JPH0822410A - 分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装置及び方法 - Google Patents

分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装置及び方法

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JPH0822410A
JPH0822410A JP6153755A JP15375594A JPH0822410A JP H0822410 A JPH0822410 A JP H0822410A JP 6153755 A JP6153755 A JP 6153755A JP 15375594 A JP15375594 A JP 15375594A JP H0822410 A JPH0822410 A JP H0822410A
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Kazuyuki Ikenotani
和幸 池ノ谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】分散されたDIB(ディレクトリ情報ベース)
に存在するネットワーク情報を効率良く取得することを
可能にする。 【構成】情報が蓄積されたDIB24と、DIB24に
対して操作を実行するDSAプロセス22と、処理要求
を受付けてDSAプロセス22に伝達するDUAプロセ
ス20とを有する情報処理装置が通信回線18を介して
接続され各装置間で処理要求の依頼が可能な分散ディレ
クトリシステムにおいて、他の情報処理装置内のDIB
に蓄積された情報に対する操作結果を蓄積するためのキ
ャッシュ情報テーブル26aと、他の情報処理装置内の
DIB24に蓄積された情報に対する操作結果をキャッ
シュ情報テーブル26aに蓄積する操作結果蓄積手段
と、キャッシュ情報テーブル26aに蓄積された操作結
果を利用して操作を実行するテーブル操作手段とを具備
したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばITU−T勧告
X.500シリーズで規定しているディレクトリシステ
ムのDSA(ディレクトリシステムエージェント)にお
けるキャッシュ機能を実現する情報処理装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えばITU−T勧告X.500シリー
ズで規定しているディレクトリシステムは、大規模なネ
ットワーク上に分散されたネットワーク資源を一元管理
する機能を提供するものである。このディレクトリシス
テムを用いて、ネットワーク資源に関する情報(ネット
ワーク情報)を検索したり、更新したりすることができ
る。
【0003】しかし、ディレクトリシステムでは、検索
が頻繁に要求され、更新がそれほど発生しないことを前
提としているため、更新に対するリアルタイム性は追及
されていない。
【0004】ディレクトリシステムは、図17に示すよ
うに1つのマシン上では、ネットワーク情報が蓄積され
たDIB(ディレクトリ情報ベース)をアクセスするD
SA(ディレクトリシステムエージェント)と、利用者
からの要求をDSAに伝達するDUA(ディレクトリユ
ーザエージェント)から構成されている。
【0005】図17のように、ネットワークに分散され
たDIBから構成される分散ディレクトリでは、マシン
AのDIBにないネットワーク情報は、他のマシン(図
17中のマシンBもしくはマシンC)に存在する。
【0006】この場合、利用者は、マシンAのDUAを
介してDSAに検索要求を与え、DSAが、要求された
情報を有するマシン(この場合はマシンCとする)に検
索を依頼する。検索の依頼を受けたマシンCは、要求さ
れた検索処理を自マシン内のDIBに対して実行し、そ
の結果をマシンAのDSA、DUAを介して利用者に返
す。
【0007】ところで、DIBの論理的データ構造は、
図18に示すように、木構造になっており、その木の節
にはエントリが配置され、ネットワーク情報(メールア
ドレスなど)が属性としてエントリに格納されている。
【0008】各エントリには名前付けがされており、そ
の名前は相対識別名(RDN)で表せる。RDNは{属
性型:属性値}の組み合わせからなり、図18中の「会
社X」のエントリは、{「組織名」:「会社X」}とい
うRDNを持っている。
【0009】また、DIBのエントリのルートから任意
のエントリまでのRDNの順序列は、識別名(DN)で
表せる。「会社X」のエントリは、({「国名」:「日
本」}/{「組織名」:「会社X」})のDNを持って
いる。
【0010】利用者が「会社X」に所属する従業員の電
子メールアドレスを検索する場合、このDNを指定す
る。ディレクトリシステムは、指定されたDNをもと
に、DIBのエントリのルートから、「日本」「会社
X」とたどり、「会社X」の従業員である「池ノ谷和
幸」「橋本浩一」「増尾洋」のエントリから電子メール
アドレスを獲得する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のディ
レクトリシステムでは、自マシンに存在するDSAが保
持するDIBに目的とするネットワーク情報が存在しな
い場合、他のマシンのDSAに問い合わせをしなければ
ならない。従って、同一のネットワーク情報が複数回要
求された場合、同一の処理を要求されただけ複数回実行
しなければならなかった。
【0012】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、分散されたDIB(ディレクトリ情報ベー
ス)に存在するネットワーク情報を効率良く取得するこ
とが可能な分散ディレクトリシステムを実現する情報処
理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報が蓄積さ
れた蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された情報に対し
て操作を実行する第1処理手段と、利用者からの前記蓄
積手段に対する処理要求を受付けて前記第1処理手段に
伝達する第2処理手段とを有する情報処理装置であっ
て、複数の情報処理装置が通信回線を介して接続されて
各装置の第1処理手段間で処理要求の依頼が可能な分散
ディレクトリシステムを実現する情報処理装置におい
て、他の情報処理装置内の蓄積手段に蓄積された情報に
対する操作結果を蓄積するためのキャッシュ情報テーブ
ルと、前記第2処理手段からの処理要求が他の情報処理
装置内の蓄積手段に蓄積された情報に対する処理要求で
ある場合に、同処理要求に対する操作結果を自装置内の
前記キャッシュ情報テーブルに蓄積する操作結果蓄積手
段と、前記第2処理手段からの処理要求に対して、前記
操作結果蓄積手段によって前記キャッシュ情報テーブル
に蓄積された操作結果を利用して操作を実行するテーブ
ル操作手段とを具備したことを特徴とする。
【0014】前記第2処理手段からの処理要求には、前
記蓄積手段に蓄積された情報を特定するための検索条件
を含み、前記操作結果蓄積手段は、前記検索条件に基づ
いて特定可能な各情報に固有の識別名と同識別名に対応
する操作対象の本体となる情報からなるコピー情報と、
同コピー情報を獲得した際の検索条件とを対応づけて、
前記キャッシュ情報テーブルに蓄積することを特徴とす
る。
【0015】また、前記操作結果蓄積手段は、コピー情
報を前記キャッシュ情報テーブルに蓄積した時刻を、同
コピー情報に対応づけて登録するものであり、前記操作
結果蓄積手段によって登録された各コピー情報に対応す
る時刻に基づいて、前記キャッシュ情報テーブルに蓄積
されたコピー情報を削除するコピー情報管理手段をさら
に具備し、前記キャッシュ情報テーブルに蓄積されてい
るコピー情報が常に所定時間内に登録されたものにする
ことを特徴とする。
【0016】また、前記操作結果蓄積手段は、コピー情
報を使用した回数を、同コピー情報に対応づけて登録す
るものであり、前記操作結果蓄積手段によって登録され
た各コピー情報に対応して登録された回数に基づいて、
前記キャッシュ情報テーブルに蓄積されたコピー情報を
削除するコピー情報管理手段をさらに具備し、前記キャ
ッシュ情報テーブルに蓄積されているコピー情報が常に
有効なものにすることを特徴とする。
【0017】また、情報が識別名によって特定できるよ
うに蓄積された蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された
情報に対して操作を実行する第1処理手段と、利用者か
らの前記蓄積手段に対する前記識別名をもとに情報を特
定するための検索条件を含む処理要求を受付けて前記第
1処理手段に伝達する第2処理手段とを有する情報処理
装置であって、複数の情報処理装置が通信回線を介して
接続されて各装置の第1処理手段間で処理要求の依頼が
可能な分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装
置において、他の情報処理装置内の蓄積手段に蓄積され
た情報に対する操作結果を蓄積するためのキャッシュ情
報テーブルと、前記処理要求の検索条件によって示され
る識別名を構成する各相対識別名からハッシュ値を算出
するハッシュ演算手段と、前記第2処理手段からの処理
要求が他の情報処理装置内の蓄積手段に蓄積された情報
に対する処理要求である場合に、同処理要求に対する操
作結果として、前記検索条件に基づいて特定可能な各情
報に固有の識別名と同識別名に対応する操作対象の本体
となる情報からなるコピー情報と、同コピー情報を獲得
した際の検索条件とを対応づけ、前記検索条件によって
示される識別名及び情報に固有の識別名の相対識別名に
ハッシュ値を付加して、自装置内の前記キャッシュ情報
テーブルに蓄積する操作結果蓄積手段と、前記第2処理
手段からの処理要求に対して、前記操作結果蓄積手段に
よって前記キャッシュ情報テーブルに蓄積された操作結
果を利用して、検索条件によって示される識別名の各相
対識別名のハッシュ値と、前記キャッシュ情報テーブル
にに蓄積されたハッシュ値とを比較し、比較結果に基づ
いて操作対象の情報の絞り込みをした後に、操作を実行
するテーブル操作手段とを具備したことを特徴とする。
【0018】
【作用】このような構成によれば、他の情報処理装置の
ディレクトリ情報ベース(DIB)に存在する情報に対
する問い合わせがあった場合、他の情報処理装置のDS
Aプロセス(第1処理手段)からの操作結果をキャッシ
ュ情報テーブルに保持しておき、同種の処理要求が依頼
された場合に、コピー使用可能であれば、自装置内のキ
ャッシュ情報テーブルを利用して操作実行することによ
って、分散ディレクトリにおける応答性能を向上させる
ことができる。
【0019】また、キャッシュ情報として保持するコピ
ー情報は、そのオリジナルである元の情報と一貫性を保
つための手段がないと信頼性の低い情報となる。そこ
で、キャッシュ情報テーブルに登録してあるコピー情報
に登録時刻を設定し、ある一定時間を経過したコピー情
報を削除することによって、キャッシュ情報テーブルに
登録されたコピー情報の内容を最新な状態に維持してお
くことで、信頼性が向上される。
【0020】また、キャッシュ情報として保持するコピ
ー情報の中には、あまり使用されない情報もある。この
ような不要な情報を保持することは資源の浪費、処理効
率の低下等を招く。そこで、キャッシュ情報テーブルに
登録してあるコピー情報に、使用した回数を表す例えば
アクセス回数を設定し、アクセス回数の少ないコピー情
報を削除することによって、キャッシュ情報テーブルか
ら不要なコピー情報を削除する。さらに、コピー情報の
登録時刻と組み合わせて、コピー情報を管理すること
で、利用者にとって有効なキャッシュ情報テーブルを作
成することができる。
【0021】さらに、キャッシュ情報として保持される
コピー情報から目的のコピー情報を獲得するために、そ
のエントリの識別名を構成する相対識別名(RDN)が
検索キーとして使用される。一般に、RDNは文字列を
含む比較的大きなデータである。その大きなデータをそ
のまま用いて検索にのための比較に用いると、比較に要
する時間はその大きさに比例して長くなる。そこで、キ
ャッシュ情報テーブルの検索キーとなる、識別名を構成
する各RDNにデータ量の小さなハッシュ値を持たせ、
そのハッシュ値による検索(候補の絞り込み)を行なっ
てから、実際のRDNの比較を行なうことによって、ハ
ッシュ値による絞り込みを行なわない場合と比較して全
体としての処理速度を向上させることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本実施例に係わる分散ディレクトリシス
テムの構成を示すブロック図である。図1は分散ディレ
クトリシステムを構成する複数の情報処理装置10,1
2,14が通信回線18を介して接続されている。
【0023】ここでは、情報処理装置10を中心にして
説明する。情報処理装置10は、図1に示すように、D
UA(ディレクトリユーザエージェント)プロセス20
(第2処理手段)、DSA(ディレクトリシステムエー
ジェント)プロセス22(第1処理手段)、DIB(デ
ィレクトリ情報ベース)24(蓄積手段)、記憶部2
6、及びハッシュ演算部28(ハッシュ演算手段)の各
機能が実現される。
【0024】DUAプロセス20は、ディレクトリシス
テムに対する利用者からの要求を受け付け、DSAプロ
セス22に処理要求を伝達するものである。DSAプロ
セス22は、DUAプロセス20を介して得られた利用
者からの処理要求に応じて、自装置内のDIB24にア
クセスしたり、または他の情報処理装置12,14のD
SAプロセスに他装置内のDIBに対するアクセス要求
を通信回線18を介して行なうものである。DSAプロ
セス22は、自装置内において、DIB24に対する処
理の他に記憶部26に対して直接読み書きすることが可
能であり、記憶部26を利用して各種情報の保存または
参照しながら処理を実行する機能(操作結果蓄積手段、
テーブル操作手段、コピー情報管理手段)を有してい
る。DSAプロセス22は、DUAプロセス20を介し
て得られた利用者からの処理要求に応じて、ハッシュ演
算部28を利用してハッシュ値を求めることができる。
【0025】DIB24は、ネットワーク資源に関する
情報(ネットワーク情報)を蓄積するためのもので、D
SAプロセス22によってネットワーク情報の検索、更
新等が実行される。
【0026】記憶部26は、DSAプロセス22によっ
て各種情報の読み書きが実行されるものである。本実施
例では、記憶部26内にキャッシュ情報テーブル26
a、検索要求情報26b、操作結果情報26c等が格納
される。キャッシュ情報テーブル26aは、他の情報処
理装置上で実現されるDSAプロセスによる処理結果を
格納するためのもので、後にコピー使用可である同種の
処理要求があった際に参照される。キャッシュ情報テー
ブル26aには、処理によって得られたエントリ情報で
あるコピー情報と、同処理を実行する際に与えられた検
索条件の組が格納される。さらに、コピー情報を管理す
るための管理用情報(登録時刻、アクセス回数等)が必
要に応じて、コピー情報に付加されてキャッシュ情報テ
ーブル26aに格納される。検索要求情報26bは、D
SAプロセス22がDUAプロセス20を介して与えら
れた検索要求に関する情報(検索対象の識別名を含む)
である。操作結果情報26cは、他の情報処理装置上で
実現されるDSAプロセスの処理によって得られた結果
(エントリ情報)であり、必要に応じてコピー情報とし
てキャッシュ情報テーブル26aに格納される。
【0027】ハッシュ演算部28は、DSAプロセス2
2がDUAプロセス20を介して利用者からの処理要
求、すなわち利用者が検索したいエントリの相対識別名
(RDN)を受信したときに、RDNをもとにハッシュ
値を求めるものである。
【0028】情報処理装置12,14は、情報処理装置
10と同様の構成を有しているものとして説明を省略す
る。図1には情報処理装置12に設けられたDSAプロ
セス32、DIB34、情報処理装置14に設けられた
DSAプロセス42、DIB44のみを図示している。
【0029】図2は各情報処理装置10,12,14の
DIB24,34,44に格納されたネットワーク情報
の内容の一例を示している。図2において、DSA1は
DSAプロセス22に対応し、DSA2はプロセス32
に対応し、DSA3はDSAプロセス42に対応してい
る。DIB24,34,44の論理的データ構造は、図
2に示すように、木構造になっており、その木の節には
エントリが配置され、ネットワーク情報(メールアドレ
スなど)が属性としてエントリに格納されている。
【0030】各エントリには名前付けがされており、そ
の名前は相対識別名(RDN)で表せる。RDNは{属
性型:属性値}の組み合わせからなり、図2中の「会社
X」のエントリは、{「組織名」:「会社X」}という
RDNを持っている。
【0031】また、DIBのエントリのルートから任意
のエントリまでのRDNの順序列は、識別名(DN)で
表せる。「会社X」のエントリは、({「国名」:「日
本」}/{「組織名」:「会社X」})のDNを持って
いる。
【0032】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、ネットワーク情報にアクセスする場合の動作につ
いて、利用者が「会社X」に所属する全従業員の電子メ
ールアドレスを検索する場合を例にして説明する。
【0033】この場合、利用者によってDUAプロセス
20を介してDSAプロセス22に検索要求(基底:
{/C:日本/0:会社X},フィルタ:*)が送信さ
れる。フィルタは、エントリを特定するための識別名に
対する条件(対象範囲)を示すもので、フィルタ「*」
であればフィルタなし(全てを含む)を示す。「*」は
他の条件(文字列)との組み合わせによってもフィルタ
として使用される。また、C,0は、それぞれ属性を表
すもので、Cは国名、0は組織名を表している。
【0034】ここで、DSAプロセス20は、DUAプ
ロセス20を介して得られた検索要求を解析し、検索要
求がコピー情報使用不可(詳細については後述する)で
あり、かつ自DSAプロセス22が保持するDIB24
に要求された情報が存在しないことを確認する。検索要
求は、図2中に示すDSA3、すなわち情報処理装置1
4のDIB44に要求された情報が存在することを示し
ている。そこで、DSAプロセス22は、通信回線18
を介して、情報処理装置14のDSAプロセス42に検
索要求を転送する。
【0035】検索要求を受けたDSAプロセス42は、
自装置内のDIB44を利用して検索要求を実行し、そ
の結果を通信回線18を介してDSAプロセス22に送
信する。DSAプロセス22は、DSAプロセス42か
らの検索結果を、記憶部26に操作結果情報26cとし
て書き込む。
【0036】図3は記憶部26に操作結果情報26cと
して書き込まれた検索結果の一例を示している。図3に
示す検索結果は、「会社X」の従業員である「池ノ谷和
幸」「橋本浩一」「増尾洋」に対応するそれぞれのエン
トリ情報、すなわち識別名及び電子メールアドレスを含
んでいる。なお、図3中(識別名)のCNは属性を表す
もので一般名を表している。
【0037】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、DSAプロセス22による記憶部26に格納さ
れるキャッシュ情報テーブル26aの作成処理の動作に
ついて説明する。
【0038】DSAプロセス22は、情報処理装置1
2,14上で実現される他のDSAプロセス32,42
から受信した検索結果が、記憶部26に操作結果情報2
6cとして書き込まれていることを判別するとキャッシ
ュ情報テーブル26aの作成を開始する(ステップA
1)。
【0039】まず、DSAプロセス22は、検索結果か
らエントリ情報(識別名、メールアドレス)を取り出し
てコピー情報としてキャッシュ情報テーブル26aに格
納し、その検索結果を導出した検索条件(基底、フィル
タ)もコピー情報と対応づけて格納する(ステップA
2)。
【0040】すなわち、図3に示すような記憶部26に
格納された操作結果情報26c(検索結果)中のエント
リ情報E21の識別名{/C:日本/0:会社X/C
N:池ノ谷和幸}及びメールアドレス{ike@kai
shaX.co.jp}をコピー情報として、またエン
トリ情報E21を抽出した検索条件(基底:{/C:日
本/0:会社X},フィルタ:*)を、キャッシュ情報
テーブル26aにコピーする。
【0041】ここで、操作結果情報26cの検索結果
に、未登録のエントリ情報が存在していれば、前述した
ようにステップA2の処理を実行する(ステップA
3)。図3に示す例では、エントリ情報E22,E23
が残っているので、同情報に対応してキャッシュ情報テ
ーブル26aにコピー情報及び検索条件をコピーする。
また、図3中には図示していないが、他にエントリ情報
が存在すれば、この情報についてのコピー情報及び検索
条件をコピーする。この結果、記憶部26には、図5に
示すようなエントリ情報E31〜E34を含むキャッシ
ュ情報テーブル26aが作成される(ステップA3)。
【0042】次に、図6及び図7に示すフローチャート
を参照しながら、DSAプロセス22による記憶部26
に格納されたキャッシュ情報テーブル26aに対する参
照処理の動作について説明する。DUAプロセス20か
らの検索要求が先に処理されたものと同じであり、かつ
コピー情報使用可能である場合に、キャッシュ情報テー
ブル26aを利用して操作を実行するものである。
【0043】ここで、DSAプロセス22が、DUAプ
ロセス20を介して「会社X」の「増尾氏」のメールア
ドレスに関する検索要求(基底:{/C:日本/0:会
社X},フィルタ:CN=増尾*)を受けたものとして
説明する(ステップB1)。
【0044】DSAプロセス22は、DUAプロセス2
0を介して得られた検索要求を解析し、この検索要求が
コピー情報使用可能であり、自装置内のDIB24が保
持する情報ではないことを判別する(ステップB2)。
【0045】そこで、DSAプロセス22は、キャッシ
ュ情報テーブル26aを参照し、コピー情報が1つ以上
格納されていれば(ステップB3)、各コピー情報に対
応する検索条件と、与えられた検索条件とを照合する。
具体的には次のようにして行なう。
【0046】まず、DSAプロセス22は、例えば図5
に示すキャッシュ情報テーブル26の検索条件のうち、
基底が{/C:日本/0:会社X}を含むものを抽出す
る。その結果、エントリ情報E34のコピー情報を除く
コピー情報E31,E32,E33を獲得する(ステッ
プB4)。
【0047】さらに、検索要求のフィルタ(CN=増尾
*)は、コピー情報のフィルタ「*」に包含されるので
(ステップB7)、検索要求のフィルタをコピー情報の
識別名に適用する。その結果、エントリ情報E33のコ
ピー情報を獲得する(ステップB10)。この取り出し
たコピー情報を用いて検索結果を作成する(ステップB
11)。
【0048】同様にして、DSAプロセス22が、DU
Aプロセス20を介して「日本」に含まれる人のメール
アドレスに関する検索要求(基底:{/C:日本},フ
ィルタ:*)を受けたものとして説明する(ステップB
1)。
【0049】DSAプロセス22は、DUAプロセス2
0を介して得られた検索要求を解析し、この検索要求が
コピー情報使用可能であり、検索対象が自装置10のD
IB24に対するものと、他装置のDIBに対するもの
に分けられていることを判別する。
【0050】DSAプロセス22は、検索対象が自装置
10のDIB24に対するものに対しては検索要求に応
じた操作を実行し、他装置のDIBに対しては、キャッ
シュ情報テーブル26aを使用する。
【0051】現在、図3に示すように、キャッシュ情報
テーブル26aに4つのコピー情報(エントリ情報E3
1〜E34)が存在しているとすると、DSAプロセス
22は、各コピー情報に対応する検索条件と、与えられ
た検索条件とを照合する(ステップB1〜B4)。
【0052】まず、基底が{/C:日本}を含む検索条
件のエントリ情報を抽出する。その結果、エントリ情報
E31,E32,E33,E34を獲得する。フィルタ
に関してエントリ情報E34のコピー情報を除く、エン
トリ情報E31,E32,E33の各コピー情報は、同
一(全集合)であるため、全ての範囲で検索が実行され
たことになる。これに対し、エントリ情報E34のコピ
ー情報は、検索要求のフィルタの部分集合となるので未
検索範囲が存在する。従って、使用されるコピー情報
は、エントリ情報E31,E32,E33,E34の各
コピー情報である。これを用いて、自装置10内のDI
B24に対する検索結果(DSA1)とマージして検索
結果を作成する。
【0053】しかしこの場合、検索要求の検索条件(基
底とフィルタ)とコピー情報に対応する検索条件との関
係から、実際には本来の検索範囲の一部しか検索を実行
していないことになる。
【0054】これを利用者に指示するために、DSAプ
ロセス22は、検索結果の未検索部に{/C:日本}を
設定し、DUAプロセス20に送信する。万一この結果
を受けとった利用者は、求めていた情報が検索結果に存
在しない場合、未検索部分に設定された{/C:日本}
を基底とし、コピー使用不可で再度検索要求を発行す
る。
【0055】以上のような処理を行なうことにより、同
一種類の検索要求が依頼された場合、その検索要求が他
の情報処理装置12,14上のDIB34,44に存在
するネットワーク情報に対するものであっても、記憶部
26内のキャッシュ情報テーブル26aに保存された以
前に実行した処理で獲得したコピー情報を利用して、自
DSAプロセス22のみで処理することができるので、
分散ディレクトリシステムの応答性能が向上する。
【0056】次に、記憶部26上に作成されるキャッシ
ュ情報テーブル26aのコピー情報に付加して、管理用
情報としてコピー情報の登録時刻を登録できるようにし
た場合について説明する。
【0057】この場合、DSAプロセス22は、図4の
フローチャートに示すキャッシュ情報テーブル26aの
作成処理でコピー情報を登録する際(ステップA2)、
その登録時刻も管理用情報として同時に登録する。図8
は登録時刻を各コピー情報に付加させて登録したキャッ
シュ情報テーブル26aの一例を示している。
【0058】DSAプロセス22は、キャッシュ情報テ
ーブル26aに登録されているコピー情報の登録時刻を
もとに、図9のフローチャートに示す手順に従って、あ
る一定時間経過したコピー情報を削除する。なお、この
処理は、キャッシュ情報テーブル26aの作成時、参照
時、もしくはDSAプロセス22に対する処理の負荷が
軽い時に実行される。
【0059】まず、DSAプロセス22は、現在の時刻
(例えば94.3.9. 15:00 )を求め(ステップC1)、こ
の時刻をもとに図8に示すような記憶部26上のキャッ
シュ情報テーブル26aに登録された各コピー情報の登
録時刻と比較する。
【0060】例えば削除対象するコピー情報は、1年以
上経過したものなどと予め定義しておく。この場合、D
SAプロセス22は、図8中のエントリ情報E41の登
録時刻が6年経過したものであるため、このエントリ情
報E41(コピー情報)を削除する(ステップC3)。
エントリ情報42は、数日経過したものであるので最新
情報である。また、エントリ情報43は、登録時刻より
2年経過したものと判別されるので、キャッシュ登録テ
ーブル26aから削除される。こうして、全てのエント
リ情報(コピー情報)について処理を施す(ステップC
4)。
【0061】このようにして、キャッシュ登録テーブル
26aに登録するコピー情報に登録時刻に関する情報を
付加することにより、キャッシュ登録テーブル26aに
登録されたコピー情報を最新、すなわちネットワーク情
報として有効な内容に維持しておくことができる。
【0062】次に、記憶部26上に作成されるキャッシ
ュ情報テーブル26aのコピー情報に、管理用情報とし
てコピー情報を何回使用したかを示すアクセス回数を付
加して登録できるようにした場合について説明する。
【0063】この場合、DSAプロセス22は、図10
及び図11のフローチャートに示すキャッシュ情報テー
ブル26aに対する参照処理を実行する。図10及び図
11に示す参照処理は、図6及び図7に示す参照処理の
手順を示すフローチャートに、コピー情報に対するアク
セスの際に管理用情報として登録されるアクセス回数を
インクリメントする処理が追加されたものである(図1
1中ステップD13)。ステップD13を除く他の処理
は、図6及び図7のフローチャートに示す処理と同じな
ので説明を省略する。図12はアクセス回数を各コピー
情報に付加させて登録したキャッシュ情報テーブル26
aの一例を示している。なお、キャッシュ情報テーブル
26aに登録されるアクセス回数の初期値は“0”とす
る。
【0064】図12に示す記憶部26上のキャッシュ情
報テーブル26aは、「会社X」の「池ノ谷和幸」のメ
ールアドレスに関する検索が、DUAプロセス20を通
して30回依頼され、また「会社X」の「橋本浩一」の
メールアドレスに関する検索が同様に20回依頼され、
「会社X」の「増尾洋」のメールアドレスが1回依頼さ
れた場合の登録状況を示している。
【0065】DSAプロセス22は、キャッシュ情報テ
ーブル26aに登録されているコピー情報のアクセス回
数を参照して、図13のフローチャートに示す手順に従
って、アクセス回数が他のコピー情報のアクセス回数に
比べて極端に少ないコピー情報を削除する。なお、この
処理は、キャッシュ情報テーブル26aの作成時、参照
時、もしくはDSAプロセス22に対する処理の負荷が
軽い時に実行される。
【0066】DSAプロセス22は、記憶部26上のキ
ャッシュ情報テーブル26aに登録されたコピー情報の
アクセス回数を参照する。図12に示すように、エント
リ情報E51,E52,E53のアクセス回数は、それ
ぞれ30回、20回、1回である。DSAプロセス22
は、各エントリ情報(コピー情報)のアクセス回数を比
較して、予め設定されたアクセス回数の差を示す情報に
基づいて、極端にアクセス回数が少ないコピー情報が存
在するか判別する(ステップE1)。この場合、DSA
プロセス22は、エントリ情報E53(コピー情報)が
1回しか使用されておらず、極端にアクセス回数が少な
いものと判別し、エントリ情報E53(コピー情報)を
削除する(ステップE2)。
【0067】このようにして、キャッシュ登録テーブル
26aに登録するコピー情報にアクセス回数に関する情
報を付加することにより、キャッシュ登録テーブル26
aに登録されたコピー情報を利用者に対して有効な内容
に維持しておくことができる。なお、図12ではコピー
情報にアクセス回数を付加して登録する場合を示してい
るが、前述した図8に示すような登録時刻を組み合わせ
て同時に登録するようにしても良い。これにより、最
新、かつ有効なコピー情報をキャッシュ登録テーブル2
6aに登録、維持することができる。
【0068】次に、記憶部26上に作成されるキャッシ
ュ情報テーブル26aのコピー情報に、管理用情報とし
てコピー情報の識別名を構成する各RDNのハッシュ値
を付加して登録できるようにした場合について説明す
る。
【0069】利用者によってDUAプロセス20を介し
てDSAプロセス22に検索要求、すなわち検索対象と
するエントリの識別名が受信されると、DSAプロセス
22は、RDNをハッシュ演算部28に出力する。
【0070】ハッシュ演算部28は、DSAプロセス2
2からの各RDNについてハッシュ値を求め、DSAプ
ロセス22に出力する。DSAプロセス22は、ハッシ
ュ演算部28から出力された各RDNのハッシュ値と共
に、それぞれに対応するRDNを、記憶部26に検索要
求情報26aとして書き込む。図14に検索要求情報2
6aとして書き込まれた検索対象の識別名の一例を示し
ている。
【0071】また、DSAプロセス22は、前述した図
4に示すフローチャートの手順に従うキャッシュ情報テ
ーブル26aの作成処理を実行する際に、記憶部26に
記憶された検索要求情報26bを参照して、コピー情報
の識別名を構成する各RDNのハッシュ値も登録する。
図15は各コピー情報の識別名を構成する各RDNのハ
ッシュ値を登録したキャッシュ情報テーブル26aの一
例を示している。
【0072】この場合、DSAプロセス22は、図16
のフローチャートに示すキャッシュ情報テーブル26a
に対する参照処理、すなわち識別名の照合にRDNのハ
ッシュ値を用いて、コピー情報が検索条件を満足し得る
かを判別する。
【0073】ここで、DSAプロセス22が、DUAプ
ロセス20を介して「会社X」の「池ノ谷和幸」のメー
ルアドレスに関する検索要求(基底:{/C:日本/
0:会社X/CN:池ノ谷和幸},フィルタ:*)を受
けたものとして説明する。
【0074】この場合、DSAプロセス22は、コピー
情報が検索条件を満足するかどうかのチェックの前処理
まで、図6及び図7のフローチャートに示す処理を実行
する。ここで、検索対象の基底を表す識別名とコピー情
報の識別名の照合は、識別名を構成するRDNを比較す
ることで実現される。
【0075】DSAプロセス22は、RDNの比較で
は、キャッシュ情報テーブル26aに登録されたハッシ
ュ値の比較を行ない、一致したものに関して実際のRD
Nの比較を行なう。
【0076】つまり、検索対象の識別名のRDN{C
N:池ノ谷和幸}の比較では、そのハッシュ値「30」
を用いて、キャッシュ情報テーブル26aのコピー情報
のRDBのハッシュ値と、検索対象の識別名のRDNを
比較する(ステップF1)。
【0077】ハッシュ値が一致した場合に、コピー情報
のRDNと検索対象{CN:池ノ谷和幸}のRDNが一
致するかを実際に比較する(ステップF2)。この比較
処理をキャッシュ情報テーブル26aに格納された各コ
ピー情報について行ない(ステップF3)、該当するコ
ピー情報を検索する。
【0078】このようなハッシュ値を用いた方法を用い
ると、RDNの比較が2段階となるが、通常RDNのデ
ータ長は数10バイトになるため、ハッシュ値のデータ
長をRDNのデータ長に対して十分に小さく、例えば1
バイト程度にすれば、少ない比較処理時間で、候補とな
るコピー情報の絞り込みが可能となる。従って、RDN
の比較に要する時間が短縮され、しいてはコピー情報の
検索に要する処理時間も短縮することができる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、分
散ディレクトリシステムにおけるDSAプロセスのキャ
ッシュ機能を実現する情報処理装置が、検索要求元の装
置内のDIBに存在しない検索結果のエントリ情報をキ
ャッシュ情報テーブルに格納し、次にコピー情報使用可
能である検索要求を実行する場合、キャッシュ情報テー
ブルを利用して操作実行することによって、分散ディレ
クトリシステムにおける応答性能を向上させることがで
きるものである。
【0080】また。キャッシュ情報テーブルに登録して
あるコピー情報に登録時刻を設定し、この登録時刻を参
照してある一定時間を経過したコピー情報を削除するこ
とによって、キャッシュ情報テーブルに登録されたコピ
ー情報を最新の内容に維持することができる。
【0081】またキャッシュ情報テーブルに登録してあ
るコピー情報に、それぞれ使用された回数を表すアクセ
ス回数を設定し、このアクセス回数を参照して他のコピ
ー情報と比較して極端にアクセス回数の少ないコピー情
報を削除することによって、キャッシュ情報テーブルか
ら不要なコピー情報を削除することによって、利用者に
とって有効なコピー情報が登録されたキャッシュ情報テ
ーブルを維持することができる。
【0082】さらに、キャッシュ情報テーブルに登録さ
れたコピー情報の検索キーとなる、識別名を構成する各
RDNにハッシュ値を持たせ、短時間で処理可能なハッ
シュ値による検索を行なって検索対象のコピー情報の絞
り込みを行なってから、実際のRDNの比較を行なうこ
とで、ハッシュ値による比較を行なわない場合よりも全
体の処理としての検索速度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる分散ディレクトリシ
ステムの構成を示すブロック図。
【図2】本実施例における各情報処理装置10,12,
14のDIB24,34,44に格納されたネットワー
ク情報の内容の一例を示す図。
【図3】本実施例における記憶部26に操作結果情報2
6cとして書き込まれた検索結果(他DSAプロセスか
らの検索結果のエントリ情報)の一例を示す図。
【図4】本実施例におけるキャッシュ情報テーブル26
aの作成処理の動作について説明するためのフローチャ
ート。
【図5】本実施例における記憶部26に格納されている
他DSAプロセスからの検索結果(エントリ情報E31
〜E34)を含むキャッシュ情報テーブル26aの一例
を示す図。
【図6】本実施例におけるキャッシュ情報テーブル26
aの参照処理の動作の一部について説明するためのフロ
ーチャート。
【図7】本実施例におけるキャッシュ情報テーブル26
aの参照処理の動作の一部について説明するためのフロ
ーチャート。
【図8】本実施例における登録時刻を各コピー情報に付
加させて登録したキャッシュ情報テーブル26aの一例
を示す図。
【図9】本実施例における各コピー情報に付加させて登
録した登録時刻を利用してキャッシュ情報テーブル26
aのコピー情報の最新性を保つ処理の動作について説明
するためのフローチャート。
【図10】本実施例におけるコピー情報のアクセス回数
のインクリメント処理が付加されたキャッシュ情報テー
ブル26aの参照処理の動作の一部について説明するた
めのフローチャート。
【図11】本実施例におけるコピー情報のアクセス回数
のインクリメント処理が付加されたキャッシュ情報テー
ブル26aの参照処理の動作の一部について説明するた
めのフローチャート。
【図12】本実施例におけるコピー情報に対するアクセ
ス回数を各コピー情報に付加させて登録したキャッシュ
情報テーブル26aの一例を示す図。
【図13】本実施例における各コピー情報に付加させて
登録したアクセス回数を利用してキャッシュ情報テーブ
ル26aのコピー情報の有効性を保つ処理の動作につい
て説明するためのフローチャート。
【図14】本実施例における検索要求情報26aとして
書き込まれた検索対象の識別名の一例を示す図。
【図15】本実施例における各コピー情報の識別名を構
成する各RDNのハッシュ値を登録したキャッシュ情報
テーブル26aの一例を示す図。
【図16】本実施例におけるコピー情報の識別名と検索
対象の識別名の比較処理において、各RDNのハッシュ
値を用いた比較処理の動作について説明するためのフロ
ーチャート。
【図17】DIBが分散されたディレクトリシステムの
概略構成を示すブロック図。
【図18】DIBの論理的データ構造の一例を示す図。
【符号の説明】
10,12,14…情報処理装置、18…通信回線、2
0…DUA(ディレクトリユーザエージェント)プロセ
ス、22,32,42…DSA(ディレクトリシステム
エージェント)プロセス、24,34,44…DIB
(ディレクトリ情報ベース)、26…記憶部、28…ハ
ッシュ演算部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が蓄積された蓄積手段と、前記蓄積
    手段に蓄積された情報に対して操作を実行する第1処理
    手段と、利用者からの前記蓄積手段に対する処理要求を
    受付けて前記第1処理手段に伝達する第2処理手段とを
    有する情報処理装置であって、複数の情報処理装置が通
    信回線を介して接続されて各装置の第1処理手段間で処
    理要求の依頼が可能な分散ディレクトリシステムを実現
    する情報処理装置において、 他の情報処理装置内の蓄積手段に蓄積された情報に対す
    る操作結果を蓄積するためのキャッシュ情報テーブル
    と、 前記第2処理手段からの処理要求が他の情報処理装置内
    の蓄積手段に蓄積された情報に対する処理要求である場
    合に、同処理要求に対する操作結果を自装置内の前記キ
    ャッシュ情報テーブルに蓄積する操作結果蓄積手段と、 前記第2処理手段からの処理要求に対して、前記操作結
    果蓄積手段によって前記キャッシュ情報テーブルに蓄積
    された操作結果を利用して操作を実行するテーブル操作
    手段と、 を具備したことを特徴とする分散ディレクトリシステム
    を実現する情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第2処理手段からの処理要求には、
    前記蓄積手段に蓄積された情報を特定するための検索条
    件を含み、 前記操作結果蓄積手段は、前記検索条件に基づいて特定
    可能な各情報に固有の識別名と同識別名に対応する操作
    対象の本体となる情報からなるコピー情報と、同コピー
    情報を獲得した際の検索条件とを対応づけて、前記キャ
    ッシュ情報テーブルに蓄積することを特徴とする請求項
    1記載の分散ディレクトリシステムを実現する情報処理
    装置。
  3. 【請求項3】 前記操作結果蓄積手段は、 コピー情報を前記キャッシュ情報テーブルに蓄積した時
    刻を、同コピー情報に対応づけて登録するものであり、 前記操作結果蓄積手段によって登録された各コピー情報
    に対応する時刻に基づいて、前記キャッシュ情報テーブ
    ルに蓄積されたコピー情報を削除するコピー情報管理手
    段をさらに具備し、 前記キャッシュ情報テーブルに蓄積されているコピー情
    報が常に所定時間内に登録されたものにすることを特徴
    とする請求項2記載の分散ディレクトリシステムを実現
    する情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記操作結果蓄積手段は、 コピー情報を使用した回数を、同コピー情報に対応づけ
    て登録するものであり、 前記操作結果蓄積手段によって登録された各コピー情報
    に対応して登録された回数に基づいて、前記キャッシュ
    情報テーブルに蓄積されたコピー情報を削除するコピー
    情報管理手段をさらに具備し、 前記キャッシュ情報テーブルに蓄積されているコピー情
    報が常に有効なものにすることを特徴とする請求項2記
    載の分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 情報が識別名によって特定できるように
    蓄積された蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された情報
    に対して操作を実行する第1処理手段と、利用者からの
    前記蓄積手段に対する前記識別名をもとに情報を特定す
    るための検索条件を含む処理要求を受付けて前記第1処
    理手段に伝達する第2処理手段とを有する情報処理装置
    であって、複数の情報処理装置が通信回線を介して接続
    されて各装置の第1処理手段間で処理要求の依頼が可能
    な分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装置に
    おいて、 他の情報処理装置内の蓄積手段に蓄積された情報に対す
    る操作結果を蓄積するためのキャッシュ情報テーブル
    と、 前記処理要求の検索条件によって示される識別名を構成
    する各相対識別名からハッシュ値を算出するハッシュ演
    算手段と、 前記第2処理手段からの処理要求が他の情報処理装置内
    の蓄積手段に蓄積された情報に対する処理要求である場
    合に、同処理要求に対する操作結果として、前記検索条
    件に基づいて特定可能な各情報に固有の識別名と同識別
    名に対応する操作対象の本体となる情報からなるコピー
    情報と、同コピー情報を獲得した際の検索条件とを対応
    づけ、前記検索条件によって示される識別名及び情報に
    固有の識別名の相対識別名にハッシュ値を付加して、自
    装置内の前記キャッシュ情報テーブルに蓄積する操作結
    果蓄積手段と、 前記第2処理手段からの処理要求に対して、前記操作結
    果蓄積手段によって前記キャッシュ情報テーブルに蓄積
    された操作結果を利用して、検索条件によって示される
    識別名の各相対識別名のハッシュ値と、前記キャッシュ
    情報テーブルにに蓄積されたハッシュ値とを比較し、比
    較結果に基づいて操作対象の情報の絞り込みをした後
    に、操作を実行するテーブル操作手段と、 を具備したことを特徴とする分散ディレクトリシステム
    を実現する情報処理装置。
  6. 【請求項6】 情報が蓄積された蓄積手段と、前記蓄積
    手段に蓄積された情報に対して操作を実行する第1処理
    手段と、利用者からの前記蓄積手段に対する処理要求を
    受付けて前記第1処理手段に伝達する第2処理手段とを
    有する情報処理装置であって、複数の情報処理装置が通
    信回線を介して接続されて各装置の第1処理手段間で処
    理要求の依頼が可能な分散ディレクトリシステムを実現
    する情報処理装置において、 前記第2処理手段からの処理要求が他の情報処理装置内
    の蓄積手段に蓄積された情報に対する処理要求である場
    合に、同処理要求に対する操作結果を自装置内のキャッ
    シュ情報テーブルに蓄積し、 前記第2処理手段からの処理要求に対して、前記キャッ
    シュ情報テーブルに蓄積された操作結果を利用して操作
    を実行することを特徴とする分散ディレクトリシステム
    を実現する方法。
  7. 【請求項7】 情報が識別名によって特定できるように
    蓄積された蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された情報
    に対して操作を実行する第1処理手段と、利用者からの
    前記蓄積手段に対する前記識別名をもとに情報を特定す
    るための検索条件を含む処理要求を受付けて前記第1処
    理手段に伝達する第2処理手段とを有する情報処理装置
    であって、複数の情報処理装置が通信回線を介して接続
    されて各装置の第1処理手段間で処理要求の依頼が可能
    な分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装置に
    おいて、 前記第2処理手段からの処理要求が他の情報処理装置内
    の蓄積手段に蓄積された情報に対する処理要求である場
    合に、前記検索条件に基づいて特定可能な各情報に固有
    の識別名と同識別名に対応する操作対象の本体となる情
    報からなるコピー情報と、同コピー情報を獲得した際の
    検索条件とを対応づけて、自装置内のキャッシュ情報テ
    ーブルに蓄積し、 さらにコピー情報を前記キャッシュ情報テーブルに蓄積
    した時刻を、同コピー情報に対応づけて登録し、 前記キャッシュ情報テーブルに登録された各コピー情報
    に対応する時刻に基づいて、前記キャッシュ情報テーブ
    ルに蓄積されたコピー情報を削除し、 前記第2処理手段からの処理要求に対して、前記キャッ
    シュ情報テーブルに蓄積された操作結果を利用して操作
    を実行することを特徴とする分散ディレクトリシステム
    を実現する方法。
  8. 【請求項8】 情報が識別名によって特定できるように
    蓄積された蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された情報
    に対して操作を実行する第1処理手段と、利用者からの
    前記蓄積手段に対する前記識別名をもとに情報を特定す
    るための検索条件を含む処理要求を受付けて前記第1処
    理手段に伝達する第2処理手段とを有する情報処理装置
    であって、複数の情報処理装置が通信回線を介して接続
    されて各装置の第1処理手段間で処理要求の依頼が可能
    な分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装置に
    おいて、 前記第2処理手段からの処理要求が他の情報処理装置内
    の蓄積手段に蓄積された情報に対する処理要求である場
    合に、前記検索条件に基づいて特定可能な各情報に固有
    の識別名と同識別名に対応する操作対象の本体となる情
    報からなるコピー情報と、同コピー情報を獲得した際の
    検索条件とを対応づけて、自装置内のキャッシュ情報テ
    ーブルに蓄積し、 さらにコピー情報を使用した回数を、同コピー情報に対
    応づけて登録し、 前記キャッシュ情報テーブルに登録された各コピー情報
    に対応する使用した回数に基づいて、前記キャッシュ情
    報テーブルに蓄積されたコピー情報を削除し、 前記第2処理手段からの処理要求に対して、前記キャッ
    シュ情報テーブルに蓄積された操作結果を利用して操作
    を実行することを特徴とする分散ディレクトリシステム
    を実現する方法。
  9. 【請求項9】 情報が識別名によって特定できるように
    蓄積された蓄積手段と、前記蓄積手段に蓄積された情報
    に対して操作を実行する第1処理手段と、利用者からの
    前記蓄積手段に対する前記識別名をもとに情報を特定す
    るための検索条件を含む処理要求を受付けて前記第1処
    理手段に伝達する第2処理手段とを有する情報処理装置
    であって、複数の情報処理装置が通信回線を介して接続
    されて各装置の第1処理手段間で処理要求の依頼が可能
    な分散ディレクトリシステムを実現する情報処理装置に
    おいて、 前記第2処理手段からの処理要求が他の情報処理装置内
    の蓄積手段に蓄積された情報に対する処理要求である場
    合に、同処理要求に対する操作結果として、前記検索条
    件に基づいて特定可能な各情報に固有の識別名と同識別
    名に対応する操作対象の本体となる情報からなるコピー
    情報と、同コピー情報を獲得した際の検索条件とを対応
    づけ、前記検索条件によって示される識別名及び情報に
    固有の識別名の相対識別名にハッシュ値を付加して、自
    装置内の前記キャッシュ情報テーブルに蓄積し、 前記第2処理手段からの処理要求に対して、前記操作結
    果蓄積手段によって前記キャッシュ情報テーブルに蓄積
    された操作結果を利用して、検索条件によって示される
    識別名の各相対識別名のハッシュ値と、前記キャッシュ
    情報テーブルにに蓄積されたハッシュ値とを比較し、比
    較結果に基づいて操作対象の情報の絞り込みをした後
    に、操作を実行することを特徴とする分散ディレクトリ
    システムを実現する方法。
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