JPH08163457A - オンスクリ−ン表示装置及びオンスクリ−ン表示方法 - Google Patents

オンスクリ−ン表示装置及びオンスクリ−ン表示方法

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JPH08163457A
JPH08163457A JP7105319A JP10531995A JPH08163457A JP H08163457 A JPH08163457 A JP H08163457A JP 7105319 A JP7105319 A JP 7105319A JP 10531995 A JP10531995 A JP 10531995A JP H08163457 A JPH08163457 A JP H08163457A
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JP7105319A
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Yoshiki Suzuki
▲よし▼輝 鈴木
Masahiro Naito
正博 内藤
Koji Minami
浩次 南
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力信号の走査線数が変化してもフォントの
画面上表示位置、数、大きさをほぼ一定に保つオンスク
リーン表示装置を得る。また、一文字おきのフォントの
表示属性制御、テストパターン発生回路機能の付加を最
小ビット数のメモリ増設で行えるオンスクリーン表示装
置を得る。 【構成】 映像とともに、あるいは映像と切り替えて画
面上にフォントを表示するオンスクリーン表示装置にお
いて、入力される信号の走査線数を検出する手段と、文
字データの下に垂直ドット数調整用ブランク部を設けた
フォントデータを記憶する記憶手段と、検出した走査線
数に応じてフォントの垂直方向ドット数を決定し、上記
記憶手段から上記決定に基づくフォントデータを読み出
す手段と、読み出されるフォントデータを構成する垂直
方向ドットを検出した走査線数に応じてｎ回(ｎは自然
数)読み出す手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、テレビ，ディスプレ
イ等の画質調整や画面調整を行うため、入力映像信号と
切替え、または重畳して画面上に文字（フォント）やテ
ストパターンを表示するオンスクリーン表示方法及び表
示装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１７は、例えば１９９３年版の富士通
半導体デバイスデータブック「情報／音響／映像機器用
ＩＣ」（ＤＢ５２−００９３１−１）の９３１ページの
ブロックダイヤグラムに記載された従来のオンスクリー
ン表示装置の主要な部分について抜き出したブロック図
である。
【０００３】図において、１は水平同期信号ＨＳＹＮＣ
を入力としてフォントの水平方向のドット単位のドット
クロック信号ＣＬＫＤを発生するドットクロック発生
部、２は垂直同期信号ＶＳＹＮＣを入力信号とし、オン
スクリーン表示画面上のフォントの垂直表示位置を制御
するための垂直位置制御部、３はドットクロック発生部
１からの信号によってオンスクリーン表示画面上のフォ
ントの水平表示位置を制御するための水平位置制御部、
４は垂直位置制御部２、水平位置制御部３からの出力信
号ＲＶ、ＲＨを入力として表示画面上に構成されるフォ
ントの水平、垂直ドット数（文字サイズ）の調整をする
ため、ＣＬＫＤ，ＲＨを分周制御し、ＲＶ１、ＲＨ１信
号を出力する垂直・水平文字サイズ制御部、５は前記Ｒ
Ｖ１，ＲＨ１を入力とし、オンスクリーン表示装置の各
種タイミング信号を発生するタイミング発生部、６は画
面上にフォントをオンスクリーン表示するためのメモリ
読み出しアドレス信号を発生する読み出しアドレスカウ
ンタ、７は画面上にオンスクリーン表示するフォントの
コード化された文字データを記憶する表示用メモリＲＡ
Ｍ、８は表示用メモリＲＡＭ７の出力文字コードＤＤに
対応したフォントデータが記憶され、フォント信号ＤＣ
を出力するキャラクタジェネレータＲＯＭ、９はキャラ
クタジェネレータＲＯＭ８の出力フォント信号ＤＣをパ
ラレル／シリアル変換し１ビットづつ出力するシフトレ
ジスタ、１０はシフトレジスタ９の出力信号ＳＣに表示
属性制御を行い、反転（Ｉ）、赤（Ｒ），緑（Ｇ）、青
（Ｂ）のＯＮ／ＯＦＦ等を行う表示制御部である。
【０００４】また、垂直・水平文字サイズ制御部４およ
び読み出しアドレスカウンタ６は図１８に示すように構
成されている。ここに、１１はドットクロック発生部１
からのドットクロックＣＬＫＤを整数倍に分周する水平
文字サイズ制御部、１２は水平位置制御部３からの信号
ＲＨを整数倍に分周する垂直文字サイズ制御部、１３は
水平文字サイズ制御部１１でドットクロックＣＬＫＤ
を、整数倍に分周した信号をタイミング発生部５を通し
て入力し、フォントの水平方向ドット数をカウントして
一文字毎にパルスを発生する水平文字ドットカウンタ、
１４は水平文字ドットカウンタ１３からのパルスをカウ
ントしてフォントの画面上水平方向アドレスを発生する
水平文字アドレスカウンタ、１５は垂直文字サイズ制御
部１２で発生する信号をタイミング発生部５を通して入
力し、フォントの垂直方向ドット数をカウントする垂直
文字ドットカウンタ、１６は垂直文字ドットカウンタ１
５からの信号をカウントしてフォントの垂直方向アドレ
スを発生する垂直文字アドレスカウンタである。
【０００５】次に動作について説明する。このような従
来のオンスクリーン表示装置においては、まず水平同期
信号ＨＳＹＮＣがドットクロック発生部１に入力され、
フォントの水平方向のドットを構成するためのドットク
ロック、すなわち水平同期信号のＨＳＹＮＣに同期し、
水平同期信号の周波数の整数倍のドットクロックＣＬＫ
Ｄを生成する。また、水平同期信号ＨＳＹＮＣは水平位
置制御部３にも入力され、ドットクロック発生部１で発
生するドットクロックＣＬＫＤをある任意の数だけカウ
ントし水平位相調整された水平リセット信号ＲＨを得、
これによりフォントの画面上水平方向表示開始位置を制
御する。一方、垂直同期信号ＶＳＹＮＣは垂直位置制御
部２に入力され、水平位置制御部３からの信号ＲＨをあ
る任意の数だけカウントし垂直位相調整された垂直リセ
ット信号ＲＶを得、これによりフォントの画面上の垂直
方向表示開始位置を制御する。
【０００６】水平文字サイズ制御部１１では、フォント
の水平方向を構成するドット数を整数倍に変化させるた
めにドットクロックＣＬＫＤを整数倍に分周する。ま
た、同様にしてフォントの垂直方向を構成するドット数
を整数倍に変化させるために、水平位置制御部３からの
信号ＲＨを垂直文字サイズ制御部１２で整数倍に分周す
る。このように制御することにより、例えば図１９に示
すように、水平文字サイズ制御部１１のみ二分周に設定
すれば、水平方向に二倍の横長の文字が、垂直文字サイ
ズ制御部１２のみ二分周に設定すれば垂直方向に二倍の
縦長の文字が画面上に表示され、水平文字サイズ制御部
１１および垂直文字サイズ制御部１２を同時に二分周に
設定すれば縦横とも２倍の文字が画面上に表示されるこ
とになる。
【０００７】タイミング発生部５においては、垂直・水
平文字サイズ制御部４の出力信号ＲＶ１，ＲＨ１を入力
し、以降のオンスクリーン表示処理、コントロールのた
めの各種タイミングパルスを生成する。読み出しアドレ
スカウンタ６は、水平文字サイズ制御部１１で分周され
たクロックがタイミング発生部５を通して水平文字ドッ
トカウンタ１３に入力され、フォントの水平方向ドット
数ＮＨをカウントする。水平文字ドットカウンタ１３の
出力は水平文字アドレスカウンタ１４に入力され、水平
文字アドレスカウンタ１４は画面上水平方向の文字数Ｍ
Ｈをカウントして画面上文字の水平方向表示アドレスを
発生する。
【０００８】また、垂直文字サイズ制御部１２からの信
号は、タイミング発生部５を通して垂直文字ドットカウ
ンタ１５に入力され、文字の垂直方向ドット数ＮＶをカ
ウントする。垂直文字ドットカウンタ１５の出力は垂直
文字アドレスカウンタ１６に入力され、垂直文字アドレ
スカウンタ１６は画面上垂直方向文字数ＭＶをカウント
して画面上文字の垂直方向表示アドレスを発生する。以
上のような構成により、図２０に示すように、水平方向
は一文字あたりＮＨドットでＭＨ文字、垂直方向には一
文字あたりＮＶドットでＭＶ文字の文字領域を構成でき
る。
【０００９】表示用メモリＲＡＭ７では、マイコンバス
等からの表示用メモリ書き込みアドレス信号ＷＡによ
り、画面に対応した表示用メモリマップ上にオンスクリ
ーン表示の文字コードデータＤＤが書き込まれる。さら
に、読み出しアドレスカウンタ６にて生成されたメモリ
読み出しアドレス信号ＲＡにより、表示用メモリＲＡＭ
７に書き込まれた文字コードデータＤＤが読み出され
る。
【００１０】ここで、例えば、この表示用メモリＲＡＭ
７のデータ構成は、図２１のように表わすことができ
る。図において、画面の表示領域に対応したメモリマッ
プ水平ＮＨ文字×垂直ＮＶ文字領域に、Ｎｄビットの文
字コードが書き込まれており、メモリ読み出しアドレス
に応じて、出力データＤＤとして並列に読み出される。
【００１１】この場合、文字コード信号は、一般的には
アスキーコードなどが良く知られているが、本例の場合
には１９９３年版の富士通半導体デバイスデータブック
「情報／音響／映像機器用ＩＣ」（ＤＢ５２−００９３
１−１）の９６１ページに記載されているキャラクタコ
ードを想定している。そして、この文字コード信号ＤＤ
にしたがってキャラクタジェネレータＲＯＭ８に書き込
まれたフォントデータＤＣが読み出されることになる。
【００１２】キャラクタジェネレータＲＯＭ８の水平方
向に並列出力されたＮｄビットのフォントデータＤＣ
は、シフトレジスタ９によってパラレル／シリアル変換
され、時系列のフォント信号ＳＣとなる。このフォント
信号ＳＣは表示制御部１０に入力され、ＲＧＢ独立に属
性制御されたオンスクリーン表示信号ＲＯ，ＧＯ，ＢＯ
として出力される。
【００１３】表示制御部１０は、例えば図２２のような
回路構成となっている。ここに、１７は入力されたフォ
ント信号ＳＣを反転表示するためのイクスクルーシブオ
アゲート、１８，１９，２０はそれぞれイクスクルーシ
ブオアゲート１７で反転制御されたフォント信号をそれ
ぞれ分配、スイッチするアンドゲートである。このよう
な構成の表示制御部１０において、フォント信号ＳＣ
は、イクスクルーシブオアゲート１７の一方の入力制御
信号ＳＩにより非反転／反転制御が行われ、アンドゲー
ト１８，１９，２０の一方の入力制御信号ＳＲ，ＳＧ，
ＳＢによってＲＧＢ独立にＯＮ／ＯＦＦ制御されたオン
スクリーン出力ＲＯ，ＧＯ，ＢＯとして出力される。
【００１４】このような従来のオンスクリーン表示装置
においては、画面上に表示する文字は上記ＳＩ，ＳＲ，
ＳＧ，ＳＢ信号などでその属性を変えることができる。
しかし、これらＳＩ，ＳＲ，ＳＧ，ＳＢ信号は、一般的
にはオンスクリーン表示装置の外部に構成されたメモリ
などに記憶された制御信号によりコントロールされるこ
とが多く、このようなコントロールの場合には、一画面
の中で表示する各フォントごとに異なる属性を設定する
ことはできないことが多く、例えば、画面単位での制御
しかできないことが多い。
【００１５】近年の高機能化され調整項目が多岐にわた
るテレビ、ディスプレイの画質調整や、画面調整を行う
ため表示する多くのメニュー画面等のオンスクリーン表
示を、より効果的に行うため、一画面の中で任意のフォ
ントに対して属性の切り替えが可能なオンスクリーン装
置が必要となってきている。
【００１６】そこで、図２３に示すような回路構成と
し、文字単位での表示制御を行うオンスクリーン表示装
置が構成されることがある。図において、１〜１０は上
述の従来装置と同一のものであり、その説明は省略す
る。２１は属性制御用メモリＲＡＭであり、表示用メモ
リＲＡＭ７と同様のアドレス信号，制御信号によって、
書き込み、読み出しが行われる。
【００１７】このような構成のオンスクリーン表示装置
において、属性制御用メモリＲＡＭ２１は表示用メモリ
ＲＡＭ７の構成を示す図２１と同様にして、図２４のよ
うに表わされる。したがって、表示用メモリＲＡＭ７か
らオンスクリーン表示用の文字コードデータが読み出さ
れるとき、同時にその文字に関する表示制御信号（以
下、「属性データ信号」という）を連動して読みだすこ
とができ、この属性データ信号を、表示制御部１０にお
ける非反転／反転制御信号ＳＩとＲ，Ｇ，Ｂ，ＯＮ／Ｏ
ＦＦ制御信号ＳＲ，ＳＧ，ＳＢとして接続することによ
り、一文字単位で文字の属性を変化させることのできる
オンスクリーン表示装置を実現することができる。
【００１８】また、従来のオンスクリーン表示装置にお
いては、上述のような文字の属性表示とともに、あるい
は文字の属性表示に代えて階段波やウィンドウ信号など
の階調性のあるテストパターン信号を表示するテストパ
ターン発生回路の機能を付加したものがある。
【００１９】図２５は、このようなテストパターン発生
回路の機能が付加されたオンスクリーン表示装置の要部
ブロック図である。
【００２０】図において、１〜１０は上述の従来例と同
様のものであり、その説明は省略する。２２はタイミン
グ発生部５により発生した表示画面に同期したタイミン
グ信号を入力として階段波やウィンドウ信号など階調性
のあるテスト信号を発生するテストパターン発生部、２
３はテストパターン発生部２２の出力ディジタル信号を
データ入力として接続されたディジタル／アナログ変換
器、２４，２５，２６は表示制御部１０のＲ，Ｇ，Ｂの
オンスクリーン信号ＲＯ，ＧＯ，ＢＯとディジタル／ア
ナログ変換器２３の出力ＲＴ，ＧＴ，ＢＴとをそれぞれ
加算するＲ，Ｇ，Ｂ用加算器である。
【００２１】このように構成されたオンスクリーン表示
装置においては、例えば画面を調整するためのテストパ
ターン信号を発生するテストパターン発生部２２を独立
に備えることで、これより出力したディジタルテスト信
号をディジタル／アナログ変換器２３によってアナログ
信号に変換し、変換されたＲＴ，ＧＴ，ＢＴ信号はＲ，
Ｇ，Ｂ用加算器２４，２５，２６において表示制御され
たフォント信号ＲＯ，ＧＯ，ＢＯとそれぞれ加算され出
力信号ＲＳ，ＧＳ，ＢＳを得る。
【００２２】テストパターン発生部２２の構成としては
例えば、画面の任意の場所に階調性のある信号を生成す
る手段として先の従来例の図２４で説明した属性制御用
メモリＲＡＭ２１と同様の「階調用メモリＲＡＭ」を使
用すれば精度の高い信号生成が実現できる。これにより
生成されるテストパターン信号としてはカラーバー、階
段波、ウィンドウ信号などが挙げられる。また、テスト
パターンに限らず、オンスクリーン表示時に同時に表示
できるカラー階調信号として様々なフィーチャーを付加
することも可能である。
【００２３】
【発明が解決しようとする課題】従来のオンスクリーン
表示装置は上述の通り構成されていたので以下のような
問題点があった。すなわち、従来のオンスクリーン表示
装置に例えばＮＴＳＣ信号が入力された時、図２６に示
すような画面上表示が行えるよう構成したとする。この
場合、垂直・水平文字サイズ制御部４の分周比を固定に
したまま入力信号をＮＴＳＣ信号の倍走査のＥＤＴＶ、
すなわち走査線数が二倍の信号に切り替えると、図２７
に示すように、一文字当たりの表示領域の走査線数が二
倍になるため、図２６に比べ、文字の位置が変化し、文
字の大きさも半分の大きさとなって画面上に表示され
る。
【００２４】そこで、垂直文字サイズ制御部１２によっ
て水平位置制御部３からの信号を二分周し、文字の垂直
方向ドット数を二倍にする。すると、画面上ではＮＴＳ
Ｃ信号を入力した時と文字の垂直方向の位置および大き
さを同じにすることができる。
【００２５】このように、入力される同期信号の走査線
数がＮＴＳＣ信号とＥＤＴＶ信号のように単純な整数倍
の関係にある場合には、垂直文字サイズ制御部１２で制
御することにより画面上における文字の位置および大き
さを一定に保つことが可能である。
【００２６】しかし、入力される信号の走査線数が基準
となる信号と整数倍の関係にない場合、垂直文字サイズ
制御部１２によって分周をどのように切り替えても画面
上文字の表示位置を一定に保つことは出来ず、画面上に
表示できる文字の数が一定にならず、また、文字の垂直
方向の大きさも一定にならない。このような場合には、
画面上に表示できる文字の数が一定にならないことか
ら、例えば画面調整用のメニュー画面を表示する場合に
おいてはメニュー画面表示位置が変わってしまったり、
文字が画面上から見えなくなるなどの問題が生じる。
【００２７】また、従来のオンスクリーン表示装置にお
いては、図２３に示したように、個々のフォントの属性
を制御するため、新たに表示制御部コントロールビット
分の属性制御用メモリＲＡＭ２１を増設する必要があ
る。本従来例の場合は、ＳＩ，ＳＲ，ＳＧ，ＳＢと４ビ
ット構成になるが、さらに別の属性を必要とする場合に
は、その必要分のビットを増設する必要もあり、コスト
アップにつながるという問題もある。
【００２８】また、テストパターン発生部２２としての
階調用メモリＲＡＭも、テスト信号として必要な階調特
性を得るため、例えば６〜８ビットを増設する必要があ
り、コストアップにつながるという問題もある。
【００２９】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、入力される信号の走査線数が変
化してもフォントの画面上表示位置を一定に保つことが
でき、画面上に表示するフォントの数を一定に保つこと
ができるオンスクリーン表示装置／表示方法を得ること
を目的とする。
【００３０】また、入力される信号の走査線数が変化し
てもフォントの画面上表示位置及び表示するフォントの
数を一定に保つと同時に、画面上の表示文字の大きさに
ついてもほぼ一定に保つことができるオンスクリーン表
示装置／表示方法を得ることを目的とする。
【００３１】さらに、一文字おきのフォントの表示属性
制御を１ビット分の最小のメモリ増設と、簡単、安価な
構成で行えるオンスクリーン表示装置／表示方法を得る
ことを目的とする。
【００３２】また、上記の目的と同等の手段により、テ
ストパターン発生回路の機能を追加したオンスクリーン
表示装置／表示方法を得ることを目的とする。
【００３３】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１にかか
るオンスクリーン表示装置は、映像とともに、あるいは
映像と切り替えて画面上にフォントを表示するものにお
いて、入力される信号の走査線数を検出する手段と、文
字データの下に垂直ドット数調整用ブランク部を設けた
フォントデータを記憶する記憶手段と、検出した走査線
数に応じてフォントの垂直方向ドット数を決定し、上記
記憶手段から上記決定に基づくフォントデータを読み出
す手段と、読み出されるフォントデータを構成する垂直
方向ドットを検出した走査線数に応じてｎ回(ｎは自然
数)読み出す手段とを備えたことを特徴とする。
【００３４】本発明の請求項２にかかるオンスクリーン
表示装置は、請求項１の発明における記憶手段に文字デ
ータを構成する垂直方向ドット数の異なる複数種類のフ
ォントデータを記憶させ、検出した走査線数に対応して
該複数種類のフォントデータから最適なフォントデータ
を選択することを特徴とする。
【００３５】本発明の請求項３にかかるオンスクリーン
表示装置は、映像とともに、あるいは映像と切り替えて
画面上にフォントを表示するものにおいて、入力される
信号の走査線数を検出する手段と、文字データの下に垂
直ドット数調整用ブランク部を有し、文字データを構成
する垂直方向ドット数の異なる複数種のフォントデータ
を記憶する記憶手段と、検出した走査線数に応じてフォ
ントの垂直方向ドット数を決定し、上記記憶手段から上
記決定に基づくフォントデータを読み出す手段とを備え
たことを特徴とする。
【００３６】本発明の請求項４にかかるオンスクリーン
表示方法は、映像とともに、あるいは映像と切り替えて
画面上にフォントを表示する方法において、入力される
信号の走査線数に応じてフォントデータの垂直方向ドッ
ト数及び該フォントデータを構成する垂直方向ドットの
ｎ回(ｎは自然数)読みを決定し、該決定に基づき文字デ
ータの下に垂直ドット数調整用ブランク部を設けたフォ
ントデータを表示することを特徴とする。
【００３７】本発明の請求項５にかかるオンスクリーン
表示方法は、請求項４におけるフォントデータが同一の
文字データを構成する垂直方向ドット数の異なる複数種
類のフォントデータを含み、入力される信号の走査線数
に応じて最適なフォントデータを選択して表示すること
を特徴とする。
【００３８】本発明の請求項６にかかるオンスクリーン
表示方法は、映像とともに、あるいは映像と切り替えて
画面上にフォントを表示する方法において、入力される
信号の走査線数に応じてフォントデータの垂直方向ドッ
ト数を決定し、該決定に基づき文字データの下に垂直ド
ット数調整用ブランク部を有し、かつ文字データを構成
する垂直方向ドット数の異なる複数種のフォントデータ
から最適なフォントデータを選択表示することを特徴と
する。
【００３９】本発明の請求項７にかかるオンスクリーン
表示装置は、映像とともに、あるいは映像と切り替えて
画面上にフォントを表示するものにおいて、上記フォン
トのコード化された文字データ及び表示されるフォント
の属性を決定する属性データを記憶する表示用メモリ
と、この表示用メモリから出力される文字データに対応
するフォントデータを記憶した記憶手段と、上記記憶手
段から読み出されたフォントデータを上記属性データに
基づき表示制御する表示制御手段とを備え、上記表示用
メモリの文字データと属性データの一部に対しそれぞれ
極性を異にしたメモリデータ判別信号を設け、上記メモ
リデータ判別信号の極性に応じて上記表示用メモリから
の文字データとあらかじめ設定された固定データを切り
替えて上記記憶手段に出力するとともに、上記記憶手段
への入力が文字データであるとき上記属性データをホー
ルドし、上記記憶手段への入力が固定データであるとき
上記属性データを上記表示用メモリからの属性データで
更新するようにしたことを特徴とする。
【００４０】本発明の請求項８にかかるオンスクリーン
表示装置は、画面上にオンスクリーン表示するフォント
のコード化された文字データ及びテストパターンデータ
を記憶する表示用メモリと、この表示用メモリから出力
される文字データに対応するフォントデータを記憶した
記憶手段と、上記記憶手段から読み出されたフォントデ
ータを表示制御する表示制御手段と、上記表示用メモリ
の文字データとテストパターンデータの一部に対しそれ
ぞれ極性を異にして設けられたメモリデータ判別信号
と、上記メモリデータ判別信号に基づき上記表示用メモ
リからの出力とあらかじめ設定された第１の固定データ
を切り替えて上記記憶手段に出力する第１の切替手段
と、上記第１の切替手段と極性を異にして構成され、上
記表示用メモリからの出力とあらかじめ設定された第２
の固定データとを切り替えて出力する第２の切替手段
と、この第２の切替手段の出力信号を上記表示制御手段
の出力に加算する加算手段とを備えたことを特徴とす
る。
【００４１】本発明の請求項９にかかるオンスクリーン
表示方法は、映像とともに、あるいは映像と切り替えて
画面上にフォントを表示する方法において、表示用メモ
リに記憶された文字データと属性データの一部にそれぞ
れ極性を異にしたメモリデータ判別信号を設け、該メモ
リデータ判別信号の極性に応じて上記表示用メモリから
の文字データとあらかじめ設定された固定データを切り
替えて出力することにより出力に応じたフォントデータ
を表示するとともに、上記表示用メモリから出力される
データが文字データであるとき上記属性データをホール
ドし、出力されるデータが固定データであるとき上記属
性データを上記表示用メモリからの属性データで更新
し、該属性データに基づき上記フォントデータの属性を
制御することを特徴とする。
【００４２】本発明の請求項１０にかかるオンスクリー
ン表示方法は、表示用メモリに記憶された文字データ及
びテストパターンデータの一部にそれぞれ極性を異にし
たメモリデータ判別信号を設け、該メモリデータ判別信
号の極性に応じて上記表示用メモリからの出力とあらか
じめ設定された第１の固定データを切り替えて出力する
ことにより出力に応じたフォントデータを選択表示する
とともに、上記メモリデータ判別信号の極性に応じて上
記表示用メモリからの出力とあらかじめ設定された第２
の固定データとを切り替えて出力した出力信号を選択出
力された上記フォントデータに加算することを特徴とす
る。
【００４３】
【作用】本発明の請求項１にかかるオンスクリーン表示
装置及び請求項４にかかるオンスクリーン表示方法によ
れば、検出される走査線数に応じて記憶手段から読み出
されるフォントの垂直方向ドット数及び該フォントの垂
直方向ドットのｎ回読みを制御するようにしたものであ
る。
【００４４】本発明の請求項２にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項５にかかるオンスクリーン表示方法
によれば、請求項１のオンスクリーン表示装置及び請求
項５にかかるオンスクリーン表示方法に加え、文字デー
タを構成する垂直方向ドット数の異なる複数種類のフォ
ントデータを記憶した記憶手段から検出した走査線数に
応じた最適なフォントデータを選択するようにしたもの
である。
【００４５】本発明の請求項３にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項６にかかるオンスクリーン表示方法
によれば、文字データを構成する垂直方向ドット数の異
なる複数種類のフォントデータを記憶した記憶手段から
検出した走査線数に応じた最適な垂直方向ドット数のフ
ォントデータを選択するようにしたものである。
【００４６】本発明の請求項７にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項９にかかるオンスクリーン表示方法
によれば、表示用メモリにフォントデータ選択用の文字
データとフォント表示制御用の属性データの２種類のデ
ータにそれぞれ極性の異なる判別信号を付加して混在さ
せておき、再生時、かかる判別信号による信号切り替え
によって混在したデータを分離し、それぞれフォントデ
ータ選択用の文字データ、フォント表示制御用の属性デ
ータとして使用し得るようにしたものである。
【００４７】本発明の請求項８にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項１０にかかるオンスクリーン表示方
法によれば、表示用メモリにフォントデータ選択用の文
字データとテストパターンデータの２種類のデータにそ
れぞれ極性の異なる判別信号を付加して混在させてお
き、再生時、かかる判別信号による信号切り替えによっ
て混在したデータを分離し、それぞれフォントデータ選
択用の文字データ、テストパターン表示制御用のテスト
パターンデータとして使用し得るようにしたものであ
る。
【００４８】
【実施例】
実施例１．以下、この発明の実施例について図に基づき
説明する。図１はこの発明の実施例１にかかるオンスク
リーン表示装置のブロック図である。
【００４９】図において、１０１は水平同期信号ＨＳＹ
ＮＣを入力としてフォントの水平方向のドット単位のド
ットクロック信号ＣＬＫＤを発生するドットクロック発
生部、１０２は垂直同期信号ＶＳＹＮＣを入力信号と
し、オンスクリーン表示画面上のフォントの垂直表示位
置を制御するための垂直位置制御部、１０３はドットク
ロック発生部１０１からの信号によってオンスクリーン
表示画面上のフォントの水平表示位置を制御するための
水平位置制御部、１０４は垂直位置制御部１０２、水平
位置制御部１０３からの出力信号ＲＶ、ＲＨを入力とし
て表示画面上に構成されるフォントの水平、垂直ドット
数（文字サイズ）の調整をするため、ＣＬＫＤ，ＲＨを
分周制御し、ＲＶ１、ＲＨ１信号を出力する垂直・水平
文字サイズ制御部、１０５は前記ＲＶ１，ＲＨ１を入力
とし、オンスクリーン表示装置の各種タイミング信号を
発生するタイミング発生部、１０６は画面上にフォント
をオンスクリーン表示するためのメモリ読み出しアドレ
ス信号を発生する読み出しアドレスカウンタ、１０７は
画面上にオンスクリーン表示するフォントのコード化さ
れた文字データを記憶する表示用メモリＲＡＭ、１０８
ａは図２に示すように表示用メモリＲＡＭ１０７の出力
文字コードＤＤに対応し、かつ、文字データの下に垂直
ドット数調整用ブランク部を設けたフォントデータを多
数個記憶させたキャラクタジェネレータＲＯＭ、１０９
はキャラクタジェネレータＲＯＭ１０８ａの出力フォン
ト信号ＤＣをパラレル／シリアル変換し、１ビットづつ
出力するシフトレジスタ、１１０はシフトレジスタ１０
９の出力信号ＳＣに表示属性制御を行い、反転（Ｉ）、
赤（Ｒ），緑（Ｇ）、青（Ｂ）のＯＮ／ＯＦＦ制御など
を行う表示制御部である。
【００５０】１１１はドットクロック発生部１０１から
のドットクロックＣＬＫＤを整数倍に分周する水平文字
サイズ制御部、１１２は水平位置制御部１０３からの信
号ＲＨを整数倍に分周する垂直文字サイズ制御部、１１
３は水平文字サイズ制御部１１１でドットクロックＣＬ
ＫＤを整数倍に分周した信号をタイミング発生部１０５
を通じて入力し、フォントの水平方向ドット数をカウン
トして一文字毎にパルスを発生する水平文字ドットカウ
ンタ、１１４は水平文字ドットカウンタ１１３からのパ
ルスをカウントしてフォントの水平方向アドレスを発生
する水平文字アドレスカウンタ、１１５ａは垂直文字サ
イズ制御部１１２で発生する信号をタイミング発生部１
０５を通じて入力するとともに、入力信号の走査線数の
変化に対応してカウント数ＮＶが制御される垂直文字ド
ットカウンタ、１１６は垂直文字ドットカウンタ１１５
ａからの信号をカウントしてフォントの垂直方向アドレ
スを発生する垂直文字アドレスカウンタ、１１７は入力
される同期信号ＨＳＹＮＣとＶＳＹＮＣから入力信号の
走査線数を検出する走査線数検出部、１１８は走査線数
検出部１１７で検出した走査線数に応じて垂直文字ドッ
トカウンタ１１５ａのカウント値ＮＶの制御信号を発生
する垂直文字ドットカウンタ制御部である。
【００５１】本実施例にかかるオンスクリーン表示装置
では、走査線数検出部１１７で検出した検出信号を垂直
文字ドットカウンタ制御部１１８により変換し、垂直文
字ドットカウンタ制御信号を出力する。この垂直文字ド
ットカウンタ制御信号によって垂直文字ドットカウンタ
１１５ａのカウント値ＮＶが制御される。
【００５２】キャラクタジェネレータＲＯＭ１０８ａに
は、文字データの下に垂直文字ドット数調整用ブランク
部を設けたフォントが複数種記憶されており、垂直文字
ドットカウンタ制御部１１８により垂直文字ドットカウ
ンタ１１５ａの設定値ＮＶを制御して、このブランク部
から読み出すドット数を増減させることにより１文字当
たりの垂直方向ドット数ＮＶを制御する。また、垂直方
向ドット数ＮＶがフォントデータを構成する最大垂直方
向ドット数ＮＶ（ＭＡＸ）を越える場合でも、走査線数
検出部１１７からの検出信号により、垂直文字サイズ制
御部１１２で垂直文字ドットカウンタ１１５ａの複数回
読みを制御することで、常に画面上の表示文字数を一定
に保つことができ、画面上の文字表示位置を一定に保つ
ことができる。
【００５３】例えば、ある時点において、画面上の垂直
方向文字数がＭＶ文字であって、入力信号の走査線数が
ＳＶとなった場合、１文字当たりの垂直方向ドット数Ｎ
Ｖは ＮＶ ＝ ＩＮＴ（ＳＶ／ＭＶ） ・・・（１） となる。ここで、関数ＩＮＴ（Ｘ）はＸの整数部をとる
関数である。このとき、キャラクタジェネレータＲＯＭ
１０８ａに記憶されたフォントデータの最大垂直方向ド
ット数がＮＶ（ＭＡＸ）であれば、ＮＶ ≦ ＮＶ（Ｍ
ＡＸ）のときには垂直文字サイズ制御部１１２での設定
により、垂直文字ドットカウンタ１１５ａを一度読みに
設定して、垂直文字ドットカウンタのカウンタ値ＮＶｃ
を、 ＮＶｃ ＝ ＮＶ ・・・（２） とする。
【００５４】また、ＮＶ（ＭＡＸ） ＜ ＮＶ ≦２Ｎ
Ｖ（ＭＡＸ）であれば、垂直文字サイズ制御部１１２に
より垂直文字ドットカウンタ１１５ａを二度読み（二分
周）として、垂直文字ドットカウンタ１１５ａのカウン
ト値ＮＶｃを、 ＮＶｃ ＝ ＩＮＴ（ＳＶ／２ＭＶ） ・・・（３） とする。
【００５５】同様にして、２ＮＶ（ＭＡＸ） ＜ ＮＶ
であって、 (ｎ−１)×ＮＶ(ＭＡＸ) ＜ ＮＶ ≦ ｎ×ＮＶ(ＭＡＸ) ・・・（４） （但し、ｎは３以上の整数） を満たすならば、垂直文字サイズ制御部１１２により垂
直文字ドットカウンタ１１５ａをｎ度読み（ｎ分周）と
して、垂直文字ドットカウンタ１１５ａのカウント値Ｎ
Ｖｃを、 ＮＶｃ ＝ ＩＮＴ（ＳＶ／（ｎ×ＭＶ）） ・・・（５） とする。
【００５６】このように、入力信号の走査線数に応じ
て、垂直文字サイズ制御部１１２での設定により、垂直
文字ドットカウンタ１１５ａの複数回読みを制御するこ
とで、垂直文字ドットカウンタ１１８により画面上の垂
直方向の表示文字数を一定に保つことができる。また、
この際、文字の垂直方向ドット数ＮＶを設定することに
より、画面上の文字表示位置についても一定に保つこと
ができる。
【００５７】入力信号の走査線数ＳＶに対応した垂直文
字ドットカウンタ１１８の設定値ＮＶｃ、および、垂直
文字サイズ制御部１１２によるｎ度読みの設定の一例を
表１に示す。
【００５８】
【表１】
【００５９】この表１において、例えば、入力信号の走
査線数が２５２本の時の設定について具体的に説明す
る。１画面における垂直表示文字数が１４個であったと
すれば、上述の式（１）より走査線数が２５２本のとき
の１画面における１文字当たりの垂直ドット数ＮＶは、 ＮＶ ＝ ＩＮＴ（２５２／１４） ＝ １８ ・・・（６） となる。ここで、ＮＶ ≦ ＮＶ（ＭＡＸ）であれば、
垂直文字ドットカウンタ１１５ａのカウント値ＮＶｃは
「１８」と設定され、垂直文字サイズ制御部１１２で垂
直文字ドットカウンタ１１５ａにおいて文字を一度読み
させる。このときの画面上の表示文字は図３のようにな
る。
【００６０】また、入力信号の走査線数が７８４本の時
の設定について説明する。上述の例と同様にして、１画
面における１文字当たりの垂直ドット数ＮＶは、式
（１）より、 ＮＶ ＝ ＩＮＴ（７８４／１４） ＝ ５６ ・・・（７） ここで、ＮＶ（ＭＡＸ） ＜ ＮＶ ≦ ２ＮＶ（ＭＡ
Ｘ）であれば、垂直文字サイズ制御部１１２により、垂
直文字ドットカウンタ１１５ａを二度読みとして垂直文
字ドットカウンタ１１５ａのカウント値ＮＶｃは、 ＮＶｃ ＝ ＩＮＴ（７８４／（２×１４）） ＝ ２８ ・・・（８） となる。従って、垂直文字サイズ制御部１１２により、
垂直文字ドットカウンタ１１５ａにおいて文字を二度読
みさせ、垂直文字ドットカウンタ１１５ａのカウント値
ＮＶｃを「２８」と設定すれば、画面表示文字は図４に
示すようになる。このように本実施例によれば、図３及
び図４を比較してわかるとおり、入力信号の走査線数が
変化しても画面上に表示される垂直方向の文字の数は一
定に保たれ、また、文字の画面上における表示位置につ
いても一定に保つことができる。
【００６１】実施例２．次に、この発明の実施例２を図
５に基づき説明する。図において、１０１〜１０７、１
０９〜１１４，１１６〜１１８はそれぞれ上述の実施例
１と同様の構成であり、その説明については省略する。
１０８ｂは文字構成垂直ドット数の異なる複数種類のフ
ォントデータを記憶させたキャラクタジェネレータＲＯ
Ｍ、１１９は走査線数検出部１１７で検出された入力信
号の走査線数に対応して、キャラクタジェネレータＲＯ
Ｍ１０８ｂに記憶させた文字構成垂直ドット数の異なる
複数種類のフォントから任意のフォントを選択可能に構
成されたフォント選択制御部である。
【００６２】このように構成されたオンスクリーン表示
装置において、走査線数検出部１１７では入力信号の走
査線数を検出し、検出された走査線数に対応して垂直文
字ドットカウンタ制御部１１８により、垂直文字ドット
カウンタ１１５ａのカウント値ＮＶｃを制御し、また、
垂直文字サイズ制御部１１２で垂直文字ドットカウンタ
１１５ａの複数回読みを制御し、文字の垂直方向サイズ
を切り替えて文字の画面上表示位置を一定に保つ。ま
た、検出される走査線数に対応してフォント選択制御部
１１９は、キャラクタジェネレータＲＯＭ１０８ｂに記
憶されたデータからその時の１文字当たりの垂直ドット
数が最適なフォントを選択し、画面上表示文字の大きさ
をほぼ一定に保つことができる。
【００６３】
【表２】
【００６４】表２は、走査線数検出部１１７によって検
出される入力信号の走査線数に対応して、垂直文字ドッ
トカウンタ制御部１１８の設定値ＮＶｃと垂直文字サイ
ズ制御部１１２によるｎ度読みの設定、およびフォント
選択制御部１１９による文字構成垂直ドット数の異なる
フォントの種類の選択の一例を示すものである。ここ
で、文字構成垂直ドット数とは図２に示すように文字デ
ータの内、実際に文字を構成する垂直方向のドット数を
示す。
【００６５】例えば、入力信号の走査線数数をＳＶ、画
面上垂直方向文字数をＭＶ文字、キャラクタジェネレー
タＲＯＭ１０８ｂに記憶されたフォントデータの最大垂
直方向ドット数をＮＶ（ＭＡＸ）、１文字当たりの垂直
方向ドット数をＮＶとしたとき、入力信号の走査線数に
対応して垂直文字ドットカウンタ１１５ａの設定値ＮＶ
ｃ、および垂直文字サイズ制御を実施例１と同様に設定
することにより、常に画面上表示文字数を一定に保つこ
とができるとともに、画面上表示文字位置を一定に保つ
ことができる。
【００６６】また、垂直文字ドットカウンタ制御部１１
８によって設定された垂直文字ドットカウンタ１１５ａ
のカウント値ＮＶｃに対応して、キャラクタジェネレー
タＲＯＭ１０８ｂに記憶された文字構成垂直ドット数の
異なる複数種類のフォントを表２に示すように選択する
ことにより画面上に表示する文字の大きさをほぼ一定に
保つことができる。
【００６７】ここで、一例を示すと、例えば、入力信号
の走査線数が２５２本の時には、垂直文字ドットカウン
タ制御部１１８では垂直文字ドットカウンタ１１５ａの
カウント値ＮＶｃを実施例１で説明したのと同様に求
め、設定値を「１８」とする。そして、垂直文字サイズ
制御部１１２を一度読み、フォント選択制御部１１９か
らの制御信号によりキャラクタジェネレータＲＯＭ１０
８ｂのフォントの種類を文字構成垂直ドット数が１１ド
ットで構成されるフォント１を選択する。すると、この
場合の画面上表示文字は図６のようになる。
【００６８】次に、走査線数が変化して７８４本の信号
が入力された時を考える。垂直文字ドットカウンタ制御
部１１８では垂直文字ドットカウンタ１１５ａのカウン
ト値ＮＶｃを実施例１と同様に求め、設定値を「２８」
に設定し、垂直文字サイズ制御部１１２を二度読み、フ
ォント選択制御部１１９からの制御信号によりキャラク
タジェネレータＲＯＭ１１８ｂのフォントの種類を文字
構成ドット数が１６ドットで構成されるフォント３を選
択する。このようにした場合には、画面上に表示される
文字は図７に示すようになり、画面上に表示する文字の
数を走査線数が２５２本のときと同様に一定値に保つこ
とができ、画面上表示文字位置についても一定に保つこ
とができる。さらに、本実施例では画面上に表示する文
字の大きさについても、フォントの種類を走査線に応じ
て最適な文字構成垂直ドット数からなるフォントを選択
するようにしているため一定に保つことができる。
【００６９】このように、入力信号の走査線数に応じて
垂直文字ドットカウンタ制御部１１８により、垂直文字
ドットカウンタ１１５ａの設定値ＮＶｃと、垂直文字サ
イズ制御部１１２のｎ度読みを制御するとともに、予め
文字構成垂直ドット数の異なる複数種類のフォントを記
憶したキャラクタジェネレータＲＯＭ１０８ｂからその
走査線数に適したフォントを選択することにより、画面
上の表示文字位置及び画面上表示できる文字の数を一定
に保つことができると同時に、画面上の文字の大きさに
ついてもほぼ一定に保つことができる。
【００７０】実施例３．また、文字構成垂直ドット数の
異なるさらに多くの種類のフォントをキャラクタジェネ
レータＲＯＭ１０８ｃに記憶させることにより、図８に
示すように、実施例２の構成から垂直・水平文字サイズ
制御部１０４を省略することができ、実施例２と同様の
効果を得ることができる。
【００７１】図８のように構成された実施例３のオンス
クリーン表示装置において、走査線数検出部１１７によ
って検出された入力信号の走査線数の変化に対応して、
垂直文字ドットカウンタ制御部１１８により垂直文字ド
ットカウンタ１１５ａのカウント値ＮＶｃを制御し、ま
た、垂直文字ドットカウンタ１１５ａのカウント値ＮＶ
ｃの設定値に対応して、フォント選択制御部１１９によ
りフォントの種類を切り替える。キャラクタジェネレー
タＲＯＭ１０８ｃには、文字構成垂直ドット数の異なる
より多くの複数種類のフォントを記憶させてあり、垂直
文字ドットカウンタ１１５ａのカウント値に対応した最
適なフォントを選択することにより、垂直・水平文字サ
イズ制御部１０４を必要とすることなく、実施例２と同
様、文字の画面上表示位置及び画面上に表示できる文字
の数を一定に保つことができるとともに、画面上に表示
される文字の大きさについても一定に保つことができ
る。
【００７２】
【表３】
【００７３】表３は、走査線数検出部１１７によって検
出される入力信号の走査線数に対応し、垂直文字ドット
カウンタ制御部１１８による垂直文字ドットカウンタ１
１５ａのカウント値ＮＶｃ、およびフォント選択制御部
１１９によるフォント選択の設定の一例を示すものであ
る。
【００７４】例えば、入力信号の走査線数をＳＶ、画面
上垂直方向文字数をＭＶ文字とすると、１文字当たりの
垂直方向ドット数ＮＶは、 ＮＶ ＝ ＩＮＴ（ＳＶ／ＭＶ） ・・・（９） となる。また、垂直文字ドットカウンタ１１５ａの設定
値ＮＶｃを、 ＮＶｃ ＝ ＮＶ ・・・（10） と設定し、さらに、この垂直文字ドットカウンタ１１５
ａの設定値ＮＶｃに対応して、表３に示すような文字構
成垂直ドット数の異なる複数種類のフォントからフォン
ト選択制御部１１９により最適なフォントを選択する。
【００７５】ここで、一例として、例えば、入力信号の
走査線数が２５２本の時を考える。この場合、垂直文字
ドットカウンタ制御部１１８により垂直文字ドットカウ
ンタ１１５ａのカウント値ＮＶｃは実施例１と同様、１
画面における垂直表示文字数を１４個とすれば、「１
８」となり、フォント選択制御部１１９からの制御信号
によりキャラクタジェネレータＲＯＭ１０８ｃのフォン
トの種類を垂直文字ドット数が１１ドットで構成される
フォント１が選択される。この場合の画面上表示文字は
図９のようになる。
【００７６】次に、走査線数が変化して７８４本の信号
が入力された時には、垂直文字ドットカウンタ制御部１
１８により垂直文字ドットカウンタ１１５ａのカウント
値ＮＶｃは「５６」に設定され、フォント選択制御部１
１９において文字構成垂直ドット数が３２ドットで構成
されるフォント７が選択される。この場合、画面上表示
文字は図１０に示すようになり、上記実施例２と同様
に、画面上の表示文字位置及び画面上表示できる文字の
数を一定にできるとともに、画面上表示文字の大きさに
ついても一定に保つことができる。
【００７７】実施例４．次に、この発明の実施例４につ
いて図に基づき説明する。上述の各実施例による本発明
のオンスクリーン表示装置では、入力信号の走査線数が
どのように変化したとしても画面上表示されるフォント
の数、位置、大きさ等をほぼ一定に保つことが可能であ
る。しかし、かかる実施例では表示されるフォントの属
性については基本的に１画面ごとにしか変えることはで
きない。本実施例では、かかる点に鑑み、簡易な構成で
表示画面の１文字ごとに属性を変えることのできるオン
スクリーン表示装置を提供する。
【００７８】図１１は本実施例にかかるオンスクリーン
表示装置の概略構成を示すブロック図である。図におい
て、１０１〜１１０は上述の各実施例にて説明したのと
同様のものであり、その説明については省略する。１２
０はメモリデータ切替えスイッチで、表示用メモリＲＡ
Ｍ１０７からの出力データＤＤと内蔵の固定データＤＥ
とを、データＤＤ内に挿入された判別ビット信号ＤＰに
よって切り替える。１２１はデータホールド回路で、表
示用メモリＲＡＭ１０７のデータＤＤ内に挿入された判
別ビット信号で、判別入力された表示用メモリＲＡＭ１
０７のデータのうち、表示制御部１１０で必要な属性コ
ントロールビット分だけデータホールドし、その出力で
表示制御部１１０をコントロールする。
【００７９】このように構成されたオンスクリーン表示
装置における動作を以下に説明する。図１２は表示用メ
モリＲＡＭ１０７のデータ構成を示したものであり、従
来例において説明した図２１に相当するものである。こ
の構成においても図２１と同様に、画面の表示領域に対
応したメモリマップの水平ＮＨ文字×垂直ＮＶ領域にＮ
ｄビットの文字コード信号が書き込まれているわけであ
るが、例えば、そのＮｄビットの文字コード信号に加え
て、メモリデータ判別信号用に最小１ビット分のメモリ
領域が確保されている。例えば、Ｎｄビットの文字コー
ドメモリ領域は、この判別ビット信号ＤＰの極性が０の
とき従来と同様の文字コード信号、判別信号の極性が１
のときフォント表示制御用の属性データ信号として書き
込むものとする。
【００８０】従って、図１１における実施例において
は、この判別コードの書き込まれた判別ビット信号を切
替信号として用い、メモリデータ切替スイッチ１２０の
切替動作を行う。メモリデータ切替スイッチ１２０は、
表示メモリ判別信号が０のとき表示メモリＲＡＭ１０７
のデータ側に、１のときメモリデータ切替スイッチ内に
設定された固定データＤＥ側に切り替わえられるものと
し、この固定データＤＥは例えばフォントコードで全
黒、つまり文字を表示しないコードにしておく。
【００８１】このような構成によれば、キャラクタジェ
ネレータＲＯＭ１０８への入力信号は、判別ビット信号
が０のとき表示用メモリ１０７の出力信号ＤＤ、１のと
き固定データＤＥが入力される。また、データホールド
回路１２１は、データ判別信号が０のとき前データをホ
ールド、１のときデータ内容の更新動作を行うように構
成する。
【００８２】では、本実施例の具体的な動作例につい
て、図１３を用いて説明する。例えば、図１３（ａ）は
表示する画面を示しており、Ｑ領域にはブランク（何も
表示しない）領域、Ｓ領域には様々な文字表示をするも
のとする。例えば、Ｓ領域の１行目には白色で「Ａ」を
６つ、２行目には赤色で「Ｂ」を３つ、１文字分ブラン
クとした後、緑色の「Ｃ」を２つ、３行目には反転文字
の青色で［Ｄ」を３つ、１文字分ブランクとした後、反
転文字の紫色で「Ｅ」を２つ表示するものとする。
【００８３】この場合、図１３（ｂ）に示すように、Ｑ
´，Ａ，Ｂ，Ｃ，Ｄ，Ｅ領域の表示メモリＲＡＭ１０７
の判別ビット信号ＤＰは０とし、表示用メモリＲＡＭ１
０７のＮｄビットの文字コードメモリ領域に画面に対応
した文字コードを書き込んでおく。書き込む文字Ａ、
Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅの１文字手前の領域ａ，ｂ，ｃ，ｄ，ｅ
では、判別ビット信号は１とし、例えば、表４に示すよ
うな属性のデータを、Ｎｄビットの文字コードメモリ領
域の上位ビットから順に書き込んでおく。
【００８４】
【表４】
【００８５】データホールド回路１２１は、ここで上位
ビットから割り当てた属性データに対応した各ビットの
信号を入力、ホールド動作し、それぞれ出力する。そし
て、データホールド回路１２１のＳＩ，ＳＲ，ＳＧ，Ｓ
Ｂの制御に相当する信号をそれぞれ表示制御部１１０の
各制御端子に接続すれば図１３（ａ）に示すオンスクリ
ーン表示画面を得ることができる。
【００８６】実施例５．次に、実施例５について説明す
る。図１４はかかる実施例５におけるオンスクリーン表
示装置の概略を示すブロック図である。図において、１
０１〜１１０、および１２１は、上述の各実施例で説明
したものと同様の構成であり、その説明については省略
する。１２２は、第二のメモリデータ切替スイッチで、
メモリデータ切替スイッチ１２０とは判別ビット信号Ｄ
Ｐに対して極性を正反対とし、表示用メモリＲＡＭ１０
７の出力データＤＤと固定データＤＦとを表示用メモリ
ＲＡＭ１０７の出力データＤＤ内に挿入された判別ビッ
ト信号によって切り替える。
【００８７】このように構成されたオンスクリーン表示
装置において、第二のメモリデータ切替スイッチ１２２
は表示用メモリＲＡＭ１０７から入力されるメモリデー
タ判別ビット信号に応じて、メモリーデータ判別ビット
信号が１の時、表示用メモリＲＡＭ１０７出力データＤ
Ｄ、０のとき固定データＤＦに切替動作される。ここ
で、ＤＦは例えばディジタル／アナログ変換器１２３に
おいてレベル０を出力するためのデータ０とする。そし
て、ディジタル／アナログ変換器１２３から出力される
信号ＲＴ，ＧＴ，ＢＴは、Ｒ，Ｇ，Ｂ用加算器１２４，
１２５，１２６において、表示制御されたフォント信号
ＲＯ，ＧＯ，ＢＯとそれぞれ加算され、出力信号ＲＳ，
ＧＳ，ＢＳが得られる。
【００８８】このように構成された実施例５の動作例に
ついて図１５，図１６を用いて説明する。例えば図１６
（ａ）は表示する画面の一例を示しており、図１６
（ｂ）の信号レベルで示されるようなｆ，ｇ，ｈ，ｉ，
ｊのレベルの階段波テストパターン信号と、Ｓで示す領
域で図に示すような文字表示を行うものとする。
【００８９】この場合も、実施例４で示したときと同様
にして、文字を表示するＳ領域の表示用メモリＲＡＭ１
０７の判別ビット信号ＤＰは０とし、階段波を表示する
Ｐ領域の表示用メモリＲＡＭ１０７の判別ビット信号Ｄ
Ｐは１を書き込んでおく。Ｓ領域における表示メモリＲ
ＡＭ１０７の文字コードメモリ領域には、図１５に示す
ように、画面に対応した文字データを書き込んでおく。
また、Ｐ領域でのデータについても、ディジタル／アナ
ログ変換器１２３の出力において図１６（ｂ）のレベル
になるよう、図１５に示すように階段波テストパターン
データの書き込みを行っておく。以上のように表示用メ
モリＲＡＭ１０７のデータを書き込めば、図１６（ａ）
に示すようなオンスクリーン表示画面を得ることができ
る。
【００９０】
【発明の効果】本発明の請求項１にかかるオンスクリー
ン表示装置及び請求項４にかかるオンスクリーン表示方
法によれば、検出される走査線数に応じて記憶手段から
読み出されるフォントの垂直方向ドット数及び該フォン
トの垂直方向ドットのｎ回読みを制御しているので、入
力される走査線の数が変化しても画面上表示される文字
の数及び画面上の表示位置を一定に保つことができる。
【００９１】本発明の請求項２にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項５にかかるオンスクリーン表示方法
によれば、請求項１のオンスクリーン表示装置及び請求
項５にかかるオンスクリーン表示方法に加え、文字デー
タを構成する垂直方向ドット数の異なる複数種類のフォ
ントデータを記憶した記憶手段から検出した走査線数に
応じた最適なフォントデータを選択するようにしたの
で、入力される走査線の数が変化しても画面上表示され
る文字の数及び画面上の表示位置を一定に保つことがで
きるとともに、表示される文字の大きさについてもほぼ
一定に保つことができる。
【００９２】本発明の請求項３にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項６にかかるオンスクリーン表示方法
によれば、文字データを構成する垂直方向ドット数の異
なる複数種類のフォントデータを記憶した記憶手段から
検出した走査線数に応じた最適な垂直方向ドット数のフ
ォントデータを選択するようにしたので、入力される走
査線の数が変化しても画面上表示される文字の数、画面
上の表示位置、表示される文字の大きさを一定に保つこ
とができ、また請求項２にかかるオンスクリーン表示装
置及び請求項５にかかるオンスクリーン表示方法に比し
て回路規模を小さくすることができる。
【００９３】本発明の請求項７にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項９にかかるオンスクリーン表示方法
によれば、表示用メモリにフォントデータ選択用の文字
データとフォント表示制御用の属性データの２種類のデ
ータに両データを判別するための判別信号を付加して混
在させておき、再生時、かかる判別信号による信号切り
替えによって混在したデータを分離し、それぞれフォン
トデータ選択用の文字データ、フォント表示制御用の属
性データとして使用し得るようにしたので、表示用メモ
リのわずかなビット数の増大だけで画面上表示されるフ
ォントの属性を１文字単位に制御することができる。
【００９４】本発明の請求項８にかかるオンスクリーン
表示装置及び請求項１０にかかるオンスクリーン表示方
法によれば、表示用メモリにフォントデータ選択用の文
字データとテストパターンデータの２種類のデータに両
データを判別するための判別信号を付加して混在させて
おき、再生時、かかる判別信号による信号切り替えによ
って混在したデータを分離し、それぞれフォントデータ
選択用の文字データ、テストパターン表示制御用のテス
トパターンデータとして使用し得るようにしたので、表
示用メモリのわずかなビット数の増大だけで従来のオン
スクリーン表示装置にグレースケールやウィンドウパタ
ーンなどのテストパターンを発生させるテストパターン
発生機能をもたせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の実施例１のオンスクリーン表示装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図２】 実施例１においてキャラクタジェネレータＲ
ＯＭに記憶させるフォントの一例を示す図である。
【図３】 実施例１において入力信号の走査線数が２５
２本の時の文字表示画面の一例を示す図である。
【図４】 実施例１において入力信号の走査線数が７８
４本の時の文字表示画面の一例を示す図である。
【図５】 本発明の実施例２のオンスクリーン表示装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図６】 実施例２において入力信号の走査線数が２５
２本の時の文字表示画面の一例を示す図である。
【図７】 実施例２において入力信号の走査線数が７８
４本の時の文字表示画面の一例を示す図である。
【図８】 本発明の実施例３のオンスクリーン表示装置
の要部構成を示すブロック図である。
【図９】 実施例３において入力信号の走査線数が２５
２本の時の文字表示画面の一例を示す図である。
【図１０】 実施例３において入力信号の走査線数が７
８４本の時の文字表示画面の一例を示す図である。
【図１１】 本発明の実施例４のオンスクリーン表示装
置の要部構成を示すブロック図である。
【図１２】 実施例４の表示メモリ用ＲＡＭのデータ構
成を示す図である。
【図１３】 実施例４のオンスクリーン表示装置により
表示される画面の一例を示す図である。
【図１４】 本発明の実施例５のオンスクリーン表示装
置の要部構成を示すブロック図である。
【図１５】 実施例２の表示メモリ用ＲＡＭのデータ構
成を示す図である。
【図１６】 実施例２のオンスクリーン表示装置により
表示される画面の一例を示す図である。
【図１７】 従来のオンスクリーン表示装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図１８】 従来のオンスクリーン表示装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図１９】 従来のオンスクリーン表示装置において垂
直・水平文字サイズ制御部を動作させたときの画面上に
表示される文字を示す図である。
【図２０】 従来のオンスクリーン表示制御装置におけ
る画面構成を示す図である。
【図２１】 従来のオンスクリーン表示装置における表
示用メモリＲＡＭのデータ構成を示す図である。
【図２２】 従来のオンスクリーン表示装置の表示制御
部の構成の一例を示すブロック回路図である。
【図２３】 従来のオンスクリーン表示装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図２４】 従来のオンスクリーン表示装置における表
示用メモリＲＡＭのデータ構成を示す図である。
【図２５】 従来のオンスクリーン表示装置の要部構成
を示すブロック図である。
【図２６】 従来のオンスクリーン表示装置において入
力信号をＮＴＳＣ信号とした時の画面上に表示される文
字の一例を示す図である。
【図２７】 従来のオンスクリーン表示装置において入
力信号をＮＴＳＣ信号の倍走査のＥＤＴＶ信号とした時
の画面上に表示される文字の一例を示す図である。
【符号の説明】
１：ドットクロック発生部、２：垂直位置制御部、３：
水平位置制御部、４：垂直・水平文字サイズ制御部、
５：タイミング発生部、６：読み出しアドレスカウン
タ、７：表示用メモリＲＡＭ、８：キャラクタジェネレ
ータＲＯＭ、９：シフトレジスタ、１０：表示制御部、
１１：水平文字サイズ制御部、１２：垂直文字サイズ制
御部、１３：水平文字ドットカウンタ、１４：水平文字
アドレスカウンタ、１５：垂直文字ドットカウンタ、１
６：垂直文字アドレスカウンタ、１７：イクスクルーシ
ブオアゲート、１８，１９，２０：アンドゲート、２
１：属性制御用メモリＲＡＭ、２２：テストパターン発
生部、２３：ディジタル／アナログ変換器、２４，２
５，２６：Ｒ，Ｇ，Ｂ用加算器、１０１：ドットクロッ
ク発生部、１０２：垂直位置制御部、１０３：水平位置
制御部、１０４：垂直・水平文字サイズ制御部、１０
５：タイミング発生部、１０６：読み出しアドレスカウ
ンタ、１０７：表示用メモリＲＡＭ、１０８ａ，１０８
ｂ，１０８ｃ：キャラクタジェネレータＲＯＭ、１０
９：シフトレジスタ、１１０：表示制御部、１１１：水
平文字サイズ制御部、１１２：垂直文字サイズ制御部、
１１３：水平文字ドットカウンタ、１１４：水平文字ア
ドレスカウンタ、１１５：垂直文字ドットカウンタ、１
１６：垂直文字アドレスカウンタ、１１７：走査線数検
出部、１１８：垂直文字ドットカウンタ制御部、１１
９：フォント選択制御部、１２０：メモリデータ切替え
スイッチ、１２１：データホールド回路、１２２：第二
のメモリデータ切替スイッチ、１２３：ディジタル／ア
ナログ変換器、１２４，１２５，１２６：Ｒ，Ｇ，Ｂ用
加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｇ０９Ｇ 5/26 ６３０ Ｄ 9377−5Ｈ 5/30 ６１０ Ｃ 9377−5Ｈ ６５０ 9377−5Ｈ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 映像とともに、あるいは映像と切り替え
    て画面上にフォントを表示するオンスクリーン表示装置
    において、 入力される信号の走査線数を検出する手段と、文字デー
    タの下に垂直ドット数調整用ブランク部を設けたフォン
    トデータを記憶する記憶手段と、検出した走査線数に応
    じてフォントの垂直方向ドット数を決定し、上記記憶手
    段から上記決定に基づくフォントデータを読み出す手段
    と、読み出されるフォントデータを構成する垂直方向ド
    ットを検出した走査線数に応じてｎ回(ｎは自然数)読み
    出す手段とを備えたことを特徴とするオンスクリーン表
    示装置。
  2. 【請求項２】 上記記憶手段は文字データを構成する垂
    直方向ドット数の異なる複数種類のフォントデータを記
    憶し、検出した走査線数に対応して該複数種類のフォン
    トデータから最適なフォントデータを選択することを特
    徴とする請求項１記載のオンスクリーン表示装置。
  3. 【請求項３】 映像とともに、あるいは映像と切り替え
    て画面上にフォントを表示するオンスクリーン表示装置
    において、 入力される信号の走査線数を検出する手段と、文字デー
    タの下に垂直ドット数調整用ブランク部を有し、文字デ
    ータを構成する垂直方向ドット数の異なる複数種のフォ
    ントデータを記憶する記憶手段と、検出した走査線数に
    応じてフォントの垂直方向ドット数を決定し、上記記憶
    手段から上記決定に基づくフォントデータを読み出す手
    段とを備えたことを特徴とするオンスクリーン表示装
    置。
  4. 【請求項４】 映像とともに、あるいは映像と切り替え
    て画面上にフォントを表示するオンスクリーン表示方法
    において、 入力される信号の走査線数に応じてフォントデータの垂
    直方向ドット数及び該フォントデータを構成する垂直方
    向ドットのｎ回(ｎは自然数)読みを決定し、該決定に基
    づき文字データの下に垂直ドット数調整用ブランク部を
    設けたフォントデータを表示することを特徴とするオン
    スクリーン表示方法。
  5. 【請求項５】 上記フォントデータは同一の文字データ
    を構成する垂直方向ドット数の異なる複数種類のフォン
    トデータを含み、入力される信号の走査線数に応じて最
    適なフォントデータを選択して表示することを特徴とす
    る請求項４記載のオンスクリーン表示方法。
  6. 【請求項６】 映像とともに、あるいは映像と切り替え
    て画面上にフォントを表示するオンスクリーン表示方法
    において、 入力される信号の走査線数に応じてフォントデータの垂
    直方向ドット数を決定し、該決定に基づき文字データの
    下に垂直ドット数調整用ブランク部を有し、かつ文字デ
    ータを構成する垂直方向ドット数の異なる複数種のフォ
    ントデータから最適なフォントデータを選択表示するこ
    とを特徴とするオンスクリーン表示方法。
  7. 【請求項７】 映像とともに、あるいは映像と切り替え
    て画面上にフォントを表示するオンスクリーン表示装置
    において、 上記フォントのコード化された文字データ及び表示され
    るフォントの属性を決定する属性データを記憶する表示
    用メモリと、この表示用メモリから出力される文字デー
    タに対応するフォントデータを記憶した記憶手段と、上
    記記憶手段から読み出されたフォントデータを上記属性
    データに基づき表示制御する表示制御手段とを備え、上
    記表示用メモリの文字データと属性データの一部に対し
    それぞれ極性を異にしたメモリデータ判別信号を設け、
    上記メモリデータ判別信号の極性に応じて上記表示用メ
    モリからの文字データとあらかじめ設定された固定デー
    タを切り替えて上記記憶手段に出力するとともに、上記
    記憶手段への入力が文字データであるとき上記属性デー
    タをホールドし、上記記憶手段への入力が固定データで
    あるとき上記属性データを上記表示用メモリからの属性
    データで更新するようにしたことを特徴とするオンスク
    リーン表示装置。
  8. 【請求項８】 画面上にオンスクリーン表示するフォン
    トのコード化された文字データ及びテストパターンデー
    タを記憶する表示用メモリと、この表示用メモリから出
    力される文字データに対応するフォントデータを記憶し
    た記憶手段と、上記記憶手段から読み出されたフォント
    データを表示制御する表示制御手段と、上記表示用メモ
    リの文字データとテストパターンデータの一部に対しそ
    れぞれ極性を異にして設けられたメモリデータ判別信号
    と、上記メモリデータ判別信号に基づき上記表示用メモ
    リからの出力とあらかじめ設定された第１の固定データ
    を切り替えて上記記憶手段に出力する第１の切替手段
    と、上記第１の切替手段と極性を異にして構成され、上
    記表示用メモリからの出力とあらかじめ設定された第２
    の固定データとを切り替えて出力する第２の切替手段
    と、この第２の切替手段の出力信号を上記表示制御手段
    の出力に加算する加算手段とを備えたことを特徴とする
    オンスクリーン表示装置。
  9. 【請求項９】 映像とともに、あるいは映像と切り替え
    て画面上にフォントを表示するオンスクリーン表示方法
    において、 表示用メモリに記憶された文字データと属性データの一
    部にそれぞれ極性を異にしたメモリデータ判別信号を設
    け、該メモリデータ判別信号の極性に応じて上記表示用
    メモリからの文字データとあらかじめ設定された固定デ
    ータを切り替えて出力することにより出力に応じたフォ
    ントデータを表示するとともに、上記表示用メモリから
    出力されるデータが文字データであるとき上記属性デー
    タをホールドし、出力されるデータが固定データである
    とき上記属性データを上記表示用メモリからの属性デー
    タで更新し、該属性データに基づき上記フォントデータ
    の属性を制御することを特徴とするオンスクリーン表示
    方法。
  10. 【請求項１０】 表示用メモリに記憶された文字データ
    及びテストパターンデータの一部にそれぞれ極性を異に
    したメモリデータ判別信号を設け、該メモリデータ判別
    信号の極性に応じて上記表示用メモリからの出力とあら
    かじめ設定された第１の固定データを切り替えて出力す
    ることにより出力に応じたフォントデータを選択表示す
    るとともに、上記メモリデータ判別信号の極性に応じて
    上記表示用メモリからの出力とあらかじめ設定された第
    ２の固定データとを切り替えて出力した出力信号を選択
    出力された上記フォントデータに加算することを特徴と
    するオンスクリーン表示方法。
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