JPH08172405A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH08172405A
JPH08172405A JP6315368A JP31536894A JPH08172405A JP H08172405 A JPH08172405 A JP H08172405A JP 6315368 A JP6315368 A JP 6315368A JP 31536894 A JP31536894 A JP 31536894A JP H08172405 A JPH08172405 A JP H08172405A
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JP
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wireless
terminal device
base station
communication
radio
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JP6315368A
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English (en)
Inventor
Osamu Moriya
谷 修 森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、無線通信において同報通信を適用
した無線チャネル割当を行うことにより、周波数を有効
に利用してリアルタイム性などの通信品質を確保した同
報通信方式の実現を目的とする。 【構成】 無線基地局において、通信中のチャネルが同
報通信モードであるか個別通信モードであるかを認識し
ておき、新規に発呼した無線端末装置が同報通信モード
のサービスを要求しており、その通信先が別の無線端末
装置と同報通信モードで通信している場合には、その通
信中のチャネルの同報通信先に新規に発呼した無線端末
を加えることによって同報通信を実現する。さらに同報
通信に適応した無線チャネル割当を行うことによって、
収容可能な無線端末装置数を増大させて周波数資源の有
効利用がはかられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信システムに係
り、無線通信における同報通信のチャネル管理を行なう
無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電話に代表される音声通信では、通話者
双方の端末は1対1に回線接続され、通話が終了するま
でその回線は保持される。通話回線が多数の利用者によ
って全て使われている状態で新たな利用者が発呼すると
接続ができないので呼損となり、全発呼数に対する呼損
数の割合を呼損率と呼び、サービス水準を表す一つの尺
度である。
【0003】移動通信においても音声通信では有線の場
合と同様に、通話者双方の端末を1対1に回線接続する
ために、無線基地局から無線通信端末まで無線チャネル
によって回線を接続して通話を行なっていた。
【0004】これに対し、近年のディジタル通信技術や
計算機技術の進展により、音声以外のメディアであるデ
ータ、画像、ファックスなども通信されるようになって
きている。このようなサービスは、必ずしも1対1通信
でなければならない必要性はなく、画像通信などはCA
TVのように放送型として使われる要素もある。
【0005】また別のニーズとして情報内容も多様化し
ており、現在のテレビジョン放送のような少チャネル広
域型の放送だけではなく、CATVに代表される多チャ
ネル狭地域放送が注目されてきている。このようなサー
ビスは従来の通信の概念である1対1通信ではなく、1
対多の通信である。
【0006】無線を考えた場合は実用可能な周波数資源
には限りがあるので、少ない周波数帯域で1対多の通信
を行なうには、無線によって同報通信を行なうのが適当
である。ここで、同報通信とは、通信回線に含まれる全
て又は、特定多数の端末に対して同時に同一のデータを
伝送することをいう。
【0007】従来、1対多通信の例として、地上波放送
がある。しかしこれは非常に広域をカバーするため、周
波数資源の問題から接続チャネル数に限りがあり、非常
に多数の放送局を受信端末から自由に選択して受信する
ことは極めて困難であった。
【0008】また他の例として、無線ローカルエリアネ
ットワーク(LAN)がある。しかし、これは回線を設
けることなしに行なうデータ転送であり、データの伝達
に関してはできるだけ良好に行なえれば奇貨とする方式
であるため、遅延時間のばらつきが大きく、またパケッ
トの衝突等により回線の品質を高く保つ必要のあるサー
ビスには適するものではなかった。
【0009】さらに、従来の移動通信における無線チャ
ネルの割合は、図7に示すように無線基地局から無線端
末へ到る下りチャネルとその逆の上りチャネルとの上下
のチャネルを常に対にして割り当てられていた。この方
法では下りチャネルをマルチキャストし、上りチャネル
を各端末個別に通信する無線のビデオ放送サービス(−
ビデオ オン デマンド[Video On Demmand]−VO
D)のような新しいマルチメディアサービスに対応する
ことができなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線通信システ
ムでは、無線端末装置と無線基地局装置間の無線回線に
おいては1対1通信が行なわれているか、あるいは品質
の保証のない放送型通信が行なわれており、1対多の同
報通信における通信のリアルタイム性を保証できる回線
接続式の無線通信システムはなかった。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ある周波数帯域を同一の情報を共有して受信する
無線端末装置に対して通信品質を保証できる回線接続式
の無線通信システムを提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる無線通信
システムは、無線端末装置との間でディジタル信号を送
信または受信する無線基地局と、前記無線端末装置から
の情報出力要求に応じて前記無線基地局を介して当該無
線端末装置と回線接続され、前記無線端末装置に対しデ
ィジタル信号に変換された情報を出力する情報出力装置
とを備えた無線通信システムにおいて、前記情報出力装
置は、第一の無線端末装置に対して無線基地局を介して
情報の出力中に第二の無線通信端末から情報出力要求さ
れた場合には、前記無線基地局を介して情報の出力を行
う手段を備えたことを特徴とする無線通信システム。
【0013】この発明の異なる態様における無線通信シ
ステムは、無線により音声やデータ等の情報を送受信す
る手段を持ち、無線端末装置から通知された通信相手識
別信号に従って該無線端末装置の通信先を選択する手段
を有する該無線基地局と、該無線基地局と有線または無
線によって接続される他の端末もしくはサーバーと、該
無線基地局から該無線端末装置を含む複数の無線端末装
置に同報通信を行なう手段と、を備えたものにおいて、
該無線基地局が該無線端末装置から同報通信モードを選
択する信号を受信した場合には、新たに通信を開始しよ
うとする無線端末装置の通信先がすでに通信中の他の無
線通信端末装置と同じであり、かつ両端末が同一の無線
基地局を介して通信を行なう場合には、該無線基地局か
ら該通信中端末装置と該新規通信端末装置の両方に同報
通信を行ない、また該無線基地局が該無線端末装置から
個別通信モードを選択する信号を受信した場合には、該
無線基地局と通信中の他の無線端末装置の通信チャネル
とは独立の無線チャネルを用いて通信を行なうものであ
る。
【0014】また、この発明の更に異なる態様における
無線通信システムは、第2の態様と同様の送受信手段及
び選択手段を備える無線基地局と、他の端末又はサーバ
ーと、同報通信を行なう手段とを備えたものにおいて、
個別通信モードと同報通信を許可するモードとの両方を
新規の通信に割り当てることの可能な無線チャネルが1
チャネルのみの時受信した場合は、同報通信を許可する
モードの無線端末装置を優先して無線チャネルを割り当
てる。
【0015】この発明の第2の発明にかかる無線通信シ
ステムは、無線端末装置との間でディジタル信号を送信
又は受信する無線基地局と、前記無線端末装置からの情
報出力要求に応じて前記無線基地局を介して前記無線端
末装置に対してディジタル信号に変換された情報を出力
する情報出力装置と、前記無線基地局と前記情報出力装
置との間で情報の通信を行なう通信手段と、を備えた無
線通信システムにおいて、個別通信または同報通信中に
該無線端末装置が移動してその通信エリアが別の無線基
地局に移った場合に、移動先の基地局において該無線端
末装置の移動直前における通信先と、すでに少なくとも
1台の別の無線通信が同報通信を許可するモードで通信
中であった場合には、該交換装置は移動先の無線基地局
へ該無線端末装置の接続を切り替え、移動先の該無線基
地局は上記通信先と同報通信する無線端末装置のグルー
プの中に移動してきた該無線端末装置を同報通信先とし
て加えて通信を継続する。
【0016】この発明の第3の発明にかかる無線通信シ
ステムは、無線端末装置との間でディジタル信号を送信
または受信する無線基地局と、前記無線端末装置からの
情報出力要求に応じて前記無線基地局を介して当該無線
端末装置と回線接続され、前記無線端末装置に対しディ
ジタル信号に変換された情報を出力する情報出力装置と
を備えた無線通信システムにおいて、該無線基地局から
同報通信される該無線端末装置に向かう下りチャネルの
呼損率等の通信品質と、該無線端末装置から無線基地局
に向かう上りチャネルの通信品質とが同等になるように
無線チャネルを割り当てるものである。
【0017】
【作用】この発明の無線通信システムは、情報サーバー
から無線基地局を介して無線端末装置が情報を受信して
いる場合に、新規な無線端末装置が該通信中の無線端末
装置と同一の情報を受信する旨無線基地局に通知を送信
した場合は、無線基地局において既に通信中のチャネル
を用いて該通信中無線端末装置と該新規無線端末装置と
の両者に同報通信を行ない、また必要に応じて該新規無
線端末装置から該無線基地局に個別に通信するチャネル
を設けることにより、周波数の有効利用をはかりながら
通信品質の保証を確保することが可能になる。
【0018】第1および第2の態様によるこの発明の無
線通信システムは、無線基地局において新規に接続を要
求してきた無線端末装置の接続が同報通信を許可するモ
ードであるか、個別通信のみを許可するモードであるか
を判定し、同報通信が許可されるモードである場合に同
一の情報を受信中の無線端末装置が存在している場合に
は新規無線端末装置にも同一の受信チャネルを割り当て
て同報通信を行ない、個別通信のみを許可する端末にお
いては新規の受信チャネルを割り当てて個別通信を行な
う。また同報通信を許可するモードの端末と個別通信の
み許可するモードの端末が競合した場合には同報通信を
許可するモードの端末を優先する。これにより個別通信
と同報通信の2つのサービスを区別することなく同一の
システムに収容するとが可能となり、コストの低下とサ
ービスの多様化を同時に実現するとともに、同報通信端
末を優先することにより新規呼のブロック率を低下させ
て通信品質の向上を図ることが可能となる。
【0019】第2の発明によるこの発明の無線通信シス
テムは、ある無線基地局と通信中の無線端末装置が隣接
する無線基地局のカバーするエリアに移動して移動先の
無線基地局へと通信先を切り替える場合に、移動先の無
線基地局において同一の通信先と通信中の別の無線端末
装置が存在していた場合には、既に通信中の無線端末装
置と移動してきた無線端末装置の両方に無線基地局から
同一チャネルを用いて同報通信を行なう。これによって
移動先の無線基地局において新規に割り当てる無線チャ
ネルがなかった場合であっても、同報通信によって移動
してきた無線端末装置を収容することが可能となるた
め、サービス上重要な通信中の強制切断を減少を図るこ
とが可能となる。
【0020】第3の発明によるこの発明の無線通信シス
テムは、複数の同報通信端末とを含む無線端末装置に無
線基地局と無線端末装置間の無線チャネルを共通に割り
当てる際に、上りチャネルと下りチャネルの割当数を変
化させる。同報通信中の端末が下りチャネルは共用であ
るが、上りチャネルは個別である場合に、全体として下
り使用チャネル数が上り使用チャネル数より少なくなり
下りチャネルの呼損率が減少したため上りチャネルと下
りチャネルとの呼損率に不均衡が発生する場合がある。
この不均衡な状態を解消するため無線基地局において上
りチャネルの割当数と下りチャネルの割当数を変化さ
せ、これにより少ない周波数資源を用いて個別チャネル
割当より多くの無線通信端末装置を収容し、かつ上りと
下りのチャネルにおける通信品質の均衡を図ることが可
能となる。
【0021】
【実施例】以下、この発明に係る無線通信システムの好
適な実施例について添付図面に従い詳細に説明する。
【0022】図1はこの発明の第1の実施例に係る無線
通信システムの概略構成を示し、この第1の実施例は請
求項1に対応している。
【0023】図1において、1は無線基地局、2a,2
bは無線端末装置、3a〜3cは情報サーバーもしくは
端末装置、4は通信路、5はノード、6はノードと通信
路からなるネットワーク、7は無線通信区間、7a,7
bはそれぞれ無線端末装置2a,2bと無線基地局1間
の無線チャネル,8は無線端末装置2の変復調部の周波
数選択装置である。
【0024】次に第1の実施例による無線通信システム
の動作について説明する。情報サーバー3a〜3cから
画像、音声、データ等の各種情報が通信路4とネットワ
ーク6を経由して無線基地局1に到達する。また無線基
地局1は自分の無線ゾーン内の無線端末に対し、接続要
求があった場合には無線チャネル11によって無線通信
路を接続する。無線端末装置2aが無線チャネル11a
を介して無線基地局1から例えば情報サーバー3aの情
報を受信している状態において、無線端末装置2bから
同様に情報サーバー3aの情報の受信要求があった場合
には、無線基地局1は無線端末装置2bに割当てられる
チャネル7bをチャネル7aと同じにすることにより同
報通信を行なう。情報サーバー3aの情報を無線基地局
1及び無線チャネル7aを介して無線端末装置2aは供
給しているので、同一のチャネルを割当てる方法は、例
えば無線端末装置2bに対し、通信チャネル7aの周波
数を指示することによって実現することができる。この
ような同報通信を実現することにより、複数の端末を通
信のリアルタイム性を確保しながら一つの下りチャネル
に収容することが可能となり、周波数利用効率の増大と
それに伴う無線伝送装置の低コスト化を実現することが
可能となる。
【0025】図2及び図3は、この発明の第1の態様に
相当する第2の実施例に係る無線通信システムの概略構
成及び動作を示している。
【0026】図2において、図1と同番号のものはそれ
ぞれ同じ構成を示す。11aは無線基地局1と通信中の
無線端末装置2aの双方向無線通信チャネル、11b,
11cは無線基地局1と通信中の無線端末装置2bとの
それぞれ下りと上りの無線チャネルである。図3はそれ
ぞれチャネルと情報サーバー、接続中端末の番号の対応
表である。この対応表は無線基地局1に設けられてい
る。
【0027】次に第2実施例に係る無線同報通信システ
ムの動作について説明する。情報サーバー3a〜3cか
ら画像、音声、データ等の各種情報が通信路4を含むネ
ットワーク6を経由して無線基地局1に到達する。無線
端末装置2aは無線基地局1に無線チャネル11aによ
り接続され、情報サーバー3aと無線基地局1を介し
て、同報通信を許可するモードで情報を受信しているも
のとする。このとき無線チャネルの割当状況は例えば図
3(a)のようであり、下りチャネル番号1に対し端末
番号2aが割り当てられており、情報サーバー3aと通
信を行なっている。このとき無線端末装置2bが新規に
同一の情報サーバー3aと同報通信を許可するモードで
の接続を上り無線チャネル11cを介して要求すると、
情報サーバー3aと通信中のチャネル1が同報通信を許
可するモードであった場合には、図3(b)のように下
り無線チャネル1の同報通信先に端末2bを追加し、個
別通信のみ許可するモードであった場合には個別通信で
図3(c)のように別の下り無線チャネル11を割り当
てる。割り当てるチャネルがなかった場合には該無線端
末装置2bに接続失敗の旨を伝送する。これによって通
信サービスがCATVのような放送型の場合には端末の
収容数を増加させ、音声通話のような個別通信の場合は
個別の無線回線を接続することにより、複数のサービス
をリアルタイム性などの通信品質を劣化させることな
く、周波数の利用効率を増大させながら実現することが
可能となる。
【0028】また、同報通信の許可/不許可のモードが
なく、もともと同報通信のサービスが目的である場合に
は、情報出力装置3aの情報を受信する無線端末装置2
a,2bには図3(b)に示すように同一の無線チャネ
ルが常に割り当てられるものとする。
【0029】この第3実施例は第2の態様の一具体例で
あり、その具体的な構成は図4に示されている。本発明
の構成において、図1と同番号のものは同等の機能を有
する構成である。31a,31bは無線端末装置32
a,32bの無線基地局1への上りチャネル、31cは
無線基地局1から無線端末装置32bへの下りチャネル
である。
【0030】次に第3実施例に係る無線通信システムの
動作について説明する。実施例2と同様に情報サーバー
もしくは端末装置3a〜3cから画像、音声、データ等
の各種情報が通信路4を含むネットワーク6を経由して
無線基地局1に到達する。無線チャネルの割当状態は、
図4(b)のように1チャネルを除いて使用中であると
する。無線端末装置32aは個別通信を要求する信号3
1aを、無線端末装置32bは同報通信を要求する信号
31bをそれぞれ無線基地局1に送出したが、無線端末
装置32bの要求する通信先と別の無線端末装置が同報
通信を許可するモードで通信していないため、無線基地
局1において無線端末装置32bの下りチャネルを収容
するためには新たなチャネルを割り当てなければならな
いとする。この場合、新たな下り無線チャネル31cに
は同報通信を許可する無線端末装置32bを優先して割
り当てる。これにより、さらに別の新たな同報通信を要
求する無線端末装置に対して、通信先が無線端末装置3
2bと同じであれば新たな無線チャネルがなくても同報
通信によって下りチャネルに収容することが可能となる
ため、チャネル不足による呼損を減らすことが可能とな
る。
【0031】この第4実施例は、請求項2に記載された
第2の発明に係る無線通信システムの一具体例である。
この第2発明の構成を示す図5において、図1と同番号
のものは同等の機能を有する構成である。41a,41
bは無線基地局、42aは無線基地局41aの無線チャ
ネル、42b,42cは無線基地局41bの無線チャネ
ル、43a,43bは無線端末装置である。
【0032】次に第4実施例に係る無線通信システムの
動作について説明する。情報サーバーもしくは端末装置
3a〜3cから画像、音声、データ等の各種情報が通信
路4を含むネットワーク6およびノード5を経由して無
線基地局41a,41bに到達する。無線端末装置43
a,43bはそれぞれ無線基地局41a,41bに無線
チャネル42a,42bにより接続され、情報サーバー
3aと無線基地局41a,41bを介して、同報通信を
許可するモードで情報を受信しているとする。無線端末
装置43aが無線基地局41aの無線ゾーンから移動も
しくは無線品質劣化等の理由により無線基地局41bへ
と接続を切り替える場合に、無線基地局41bは無線端
末装置43bに対して、無線端末装置43aと同一周波
数である下りの通信チャネル42bを使用して同報通信
を行なう。これにより移動無線通信端末の無線ゾーン切
り替え時の通信の強制切断を少なくすることにより、通
信サービスの向上を周波数資源の増加なしに実現するこ
とが可能となる。
【0033】この第5実施例は、請求項3に記載された
第3の発明の一具体例である。図6(a)(b)は無線
チャネルの割当のチャネル番号と端末番号との対応を表
し、図6(a)は下りチャネル数と上りチャネル数とを
同数にして同報通信を行なった際のチャネル割当状態の
例、図6(b)は下りチャネル数を上りチャネル数より
少なくした際のチャネル割当状態の例である。
【0034】次に第5実施例に係る無線同報通信システ
ムの動作について説明する。従来の1対1通信のように
上りチャネル数と下りチャネル数とを同数にしたまま、
本発明の請求項1及び請求項2に示した同報通信を行な
った場合、図6(a)に示すように下りチャネルに空き
チャネルが生ずる。そこで、あらかじめ同報通信を含め
た上りチャネルの数が下りチャネルの数よりも多くなる
ように上り下りのチャネル数を設定する。例えば図6
(a)の下りチャネル数を4チャネルに減少させ、この
減少した分だけ上りチャネルを増加させると、図6
(b)に示すように、図6(a)では上りチャネル不足
で接続不可能だった端末fを接続できる。これにより周
波数資源を有効に利用して収容端末数の増大と呼損率の
低下を実現することが可能となる。
【0035】この第6実施例は、第3の発明の他の具体
例である。図6(c)は上り下りそれぞれの無線チャネ
ルの割当数を固定せずに割り当てた場合の一例である。
【0036】次に第6実施例に係る無線通信システムの
動作について説明する。新規に無線端末と無線基地局間
に呼が発生した場合、下りチャネルが同報通信によって
使用中のチャネルを利用できれば上りチャネルのみを割
当て、同報通信では利用できなければ上り下り両方のチ
ャネルを割り当てるが、上りと下りのチャネルを番号を
固定せずに各チャネルの利用状態および干渉量によっ
て、通話品質を確保できるチャネルを上り下りとも選択
する。これにより下りチャネルが接続可能であっても、
別の空きチャネルが下りチャネル専用であるため上りチ
ャネルが呼損になることがなくなるので、上下チャネル
の接続を別個に考えた場合の呼損率は上下のチャネルで
平準化され、上りチャネルだけが呼損となるために対と
なる下りチャネルも接続可能である場合を少なくするこ
とが可能となる。
【0037】空きチャネルの探索方法として全くランダ
ムに探す方法も考えられるが、例えば下りチャネルの空
き検索はチャネル番号の小さな順から、上りチャネルの
空き検索はチャネル番号の大きな順から行なう図6
(c)のような割当を示すことができる。これにより空
きチャネルを少なくするような割当が実現でき、周波数
利用効率の向上により収容端末数の増大と呼損率の低下
を実現することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】本発明の無線通信システムは、下りチャ
ネルに同報通信を取り入れることによって周波数の利用
効率の向上を図り、呼損率の低下等のサービスの向上も
実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線同報通信方式の第1実施例の構成
図。
【図2】本発明の無線同報通信方式の第2実施例の構成
図。
【図3】本発明の無線同報通信方式の第2実施例の説明
図。
【図4】本発明の無線同報通信方式の第3実施例の構成
図および説明図。
【図5】本発明の無線同報通信方式の第4実施例の構成
図。
【図6】本発明の無線同報通信方式の第5実施例および
第6実施例の説明図。
【図7】従来の無線通信方式の一例を示す図。
【符号の説明】
1,41a,41b 無線基地局 2a,2b,32c,43a,43b 無線端末装置 3a,3b,3c 情報サーバーまたは端末装置 4 通信路 5 ノード 6 通信ネットワーク 7 無線通信区間 7a,7b 無線通信チャネル 8 周波数選択部 11a,11b,31a,31b,42a,42b 下
り無線通信チャネル 11c,31a,31b 上り無線通信チャネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/00 7/14 H04Q 7/38

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線端末装置との間でディジタル信号を送
    信または受信する無線基地局と、前記無線端末装置から
    の情報出力要求に応じて前記無線基地局を介して当該無
    線端末装置と回線接続され、前記無線端末装置に対しデ
    ィジタル信号に変換された情報を出力する情報出力装置
    とを備えた無線通信システムにおいて、 前記情報出力装置は、第1の無線端末装置に対して無線
    基地局を介して情報の出力中に第2の無線通信端末から
    情報出力要求された場合には、前記無線基地局を介して
    情報の出力を行う手段を備えたことを特徴とする無線通
    信システム。
  2. 【請求項2】無線端末装置との間でディジタル信号を送
    信または受信する無線基地局と、前記無線端末装置から
    の情報出力要求に応じて前記無線基地局を介して前記無
    線端末装置に対してディジタル信号に変換された情報を
    出力する情報出力装置と、前記無線基地局と前記情報出
    力装置との間で情報の通信を行なう通信手段と、を備え
    た無線通信システムにおいて、 個別通信もしくは同報通信中に該無線端末装置が移動し
    てその通信エリアが別の無線基地局に移った場合に、移
    動先の基地局において該無線端末装置の移動直前におけ
    る通信先の情報サーバーもしくは端末装置と、すでに少
    なくとも1台の別の無線通信端末装置が同報通信を許可
    するモードで通信中であった場合には、該交換装置は移
    動先の無線基地局へ該無線端末装置の接続を切り替え、
    移動先の該無線基地局は上記通信先から同報通信する無
    線端末装置のグループの中に移動してきた該無線端末装
    置を同報通信先として加えること、を特徴とする無線通
    信システム。
  3. 【請求項3】無線端末装置との間でディジタル信号を送
    信または受信する無線基地局と、前記無線端末装置から
    の情報出力要求に応じて前記無線基地局を介して当該無
    線端末装置と回線接続され、前記無線端末装置に対しデ
    ィジタル信号に変換された情報を出力する情報出力装置
    とを備えた無線通信システムにおいて、 無線基地局から同報通信される該無線端末装置に向かう
    下りチャネルのチャネル数よりも、該無線端末装置から
    無線基地局に向かう上りチャネルのチャネル数を多く割
    り当てることを特徴とする無線同報通信方式。
JP6315368A 1994-12-19 1994-12-19 無線通信システム Pending JPH08172405A (ja)

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JP6315368A JPH08172405A (ja) 1994-12-19 1994-12-19 無線通信システム

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