JPH08147053A - パルス幅変調方式の電流制御回路 - Google Patents

パルス幅変調方式の電流制御回路

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JPH08147053A
JPH08147053A JP6286508A JP28650894A JPH08147053A JP H08147053 A JPH08147053 A JP H08147053A JP 6286508 A JP6286508 A JP 6286508A JP 28650894 A JP28650894 A JP 28650894A JP H08147053 A JPH08147053 A JP H08147053A
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JP
Japan
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current
inductive load
turned
fet
control circuit
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JP6286508A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kubota
雅和 久保田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回路素子の消費電力を低下させると共に、負
荷に流れる電流を応答性よく変化させるパルス幅変調方
式の電流制御回路を提供する。 【構成】 フィードバック回路を並列に接続した誘導性
負荷をスイッチングする第1スイッチング手段のスイッ
チングのデューティを変えて誘導性負荷に流れる電流を
制御し、上記フィードバック回路により、該第1スイッ
チング手段がオフしたときに、誘導性負荷に流れる電流
を緩やかに減少させるパルス幅変調方式の電流制御回路
において、上記フィードバック回路は、ダイオードと該
ダイオードに流れる電流を上記第1スイッチング手段と
無関係に、任意に設定したタイミングでスイッチングす
る第2スイッチング手段とを直列に接続してなると共
に、誘導性負荷からの電流をフィードバックする方向に
接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧制御装置に設けら
れ、加えれる電流値に応じて油圧を変えるソレノイドバ
ルブの駆動回路、特に車両におけるABS制御装置のブ
レーキ液圧の制御に使われるソレノイドバルブの駆動回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電流制御回路には、電流増幅素子
又は電流増幅回路等を用いて入力電圧又は入力電流と出
力電流とをリニアな関係を持たせ、入力電圧又は入力電
流を変えることによって出力電流を所望の電流値に電流
制御を行うことができるリニア制御方式と、上記電流増
幅素子又は電流増幅回路等を用いて、該電流増幅素子又
は電流増幅回路等におけるスイッチングのデューティを
変えることにより所望の電流値に電流制御を行うパルス
幅変調方式とがあった。
【0003】上記パルス幅変調方式は、リニア制御方式
に比べて消費電力が抑制されることから、パルス幅変調
方式の電流制御回路が主によく使用されている。
【0004】図1は、従来のパルス幅変調方式の電流制
御回路の一例を示しており、図1において、1は誘導性
負荷であり、2はダイオードであり、3はN型のFET
であり、4はFET3における発振防止用の抵抗であ
る。
【0005】誘導性負荷1に対して並列に、誘導性負荷
1からの電流をフィードバックする方向にダイオード2
が接続され、誘導性負荷1とダイオード2のカソードと
の接続部は直流電源+Vaに接続され、誘導性負荷1と
ダイオード2のアノードとの接続部はFET3のドレイ
ンに接続され、FET3のソースは接地されている。
【0006】FET3のゲートには抵抗4を介して高周
波のパルス信号が入力され、該パルスがFET3のゲー
トに入力されるとFET3はオンし誘導性負荷1に電流
が流れる。また、上記ダイオード2は、誘導性負荷1の
逆起電圧を抑制するだけでなく、誘導性負荷1の通電を
オフした際に、誘導性負荷1に流れる電流を緩やかに減
少させる。
【0007】図2は、従来のパルス幅変調方式の電流制
御回路における他の例を示しており、図1と同じものは
同じ符号で示している。図2において、FET3のドレ
インとソース間に並列にツェナーダイオード5が接続さ
れており、ツェナーダイオード5のカソードはFET3
のドレインに接続され、ツェナーダイオード5のアノー
ドはFET3のソースに接続されると共に接地されてい
る。また、ツェナーダイオード5のカソードとFET3
のドレイン接続部は誘導性負荷1を介して直流電源+V
aに接続されている。
【0008】FET3のゲートには抵抗4を介して高周
波のパルス信号が入力され、該パルスがFET3のゲー
トに入力されるとFET3はオンし誘導性負荷1に電流
が流れる。上記ツェナーダイオード5は、誘導性負荷1
の逆起電圧を抑制するだけでなく、誘導性負荷1の通電
をオフした際に、誘導性負荷1に流れる電流を即座に減
少させることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、誘導性
負荷1の通電をオフした際に、誘導性負荷1に流れる電
流を即座に減少させたいときに、図1で示したような、
誘導性負荷1に並列にダイオード2を接続した場合、誘
導性負荷1に流れる電流を即座に減少させることができ
ない。
【0010】例えば、上記誘導性負荷1が、車両のAB
S制御装置に用いられる、加圧モード、保持モード及び
減圧モードという3ポジションのソレノイドバルブのソ
レノイドであり、該ソレノイドバルブは、ソレノイドに
電流が流れないときはブレーキ液圧を加圧する加圧モー
ドになり、ソレノイドにI1の電流が流れるとブレーキ
液圧を保持する保持モードになり、ソレノイドにI2の
電流が流れるとブレーキ液圧を減圧する減圧モードにな
るとすると、図1の電流制御回路を用いて上記ソレノイ
ドバルブのソレノイドに流れる電流を制御した場合、ソ
レノイドに流れる電流とブレーキ液圧との関係は図3に
示すようになる。ここで、上記において、I2>I1>0
である。
【0011】図3において、上記ソレノイドに流れる電
流を減少させていく場合を示しており、ソレノイドに流
れる電流の減少が緩やかであるため、ブレーキ液圧の変
化の応答が遅く、例えば減圧モードから保持モードに移
行したときのブレーキ液の保持液圧においては目標値よ
りもかなり低くなってしまう。なお、図3で示した電流
値は、厳密にいうと細かく脈動をしている。
【0012】そこで、上述したように、図2で示したツ
ェナーダイオード5を用いた方法を使用した場合、誘導
性負荷1の通電をオフした際に、誘導性負荷1に流れる
電流を即座に減少させることができるが、FET3に高
周波のパルス信号を入力して、該パルスが入力されるご
とにFET3がオンし、パルス信号のデューティを変え
ることにより、所望の電流値に電流制限を行う電流制御
中においては、上記ツェナーダイオード5に、常時高電
圧がかかった状態で電流が流れるため消費電力が大きく
なるという問題があった。
【0013】また、上記のような問題を解決する回路
が、特開平3−177669号明細書で開示されてい
る。特開平3−177669号明細書では、一端が接地
された誘導性負荷であるソレノイドコイルを励磁する第
1のスイッチング素子と、該ソレノイドコイルの還流電
流をオンオフさせる第2のスイッチング素子と、デュー
ティ率に応じたデューティ信号及び過励磁信号を生成す
るマイクロコンピュータと、該過励磁信号の終了時点か
ら該デューティ信号の終了時点までの間に、上記第1の
スイッチング素子をチョッピング駆動するためのチョッ
ピングパルス発生手段とを備え、ソレノイドコイルの通
電期間のデューティ率に基づいて流体の圧力又は流量を
制御するデューティソレノイドバルブ駆動装置が提案さ
れている。
【0014】しかし、特開平3−177669号明細書
で開示されている回路において、上記第2のスイッチン
グ素子は、上記第1のスイッチング素子が100%オン
するか又はチョッピング駆動されている間はオンしてソ
レノイドコイルの還流電流をオンさせ、それ以外の時は
オフしてソレノイドコイルの還流電流をオフさせる。そ
のため、ソレノイドコイルに流れる電流を完全にオフす
る場合は、該ソレノイドコイルに流れる電流を即座に減
少させることができるが、ソレノイドコイルに流れる電
流を完全にオフする以外、例えばソレノイドコイルをチ
ョッピング駆動して、ソレノイドコイルに流れる電流を
減少させたい場合には、ソレノイドコイルに流れる電流
を緩やかに減少させることしかできなかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は上
記問題を解決するためになされたものであり、本発明
は、誘導性負荷からの電流をフィードバックするフィー
ドバック回路を並列に接続した誘導性負荷を、第1スイ
ッチング手段によってスイッチングし、該第1スイッチ
ング手段のスイッチングのデューティを変えることによ
って誘導性負荷に流れる電流を制御すると共に、上記フ
ィードバック回路によって、該第1スイッチング手段が
オフしたときに、上記誘導性負荷に流れる電流を緩やか
に減少させることができる、誘導性負荷に流れる電流を
制御するパルス幅変調方式の電流制御回路において、上
記フィードバック回路は、ダイオードと該ダイオードに
流れる電流を上記第1スイッチング手段とは無関係に、
任意に設定したタイミングでスイッチングする第2スイ
ッチング手段とを直列に接続してなると共に、誘導性負
荷からの電流をフィードバックする方向に接続されるこ
とを特徴とするパルス幅変調方式の電流制御回路を提供
するものである。
【0016】本願の特許請求の範囲の請求項2に記載の
発明において、請求項1のフィードバック回路は、逆阻
止3端子サイリスタからなり、該逆阻止3端子サイリス
タは、オンした時に、上記誘導性負荷からの電流をフィ
ードバックする方向に接続されることを特徴とする。
【0017】本願の特許請求の範囲の請求項3に記載の
発明において、上記請求項2の逆阻止3端子サイリスタ
に対して、上記第1スイッチング手段がオンして上記誘
導性負荷に負荷電流が流れているときに、次に該負荷電
流を減少させたいときだけゲート電流をオフするように
したことを特徴とする。
【0018】本願の特許請求の範囲の請求項4に記載の
発明において、上記請求項2の逆阻止3端子サイリスタ
に対して、上記第1スイッチング手段に対するパルスの
反転信号をゲートに入力することを特徴とする。
【0019】本願の特許請求の範囲の請求項5に記載の
発明において、上記請求項2の逆阻止3端子サイリスタ
は、GTOサイリスタであることを特徴とする。
【0020】
【作用及び効果】特許請求の範囲の請求項1に記載の装
置は、誘導性負荷に流れる電流を最大値及び最小値以外
の一定値に保持したい場合は、上記フィードバック回路
の第2スイッチング手段をオンすることにより、高周波
のパルス信号が入力されると共に、該パルス信号のパル
スが入力されている間オンする上記第2スイッチング手
段によって誘導性負荷の通電をオフした際に、誘導性負
荷に流れる電流を緩やかに減少させると共に、誘導性負
荷からの電流をフィードバックすることから誘導性負荷
に生じる逆起電圧を抑制することができ、更に誘導性負
荷に流れる電流をほぼ一定に保持することができる。
【0021】また、誘導性負荷に流れる電流を減少させ
たい場合は、上記フィードバック回路の第2スイッチン
グ手段をオフすることにより、誘導性負荷に流れる電流
を速やかに減少させることができる。
【0022】特許請求の範囲の請求項2に記載の装置に
おいては、上記フィードバック回路に逆阻止3端子サイ
リスタを使用することにより、ダイオードとスイッチン
グ手段を1つの素子で行うことができる。
【0023】特許請求の範囲の請求項3に記載の装置に
おいては、上記第1スイッチング手段がオンすると、逆
阻止3端子サイリスタをターンオフするための逆バイア
ス状態が自動的に作り出されることにより、逆阻止3端
子サイリスタを逆バイアス状態にするための付加回路が
不要となる。
【0024】特許請求の範囲の請求項4に記載の装置に
おいては、上記第1スイッチング手段にパルス信号が入
力されると、逆阻止3端子サイリスタに対して、ゲート
に該パルス信号を反転させた信号を入力するため、逆阻
止3端子サイリスタに対して逆バイアス状態時の逆電流
の増加を防ぐことができる。
【0025】特許請求の範囲の請求項5に記載の装置に
おいては、逆阻止3端子サイリスタとしてGTOサイリ
スタを使用することにより、逆阻止3端子サイリスタに
対して、逆バイアス状態を作る必要がなくなるため、電
流を減少させたい時にターンオフさせるためのタイミン
グを逆バイアス時に合わせる必要がなくなる。
【0026】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づき、本発明に
ついて詳細に説明する。図4は、本発明の回路を適用す
る車両のABS制御装置を示す概略の制御系統図であ
り、図5は、本発明の電流制御回路の第1実施例を示し
た回路図である。
【0027】図4において、ブレーキペダル50の踏力
をブレーキ液圧に変換するマスタシリンダ51は、車輪
ブレーキ52におけるホイールシリンダ53へのブレー
キ液圧の減圧、保持又は加圧を行って制動力を制御する
ABSアクチュエータ54を介して上記ホイールシリン
ダ53と配管接続されている。
【0028】また、車輪ブレーキ52には車輪速センサ
55が配置されており、上記ABSアクチュエータ54
は、該車輪速センサ55より入力された信号より種々の
計算及び判定を行う電子制御回路56から出力される制
御信号によって、駆動制御される。なお、ホイールシリ
ンダを含む車輪ブレーキ及び車輪速センサは各車輪ごと
に設けられているが、ここでは、代表で1つの車輪のみ
を示して説明を行う。
【0029】上記ABSアクチュエータ54は、ソレノ
イド61を有するソレノイドバルブ60と、ホイールシ
リンダ53のブレーキ液圧を減圧するときに、ホイール
シリンダ53の余分なブレーキ液を一時的に貯蔵するリ
ザーバ62と、ホイールシリンダ53のブレーキ液圧を
加圧するときに、蓄圧されているブレーキ液圧によりホ
イールシリンダ53を加圧するアキュムレータ63と、
上記リザーバ62に貯蔵されたブレーキ液を上記マスタ
シリンダ51及び該アキュムレータ63に送液するポン
プ64と、該ポンプ64を駆動するモータ65と、逆止
弁66,67,68とから構成されている。
【0030】上記マスタシリンダ51は、アキュムレー
タ63と配管接続され、ソレノイドバルブ60のバルブ
のポートAは、マスタシリンダ51とアキュムレータ6
3との接続部に配管接続され、ソレノイドバルブ60の
バルブのポートBは、リザーバ62に配管接続され、ソ
レノイドバルブ60のバルブのポートCは、ホイールシ
リンダ53に配管接続される。更に、ソレノイドバルブ
60のバルブのポートCは逆止弁66を介してポートA
に配管接続される。なお、逆止弁66は、ポートCから
ポートAの方向へのみブレーキ液が流れるようになって
いる。
【0031】更にまた、ソレノイドバルブ60のバルブ
のポートBとリザーバ62との接続部には、逆止弁67
を介してポンプ64の一端が配管接続され、ポンプ64
の他端は逆止弁68を介して、マスタシリンダ51とア
キュムレータ63との接続部に配管接続される。なお、
逆止弁67はポートBとリザーバ62との接続部からポ
ンプ64の方向へ、逆止弁68はポンプ64からマスタ
シリンダ51とアキュムレータ63との接続部の方向へ
のみブレーキ液が流れるようになっている。
【0032】ここで、上記ソレノイドバルブ60は、加
圧モード、保持モード及び減圧モードという3ポジショ
ンのソレノイドバルブであり、上記加圧モードは、ソレ
ノイドバルブ60のポートAからポートCにブレーキ液
が流れるようにポートA及びポートCが接続されると共
に、ポートBは遮断される。また、上記保持モードは、
ポートA、ポートB及びポートCのすべてが遮断され、
上記減圧モードは、ポートCからポートBにブレーキ液
が流れるようにポートB及びポートCが接続されると共
に、ポートAは遮断される。
【0033】また、上記ソレノイドバルブ60は、ソレ
ノイド61に流れる電流値によって上記加圧モード、保
持モード及び減圧モードのいずれかの状態に切り替わる
ものであり、例えばソレノイド61に流れる電流が0の
とき、ソレノイドバルブ60は加圧モードになり、ソレ
ノイド61に流れる電流がI1のとき、ソレノイドバル
ブ60は保持モードになり、ソレノイド61に流れる電
流がI2のとき、ソレノイドバルブ60は減圧モードに
なる。なお、I2>I1である。
【0034】上記電子制御回路56は、車輪速センサ5
5から入力される信号から車輪の速度を算出する車輪速
度演算部70と、ABS制御を実施するか否かを判断す
るための車両の制御基準速度を算出する制御基準速度演
算部71と、車輪がロックしているか否かといった車輪
の状態を検出する車輪状態検出部72と、ソレノイドバ
ルブ60の駆動制御を行うソレノイド駆動部73と、ポ
ンプ64を駆動するモータ65の駆動制御を行うモータ
駆動部74とから構成されている。
【0035】上記車輪速度演算部70は車輪速センサ5
5、制御基準速度演算部71及び車輪状態検出部72に
接続され、上記制御基準速度演算部71は車輪状態検出
部72に接続され、車輪状態検出部72はソレノイド駆
動部73及びモータ駆動部74に接続されている。
【0036】更に、ソレノイド駆動部73は、ソレノイ
ドバルブ60のソレノイド61の一端に接続され、ソレ
ノイド61の他端は直流電源のプラス側端子+Vaに接
続されている。また、モータ駆動部74は、モータ65
の一端に接続され、モータ65の他端は直流電源のプラ
ス側端子+Vaに接続されている。
【0037】以上のような構成において、車輪速度演算
部70は、上記車輪速センサ55からの交流信号を矩形
波に波形処理し、この矩形波の電圧の変化するエッジ間
の時間を計測し、これを基に車輪の速度を算出した後、
この車輪の速度を制御基準速度演算部71及び車輪状態
検出部72に出力する。制御基準速度演算部71は、車
輪速度演算部70から入力された車輪の速度に対応する
制御基準速度を算出し、該制御基準速度を車輪状態検出
部72に出力する。
【0038】車輪状態検出部72は、車輪速度演算部7
0から入力された実車輪速度と制御基準速度演算部71
から入力された制御基準速度の差が一定値を上回ると車
輪ロックが生じたと判断して、ソレノイド駆動部73及
びモータ駆動部74に減圧信号を出力し、ソレノイド駆
動部73はソレノイドバルブ60のソレノイド61に対
してI2の電流が流れるようにして減圧モードの駆動を
行い、モータ駆動部74はポンプ64のモータ65に電
流を流すようにしてモータ65を作動させる。
【0039】これにより、ソレノイドバルブ60の各ポ
ートは減圧モードになるように接続されて、マスタシリ
ンダ51及びアキュムレータ65からのブレーキ液供給
路を閉じ、ブレーキ液の排出路を開くことにより、ホイ
ールシリンダ53側のブレーキ液がリザーバ62に流れ
て、ホイールシリンダ53のブレーキ液圧が下がる。そ
して、ホイールシリンダ53のブレーキ液圧の減圧が開
始されるとポンプ64が作動して、リザーバ62内のブ
レーキ液を汲み上げてマスタシリンダ51及びアキュム
レータ65に還流させる。
【0040】また、ホイールシリンダ53のブレーキ液
圧の減圧により、実車輪速度と制御基準速度の差が、あ
る一定値よりも小さくなると、車輪状態検出部72は車
輪のロックが回避されたと判断して、ソレノイド駆動回
路55に加圧信号を出力し、ソレノイドバルブ60を加
圧モードにし、ホイールシリンダ53のブレーキ液圧が
再加圧される。
【0041】上記のように、ソレノイド駆動部73は、
車輪状態検出部72からの減圧信号を受けると、ソレノ
イドバルブ60のソレノイド61に対してI2の電流が
流れるようにして減圧駆動を行い、車輪状態検出部72
からの保持信号を受けると、ソレノイドバルブ60のソ
レノイド61に対してI1の電流が流れるようにしてブ
レーキ液圧を保持する駆動を行い、車輪状態検出部72
からの加圧信号を受けると、ソレノイドバルブ60のソ
レノイド61に対して電流が流れないようにして加圧駆
動を行うものであり、本発明の電流制御回路は上記ソレ
ノイド駆動部73で行われるソレノイド61に流す電流
を変え、又は一定に保持するために使用されるものであ
る。
【0042】次に、図4で示した車両のABS制御装置
に用いる本発明の電流制御回路の第1実施例を、図5の
概略ブロック図を用いて説明する。なお、図5におい
て、図1、図2及び図4と同じものは同じ符号を付けて
示しており、ここではその説明を省略し、図2との相違
点のみ説明を行う。
【0043】図5において、6はPNP型のトランジス
タであり、7はトランジスタ6のベース電流を制限する
ための抵抗であり、誘導性負荷1は図4におけるソレノ
イドバルブ60のソレノイド61に相当する。
【0044】図5において、図2との相違点は、ダイオ
ード2のアノードにトランジスタ6のコレクタを接続
し、FET3のドレインとツェナーダイオード5のカソ
ードと誘導性負荷1との接続部にトランジスタ6のエミ
ッタを接続し、ダイオード2のカソードは誘導性負荷1
の直流電源+Va側の端部に接続され、トランジスタ6
のベースには電流制限用の抵抗7が接続されていること
にある。
【0045】また、図5において、ダイオード2、FE
T3、抵抗4、ツェナーダイオード5、トランジスタ6
及び抵抗7は、図4におけるソレノイド駆動部73に相
当し、抵抗4において、FET3のゲートに接続されて
いる端部と反対側の端部を端子aとし、抵抗7におい
て、トランジスタ6のベースに接続されている端部と反
対側の端部を端子bとする。なお、該端子a及び端子b
は図4における車輪状態検出部72に接続され、以下、
端子a及び端子bにおける電圧及び電流の供給はすべて
図4における車輪状態検出部72によって行われるもの
である。
【0046】上記のような構成において、誘導性負荷1
に流れる電流を最大値及び最小値以外の一定値に保持し
たい場合、直流電源+Vaから誘導性負荷1を通り、ト
ランジスタ6のエミッタからベースを通り、更に抵抗7
を通って端子bへトランジスタ6がオンするに十分な電
流が流れるように端子bの電位を低くする。
【0047】端子aには高周波のパルス信号が入力さ
れ、該パルス信号のパルスの有無によってFET3がオ
ンオフを行っており、上記のようにトランジスタ6をオ
ンさせると、FET3がオフした際に誘導性負荷1から
の電流をトランジスタ6のエミッタからコレクタを通
り、更にダイオード2のアノードからカソードを通って
フィードバックすると共に、図1の説明で示したよう
に、ダイオード2により誘導性負荷1の通電をオフした
際に、誘導性負荷1に流れる電流が緩やかに減少する。
【0048】このことから、端子aに入力するパルス信
号のデューティに対応するほぼ一定の電流が誘導性負荷
1に流れることになり、端子aに入力するパルス信号の
デューティを変えることにより、FET3のスイッチン
グのデューティを変えて所望の電流値に電流制御を行
う。
【0049】また、誘導性負荷1に流れる電流を減少さ
せたい場合、端子bの電位を高くしてトランジスタ6の
エミッタからベースに電流が流れないようにしてトラン
ジスタ6をオフさせることにより、FET3のオフ時に
誘導性負荷1からの電流がフィードバックされないた
め、誘導性負荷1に流れる電流は、端子aに入力される
パルス信号のデューティを小さくして、FET3のスイ
ッチングのデューティを変えることにより速やかに減少
する。
【0050】なお、ツェナーダイオード5は、トランジ
スタ6がオフしているときに、FET3がオフした際に
誘導性負荷1に生じる逆起電圧によって、FET3がア
バランシェ降伏を起こすことを防ぐためのものであり、
FET3が誘導性負荷1によって生じる逆起電圧に耐え
れるだけの耐電圧特性を有する場合は不要であるが、ツ
ェナーダイオードのツェナー電圧を変えることにより、
誘導性負荷1に流れる電流を減少させる傾きを変えるこ
とができると共に、FET3の消費電力の調整もでき
る。
【0051】次に、図4で示した車両のABS制御装置
に用いる本発明の電流制御回路の第2実施例を、図6の
回路図を用いて説明する。なお、図6において、図1、
図2、図4及び図5と同じものは同じ符号を付けて示し
ており、ここではその説明を省略し、図5で示した第1
実施例との相違点のみ説明を行う。
【0052】図6において、10はSCRであり、11
はNPN型のトランジスタであり、12と13は抵抗で
あり、14は2入力のAND回路であり、15はインバ
ータである。
【0053】図6において、図5との相違点は、図5の
ダイオード2とトランジスタ6の代わりにSCR10を
使用したことと、それに伴ってトランジスタ11、抵抗
12、抵抗13、AND回路14及びインバータ15か
らなるSCR10の駆動制御回路を追加したこと、及び
直流電源+Vaよりも電圧の高い直流電源+Vbを追加
したことにある。
【0054】図6において、SCR10のカソードは誘
導性負荷1の直流電源+Va側の端部に接続され、SC
R10のアノードはFET3のドレインとツェナーダイ
オード5のカソードと誘導性負荷1との接続部に接続さ
れ、SCR10のゲートはトランジスタ11のエミッタ
に接続され、トランジスタ11のコレクタは抵抗12を
介して直流電源+Vbに接続されている。
【0055】更に、トランジスタ11のベースは抵抗1
3を介してAND回路14の出力に接続され、AND回
路14の一方の入力を端子bとしている。また、端子a
にはインバータ15の入力が接続され、インバータ15
の出力はAND回路14の他方の入力に接続されてい
る。
【0056】また、図6において、FET3、抵抗4、
ツェナーダイオード5、SCR10、トランジスタ1
1、抵抗12、抵抗13、AND回路14及びインバー
タ15は、図4におけるソレノイド駆動部73に相当
し、図5の第1実施例と同様に、端子a及び端子bは図
4における車輪状態検出部72に接続され、以下、端子
a及び端子bへの電圧及び電流の供給はすべて図4にお
ける車輪状態検出部72によって行われるものである。
【0057】上記のような構成において、端子aには、
FET3をオンさせると共に、インバータ15における
ハイレベルとするしきい値を超えた電圧の高周波パルス
信号が入力され、それに伴ってAND回路14の一方の
入力には、インバータ15によってFET3のゲートに
入力されるパルス信号を反転させたパルス信号が入力さ
れている。
【0058】ここで、誘導性負荷1に流れる電流を最大
値及び最小値以外の一定値に保持したい場合、端子b
に、AND回路14におけるハイレベルとするしきい値
を超えた電圧を印加すると、FET3がオフするときに
AND回路14の出力はハイレベルとなり、AND回路
14の出力から抵抗13を通り、トランジスタ11のベ
ースからエミッタを通り、更にSCR10のゲートから
カソードを通って直流電源+Vaに電流が流れてトラン
ジスタ11がオンする。
【0059】トランジスタ11がオンすると、直流電源
+Vbから抵抗12を通り、トランジスタ11のコレク
タからエミッタを通り、更にSCR10のゲートからカ
ソードを通って直流電源+Vaに電流が流れてSCR1
0がターンオンする。なお、AND回路14は直流電源
+Vbを電源としており、AND回路14の出力がハイ
レベルとなるということは、直流電源+Vbとほぼ同電
位になるということである。また、AND回路14の出
力からトランジスタ11のベースを通って流れてくる電
流だけでは、通常、SCR10をターンオンさせること
はできない。
【0060】SCR10がターンオンすると、FET3
がオフした際に誘導性負荷1からの電流を、SCR10
のアノードからカソードを通ってフィードバックすると
共に、SCR10は、第1実施例におけるダイオード2
と同様に、誘導性負荷1の通電をオフした際に、誘導性
負荷1に流れる電流を緩やかに減少させる。上記におい
て、抵抗12は、SCR10のゲートに流れる電流を制
限するためのものであり、抵抗13は、トランジスタ1
1のベース電流を制限するためのものである。
【0061】また、誘導性負荷1に流れる電流を減少さ
せたい場合、FET3がオンして誘導性負荷1に電流が
流れ、SCR10のカソードとアノード間が逆バイアス
状態となっているときに、端子bにAND回路14にお
けるローレベルとするしきい値を下回る電圧を印加して
AND回路14の出力をローレベルとして、トランジス
タ11がオフすると共に、SCR10にはゲート電流が
流れないためSCR10はターンオフし、端子bにAN
D回路14におけるハイレベルとするしきい値を上回る
電圧を印加しない限りターンオンしない。
【0062】上記のようにSCR10がターンオフする
と、FET3のオフ時に誘導性負荷1からの電流がフィ
ードバックされないため、誘導性負荷1に流れる電流
は、端子aに入力されるパルス信号のデューティを小さ
くして、FET3のスイッチングのデューティを変える
ことにより速やかに減少する。
【0063】ここで、SCR10は、カソードとアノー
ド間が逆バイアス状態のときにゲート電流を流すと、カ
ソードからアノードに漏れ電流が流れる。このため、A
ND回路14及びインバータ15を使用して、FET3
がオンしてSCR10のカソードとアノード間が逆バイ
アス状態にあるときには、SCR10のゲートに電流を
流さないようにしている。
【0064】図7は、図6で示した回路図における誘導
性負荷1に流れる電流を減少させたときの各部のタイミ
ングを示したタイミングチャート図であり、図7におい
て、b端子の信号におけるのタイミングがAより左に
なると誘導性負荷1の電流を示すグラフのE間の電流の
減少が大きくなり、b端子の信号におけるのタイミン
グがBより右になると誘導性負荷1の電流を示すグラフ
のF間の電流の減少が緩やかになる。
【0065】また、図7において、b端子の信号におけ
るのタイミングがCより左になると誘導性負荷1の電
流を示すグラフのF間の電流の減少が、その瞬間、緩や
かになり、b端子の信号におけるのタイミングがDよ
り右になると、誘導性負荷1の電流を示すグラフのG間
の電流の減少が大きくなる。
【0066】次に、図4で示した車両のABS制御装置
に用いる本発明の電流制御回路の第3実施例を、図8の
回路図を用いて説明する。なお、図8において、図1、
図2、図4、図5及び図6と同じものは同じ符号を付け
て示しており、ここではその説明を省略する。
【0067】図8において、20はP型のFETであ
り、21、22、23、25、28及び29は抵抗であ
り、24及び27はNPN型のトランジスタであり、2
6はGTOサイリスタである。
【0068】FET20のソースは直流電源+Vaに接
続され、FET20のドレインは誘導性負荷1の一端に
接続され、誘導性負荷1の他端は接地されている。更
に、FET20のゲートには抵抗21が接続され、抵抗
21には抵抗22が直列に接続されると共に、抵抗22
の他端にはトランジスタ24のコレクタが接続されてい
る。
【0069】また、抵抗21と抵抗22の接続部は抵抗
23を介して直流電源+Vaに接続され、トランジスタ
24のエミッタは接地されており、トランジスタ24の
ベースは抵抗25を介して端子aに接続されている。
【0070】FET20のドレインと誘導性負荷1の接
続部には、ツェナーダイオード5のアノードとGTOサ
イリスタ26のカソードが接続され、ツェナーダイオー
ド5のカソードはFET20のソースに接続され、GT
Oサイリスタ26のアノードは接地されている。
【0071】更に、GTOサイリスタ26のゲートはト
ランジスタ27のエミッタに接続され、トランジスタ2
7のコレクタは抵抗28を介して直流電源+Vcに接続
され、トランジスタ27のベースは抵抗29を介して端
子bに接続されている。なお、直流電源+Vcは直流電
源+Vaよりも低い電圧である。
【0072】また、図8において、ツェナーダイオード
5、FET20、抵抗21,22,23,25,28,
29、トランジスタ24,27及びGTOサイリスタ2
6は、図4におけるソレノイド駆動部73に相当し、図
5の第1実施例及び図6の第2実施例と同様に、端子a
及び端子bは図4における車輪状態検出部72に接続さ
れ、以下、端子a及び端子bにおける電圧及び電流の供
給はすべて図4における車輪状態検出部72によるもの
である。
【0073】上記のような構成において、端子aには高
周波のパルス信号が入力され、該パルス信号のパルスの
有無によってトランジスタ24がオンオフを行ってお
り、端子aにパルスが入力されてトランジスタ24がオ
ンすると、直流電源+Vaから抵抗23、抵抗22を通
ってトランジスタ24のコレクタに、更に該トランジス
タ24のコレクタからベースを通って接地へと電流が流
れ、FET20のゲートには、抵抗21を介して、直流
電源+Vaの電圧を抵抗23と抵抗22で分圧した電圧
にほぼ等しい電圧が印加されることからFET20はオ
ンし、直流電源+VaからFET20のソースを通り、
更にFET20のドレインを通って誘導性負荷1に電流
が流れる。
【0074】また、端子aにパルスが入力されないと、
トランジスタ24はオフし、FET20のゲートには直
流電源+Vaと同じ電圧が印加され、FET20はオフ
して誘導性負荷1に電流が流れなくなる。
【0075】ここで、誘導性負荷1に流れる電流を最大
値及び最小値以外の一定値に保持したい場合、端子bか
ら抵抗29を通り、トランジスタ27のベースからエミ
ッタを通って、更にGTOサイリスタ26のゲートから
カソードを通り、トランジスタ27がオンするに十分な
電流が流れるように端子bの電位を高くする。
【0076】トランジスタ27がオンすると、直流電源
+Vcから抵抗28を通り、更にトランジスタ27のコ
レクタからエミッタを通り、GTOサイリスタ26のゲ
ートからカソードを通って電流が流れ、GTOサイリス
タ26がターンオンする。
【0077】GTOサイリスタ26がターンオンする
と、FET20がオフした際に誘導性負荷1からの電流
を、GTOサイリスタ26のアノードからカソードを通
ってフィードバックすると共に、GTOサイリスタ26
は、第1実施例におけるダイオード2と同様に、誘導性
負荷1の通電をオフした際に、誘導性負荷1に流れる電
流を緩やかに減少させる。
【0078】このことから、端子aに入力するパルス信
号のデューティに対応するほぼ一定の電流が誘導性負荷
1に流れることになり、端子aに入力するパルス信号の
デューティを変えることにより、FET20のスイッチ
ングのデューティを変えて所望の電流値に電流制御を行
う。
【0079】上記において、抵抗21はFET20の発
振を防止するためのものであり、抵抗25はトランジス
タ24のベース電流を制限するためのものであり、抵抗
28は、GTOサイリスタ26のゲートに流れる電流を
制限するためのものであり、抵抗29は、トランジスタ
27のベース電流を制限するためのものである。
【0080】また、誘導性負荷1に流れる電流を減少さ
せたい場合、端子bの電位を低くしてトランジスタ27
をオフさせて、GTOサイリスタ26をオフさせること
により、FET20のオフ時に誘導性負荷1からの電流
がフィードバックされないため、誘導性負荷1に流れる
電流は、端子aに入力されるパルス信号のデューティを
小さくして、FET20のスイッチングのデューティを
変えることにより速やかに減少する。
【0081】なお本実施例においても、ツェナーダイオ
ード5は、GTOサイリスタ26がオフしているとき
に、FET20がオフした際に誘導性負荷1に生じる逆
起電圧によって、FET20がアバランシェ降伏を起こ
すことを防ぐためのものであり、FET20が誘導性負
荷1によって生じる逆起電圧に耐えれるだけの耐電圧特
性を有する場合は不要であるが、ツェナーダイオードの
ツェナー電圧を変えることにより、誘導性負荷1に流れ
る電流を減少させる傾きを変えることができると共に、
FET20の消費電力の調整もできる。
【0082】上述した本発明のパルス幅変調方式の電流
制御回路を使用して、車両のABS制御装置に用いられ
る、ソレノイドに流れる電流値に対応して切り替わる3
ポジションのソレノイドバルブを制御すると、ソレノイ
ドに流れる電流とブレーキ液圧との関係は図9に示すよ
うになる。
【0083】図9において、従来の回路を使用した場合
を示した図3と比較して、上記ソレノイドに流れる電流
を減少させていく場合、ソレノイドに流れる電流が速や
かに減少しており、ブレーキ液圧の変化の応答も速く、
例えば減圧モードから保持モードに移行したときのブレ
ーキ液の保持液圧においても、目標値により近くなって
いることがわかる。
【0084】本発明は、上記第1実施例から第3実施例
に限定されるものではなく、様々な変形例が考えられ、
本発明の範囲は、特許請求の範囲によって定められるべ
きものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のパルス幅変調方式の電流制御回路を示
した回路図である。
【図2】 従来のパルス幅変調方式の電流制御回路の他
の例を示した回路図である。
【図3】 車両のABS制御装置における3ポジション
のソレノイドバルブに、図1の電流制限回路を使用した
場合の、ソレノイドに流れる電流の変化とブレーキ液圧
の変化を示した図である。
【図4】 本発明の電流制御回路を適用する車両のAB
S制御装置を示す概略の制御系統図である。
【図5】 本発明の電流制御回路の第1実施例を示した
回路図である。
【図6】 本発明の電流制御回路の第2実施例を示した
回路図である。
【図7】 図6で示した第2実施例の回路図において、
誘導性負荷に流れる電流を減少させたいときの各部のタ
イミングを示したタイミングチャート図である。
【図8】 本発明の電流制御回路の第3実施例を示した
回路図である。
【図9】 車両のABS制御装置における3ポジション
のソレノイドバルブに、本発明の電流制限回路を使用し
た場合の、ソレノイドに流れる電流の変化とブレーキ液
圧の変化を示した図である。
【符号の説明】
1 誘導性負荷 2 ダイオード 3 N型FET 4,7,12,13,21,22,23,25,28,
29 抵抗 5 ツェナーダイオード 6 PNP型トランジスタ 10 SCR 11,24,27 NPN型トランジスタ 14 AND回路 15 インバータ 20 P型FET 26 GTOサイリスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/567 17/695 // B60T 8/58 Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導性負荷からの電流をフィードバック
    するフィードバック回路を並列に接続した誘導性負荷
    を、第1スイッチング手段によってスイッチングし、該
    第1スイッチング手段におけるスイッチングのデューテ
    ィを変えることによって誘導性負荷に流れる電流を制御
    すると共に、上記フィードバック回路によって、該第1
    スイッチング手段がオフしたときに、上記誘導性負荷に
    流れる電流を緩やかに減少させることができる、誘導性
    負荷に流れる電流を制御するパルス幅変調方式の電流制
    御回路において、 上記フィードバック回路は、ダイオードと該ダイオード
    に流れる電流を上記第1スイッチング手段とは無関係
    に、任意に設定したタイミングでスイッチングする第2
    スイッチング手段とを直列に接続してなると共に、誘導
    性負荷からの電流をフィードバックする方向に接続され
    ることを特徴とするパルス幅変調方式の電流制御回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電流制御回路にして、
    上記フィードバック回路は、逆阻止3端子サイリスタか
    らなり、該逆阻止3端子サイリスタは、オンした時に、
    上記誘導性負荷からの電流をフィードバックする方向に
    接続されることを特徴とするパルス幅変調方式の電流制
    御回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の電流制御回路にして、
    上記逆阻止3端子サイリスタに対して、上記第1スイッ
    チング手段がオンして上記誘導性負荷に負荷電流が流れ
    ているときに、ゲート電流をオフするようにしたことを
    特徴とするパルス幅変調方式の電流制御回路。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の電流制御回路にして、
    上記逆阻止3端子サイリスタに対して、上記第1スイッ
    チング手段にパルス信号が入力されると共に、該パルス
    信号の反転信号をゲートに入力するようにしたことを特
    徴とするパルス幅変調方式の電流制御回路。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の電流制御回路にして、
    上記逆阻止3端子サイリスタは、GTOサイリスタであ
    ることを特徴とするパルス幅変調方式の電流制御回路。
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