JPH08114695A - 中性子検出器 - Google Patents

中性子検出器

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Publication number
JPH08114695A
JPH08114695A JP6248197A JP24819794A JPH08114695A JP H08114695 A JPH08114695 A JP H08114695A JP 6248197 A JP6248197 A JP 6248197A JP 24819794 A JP24819794 A JP 24819794A JP H08114695 A JPH08114695 A JP H08114695A
Authority
JP
Japan
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neutron detector
neutron
detector
dry tube
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP6248197A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Takita
雅美 滝田
Eiji Seki
英治 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6248197A priority Critical patent/JPH08114695A/ja
Publication of JPH08114695A publication Critical patent/JPH08114695A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、中性子検出器を冷却材ある
いは減速材に直接接触しないようドライチューブに挿入
した中性子検出器でドライチューブ内のヘリウムガスが
抜けてしまった場合でも検出器の冷却が可能な中性子検
出器を提供することにある。 【構成】 本発明は、中性子検出位置に設置されるドラ
イチューブ3と、このドライチューブ内に収容され中性
子を検出する中性子検出部1を有する中性子検出器10に
おいて、前記ドライチューブと中性子検出部との間にア
ルミから成る冷却部材4,5,7を配設して成ることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温環境下において中
性子を検出する中性子検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】高温環境下である原子炉に設置される中
性子検出器の測定範囲は原子炉停止状態から定格出力状
態までと非常に広範囲なため、原子炉起動時の中性子束
を監視する中性子源領域モニタ、中間領域モニタ及び出
力運転中の中性子束を監視する出力領域モニタで構成さ
れている。また、近年中性子源領域モニタと中間領域モ
ニタの両方の機能を兼ね備えた起動領域モニタが採用さ
れている。
【0003】このうち中性子源領域モニタ、中間領域モ
ニタ、あるいは起動領域モニタに使用する中性子検出器
は、ドライチューブと称するステンレス鋼製の検出器保
持器に挿入され、原子炉に設置される。この際、ドライ
チューブ内は、ヘリウムガスを充填し検出器のガンマ発
熱による温度上昇を防止している。また、出力領域モニ
タの中性子検出器は同様に検出器保持器に挿入されてい
るが、検出器のガンマ発熱による温度上昇は、直接冷却
材あるいは減速材で冷却することで回避していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に示した従来例に
おいて、中性子源領域モニタ、中間領域モニタ、あるい
は起動領域モニタに使用するドライチューブに空気より
軽いヘリウムガスを充填させた場合は、沸騰水型原子炉
のように中性子検出器を原子炉下方から挿入する方式で
あれば問題ないが、中性子検出器を原子炉上方から挿入
する方式の原子炉の場合、ヘリウムガスがドライチュー
ブから抜けていくという問題が生じる。また、出力領域
モニタの中性子検出器本体並びに検出器ケーブルは冷却
材あるいは減速材に接触する構造となっているため、万
一冷却材あるいは減速材に何らかの原因で不純物が必要
以上に混入した場合、中性子検出器本体あるいは検出器
ケーブルに腐食が発生する可能性がある。
【0005】本発明の目的は、中性子検出器本体あるい
は検出器ケーブルが腐食を起こすことを回避するため、
中性子検出器を冷却材あるいは減速材に直接接触しない
ようドライチューブに挿入した中性子検出器でドライチ
ューブ内のヘリウムガスが抜けてしまった場合でも検出
器の冷却が可能な中性子検出器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る本発明においては、中性子検出位置
に設置されるドライチューブと、このドライチューブ内
に収容され中性子を検出する中性子検出部を有する中性
子検出器において、前記ドライチューブと中性子検出部
との間にアルミを含む冷却部材を配設して成ることを特
徴とする中性子検出器を提供し、さらに請求項2記載の
本発明においては、請求項1記載の冷却部材を、球状の
アルミ粒子から形成させて成ることを特徴とする中性子
検出器を提供し、請求項3記載の本発明においては、請
求項1記載の冷却部材を、帯状のアルミ板から形成させ
て成り前記中性子検出部に巻回されて成ることを特徴と
する中性子検出器を提供し、請求項4記載の本発明にお
いては、請求項1から3記載の冷却部材の表面に絶縁材
を塗着して成ることを特徴とする中性子検出器を提供
し、請求項5記載の本発明においては、請求項4記載の
絶縁材を、前記ドライチューブと同一材料にて形成して
成ることを特徴とする中性子検出器を提供し、請求項6
記載の本発明においては、請求項1から5に記載のドラ
イチューブ内にはヘリウムが封入されて成ることを特徴
とする中性子検出器を提供する。
【0007】
【作用】請求項1記載の本発明においては、アルミ材を
ドライチューブ内に配設したので、熱中性子の吸収が少
なくすなわち原子炉の出力に影響を与えずに中性子検出
部を冷却することができる。
【0008】さらに請求項2記載の本発明においては、
中性子検出部をドライチューブに挿入後にアルミ粒子を
封入できるので製作性および作業性の向上を図ることが
できる。
【0009】請求項3記載の本発明においては、中性子
検出部にアルミ板を巻回させたので、冷却部材を一定の
形に形成させた後に中性子検出部に装着する必要がな
く、その形状を自由に設定できるので冷却部材の製作性
および作業性の向上を図ることができる。
【0010】請求項4記載の本発明においては、冷却部
材の表面に絶縁材を塗着したので、中性子検出部を絶縁
して使用することができ、耐ノイズ性を向上させること
ができる。
【0011】請求項5記載の本発明においては、上記絶
縁材をドライチューブの材質と同一に設定したので、異
種金属間の電食を回避することができる。請求項6記載
の本発明においては、ドライチューブ内にヘリウムガス
を封入したので、中性子検出部の熱をヘリウムガス、ア
ルミ冷却部材を介してドライチューブ外に伝達させるこ
とができ、冷却効率をより高めることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る中性子検出器の第1実施
例を図1を参照しながら説明する。図1は本発明による
中性子検出器10の概略構成を示す図である。図1におい
て、中性子検出部である中性子検出器本体1と検出器ケ
ーブル2は、ステンレス製のドライチューブ3内に挿入
されている。このドライチューブ3の内側の中性子検出
器本体1及び検出器ケーブル2のまわりには冷却部材と
なる金属4が封入されている。ドライチューブ3の外側
は、原子炉容器内に設置された中性子検出器10の場合
は、冷却材あるいは減速材であり、原子炉容器外に設置
された中性子検出器10の場合は設置雰囲気である。原子
炉出力が上昇した場合、中性子束が増加するとともに、
ガンマ線も増加する。強ガンマ線下ではガンマ発熱によ
る検出器温度上昇が無視できなくなるので、中性子検出
器1あるいは検出器ケーブル2で発生した熱は、金属4
を経てドライチューブ3を介して、冷却材あるいは減速
材または雰囲気により冷却される。金属4は中性子検出
器10の測定を妨げないよう、熱中性子の吸収が少ない金
属即ち反応断面積が小さい金属で、熱伝導率の優れた金
属である必要がある。図6に示すようこれらの条件を満
足する金属としてはアルミが優れているといえる。
【0013】よって、冷却部材によって中性子検出器本
体からの発熱を良好にドライチューブ外に放熱すること
ができる。次に図2を参照して本発明の第2実施例に係
る中性子検出器11について説明する。なお、図2におい
て、図1と同一部分には同一符号を付し、その部分の構
成の説明は省略する。
【0014】図2において、冷却部材として使用するア
ルミ5は、粒状たとえば球形に形成されている。よっ
て、粒状にしたので、中性子検出器本体1および検出器
ケーブル2をドライチューブ3に挿入した後にアルミ5
を封入でき、製作性並びに作業性の向上を図ることがで
きる。
【0015】次に図3を参照して本発明の第3実施例に
係る中性子検出器について説明する。なお、図3におい
て、図2と同一部分には同一符号を付し、その部分の構
成の説明は省略する。
【0016】図3においては、ドライチューブ3内にヘ
リウムガス6を封入している。よって、粒状のアルミ5
間の空隙に、ヘリウムガス6が封入されているので、中
性子検出器本体1の熱をヘリウムガス6、アルミ5を介
してドライチューブ3外に伝達させることができ、中性
子検出器12の冷却効率をより向上させることができる。
【0017】次に図4を参照して本発明の第4実施例に
係る中性子検出器13について説明する。なお、図4にお
いて、図1と同一部分には同一符号を付し、その部分の
構成の説明は省略する。
【0018】図4において、中性子検出器本体1の周囲
にはアルミ板5が巻回して設置されている。よって、本
発明の第1実施例のようにアルミを予め一定の形に成形
する必要がなく、中性子検出器本体1のドライチューブ
3への挿入時にアルミ板5を巻回させて保持させ、同時
に挿入すればよく、製作性の向上を図ることができる。
なお、本実施例においても、ヘリウムガスをドライチュ
ーブ内に封入すれば、より冷却効率を向上させることが
できる。
【0019】次に図5を参照して本発明の第5実施例に
係る中性子検出器について説明する。なお、図5(a)
において図2と同一部分には、また、図5(b)におい
て図4と同一部分には同一符号を付し、その部分の構成
の説明は省略する。
【0020】図5(a)、(b)において粒状のアルミ
5、アルミ板7の表面には絶縁材8,9が塗着(コーテ
ィング)されている。よって、アルミ5,7に絶縁材
8,9をコーティングすることによって中性子検出器本
体1を絶縁して使用することができ、静電気等によって
生ずる放電等によるノイズを防止することができるの
で、耐ノイズ性を向上させることができる。
【0021】なお、ドライチューブ3の材質によって
は、アルミと絶縁材との異種金属間の電食が問題となる
おそれがあるものがあるが、その場合は、絶縁材として
ドライチューブ3と同質の材料、例えばステンレスを使
用すればこの電食を回避することができる。なお、図1
から図4において、中性子検出器は上から下へ挿入され
るので、通常使用時、図中左は下を、図中右は上を示し
ている。
【0022】
【発明の効果】請求項1から3に記載の本発明において
は中性子検出部の周囲にアルミを設置したので、原子炉
出力に影響を与えずにより良好に中性子検出部を冷却す
ることができる。
【0023】さらに請求項4記載の本発明においては、
絶縁材によって耐ノイズ性を向上させることができ、請
求項5記載の本発明においては、さらに電食の発生を防
止することができる。また請求項6記載の本発明におい
ては、ヘリウムガスの封入によってより冷却効率を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す中性子検出器の縦断
面図。
【図2】本発明の第2実施例を示す中性子検出器の縦断
面図。
【図3】本発明の第3実施例を示す中性子検出器の縦断
面図。
【図4】本発明の第4実施例を示す中性子検出器の縦断
面図。
【図5】(a)は図2に示した中性子検出器に本発明の
第5実施例を適用した要部拡大断面図、(b)は図4に
示した中性子検出器に本発明の第5実施例を適用した要
部拡大断面図。
【図6】主な金属の熱中性子吸収断面積および熱伝導率
を示す説明図。
【符号の説明】
1…中性子検出器本体 2…検出器ケーブル 3…ドライチューブ 4…アルミ 5…粒状アルミ 6…ヘリウム 7…アルミ板 8,9…絶縁材 10,11,12,13 …中性子検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中性子検出位置に設置されるドライチュ
    ーブと、このドライチューブ内に収容され中性子を検出
    する中性子検出部を有する中性子検出器において、前記
    ドライチューブと中性子検出部との間にアルミから成る
    冷却部材を配設して成ることを特徴とする中性子検出
    器。
  2. 【請求項2】 前記冷却部材は、球状のアルミ粒子から
    成ることを特徴とする請求項1記載の中性子検出器。
  3. 【請求項3】 前記冷却部材は、帯状のアルミ板から成
    り前記中性子検出部に巻回されて成ることを特徴とする
    請求項1記載の中性子検出器。
  4. 【請求項4】 前記冷却部材は、その表面に絶縁材が塗
    着されて成ることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    か1項記載の中性子検出器。
  5. 【請求項5】 前記絶縁材は、前記ドライチューブと同
    一材料にて形成されて成ることを特徴とする請求項4記
    載の中性子検出器。
  6. 【請求項6】 前記ドライチューブ内にはヘリウムが封
    入されて成ることを特徴とする請求項1から5のいずれ
    か1項記載の中性子検出器。
JP6248197A 1994-10-14 1994-10-14 中性子検出器 Pending JPH08114695A (ja)

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JP6248197A JPH08114695A (ja) 1994-10-14 1994-10-14 中性子検出器

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Family

ID=17174647

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JP (1) JPH08114695A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9071872B2 (en) 2003-01-30 2015-06-30 Rovi Guides, Inc. Interactive television systems with digital video recording and adjustable reminders

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9071872B2 (en) 2003-01-30 2015-06-30 Rovi Guides, Inc. Interactive television systems with digital video recording and adjustable reminders

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