施例の2次元撮像素子として用いるCM
D撮像素子の構成を示す回路構成図である。
【図25】第7実施例の動作を説明するためのタイミング
図である。
【図26】第8実施例の構成を示すブロック構成図であ
る。
【図27】第8実施例の動作を説明するためのタイミング
図である。
【図28】従来の3次元距離画像を得るステレオ照合法を
説明するための説明図である。
【図29】従来の3次元距離画像を得るスリット投影法を
説明するための説明図である。
【符号の説明】
1 物体(被写体) 2 照明装置 3 結像光学系 4 2次元撮像素子 5 処理回路 6 冷却装置 11 感度変調駆動部 12 撮像素子駆動部 13 CMD撮像素子 14 制御信号発生器 15 信号処理部 16 光学バンドパスフィルタ 17 結像光学系 18 光源駆動部 19 光源 20 物体 21 p- 基板 22 n- チャネル層 23 n+ ソース拡散層 24 n+ ドレイン拡散層 25 ゲート絶縁膜 26 ゲート電極 27 ソース電極 28 信号光 31 ゲート電極 32 ドレイン拡散層 33 ソース拡散層中心 34 シリコン表面 35 基板深部方向 51 基板 52 n- チャネル層 53 n+ ソース拡散層 54 n+ ドレイン拡散層 55 ゲート絶縁膜 56 ゲートポリシリコン電極 57 ソース電極 58 ドレイン電極 59 入射光 60 p型基板 61 p- チャネル層 62 n- チャネル層 71 Al電極 72 窒化膜 73 水素化非晶質シリコン 74 窒素ドープ水素化非晶質シリコン 75 AMI 76 電子流 81 AMI 82 非晶質シリコン 83 セラミックパッケージ 84 電極 85 ガラス管 86 ファイバープレート 87 光電膜 88 アノード 101 ITO 102 CeO 103 非晶質セレン光導電膜 104 第4層Al電極 105 第3層Al電極 106 第2層間絶縁膜 107 第1層間絶縁膜 108 第1層Al電極 109 第2層Al電極 110 ポリシリコン 111 p型ウエル 112 n型シリコン基板 113 n型拡散層 201 積層型AMI撮像素子 202 撮像素子駆動部 203 感度変調駆動部 204 制御信号発生器 205 信号処理部 206 光源駆動部 207 光源 208 物体 209 結像光学系 301 CMD撮像素子 302 感度変調駆動部 303 撮像素子駆動部 304 制御信号発生器 305 信号処理部 306 光源駆動部 307 光源 308 物体 309 結像光学系 310 光学バンドパスフィルタ 501 撮像素子A 502 撮像素子B 503 ビームスプリッタ 504 感度変調駆動部 505 撮像素子駆動部 506 制御信号発生器 507 信号処理部 508 光源駆動部 509 光源 510 物体 511 結像光学系 512 光学バンドパスフィルタ
フロントページの続き (72)発明者 中村 力 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松本 一哉 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 野本 哲夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 溝口 豊和 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数、持続時間及び繰り返し時
    間で輝度変調された光ビームを物体に投光する照明装置
    と、該照明装置からの光ビームで照明された物体の像を
    結像する結像光学系と、該結像光学系の結像面に設置さ
    れた2次元撮像素子と、該撮像素子の感度を決定する電
    極端子を前記周波数で変調駆動する駆動部と、前記撮像
    素子の各画素において生成された信号電荷に対応した信
    号を取り出す読み出し手段とを備え、物体の3次元距離
    情報を2次元撮像素子の信号電荷の分布で得られるよう
    にしたことを特徴とする2次元距離センサ。
  2. 【請求項2】 前記2次元撮像素子としてCMD撮像素
    子を用い、該CMD撮像素子のゲート電極又は基板電極
    を感度を変調する電極端子として用いることを特徴とす
    る請求項1記載の2次元距離センサ。
  3. 【請求項3】 前記CMD撮像素子は、p型基体と該p
    型基体上にエピタキシャル成長法により形成したn-
    ャネル層及びp- チャネル層を備え、前記p型基体不純
    物濃度はp- チャネル層不純物濃度より高く設定されて
    いることを特徴とする請求項2記載の2次元距離セン
    サ。
  4. 【請求項4】 前記CMD撮像素子は、裏面をラッピン
    グにより除去した薄い基板を備えていることを特徴とす
    る請求項2記載の2次元距離センサ。
  5. 【請求項5】 前記2次元撮像素子は、裏面に冷却装置
    を備えていることを特徴とする請求項1記載の2次元距
    離センサ。
  6. 【請求項6】 前記2次元撮像素子として、電子打ち込
    み型AMI撮像素子を用い、該撮像素子の電子加速電圧
    印加端子を感度を変調する電極端子として用いることを
    特徴とする請求項1記載の2次元距離センサ。
  7. 【請求項7】 前記2次元撮像素子として、積層型AM
    I撮像素子を用い、該撮像素子の透明電極端子を変調す
    る電極端子として用いることを特徴とする請求項1記載
    の2次元距離センサ。
  8. 【請求項8】 所定の周波数、持続時間及び繰り返し時
    間で輝度変調された光ビームを物体に投光する照明装置
    と、該照明装置からの光ビームで照明された物体の像を
    結像する結像光学系と、物体像を受光する第1及び第2
    の2次元撮像素子と、該第1及び第2の2次元撮像素子
    に前記結像光学系による結像光を分割するためのビーム
    ・スプリッタと、前記第1の2次元撮像素子の感度を決
    定する電極端子を前記周波数で変調駆動する駆動部と、
    前記第1及び第2の2次元撮像素子の各画素により生成
    された信号電荷に対応した信号を取り出す読み出し手段
    とを備えていることを特徴とする2次元距離センサ。
  9. 【請求項9】 所定の周波数、持続時間及び繰り返し時
    間で輝度変調された光ビームを物体に投光する照明装置
    と、該照明装置からの光ビームで照明された物体の像を
    結像する結像光学系と、該結像光学系の結像面に設置さ
    れた2次元CMD撮像素子と、該CMD撮像素子の感度
    を決定するゲート電極端子を該CMD撮像素子の一部の
    画素について前記周波数で変調駆動する駆動部と、該C
    MD撮像素子の各画素において生成された信号電荷に対
    応した信号を取り出す読み出し手段とを備えていること
    を特徴とする2次元距離センサ。
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