JPH08223385A - ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置

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JPH08223385A
JPH08223385A JP7027968A JP2796895A JPH08223385A JP H08223385 A JPH08223385 A JP H08223385A JP 7027968 A JP7027968 A JP 7027968A JP 2796895 A JP2796895 A JP 2796895A JP H08223385 A JPH08223385 A JP H08223385A
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隆志 坂山
Yoshihiro Maei
佳博 前井
Masahiro Mochizuki
昌宏 望月
Yoshiaki Tezuka
芳明 手塚
Kosuke Sakaki
浩亮 榊
Hirotaka Kawabata
広隆 川畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネゴシエーション手順を迅速かつ確実に実行
する。 【構成】 送信機は送信したいパラメータが設定された
高速NSSを送信する(ステップ106)。受信機は高
速NSSを受信すると、受信能力のパラメータが設定さ
れた高速NSFを送信機へ送信する。そして、送信機は
受信機からの高速NSFを受信すると(ステップ11
6)、送信したいパラメータ及び受信能力のパラメータ
に基づいて解像度、記録紙サイズ及び符号化方式に関す
る最適の通信パラメータを選択する(ステップ120、
122、124)と共に、親展通信の可否を判断し(ス
テップ128、130)、選択及び判断の結果に基づい
て所定の画情報の受信機への送信(ステップ138)又
は通信停止処理(ステップ132)を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ通信方法及
びファクシミリ装置に係り、特に、画情報の送受信前に
行われる通信手順(プロトコル)の時間を短縮したファ
クシミリ通信方法及びファクシミリ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
ファクシミリ装置では、一般電話交換網における文書フ
ァクシミリ通信手順としてITU−T(旧CCITT)
勧告T.30によって標準化された伝送制御手順に従っ
てファクシミリ通信を行っている。
【0003】しかしながら、このファクシミリ装置では
相手局が制御信号を確実に受信できるように300bp
s程度の低速の伝送速度で制御信号を伝送しており、画
情報の送受信前に行われる通信手順に時間がかかる、と
いう問題があった。
【0004】ところで、ファクシミリ通信においては、
通信の相手機が通信の度に変わりうるため、画情報の伝
送に先立ち相手機との間で記録紙サイズ、解像度、符号
化方式等の各種通信パラメータを決定する、所謂ネゴシ
エーション手順を実行する必要がある。
【0005】このため従来より、画情報の送受信前に行
われる通信手順、特にネゴシエーション手順の時間を短
縮するための技術が以下に示すように提案されている。
【0006】例えば、特開平5−219334号公報に
は、CED(被呼端末識別信号)を検出したときに発呼
側が独自のトーン(DTMF)を送信してCEDを停止
させ、短縮プロトコル用の300bpsのNSF(非標
準機能設定信号、なおここでは必須能力の項目を省いた
NSF)を送信する技術が記載されている。なお、この
独自のトーンは、画情報の伝送速度を通知することも兼
ねている。そして、画情報を送信する前にこの独自のト
ーンで通知した伝送速度で画情報のパラメータを高速で
送信し、その後画情報そ送信している。
【0007】しかしながら、この技術では、NSFのデ
ータ量が増加の一途を辿っている昨今ではNSFを30
0bpsのまま通信することはそれほどプロトコル時間
を短縮することができないという問題がある。また、3
00bpsのNSFに対して高速で画情報を送信するの
で、その送信速度を通知するために送信局が最初に独自
のトーンで画情報の通信速度を相手局へ通知できるよう
にしているが、これは画情報の前に画情報のパラメータ
を高速で送信し引き続き画情報を送信するという制御で
あるので、フォールバック手順が無い、という問題があ
る。
【0008】また、特開平3−68262号公報には、
発呼側がCEDを検出した後トーンを送信し、被呼側は
トーンを検出してCEDを停止し、発呼側はCEDの長
さを計測して計測値が閾値より短ければNSSを高速で
送信する技術が記載されている。この技術では、前手順
のネゴシエーションを省略して高速でNSSを送信する
ため、発呼側、受信側で予め決定しておいた通信パラメ
ータ(紙サイズ、線密度、圧縮方法等)で通信してい
る。また、高速のNSS及びNSSに続いて送信される
画情報の伝送速度についても、スタート速度を予め決定
しておき、エラー発生の場合の再送はその度に行い、規
定回数エラーが発生すると、例えば、9600bpsか
ら7200bpsにフォールバックして通信を行ってい
る。
【0009】しかしながら、この技術では、前プロトコ
ルのネゴシエーションを省略して高速のNSSを送信し
ているため、予め定められた通信パラメータ(紙サイズ
や線密度等)に基づく通信のみ可能であり、他の通信パ
ラメータに対応する機能を実現できないという不都合が
ある。また、高速NSSの通信速度も予め定めておけば
エラーが発生してもフォールバックできると記されてい
るが、実際には相手局でエラーが発生したとわかればこ
の技術のフォールバックは可能だが、相手局では信号そ
のものが取れず、送信局と相手局とで通信速度等がくい
違い通信そのものが成立しなくなる、という問題があ
る。
【0010】本発明は、上記問題点を解消するために成
されたもので、特に通信パラメータ決定の手順(所謂ネ
ゴシエーション手順)を迅速かつ確実に実行することの
できるファクシミリ通信方法及びファクシミリ装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、送信機における送信したい通
信パラメータを受信機へ送信し、前記受信機は該受信機
が有する受信能力に応じた通信パラメータを送信機へ送
信し、送信機は前記送信したい通信パラメータ及び前記
受信能力に応じた通信パラメータに基づいて最適の通信
パラメータを選択し、該最適の通信パラメータを受信機
へ送信し、前記最適の通信パラメータに従って所定の画
情報を受信機へ送信する、ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明は、自機におい
て送信したい通信パラメータを相手機へ送信する第1の
送信手段と、相手機における受信能力に応じた通信パラ
メータを受信する第1の受信手段と、前記送信したい通
信パラメータ及び前記受信能力に応じた通信パラメータ
に基づいて、最適の通信パラメータを選択する第1の選
択手段と、該最適の通信パラメータに従って所定の画情
報を相手機へ送信する第1の画情報送信手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0013】また、請求項3記載の発明は、相手機にお
ける送信したい通信パラメータを受信する第2の受信手
段と、自機における受信能力に応じた通信パラメータを
相手機へ送信する第2の送信手段と、前記送信したい通
信パラメータ及び前記受信能力に応じた通信パラメータ
に基づいて、最適の通信パラメータを選択する第1の選
択手段と、該最適の通信パラメータに従って所定の画情
報を相手機から受信する第1の画情報受信手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0014】また、請求項4記載の発明は、請求項2記
載の発明において、前記第1の画情報送信手段は、前記
画情報の直前に前記最適の通信パラメータを相手機へ送
信することを特徴とする。
【0015】また、請求項5記載の発明は、請求項3記
載の発明において、前記第1の選択手段は、前記第1の
画情報受信手段により前記画情報の直前で受信する予定
のパラメータについては最適の通信パラメータの選択を
行わず、前記第1の画情報受信手段により受信されたパ
ラメータを最適の通信パラメータとして選択する、こと
を特徴とする。
【0016】また、請求項6記載の発明は、請求項2記
載の発明において、送信したい通信パラメータを決定す
る決定手段を更に備え、前記第1の送信手段は、前記決
定手段により送信したい通信パラメータが決定されてい
ない場合、予め定められた未決定時パラメータを送信し
ておき、前記決定手段により送信したい通信パラメータ
が決定された時点で、該送信したい通信パラメータの送
信に切り換える、ことを特徴とする。
【0017】また、請求項7記載の発明は、請求項3記
載の発明において、受信能力に応じた通信パラメータ群
を設定する設定手段を更に備え、該設定手段は、前記第
2の受信手段により受信された送信したい通信パラメー
タで指示されていない能力については、受信能力に応じ
た通信パラメータ群に設定せず、前記第2の送信手段
は、前記設定手段により設定された受信能力に応じた通
信パラメータ群を相手機へ送信する、ことを特徴とす
る。
【0018】また、請求項8記載の発明は、送信機にお
ける送信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた通
信パラメータを受信機へ送信し、前記受信機は前記送信
したい通信パラメータ、前記送信能力に応じた通信パラ
メータ及び該受信機が有する受信能力に応じた通信パラ
メータに基づいて最適の通信パラメータを選択し、該最
適の通信パラメータを送信機へ送信し、送信機は受信機
から受信した最適の通信パラメータに従って所定の画情
報を受信機へ送信し、受信機は前記最適の通信パラメー
タに従って所定の画情報を送信機から受信する、ことを
特徴とする。
【0019】また、請求項9記載の発明は、自機におい
て送信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた通信
パラメータを相手機へ送信する第3の送信手段と、相手
機からの最適の通信パラメータを受信する第3の受信手
段と、前記最適の通信パラメータに従って所定の画情報
を相手機へ送信する第2の画情報送信手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0020】また、請求項10記載の発明は、相手機に
おける送信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた
通信パラメータを受信する第4の受信手段と、前記送信
したい通信パラメータ、前記送信能力に応じた通信パラ
メータ及び自機における受信能力に応じた通信パラメー
タに基づいて最適の通信パラメータを選択する第2の選
択手段と、該最適の通信パラメータを相手機へ送信する
第4の送信手段と、該最適の通信パラメータに従って所
定の画情報を相手機から受信する第2の画情報受信手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0021】また、請求項11記載の発明は、送信機に
おける送信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた
通信パラメータを受信機へ送信し、前記受信機は該受信
機が有する受信能力に応じた通信パラメータを送信機へ
送信し、送信機及び受信機の各々は前記送信したい通信
パラメータ、前記送信能力に応じた通信パラメータ及び
前記受信能力に応じた通信パラメータに基づいて最適の
通信パラメータを選択し、送信機は送信機で選択した最
適の通信パラメータに従って所定の画情報を受信機へ送
信し、受信機は受信機で選択した最適の通信パラメータ
に従って所定の画情報を受信する、ことを特徴とする。
【0022】また、請求項12記載の発明は、自機にお
いて送信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた通
信パラメータを相手機へ送信する第3の送信手段と、相
手機における受信能力に応じた通信パラメータを受信す
る第1の受信手段と、前記送信したい通信パラメータ、
前記送信能力に応じた通信パラメータ及び前記受信能力
に応じた通信パラメータに基づいて、最適の通信パラメ
ータを選択する第2の選択手段と、該最適の通信パラメ
ータに従って所定の画情報を相手機へ送信する第2の画
情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0023】また、請求項13記載の発明は、相手機に
おける送信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた
通信パラメータを受信する第4の受信手段と、自機にお
ける受信能力に応じた通信パラメータを相手機へ送信す
る第2の送信手段と、前記送信したい通信パラメータ、
前記送信能力に応じた通信パラメータ及び前記受信能力
に応じた通信パラメータに基づいて、最適の通信パラメ
ータを選択する第2の選択手段と、該最適の通信パラメ
ータに従って所定の画情報を相手機から受信する第2の
画情報受信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0024】また、請求項14記載の発明は、請求項9
又は請求項12に記載の発明において、送信したい通信
パラメータを決定する決定手段を更に備え、前記第3の
送信手段は、前記決定手段により送信したい通信パラメ
ータが決定されていない場合、予め定められた未決定時
パラメータを送信しておき、前記決定手段により送信し
たい通信パラメータが決定された時点で、該送信したい
通信パラメータの送信に切り換える、ことを特徴とす
る。
【0025】また、請求項15記載の発明は、請求項1
0又は請求項13に記載の発明において、前記第4の受
信手段は相手機からの送信したい通信パラメータ及び送
信能力に応じた通信パラメータを繰り返し受信し、前記
第2の選択手段は送信したい通信パラメータ、送信能力
に応じた通信パラメータ及び受信能力に応じた通信パラ
メータに基づいて、最適の通信パラメータを繰り返し選
択し、前記第2の画情報受信手段は、前記第2の選択手
段により最後に選択された最適の通信パラメータに従っ
て所定の画情報を相手機から受信する、ことを特徴とす
る。
【0026】また、請求項16記載の発明は、請求項9
又は請求項12に記載の発明において、前記送信したい
通信パラメータ及び前記送信能力に応じた通信パラメー
タの各々は、所定の伝搬機能を有する制御信号によって
送信され、かつ前記送信したい通信パラメータ及び前記
送信能力に応じた通信パラメータは、単一の制御信号に
より一度に送信される、ことを特徴とする。
【0027】また、請求項17記載の発明は、請求項
2、3、9、10、12、13の何れか1項に記載の発
明において、相手機への通信パラメータの送信及び相手
機からの通信パラメータの受信は、2400bps以上
の高速の通信速度で行われることを特徴とする。
【0028】また、請求項18記載の発明は、請求項
2、9、12の何れか1項に記載の発明において、前記
送信したい通信パラメータ及び前記受信能力に応じた通
信パラメータに基づいて、相手機への前記画情報の送信
が可能であるか否かを判断し、前記画情報の送信が不可
能である場合に、相手機との通信を中止させる第1の制
御手段を更に備えたことを特徴とする。
【0029】また、請求項19記載の発明は、請求項
3、10、13の何れか1項に記載の発明において、前
記送信したい通信パラメータ及び前記受信能力に応じた
通信パラメータに基づいて、相手機からの前記画情報の
受信が可能であるか否かを判断し、前記画情報の受信が
不可能である場合、相手機との通信を中止させる第2の
制御手段を更に備えたことを特徴とする。
【0030】更に、請求項20記載の発明は、請求項
3、10、13の何れか1項に記載の発明において、前
記送信したい通信パラメータ及び前記受信能力に応じた
通信パラメータに基づいて、相手機からの前記画情報の
受信が可能であるか否かを判断し、前記画情報の受信が
不可能である場合、相手機から通信を中止させるための
指示信号を相手機へ送信する第3の制御手段を更に備え
たことを特徴とする。
【0031】
【作用】請求項1記載の発明では、送信機は自機におけ
る送信したい通信パラメータを受信機へ送信する。一
方、受信機は該受信機が有する受信能力に応じた通信パ
ラメータを送信機へ送信する。送信機は該受信能力に応
じた通信パラメータを受信すると、送信したい通信パラ
メータ及び受信能力に応じた通信パラメータに基づいて
最適の通信パラメータを選択する。そして、送信機は選
択した最適の通信パラメータを受信機へ送信した後、該
最適の通信パラメータに従って所定の画情報を受信機へ
送信する。
【0032】このように、最初に送信機から送信したい
パラメータを受信機へ通知するので、ネゴシエーション
の対象を上記送信したいパラメータに絞りこみ、受信機
の受信能力と照らし合わせて迅速にネゴシエーションを
実行することができる。これにより、ネゴシエーション
に要する時間を短縮することができる。
【0033】上記請求項1に記載したファクシミリ通信
方法を実現する送信側のファクシミリ装置(送信機)と
して、請求項2記載のファクシミリ装置を用いることが
できる。
【0034】即ち、請求項2記載の発明では、第1の送
信手段が自機において送信したい通信パラメータを相手
機へ送信する。しかる後、第1の受信手段が相手機から
の受信能力に応じた通信パラメータを受信すると、第1
の選択手段は、送信したい通信パラメータ及び受信能力
に応じた通信パラメータに基づいて、最適の通信パラメ
ータを選択する。そして、第1の画情報送信手段は、該
最適の通信パラメータに従って所定の画情報を相手機へ
送信する。
【0035】一方、上記請求項1に記載したファクシミ
リ通信方法を実現する受信側のファクシミリ装置(受信
機)として、請求項3記載のファクシミリ装置を用いる
ことができる。
【0036】即ち、請求項3記載の発明では、第2の受
信手段が相手機における送信したい通信パラメータを受
信すると、第2の送信手段は自機における受信能力に応
じた通信パラメータを相手機へ送信する。第1の選択手
段は、送信したい通信パラメータ及び受信能力に応じた
通信パラメータに基づいて、最適の通信パラメータを選
択する。しかる後、第1の画情報受信手段は、選択され
た最適の通信パラメータに従って相手機からの所定の画
情報を受信する。
【0037】ところで、受信機側で画情報を受信する際
の通信パラメータは、受信機側で選択する以外に、送信
機側で選択された通信パラメータを受信することによっ
て得ても良い。即ち、送信機では、請求項4記載の発明
のように、第1の画情報送信手段が、画情報の直前に最
適の通信パラメータを受信機へ送信しても良い。この場
合、受信機では最適の通信パラメータの選択をする必要
が無くなる。
【0038】一方の受信機では、請求項5記載の発明の
ように、第1の選択手段が、第1の画情報受信手段によ
り画情報の直前で受信する予定のパラメータについては
最適の通信パラメータの選択を行わず、第1の画情報受
信手段により受信されたパラメータを最適の通信パラメ
ータとして選択するようにすれば、無駄な選択処理を省
き、かつ確実なネゴシエーションを行うことができる。
【0039】なお、送信したい通信パラメータについて
は、ファクシミリ通信開始前の操作員からの指示により
予め決められた通信パラメータを適用する以外に、請求
項6記載の発明のように決定手段をファクシミリ装置に
備え、送信したい通信パラメータが該決定手段により、
例えば読み取られた送信原稿の送信情報等に基づいて自
動的に決定されるようにしても良い。このケースでは、
上記第1の送信手段は、送信したい通信パラメータが決
定されていない場合、予め定められた未決定時パラメー
タを送信しておき、決定手段により送信したい通信パラ
メータが決定された時点で、該送信したい通信パラメー
タの送信に切り換える。これにより、通信パラメータが
決定するまでの時間をかせぐことができる。
【0040】また、上記請求項3記載の発明において、
送信したい通信パラメータで指示されていない能力につ
いての通信パラメータは、請求項7記載の発明のように
受信能力に応じた通信パラメータ群に設定されなくても
良い。即ち、受信能力に応じた通信パラメータ群には、
送信したい通信パラメータで指示された能力のみが設定
され、該指示された能力のみに関する受信能力に応じた
通信パラメータ群が第2の送信手段により相手機へ送信
される。これにより、受信能力に応じた通信パラメータ
群のデータ量を減らすことができ、ネゴシエーションに
おける通信時間を更に短縮することができる。
【0041】次に、請求項8記載の発明では、送信機は
送信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた通信パ
ラメータを受信機へ送信する。受信機は、送信したい通
信パラメータ及び送信能力に応じた通信パラメータを受
信すると、該送信したい通信パラメータ、該送信能力に
応じた通信パラメータ及び該受信機が有する受信能力に
応じた通信パラメータに基づいて最適の通信パラメータ
を選択し、該最適の通信パラメータを送信機へ送信す
る。そして、送信機は、該最適の通信パラメータを受信
すると、受信した最適の通信パラメータに従って所定の
画情報を受信機へ送信する。一方、受信機は前記最適の
通信パラメータに従って所定の画情報を送信機から受信
する。
【0042】このように、最初に送信機から送信したい
通信パラメータ及び送信能力の通信パラメータを受信機
へ通知するので、ネゴシエーションの対象を上記送信し
たい通信パラメータに絞りこみ、更に送信能力及び受信
能力に照らし合わせて迅速にネゴシエーションを行うこ
とができる。また、受信機は、送信したい通信パラメー
タに加え、送信能力に応じた通信パラメータも得ること
ができるので、該送信したい通信パラメータ、該送信能
力に応じた通信パラメータ及び自機の受信能力に応じた
通信パラメータに基づいて最適な通信パラメータを選択
することができる。また、受信機が該最適な通信パラメ
ータを送信機へ送信することにより、送信機は前記最適
の通信パラメータに従って所定の画情報を受信機へ送信
することができる。
【0043】上記請求項8に記載したファクシミリ通信
方法を実現する送信側のファクシミリ装置(送信機)と
して、請求項9記載のファクシミリ装置を用いることが
できる。
【0044】即ち、請求項9記載の発明では、第3の送
信手段は自機において送信したい通信パラメータ及び送
信能力に応じた通信パラメータを相手機へ送信する。し
かる後、第3の受信手段が相手機からの最適の通信パラ
メータを受信すると、第2の画情報送信手段は前記最適
の通信パラメータに従って所定の画情報を相手機へ送信
する。
【0045】一方、上記請求項8に記載したファクシミ
リ通信方法を実現する受信側のファクシミリ装置(受信
機)として、請求項10記載のファクシミリ装置を用い
ることができる。
【0046】即ち、請求項10記載の発明では、第4の
受信手段が相手機における送信したい通信パラメータ及
び送信能力に応じた通信パラメータを受信すると、第2
の選択手段は、該送信したい通信パラメータ、該送信能
力に応じた通信パラメータ及び自機における受信能力に
応じた通信パラメータに基づいて最適の通信パラメータ
を選択し、第4の送信手段は該最適の通信パラメータを
相手機へ送信する。しかる後、相手機から所定の画情報
が送信されてくると、第2の画情報受信手段は該最適の
通信パラメータに従って所定の画情報を受信する。
【0047】ところで、前述した請求項8記載のファク
シミリ通信方法と同様に、最初に送信機から送信したい
パラメータ及び送信能力のパラメータを受信機へ通知す
ることにより、ネゴシエーションに要する時間の短縮を
図るファクシミリ通信方法の実施態様として、請求項1
1記載のファクシミリ通信方法がある。
【0048】請求項11記載の発明では、送信機は送信
したい通信パラメータ及び送信能力に応じた通信パラメ
ータを受信機へ送信する。受信機は該受信機が有する受
信能力に応じた通信パラメータを送信機へ送信する。そ
して、送信機及び受信機の各々は送信したい通信パラメ
ータ、送信能力に応じた通信パラメータ及び受信能力に
応じた通信パラメータに基づいて最適の通信パラメータ
を選択する。しかる後、送信機は送信機で選択した最適
の通信パラメータに従って所定の画情報を受信機へ送信
し、一方の受信機は受信機で選択した最適の通信パラメ
ータに従って所定の画情報を受信する。
【0049】このように、最初に送信機から送信したい
通信パラメータ及び送信能力の通信パラメータを受信機
へ通知するので、ネゴシエーションの対象を上記送信し
たい通信パラメータに絞りこみ、更に送信能力及び受信
能力に照らし合わせて迅速にネゴシエーションを行うこ
とができる。また、送信機と受信機の双方で、送信した
い通信パラメータ、送信能力に応じた通信パラメータ及
び受信能力に応じた通信パラメータを得ることができる
ので、送信機と受信機の各々において上記3つの通信パ
ラメータに基づき、最適な通信パラメータを選択するこ
とができる。これにより、最適な通信パラメータの送受
信が不要になる。
【0050】上記請求項11に記載したファクシミリ通
信方法を実現する送信側のファクシミリ装置(送信機)
として、請求項12記載のファクシミリ装置を用いるこ
とができる。
【0051】即ち、請求項12記載の発明では、第3の
送信手段は自機において送信したい通信パラメータ及び
送信能力に応じた通信パラメータを相手機へ送信する。
しかる後、第1の受信手段が相手機における受信能力に
応じた通信パラメータを受信すると、第2の選択手段は
送信したい通信パラメータ、送信能力に応じた通信パラ
メータ及び受信能力に応じた通信パラメータに基づい
て、最適の通信パラメータを選択し、第2の画情報送信
手段は該最適の通信パラメータに従って所定の画情報を
相手機へ送信する。
【0052】一方、上記請求項11に記載したファクシ
ミリ通信方法を実現する受信側のファクシミリ装置(受
信機)として、請求項13記載のファクシミリ装置を用
いることができる。
【0053】即ち、請求項13記載の発明では、第4の
受信手段が相手機における送信したい通信パラメータ及
び送信能力に応じた通信パラメータを受信すると、第2
の送信手段は自機における受信能力に応じた通信パラメ
ータを相手機へ送信する。そして、第2の選択手段は送
信したい通信パラメータ、送信能力に応じた通信パラメ
ータ及び受信能力に応じた通信パラメータに基づいて、
最適の通信パラメータを選択する。しかる後、相手機か
ら所定の画情報が送信されてくると、第2の画情報受信
手段は該最適の通信パラメータに従って所定の画情報を
相手機から受信する。
【0054】なお、上述した請求項9又は請求項12記
載の発明における送信したい通信パラメータについて
は、ファクシミリ通信開始前の操作員からの指示により
予め決められた通信パラメータを適用する以外に、請求
項14記載の発明のように決定手段をファクシミリ装置
に備え、送信したい通信パラメータが該決定手段によ
り、例えば読み取られた送信原稿の送信情報等に基づい
て自動的に決定されるようにしても良い。このケースで
は、上記第3の送信手段は、送信したい通信パラメータ
が決定されていない場合、予め定められた未決定時パラ
メータを送信しておき、決定手段により送信したい通信
パラメータが決定された時点で、該送信したい通信パラ
メータの送信に切り換える。これにより、通信パラメー
タが決定するまでの時間をかせぐことができる。
【0055】また、上述した請求項10又は請求項13
記載の発明では、請求項15記載の発明のように、第4
の受信手段が相手機からの送信したい通信パラメータ及
び送信能力に応じた通信パラメータを繰り返し受信し、
第2の選択手段が送信したい通信パラメータ、送信能力
に応じた通信パラメータ及び受信能力に応じた通信パラ
メータに基づいて、最適の通信パラメータを繰り返し選
択し、第2の画情報受信手段が、第2の選択手段により
最後に選択された最適の通信パラメータに従って所定の
画情報を相手機から受信するようにしても良い。これに
より、例えば、相手機(送信機)側で送信したい通信パ
ラメータ等が変更され、該変更された送信したい通信パ
ラメータ等が相手機から再送されてきた場合でも、最終
的に変更されたパラメータに基づいて最適の通信パラメ
ータが選択され、該最適の通信パラメータに従って画情
報を受信することができる。
【0056】また、送信したい通信パラメータや送信能
力に応じた通信パラメータ等の通信パラメータは、さま
ざまな伝達方法によって送受信することができる。請求
項16に記載したように、送信したい通信パラメータ及
び送信能力に応じた通信パラメータの各々は、所定の伝
搬機能を有する制御信号によって送信されても良い。こ
の場合さらに、前記送信したい通信パラメータと送信能
力に応じた通信パラメータとの両方が、単一の制御信号
により一度に送信されるようにすることで、本来制御信
号を2回送信するべき送信手順が簡素化され、ネゴシエ
ーションに要する時間をさらに短縮することができる。
【0057】また、請求項17に記載したように、相手
機への通信パラメータの送信及び相手機からの通信パラ
メータの受信は、通常高速の通信速度とされる2400
bps以上の通信速度で行っても良い。従来ネゴシエー
ションにおける通信パラメータの送受信は、主に300
bpsの通信速度で実行されていたが、それより高速の
2400bps以上、例えば、2400bps、480
0bps、9600bps等の通信速度で行うことによ
り、ネゴシエーションにおける通信時間の短縮を図るこ
とができる。
【0058】また、請求項18記載の発明では、第1の
制御手段は、送信したい通信パラメータ及び受信能力に
応じた通信パラメータに基づいて、相手機への画情報の
送信が可能であるか否かを判断する。画情報の送信が不
可能である場合には、第1の制御手段は相手機との通信
を中止させることができる。これにより、画情報の送信
が不可能である場合には、画情報の送信側から速やかに
通信を中止させることができる。
【0059】また、請求項19記載の発明では、第2の
制御手段は、送信したい通信パラメータ及び受信能力に
応じた通信パラメータに基づいて、相手機からの画情報
の受信が可能であるか否かを判断する。画情報の受信が
不可能である場合には、第2の制御手段は相手機との通
信を中止させることができる。これにより、画情報の受
信が不可能である場合には、画情報の受信側から速やか
に通信を中止させることができる。
【0060】また、請求項20記載の発明では、第3の
制御手段は、送信したい通信パラメータ及び受信能力に
応じた通信パラメータに基づいて、相手機からの画情報
の受信が可能であるか否かを判断する。画情報の受信が
不可能である場合には、第3の制御手段は、相手機から
通信を中止させるための指示信号を相手機へ送信し、相
手機側から通信を中止させることができる。これによ
り、画情報の受信が不可能である場合には、画情報を送
信する側、受信する側の双方で画情報の受信が不可能で
あることを認識することができ、速やかに通信を中止さ
せることができる。
【0061】
【実施例】
〔第1実施例〕以下図面を参照して本発明の第1実施例
を詳細に説明する。なお、以下の全ての実施例中で用い
た各種パラメータ等の数値は、一例として示したもので
あり、発明の内容を限定するものではない。図1に本実
施例のファクシミリ装置10全体の構成図を示す。この
ファクシミリ装置10は、該ファクシミリ装置10全体
の制御処理を行うCPU12、制御プログラム実行時に
使用するワークエリアとしてのRAM16、ファクシミ
リ装置10を操作するための表示及び操作スイッチが設
けられた操作表示装置20、送信原稿を読取る読取装置
22、受信画像等を印刷して出力する印字装置24、符
合化・復合化・拡大・縮小等の画像処理を行う画像処理
装置26、送信する画情報または受信した画情報を格納
する画像蓄積装置28、ファクシミリ装置10全体を制
御するプログラムを記憶したROMで構成されたシステ
ム制御部14、ディジタル網(例えば、ISDN網)に
適した通信(例えば、G4)を制御するためのプログラ
ムを記憶したROMから構成された第1の通信制御部3
0、アナログ網(例えば、公衆電話回線網)に適した通
信(例えば、G3)を制御するためのプログラムを記憶
したROMから構成された第2の通信制御部32、ディ
ジタル網へ接続するためのディジタル網制御装置38、
及び切換えによって複数の外部回線インターフェースと
複数の内部通信回路とを接続するための回線切換え制御
装置36を備えており、これらはシステムバス18によ
り相互に接続されている。
【0062】また、第1の通信制御部30は直接回線切
換え制御装置36と相互に接続され、第2の通信制御部
32は低速モードと高速モードとを備えたモデム(変復
調装置)34を介して回線切換え制御装置36と相互に
接続されている。そして、回線切換え制御装置36は、
ディジタル網制御装置38及びアナログ網制御装置40
と相互に接続されている。
【0063】上記の構成のファクシミリ装置10は、上
記と同一の構成のファクシミリ装置、アナログ網にのみ
接続可能なファクシミリ装置、ディジタル網にのみ接続
可能なファクシミリ装置等の相手機と回線を介して接続
される。このファクシミリ装置10をアナログ網にのみ
接続する場合には、第1の通信制御部30及びディジタ
ル網制御装置38を省略することができ、また、ディジ
タル網にのみ接続する場合には、第2の通信制御部3
2、モデム34及びアナログ網制御装置40を省略する
ことができる。
【0064】以下、本第1実施例の作用を説明する。な
お、本発明はネゴシエーションに関する技術を対象とし
ているため、以下に記述する作用では、短縮プロトコル
に移行した後のネゴシエーションの制御手順の部分のみ
を詳細に説明する。
【0065】なお、送信局からの送信指示の内容は一例
として以下の通りとする。解像度は400ppi ×400
ppi (送信可能な解像度は、400ppi ×400ppi 、
8dot ×7.7line/mm 、8dot ×3.85line/mm
)。原稿サイズはA3(送信可能な原稿サイズはA
3、B4、A4)。符号化方式はMMR(送信可能な符
号化方式はMMR、MR、MH)。親展通信については
ボックスNo.1の親展ボックスへの親展送信を指示したも
のとする。
【0066】また、受信機の受信能力は一例として以下
の通りとする。解像度は300ppi×300ppi 、8dot
×7.7line/mm 、8dot ×3.85line/mm の何れ
かが可能である。原稿サイズはB4、A4の何れかが可
能である。符号化方式はMR、MHの何れかが可能であ
る。親展通信についてはボックスNo.1の親展ボックスが
開設されており、親展受信可能である。
【0067】まず、図2〜図5を参照して送信側のファ
クシミリ装置(以下、「送信機」と称す)により実行さ
れるネゴシエーションの制御手順について説明する。
【0068】図2のステップ102では送信指示パラメ
ータが設定されたNSSを作成し、次のステップ105
で通信速度を示した信号を、受信側のファクシミリ装置
(以下、「受信機」と称す)に送信した後、次のステッ
プ106では上記NSSを9600bpsの高速な通信
速度で受信機へ送信する。(以下、NSSを高速な通信
速度で送信することを、便宜上「高速NSSを送信す
る」という表現で記述する。「高速NSF」、「高速N
SC」、「低速DCN」という表現も同様である。) なお、以下の全ての実施例では、送信機と受信機との間
で送受信される各種制御信号として、上記のNSSやN
SF等のような、複雑な操作手順が実現可能なバイナリ
ー符号信号方式の制御信号を用いた例を示す。
【0069】また、通信速度は、9600bps以外の
高速な通信速度、例えば7200bps、4800bp
s、2400bps等であっても良く、300bps程
度の低速な通信速度であっても良い。但し、高速な通信
速度の場合の方が、信号の送受信に要する時間が短縮さ
れるという利点がある。
【0070】次のステップ108では受信機から所定の
レスポンス信号を受信したか否かを判定する。所定のレ
スポンス信号を受信していない場合はステップ110へ
進み、極性反転の検知を行う。極性反転を検知した場合
にはステップ114で初期値の伝送速度をセットし直
し、極性反転を検知しない場合にはステップ112でフ
ォールバックパラメータをセットしてステップ105へ
戻る。
【0071】一方、ステップ108で所定のレスポンス
信号を受信した場合はステップ116で、受信機が有す
る受信能力に応じた通信パラメータ(以下、受信能力パ
ラメータと称す)が設定された高速NSFを受信したか
否かを判定し、高速NSFを受信していない場合はステ
ップ118へ進み、短縮プロトコルによる送信を中止し
通常の送信を行う。なお、上記受信能力パラメータは、
受信機が有する受信能力に応じた全ての通信パラメータ
であっても、受信機が有する受信能力に応じた特定の
(一部の)通信パラメータであっても良い。高速NSF
を受信した場合は、後述するステップ120の解像度チ
ェックのサブルーチン(図3)、ステップ122のサイ
ズチェックのサブルーチン(図4)、ステップ124の
符号化方式チェックのサブルーチン(図5)を順に実行
し、上記高速NSFに設定された受信機の受信能力パラ
メータ及び送信機の送信指示パラメータに基づいて解像
度、サイズ、符号化方式の各々に関する送信パラメータ
を決定する。
【0072】次のステップ126では前述した送信指示
パラメータの中で親展送信を指示したか否かを判定し、
親展送信を指示していない場合は後述するステップ13
4へ進む。本第1実施例ではボックスNo.1の親展ボック
スへの親展送信を指示しているので、ステップ128へ
進み受信したNSFの内容から受信機の親展受信能力を
チェックし、次のステップ130では受信機の親展受信
能力の有無を判定する。受信機に親展受信能力が無い場
合は、親展通信を行うことができないので、ステップ1
32へ進み低速DCNを受信機へ送信した後、通信を中
止させる。
【0073】なお、本第1実施例では受信機はボックス
No.1の親展ボックスが開設されており、親展受信可能で
あるので、送信機から親展指示したボックスNo.1の親展
ボックスへの親展送信が実行可能であると判断すること
ができる。従って、ステップ134へ進み前述した解像
度、サイズ、符号化方式及び親展通信に関する送信パラ
メータ以外の送信パラメータを決定し、次のステップ1
36では決定した送信パラメータの全てを第1フレーム
(フレーム0)に設定して受信機へ送信する。そして、
次のステップ138、140で所定の画情報の全てをフ
レーム1以降に入れて受信機へ送信する。画情報の全て
を送信し終えるとステップ142でRCPにポストメッ
セージコマンドの内容を入れて受信機へ送信し、それ以
降は従来の短縮プロトコル手順と同様の処理を行う(ス
テップ144)。
【0074】次に、図3を用いて前述したステップ12
0の解像度チェックのサブルーチンを説明する。ステッ
プ300では送信機が指示した解像度をチェックする。
【0075】前述した送信指示内容の例のように、送信
機が指示した解像度が400ppi ×400ppi の場合
(ステップ302で肯定判定)、ステップ303へ進み
受信機の解像度の受信能力をチェックする。受信機の解
像度の受信能力も400ppi ×400ppi の場合は(ス
テップ306で肯定判定)、ステップ308へ進み画情
報の解像度を400ppi ×400ppi と決定するが、前
述した受信機の受信能力の例のように、受信機の解像度
の受信能力が8dot ×7.7line/mm の場合(ステップ
322で肯定判定)、ステップ324へ進み画情報の解
像度を8dot ×7.7line/mm と決定する。上述したよ
うな手順に従って、送信機からの送信指示内容と受信機
の受信能力との共通の解像度で最も送信指示内容(40
0ppi ×400ppi )に近い解像度である8dot ×7.
7line/mm に決定される。
【0076】なお、受信機の解像度の受信能力が400
ppi ×400ppi 、8dot ×7.7line/mm の何れでも
ない場合には(ステップ322で否定判定)、ステップ
326へ進み画情報の解像度を8dot ×3.85line/m
m と決定する。
【0077】また、送信機が指示した解像度が8dot ×
7.7line/mm の場合(ステップ318で肯定判定)、
ステップ319へ進み受信機の解像度の受信能力をチェ
ックし、受信機の解像度の受信能力も8dot ×7.7li
ne/mm の場合(ステップ322で肯定判定)、ステップ
324へ進み画情報の解像度を8dot ×7.7line/mm
と決定する。また、受信機の解像度の受信能力が8dot
×7.7line/mm ではない場合(ステップ322で否定
判定)、ステップ326へ進み画情報の解像度を8dot
×3.85line/mm と決定する。
【0078】また、送信機が指示した解像度が8dot ×
3.85line/mm の場合(ステップ318で否定判
定)、ステップ326へ進み画情報の解像度を8dot ×
3.85line/mm と決定する。
【0079】次に、図4を用いて前述したステップ12
2のサイズチェックのサブルーチンを説明する。ステッ
プ350では送信機が指示した記録紙サイズをチェック
する。
【0080】前述した送信指示内容の例のように、送信
機が指示した記録紙サイズがA3の場合(ステップ35
2で肯定判定)、ステップ354へ進み受信機の記録紙
の受信能力をチェックし、受信機の記録紙の受信能力も
A3の場合には(ステップ356で肯定判定)、ステッ
プ358へ進み画情報のサイズをA3と決定するが、前
述した受信機の受信能力の例のように、受信機の記録紙
の受信能力がB4の場合(ステップ364で肯定判
定)、ステップ366へ進み画情報のサイズをB4と決
定する。上述したような手順に従って、送信機からの送
信指示内容と受信機の受信能力との共通のサイズで最も
送信指示内容(A3)に近いサイズであるB4に決定さ
れる。
【0081】なお、受信機の記録紙の受信能力がA3、
B4の何れでもない場合(ステップ364で否定判
定)、ステップ368へ進み画情報のサイズをA4と決
定する。
【0082】また、送信機が指示した記録紙サイズがB
4の場合(ステップ360で肯定判定)、ステップ36
2へ進み受信機の記録紙の受信能力をチェックし、受信
機の記録紙の受信能力もB4の場合(ステップ364で
肯定判定)、ステップ366へ進み画情報のサイズをB
4と決定する。また、受信機の記録紙サイズの受信能力
がB4ではない場合(ステップ364で否定判定)、ス
テップ368へ進み画情報のサイズをA4と決定する。
【0083】また、送信機が指示した記録紙サイズがA
4の場合(ステップ360で否定判定)、ステップ36
8へ進み画情報のサイズをA4と決定する。
【0084】次に、図5を用いて前述したステップ12
4の符号化方式チェックのサブルーチンを説明する。ス
テップ400では送信機が指示した符号化方式をチェッ
クする。
【0085】前述した送信指示内容の例のように、送信
機が指示した符号化方式がMMRの場合(ステップ40
2で肯定判定)、ステップ404へ進み受信機の符号化
方式の受信能力をチェックし、受信機の符号化方式の受
信能力もMMRの場合には(ステップ406で肯定判
定)、ステップ408へ進み画情報の符号化方式をMM
Rと決定するが、前述した受信機の受信能力の例のよう
に、受信機の符号化方式の受信能力がMRの場合(ステ
ップ414で肯定判定)、ステップ416へ進み画情報
の符号化方式をMRと決定する。上述したような手順に
従って、送信機からの送信指示内容と受信機の受信能力
との共通の符号化方式で最も送信指示内容(MMR)に
近い符号化方式であるMRに決定される。
【0086】なお、受信機の符号化方式の受信能力がM
MR、MRの何れでもない場合(ステップ414で否定
判定)、ステップ418へ進み画情報の符号化方式をM
Hと決定する。
【0087】また、送信機が指示した記録紙符号化方式
がMRの場合(ステップ410で肯定判定)、ステップ
412へ進み受信機の符号化方式の受信能力をチェック
し、受信機の符号化方式の受信能力もMRの場合(ステ
ップ414で肯定判定)、ステップ416へ進み画情報
の符号化方式をMRと決定する。また、受信機の記録紙
符号化方式の受信能力がMRではない場合(ステップ4
14で否定判定)、ステップ418へ進み画情報の符号
化方式をMHと決定する。
【0088】また、送信機が指示した記録紙符号化方式
がMHの場合(ステップ410で否定判定)、ステップ
418へ進み画情報の符号化方式をMHと決定する。
【0089】次に、図6及び図7を参照して受信機によ
り実行されるネゴシエーションの制御手順について説明
する。
【0090】図6のステップ200では上記ステップ1
05で送信機から送信された、通信速度を示した信号を
受信したか否かを判定し、通信速度を示した信号を受信
したと判定されると、ステップ202へ進み上記ステッ
プ105で送信された高速NSSを受信したか否かを判
定する。
【0091】高速NSSが受信されないときは、ステッ
プ204で高速NSCが受信されたか否かを判定し、受
信されない場合はステップ202へ戻り、受信された場
合はステップ206でホールドか否かを判断し、ホール
ドでない場合はステップ209でエラー終了処理を行
い、ホールドの場合はステップ208で従来からの送信
側フェーズBの処理へ移行する。
【0092】一方、ステップ202で高速NSSが受信
されると、ステップ210で送信パラメータがフレーム
0に設定されているか否かを判定し、送信パラメータが
設定されている場合は後述するステップ217へ進む。
一方、送信パラメータが設定されていない場合は、ステ
ップ212で解像度チェックのサブルーチンを、その次
のステップ214でサイズチェックのサブルーチンを、
更に次のステップ216で符号化方式チェックのサブル
ーチンを、それぞれ実行し、画情報の受信の際の解像
度、記録紙サイズ及び符号化方式に関する受信パラメー
タを決定する。なお、ステップ212の解像度チェック
のサブルーチン、ステップ214のサイズチェックのサ
ブルーチン、及びステップ216の符号化方式チェック
のサブルーチンは各々、既に図3、4、5を用いて説明
した処理内容と同様であるため説明は省略する。
【0093】次のステップ217では送信機から親展通
信を指示された(即ち、送信指示パラメータの中に親展
指示の内容が含まれていた)か否かを判定し、親展指示
されていない場合はステップ220で親展指示されなか
ったことをRAM16に一時記憶した後、後述するステ
ップ224へ進む。一方、親展指示された場合はステッ
プ218で親展指示の内容をチェックし、次のステップ
222では親展指示の内容に対して親展受信可能である
か否かを判定する。親展受信不可能と判定された場合は
受信機側から通信を中止させる。
【0094】一方、ステップ222で親展受信可能であ
ると判定された場合はステップ224で、前述したサイ
ズ、符号化方式及び親展通信に関する受信パラメータ以
外の受信パラメータを決定し、次のステップ226では
受信能力パラメータが設定されたNSFを作成する。そ
して、次のステップ228で送信機へレスポンス信号を
送信した後、その次のステップ230で高速NSFを送
信機へ送信する。
【0095】次のステップ232では送信機から再送さ
れた高速NSSを受信したか否かを判定し、再送された
高速NSSを受信した場合は、ステップ210へ戻り、
再送された高速NSSの内容に従ってステップ210以
降の処理を実行する。
【0096】一方、ステップ232で高速NSSを受信
していない場合は、ステップ234でFCDフレームを
受信したか否かを判定する。FCDフレームを受信しな
い場合、即ち画情報の受信が終了しファクシミリインフ
ォメーションフィールド(FIF)にポストメッセージ
コマンドに該当する内容が設定されたRCPが受信され
た場合には、ステップ244でRCPのポストメッセー
ジコマンドの内容を解析し、その後、後続の処理を実行
する(ステップ246)。
【0097】ステップ234でFCDフレームを受信し
た場合には、ステップ236でフレーム0に入ったNS
Sの情報を受信したか否かを判定し、受信した場合には
ステップ238でNSSの情報を解析し、その後ステッ
プ234へ戻る。受信しない場合には受信した画情報を
画像蓄積装置28に蓄積した後、ステップ242でフレ
ーム受信終了か否かを判定し、フレーム受信終了でない
場合はステップ234へ戻る。フレーム受信終了する
と、後続の処理を実行する(ステップ246)。
【0098】以上の説明より、本第1実施例によれば、
最初に送信機から送信したいパラメータを受信機へ通知
するので、ネゴシエーションの対象を上記送信したいパ
ラメータに絞りこみ、受信能力と照らし合わせて迅速に
ネゴシエーションを実行することができる。これによ
り、ネゴシエーションに要する時間を短縮することがで
きる。
【0099】なお、本第1実施例では、送信指示パラメ
ータが設定された制御信号にNSSを、受信能力パラメ
ータが設定された制御信号にNSFを、それぞれ使用す
る例を示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、上記の制御信号にはユニークなコマンドを使用して
も良い。
【0100】また、本第1実施例では、送信機において
図2のステップ128、130で受信機の親展受信能力
のチェック及び受信機の親展受信能力の有無判定を行
い、受信機に親展受信能力が無い場合はステップ132
で低速DCNを受信機へ送信した後、送信機側から通信
を中止させる。即ち、画情報の送信が不可能である場合
には、送信機側から速やかに通信を中止させることがで
きる。
【0101】また、本第1実施例では、受信機において
図6のステップ218、222で親展指示の内容チェッ
ク及び親展受信の可・不可の判定を行い、親展受信不可
能の場合は受信機側から通信を中止させる。即ち、画情
報の受信が不可能である場合には、受信機側から速やか
に通信を中止させることができる。
【0102】また、本第1実施例の受信機側で実行され
る図6のステップ222で親展受信不可能と判定された
場合には、親展受信不可能との旨の信号を送信機へ送信
し、送信機側に認識させると共に、送信機側から通信を
中止させるようにしても良い。このようにすれば、画情
報の受信が不可能である場合には、送信機と受信機の双
方で、画情報の受信が不可能であるとの判断結果を認識
することができ、送信機側から速やかに通信を中止させ
ることができる。
【0103】〔第2実施例〕次に、本発明の第2実施例
を説明する。本第2実施例に係るファクシミリ装置の構
成は、先に説明した図1と同一であるので、説明を省略
し、以下、本第2実施例の作用について、第1実施例と
異なる部分のみ説明する。なお、第1実施例と同一の部
分には同一の符号を付している。
【0104】本第2実施例では、送信機において送信指
示パラメータが未決定の場合、送信機は予め定められた
未決定時送信パラメータが設定されたNSSを受信機へ
送信する。その未決定時送信パラメータは一例として以
下の通りとする。解像度は8dot ×3.85line/mm 。
原稿サイズはA4。符号化方式はMH。親展通信につい
てはボックスNo.1の親展ボックスへの親展送信を指示す
るものとする。
【0105】また、送信機で決定された送信指示の内
容、及び受信機の受信能力は、第1実施例において例示
した数値と同一とする。
【0106】図8に示す送信機側のネゴシエーションの
制御手順において、送信短縮プロトコルへ移行直後のス
テップ100において送信指示パラメータが決定したか
否かの判定を行う。送信指示パラメータが決定していな
い場合、ステップ101において上記の未決定時送信パ
ラメータが設定されたNSSを作成し、ステップ105
へ進む。ステップ105で通信速度を示した信号を送信
した後に、ステップ106では上記の未決定時送信パラ
メータが設定されたNSSを受信機へ送信する。そし
て、次のステップ108で受信機からレスポンス信号を
受信した後に、ステップ116の高速NSFの受信判定
を行う。
【0107】受信機側が短縮プロトコルを実行できない
機種である等により高速NSFを受信しなかった場合、
ステップ118へ進み、速やかに通常通信へ切り換え
る。
【0108】一方、ステップ116で高速NSFが受信
された場合、ステップ117で送信指示パラメータが決
定したか否かの判定を再度行い、送信指示パラメータが
決定していない場合には、ステップ119で送信指示パ
ラメータ決定のための所定時間が経過しタイムアウトと
なったか否かを判定する。タイムアウトとなっていなけ
ればステップ101へ戻り、タイムアウトとなった場合
にはステップ132で低速DCNを受信機へ送信した
後、通信を終了する。
【0109】一方の受信機側では、図6のステップ20
2で未決定時送信パラメータが設定されたNSSを受信
した場合には、ステップ212〜224で未決定時送信
パラメータ及び受信能力パラメータに基づいて、第1実
施例で説明した手順に沿って受信パラメータが決定され
る。なお、前述した未決定時送信パラメータの内容は全
て受信能力の範囲内(受信可能)であるため、受信パラ
メータとして、未決定時送信パラメータの内容と同じ、
解像度:8dot ×3.85line/mm 、原稿サイズ:A
4、符号化方式:MH、親展通信:ボックスNo.1の親展
ボックスへの親展送信という内容で一旦決定される。
【0110】しかし、送信機側で送信指示パラメータが
決定され、送信機からの送信指示パラメータが設定され
た高速NSSを受信すると、ステップ232で肯定され
てステップ210へ戻る。そして、ステップ212〜2
24では、受信した送信指示パラメータ及び受信能力パ
ラメータに基づいて、第1実施例で説明した手順に沿っ
て改めて受信パラメータが決定されることになる。
【0111】以上のように本第2実施例によれば、送信
機において送信指示パラメータが決定する前に、受信機
への高速NSSの送信及び受信機からの高速NSFの受
信判定を行い、基本的なネゴシエーションを実行するこ
とができる。特に、受信機側が短縮プロトコルを実行で
きない機種である等により送信機では高速NSFを受信
しなかった場合には、速やかに通常通信へ切り換えるこ
とができ、通信時間をより短縮することができる。
【0112】また、送信機において送信指示パラメータ
決定のための所定時間以内に送信指示パラメータが決定
しなかった場合に、何らかのエラーが発生したとみな
し、通信を終了させることができ、無駄な通信の待ち時
間を削減することができる。
【0113】〔第3実施例〕次に、本発明の第3実施例
を説明する。本第3実施例に係るファクシミリ装置の構
成は、先に説明した図1と同一であるので、説明を省略
し、以下、本第3実施例の作用について、第1実施例と
異なる部分のみ説明する。
【0114】本第3実施例では、図6に示す受信機側の
ネゴシエーションの制御手順のステップ226におい
て、受信能力パラメータが設定されたNSFを作成する
際に、先のステップ220で親展指示されなかったこと
がRAM16に記憶されているか否かをチェックし、親
展指示されていなければ、図9(A)に示すようにNS
F70を構成するFIFの長さを1バイト減らすものと
する。
【0115】即ち、通常のNSFは図9(B)に示すよ
うにNSF80を構成するFIFの8バイト目の最終ビ
ット(矢印Cで示すビット)をオンして親展通信能力が
有ることを示す。また、FIFの8バイト目の他のビッ
トは特に使用されていない。従って、送信機から親展指
示されていなければ、親展通信能力の有無をNSFに設
定する必要は無いので、FIFの8バイト目を削除する
ことができる。
【0116】以上のように本第3実施例によれば、送信
機から指示されていない親展通信については、親展受信
能力をNSFに設定しないようにしてNSFを作成し、
送信機へ送信するので、通信される情報量が減り、通信
時間をより短縮することができる。
【0117】〔第4実施例〕次に、本発明の第4実施例
を説明する。本第4実施例に係るファクシミリ装置の構
成は、先に説明した図1と同一であるので、説明を省略
し、以下、本第4実施例の作用について、第1実施例と
異なる部分のみ説明する。
【0118】なお、実施例中で用いる送信機からの送信
指示パラメータ及び受信機の受信能力パラメータは第1
実施例の数値と同一とし、送信機が有する送信能力に応
じた通信パラメータ(以下、送信能力パラメータと称
す)は一例として以下の通りとする。解像度は400pp
i ×400ppi 、8dot ×7.7line/mm 、8dot ×
3.85line/mm の何れかが可能である。原稿サイズは
A3、B4、A4の何れかが可能である。符号化方式は
MMR、MR、MHの何れかが可能である。なお、上記
送信能力パラメータは、送信機が有する送信能力に応じ
た全ての通信パラメータであっても、送信機が有する送
信能力に応じた特定の(一部の)通信パラメータであっ
ても良い。
【0119】本第4実施例では、図10に示す送信機側
のネゴシエーションの制御手順において送信短縮プロト
コルへ移行直後にステップ103で送信指示パラメータ
が設定されたNSSのみならず、送信能力パラメータが
設定されたNSFも作成する。なお、制御信号としては
NSSやNSFに限定されるものではなく、送信指示パ
ラメータと送信能力パラメータとの両方を設定すること
のできる単一のユニークなコマンドを使用しても良い。
そして、次のステップ105で通信速度を示した信号を
受信機へ送信した後、ステップ107では上記作成した
高速NSSとNSFを受信機へ送信する。
【0120】一方、受信機は、図14のステップ201
で上記高速NSSとNSFを受信すると、受信したNS
Sに設定された送信指示パラメータ、NSFに設定され
た送信能力パラメータ、及び受信能力パラメータに基づ
いて、ステップ211で解像度チェック2のサブルーチ
ン、ステップ213でサイズチェック2のサブルーチ
ン、ステップ215で符号化方式チェック2のサブルー
チンを順に実行し、各々解像度、サイズ、符号化方式を
決定する。
【0121】ここで、ステップ211の解像度チェック
2では、図11に示すように既に説明した解像度チェッ
クのサブルーチン(図3)と異なり、まずステップ30
0、302、310、318で送信機が指示した解像度
を判定した後、該解像度に応じてステップ304、31
2、320へ進み、送信機の送信能力と受信機の受信能
力とで共通な解像度を抽出する。そして、抽出された共
通な解像度が400ppi ×400ppi 、300ppi ×3
00ppi 、8dot ×7.7line/mm の何れであるかをス
テップ306、314、322で判定し、その判定結果
に応じて進むステップ308、316、324、326
で画情報の解像度を決定する。
【0122】本第4実施例では、送信機が指示した解像
度は400ppi ×400ppi であるので、ステップ30
2で肯定されてステップ304へ進み、送信機の送信能
力と受信機の受信能力とで共通な解像度として、8dot
×7.7line/mm 及び8dot×3.85line/mm を抽出
する。これにより、ステップ306、314で否定判定
された後、ステップ322で肯定判定されステップ32
4で画情報の解像度を8dot ×7.7line/mm と決定す
る。即ち、送信機の送信能力と受信機の受信能力との共
通の解像度で最も送信指示内容(400ppi ×400pp
i )に近い解像度である8dot ×7.7line/mm に決定
される。
【0123】また、ステップ213のサイズチェック2
では、図12に示すように既に説明したサイズチェック
のサブルーチン(図4)と異なり、まずステップ35
0、352、360で送信機が指示した記録紙サイズを
判定した後、該サイズに応じてステップ353、361
へ進み、送信機の送信能力と受信機の受信能力とで共通
な記録紙サイズを抽出する。そして、抽出された共通な
記録紙サイズがA3、B4の何れであるかをステップ3
56、364で判定し、その判定結果に応じて進むステ
ップ358、366、368で画情報のサイズを決定す
る。
【0124】本第4実施例では、送信機が指示した記録
紙サイズはA3であるので、ステップ352で肯定され
てステップ353へ進み、送信機の送信能力と受信機の
受信能力とで共通な記録紙サイズとして、B4及びA4
を抽出する。これにより、ステップ356で否定判定さ
れた後、ステップ364で肯定判定されステップ366
で画情報のサイズをB4と決定する。即ち、送信機の送
信能力と受信機の受信能力との共通のサイズで最も送信
指示内容(A3)に近いサイズであるB4に決定され
る。
【0125】また、ステップ215の符号化方式チェッ
ク2では、図13に示すように既に説明した符号化方式
チェックのサブルーチン(図5)と異なり、まずステッ
プ400、402、410で送信機が指示した符号化方
式を判定した後、該符号化方式に応じてステップ40
3、411へ進み、送信機の送信能力と受信機の受信能
力とで共通な符号化方式を抽出する。そして、抽出され
た共通な符号化方式がMMR、MRの何れであるかをス
テップ406、414で判定し、その判定結果に応じて
進むステップ408、416、418で画情報の符号化
方式を決定する。
【0126】本第4実施例では、送信機が指示した符号
化方式はMMRであるので、ステップ402で肯定され
てステップ403へ進み、送信機の送信能力と受信機の
受信能力とで共通な符号化方式として、MR及びMHを
抽出する。これにより、ステップ406で否定判定され
た後、ステップ414で肯定判定されステップ416で
画情報の符号化方式をMRと決定する。即ち、送信機の
送信能力と受信機の受信能力との共通の符号化方式で最
も送信指示内容(MMR)に近い符号化方式であるMR
に決定される。
【0127】なお、送信機から高速NSS及びNSFが
再送されてきた場合には、ステップ233で肯定判定さ
れてステップ201へ戻り、再送された高速NSSに設
定された送信指示パラメータ及びNSFに設定された送
信能力パラメータに基づいて、再度上記の解像度、記録
紙サイズ、符号化方式等の受信パラメータの選択処理を
行う。これにより、送信機側で送信したいパラメータ等
に変更が生じても、最終的に変更されたパラメータに基
づいて最適の通信パラメータを選択することができる。
【0128】一方、送信機も、受信機から受信能力パラ
メータが設定された高速NSFを受信すると(ステップ
116)、送信指示パラメータ、送信能力パラメータ及
び受信したNSFに設定された受信能力パラメータに基
づいて、ステップ121で上記の解像度チェック2のサ
ブルーチン、ステップ123で上記のサイズチェック2
のサブルーチン、ステップ125で上記の符号化方式チ
ェック2のサブルーチンを順に実行し、各々解像度、サ
イズ、符号化方式を決定する。上記3つのパラメータ決
定の処理は、既に述べた受信機における処理(ステップ
211、213、215)と同様であるので説明を省略
する。
【0129】以上の説明から明らかなように、本第4実
施例では受信機及び送信機の各々において受信及び送信
のパラメータを決定するので、例えば送信機側で送信パ
ラメータを決定し、決定したパラメータを画情報の直前
のフレーム0に設定して受信機へ送信する等の手順を行
う必要はない。
【0130】即ち、送信機では図10に示すようにステ
ップ134の他のパラメータの決定の後、決定したパラ
メータを画情報の直前のフレーム0に設定して受信機へ
送信することなく、ステップ138の画情報の送信を行
う。これに伴い、受信機では図15に示すようにステッ
プ234でFCDフレームを受信した場合に、フレーム
0に入ったNSSを受信したか否かの判定及び受信した
場合の該NSSの解析を行うことなく、ステップ240
へ進み受信した画情報の蓄積を行う。
【0131】以上のように本第4実施例によれば、決定
したパラメータの通信を行わないので、通信される情報
量を減らすことができ、ネゴシエーションに要する時間
をより短縮することができる。
【0132】なお、前述した第2実施例のように送信機
側で送信指示パラメータが決定していない場合、上記ス
テップ103では予め定められた未決定時送信パラメー
タが設定されたNSSを作成することができる。即ち、
図16のフローチャートのように、ステップ101にお
いて上記の未決定時送信パラメータが設定されたNSS
を作成し、ステップ104へ進んで送信能力パラメータ
が設定されたNSFを作成する。次のステップ105で
通信速度を示した信号を送信した後に、ステップ107
では上記の未決定時送信パラメータが設定されたNSS
及び送信能力パラメータが設定されたNSFを受信機へ
送信する。そして、次のステップ108で受信機からレ
スポンス信号を受信した後に、ステップ116の高速N
SFの受信判定を行う。ここで、受信機側が短縮プロト
コルを実行できない機種である等により高速NSFを受
信しなかった場合、ステップ118へ進み通常通信へ切
り換えることができる。
【0133】これにより、送信機において送信指示パラ
メータが決定する前に、受信機への高速NSS及びNS
Fの送信及び受信機からの高速NSFの受信判定を行
い、基本的なネゴシエーションを実行することができ
る。特に、受信機側が短縮プロトコルを実行できない機
種である等により送信機で高速NSFを受信しなかった
場合には、早急に通常通信へ切り換えることができ、通
信時間をより短縮することができる。
【0134】また、ステップ116で高速NSFが受信
された場合、ステップ117で送信指示パラメータが決
定したか否かの判定を再度行い、送信指示パラメータが
決定していない場合には、ステップ119で送信指示パ
ラメータ決定のための所定時間のタイムアウト判定され
ると、ステップ132で低速DCNを受信機へ送信した
後、通信を終了する。
【0135】これにより、送信機において送信指示パラ
メータ決定のための所定時間以内に送信指示パラメータ
が決定しなかった場合に、何らかのエラーが発生したと
みなし、通信を終了させることができ、無駄な通信の待
ち時間を削減することができる。
【0136】〔第5実施例〕次に、本発明の第5実施例
を説明する。本第5実施例に係るファクシミリ装置の構
成は、先に説明した図1と同一であるので、説明を省略
し、以下、本第5実施例の作用について、第4実施例と
異なる部分のみ説明する。
【0137】本第5実施例の受信機は図17に示すよう
に、ステップ224で他の受信パラメータを決定した
後、ステップ227へ進み、受信能力パラメータではな
く、決定した全ての受信パラメータが設定されたNSF
を作成する。そして、次のステップ228でレスポンス
信号を送信した後、ステップ230で上記受信パラメー
タが設定された高速NSFを送信機へ送信する。
【0138】一方、送信機は図18に示すように、ステ
ップ116で受信機からの高速NSFを受信した場合、
次のステップ117では受信したNSFに設定されたパ
ラメータを送信パラメータとして決定する。即ち、送信
機では送信パラメータを決定するための解像度チェック
やサイズチェック等の処理を行わず、受信機が決定した
パラメータを送信パラメータとして決定する。
【0139】以上のように本第5実施例によれば、通信
パラメータを送信機、受信機の各々で決定する必要はな
く、送信機側の処理を軽減することができる。従って、
送信機の処理能力が受信機の処理能力に比べてかなり低
い場合等には、ネゴシエーションに要する処理時間を短
縮するために有効である。
【0140】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1乃至3に
記載された発明によれば、最初に送信機から送信したい
パラメータを受信機へ通知するので、ネゴシエーション
の対象を上記送信したいパラメータに絞りこみ、受信能
力と照らし合わせて迅速にネゴシエーションを実行する
ことができる。これにより、ネゴシエーションに要する
時間を短縮することができる、という効果が得られる。
【0141】請求項4記載の発明によれば、受信機側で
画情報を受信する際の通信パラメータは、送信機側で選
択された通信パラメータを受信することによって得るこ
とができ、受信機では最適の通信パラメータの選択をす
る必要が無くなる、という効果が得られる。
【0142】請求項5記載の発明によれば、無駄な選択
処理を省き、かつ確実なネゴシエーションを行うことが
できる、という効果が得られる。
【0143】請求項6記載の発明によれば、通信パラメ
ータが決定するまでの時間をかせぐことができる、とい
う効果が得られる。
【0144】請求項7記載の発明によれば、受信能力に
応じた通信パラメータ群のデータ量を減らすことがで
き、ネゴシエーションにおける通信時間を更に短縮する
ことができる、という効果が得られる。
【0145】請求項8乃至10に記載された発明によれ
ば、最初に送信機から送信したい通信パラメータ及び送
信能力の通信パラメータを受信機へ通知するので、ネゴ
シエーションの対象を上記送信したい通信パラメータに
絞りこみ、更に送信能力及び受信能力に照らし合わせて
迅速にネゴシエーションを行うことができる。また、受
信機側で、送信したい通信パラメータ、送信能力に応じ
た通信パラメータ及び自機の受信能力に応じた通信パラ
メータに基づいて最適な通信パラメータを選択すること
ができ、受信機が該最適な通信パラメータを送信機へ送
信することにより、送信機は最適の通信パラメータに従
って所定の画情報を受信機へ送信することができる、と
いう効果が得られる。
【0146】請求項11乃至13に記載された発明によ
れば、最初に送信機から送信したい通信パラメータ及び
送信能力の通信パラメータを受信機へ通知するので、ネ
ゴシエーションの対象を上記送信したい通信パラメータ
に絞りこみ、更に送信能力及び受信能力に照らし合わせ
て迅速にネゴシエーションを行うことができる。また、
送信機と受信機の双方で、送信したい通信パラメータ、
送信能力に応じた通信パラメータ及び受信能力に応じた
通信パラメータに基づき、最適な通信パラメータを選択
することができ、最適な通信パラメータの送受信が不要
になる、という効果が得られる。
【0147】請求項14記載の発明によれば、通信パラ
メータが決定するまでの時間をかせぐことができる、と
いう効果が得られる。
【0148】請求項15記載の発明によれば、相手機
(送信機)側で送信したい通信パラメータ等が変更さ
れ、該変更された送信したい通信パラメータ等が相手機
から再送されてきた場合でも、最終的に変更されたパラ
メータに基づいて最適の通信パラメータが選択され、該
最適の通信パラメータに従って画情報を受信することが
できる、という効果が得られる。
【0149】請求項16記載の発明によれば、送信した
い通信パラメータと送信能力に応じた通信パラメータと
の両方が、単一の制御信号により一度に送信されるよう
にすることで、本来制御信号を2回送信するべき送信手
順が簡素化され、ネゴシエーションに要する時間をさら
に短縮することができる、という効果が得られる。
【0150】請求項17記載の発明によれば、各種通信
パラメータを高速に送受信することにより、ネゴシエー
ションにおける通信時間の短縮を図ることができる、と
いう効果が得られる。
【0151】請求項18記載の発明によれば、画情報の
送信が可能か否かを判断し、画情報の送信が不可能であ
る場合には、画情報の送信側から速やかに通信を中止さ
せることができる、という効果が得られる。
【0152】請求項19記載の発明によれば、画情報の
受信が可能か否かを判断し、画情報の受信が不可能であ
る場合には、画情報の受信側から速やかに通信を中止さ
せることができる、という効果が得られる。
【0153】請求項20記載の発明によれば、画情報の
受信が可能か否かを判断し、画情報の受信が不可能であ
る場合には、画情報を送信する側、受信する側の双方で
画情報の受信が不可能であることを認識することがで
き、速やかに通信を中止させることができる、という効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1乃至第5実施例のファクシミリ装置10を
示すブロック図である。
【図2】第1実施例における送信機側の制御ルーチンを
示す流図である。
【図3】解像度チェックのサブルーチンを示す流図であ
る。
【図4】サイズチェックのサブルーチンを示す流図であ
る。
【図5】符号化方式チェックのサブルーチンを示す流図
である。
【図6】第1及び第2実施例における受信機側の制御ル
ーチンの前半部を示す流図である。
【図7】第1及び第2実施例における受信機側の制御ル
ーチンの後半部を示す流図である。
【図8】第2実施例における送信機側の制御ルーチンを
示す流図である。
【図9】(A)は、第3実施例における受信能力パラメ
ータが設定されたNSFの構成を示す図であり、(B)
は、従来の受信能力パラメータが設定されたNSFの構
成を示す図である。
【図10】第4実施例における送信機側の制御ルーチン
を示す流図である。
【図11】解像度チェック2のサブルーチンを示す流図
である。
【図12】サイズチェック2のサブルーチンを示す流図
である。
【図13】符号化方式チェック2のサブルーチンを示す
流図である。
【図14】第4実施例における受信機側の制御ルーチン
の前半部を示す流図である。
【図15】第4及び第5実施例における受信機側の制御
ルーチンの後半部を示す流図である。
【図16】第4実施例の変形例における送信機側の制御
ルーチンを示す流図である。
【図17】第5実施例における受信機側の制御ルーチン
の前半部を示す流図である。
【図18】第5実施例における送信機側の制御ルーチン
を示す流図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置 12 CPU 16 RAM 20 操作表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手塚 芳明 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 榊 浩亮 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 川畑 広隆 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機における送信したい通信パラメー
    タを受信機へ送信し、 前記受信機は該受信機が有する受信能力に応じた通信パ
    ラメータを送信機へ送信し、 送信機は前記送信したい通信パラメータ及び前記受信能
    力に応じた通信パラメータに基づいて最適の通信パラメ
    ータを選択し、該最適の通信パラメータに従って所定の
    画情報を受信機へ送信する、 ことを特徴とするファクシミリ通信方法。
  2. 【請求項2】 自機において送信したい通信パラメータ
    を相手機へ送信する第1の送信手段と、 相手機における受信能力に応じた通信パラメータを受信
    する第1の受信手段と、 前記送信したい通信パラメータ及び前記受信能力に応じ
    た通信パラメータに基づいて、最適の通信パラメータを
    選択する第1の選択手段と、 該最適の通信パラメータに従って所定の画情報を相手機
    へ送信する第1の画情報送信手段と、 を備えたファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 相手機における送信したい通信パラメー
    タを受信する第2の受信手段と、 自機における受信能力に応じた通信パラメータを相手機
    へ送信する第2の送信手段と、 前記送信したい通信パラメータ及び前記受信能力に応じ
    た通信パラメータに基づいて、最適の通信パラメータを
    選択する第1の選択手段と、 該最適の通信パラメータに従って所定の画情報を相手機
    から受信する第1の画情報受信手段と、 を備えたファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の画情報送信手段は、前記画情
    報の直前に前記最適の通信パラメータを相手機へ送信す
    ることを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の選択手段は、前記第1の画情
    報受信手段により前記画情報の直前で受信する予定のパ
    ラメータについては最適の通信パラメータの選択を行わ
    ず、前記第1の画情報受信手段により受信されたパラメ
    ータを最適の通信パラメータとして選択する、 ことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 送信したい通信パラメータを決定する決
    定手段を更に備え、 前記第1の送信手段は、前記決定手段により送信したい
    通信パラメータが決定されていない場合、予め定められ
    た未決定時パラメータを送信しておき、前記決定手段に
    より送信したい通信パラメータが決定された時点で、該
    送信したい通信パラメータの送信に切り換える、 ことを特徴とする請求項2記載のファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 受信能力に応じた通信パラメータ群を設
    定する設定手段を更に備え、 該設定手段は、前記第2の受信手段により受信された送
    信したい通信パラメータで指示されていない能力につい
    ては、受信能力に応じた通信パラメータ群に設定せず、 前記第2の送信手段は、前記設定手段により設定された
    受信能力に応じた通信パラメータ群を相手機へ送信す
    る、 ことを特徴とする請求項3記載のファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 送信機における送信したい通信パラメー
    タ及び送信能力に応じた通信パラメータを受信機へ送信
    し、 前記受信機は前記送信したい通信パラメータ、前記送信
    能力に応じた通信パラメータ及び該受信機が有する受信
    能力に応じた通信パラメータに基づいて最適の通信パラ
    メータを選択し、該最適の通信パラメータを送信機へ送
    信し、 送信機は受信機から受信した最適の通信パラメータに従
    って所定の画情報を受信機へ送信し、 受信機は前記最適の通信パラメータに従って所定の画情
    報を送信機から受信する、 ことを特徴とするファクシミリ通信方法。
  9. 【請求項9】 自機において送信したい通信パラメータ
    及び送信能力に応じた通信パラメータを相手機へ送信す
    る第3の送信手段と、 相手機からの最適の通信パラメータを受信する第3の受
    信手段と、 前記最適の通信パラメータに従って所定の画情報を相手
    機へ送信する第2の画情報送信手段と、 を備えたファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 相手機における送信したい通信パラメ
    ータ及び送信能力に応じた通信パラメータを受信する第
    4の受信手段と、 前記送信したい通信パラメータ、前記送信能力に応じた
    通信パラメータ及び自機における受信能力に応じた通信
    パラメータに基づいて最適の通信パラメータを選択する
    第2の選択手段と、 該最適の通信パラメータを相手機へ送信する第4の送信
    手段と、 該最適の通信パラメータに従って所定の画情報を相手機
    から受信する第2の画情報受信手段と、 を備えたファクシミリ装置。
  11. 【請求項11】 送信機における送信したい通信パラメ
    ータ及び送信能力に応じた通信パラメータを受信機へ送
    信し、 前記受信機は該受信機が有する受信能力に応じた通信パ
    ラメータを送信機へ送信し、 送信機及び受信機の各々は前記送信したい通信パラメー
    タ、前記送信能力に応じた通信パラメータ及び前記受信
    能力に応じた通信パラメータに基づいて最適の通信パラ
    メータを選択し、 送信機は送信機で選択した最適の通信パラメータに従っ
    て所定の画情報を受信機へ送信し、 受信機は受信機で選択した最適の通信パラメータに従っ
    て所定の画情報を受信する、 ことを特徴とするファクシミリ通信方法。
  12. 【請求項12】 自機において送信したい通信パラメー
    タ及び送信能力に応じた通信パラメータを相手機へ送信
    する第3の送信手段と、 相手機における受信能力に応じた通信パラメータを受信
    する第1の受信手段と、 前記送信したい通信パラメータ、前記送信能力に応じた
    通信パラメータ及び前記受信能力に応じた通信パラメー
    タに基づいて、最適の通信パラメータを選択する第2の
    選択手段と、 該最適の通信パラメータに従って所定の画情報を相手機
    へ送信する第2の画情報送信手段と、 を備えたファクシミリ装置。
  13. 【請求項13】 相手機における送信したい通信パラメ
    ータ及び送信能力に応じた通信パラメータを受信する第
    4の受信手段と、 自機における受信能力に応じた通信パラメータを相手機
    へ送信する第2の送信手段と、 前記送信したい通信パラメータ、前記送信能力に応じた
    通信パラメータ及び前記受信能力に応じた通信パラメー
    タに基づいて、最適の通信パラメータを選択する第2の
    選択手段と、 該最適の通信パラメータに従って所定の画情報を相手機
    から受信する第2の画情報受信手段と、 を備えたファクシミリ装置。
  14. 【請求項14】 送信したい通信パラメータを決定する
    決定手段を更に備え、 前記第3の送信手段は、前記決定手段により送信したい
    通信パラメータが決定されていない場合、予め定められ
    た未決定時パラメータを送信しておき、前記決定手段に
    より送信したい通信パラメータが決定された時点で、該
    送信したい通信パラメータの送信に切り換える、 ことを特徴とする請求項9又は請求項12に記載のファ
    クシミリ装置。
  15. 【請求項15】 前記第4の受信手段は相手機からの送
    信したい通信パラメータ及び送信能力に応じた通信パラ
    メータを繰り返し受信し、 前記第2の選択手段は送信したい通信パラメータ、送信
    能力に応じた通信パラメータ及び受信能力に応じた通信
    パラメータに基づいて、最適の通信パラメータを繰り返
    し選択し、 前記第2の画情報受信手段は、前記第2の選択手段によ
    り最後に選択された最適の通信パラメータに従って所定
    の画情報を相手機から受信する、 ことを特徴とする請求項10又は請求項13に記載のフ
    ァクシミリ装置。
  16. 【請求項16】 前記送信したい通信パラメータ及び前
    記送信能力に応じた通信パラメータの各々は、所定の伝
    搬機能を有する制御信号によって送信され、 かつ前記送信したい通信パラメータ及び前記送信能力に
    応じた通信パラメータは、単一の制御信号により一度に
    送信される、 ことを特徴とする請求項9又は請求項12に記載のファ
    クシミリ装置。
  17. 【請求項17】 相手機への通信パラメータの送信及び
    相手機からの通信パラメータの受信は、2400bps
    以上の高速の通信速度で行われることを特徴とする請求
    項2、3、9、10、12、13の何れか1項に記載の
    ファクシミリ装置。
  18. 【請求項18】 前記送信したい通信パラメータ及び前
    記受信能力に応じた通信パラメータに基づいて、相手機
    への前記画情報の送信が可能であるか否かを判断し、前
    記画情報の送信が不可能である場合に、相手機との通信
    を中止させる第1の制御手段を更に備えたことを特徴と
    する請求項2、9、12の何れか1項に記載のファクシ
    ミリ装置。
  19. 【請求項19】 前記送信したい通信パラメータ及び前
    記受信能力に応じた通信パラメータに基づいて、相手機
    からの前記画情報の受信が可能であるか否かを判断し、
    前記画情報の受信が不可能である場合、相手機との通信
    を中止させる第2の制御手段を更に備えたことを特徴と
    する請求項3、10、13の何れか1項に記載のファク
    シミリ装置。
  20. 【請求項20】 前記送信したい通信パラメータ及び前
    記受信能力に応じた通信パラメータに基づいて、相手機
    からの前記画情報の受信が可能であるか否かを判断し、
    前記画情報の受信が不可能である場合、相手機から通信
    を中止させるための指示信号を相手機へ送信する第3の
    制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項3、1
    0、13の何れか1項に記載のファクシミリ装置。
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