JPH0795415A - 画像通信方法およびその装置 - Google Patents

画像通信方法およびその装置

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JPH0795415A
JPH0795415A JP5233167A JP23316793A JPH0795415A JP H0795415 A JPH0795415 A JP H0795415A JP 5233167 A JP5233167 A JP 5233167A JP 23316793 A JP23316793 A JP 23316793A JP H0795415 A JPH0795415 A JP H0795415A
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JP5233167A
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Yasuyuki Nakamura
康幸 仲村
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信時間が最短になる符号データや画質劣化
が少ない符号データなどを選択して送信できる画像処理
方法およびその装置を提供する。 【構成】 符号化処理部104〜106は、異なるパラ
メータを用いて画像データを符号化し、複数の符号デー
タを出力する。圧縮データ量算出部110〜112は該
符号データそれぞれの圧縮データ量を算出し、圧縮率算
出部113〜115は該圧縮データ量から該符号データ
それぞれの圧縮率を算出し、通信時間算出部116〜1
18は該圧縮データ量から該符号データを送信した場合
のそれぞれの通信時間を算出する。表示部119に表示
された圧縮率および通信時間に基づいて、オペレータは
送信する符号データを選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像通信方法およびその
装置に関し、例えば、異なるパラメータで画像データを
符号化して得た複数の符号化データの何れかを送信する
画像通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】膨大な情報量である自然画カラー画像デ
ータを圧縮する国際標準符号化方式がJPEG(Joint Photo
graphic Experts Group)により提案されている(以下
「JPEG符号化方式」という)。JPEG符号化方式は、複数
のシステムから構成されるが、そのうち最も基本になる
のがベースラインシステムである。
【0003】図4はベースラインシステムのデータ圧縮
手順を示す図である。まず、イメージスキャナなどの原
稿読取装置で読取った入力画像データを、8×8画素か
らなるブロックに分割する。以後の圧縮処理はこのブロ
ック単位で行う。JPEG符号化方式では、原稿読取装置で
読込んだ画像データの符号化処理する色空間に対する規
定はないが、符号化処理に先立つ処理として色空間の変
換処理が多く行われている。変換する色空間は、符号化
処理を高能率で行うことが可能である色空間、例えば、
輝度信号と色信号からなる色空間YCbCr,YIQ,Labなどを
使用することが多い。また多くの場合、色空間変換後の
色信号に関してサブサンプリング処理を行っている。ベ
ースラインシステムでは、分割された各ブロックの画像
データ(イメージスキャナなどで読込んだ色空間あるい
は色空間変換後の画像データ)に直交変換の一種である
離散コサイン変換(以下「DCT」(DiscreteCosine Trans
form)という)を施す(401)。
【0004】DCTによって、入力画像データは空間周波
数成分のデータに変換される。変換後の8×8係数の一
番左上の係数を直流(DC)成分といい、変換前のブロッ
クの画像データの平均値に相当する値になる。それ以外
の63個の係数を交流(AC)成分といい、変換前のブロッ
クの画像データにおいて、その位置に対応する空間周波
数成分をどれだけ含んでいるかを示す。
【0005】8×8個のしきい値(以下「量子化テーブ
ル」という)にスケールファクタ(以下「Qファクタ」
という)を乗算した値で、変換後のDCT変換係数を除算
して量子化する(402)。JPEG符号化方式の場合、量
子化は圧縮率を決める大きな要因になる。つまり、Qフ
ァクタを大きくすると、使用する量子化テーブルのしき
い値が全体的に大きくなるため圧縮率は向上するが、画
像情報をそれだけ抑圧するので画質は劣化する。逆に、
Qファクタを小さくすると、使用する量子化テーブルの
しきい値が全体的に小さくなるため圧縮率は悪くなる
が、画質は向上する。JPEG符号化方式のベースラインシ
ステムでは、一頁の画像データの量子化に用いる量子化
テーブルは輝度成分、色成分ともに一種類である。
【0006】量子化後のDCT係数には、DC成分とAC成分
で異なる符号化処理を施す。DC成分は、隣接ブロック間
の相関の強さを利用して、処理ブロックのDC成分と前8
×8ブロックのDC成分との差分をハフマン符号化する
(403,404)。AC成分は、ブロック内で空間周波
数の低域から高域へジグザグスキャンを施し、一次元の
配列に並べ直して、零以外の係数(有効係数)と、連続
する零(無効係数)の個数(ランレングス)とを組にし
て、二次元のハフマン符号化を行う(405から40
9)。
【0007】従来のJPEG符号化方式を適用した画像通信
装置においては、前記一連の処理を一つの符号化処理部
で実行していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例に
おいては、次のような問題点があった。従来の画像通信
装置においては、送信原稿を複数の量子化テーブルを用
いて符号化した場合、その符号量および通信時間をオペ
レータが知ることができず、通信時間が最短になる符号
データや画質劣化が少ない符号データなどを選択できな
い欠点があった。また、一つの符号化処理部により、JP
EG符号化方式の符号化処理を行っているため、一頁の画
像データの符号化処理に使用する量子化テーブルは一種
類になる。従って、他の量子化テーブルを使用した場合
の符号データ量を知るためには、複数回の符号化処理が
必要になるという問題点があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決することを目的としたもので、前記の課題を解決す
る一手段として、以下の構成を備える。すなわち、画像
データを異なるパラメータによって符号化する複数の符
号化手段と、前記複数の符号化手段から出力された符号
データをそれぞれ格納する複数の格納手段と、前記複数
の格納手段に格納された符号データの符号量をそれぞれ
算出する複数の第1の演算手段と、前記複数の格納手段
に格納された符号データを送信した場合のそれぞれの通
信時間を該格納手段に対応する前記第1の演算手段によ
って算出された符号量からそれぞれ算出する複数の第2
の演算手段と、前記複数の格納手段に格納された符号デ
ータそれぞれの圧縮率を該格納手段に対応する前記第1
の演算手段によって算出された符号量に基づいてそれぞ
れ算出する複数の第3の演算手段と、前記複数の第2の
演算手段によって算出された通信時間と前記複数の第3
の演算手段によって算出された圧縮率とを表示する表示
手段と、前記表示手段に表示された通信時間と圧縮率に
基づいたオペレータの指示を入力する入力手段と、前記
入力手段によって入力されたオペレータの指示に応じて
前記複数の格納手段に格納された符号データの何れかを
選択して送信する送信手段とを備えた画像通信装置にす
る。
【0010】また、画像データを異なるパラメータによ
って符号化して複数の符号データを得て、前記複数の符
号データの符号量をそれぞれ算出し、前記複数の符号デ
ータを送信した場合のそれぞれの通信時間を該符号デー
タに対応する前記符号量からそれぞれ算出し、算出され
た通信時間と圧縮率とに応じて前記複数の符号データの
何れかを選択して送信する画像通信方法にする。
【0011】
【作用】以上の構成によれば、画像データを異なるパラ
メータによって符号化して複数の符号データを得て、複
数の符号データの符号量をそれぞれ算出し、複数の符号
データを送信した場合のそれぞれの通信時間を該符号デ
ータに対応する符号量からそれぞれ算出し、算出された
通信時間と圧縮率または該通信時間と該圧縮率との表示
に基づいたオペレータの指示に応じて、複数の符号デー
タの何れかを選択して送信する画像通信方法およびその
装置を提供でき、例えば、原稿から読取った画像データ
を複数の量子化テーブルを用いて符号化した場合、その
符号量および通信時間をオペレータが知ることができ、
通信時間が最短になる符号データや画質劣化が少ない符
号データなどを選択して送信できる。さらに、複数の量
子化テーブルを用いた符号化処理は並列に実行されるた
め、複数回の符号化処理を必要としない。また、算出さ
れた通信時間と圧縮率に応じて、複数の符号データの何
れかを自動的に選択して送信することもできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明にかかる一実施例の画像通信装
置を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明にか
かる一実施例の画像通信装置の構成例を示すブロック図
である。
【0013】同図において、101はイメージスキャナ
などにより原稿の画像を読込む原稿読取部、102は原
稿読取部101が出力した画像データを格納する画像メ
モリであり、103は画像メモリアクセスコントローラ
で、後述の符号化処理部104〜106が画像メモリ1
02にアクセスする際の制御を行う。画像メモリ102
に格納された画像データは、第1の量子化テーブルを用
いて符号化を行う第1の符号化処理部104と、第2の
量子化テーブルを用いて符号化を行う第2の符号化処理
部105と、第3の量子化テーブルを用いて符号化を行
う第3の符号化処理部106とによって符号化され、各
符号化処理部104〜106から出力された符号データ
は、符号メモリ107〜109にそれぞれ格納される。
110〜112は圧縮データ量算出部で、それぞれ符号
メモリ107〜109に格納された符号データから圧縮
データ量を算出する。
【0014】121はオペレータなどが送信する原稿サ
イズを指定する原稿サイズ指定部、122はオペレータ
などが送信する原稿の解像度を指定する解像度指定部で
あり、113〜115は圧縮率算出部で、原稿サイズ指
定部121により設定された値と、解像度指定部122
により設定された値と、圧縮データ量算出部110〜1
12により算出された圧縮データ量とにより、第1〜第
3の量子化テーブルを使用した場合のそれぞれ圧縮率を
算出する。また、116〜118は通信時間算出部で、
圧縮データ量算出部110〜112により算出された圧
縮データ量から、第1〜第3の量子化テーブルを使用し
た場合のそれぞれ通信時間を算出する。119は表示部
で、圧縮率算出部113〜115および通信時間算出部
116〜118の算出結果をLCDなどに表示する。
【0015】120は選択部で、表示部119に表示さ
れた圧縮率および通信時間に応じたオペレータなどの指
示に従ってマルチプレクサ(以下「MUX」という)12
6を制御して、符号メモリ107から符号読出部123
によって読出された符号データ、符号メモリ108から
符号読出部124によって読出された符号データ、符号
メモリ109から符号読出部125によって読出された
符号データの何れかを回線制御装置(以下「CCU」とい
う)127へ送る。CCU127はMUX126から出力され
た符号データを通信回線に送出する。
【0016】さらに詳細に本発明の処理内容を説明す
る。オペレータにより送信原稿が原稿台にセットされ、
原稿のサイズおよび送信する解像度の選択が原稿サイズ
指定部121および解像度指定部122により行われる
と、原稿読取部101は原稿画像の読取りを行い、原稿
読取部101から出力されたカラー画像データは順次画
像メモリ102に格納される。符号化処理部104〜1
06は、画像メモリ102へのアクセス要求信号を、画
像メモリアクセスコントローラ103へ出力する。画像
メモリコントローラ103は、該アクセス要求信号を受
けると、その時点で画像メモリ102にアクセスしてい
る符号化処理部があるかどうかを調べ、その時点でアク
セスしている符号化処理部がなければ、該アクセス要求
元の符号化処理部に対してアクセス許可信号を出力す
る。また、アクセス要求があった時点で符号化処理部の
何れかが画像メモリ102にアクセスしている場合は、
該アクセス要求元の符号化処理部に対してアクセス待機
信号を出力する。
【0017】どの符号化処理部も画像メモリ102をア
クセスしていない場合、画像メモリアクセスコントロー
ラ103は、例えば、まず符号化処理部104にアクセ
ス許可を与える。アクセス許可を受けた符号化処理部1
04は、カラー画像データの読出しを開始する。読出す
画像データは、8×8画素からなるブロック単位あるい
は符号化処理をブロックで行える単位であるが、以下で
はブロック単位として説明する。符号化処理部104
は、画像メモリ102からカラー画像データをブロック
単位で読出した後、画像メモリアクセスコントローラ1
03に対して、画像メモリ102へのアクセスが終了し
たことを知らせる信号(以後「アクセス終了信号」とい
う)を出力する。
【0018】画像メモリアクセスコントローラ103
は、符号化処理部104からのアクセス終了信号を受け
ると、例えば、次に符号化処理部105にアクセス許可
を与える。アクセス許可を受けた符号化処理部105
は、画像メモリ102からカラー画像データのブロック
単位読出しを開始し、前述同様に、ブロック単位の画像
データの読出しが終了次第、画像メモリコントローラ1
03へアクセス終了信号を出力する。
【0019】画像メモリアクセスコントローラ103
は、前述の処理を繰返すことにより画像メモリ102へ
の制御を行うが、画像メモリ102へのアクセスを許可
する順番は、例えば、符号化処理部104,符号化処理
部105,符号化処理部106である。すなわち、符号
化処理部105へアクセス許可信号を出力した後は、符
号化処理部106だけへアクセス許可信号を出力する。
これにより、符号化処理部104〜106の処理するブ
ロックデータの位置が同一になる。
【0020】符号化処理部104〜106が読出したカ
ラー画像データは、各符号化処理部が備える量子化テー
ブルを使用して符号化される。符号化処理結果、すなわ
ち符号データは符号化処理部に対応した符号メモリ、す
なわち符号メモリ107〜109へそれぞれ格納され
る。符号化処理部104〜106は、原稿読取部101
で読込んだすべてのカラー画像データの処理が終了する
まで、前記の読出処理から符号化処理までを繰返す。
【0021】すべてのカラー画像データの符号化が終了
すると、圧縮データ量算出部110〜112は、それぞ
れ対応する符号メモリ107〜109に格納された符号
データにより、それぞれの量子化テーブルを使用した場
合の圧縮データ量を算出する。圧縮率算出部113〜1
15は、それぞれ対応する圧縮データ量算出部110〜
112で算出された圧縮データ量と、原稿サイズ指定部
121で設定された原稿サイズと、解像度指定部122
で設定された解像度とによって、それぞれの量子化テー
ブルを使用した場合の圧縮率を算出する。また、通信時
間算出部116〜118は、それぞれ対応する圧縮デー
タ量算出部110〜112で算出された圧縮データ量か
ら、それぞれの量子化テーブルを使用した場合の通信時
間を算出する。
【0022】圧縮率算出部113〜115および通信時
間算出部116〜118の算出結果は、オペレーション
パネルの表示部119に表示され、各量子化テーブルを
用いた場合の圧縮率および通信時間により、選択部12
0によって、オペレータはどの量子化テーブルを使用し
た符号データを送信するかを選択する。例えば、オペレ
ータは、通信時間が最小になる符号データを選択した
り、画質劣化の最も小さいと考えられる、つまり圧縮率
が最も小さい符号データを選択したりする。
【0023】選択部120は、オペレータの選択に従っ
て、送信する符号データを選択するための信号を出力す
る。符号読出部123〜125はそれぞれ対応する符号
メモリ107〜109から符号データを順次読出して、
MUX126へ入力する。MUX126は、選択部120から
の選択信号に従って、入力された符号データを選択して
CCU127へ出力する。符号データはCCU127を介して
通信回線へ順次送出される。
【0024】以上説明したように、本実施例によれば、
送信する原稿のカラー画像データに対して、異なる量子
化テーブルを用いた複数の符号データを同時に蓄積する
ことができ、それ故、使用した量子化テーブル毎の圧縮
率,通信時間を算出して表示するので、オペレータは圧
縮率および通信時間を比較した上で、どの量子化テーブ
ルを用いた符号データを伝送するかを選択することがで
きる。
【0025】
【第2実施例】以下、本発明にかかる第2実施例の画像
通信装置を説明する。なお、第2実施例において、第1
実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、
その詳細説明を省略する。第1実施例においては、符号
化処理に用いる量子化テーブル毎の圧縮率と通信時間
を、オペレーションパネルの表示部119で表示するこ
とにより、どの量子化テーブルを用いた符号データを送
信するかを、オペレータが指定する構成としたが、本発
明はこれに限定されるものではない。すなわち、算出し
た通信時間に基づいて送信する符号データを自動的に選
択する構成とすることもできる。
【0026】図2は本発明にかかる第2実施例の画像通
信装置の構成例を示すブロック図である。同図におい
て、201は比較部で、各量子化テーブルを使用した場
合の圧縮データ量,通信時間を比較し、その比較結果に
基づいてMUX126へ選択信号を出力する。その結果、M
UX126はこの選択信号に対応した符号データをCCU1
27へ送り、CCU127はその符号データを通信回線へ
送出する。
【0027】比較部201の選択信号の出力基準は例え
ば次のようなものがあり、例えばコントロールパネルな
どから設定することができる。 ・通信時間が最短のものを選択する ・予め設定された通信時間以下で圧縮データ量が最大の
ものを選択する 以上説明したように、本実施例によれば、送信する原稿
のカラー画像データに対して、異なる量子化テーブルを
用いた複数の符号データを同時に蓄積し、蓄積した符号
データの圧縮データ量および通信時間とを算出するの
で、予め設定した通信時間内で通信が可能な符号データ
を送信したり、予め設定した通信時間以下で最も画質の
よい符号データを送信することができる。
【0028】
【第3実施例】以下、本発明にかかる第3実施例の画像
通信装置を説明する。なお、第3実施例において、第1
実施例と略同様の構成については、同一符号を付して、
その詳細説明を省略する。第2実施例においては、MUX
126の選択信号を通信時間に基づいて決定したが、本
発明はこれに限定されるものではない。
【0029】図3は本発明にかかる第3実施例の画像通
信装置の構成例を示すブロック図である。同図におい
て、301は比較部で、圧縮率算出部113〜115か
ら入力された圧縮率を比較し、その比較結果に基づいて
MUX126へ選択信号を出力する。比較部301は、例
えば、圧縮率が一番高い符号データを選択したり、予め
設定した圧縮率以下で一番圧縮率が高い符号データを選
択したりする。
【0030】MUX126はこの選択信号に対応した符号
データをCCU127へ送り、CCU127はその符号データ
を通信回線へ送出する。以上説明したように、本実施例
によれば、送信する原稿のカラー画像データに対して、
異なる量子化テーブルを用いた複数の符号データを同時
に蓄積し、蓄積した符号データの圧縮率を算出するの
で、最も圧縮率の高い符号データを送信したり、予め設
定した圧縮率以下で一番圧縮率の高い符号データを送信
することができる。
【0031】上述した各実施例において、符号化処理部
104〜106の主な違いは、符号化処理に使用する量
子化テーブルの違いであったが、例えば、JPEG符号化方
式ベースラインシステムにおけるサンプリング比の違い
にしてもよく、この場合も、例えば、最も圧縮率の高い
符号データを送信したり、予め設定した圧縮率以下で一
番圧縮率の高い符号データを送信することができる。さ
らに、量子化テーブルとサンプリング比を組合わせたも
のをパラメータにすることも可能である。
【0032】また、上述した各実施例において、符号化
処理部104〜106の主な違いを符号化処理する色空
間の違いとしてもよく、同様の効果が得られる。すなわ
ち、符号化処理部104は画像メモリ102に格納され
たカラー画像データを例えばYCbCr色空間に変換してか
ら符号化処理するようにし、符号化処理部105は該カ
ラー画像データを例えばYIQ色空間に変換してから符号
化処理するようにし、符号化処理部106は該カラー画
像データを例えばLab色空間に変換して符号化処理する
ようにする。この場合も、例えば、最も通信時間の短い
符号データを送信したり、予め設定した通信時間以下で
一番圧縮率の高い符号データを送信することができる。
【0033】さらに、上述した各実施例において、量子
化テーブル,サンプリング比または処理する画像データ
の色空間が異なる三つの符号化処理部によって、符号化
を並列に処理する構成を説明したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、量子化テーブル,サンプリング
比または処理する画像データの色空間が異なる二つまた
は四つ以上の符号化処理部によって、並列に符号化処理
することもでき、例えば、符号化処理部を二つにすれば
構成が簡単になる分コストを低減することができ、四つ
以上にすれば送信する符号データの選択をより柔軟にす
ることができる。
【0034】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、一つの機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上、本発明によれば、画像データを異
なるパラメータによって符号化して複数の符号データを
得て、複数の符号データの符号量をそれぞれ算出し、複
数の符号データを送信した場合のそれぞれの通信時間を
該符号データに対応する符号量からそれぞれ算出し、算
出された通信時間と圧縮率または該通信時間と該圧縮率
との表示に基づいたオペレータの指示に応じて、複数の
符号データの何れかを選択して送信する画像通信方法お
よびその装置を提供でき、例えば、原稿から読取った画
像データを複数の量子化テーブルを用いて符号化した場
合、その符号量および通信時間をオペレータへ知らせら
れ、通信時間が最短になる符号データや画質劣化が少な
い符号データなどを選択して送信できる。また、複数の
量子化テーブルを用いた符号化処理は並列に実行される
ため、複数回の符号化処理を必要としない効果がある。
さらに、算出された通信時間と圧縮率に応じて、複数の
符号データの何れかを自動的に選択して送信することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる一実施例の画像通信装置の構成
例を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる第2実施例の画像通信装置の構
成例を示すブロック図である。
【図3】本発明にかかる第3実施例の画像通信装置の構
成例を示すブロック図である。
【図4】JPEG符号化方式ベースラインシステムのデータ
圧縮手順を示す図である。
【符号の説明】
101 原稿読取部 102 画像メモリ 104〜106 符号化処理部 107〜109 符号メモリ 110〜112 圧縮データ量算出部 113〜115 圧縮率算出部 116〜118 通信時間算出部 119 表示部 120 選択部 201 比較部 301 比較部

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを異なるパラメータによって
    符号化する複数の符号化手段と、 前記複数の符号化手段から出力された符号データをそれ
    ぞれ格納する複数の格納手段と、 前記複数の格納手段に格納された符号データの符号量を
    それぞれ算出する複数の第1の演算手段と、 前記複数の格納手段に格納された符号データを送信した
    場合のそれぞれの通信時間を該格納手段に対応する前記
    第1の演算手段によって算出された符号量からそれぞれ
    算出する複数の第2の演算手段と、 前記複数の格納手段に格納された符号データそれぞれの
    圧縮率を該格納手段に対応する前記第1の演算手段によ
    って算出された符号量に基づいてそれぞれ算出する複数
    の第3の演算手段と、 前記複数の第2の演算手段によって算出された通信時間
    と前記複数の第3の演算手段によって算出された圧縮率
    とを表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された通信時間と圧縮率に基づいた
    オペレータの指示を入力する入力手段と、 前記入力手段によって入力されたオペレータの指示に応
    じて前記複数の格納手段に格納された符号データの何れ
    かを選択して送信する送信手段とを有することを特徴と
    する画像通信装置。
  2. 【請求項2】 画像データを異なるパラメータによって
    符号化する複数の符号化手段と、 前記複数の符号化手段から出力された符号データをそれ
    ぞれ格納する複数の格納手段と、 前記複数の格納手段に格納された符号データの符号量を
    それぞれ算出する複数の第1の演算手段と、 前記複数の格納手段に格納された符号データを送信した
    場合のそれぞれの通信時間を該格納手段に対応する前記
    第1の演算手段によって算出された符号量からそれぞれ
    算出する複数の第2の演算手段と、 前記複数の第2の演算手段によって算出された通信時間
    と前記複数の第1の演算手段によって算出された符号量
    とに応じて前記複数の格納手段に格納された符号データ
    の何れかを選択して送信する送信手段とを有することを
    特徴とする画像通信装置。
  3. 【請求項3】 画像データを異なるパラメータによって
    符号化する複数の符号化手段と、 前記複数の符号化手段から出力された符号データをそれ
    ぞれ格納する複数の格納手段と、 前記複数の格納手段に格納された符号データの符号量を
    それぞれ算出する複数の演算手段と、 前記複数の演算手段によって算出された符号量に応じて
    前記複数の格納手段に格納された符号データの何れかを
    選択して送信する送信手段とを有することを特徴とする
    画像通信装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータは量子化しきい値である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載
    された画像通信装置。
  5. 【請求項5】 前記パラメータはサンプリング比である
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載
    された画像通信装置。
  6. 【請求項6】 前記パラメータは符号化処理する色空間
    であることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか
    に記載された画像通信装置。
  7. 【請求項7】 前記パラメータは量子化しきい値とサン
    プリング比の組合せであることを特徴とする請求項1か
    ら請求項3の何れかに記載された画像通信装置。
  8. 【請求項8】 前記パラメータは量子化しきい値と符号
    化処理する色空間の組合せであることを特徴とする請求
    項1から請求項3の何れかに記載された画像通信装置。
  9. 【請求項9】 前記パラメータは符号化処理する色空間
    とサンプリング比の組合せであることを特徴とする請求
    項1から請求項3の何れかに記載された画像通信装置。
  10. 【請求項10】 前記パラメータは符号化処理する色空
    間と量子化しきい値とサンプリング比の組合せであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載さ
    れた画像通信装置。
  11. 【請求項11】 前記送信手段は前記通信時間が最も短
    い符号データを選択することを特徴とする請求項2記載
    の画像通信装置。
  12. 【請求項12】 前記送信手段は、前記通信時間が予め
    設定された値以下で、かつ前記符号量が最も大きい符号
    データを選択することを特徴とする請求項2記載の画像
    通信装置。
  13. 【請求項13】 前記送信手段は前記符号量が最も小さ
    い符号データを選択することを特徴とする請求項3記載
    の画像通信装置。
  14. 【請求項14】 異なるパラメータによって略同時に画
    像データを符号化して複数の符号データを得て、 前記複数の符号データの符号量をそれぞれ算出し、 前記複数の符号データを送信した場合のそれぞれの通信
    時間を該符号データに対応する前記符号量からそれぞれ
    算出し、 前記符号データそれぞれの圧縮率を該符号データに対応
    する前記符号量に基づいてそれぞれ算出し、 算出した前記通信時間と前記圧縮率とを表示し、 表示された前記通信時間と前記圧縮率とに基づいたオペ
    レータの指示に応じて前記複数の符号データの何れかを
    選択して送信することを特徴とする画像通信方法。
  15. 【請求項15】 異なるパラメータによって略同時に画
    像データを符号化して複数の符号データを得て、 前記複数の符号データの符号量をそれぞれ算出し、 前記複数の符号データを送信した場合のそれぞれの通信
    時間を該符号データに対応する前記符号量からそれぞれ
    算出し、 算出された前記通信時間と前記圧縮率とに応じて前記複
    数の符号データの何れかを選択して送信することを特徴
    とする画像通信方法。
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