JPH08263233A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08263233A
JPH08263233A JP7063173A JP6317395A JPH08263233A JP H08263233 A JPH08263233 A JP H08263233A JP 7063173 A JP7063173 A JP 7063173A JP 6317395 A JP6317395 A JP 6317395A JP H08263233 A JPH08263233 A JP H08263233A
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JP
Japan
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command
control command
pcu
control
interpreter
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JP7063173A
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English (en)
Inventor
Kouji Kanno
浩司 貫野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 画像形成装置において、ホストコンピュータ
から画像データと共に送信された制御コマンドは、コマ
ンド解析部15で解析され、印刷コマンドであればライ
ンL1を介してインタプリタ13へ渡される一方、PC
U14を直接制御するPCUコマンドであれば、インタ
プリタ13を経由せずにラインL2を介してPCU14
へ直接渡される。 【効果】 インタプリタでの処理が不要なPCUコマン
ドの処理を、インタプリタでの印刷準備処理と並行し
て、PCUにて行うことが可能となり、ホストコンピュ
ータからほぼリアルタイムでレーザプリンタの動作を制
御することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等の情報
処理装置に接続され、上記情報処理装置で処理された情
報を印刷出力するための、例えばプリンタ等の画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パーソナルコンピュータやホスト
コンピュータ等の情報処理装置で処理された情報を、通
信ケーブル等を介して受信して印刷出力する、プリンタ
等の画像形成装置が知られている。また、近年は、印刷
速度の向上や高画質化を図ることを目的として、上記画
像形成装置としてレーザプリンタを使用した構成が広く
普及するようになっている。ここで、上記従来の画像形
成装置としてのレーザプリンタの一例について説明す
る。
【0003】図5は、上記従来のレーザプリンタが備え
る制御系の構成の概略を示すブロック図である。上記レ
ーザプリンタは、パーソナルコンピュータやホストコン
ピュータ等の情報処理装置と通信ケーブル等を介して接
続されており、同図に示すように、レーザプリンタ全体
の動作を制御するPCU(Printer Control Unit)51
と、レーザユニット、感光体ドラム、現像器および転写
器等の周知の構成から成り用紙への印刷動作を実際に行
う電子写真プロセス部52とを備えており、この他に、
上記情報処理装置で処理されて送信されるデータを受信
するために各種の送受信制御を行うインターフェイス部
53と、このインターフェイス部53が受信したデータ
を一旦格納するための共用メモリ54と、受信したデー
タを共用メモリ54から順次取り出し、後の処理に備え
て解析するインタプリタ55とを備えている。
【0004】上記PCU51、インターフェイス部53
およびインタプリタ55の各々は、同図に示すように、
CPU(Central Processing Unit )と、このCPUが
参照する制御プログラムが記憶されているROM(Read
Only Memory)と、上記CPUが処理を行う際にワーク
メモリ等として使用されるRAM(Random Access Memo
ry)とをそれぞれ備えている。
【0005】また、上記共用メモリ54は、インターフ
ェイス部53とインタプリタ55との間で共用されるR
AMであり、上記のインターフェイス部53とインタプ
リタ55とは、この共用メモリ54を介してデータのや
りとりを行う。
【0006】上記した構成において、情報処理装置から
送信されたデータは、インターフェイス部53により受
信され、共用メモリ54に一旦格納される。インタプリ
タ55は、まず、この共用メモリ54から受信したデー
タを順次取り出して、取り出したデータを、画像データ
と、プリンタの状態設定を行うための、例えば用紙カセ
ットの選択を行うコマンドや印刷枚数の設定を行うコマ
ンド等の制御コマンドとに分類すると共に、制御コマン
ドを解析してこの制御コマンドの内容に従って画像デー
タをビットマップデータに展開する等の加工を行い、加
工済みの画像データと制御コマンドとをPCU51へ転
送する。
【0007】なお、上記制御コマンドは画像データに混
在して情報処理装置から送信されてくるが、制御コマン
ドであることを示す特定の符号が特定の法則に従って付
加されているので、通常の画像データと分類することが
可能となっている。
【0008】PCU51は、インタプリタ55から転送
された制御コマンドを解析し、その制御コマンドの内容
に基づいて、電子写真プロセス部52の各種モードの設
定や、印刷に伴う条件設定(例えば行間設定等)を行っ
て電子写真プロセス部52を制御することにより画像形
成を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、レーザプリンタへ送信された画像データ
および制御コマンドは、すべて一旦インタプリタ55で
処理されてからPCU51へ渡される。このため、イン
タプリタ55の処理負担が増大すると共に、転送速度が
インタプリタ55の処理能力に依存するものとなる。ま
た、インタプリタ55が印刷コマンドを受信して印刷準
備を行っているところへ、後から送信された制御コマン
ドが受信されたとしても、インタプリタ55は印刷準備
が完了するまで次の制御コマンドを処理することができ
ない。
【0010】従って、印刷コマンドが送信された後に、
ホストコンピュータからレーザプリンタのハードウエア
の状態を問い合わせるコマンド等が送信されたとして
も、上記印刷コマンドに基づく印刷処理が終了するまで
は、上記制御コマンドに対する応答が得られないという
結果となる。つまり、例えば、ホストコンピュータから
印刷指示を一旦送信した後に、ホストコンピュータ側か
らの指示により印刷部数の設定を即座に変更するという
ようなことも不可能であった。
【0011】以上のように、従来の画像形成装置は、イ
ンタプリタで実行中の処理が終了するまでは、次の指示
を受け入れることができないため、装置全体の処理時間
がインタプリタの処理能力に大きく左右され、インタプ
リタでの処理を必要としない制御コマンド等の処理につ
いても、リアルタイムな処理を行うことが不可能である
という問題点を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、印刷デ
ータと制御コマンドとが混在した状態で外部装置から送
信される通信データを受信する送受信手段と、上記制御
コマンドに従って動作する制御手段と、制御コマンドを
上記制御手段で処理可能な状態に加工する前処理を行う
インタプリタと、通信データから制御コマンドを抽出し
て解析し、抽出した制御コマンドが前処理が必要な制御
コマンドである場合は上記インタプリタへ渡す一方、前
処理を必要としない制御コマンドを上記制御手段へ渡す
コマンド解析部とを備えていることを特徴としている。
【0013】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の装置において、上記外部装置から送信される通信
データ中の制御コマンドに、該制御コマンドが前処理を
必要とするか否かを示す認識情報が付与されていること
を特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成によれば、送受信手段が例
えば情報処理装置等の外部装置から受信した制御コマン
ドをコマンド解析部が解析し、制御手段で処理可能な状
態に加工する必要がある制御コマンドのみがインタプリ
ンタに渡されて前処理が行われ、制御手段で直接処理す
ることが可能な制御コマンドは、インタプリタを介さず
に制御手段へ直接渡される。これにより、インタプリタ
において、ある制御コマンドの前処理が行われている間
に次の制御コマンドが受信され、この制御コマンドがイ
ンタプリタでの前処理を必要としない場合には、後から
受信された制御コマンドは、直ちに制御手段へ渡され
て、インタプリタでの前処理に並行して制御手段にて処
理されることとなる。この結果、外部装置から見ると、
インタプリタで前処理を行う必要のない制御コマンドに
ついて、この制御コマンドの処理に要する時間が、イン
タプリタの処理能力に影響されることがなくなり、より
迅速な応答を得ることが可能となる。
【0015】請求項2記載の構成によれば、コマンド解
析部は、外部装置から送信される通信データにおいて、
制御コマンドに付与されている認識情報に基づいて、該
制御コマンドが前処理を必要とするか否かを判定し、前
処理を必要とする制御コマンドについてはインタプリタ
に渡す一方、前処理を必要としない制御コマンドについ
ては制御手段へ直接渡す。これにより、前処理を必要と
しない制御コマンドがインタプリタを経由せずに直ちに
制御手段へ渡されると共に、認識情報によってコマンド
解析部が制御コマンドの種類を容易に判別することが可
能となるので、外部装置から見た場合に、前処理を必要
としない制御コマンドの処理に要する時間をさらに短縮
させることが可能となる。この結果、外部装置から制御
コマンドが送出されてから処理結果を得るまでの応答時
間をさらに短縮することが可能となる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図4に
基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施例にお
ける画像形成装置としてのレーザプリンタは、情報処理
装置としてのホストコンピュータと通信ケーブルを介し
て互いに接続され、ホストコンピュータで処理された画
像データが、レーザプリンタへ送信されて印刷出力され
る構成である。また、画像データと共に、ホストコンピ
ュータ側でのユーザの指示等が制御コマンドとして上記
通信ケーブルを介してレーザプリンタ側へ送信され、レ
ーザプリンタは、このような制御コマンドに従って動作
する。
【0017】まず、上記レーザプリンタの構成の概略に
ついて、図2を参照しながら説明する。同図に示すよう
に、本レーザプリンタは、電子写真プロセスを行うため
の電子写真プロセス部として、感光体ドラム1と、この
感光体ドラム1の表面を帯電させるメインチャージャ2
と、画像データに基づいて変調されたレーザ光を出射す
るレーザ光学系3と、回転しながらレーザ光を反射する
ことにより上記レーザ光に感光体ドラム1の表面を走査
させるポリゴンミラー4と、レーザ光の露光によって感
光体ドラム1の表面に形成された静電潜像をトナーで現
像して可視像化する現像ユニット5と、用紙に可視像化
された画像を転写する転写ユニット6と、転写された画
像を加熱または加圧することにより用紙に定着させる定
着ユニット7等を備えている。
【0018】この他に、レーザプリンタ本体の下部に配
置され、用紙を給紙する給紙カセット8と、この給紙カ
セット8から用紙を1枚ずつ取り出すピックアップロー
ラ9と、図示しない給紙ローラで給紙された用紙の先端
を検出するPINセンサ10とを備えている。このPI
Nセンサ10の検出結果に基づいて図示しないレジスト
ローラの回転が制御されることにより、前記レーザ光学
系3による感光体ドラム1への描画に同期して用紙が給
紙されるようになっている。
【0019】次に、上記の各構成に動作を制御するため
に設けられている制御系の各ブロックの概略構成につい
て、図1を参照しながら説明する。同図に示すように、
本レーザプリンタは、図示しないホストコンピュータか
ら送信される画像データや制御コマンド等を受信するた
めに各種の送受信制御を行うインターフェイス部11
(送受信手段)と、画像データの解析や印刷準備等を行
うインタプリタ13と、前記した電子写真プロセス部を
含むレーザプリンタ全体の動作を制御するPCU14
(制御手段)と、受信した制御コマンドを解析するコマ
ンド解析部15とを備えると共に、さらに、インタプリ
タ13、PCU14、およびコマンド解析部15が共用
する共用メモリ12を備えている。
【0020】また、コマンド解析部15とインタプリタ
13とを接続するラインL1と、コマンド解析部15と
PCU14とを接続するラインL2と、インタプリタ1
3とPCU14とを接続するラインL3とが設けられて
おり、後述するように、各種の制御コマンドがこれらの
ラインを介して送受信される。
【0021】上記インターフェイス部11は、インター
フェイス11a、バッファ11b、CPU11c、RO
M11dおよびRAM11eを備え、通信プロトコルに
準じてホストコンピュータ側との送受信タイミングの同
期をとったり、ホストコンピュータから受信したデータ
を、ホストコンピュータ側で送出時に付加されたヘッダ
等の各種の付加データを取り除く等の処理を行った後
に、コマンド解析部15へ順次送出する。
【0022】コマンド解析部15は、インターフェイス
部11から受け取ったデータを、印刷される画像データ
と、各種の制御コマンドとの2種類に分類する。コマン
ド解析部15は、さらに、上記制御コマンドを、インタ
プリタ13での前処理が必要な印刷コマンドと、インタ
プリタ13での前処理を必要とせずにPCU14で直接
処理されるPCUコマンドとの2種類にさらに分類す
る。
【0023】なお、上記のPCUコマンドとは、ホスト
コンピュータからレーザプリンタのPCU14を直接制
御するためのコマンド、またはPCU14の状態をホス
トコンピュータから確認するためのコマンドのことを指
し、より具体的には、例えば、ホストコンピュータから
レーザプリンタのハードウエアの状態を問い合わせるコ
マンド、電子写真プロセス部に対して印刷の中断やリセ
ットを要求するコマンド、印刷途中で印刷部数を変更す
るコマンド、標準フォントとして設定されているフォン
トを変更するコマンド、給紙カセットを変更するコマン
ド等の種々のコマンドを挙げることができる。
【0024】なお、上記PCUコマンドには、PCUコ
マンドであることを示す特有のヘッダがホストコンピュ
ータにおいて付加されてレーザプリンタ側へ送信されて
くるので、コマンド解析部15は、このヘッダによって
PCUコマンドを印刷コマンドと区別することが可能と
なっている。本実施例では、上記のヘッダとして、“Lc
Lc”がPCUコマンドの先頭に付加されて送信されてく
ることとする。
【0025】コマンド解析部15は、上記のように、受
信したデータを画像データと各種の制御コマンドとに分
類し、さらに制御コマンドが印刷コマンドおよびPCU
コマンドとのいずれであるかによって、異なった処理を
行う。ここで、このコマンド解析部15の処理につい
て、図1、および図3に示すフローチャートを参照しな
がら、以下に詳細に説明する。まず、インターフェイス
部11がホストコンピュータから送信されたデータを受
信すると(ステップ1、以下、S1のように表記す
る)、コマンド解析部15は、この受信データから、画
像データと制御コマンドとを分別する(S2)。なお、
受信データ中における制御コマンドは、制御コマンドで
あることを示す特定の符号が付加されており、コマンド
解析部15は、この符号を検出することによって、画像
データと制御コマンドとを判別することが可能となって
いる。
【0026】受信データから分別された画像データは、
共用メモリ12へ一旦格納され(S3)、一方、制御コ
マンドについては、コマンド解析部15によって、印刷
コマンドまたはPCUコマンドのどちらであるかが判定
される(S4)。なお、PCUコマンドには、上述した
ように、特有のヘッダ“LcLc”が先頭に付加されている
ことにより、コマンド解析部15は、印刷コマンドとP
CUコマンドとを判別することが可能となっている。
【0027】この時、コマンド解析部15は、受信した
データから、PCUコマンドであることを示すヘッダ
“LcLc”を検知すると、その後の所定容量のデータを、
PCU14へ渡すべきPCUコマンドとして抽出する。
あるいは、上記のヘッダ“LcLc”の直後にPCU14へ
渡すべきデータの容量を表す数値データを付加し、コマ
ンド解析部15がこの数値データに従って該当する容量
のデータをPCUコマンドとして抽出するようにしても
良い。
【0028】コマンド解析部15は、上記S4における
判定の結果、印刷コマンドをラインL1を介してインタ
プリタ13へ転送し(S5)、PCUコマンドをライン
L2を介してコマンド解析部15から直接PCU14へ
転送する(S9)。
【0029】ここで、まず、上記S5においてインタプ
リタ13へ送られた印刷コマンドの処理(S6〜S8)
について説明する。インタプリタ13へ送られた印刷コ
マンドは、インタプリタ13で解析されて、インタプリ
タ13内部のRAM13cまたは共用メモリ12へ、一
旦格納される。また、共用メモリ12へ格納された画像
データは、インタプリタ13により取り出され、インタ
プリタ13による印刷準備により印刷に適した形態に変
換されて再び共用メモリ12へ格納される(S6)。
【0030】上記S6におけるインタプリタ13の処理
について、より詳細に説明すると以下のとおりである。
まず、上記画像データに関して説明すると、ホストコン
ピュータから送信される画像データとしての文字データ
の形態としては、(1)最近、パソコン等で広く用いら
れている、WYSIWYG(What You See Is What You
Get)の概念に基づくGUI(Graphical User Interfa
ce)を有するOS(Operating System)で用いられるビ
ットマップデータ、または、(2)各文字に割り当てら
れたキャラクタコード、の2種類が一般的に用いられて
いる。また、これらビットマップデータおよびキャラク
タコードは、混在して用いられることもある。
【0031】インタプリタ13は、上記したビットマッ
プデータおよびキャラクタコードの形態でホストコンピ
ュータから送信されて共用メモリ12へ一旦格納された
画像データを上記共用メモリ12から取り出して、ビッ
トマップデータについては必要に応じてフォントの設定
や電子写真プロセス部の仕様に応じたモード設定等を行
う一方、キャラクタコードについては印字可能なフォン
トの設定やビットマップデータへの展開等を行って、実
際の印刷に適したデータを生成し、上記共用メモリ12
へ再び格納する。
【0032】以上のようにして、インタプリタ13にお
ける印刷準備が行われ、印刷準備が完了すると、インタ
プリタ13は、印刷要求を行う制御コマンドをラインL
3を介してPCU14へ送出する(S7)。PCU14
は、この印刷要求を受け取ると、電子写真プロセス部を
起動させ、電子写真プロセス部が印刷可能状態になった
ときに、共用メモリ12に格納されている画像データを
取り出して、電子写真プロセス部の前記レーザ光学系3
へ出力する。上記レーザ光学系3は、上記画像データに
基づいて変調したレーザ光を、メインチャージャ2によ
り均一にその表面が帯電されている感光体ドラム1へ照
射する。上記感光体ドラム1において、レーザ光にて露
光された部分は除電されて静電潜像が形成され、この静
電潜像は、その後、周知の電子写真プロセスに従って、
トナーで現像され、給紙された用紙に転写、定着された
後に機外へ排出されて印刷が完了する(S8)。
【0033】次に、上記S4において、コマンド解析部
15によって解析されてPCU14へ送られたPCUコ
マンドの処理について、以下に説明する。PCU14
は、コマンド解析部15からPCUコマンドを受け取る
と、直ちにこのPCUコマンドを解析し、このPCUコ
マンドに応じた処理を行う(S10)。例えば、このP
CUコマンドが、ホストコンピュータからレーザプリン
タのハードウエアの状態を問い合わせるコマンドであっ
た場合には、インターフェイス部11へハードウエアの
状態を通知してホストコンピュータへ送信させる。な
お、PCU14は、ハードウエアの状態を常時監視して
おり、上記のコマンドが渡されると直ちに、ホストコン
ピュータに対して監視結果を通知することが可能となっ
ている。また、例えば、このPCUコマンドが、出力枚
数を変更するコマンドであった場合には、PCU14
は、このコマンドで設定される枚数だけ印刷出力を行う
よう、電子写真プロセス部の印刷動作を制御する。
【0034】このように、本実施例におけるレーザプリ
ンタでは、ホストコンピュータから制御コマンドを含む
データを受信した場合に、コマンド解析部15がこの制
御コマンドを解析し、印刷の実行を指示する印刷コマン
ドである場合には、インタプリタ13にこの印刷コマン
ドを渡して印刷準備を行わせ、一方、PCU14で直接
処理されるべきPCUコマンドである場合には、インタ
プリンタ13を介さずに直接PCU14へ渡して処理す
ることにより、インタプリタ13で行われる印刷準備と
並行して、PCU14でPCUコマンドを処理すること
ができる。
【0035】これにより、インタプリタ13の処理が終
了するのを待つことなく、PCUコマンドの処理が可能
となるため、ホストコンピュータ側から見ると、送信し
たPCUコマンドの処理が迅速に行われることとなる。
この結果、ホストコンピュータからPCUコマンドを送
信することによって、レーザプリンタの動作をリアルタ
イムに制御することが可能となるという効果を奏する。
【0036】ここで、説明をよりわかりやすくするため
に、ホストコンピュータ側から、出力枚数を変更するP
CUコマンドを送信した場合を例に挙げて、図4を参照
しながらこの場合の処理を時間の経過と共に説明する。
【0037】今、ホストコンピュータにて、ユーザが、
ある印刷データをレーザプリンタで印刷出力する指示を
入力すると共に、上記印刷データを送信したとする(図
中に示す時刻t1 )。なお、本レーザプリンタは、印刷
部数をユーザが特に指定しなければ、1部だけ出力する
ように、初期設定されているものとする。
【0038】ところが、このユーザが、上記の指示の入
力を完了した後に、すなわち、ホストコンピュータから
レーザプリンタへの印刷コマンドの送信が完了した後
に、上記印刷データを3部印刷出力する必要があったこ
とを思い出したとする(時刻t2 )。同図に示すよう
に、この時点で、インタプリタ13は、すでに印刷コマ
ンドおよび印刷すべき印刷データを受け取り、印刷準備
を開始している。
【0039】ここで、ユーザが、ホストコンピュータ側
で印刷部数を1部から3部へ変更する指示を入力する
と、印刷部数を変更するコマンドが、前記したように特
有のヘッダが付加されたPCUコマンドとして生成さ
れ、ホストコンピュータからレーザプリンタへ送信され
る(時刻t3 )。
【0040】レーザプリンタで受信された上記のPCU
コマンドは、コマンド解析部15で解析されて、インタ
プリタ13を介さずに直ちにPCU14へ渡され、PC
U14はこのコマンドを受け取ると、直ちに、インタプ
リタ13から印刷要求がまだ出されていないことを確認
し、印刷部数を3部と設定する(時刻t4 )。
【0041】その後、インタプリタ13は印刷準備を完
了し、PCU14へ印刷要求を出力する(時刻t5 )。
この時、PCU14における印刷部数は3部に設定変更
されているため、PCU14は印刷データを3部印刷す
るように電子写真プロセス部を制御して、印刷を行う
(時刻t6 )。
【0042】インタプリタ13における印刷準備は、ホ
ストコンピュータからレーザプリンタへのコマンドの送
信時間およびレーザプリンタ内部におけるPCUコマン
ドの処理時間に比較すると、比較的長い時間を要する。
このため、ユーザが印刷部数の変更を指示するタイミン
グにもよるが、インタプリタ13が印刷準備を行ってい
る間に印刷部数の変更を行える可能性は高い。
【0043】以上のように、本実施例における画像形成
装置としてのレーザプリンタは、コマンド解析部15
が、ホストコンピュータから受信したデータを逐次解析
し、画像データと制御コマンドとを分別すると共に、分
別した制御コマンドが、印刷コマンドであればラインL
1を介してインタプリタ13へ渡し、PCUコマンドで
あれば、インタプリタ13を経由させずにラインL2を
介してPCU14へ直接渡す。また、インタプリタ13
およびPCU14は、渡された制御コマンドに従ってそ
れぞれ処理を行う。
【0044】これにより、インタプリタ13が、受信し
た印刷コマンドに従って印刷準備等の処理を実行中であ
っても、上記印刷コマンドよりも後に受信したPCUコ
マンドを、PCU14で処理することが可能となる。こ
の結果、PCU14を直接制御するPCUコマンド等
の、インタプリタ13における処理を必要としない制御
コマンドに対して、ホストコンピュータから見るとほぼ
リアルタイムの処理が可能となる。すなわち、例えば、
ホストコンピュータからレーザプリンタのハードウエア
の状態を問い合わせるコマンドに対する応答時間が短縮
されると共に、ホストコンピュータからPCU14に対
して直接的な制御を行うことが可能となり、操作性の向
上を図ることができる。
【0045】なお、上記した実施例は、本発明を限定す
るものではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能で
あることは言うまでもなく、例えば、本実施例では、コ
マンド解析部15から、インタプリタ13およびPCU
14の各々へ、ラインを介して制御コマンドを渡す構成
を例に挙げて説明したが、共用メモリ12を介して制御
コマンドを渡す構成とすることも可能である。また、本
実施例では1つのホストコンピュータに1つのレーザプ
リンタが接続された構成を例にあげて説明したが、例え
ばLAN等のネットワークにおいて複数のコンピュータ
に接続されるプリンタに本発明を適用することも可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
画像形成装置は、印刷データと制御コマンドとが混在し
た状態で外部装置から送信される通信データを受信する
送受信手段と、上記制御コマンドに従って動作する制御
手段と、制御コマンドを上記制御手段で処理可能な状態
に加工する前処理を行うインタプリタと、通信データか
ら制御コマンドを抽出して解析し、抽出した制御コマン
ドが前処理が必要な制御コマンドである場合は上記イン
タプリタへ渡す一方、前処理を必要としない制御コマン
ドを上記制御手段へ渡すコマンド解析部とを備えている
構成である。
【0047】これにより、インタプリタでの前処理が必
要でない制御コマンドの処理に要する時間が、インタプ
リタの処理能力に影響されることがなくなると共に、イ
ンタプリタが前処理を実行中であっても、後から受信し
た前処理を必要としない制御コマンドを制御手段に渡し
て直ちに処理することができるため、外部装置から制御
コマンドによって画像形成装置の動作を制御する際の応
答時間を短縮することが可能となる。この結果、外部装
置からのリアルタイムな制御を行うことが可能となり、
画像形成装置の操作性が向上するという効果を奏する。
【0048】請求項2記載の画像形成装置は、上記外部
装置から送信される通信データ中の制御コマンドに、該
制御コマンドが前処理を必要とするか否かを示す認識情
報が付与されている構成である。
【0049】これにより、前処理を必要としない制御コ
マンドがインタプリタを経由せずに直ちに制御手段へ渡
されると共に、認識情報によってコマンド解析部が制御
コマンドの種類を容易に判別することが可能となるの
で、外部装置から見た場合に、前処理を必要としない制
御コマンドの処理に要する時間をさらに短縮することが
できる。この結果、外部装置から制御コマンドが送出さ
れてから処理結果を得るまでの応答時間をさらに短縮す
ることが可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるレーザプリンタが備
える制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図2】上記レーザプリンタの概略構成を示す断面図で
ある。
【図3】上記レーザプリンタの動作の流れを示すフロー
チャートである。
【図4】上記レーザプリンタにおいて、印刷部数が変更
される処理の流れを示す説明図である。
【図5】従来のレーザプリンタの制御系の概略構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
11 インターフェイス部(送受信手段) 12 共用メモリ 13 インタプリタ 14 PCU(制御手段) 15 コマンド解析部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷データと制御コマンドとが混在した状
    態で外部装置から送信される通信データを受信する送受
    信手段と、 上記制御コマンドに従って動作する制御手段と、 制御コマンドを上記制御手段で処理可能な状態に加工す
    る前処理を行うインタプリタと、 通信データから制御コマンドを抽出して解析し、抽出し
    た制御コマンドが前処理が必要な制御コマンドである場
    合は上記インタプリタへ渡す一方、前処理を必要としな
    い制御コマンドを上記制御手段へ渡すコマンド解析部と
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】上記外部装置から送信される通信データ中
    の制御コマンドに、該制御コマンドが前処理を必要とす
    るか否かを示す認識情報が付与されていることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
JP7063173A 1995-03-22 1995-03-22 画像形成装置 Pending JPH08263233A (ja)

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