JPH08265235A - ダイバーシチアンテナ装置 - Google Patents

ダイバーシチアンテナ装置

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JPH08265235A
JPH08265235A JP7061212A JP6121295A JPH08265235A JP H08265235 A JPH08265235 A JP H08265235A JP 7061212 A JP7061212 A JP 7061212A JP 6121295 A JP6121295 A JP 6121295A JP H08265235 A JPH08265235 A JP H08265235A
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JP
Japan
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antenna
impedance
diversity
switch
antennas
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Withdrawn
Application number
JP7061212A
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English (en)
Inventor
Shiyuuji Kobayakawa
周磁 小早川
Masahiko Asano
賢彦 浅野
Hiroyuki Seki
宏之 関
Takeshi Toda
健 戸田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 選択方式のダイバーシチアンテナ装置に関
し、アンテナ間の距離Lを0.25λ以上として配置し
た構成に於ける放射特性の改善を図る。 【構成】 複数のアンテナ11 ,12 を、アンテナ間距
離Lが波長λに対して、0.25λ<Lの範囲に配置
し、ダイバーシチスイッチ3によりアンテナを選択接続
するダイバーシチアンテナ装置に於いて、選択されたア
ンテナ以外のアンテナの給電点インピーダンスZant
即ち、非選択アンテナの給電点インピーダンスZ
ant を、インピーダンス変換回路21 ,22 により開放
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のアンテナをそれ
ぞれ間隔を於いて配置して、その中の一つを選択するダ
イバーシチアンテナ装置に関する。無線通信システム
は、相互間の配線が必要でなく、従って、何れか一方又
は両方が移動可能となるから、自動車電話,携帯電話,
無線LAN等の各種の分野に適用されている。その場
合、電波の伝搬状態が変化することに対応する為、複数
のアンテナを間隔をおいて配置し、受信が良好となるア
ンテナを選択するダイバーシチアンテナ装置が知られて
いる。このようなダイバーシチアンテナ装置に於ける特
性を向上させることが要望されている。
【0002】
【従来の技術】複数のアンテナを間隔をおいて配置し、
ダイバーシチスイッチにより選択接続したアンテナを用
いて無線通信を行う選択方式のダイバーシチアンテナ装
置は、既に各種の構成が提案されている。その場合、非
選択アンテナは、任意の電気長の線路を介してダイバー
シチスイッチの非選択端子に接続され、非選択端子をオ
ープン状態とするか、又はショート状態とするか、又は
ダミー抵抗を接続する構成等が適用されている。
【0003】又固定無線通信システムに於いては、アン
テナ間距離を大きくして、アンテナ相互間の影響を除く
ことは容易である。しかし、移動無線通信システムの移
動端末機に於いては、アンテナ間距離を大きくすると、
装置が大型化するから、できるだけアンテナ間距離を小
さくすることが要望されているが、アンテナ間距離を小
さくすると、相関係数ρが大きくなり、又非選択アンテ
ナの影響により選択アンテナの放射特性が劣化する。な
お、この相関係数ρは0.5以下が望ましいと考えられ
ている。
【0004】そこで、アンテナ間距離を0.1λ(λ=
波長)程度以下としても、相関係数ρが0.5以下とな
るように、非選択アンテナに、アンテナ入力インピーダ
ンスの2倍以下の抵抗を接続し、選択アンテナはこの抵
抗を切り離すように構成したダイバーシチアンテナ装置
が提案されており、アンテナ間距離が0.1λ程度に於
いては、前述の抵抗を小さくすることにより、相関係数
ρを小さくできることが示されている。(例えば、特開
平5−29994号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ダイバーシチアンテナ
装置に於いては、選択アンテナと非選択アンテナとの相
互結合により、選択アンテナの放射特性に影響を及ぼし
て、選択アンテナ単体の放射特性より劣化することにな
る。例えば、アンテナ間の距離Lを、λ,λ/2,λ/
4とし、非選択アンテナの給電点インピーダンスをダミ
ー抵抗とした場合に、図9の(a)〜(c)に示す水平
面放射特性が得られた。なお、(d)は選択アンテナ単
体の場合の水平面放射特性を示す。又各アンテナは、λ
/2ダイポールアンテナで、アンテナエレメントを垂直
に立てている状態の場合である。
【0006】アンテナ間の距離Lを小さくするに従っ
て、アンテナ単体の場合に比較して、放射パターンの歪
みが大きくなる。又非選択アンテナの給電点インピーダ
ンスをダミー抵抗とした場合、選択アンテナの放射電力
の一部はこのダミー抵抗によって消費されることにな
り、アンテナ間の距離Lを小さくする程、アンテナの効
率が低下する問題がある。このような問題は、アンテナ
間の距離Lを大きくすることにより軽減することができ
るが、それによって、小型且つ高性能のアンテナを実現
することができなくなる。又前述のように、非選択アン
テナに、アンテナ入力インピーダンスの2倍以下の抵抗
を接続した場合、アンテナ間の距離Lを0.25λ以上
とすると、相関係数ρが大きくなる傾向がある。本発明
は、アンテナ間距離を0.25λ以上とした場合に於い
て、良好な放射特性が得られるダイバーシチアンテナ装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のダイバーシチア
ンテナ装置は、図1を参照して説明すると、複数のアン
テナ11 ,12 を、アンテナ間距離Lが、波長λに対し
て、0.25λ<Lの範囲に配置し、ダイバーシチスイ
ッチ3によりアンテナを選択接続するダイバーシチアン
テナ装置であって、選択されたアンテナ以外のアンテナ
の給電点インピーダンスZant を、開放インピーダンス
となるように切替える構成21 ,22 を備えいてる。
【0008】又(2)複数のアンテナ11 ,12 にそれ
ぞれ高周波スイッチと、ショートスタブ又はオープンス
タブとを設け、選択アンテナは高周波スイッチにより信
号線路に接続し、非選択アンテナは高周波スイッチによ
り信号線路から切り離し、且つショートスタブ又はオー
プンスタブに接続して、この非選択アンテナの給電点で
開放インピーダンスとする構成を備えることができる。
【0009】又(3)複数のアンテナ11 ,12 にそれ
ぞれ高周波スイッチと、任意長の線路と、バラクタダイ
オードとを設け、選択アンテナは高周波スイッチにより
信号線路に接続し、非選択アンテナは高周波スイッチに
より信号線路から切り離し、且つ任意長の線路とバラク
タダイオードとに接続し、この非選択アンテナの給電点
で開放インピーダンスとする構成を備えることができ
る。
【0010】又(4)複数のアンテナ11 ,12 にそれ
ぞれλ/4の奇数倍の電気長の線路とスイッチ素子とを
接続し、ダイバーシチスイッチ3により複数のアンテナ
の一つを選択し、選択アンテナにλ/4の奇数倍の電気
長の線路を介して接続されたスイッチ素子をオフとし、
非選択アンテナにλ/4の奇数倍の電気長の線路を介し
て接続されたスイッチ素子をオンとして、非選択アンテ
ナの給電点で開放インピーダンスとする構成を備えるこ
とができる。
【0011】又(5)複数のアンテナ11 ,12 とダイ
バーシチスイッチ3との間の線路を、ダイバーシチスイ
ッチ3の非選択端子が開放の場合はλ/2の整数倍の電
気値長とし、短絡の場合はλ/4の奇数倍の電気長と
し、非選択アンテナの給電点で開放インピーダンスとす
る構成を備えることができる。
【0012】
【作用】
(1)構成21 ,22 はインピーダンス変換回路に相当
し、又複数のアンテナ11 ,12 間の距離Lを、0.2
5λ(=λ/4)以上として配置し、ダイバーシチスイ
ッチ3により、2個のアンテナ11 ,12 の場合はそれ
らの何れかを選択して、図示を省略した後段の受信装置
等へ接続する。ダイバーシチスイッチ3が図示のよう
に、アンテナ11 を選択した場合、インピーダンス変換
回路22 により非選択アンテナ12 の給電点インピーダ
ンスZant を開放インピーダンスとなるように切替え
る。それによって、選択アンテナ11 の放射特性は、非
選択アンテナ12 による影響を低減することができる。
【0013】(2)又インピーダンス変換回路21 ,2
2 を、高周波スイッチとショートスタブ又はオープンス
タブとにより構成し、ショートスタブ又はオープンスタ
ブの電気長を選択し、ダイバーシチスイッチ3により選
択されたアンテナに対しては、高周波スイッチにより信
号線路に接続し、非選択アンテナに対しては、高周波ス
イッチにより信号線路から切り離して、ショートスタブ
又はオープンスタブに接続し、電気長が予め選定された
ショートスタブ又はオープンスタブによって、非選択ア
ンテナの給電点で開放インピーダンスとする。
【0014】(3)又インピーダンス変換回路21 ,2
2 を、高周波スイッチと、任意長の線路と、バラクタダ
イオードとにより構成し、選択アンテナは高周波スイッ
チにより信号線路に接続し、非選択アンテナは高周波ス
イッチにより信号線路から切り離して、任意長の線路と
バラクタダイオードとに接続する。このバラクタダイオ
ードにバイアス電圧を印加して、任意長の線路とバラク
タダイオードとの直列回路により、非選択アンテナの給
電点で開放インピーダンスを実現する。
【0015】(4)又インピーダンス変換回路21 ,2
2 を、λ/4の奇数倍の電気長の線路と、pinダイオ
ード等のスイッチ素子とにより構成し、ダイバーシチス
イッチ3により選択されたアンテナに対しては、λ/4
の奇数倍の電気長の線路を介して接続されたスイッチ素
子をオフとするが、非選択アンテナに対しては、λ/4
の奇数倍の電気長の線路を介して接続されたスイッチ素
子をオンとするから、非選択アンテナに、λ/4の奇数
倍の電気長の線路がショートスタブとして接続され、非
選択アンテナの給電点で開放インピーダンスとすること
ができる。
【0016】(5)又インピーダンス変換回路21 ,2
2 を、λ/2の整数倍の電気長の線路又はλ/4の奇数
倍の電気長の線路により構成する。又ダイバーシチスイ
ッチ3は、非選択アンテナに対して、開放又は短絡の状
態とするように選択切替えを行う構成とし、インピーダ
ンス変換回路21 ,22 を、λ/2の整数倍の電気長の
線路により構成した場合、ダイバーシチスイッチ3の非
選択アンテナを接続する端子を開放状態とする。従っ
て、非選択アンテナには、λ/2の整数倍の電気長のオ
ープンスタブが接続された状態となる。又インピーダン
ス変換回路21 ,22 を、λ/4の奇数倍の電気長の線
路により構成した場合、ダイバーシチスイッチ3の非選
択アンテナを接続する端子を短絡状態とする。従って、
非選択アンテナは、λ/4の奇数倍の電気長のショート
スタブが接続された状態となる。即ち、何れの場合も非
選択アンテナの給電点で開放インピーダンスを実現でき
ることになる。
【0017】
【実施例】図2は本発明の第1の実施例の説明図であ
り、111 ,112 は距離Lが、L>λ/4(=0.2
5λ)をおいて配置されたアンテナ、121 ,122
インピーダンス変換回路、13はダイバーシチスイッ
チ、141 ,142 は高周波スイッチ、151 ,1
2 ,161 ,162 は線路である。ダイバーシチスイ
ッチ13及び高周波スイッチ141 ,142 は、無線周
波数帯域に対応してGaAsトランジスタ等の高周波用
トランジスタによって構成され、図示を省略した制御回
路によって制御される。
【0018】ダイバーシチスイッチ13により図示のよ
うにアンテナ111 が選択された場合、インピーダンス
変換回路121 の高周波スイッチ141 は、線路151
を切り離し、且つアンテナ111 とダイバーシチスイッ
チ13とを線路161 を介して接続する。
【0019】又非選択アンテナ112 は、インピーダン
ス変換回路122 の高周波スイッチ142 によってダイ
バーシチスイッチ13側と切り離され、且つ線路152
に接続される。この場合、線路162 と線路152 との
長さの合計をλ/4の奇数場合の電気長となるように選
定しておくものである。それによって、非選択アンテナ
112 は、λ/4の奇数倍の電気長のショートスタブが
接続された状態となり、給電点のインピーダンスZant
は開放(∞)となる。
【0020】選択アンテナ111 側のインピーダンス変
換回路121 も同様に、線路161,151 の長さの合
計をλ/4の奇数倍の電気長となるように選定しておく
ものであり、ダイバーシチスイッチ13によりアンテナ
112 が選択されると、非選択アンテナ111 は、前述
の場合と同様に、インピーダンス変換回路121 の高周
波スイッチ141 の切替接続により、λ/4の整数倍の
電気長のショートスタブが接続された状態となるから、
非選択アンテナ111 の給電点インピーダンスZant
開放となる。又線路161 ,162 と線路151 ,15
2 とのそれぞれの長さは、アンテナ111 ,112 とダ
イバーシチスイッチ13との間のスペースや距離等に対
応して選定することができる。
【0021】図3は本発明の実施例の水平面放射特性説
明図であり、非選択アンテナを前述のように給電点で開
放インピーダンスとなるように切替える構成とした場合
に於いて、(a)はL=λ、(b)はL=λ/2、
(c)はL=λ/4とした場合のそれぞれ水平面放射特
性を示す。即ち、アンテナ間の距離Lをλ/4とした場
合に於いても、非選択アンテナの給電点を開放インピー
ダンスとすることにより、水平面の放射パターンの歪み
は無視できる程度に小さいものとなる。
【0022】図4は非選択アンテナの給電点インピーダ
ンスによる水平面放射特性説明図であり、アンテナ間距
離Lをλ/2とし、ダイバーシチスイッチの非選択側端
子にダミー抵抗を接続した場合を(a)、短絡した場合
を(b)、開放とした場合を(c)に示す。即ち、非選
択アンテナの給電点のインピーダンスZant を開放とし
た場合(c)に比較して、(a),(b)の水平面の放
射パターンの歪みが大きくなることが判る。
【0023】図5は本発明の第2の実施例の説明図であ
り、図2に示す第1の実施例に対して、非選択アンテナ
に、λ/2の整数倍の電気長のオープンスタブを接続し
て、非選択アンテナの給電点インピーダンスZant を開
放とするものである。即ち、インピーダンス変換回路1
1 ,122 の線路171 ,172 と線路181 ,18
2 との長さの合計を、λ/2の整数倍の電気長となるよ
うに選定する。
【0024】従って、ダイバーシチスイッチ13により
アンテナ111 が選択されると、インピーダンス変換回
路121 の高周波スイッチ141 は図示の状態となり、
又非選択アンテナ112 は、インピーダンス変換回路1
2 の高周波スイッチ142により、線路182 ,17
2 が接続されるから、λ/2の整数倍の電気長のオープ
ンスタブが接続された状態となり、非選択アンテナ11
2 の給電点インピーダンスZant は開放となる。
【0025】又ダイバーシチスイッチ13によりアンテ
ナ112 が選択された場合は、非選択アンテナ111
のインピーダンス変換回路121 の高周波スイッチ14
1 により、λ/2の整数倍の電気長のオープンスタブが
接続された状態となるから、非選択アンテナ111 の給
電点インピーダンスZant は開放となる。
【0026】図6は本発明の第3の実施例の説明図であ
り、211 ,212 は距離Lが波長λに対してL>λ/
4の条件で配置されたアンテナ、221 ,222 はイン
ピーダンス変換回路、23はダイバーシチスイッチ、2
1 ,242 は高周波スイッチ、251 ,252 ,26
1 ,262 は線路、271 ,272 はバラクタダイオー
ドである。
【0027】前述の各実施例と同様に、ダイバーシチス
イッチ23によりアンテナ211 が選択されると、高周
波スイッチ241 は図示のように、アンテナ211 とダ
イバーシチスイッチ23とを線路261 を介して接続
し、線路251 を切り離す。又非選択アンテナ21
2 は、高周波スイッチ242 によって、線路262 ,2
2,バラクタダイオード272 に接続される。そし
て、図示を省略した経路で、このバラクタダイオード2
2 にバイアス電圧を印加する。
【0028】線路252 ,262 の長さの合計は任意長
とすることができるもので、バラクタダイオード272
に印加するバイアス電圧によって、λ/4の奇数倍の電
気長に相当する特性が得られるようにし、それによっ
て、非選択アンテナ212 に、λ/4の奇数倍の電気長
のショートスタブが接続された状態となるから、給電点
インピーダンスZant は開放となる。又ダイバーシチス
イッチ23によりアンテナ212 を選択した時の非選択
アンテナ211 についても、同様に、インピーダンス変
換回路221 の高周波スイッチ241 が切替接続して、
非選択アンテナ211 の給電点インピーダンスZant
開放とすることができる。
【0029】図7は本発明の第4の実施例の説明図であ
り、311 ,312 は距離Lが波長λに対してL>λ/
4の条件で配置されたアンテナ、321 ,322 はイン
ピーダンス変換回路、33はダイバーシチスイッチ、3
1 ,342 はλ/4の奇数倍の電気長の線路、3
1 ,352 はpinダイオード等の高周波用のスイッ
チ素子である。
【0030】ダイバーシチスイッチ33によりアンテナ
311 が選択された場合、非選択アンテナ312 に接続
されたインピーダンス変換回路322 のスイッチ素子3
2に、図示を省略した経路によりバイアス電圧を印加
してオン状態とする。それによって、非選択アンテナ3
2 は、λ/4の奇数倍の電気長の線路342 がショー
トスタブとして接続された状態となるから、非選択アン
テナ312 の給電点インピーダンスZant は開放とな
る。又選択アンテナ311 に接続されたインピーダンス
変換回路321 のスイッチ素子351 はオフ状態とす
る。
【0031】又ダイバーシチスイッチ33によりアンテ
ナ312 を選択した場合、非選択アンテナ311 に接続
されたインピーダンス変換回路321 のスイッチ素子3
1に図示を省略した経路によりバイアス電圧を印加し
てオン状態とし、非選択アンテナ311 に、λ/4の奇
数倍の電気長の線路341 をショートスタブとして接続
し、非選択アンテナ311 の給電点インピーダンスZ
ant を開放とする。又選択アンテナ312 側のインピー
ダンス変換回路322 のスイッチ素子352 はオフ状態
とする。
【0032】図8は本発明の第5の実施例の説明図であ
り、411 ,412 は距離Lが波長λに対してL>λ/
4の条件で配置されたアンテナ、421 ,422 はイン
ピーダンス変換回路、43はダイバーシチスイッチ、4
1 ,442 は線路、451,452 はスイッチ、46
1 ,462 は開放又は短絡のインピーダンスZswを示
す。この場合、インピーダンス461 ,462 を開放
(Zsw=∞)とすると、線路441 ,442 の電気長を
λ/2の整数倍とする。又インピーダンス461 ,46
2 を短絡(Zsw=0)とすると、線路441 ,442
電気長をλ/4の奇数倍とする。
【0033】ダイバーシチスイッチ43は、スイッチ4
1 ,452 と、開放又は短絡のインピーダンス4
1 ,462 とを有し、アンテナ411 を選択した場合
は、図示のように、アンテナ411 をインピーダンス変
換回路421 の線路441 を介してダイバーシチスイッ
チ43のスイッチ451 により接続し、インピーダンス
461 を切り離す。
【0034】又非選択アンテナ412 は、ダイバーシチ
スイッチ43のスイッチ452 により線路442 を介し
てインピーダンス462 に接続する。このインピーダン
ス462 が開放(Zsw=∞)の場合、線路442 はλ/
2の整数倍の電気長であるから、λ/2の整数倍の電気
長のオープンスタブが接続された場合に相当し、非選択
アンテナ412 の給電点インピーダンスZant は開放と
なる。又インピーダンス462 が短絡(Zsw=0)の場
合、線路442 はλ/4の奇数倍の電気長であるから、
λ/4の奇数倍の電気長のショートスタブが接続された
場合に相当し、非選択アンテナ412 の給電点インピー
ダンスZant は開放となる。
【0035】又アンテナ412 を選択し、アンテナ41
1 を非選択とした場合に於いても、ダイバーシチスイッ
チ43のインピーダンス461 の開放又は短絡に対応し
た線路441 の電気長が選定されるから、非選択アンテ
ナ411 の給電点インピーダンスZant は開放となる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、アンテ
ナ11 ,12 間の距離Lを、0.25λ以上として配置
し、ダイバーシチスイッチ3によりアンテナを選択接続
し、インピーダンス変換回路21 ,22 は、非選択アン
テナに対して給電点インピーダンスZant を開放とする
もので、選択アンテナの放射電力の一部が非選択アンテ
ナの経路で消費されることがなく、ダイバーシチアンテ
ナ装置の効率を向上することかできる。又相関係数ρは
0.5以下を維持することが可能であって、図3に示す
ように、水平面放射パターンの歪みは無視できる程度と
なる利点がある。又例えば2.5GHz帯では、λ/4
=30〔mm〕であるから、装置を大型化することな
く、ダイバーシチアンテナ装置の特性を向上することが
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の第1の実施例の説明図である。
【図3】本発明の実施例の水平面放射特性説明図であ
る。
【図4】非選択アンテナの給電点インピーダンスによる
水平面放射特性説明図である。
【図5】本発明の第2の実施例の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施例の説明図である。
【図7】本発明の第4の実施例の説明図である。
【図8】本発明の第5の実施例の説明図である。
【図9】従来例の水平面放射特性説明図である。
【符号の説明】 11 ,12 アンテナ 21 ,22 インピーダンス変換回路 3 ダイバーシチスイッチ L アンテナ間距離 Zant 給電点インピーダンス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関 宏之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 戸田 健 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナを、アンテナ間距離L
    が、波長λに対して、0.25λ<Lの範囲に配置し、
    ダイバーシチスイッチによりアンテナを選択接続するダ
    イバーシチアンテナ装置であって、 選択されたアンテナ以外のアンテナの給電点インピーダ
    ンスを、開放インピーダンスとなるように切替える構成
    を備えたことを特徴とするダイバーシチアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のアンテナにそれぞれ高周波ス
    イッチと、ショートスタブ又はオープンスタブとを設
    け、選択アンテナは前記高周波スイッチにより信号線路
    に接続し、非選択アンテナは前記高周波スイッチにより
    前記信号線路から切り離し、且つ前記ショートスタブ又
    はオープンスタブに接続して、該非選択アンテナの給電
    点で開放インピーダンスとする構成を備えたことを特徴
    とする請求項1記載のダイバーシチアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のアンテナにそれぞれ高周波ス
    イッチと、任意長の線路と、バラクタダイオードとを設
    け、選択アンテナは前記高周波スイッチにより信号線路
    に接続し、非選択アンテナは前記高周波スイッチにより
    前記信号線路から切り離し、且つ前記任意長の線路と前
    記バラクタダイオードとに接続し、該非選択アンテナの
    給電点で開放インピーダンスとする構成を備えたことを
    特徴とする請求項1記載のダイバーシチアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のアンテナに、それぞれλ/4
    の奇数倍の電気長の線路とスイッチ素子とを接続し、ダ
    イバーシチスイッチにより前記複数のアンテナの一つを
    選択し、選択アンテナに前記λ/4の奇数倍の電気長の
    線路を介して接続された前記スイッチ素子をオフとし、
    非選択アンテナに前記λ/4の奇数倍の電気長の線路を
    介して接続された前記スイッチ素子をオンとして、該非
    選択アンテナの給電点で開放インピーダンスとする構成
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のダイバーシチ
    アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のアンテナと前記ダイバーシチ
    スイッチとの間の線路を、該ダイバーシチスイッチの非
    選択端子が開放の場合はλ/2の整数倍の電気長とし、
    短絡の場合はλ/4の奇数倍の電気長とし、非選択アン
    テナの給電点で開放インピーダンスとする構成を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載のダイバーシチアンテナ
    装置。
JP7061212A 1995-03-20 1995-03-20 ダイバーシチアンテナ装置 Withdrawn JPH08265235A (ja)

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