JPH0812535A - シャンプー - Google Patents
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- JPH0812535A JPH0812535A JP14960794A JP14960794A JPH0812535A JP H0812535 A JPH0812535 A JP H0812535A JP 14960794 A JP14960794 A JP 14960794A JP 14960794 A JP14960794 A JP 14960794A JP H0812535 A JPH0812535 A JP H0812535A
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- shampoo
- zinc pyrithione
- cellulose
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ふけ防止効果を有するジンクピリチオンの分
散安定性に著しく優れ、豊かな泡を生成しリンス効果の
あるシャンプーを提供する。 【構成】 １８．０〜２０．０重量部のポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサ
イド３モル付加）、２．４〜２．６重量部のラウリン酸
ジエタノールアミド、０．５〜０．７重量部のセルロー
ストリメチルアンモニウム塩および０．５〜５．０重量
部のジンクピリチオンからなるシャンプー。
散安定性に著しく優れ、豊かな泡を生成しリンス効果の
あるシャンプーを提供する。 【構成】 １８．０〜２０．０重量部のポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサ
イド３モル付加）、２．４〜２．６重量部のラウリン酸
ジエタノールアミド、０．５〜０．７重量部のセルロー
ストリメチルアンモニウム塩および０．５〜５．０重量
部のジンクピリチオンからなるシャンプー。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ジンクピリチオンを含
有するシャンプーに関する。さらに詳しくはポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオ
キサイド３モル付加）、ラウリン酸ジエタノールアミド
およびセルローストリメチルアンモニウム塩を特定の割
合で配合することにより、豊かな泡の生成と有用な粘度
がえられると共に長期間ジンクピリチオンの分散安定性
を良くし、かつ毛髪を柔軟でしなやかにし、さらには櫛
やブラシの通りをよくするなどのリンス作用をもったふ
け防止シャンプーに関する。
有するシャンプーに関する。さらに詳しくはポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオ
キサイド３モル付加）、ラウリン酸ジエタノールアミド
およびセルローストリメチルアンモニウム塩を特定の割
合で配合することにより、豊かな泡の生成と有用な粘度
がえられると共に長期間ジンクピリチオンの分散安定性
を良くし、かつ毛髪を柔軟でしなやかにし、さらには櫛
やブラシの通りをよくするなどのリンス作用をもったふ
け防止シャンプーに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来からふけ防止剤として、ビス（２−
ピリジルチオ−１−オキシド）ジンク（一般名：ジンク
ピリチオン（以下、ＺＰＴともいう））をシャンプー中
に配合したものが使用されている。しかしながら、ジン
クピリチオンは水不溶性で、比重が高いためにシャンプ
ー成分中では極めて凝集および沈降しやすく、安定に分
散することが難しいため種々の検討が行われている。
ピリジルチオ−１−オキシド）ジンク（一般名：ジンク
ピリチオン（以下、ＺＰＴともいう））をシャンプー中
に配合したものが使用されている。しかしながら、ジン
クピリチオンは水不溶性で、比重が高いためにシャンプ
ー成分中では極めて凝集および沈降しやすく、安定に分
散することが難しいため種々の検討が行われている。
【０００３】これまでジンクピリチオンの分散安定化剤
として、ベントナイト、アニオン性高分子化合物、非イ
オン性高分子化合物および両性高分子化合物などが用い
られている。
として、ベントナイト、アニオン性高分子化合物、非イ
オン性高分子化合物および両性高分子化合物などが用い
られている。
【０００４】ベントナイトはシャンプーの外観を汚く
し、その吸油特性のために髪を乾燥させる傾向があっ
た。
し、その吸油特性のために髪を乾燥させる傾向があっ
た。
【０００５】非イオン性高分子化合物の中ではセルロー
ス系のものとして、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースの使用が知
られている。しかし、さらに硬化ヒマシ油を必要とした
り（たとえば、特開昭５６−６２８９９号公報参照）、
リンスの主成分として用いられるカチオン性界面活性剤
をシャンプー中に配合すると、シャンプーの主成分であ
るアニオン性界面活性剤と結合して泡立ちが損われるな
どの理由から、リンス成分を配合されなかったため、洗
髪後リンスが必要であった（特開昭６１−１５１１１０
号公報参照）。
ス系のものとして、メチルセルロース、エチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースの使用が知
られている。しかし、さらに硬化ヒマシ油を必要とした
り（たとえば、特開昭５６−６２８９９号公報参照）、
リンスの主成分として用いられるカチオン性界面活性剤
をシャンプー中に配合すると、シャンプーの主成分であ
るアニオン性界面活性剤と結合して泡立ちが損われるな
どの理由から、リンス成分を配合されなかったため、洗
髪後リンスが必要であった（特開昭６１−１５１１１０
号公報参照）。
【０００６】アニオン性高分子化合物として、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシプロピルセ
ルロースなどの使用が知られているが、ジンクピリチオ
ンの分散安定化のためにノニオン性高分子化合物である
ヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースとの併
用添加が必要とされる。
シメチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチ
ルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシプロピルセ
ルロースなどの使用が知られているが、ジンクピリチオ
ンの分散安定化のためにノニオン性高分子化合物である
ヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースとの併
用添加が必要とされる。
【０００７】両性高分子化合物としては、ジアルキルア
ミノエチルメタクリレート／メタアクリル酸エステルポ
リマーの両性化物であるユカフォーマー（三菱油化株式
会社製）が使用されているが、ジンクピリチオンの分散
安定化のためには、さらにヒドロキシプロピルセルロー
スとベントナイトの併用添加が必要とされる。
ミノエチルメタクリレート／メタアクリル酸エステルポ
リマーの両性化物であるユカフォーマー（三菱油化株式
会社製）が使用されているが、ジンクピリチオンの分散
安定化のためには、さらにヒドロキシプロピルセルロー
スとベントナイトの併用添加が必要とされる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の分散安定剤を配合しただけのシャンプーでは、ふけ防
止効果や洗浄効果はあるものの、使用後に毛髪が硬くな
ったり、豊かな泡の生成がえられなかったり、櫛やブラ
シの通りが悪くなることがあり、さらに分散安定剤を配
合しているにもかかわらずＺＰＴの分散安定効果を長期
間えることはできなかった。
の分散安定剤を配合しただけのシャンプーでは、ふけ防
止効果や洗浄効果はあるものの、使用後に毛髪が硬くな
ったり、豊かな泡の生成がえられなかったり、櫛やブラ
シの通りが悪くなることがあり、さらに分散安定剤を配
合しているにもかかわらずＺＰＴの分散安定効果を長期
間えることはできなかった。
【０００９】発明者は鋭意研究の結果、リンス効果があ
り、長期間にわたりＺＰＴが沈降しないように安定に分
散されているふけ防止シャンプーを見出し、従来知られ
ている分散安定剤である他の水溶性高分子化合物を単独
で使用するよりも、長期間にわたり著しく優れたジンク
ピリチオンの分散安定効果を示すばかりでなく、シャン
プーとして適正な粘度をもち、優れたリンス効果と豊か
な泡の生成をも達成されうることを見出し、本発明を完
成するにいたった。
り、長期間にわたりＺＰＴが沈降しないように安定に分
散されているふけ防止シャンプーを見出し、従来知られ
ている分散安定剤である他の水溶性高分子化合物を単独
で使用するよりも、長期間にわたり著しく優れたジンク
ピリチオンの分散安定効果を示すばかりでなく、シャン
プーとして適正な粘度をもち、優れたリンス効果と豊か
な泡の生成をも達成されうることを見出し、本発明を完
成するにいたった。
【００１０】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は１
８．０〜２０．０重量部のポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３モル付
加）、２．４〜２．６重量部のラウリン酸ジエタノール
アミド、０．５〜０．７重量部のセルローストリメチル
アンモニウム塩および０．５〜５．０重量部のジンクピ
リチオンからなるシャンプーに関する。
８．０〜２０．０重量部のポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３モル付
加）、２．４〜２．６重量部のラウリン酸ジエタノール
アミド、０．５〜０．７重量部のセルローストリメチル
アンモニウム塩および０．５〜５．０重量部のジンクピ
リチオンからなるシャンプーに関する。
【００１１】好ましいシャンプーにおいて、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオ
キサイド３モル付加）、ラウリン酸ジエタノールアミド
およびセルローストリメチルアンモニウム塩のシャンプ
ー全体に対する含有量はそれぞれ１８．０〜２０．０重
量％、２．４〜２．６重量％および０．５〜０．７重量
％である。
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオ
キサイド３モル付加）、ラウリン酸ジエタノールアミド
およびセルローストリメチルアンモニウム塩のシャンプ
ー全体に対する含有量はそれぞれ１８．０〜２０．０重
量％、２．４〜２．６重量％および０．５〜０．７重量
％である。
【００１２】
【実施例】本発明に用いるポリオキシエチレンラウリル
エーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３モル付
加）はアニオン性界面活性剤の一種であり、ラウリン酸
ジエタノールアミドは脂肪酸ジエタノールアミドの一種
である。また、本発明に用いるセルローストリメチルア
ンモニウム塩は水溶性高分子化合物の一種であり、たと
えばレオガードＧ（ライオン株式会社製）、ポリマーＪ
Ｒ（ユニオンカーバイド社製）などがセルローストリメ
チルアンモニウム塩として用いられる。
エーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３モル付
加）はアニオン性界面活性剤の一種であり、ラウリン酸
ジエタノールアミドは脂肪酸ジエタノールアミドの一種
である。また、本発明に用いるセルローストリメチルア
ンモニウム塩は水溶性高分子化合物の一種であり、たと
えばレオガードＧ（ライオン株式会社製）、ポリマーＪ
Ｒ（ユニオンカーバイド社製）などがセルローストリメ
チルアンモニウム塩として用いられる。
【００１３】本発明にしたがえば、前記の３種の成分を
特定の範囲でシャンプーに配合することにより、水不溶
性で比重が高いためにシャンプー中で極めて凝集および
沈降しやすいジンクピリチオンを０．５〜５．０重量部
シャンプー中に安定に分散することが可能となる。すな
わち、本発明のシャンプーは１８．０〜２０．０重量
部、好ましくは１９．０重量部のポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３
モル付加）、２．４〜２．６重量部、好ましくは２．５
重量部のラウリン酸ジエタノールアミド、０．５〜０．
７重量部、好ましくは０．６重量部のセルローストリメ
チルアンモニウム塩および０．５〜５．０重量部、好ま
しくは１．０重量部のジンクピリチオンを配合したばあ
い、とくに良好なジンクピリチオンの沈降阻止効果がえ
られ、さらに豊かな泡立ちおよびリンス効果がえられる
と共に適正な粘度のシャンプーを調製することができ
る。したがって、本発明のシャンプーにおいてポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレン
オキサイド３モル付加）、ラウリン酸ジエタノールアミ
ドおよびセルローストリメチルアンモニウム塩のシャン
プー全体に対する含有量はそれぞれ好ましくは１８．０
〜２０．０重量％、２．４〜２．６重量％および０．５
〜０．７重量％であり、より好ましくはそれぞれ１９．
０重量％、２．５重量％および０．６重量％である。
特定の範囲でシャンプーに配合することにより、水不溶
性で比重が高いためにシャンプー中で極めて凝集および
沈降しやすいジンクピリチオンを０．５〜５．０重量部
シャンプー中に安定に分散することが可能となる。すな
わち、本発明のシャンプーは１８．０〜２０．０重量
部、好ましくは１９．０重量部のポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３
モル付加）、２．４〜２．６重量部、好ましくは２．５
重量部のラウリン酸ジエタノールアミド、０．５〜０．
７重量部、好ましくは０．６重量部のセルローストリメ
チルアンモニウム塩および０．５〜５．０重量部、好ま
しくは１．０重量部のジンクピリチオンを配合したばあ
い、とくに良好なジンクピリチオンの沈降阻止効果がえ
られ、さらに豊かな泡立ちおよびリンス効果がえられる
と共に適正な粘度のシャンプーを調製することができ
る。したがって、本発明のシャンプーにおいてポリオキ
シエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレン
オキサイド３モル付加）、ラウリン酸ジエタノールアミ
ドおよびセルローストリメチルアンモニウム塩のシャン
プー全体に対する含有量はそれぞれ好ましくは１８．０
〜２０．０重量％、２．４〜２．６重量％および０．５
〜０．７重量％であり、より好ましくはそれぞれ１９．
０重量％、２．５重量％および０．６重量％である。
【００１４】シャンプーとしての適切な粘度は製品形態
やコンセプトにより異なるが、本発明における好ましい
粘度は、常温で測定したばあい４５〜６５ポアズであ
る。粘度が４５ポアズ未満のばあいはジンクピリチオン
の分散安定性が低下し、粘度が６５ポアズより大きけれ
ば容器からシャンプーを取出しにくくなるなどの不都合
が生じる。
やコンセプトにより異なるが、本発明における好ましい
粘度は、常温で測定したばあい４５〜６５ポアズであ
る。粘度が４５ポアズ未満のばあいはジンクピリチオン
の分散安定性が低下し、粘度が６５ポアズより大きけれ
ば容器からシャンプーを取出しにくくなるなどの不都合
が生じる。
【００１５】本発明の好ましいシャンプーは、必要な毛
髪清浄化成分である、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル硫酸ナトリウム、ラウリン酸ジエタノールアミド、
セルローストリメチルアンモニウム塩およびふけ防止剤
であるジンクピリチオン、ならびに液体担体、好ましく
は水などの水性液体担体からなり、これら以外に、通常
シャンプーに用いられる防腐剤、ｐＨ調節剤、香料、色
素などの他の任意成分を併用しうる。
髪清浄化成分である、ポリオキシエチレンラウリルエー
テル硫酸ナトリウム、ラウリン酸ジエタノールアミド、
セルローストリメチルアンモニウム塩およびふけ防止剤
であるジンクピリチオン、ならびに液体担体、好ましく
は水などの水性液体担体からなり、これら以外に、通常
シャンプーに用いられる防腐剤、ｐＨ調節剤、香料、色
素などの他の任意成分を併用しうる。
【００１６】本発明のシャンプーは、前記の各成分を適
宜混合し、撹拌均一化する通常の方法で調整することが
できる。
宜混合し、撹拌均一化する通常の方法で調整することが
できる。
【００１７】本発明を以下の実施例および試験例にもと
づいてさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれら
に限定されるものではない。なお、以下に記載する％は
他にことわりのない限り重量％を意味する。
づいてさらに詳細に説明するが、本発明の範囲はこれら
に限定されるものではない。なお、以下に記載する％は
他にことわりのない限り重量％を意味する。
【００１８】実施例１ 成 分 含有量 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム （エチレンオキサイド３モル付加）２８％水溶液 ６８％ （実質１９．０％） ラウリン酸ジエタノールアミド ２．５％ レオガードＧ（セルローストリメチルアンモニウム塩 を５０％含有） １．２％ （実質０．６％） ジンクピリチオン １％ 香料・色素 微 量 精 製 水 適 量 となるように前記成分を混合し、さらに撹拌均一化を行
ないシャンプーを調製した。
ないシャンプーを調製した。
【００１９】比較例１および２ ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
（エチレンオキサイド３モル付加）を、それぞれラウリ
ル硫酸ナトリウム（比較例１）およびポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン（エチレ
ンオキサイド３モル付加）（比較例２）にかえたほか
は、実施例１と同様にしてシャンプーをそれぞれ調整し
た。
（エチレンオキサイド３モル付加）を、それぞれラウリ
ル硫酸ナトリウム（比較例１）およびポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル硫酸トリエタノールアミン（エチレ
ンオキサイド３モル付加）（比較例２）にかえたほか
は、実施例１と同様にしてシャンプーをそれぞれ調整し
た。
【００２０】試験例１アニオン性界面活性剤のジンクピリチオンの分散安定性
への影響 実施例１ならびに比較例１および２で調製されたシャン
プーを透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置し
て底部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオン
の沈降の程度を判定した。
への影響 実施例１ならびに比較例１および２で調製されたシャン
プーを透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置し
て底部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオン
の沈降の程度を判定した。
【００２１】結果を表１に示す。
【００２２】
【表１】
【００２３】ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
ナトリウムを類似の活性剤に変えたところ、１週間でジ
ンクピリチオンの沈降が認められた。
ナトリウムを類似の活性剤に変えたところ、１週間でジ
ンクピリチオンの沈降が認められた。
【００２４】比較例３および４ ラウリン酸ジエタノールアミドをそれぞれヤシ油脂肪酸
ジエタノールアミド（比較例３）およびミリスチン酸ジ
エタノールアミド（比較例４）にかえたほかは、実施例
１と同様にしてシャンプーをそれぞれ調製した。
ジエタノールアミド（比較例３）およびミリスチン酸ジ
エタノールアミド（比較例４）にかえたほかは、実施例
１と同様にしてシャンプーをそれぞれ調製した。
【００２５】試験例２脂肪酸ジエタノールアミドのジンクピリチオンの分散安
定性への影響 実施例１ならびに比較例３および４で調製されたシャン
プーを透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置し
て底部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオン
の沈降の程度を判定した。
定性への影響 実施例１ならびに比較例３および４で調製されたシャン
プーを透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置し
て底部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオン
の沈降の程度を判定した。
【００２６】結果を表２に示す。
【００２７】
【表２】
【００２８】ラウリン酸ジエタノールアミドのアルキル
基を他の脂肪酸に置き変えたものはジンクピリチオンの
沈降が３週間で認められた。
基を他の脂肪酸に置き変えたものはジンクピリチオンの
沈降が３週間で認められた。
【００２９】比較例５および６ １．２％レオガードＧ（０．６％セルローストリメチル
アンモニウム塩）をそれぞれ０．６％アルギン酸ナトリ
ウム（比較例５）および０．６％カルボキシメチルセル
ロース（比較例６）にかえたほかは、実施例１と同様に
してシャンプーをそれぞれ調製した。
アンモニウム塩）をそれぞれ０．６％アルギン酸ナトリ
ウム（比較例５）および０．６％カルボキシメチルセル
ロース（比較例６）にかえたほかは、実施例１と同様に
してシャンプーをそれぞれ調製した。
【００３０】試験例３水溶性高分子化合物のジンクピリチオンの分散安定性へ
の影響 実施例１ならびに比較例５および６で調製されたシャン
プーを透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置し
て底部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオン
の沈降の程度を判定した。さらに、３０名のパネラーに
ついて洗髪後のリンス効果を調べた。
の影響 実施例１ならびに比較例５および６で調製されたシャン
プーを透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置し
て底部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオン
の沈降の程度を判定した。さらに、３０名のパネラーに
ついて洗髪後のリンス効果を調べた。
【００３１】結果を表３に示す。
【００３２】
【表３】
【００３３】セルローストリメチルアンモニウム塩を他
の分散安定剤に置き変えたものはリンス効果がないばか
りか、１週間でジンクピリチオンの沈降が認められた。
の分散安定剤に置き変えたものはリンス効果がないばか
りか、１週間でジンクピリチオンの沈降が認められた。
【００３４】比較例７〜１１ 実施例１で用いたポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３モル付加）、ラ
ウリン酸ジエタノールアミド、セルローストリメチルア
ンモニウム塩の配合比率を表４のように変えたほかは実
施例１と同様にしてシャンプーをそれぞれ調製した。
硫酸ナトリウム（エチレンオキサイド３モル付加）、ラ
ウリン酸ジエタノールアミド、セルローストリメチルア
ンモニウム塩の配合比率を表４のように変えたほかは実
施例１と同様にしてシャンプーをそれぞれ調製した。
【００３５】試験例４配合比率のジンクピリチオンの分散安定性および粘度へ
の影響 実施例１および比較例７〜１１で調製されたシャンプー
を透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置して底
部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオンの沈
降の程度を判定した。さらに、粘度は２５℃において回
転粘度計（ビスコテスター (VISCOTESTER)、モデルＶＡ
−４Ｃ、リオン社（RION CO.,LTD.)製）で測定した。
の影響 実施例１および比較例７〜１１で調製されたシャンプー
を透明ガラス容器に入れ、４５℃で６カ月間静置して底
部を肉眼で観察することにより、ジンクピリチオンの沈
降の程度を判定した。さらに、粘度は２５℃において回
転粘度計（ビスコテスター (VISCOTESTER)、モデルＶＡ
−４Ｃ、リオン社（RION CO.,LTD.)製）で測定した。
【００３６】結果を表４に示す。
【００３７】
【表４】
【００３８】表４の結果から明らかなように、シャンプ
ーにおいてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナ
トリウム（エチレンオキサイド３モル付加）、ラウリン
酸ジエタノールアミドおよびセルローストリメチルアン
モニウム塩を配合しても、本発明のシャンプーにおける
重量配合比の範囲、すなわち１８．０〜２０．０：２．
４〜２．６：０．５〜０．７の範囲からはずれると、早
期にジンクピリチオンの沈降が認められたり、粘度が高
すぎるためにシャンプーとして不適当なものとなった。
ーにおいてポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナ
トリウム（エチレンオキサイド３モル付加）、ラウリン
酸ジエタノールアミドおよびセルローストリメチルアン
モニウム塩を配合しても、本発明のシャンプーにおける
重量配合比の範囲、すなわち１８．０〜２０．０：２．
４〜２．６：０．５〜０．７の範囲からはずれると、早
期にジンクピリチオンの沈降が認められたり、粘度が高
すぎるためにシャンプーとして不適当なものとなった。
【００３９】比較例１２〜１４ 比較例１２として、ジンクピリチオンを配合しないこと
以外は実施例１と同様にしてシャンプーを調製した。ま
た、ジンクピリチオンおよびラウリン酸ジエタノールア
ミドを配合しないものを比較例１３とし、ジンクピリチ
オンおよびセルローストリメチルアンモニウム塩を配合
しないものを比較例１４として、それ以外は実施例１と
同様にしてそれぞれのシャンプーを調製した。
以外は実施例１と同様にしてシャンプーを調製した。ま
た、ジンクピリチオンおよびラウリン酸ジエタノールア
ミドを配合しないものを比較例１３とし、ジンクピリチ
オンおよびセルローストリメチルアンモニウム塩を配合
しないものを比較例１４として、それ以外は実施例１と
同様にしてそれぞれのシャンプーを調製した。
【００４０】試験例５ラウリン酸ジエタノールアミドおよびセルローストリメ
チルアンモニウム塩の豊かな泡の生成への影響 実施例１および比較例１２〜１４で調整されたシャンプ
ーに関して豊かな泡、すなわちクリーミィーな感じの泡
が生成するかどうかを調べるため３０名のパネラーにつ
いて泡の官能試験を行なった。
チルアンモニウム塩の豊かな泡の生成への影響 実施例１および比較例１２〜１４で調整されたシャンプ
ーに関して豊かな泡、すなわちクリーミィーな感じの泡
が生成するかどうかを調べるため３０名のパネラーにつ
いて泡の官能試験を行なった。
【００４１】結果を表５に示す。
【００４２】
【表５】
【００４３】表５に示されるように、実施例１および比
較例１２の処方の差はジンクピリチオンの配合の有無で
あるが、豊かな泡の生成についての差はほとんど認めら
れなかった。一方、比較例１３および１４では豊かな泡
の生成を感じる人が大幅に減少し、普通程度の泡の生成
を感じる人が３分の１程度となった。
較例１２の処方の差はジンクピリチオンの配合の有無で
あるが、豊かな泡の生成についての差はほとんど認めら
れなかった。一方、比較例１３および１４では豊かな泡
の生成を感じる人が大幅に減少し、普通程度の泡の生成
を感じる人が３分の１程度となった。
【００４４】比較例１５および１６ 比較例１５として、ジンクピリチオンを配合せず、セル
ローストリメチルアンモニウム塩をアルギン酸ナトリウ
ムに代えたこと以外は実施例１と同様にしてシャンプー
を調製した。また、比較例１６としてアルギン酸ナトリ
ウムをカルボキシメチルセルロースに代えたほかは比較
例１５と同様にしてシャンプーを調製した。
ローストリメチルアンモニウム塩をアルギン酸ナトリウ
ムに代えたこと以外は実施例１と同様にしてシャンプー
を調製した。また、比較例１６としてアルギン酸ナトリ
ウムをカルボキシメチルセルロースに代えたほかは比較
例１５と同様にしてシャンプーを調製した。
【００４５】試験例６水溶性高分子化合物の有無によるリンス効果への影響 実施例１ならびに比較例１２、１５および１６で調製さ
れたシャンプーについてリンス効果を調べるため３０名
のパネラーによる使用試験を行なった。
れたシャンプーについてリンス効果を調べるため３０名
のパネラーによる使用試験を行なった。
【００４６】結果を表６に示す。
【００４７】
【表６】
【００４８】表６に示したように、実施例１と比較例１
２のジンクピリチオンの有無の差ではリンス効果に差は
全く認められなかった。しかしながら、セルローストリ
メチルアンモニウム塩を他の水溶性高分子化合物に変更
したシャンプーについてはほとんどリンス効果が無いと
いう結果がえられた。
２のジンクピリチオンの有無の差ではリンス効果に差は
全く認められなかった。しかしながら、セルローストリ
メチルアンモニウム塩を他の水溶性高分子化合物に変更
したシャンプーについてはほとんどリンス効果が無いと
いう結果がえられた。
【００４９】
【発明の効果】本発明のシャンプーは、ジンクピリチオ
ンに対する分散安定性が著しく優れており、ジンクピリ
チオンが長期間の貯蔵中に沈降、凝集することは全くな
く、優れた抗菌性と耐ふけ性を発揮でき、また、豊かな
泡が生成すると共に、特定の水溶性高分子化合物、すな
わちセルローストリメチルアンモニウム塩の配合によ
り、毛髪を柔軟でしなやかにし、かつ櫛やブラシの通り
を良くするなどの効果を奏する。
ンに対する分散安定性が著しく優れており、ジンクピリ
チオンが長期間の貯蔵中に沈降、凝集することは全くな
く、優れた抗菌性と耐ふけ性を発揮でき、また、豊かな
泡が生成すると共に、特定の水溶性高分子化合物、すな
わちセルローストリメチルアンモニウム塩の配合によ
り、毛髪を柔軟でしなやかにし、かつ櫛やブラシの通り
を良くするなどの効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ１１Ｄ 1:29 1:52）
Claims (1)
- 【請求項１】 １８．０〜２０．０重量部のポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（エチレンオ
キサイド３モル付加）、２．４〜２．６重量部のラウリ
ン酸ジエタノールアミド、０．５〜０．７重量部のセル
ローストリメチルアンモニウム塩および０．５〜５．０
重量部のジンクピリチオンからなるシャンプー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960794A JPH0812535A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | シャンプー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14960794A JPH0812535A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | シャンプー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0812535A true JPH0812535A (ja) | 1996-01-16 |
Family
ID=15478913
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14960794A Pending JPH0812535A (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | シャンプー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0812535A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6249763B1 (en) | 1997-11-17 | 2001-06-19 | International Business Machines Corporation | Speech recognition apparatus and method |
| EP0975223A4 (en) * | 1997-04-18 | 2002-11-27 | Arch Chem Inc | IN SITU PREPARATION OF ZINC PYRITHIONE |
| US8709460B2 (en) | 1999-03-05 | 2014-04-29 | Arch Chemicals, Inc. | Chemical method of making a suspension, emulsion or dispersion of pyrithione particles |
| US11207252B2 (en) | 2013-06-28 | 2021-12-28 | Arxada Ag | Synergistic preservative blends |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP14960794A patent/JPH0812535A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0975223A4 (en) * | 1997-04-18 | 2002-11-27 | Arch Chem Inc | IN SITU PREPARATION OF ZINC PYRITHIONE |
| US6249763B1 (en) | 1997-11-17 | 2001-06-19 | International Business Machines Corporation | Speech recognition apparatus and method |
| US8709460B2 (en) | 1999-03-05 | 2014-04-29 | Arch Chemicals, Inc. | Chemical method of making a suspension, emulsion or dispersion of pyrithione particles |
| US11207252B2 (en) | 2013-06-28 | 2021-12-28 | Arxada Ag | Synergistic preservative blends |
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