JPH08274812A - 音声通信システム - Google Patents

音声通信システム

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JPH08274812A
JPH08274812A JP7316695A JP7316695A JPH08274812A JP H08274812 A JPH08274812 A JP H08274812A JP 7316695 A JP7316695 A JP 7316695A JP 7316695 A JP7316695 A JP 7316695A JP H08274812 A JPH08274812 A JP H08274812A
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JP
Japan
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packet
voice
unit
voice communication
data
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Application number
JP7316695A
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English (en)
Inventor
Akihiro Fujii
明宏 藤井
Shigeru Fukunaga
茂 福永
Toshihisa Nakai
敏久 中井
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な通信プロトコル構成で能率的に品質の
良い再生音声で音声通信を行う音声通信システム。 【構成】 端末1a〜1cがバス型のLAN3に接続さ
れる。これらの端末1a〜1cは、それぞれ音声送信部
100と、音声受信部200と、CPUとディスプレイ
装置などから構成される。これらの構成で、端末1a〜
1cの間で、ユーザデータグラムプロトコルを使用し
て、能率的に品質の良い再生音声で通信を行い得るシス
テムを構築する。端末1bは端末1aに対して音声を送
る場合、有音期間の音声信号を本体パケットとして送信
し、有音期間の直後に末尾パケットを送信する。更に、
これらのパケットには、音声データの他、ヘッダに時刻
情報とパケット情報とを付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の音声通信端末が
伝送路上に分散配置接続され、音声通信端末は他の音声
通信端末とコネクションレス型のインタネットプロトコ
ルで音声通信を行う音声通信システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、多地点間音声通信システムの研究
・開発が行われている。このようなシステムの技術とし
て、次の文献に示されているようなものがある。 文献1:電子情報通信学会技術研究報告、1987年、
SE87−103、『音声パケットにおける音声品質の
劣化要因と対策』 文献2:情報処理学会研究報告、1993年7月8日、
93−OS−60、93−DPS−60、『インタネッ
ト上での音声会話ツール』。
【0003】地域的に隔てられた者同士でのコミュニケ
ーション手段の中でも音声通信は重要である。通常の会
話は有音部と無音部とから構成されており、無音部は全
体の60%を占めている。そこで伝送路がLAN(ロー
ラルエリアネットワーク)などのようにパケット送信方
式の場合、音声通信では有音部を含む有音パケットだけ
を送信すれば通信回線の負荷を軽減することができる。
【0004】また、LANに接続される複数の端末間の
通信による多地点間の音声通信を実現する上で、パケッ
トの通信プロトコルとして、例えば、UDP(ユーザデ
ータグラムプロトコル:RFC768)を使用すること
が考えられている。このユーザデータグラムプロトコル
(RFC(Request for Comment)
768)は、インタネットのトランスポートプロトコル
であって、コネクションレス型のIPデータグラム通信
をサポートするものである。更に、コネクション処理、
信頼性の確保、フロー制御などを行わないので、処理が
簡単である。従って、単発的に短いデータを送る場合に
は、TCP(トランスミッションコントロールプロトコ
ル)よりも簡素な構成で効率よく通信できる性質を有し
ているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ユーザデータグラムプロトコルによる通信では、通信負
荷が軽くブロードキャストやマルチキャストのような一
つのパケットで複数地点に送ることができる反面、コネ
クションレス型の通信であるため、パケットの紛失や、
重複や、到着順序などの逆転などが起きる可能性があ
る。
【0006】また、ユーザデータグラムプロトコルによ
る通信で、上述の各地点の端末からの有音パケットが不
定期に送信されるが、受信側ではいつ送信されるか分か
らないので、送信側で入力された音声が無音区間である
ため有音パケットが送信されないにも関わらず、受信側
でパケットを待ち続ければ、既に別の地点から到着して
いる有音パケットをいつまでも再生することができな
い。また逆にネットワークが込んでいるなどの理由で到
着が遅れているパケットを受信側が待たずに他のパケッ
トだけで先に再生すると、遅れた地点の再生音が途切れ
て聞こえるなどの問題も起きるのである。
【0007】以上のようなことから、LANなどに複数
の端末が接続され、これらの間の多地点間でコネクショ
ンレス型のユーザデータグラムプロトコル(インタネッ
トプロトコル)を使用して、簡単な通信プロトコルを使
用して簡単な構成で能率的に品質の良い音声再生を行い
得る音声通信システムの提供が要請されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、複数
の音声通信端末が伝送路上に分散配置接続され、音声通
信端末は他の音声通信端末とコネクションレス型のイン
タネットプロトコルで音声通信を音声通信システムにお
いて、以下の特徴的な構成で上述の課題を解決するもの
である。
【0009】即ち、本発明の音声通信システムは、上記
各音声通信端末は、音声信号を送信するときに、有音期
間の音声信号を本体パケットとして生成し、有音期間の
直後に末尾パケットを生成し、各パケットには、音声情
報とパケット識別情報と、時刻情報又は通し番号とを設
定して通信相手に送信する送信手段と、受信パケットを
送信元別に分け、パケット識別情報からパケット識別を
行い、送信元別に、時刻情報又は通し番号を参照して有
音パケット群の再生を行うための音声混合・合成を行う
受信手段とを備えるものである。
【0010】
【作用】本発明の音声通信システムの構成によれば、送
信パケットを本体パケットと、末尾パケットに分類して
生成すると共に、パケットに音声信号の他に時刻情報又
は通し番号と、パケット識別情報とを設定して送信し、
受信手段は送信元別に受信パケットを分類し、パケット
識別情報からパケット識別を行い、送信元別に、時刻情
報又は通し番号を参照して有音パケット群の再生を行う
ようにするので、再生した音声を途切れさせることなく
良好な音声を出力でき、しかもコネクションレス型のイ
ンタネットプロトコルによる音声通信システムの効果を
得つつ、簡単な構成で実現することができるのである。
【0011】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を図面を用いて説
明する。 『第1実施例』:図1は基本的な音声通信システムの構
成図である。この図1において、音声通信システムは、
端末1a〜1cがバス型のLAN3に接続されている。
これらの端末1a〜1cは、それぞれ音声送信部100
と、音声受信部200と、CPUとディスプレイ装置な
どから構成されている。これらの構成で、端末1a〜1
cの間で、ユーザデータグラムプロトコルを使用して、
能率的に品質の良い再生音声で通信を行い得るシステム
を構築するものである。
【0012】CPUは音声送信部100や音声受信部2
00などを制御するもので、具体的には設定情報などの
変更制御などを行う。ディスプレイは音声送信部100
や音声受信部200などを制御するための種々の情報な
どを表示したり、他の端末との音声通信における他端末
のユーザの顔画像を表示することも好ましい。
【0013】端末1bは端末1aに対して音声を送る場
合、有音期間の音声信号を本体パケットとして送信し、
有音期間の直後に末尾パケットを送信する。更に、これ
らのパケットには、音声データの他、ヘッダに時刻情報
とパケット情報とも付与することが好ましい。
【0014】(音声送信部100): 図2は本実施
例の音声送信部100の機能構成図である。この図2に
おいて、音声送信部100は、マイクロフォンT11
と、A/D(アナログ/デジタル)変換部101と、入
力音声バッファ部102と、有音判別部103と、パケ
ット記憶部104と、ヘッダ書き込み部105と、送信
制御部106と、パケット送信部107とから構成さ
れ、パケット出力端子T12からLANに出力されるよ
うに構成されている。
【0015】A/D変換部101は、マイクロフォンT
11からのアナログ音声信号S101を一定の速度でデ
ジタル化し、デジタル信号S102を入力音声バッファ
部102に与えるものである。入力音声バッファ部10
2は、一定の速度でデジタル化された音声信号S102
を一時蓄え、一定の長さに区切って音声パケットデータ
S103として、パケット記憶部104と、有音判別部
103とに与えるものである。
【0016】有音判別部103は、入力された音声パケ
ットデータが有音か無音かを判別し、有音/無音信号S
104を送信制御部106に与えるものである。送信制
御部106は、有音判別部103の結果S104に基づ
いてパケット送信の制御(S106、S107)を行う
ものである。パケット記憶部104は、音声パケットデ
ータS103を一時記憶し、送信制御部106からの命
令(S106)に基づいて記憶されている音声パケット
データS105が、ヘッダ書き込み部105に出力され
る。
【0017】ヘッダ書き込み部105は、送信制御部1
06から入力されるパケット情報(本体パケット、末尾
パケット)と時刻情報などをパケットのヘッダに書き込
み、パケットS108をパケット送信部107に与え
る。このようなパケットの構成は、特徴的な構成であ
る。パケット送信部107は、パケットに宛先などの情
報を載せてパケットを接続先の各受信部に与えるために
パケット出力端子T12を介してLANに出力するもの
である。
【0018】(音声送信部100の動作): 音声送
信部100は、入力された音声データに対してパケット
分割を行った上で、それぞれのパケットの有音・無音を
判定し、図3のように有音部である、「本体パケット」
と、有音部最後の本体パケットの次のパケットである
「末尾パケット」との、2種類のパケットだけを送信す
るものである。
【0019】そこで、具体的には、マイクロフォンT1
1から入力されたアナログ音声信号S101は、A/D
変換部101に入力される。A/D変換部101は一定
の速度でサンプリングと量子化とが行われ、各サンプル
データは一定の速度で出力される。アナログからデジタ
ルに変換された音声信号S102は、入力音声バッファ
部102に順次入力される。入力音声バッファ部102
はサンプル数がD以上の量が溜ったら、サンプル数Dの
音声データS103が一度に出力される。このDの値は
『送信するパケット中の音声データの大きさ』である。
【0020】音声データS103は、有音判定部103
及びパケット記憶部104に入力される。有音判定部1
03では入力した音声データS103が有音のデータ
か、無音のデータかを判定し、その結果S104を出力
する。このS104は送信制御部106へ入力される。
送信制御部106は、パケット記憶部104に対してデ
ータの出力命令S106と、ヘッダ書き込み部105に
対して本体パケット又は末尾パケットの識別信号S10
7を出力するものである。
【0021】(送信制御部106): 図4は送信制
御部106の動作フローチャートである。この図4にお
いて、前のパケットが有音であったか、無音であったか
を示す変数pの初期化が行われる(p102)。この変
数pはオンかオフかの2通りの値を持ち、変数pがオン
であれば有音、変数pがオフであれば無音とする。尚、
初期値はオフである。次に有音判定部103の結果が有
音かどうかのチェックが行われる(p103)。有音で
あれば変数pにオンを代入する(p104)。
【0022】次にパケット記憶部104に記憶されてい
るパケットを出力命令S106によって出力させ、ヘッ
ダ書き込み部105に入力したパケットのヘッダに「本
体パケット」の識別子を書き込ませる(p107)。上
記有音/無音判定(p103)で、無音と判定される
と、変数pの値がオンかどうかのチェックが行われる
(p105)。変数p=オン、つまり、一つ前のパケッ
トが有音であった場合は、変数pにオフを代入し(p1
06)、パケット記憶部104に記憶されているパケッ
トを出力命令S106によって出力させ、ヘッダ書き込
み部105に入力したパケットのヘッダに「末尾パケッ
ト」の識別子を書き込ませる(p108)。変数pの値
がオフと判定(p105)されると、再び有音/無音判
定(p103)に戻る。
【0023】パケット記憶部104は、送信制御部10
6から出力命令S106が入力されると、記憶されてい
る音声データS105を出力する。音声データS105
は、ヘッダ書き込み部105に入力される。ヘッダ書き
込み部105は、入力された音声データS105に、図
5のパケット構成図に示すように時刻情報と、本体パケ
ットか末尾パケットかのパケット情報を載せたヘッダを
付ける。
【0024】この『時刻情報は、先に述べた通信路内で
パケットの重複や到着順序の入れ違いが発生した場合で
も受信側で対応できるようにするために設けられた情
報』である。この『時刻情報は送信するパケット毎に異
なる値を持ち、且つそのパケットの古さ(新しさ)が分
かるものであれば良い』。
【0025】例えば、この時刻情報は、現在の時刻に基
づく値でも良いし、パケットを送信する毎にカウントア
ップする通し番号でも良いし、現在の時刻と通し番号と
を組み合わたものでもよい。パケット情報には送信制御
部106より指示された本体パケット又は末尾パケット
の識別子を載せるのである。これらのヘッダが付けられ
た後、ヘッダ書き込み部105よりパケットS108が
出力される。
【0026】次にパケットS108は、パケット送信部
107に入力される。パケット送信部107では入力さ
れたパケットS108を送信する相手数分複数し、それ
ぞれに送信元や受信先の情報などの通信に必要な情報を
付加してパケットS109を生成する。ブロードキャス
ト(全体に同報的に配信)やマルチキャスト(指定され
たメンバだけに同報的に配信)のように一つのパケット
で複数地点に送られることが可能な場合は、一つのパケ
ットS108に対し、ブロードキャスト又はマルチキャ
スト用のパケットを生成する。パケットが生成される
と、パケット出力端子T12から出力される。
【0027】(有音判定部103): 図6は有音判
定部103の機能構成図である。この図6において、有
音判定部103は、絶対値平均算出部1001と、比較
部1002とから構成されている。絶対値平均算出部1
001は、一例として入力音声データS103の値が、
振幅の正から負に変動しているため、この振幅の大きさ
を検出するために各サンプルデータの絶対値平均S10
01を算出する。比較部1002は絶対値平均算出部1
001で得られたS1001と閾値1002とを比較
し、閾値より大きければ有音、小さければ無音の判定結
果S1004を出力するものである。
【0028】(音声受信部200): 図7は本実施
例の音声受信部200の機能構成図である。この図7に
おいて、音声受信部200は、LANからの信号をパケ
ット入力端子T21から取り込むパケット受信記憶部2
01と、混合合成部202と、音声出力制御部203
と、無音データ生成部204と、切替えスイッチ205
と、音声出力バッファ部206と、D/A(デジタル/
アナログ)変換部207と、スピーカT22とから構成
されている。
【0029】パケット受信記憶部201は、LANから
のパケットS201を受信し、送信元別に分けて一時記
憶するものである。音声出力制御部203は、パケット
受信記憶部201の出力の制御(S203)や無音デー
タ生成部204の制御(S206)や切替えスイッチ2
05の制御(S208)や、混合合成部202の制御
(S205)や、音声出力バッファ部206の制御(S
209)などを行うものである。
【0030】混合合成部202は、パケット受信記憶部
201から得られた各地点それぞれの音声パケットデー
タS202を混合合成して一つの音声パケットデータS
204を生成して切替えスィッチ205に与えるもので
ある。無音データ生成部204は、音声出力制御部20
3からの制御(S206)に基づいて適量な無音データ
S207を生成し、切替えスイッチ205に与えるもの
である。切替えスイッチ205は、入出力を混合合成し
た音声パケットデータS204と、無音データS207
を切り替えて出力(S210)し、音声出力バッファ部
206に与えるものである。
【0031】音声出力バッファ部206は、入力音声デ
ータを一時蓄え、一定の速度で音声信号S211を出力
し、D/A変換部207に与えるものである。D/A変
換部207は、デジタル化されている音声データS21
1をアナログ信号S212に変換し、スピーカT22へ
与えるものである。スピーカT22はアナログ信号を音
声出力するものである。
【0032】(音声受信部200の動作): 音声受
信部200は、到着したパケットを送信元別に分け、本
体パケット、末尾パケットの識別子を利用して一つの有
音パケット群の途中をできるだけ途切れさせずに混合合
成を行い、混合合成された音声を出力する。また、混合
合成されたパケットが全て有音部の先頭のパケットの場
合は、混合合成データを再生バッファに入力する前に適
当な長さの無音データを再生バッファに挿入して、再生
バッファのアンダフローを防ぐ手段を備えるものであ
る。
【0033】そこで、具体的には、パケット入力端子T
21から入力されたパケットS210は、パケット受信
記憶部201に入力される。パケット受信記憶部201
では、入力されたパケット内の時刻情報を調べ、このパ
ケットが同じ送信元の一つ前のパケットより新しいパケ
ットの場合のみ、このパケットを後に述べるFIFO
(Fast In Fast Out)型記憶素子に記
憶させ、一つ前のパケットと同じか、若しくは古いパケ
ットはFIFO型記憶素子に記憶しないのである。
【0034】このパケット受信記憶部201には送信元
毎に、それぞれに複数のパケットを記憶できるFIFO
型記憶素子を備えている。このFIFO型記憶素子と
は、図8に示すように、一つのパケットを記憶する素子
を複数備え、この次に読み出す記憶素子の位置に先頭ポ
インタ、この次に書き込む記憶素子の位置に末尾ポイン
タがある。尚、先頭ポインタ、末尾ポインタとも最初の
位置は0とする。
【0035】図8において、FIFO型記憶素子へのデ
ータの記録動作は次のようになる。 (1)先ず、末尾ポインタがあと一つで先頭ポインタに
追い付くなら終了する(これをオーバフローと呼ぶ)。
(2)次にオーバフローでなければ、末尾ポインタの位
置にデータを書き込み、末尾ポインタをシフトアップす
る。つまり、図8の例では、7から8に末尾ポインタを
シフトアップさせるものである。
【0036】また、FIFO型記憶素子からのデータの
読み出し動作は次のようになる。 (1)先頭ポインタと末尾ポインタが同じ位置なら記憶
されているデータがないので終了する(これを、アンダ
フローと呼ぶ)。(2)次にアンダフローでなければ、
先頭ポインタの位置のデータを読み出し、先頭ポインタ
をシフトアップする。つまり、図8の例では2から3へ
先頭ポインタをシフトアップするものである。
【0037】以上のようにして、パケットS201は、
音声受信部200に到着すると、古いパケットは廃棄さ
れ、新しいパケットだけをパケット受信記憶部201内
の送信元別のFIFO型記憶素子に順番に記憶される。
一方、パケット受信記憶部201内に記憶されているパ
ケットの出力は、音声出力制御部203の制御によって
行われる。
【0038】音声出力制御部203は、他に混合合成部
202、無音データ生成部204、切替えスイッチ20
5の制御を行う。また、音声出力制御部203は無音デ
ータ生成部204に無音データを作らせる際に音声出力
バッファ部206内のデータの残量を調べることも行
う。
【0039】図9〜図11は音声出力制御部203の処
理フローチャートである。ここで、通信相手の数をNu
mとする。そこで、先ず図9において、音声出力制御部
203は、各送信元毎に割り当てられた変数フラグ
(i)[i=0、1、…、Num−1]の初期化を行う
(p202)。このフラグ(i)はオン、オフの2通り
の値を持ち、フラグ(i)=オンなら第i地点から有音
パケット群が送信中であることを意味し、フラグ(i)
=オフなら第i地点から有音パケット群が送信されてい
ないことを意味する。フラグ(i)の初期値は全てオフ
である。
【0040】次に混合合成部202の初期化及び変数m
ix(i)[i=0、1、…,Num−1]の初期化が
行われる(p203)。この混合合成部202の初期化
についての詳細は混合合成部202の説明で述べる。ま
た、変数mix(i)[i=0、1、…,Num−1]
は、オン、オフの2通りの値を持ち、mix(i)=オ
ンなら混合合成部202は第i地点からのパケットが入
力されていることを意味し、mix(i)=オフなら混
合合成部202に第i地点からのパケットが入力されて
いないことを意味する。mix(i)の初期値は全てオ
フである(p203)。
【0041】次に全てのフラグ(i)がオフ、つまりど
の地点も有音パケット群を送信中でないかを調べる(p
204)。全フラグ(i)がオフなら、次にパケット受
信記憶部201内にパケットが記憶されていれば、その
パケットを読み出して、混合合成部202にパケット中
の音声データを入力する(p205)。このp205の
詳細な動作は後述の図11を用いて説明する。
【0042】上記音声データ読み出し処理(p205)
を終了すると、次に全てのmix(i)の値がオフか否
かを調べる(p206)。つまり、パケット受信記憶部
201から混合合成部202に入力されたパケットが一
つもないか否かを調べるものである(p206)。ここ
で、全てのmix(i)がオフならば、再び上記音声デ
ータ読み出し処理(p205)に戻る。尚、パケット受
信記憶部201に入力されるパケットが到着しない間
は、上記音声データ読み出し処理(p205)と全ての
mix(i)の値がオフか否かを調べる(p206)処
理とを継続するものである。
【0043】また、全てのmix(i)の値がオフか否
かを調べる(p206)処理から、上記音声データ読み
出し処理(p205)に進む途中のA地点で短時間だけ
処理を一時停止してシステム全体の処理負荷の軽減を図
ってもよい。更に、パケット受信記憶部201に入力さ
れるパケットが一つ以上到着するまではA地点で処理を
一時停止しても良い。
【0044】一方、上記全てのmix(i)の値がオフ
か否かを調べる(p206)処理で、全てのmix
(i)がオフでないならば、次に現在の音量出力バッフ
ァ部206に残っている音声データのサンプル数を調べ
る(p207)。この残量をLとする。次にこの残量L
が図12に示すように今後のパケットの遅延揺らぎを吸
収できる量Rよりも大きいか否かを調べる(p20
8)。ここで遅延揺らぎを吸収できるならば後述の、切
替えスイッチ205を混合合成部202からのデータが
音声出力バッファ部206に流れるように切り替える処
理(p226)に進み、できないならば次に切替えスイ
ッチ205を無音データ生成部204からのデータが音
声出力バッファ部206に流れるように切り替える(p
209)。
【0045】次に残量Lに加えることで遅延揺らぎを吸
収できる量の無音データを生成する(p210)。ここ
で、遅延揺らぎを吸収できるサンプル数Rは、最大遅延
揺らぎ時間をMT(sec)、音声のサンプルレートを
S(Hz)とすると、 R=S×MT …(1) となる。
【0046】この最大遅延揺らぎ時間は使用している通
信路などによって異なるが、例えば、MT=0.5秒の
通信路であれば、サンプルレートを8kHzとすると、
R=4000となる。よって、無音データ生成部204
で生成し補充するサンプル数Aは、 A=R−L …(2) となる。
【0047】次に無音データ生成部204で生成された
無音データS207を音声出力バッファ部206に入力
させる(p211)。次に切替えスイッチ205を混合
合成部202からのデータが音声出力バッファ部206
に流れるように切り替える(p226)。次に混合合成
部202で生成された混合音声データを音声出力バッフ
ァ部206に入力する(p227)。この後は再び上述
の混合合成部202の初期設定に戻る(p203)。
【0048】一方、図9の全てのフラグ(i)がオフか
否かの確認(p204)で、オフでないと判断される
と、図10の処理に進み、具体的には先ず現在の時刻を
計測する(p212)。この時刻は世界標準時など普遍
的なものに基づく必要はなく、システム内部が独自に持
つクロックでも構わない。この時の時刻をt0とする
(p212)。次に音声データの読み出し処理を行う
(p213)。この処理は上述の図10の音声データ読
み出し処理(p205)と同様な処理である。
【0049】『この音声データ読み出し処理(p21
3)の主な目的は、前のパケットが本体パケットであっ
た地点の中で、まだ混合合成部202に入力されていな
いパケットを読み出すことであるが、その他に、新たに
有音部が発せられた地点のパケットがもしあれば、それ
も読み出すことも行い、できるだけ早く全地点からのパ
ケットの読み出しを行うものである』。
【0050】次に現在の時刻を計測する(p214)。
この時の時刻をt1とする。次に時刻t0からt1まで
の経過時間(t1−t0)がTより大きいか否かを調べ
る(p215)。但し、Tは最大遅延揺らぎ時間若しく
は適当に定めた時間である。例えば、最大遅延揺らぎ時
間が0.5秒であれば、T=0.5秒である(p21
5)。ここで、t1−t0がTよりも小さければ、変数
kの値を0に初期化する(p216)。次にフラグ
(k)の値がオンで且つmix(k)の値がオフか否か
を調べる(p217)。フラグ(k)=オンで且つmi
x(k)=オフとは、第k地点から送られてくるはずの
連続する有音パケットをまだ混合合成部202に入れて
いないことを意味する。ここで、フラグ(k)=オンで
且つmix(k)=オフならば、再び上述の音声データ
読み出し処理(p213)に戻る。
【0051】一方、フラグ(k)=オンで且つmix
(k)=オフでないならば、次にkの値に1が加算され
る(p218)。次にkの値が相手数Numよりも小さ
いか否かを調べる(p219)。このkが相手数Num
よりも小さいならば、再びフラグ(k)=オンで且つm
ix(k)=オフか否かの判断(p217)に戻る。k
の値が相手数Numよりも大きいならば、後述の、全て
のmix(k)がオフか否かを判断する処理(p22
5)に進む。
【0052】また、上述の時刻t0からt1までの経過
時間(t1−t0)がTより大きいか否かの判断で(p
215)、大きいと判断されると、次にkの値を0に初
期化する(p220)。次にフラグ(k)=オンで且つ
mix(k)=オフか否かの判断を行う(p221)。
フラグ(k)=オンで且つmix(k)=オフであれ
ば、次にフラグ(k)の値をオフにする(p222)。
次にkの値に1が加算される(p223)。次にkの値
が相手数Numよりも小さいか否かを調べ(p22
4)、小さければ上述のフラグ(k)=オンで且つmi
x(k)=オフか否かの判断(p221)に戻り、大き
ければ、後述の全てのmix(k)がオフか否かを判断
する処理(p225)に進む。
【0053】このようにkの値を0に初期化する(p2
20)から、kの値が相手数Numよりも小さいか否か
を調べる(p224)までの工程は、T時間待っても来
ない地点に対してはパケットが紛失した可能性があるの
で、混合合成を諦めて、末尾パケットが到着しなくても
フラグ(k)をオフにする処理を行う。これは紛失した
パケットが末尾パケットである可能性もあるので、取り
敢えずフラグ(k)をオフにしておく。
【0054】次に全てのmix(k)がオフか否かを調
べ(p225)、全てオフなら上述の混合合成部の初期
化(p203)に戻る。一方、全てのmix(k)がオ
フでないならば、図9の切替えスイッチ205を混合合
成部202からのデータが音声出力バッファ部206に
流れるように切り替える処理(p226)に進む。
【0055】(音声データ読み出し処理p205の詳
細): 図11において、先ず変数kを0に初期化す
る(p302)。mix(k)の値がオフ、つまり混合
合成部202に第k地点のパケットが入力されているか
どうかを調べる(p303)。mix(k)=オフな
ら、パケット受信記憶部201内の第k地点用のFIF
O型記憶素子がアンダフローか否かを調べる(p30
4)。もしFIFO型記憶素子がアンダフローならkの
値に1を加える処理(p310)へ進み、FIFO型記
憶素子がアンダフローでなければFIFO型記憶素子か
らパケットを一つ読み出す。尚、読み出す際のFIFO
型記憶素子の処理は図8で説明した処理と同様である。
また、mix(k)の値を調べて(p305)、mix
(k)=オンならkの値に1を加える処理(p310)
へ進む。
【0056】次に読み出されたパケットが末尾パケット
であるか否かを調べ(p306)、末尾パケットである
ならば、フラグ(k)の値をオフにする(p307)。
一方、末尾パケットでないならば、フラグ(k)の値を
オンにし、mix(k)の値をオンにする(p30
8)。次に読み出された(p305)パケット中の音声
データを混合合成部202に入力する(p309)。
【0057】フラグ(k)の値をオフにする(p30
7)又は、パケット中の音声データを混合合成部202
に入力する(p309)のいずれかを終了すると、次に
kの値に1を加える(p310)。次にkの値が相手数
であるNumよりも小さいか否かを調べる(p31
1)。ここでkの値がNumよりも小さいならば、上述
の混合合成部202に第k地点のパケットが入力されて
いるかどうかを調べる(p303)に戻る。一方、kの
値がNumよりも大きい場合は、この一連の音声データ
読み出し処理(p205)を終了し、図9のp206の
処理に戻るものである。
【0058】また、切替えスイッチ205から出力され
た音声データS210は、音声出力バッファ部206に
入力される。音声出力バッファ部206は、入力された
音声データS210から1サンプルづつの音声データS
211を一定間隔(速度)で出力していく。音声出力バ
ッファ部206から出力された音声データS211はD
/A変換部207に入力される。D/A変換部207で
は入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して出
力する。D/A変換部207から出力されたアナログ音
声信号はスピーカT12から音声出力される。
【0059】(混合合成部202): 一つのパケッ
トに収まっている音声データの数をDとし、混合合成部
202に入力される音声データS202の各サンプル値
をau(0)、au(1)、…、au(D−1)とす
る。また混合合成部202内にはサンプル数分の記憶領
域がある。これに記憶されているデータの値を、buf
(0)、buf(2)、…,buf(D−1)とする。
先ず図9の混合合成部の初期設定(p203)の時点で
buf(k)の初期化を次の式(2)のようにしてお
く。 buf(k)=0 (k=0、1、…,D−1) …(2)。
【0060】次に図11のフラグ(k)=オン、mix
(k)=オンとする(p308)処理がきた時に、パケ
ット受信記憶部201からサンプル数Dの音声データa
u(0)、au(1)、…、au(D−1)が入力され
てくる。この入力された音声データに対して混合合成部
202は次の式(3) buf(k)=buf(k)+au(k) (k=0、1、…、D−1) …(3) のように各サンプル毎に前の加算結果に音声データのサ
ンプル値を加算していく。
【0061】更に必要ならそれぞれのbuf(k)の上
下の値をリミッタで制限する。図9の混合音声データ出
力(p227)の処理によって混合合成部202から最
終的なbuf(k)の値が出力される。この出力された
buf(k)で構成されている音声データが混合音声デ
ータS204である。
【0062】(第1実施例の効果): 以上の第1実
施例は、送信パケットを本体パケットと、末尾パケット
に分類すると共に、パケットのヘッダに時刻情報とパケ
ット情報とを書き込み、音声受信部200のパケット受
信記憶部201にFIFO型記憶素子などを使用して、
音声送信部100、音声受信部200を構成したことで
具体的に次のような効果を得ることができる。
【0063】(1)音声送信部100は、有音期間の音
声信号に対して本体パケットを付与し、末尾に末尾パケ
ットを付与するだけであるので、複雑なパケット識別子
を付与しないので回路構成を簡単にすることができる。
また、時刻情報をヘッダに設定することも一般のタイマ
回路やクロック回路を備えることで実現することがで
き、回路構成が簡単である。
【0064】(2)音声受信部200は、末尾パケット
が来るまではその地点から送られてくるパケットの到着
が送れても待ち続けて混合合成を行うことで、有音部の
途中が、図13のように途切れずに混合・合成・再生が
できるので音質も良い。また、混合合成の際にそれぞれ
の有音部内のパケットの間隔が開かないということは全
体の遅延の減少にもつながる。
【0065】(3)音声受信部200は、ある地点から
末尾パケットが来たら、それ以降は新たに本体パケット
が来るまでその地点からのパケットを特別待つというこ
とは行わないので、入力された音声が無音区間であるた
め有音パケットが送信されないにもかかわらず、受信側
でその地点のパケットの到着を待ち続けるということが
無くなり、全体の遅延が短くなり、効率の良い処理がで
きる。
【0066】(4)音声受信部200は、どこからもパ
ケットが来ない間は音声出力制御部203の処理の図
9、図10のA地点で短時間若しくは長時間処理を停止
すれば、どの地点からもパケットが送られてこない間の
無駄な負荷がかからない。
【0067】(5)音声受信部200は、図10の音声
データ読み出し処理(p213)で到着が遅れているパ
ケットを待つ間に、新たに別の地点からパケットが到着
しても読み出すことを行うので効率が良い。
【0068】(6)音声受信部200は、到着が遅れて
いるパケットを永久に待つということは行わない。最大
の遅延揺らぎ時間より遅ければ、これはパケットの紛失
の可能性が大きいので、待ち続ける最大時間は先に述べ
たように最大の遅延揺らぎ時間にしておく。このように
パケット待ち時間に制限を設けることによって、例え
ば、あるパケットが通信路内で紛失しても既に到着して
いる他のパケットへの影響が少なくなる。また、待ち続
ける最大時間を過ぎても到着しなかった場合に、紛失し
たパケットが仮に末尾パケットであっても、その地点の
有音部は終了したものとして問題なく終了することがで
きる。
【0069】(7)音声受信部200は、既に到着して
いるパケットより古いパケットは使わないようにしてい
るので、古いパケットが後で再生されることがない。従
って、パケット到着順序が保証されない、ユーザデータ
グラムプロトコルのような通信プロトコル上でも容易に
適用することができる。
【0070】(8)音声受信部200は、混合合成した
パケットが全て有音パケット群の先頭のときだけ、再生
バッファに適量な無音データを補充して遅延揺らぎを吸
収をするので、再生バッファのアンダフロー防止のため
に再生バッファに挿入する無音データが最小限で済むの
で遅延が余り大きくならない。また、連続する有音パケ
ット群の途中には無音データを入れないので音が途切れ
て聞こえることがなく、良好な音声を出力することがで
きる。
【0071】以上のようなことから、LANなどに複数
の端末が接続され、これらの間の多地点間でユーザデー
タグラムプロトコルを使用して、簡単な通信プロトコル
で、簡単な構成で能率的に品質の良い音声再生を行う多
地点間音声通信システムを実現することができるのであ
る。
【0072】『第2実施例』:上述の第1実施例では、
図3のように連続する有音のパケットの最後のパケット
の次に末尾パケットを送信していた。この末尾パケット
内の音声データは無音であるので、混合合成に使用する
必要がなかった。そこで、第2実施例では図14のよう
に末尾パケットにも音声データを載せるように構成する
ものである。
【0073】多地点間音声通信システムとしての主な構
成は、図1に示した構成と同様であり、音声送信部30
0の構成は図15のような機能構成となる。この図15
の機能構成において、第1実施例と同じ機能構成部に
は、同じ符号を付している。図15において、音声送信
部300はマイクロフォンT11と、A/D変換部10
1と、入力音声バッファ部102と、有音判別部103
と、ヘッダ書き込み部105と、送信制御部106´
と、パケット送信部107と、2パケット記憶部301
とから構成されている。
【0074】ここで、第1実施例と異なることは、2パ
ケット記憶部301があることである。この2パケット
記憶部301は、パケット2個を記憶できる記憶装置で
ある。2パケット記憶部301の入出力は送信制御部1
06´によって制御される。
【0075】(音声送信部300の動作): 図15
において、マイクロフォンT11から入力音声バッファ
部102までは、第1実施例と同じである。音声データ
S103は、有音判別部103及び2パケット記憶部3
01に入力される。有音判別部103では、第1実施例
と同様にその音声データS103が有音か無音かを判別
し、その結果を送信制御部106´に伝える。一方、2
パケット記憶部301に入力された音声データS103
は、2つのパケット記憶素子M(0)、M(1)の内、
初めのM(0)に記憶される。この2パケット記憶部3
01のM(0)、M(1)それぞれの入出力制御は、次
に述べるように送信制御部106´が行う。
【0076】((送信制御部106´の動作)):
図16は第2実施例の送信制御部106´の動作フロー
チャートである。この図16において、送信制御部10
6´は前のパケットが有音であったか無音であったかを
記憶する変数pの初期化が行われる(p402)。この
pはオンかオフかの2通りの値を持ち、pがオンであれ
ば有音、pがオフであれば無音とする。初期値はオフで
ある(p402)。次に2パケット記憶部301に入力
された音声データS103を2パケット記憶部301内
部の2つのパケット記憶素子M(0)、M(1)の内、
初めのM(0)に記憶させる(p403)。
【0077】次に有音判別部103の結果が有音か否か
のチェックが行われる(p404)。有音であれば次に
p=オン、つまり前のパケットが有音であったか否かを
調べる(p405)。この判断でp=オンなら、次に2
パケット記憶部301内の2つのパケット記憶素子M
(0)、M(1)の内、M(1)に収まっているデータ
をヘッダ書き込み部105に入力させ、ヘッダ書き込み
部105に本体パケットの識別子を書き込む命令(S1
07)を出す(p406)。また、p=オンでないなら
ば、p=オンにする(p407)。
【0078】次に2パケット記憶部301内のM(0)
に収まっている音声データをM(1)にコピーさせ(p
408)、再び上述の2パケット記憶部301に入力さ
れた音声データS103を2パケット記憶部301内部
の2つのパケット記憶素子M(0)、M(1)の内、初
めのM(0)に記憶させる(p403)処理に戻るので
ある。
【0079】一方、上述の有音判別部103の結果が有
音か否かのチェック(p404)で、有音でないなら
ば、p=オンか否かを調べる(p409)。この判断で
p=オンならばM(1)に収まっているデータをヘッダ
書き込み部105に入力させ、ヘッダ書き込み部105
に末尾パケットの識別子を書き込む命令S107を出す
(p410)。次にpの値をオフにし(p411)、再
び上述の2パケット記憶部301に入力された音声デー
タS103を2パケット記憶部301内部の2つのパケ
ット記憶素子M(0)、M(1)の内、初めのM(0)
に記憶させる(p403)処理に戻るのである。
【0080】一方、上述のp=オンか否かの判断(p4
09)で、p=オンでないならば、そのまま再び上述の
2パケット記憶部301に入力された音声データS10
3を2パケット記憶部301内部の2つのパケット記憶
素子M(0)、M(1)の内、初めのM(0)に記憶さ
せる(p403)処理に戻るのである。また、ヘッダ書
き込み部105以降の動作は第1実施例の音声送信部の
動作と同様である。
【0081】(第2実施例の音声受信部): 第2実
施例の音声受信部において、第1実施例の音声受信部2
00と異なる点は、末尾パケット内の音声データも混合
合成に用いることである。つまり、音声出力制御部20
3の処理が一部変更するだけで実現することができるの
で、異なる部分の内容を中心として以下に説明する。
【0082】第1実施例での音声読み出し処理(図9の
p205、図10のp213)の際には、末尾パケット
はパケット受信記憶部201から混合合成部202に入
力しなかった。それは第1実施例では図3のように末尾
パケットは無音のデータであるので、混合合成する必要
がないためである。そこで、第2実施例では図14のよ
うに末尾パケットも有音部に含まれるため、この末尾パ
ケットも混合合成部202に入力して混合合成を行う必
要がある。そこで、更に音声出力制御部203の処理
で、音声読み出し処理(p205、p213)の際に
は、末尾パケットはパケット受信記憶部201から混合
合成部202に入力させるように制御する。
【0083】((音声読み出し処理p205´、p21
3´)): そこで、図17は第2実施例の音声読み
出し処理(p205´、p213´)の処理フローチャ
ートである。この図17において、第1実施例の図12
と異なる所は、パケット中の音声データを混合合成部に
入力(p309´)の部分である。即ち、第1実施例の
図12では、末尾パケットと判断(p306)される
と、フラグ(k)=オフとするだけで、この末尾パケッ
トを混合合成部202に入力しなかった。
【0084】しかしながら、第2実施例の図17では末
尾パケットと判断(p306)された後、フラグ(k)
=オフ(p307)とした後、パケット中の音声データ
を混合合成部202に入力(p309´)し、kの値に
1を加える処理(p310)を行うことで実現するもの
である。この部分の処理の工程が第1実施例と異なる部
分である。
【0085】(第2実施例の効果): 以上の第2実
施例の構成によれば、上述の第1実施例の効果に加え、
末尾パケットも有音パケットに用いる構成であるので、
第1実施例に比べ、転送パケット数を軽減することがで
き、伝送路の負荷を軽減することができるのである。
【0086】(他の実施例): (1)尚、多地点間
音声システムのシステム構成として、多地点対多地点間
通信だけでなく、他にLANを通して端末が1対1で接
続される場合、1対多地点間で接続される場合、多地点
対1通信で接続される場合にも適用することができる。
【0087】(2)また、マイクロフォンからアナログ
音声信号で入力していたが、音源がデジタル信号である
なら、そのままA/D変換部を通さずに送信しても良
い。
【0088】(3)更に、スピーカからアナログ音声信
号を出力したが、出力端子がデジタル信号を受け付ける
なら、そのままD/A変換部を通さずに出力しても良
い。
【0089】(4)更にまた、混合合成では1つのパケ
ットが入力された後、前の混合合成されたデータに混合
合成していく方法を述べたが、全ての地点からのパケッ
トが入力された後でそれぞれのパケットを一度にまとめ
て混合合成しても良い。
【0090】(5)また、混合合成の前に各パケットの
音量や音質を個別に変えてから混合合成を行っても良
い。
【0091】(6)更に、パケット中の時刻情報を古い
パケットの廃棄のために使用したが、その他に画像など
他のメディアとの同期を取る際にも時刻情報を利用する
ことができる。
【0092】(7)更にまた、伝送される音声データは
圧縮などはしなかったが、通信負荷を減らすために音声
データを圧縮して伝送しても、受信後の混合合成を行う
手前で圧縮データを伸長すればよい。
【0093】(8)また、第1実施例では、末尾パケッ
トは混合合成には用いなくても良いので、図6のパケッ
ト中の音声データの部分は付けないで、ヘッダ部分だけ
の短いパケットでも良い。
【0094】(9)更に、第1実施例の受信処理では、
末尾パケットは混合合成には用いなかったが、末尾パケ
ット内の音声データが無音データであれば第2実施例の
受信処理を用いても良い。
【0095】(10)更にまた、LANは、バス型の
他、スター型、リング型、メッシュ型、これらの複合型
などの種々の伝送路形態を採ることができる。
【0096】(11)また、音声の符号化方式として
は、種々の方式を採用することができる。例えば、波形
符号化方式、スペクトル符号化方式、ハイブリッド符号
化方式などが好ましい。波形符号化としては、PCMの
他、A則/μ則PCM、ADPCM(ΔΣADPCM)
や、Embeded−ADPCM、APC−AB、SB
C+ATC、SB−ADPCMなどが好ましい。また、
スペクトル符号化方式としては、PARCOR、LSP
などが好ましい。更に、ハイブリッド符号化方式として
は、RPE−LTP、CELP、LD−CELP、CS
−CELP、VSELP、PSI−CELPなどが好ま
しい。
【0097】
【発明の効果】以上述べた様に本発明の構成によれば、
複数の音声通信端末がコネクションレス型のインタネッ
トプロトコルで音声通信を行うシステムにおいて、各音
声通信端末が、音声信号を送信するときに、有音期間の
音声信号を本体パケットとして生成し、有音期間の直後
に末尾パケットを生成し、各パケットには、音声情報と
パケット識別情報と、時刻情報又は通し番号とを設定し
て通信相手に送信する送信手段と、受信パケットを送信
元別に分け、パケット識別情報からパケット識別を行
い、送信元別に、時刻情報又は通し番号を参照して有音
パケット群の再生を行うための音声混合・合成を行う受
信手段とを備えたことで、簡単な通信プロトコルを使用
して簡単な構成で能率的に品質の良い音声再生を行う音
声通信システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の多地点間音声通信システ
ムのシステム構成図である。
【図2】第1実施例の音声送信部の機能構成図である。
【図3】第1実施例の送信する有音パケット群の説明図
である。
【図4】第1実施例の音声送信部の送信制御部の動作フ
ローチャートである。
【図5】第1実施例のパケットの構成図である。
【図6】第1実施例の音声送信部の有音判別部の機能構
成図である。
【図7】第1実施例の音声受信部の機能構成図である。
【図8】第1実施例のパケット受信記憶部内のFIFO
型記憶素子の説明図である。
【図9】第1実施例の音声受信部の音声出力制御部の動
作フローチャート(その1)である。
【図10】第1実施例の音声受信部の音声出力制御部の
動作フローチャート(その2)である。
【図11】第1実施例の音声出力制御部の音声データ読
み出し処理のフローチャートである。
【図12】第1実施例の出力音声バッファ部の音声デー
タのサンプル数の残量Lを説明するための、パケットの
遅延揺らぎを吸収できる量Rとの関係を説明する図であ
る。
【図13】第1実施例の効果を、従来との関係で説明す
るための説明図である。
【図14】第2実施例の送信する有音パケット群の説明
図である。
【図15】第2実施例の音声送信部の機能構成図であ
る。
【図16】第2実施例の音声送信部の送信制御部の動作
フローチャートである。
【図17】第2実施例の音声出力制御部の音声データ読
み出し処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1a〜1c…端末、3…LAN、100…音声送信部、
101…A/D(アナログ/デジタル)変換部、102
…入力音声バッファ部、103…有音判別部、104…
パケット記憶部、105…ヘッダ書き込み部、106…
送信制御部、107…パケット送信部、200…音声受
信部、201…パケット受信記憶部、202…混合合成
部、203…音声出力制御部、204…無音データ生成
部、205…切替えスイッチ、206…音声出力バッフ
ァ部、207…D/A(デジタル/アナログ)変換部、
T11…マイクロフォン、T12…パケット出力端子、
T21…パケット入力端子、T22…スピーカ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の音声通信端末が伝送路上に分散配
    置接続され、音声通信端末は他の音声通信端末とコネク
    ションレス型のインタネットプロトコルで音声通信を行
    う音声通信システムにおいて、 上記各音声通信端末は、 音声信号を送信するときに、有音期間の音声信号を本体
    パケットとして生成し、有音期間の直後に末尾パケット
    を生成し、各パケットには、音声情報とパケット識別情
    報と、時刻情報又は通し番号とを設定して通信相手に送
    信する送信手段と、 受信パケットを送信元別に分け、パケット識別情報から
    パケット識別を行い、送信元別に、時刻情報又は通し番
    号を参照して有音パケット群の再生を行うための音声混
    合・合成を行う受信手段とを備えることを特徴とする音
    声通信システム。
  2. 【請求項2】 上記送信手段は、末尾パケットにも有音
    期間の音声信号を載せて生成することを特徴とする請求
    項1記載の音声通信システム。
  3. 【請求項3】 上記受信手段は、 送信元別に受信パケットを一時記憶するためにFIFO
    型記憶手段で構成し、受信パケットを送信元別に記憶管
    理することを特徴とする請求項1又は2記載の音声通信
    システム。
  4. 【請求項4】 上記受信手段は、 いずれかの送信元の音声通信端末から送られて来るパケ
    ットが本体パケット後に、末尾パケットが受信されるま
    で、パケットの最大遅延揺らぎ時間である所定時間まで
    パケット到着を待ち続け、有音期間の音声信号を混合・
    再生することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の音声通信システム。
  5. 【請求項5】 上記受信手段は、 同じ送信元の音声通信端末から、既に到着しているパケ
    ットよりも古い時期に送信されたパケットが後から到着
    した場合に、古いパケットを廃棄することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の音声通信システム。
JP7316695A 1995-03-30 1995-03-30 音声通信システム Pending JPH08274812A (ja)

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