JPH08163625A - 無線呼び出しシステム - Google Patents

無線呼び出しシステム

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JPH08163625A
JPH08163625A JP6299244A JP29924494A JPH08163625A JP H08163625 A JPH08163625 A JP H08163625A JP 6299244 A JP6299244 A JP 6299244A JP 29924494 A JP29924494 A JP 29924494A JP H08163625 A JPH08163625 A JP H08163625A
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JP
Japan
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message
station
transmitting
transmitted
receiver
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Application number
JP6299244A
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English (en)
Inventor
Kimifumi Kojima
公文 児島
Sotaro Hiroshima
宗太郎 広島
Toshiro Suzuki
俊郎 鈴木
Yasuo Kihinoki
保夫 木檜
Akio Yasuda
明生 安田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/18Service support devices; Network management devices
    • H04W88/185Selective call encoders for paging networks, e.g. paging centre devices
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/24Testing correct operation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
    • H04M11/02Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems with bell or annunciator systems
    • H04M11/022Paging systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】中央局と送信局との間の伝送誤りの検出およ
び、これに対する対策の起動を簡便な構成によって実現
する。 【構成】中央局1は、メッセ−ジの伝送誤り訂正用の誤
り訂正符号を付加したメッセ−ジを各送信局2を用いて
受信機4に無線送信する。受信機4は、無線を介して受
信したメッセ−ジについて生じた伝送誤りを、当該メッ
セ−ジに付加されている誤り訂正符号を用いて訂正す
る。一方、メッセ−ジを中継する送信局2では、中央局
から受信したメッセ−ジについて、伝送誤りが生じてい
るか否かを、当該メッセ−ジに付加されている誤り訂正
符号を用いて検出し、検出した伝送誤りの頻度が所定の
頻度を超えた場合に、所定の障害対策処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機等より公衆網を
利用して、携帯型の無線受信機にメッセ−ジを送る無線
呼び出しシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】いわゆるポケベル等の愛称で広く普及し
ている携帯型の無線受信器に電話機等より公衆網を利用
してメッセ−ジを送る無線呼び出しシステムが実現され
ている。
【0003】このような無線呼び出しシステムは、たと
えば図25に示す構成によって実現することができる。
【0004】図25において、1は中央局、2、3は送
信局、4は受信機、5は公衆網、6は電話機(加入者端
末)である。
【0005】電話機6より、いずれかの受信機4に発信
されたメッセ−ジは、公衆網5を介して中央局1に送ら
れる。中央局は、このメッセ−ジを全ての送信局2、3
に送る。そして、各送信2、3は、このメッセ−ジを無
線により放送する。各受信機は電波を受信可能な送信局
2、3から送られたメッセ−ジを受信し、そのメッセ−
ジが自分宛のものであれば、そのメッセ−ジの内容を受
信機4に備えている表示器等に表示する。
【0006】このように、ある受信機宛の呼を全ての送
信局2、3より送信する方式によれば、網(公衆網、既
知局1、送信局2、3)において各受信機4の在圏管理
等を行う必要がない。また、各受信機4に、自身の位置
を網側に通知するための送信機能を備える必要ない。し
たがい、簡易な構成によって無線呼び出しシステムを実
現することができる。
【0007】一方、このような方式によれば、各受信器
4は、複数の送信局2、3から送信された電波を受信す
ることになる。すなわち、各受信器4において、複数の
送信局2、3から送信された電波が混信することにな
る。そのため、このような混信がある場合にも、各受信
機4で正しく受信が行えるように、全ての送信局2、3
を同期化し、ほぼ同時に同じ内容を送信させるようにす
る必要がある。
【0008】ここで、このように、全ての送信局2、3
を同期化する手法としては、たとえば、次のような手法
が考えられる。
【0009】すなわち、まず、あらかじめ、送信局2、
3のうちの一つを基準局として設定する。ここでは、送
信局3が基準局であるものとする。また、あらかじめ、
基準局3から各送信局2までの無線を介した伝送の時間
遅延を測定する。そして、基準局3に備えた時計の時刻
を無線伝送により発信する。各送信局2は、この時刻と
予め求めた遅延時間に基づいて自身の時計を、基準局の
時計に合わせる。
【0010】一方、中央局1は、各メッセ−ジに、メッ
セ−ジを送信すべき時刻を指定する報を付加して送信局
2、3に送る。各送信局2、3は、自身の時計に従い、
指定された時刻にメッセ−ジを送信する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
無線呼び出しシステムでは、通常、一つの中央局で、百
を超える送信局を管理制御する必要がある。そして、中
央局が管理すべき内容としては、中央局と送信局との間
で生じる伝送誤りや、各種状態制御等多岐に渡る。この
ため、中央局における、各送信局の管理制御の負担は軽
いものではなかった。また、このような無線呼び出しシ
ステムは、受信機が受信のみを行い送信を行わない簡便
なシステムであるため、システム全体を簡単に構成でき
ることに利点ががある。したがい、中央局における、各
送信局の管理制御も、より簡便な手法により行えなけれ
ば、システム全体を簡単に構成できるという無線呼び出
しシステムの利点が損なわれてしまう。
【0012】また、一方では、受信機として、受信でき
る情報の転送速度や受信する情報フレ−ムの情報長が異
なるものが混在しているため、システムの構成が複雑に
なってしまうという問題もあった。特に、このような無
線呼び出しシステムにおいては、複数のメッセ−ジは時
分割多重化され伝送、処理されるのが一般的であるが、
最終的な送信速度や情報長が異なるフレ−ムを、必要な
同期を保ちながら多重化するためには、複雑な機構が必
要となる。
【0013】そこで、本発明は、中央局において、より
簡便、低負荷な手法により、各送信局の管理制御を行う
ことができる無線呼び出しシステムを提供することを目
的とする。
【0014】また、本発明は、最終的な送信速度や情報
長が異なるフレ−ムを、より簡便な機構によって処理す
ることのできる無線呼び出しシステムを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のために、
本発明は、たとえば、無線を介してメッセ−ジを受信す
る複数の受信機と、前記メッセ−ジを、無線を介して前
記受信機に送信する複数の送信局と、通信網に接続し、
前記通信網より受信したメッセ−ジを前記複数の送信局
に分配する中央局とを備え、前記中央局は、前記メッセ
−ジの伝送誤り訂正用の誤り訂正符号を求める手段と、
求めた誤り訂正符号を付加したメッセ−ジを前記各送信
局に分配する手段を有し、前記受信機は、無線を介して
受信したメッセ−ジについて生じた伝送誤りを、当該メ
ッセ−ジに付加されている誤り訂正符号を用いて訂正す
る手段を有し、前記各送信局は、前記中央局から受信し
たメッセ−ジについて、伝送誤りが生じているか否か
を、当該メッセ−ジに付加されている誤り訂正符号を用
いて検出する手段と、検出した伝送誤りの頻度が所定の
頻度を超えた場合に、所定の障害対策処理を実行する障
害対策手段とを有することを特徴とする無線呼び出しシ
ステムを提供する。
【0016】
【作用】前述した本発明に係る無線呼び出しシステムに
よれば、各送信局は、前記中央局から受信したメッセ−
ジについて、伝送誤りが生じているか否かを、当該メッ
セ−ジに付加されている、受信機において誤りを訂正す
るための誤り訂正符号を用いて検出し、検出した伝送誤
りの頻度が所定の頻度を超えた場合に、所定の障害対策
処理を実行する。
【0017】すなわち、中央局と送信局との間の伝送誤
りを検出するための専用の情報を、中央局と各送信局と
の間で、やり取りしない、簡便な構成において、中央局
と送信局との間の伝送誤りの検出、および、これに対す
る対策処理の実行を実現することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る無線呼び出しシステムの
一実施例について説明する。
【0019】図1に、本実施例に係る無線呼び出しシス
テムの構成を示す。
【0020】図中、1は中央局、2は送信局、4は受信
機、5は公衆網、6は電話機である。
【0021】中央局1と各送信局2は、専用デジタル回
線、公衆デジタル回線、アナログ回線(モデム用回線)
等により接続されている。また、各送信機2と各受信機
4は、無線伝送路により接続される。無線伝送路は、複
数の周波数チャネルを含んでおり、一つの周波数チャネ
ル上には、複数の無線回線が実現されている。一つの受
信機4は、各送信局2から特定の無線回線によって送ら
れたメッセ−ジを受信する。
【0022】このような構成において、電話機6より、
いずれかの受信機宛4に発信されたメッセ−ジは、公衆
網5を介して中央局1に送られる。中央局1は、このメ
ッセ−ジを全ての送信局2に送る。各送信局2は、同期
化されており、中央局1から受け取ったメッセ−ジを宛
先に応じた無線回線を用いて、ほぼ同時に放送する。各
受信機は電波を受信可能な送信局2から送られたメッセ
−ジを受信し、そのメッセ−ジが自分宛のものであれ
ば、そのメッセ−ジの内容を受信機4に備えている表示
器等に表示する。
【0023】以下、本実施例に係る無線呼び出しシステ
ムの詳細について説明するまず、送信局2から各周波数
チャネル上を送信されるエアフレ−ムのフォ−マットに
ついて説明する。
【0024】すなわち、各送信局2は、各周波数チャネ
ル上を図2に示すエアフレ−ムを各受信機4に送信す
る。
【0025】図2に示すように、各送信局2は、1時間
を4分毎に15に分割した15サイクルの、各サイクル
において、128のエアフレ−ムを送信する。各エアフ
レ−ムは、1つの同期部と11のブロックから構成され
る。
【0026】同期部は、同期部1(S1)、フレ−ム情
報(FI)、同期部2(S2)から構成される。各フレ
−ムは、同期部1(SI)、フレ−ム情報(FI)を除
き、1600bps、3200bps、6400bps
の転送速度のうちの、いずれかの転送速度で送信され
る。一方、同期部1、フレ−ム情報は、常に1600b
psで送信される。同期部1には、エアフレ−ムに対す
る同期用パタ−ンの他に、同期部2(2)、ブロックの
転送速度を指定する情報が含まれている。また、フレ−
ム情報には、そのエアフレ−ムが送信されるサイクルの
番号(サイクル番号)、サイクル内のエアフレ−ムの番
号(エアフレ−ム番号)等の情報が含まれている。同期
部2には、ブロックに対する同期用のパタ−ンが含まれ
ている。
【0027】次に、各ブロックには、当該ブロックが1
600bpsで送信される場合には、32ビットのワ−
ドが8ワ−ド、3200bpsで送信される場合には、
32ビットのワ−ドが16ワ−ド、6400bpsで送
信される場合には、32ビットのワ−ドが32ワ−ド含
まれている。
【0028】また、3200bpsで送信される場合、
各ブロックの16のワ−ドは8ワ−ドづつ2つのフェ−
ズに分割されている。また、3200bpsで送信され
る場合、各ブロックの32のワ−ドは8ワ−ドづつ4つ
のフェ−ズに分割されている。すなわち、各フェ−ズ
は、1ブロック当たり8ワ−ド、1エアフレ−ム当たり
88ワ−ドを有することになる。本実施例では、この8
8ワ−ドで1通信フレ−ムを構成する。ブロック中の各
ワ−ドのフェ−ズの割当を、図3〜図5に示す。図中に
示すワ−ドnxは、フェ−ズxの当該ブロック中n番目
のワ−ドであることを示している。
【0029】1ワ−ドは、図3〜図5に示すように、2
1ビットの情報ビットと、21ビットの情報ビットの誤
り訂正符号である10ビットのBCHビットと、21ビ
ットの情報ビットと10ビットとを合わせた31ビット
のパリテイを表す1ビットのパリティビットを含んでい
る。
【0030】さて、ここで、各ワ−ドは、バ−ストエラ
−対策のために、ブロックにおいてインタリ−ブされて
送信される。すなわち、図3に示すように、1ワ−ド目
の1ビットの次に2ワ−ド目の1ビットといったよう
に、図3〜図5における縦列順に、右上から左下の向か
う順に送られる。
【0031】さて、各通信フレ−ムの88ワ−ドは、図
6に示すように構成されている。すなわち88ワ−ドと
しては、ブロック情報(BI)、アドレス情報(A
F)、ベクトル情報(VF)、メッセ−ジ情報(M
F)、アイドル情報(IB)が格納される。
【0032】各通信フレ−ムのブロック情報には、アド
レス情報、ベクトル情報の位置が格納される。また、各
サイクルの先頭エアフレ−ムの通信フレ−ムでは、ブロ
ック情報として、当該エアフレ−ムの情報を送信すべき
時間(実時間)を送信する。すなわち、4分に一度、実
時間が送信される。また、この他、システムとしてタイ
ムゾ−ンやロ−カルチャネルをサポ−トする場合には、
これらの情報もブロック情報として送信することができ
る。
【0033】次に、アドレス情報には、当該通信フレ−
ムを受信する受信機のアドレスが格納される。また、ベ
クトル情報にはメッセ−ジ情報の種別やサ−ビスの内容
を指定する情報等を格納する。アイドル情報は、無効な
ワ−ド情報である。
【0034】このような構成において、各受信機4に
は、受信可能な周波数チャネル、受信可能なフレ−ム番
号、受信可能なフェ−ズ、受信機4のアドレスが、予め
割当られ設定されている。また、受信、処理可能な転送
速度は、受信機4によって異なる。すなわち、受信機4
としては、1600bpsの通信フレ−ムを処理できる
ものと、3200bpsの通信フレ−ムを処理できるも
のと、6400bpsの通信フレ−ムを処理できるもの
とが混在する。各受信機4は、割り当てられた周波数チ
ャネル上の割り当てられたフレ−ム番号のエアフレ−ム
の割り当てられたフェ−ズの通信フレ−ムを受信し、各
ワ−ドの伝送誤りをワ−ド毎に付加されているBCHビ
ットを用いて訂正し、そのアドレス情報が自身のアドレ
スに一致する場合に、当該通信フレ−ムのベクトル情報
に応じた処理を行って、備えた表示機等にメッセ−ジ情
報で送られたメッセ−ジを表示する。また、メッセ−ジ
情報が暗号化されて送信されている場合には、予め受信
機4に登録されている暗号キ−を用いて受信したメッセ
−ジ情報を復号する処理等も行うようにする。なお、後
述するように、ある受信機4に送信される通信フレ−ム
は、その受信機4が処理可能な転送速度で送信される。
【0035】なお、以上の実施例では、1エアフレ−ム
の1フェ−ズの88ワ−ドを1通信フレ−ムとしたが、
1通信フレ−ムを、さらに複数のサブ通信フレ−ムに分
割して用い、繰返し送信等に用いるようにしてもよい。
【0036】以上、本実施例において、送信局2と受信
機4の間で用いるエアフレ−ムのフォ−マットについて
説明した。
【0037】以下、本実施例に係る無線呼び出しシステ
ムの各部の詳細について説明する。
【0038】まず、中央局1の詳細について説明する。
【0039】図1に示すように、中央局1は、加入者デ
ータベース13、交換機11、符号化部12より構成さ
れる。
【0040】加入者データベ−ス13には、加入者番号
と当該加入者番号の加入者の使用する受信機のアドレ
ス、当該受信機4に割り当てた周波数チャネル、フレ−
ム番号およびフェ−ズ、当該受信機が使用する暗号キ
−、当該受信機が処理可能な転送速度等を予め登録す
る。
【0041】交換機11は、公衆網5からメッセ−ジを
受信すると、逐次、そのメッセ−ジに付加されている加
入者番号で加入者データベ−ス13を検索し、対応する
暗号キ−や、そのメッセ−ジを送信すべき、周波数チャ
ネル、フレ−ム番号、フェ−ズ、転送速度を得る。そし
て、検索した暗号キ−によってメッセ−ジを暗号化す
る。また、検索した情報を基に、1エアフレ−ム毎に、
図7に示す交換機フレ−ムを作成する。
【0042】図示するように、1交換機フレ−ムは、送
信局2から送信される1エアフレ−ムに対応しており、
交換機フレ−ムのフレ−ム長、対応するエアフレ−ムの
フレ−ム番号、対応するエアフレ−ムを送信する周波数
チャネル、対応するエアフレ−ムを送信するサイクルの
サイクル番号、対応するエアフレ−ムのフレ−ム番号、
対応するエアフレ−ムで送信するメッセ−ジ情報、交換
機フレ−ムの誤り訂正用のCRC情報等が含まれてい
る。また、交換機フレ−ムのメッセ−ジ情報は、対応す
るエアフレ−ムから、同期部、各ブロックの各ワ−ドの
BCHビット、パリティビット、ブロック情報の実時間
を除いた構成を有している。すなわち、図7のメッセ−
ジ情報に、同期部、各ブロックの各ワ−ドのBCHビッ
ト、パリティビット、ブロック情報の実時間を付加すれ
ば、エアフレ−ムが構成できるようになっている。
【0043】交換機11は、このような交換機フレ−ム
を、専用デジタル回線、公衆デジタル回線、複数のアナ
ログ回線の、いずれかを用いて、所定の転送速度で符号
化部12に送信する。
【0044】以下、本実施例で用いる周波数チャネル数
は8であるとする。この場合、送信局のエアフレ−ムの
最大送信速度が6400bpsであり、同時に送信され
るエアフレ−ムの数が周波数チャネル数と同じ8である
から、交換機11は、最大時には、少なくとも5120
0bps以上の速度で交換機フレ−ムを送信する必要が
ある。ここで、公衆デジタル回線および専用デジタル回
線が、その上に実現されるデジタル伝送路の伝送速度が
192kbpsで公衆デジタル回線および専用デジタル
回線の回線容量が64kbpsであり、アナログ回線の
モデムを用いた場合の保証伝送速度および回線容量が9
600bpsであるとする。この場合、公衆デジタル回
線や専用デジタル回線では、1回線を用いて同時に異な
る周波数チャネル上を送信する交換機フレ−ムを時分割
多重化して伝送することにより、各交換機フレ−ムを問
題なく送信できるが、アナログ回線では、1回線では、
交換機フレ−ムを送ることはできない。そこで、アナロ
グ回線を用いる場合には、交換機11は、周波数チャネ
ル毎にアナログ回線を1回線ずつ計8回線用いて符号化
部に送信を行う。なお、この時点では、エアフレ−ムの
転送速度は、送信局4から送信されるエアフレ−ムの各
部の転送速度とは一致していない。
【0045】ここで、さらに、本実施例では、交換機1
1と、符号化部12の間の交換機フレ−ムの伝送回線を
2系統設け2重化する。すなわち、交換機11は、同じ
内容を独立した系統の回線を用いて符号化部11に送信
する。たとえば、2つの公衆デジタル回線や、2つの専
用デジタル回線を1回線1系統として2重化して用いた
り、16のアナログ回線を8回線ずつ2系統に分け、こ
の2系統を2重化して用いる。
【0046】次に符号化部12では、この交換機11か
らの交換機フレ−ムを受信し、これよりエアフレ−ムを
生成し、各送信局3に分配する。
【0047】図8に、符号化部12の構成を示す。
【0048】図示するように、符号化部12は、2つの
交換機側回線終端部1201、1202、2つの交換機
側多重分離部1203、1204、周波数チャネル数分
の符号器のセットが2セット1206、1207、選択
部1208、送信局側多重分離部1209、2つの送信
局側回線終端部1210、1211、監視制御部121
3を備えている。
【0049】交換機側回線終端部1201、1202に
は、それぞれ、交換機11と接続する2重化された回線
のうちの一方の系統の回線が接続している。交換機側回
線終端部1201、交換機側多重分離部1204、符号
器のセット1206は交換機側N1系を構成し、交換機
側回線終端部1202、交換機側多重分離部1205、
符号器のセット1207は交換機側N2系を構成してい
る。選択部1208は、このN1系とN2系のいずれか
の出力を選択する。すなわち、交換機側回線終端部、交
換機側多重分離部、符号器のセットは2重化されてお
り、選択部1208は、どちらかの系を有効な系として
用いるかを決定する。
【0050】また、符号化部13と各送信局2との間の
回線も2重化するために、送信局側N1系、N2系を構
成する2つの送信局側回線終端部1210、1211を
設けている。2つの送信局側回線終端部1210、12
11は、同じ内容を各送信局2に送信する。
【0051】このように、交換機側、送信局側共にN1
系とN2系の動作は同じであるので、以下では、交換機
側、送信局側共N1系を代表として取り上げ、符号化部
の動作を説明する。
【0052】まず、交換機側回線終端部1201は、交
換機11から、2重化された2系統の回線のうちの一方
の系統の回線を介して交換機フレ−ムを受け取ると、こ
れを、交換機側多重分離部1203に渡す。ただし、8
回線のアナログ回線で1系統が構成されている場合に
は、各アナログ回線より受信した交換機フレ−ムを時分
割多重化して、交換機側多重分離部1203に渡す。ま
た、交換機側回線終端部1201は、交換機フレ−ムの
CRCより、当該交換機フレ−ムの伝送誤りの訂正等を
行う。
【0053】次に、交換機側多重分離部203は、受け
取った時分割多重化されている交換機フレ−ムを分離
し、符号器のセット1206に含まれる符号器のうち
の、その交換機フレ−ムを送信すべき周波数チャネルを
担当する符号器に、交換機に付加されている周波数チャ
ネルの情報に基づいて振り分ける。
【0054】次に符号器のセット1206の各符号器
は、振り分けられた交換機フレ−ムより、エアフレ−ム
を作成する。すなわち、各ブロックの各ワ−ドのBCH
ビット、パリティビット、当該エアフレ−ムを送信すべ
き実時間を求め、交換機フレ−ムのメッセ−ジ情報の各
ア−ドに求めた各ワ−ドのBCHビット、パリティビッ
トを付加し、ブロック情報に実時間を付加し、さらに交
換機フレ−ムに含まれる転送速度の情報等に基づいて作
成した同期部を先頭に付加しエアフレ−ムを作成する。
ここで、実時間は、監視制御部1213によって管理さ
れている現在時刻を基に決定する。監視制御部1213
における現在時刻の管理については後に詳述する。
【0055】ここで、このようにして各符号器で作成さ
れたエアフレ−ムビット長は同一ではない。すなわち、
先に説明した転送速度によって、エアフレ−ムに含まれ
るビット数は異なるからである。また、各符号器で作成
したエアフレ−ムは、後述するように時分割多重化して
送信局2に送信する必要があるが、一般的にいって、こ
のようにビット長の異なるフレ−ムを時分割多重化し、
かつ、受信側での同期化が補償されるようにすることは
容易ではない。
【0056】そこで、本実施例では、各符号器におい
て、各エアフレ−ム中の1600bpsで送信されるべ
きビット(同期部および各ブロック)については4ビッ
トに変換し、3200bpsで送信されるべきビット
(同期部2および各ブロック)については4ビットに変
換する。変換は、変換しべき1ビットの後に、当該1ビ
ットと同じ値の1ビット(または3ビット)を挿入する
ことにより行う。そして、このように変換することによ
り常に一定の長さとなったエアフレ−ムを、6400b
psの転送速度で、送信局側多重分離部1209に送
る。このようにすることにより、送信局側多重分離部1
209以降は、同じ長さとなった各エアフレ−ムを、差
別することなく同様に簡便な構成の回路によって処理す
ることができる。
【0057】送信局側多重分離部1209は、このよう
にして符号器セット1206の8個の符号器から送られ
た8つのエアフレ−ムと監視制御部1213から送られ
る1600bpsの監視制御信号を時分割多重化し、図
9に示す64kbpsで転送されるマルチフレ−ムを生
成する。図9中、DATAnは、n番目のエアフレ−ム
のデータ8ビットを示す。また、SVは監視制御信号を
示す。Pはマルチフレ−ム用のパリティである。一つの
マルチフレ−ムが、64ビットのエアフレ−ムのビット
(1エアフレ−ム当たり8ビット)と監視制御信号2ビ
ットに対応する。なお、マルチフレ−ムの転送順序は、
列方向に左上より左下に向かって転送される。すなわ
ち、図中MF1,MF2,..,MF10の順に転送さ
れる。
【0058】さて、このように作成されたマルチフレ−
ムは順次、送信局側回線制御部1210に送られる。
【0059】送信局側回線制御部1210は、8アナロ
グ回線または1専用デジタル回線または1公衆デジタル
回線のいずれかで、各送信局2と、それぞれ接続してい
る。送信局側回線制御部1210は、送信局側多重分離
部1209から受け取った64kbpsのマルチフレ−
ムを、8アナログ回線または1専用デジタル回線または
1公衆デジタル回線で各送信局に送信する。
【0060】このために、送信局側回線制御部1210
は、64kbpsのマルチフレ−ムを、192kbps
の伝送速度のデジタル伝送路上の64kbpsの回線容
量の専用デジタル回線もしくは公衆デジタル回線に乗
せ、専用デジタル回線もしくは公衆デジタル回線で結ば
れた送信局2に送信する処理と、64kbpsのマルチ
フレ−ムを8本のアナログ回線上に分割して乗せアナロ
グ回線で結ばれた送信局2に送信する処理を行う。
【0061】図10に、送信局側回線終端部の構成を示
す。
【0062】このような構成において、専用デジタル回
線もしくは公衆デジタル回線にマルチフレ−ムを乗せ送
信するためには、フレ−ム変換部12101においてマ
ルチフレ−ムを192kbpsに速度変換し、図11ま
たは図12に示すB1もしくはB2チャネルに乗せ、そ
れぞれ一つの専用デジタル回線もしくは公衆デジタル回
線を介して各送信局2(図では128局)とそれぞれ接
続する回線制御部12104に、分配部12103で分
配し送信すればよい。
【0063】一方、8本のアナログ回線上に分割して乗
せ送信する場合には、分離部12102で、マルチフレ
−ムのビットを各エアフレ−ムのビットと、監視制御信
号のビットに再分離し、多重部12105で第1の周波
数チャネルのエアフレ−ムの6400bpsビットと監
視制御信号の1600bpsのビットを図13に示すよ
うに多重化し、各フレ−ム変換部12106でフラグや
パリティ等の適当なビットを付加して9600bpsの
フレ−ムを作成し、8本のアナログ回線の各組(各組
は、異なる送信局と接続する)内における第1のアナロ
グ回線を担当する第1のモデム12108に分配部12
110で分配し送信する。また、第2〜第8の周波数チ
ャネルのエアフレ−ムの6400bpsビットについて
は、フレ−ム変換部2〜8で、それぞれ、これに適当な
ビットを付加して9600bpsのフレ−ムを作成し、
これを8本のアナログ回線の各組のうちの第2から第8
のアナログ回線を担当するモデム12109に分配部1
2107で分配し送信するようにする。
【0064】ここで、N2系の送信局側回線終端部12
11も、N1系の送信局側回線終端部と同様に動作す
る。すなわち、中央局1と、各送信局2の間にも、伝送
回線を2系統設け2重化している。2つの公衆デジタル
回線や、2つの専用デジタル回線を1回線1系統として
2重化して用いたり、16のアナログ回線を8回線ずつ
2系統に分け、この2系統を2重化して用いている。
【0065】さて、ここで、符号化部12の、交換機側
N1系と、交換機側N2系は、正常性確認のために、定
期的に、選択部1208によって切り替えられる。ま
た、使用中の系統が不良に陥った場合に、他方の系統に
選択部1208によって切り替えられる。このような切
り替えは、監視制御部位1213が制御する。
【0066】以上、中央局1について説明した。ただ
し、監視制御部1213の詳細については後に説明す
る。
【0067】以下、送信局2について説明する。
【0068】図1に示すように、各送信局は、同期部2
1と、それぞれ一つの周波数チャネルを担当する複数の
送信機21を備えている。
【0069】図14に同期部2の構成を示す。
【0070】図示するように、同期部2は、2つの回線
終端部2101、2102、中央局側選択部2103、
周波数チャネル分の同期処理器のセット2104、予備
の同期処理器2105、送信機側選択部2106、21
09、監視制御部2107を備えている。
【0071】2つの回線終端部2101、2102は、
中央局と接続する2系統の回線のうちの一方の系統の回
線に、それぞれ接続しており、先に説明した形態で中央
局1から送られたフレ−ムより、各エアフレ−ム、監視
制御信号を復元する。中央局側選択部2103は、2つ
の回線終端部2101、2102のいずれか一方の出力
のみを有効とする。
【0072】さて、中央局側選択部2103によって有
効化された回線終端部2101または2102が復元し
た監視制御信号は監視制御部2107に送られ、各エア
フレ−ムは、同期処理器のセットのうちの2104当該
エアフレ−ムを送信すべき周波数チャネルを担当する同
期処理器に送られる。
【0073】同期処理器のセット2104に含まれる各
同期処理器は、送られたエアフレ−ムを一旦メモリに記
憶し、エアフレ−ムの各ブロックの各ワ−ドのBCHチ
ェックを行い、伝送誤りが生じていないかを調べ、生じ
ていれば、その旨を監視制御部2107に報告する。監
視制御部2107は、各同期処理器から報告される伝送
誤りの頻度が一定値以上となると、中央局側選択部21
03を制御し、2つの回線終端部2101、2102の
うち、現在有効化されいない方の出力を有効とする。す
なわち、回線終端部を切り替える。
【0074】また、監視制御部2107は、同期処理器
のセット2104に含まれる各同期処理器と協調して、
メモリに記憶した各エアフレ−ムのサイクル番号、フレ
−ム番号、フレ−ム番号1のブロック情報に含まれる実
時間と、監視制御部2107が管理している現在時刻2
107に応じて、サイクル番号、フレ−ム番号、フレ−
ム番号1のブロック情報に含まれる実時間で指定される
時刻に受信機4に送信されるようメモリよりエアフレ−
ムを読みだして対応する周波数チャネルを担当する送信
機22に送る。また、各同期処理器は、各エアフレ−ム
の同期部を調べ、同期部2と各ブロックを送信すべき転
送速度を検出し、これを監視制御部2107に伝える。
監視制御部2107は、伝えられた転送速度を、対応す
るエアフレ−ムを送信する送信機22に伝える。
【0075】各送信機22は、対応する同期処理器から
送られたエアフレ−ムを、監視制御部2107から伝え
られた転送速度に基づいて、中央局1の符号化部12で
ビットの変換を行った部分を基に戻し、エアフレ−ムの
同期部1、フレ−ム情報は1600bpsで、その他の
部分は監視制御部2107から伝えられた転送速度で送
信する。
【0076】なお、予備の同期処理機2105は、同期
処理器のセット2104に含まれる、いずれかの同期処
理器に障害が生じた場合に、中央局側選択部2103、
送信機側選択部2106によって有効化され、障害が生
じた同期処理器の代替として用いられる。
【0077】また、各送信局2の同期部21の各回線終
端部2101、2102と、中央局1の符号部12の送
信局側回線終端部1210、1211の間には、各送信
局2の同期部21から、中央局の符号部12に向かう方
向(上り方向)の回線が結ばれており、この回線を用い
て、各送信局2の同期部21の監視制御部2107は、
中央局1の符号部12の監視制御部1213に上り方向
の監視制御信号を送ることができる。
【0078】ここで、前述したように各送信機2は、受
信機4における混信による動作不良を排除するために、
同じエアフレ−ムは、ほぼ同時に送信しなければならな
い。すなわち、各送信局2における、同じエアフレ−ム
の送信は同期化されていなければならない。
【0079】以下、本実施例において、どのようにエア
フレ−ムの送信の同期化を実現しているかについて説明
する。
【0080】まず、本実施例においては、図15または
図16に示すように、エリア毎に、当該エリア内に配置
される送信局2のうちの一つを基準局とする。また、当
該エリア内に配置される送信局2のうちの一つを予備基
準局とする。(以下では、特に区別する必要の無い場合
は、基準局、予備基準局、他の送信局をまとめて、単に
送信局と呼ぶ)また、本実施例では、基準局、予備基準
局は、専用デジタル回線もしくは公衆デジタル回線で中
央局1と接続する。
【0081】そして、各送信局2の同期部21の監視制
御部2107、中央局1の符号部12の監視制御部12
13に、エアフレ−ムの送信の同期化の制御を行う構成
を備える。
【0082】すなわち、中央局の符号化部12の監視制
御部には、図17に示すように、GPS受信器180
1、GPS時計1802、自走時計1702、制御部1
701を備える。制御部1701の制御出力は符号化部
12の各部に接続している。また、制御部1701の、
各送信局2との監視制御信号の送受信線は送信局側多重
分離部1209に接続している。
【0083】次に、基準局、予備基準局以外の、専用デ
ジタル回線もしくは公衆デジタル回線で中央局1に接続
する送信局の監視制御部2107には、図18に示すよ
うに、GPS受信器1801、GPS時計1802、監
視用受信機1804、回線時計1803、制御部180
6、基準局用受信機1805等を備える。制御部180
6の制御出力は同期部21の各部に接続している。ま
た、制御部1806の、中央局1との監視制御信号の送
受信線は回線終端部2101、2102に接続してい
る。
【0084】また、予備用基準局には、図19に示すよ
うに、図18の構成に加えて、送信局向けの周波数チャ
ネルで送信を行うための送信局用送信機1901を備え
る。
【0085】また、基準局には、図20に示すように、
GPS受信器1801、GPS時計1802、監視用受
信機1804、回線時計1803、制御部1806、送
信局向けの周波数チャネルで送信を行うための送信局用
送信機1901を備える。
【0086】また、基準局、予備基準局以外の、アナロ
グ回線で中央局1に接続する送信局の監視制御部210
7は、図21に示すように、GPS受信器1801、G
PS時計1802、監視用受信機1804、基準局用受
信機1805、基準局時計2204、制御部1806等
を備える。
【0087】以下、各監視制御部1213、2107の
動作を中心に、エアフレ−ムの送信の同期化の動作を説
明する。
【0088】まず、初期状態において、中央局1、送信
局2の各監視制御部2107、1213のGPS受信機
1801は、GPS衛星より送信される現在時刻を受信
し、GPS時計1802に、この時刻をセットする。G
PS衛星よりは、1秒毎に、高い精度で時刻が送信され
ており、また、GPS衛星より地上の各局までの伝送の
時間遅延は、ほぼ等しく、その差は無視できる。したが
い、各局のGPS時計1802には、ほぼ正確に同じ時
間をセットすることができる。
【0089】さて、各GPS時計1802は、また、G
PS衛星よりの現在時刻を受信タイミングに内蔵するP
LLによって位相同期した所定周波数のクロック信号を
用いて、セットされた現在時刻から1秒間計時を行い、
逐次、現在時刻を出力すると共に、この所定周波数のク
ロック信号を基準クロックとして出力する。
【0090】また、中央局1および各送信局2の各監視
制御部2107、1213の制御部1701、1806
には、中央局1と各送信局2との間の回線による遅延時
間の最大値TBと、送信局2の符号化部21の回線終端
部2101、2102による遅延時間の最大値TIと、
同期処理器において、エアフレ−ムをメモリに記憶した
後に直ちに読みだした場合に要する遅延時間の最大値T
Dとの和TMAXを、予め設定する。また、各送信局の
監視制御部2107の制御部1806には、設計値等に
より求めた監視用受信機による遅延時間dmを予め設定
する。
【0091】このような初期状態において、本無線呼び
出しシステムでは、まず、トレ−ニング行う。
【0092】トレ−ニングにおいては、中央局1の監視
制御部1213の制御部1701は、符号器のセット1
206(または1207)の中の適当な符号器に、テス
ト用のエアフレ−ムを作成させる。このエアフレ−ムに
は、前述したブロック情報の実時間として適当な時刻を
指定する。そして、自局のGPS時計1802の時刻を
基準として、指定した実時間よりTMAX前に回線終端
部1210(または1211)より送信されるように、
符号化器に、このエアフレ−ムを、送信局側多重分離部
1209に送らせる。なお、この際、符号化器より送信
局側の各部は、自局のGPS時計1802の出力する基
準クロックに同期したクロックで動作させる。
【0093】一方、各送信局2の同期部21では、この
テスト用のエアフレ−ムを、一旦、対応する同期処理器
のメモリに格納する。監視制御部2107の制御部18
06、は、自局のGPS時計1802の時刻が、このエ
アフレレ−ム中のブロック情報の実時間になったなら
ば、メモリよりこのエアフレ−ムを読みだし、選択部2
を介して送信機22に送るよう同期化部2107を制御
する。
【0094】次に、これによって、送信機2より送信さ
れたエアフレ−ムを、図22に示すように、監視制御部
2107の監視用受信機1804で受信する。そして、
制御部1806において、GPS時計1802を基準に
測定した、エアフレ−ムの監視用受信機1804の受信
時と、エアフレ−ム内のブロック情報中の実時間との差
を求める。そして求めた時間差を、送信機22における
遅延時間と監視用受信機1804における遅延時間とみ
なし、求めた時間差より、予め設定されている監視用受
信機1804による遅延時間dmを減じた値を、送信機
22における遅延時間dsとする。以下、同様に送信機
22における遅延時間dsを求める処理は所定回数繰返
し、求まったdmの平均値を、最終的な送信機22にお
ける遅延時間dsとする。
【0095】以上で、トレ−ニングは終了する。
【0096】トレ−ニングが終了したら、通常運用が開
始される。
【0097】通常運用時には、中央局1の監視制御部1
213は、自局のGPS時計1802の時刻を基準にし
て、送信局2より送信されるべき時刻より、前述したT
MAX以上前に回線終端部1210(または1211)
より各送信局に送信されるように、符号化器に、各エア
フレ−ムを、送信局側多重分離部1209に送らせる。
【0098】一方、図23に示すように、各送信局2の
同期部21では、監視制御部2107の制御部1806
は、前述したようにして一旦同期処理器のメモリに格納
されたエアフレ−ム中のブロック情報の実時間より、ト
レ−ニングで求めたdm前の時刻に、自局のGPS時計
1802の時刻がなった時に、このエアフレレ−ムをメ
モリよりを読みだし、選択部2を介して送信機22に送
るよう同期化部2107を制御する。これにより、図2
3に示すように、各送信局において、ブロック情報に同
じ実時間がセットされたエアフレ−ムが、ほぼ同時に送
信されることになる。
【0099】ところで、GPS衛星は、米国国防省管理
下にある衛星であり、常に正確に現在時刻を送信するこ
とが保証されている訳ではない。そこで、本実施例で
は、次に説明するような故障検出を行い、もしGPS衛
星に故障があると判断された場合には、GPS衛星に代
えて中央局1の時刻を基準とする時刻管理を行う。ま
た、この他にも、送信局の各部や回線に故障が発生する
場合がある。そこで、本実施例では、以下のような故障
検出や、故障対策を行う。また、このために、本実施例
では、中央局1の監視制御部1213と、各送信局2の
監視制御部2107とを、それぞれ2重化し、一方を通
常時用(N)、他方を障害時用(E)として用いること
にする。
【0100】まず、本実施例において行う故障検出およ
び故障対策について説明する。
【0101】まず、中央局1の監視制御部1213の制
御部1701は、間欠的に、符号器1206に、メッセ
−ジ情報として時刻を記述したエアフレ−ムを作成させ
自局のGPS時計1802に基づいて、回線終端部12
10(または1211)より、このメッセ−ジ情報に記
述した時刻に、このエアフレ−ムを各送信局2に送信さ
せる。一方、専用ディジタル回線もしくは公衆ディジタ
ル回線で中央局1に接続する各送信局(基準局、予備基
準局含む)2は、同期処理器のセット2103と協調し
て、このフレ−ムの同期初期器への入力タイミングを検
出し、このタイミングにおける自局のGPS時計180
2の時刻と、エアフレ−ムのメッセ−ジ情報内に記述さ
れている時刻との差を求め、これを、中央局1と自局と
の間の回線における遅延時間と、回線終端部2101、
2102における遅延時間の和dbとして記憶する。た
だし、dbは適当に求めた固定値としてもよい。
【0102】また、各基準局および各予備基準局の監視
制御部1213の制御部1701は、自局のGPS時計
1802を基準として、ブロック情報に実時間を含めた
テスト用のエアフレ−ムを、この実時間の時刻に、送信
局用送信機901より送信させる。ここで、本実施例で
は、同じエリアに配置された基準局および予備基準局の
送信局送信機1901の用いる周波数帯を、わずかにず
らし、各送信局において中心周波数を選択することによ
り、基準局よりの信号と、予備基準局よりの信号の一方
を選択的に受信できるようにしている。ただし、基準局
および予備基準局のテスト用エアフレ−ムの送信タイミ
ングが一致しないように、あらかじめ定めたタイミング
で各々が送信するようにし、各送信局において、このタ
イミングに基づいて基準局よりのエアフレ−ムと、予備
基準局よりのエアフレ−ムの一方を選択的に受信するよ
うにしてもよい。
【0103】一方、各送信局の監視制御部1213で
は、このエアフレ−ムを基準局用受信器1805で受信
する。そして、制御部1806は、受信したエアフレ−
ム中のブロック情報に含まれる実時間と自局のGPS時
計1802の時刻を比較する。そして時刻差が所定値以
上大きい場合には、事象aが生じたと判断する。また、
この時刻差を、基準局からの無線伝送の遅延時間t0と
基準局用受信機1805における遅延時間dnの遅延時
間の和d0nとして記憶する。
【0104】また、各送信局の監視制御部1213で
は、自局の送信局から送信したエアフレ−ムを監視用受
信器1804で受信する。そして、制御部1806は、
受信したエアフレ−ム中のブロック情報に含まれる実時
間と自局のGPS時計1802の時刻を比較する。そし
て時刻差が所定値以上大きい場合には、事象bが生じた
と判断する。
【0105】そして、事象abのうちaのみが生じてい
る場合には、基準局が故障していると判断し、基準局用
受信機1804で受信するエアフレ−ムを予備の基準局
が送信したものに切り替える。この切り替えは、通常基
準局を向いている基準局受信機1804の基準局用アン
テナの向きを予備基準局に向くように基準局受信局に内
蔵したアクチュエ−タを駆動して変更し(もしくは、指
向性を変化し、もしくは、別途設けた予備基準局用のア
ンテナを基準局用アンテナに代えて用いるようにし)、
基準局用アンテナを用いて前述したように選択的に受信
する信号を、基準局のものより、予備基準局のものに切
り替えればよい。もし、切り替えても事象abのうち事
象aのみが生じていれば基準局用受信機1805が故障
していると判断し、現用として動作する監視制御部自身
2107を障害時用の監視制御部に切り替える。
【0106】一方、事象abのうちbのみが生じている
場合には、監視用受信機1804が故障していると判断
し、現用として動作する監視制御部自身2107を障害
時用の監視制御部に切り替える。切り替えても、事象a
bのうちbのみが生じている場合には、送信機22が故
障しているものと判断し、次の処理を行う。すなわち、
各送信局の監視制御部1213では、自局の各送信機2
2の、それぞれから送信したエアフレ−ムを監視用受信
器1804でモニタする。そして、同期処理器が送信局
から受け取ったエアフレ−ムのサイクル番号とフレ−ム
番号とブロック情報に含まれる実時間とより求まる当該
エアフレ−ムの送信時刻から、一定時間内のそのエアフ
レ−ムを受信できなかった場合には、当該エアフレ−ム
を送信するはずであった送信機22が故障していると判
断し、送信装置が故障である旨、中央局の監視制御部1
213に通知する。
【0107】一方、事象aと事象bが同時に生じている
場合には、監視用受信機1804が故障しているものと
判断し、現用として動作する監視制御部自身2107を
障害時用の監視制御部に切り替える。切り替えても、事
象と事象bが同時に生じる場合には、GPS衛星が故障
したものと判断し、その旨、中央局の監視制御部121
3に通知する。
【0108】また、各送信局の監視制御部1213で
は、同期処理器が送信局から受け取ったエアフレ−ムの
サイクル番号とフレ−ム番号とブロック情報に含まれる
実時間とより求まる当該フレ−ムの送信時刻から、前述
したTMAXを減じた時刻と、自局のGPS時計180
2の時刻を比較する。そしてGPS時計1802の時刻
の方が大き(後)ければ、事象cが生じたと判断する。
【0109】そして、事象cが生じた場合には、中央局
1との間の回線または回線終端部2101、2102ま
たは同期処理器のセット2103が故障したものと判断
し、その旨、中央局1の監視制御部1213に通知す
る。
【0110】一方、中央局1の監視制御部1213の制
御部1701は、送信機が故障である旨や、回線または
回線終端部2101、2102または同期処理器のセッ
ト1が故障した旨の通知を送信局2から受けた場合に
は、あらかじめ定めた手順したがい、所定の障害対策処
理を行う。
【0111】一方、中央局1の監視制御部1213の制
御部1701は、送信局2よりGPS衛星が故障した
旨、通知された場合には、以下の処理を行う。
【0112】すなわち、まず、中央局1の監視制御部1
213の制御部1701は、各送信局2に、自局のGP
S時計1802に代えて、回線時計1803または基準
局時計2204の使用を指示する。
【0113】そして、以降は、中央局1の監視制御部1
213は、GPS時計に代えて、自走時計1702の時
刻を基準にして、送信局より送信されるべき時刻より、
前述したTMAX以上前に回線終端部1210(または
1211)より各送信局に送信されるように、符号化器
に、各エアフレ−ムを、送信局側多重分離部1209に
送らせる。ここで、自走時計1702は、初期設定され
た時刻より、交換機との間の回線より抽出される所定周
波数のクロックに同期した計時を行う時計である。ま
た、自走時計1702は、交換機11との間の回線より
抽出される所定周波数のクロックに同期した基準クロッ
クを出力する。また、この際、符号化器より送信局側の
各部は、自走時計の出力する基準クロックに同期したク
ロックで動作させる。また、間欠的に、符号器1206
に、メッセ−ジ情報として時刻を記述したエアフレ−ム
を作成させ、これを、自走時計1702の時刻を基準と
して、回線終端部1210(または1211)より、メ
ッセ−ジ情報として記述した時刻に各送信局に送信させ
る。
【0114】一方、専用デジタル回線もしくは公衆デジ
タル回線によって中央局1に接続している送信局(基準
局、予備基準局)は、図24に示すように、中央局1よ
り、回線時計1803の使用を指示されると、前述した
ように中央局1から間欠的に送られるエアフレ−ムのメ
ッセ−ジ情報中に、先に求めた中央局1と自局との間の
回線における遅延時間と回線終端部2101、2102
における遅延時間の和dbを足した時刻を現在時刻とし
てセットする。回線時計1803は、現在時刻がセット
されると、中央局との間の回線より抽出される所定周波
数のクロックに同期して計時を行う。以降、専用デジタ
ル回線もしくは公衆デジタル回線によって中央局1に接
続している送信局(基準局、予備基準局)の監視制御部
2107は、GPS時計に代えて、回線時計1803を
用いて、前述したエアフレ−ムの送信時刻の制御を行
う。
【0115】また、基準局はおよび予備基準局は、さら
に、この回線時計を基準として、ブロック情報に実時間
を含めたテスト用のエアフレ−ムを、この実時間の時刻
に、送信局用送信機より送信させる。
【0116】一方、アナログ回線で中央局1に接続され
た各送信局2の監視制御部2107は、基準局時計22
04の使用を指示されると、図24に示すように、制御
部1806において、基準局用受信機で基準局より受信
したテスト用のエアフレ−ムのブロック情報の実時間
に、先に求めた基準局からの無線伝送の遅延時間t0と
基準局用受信における遅延時間dnの遅延時間の和d0
nを足した時刻を現在時刻として基準局時計2204に
セットする。基準局時計2204は、現在時刻がセット
されると、基準局用受信器で受信するエアフレ−ムに含
まれるクロック成分に同期して計時を行う。以降、アナ
ログ回線によって中央局1に接続している送信局(基準
局、予備基準局)の監視制御部2107は、GPS時計
に代えて、基準局時計2204を用いて、前述したエア
フレ−ムの送信時刻の制御を行う。
【0117】以上の動作によって、各送信局において特
別な設定作業等を行うことなく、GPS衛星が故障した
ときも、GPS衛星が正常であるときに求めた各部の遅
延時間を用いた正確な、エアフレ−ムの送信の同期化を
実現することができる。
【0118】ところで、一つの中央局1には、百を超え
る送信局2が接続されることが一般的である。したが
い、一つの中央局1において、各送信局2の状態を管理
制御することは容易でなく、中央局1の負荷を増す原因
となっていた。
【0119】そこで、本実施例では、中央局1の監視制
御部1213は、ポ−リング方式により、各送信局2の
管理制御を行う。
【0120】いま、送信局2の数が128であるとす
る。そして、あらかじめ送信局2を32局づつ4つのグ
ル−プに分割し、各グル−プに属する各送信局2にグル
−プ内アドレスを付与しておく。また、全ての送信局2
に共通のアドレスとしてグロ−バルアドレスを定めてお
く。また、各送信局に固有のアドレスも、各送信局2に
与える。
【0121】そして、実際の管理制御時には、中央局の
監視制御部1213の制御部1701は、監視制御信号
として、コマンドの先頭にグロ−バルアドレスもしくは
グル−プ内アドレスもしくは送信局固有のアドレスを付
与したフレ−ムを、定期的に全ての送信局に送信する。
一方、各送信局2の監視制御部2107の制御部は、受
信した監視制御信号中のフレ−ムのアドレスが、グロ−
バルアドレスか、自局に割り当てられたグル−プ内アド
レスであるか、自局に固有のアドレスであった場合に、
コマンドで指示された処理を実行し、中央局1に、その
結果を自局を表すアドレスと共に監視制御信号として報
告する。コマンドとしては、送信局2の状態の報告指示
や、系の切り替え指示や、前述した時計の切り替え指示
等を設ける。
【0122】ここで、各送信局2にコマンド実行結果の
報告は、次のように実現するようにしてもよい。すなわ
ち、前述してきたように、本実施例によれば、中央局1
および各送信局の時計は高い正確度で一致している。そ
こで、あらかじめ、各送信局に、コマンドの実行結果を
報告する時間帯を割り当てておく。各送信局2の監視制
御部2107は、その時有効である時計(GPS時計ま
たは回線時計または基準局時計)の時刻に従い、先に受
信したコマンドの実行結果を割り当てられた時間帯に中
央局1に報告する。中央局1の監視制御部1213は、
その時有効である時計(GPS時計または自走時計)の
時刻に応じて、各送信局2からの実行結果を受け取る。
【0123】このようにすることにより、中央局1と各
送信局2との間のハンドシェイク動作が不要となるの
で、負荷が軽減する。また、中央局1は、送信局2がコ
マンドを実行可能な状態にない場合も、実行可能な状態
になる前に、コマンドを前もって送信できる。また、送
信局2は、あらかじめ、コマンドに対する応答を返す時
刻が分かっているため、その時刻に合わせてコマンド実
行のスケジュ−ルを立てることができ、また、他の送信
局2が中央局1への応答を行っている間にコマンドを実
行することができる。これらのことは、ポ−リング周期
の短縮に役立つ。
【0124】以上、本実施例に係る無線呼び出し装置に
ついて説明した。
【0125】なお、以上の実施例では、専用ディジタル
回線または公衆ディジタル回線で中央局に接続する送信
局では回線時計を用いたが、基準局予備基準局以外の送
信局は、回線時計に代えて、アナログ回線で中央局に接
続する送信局と同様に基準局時計を用いるようにしても
よい。
【0126】また、以上の実施例では、GPS衛星より
時刻を受信したが、GPS衛星の他に時刻を送信する衛
星が存在する場合には、GPS衛星に代えて、この衛星
の送信する時刻を受信し、用いるようにしてもよい。
【0127】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、中央局
において、より簡便、低負荷な手法により、各送信局の
管理制御を行うことができる無線呼び出しシステムを提
供することができる。また、最終的な送信速度や情報長
が異なるフレ−ムを、より簡便な機構によって処理する
ことのできる無線呼び出しシステムを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る無線呼び出しシステムの
構成を示すブロック図である。
【図2】無線呼び出しシステムにおいて受信機が受信す
るフレ−ムであるエアフレ−ムのフォ−マットの構成を
示した図である。
【図3】エアフレ−ムを構成するブロックに含まれるワ
−ドの構成とフェ−ズとの対応を示した図である。
【図4】エアフレ−ムを構成するブロックに含まれるワ
−ドの構成とフェ−ズとの対応を示した図である。
【図5】エアフレ−ムを構成するブロックに含まれるワ
−ドの構成とフェ−ズとの対応を示した図である。
【図6】エアフレ−ムを構成するブロックに含まれる1
フェ−ズ分のワ−ドで構成される通信フレ−ムの構成を
示した図である。
【図7】本発明の実施例において用いる交換機フレ−ム
の構成を示した図である。
【図8】本発明の実施例に係る中央局の符号化部の構成
を示すブロック図である。
【図9】本発明実施例において用いるマルチフレ−ムの
構成を示した図である。
【図10】本発明の実施例に係る中央局の送信局側回線
終端部の構成を示すブロック図である。
【図11】専用ディジタル伝送路の伝送フォ−マットを
示す図である。
【図12】公衆ディジタル伝送路の伝送フォ−マットを
示す図である。
【図13】本発明実施例においアナログ回線を用いる場
合に行うエアフレ−ムと監視制御信号との多重化規則を
示した図である。
【図14】本発明の実施例に係る送信局の同期部の構成
を示すブロック図である。
【図15】本発明の実施例に係る基準局と予備基準局の
配置を示す図である。
【図16】本発明の実施例に係る基準局と予備基準局の
配置を示す図である。
【図17】本発明の実施例に係る中央局の監視制御部の
構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の実施例において、ディジタル回線で
中央局に接続している送信局の監視制御部の構成を示す
ブロック図である。
【図19】本発明の実施例に係る予備基準局の監視制御
部の構成を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施例に係る基準局の監視制御部の
構成を示すブロック図である。
【図21】本発明の実施例において、アナログ回線で中
央局に接続している送信局の監視制御部の構成を示すブ
ロック図である。
【図22】本発明の実施例において行う送信機の遅延時
間の求め方を示す図である。
【図23】本発明の実施例において行うエアフレ−ムの
送信のようすを示す図である。
【図24】本発明の実施例において行う回線および回線
終端部の遅延時間の求め方を示す図である。
【図25】従来の無線呼び出しシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 中央局 2 送信局 4 受信機 5 公衆網 6 電話機 11 交換機 12 符号化部 13 加入者データベ−ス 21 同期部 22 送信機 1201、1202 交換機側回線終端部 1203、1204 交換機側多重分離部 1206、1207符号器のセット 1208 、選択部 1209 送信局側多重分離部 1210、1211 送信局側回線終端部 1213 監視制御部 2101、2102 回線終端部 2103 中央局側選択部 2104 同期処理器のセット 2105 予備の同期処理器 2106 送信機側選択部 2107 監視制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木檜 保夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内 (72)発明者 安田 明生 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線を介してメッセ−ジを受信する複数の
    受信機と、 前記メッセ−ジを、無線を介して前記受信機に送信する
    複数の送信局と、 通信網に接続し、前記通信網より受信したメッセ−ジを
    前記複数の送信局に分配する中央局とを備え、 前記中央局は、前記メッセ−ジの伝送誤り訂正用の誤り
    訂正符号を求める手段と、求めた誤り訂正符号を付加し
    たメッセ−ジを前記各送信局に分配する手段を有し、 前記受信機は、無線を介して受信したメッセ−ジについ
    て生じた伝送誤りを、当該メッセ−ジに付加されている
    誤り訂正符号を用いて訂正する手段を有し、 前記各送信局は、前記中央局から受信したメッセ−ジに
    ついて、伝送誤りが生じているか否かを、当該メッセ−
    ジに付加されている誤り訂正符号を用いて検出する手段
    と、検出した伝送誤りの頻度が所定の頻度を超えた場合
    に、所定の障害対策処理を実行する障害対策手段とを有
    することを特徴とする無線呼び出しシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の無線呼び出しシステムであ
    って、 前記中央局は、当該中央局がメッセ−ジの分配に用いる
    2重化された通信回線によって各送信局に、それぞれ接
    続し、 前記各送信局は、接続する前記2重化された通信回線の
    一方を現用として前記メッセ−ジの受信に用いており、
    かつ、 前記障害対策手段は、前記障害対策処理として、現用と
    して前記メッセ−ジの受信に用いる通信回線を切り替え
    る処理を行うことを特徴とする無線呼び出しシステム。
  3. 【請求項3】前記誤り訂正符号は、BCH符号であるこ
    とを特徴とする無線呼び出しシステム。
  4. 【請求項4】誤り訂正符号が付加されているメッセ−ジ
    を、無線を介して送信する送信局装置であって、 誤り訂正符号が付加されているメッセ−ジを受信する手
    段と、受信したメッセ−ジについて、伝送誤りが生じて
    いるか否かを、当該メッセ−ジに付加されている誤り訂
    正符号を用いて検出する手段と、検出した伝送誤りの頻
    度が所定の頻度を超えた場合に、所定の障害対策処理を
    実行する障害対策手段とを有することを特徴とする無線
    呼び出しシステム。
  5. 【請求項5】無線を介してメッセ−ジを受信する複数の
    受信機と、 前記メッセ−ジを、無線を介して前記受信機に送信する
    複数の送信局と、 通信網に接続し、前記通信網より受信したメッセ−ジを
    前記複数の送信局に分配する中央局とを備え、 前記中央局は、各送信局の制御コマンドをポ−リング方
    式によって送信する手段を有し、 前記各送信局は、ポ−リング方式によって送信されたコ
    マンドを受信する手段と、受信した制御コマンドの指示
    する処理を実行する手段と、当該制御コマンドの実行結
    果を前記中央局に報告する手段とを有することを特徴と
    する無線呼び出しシステム。
  6. 【請求項6】無線を介してメッセ−ジを受信する複数の
    受信機と、 前記メッセ−ジを、無線を介して前記受信機に送信する
    複数の送信局と、 通信網に接続し、前記通信網より受信したメッセ−ジを
    前記複数の送信局に分配する中央局とを備え、 前記中央局は、前記通信網より、メッセ−ジ毎に異なる
    転送速度、異なる情報長によって前記送信局より前記受
    信機に送信されるべき複数のメッセ−ジを受信する手段
    と、 受信した各メッセ−ジの情報長を、前記メッセ−ジが送
    信されるべき情報長のうち最も長い情報長と同じ情報長
    に、最も長い情報長で送信されるべきメッセ−ジ以外の
    メッセ−ジに冗長な情報を付加することにより変換する
    手段と、 変換した同じ情報長の複数のメッセ−ジを、多重化され
    た信号中において、各メッセ−ジが、前記メッセ−ジが
    送信されるべき転送速度のうち最も大きい転送速度を有
    するように、多重化する多重化手段と、 多重化手段によって複数のメッセ−ジを多重化した信号
    を、各送信局に分配する手段とを有し、 前記各送信局は、前記中央局から分配された多重化され
    た信号に多重化されている各メッセ−ジを分離し、分離
    したメッセ−ジを当該メッセ−ジを送信すべき情報長の
    メッセ−ジに復元し、当該メッセ−ジを送信すべき転送
    速度で、無線を介して送信する手段を有することを特徴
    とする無線呼び出しシステム。
  7. 【請求項7】請求項6記載の無線呼び出しシステムであ
    って、 前記メッセ−ジが送信されるべき転送速度のうち最も大
    きい転送速度は、6.4kbpsであることを特徴とす
    る無線呼び出しシステム。
JP6299244A 1994-12-02 1994-12-02 無線呼び出しシステム Pending JPH08163625A (ja)

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