JPH0789618B2 - 画像符号化方法 - Google Patents

画像符号化方法

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JPH0789618B2
JPH0789618B2 JP60221773A JP22177385A JPH0789618B2 JP H0789618 B2 JPH0789618 B2 JP H0789618B2 JP 60221773 A JP60221773 A JP 60221773A JP 22177385 A JP22177385 A JP 22177385A JP H0789618 B2 JPH0789618 B2 JP H0789618B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、入力した画像信号を複数の異なる符号化方式
を用いて符号化する画像符号化方法に関する。
[従来の技術] 2値画像信号に代表される2値信号の冗長度抑圧符号化
方式においては、元の2値信号列よりも統計的性質の偏
りの大きな信号列を得る事と、そのようにして得られた
信号列を簡単な符号化によって、高い圧縮比を得ること
が大きな課題である。統計的性質の偏りの大きな信号列
においては、同じ論理値を持つ連続長がより長くなるか
ら、例えばランレングス符号化を行えば、いわゆるエン
トロピーが減り、極めて高い圧縮比が得られるからであ
る。
ところが、画像信号、特にファクシミリ通信の分野での
符号化法、例えばCCITTが勧告するMH(モデイフアイド
・ハフマン)符号化、及びMR(モデイフアイドREAD)符
号化、MMR(モデイフアイド、モデイフアイドREAD)符
号化等はフアクシミリだけでなく、電子フアイル等にも
使用されているのは周知の事であるが、これらの符号化
法は、文字等の文書情報には本質的に“白”ランが多い
ことに着目して、かかる画像信号の伝送を前提としたも
のである。一方、一般の文書画像に加え、写真等の中間
調画像の2値画像については、例えばデイザ法等により
2値化した疑似中間調画像が考えられる。しかし、疑似
中間調画像は面積階調法により階調性を出すものである
事から、その性質上印字ドツト(“黒”)は分散する事
になる。即ち、疑似中間長画像は、元の中間調画像より
も短い「ラン長」が増える事となり、このままでは符号
化に不都合である。
この事情を第2図(a),(b)及び第3図(a),
(b)を用いて説明する。第2図(a)及び(b)のマ
トリツクスは閾値マトリツクス、特にドット集中型のデ
イザマトリツクスを示す。第3図(a)の実線は第2図
(b)の第1列目の閾値変化を表わす。このような閾値
に対して図の点線のような中間調画像が入力すると、第
3図(b)に示されたような離散的な分布をもつ疑似中
間調画像信号が得られる。このように“白”“黒”がバ
ラバラになると、ランレングス符号化では圧縮率が低下
するのに説明を要しないであろう。又、この様な疑似中
間調画像に対してMH符号化等を行うと、高能率な抑圧が
望めないばかりか、逆にデータ量が増加する場合があつ
た。
従来、上記問題を解消する手段として、ビツトインタリ
ーブ法が知られている。ビツトインタリーブ法では、互
いに近接した閾値に対応する画素をグループ化し、複数
系列のビツトパターンへ変換し、或いは同一の閾値のも
の同士をグループ化して複数系列のビツトパターンへ変
換し、それぞれのビツトパターンに対しMH符号化を行つ
ているが、大幅な効率化は望めないものであつた。
[発明の目的] 本発明は上述の事情に鑑みてなされたもので、入力され
た画像信号を異なる複数の符号化方式を用いて効率よく
符号化することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するために、本発明の画像符号化方法
は、 画素毎の画像信号を入力し、 入力された画素毎の画像信号に対して所定の画素数のブ
ロック単位で前処理を行ない、 前処理された画像信号からこの画像信号の特徴を検出
し、 連続する同じ値の画像信号の数に応じて符号化を行なう
第1の符号化方式と、画像信号を所定の画素数のブロッ
クに分割しこのブロック単位で符号化を行なう第2の符
号化方式とのいずれかを、検出された上記特徴に応じて
選択して符号化を行ない、さらに、前気前処理の単位と
なるブロックの画素数と、前記第2の符号化方式の単位
となるブロックの画素数とを等しくしたことを特徴とす
る。
[実施例] 上記問題点を解決するために、一例として2値画像デー
タの冗長度を抑圧するのに適用されたところの第1図に
示す冗長度抑圧符号化方式の1つの実施例の構成は、2
値信号列13中の“0"ラン及び該“0"ランに続く“1"を検
出する信号検出部14と、“0"ランに対してはランレング
ス符号化により冗長度を抑圧するランレングス符号化部
9と、信号検出部14が前記“0"ランの次に“1"を検出す
ると、該“1"から始まる所定の長さのブロックを切出
し、切出されたブロツクを所定の符号コードに変換する
ブロック符号化部10と、上記2つの符号化部9,10により
符号化された2値信号列を合成して2値信号列12を出力
する合成部11とを有する。
又他の実施例の構成は同じく第1図に示すように、2値
画像データ4を所定の周期のビットインタリーブにて並
べ換えて2値信号列5とし、更にその2値信号列5を、
2値信号列5の論理値の変化及び非変化を新たな2値と
する2値信号列13に変換する前処理部1と、この2値信
号列13中の“0"ラン及び該“0"ランの次の“1"を検出す
る信号検出部14と、“0"ランに対してはランレングス符
号化により冗長度を抑圧するランレングス符号化部9
と、前記“0"ランの次に“1"を検出すると、この“1"か
ら始まる所定の長さのブロックを切出し、この切出され
たブロックを所定の符号コードに変換するブロック符号
化部10と、上記2つの符号化部9,10により符号化された
2値信号列を合成して2値信号列12を出力する合成部11
とを有する。
上記の第1図の第1の実施例の構成によると、“0"ラン
についてはランレングス符号化により高能率に圧縮され
る。又、2値信号列13の信号源の種類(例えば、画像デ
ータであれば原画像の種類)によっては、ブロックが特
定のパターンを多く含む場合がある。このような特定パ
ターンに対して、例えばブロック長より短い符号長の符
号コードを割当てるような符号化をブロック符号化部10
で行えば、“1"を含む信号列に対しても高能率に圧縮で
きる。
更に第1図の第2の実施例の構成によると、2値画像デ
ータ4が例えば第3図(b)の示した如き中間調画像を
デイザ法で面積変調したものであれば、先ずビットイン
タリーブ再構成部3により、白又は黒の偏りの大きな2
値信号列5が得られる。その理由は、デイザマトリクス
が例えば第2図(b)のような4×4であれば、デイザ
処理後の画像データには第3図(b)のような周期性が
含まれるので、4ビット毎のビットインタリーブにより
2値信号列5には白又は黒が偏在し、白ラン長、及び黒
ラン長が長くなるからである。更に変化点抽出部6によ
り、変化点抽出による2値化、例えば、信号列5の論理
値変化点を“1"とし、その他の無変化点を“0"とする2
値化をすれば、論理値“1"は上記変化点のみとなる。そ
うすると、新たな2値信号列13には“0"ランのラン長が
更に長くなり、ランレングス符号化部29による符号化が
効率的となる。又、特定のビットパターン例えば“100
0",“1100"等が多く発生するので、このような特定パタ
ーンに対して、例えばブロック長より短い符号長の符号
コードを割当てるような符号化をブロック符号化部10で
行えば、“1"を含む信号列に対しても高能率に圧縮でき
る。
以下添付図面を参照しながら本発明に係る実施例を更に
詳細に説明する。実施例は前述の如く、前処理部1と、
符号化部2との組合せからなる。前処理部1はビットイ
ンタリーブ再構成部3と、変化点抽出部6からなる。又
符号化部2は後述する符号化法の違いによりその内部構
成を異にする(第9図と第11図)。先ず前処理部1につ
いて説明しよう。
〈ビットインタリーブ再構成部〉 第4図(a)及び(b)更に第5図(a)〜(c),第
6図を用いて、ビットインタリーブの手法を説明する。
第4図(a)は例えば第2図(a)又は(b)のデイザ
マトリツクスにより2値化された原画像データ4であっ
て、主走査方向へ40画素、副走査方向へ4画素分の大き
さを持つものを示す。図に付された番号は主走査方向に
は画素の番号を、副走査方向にラインの番号を便宜上付
したものである。この画像データ4は4ビット周期の周
期性をもつ。前述したように、このようなデイザ画像は
中間調を表現するにはすぐれるが、ラン長が短くなって
しまっているのは図をみても明らかである。この画像デ
ータ4に対して4ビットのインタリーブを行うと、第4
図(a)の1,2,3,4,…の画素配列が第4図(b)の如き
1,5,9,13,17,…なる配列となり、“白”ラン及び“黒”
ラン長が増加しているのがわかる。4ビットとしたの
は、閾値処理に用いたデイザマトリツクスが4ビットで
あるからであるが、上記ビットインタリーブはデイザマ
トリツクスと同一の長さで行った。このようなビットイ
ンタリーブ長の決定の他に、マトリツクスの大きさの整
数倍又は整数分の1の大きさに設定する事もできれば、
又は閾値マトリツクス内の近似した値をもつ閾値に対応
した周期でグループ化する手法もある。
さてこのようなビットインタリーブを行う回路を第6図
に示す。第6図のビットインタリーブ再構成部3は、2
値画像データ4の並べ換えるために2つのラインメモリ
40,41を用いる。2つ用いるのは2値画像データ4の入
力と並べ換え動作と並べ換えられた信号列5を読み出す
動作とを同時に行うためである。即ち、1つのラインメ
モリに入力(書込み)するときは,他方のラインメモリ
は出力(読み出し)に使われる。1つのラインメモリが
同時に書込みと読出しに使われるのを防ぐために、書込
み用のアドレスカウンタ25と、読み出し用のアドレスカ
ウンタ26と、これらカウンタ25,26の出力を各ラインメ
モリ40,41に振り分けるセレクタ27,28,29,30,31,32及び
排他制御を行うラインメモリ制御部42等がある。ライン
メモリ制御部42は1ライン毎に発生するBD信号38に同期
して第2ラインメモリ書込み信号36又は第1ラインメモ
リ書込み信号37を交互に“1"とする。又セレクタ27,28,
31は、第2ラインメモリ書込み信号36又は第1ラインメ
モリ書込み信号37の論理値に応じて出力を選択するセレ
クタであり、一方、セレクタ29,30,32は同じく、第2ラ
インメモリ書込み信号36又は第1ラインメモリ書込み信
号37の論理値に応じて入力を選択するものである。この
ようにすると、第1ラインメモリ書込み信号37が“1"の
ときは、第2ラインメモリ書込み信号36は“0"であり、
セレクタ27は出力“0"を、セレクタ29は入力“0"を、セ
レクタ31は出力“0"を選ぶために2値画像データ4が第
1ラインメモリ40に書き込まれ、一方読み出しアドレス
カウンタ26の出力はセレクタ28及びセレクタ30により第
2ラインメモリ41に入力し、セレクタ32は第2ラインメ
モリ41を選ぶ。こうして書込みと読み出しの同時処理が
行え、高速化に寄与する。
各アドレスカウンタ25,26のアドレス発生方法を第5図
に示す。ラインメモリの容量を例えば第5図(a)に示
す如く000〜FFFとする。書込みアドレスカウンタ25は第
5図(b)の如く、000からFFFまでのシーケンシャルに
昇順に増やせばよい。又、読み出しアドレスタウンタ26
は第5図(c)のようにする。読み出しカウンタ26のこ
のようなアドレス発生回路は、例えば書込みアドレスカ
ウンタ25と同一なカウンタと、オフセット用の“1"〜
“4"の出力のカウンタと、加算器とを用いれば容易に構
成できる。尚、本実施例のBD信号38は本冗長度抑圧符号
化方式を例えばレーザビームプリンタ等を適用すればビ
ームデテクト信号を用い、ファクシミリ等に適用すれば
水平同期信号を用いるものである。
又、アドレスカウンタ25,26及びラインメモリ40,41の駆
動クロツクは同期クロツク35である。この同期クロツク
35は符号化部2で生成されるもので、符号化部2での符
号化の際に、信号列があるパターンのときは強制的に所
定のコードを挿入する必要が生じ、その場合、その強制
挿入コードを合成部10が送出し終るまで、ビットインタ
リーブ再構成部3の動作を停止するために用いられる
(詳しくは後述する)。
〈変化点抽出〉 第7図(b)に変化点抽出のための回路の一例を、同図
(a)にその結果を示す。第7図(b)の変化点抽出部
6の一例は主走査方向に1画素隣接する画素同士の間の
変化点を抽出する場合である。1つ隣接する画素を検出
するためにフリップフロップ2を用い、変化点を検出す
るためEX-ORゲート(排他論理和ゲート)21を用いる。
4ビツトインタリーブをかけた信号列5に対し、注目画
素と同一走査線にあるその直前の画素とEX-ORをとる。
即ち、第2図(a)の閾値Dijに画素を対応させれば、 Dxij=Dij Di-1,j である。第4図(b)と第7図(a)を比較してもわか
るように、“0"ラン(このような“0"ランを“白”ラン
ということもある)が長くなっていて、ランレングス符
号化に適する事が一目瞭然である。
以上、冗長度抑圧符号化のための前処理について説明し
た。そこで、次に、符号化部2について、実施例を2つ
説明する。その2つとは、第8図(a),(b)及び第
11図に示されたところの、各“1"ランと“0"ラン毎に1
次元符号化によるランレングス符号化処理を行う実施例
と、第10図(a)〜(c)及び第9図に示されたブロッ
ク切出しを行ってランレングス符号化を行う実施例であ
る。
〈ランレングス符号化〉…1次元符号化による実施例 第8図(a)に、第7図(a)の変化点抽出された信号
列13における、“0"ランと“1"ランとの注目のし方を示
す。尚、図中慣例に従い“0"を“白”、“1"を“黒”と
称して表わす。桁数を表示し易いからである。このよう
なランを例えばMH符号化によって符号化すると、第8図
(b)の如くなる。第8図(a)の第2ラインは“黒”
から始まっている。MH符号化法においては、“白”ラン
から始める事としている。従って、このような場合
“黒”の前に強制的に1つの“白”を挿入する。
第9図はかかるランレングス符号化のための回路の一例
である。図中、RL(ランレングス)カウンタ51,セレク
タ52,“白"MH符号化ROM53等が“0"(“白”)ランを符
号化して、ラッチ54に符号コードをラッチする。又、RL
カウンタ72,“黒"MH符号化ROM73等が“1"(“黒”)ラ
ンを符号化して、ラッチ61に符号コードをラッチする。
振り分け回路71は信号列13の変化(“0"→“0"、“0"→
“1"、“1"→“0"、“1"→“1")を検出する。RLカウン
タ51,72はCLKを駆動クロツクとするカウンタで、そのEN
(付勢)端子に“1"が入力すると、カウント可となり、
CL(クリア)端子に“1"が入力するとクリアされる。従
って、例えばRLカウンタ51は、信号列13が“0"である間
はカウントし続け、そのカウント値に応じたMH符号コー
ドをラッチ54に入力する。信号列13が“0"から“1"に変
化すれば、その時のカウント値の符号コードがラッチ54
にラッチされ、同時にカウンタ51はクリアされる。合成
器62は、“白”符号コードと黒符号コードを合成してシ
フトレジスタ63に格納するためのものである。MH符号は
可変長であるからこのような合成器が必要となる。シフ
トレジスタ63はパラレル−シリアル変換を行う。
白“0"挿入部55は、前述したように、各ラインの先頭
(BD信号38が“1")が“1"(黒)のときに1つの“白”
を挿入するためである。このために、ANDゲート70が開
くと、白“0"挿入部55はセレクタ52に“0"を出力する。
こうして、白MH符号化ROM53は“0"に対するMHコード=
“00110101"を出力する。こうして、白“0"が強制的に
挿入される。尚、クロツクコントロール58は前述のビッ
トインタリーブ部の同期クロツク35を生成する回路であ
るが、上記強制挿入のタイミングに、この“00110101"
がシフトレジスタ63から出力され終るまで、同期クロツ
ク35の発生を止める。ラインメモリ40又は41への入力と
シフトレジスタ63からの出力の同期取りのためである。
こうして、第4図(a)の原画像データ4から、圧縮率
の高い圧縮データ12が得られる。
尚、第9図の回路ではMH符号化法が用いられたが、1次
元符号化として、例えばWyle符号等でもよい。又、1次
元符号化に限らず、MR記号、MMR記号のような2次元符
号処理にも簡単に応用できる事は明らかであろう。基本
的には符号化法を選ばないのである。又更に、カラー画
像について、R,G,B又はY,M,C,Bの夫々に適用可能であ
る。
次に、符号化処理の他の実施例について説明する。
〈ランレングス符号化〉…ブロック切り出しによる実施
例 本実施例のブロック切出しの手法は次のような事実に基
づく。即ち、信号列5は“白”ランと“黒”ランのラン
長が長い。このような信号列5から変化点を抽出した信
号列13に表われる特徴は次のようである。
:論理値“1"が前後を“0"に囲まれて孤立的に偏在す
る(即ち、“1000"となる)確率が高くなる。これは、
“白”ラン,“黒”ランが長ければ、それらの両端にの
み変化点“1"が発生するからである。
:一方、長い“白”ラン中の孤立した“黒",及び長い
“黒”ラン中の孤立した“白”はその変化点を捕える
と、“1100"となる。
上記及びから、信号列13には“1000"と“1100"が多
く発生する事がわかる。この事は第7図(a)をみれば
自ずと明らかである。そこで、このように多数発生する
パターンに注目して、所定の符号化を行ってビット長を
そのパターン長より短くすれば、符号化による圧縮率は
向上する。
本実施例では、この所定の符号化を“0"ラン中に“1"が
発生すると、その“1"から所定の長さのブロックを切出
して、例えば第10図(b)の例では4ビット長のブロッ
クを切出して、前述の“1000",“1100"に対してそれぞ
れ、2ビットの符号“00",“01"を割当てるというもの
である。一方、“0"ランに対してはMH符号化を行う事と
する。
第10図(a)はそのブロック切出しの概念を説明する図
である。切出し方法は、“0"ランから新たに“1"が発生
すると、そこから4ビットのブロックを切出すというも
のである。従って、その4ビットパターンは第10図
(b)の16通りしかない。そこで、第10図(b)の如
く、各ブロックパターンに対して、名称(B1…B16)及
び割付け符号を割当てる。ここで、“0"ランと上記のブ
ロックが交互に並ぶようにするために、ブロックの次に
すぐブロックが発生するような場合(第1ラインの11番
目と15番目の間、及び第4ラインの34番目と38番目の画
素の間)は、強制的に1つの“0"を挿入する。この“0
はMH符号化されると“00110101"となる。更に各ライン
の先頭がブロックで始まる場合(第2ライン)も、同様
に1つの“0"を挿入する。第10図(c)は第10図(a)
の信号列を第10図(b)の規則に基づいて符号化した場
合を示す。尚、前述の実施例と同様に第10図(c)中、
慣例にならい“0"を“白”と称して示す。
第11図にこのような実施例の回路構成図を示す。図中、
第9図に示された実施例の構成要素と実質的に同一であ
るものには同一番号を付す。主な相違点は4ビットのブ
ロック切出し及びブロックの符号化の為の回路である。
4ビットシフトレジスタ59は信号列13を4ビット長保持
する。4ビットシフトレジスタ59の出力をブロック符号
化ROM60は第10図(b)のような規則に従った符号化を
行う。一方、4ビットカウンタ56は検出器50が、信号列
13の“0"から“1"への変化をとらえて、その変化から4
ビットタイム後に信号65を付勢する。このタイミングに
ブロック符号化ROM60の出力をラッチ61にラッチする。
ANDゲート57は1つのブロックに続いて、“0"ランが入
力せずに直ちに“1"の信号が入力したとき(信号列13が
“1"であり、かつ信号64が“1")に、1つの“白”を挿
入するためにある。白“0"挿入部55、クロツクコントロ
ール部58、ゲート70の役割等は第9図の場合と同様であ
る。こうして、所定のパターンが発生するとブロック切
り出しにより符号化を行うので、高圧縮化が達成でき
る。
上記の実施例では、ブロック長を4ビットとしたが、こ
れには何ら限定はなく、回路規模及び原画像データの種
類に応じて決定される。ちなみに、8ビット長に設定す
ると多少効率が向上する。又更に、“0"ランに対するMH
符号化も符号化のROMテーブルを多少変更することによ
り効率が更に向上する。又第9図の実施例と同様、カラ
ー画像にも適用できれば、符号化法もMH符号化法に限ら
ず、他の1次元符号化法にも適用できる。
〈実施例の効果〉 以上説明した種々の実施例の効果をまとめると以下のよ
うになる。
:2値画像データにビットインタリーブ処理を施すの
で、白ラン及び黒ランがバラバラになったものであって
も、ラン長が復元されて長くなる。特に閾値マトリツク
スによって中間調処理した画像データに有効である。
:ビットインタリーブ処理を施した信号列に対して更
に変化点抽出処理を施すので、“1"のラン調が短く、
“0"のラン長が長くなり、そのため符号化処理の高圧縮
化が期待できる。結果的には文書画像を対象とした符号
化アルゴリズムをそのまま使用しつつ、疑似中間調画像
を高能率で圧縮できる。
特に、MH符号化等の既存の符号化を行えば従来の回路に
わずかの変更を加えるだけで、高圧縮率の冗長度抑圧方
式が得られる。
:前記の変化点抽出により、所定のパターンをもっ
た信号列(ブロック)が多く発生する。そこで、このパ
ターンを短いビット長のコードに符号化する。又“0"ラ
ンに対しては従来通りMH符号化等の1次元符号化を適用
して符号化する。則ち、原画像データの種類によって
は、変化点抽出された信号列には“10…”又は“1100
…”が多発するので、このようなブロックを短いビット
の符号化により圧縮率を高めることができる。
以上説明したように本発明の実施例によると、高能率の
冗長度抑圧符号化方式が得られる。
本発明の実施例の他の構成によると、ビットインタリー
ブによる並べ換えと、変化点の抽出により“0"ラン長を
長くし、更に“1"を含むブロックを所定の符号コードに
変換する事により、更に高能率の冗長度抑圧符号化方式
が得られる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、所定の画素数のブ
ロック単位の前処理により、ライン単位で順次入力され
る画像信号の特徴抽出の効率を上げることできる。ま
た、この前処理の単位となるブロックの画素数とブロッ
ク単位の符号化における画素数とを等しくすることによ
り、ブロック単位の符号化を効率良く行なうことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例の原理構成図、 第2図(a),(b)は本発明に係る実施例及び従来例
に供されるデイザマトリツクス図、 第3図(a),(b)は従来例における中間調処理によ
るビット分散度が高くなる様子を説明する図、 第4図(a),(b)はビットインタリーブの原理を説
明する図、 第5図(a)〜(c)はビットインタリーブのアドレス
生成の原理を説明する図、 第6図はビットインタリーブ再構成部の回路図、 第7図(a),(b)は変化点抽出部の動作及び回路構
成を説明する図、 第8図(a),(b)は本発明に係る1実施例の符号化
法の原理を説明する図、 第9図は第8図(a),(b)に示された動作を実現す
る実施例の回路図、 第10図(a)〜(c)は本発明に係る1実施例の符号化
法の原理を説明する図、 第11図は第10図(a)〜(c)に示された動作を実現す
る実施例の回路図である。 図中、 1……前処理部、2……符号化部、3……ビットインタ
リーブ再構成部、4……2値画像データ、5……ビット
インタリーブされた信号列、6……変化点抽出部、7…
…“0"ラン“1"ラン振り分け部、9……ランレングス符
号化部、10……ブロック符号化部、11……合成部、12…
…冗長度抑圧された2値信号、14……信号検出部であ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−58972(JP,A) 特開 昭60−77576(JP,A) 特開 昭60−85856(JP,A) 特開 昭53−108217(JP,A) 特開 昭62−118642(JP,A) 特開 昭62−98919(JP,A) 特開 昭62−98921(JP,A) 実開 昭59−17669(JP,U) 特公 昭49−28762(JP,B1) 特公 昭54−13332(JP,B2) 特公 昭54−33886(JP,B2) 特公 昭57−31703(JP,B2) 特公 平5−8621(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画素毎の画像信号を入力し、 入力された画素毎の画像信号に対して所定の画素数のブ
    ロック単位で前処理を行ない、 前処理された画像信号からこの画像信号の特徴を検出
    し、 連続する同じ値の画像信号の数に応じて符号化を行なう
    第1の符号化方式と、画像信号を所定の画素数のブロッ
    クに分割しこのブロク単位で符号化を行なう第2の符号
    化方式とのいずれかを、検出された上記特徴に応じて選
    択して符号化を行ない、さらに、前気前処理の単位とな
    るブロックの画素数と、前記第2の符号化方式の単位と
    なるブロックの画素数とを等しくしたことを特徴とする
    画像符号化方法。
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