JPH08205048A - 自動同調装置 - Google Patents

自動同調装置

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JPH08205048A
JPH08205048A JP7009738A JP973895A JPH08205048A JP H08205048 A JPH08205048 A JP H08205048A JP 7009738 A JP7009738 A JP 7009738A JP 973895 A JP973895 A JP 973895A JP H08205048 A JPH08205048 A JP H08205048A
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tuning
signal
video signal
frequency
audio
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JP7009738A
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Noboru Arikane
登 有兼
Tetsuo Sugano
哲生 菅野
Kimitoshi Hongo
公敏 本郷
Isamu Okugawa
勇 奥川
Katsushi Shimamoto
勝史 島本
Junichi Hamada
順一 濱田
Keiichiro Shirakashi
啓一郎 白樫
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 チューナー回路のチューニングモードの自動
切替え、およびチューニング時あるいはチューニング完
了後における種々の信号情報の自動配置、およびユーザ
ーが任意に種々の信号情報を自動的に配置することが可
能な自動同調装置を得る。 【構成】 映像信号方式がNTSC方式かその他の方式
かを判別するSYNC判別回路11および、チューニン
グモードの切換えを行うチューニングモード切換回路1
2、カラーバースト信号(アイデント信号)S8を受
け、映像信号方式がPAL方式かSECAM方式かを判
別するカラー判別回路13を備えている。 【効果】 NTSC方式、PAL方式、SECAM方
式、SECAM−L方式については、ユーザーが同調手
段の同調モードを設定する必要がなくなるので、ユーザ
ーに負担をかけない自動同調装置が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動同調装置に関し、特
にVTRの自動同調装置において自動同調時の信号方式
の判別および、記憶した信号情報の処理を行う自動同調
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のVTR(VIDEO TAPE RECORDER)
の自動同調装置について図51〜図53を用いて説明す
る。図51は、従来のVTRの自動同調装置における主
要部分のブロック図であり、図52は、その動作につい
てのフローチャートである。また、図53は、チューニ
ング時のステーション番号(便宜的な放送局番号)とチ
ューニング完了後のポジション番号(放送局を選択する
ためのVTR装置上の便宜的な番号)の関係を示す。
【0003】図51において、2は外部からの制御信号
により映像信号方式に対応した切替えが可能なチューナ
ー回路、3はチューナー回路2からコンポジットの映像
信号S1を受けて、信号処理を行う同期信号(SYNCHRON
IZING SIGNAL:SYNCと略記)分離回路を含む映像信
号処理回路(図中ではY/Cと略記)、4はチューナー
回路2からの受信信号により放送局の有無を検知するA
FT検出回路、5はチューニングコントロール回路、6
はメモリ回路であり、チューニングコントロール回路5
とメモリ回路6を備えてシステムコントローラ7が構成
されている。8は入力信号の搬送方式に合わせてチュー
ニングコントロール回路5の動作を切換えるための入力
信号方式切換えスイッチである。
【0004】次に図52および図53を用いて動作につ
いて説明する。まず、自動同調(以下オートチューニン
グと呼称)の動作を図53のフローチャートを用いて説
明する。ユーザーから、自動同調(以下オートチューニ
ングと呼称)のコマンドをシステムコントローラ7が受
けると、初期設定として、チューナー回路2のチューニ
ングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリー
のアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステ
ップST1)。
【0005】次にチューナー回路2に対してチューニン
グコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニン
グ周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
【0006】この時、その周波数の信号を発信している
放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力
であるAFT(AUTOMATICFINETUNING:自動微同調)信
号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有
無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロ
ール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST
3)。
【0007】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
4)。ここで、チューニングデータとは周波数に関する
データを示す。
【0008】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST5)。
【0009】一方、AFT信号S4とSYNC信号S2
が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチュー
ニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニ
ングが終了したか否かの判別を行う(ステップST
6)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に
達していればチューニングを終了するが、そうでない場
合はステップST2の動作を再び行う。ステップST2
〜ST6までの動作を繰り返し、チューニング周波数の
上限に達するとチューニングを終了する。
【0010】チューニングにより得られたチューニング
データは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシ
ステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り
当てられチューニングモードが終了する。
【0011】以上説明したオートチューニングにより得
られた結果は図53のように表される。図53は、メモ
リ6のアドレスのステーション番号と、そこに記憶され
たチューニングデータを示し、かつ、ステーション番号
と選局のためのポジション番号との関係を示している。
【0012】図53において、ステーション番号「0」
〜「3」には、チューニングデータとしてそれぞれ「B
局」、「D局」、「C局」、「A局」の発信周波数に相
当する周波数データが記憶されていることを示してい
る。一方、ステーション番号「4」〜「99」には、記
憶されるべきデータが存在しない、すなわち放送局が存
在していないことを示している。
【0013】これらは、選局のためのシステムにおいて
は、ポジション番号「0」〜「3」には、それぞれ「B
局」、「D局」、「C局」、「A局」の発信周波数に相
当する周波数データが記憶され、ポジション番号「4」
〜「99」は、データの読み出しをする必要がないので
スキップされている。
【0014】ユーザーは、オートチューニングを終了し
た時点から、VTRの選局システムを使用することがで
き、ポジション番号に対応するスイッチを選択すること
で、チューニングされた信号を得ることができる。ただ
し、オートチューニングにおいてはPAL方式で伝送さ
れる信号のみについてチューニング動作がなされている
ので、PAL方式以外の伝送方式で伝送される信号は得
ることができない。PAL方式以外の伝送方式の信号を
チューニングしたい場合は、チューニングコントロール
回路5に接続された入力信号方式切換えスイッチ8を切
り換えることで、チューニングコントロール回路5は入
力信号方式切換えのための制御信号SCONをチューナ
ー回路2に与えることになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動同調装置は
以上のように構成されているので、入力信号の伝送方式
については、初期設定でPAL方式に設定されており、
PAL方式以外の伝送方式の信号をチューニングする場
合は、オートチューニング完了後に、ユーザーが入力信
号方式切換えスイッチ8を手動で切替えて、再チューニ
ングを行なわなくてはならないという問題があった。
【0016】また、オートチューニング時には、周波数
に関するデータのみが記憶されるので、チューニングさ
れた放送局の種類や信号の強弱、国によって異なる音声
信号方式や映像信号方式に関してのデータがないため
に、オートチューニング完了後、これらの相違によるポ
ジションの選択をユーザーに強いることになるなどの問
題点があった。
【0017】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、チューナー回路のチューニング
モードを、自動的に音声信号方式および映像信号方式に
対応させて切替えたり、チューニング時あるいはチュー
ニング完了後に、予め設定されたポジション番号に対応
させて種々の信号情報を自動的に配置したり、あるいは
ユーザーの欲するポジション番号に対応させて種々の信
号情報を自動的に配置したりすることが可能な自動同調
装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の自動同調装置は、少なくとも映像信号を含む放送電
波から所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同
調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像
信号に含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段
と、前記同調手段からの受信信号により放送局の有無を
検知するAFT検出手段と、映像信号処理手段からの前
記同期信号および前記AFT検出手段からのAFT信号
を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御
手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同
調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段
とを備える自動同調装置であって、前記同調手段から出
力される前記映像信号を受けて、前記映像信号に含まれ
るテキストデータをデコードするテキストデータデコー
ダを備え、前記同調制御手段において、前記デコードさ
れたテキストデータによって前記同調手段を制御すると
共に、前記デコードされたテキストデータから放送局を
特定する放送局情報を分離して、前記同調周波数に関す
るデータと共に前記記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
【0019】本発明に係る請求項2記載の自動同調装置
は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャ
ネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力さ
れる前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期
信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段から
の受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手
段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記
AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手
段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手
段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に
関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装
置であって、前記同調手段から出力される前記映像信号
を受けて、前記映像信号に含まれるランダムノイズを検
出してノイズデータとして出力するノイズ検出手段を備
え、前記同調制御手段を介して、前記ノイズデータを前
記同調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶
することを特徴とする。
【0020】本発明に係る請求項3記載の自動同調装置
は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャ
ネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力さ
れる前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期
信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段から
の受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手
段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記
AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手
段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手
段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に
関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装
置であって、前記同調手段から出力される前記映像信号
を受けて、前記映像信号の信号品位を検出し、信号品位
データを出力する信号品位検出手段を備え、前記同調制
御手段を介して、前記信号品位データを前記同調周波数
に関するデータと共に前記記憶手段に記憶することを特
徴とする。
【0021】本発明に係る請求項4記載の自動同調装置
は、請求項1記載の自動同調装置において、前記映像信
号処理手段の前記映像信号出力側に接続され、前記記憶
手段に記憶された前記放送局情報を前記映像信号に重畳
するキャラクタゼネレータ手段をさらに備えることを特
徴とする。
【0022】本発明に係る請求項5記載の自動同調装置
は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャ
ネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力さ
れる前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期
信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段から
の受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手
段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記
AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手
段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手
段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に
関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装
置であって、前記映像信号処理手段からの前記同期信号
を受けて、1秒間あたりの前記同期信号のパルス数を計
数し、そのパルス数に応じて前記映像信号の信号方式を
判別するとともに、判別結果を同期信号判別信号として
出力する同期信号判別手段と、前記同期信号判別信号を
受け、前記同調手段の同調モードを前記映像信号の信号
方式に合わせて変更するための同調モード切換信号を出
力するとともに、前記同調制御手段に前記同期信号判別
信号を与える同調モード切換手段とを備え、前記同調手
段の同調モードを前記映像信号の信号方式に合わせて自
動的に変更するとともに、前記同調制御手段を介して、
前記同調手段の同調モードを前記同調周波数に関するデ
ータとともに前記記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
【0023】本発明に係る請求項6記載の自動同調装置
は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャ
ネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力さ
れる前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期
信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段から
の受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手
段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記
AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手
段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手
段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に
関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装
置であって、前記映像信号処理手段からの前記同期信号
を受けて、前記同期信号の後縁部に重畳するカラーバー
スト信号の周波数を計数し、その周波数に応じて前記映
像信号の信号方式を判別するとともに、判別結果をカラ
ー信号判別信号として出力するカラー信号判別手段と、
前記カラー判別信号を受け、前記同調手段の同調モード
を前記映像信号の信号方式に合わせて変更するための同
調モード切換信号を出力するとともに、前記同調制御手
段に前記カラー信号判別信号を与える同調モード切換手
段とを備え、前記同調手段の同調モードを前記映像信号
の信号方式に合わせて自動的に変更するとともに、前記
同調制御手段を介して、前記同調手段の同調モードを前
記同調周波数に関するデータとともに前記記憶手段に記
憶することを特徴とする。
【0024】本発明に係る請求項7記載の自動同調装置
は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャ
ネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力さ
れる前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期
信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段から
の受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手
段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記
AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手
段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手
段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に
関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装
置であって、前記映像信号処理手段からの前記同期信号
を受けて、1秒間あたりの前記同期信号のパルス数を計
数し、そのパルス数に応じて前記映像信号の信号方式を
判別するとともに、判別結果を同期信号判別信号として
出力する同期信号判別手段と、前記映像信号処理手段か
らの前記同期信号を受けて、前記同期信号の後縁部に重
畳するカラーバースト信号の周波数を計数し、その周波
数に応じて前記映像信号の信号方式を判別するととも
に、判別結果をカラー信号判別信号として出力するカラ
ー信号判別手段と、前記同期信号判別信号および前記カ
ラー信号判別信号を受け、前記同調手段の同調モードを
前記映像信号の信号方式に合わせて変更するための同調
モード切換信号を出力するとともに、前記同調制御手段
に前記同期信号判別信号および前記カラー判別信号を与
える同調モード切換手段とを備え、前記同調手段の同調
モードを前記映像信号の信号方式に合わせて自動的に変
更するとともに、前記同調制御手段を介して、前記同調
手段の同調モードを前記同調周波数に関するデータとと
もに前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0025】本発明に係る請求項8記載の自動同調装置
は、映像信号と音声信号とを含む放送電波から所定のチ
ャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力
される前記音声信号を受けて、前記音声信号の信号方式
に合わせて音声復調を行い、復調済み音声信号として出
力する音声処理手段と、前記同調手段からの受信信号に
より放送局の有無を検知するAFT検出手段と、復調済
み音声信号と前記AFT検出手段からのAFT信号を受
けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段
と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手
段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを
備える自動同調装置であって、前記音声処理手段は、前
記音声信号がそれぞれ並列して与えられる複数の音声復
調手段と、前記複数の音声復調手段にそれぞれ接続さ
れ、前記音声信号の信号方式に対応した周波数のうち、
互いに異なる1つの周波数のみを発振する電圧制御発振
手段とを有し、前記音声信号に対応した周波数を発振す
る電圧制御発振手段を有する音声復調手段のみが音声復
調を行うとともに、前記同調制御手段を介して、前記音
声信号に対応した周波数の値を前記同調周波数に関する
データと共に前記記憶手段に記憶することを特徴とす
る。
【0026】本発明に係る請求項9記載の自動同調装置
は、映像信号と音声信号とを含む放送電波から所定のチ
ャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力
される前記音声信号を受けて、前記音声信号の信号方式
に合わせて音声復調を行い、復調済み音声信号として出
力する音声処理手段と、前記同調手段からの受信信号に
より放送局の有無を検知するAFT検出手段と、復調済
み音声信号と前記AFT検出手段からのAFT信号を受
けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段
と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手
段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを
備える自動同調装置であって、前記音声処理手段は、音
声復調手段と、前記音声復調手段に接続され、前記音声
信号の信号方式に対応した種々の周波数を発振する電圧
制御発振手段と、前記音声復調手段の出力側に接続さ
れ、前記音声復調手段から前記復調済み音声信号が出力
されているか否かを判別し、その結果を同調制御手段に
与える音声検波手段とを有し、前記電圧制御発振手段に
前記音声信号に対応した周波数を発振させて音声復調を
行うとともに、前記同調制御手段を介して、前記音声信
号に対応した周波数の値を前記同調周波数に関するデー
タと共に前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0027】本発明に係る請求項10記載の自動同調装
置は、映像信号を含む放送電波から所定のチャネルを同
調選択する同調手段と、該同調手段から出力される前記
映像信号を受けて、前記映像信号に含まれる同期信号を
分離する映像信号処理手段と、前記同調手段からの受信
信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段と、
映像信号処理手段からの前記同期信号および前記AFT
検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手段の同
調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手段に接
続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に関する
データを記憶する記憶手段とを備える自動同調装置であ
って、前記同調手段から出力される前記映像信号を受け
て、前記映像信号に含まれるテキストデータをデコード
するテキストデータデコーダと、前記記憶手段に記憶さ
れた少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデー
タを含む記憶内容を、予め設定された順に自動的に並べ
替える、ソーティング制御手段とを備え、前記同調制御
手段において、前記デコードされたテキストデータによ
って前記同調手段を制御すると共に、前記デコードされ
たテキストデータから放送局を特定する放送局情報を分
離して、前記同調周波数に関するデータと共に前記記憶
手段に記憶し、前記放送局情報および対応する前記同調
周波数に関するデータを、予め設定された順に自動的に
並べ替えることを特徴とする。
【0028】本発明に係る請求項11記載の自動同調装
置は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチ
ャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力
される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同
期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段か
らの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出
手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前
記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調
手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御
手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数
に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調
装置であって、前記映像信号処理手段からの前記同期信
号を受けて、前記映像信号の信号方式を判別するととも
に、判別結果を映像信号方式情報として前記同調制御手
段に与える映像信号方式判別手段と、前記記憶手段に記
憶された少なくとも前記同調手段の同調周波数に関する
データを含む記憶内容を、予め設定された順に自動的に
並べ替える、ソーティング制御手段とを備え、前記同調
制御手段を介して、前記映像信号方式情報を前記同調周
波数に関するデータとともに前記記憶手段に記憶すると
ともに、前記映像信号方式情報および対応する前記同調
周波数に関するデータを、予め設定された順に自動的に
並べ替えることを特徴とする。
【0029】本発明に係る請求項12記載の自動同調装
置は、請求項11記載の自動同調装置において、前記映
像信号方式判別手段は、前記映像信号処理手段からの前
記同期信号を受けて、1秒間あたりの前記同期信号のパ
ルス数を計数し、そのパルス数に応じて前記映像信号の
映像信号方式を判別する同期信号判別手段を有し、前記
映像信号方式情報は、判別結果として前記同期信号判別
手段から出力される同期信号判別信号である。
【0030】本発明に係る請求項13記載の自動同調装
置は、請求項11記載の自動同調装置において前記映像
信号方式判別手段は、前記映像信号処理手段からの前記
同期信号を受けて、前記同期信号の後縁部に重畳するカ
ラーバースト信号の周波数を計数し、その周波数に応じ
て前記映像信号の映像信号方式を判別するカラー信号判
別手段を有し、前記映像信号方式情報は、判別結果とし
て前記カラー信号判別手段から出力されるカラー信号判
別信号である。
【0031】本発明に係る請求項14記載の自動同調装
置は、請求項11記載の自動同調装置において、前記映
像信号方式判別手段は、前記映像信号処理手段からの前
記同期信号を受けて、1秒間あたりの前記同期信号のパ
ルス数を計数し、そのパルス数に応じて前記映像信号の
映像信号方式を判別する同期信号判別手段と、前記映像
信号処理手段からの前記同期信号を受けて、前記同期信
号の後縁部に重畳するカラーバースト信号の周波数を計
数し、その周波数に応じて前記映像信号の映像信号方式
を判別するカラー信号判別手段とを有し、前記映像信号
方式情報は、判別結果として前記同期信号判別手段およ
び前記カラー信号判別手段から出力される同期信号判別
信号およびカラー信号判別信号である。
【0032】本発明に係る請求項15記載の自動同調装
置は、音声信号と映像信号を含む放送電波から所定のチ
ャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力
される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同
期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段か
らの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出
手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前
記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調
手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御
手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数
に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調
装置であって、前記同調手段から出力される前記音声信
号を受けて、前記音声信号の信号方式を判別するととも
に、判別結果を音声信号方式情報として前記同調制御手
段に与える音声信号方式判別手段と、前記記憶手段に記
憶された少なくとも前記同調手段の同調周波数に関する
データを含む記憶内容を、予め設定された順に自動的に
並べ替える、ソーティング制御手段とを備え、前記同調
制御手段を介して、前記音声信号方式情報を前記同調周
波数に関するデータとともに前記記憶手段に記憶すると
ともに、前記音声信号方式情報および対応する前記同調
周波数に関するデータを、予め設定された順に自動的に
並べ替えることを特徴とする。
【0033】本発明に係る請求項16記載の自動同調装
置は、請求項15記載の自動同調装置において、前記音
声信号方式判別手段は、前記音声信号がそれぞれ並列し
て与えられる複数の音声復調手段と、前記複数の音声復
調手段にそれぞれ接続され、前記音声信号の信号方式に
対応した周波数のうち、互いに異なる1つの周波数のみ
を発振する電圧制御発振手段とを有し、前記音声信号方
式情報は、前記音声信号に対応した周波数を発振する電
圧制御発振手段の周波数の値である。
【0034】本発明に係る請求項17記載の自動同調装
置は、請求項15記載の自動同調装置において、前記音
声信号方式判別手段は、音声復調手段と、前記音声復調
手段に接続され、前記音声信号の信号方式に対応した種
々の周波数を発振する電圧制御発振手段と、前記音声復
調手段の出力側に接続され、前記音声復調手段から前記
復調済み音声信号が出力されているか否かを判別し、そ
の結果を同調制御手段に与える音声検波手段とを有し、
前記音声信号方式情報は、前記音声復調手段において前
記音声信号を復調するために、前記電圧制御発振手段が
発振する周波数の値である。
【0035】本発明に係る請求項18記載の自動同調装
置は、請求項10〜請求項17のいずれかに記載の自動
同調装置において、前記記憶手段に接続され、前記記憶
内容の並べ替え順を任意に設定する、ソート順序設定手
段をさらに備えている。
【0036】本発明に係る請求項19記載の自動同調装
置は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチ
ャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力
される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同
期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段か
らの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出
手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前
記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調
手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御
手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数
に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調
装置であって、前記同調手段から出力される前記映像信
号を受けて、前記映像信号の映像品位度を判別するとと
もに、判別結果を映像品位度情報として前記同調制御手
段に与える映像品位度判別手段と、前記記憶手段に記憶
された少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデ
ータを含む記憶内容を、所定の法則に従って順に自動的
に並べ替える、ソーティング制御手段とを備え、前記同
調制御手段を介して、前記映像品位度情報を前記同調周
波数に関するデータとともに前記記憶手段に記憶すると
ともに、前記映像品位度情報および対応する前記同調周
波数に関するデータを、前記映像品位度の良好な順に自
動的に並べ替えることを特徴とする。
【0037】本発明に係る請求項20記載の自動同調装
置は、請求項19記載の自動同調装置において、映像品
位度判別手段は、前記同調手段から出力される前記映像
信号を受けて、前記映像信号の信号品位を検出する映像
品位検出手段を有し、前記映像品位度情報は、判別結果
として前記映像品位検出手段から出力される映像品位信
号である。
【0038】
【作用】本発明に係る請求項1記載の自動同調装置によ
れば、同調制御手段において、デコードされたテキスト
データから放送局を特定する放送局情報を分離して、同
調周波数に関するデータと共に記憶手段に記憶すること
により、自動同調中および自動同調終了後に、必要に応
じて放送局情報を知ることができる。
【0039】本発明に係る請求項2記載の自動同調装置
によれば、ノイズデータを同調周波数に関するデータと
共に記憶手段に記憶することにより、自動同調中および
自動同調終了後に、必要に応じて放送電波の受信状況を
知ることができる。
【0040】本発明に係る請求項3記載の自動同調装置
によれば、自動同調中および自動同調終了後に必要に応
じて、単純なノイズだけでなく、妨害電波やゴースト電
波なども含めて放送電波の受信状況を知ることができ
る。
【0041】本発明に係る請求項4記載の自動同調装置
によれば、記憶手段に記憶された放送局情報を映像信号
に重畳するキャラクタゼネレータ手段をさらに備えるこ
とにより、受像画面上に放送局情報を表示させることが
できる。
【0042】本発明に係る請求項5記載の自動同調装置
によれば、同期信号判別手段により判別された映像信号
の信号方式に合わせて同調手段の同調モードを自動的に
変更するとともに、同調制御手段を介して、同調手段の
同調モードを同調周波数に関するデータとともに前記記
憶手段に記憶することにより、同期信号判別手段により
判別される映像信号の信号方式については、ユーザーが
同調手段の同調モードを設定する必要がなくなる。
【0043】本発明に係る請求項6記載の自動同調装置
によれば、カラー信号判別手段により判別された映像信
号の信号方式に合わせて同調手段の同調モードを自動的
に変更するとともに、同調制御手段を介して、同調手段
の同調モードを同調周波数に関するデータとともに前記
記憶手段に記憶することにより、カラー信号判別手段に
より判別される映像信号の信号方式については、ユーザ
ーが同調手段の同調モードを設定する必要がなくなる。
【0044】本発明に係る請求項7記載の自動同調装置
によれば、同期信号判別手段およびカラー信号判別手段
により判別された映像信号の信号方式に合わせて同調手
段の同調モードを自動的に変更するとともに、同調制御
手段を介して、同調手段の同調モードを同調周波数に関
するデータとともに前記記憶手段に記憶することによ
り、同期信号判別手段およびカラー信号判別手段により
判別される映像信号の信号方式については、ユーザーが
同調手段の同調モードを設定する必要がなくなる。
【0045】本発明に係る請求項8記載の自動同調装置
によれば、並列に設けられた音声復調手段のうち、音声
信号に対応した周波数を発振する電圧制御発振手段を有
する音声復調手段が音声復調を行うので、音声復調に費
やす時間が短く、自動同調中および自動同調終了後に、
放送電波を音声信号の信号方式によって判別することが
可能となる。
【0046】本発明に係る請求項9記載の自動同調装置
によれば、電圧制御発振手段に音声信号に対応した周波
数を発振させて音声復調を行うので、音声復調手段と電
圧制御発振手段の必要数が少なくて済み、自動同調中お
よび自動同調終了後に、放送電波を音声信号の信号方式
によって判別することが可能となる。
【0047】本発明に係る請求項10記載の自動同調装
置によれば、同調制御手段において、デコードされたテ
キストデータから放送局を特定する放送局情報を分離し
て、同調周波数に関するデータとともに前記記憶手段に
記憶するとともに、放送局情報および対応する同調周波
数に関するデータを、予め設定された順に自動的に並べ
替えることにより、ユーザーが放送局情報に対応させ
て、呼出番号を設定するなどの作業が不要となる。
【0048】本発明に係る請求項11記載の自動同調装
置によれば、同調制御手段を介して、映像信号方式情報
を同調周波数に関するデータとともに記憶手段に記憶す
るとともに、映像信号方式情報および対応する同調周波
数に関するデータを、予め設定された順に自動的に並べ
替えることにより、ユーザーが映像信号方式情報に対応
させて、呼出番号を設定するなどの作業が不要となる。
【0049】本発明に係る請求項12記載の自動同調装
置によれば、映像信号方式判別手段が、同期信号判別手
段を有し、映像信号方式情報を、判別結果として出力さ
れる同期信号判別信号とするので、同期信号判別手段に
より判別される映像信号の信号方式については、ユーザ
ーが映像信号方式情報に対応させて、呼出番号を設定す
るなどの作業が不要となる。
【0050】本発明に係る請求項13記載の自動同調装
置によれば、映像信号方式判別手段が、カラー信号判別
手段を有し、映像信号方式情報を、判別結果として出力
されるカラー信号判別信号とするので、カラー信号判別
手段により判別される映像信号の信号方式については、
ユーザーが映像信号方式情報に対応させて、呼出番号を
設定するなどの作業が不要となる。
【0051】本発明に係る請求項14記載の自動同調装
置によれば、映像信号方式判別手段が、同期信号判別手
段およびカラー信号判別手段を有し、映像信号方式情報
を、同期信号判別信号およびカラー信号判別信号とする
ので、同期信号判別手段およびカラー信号判別手段によ
り判別される映像信号の信号方式については、ユーザー
が映像信号方式情報に対応させて、呼出番号を設定する
などの作業が不要となる。
【0052】本発明に係る請求項15記載の自動同調装
置によれば、同調制御手段を介して、音声信号方式情報
を同調周波数に関するデータとともに記憶手段に記憶す
るとともに、音声信号方式情報および対応する同調周波
数に関するデータを、予め設定された順に自動的に並べ
替えることにより、ユーザーが音声信号方式情報に対応
させて、呼出番号を設定するなどの作業が不要となる。
【0053】本発明に係る請求項16記載の自動同調装
置によれば、音声信号方式判別手段が、音声信号がそれ
ぞれ並列して与えられる複数の音声復調手段と、複数の
音声復調手段にそれぞれ接続され、音声信号の信号方式
に対応した周波数のうち、互いに異なる1つの周波数の
みを発振する電圧制御発振手段とを有し、音声信号方式
情報を、音声信号に対応した周波数を発振する電圧制御
発振手段の周波数の値とするので、音声信号方式判別に
費やす時間が短い。
【0054】本発明に係る請求項17記載の自動同調装
置によれば、音声信号方式判別手段が、音声復調手段
と、音声復調手段に接続され、音声信号の信号方式に対
応した種々の周波数を発振する電圧制御発振手段と、音
声復調手段の出力側に接続され、音声復調手段から前記
復調済み音声信号が出力されているか否かを判別し、そ
の結果を同調制御手段に与える音声検波手段とを有し、
音声信号方式情報を、音声復調手段において音声信号を
復調するために、電圧制御発振手段が発振する周波数の
値するので、音声復調手段と電圧制御発振手段の必要数
が少なくて済む。
【0055】本発明に係る請求項18記載の自動同調装
置によれば、記憶手段に接続され、記憶内容の並べ替え
順を任意に設定する、ソート順序設定手段をさらに備え
るので、請求項10〜請求項17のいずれかに記載の自
動同調装置において、ユーザーが任意に記憶内容の並べ
替えを設定することができる。
【0056】本発明に係る請求項19記載の自動同調装
置によれば、同調制御手段を介して、映像品位度情報を
同調周波数に関するデータとともに記憶手段に記憶する
とともに、映像品位度情報および対応する同調周波数に
関するデータを、映像品位度の良好な順に自動的に並べ
替えることにより、ユーザーが映像品位度の良好な順に
対応させて、呼出番号を設定するなどの作業が不要とな
る。
【0057】本発明に係る請求項20記載の自動同調装
置によれば、映像品位度判別手段が、同調手段から出力
される映像信号を受けて、映像信号の信号品位を検出す
る映像品位検出手段を有し、映像品位度情報を、判別結
果として出力される映像品位信号とするので、単純なノ
イズだけでなく、妨害電波やゴースト電波なども含めて
映像品位度を判別することができる。
【0058】
【実施例】
<第1の実施例>図1に本発明に係る第1の実施例とし
てVTRの自動同調装置A1の構成を示す。図1におい
て、2Aはアンテナ1に接続されたチューナー回路、3
はチューナー回路2からコンポジットの映像信号S1を
受けて、信号処理を行うSYNC分離回路を含む映像信
号処理回路、4はチューナー回路2Aからの受信信号を
受け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチュ
ーナー回路2Aのチューニング動作を制御するチューニ
ングコントロール回路、6はチューニングコントロール
回路に接続されるメモリ回路であり、チューニングコン
トロール回路5とメモリ回路6を備えてシステムコント
ローラ7が構成されている。また、10は映像信号S1
を受け、放送局からの情報であるテレテキスト信号S5
を映像信号S1から取り出し、チューニングコントロー
ル回路5に与えるテキストデータデコーダ回路である。
【0059】次に、図2を用いてテキストデータデコー
ダ回路10の構成について説明する。図2において、テ
キストデータデコーダ回路10は、映像信号S1が与え
られるブランキング検知回路101とブランキングゲー
ト回路102、およびブランキングゲート回路102に
接続されテレテキスト信号S5を出力するテキストデー
タ検出回路103で構成される。
【0060】次に動作について説明する。ブランキング
検知回路101は、映像信号S1の同期信号近傍の映像
等の実信号のない部分(垂直帰線期間)を検知し、ブラ
ンキング信号S101をブランキングゲート回路102
に与える。ブランキングゲート回路102に与えられた
映像信号S1は、ブランキング信号S101に応じて、
同期信号近傍の映像等の実信号のない部分のみが取り出
され、テキストデータ検出回路103与えられ、テキス
トデータ検出回路103において、その部分に含まれる
テキストデータが読み出されて、テレテキスト信号S5
として出力される。
【0061】次に図3に示すフローチャートを用いて自
動同調装置A1の動作について説明する。ユーザーか
ら、オートチューニングのコマンドをシステムコントロ
ーラ7が受けると、初期設定として、チューナー回路2
AのチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ
6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設
定する(ステップST1)。
【0062】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT(AUTOMATIC FINE TUNING:自動微同調)信号S
4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を
示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール
回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
【0063】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)
をメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記
憶する(ステップST4)。
【0064】また、同時にテキストデータデコーダ回路
10において、コンポジットの映像信号S1から、信号
のブランキング期間に重畳されているテキスト情報をデ
コードし、デコードされたテレテキスト(文字放送)信
号S5がチューニングコントロール回路5へ入力される
(ステップST5)。
【0065】チューニングコントロール回路5におい
て、テレテキスト信号S5の中の放送局情報を取り出し
て、周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステー
ション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
6)。
【0066】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST7)。
【0067】一方、ステップST3において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST8)。このときの周波数がチュー
ニング周波数の上限に達していればチューニングを終了
するが、そうでない場合はステップST2の動作を再び
行い、ステップST2〜ST7までの動作を繰り返し、
チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終
了する。
【0068】チューニングにより得られたチューニング
データは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシ
ステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り
当てられチューニングモードが終了する。
【0069】本発明に係るVTRの自動同調装置A1
は、テキストデータデコーダ回路10を備え、システム
コントローラ7のメモリ6には、周波数に関するデータ
と共に放送局情報も記憶されているので、オートチュー
ニング動作時および動作終了後に、放送局情報としての
テレテキスト信号S5を利用して放送局の判別を行うこ
とができる。
【0070】なお、上記自動同調装置A1では、チュー
ニングコントロール回路5において、テレテキスト信号
S5の中の放送局情報を取り出す例を示したが、放送局
情報以外の情報でも良く、テレテキスト信号の全てを取
り出して記憶しても良い。一例として、テキストデータ
のエラーレートを計算して受信電界の状態を判別しても
良い。
【0071】また、上記自動同調装置A1では、オート
チューニング動作時のみ周波数に関するデータおよびテ
レテキスト信号の記憶を行なっているが、オートチュー
ニング終了後、現時点で受信している映像信号のテレテ
キスト信号をシステムコントローラ7に記憶させ、オー
トチューニング時のデータとの比較やデータの更新等を
行なっても良い。これにより、オートチューニング後に
受信電界の変化や、放送局の変化が起きた場合にも対応
することができる。
【0072】また、上記自動同調装置A1では、オート
チューニング動作における放送局の有無は、AFT信号
S4とSYNC信号S2との両方をシステムコントロー
ラ7に入力して判断しているが、例えばテレテキスト信
号S5の有無のみで判断してもよく、AFT信号S4の
みまたはSYNC信号S2のみで判断してもよい。
【0073】また、受信局の中でテレテキスト信号S5
を持たない放送局があった場合は、その旨をシステムコ
ントローラ7が記憶することができる。
【0074】なお、上記自動同調装置A1ではオートチ
ューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を
上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なって
もかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(B
AND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニ
ングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニ
ングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わ
ってもよい。
【0075】また、チューニングコントロール回路5か
ら出力されるチューニングコントロール信号S3は、直
流電圧あるいはPWMパルス、あるいはシリアルデータ
などである。
【0076】<第2の実施例>図4に本発明に係る第2
の実施例としてVTRの自動同調装置A2の構成を示
す。図4において、第1の実施例として図1に示した自
動同調装置A1のテキストデータデコーダ回路10の代
わりに、受信信号のノイズ量を検知してノイズデータS
6として出力するノイズ検出回路20が設けられてい
る。なお、図1に示した自動同調装置A1と同一の構成
については、同一の符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0077】次に、図5を用いてノイズ検出回路20の
構成について説明する。図5において、ノイズ検出回路
20は映像信号S1を反転して遅延させる反転遅延回路
201と、映像信号S1と映像信号S1の反転遅延信号
S201を受けてノイズを増幅するノイズ増幅回路20
2とで構成されている。反転遅延回路201は映像信号
のラインに並列に設けられ、1水平走査期間(以後1H
と略記)分の遅延(64μs)を与え、反転させて反転
遅延信号S201として映像信号S1に与える。
【0078】映像信号S1は1Hごとに相関関係がある
ため、反転遅延信号S201が与えられると、映像信号
S1自体が消滅し、ランダムノイズのみが残ることにな
る。このランダムノイズをノイズ増幅回路202で増幅
することで、ノイズデータS6が得られる。
【0079】次に、図6に示すフローチャートを用いて
自動同調装置A2の動作について説明する。ユーザーか
ら、オートチューニングのコマンドをシステムコントロ
ーラ7が受けると、初期設定として、チューナー回路2
AのチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ
6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設
定する(ステップST1)。
【0080】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
2)。
【0081】この時、その周波数の信号を発信している
放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力
であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離
された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チュー
ニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ス
テップST3)。
【0082】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)
をメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記
憶する(ステップST4)。
【0083】また、同時にノイズ検出回路20の出力で
あるノイズデータS6がチューニングコントロール回路
5へ入力される(ステップST5)。
【0084】チューニングコントロール回路5におい
て、ノイズデータS6を周波数に関するデータと同様に
メモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶
する(ステップST6)。
【0085】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST7)。
【0086】一方、ステップST3において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST8)。このときの周波数がチュー
ニング周波数の上限に達していればチューニングを終了
するが、そうでない場合はステップST2の動作を再び
行い、ステップST2〜ST7までの動作を繰り返し、
チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終
了する。
【0087】チューニングにより得られたチューニング
データは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシ
ステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り
当てられチューニングモードが終了する。
【0088】本発明に係るVTRの自動同調装置A2
は、ノイズ検出回路20を備え、システムコントローラ
7のメモリ6には、周波数に関するデータと共に受信状
況の情報としてノイズデータS6も記憶されているの
で、オートチューニング動作時および動作終了後に、受
信局の受信状況を知ることができ、更に他の受信局との
比較や受信電界の判別を行なうことができる。
【0089】なお、以上説明した自動同調装置A2は、
ノイズ検出回路20において、一般的な振幅方向のノイ
ズを増幅するノイズ増幅器202を備え、コンポジット
の映像信号S1に対するノイズ量を検知する構成を示し
たが、ノイズ増幅器202の代わりに音声信号のノイズ
レベルを検知する手段や、復調前の映像信号や音声信号
のノイズレベルを検知する手段や、受信電界により変化
するRF−AGC(チューナー系の感度を一定とするAu
tomatic Gain Cntrol)のレベルを検知する手段を用い
ても良く、また、SYNC信号S2のエッジを検出し
て、これのS/N比を計算する手段や、垂直同期信号の
み検出して、これのS/N比を検知する手段を用いても
良い。
【0090】また、上記自動同調装置A2では、オート
チューニング動作時のみ周波数に関するデータおよびノ
イズデータの記憶を行なっているが、オートチューニン
グ終了後、現時点で受信している映像信号のノイズデー
タをシステムコントローラ7に記憶させ、オートチュー
ニング時のデータとの比較やデータの更新等を行なって
も良い。これにより、オートチューニング後に受信電界
の変化や、放送局の変化が起きた場合にも対応すること
ができる。
【0091】また、上記自動同調装置A2ではオートチ
ューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を
上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なって
もかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(B
AND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニ
ングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニ
ングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わ
ってもよい。
【0092】また、チューニングコントロール回路5か
ら出力されるチューニングコントロール信号S3は、直
流電圧あるいはPWMパルス、あるいはシリアルデータ
などである。
【0093】<第3の実施例>図7に本発明に係る第3
の実施例としてVTRの自動同調装置A3の構成を示
す。図7において、第1の実施例として図1に示した自
動同調装置A1のテキストデータデコーダ回路10の代
わりに、映像品位検出回路30が設けられている。な
お、図1に示した自動同調装置A1と同一の構成につい
ては、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0094】ここで、映像品位検出回路30について説
明する。図8は映像品位検出回路30の構成を示すブロ
ック図である。図8において301はチューナー回路2
Aから出力される映像信号S1の中の実信号のないブラ
ンキング部分を検知するブランキング検知回路であり、
302はブランキング検出回路301により検知された
ブランキング信号S301に応じて、映像信号S1に対
してブランキング部分を通過させるブランキングゲート
回路であり、303はブランキング部分のみのノイズ成
分を検波するノイズ検波回路である。ノイズ検波回路3
03は、映像信号S1の実信号のないブランキング部分
のノイズ量に比例した映像品位データS7を出力する。
【0095】次にその動作について説明する。まず、ブ
ランキング検出回路301は、得られた映像信号S1に
対して、ブランキング部分の検知を行ない、その部分に
対応させてブランキング信号S301を出力する。さら
に映像信号S1は、ブランキング信号S301に応じて
ゲートを開閉し、ブランキング部分のみを通過させるブ
ランキングゲート回路302によって、ブランキング部
分のみが取り出されて、ノイズ検波回路303により、
ブランキング部分のみのノイズ検波が行なわれる。この
ように、映像信号S1のブランキング部分のみのノイズ
検波出力を、受信信号の映像品位データS7とすること
により、単純なノイズ検知の他に妨害信号等の有無も検
知でき、またゴースト等の判定が可能となり、受信信号
の品位を正確に判別することができる。
【0096】次に図9に示すフローチャートを用いて自
動同調装置A3の動作について説明する。ユーザーか
ら、オートチューニングのコマンドをシステムコントロ
ーラ7が受けると、初期設定として、チューナー回路2
AのチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ
6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設
定する(ステップST1)。
【0097】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST3)。
【0098】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)
をメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記
憶する(ステップST4)。
【0099】また、同時に、映像品位検出回路30にお
いて、この時点で受信されているコンポジットの映像信
号S1の映像品位を検知して、映像品位データS7とし
て出力し、チューニングコントロール回路5に与える
(ステップST5)。
【0100】この映像品位データS7を、周波数に関す
るデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」
のアドレスに記憶する(ステップST6)。
【0101】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST7)。
【0102】一方、AFT信号S4とSYNC信号S2
が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチュー
ニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニ
ングが終了したか否かの判別を行う(ステップST
8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に
達していればチューニングを終了するが、そうでない場
合はステップST2の動作を再び行う。
【0103】ステップST2〜ST7までの動作を繰り
返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニン
グを終了する。チューニングにより得られたチューニン
グデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のための
システムに与えられ、選局のためのポジション番号が振
り当てられチューニングモードが終了する。
【0104】本発明に係るVTRの自動同調装置A3
は、映像品位検出回路30を備え、システムコントロー
ラ7のメモリ6には、周波数に関するデータと共に受信
状況の情報として映像品位データS7も記憶されている
ので、オートチューニング動作時および動作終了後に、
受信局の受信状況を知ることができ、更に他の受信局と
の比較や受信電界の判別を行なうことができる。
【0105】なお、以上説明した自動同調装置A3は、
映像品位検出回路30において、ノイズ検波回路303
を用いて映像信号S1のブランキング部分のみのノイズ
成分を検波する例を示したが、チューナー回路から出力
される映像中間周波信号(Video Intermediate Freqenc
y:以後VIF信号と呼称)を検知する手段を用いても
良く、あるいはRF−AGCのレベルにて検知する手段
を用いてもよい。
【0106】また、上記自動同調装置A3では、オート
チューニング動作時のみ周波数に関するデータおよび映
像品位データの記憶を行なっているが、オートチューニ
ング終了後、現時点で受信している映像信号の映像品位
データをシステムコントローラ7に記憶させ、オートチ
ューニング時のデータとの比較やデータの更新等を行な
っても良い。これにより、オートチューニング後に受信
電界の変化や、放送局の変化が起きた場合にも対応する
ことができる。
【0107】なお、上記自動同調装置A3ではオートチ
ューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を
上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なって
もかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(B
AND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニ
ングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニ
ングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わ
ってもよい。
【0108】また、チューニングコントロール回路5か
ら出力されるチューニングコントロール信号S3は、直
流電圧あるいはPWMパルス、あるいはシリアルデータ
などである。
【0109】<第4の実施例>図10に本発明に係る第
4の実施例としてVTRの自動同調装置A4の構成を示
す。図10において、画面上に文字などを表示させるた
め、映像信号S1に対してデータを重畳させるキャラク
タゼネレータ回路(以後、CG回路と呼称)40が映像
信号処理回路3に接続され、CG回路40の出力は映像
信号出力端子9に与えられる。その他の構成は第1の実
施例として図1に示した自動同調装置A1と同様であ
り、自動同調装置A1と同一の構成については、同一の
符号を付し、重複する説明は省略する。
【0110】次に自動同調装置A4の動作について説明
する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドを
受けると、図3に示すフローチャートに従って自動同調
装置A1と同様のチューニング動作を行うと共に、テキ
ストデータデコーダ回路10を用いて、受信された放送
局信号から、テレテキスト信号S5を取り出し、システ
ムコントローラ7のメモリ6に、周波数に関するデータ
と共に放送局情報を記憶する。
【0111】そして、オートチューニング完了後に、再
び周波数に関するデータと共に、メモリ6から放送局情
報を読み出した時に、CG回路40を通して映像信号に
その放送局情報を重畳して受像画面に表示させる。
【0112】CG回路40は、ROMで構成される回路
であり、所定のドットのマトリクスからなる文字および
記号などが記憶されている。その構成は一般的であり、
周知であるので、詳細な説明は省略する。
【0113】図11に、受像画面SCに放送局情報を表
示する一例を示す。図11において、受像画面SCに現
在受信中の放送局の名称が「BBC1」として示されて
いる。これにより、ユーザーが受信された放送局情報を
知ることができる。
【0114】なお、本実施例では、オートチューニング
完了後、放送局情報を受像画面に出力しているが、オー
トチューニング時に表示させてもよい。また、受像画面
に出力させなくても、たとえば受像画面外の部分に蛍光
表示管や発光ダイオード、液晶表示等を設け、それらを
用いて放送局情報を表示させてもよい。
【0115】また、図10に示した自動同調装置A4で
は、テキストデータデコーダ回路10を用いて放送局信
号から、テレテキスト信号S5を取り出しているため、
画面表示内容が放送局情報となっているが、テキストデ
ータデコーダ回路10の代わりに、例えば第2の実施例
において説明した受信信号のノイズ量を検知するノイズ
検出回路20を設けることで、その出力であるノイズデ
ータS6が周波数に関するデータと共にメモリ6に記憶
されることになり、必要に応じてメモリ6からノイズデ
ータ106を読み出し、受像画面に表示することができ
る。
【0116】図12に、受像画面SCにノイズデータを
表示する一例を示す。図12において、受像画面SCに
受信信号のノイズレベルが数値およびグラフで示されて
いる。これにより、ユーザーが受信信号のノイズレベル
を知ることができる。
【0117】また、テキストデータデコーダ回路10の
代わりに、例えば第3の実施例において説明した受信信
号のノイズ量を検知する映像品位検出回路30を設ける
ことで、その出力である映像品位データS7が周波数に
関するデータと共にメモリ6に記憶されることになり、
必要に応じてメモリ6から映像品位データS7を読み出
し、受像画面に表示することができる。
【0118】図13に、受像画面SCに映像品位データ
を表示する一例を示す。図13において、受像画面SC
に受信信号の映像品位が数値およびグラフで示されてい
る。これにより、ユーザーが映像信号の映像品位(CLEA
R LEVEL)を知ることができ、例えばこの映像品位デー
タの画面表示を参考にしながら、室内/室外の空中線の
最適方向を知ることができる。
【0119】<第5の実施例>図14に本発明に係る第
5の実施例としてVTRの自動同調装置A5の構成を示
す。図14において、2はアンテナ1に接続され、外部
からの制御信号により入力信号方式に対応した切替えが
可能なチューナー回路、3はチューナー回路2からコン
ポジットの映像信号S1を受けて、信号処理を行うSY
NC分離回路を含む映像信号処理回路、4はチューナー
回路2からの受信信号を受け放送局の有無を検知するA
FT検出回路、5はチューナー回路2のチューニング動
作を制御するチューニングコントロール回路、6はチュ
ーニングコントロール回路に接続されるメモリであり、
11は映像信号処理回路3の出力であるSYNC信号S
2を受け、SYNC信号の数により映像信号方式がNT
SC方式かその他の方式かを判別するSYNC判別回
路、12はSYNC判別回路11の出力であるモード切
換第1制御信号S9を受け、チューナー回路2に対して
モード切換え信号S11を出力してチューニングモード
の切換えを行うチューニングモード切換回路であり、チ
ューニングコントロール回路5、メモリ6、SYNC判
別回路11、チューニングモード切換回路12を備えて
システムコントローラ7Aが構成されている。また、映
像信号処理回路3の出力の1つである、カラーバースト
信号(アイデント信号)S8を受け、映像信号方式がP
AL方式かSECAM方式かを判別し、その結果をモー
ド切換第2制御信号S10としてチューニングモード切
換回路12に与えるカラー判別回路13が設けられてい
る。
【0120】ここで、SYNC判別回路11はマイクロ
コンピュータなどにより1秒間当たりのSYNCの数
(パルス数)を計数する構成を有し、1秒間に60のS
YNCが計数された場合(60Hz)はNTSC方式、
1秒間に50のSYNCが計数された場合(50Hz)
はSECAM方式あるいはPAL方式であると判別す
る。
【0121】次に、カラー判別回路13について説明す
る。図15はカラー判別回路13の構成を示すブロック
図である。図15において、カラー判別回路13は1H
ごとにカラーバースト信号S8を通過させるバーストゲ
ート回路131と、バーストゲート回路131に接続さ
れ、4.43MHzの周波数のカラーバースト信号S8
のみを抜き取る周波数フィルタ132と、周波数フィル
タ132を通過した信号をDC変換するDC変換回路1
33と、DC変換回路133から出力されたままのDC
信号、および遅延回路134を介してDC変換回路13
3の出力を1H遅らせたDC信号とを比較する比較器1
35とを備えて構成される。
【0122】次に、動作について説明する。図15に示
すように、一般的にSECAM方式およびPAL方式と
もにSYNC信号S2の後にカラーバースト信号(SE
CAM方式ではアイデント信号)S8が存在し、その周
波数はPAL方式の場合は全て4.43MHzであるの
に対し、SECAM方式の場合は1Hごとに4.25M
Hzと4.41MHzの信号が交互に現れる。従って、
バーストゲート回路131と周波数フィルタ132を用
いて、1Hごとのカラーバースト信号S8の周波数をフ
ィルターで抜き取り、DC変換回路133によりDC値
に変換し、比較器135により1HごとのDCレベルを
比較することで、1HごとのDCレベルが同じであれば
PAL方式、1HごとのDCレベルが異なればSECA
M方式であると判別する。
【0123】次に図16および図17に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A5の動作について説明す
る。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Aが受けると、初期設定として、
チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に
設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション
番号「0」に設定する(ステップST1)。
【0124】次にチューナー回路2に対してチューニン
グコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニン
グ周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
【0125】このとき現在の周波数がチューニング周波
数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了
したか否かの判別を行い(ステップST3)、現在の周
波数がチューニング周波数の上限に達していればチュー
ニングを終了するが、そうでない場合は、その周波数の
信号を発信している放送局の有無を検知するため、AF
T検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号
処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信
号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力す
る(ステップST4)。
【0126】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
次のステップST5を実行するが、AFT信号S4とS
YNC信号S2が共に与えられていない場合にはステッ
プST2において一定量だけチューニング周波数を上げ
る。
【0127】ステップST5において、映像信号処理回
路3からのSYNC信号S2を、システムコントローラ
7A内のSYNC判別回路11に送り、SYNC判別回
路11はSYNC信号S2が60Hzで与えられるとき
は、モード切換回路第1制御信号S9を出力してチュー
ニングモード切換回路12に与え、モード切換信号S1
1によりチューナー回路2をNTSCモードに変更する
(ステップST6)。またSYNC信号S2が50Hz
で与えられるときは、NTSC方式以外であると判別す
る。
【0128】チューナー回路2AがNTSCモードにセ
ットされると、その時のチューニングデータ(周波数に
関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」の
アドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がN
TSC方式であるという情報も記憶させ、次のチューニ
ングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1
つインクリメントして、ステーション番号「1」とする
(ステップST7)。
【0129】次にステップST8において、チューナー
回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ス
テップST2において一定量だけチューニング周波数を
上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜
ST8の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に
達するとチューニングを終了する。チューニングにより
得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレス
から、選局のためのシステムに与えられ、選局のための
ポジション番号が振り当てられチューニングモードが終
了する。
【0130】ステップST5においてNTSC方式以外
であると判別された場合には、映像信号処理回路3から
のカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回路13
がカラー判別を行い、SECAM方式とそれ以外の方式
とに判別する(ステップST9)。ここで、SECAM
−L方式の場合は、映像信号S1がPALモードでチュ
ーニングされているのでハンチングしており、カラーバ
ースト信号S8の周波数変化が正確に判別できないの
で、SECAM方式以外の方式とされる。
【0131】ステップST9においてSECAM方式で
あると判別された場合は、チューニングモードをPAL
モードに保った状態で、その時のチューニングデータ
(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番
号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信
号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、
次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6の
アドレスを1つインクリメントして、ステーション番号
「1」とする(ステップST7)。なお、SECAM方
式の場合はPALモードでチューニング可能である。
【0132】ここでチューナー回路2のチューニングモ
ードはPALモードであるので、ステップST8におい
て、再設定する必要はなく、次にステップST2におい
て一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニ
ング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST9、S
T7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達
するとチューニングを終了する。
【0133】一方、ステップST9においてSECAM
方式以外であると判別された場合は、映像信号処理回路
3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回
路13が再びカラー判別を行い、SECAM方式とそれ
以外の方式とに判別する(ステップST10)。このス
テップST10における判別は、カラーバースト信号S
8が4.43MHzである場合はPAL方式、そうでな
い場合はPAL方式以外の方式として判別する。
【0134】ステップST10においてPAL方式であ
ると判別されると、チューナー回路2はPALモードに
保った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に
関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」の
アドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がP
AL方式であるという情報も記憶させ、次のチューニン
グデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つ
インクリメントして、ステーション番号「1」とする
(ステップST7)。
【0135】ここでチューナー回路2のチューニングモ
ードはPALモードであるので、ステップST8におい
て、再設定する必要はなく、次にステップST2におい
て一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニ
ング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST9、S
T10、ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数
の上限に達するとチューニングを終了する。
【0136】一方、ステップST10においてPAL方
式以外であると判別されると、カラー判別回路13はモ
ード切換回路第2制御信号S10を出力してチューニン
グモード切換回路12に与え、モード切換信号S11に
よりチューナー回路2AをSECAM−Lモードに変更
する(ステップST11)。
【0137】次に、ステップST12において映像信号
処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラ
ー判別回路13がカラー判別を行い、SECAM方式と
それ以外の方式とに再度判別する。
【0138】ステップST12においてSECAM方式
と判別した場合、チューニングモードをSECAM−L
モードに保った状態で、その時のチューニングデータ
(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番
号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信
号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、
次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6の
アドレスを1つインクリメントして、ステーション番号
「1」とする(ステップST7)。
【0139】次にステップST8において、チューナー
回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ス
テップST2において一定量だけチューニング周波数を
上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜
ST5、ST9、ST10、ST11、ST12、ST
7、ST8の動作を繰り返し、チューニング周波数の上
限に達するとチューニングを終了する。チューニングに
より得られたチューニングデータは、メモリ6内のアド
レスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のた
めのポジション番号が振り当てられチューニングモード
が終了する。
【0140】一方、ステップST12においてSECA
M方式以外の方式であると判別した場合、チューニング
モードをSECAM−Lモードに保ち(ステップST1
3)、その時のチューニングデータ(周波数に関するデ
ータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレス
に記憶させると共に、現在の映像信号方式が判別不可の
その他の方式であるという情報も記憶させ、次のチュー
ニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを
1つインクリメントして、ステーション番号「1」とす
る(ステップST7)。
【0141】次にステップST8において、チューナー
回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ス
テップST2において一定量だけチューニング周波数を
上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜
ST5、ST9、ST10、ST11ST12、ST
7、ST8の動作を繰り返し、チューニング周波数の上
限に達するとチューニングを終了する。チューニングに
より得られたチューニングデータは、メモリ6内のアド
レスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のた
めのポジション番号が振り当てられチューニングモード
が終了する。
【0142】ここで、ステップST12以後の動作は、
ゴースト信号などの判別不可能な信号を受けた場合にも
チューニング動作を停止させないためのシステムであ
り、判別不可能な信号を記憶させることで、チューニン
グ後ユーザーが任意で映像信号方式を指定することが可
能となる。また、信号電界が弱く、カラー判別回路13
が映像信号方式を判別できない場合にも有効である。
【0143】以上説明したように、図14に示した自動
同調装置A5によれば、SYNC判別回路11およびカ
ラー判別回路13を備えることにより、受信信号がPA
L方式、SECAM方式、SECAM−L方式、NTS
C方式のいずれの映像信号方式であるかを判別し、自動
的にチューナー回路2のチューニングモードを切換える
ことができるので、ユーザーが自ら映像信号方式に合わ
せて切り換え操作を行う必要がなくなる。
【0144】また、ゴースト信号などの判別不可能な信
号を受けた場合や、信号電界が弱く、カラー判別回路1
3が映像信号方式を判別できない場合にもチューニング
動作が停止することのない自動同調装置が得られる。
【0145】また、メモリ6に記憶された映像信号方式
のデータは、オートチューニング時およびオートチュー
ニング終了後、必要に応じてメモリ6から読み出して、
例えばクロマ回路やチューナー回路の切替えやチャンネ
ルポジションの並び換えなどに利用してもよい。
【0146】なお、上記自動同調装置A5ではオートチ
ューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を
上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なって
もかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(B
AND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニ
ングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニ
ングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わ
ってもよい。
【0147】<第6の実施例>図18に本発明に係る第
6の実施例としてVTRの自動同調装置A6の構成を示
す。図18において、図14を用いて説明した自動同調
装置A5と同一の構成については同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。
【0148】図18からわかるように、自動同調装置A
6は自動同調装置A5からカラー判別回路13を除去し
た構成となっている。従って、自動同調装置A6は受信
信号がPAL方式、NTSC方式のいずれの映像信号方
式であるかを判別する機能を有した装置となっている。
【0149】以下、図19に示すフローチャートを用い
て自動同調装置A6の動作について説明する。ユーザー
から、オートチューニングのコマンドをシステムコント
ローラ7Aが受けると、初期設定として、チューナー回
路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、メモ
リ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に
設定する(ステップST1)。
【0150】次にチューナー回路2に対してチューニン
グコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニン
グ周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
【0151】このとき現在の周波数がチューニング周波
数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了
したか否かの判別を行い(ステップST3)、現在の周
波数がチューニング周波数の上限に達していればチュー
ニングを終了するが、そうでない場合は、その周波数の
信号を発信している放送局の有無を検知するため、AF
T検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号
処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信
号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力す
る(ステップST4)。
【0152】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
次のステップST5を実行するが、AFT信号S4とS
YNC信号S2が共に与えられていない場合にはステッ
プST2において一定量だけチューニング周波数を上げ
る。
【0153】ステップST5において、映像信号処理回
路3からのSYNC信号S2を、システムコントローラ
7A内のSYNC判別回路11に送り、SYNC判別回
路11はSYNC信号S2が60Hzで与えられるとき
は、モード切換回路第1制御信号S9を出力してチュー
ニングモード切換回路12に与え、モード切換信号S1
1によりチューナー回路2AをNTSCモードに変更す
る(ステップST6)。またSYNC信号S2が50H
zで与えられるときは、NTSC方式以外であると判別
する。
【0154】チューナー回路2AがNTSCモードにセ
ットされると、その時のチューニングデータ(周波数に
関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」の
アドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がN
TSC方式であるという情報も記憶させ、次のチューニ
ングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1
つインクリメントして、ステーション番号「1」とする
(ステップST7)。
【0155】次に、ステップST2において一定量だけ
チューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入
り、ステップST2〜ST7の動作を繰り返し、チュー
ニング周波数の上限に達するとチューニングを終了す
る。チューニングにより得られたチューニングデータ
は、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステム
に与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てら
れチューニングモードが終了する。
【0156】ステップST5においてNTSC方式以外
であると判別された場合には、モード切換回路第1制御
信号S9を出力してチューニングモード切換回路12に
与え、モード切換信号S11によりチューナー回路2A
をPALモードに変更する。(ステップST6)。な
お、初期設定として、チューナー回路2のチューニング
モードがPALモードに設定されているので、チューニ
ングモードがNTSCモードに変更されていない場合
は、このステップST6は必要ない。
【0157】チューナー回路2AがPALモードにセッ
トされると、その時のチューニングデータ(周波数に関
するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のア
ドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がPA
L方式であるという情報も記憶させ、次のチューニング
データを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つイ
ンクリメントして、ステーション番号「1」とする(ス
テップST7)。
【0158】次に、ステップST2において一定量だけ
チューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入
り、ステップST2〜ST7の動作を繰り返し、チュー
ニング周波数の上限に達するとチューニングを終了す
る。チューニングにより得られたチューニングデータ
は、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステム
に与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てら
れチューニングモードが終了する。
【0159】以上説明したように、図18に示した自動
同調装置A6によれば、SYNC判別回路11を備える
ことにより、受信信号がPAL方式、NTSC方式のい
ずれの映像信号方式であるかを判別し、自動的にチュー
ナー回路2のチューニングモードを切換えることができ
るので、ユーザーが自ら映像信号方式に合わせて切り換
え操作を行う必要がなくなる。
【0160】なお、その他の機能については自動同調装
置A5と同様であるので重複する説明は省略する。
【0161】<第7の実施例>図20に本発明に係る第
7の実施例としてVTRの自動同調装置A7の構成を示
す。図20において、図14を用いて説明した自動同調
装置A5のシステムコントローラ7Aの代わりに、チュ
ーニングコントロール回路5、メモリ回路6、チューニ
ングモード切換回路12を備えたシステムコントローラ
7Bが設けられている。その他、自動同調装置A5と同
一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は
省略する。
【0162】図20からわかるように、自動同調装置A
7は自動同調装置A5からSYNC判別回路11を除去
した構成となっている。従って、自動同調装置A7は受
信信号がPAL方式、SECAM方式、SECAM−L
方式のいずれの映像信号方式であるかを判別する機能を
有した装置となっている。
【0163】以下、図21に示すフローチャートを用い
て自動同調装置A7の動作について説明する。ユーザー
から、オートチューニングのコマンドをシステムコント
ローラ7Aが受けると、初期設定として、チューナー回
路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、メモ
リ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に
設定する(ステップST1)。
【0164】次にチューナー回路2に対してチューニン
グコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニン
グ周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
【0165】このとき現在の周波数がチューニング周波
数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了
したか否かの判別を行い(ステップST3)、現在の周
波数がチューニング周波数の上限に達していればチュー
ニングを終了するが、そうでない場合は、その周波数の
信号を発信している放送局の有無を検知するため、AF
T検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号
処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信
号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力す
る(ステップST4)。
【0166】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
次のステップST5を実行するが、AFT信号S4とS
YNC信号S2が共に与えられていない場合にはステッ
プST2において一定量だけチューニング周波数を上げ
る。
【0167】ステップST5において、映像信号処理回
路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別
回路13がカラー判別を行い、SECAM方式とそれ以
外の方式とに判別する。ここで、ECAM−L方式の場
合は、映像信号S1がPALモードでチューニングされ
ているのでハンチングしており、カラーバースト信号S
8の周波数変化が正確に判別できないので、SECAM
方式以外の方式とされる。
【0168】ステップST5においてSECAM方式で
あると判別された場合は、チューニングモードをPAL
モードに保った状態で、その時のチューニングデータ
(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番
号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信
号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、
次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6の
アドレスを1つインクリメントして、ステーション番号
「1」とする(ステップST6)。なお、SECAM方
式の場合はPALモードでチューニング可能である。
【0169】ここでチューナー回路2のチューニングモ
ードはPALモードであるので、ステップST7におい
て、再設定する必要はなく、次にステップST2におい
て一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニ
ング動作に入り、ステップST2〜ST7の動作を繰り
返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニン
グを終了する。
【0170】一方、ステップST5においてSECAM
方式以外であると判別された場合は、映像信号処理回路
3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回
路13が再びカラー判別を行い、PAL方式とそれ以外
の方式とに判別する(ステップST8)。このステップ
ST8における判別は、カラーバースト信号S8が4.
43MHzである場合はPAL方式、そうでない場合は
PAL方式以外の方式として判別する。
【0171】ステップST8においてPAL方式である
と判別されると、チューナー回路2はPALモードに保
った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に関
するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のア
ドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がPA
L方式であるという情報も記憶させ、次のチューニング
データを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つイ
ンクリメントして、ステーション番号「1」とする(ス
テップST6)。
【0172】ここでチューナー回路2のチューニングモ
ードはPALモードであるので、ステップST7におい
て、再設定する必要はなく、次にステップST2におい
て一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニ
ング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST8、S
T6、ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の
上限に達するとチューニングを終了する。
【0173】一方、ステップST8においてPAL方式
以外であると判別されると、カラー判別回路13はモー
ド切換回路第2制御信号S10を出力してチューニング
モード切換回路12に与え、モード切換信号S11によ
りチューナー回路2をSECAM−Lモードに変更する
(ステップST9)。
【0174】次に、ステップST10において映像信号
処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラ
ー判別回路13がカラー判別を行い、SECAM方式と
それ以外の方式とに再度判別する。
【0175】ステップST10においてSECAM方式
と判別した場合、チューニングモードをSECAM−L
モードに保った状態で、その時のチューニングデータ
(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番
号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信
号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、
次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6の
アドレスを1つインクリメントして、ステーション番号
「1」とする(ステップST6)。
【0176】次にステップST7において、チューナー
回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ス
テップST2において一定量だけチューニング周波数を
上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜
ST5、ST8、ST9、ST10、ST6、ST7の
動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達すると
チューニングを終了する。チューニングにより得られた
チューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選
局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジショ
ン番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
【0177】一方、ステップST10においてSECA
M方式以外の方式であると判別した場合、チューニング
モードをSECAM−Lモードに保ち(ステップST1
1)、その時のチューニングデータ(周波数に関するデ
ータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレス
に記憶させると共に、現在の映像信号方式が判別不可の
その他の方式であるという情報も記憶させ、次のチュー
ニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを
1つインクリメントして、ステーション番号「1」とす
る(ステップST6)。
【0178】次にステップST7において、チューナー
回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ス
テップST2において一定量だけチューニング周波数を
上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜
ST5、ST8、ST9、ST10、ST6、ST7の
動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達すると
チューニングを終了する。チューニングにより得られた
チューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選
局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジショ
ン番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
【0179】ここで、ステップST10以後の動作は、
ゴースト信号などの判別不可能な信号を受けた場合にも
チューニング動作を停止させないためのシステムであ
り、判別不可能な信号を記憶させることで、チューニン
グ後ユーザーが任意で映像信号方式を指定することが可
能となる。また、信号電界が弱く、カラー判別回路13
が映像信号方式を判別できない場合にも有効である。
【0180】以上説明したように、図20に示した自動
同調装置A7によれば、カラー判別回路13を備えるこ
とにより、受信信号がPAL方式、SECAM方式、S
ECAM−L方式のいずれの映像信号方式であるかを判
別し、自動的にチューナー回路2のチューニングモード
を切換えることができるので、ユーザーが自ら映像信号
方式に合わせて切り換え操作を行う必要がなくなる。
【0181】また、ゴースト信号などの判別不可能な信
号を受けた場合や、信号電界が弱く、カラー判別回路1
3が映像信号方式を判別できない場合にもチューニング
動作が停止することのない自動同調装置が得られる。
【0182】なお、その他の機能については自動同調装
置A5と同様であるので重複する説明は省略する。
【0183】<変形例>以上説明した本発明に係る第5
〜第7の実施例である自動同調装置A5〜A7には、本
発明に係る第1〜第4の実施例である自動同調装置A1
〜A4の構成を付加して、放送局情報、ノイズデータ、
映像品位データをメモリに記憶させ、受像画面に表示さ
せてもよい。
【0184】そのための構成は、テキストデータデコー
ダ回路10、ノイズ検出回路20、映像品位検出回路3
0は、チューナー回路2から出力される映像信号S1を
受け、出力がチューニングコントロール回路5に与えら
れるように設けられ、CG回路40は、映像信号処理回
路3の出力と映像信号出力端子9との間に設けられる。
【0185】<第8の実施例>図22に本発明に係る第
8の実施例としてVTRの自動同調装置A8の構成を示
す。図22において、2Aはアンテナ1に接続されたチ
ューナー回路、4はチューナー回路2からの受信信号を
受け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチュ
ーナー回路2のチューニング動作を制御するチューニン
グコントロール回路、6はチューニングコントロール回
路に接続されるメモリ回路であり、チューニングコント
ロール回路5Aとメモリ6とでシステムコントロール回
路7Cが構成されている。また、チューナー回路2には
音声処理装置60が接続されている。
【0186】音声処理装置60は、チューナー回路2か
ら出力される音声中間周波信号(Sound Intermediate F
reqency:以後SIF信号と呼称)S12を受け、音声
に復調する音声復調回路と、電圧制御発振器(Voltage
Controlled Oscllator:以後VCOと呼称)とで構成さ
れている。
【0187】音声処理装置60内にはFM検波を行うF
M音声復調回路61、62、63、64とAM検波を行
うAM音声復調回路65がそれぞれSIF信号が並列に
与えられるように設けられ、FM音声復調回路61には
4.5MHzの発振周波数を有するVCO610、FM
音声復調回路62には5.5MHzの発振周波数を有す
るVCO620、FM音声復調回路63には6.0MH
zの発振周波数を有するVCO630、FM音声復調回
路64およびAM音声復調回路65には6.5MHzの
発振周波数を有するVCO640が接続されており、F
M音声復調回路61、62、63、64およびAM音声
復調回路65の出力は、チューニングコントロール回路
5Aに与えられる。
【0188】ここで、FM音声復調回路61、62、6
3、64はクォードラチャー方式などのFM検波回路で
構成され、AM音声復調回路65はAM検波回路で構成
されており、どちらも周知の回路であるので詳細説明は
省略する。またVCOも一般的な構成であるので詳細説
明は省略する。
【0189】次に図23および図24に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A8の動作について説明す
る。ユーザーから、自動同調の命令を受けたチューニン
グコントロール回路5Aは、チューナー回路2に対して
チューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけ
チューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップ
ST1)。
【0190】アンテナ1で受信する放送局の音声信号
(音声キャリア)の有無を検知するため、AFT検出回
路4の出力であるAFT信号S4を、チューニングコン
トロール回路5に入力する(ステップST2)。
【0191】ステップST2においてAFT信号S4が
与えられていない場合には、現在の周波数がチューニン
グ周波数の上限に達しているか、すなわちチューニング
が終了したか否かの判別を行い(ステップST3)、現
在の周波数がチューニング周波数の上限に達していれば
チューニングを終了するが、そうでない場合は、再度ス
テップST1の動作を行う。
【0192】ステップST2においてAFT信号S4が
与えられている場合には、チューナー回路2から出力さ
れるSIF信号S12をFM音声復調回路61に与える
(ステップST4)。FM音声復調回路61には4.5
MHzの発振周波数を有するVCO610が接続されて
おり、与えられたSIF信号S12中にVCO610の
周波数4.5MHzにあった音声キャリアがあれば、音
声信号を復調し(ステップST5)、システムコントロ
ーラ7Cに伝達されチューニングデータとともに、その
ときのVCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップS
T6)、ステップST1以降の動作を行う。
【0193】ここで、与えられたSIF信号S12中に
VCO610の周波数4.5MHzにあった音声キャリ
アが無い場合は、FM音声復調回路62において、与え
られたSIF信号S12中にVCO620の周波数5.
5MHzにあった音声キャリアの有無について判定され
(ステップST7)、音声キャリアがあれば、音声信号
を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7
Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときの
VCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST
6)、ステップST1以降の動作を行う。
【0194】同様に、与えられたSIF信号S12中に
VCO620の周波数5.5MHzにあった音声キャリ
アが無い場合は、FM音声復調回路63において、与え
られたSIF信号S12中にVCO630の周波数6.
0MHzにあった音声キャリアの有無について判定され
(ステップST8)、音声キャリアがあれば、音声信号
を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7
Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときの
VCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST
6)、ステップST1以降の動作を行う。
【0195】同様に与えられたSIF信号S12中にV
CO630の周波数6.0MHzにあった音声キャリア
が無い場合は、FM音声復調回路64において、与えら
れたSIF信号S12中にVCO640の周波数6.5
MHzにあった音声キャリアの有無について判定され
(ステップST9)、音声キャリアがあれば、音声信号
を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7
Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときの
VCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST
6)、ステップST1以降の動作を行う。
【0196】同様に与えられたSIF信号S12中にV
CO640の周波数6.5MHzにあった音声キャリア
が無い場合は、AM音声復調回路65において、与えら
れたSIF信号S12中にVCO640の周波数6.5
MHzに合った音声キャリアの有無について判定され
(ステップST10)、音声キャリアがあれば、音声信
号を復調し(ステップST5)、システムコントローラ
7Cに伝達されチューニングデータとともに、そのとき
のVCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST
6)、ステップST1以降の動作を行う。
【0197】また、ステップST4〜ステップST8に
おいて、各々のVCOの周波数にあった音声キャリアが
無い場合は、チューニング周波数が上限に達しているか
否かを判定し(ステップST11)、チューニング周波
数が上限に達している場合にはチューニング動作を終了
し、上限に達していない場合にはステップST1の動作
を繰り返す。
【0198】このように、SIF信号S12がFM音声
復調回路61〜64およびAM音声復調回路65のいず
れに合った周波数を有しているかによって、その受信信
号の音声信号方式が検知できるものである。たとえば、
映像信号方式がPAL方式およびSECAM方式におい
ては、6.0MHzの出力が現れる場合は、音声信号方
式はI方式であり、5.5MHzの出力が現れる場合
は、音声信号方式はB/G方式であり、6.5MHzの
出力が現れる場合は、音声信号方式はD/K方式であ
る。また、4.5MHzの出力が現れる場合は、音声信
号方式はM方式であり、このときの映像信号方式はNT
SC方式である。
【0199】従って本実施例の自動同調装置A8によれ
ば、映像信号方式だけでなく音声信号方式を判別するこ
とで受信信号をさらに細かく分類できることになる。こ
のような機能は、同じ映像信号方式の放送局が複数存在
し、かつ、各々の音声信号方式が異なっている場合、例
えば国境周辺での受信において、自動的にそれぞれの放
送局に対応することができる。
【0200】また、複数の音声復調回路と、音声復調回
路のそれぞれに発振周波数の異なるVCOを備えること
により、音声信号方式の方式の判別が並列処理されるこ
とになり、判別に費やす時間を短縮することができる。
【0201】なお、以上説明した自動同調装置A8では
映像信号方式の判別については言及していないが、本発
明に係る第5〜第7の実施例に示した自動同調装置A5
〜A7と組み合わせることで映像信号方式の判別が可能
となる。
【0202】また、音声信号方式の判別結果は、オート
チューニング時あるいはオートチューニング完了後、メ
モリ6より読み出して、例えばクロマ回路やビデオ系の
チューナー回路の切換えや、チャンネルポジションの並
び換えなどに利用してもよく、更にこの判別動作はオー
トチューニング中のみに限らず必要ならばいつ行なって
もよい。
【0203】<第9の実施例>図25に本発明に係る第
9の実施例としてVTRの自動同調装置A9の構成を示
す。図25において、2はアンテナ1に接続されたチュ
ーナー回路、4はチューナー回路2からの受信信号を受
け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチュー
ナー回路2のチューニング動作を制御するチューニング
コントロール回路、6はチューニングコントロール回路
に接続されるメモリ回路であり、チューニングコントロ
ール回路5とメモリ6とでシステムコントローラ7Cが
構成されている。また、チューナー回路2にはSIF信
号S12を受け、音声に復調する音声復調回路70が接
続され、音声復調回路70にはチューニングコントロー
ル回路5から出力されるVCO制御信号S13により制
御され、所定の周波数のクロック信号S14を出力する
VCO80が接続されている。音声復調回路70の出力
である音声信号S15は音声検波回路90に与えられ、
検波された音声検波信号S16は、チューニングコント
ロール回路5に与えられる。
【0204】ここで、音声復調回路70はクォードラチ
ャー方式などのFM検波回路で構成され、周知の回路で
あるので詳細説明は省略する。VCO80は5.5MH
zから7.0MHzまでのクロック信号S14を出力す
るが、その構成は一般的であるので詳細説明は省略す
る。
【0205】音声検波回路90の構成を図26に示す。
図26に示すように音声検波回路90は半波整流回路9
01とパルス整形回路902とで構成され、(復調済)
音声信号S15は半波整流回路901で半波整流されパ
ルス整形回路902に与えられる。パルス整形回路90
2は半波整流された音声信号をパルス化して、“Hig
h”と“Low”の直流電圧信号(音声検波信号S1
6)として出力する。
【0206】次に図27に示すフローチャートを用いて
自動同調装置A9の動作について説明する。ユーザーか
ら、自動同調の命令を受けたチューニングコントロール
回路5は、まず初期設定としてVCO80の発振周波数
を5.5MHzにセットする(ステップST1)。
【0207】次にチューナー回路2に対してチューニン
グコントロール信号S3を送り、一定量づつチューニン
グ周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
【0208】次に、その周波数の信号を発信している放
送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力で
あるAFT信号S4をチューニングコントロール回路5
に入力する(ステップST3)。
【0209】AFT信号S4が与えられている場合に
は、チューニング周波数を保持した状態で、与えられた
SIF信号S12中にVCO80の周波数5.5MHz
にあった音声キャリアがあれば、音声信号S15に復調
され出力される(ステップST4)。
【0210】復調された音声信号S15は、音声検波回
路90に送られ、パルス化されて音声検波信号S16と
してシステムコントローラ7Cに送られる(ステップS
T5)。
【0211】音声検波信号S16が“High”であれ
ば、その時のチューニングデータとVCO80の発振周
波数をアドレスデータとしてシステムコントローラ7C
内のメモリ6に記憶し、次に記憶するアドレスを1つイ
ンクリメントして更にチューニング動作を続行する(ス
テップST6)。
【0212】ステップST1〜ST6の動作をチューニ
ング周波数上限に達するまで行い、上限に達すれば、チ
ューニングモードを終了する(ステップST7)。
【0213】また、ステップST5において音声検波信
号S16が“Low”であれば、VCO80の発振周波
数を0.5MHz上げ(ステップST8)、そのときの
VCO80の発振周波数が7.0MHzでなければ音声
復調回路70で復調された音声信号S15を音声検波回
路90に送り(ステップST9)、音声信号S15をパ
ルス化する。VCO80の発振周波数を変更することに
よって音声検波信号S16が“High”に転じれば、
その時のチューニングデータとVCO80の発振周波数
をアドレスデータとしてシステムコントローラ7C内の
メモリ6に記憶し、次に記憶するアドレスを1つインク
リメントして更にチューニング動作を続行する(ステッ
プST6)。
【0214】なお、VCO80の発振周波数を変更して
も、音声検波信号S16が“Low”のままであれば、
VCOの周波数が7.0MHzに達した時点でステップ
ST1に戻ってチューニングを終了する。
【0215】以上説明したように自動同調装置A9は、
5.5MHzから7.0MHzまでのクロック信号S1
4を出力するVCO80と、音声検波回路90を備える
ことにより、音声復調回路70を複数設けることなく音
声信号の方式の違いを判別することができるので、構成
要素が少なくて済むので小型化に適している。
【0216】また、本発明に係る第5〜第7の実施例に
示した自動同調装置A5〜A7と組み合わせることで映
像信号方式の判別が併せて可能となる。
【0217】なお、上記実施例では放送局の有無を検知
するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S
4を用いる例を示したが、チューナー回路2Aから出力
されるSIF信号3を用いることで、チューニング時の
判定精度を向上させることができる。
【0218】また、音声キャリア方式の判別結果は、オ
ートチューニング時あるいはオートチューニング完了
後、メモリ6より読み出して、例えばクロマ回路やビデ
オ系のチューナー回路の切換えや、チャンネルポジショ
ンの並び換えなどに利用してもよく、更にこの判別動作
はオートチューニング中のみに限らず必要ならばいつ行
なってもよい。
【0219】<第10の実施例>図28に本発明に係る
第10の実施例としてVTRの自動同調装置A10の構
成を示す。図28において、2Aはアンテナ1に接続さ
れたチューナー回路、3はチューナー回路2Aからコン
ポジットの映像信号S1を受けて、信号処理を行うSY
NC分離回路を含む映像信号処理回路、4はチューナー
回路2Aからの受信信号を受け放送局の有無を検知する
AFT検出回路、5はチューナー回路2Aのチューニン
グ動作を制御するチューニングコントロール回路、6は
チューニングコントロール回路に接続されるメモリであ
り、100はメモリ6に記憶されたチューニングデータ
を所定のポジション番号に従って並べるソーティングコ
ントロール回路であり、映像信号処理回路3からのSY
NC信号S2により制御される。
【0220】チューニングコントロール回路5とメモリ
6およびソーティングコントロール回路を備えてシステ
ムコントローラ7Dが構成されている。また、10は映
像信号S1を受け、放送局からの情報であるテレテキス
ト信号S5を映像信号S1から取り出し、メモリ6に与
えるテキストデータデコーダ回路である。また、8は入
力信号の映像信号方式に合わせてチューニングコントロ
ール回路5の動作を切換えるための入力信号方式切換え
スイッチである。
【0221】ここで、図29を用いてソーティングコン
トロール回路100の構成について説明する。ソーティ
ングコントロール回路100はソフトウェアで構成され
る回路であるが、図29においてはハードウェアとして
示す。
【0222】図29において、ソーティングコントロー
ル回路100は、選局のためのポジション番号を付与す
るためのポジション番号ポインタ110と、放送局番号
(ステーション番号)を付与するためのステーション番
号ポインタ120と、メモリ6内に予め設けられたソー
ト基準メモリ61から放送局情報(ステーションID)
を読み出す第1レジスタ130と、チューニング動作に
よってメモリ6に記憶されたチューニングデータメモリ
62からステーションIDを読み出す第2レジスタ14
0と、第1レジスタ130および第2レジスタ140に
それぞれ読み出されたステーションIDの比較を行う比
較部150と、比較結果を判定し、ポジション番号ポイ
ンタ110およびステーション番号ポインタ120に付
与番号を指示する判定部とを備え、ソーティングにより
ポジション番号とステーション番号とが対応したソート
結果を、メモリ6内のソート結果メモリ63に記憶させ
る。
【0223】次に図30および図31に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A10の動作について説明す
る。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリ
ーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ス
テップST1)。
【0224】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST3)。
【0225】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
4)。
【0226】また、同時にテキストデータデコーダ回路
10において、コンポジットの映像信号S1から、信号
のブランキング期間に重畳されているテキスト情報をデ
コードし、デコードされたテレテキスト(文字放送)信
号S5がチューニングコントロール回路5へ入力される
(ステップST5)。
【0227】チューニングコントロール回路5におい
て、テレテキスト信号S5の中の放送局情報(ステーシ
ョンID)を取り出して判別し(ステップST6)、周
波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション
番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST7)。
【0228】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST8)。
【0229】一方、ステップST3において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST9)。
【0230】このときの周波数がチューニング周波数の
上限に達していなければ、ステップST2の動作を再び
行い、ステップST2〜ST8までの動作をチューニン
グ周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
【0231】ステップST9においてチューニング周波
数の上限に達している場合には、ソーティングコントロ
ール回路100のソーティング動作となる。まず、メモ
リ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予
め設定したポジション番号に対応するステーションID
を読み出し(ステップST10)、ポジション番号ポイ
ンタ110の示すステーションIDを第1レジスタ13
0にロードする(ステップST11)。
【0232】次に、メモリ6内のチューニングデータメ
モリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応
するステーションIDを読み出し、ステーション番号ポ
インタ120の示すステーションIDを第2レジスタ1
40にロードし、比較部150において、第1および第
2レジスタ130および140にロードされたそれぞれ
のステーションIDの比較を行い、判定部160におい
て判定を行う(ステップST12)。
【0233】ステップST12において、ステーション
IDが一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ
63に、ポジション番号に対応させてステーション番号
を記憶する(ステップST13)。
【0234】次に、ポジション番号ポインタ110にお
いてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステ
ップST14)。
【0235】次に、現在のステーション番号が上限に達
しているか否かについてステーション番号ポインタ12
0において判定する(ステップST15)。
【0236】一方、ステップST12においてステーシ
ョンIDが一致していない場合にも、ステップST15
の動作を行う。
【0237】ステップST15において、現在のステー
ション番号が上限に達していない場合には、ステーショ
ン番号ポインタ120においてステーション番号を1つ
インクリメントさせ、再度ステップST12以後の動作
を行う(ステップST16)。
【0238】一方、現在のステーション番号が上限に達
している場合には、全てのステーションIDをソートし
たか否か、すなわちポジション番号が上限に達している
か否かについてポジション番号ポインタ110において
判定する(ステップST17)。
【0239】ステップST17において全てのステーシ
ョンIDがソートされたと判定されるとソーティング動
作を終了する。
【0240】一方、全てのステーションIDがソートさ
れていない場合には、ポジション番号ポインタ110に
おいてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度
ステップST11以後の動作を行う(ステップST1
8)。
【0241】以上説明した自動同調回路A10は、ソー
ティングコントロール回路100を備え、ソーティング
動作を行うことにより、各ポジション番号には予め決め
られたステーションIDの放送局が自動的に設定され、
ユーザーがポジション番号に対応させて放送局を設定す
る必要がなくなり、ユーザーにかける負担を軽減するこ
とができる。
【0242】なお、以上のソーティング動作において、
ステーション番号に対応するステーションIDが発見さ
れない場合は、そのポジション番号を選局せず、スキッ
プ等の処理を行なう。
【0243】<第11の実施例>図32に本発明に係る
第11の実施例としてVTRの自動同調装置A11の構
成を示す。図32において、図28を用いて説明した自
動同調装置A10と同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0244】図32において、メモリ6にはユーザーが
並べ替え順序の設定を行うためのユーザー入力コントロ
ール回路200が接続され、チューニングコントロール
回路5とメモリ6およびソーティングコントロール回路
100、ユーザー入力コントロール回路200を備えて
システムコントローラ7Eが構成されている。また、ユ
ーザー入力コントロール回路200には、ユーザーが設
定を入力するためのキー入力装置300が接続されてい
る。
【0245】ここで、図33を用いてユーザー入力コン
トロール回路200の構成について説明する。図33に
おいて、ユーザー入力コントロール回路200は、キー
入力装置300との間で信号の授受を行うキーインター
フェース回路210と、キーインターフェース回路21
0に接続されるポジション番号レジスタ220およびス
テーション名レジスタ230と、ステーション名レジス
タ230に接続されるステーションID変換回路240
および表示装置250とを備え、ポジション番号レジス
タ220は、ソーティングコントロール回路100のポ
ジション番号ポインタ110を介してメモリ6のソート
基準メモリ61に接続され、ステーションID変換回路
240もソート基準メモリ61に接続されている。
【0246】次に、ユーザー入力コントロール回路20
0の動作について説明する。ユーザーがキー入力装置3
00からポジション番号に対応させて放送局情報(放送
局名や放送局名コードなど)を入力すると、ポジション
番号はポジション番号レジスタ220に、放送局情報は
ステーション名レジスタ230に与えられ、ポジション
番号はポジション番号ポインタ110により、ソート基
準メモリ61に与えられ、放送局情報はステーションI
D変換回路240でステーションIDに変換されてソー
ト基準メモリ61に与えられ、記憶される。ここで、放
送局情報は表示装置250に表示される。
【0247】次に図34および図35に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A11の動作について説明す
る。まずユーザーがキー入力装置300によりポジショ
ン番号に対応させて放送局情報(放送局名や放送局名コ
ードなど)を入力し、ソート順序を設定する(ステップ
ST1)。
【0248】次に、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Eが受けると、メモリ6のメモリ
ーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ス
テップST2)。
【0249】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
3)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST4)。
【0250】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
5)。
【0251】また、同時にテキストデータデコーダ回路
10において、コンポジットの映像信号S1から、信号
のブランキング期間に重畳されているテキスト情報をデ
コードし、デコードされたテレテキスト(文字放送)信
号S5がチューニングコントロール回路5へ入力される
(ステップST6)。
【0252】チューニングコントロール回路5におい
て、テレテキスト信号S5の中の放送局情報(ステーシ
ョンID)を取り出して判別し(ステップST7)、周
波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション
番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST8)。
【0253】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST9)。
【0254】一方、ステップST4において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST10)。
【0255】このときの周波数がチューニング周波数の
上限に達していなければ、ステップST3の動作を再び
行い、ステップST3〜ST9までの動作をチューニン
グ周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
【0256】ステップST10においてチューニング周
波数の上限に達している場合には、ソーティングコント
ロール回路100のソーティング動作となる。まず、メ
モリ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、
予め設定したポジション番号に対応するステーションI
Dを読み出し(ステップST11)、ポジション番号ポ
インタ110の示すステーションIDを第1レジスタ1
30にロードする(ステップST12)。
【0257】次に、メモリ6内のチューニングデータメ
モリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応
するステーションIDを読み出し、ステーション番号ポ
インタ120の示すステーションIDを第2レジスタ1
40にロードし、比較部150において、第1および第
2レジスタ130および140にロードされたそれぞれ
のステーションIDの比較を行い、判定部160におい
て判定を行う(ステップST13)。
【0258】ステップST13において、ステーション
IDが一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ
63に、ポジション番号に対応させてステーション番号
を記憶する(ステップST14)。
【0259】次に、ポジション番号ポインタ110にお
いてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステ
ップST15)。
【0260】次に、現在のステーション番号が上限に達
しているか否かについてステーション番号ポインタ12
0において判定する(ステップST16)。
【0261】一方、ステップST13においてステーシ
ョンIDが一致していない場合にも、ステップST16
の動作を行う。
【0262】ステップST16において、現在のステー
ション番号が上限に達していない場合には、ステーショ
ン番号ポインタ120においてステーション番号を1つ
インクリメントさせ、再度ステップST12以後の動作
を行う(ステップST17)。
【0263】一方、現在のステーション番号が上限に達
している場合には、全てのステーションIDをソートし
たか否か、すなわちポジション番号が上限に達している
か否かについてポジション番号ポインタ110において
判定する(ステップST18)。
【0264】ステップST18において全てのステーシ
ョンIDがソートされたと判定されるとソーティング動
作を終了する。
【0265】一方、全てのステーションIDがソートさ
れていない場合には、ポジション番号ポインタ110に
おいてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度
ステップST12以後の動作を行う(ステップST1
9)。
【0266】以上説明した自動同調回路A11は、ユー
ザー入力コントロール回路200を備えることで、ユー
ザーが望む放送局を、ユーザーが設定したソート順序に
従ってソーティング動作を行うことにより、各ポジショ
ン番号にはユーザーが望むステーションIDの放送局が
自動的に設定されることになる。これは、ユーザーがポ
ジション番号と放送局情報を設定しなければならないと
いう点ではユーザーに負担をかけることになるが、受信
可能な放送局が限定されているような地域において、受
信可能な放送局の中からユーザーの必要に応じて自動同
調させる放送局を設定できるという利点がある。
【0267】<第12の実施例>図36に本発明に係る
第12の実施例としてVTRの自動同調装置A12の構
成を示す。図36において、図28を用いて説明した自
動同調装置A10と同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0268】図36において、メモリ6には映像信号処
理回路3から出力されるSYNC信号S2およびカラー
バースト信号(アイデント信号)S8を受けて、映像信
号方式がNTSC方式、PAL方式、SECAM方、S
ECAM−L方式のいずれであるかを判別する映像信号
方式判別回路400が接続されている。
【0269】また、チューニングコントロール回路5と
メモリ6およびソーティングコントロール回路100を
備えてシステムコントローラ7Dが構成されている。
【0270】ここで、映像信号方式判別回路400は、
本発明に係る第5の実施例で説明した自動同調装置A5
に示す、SYNC信号の数により映像信号方式がNTS
C方式かその他の方式かを判別するSYNC判別回路1
1および、映像信号処理回路3の出力の1つである、カ
ラーバースト信号(アイデント信号)S8を受け、映像
信号方式がPAL方式かSECAM方式かを判別するカ
ラー判別回路13を備えた構成となっており、SYNC
判別回路11およびカラー判別回路13の詳細について
は説明済みであるので重複する説明は省略し、以後の説
明においては映像信号方式判別回路400の出力を「映
像信号方式の判別結果」と呼称する。また、ソーティン
グコントロール回路100においては、放送局情報(ス
テーションID)の代わりに映像信号方式を用いること
になるので、本発明に係る第10の実施例で説明した自
動同調装置A10における「ステーションID」を「映
像信号方式」と読み替える。
【0271】次に図37および図38に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A12の動作について説明す
る。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリ
ーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ス
テップST1)。
【0272】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST3)。
【0273】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
4)。
【0274】また、同時に映像信号方式判別回路400
から映像信号方式の判別結果を得る(ステップST
5)。
【0275】映像信号方式の判別結果を周波数に関する
データと同様にメモリ6内のステーション番号「0」の
アドレスに記憶する(ステップST6)。
【0276】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST7)。
【0277】一方、ステップST3において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST8)。このときの周波数がチュー
ニング周波数の上限に達していなければ、ステップST
2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動
作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して
行う。
【0278】ステップST8においてチューニング周波
数の上限に達している場合には、ソーティングコントロ
ール回路100のソーティング動作となる。まず、メモ
リ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予
め設定したポジション番号に対応する映像信号方式を読
み出し(ステップST9)、ポジション番号ポインタ1
10の示す映像信号方式を第1レジスタ130にロード
する(ステップST10)。
【0279】次に、メモリ6内のチューニングデータメ
モリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応
する映像信号方式を読み出し、ステーション番号ポイン
タ120の示す映像信号方式を第2レジスタ140にロ
ードし、比較部150において、第1および第2レジス
タ130および140にロードされたそれぞれの映像信
号方式の比較を行い、判定部160において判定を行う
(ステップST11)。
【0280】ステップST11において、映像信号方式
が一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63
に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記
憶する(ステップST12)。
【0281】次に、ポジション番号ポインタ110にお
いてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステ
ップST13)。
【0282】次に、現在のステーション番号が上限に達
しているか否かについてステーション番号ポインタ12
0において判定する(ステップST14)。
【0283】一方、ステップST11において映像信号
方式が一致していない場合にも、ステップST14の動
作を行う。
【0284】ステップST14において、現在のステー
ション番号が上限に達していない場合には、ステーショ
ン番号ポインタ120においてステーション番号を1つ
インクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作
を行う(ステップST15)。
【0285】一方、現在のステーション番号が上限に達
している場合には、全ての映像信号方式をソートしたか
否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否
かについてポジション番号ポインタ110において判定
する(ステップST16)。
【0286】ステップST16において全ての映像信号
方式がソートされたと判定されるとソーティング動作を
終了する。
【0287】一方、全ての映像信号方式がソートされて
いない場合には、ポジション番号ポインタ110におい
てポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステ
ップST11以後の動作を行う(ステップST17)。
【0288】以上説明した自動同調回路A12は、ソー
ティングコントロール回路100と映像信号方式判別回
路400を備え、ソーティング動作を行うことにより、
各ポジション番号には予め決められた映像信号方式の放
送局が自動的に設定され、ユーザーがポジション番号に
対応させて映像信号方式を入力する必要がなくなり、ユ
ーザーにかける負担を軽減することができる。
【0289】<第13の実施例>図39に本発明に係る
第13の実施例としてVTRの自動同調装置A13の構
成を示す。図39において、図36を用いて説明した自
動同調装置A12と同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0290】図39において、メモリ6にはユーザーが
設定を行うためのユーザー入力コントロール回路200
が接続され、チューニングコントロール回路5とメモリ
6およびソーティングコントロール回路100、ユーザ
ー入力コントロール回路200を備えてシステムコント
ローラ7Eが構成されている。また、ユーザー入力コン
トロール回路200には、ユーザーが設定を入力するた
めのキー入力装置300が接続されている。ここで、ユ
ーザー入力コントロール回路200とキー入力装置30
0の構成は第11の実施例で説明しているので重複する
説明は省略する。また、ソーティングコントロール回路
100およびユーザー入力コントロール回路200にお
いては、放送局情報(ステーションID)の代わりに映
像信号方式を用いることになるので、本発明に係る第1
1の実施例で説明した自動同調装置A11における「ス
テーションID」を「映像信号方式」と読み替える。
【0291】次に図40および図41に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A13の動作について説明す
る。まずユーザーがキー入力装置300によりポジショ
ン番号に対応させて映像信号方式を入力し、ソート順序
を設定する(ステップST1)。
【0292】次に、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Eが受けると、メモリ6のメモリ
ーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ス
テップST2)。
【0293】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
3)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST4)。
【0294】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
5)。
【0295】また、同時に映像信号方式判別回路400
から映像信号方式の判別結果を得る(ステップST
6)。
【0296】映像信号方式の判別結果を周波数に関する
データと同様にメモリ6内のステーション番号「0」の
アドレスに記憶する(ステップST7)。
【0297】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST8)。
【0298】一方、ステップST4において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST8)。このときの周波数がチュー
ニング周波数の上限に達していなければ、ステップST
2の動作を再び行い、ステップST3〜ST8までの動
作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して
行う。
【0299】ステップST9においてチューニング周波
数の上限に達している場合には、ソーティングコントロ
ール回路100のソーティング動作となる。まず、メモ
リ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予
め設定したポジション番号に対応する映像信号方式を読
み出し(ステップST10)、ポジション番号ポインタ
110の示す映像信号方式を第1レジスタ130にロー
ドする(ステップST11)。
【0300】次に、メモリ6内のチューニングデータメ
モリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応
する映像信号方式を読み出し、ステーション番号ポイン
タ120の示す映像信号方式を第2レジスタ140にロ
ードし、比較部150において、第1および第2レジス
タ130および140にロードされたそれぞれの映像信
号方式の比較を行い、判定部160において判定を行う
(ステップST12)。
【0301】ステップST12において、映像信号方式
が一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63
に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記
憶する(ステップST13)。
【0302】次に、ポジション番号ポインタ110にお
いてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステ
ップST14)。
【0303】次に、現在のステーション番号が上限に達
しているか否かについてステーション番号ポインタ12
0において判定する(ステップST15)。
【0304】一方、ステップST12において映像信号
方式が一致していない場合にも、ステップST15の動
作を行う。
【0305】ステップST15において、現在のステー
ション番号が上限に達していない場合には、ステーショ
ン番号ポインタ120においてステーション番号を1つ
インクリメントさせ、再度ステップST12以後の動作
を行う(ステップST16)。
【0306】一方、現在のステーション番号が上限に達
している場合には、全ての映像信号方式をソートしたか
否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否
かについてポジション番号ポインタ110において判定
する(ステップST17)。
【0307】ステップST17において全ての映像信号
方式がソートされたと判定されるとソーティング動作を
終了する。
【0308】一方、全ての映像信号方式がソートされて
いない場合には、ポジション番号ポインタ110におい
てポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステ
ップST11以後の動作を行う(ステップST18)。
【0309】以上説明した自動同調回路A12は、ソー
ティングコントロール回路100と映像信号方式判別回
路400に加えてユーザー入力コントロール回路200
を備えることで、ユーザーが望む放送局を、ユーザーが
設定したソート順序に従ってソーティング動作を行うこ
とにより、各ポジション番号にはユーザーが望む映像信
号方式が自動的に設定されることになる。これは、ユー
ザーがポジション番号と映像信号方式を設定しなければ
ならないという点ではユーザーに負担をかけることにな
るが、種々の映像信号方式が混在しているような地域に
おいて、ユーザーの必要に応じた映像信号方式のを放送
局を設定できるという利点がある。
【0310】<第14の実施例>図42に本発明に係る
第14の実施例としてVTRの自動同調装置A14の構
成を示す。図42において、図28に示した自動同調装
置A10と同一の構成については同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。自動同調装置A14においては
図28に示した自動同調装置A10のテキストデータデ
コーダ回路10の代わりにチューナー回路2に接続され
た音声信号方式判別回路500が設けられている。
【0311】ここで、音声信号方式判別回路500は、
図22を用いて説明した自動同調装置A8の音声処理装
置60、あるいは図25を用いて説明した自動同調装置
A9の音声復調回路70、VCO80、音声検波回路9
0からなる音声信号処理手段で構成されている。これら
の詳細については説明済みであるので重複する説明は省
略し、以後の説明においては音声信号方式判別回路50
0の出力を「音声方式の判別結果」と呼称する。また、
ソーティングコントロール回路100においては、放送
局情報(ステーションID)の代わりに音声方式を用い
ることになるので、本発明に係る第10の実施例で説明
した自動同調装置A10における「ステーションID」
を「音声方式」と読み替える。
【0312】次に図43および図44に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A14の動作について説明す
る。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリ
ーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ス
テップST1)。
【0313】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST3)。
【0314】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
4)。
【0315】また、同時に音声信号方式判別回路500
から音声方式の判別結果を得る(ステップST5)。
【0316】音声方式の判別結果を周波数に関するデー
タと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアド
レスに記憶する(ステップST6)。
【0317】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST7)。
【0318】一方、ステップST3において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST8)。このときの周波数がチュー
ニング周波数の上限に達していなければ、ステップST
2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動
作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して
行う。
【0319】ステップST8においてチューニング周波
数の上限に達している場合には、ソーティングコントロ
ール回路100のソーティング動作となる。まず、メモ
リ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予
め設定したポジション番号に対応する音声方式を読み出
し(ステップST9)、ポジション番号ポインタ110
の示す音声方式を第1レジスタ130にロードする(ス
テップST10)。
【0320】次に、メモリ6内のチューニングデータメ
モリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応
する音声方式を読み出し、ステーション番号ポインタ1
20の示す音声方式を第2レジスタ140にロードし、
比較部150において、第1および第2レジスタ130
および140にロードされたそれぞれの音声方式の比較
を行い、判定部160において判定を行う(ステップS
T11)。
【0321】ステップST11において、音声方式が一
致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、
ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶す
る(ステップST12)。
【0322】次に、ポジション番号ポインタ110にお
いてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステ
ップST13)。
【0323】次に、現在のステーション番号が上限に達
しているか否かについてステーション番号ポインタ12
0において判定する(ステップST14)。
【0324】一方、ステップST11において音声方式
が一致していない場合にも、ステップST14の動作を
行う。
【0325】ステップST14において、現在のステー
ション番号が上限に達していない場合には、ステーショ
ン番号ポインタ120においてステーション番号を1つ
インクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作
を行う(ステップST15)。
【0326】一方、現在のステーション番号が上限に達
している場合には、全ての音声方式をソートしたか否
か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否か
についてポジション番号ポインタ110において判定す
る(ステップST16)。
【0327】ステップST16において全ての音声方式
がソートされたと判定されるとソーティング動作を終了
する。
【0328】一方、全ての音声方式がソートされていな
い場合には、ポジション番号ポインタ110においてポ
ジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップ
ST10以後の動作を行う(ステップST17)。
【0329】以上説明した自動同調回路A14は、ソー
ティングコントロール回路100と音声信号方式判別回
路500を備え、ソーティング動作を行うことにより、
各ポジション番号には予め決められた音声方式の放送局
が自動的に設定される。これは、国境周辺などで他国の
異なる音声方式の放送局が混在する場合に、ユーザーに
必要な放送局(例えば自国の放送局)を自動的に受信す
ることができるという利点がある。
【0330】<第15の実施例>図45に本発明に係る
第15の実施例としてVTRの自動同調装置A15の構
成を示す。図45において、図42を用いて説明した自
動同調装置A14と同一の構成については同一の符号を
付し、重複する説明は省略する。
【0331】図45において、メモリ6にはユーザーが
設定を行うためのユーザー入力コントロール回路200
が接続され、チューニングコントロール回路5とメモリ
6およびソーティングコントロール回路100、ユーザ
ー入力コントロール回路200を備えてシステムコント
ローラ7Eが構成されている。また、ユーザー入力コン
トロール回路200には、ユーザーが設定を入力するた
めのキー入力装置300が接続されている。ここで、ユ
ーザー入力コントロール回路200とキー入力装置30
0の構成は第11の実施例で説明しているので重複する
説明は省略する。また、ソーティングコントロール回路
100およびユーザー入力コントロール回路200にお
いては、放送局情報(ステーションID)の代わりに音
声方式を用いることになるので、本発明に係る第11の
実施例で説明した自動同調装置A11における「ステー
ションID」を「音声方式」と読み替える。
【0332】次に図46および図47に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A15の動作について説明す
る。まずユーザーがキー入力装置300によりポジショ
ン番号に対応させて音声方式を入力し、ソート順序を設
定する(ステップST1)。
【0333】次に、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Eが受けると、メモリ6のメモリ
ーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ス
テップST2)。
【0334】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
3)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST4)。
【0335】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
5)。
【0336】また、同時に音声信号方式判別回路500
から音声方式の判別結果を得る(ステップST6)。
【0337】音声方式の判別結果を周波数に関するデー
タと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアド
レスに記憶する(ステップST7)。
【0338】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST8)。
【0339】一方、ステップST4において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST9)。このときの周波数がチュー
ニング周波数の上限に達していなければ、ステップST
3の動作を再び行い、ステップST3〜ST8までの動
作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して
行う。
【0340】ステップST9においてチューニング周波
数の上限に達している場合には、ソーティングコントロ
ール回路100のソーティング動作となる。まず、メモ
リ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予
め設定したポジション番号に対応する音声方式を読み出
し(ステップST10)、ポジション番号ポインタ11
0の示す音声方式を第1レジスタ130にロードする
(ステップST11)。
【0341】次に、メモリ6内のチューニングデータメ
モリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応
する音声方式を読み出し、ステーション番号ポインタ1
20の示す音声方式を第2レジスタ140にロードし、
比較部150において、第1および第2レジスタ130
および140にロードされたそれぞれの音声方式の比較
を行い、判定部160において判定を行う(ステップS
T12)。
【0342】ステップST12において、音声方式が一
致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、
ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶す
る(ステップST13)。
【0343】次に、ポジション番号ポインタ110にお
いてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステ
ップST14)。
【0344】次に、現在のステーション番号が上限に達
しているか否かについてステーション番号ポインタ12
0において判定する(ステップST15)。
【0345】一方、ステップST12において音声方式
が一致していない場合にも、ステップST15の動作を
行う。
【0346】ステップST15において、現在のステー
ション番号が上限に達していない場合には、ステーショ
ン番号ポインタ120においてステーション番号を1つ
インクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作
を行う(ステップST16)。
【0347】一方、現在のステーション番号が上限に達
している場合には、全ての音声方式をソートしたか否
か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否か
についてポジション番号ポインタ110において判定す
る(ステップST17)。
【0348】ステップST17において全ての音声方式
がソートされたと判定されるとソーティング動作を終了
する。
【0349】一方、全ての音声方式がソートされていな
い場合には、ポジション番号ポインタ110においてポ
ジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップ
ST11以後の動作を行う(ステップST18)。
【0350】以上説明した自動同調回路A15は、ソー
ティングコントロール回路100と音声信号方式判別回
路500に加えてユーザー入力コントロール回路200
を備えることで、ユーザーが望む放送局を、ユーザーが
設定したソート順序に従ってソーティング動作を行うこ
とにより、各ポジション番号にはユーザーが望む音声方
式が自動的に設定されることになる。これは、ユーザー
がポジション番号と音声方式を設定しなければならない
という点ではユーザーに負担をかけることになるが、国
境周辺などで他国の異なる音声方式の放送局が混在する
場合に、ユーザーに必要な放送局(例えば自国の放送
局)のみを設定できるという利点がある。
【0351】<第16の実施例>図48に本発明に係る
第16の実施例としてVTRの自動同調装置A16の構
成を示す。図48において、図28に示した自動同調装
置A10と同一の構成については同一の符号を付し、重
複する説明は省略する。自動同調装置A16においては
図28に示した自動同調装置A10のテキストデータデ
コーダ回路10の代わりに映像品位判別回路600が設
けられている。
【0352】ここで、映像品位判別回路600は、第3
の実施例として図7を用いて説明した自動同調装置A3
の映像品位検出回路30と同様の構成であり、映像信号
S1の実信号のないブランキング部分のノイズ量に比例
した映像品位データS7を出力する。なお、映像品位検
出回路30の詳細については説明済みであるので重複す
る説明は省略し、以後の説明においては映像品位判別回
路600の出力を「映像品位度の判別結果」と呼称す
る。また、ソーティングコントロール回路100におい
ては、放送局情報(ステーションID)の代わりに映像
品位度情報を用いることになるので、本発明に係る第1
0の実施例で説明した自動同調装置A10における「ス
テーションID」を「映像品位度」と読み替える。
【0353】次に図49および図50に示すフローチャ
ートを用いて自動同調装置A16の動作について説明す
る。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシ
ステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリ
ーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ス
テップST1)。
【0354】次にチューナー回路2Aに対してチューニ
ングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニ
ング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST
2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局
の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力である
AFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された
信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニング
コントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップ
ST3)。
【0355】この時点で、AFT信号S4とSYNC信
号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロ
ール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、
その時のチューニングデータをメモリ6内のステーショ
ン番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST
4)。
【0356】また、同時に映像品位判別回路600から
映像品位度の判別結果を得る(ステップST5)。
【0357】映像品位度の判別結果を周波数に関するデ
ータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のア
ドレスに記憶する(ステップST6)。
【0358】続いて、次のチューニングデータを記憶す
るために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントし
て、ステーション番号「1」として次のチューニング動
作に入る(ステップST7)。
【0359】一方、ステップST3において、AFT信
号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合
は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達して
いるか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別
を行う(ステップST8)。このときの周波数がチュー
ニング周波数の上限に達していなければ、ステップST
2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動
作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して
行う。
【0360】ステップST8においてチューニング周波
数の上限に達している場合には、ソーティングコントロ
ール回路100のソーティング動作となる。まず、受信
された各放送局の画面品位度を比較するための基準レベ
ルを設定する。ここでは、映像品位度の検出し得る最大
レベルを設定する(ステップST9)。
【0361】次に、メモリ6内のチューニングデータメ
モリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応
する映像品位度を読み出し、基準レベルとの比較を行
い、判定部160において判定を行う(ステップST1
0)。
【0362】ステップST10において、映像品位度が
一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63
に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記
憶する(ステップST11)。
【0363】次に、ポジション番号ポインタ110にお
いてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステ
ップST12)。
【0364】次に、現在のステーション番号が上限に達
しているか否かについてステーション番号ポインタ12
0において判定する(ステップST13)。
【0365】一方、ステップST10において映像品位
度が一致していない場合にも、ステップST13の動作
を行う。
【0366】ステップST13において、現在のステー
ション番号が上限に達していない場合には、ステーショ
ン番号ポインタ120においてステーション番号を1つ
インクリメントさせ、再度ステップST10以後の動作
を行う(ステップST14)。
【0367】一方、現在のステーション番号が上限に達
している場合には、基準レベルが映像品位度の検出し得
る最少レベルであるか否かについて判別する(ステップ
ST15)。
【0368】ステップST15において、基準レベルが
映像品位度の検出し得る最少レベルに達したと判定され
るとソーティング動作を終了する。
【0369】一方、基準レベルが映像品位度の検出し得
る最少レベルに達していない場合には、基準レベルをデ
クリメントして再度ステップST10以後の動作を行う
(ステップST16)。
【0370】以上説明した自動同調回路A16は、ソー
ティングコントロール回路100と映像品位度判別回路
600を備え、ソーティング動作を行うことにより、各
ポジション番号には、映像品位度の高い放送局から順に
自動的に設定されることになる。従って、同じ放送局が
違う周波数で受信される場合などにおいて、映像品位の
良好な放送局が優先的に記憶されるので、ユーザーはポ
ジション番号の若い順に放送局を選択すれば、良好な放
送を受信できるという利点がある。
【0371】なお、映像品位度が同レベルの放送局が複
数受信された場合はレベル比較された順番、すなわち放
送周波数の低い順番もしくは高い順番にポジション番号
に設定される。
【0372】また、ステップST9において、最初に設
定する基準レベルを最小レベルに設定しても良い。
【0373】また、以上説明した自動同調回路A16で
は、映像品位度によってソーティングの順序を決めてい
るが、単なるノイズ検波器によって検出されたノイズ量
によってソーティングを行ってもよい。
【0374】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の自動同調装
置によれば、自動同調中および自動同調終了後に、必要
に応じて放送局情報を知ることができるので、ユーザー
にとって使い勝手のよい自動同調装置が得られる。
【0375】本発明に係る請求項2記載の自動同調装置
によれば、自動同調中および自動同調終了後に、必要に
応じて放送電波の受信状況を知ることができるので、ユ
ーザーにとって使い勝手のよい自動同調装置が得られ
る。
【0376】本発明に係る請求項3記載の自動同調装置
によれば、自動同調中および自動同調終了後に必要に応
じて、単純なノイズだけでなく、妨害電波やゴースト電
波なども含めて放送電波の受信状況を知ることができる
ので、ユーザーにとって使い勝手のよい自動同調装置が
得られる。
【0377】本発明に係る請求項4記載の自動同調装置
によれば、受像画面上に放送局情報を表示させることが
できるので、ユーザーにとって使い勝手のよい自動同調
装置が得られる。
【0378】本発明に係る請求項5記載の自動同調装置
によれば、同期信号判別手段により判別される映像信号
の信号方式、すなわち、PAL方式およびNTSC方式
については、ユーザーが同調手段の同調モードを設定す
る必要がなくなるので、ユーザーに負担をかけない自動
同調装置が得られる。
【0379】本発明に係る請求項6記載の自動同調装置
によれば、カラー信号判別手段により判別される映像信
号の信号方式、すなわち、PAL方式、SECAM方
式、SECAM−L方式については、ユーザーが同調手
段の同調モードを設定する必要がなくなるので、ユーザ
ーに負担をかけない自動同調装置が得られる。
【0380】本発明に係る請求項7記載の自動同調装置
によれば、同期信号判別手段およびカラー信号判別手段
により判別される映像信号の信号方式、すなわちNTS
C方式、PAL方式、SECAM方式、SECAM−L
方式については、ユーザーが同調手段の同調モードを設
定する必要がなくなるので、ユーザーに負担をかけない
自動同調装置が得られる。
【0381】本発明に係る請求項8記載の自動同調装置
によれば、音声復調に費やす時間が短く、自動同調中お
よび自動同調終了後に、放送電波を音声信号の信号方式
によって判別することが可能となるので、音声信号の判
別が迅速かつ、放送電波の分類がより細かくでき、種々
の放送電波が混在する地域での使用に適した自動同調装
置が得られる。
【0382】本発明に係る請求項9記載の自動同調装置
によれば、音声復調手段と電圧制御発振手段の必要数が
少なくて済み、自動同調中および自動同調終了後に、放
送電波を音声信号の信号方式によって判別することが可
能となるので、小型かつ、放送電波の分類がより細かく
でき、種々の放送電波が混在する地域での使用に適した
自動同調装置が得られる。
【0383】本発明に係る請求項10記載の自動同調装
置によれば、ユーザーが放送局情報に対応させて、呼出
番号を設定するなどの作業が不要となるので、ユーザー
に負担をかけない自動同調装置が得られる。
【0384】本発明に係る請求項11記載の自動同調装
置によれば、ユーザーが映像信号方式情報に対応させ
て、呼出番号を設定するなどの作業が不要となるので、
ユーザーに負担をかけない自動同調装置が得られる。
【0385】本発明に係る請求項12記載の自動同調装
置によれば、同期信号判別手段により判別される映像信
号の信号方式、すなわちPAL方式およびNTSC方式
については、ユーザーが映像信号方式情報に対応させ
て、呼出番号を設定するなどの作業が不要となるので、
ユーザーに負担をかけない自動同調装置が得られる。
【0386】本発明に係る請求項13記載の自動同調装
置によれば、カラー信号判別手段により判別される映像
信号の信号方式、すなわちPAL方式、SECAM方
式、SECAM−L方式については、ユーザーが信号方
式情報に対応させて、呼出番号を設定するなどの作業が
不要となるので、ユーザーに負担をかけない自動同調装
置が得られる。
【0387】本発明に係る請求項14記載の自動同調装
置によれば、同期信号判別手段およびカラー信号判別手
段により判別される映像信号の信号方式、すなわちNT
SC方式、PAL方式、SECAM方式、SECAM−
L方式については、ユーザーが信号方式情報に対応させ
て、呼出番号を設定するなどの作業が不要となるので、
ユーザーに負担をかけない自動同調装置が得られる。
【0388】本発明に係る請求項15記載の自動同調装
置によれば、ユーザーが音声信号方式情報に対応させ
て、呼出番号を設定するなどの作業が不要となるので、
ユーザーに負担をかけない自動同調装置が得られる。
【0389】本発明に係る請求項16記載の自動同調装
置によれば、音声信号方式判別に費やす時間が短いの
で、音声信号の判別が迅速かつ、呼出番号を設定するな
どの作業が不要となるので、ユーザーに負担をかけない
自動同調装置が得られる。
【0390】本発明に係る請求項17記載の自動同調装
置によれば、音声復調手段と電圧制御発振手段の必要数
が少なくて済むので、小型かつ、呼出番号を設定するな
どの作業が不要となるので、ユーザーに負担をかけない
自動同調装置が得られる。
【0391】本発明に係る請求項18記載の自動同調装
置によれば、請求項10〜請求項17のいずれかに記載
の自動同調装置において、ユーザーが任意に記憶内容の
並べ替えを設定できる機能が付加されるので、ユーザー
にとって自由度の大きな自動同調装置が得られる。
【0392】本発明に係る請求項19記載の自動同調装
置によれば、ユーザーが映像品位度の良好な順に対応さ
せて、呼出番号を設定するなどの作業が不要となるの
で、ユーザーに負担をかけない自動同調装置が得られ
る。
【0393】本発明に係る請求項20記載の自動同調装
置によれば、単純なノイズだけでなく、妨害電波やゴー
スト電波なども含めて映像品位度を判別することができ
るので、ユーザーにとって使い勝手のよい自動同調装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動同調装置の第1の実施例の
構成を示す図である。
【図2】 本発明に係る自動同調装置の第1の実施例の
部分構成を示す図である。
【図3】 本発明に係る自動同調装置の第1の実施例の
動作を説明するフローチャートである。
【図4】 本発明に係る自動同調装置の第2の実施例の
構成を示す図である。
【図5】 本発明に係る自動同調装置の第2の実施例の
部分構成を示す図である。
【図6】 本発明に係る自動同調装置の第2の実施例の
動作を説明するフローチャートである。
【図7】 本発明に係る自動同調装置の第3の実施例の
構成を示す図である。
【図8】 本発明に係る自動同調装置の第3の実施例の
部分構成を示す図である。
【図9】 本発明に係る自動同調装置の第3の実施例の
動作を説明するフローチャートである。
【図10】 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例
の構成を示す図である。
【図11】 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例
の動作の一例を示す図である。
【図12】 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例
の変形例の動作の一例を示す図である。
【図13】 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例
の変形例の動作の一例を示す図である。
【図14】 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例
の構成を示す図である。
【図15】 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例
の部分構成を示す図である。
【図16】 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【図17】 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【図18】 本発明に係る自動同調装置の第6の実施例
の構成を示す図である。
【図19】 本発明に係る自動同調装置の第6の実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【図20】 本発明に係る自動同調装置の第7の実施例
の構成を示す図である。
【図21】 本発明に係る自動同調装置の第7の実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【図22】 本発明に係る自動同調装置の第8の実施例
の構成を示す図である。
【図23】 本発明に係る自動同調装置の第8の実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【図24】 本発明に係る自動同調装置の第8の実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【図25】 本発明に係る自動同調装置の第9の実施例
の構成を示す図である。
【図26】 本発明に係る自動同調装置の第9の実施例
の部分構成を示す図である。
【図27】 本発明に係る自動同調装置の第9の実施例
の動作を説明するフローチャートである。
【図28】 本発明に係る自動同調装置の第10の実施
例の構成を示す図である。
【図29】 本発明に係る自動同調装置の第10の実施
例の部分構成を示す図である。
【図30】 本発明に係る自動同調装置の第10の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図31】 本発明に係る自動同調装置の第10の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図32】 本発明に係る自動同調装置の第11の実施
例の構成を示す図である。
【図33】 本発明に係る自動同調装置の第11の実施
例の部分構成を示す図である。
【図34】 本発明に係る自動同調装置の第11の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図35】 本発明に係る自動同調装置の第11の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図36】 本発明に係る自動同調装置の第12の実施
例の構成を示す図である。
【図37】 本発明に係る自動同調装置の第12の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図38】 本発明に係る自動同調装置の第12の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図39】 本発明に係る自動同調装置の第13の実施
例の部分構成を示す図である。
【図40】 本発明に係る自動同調装置の第13の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図41】 本発明に係る自動同調装置の第13の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図42】 本発明に係る自動同調装置の第14の実施
例の構成を示す図である。
【図43】 本発明に係る自動同調装置の第14の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図44】 本発明に係る自動同調装置の第14の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図45】 本発明に係る自動同調装置の第15の実施
例の構成を示す図である。
【図46】 本発明に係る自動同調装置の第15の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図47】 本発明に係る自動同調装置の第15の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図48】 本発明に係る自動同調装置の第16の実施
例の構成を示す図である。
【図49】 本発明に係る自動同調装置の第16の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図50】 本発明に係る自動同調装置の第16の実施
例の動作を説明するフローチャートである。
【図51】 従来の自動同調装置の構成を示す図であ
る。
【図52】 従来の自動同調装置の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図53】 従来の自動同調装置の動作を説明する図で
ある。
【符号の説明】
40 キャラクタゼネレータ回路、SC 受像画面、6
0 音声処理装置、610〜640 電圧制御発振器、
61 ソート基準メモリ、62 チューニングデータメ
モリ、63 ソート結果メモリ、キー入力装置。
フロントページの続き (72)発明者 奥川 勇 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 エンジニアリング株式会社京都事業所内 (72)発明者 島本 勝史 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 エンジニアリング株式会社京都事業所内 (72)発明者 濱田 順一 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 エンジニアリング株式会社京都事業所内 (72)発明者 白樫 啓一郎 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 エンジニアリング株式会社京都事業所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも映像信号を含む放送電波から
    所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段
    から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号に
    含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記
    同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知する
    AFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信
    号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受け
    て、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段
    と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手
    段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを
    備える自動同調装置であって、 前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前
    記映像信号に含まれるテキストデータをデコードするテ
    キストデータデコーダを備え、 前記同調制御手段において、前記デコードされたテキス
    トデータによって前記同調手段を制御すると共に、前記
    デコードされたテキストデータから放送局を特定する放
    送局情報を分離して、前記同調周波数に関するデータと
    共に前記記憶手段に記憶することを特徴とする自動同調
    装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも映像信号を含む放送電波から
    所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段
    から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含
    まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同
    調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するA
    FT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号
    および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、
    前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該
    同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える
    自動同調装置であって、 前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前
    記映像信号に含まれるランダムノイズを検出してノイズ
    データとして出力するノイズ検出手段を備え、 前記同調制御手段を介して、前記ノイズデータを前記同
    調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶する
    ことを特徴とする自動同調装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも映像信号を含む放送電波から
    所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段
    から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含
    まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同
    調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するA
    FT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号
    および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、
    前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該
    同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える
    自動同調装置であって、 前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前
    記映像信号の信号品位を検出し、信号品位データを出力
    する信号品位検出手段を備え、 前記同調制御手段を介して、前記信号品位データを前記
    同調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶す
    ることを特徴とする自動同調装置。
  4. 【請求項4】 前記映像信号処理手段の前記映像信号出
    力側に接続され、前記記憶手段に記憶された前記放送局
    情報を前記映像信号に重畳するキャラクタゼネレータ手
    段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の自動
    同調装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも映像信号を含む放送電波から
    所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段
    から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含
    まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同
    調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するA
    FT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号
    および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、
    前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該
    同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える
    自動同調装置であって、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、1
    秒間あたりの前記同期信号のパルス数を計数し、そのパ
    ルス数に応じて前記映像信号の信号方式を判別するとと
    もに、判別結果を同期信号判別信号として出力する同期
    信号判別手段と、 前記同期信号判別信号を受け、前記同調手段の同調モー
    ドを前記映像信号の信号方式に合わせて変更するための
    同調モード切換信号を出力するとともに、前記同調制御
    手段に前記同期信号判別信号を与える同調モード切換手
    段とを備え、 前記同調手段の同調モードを前記映像信号の信号方式に
    合わせて自動的に変更するとともに、前記同調制御手段
    を介して、前記同調手段の同調モードを前記同調周波数
    に関するデータとともに前記記憶手段に記憶することを
    特徴とする自動同調装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも映像信号を含む放送電波から
    所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段
    から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含
    まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同
    調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するA
    FT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号
    および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、
    前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該
    同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える
    自動同調装置であって、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、前
    記同期信号の後縁部に重畳するカラーバースト信号の周
    波数を計数し、その周波数に応じて前記映像信号の信号
    方式を判別するとともに、判別結果をカラー信号判別信
    号として出力するカラー信号判別手段と、 前記カラー判別信号を受け、前記同調手段の同調モード
    を前記映像信号の信号方式に合わせて変更するための同
    調モード切換信号を出力するとともに、前記同調制御手
    段に前記カラー信号判別信号を与える同調モード切換手
    段とを備え、 前記同調手段の同調モードを前記映像信号の信号方式に
    合わせて自動的に変更するとともに、前記同調制御手段
    を介して、前記同調手段の同調モードを前記同調周波数
    に関するデータとともに前記記憶手段に記憶することを
    特徴とする自動同調装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも映像信号を含む放送電波から
    所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段
    から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含
    まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同
    調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するA
    FT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号
    および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、
    前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該
    同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える
    自動同調装置であって、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、1
    秒間あたりの前記同期信号のパルス数を計数し、そのパ
    ルス数に応じて前記映像信号の信号方式を判別するとと
    もに、判別結果を同期信号判別信号として出力する同期
    信号判別手段と、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、前
    記同期信号の後縁部に重畳するカラーバースト信号の周
    波数を計数し、その周波数に応じて前記映像信号の信号
    方式を判別するとともに、判別結果をカラー信号判別信
    号として出力するカラー信号判別手段と、 前記同期信号判別信号および前記カラー信号判別信号を
    受け、前記同調手段の同調モードを前記映像信号の信号
    方式に合わせて変更するための同調モード切換信号を出
    力するとともに、前記同調制御手段に前記同期信号判別
    信号および前記カラー判別信号を与える同調モード切換
    手段とを備え、 前記同調手段の同調モードを前記映像信号の信号方式に
    合わせて自動的に変更するとともに、前記同調制御手段
    を介して、前記同調手段の同調モードを前記同調周波数
    に関するデータとともに前記記憶手段に記憶することを
    特徴とする自動同調装置。
  8. 【請求項8】 映像信号と音声信号とを含む放送電波か
    ら所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手
    段から出力される前記音声信号を受けて、前記音声信号
    の信号方式に合わせて音声復調を行い、復調済み音声信
    号として出力する音声処理手段と、前記同調手段からの
    受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段
    と、復調済み音声信号と前記AFT検出手段からのAF
    T信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同
    調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも
    前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記
    憶手段とを備える自動同調装置であって、 前記音声処理手段は、 前記音声信号がそれぞれ並列して与えられる複数の音声
    復調手段と、 前記複数の音声復調手段にそれぞれ接続され、前記音声
    信号の信号方式に対応した周波数のうち、互いに異なる
    1つの周波数のみを発振する電圧制御発振手段とを有
    し、 前記音声信号に対応した周波数を発振する電圧制御発振
    手段を有する音声復調手段のみが音声復調を行うととも
    に、前記同調制御手段を介して、前記音声信号に対応し
    た周波数の値を前記同調周波数に関するデータと共に前
    記記憶手段に記憶することを特徴とする自動同調装置。
  9. 【請求項9】 映像信号と音声信号とを含む放送電波か
    ら所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手
    段から出力される前記音声信号を受けて、前記音声信号
    の信号方式に合わせて音声復調を行い、復調済み音声信
    号として出力する音声処理手段と、前記同調手段からの
    受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段
    と、復調済み音声信号と前記AFT検出手段からのAF
    T信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同
    調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも
    前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記
    憶手段とを備える自動同調装置であって、 前記音声処理手段は、 音声復調手段と、 前記音声復調手段に接続され、前記音声信号の信号方式
    に対応した種々の周波数を発振する電圧制御発振手段
    と、 前記音声復調手段の出力側に接続され、前記音声復調手
    段から前記復調済み音声信号が出力されているか否かを
    判別し、その結果を同調制御手段に与える音声検波手段
    とを有し、 前記電圧制御発振手段に前記音声信号に対応した周波数
    を発振させて音声復調を行うとともに、前記同調制御手
    段を介して、前記音声信号に対応した周波数の値を前記
    同調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶す
    ることを特徴とする自動同調装置。
  10. 【請求項10】 映像信号を含む放送電波から所定のチ
    ャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力
    される前記映像信号を受けて、前記映像信号に含まれる
    同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段
    からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検
    出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および
    前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同
    調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制
    御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波
    数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同
    調装置であって、 前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前
    記映像信号に含まれるテキストデータをデコードするテ
    キストデータデコーダと、 前記記憶手段に記憶された少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを含む記憶内容を、予め設定さ
    れた順に自動的に並べ替える、ソーティング制御手段と
    を備え、 前記同調制御手段において、前記デコードされたテキス
    トデータによって前記同調手段を制御すると共に、前記
    デコードされたテキストデータから放送局を特定する放
    送局情報を分離して、前記同調周波数に関するデータと
    共に前記記憶手段に記憶し、前記放送局情報および対応
    する前記同調周波数に関するデータを、予め設定された
    順に自動的に並べ替えることを特徴とする自動同調装
    置。
  11. 【請求項11】 少なくとも映像信号を含む放送電波か
    ら所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手
    段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に
    含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記
    同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知する
    AFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信
    号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受け
    て、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段
    と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手
    段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを
    備える自動同調装置であって、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、前
    記映像信号の信号方式を判別するとともに、判別結果を
    映像信号方式情報として前記同調制御手段に与える映像
    信号方式判別手段と、 前記記憶手段に記憶された少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを含む記憶内容を、予め設定さ
    れた順に自動的に並べ替える、ソーティング制御手段と
    を備え、 前記同調制御手段を介して、前記映像信号方式情報を前
    記同調周波数に関するデータとともに前記記憶手段に記
    憶するとともに、 前記映像信号方式情報および対応する前記同調周波数に
    関するデータを、予め設定された順に自動的に並べ替え
    ることを特徴とする自動同調装置。
  12. 【請求項12】 前記映像信号方式判別手段は、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、1
    秒間あたりの前記同期信号のパルス数を計数し、そのパ
    ルス数に応じて前記映像信号の映像信号方式を判別する
    同期信号判別手段を有し、 前記映像信号方式情報は、判別結果として前記同期信号
    判別手段から出力される同期信号判別信号である請求項
    11記載の自動同調装置。
  13. 【請求項13】 前記映像信号方式判別手段は、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、前
    記同期信号の後縁部に重畳するカラーバースト信号の周
    波数を計数し、その周波数に応じて前記映像信号の映像
    信号方式を判別するカラー信号判別手段を有し、 前記映像信号方式情報は、判別結果として前記カラー信
    号判別手段から出力されるカラー信号判別信号である請
    求項11記載の自動同調装置。
  14. 【請求項14】 前記映像信号方式判別手段は、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、1
    秒間あたりの前記同期信号のパルス数を計数し、そのパ
    ルス数に応じて前記映像信号の映像信号方式を判別する
    同期信号判別手段と、 前記映像信号処理手段からの前記同期信号を受けて、前
    記同期信号の後縁部に重畳するカラーバースト信号の周
    波数を計数し、その周波数に応じて前記映像信号の映像
    信号方式を判別するカラー信号判別手段とを有し、 前記映像信号方式情報は、判別結果として前記同期信号
    判別手段および前記カラー信号判別手段から出力される
    同期信号判別信号およびカラー信号判別信号である請求
    項11記載の自動同調装置。
  15. 【請求項15】 音声信号と映像信号を含む放送電波か
    ら所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手
    段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に
    含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記
    同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知する
    AFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信
    号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受け
    て、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段
    と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手
    段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを
    備える自動同調装置であって、 前記同調手段から出力される前記音声信号を受けて、前
    記音声信号の信号方式を判別するとともに、判別結果を
    音声信号方式情報として前記同調制御手段に与える音声
    信号方式判別手段と、 前記記憶手段に記憶された少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを含む記憶内容を、予め設定さ
    れた順に自動的に並べ替える、ソーティング制御手段と
    を備え、 前記同調制御手段を介して、前記音声信号方式情報を前
    記同調周波数に関するデータとともに前記記憶手段に記
    憶するとともに、 前記音声信号方式情報および対応する前記同調周波数に
    関するデータを、予め設定された順に自動的に並べ替え
    ることを特徴とする自動同調装置。
  16. 【請求項16】 前記音声信号方式判別手段は、 前記音声信号がそれぞれ並列して与えられる複数の音声
    復調手段と、 前記複数の音声復調手段にそれぞれ接続され、前記音声
    信号の信号方式に対応した周波数のうち、互いに異なる
    1つの周波数のみを発振する電圧制御発振手段とを有
    し、 前記音声信号方式情報は、前記音声信号に対応した周波
    数を発振する前記電圧制御発振手段の周波数の値である
    請求項15記載の自動同調装置。
  17. 【請求項17】 前記音声信号方式判別手段は、 音声復調手段と、 前記音声復調手段に接続され、前記音声信号の信号方式
    に対応した種々の周波数を発振する電圧制御発振手段
    と、 前記音声復調手段の出力側に接続され、前記音声復調手
    段から前記復調済み音声信号が出力されているか否かを
    判別し、その結果を同調制御手段に与える音声検波手段
    とを有し、 前記音声信号方式情報は、前記音声復調手段において前
    記音声信号を復調するために、前記電圧制御発振手段が
    発振する周波数の値である請求項15記載の自動同調装
    置。
  18. 【請求項18】 前記記憶手段に接続され、前記記憶内
    容の並べ替え順を任意に設定する、ソート順序設定手段
    をさらに備える請求項10〜請求項17のいずれかに記
    載の自動同調装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも映像信号を含む放送電波か
    ら所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手
    段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に
    含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記
    同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知する
    AFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信
    号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受け
    て、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段
    と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手
    段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを
    備える自動同調装置であって、 前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前
    記映像信号の映像品位度を判別するとともに、判別結果
    を映像品位度情報として前記同調制御手段に与える映像
    品位度判別手段と、 前記記憶手段に記憶された少なくとも前記同調手段の同
    調周波数に関するデータを含む記憶内容を、所定の法則
    に従って順に自動的に並べ替える、ソーティング制御手
    段とを備え、 前記同調制御手段を介して、前記映像品位度情報を前記
    同調周波数に関するデータとともに前記記憶手段に記憶
    するとともに、 前記映像品位度情報および対応する前記同調周波数に関
    するデータを、前記映像品位度の良好な順に自動的に並
    べ替えることを特徴とする自動同調装置。
  20. 【請求項20】 映像品位度判別手段は、前記同調手段
    から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号の
    信号品位を検出する映像品位検出手段を有し、 前記映像品位度情報は、判別結果として前記映像品位検
    出手段から出力される映像品位信号である請求項19記
    載の自動同調装置。
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