JPH0766862A - 電話機 - Google Patents

電話機

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JPH0766862A
JPH0766862A JP23237893A JP23237893A JPH0766862A JP H0766862 A JPH0766862 A JP H0766862A JP 23237893 A JP23237893 A JP 23237893A JP 23237893 A JP23237893 A JP 23237893A JP H0766862 A JPH0766862 A JP H0766862A
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Bunshi Ichiyama
文士 市山
Toru Hayamizu
徹 速水
Kazuhiko Ishikawa
和彦 石川
Ryuichi Enokido
隆一 榎戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話機において、伝言が録音されたとき、こ
れを自動的に外出中の相手に通知する。 【構成】 着呼を与えた電話機から識別コードが入力さ
れた場合において、入力された識別コードに対応した伝
言が、録音再生装置14に録音されているときには、こ
の録音再生装置14を再生モードとして入力された識別
コードに対応した伝言を再生し、その再生信号を着呼を
与えた電話機に送り出す。また、録音モードへ移行する
コマンドを受け付ける状態とする。この受け付け期間
に、録音モードへ移行するコマンドが入力されたときに
は、録音再生装置14を録音モードとして着呼を与えた
電話機からの伝言を録音する。この録音の終了後、入力
された識別コードにしたがって、メモリ31からページ
ャーの呼び出し番号を取り出す。この呼び出し番号によ
り呼び出し信号を形成し、この呼び出し信号を電話回線
LNに送り出して対応するページャーを呼び出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、留守番電話機能ない
し伝言機能を改良した電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】留守番電話機として、不在中に電話がか
かってくると、その電話をかけてきた相手の伝言をテー
プなどに録音し、その録音された伝言を、外出先の電話
機から聴くことのできるようにしたものがある。
【0003】また、例えば特開平2−181558号公
報によれば、伝言を録音するとともに、その録音に続い
て自分(電話をかけた人)の電話の電話番号を入力する
と、その伝言をあらかじめ設定しておいた電話機に転送
し、この転送先の電話機から返答を録音すると、その返
答を、伝言に続いて入力しておいた電話番号の電話機に
転送するようにした留守番電話機が、提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の留守
番電話機においては、本人(留守番電話機の所有者)が
チェックするまで、相手からの伝言のあることさえ知る
ことができない。したがって、本人は、外出先から電話
をかけて伝言の有無をチェックする必要があり、例えば
急ぎの場合には、たびたびチェックをする必要がある。
【0005】その点、後者の留守番電話機においては、
相手からの伝言が録音されると、これが直ちに転送され
てくるので、伝言の有無をチェックする必要がない。
【0006】しかし、相手が、家や会社など特定の場所
にいるときには、相手に対して、外出先から返答を電話
することができるが、相手も外出している場合には、返
答を電話することができず、すなわち、相手に返事を伝
えることができない。そして、この点については、前者
の留守番電話機も同様である。
【0007】この発明は、以上のような問題点を解決し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明にお
いては、例えば、AさんとBさんとの間で、伝言をやり
とりする場合を例にとると、 1.Aさん、Bさんは、それぞれページャーを所持する。 2.Aさん、Bさんの各ページャーの呼び出し番号(電話
番号)を、留守番電話機に記憶しておく。 3.Aさん、Bさんに、それぞれの識別コードを割り当て
ておく。 4.その識別コードは、留守番電話機に記憶しておく。 としておく。
【0009】そして、例えば図5に示すように(以下の
〜の符号は、明細書及び図面において、共通す
る)、 -1 Bさんが、留守番電話機に電話をする。 -2 Bさんは、自分の識別コードを入力する。 -3 電話機は、AさんからBさんへの伝言があれば、こ
れを再生する。 -4 Bさんは、用件があれば、それを話す。 →これを、電話機が録音する。 電話機は、-4の録音があれば、Aさんのページ
ャーを呼び出し、なければ、待機状態に戻る。 -1 Aさんが、留守番電話機に電話する。 -2 Aさんは、自分の識別コードを入力する。 -3 電話機は、BさんからAさんへの伝言があれば、こ
れを再生する。 -4 Aさんは、用件があれば、それを話す(-4に対す
る返答を話す)。 →これを、電話機が録音する。 電話機は、-4の録音があれば、Bさんのページ
ャーを呼び出し、なければ、待機状態に戻る。 以後、-4または-4の録音が行われなくなるまで、
〜を繰り返す。のような処理を行う。
【0010】すなわち、この発明においては、各部の参
照符号を後述の実施例に対応させると、少なくとも、第
1のページャーの呼び出し番号PGRAと、この第1のペー
ジャーの所持者の識別コードIDAと、第2のページャー
の呼び出し番号PGRBと、この第2のページャーの所持者
の識別コードIDBとを記憶するメモリ31と、伝言を録
音再生する録音再生装置14と、ダイヤル信号を出力す
る形成回路25とを設ける。そして、着呼後、その着呼
を与えた電話機から識別コードIDAあるいはIDBが入力さ
れた場合において、入力された識別コードIDAあるいはI
DBに対応した伝言が、録音再生装置14に録音されてい
るときには、この録音再生装置14を再生モードとして
入力された識別コードIDAあるいはIDBに対応した伝言を
再生し、この伝言の再生信号を着呼を与えた電話機に送
り出し、着呼を与えた電話機から識別コードIDAあるい
はIDBが入力された場合には、入力された識別コードIDA
あるいはIDBに対応した伝言の有無にかかわらず、録音
モードへ移行するコマンドを受け付ける状態となり、こ
の受け付け期間に、着呼を与えた電話機から録音モード
へ移行するコマンドが入力されたときには、録音再生装
置14を録音モードとして着呼を与えた電話機からの伝
言を録音し、この録音が終了した後、入力された識別コ
ードIDAあるいはIDBにしたがって、メモリ31からペー
ジャーの呼び出し番号PGRBあるいはPGRAを取り出し、こ
の取り出した呼び出し番号PGRBあるいはPGRAにより、対
応するページャーの呼び出し信号を形成し、この呼び出
し信号を電話回線LNに送り出して対応するページャーを
呼び出すようにしたものである。
【0011】
【作用】伝言を録音すると、留守番電話機に記憶されて
いる識別コード及び呼び出し番号に基づいて、その伝言
の相手のページャーが呼び出される。そして、この動作
が、二人の間で交互に行われ、したがって、二人がとも
に外出していても、留守番電話機を通じて連絡をとるこ
とができる。
【0012】
【実施例】図1において、10はこの発明による留守番
電話機の一例を示し、11及び12はそのハンドセット
の送話器及び受話器、13及び14は留守番電話用の再
生装置及び録音再生装置である。
【0013】この場合、再生装置13は、OGM(着呼
時に電話の相手に留守であることなどを告げる伝言)を
再生するためのものである。そして、このため、この例
においては、再生装置13は、図示はしないが、OGM
のデジタル音声データの書き込まれたメモリと、このメ
モリの読み出し及びそのアドレスを制御する制御回路
と、OGMのデジタル音声データをアナログのOGM信
号に変換するD/Aコンバータとから構成されている。
【0014】また、録音再生装置14は、相手からの用
件や自分の返事などの伝言を録音・再生するためのもの
である。このため、この例においては、録音・再生装置
14は、カセットテープを記録・再生媒体として使用す
るカセットテープレコーダにより構成されている。
【0015】さらに、15は音声信号処理回路を示し、
この処理回路15は、通話やOGMなどの音声信号を、
送話器11、受話器12、再生装置13及び録音再生装
置14に対して、選択的にアクセスするためのものであ
る。また、16は4線/2線変換回路などを有するスピ
ーチネットワーク回路、17はフックスイッチに対応す
るスイッチ素子などを有するNCU(回線インターフェ
イス回路)を示す。そして、処理回路15からの音声信
号ラインが、スピーチネットワーク回路16及びNCU
17を通じて電話回線LNに接続されている。
【0016】また、21は着呼時のリンガ、22はダイ
ヤルキー、23はオンフック・オフフックを検出するス
イッチ(フックスイッチ)、14は各種の操作キー(操
作スイッチ)である。さらに、25はダイヤルデータか
らDTMF信号を形成する形成回路、26は相手から送
られてきたDTMF信号をダイヤルデータにデコードす
るデコーダ回路、27は相手の電話機の終話を検出する
検出回路、28は着呼時のリンガ信号の検出回路であ
る。
【0017】そして、30はシステムコントロール用の
マイクロコンピュータを示し、このマイコン30は、図
示はしないが、CPU、ROM、RAMなどを有すると
ともに、そのROMには、各種の処理プログラムと、例
えば図2及び図3に示すようなルーチン100が書き込
まれている。
【0018】さらに、マイコン30に素子21〜24及
び回路25〜28が接続されるとともに、マイコン30
から回路13〜15、17に制御信号が供給される。
【0019】また、マイコン30は、データ記憶用とし
て、メモリ31を有する。このメモリ31は、Aさんの
識別コードIDAと、Bさんの識別コードIDBと、Aさんの
所持しているページャーの呼び出し番号(電話番号)PG
RAと、Bさんの所持しているページャーの呼び出し番号
PGRBとを記憶している。なお、図示はしないが、メモリ
31は、例えば電池によりバックアップされて不揮発性
とされている。
【0020】そして、マイコン32のROMプログラム
にしたがって、それぞれの処理が以下のように実行され
る。なお、以下の説明においては、この留守番電話機1
0は、Aさんが所有していてAさん宅に設置されている
ものとする。
【0021】《発呼及び通話》電話機10が待機状態に
あるとき、ハンドセットを電話機10から取り上げる
と、これによりスイッチ23が例えばオンからオフにな
るとともに、これがマイコン30により検出される。そ
して、マイコン30により、NCU17がオフフック状
態とされ、ネットワーク回路16がNCU17を通じて
回線LNに接続される。
【0022】そこで、ダイヤルキー22から相手の電話
番号を入力すると、そのキー出力がマイコン30を通じ
て形成回路25に供給され、形成回路25からは相手の
電話番号に対応したDTMF信号が出力され、このDT
MF信号が、ネットワーク回路16及びNCU17を通
じて回線LNへと出力される。したがって、ダイヤルが行
われたことになる。
【0023】そして、相手が電話に出ると、その相手の
音声信号が、回線LN→NCU17→ネットワーク回路1
6→処理回路15の信号ラインを通じて受話器12に供
給される。また、送話器11からの音声信号が、処理回
路15→ネットワーク回路16→NCU17の信号ライ
ンを通じて回線LNに出力される。したがって、相手と通
話をすることができる。
【0024】《終話》通話を終了したので、ハンドセッ
トを電話機10に置くと、これによりスイッチ23がオ
フからオンになり、これがマイコン30により検出さ
れ、マイコン30によりNCU17はオンフック状態と
され、電話機10は待機状態に戻る。すなわち、終話し
たことになる。
【0025】《在宅モード時の着呼(通常の着呼)》こ
れは、電話機10が在宅モードに設定されている場合で
あるが、待機状態にあるとき、着呼があると、その着呼
を告げる回線LNからのリンガ信号が検出回路28により
検出され、これがマイコン30に通知される。すると、
スイッチ24のうちのモードスイッチの出力をチェック
することにより、在宅モードであるか留守番電話モード
であるかが判別される。そして、今の場合は、在宅モー
ドなので、マイコン30によりリンガ21が制御されて
リンガ音が鳴らされる。
【0026】そして、リンガ音が鳴ったので、ハンドセ
ットを電話機10から取り上げると、これによりスイッ
チ23がオンからオフになり、これがマイコン30によ
り検出され、マイコン30によりリンガ21が止められ
るとともに、NCU17はオフフック状態とされる。し
たがって、以後、上述のように、電話の相手と通話をす
ることができる。
【0027】《留守番電話モード時の着呼》この場合に
は、マイコン10において、ルーチン100が実行され
て〜が実現され、この結果、留守番電話機10を通
じてAさんとBさんとの間で、伝言がやりとりされる。
なお、図4は、この場合のシーケンスを示す。 Bさんからの伝言の録音 BさんがAさんに用件があって電話機10に電話をかけ
ると、そのリンガ信号が検出回路28により検出され、
着呼がマイコン30に通知される。すると、マイコン3
0の処理がルーチン100のステップ101からスター
トし、次にステップ102において、スイッチ24のう
ちのモードスイッチの出力をチェックすることにより、
在宅モードであるか留守番電話モードであるかが判別さ
れる。
【0028】そして、今の場合は、留守番電話モードな
ので、処理はステップ102からステップ111に進
み、このステップ111において、接続処理が実行さ
れ、すなわち、NCU17がオフフック状態とされて回
線LNがネットワーク回路16に接続されるとともに、ネ
ットワーク回路16が処理回路15を通じて装置13、
14に接続される。
【0029】続いて、処理はステップ112に進み、こ
のステップ112において、マイコン30により再生装
置13が制御されて再生モードとされ、再生装置13か
らは、Aさんが留守であることを告げるOGMの音声信
号が再生される。そして、このOGMの音声信号は、再
生装置13→処理回路15→ネットワーク回路16→N
CU17の信号ラインを通じ、回線LNに送り出される。
したがって、Bさんは、Aさんが留守であることを告げ
るOGMを聴くことになる。
【0030】そして、このOGMの再生が終了してから
所定の制限時間内に、Bさんは自分に与えられている識
別コードIDBを、電話機から入力する。例えば、Bさん
の識別コードIDBが「#02」であるとすれば、Bさん
は、このとき通話に使用している電話機のダイヤルキー
の「#」、「0」、「2」の各キーを順に押す。
【0031】すると、Bさんの使用している電話機から
は、Bさんの識別コードIDBを示すDTMF信号が出力
され、この識別コードIDBを示すDTMF信号が、回線L
Nを通じて電話機10に供給される。したがって、デコ
ーダ26からはBさんの識別コードIDBを示す信号が出
力され、この信号がマイコン30に供給される。
【0032】一方、マイコン30の処理は、ステップ1
12の実行に続いてステップ113に進み、このステッ
プ113において、Aさん及びBさんの識別コードIDA
あるいはIDBが入力されたかどうかをチェックする。
【0033】そして、識別コードIDA、IDBが入力されて
いないときには、処理はステップ113からステップ1
14に進み、このステップ114において、再生装置1
3がOGMの再生中を終了してから所定の制限時間が経
過したかどうかがチェックされ、経過していないときに
は、処理はステップ114からステップ115に進み、
このステップ115において、検出回路27の出力をチ
ェックすることにより、相手の電話機(今の場合、Bさ
んの電話機)がオンフックしたかどうかがチェックさ
れ、オンフックしていないときには、処理はステップ1
15からステップ113に戻る。
【0034】したがって、OGMの再生が終了して所定
の制限時間が経過するまで、あるいは相手の電話機がオ
ンフックするまで、ステップ113〜115が繰り返さ
れることになり、識別コードの入力待ちとなる。
【0035】そして、上記のようにして識別コード(今
の場合は、Bさんの識別コードIDB)が入力されると、
これがステップ113により検出され、処理はステップ
113からステップ121に進み、このステップ121
において、供給された識別コードIDBから現在電話をか
けてきている人が、今の場合、Bさんであると判断し、
例えばフラグをチェックすることにより、録音再生装置
14にBさんあての伝言が録音されているかどうかをチ
ェックする。
【0036】そして、Bさんあての伝言が録音されてい
るときには、処理はステップ121からステップ122
に進み、このステップ122において、録音再生装置1
4が制御されて再生モードとされ、Bさんあての伝言が
再生される。そして、このBさんあての伝言の音声信号
が、処理回路15→ネットワーク回路16→NCU17
の信号ラインを通じ、回線LNに送り出される。
【0037】したがって、Bさんは、Aさんが留守であ
ることを告げるOGMに続いて、Bさんあての伝言を聴
くことになる。
【0038】そして、このBさんあての伝言の再生が終
了すると、処理はステップ122からステップ123に
進み、このステップ123において、再生装置13が制
御され、伝言があるのならば(今の場合、Aさんへの返
事があるのならば)、伝言録音コマンドを入力してか
ら、その伝言を話すようにとのメッセージが再生され、
このメッセージの音声信号が、再生装置13から回線LN
に送り出される。
【0039】そこで、Bさんは、そのメッセージの再生
が終了してから所定の制限時間内に、伝言録音コマンド
を、電話機から入力する。例えば、伝言録音コマンドが
「#99」であるとすれば、Bさんは、このとき通話に
使用している電話機のダイヤルキーの「#」、「9」、
「9」の各キーを順に押す。
【0040】すると、Bさんの使用している電話機から
は、伝言録音コマンドを示すDTMF信号が出力され、
この識別コードを示すDTMF信号が、回線LNを通じて
電話機10に供給される。したがって、デコーダ26か
らは伝言録音コマンドを示す信号が出力され、この信号
がマイコン30に供給される。
【0041】一方、マイコン30の処理は、ステップ1
23のメッセージの再生を終了すると、ステップ131
に進み、このステップ131において、伝言録音コマン
ドが入力されたかどうかがチェックする。
【0042】そして、伝言録音コマンドが入力されてい
ないときには、処理はステップ131からステップ13
2に進み、このステップ132において、伝言録音コマ
ンドの入力を許可してから所定の制限時間が経過したか
どうかがチェックされ、経過していないときには、処理
はステップ132からステップ133に進み、このステ
ップ133において、検出回路27の出力をチェックす
ることにより、相手の電話機(今の場合、Bさんの電話
機)がオンフックしたかどうかがチェックされ、オンフ
ックしていないときには、処理はステップ133からス
テップ131に戻る。
【0043】したがって、伝言録音コマンドの入力を許
可してから所定の制限時間が経過するまで、あるいは相
手の電話機がオンフックするまで、ステップ131〜1
33が繰り返されることになり、伝言録音コマンドの入
力待ちとなる。
【0044】そして、上記のようにして伝言録音コマン
ドが入力されると、これがステップ131により検出さ
れ、処理はステップ131からステップ141に進み、
このステップ141において、録音再生装置14が制御
されて録音モードとされる。
【0045】そこで、Bさんが伝言を話すと、その伝言
の音声信号が、回線LNからNCU17→ネットワーク回
路16→処理回路15の信号ラインを通じて録音再生装
置14に供給される。こうして、Bさんの伝言が録音再
生装置14に録音されていく。
【0046】また、この伝言の録音が行われている間
に、マイコン30の処理はステップ142に進み、この
ステップ142において、検出回路27の出力をチェッ
クすることにより、相手の電話がオンフックしたかどう
かをチェックしている。
【0047】そして、Bさんが伝言を終えたとき、ハン
ドセットセットをオンフックして終話すると、これが検
出回路27により検出されてマイコン30に通知され
る。すると、マイコン30の処理は、ステップ142か
らステップ143に進み、このステップ143におい
て、録音再生装置14が停止モードとされるとともに、
Bさんからの伝言が録音されたことを示すフラグがセッ
トされ、その後、ステップ144において、NCU17
がオンフック状態とされる。
【0048】そして、ここまでがの処理であり、ここ
までの処理を終了すると、続いて、の処理が、後述す
るように実行される。
【0049】なお、ステップ102において、モードス
イッチの出力が在宅モードのときには、処理はステップ
102からステップ103に進み、上述の《在宅モード
時の着呼(通常の着呼)》が実行される。
【0050】また、ステップ113〜115が繰り返さ
れている期間に、相手がオンフックした場合には、処理
はステップ115からステップ116に進み、このステ
ップ116において、終話処理が実行されてからステッ
プ117によりこのルーチン100を終了し、電話機1
0は待機状態に入る。
【0051】さらに、識別コードが入力されなかったと
きにには、処理はステップ116からステップ118に
進み、このステップ118において、通常の留守番電話
機としての処理、すなわち、伝言の録音やその後の終話
処理が実行され、次にステップ119において、このル
ーチン100を終了し、電話機10は待機状態となる。
【0052】また、ステップ121において、伝言がな
いときには、処理はステップ121からステップ122
をスキップしてステップ123に進む。
【0053】さらに、ステップ131〜133が繰り返
されている期間に、伝言録音コマンドが入力されなかっ
たときにには、処理はステップ132からステップ13
4に進み、このステップ134において終話処理が実行
されてからステップ135においてこのルーチン100
を終了し、電話機10は待機状態となる。
【0054】したがって、処理がに進むのは、ステッ
プ141において、伝言の録音が行われた場合だけであ
る。 Aさんへの通知 ステップ141により伝言の録音が行われた場合には、
ステップ143において、終話処理が行われてから、そ
の伝言の相手のページャーが呼び出される。
【0055】すなわち、マイコン30の処理はステップ
143に続いてステップ151に進み、このステップ1
51において、NCU17がオフフック状態とされてネ
ットワーク回路16がNCU16を通じて回線LNに接続
される。
【0056】そして、今の場合、マイコンマイコン30
は、ステップ113により、ステップ141の伝言の相
手がAさんであると知ることができる。また、メモリ3
1には、Aさんのページャーの呼び出し番号PGRAが記憶
されている。
【0057】そこで、ステップ152において、マイコ
ン30は、メモリ31からAさんのページャーの呼び出
し番号PGRAのデータを読み出し、これを形成回路25に
供給する。したがって、形成回路25からは、Aさんの
ページャーの呼び出し番号のDTMF信号が出力され、
このDTMF信号が、ネットワーク回路16及びNCU
17を通じて回線LNに送り出される。
【0058】したがって、これによりAさんの所持して
いるページャーが呼び出され、Aさんは、自分あての電
話があり、かつ、伝言が電話機10に録音されているこ
とを知ることになる。
【0059】また、マイコン30の処理は、ステップ1
52に続いてステップ153に進み、このステップ15
3において、NCU17をオフフック状態とし、その
後、処理はステップ1454に進み、このステップ15
4において、ルーチン100を終了し、電話機10は待
機状態となる。
【0060】したがって、Bさんが伝言を録音した場合
には、Aさんのページャーが呼び出されることになる。 Bさんからの伝言の再生及びAさんからの返事の録
音 Bさんへの通知 この、の処理は、上述した、の処理において、
AさんとBさんの立場が入れ換わっただけであり、電話
機10の動作は、と同じである。したがって、マイ
コン30はルーチン100を同様に実行する。ただし、
この場合、AさんとBさんの立場が入れ換わっているの
で、ステップ121で入力される識別コードは、Aさん
の識別コードIDAであり、したがって、ステップ122
で再生される伝言は、Aさんあての伝言(返事)となる
とともに、ステップ152で呼び出されるページャーは
Bさんのページャーとなる。
【0061】したがって、BさんはAさんに伝言を伝え
ることができるとともに、その返事を聞くことができ
る。
【0062】あるいは、に続いて以降を繰り返せ
ば、何回でも、AさんとBさんとの間で、電話機10の
留守番機能を利用して通話や会話を行うことができる。
【0063】《その他》メモリ3に対するOGMの録音
を行うための処理ないし動作は、従来のそれと同じなの
で、説明は省略する。また、装置13、14は共通の装
置とすることもでき、そのときの記録媒体は、メモリや
カセットテープ以外にミニディスクなどとすることもで
きる。
【0064】さらに、ページャーに表示機能がある場合
には、ステップ152において、伝言の差し出し人の識
別コードなどを同時に送り出し、呼び出した人が誰であ
るかを、ページャーの所持者に知らせるようにすれば、
識別コードを与えられていない他の人からの呼び出しと
区別をすることができる。
【0065】また、ページャーで呼び出してから所定の
期間が経過しても、その呼び出した相手からの電話がな
いときには(これは、入力される識別コードから知るこ
とができる)、再度、呼び出しを行うようにすることも
できる。
【0066】さらに、上述においては、OGMの再生が
終了してから所定の期間を、識別コードや伝言録音コマ
ンドを受け付ける期間としたが、OGMが再生されてい
る期間にも、識別コードや伝言録音コマンドを受け付け
るようにしてもよい。
【0067】また、上述から明らかなように、電話機1
0は、伝言の転送センターとして働き、この場合には、
電話機10の所有者は誰であっても関係ないので、3人
以上のページャーの所持者の間で、上述の機能を使用す
ることもできる。そして、その場合には、例えば、OG
Mが再生されたとき、自分の識別コードを入力するだけ
でなく、呼び出し相手(伝言を伝えたい相手)の識別コ
ードも入力し、その入力された識別コードの該当者のペ
ージャーを順に呼び出すようにすることができる。ある
いは、呼び出し相手の識別コードとして特定の識別コー
ドを入力したときには、自分を除く全員を順に呼び出す
ようにすることもできる。
【0068】さらに、識別コードとして音声認識の結果
のデータを使用すれば、識別コードを入力するためのキ
ー操作を不要にすることができる。
【0069】
【発明の効果】この発明によれば、伝言が録音される
と、その伝言の相手が、ページャーを通じて自動的に呼
び出されるので、呼び出しのための手間がかからない。
また、伝言を受ける側も、留守番電話機に電話をかけて
伝言があるかどうかをチェックする必要もない。
【0070】さらに、相手が外出していても、呼び出し
て伝言を伝えることができる。あるいは、双方が外出し
ていても、電話機10を通じて通話あるいは会話を行う
ことができる。そして、以上のような処理を、1台の電
話機10を共通に使用することにより実現することがで
きる。
【0071】また、また、伝言を伝えるためのサービス
会社を使用する場合には、通話料金に加えて毎月の基本
料金も必要となるが、この発明によれば、そのような料
金がかからない。
【0072】しかも、伝言を録音することのできる留守
番電話機であれば、ルーチン100を設けるだけで、こ
の発明を実現することができ、コストアップとならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一例を示す系統図である。
【図2】この発明における処理ルーチンの一例の一部を
示すフローチャートである。
【図3】図2の続きの一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】この発明における処理の一例をシーケンス図で
ある。
【図5】この発明のアウトラインを説明するための図で
ある。
【符号の説明】
10 留守番電話機 11 送話器 12 受話器 13 再生装置 14 録音再生装置 15 信号処理回路 16 スピーチネットワーク 17 NCU 22 ダイヤルキー 25 DTMF信号の形成回路 26 DTMF信号のデコーダ 27 終話検出回路 28 リンガ信号の検出回路 30 マイクロコンピュータ 31 メモリ 100 処理ルーチン LN 電話回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎戸 隆一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、第1のページャーの呼び出
    し番号と、この第1のページャーの所持者の識別コード
    と、第2のページャーの呼び出し番号と、この第2のペ
    ージャーの所持者の識別コードとを記憶するメモリと、 伝言を録音再生する録音再生装置と、 ダイヤル信号を出力する形成回路とを有し、 着呼後、その着呼を与えた電話機から上記識別コードが
    入力された場合において、上記入力された識別コードに
    対応した伝言が、上記録音再生装置に録音されていると
    きには、この録音再生装置を再生モードとして上記入力
    された識別コードに対応した伝言を再生し、 この伝言の再生信号を上記着呼を与えた電話機に送り出
    し、 上記着呼を与えた電話機から上記識別コードが入力され
    た場合には、上記入力された識別コードに対応した伝言
    の有無にかかわらず、録音モードへ移行するコマンドを
    受け付ける状態となり、 この受け付け期間に、上記着呼を与えた電話機から上記
    録音モードへ移行するコマンドが入力されたときには、
    上記録音再生装置を録音モードとして上記着呼を与えた
    電話機からの伝言を録音し、 この録音が終了した後、上記入力された識別コードにし
    たがって、上記メモリからページャーの呼び出し番号を
    取り出し、 この取り出した呼び出し番号により、対応するページャ
    ーの呼び出し信号を形成し、 この呼び出し信号を電話回線に送り出して上記対応する
    ページャーを呼び出すようにした電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電話機において、 上記入力される識別コードはDTMF信号であり、 上記入力されるコマンドもDTMF信号である電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1あるいは請求項2に記載の電話
    機において、 上記識別コードとして音声認識のデータを使用するよう
    にした電話機。
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