JPH08190805A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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Publication number
JPH08190805A
JPH08190805A JP7018618A JP1861895A JPH08190805A JP H08190805 A JPH08190805 A JP H08190805A JP 7018618 A JP7018618 A JP 7018618A JP 1861895 A JP1861895 A JP 1861895A JP H08190805 A JPH08190805 A JP H08190805A
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JP
Japan
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gas
circuit
flame
night
secondary battery
Prior art date
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Application number
JP7018618A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sasaki
佐々木  洋
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Elco Co Ltd
Original Assignee
Elco Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/584,609 priority patent/US5636978A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N5/00Systems for controlling combustion
    • F23N5/20Systems for controlling combustion with a time programme acting through electrical means, e.g. using time-delay relays
    • F23N5/203Systems for controlling combustion with a time programme acting through electrical means, e.g. using time-delay relays using electronic means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N2227/00Ignition or checking
    • F23N2227/32Igniting for a predetermined number of cycles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N2227/00Ignition or checking
    • F23N2227/36Spark ignition, e.g. by means of a high voltage
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N2235/00Valves, nozzles or pumps
    • F23N2235/12Fuel valves
    • F23N2235/14Fuel valves electromagnetically operated

Abstract

(57)【要約】 【目的】AC電源を使用することなく、電池のみで夜間
だけガスを燃焼させることができるようにする。 【構成】ガスを点火用ガス燃焼用電源部10が二次電池
と、この二次電池を充電するための太陽電池とで構成さ
れ、電源部10からの駆動電圧はガスの点火回路30、
ガス点火後の炎を検出するための炎検出回路50、ガス
の供給状態を制御する電磁弁制御用のタイマー回路60
とに供給される。電源部10に関連して昼夜判別回路1
00が設けられ、夜間部のときの昼夜判別出力に基づい
て点火回路30、炎検出回路50、タイマー回路60が
動作状態となるように制御される。途中でガスが消えた
場合にはタイマー回路60が動作して、再点火動作を含
むトライアルが行なわれ、トライアル期間に再点火しな
いときは自動消火される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガスを使用した街路
灯などの各種ガス灯やそのほかの各種ガス器具などに適
用して好適な燃焼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガス、特に生ガスを使用した街路灯など
の各種ガス灯などでは、生ガスに点火(着火)してガス
を燃焼させるための燃焼装置が備えられている。燃焼装
置にはガス点火のための高圧電圧やガス供給用電磁弁の
開閉制御を行なわなければならないので、その動作電源
が必要になる。動作電源としては交流電源や直流電源が
考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】交流電源を動作電源と
して使用する場合には、ガス灯のように屋外で使用する
燃焼器具には不向きである。それは屋外であること、ガ
ス灯の接地場所によっては配線が困難であること、感電
のおそれがあることなど、解決しなければならない様々
な問題を内包する。
【0004】これに対し、直流電源を使用する場合には
電圧が低いので安全性が高い、配線のためのコードが不
要なため使用場所に制限を受けない、独立した閉回路で
あるためラインノイズの影響を受けない、屋外使用時雷
サージを受けないなどの利点を有する。その反面、例え
ば街路灯などでは夜間の間中使用されるものであるか
ら、毎日長時間にわたって電源を使用しなければならな
い。電源として電池などを使用すると、長時間耐用可能
な電池は大型であり、それであったとしても電池の交換
は頻繁に行なわれ、電池交換も非常に煩わしい。
【0005】電池として太陽電池を使用すれば電池交換
などの煩わしさが解消されるが、その反面電磁弁駆動に
必要な電力量を充分に供給できるかが問題である。この
ようなことを考慮すると、直流電源として特に充電可能
な二次電池と、太陽電池を組み合わせた使用が最も効果
的である。しかし、その場合これら電源を単に組み合わ
せただけでは、燃焼装置を構成する各種の回路系の電源
系を最も効率よく構築できるとは限らない。
【0006】そこで、この発明はこのような従来の課題
を解決したものであって、二次電池と太陽電池を使用し
た最も適切な燃焼装置を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載したこの発明に係る燃焼装置では、
ガスを点火するためのガス燃焼用電源部が二次電池と、
この二次電池に並列接続され、この二次電池を充電する
ための太陽電池とで構成され、この電源部からの駆動電
圧は少なくともガスの点火回路、ガス点火後の炎を検出
するための炎検出回路およびガスの供給状態を制御する
電磁弁コントロール用のタイマー回路とにそれぞれ供給
されると共に、
【0008】上記電源部に関連して昼夜判別回路が設け
られ、夜間部のときの昼夜判別出力に基づいて上記点火
回路、炎検出回路およびタイマー回路がそれぞれ動作状
態となるように制御されたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】図2のように昼間部では点rの電位は高いので
このとき電源路Lbに設けられたインバータIaの出力
は「L」に反転し、点sの電位は「L」となっている。
したがってインバータIcの出力も「L」でトランジス
タQbはオフである。インバータIbの出力が「H」で
あるために点vの電位は電源路Laの電位と同じになっ
ている。したがってインバータIdの出力は「L」とな
り、トランジスタQaもオフである。その結果、電磁弁
20は付勢されないから、生ガスは燃焼部130に供給
されない。
【0010】しかし、夜間部になると上述とは逆になる
から、トランジスタQa、Qbがオンして電磁弁20が
駆動されて生ガスは燃焼部130に供給される。一方、
点uの電位は「H」になるからインバータIfの出力で
トランジスタQfがオンして点火回路30への電源路L
bが閉じて電源が供給される。これによって点火回路3
0から高圧電圧が発生してフレームロット3によって点
火(着火)が行なわれる。
【0011】着火されるとフレームロット3とバーナ2
との間の電流路が炎4によって閉成され、このときの炎
4によって直流化された電圧が炎検出回路50のトラン
ジスタQeのソース側に加わり、これをオフさせる。そ
の結果、トランジスタQfがオン、インバータIeの出
力が「H」となり、図2の点sの電位が「H」となる。
したがって、ガスが点火され正常に炎4が得られている
ときはトランジスタQbのみがオン状態を保持し、ガス
燃焼状態が保持される。
【0012】このように夜間部のみ自動点火されてガス
の燃焼状態となる。途中で失火するとトランジスタQe
がオン状態に復帰し、次段のトランジスタQfがオフと
なって点sの電位は「H」のままに保持されるから、電
磁弁20は開いたままとなる。一方このとき電源路Ld
は「H」でインバータIfの出力が「L」になってトラ
ンジスタQgをオンさせる。その結果点火回路30が再
起動されて生ガスへの再点火動作となる。
【0013】再点火してもガスが燃焼しないときは放電
回路73が矢印のように放電を開始し、例えば15秒後
になるとインバータIbの出力が「H」に反転するの
で、電磁弁20への付勢が停止して電磁弁20が閉じら
れる。これによって生ガスが大量に流出することがな
い。
【0014】
【実施例】続いて、この発明に係る燃焼装置の一例をに
ガス灯に適用した場合につき、図面を参照して詳細に説
明する。
【0015】図9及び図10はガス灯110の一例を示
すもので、所定長の支柱112の先端部に燃焼部130
が取り付けられ、支柱112の管内にはガス管21が配
設される。支柱112の燃焼部130側には燃焼装置1
が配置される。燃焼装置1に設けられる電源部としてこ
の発明では後述するように二次電池と太陽電池の2種類
の電池が併用されており、したがって、図10にも示す
ように太陽電池パネル12Aが太陽光を集光できるよう
に取り付けられている。
【0016】燃焼装置1によって図11に示すように電
磁弁20が制御されて生ガスの供給状態がコントロール
されると共に、燃焼部130に対する点火制御、炎監視
などを行なっている。燃焼部130としては周知のよう
に温かみのあるガスの炎となるようにマントルなどが使
用される。燃焼部130にはパイロットバーナは設けら
れていないが、これを使用した燃焼部にもこの発明は適
用できる。
【0017】図1はこの発明に係る燃焼装置1の系統図
を示すもので、夜間部になると電源部10の電源供給を
受けて電磁弁20が作動して生ガスが燃焼部130に送
給される。これと同時に、点火回路30が作動してフレ
ームロット3に高圧電圧(15000ボルト位)が印加
されて、これとバーナ2との間で火花を発生させて生ガ
スに点火してガスを燃焼させる。
【0018】ガスが燃焼するとこのフレームロット3が
フレームセンサとしても機能し、今度はこのフレームロ
ット3からの出力で炎検出回路50が動作し、検出出力
でタイマー回路60が制御される。タイマー回路60は
ガスの点火時に所定時間だけ電磁弁20を起動させる機
能と共に、途中失火時に所定時間再点火動作を継続し、
所定時間が経過しても再点火しないときには電磁弁20
を閉じるような制御機能がある。つまり生ガスが大量に
洩れないように安全側に動作するように構成されてい
る。
【0019】電磁弁20は電磁弁トリガ回路(電磁弁コ
ントロール用トリガー回路)80によって制御され、電
磁弁トリガー回路80はタイマー回路60のタイマー出
力に基づいて制御される。電源部10に関連して昼夜判
別回路100が設けられ、夜間部のときだけ上述した各
回路20,30,50,60,80などに動作電源が供
給されて所定の動作が行なわれるように制御される。
【0020】電磁弁20は図4のように省電力型のもの
が使用される。周知のように開閉弁を吸着動作させるた
めには動作電源が3ボルトであるとき800mA〜1A
位の電流を吸着コイルに流さないと吸着動作が行なわれ
ない。しかし、このような電流を常時流し続けると極く
僅かの時間で動作電源(電池)が消耗してしまう。
【0021】そこで、図4のように吸着コイルを第1の
吸着コイル20aと第2の吸着コイル20bの2系統に
分け、最初は両吸着コイル20a,20bに大電流を流
して開閉弁の付いた弁作動杆(プランジャー)26を吸
着する。吸着後は第2の吸着コイル20bに僅かな電流
(例えば2mA)を流して開状態を保持するようにして
いる。これは図5のように弁作動杆26を一旦吸着した
あとは、僅かな電流を流すだけで開状態を保持できるか
らである。このように構成することによって、始めて電
磁弁20を長時間使用しても電池の消耗を回避すること
ができる。
【0022】図2および図3は図1に示した燃焼装置1
の具体例である。図2に示すように電源部10はニッケ
ル・カドミウム電池などの充電可能な二次電池11と太
陽電池12とで構成され、これらがダイオード13を介
して並列接続される。ダイオード13は夜間部二次電池
11の電圧が太陽電池12側に供給されないようにする
ための逆流防止用のものである。
【0023】二次電池11は端子電圧が2.4ボルトを
直列2個使用して3ボルトの動作電圧を得ている。この
二次電池としては1日の照明時間を8〜12時間とし、
無日照日を5日に設定したときでも使用できる電池容量
をもたせている。太陽電池12は二次電池11を充電さ
せるために使用されるもので、この例では5ボルト、5
0mA程度の発電量のものが使用される。
【0024】点pから分岐した電源路Laを通して供給
される電圧は点火回路30、炎検出回路50、電磁弁ト
リガー回路80などの動作電源として使用される。電源
路LaにはスイッチSWが設けられているが、このスイ
ッチSWは燃焼装置1をガス灯に設置したときにオンさ
れる(図6C)。これはこの燃焼装置1自体が夜間部に
動作するように構成されているので、装置保管場所が暗
いと、装置が動作してしまうからである。
【0025】点pから分岐した他方の電源路Lbを通し
て供給される電圧は動作状態を制御するための電圧とし
て使用される他、昼夜判別回路100に接続される。昼
夜判別回路100は電源路Lbに接続されたインバータ
Iaを有し、このインバータIaは太陽電池12の誘起
電圧の大小によってその反転動作が制御される。そのた
め、太陽電池12の端子qと接地間には抵抗器RaとR
bで構成された分圧回路101が接続され、その接続点
rに得られる太陽電池12の分圧電圧(図6A)が抵抗
器Rcを介してインバータIaに印加される。
【0026】昼間は点qの電位が高く夜間になると低く
なるから、太陽電池12の端子電圧が所定の閾値REF
(図6A)より下がったときインバータIaが反転す
る。したがって、図6BのようにインバータIaの出力
側電源路Lbの電位は昼間部では「L」で、夜間部にな
って始めて「L」から「H」に反転する。
【0027】昼間部では電源路Lbが「L」であるため
に動作電圧がゼロとなり、図2、図3に示す点火制御回
路40および電磁弁トリガー回路80はそれぞれ動作し
ない。電源路Lbがローレベルであるためにタイマー回
路60に備えられた時定数回路71を構成するコンデン
サ71aは放電状態にあり、インバータIbの入力(点
sの電位、図6D)はローレベル、その出力(点tの電
位)はハイレベルとなっており、昼夜判別回路100に
おける点vの電位は「H」の状態にある。そのため、電
磁弁トリガー回路80に設けられたコンデンサ82bの
両端電位が同じで電荷がゼロであるので、インバータI
dの出力はローレベルである(図6E)。その結果トラ
ンジスタQaはオフである(図6F)。
【0028】点tがハイレベルであるため次段のインバ
ータIcの出力(点uの電位)はローレベルであってト
ランジスタQbもオフである(図6H)。その結果、電
磁弁20は付勢されず燃焼部130への生ガスは遮断さ
れた状態にある(図6I,J)。
【0029】一方、タイマー回路60における点uの電
位はローレベルであるため電源路Ldの電位もローレベ
ルである。そのため、点火制御回路40におけるインバ
ータIfの出力がハイレベルに保持されており、トラン
ジスタQgはカットオフ状態に制御されたままである。
その結果点火回路30への電源の供給も遮断された状態
にあり点火動作は行なわれない。つまり、昼間部では燃
焼部130の燃焼動作は完全に停止している。
【0030】これに対してガス灯の周囲が暗くなり、昼
夜判別回路100における昼夜判別用閾値REF以下に
なるとインバータIaが反転してインバータ出力側の電
源路Lbの電位はハイレベルに反転する。そうすると、
コンデンサ71aと抵抗器71bの時定数回路71がそ
の充電動作を開始し、この例ではほぼ1秒後に点sの電
位がハイレベルになる。そうすると点t(インバータI
bの出力端)がローレベルとなって微分動作を行なう時
定数回路82のコンデンサ82aが充電を開始する。そ
の結果、時定数回路82の時定数τで決まる時間(この
例では0.5秒間)だけ、インバータIdの出力がハイ
レベルに反転してトランジスタQaをオンさせる(図6
G)。
【0031】これと同時に点uの電位もハイレベルに反
転するから、トランジスタQaのオンと同時にトランジ
スタQbがオンして、電磁弁20の両コイル20a,2
0bへの給電が始まって電磁弁20は開状態となる。こ
れで生ガスが燃焼部130に供給される。
【0032】一方、点uの電位がハイレベルに反転する
ことから電源路Ldの電位がハイレベルとなるため、こ
のとき始めてトランジスタQgがオンして、点火回路3
0へ動作電源が電源路Lbを介して供給される。
【0033】点火回路30は一対のトランス31,35
を有し、前段の発振トランス31の一次コイル32a側
には発振回路32が接続される。発振回路32は一次コ
イル32aの閉ループ構成であって、発振用のトランジ
スタQc、抵抗器32cおよびダイオード32dで構成
されたブロッキング発振回路である。その発振周波数は
40KHz程度であるが、この値は任意である。
【0034】二次コイル32b側に伝達されたこの発振
出力は整流用のダイオード34、高圧トランス35の一
次コイル36aをそれぞれ介して充電用コンデンサ37
に供給される。コンデンサ37で昇圧された電圧がサイ
ダック(商品名)などのスイッチング手段38のブレー
ク電圧を越えるとこのスイッチング手段38がオンし
て、二次コイル36b側に昇圧された高圧電圧が誘起さ
れる。この例では15000ボルト程度の高圧電圧が得
られる。
【0035】高圧電圧はフレームロッド3に与えられる
から、フレームロッド3とバーナ2との間で放電が起こ
り、生ガスへの点火が行なわれる。生ガスが点火されて
燃焼するとガスの炎4とバーナ2との間に電流路が形成
される。炎4は周知のように炎4側がアノード、バーナ
2側がカソードとなるような整流作用がある。この整流
作用により図8において鎖線で示す電流ループが形成さ
れる。
【0036】したがって、フレームロッド3は点火後は
フレームセンサとして機能し、その検出出力は図3に示
す炎検出回路50に導かれる。炎検出回路50は発振ト
ランス51を有する。その一次コイル52a側にはこれ
を含むような発振回路52が設けられる。発振回路32
と同様にこの発振回路52も発振用トランジスタQdの
他に、抵抗器52c,ダイオード52dで構成される。
発振周波数は40KHz程度であるがその値は任意であ
る。
【0037】発振出力はフレームセンサとして機能する
フレームロッド3に昇圧トランス35の二次コイル36
bを介して炎検出信号として供給される。また、発振ト
ランス51の二次コイル52bは高周波フィルタ54を
介してFET構成のトランジスタQeに接続されてお
り、トランジスタQeのソース端子は端子eに接続され
ている。端子eは図8にも示すようにガス管21に接続
されている。
【0038】そのため、ガスが燃焼して炎4を介した電
流ループが形成されると、40KHzの炎検出信号は炎
4によって整流され、整流出力が図3の鎖線のループを
介してトランジスタQeのソース端子に印加される。ト
ランジスタQeはFETであるため、図6Kのように電
流ループが形成される前はオンしているが、電流ループ
が形成されそのソースとゲート間に所定の電流出力(直
流電圧)が印加されるとトランジスタQeが逆バイアス
されることになるので、これがオフする。
【0039】そうすると、点wがハイレベルとなり、次
段のトランジスタQfがオンして(図6L)、点xをロ
ーレベルに引き込むので、いままでハイレベルを保持し
ていた電源路Ldはローレベルに反転して点火制御回路
40が作動して点火回路30への動作電源の供給が遮断
され、点火動作が終了する。
【0040】トランジスタQfのコレクタ側に接続され
たインバータIeの出力は図6Mのようにハイレベルと
なるため図2に示す端子cの電位つまり、点sの電位は
ハイレベルを保持する。その結果、トランジスタQbは
オン状態を維持し、電磁弁20は開状態を保持する。ト
ランジスタQbの電流路に設けられた定電流回路84は
電源路Laの電位が下がったようなときでも必要最小限
の定電流(低い電流)が第2の吸着コイル20bを流れ
るようにして、二次電池11の電流消耗を避けられるよ
うにしている。
【0041】第1の吸着コイル20aが接続されたトラ
ンジスタQa側には時定数回路82が存在しているの
で、インバータIaの出力が反転した時点から時定数τ
(0.5秒位)が経過するとインバータIdの入力には
電源路Laの電位が印加されることになってその出力は
再びローレベルとなり、トランジスタQaがオフ状態に
制御される。これで電磁弁20は第2の吸着コイル20
bのみで駆動されることになる。
【0042】一度ガスが燃焼すれば上述した動作状態が
継続する。燃焼中に何らかの原因で失火すると、次のよ
うな動作で再点火動作をし、再点火しても点火しないと
きは電磁弁20が自動的に閉じられるような安全動作が
行なわれる(図7参照)。
【0043】まず、ガスが消えると炎4を含む電流ルー
プが途絶えるので炎検出回路50のトランジスタQeが
オン状態に戻る(図7A,B)。そうすると点xの電位
もハイレベルになるからインバータIfの出力レベルが
反転してトランジスタQfがオン状態に復帰する(図7
C)。これで点火回路30にその動作電圧が供給される
ので点火動作が再開される。
【0044】この再開によってガスが点火すれば上述し
た燃焼動作が再開されることになる。再点火してもガス
が燃焼しないときには次のような動作となる。再点火が
行なわれると点xの電位がハイレベル、端子cの電位が
ローレベルになるので、このときは図2に示すインバー
タIbの入力段に接続された時定数回路73(コンデン
サ73aと抵抗器73b、71bで構成される)が放電
動作を開始する(図7D)。
【0045】その時定数τは15秒程度に選ばれ、最初
に再点火してから15秒が経過するとインバータIbの
入力がローレベルになるためその出力である点tの電位
はハイレベルとなる(図7E)。その結果トランジスタ
Qbがオフし、電磁弁20が閉じられる(図7F,G,
H)。つまり、再点火してもガスが点火しないときは1
5秒間のトライアルを経て生ガスの送給が停止されるよ
うな安全動作が自動的に実行される。
【0046】図3においてダイオード56はコンデンサ
71aに対する放電路形成用のものであり、ダイオード
57は逆流阻止用のダイオードであり、そしてダイオー
ド58は点火時にトランジスタQgをオフさせるために
電源路Ldの電位を点xの電位に引き込むためのダイオ
ードである。
【0047】図3において点火によって炎4による電流
路が形成されるとネオンランプ39が点灯して点yの電
位は所定電位(例えば50〜60ボルト)となる。これ
で発振トランス51の二次コイル52b側の電位を低電
位に抑えている。そうしないと、フレームロッド3に印
加された高圧電圧がこの発振トランスに印加され、これ
が破壊されるおそれがあるからである。
【0048】以上のように構成することによって、屋外
に配置された使用環境が厳しく、AC電源を全く使用で
きないところでも、AC電源を使用していると同じよう
に燃焼装置を駆動できる実益を有する。また、無日照日
が連続して5日間続いても毎日ガスの炎を点らせること
ができるので使用環境が限定されない。この燃焼装置は
二次電池と太陽電池の寿命が来るまで電池を交換する必
要がないので保守点検が非常に楽になる。それだけ維持
費が安くなる。
【0049】上述した実施例はこの発明をガス灯の燃焼
装置に適用したが、その他ガスを燃料とするガス器具の
燃焼装置にこの発明を適用できる。
【0050】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る燃焼装置
では二次電池と太陽電池を巧みに組み合わせ、夜間部の
みに動作するように構成したので、AC電源を使用でき
ない設置場所でも使用できるようになると共に、昼間部
では二次電池が充電されるようにしてあるため燃焼装置
の電池交換期間を大幅に延長させることができる。その
ため保守点検の回数を激減させることが可能になるから
維持コストを大幅に低減できる特徴を有する。
【0051】また、ガス燃焼中に何らかの原因で消火し
たような場合でも、自動的に再点火させ、トライアル期
間が経過しても再点火しないようなときには直ちに電磁
弁を閉じ、生ガスが異常に放出されないような安全動作
機構を採用しているので、非常に安全である。突風など
によって消火するようなことがあっても安全である。し
たがってこの発明は上述したようにガス器具などの燃焼
装置に適用して極めて好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る燃焼装置の一例を示す系統図で
ある。
【図2】燃焼装置の一部の具体例を示す接続図である。
【図3】燃焼装置の他部の具体例を示す接続図である。
【図4】電磁弁の一例を示す断面図である。
【図5】図4の動作状態の断面図である。
【図6】燃焼装置の動作状態の一例を示すタイミングチ
ャートを示す図である。
【図7】燃焼装置の他の動作状態の一例を示すタイミン
グチャートを示す図である。
【図8】炎を含めた等価回路である。
【図9】この発明に係る燃焼装置を取り付けたガス灯の
図である。
【図10】太陽電池側の平面図である。
【図11】燃焼装置とガス灯の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 燃焼装置 2 バーナ 4 炎 10 電源部 11 二次電池 12 太陽電池 20 電磁弁 30 点火回路 40 点火制御回路 50 炎検出回路 60 タイマー回路 80 電磁弁トリガー回路 100 昼夜判別回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスを点火するためのガス燃焼用電源部
    が二次電池と、この二次電池に並列接続され、この二次
    電池を充電するための太陽電池とで構成され、 この電
    源部からの駆動電圧は少なくともガスの点火回路、ガス
    点火後の炎を検出するための炎検出回路およびガスの供
    給状態を制御する電磁弁コントロール用のタイマー回路
    とにそれぞれ供給されると共に、 上記電源部に関連して昼夜判別回路が設けられ、夜間部
    のときの昼夜判別出力に基づいて上記点火回路、炎検出
    回路およびタイマー回路がそれぞれ動作状態となるよう
    に制御されたことを特徴とする燃焼装置。
  2. 【請求項2】 上記昼夜判別回路は太陽電池の端子電圧
    を検出することによって上記二次電池の端子電圧の極性
    を反転するインバータを有することを特徴とする請求項
    1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】 上記電磁弁には弁作動杆を吸着するため
    の一対の吸着用コイルを有し、弁吸着後は一方の吸着コ
    イルで弁吸着状態が保持されると共に、上記タイマー回
    路の出力でこれらコイルの通電状態が同時にコントロー
    ルされるようになされたことを特徴とする請求項1記載
    の燃焼装置。
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