JPH08115332A - マルチメディア情報の管理方法 - Google Patents

マルチメディア情報の管理方法

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Publication number
JPH08115332A
JPH08115332A JP6250615A JP25061594A JPH08115332A JP H08115332 A JPH08115332 A JP H08115332A JP 6250615 A JP6250615 A JP 6250615A JP 25061594 A JP25061594 A JP 25061594A JP H08115332 A JPH08115332 A JP H08115332A
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JP
Japan
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context
node
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Application number
JP6250615A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Hamano
隆芳 濱野
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユーザ単位の段階やマルチメディア情報自体
の段階に制限されることなく、マルチメディア情報を管
理する。 【構成】 リンク・アイコンを指示すると、コンテキス
ト・オブジェクトを取り出し、最初のコンテキスト・オ
ブジェクトを表示対象として設定する(102〜10
6)。設定されたコンテキスト・オブジェクトの中にア
クティブなコンテキストがあるときコンテキストの可視
性を表す属性情報を取り込んで可視性が真(ビジブル)
の場合に(110〜114)、ボックスを可視化する
(118)。このようにして、リンク・アイコンを描画
する。これらを全てのコンテキストの処理を終了するま
で繰り返し実行し(108)、インアクティブなコンテ
キストをボンヤリと表示するときにボンヤリとした表示
でリンク・アイコンを描画する(120〜124)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチメディア情報の
管理方法にかかり、特に、文字、音及び図形等のマルチ
メディア情報を管理するマルチメディア情報の管理方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のマイクロコンピュータやオフィス
コンピュータの技術進歩に伴って、CPU等の処理の高
速化やHDD装置等の記憶装置の大容量化が進んでい
る。このため、このようなコンピュータを用いたシステ
ムにおいて、テキスト等の文字情報、音楽や音声等の音
情報及びCAD等の線画やペイント系のイメージによる
図形情報等のマルチメディア情報が、手軽に記憶や再生
することができるようになってきている。
【0003】情報化社会の発展により、急激に増加する
情報洪水のなかで、必要な情報を検索するには、マルチ
メディア情報を論理的に関連付けて各々の情報を表示さ
せることが必要である。例えば、テキストや図形等のマ
ルチメディア情報を提示するためのシステムでは、1つ
以上のマルチメディア情報からなる1連の情報をノード
として扱い、次のノードの表示へ移行するためのリンク
用アイコンをデータと共に表示し、使用者がリンク用ア
イコンをマウス等により選択すると、次のノードのデー
タ表示に画面が切り換わるようにしている。リンク用ア
イコンは、1つのノード内に複数個の存在が可能であ
り、ノード間に対するリンクも自在に設定できる。
【0004】このようなシステムでは、ユーザに関わら
ずノードの表示が可能となるので、特定のユーザのみに
対応する一部のノードに対する表示の抑制ができない。
このために、ユーザに対応して、一部のノードの表示の
抑制や省略を行いたい場合に、その設定を容易に行える
ようにした、ユーザによってノード表示の抑制をするこ
とができるプレゼンテーション装置がある(特開平3−
154969号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プレゼンテーション装置では、ノードの表示抑制がユー
ザ単位であるため、例えばグルーピング(集合化)、レ
イヤ化またはレベル付け(階層化)されているような情
報の特定段階での表示を制御することができない。ま
た、実行性の抑制も表示によってなされるため、マルチ
メディア情報を用いたノード(プログラム)の実行はで
きないが存在のみを報知するようなラベル情報を提供す
ることができない。
【0006】本発明は、上記事実を考慮して、ユーザ単
位の段階やマルチメディア情報自体の段階に制限される
ことなく、マルチメディア情報を管理できるマルチメデ
ィア情報の管理方法を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、文字情報、音情報、及び図形情報の少なく
とも1つのマルチメディア情報が記憶された複数のノー
ドと、当該ノード間を関連付けるリンク情報が記憶され
たリンクと、を用いて一連の処理を行うにあたり、当該
処理をするために前記各情報を管理するマルチメディア
情報の管理方法であって、文脈を、ユーザの識別情報と
前記ノード及びリンクを表す識別情報とを用いて表した
コンテキストを生成し、生成されたコンテキストを表示
する。
【0008】また、前記コンテキストは、当該コンテキ
スト自体の表示及び実行の少なくとも一方の許可または
抑制を表す属性情報を含んで生成されることができる。
【0009】また、前記属性情報は、前記表示及び実行
の少なくとも一方について排他性を有するようにしても
よい。
【0010】
【作用】本発明のマルチメディア情報の管理方法は、文
字情報、音情報、及び図形情報の少なくとも1つのマル
チメディア情報が記憶された複数のノードと、当該ノー
ド間を関連付けるリンク情報が記憶されたリンクと、を
用いて一連の処理を行うにあたり、文脈を、ユーザの識
別情報とノード及びリンクを表す識別情報とを用いて表
したコンテキストを生成し、生成されたコンテキストを
表示することによって管理する。この文脈は、他と区別
できる情報のかたまりの総体である。このように、文脈
を表すコンテキストが明示的になり、ユーザに対して必
要とするノード及びリンクを促すことができる。
【0011】また、上記のマルチメディア情報の管理方
法において、コンテキスト自体の表示及び実行の少なく
とも一方の許可または抑制を表す属性情報を含んでコン
テキストを生成するようにすれば、ユーザ単位であると
共に当該ユーザが指定する部位、すなわちノードやリン
クによる複数のノードについて表示及び実行の少なくと
も一方を許可や抑制することができる。
【0012】さらに、属性情報として、表示及び実行の
少なくとも一方について排他性を有するようにすれば、
他のコンテキストが表示や実行されることがない。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本実施例は、文字情報、音情報、及び図
形情報等のマルチメディア情報としてのハイパー・デー
タを扱うハイパーシステム(ハイパーテキストやハイパ
ーカード等のシステム)に本発明を適用したものであ
る。なお、以下の説明では、文字情報(テキスト)、音
情報(サウンド)、及び図形情報(イメージ)等のハイ
パー・データを纏めて用いるドキュメントを、ユーザが
利用する場合を説明する。このハイパーシステムのハイ
パー・データは、以下に説明するように、1または複数
のコンテキストに帰属され、このコンテキストのもとに
管理される。このコンテキストとは、原理的に文脈(を
表す情報)の謂である。つまり、コンテキストである文
脈は、他と区別できる情報のかたまりの総体であり、こ
のかたまりによって情報には意味が与えられる。従っ
て、このかたまり自身は任意の属性を有すると共に、意
味付けが可能となる。
【0014】通常のシステムでは、コンテキストは、デ
ータの記述や構成中にインプリシット(暗黙のうち)に
記述され(埋もれ)ている。本実施例では、このコンテ
キストを明示的に扱うものである。詳細は後述するが、
例えば、オブジェクトは複数のコンテキストに関与し得
るものであり、各々のコンテキスト中で異なる役割を果
たすことがある。従って、異なるユーザにとっての関心
がオブジェクトの一側面のみにある場合がある。この場
合、他の側面の記述が不要であると共に、仮に記述され
ていた場合には関心のあるオブジェクトを必要とする異
なるユーザの妨げになり得る。また、オブジェクトの全
ての面を必要とする場合、コンテキストでの記述が明示
的に冗長性を有さずに整理されていることはユーザにと
って理解の一助となる。更にコンテキストを利用して中
小レベルの可視性を制御し得ることもユーザの思考を発
展させることに寄与することとなる。
【0015】図1に示すようにハイパーシステムは、パ
ーソナルコンピュータ16、及びプリンタ18を備えて
いる。このパーソナルコンピュータ16は、データ等を
入力するためのキーボード10、予め記憶されたプログ
ラムに従って所望の情報を表示実行させるためのコンピ
ュータ本体12、及び後述する処理プログラム(図9
等)によるコンピュータ本体12の演算結果等を表示す
るディスプレイ14から構成されている。このコンピュ
ータ本体12は、メインCPU22、メインメモリ24
を含んで構成されている。なお、コンピュータ本体12
には、画面上において座標を指示するための入力装置
(ポインティングデバイス)としてのマウス20が接続
されている。なお、プリンタ18は、所望のテキストや
図形等のマルチメディア情報を印刷等の出力をするため
のものである。
【0016】図2に示すように、本実施例のハイパーシ
ステムでは、メインCPU22、メイン・メモリ24、
キーボード10、マウス20、ディスプレイ14、プリ
ンタ18及び外部記憶装置26がバス28によって共通
に接続されている。メイン・メモリ24には、OSを含
む基本プログラム、及び後述する処理を実行するための
実行ルーチンが記憶されている。メインCPU22は、
これらプログラムをメイン・メモリ24のメモリ資源を
利用して実行する。外部記憶装置26には、作成済の文
書データ、またメイン・メモリにロードされるプログラ
ム・コード、データ等が記憶されている。本実施例で
は、ハードディスク(リジットディスク)を用いてい
る。ディスプレイ14は表示装置であり、画像、文書デ
ータが表示される。なお、マウス20は左ボタンと右ボ
タンの2つのボタンを有している(図1参照)。
【0017】次に、本実施例におけるコンテキストの扱
いを説明する。上記のノード及びリンクは全てコンテキ
ストに所属するものとして管理する。本実施例では、ノ
ード及びリンクは、後述するシステム・コンテキスト
(SystemContext)、全てのユーザに開放された等のパ
ブリックコンテキスト(Public Context)、複数の指定
されたユーザ(グループ)のみに開放された等のフレン
ズコンテキスト(Friend Context)、特定のユーザのみ
に(私的に)開放された等のプライベートコンテキスト
(Private Context )の4つに大別された何れかのコン
テキストに属される。なお、このコンテキストは、上記
の4つに限定されるものではなく、後述するように、新
規に生成することができる。また、既存のコンテキスト
ではノードやリンクを追加や削除することができる。
【0018】システム・コンテキストは、ハイパーシス
テムが提供する暗黙的なコンテキストであり、各種処理
プログラムやコマンド等の実行可能なファイル等のノー
ドやリンクが属されている。このシステム・コンテキス
トは常時ビジブル(可視性が真)で実行可能である。
【0019】図3には、コンテキストの関係を視覚的に
捉えた概念図を示した。なお、以下の説明において、ボ
ックスとは、上記のコンテキストで分類されるドキュメ
ント等の或るノード及びリンクの集まりの総称をいい、
ノード間の階層関係を表現するために用いる。
【0020】ドキュメントの編集等をするときのディス
プレイ14には、インターフェイスボックス40が表示
される。このインターフェイスボックス40は、システ
ム・コンテキストSyCに帰属するノードであり、パブ
リック・コンテキストPuCに帰属するノードを表すバ
ブリックボックス42、フレンズ・コンテキストFrC
に帰属するノードを表すフレンズボックス44、プライ
ベート・コンテキストPrCに帰属するノードを表すプ
ライベートボックス46の3つのボックスを含んでい
る。このインタフェースボックス40は、ファイル管理
で周知のツリー構造におけるルートディレクトリのファ
イル表示に相当する。
【0021】パブリックボックス42は、次ノードへ移
行指示するためのリンク・アイコンを兼ねており、この
リンク・アイコンであるパブリックボックス42の領域
内をマウス20によりクリックすると、次のノードPubl
icへ移行し、ノードPublicを表示する。なお、以下に説
明するボックスは、次ノードへ移行指示するためのリン
ク・アイコンを兼ねている。
【0022】図3では、ノードPublicは、ボックスPi
を含んでいる。このボックスPiをマウス20によりク
リックすると、次のノードであるボックスPiへ移行
し、ボックスPiを表示する。このボックスPiにはそ
の構成要素として、ボックスPjとフレンズコンテキス
トFrCに帰属するノードであるボックスFjが含まれ
ている。各々のボックスPjをマウス20によりクリッ
クすると、次のノードのハイパー・データであるノード
Pjへ移行し、ハイパー・データを表示する。同様に、
ボックスFjをマウス20によりクリックすると、次の
ノードのボックスFjへ移行し、表示する。
【0023】また、フレンズボックス44の領域内をマ
ウス20によりクリックすると、次のノードFriends へ
移行し、ノードFriends を表示する。ノードFriends
は、ボックスFjを含んでいる。このボックスFjをマ
ウス20によりクリックすると、次のノードであるボッ
クスFjへ移行し、ボックスFjを表示する。このボッ
クスFjにはその構成要素としてプライベートコンテキ
ストPrCに帰属するノードであるボックスRk、Rl
が含まれている。また、プライベートボックス46の領
域内をマウス20によりクリックすると、プライベート
コンテキストPrCに帰属する次のノードPrivate へ移
行し、ノードPrivate を表示する。ノードPrivate は、
ボックスRk,Rlを含んでいる。このボックスRk,
Rlをマウス20によりクリックすると、次のノードの
ハイパー・データであるノードRk,Rlへ移行し、ハ
イパー・データを表示する。このように、各コンテキス
トでは、ノードやリンクの関係が階層構造的に表現さ
れ、順次階層構造的に次のノードへと移行する。
【0024】上記コンテキストは、以下の表1に示すユ
ーザ毎の属性情報を有している。
【0025】
【表1】
【0026】属性情報の1つであるユーザ名は、このコ
ンテキストを生成または利用する等のユーザ名等の識別
子である。次の可視性は、コンテキストのノードまたは
リンク(・アイコン)を可視とするか否かを表す属性情
報である。従って、可視性を表す属性情報が真(例え
ば、データとして「T」や「1」)のときにはノードま
たはリンクが表示され、偽(例えば、データとして
「F」や「0」)のときには表示されない。なお、可視
性が偽のときの属性情報として、全く見えないように
する、ボンヤリとだけは見せるようにする、の2つの
モードを用意し、ハイパーシステムのメニューから選択
するようにしてもよい。次の実行性は、そのリンクが実
行可能であるか否かを表す属性情報である。リンクが実
行可能である場合には実行性の属性情報は真となり、リ
ンク・アイコンをマウスでクリックするとそのノード等
の要素が表示される。次の編集可能性は、ノード等の要
素の内容をそのユーザが変更できるか否かを表す属性情
報である。次に連続する可、実、編は、上記の可視性、
実行性、編集可能性の各々についてアクセス属性をユー
ザが変更できるか否かを表す属性情報である。
【0027】なお、コンテキストは、上記の属性情報以
外に、排他性を表す属性情報をさらに備えることができ
る。この排他性を表す属性情報を備えることによって、
排他的なコンテキストは、他のコンテキストと共存する
ことがない。
【0028】以下、本実施例の作用を、コンテキストの
生成等の作動と共に説明する。ハイパーシステムが起動
すると、ディスプレイ14には図7に示す初期ウインド
ウ50が表示される。この初期ウインドウ50は、指示
バー52及びこの初期ウインドウ50に関するコメント
が表示されるコメントエリア54から構成される。指示
バー52は、表示ボタン66を含んでいる。この表示ボ
タン66は、マウス20によって画面上に表示された矢
印等のマークを位置させてクリックすることによって該
当する処理へ移行することが指示される領域である。
【0029】本ハイパーシステムが有するコンテキスト
は、アクティブなコンテキスト・セットとインアクティ
ブなコンテキスト・セットに大別される。インアクティ
ブなコンテキストは、上述のアクセス属性情報の如何に
かかわらずユーザには不可視の状態であることが提示さ
れ、実行不能である。一方、アクティブなコンテキスト
は、上述のアクセス属性情報に従ってユーザに該当する
状態で提示され、実行可能である。
【0030】アクティブなコンテキストのセットはメニ
ューウインドウ60でセットする。すなわち、ユーザに
より上記の表示ボタン66がクリックされると、図7に
示すように、メニューウインドウ60が表示される。こ
のメニューウインドウ60内には本ハイパーシステムに
おける最上位のコンテキストが表示される。このメニュ
ーウインドウ60では、図4に示すように、表示される
コンテキストのうち、アクティブ・コンテキストが分類
線60Aより上部に、またインアクティブ・コンテキス
トが分類線60Aより下部に分類されて表示される。
【0031】この表示されたアクティブ・コンテキスト
の1つをマウス20を用いてクリックして選択すると選
択されたコンテキストはインアクティブな状態(インア
クティブ・コンテキスト)になる。また、インアクティ
ブなコンテキストを選択すると選択されたコンテキスト
はアクティブな状態(アクティブ・コンテキスト)にな
る。
【0032】次に、コンテキストの生成・編集処理を説
明する。ユーザによりハイパーシステムの図示しないメ
インメニューに含まれる生成コマンドが実行されると、
図5に示すように、コンテキスト作成・変更シート70
が表示される。このコンテキスト作成・変更シート70
は、上記のメニューウインドウ50と同様に、指示バー
72及びコメント等が表示されるコメントエリア74か
ら構成される。指示バー72は、属性行追加ボタン72
A、完了ボタン72B、及び取消ボタン72Cを含んで
いる。
【0033】また、コメントエリア74には、コンテキ
スト名欄72B、ドキュメンテーション欄72C、上述
のアクセス属性情報に対応するユーザ名欄74D、可視
性欄74E、実行性欄74F、編集可能性欄74G、ユ
ーザ変更の可否を表す欄74Hを含んでいる。
【0034】上記のコンテキスト名欄74Bには、コン
テキストの名前を入力する。すなわち、コンテキスト名
欄74B近傍の入力指示ボタン74Aをクリックする
と、現存するコンテキスト名がウインドウ形式で一覧表
示される(図示省略)。一覧表示された中のコンテキス
トを、マウス20のクリックにより選択した場合には、
コンテキスト名欄74Bに選択されたコンテキストの名
前が格納され、以下の欄すなわち、ドキュメンテーショ
ン欄72C、上述のアクセス属性情報に対応するユーザ
名欄74D、可視性欄74E、実行性欄74F、編集可
能性欄74G、ユーザ変更の可否を表す欄74Hには選
択されたコンテキストの情報が自動的に格納される。
【0035】ドキュメンテーション欄74Cにはマウス
20によってこの欄を選択指示した後にコンテキストを
説明する文字や記号等を入力する。ユーザ名欄74Dに
はこのコンテキストを利用するユーザの名前を文字や図
形で入力する。可視性欄74E、実行性欄74F、編集
可能性欄74G、ユーザ変更の可否を表す欄74Hであ
る他の欄はトグル・アイテムになっており、マウス20
のクリックにより真偽が反転する。例えば、真の場合は
シェードがかかった表示となる。
【0036】次に、コンテキストへの帰属処理を説明す
る。本実施例では、コンテキストへの帰属は、ノード単
位で行う。そのノードへのリンクは、そのノードと同じ
コンテキストに帰属させる。なお、リンク・アイコンを
別個のアイコンとして形成する場合には、このリンク・
アイコンも、そのノードと同じコンテキストに帰属させ
る。この処理を以下に説明する。
【0037】ユーザによりハイパーシステムの図示しな
いメインメニューに含まれる生成コマンドが実行される
と、図6に示すように、コンテキスト帰属シート70が
表示される。このコンテキスト帰属シート80は、上記
のメニューウインドウ50と同様に、指示バー82及び
コメントエリア84から構成される。指示バー82は、
追加ボタン82A、削除ボタン82B、showコンテ
キストボタン82C、完了ボタン82D、及び取消ボタ
ン82Eを含んでいる。また、コメントエリア84に
は、コンテキスト名欄82B及びノード欄82Cを含ん
でいる。
【0038】コンテキスト名欄84Bは、上記コンテキ
スト作成・変更シート70と同様に、コンテキストの名
前等を表示するための欄であり、ノード欄84Cはノー
ドを表す文字や記号等を表示するための欄である。すな
わち、コンテキスト名欄84B近傍の入力指示ボタン8
4Aをクリックすると、現存するコンテキスト名がウイ
ンドウ形式で一覧表示される(図示省略)。一覧表示さ
れた中のコンテキストを、マウス20のクリックにより
選択した場合には、コンテキスト名欄84Bに選択され
たコンテキストの名前等(アイコンでもよい)が格納さ
れる。これと共に、格納されたコンテキストに帰属する
ノードを表す文字や記号等が自動的に格納される。ま
た、このノード欄84Cにはノードを表す文字や記号等
を直接入力してもよい。なお、ノード欄82Cに表示さ
れた文字や記号等は、トグル・アイテムとして扱うこと
が可能であり、マウス20のクリック(選択または未選
択)により真偽が反転する。例えば、未選択の場合はそ
のままの表示であり、選択された場合はシェードをかけ
て表示させることができる。
【0039】追加の処理を表す追加ボタン82Aをクリ
ックすると、ノード欄82Cに指定されているノード
(例えば、シェードがかかったノード)が指定されたコ
ンテキストに登録される。削除の処理を表す削除ボタン
82Bをクリックすると、指定されているノードが指定
されたコンテキストから削除される。showコンテキ
ストボタン82Cをクリックするとノード欄82Cに指
定されたノード(または、クリック選択されたノード)
のコンテキスト名をコンテキスト名欄84Bにセットす
る。完了ボタン82Dをクリックすると、コンテキスト
の帰属処理を完了する。取消ボタン82Eをクリックす
ると、直前までに行った処理を取り消して、コンテキス
トの帰属処理の開始状態に復帰する。
【0040】なお、ノードをコンテキスト帰属させるに
は、図7に示したノードのヘッダー部分のメニューウイ
ンドウで指定してもよい。このメニューウインドウでは
現在帰属しているコンテキストは他と異なったフォント
また属性で表示される。この場合、現在帰属しているコ
ンテキストを選択すると、選択されたコンテキストから
は当該ノードが削除され、また現在所属していないコン
テキストを選択すると、新規に帰属されるようにする。
【0041】以上説明したコンテキストについて、本実
施例のハイパーシステムにおけるノードに関係する作動
を説明するための構成概念をブロック図として図7に示
した。
【0042】ハイパー・データを含む各ノードは、外部
記憶装置26にコード化されて記憶されている。これら
記憶されたコード化されたノードの集合であるノード・
オブジェクト90は、ディスプレイ14を含むハード資
源(図2)により構成される表示部88に関連する。こ
の表示部88は、コンテキストの表示等をするため、コ
ンテキスト・オブジェクト92に関連する。このコンテ
キスト・オブジェクト92は、実体的にコンテキストを
扱うためのコード化された情報の集合である。このコン
テキスト・オブジェクト92は、は、コンテキスト管理
部98に関連する。このコンテキスト管理部98は、後
述するプログラム(図9)により作動するメインCPU
22を含むハード資源(図2)により構成される。
【0043】コンテキスト管理部98は、コンテキスト
のアクティブ・セット、インアクティブ・セットを保持
している。図中、黒丸94は0個以上を意味すると共
に、菱形96は集約を意味する。すなわち、コンテキス
ト管理部98のアクティブ・セット、インアクティブ・
セットは、各々0個以上のコンテキスト・オブジェクト
からなる。この場合、上述のように、コンテキストがア
クティブ・セット及びインアクティブ・セットの一方か
ら他方へに状態が変更されたら、その変更されたコンテ
キスト・オブジュクトに対し、実効アクセス属性情報
(すなわち、この場合、可視性及び実行性を表す情報)
を変更する。
【0044】コンテキスト・オブジェクト92に含まれ
る各コンテキスト・オブジェクトは、コンテキストを生
成するための0個以上のノード・オブジェクトに関連す
る。実際的には、属性情報は、ユーザ名をキーとしたテ
ーブルとしてメモリや外部記憶装置に保持される。図5
を用いて説明したコンテキスト生成・変更シート70
は、コンテキスト管理部98が生成するが、その実体
(中身)はこのコンテキスト・オブジェクト92を参照
することで生成される。または、新規なコンテキスト・
オブジェクトを生成し、コンテキスト・オブジェクト9
2に格納する。
【0045】ノード・オブジェクトは、1個以上のコン
テキスト・オブジェクトに関連する。図7に示したメニ
ューウインドウの生成はこのノード・オブジェクトを参
照してなされる。リンクはノード・オブジェクト、すな
わちノードを対象とするリンクがこのノード・オブジェ
クト90内に対象とするノードに関連されて管理されて
いる。リンク・アイコンの描画方法もこのノード・オブ
ジェクトが提供する。すなわち上記ボックスまたはノー
ドを表示する際、その描画方法は、ノード・オブジェク
ト90に出力される。
【0046】次に、これら処理、すなわち、コンテキス
トに帰属するボックスまたはノードを表示する際の処理
を図8のフローチャートを用いて説明する。
【0047】上記で説明したリンク・アイコンを兼ねる
ボックスがマウス20の指示でクリックされると、図8
のステップ102において、ボックスがクリックされた
ことを認知して、次のステップ104へ進む。このステ
ップ104では、ノード・オブジェクトに関連するコン
テキスト・オブジェクトを取り出す(関連するコンテキ
スト・オブジェクトは内部に保持されている)。次のス
テップ106では、取り出されたコンテキスト・オブジ
ェクトのうち、最初のコンテキスト・オブジェクトを表
示対象として設定した後にステップ108へ進み、全て
のコンテキストの処理を終了したか否かを判断し、否定
判断の場合には、ステップ110へ進む。ステップ11
0では、設定されたコンテキスト・オブジェクトの中に
アクティブなコンテキストがあるか否かを判断する。否
定判断の場合には、ステップ116へ進み、肯定判断の
場合には、次のステップ112においてコンテキストの
可視性を表す属性情報を取り込んで、次のステップ11
4において可視性が真(ビジブル)か否かを判断する。
可視性が偽の場合にはステップ116において対象とな
るコンテキスト・オブジェクトを次のコンテキスト・オ
ブジェクトに設定し、ステップ108へ戻る。一方、可
視性が真の場合には、ステップ118においてボックス
を可視化する。例えば、可視化とは、強調表示すること
をいう。なお、可視化でない不可視化の場合には、後述
するようにボンヤリと表示することができる。このよう
にして、リンク・アイコンを描画する。
【0048】上記ステップ108で肯定判断され、全て
のコンテキストの処理を終了した場合には、ステップ1
20において、インアクティブなコンテキストの表示形
式を取り込む。次のステップ122では、取り込んだ表
示形式がグレイ、すなわち、ボンヤリ表示か否かを判断
し、肯定判断の場合には次のステップ124においてボ
ンヤリとした表示でリンク・アイコンを描画し、否定判
断の場合にはそのまま本ルーチンを終了する。
【0049】このように、本実施例では、ハイパー・デ
ータの記述、構成の中に暗黙の内に記述されている(ま
たは埋もれている)コンテキストを明示的に扱ってい
る。このため、プログラムやハイパー・データ等のノー
ドに対応する様々なコンテキストに関与するオブジェク
トを、その各々のコンテキストの中で異なった役割を担
った場合でも、その役割を抽出して提供することができ
る。従って、或る人にとって関心があるオブジェクトの
特定の側面だけを抽出することができ、不要となる他の
側面の記述を抑制(上記で説明したグレイ等)できる。
また、全ての面を見たい場合には、コンテキストによる
記述によって明示的に冗長性を有さずに整理することが
できるのでユーザの理解を促進することができる。更
に、コンテキストを利用して、一連の処理の中に埋没さ
れた中小レベルのノードを明示的に抽出することができ
るので、中小レベルのノードを使用する上での可能性を
制御でき、ユーザの断片的な思考を具体化させるための
一助となる。
【0050】本実施例では、1階層のコンテキストにつ
いて説明したが、コンテキストに階層構造を有するよう
にしてもよい。このようにすれば、より良い排他性の制
御が可能となる。また、コンテキストには、ノード(含
むブックス等)以外のものも所属させて管理することが
できる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
脈を表すコンテキストを明示的にすることによってユー
ザが必要とするノード及びリンクを促すことができ、ユ
ーザ単位の段階やマルチメディア情報自体の段階に制限
されることなく、マルチメディア情報を管理することが
できる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能なハイパーシステムの概略構
成図である。
【図2】ハイパーシステムの各要素の接続関係を示すブ
ロック図である。
【図3】ノード及びリンクがコンテキストに所属し管理
されることを示すイメージ図である。
【図4】コンテキストに関連するメニューを示すイメー
ジ図である。
【図5】コンテキストの生成及び編集のための画面を示
すイメージ図である。
【図6】ノードをコンテキストに帰属させるための画面
を示すイメージ図である。
【図7】生成されるコンテキストのメニュー画面を示す
イメージ図である。
【図8】コンテキストとノード・オブジェクトの関連を
示すイメージ図である。
【図9】コンテキストに関連する要素を表示するための
処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
14 ディスプレイ 22 メインCPU 24 メインメモリ 26 外部記憶装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字情報、音情報、及び図形情報の少な
    くとも1つのマルチメディア情報が記憶された複数のノ
    ードと、当該ノード間を関連付けるリンク情報が記憶さ
    れたリンクと、を用いて一連の処理を行うにあたり、当
    該処理をするために前記各情報を管理するマルチメディ
    ア情報の管理方法であって、 文脈を、ユーザの識別情報と前記ノード及びリンクを表
    す識別情報とを用いて表したコンテキストを生成し、 生成されたコンテキストを表示する、 ことを特徴とするマルチメディア情報の管理方法。
  2. 【請求項2】 前記コンテキストは、当該コンテキスト
    自体の表示及び実行の少なくとも一方の許可または抑制
    を表す属性情報を含んで生成されることを特徴とする請
    求項1に記載のマルチメディア情報の管理方法。
  3. 【請求項3】 前記属性情報は、前記表示及び実行の少
    なくとも一方について排他性を有することを特徴とする
    請求項2に記載のマルチメディア情報の管理方法。
JP6250615A 1994-10-17 1994-10-17 マルチメディア情報の管理方法 Pending JPH08115332A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11161672A (ja) * 1997-12-01 1999-06-18 Mitsubishi Electric Corp サーバ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11161672A (ja) * 1997-12-01 1999-06-18 Mitsubishi Electric Corp サーバ
US6240455B1 (en) 1997-12-01 2001-05-29 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Internet server providing link destination deletion, alteration, and addition

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