JPH0750508A - アンテナモジュール - Google Patents

アンテナモジュール

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JPH0750508A
JPH0750508A JP5214880A JP21488093A JPH0750508A JP H0750508 A JPH0750508 A JP H0750508A JP 5214880 A JP5214880 A JP 5214880A JP 21488093 A JP21488093 A JP 21488093A JP H0750508 A JPH0750508 A JP H0750508A
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JP
Japan
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antenna element
conductor
dielectric substrate
sheet
shaped
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Application number
JP5214880A
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English (en)
Inventor
Yutaka Azumaguchi
裕 東口
Mitsuo Inagaki
光雄 稲垣
Takeyasu Maeda
健康 前田
Kazuyoshi Aoki
一芳 青木
Koichi Kamei
好一 亀井
Toshiaki Amano
俊昭 天野
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Furukawa Electric Co Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0750508A publication Critical patent/JPH0750508A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
    • H01Q1/38Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith formed by a conductive layer on an insulating support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q5/00Arrangements for simultaneous operation of antennas on two or more different wavebands, e.g. dual-band or multi-band arrangements
    • H01Q5/40Imbricated or interleaved structures; Combined or electromagnetically coupled arrangements, e.g. comprising two or more non-connected fed radiating elements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0442Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna with particular tuning means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q9/00Electrically-short antennas having dimensions not more than twice the operating wavelength and consisting of conductive active radiating elements
    • H01Q9/04Resonant antennas
    • H01Q9/0407Substantially flat resonant element parallel to ground plane, e.g. patch antenna
    • H01Q9/0471Non-planar, stepped or wedge-shaped patch

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  • Electromagnetism (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】周波数を微調整可能とし、送受信用に専用のア
ンテナ素子を有し、又、広帯域特性有するアンテナモジ
ュールを提供する。 【構成】所定形状にモールドされた誘電体基体とこの誘
電体基体の一表面に形成されたシート状の接地導体とこ
の一表面と対向する他の面に形成され、その一端が略V
字状に折り曲げられた端部を持つシート状のアンテナ素
子導体及びこの略V字状におりまげられた端部間に挿入
される調整部材を有して構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】
産業上の利用分野 従来例(図18) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例(図1乃至図17) 効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、小型化されたアンテナ
モジュールに関し、特に携帯無線機器に組み込まれるア
ンテナモジュールに関する。
【0003】無線装置には、無線波を送信、受信するた
めのアンテナが不可欠であり、特に小型の携帯無線機器
にあっては、筐体内に内蔵されるために小型で且つ高感
度のアンテナが望まれている。
【0004】
【従来例】小型のアンテナとして、逆F型アンテナ、S
型アンテナが知られている。このようなアンテナの構成
と機能概要は、例えば、本出願人による先の米国出願
(出願No.858209:1992.3.26出願)
の第1図、第2図に示されるものである。
【0005】かかる従来の逆F型アンテナ、S型アンテ
ナは、上記出願においても説明されるように導電体の板
を加工して制作されるものであり、小型化並びに寸法精
度の点で所望特性を得ることが困難なものであった。そ
こで、本出願人により、誘電体基体、例えば樹脂ブロッ
クを利用して構成するアンテナモジュールの構成とその
製造方法を上記出願において提案している。
【0006】この先に提案されたアンテナモジュールの
構成は、図18に示す如くである。図18(A)はアン
テナモジュールの斜視図であり、図において、1は誘電
体基体である。例えば半導体集積回路のモールドに使用
される熱硬化性のエポキシ樹脂或いは熱可塑性のポリエ
チレンスルホン、ポリエステル等によって形成される。
2は接地導体であり誘電体基体1の底面に形成される。
【0007】3はアンテナ素子導体であり、その先端に
折り曲げられた形成された閉ループ状部分31を有して
いる。この閉ループ状部分31を有する形式のアンテナ
はP型アンテナと呼ばれる。更にリード部35を有して
いる。このリード部35は接地ピン36と給電線37を
有しそれぞれアンテナ素子導体3に電気的に接続され
る。接地ピン36と給電線37の間隔によりアンテナの
入力インピーダンスが決められる。
【0008】図18(B)は図18(A)におけるA−
A’線に沿う断面図を示す。図において理解されるよう
に誘電体基体1は筐体構造であり、空隙6が備えられて
いる。この空隙6の大きさにより後に説明されるように
中心共振周波数 fc が変化する。
【0009】図18(C)は接地導体2、アンテナ素子
導体及びリード線35の断面図の一部を示す。図におい
て20はフレキシブルプリント板(FPC)の基体であ
りプラスチックフィルムで構成される。21はこのプラ
スチックフィルム20上に張られた金属箔例えば銅箔で
ある。
【0010】一例としてのフレキシブルプリント板の基
板であるプラスチックフィルム20として、50μm 厚
のポリイミドフィルムであり、銅箔は35μm の厚みを
有するものである。
【0011】又、図18に示されるアンテナモジュール
の大きさは高さが約11mm、幅が15mm、長さが30乃
至35mmの大きさを有し周波数として800〜900MH
z 帯の共振周波数 fc を持つものである。
【0012】このような先に提案されたアンテナモジュ
ールの電気的等価回路はアンテナ素子導体部分がインダ
クタンスLを構成し、このアンテナ素子導体3と接地導
体2との間隔がキャパシタC成分に対応し、インダクタ
ンスLにキャパシタCが並列に接続された形のものとな
る。
【0013】従ってかかるアンテナモジュールの共振周
波数はアンテナ素子導体3の縦横の寸法によってL成分
が決まり、アンテナ素子導体3と接地導体2の間隔によ
ってC成分が決まるので、これらアンテナ素子導体3の
面積或いはアンテナ素子導体3と接地導体2との間隔を
変えることにより共振周波数 fc を選択することが可能
である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記したような先に提
案されたアンテナモジュールの構成において、充分な特
性を確保するためには、アンテナモジュールを成形後μ
m 単位の精度での調整が必要であり、誘電体基体1の型
精度はこれ以上のものが要求される。この結果、製造コ
ストアップの要因となる。
【0015】一方、逆Fモードで動作する図18に示し
たような高周波のアンテナに流れる電流は、アンテナ素
子導体3の周辺部に集中する。これは原理的には高周波
電流の表皮効果による現象と考えられる。
【0016】従って、図18に示す従来の提案にかかる
アンテナモジュールにおいては、アンテナ素子導体3の
周辺部分の下に誘電体樹脂が存在するため、アンテナの
特性、特に帯域に影響ある部分の等価誘電率が高くなり
広帯域化を図る上で不利である。
【0017】更に上記提案されたアンテナモジュールは
送信又は受信のみに使用される単一のアンテナモジュー
ルである。従ってこれを送信及び受信兼用にする場合に
は所望の周波数帯域を得ることが難しい。
【0018】従って本発明はかかる先に提案されたアン
テナモジュールに対し、更に共振周波数 fc を調整する
構成、広帯域特性を得るための構成並びに送信及び受信
に対しそれぞれ専用のアンテナ素子として使用し得るア
ンテナモジュールの構成を提案することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に従うアンテナモ
ジュールの基本構成は、所定形状にモールドされた誘電
体基体とこの誘電体基体の一表面に形成されたシート状
の接地導体とこの一表面と対向する他の面に形成され、
その一端が略V字状に折り曲げられた端部を持つシート
状のアンテナ素子導体及び前記略V字状に折り曲げられ
た端部間に挿入される調整部材を有して構成される。
【0020】この基本構成において更に前記調整部材
は、誘電体部とこの誘電体部の表面に形成されたシート
状の導電体で構成され、シート状の導電体が前記略V字
状に折り曲げられた端部間と電気的に接触され、且つこ
の端部の外部に突出する部分を有し、前記アンテナ素子
導体の長さを実効的に延長するものである。
【0021】又、前記調整部材は、金属体であり、前記
略V字状に折り曲げられた端部間と電気的に接触され、
且つ端部の外部に突出する部分を有し、前記アンテナ素
子導体の長さを実効的に延長するものである。
【0022】更に又、前記調整部材は、誘電体部とこの
誘電体部の少なくとも一の表面に形成されたシート状の
導電体で構成され、シート状の導電体が前記略V字状に
折り曲げられた端部間と電気的に接触され、且つこの端
部の前記シート状の接地導体との間の電気的距離を規制
するものである。
【0023】本発明に従うアンテナモジュールの他の態
様に従うと所定形状にモールドされた誘電体基体と誘電
体基体の一表面に形成されたシート状の接地導体とこの
誘電体基体の一表面と対向する他の面に形成され、その
一端が略V字状に折り曲げられた端部を持つシート状の
アンテナ素子導体を有し、且つ前記誘電体基体には、略
V字状に折り曲げられた端部とシート状の接地導体との
間に空隙を備え、この空隙に挿入され、その大きさを調
整する調整部材を有する。
【0024】前記構成において、前記調整部材は、誘電
体基体と同一の材料で形成され、楔状を成している。本
発明の別の態様に従うと所定形状にモールドされた誘電
体基体と、この誘電体基体の一表面に形成されたシート
状の接地導体と、誘電体基体の該一表面と対向する他の
面に形成されたシート状のアンテナ素子導体とを有し、
誘電体基体は、シート状の接地導体及びこのシート状の
アンテナ素子導体のそれぞれに直交する両面側に凹部を
備えている。
【0025】更に別の態様においては、第一の誘電体基
体とこの第一の誘電体基体の両側面に配置され、該第一
の誘電体基体の誘電率と異なる誘電率を持つ第二の誘電
体基体とで形成された誘電体ブロックと、この誘電体ブ
ロックの第二の誘電体基体が配置される面と直交する一
の表面に形成されたシート状の接地導体と、誘電体ブロ
ックのこの一の表面と対向する他の面に形成されたシー
ト状のアンテナ素子導体とを有する。
【0026】この別の態様及び更に別の態様において、
前記シート状のアンテナ素子導体の先端はループを備
え、P型アンテナ素子を構成している。又、前記構成に
おいて、前記誘電体基体は、樹脂を材料としてモールド
成形されたものである。
【0027】本発明に従う送受アンテナを個別に有する
アンテナモジュールは、第一の部分及び第二の部分を一
体にして所定形状にモールドされた誘電体基体と、この
誘電体基体の一の表面に形成された共通のシート状の接
地導体と、誘電体基体の該第一の部分の一の表面に対向
する他の表面に形成されたシート状の第一のアンテナ素
子導体と、誘電体基体の第二の部分の一の表面に対向す
る他の表面に形成されたシート状の第二のアンテナ素子
導体とを有し、この第一のアンテナ素子導体の共振周波
数と第二のアンテナ素子導体の共振周波数とを異なるよ
うに構成している。
【0028】上記の送受アンテナを個別に有するアンテ
ナモジュールにおいて、前記第一のアンテナ素子導体及
び前記第一のアンテナ素子導体を、それぞれ送信及び受
信用アンテナとしている。
【0029】更に前記誘電体基体の前記第一の部分と誘
電体基体の前記第二の部分の各々の高さを違えることに
より、前記第一のアンテナ素子導体の共振周波数と前記
第二のアンテナ素子導体の共振周波数とを異なるように
している。
【0030】又、前記誘電体基体の前記第一の部分と誘
電体基体の前記第二の部分の各々は、空隙を有し、第一
の部分の空隙と第二の部分の空隙の大きさを違えること
により、前記第一のアンテナ素子導体の共振周波数と前
記第二のアンテナ素子導体の共振周波数とを異なるよう
にしている。
【0031】更に又、別の態様では前記誘電体基体の前
記一の表面と対向する他の面に形成されたシート状の第
一のアンテナ素子導体及び第二のアンテナ素子導体は、
該他の面に設けられたシート状の導体の中間部をトリミ
ングによって除去する。
【0032】又、更に別の態様では前記誘電体基体の前
記一の表面と対向する他の面に形成されたシート状の第
一のアンテナ素子導体と第二のアンテナ素子導体の面積
を違えることにより、前記第一のアンテナ素子導体の共
振周波数と前記第二のアンテナ素子導体の共振周波数と
を異なるようにしている。
【0033】又、前記誘電体基体は、空隙を有し、且つ
前記第一のアンテナ素子導体と前記シート状の共通の接
地導体との間、又は第二のアンテナ素子導体と前記シー
ト状の共通の接地導体との間のいずれかの空隙部分に誘
電体の調整用部材を挿入することにより、前記第一のア
ンテナ素子導体の共振周波数と前記第二のアンテナ素子
導体の共振周波数とを異なるようにしている。
【0034】上記構成において、前記シート状の接地導
体及び前記シート状のアンテナ素子導体は、プラスチッ
クフィルムとこのプラスチックフィルム上に張られた銅
箔により構成されている。
【0035】又、前記シート状のアンテナ素子導体は、
前記誘電体基体の外部に延びるリード部を有し、このリ
ード部は、アンテナ素子導体の本体部に電気的に接続さ
れた接地線と給電線を有している。
【0036】
【作用】所定形状にモールドされた誘電体基体の一面に
接地導体、これと対向する面にアンテナ素子導体が形成
される。
【0037】更にこのアンテナ素子導体先端に設けられ
た略V字状の端部間に調整部材が挿入される。この調整
部材によりアンテナ素子導体の大きさ或いは接地導体間
とのギャップが調整される。これにより、アンテナの共
振周波数が微調整可能である。又、アンテナ素子導体と
接地導体間に充填される誘電体、例えば樹脂の充填量を
変えることにより共振周波数の決定の要因とすることが
可能である。
【0038】更に、アンテナ素子導体を二つ有する複合
アンテナモジュールとすることにより、それぞれのアン
テナ素子導体の共振周波数を異ならしめる。この共振周
波数の異なる二つのアンテナ素子導体をそれぞれ送信及
び受信専用アンテナとすることにより、送信受信用に別
個のアンテナ素子を有する複合アンテナモジュールが得
られる。
【0039】又、互いに共振周波数の異なる二つのアン
テナの素子導体の給電線を共通に接続して使用する場合
は、広帯域特性有するアンテナモジュールとすることが
できる。
【0040】
【実施例】以下実施例の説明において、同一又は類似の
ものには同一の番号又は記号を付して説明する。図1は
本発明のアンテナモジュールの第1の実施例であり、充
分な特性を確保するために、成形後μm 単位の精度で各
寸法を調整可能とするものである。
【0041】図1に示される図は、既に説明した図18
(B)に示される先に提案されたアンテナモジュールの
構成における断面図と同様に第1の実施例のアンテナモ
ジュールの断面を示すものである。
【0042】図において、1は誘電体基体であり図18
に示すアンテナモジュールと同様にエポキシ樹脂等によ
り構成される。2は接地導体であり、3はアンテナ素子
導体である。
【0043】これら接地導体2及びアンテナ素子導体3
は図18に説明した例と同様にプラスチックフィルム上
に銅箔を張り付けたフレキシブルプリント板によって構
成される。
【0044】即ち誘電体基体1の底面にフレキシブルプ
リント板が全面に張り付けられ、接地導体2とされる。
一方、誘電体基体1の上面にフレキシブルプリント板が
張られ、アンテナ素子導体3を構成する。
【0045】アンテナ素子導体3の先端は図に示すよう
に略V字状の折り曲げ部30を有している。本発明の特
徴とする部分は、更に後付け部品として調整部材4をこ
の略V字状部分30に挿入されるように構成されている
点である。
【0046】図1の実施例では、この後付け部品として
の調整部材4は誘電体基体1と同様の素材で作られる略
楔型形状の誘電体部40とこの誘電体部40の表面のル
ープ構成側に導体41が形成されている。この導体41
は、アンテナ素子導体3、接地導体2と同様にフレキシ
ブルプリント板で形成されるシート状の導電体により構
成が可能である。
【0047】この調整部材4はアンテナ素子導体の略V
字状に折り曲げられた端部30に挿入される。従って略
V字状に折り曲げられた端部30の両端部は調整部材4
の導体41により電気的に短絡される。
【0048】これによりアンテナ素子導体3は従来例と
同様にその先端部にループが形成されP型アンテナを形
成する。同時に、調整部材4の挿入量を調整することに
より、P型アンテナのループの長さを微調整することが
できる。従って、アンテナ素子導体3の長さを実効的に
調整可能となる。
【0049】先に図18に関して説明したように、かか
るアンテナモジュールの共振周波数fc はアンテナ素子
導体3の長さが一つの周波数を決める要因となる。従っ
て調整部材4の略V字状に折り曲げられた端部30に挿
入される量を微調整することによりアンテナ素子導体3
の長さが変えられ、その共振周波数 fc が微調整される
ことになる。
【0050】又、図1の実施例において図18に関して
説明したと同様に、必要であれば誘電体基体1に空隙6
が設けられ、その共振周波数 fc を決める要因とされ
る。更に図1に示すアンテナモジュールの製造方法は先
に説明した本出願人による先の米国出願No.8582
095によって示される方法がそのまま採用可能であ
る。
【0051】図2は本発明の第2の実施例を示す図であ
り、図1と同様に第2の実施例のアンテナモジュールの
断面を示す図である。図1の第1の実施例と異なる点
は、アンテナ素子構成部分の先端後付け部品である調整
部材4をより簡単にすべく第2の実施例では金属の板4
により構成している。
【0052】即ち図2に示すように金属の板4を調整部
材としてアンテナ素子導体3の先端に形成される略V字
状の端部30の端子間に挿入する位置を変えることによ
りループ長を変更し、より簡単に共振周波数を微調整す
ることを可能としている。他の構成は図1に示す第1の
実施例と同様である。
【0053】図3は本発明のアンテナモジュールの第3
の実施例を示す図である。この図においても同様に実施
例に従うアンテナモジュールの断面を示している。この
実施例において誘電体基体1、接地導体2、アンテナ素
子導体3及び誘電体基体1に必要により設けられた空隙
6は図1及び図2で説明した構成と全く同様である。図
3に示す第3の実施例の特徴も調整部材4の構造にあ
る。
【0054】即ちアンテナ素子構成部分の先端後付け部
品である調整部材4は、T字形の誘電体部40とその凸
側に形成された導体42により構成される。即ち図1の
第1の実施例と比較すると図3に示す第3の実施例にお
ける調整部材4の誘電体部40とその凸側に張られた導
体部42はアンテナモジュールの高さ方向に延びている
点に特徴を有する。
【0055】即ち図3に示す第3の実施例における調整
部材4は、T字型の導体部42の一部が凸状に形成さ
れ、アンテナ素子導体3の先端に形成される略V字状の
端部30の端子間に挿入されるようにされている。
【0056】この調整部材4が略V字状の端部30に挿
入されることによりこの端部30間が導体部42により
電気的に接続され、先に説明した通りアンテナ素子導体
はP型のアンテナ素子を形成することになる。同時に導
体部42によりアンテナ素子導体3と接地導体2との間
の等価的な間隔(ギャップ)が規定される。
【0057】先にアンテナモジュールの共振周波数の決
定要因について説明したようにアンテナ素子導体3と接
地導体2との間隔(ギャップ)により等価的な並列容量
が決められるので、その間隔を変えることにより共振周
波数 fc を変えることが可能である。
【0058】従って、調整部材4の長さを変えた部品を
多数用意することにより、特性の異なるアンテナモジュ
ールを多数、同じ型で製造することが可能となる。図4
は本発明の第4の実施例に従うアンテナモジュールの断
面図を示す。
【0059】既に説明した第1乃至第3の実施例と同様
に図4に示される第4の実施例は、誘電体基体1、接地
導体2、アンテナ素子導体3及びその先端に設けられた
略V字状の端部30を有している。
【0060】この第4の実施例の特徴は誘電体基体1に
設けられる空隙6が貫通されている点にある。更にこの
貫通されている部分に誘電体基体1と同一又は異なる材
料の楔型部品となる誘電体ブロック5を挿入することに
より共振周波数 fc が調整される。
【0061】即ち誘電体ブロック5は誘電体基体1と同
様の材料により構成され空隙6の貫通部分に挿入される
ことによりアンテナ素子導体3の先端にあるループ部3
0と接地導体2とのギャップ寸法が調整される。
【0062】又、誘電体ブロック5を誘電体基体1と誘
電率の異なる材料のいくつかの種類の楔型部品として用
意しておけば、ギャップ部の誘電率の調整が可能であ
る。これらの構成によりアンテナモジュールの等価的な
容量が調整され従ってその共振周波数 fc が調整され
る。
【0063】以上説明したように図1乃至図4に示され
る第1乃至第4の実施例ではアンテナ素子導体3の長さ
を変化させ、或いはアンテナ素子導体3の端部30と接
地導体2とのギャップを調整することにより共振周波数
fc を調整しようとするものである。
【0064】図5は、本発明の第5の実施例を示すアン
テナモジュールの斜視図である。図5に示す第5の実施
例の特徴は従来の樹脂一体型成形アンテナの技術を用い
てアンテナの側面樹脂をアンテナ外形より内側にして凹
状部10とする構造としている。これによりアンテナ素
子周辺部の等価誘電率を構造的に低減するようにしてい
る。
【0065】即ち、本実施例の原理はアンテナ側面の樹
脂を内側に後退させることにより、特に帯域幅に影響の
大きいアンテナ素子導体周辺部電流集中を避けている。
図6及び図7は、図5に示す第5の実施例技術を拡張し
て二重成形技術を応用した本発明に従う第6の実施例の
アンテナモジュールの斜視図を示す図である。
【0066】即ち第6の実施例は、図6に示すように最
初の成形においてアンテナ構造を確保し、アンテナ素子
導体3周辺部分の下には樹脂部即ち、誘電体を設けない
構造とする。
【0067】この構造の状態ではアンテナ素子導体の周
辺部分の支持が出来ないので構造的に不安定である。従
って第2の樹脂成形によりアンテナ素子導体周辺部分を
保持するような構造としている。
【0068】この第2の成形に使用される誘電体、即ち
樹脂は最初の成形に用いられる樹脂より誘電率が低い特
に高周波特性の良好なものである。例えば熱可塑性のテ
フロン(登録商標)、PPO(ポリフェニレンオキサイ
ド)或いはPPS(ポリフェニレンサルファイド)が最
適である。
【0069】図8は本発明に従う第7の実施例である。
この実施例は共通の誘電体基体1に二つの個別のアンテ
ナ素子導体32、33を形成した複合アンテナモジュー
ルの実施例である。
【0070】即ち誘電体基体1は、第1の誘電体ブロッ
ク12と第2の誘電体ブロック13を有する。これら第
1及び第2の誘電体ブロックは一体に形成されている。
そして共通の接地導体2が誘電体基体1の底面に形成さ
れ、第1の誘電体ブロック12に対応する位置に接地導
体2に対向して第1のアンテナ素子導体32が形成され
ている。
【0071】この第1のアンテナ素子導体32は既に説
明した第1乃至第6の実施例におけるアンテナ素子導体
3と同様である。更にこのアンテナ素子導体32はリー
ド部35を有しこのリード部35に接地ピン36と給電
線37が形成されている。
【0072】更にこの第1の誘電体ブロック12に対応
して空隙61が設けられている。13は誘電体基体1に
形成される第2の誘電体ブロックであり、第1の誘電体
ブロックと同様に共通の接地導体2に対向して第2のア
ンテナ素子導体33がその上面に形成されている。
【0073】第2のアンテナ素子導体33は更にリード
部35を有し同様に接地ピン36と給電線37を有して
いる。第2の誘電体ブロック13には第1の誘電体ブロ
ック12と同様に空隙62が形成されている。
【0074】図9は第1の誘電体ブロック12及び第2
の誘電体ブロック13のそれぞれにおいて形成されるア
ンテナ素子の共振周波数特性を示すものである。図9に
おいて共振周波数 fcBを持つ共振周波数特性は第1の誘
電体ブロック12のアンテナ素子導体32によって得ら
れる特性であり、共振周波数 fcAを持つ共振周波数特性
は第2の誘電体ブロック13によって形成されるアンテ
ナの特性である。
【0075】図8に示す実施例の使い方により例えば、
第1の誘電体ブロック12で構成されるアンテナを送信
用のアンテナ素子とし、第2の誘電体ブロック13で構
成されるアンテナを受信用のアンテナ素子として個々に
独立に用いることが可能である。
【0076】この場合には図9に示す如く送信アンテナ
の共振周波数は fcBとなり受信アンテナの共振周波数は
fcAとなる。図10は図8に示すアンテナを広帯域アン
テナとして用いる場合の周波数特性を示すものである。
【0077】即ち第1の誘電体ブロック12で構成され
るアンテナ素子の給電線37と第2の誘電体ブロック1
3において構成される第2のアンテナ素子の給電線37
を共通に接続することにより図10に示すような広帯域
幅を持つアンテナ素子を得ることが可能である。
【0078】ここで図8における第1及び第2の誘電体
ブロック12、13において共振周波数が fcB、 fcA
異なる理由を考察する。図11はアンテナ素子導体と接
地導体間のギャップ寸法と共振周波数との関係を示すグ
ラフである。
【0079】即ちアンテナ素子導体と接地導体との間の
ギャップが大きくなる程その共振周波数は高くなること
が理解される。かかる特性を利用することによって図8
に示す実施例では第1の誘電体ブロック12で構成され
るアンテナと第2の誘電体ブロック13で構成されるア
ンテナとにおいてそれぞれ共通の接地導体2に対するア
ンテナ素子導体32、33とのギャップ長を異ならしめ
ている。
【0080】即ち第1の誘電体ブロック12によって構
成されるアンテナにおいて、アンテナ素子導体32と接
地導体2との間のギャップは第2の誘電体ブロック13
によって構成されるアンテナにおけるアンテナ素子導体
33と接地導体2とのギャップ寸法よりも小さくなって
いる。
【0081】ここでアンテナ素子導体と接地導体の間の
ギャップが小さくなるほど等価的な並列容量が大きくな
り従って共振周波数が小さくなる。従って、図9に示す
特性が得られることが理解される。
【0082】この事実は、1991年電子情報通信学会
春季全国大会予稿集C−525の「モールド成形回路の
応用によるアンテナの小型化について」と題する論文に
おいても示されている。図12は二つのアンテナ素子導
体を有するアンテナモジュールの別の実施例である。
【0083】図12において1は共通の誘電体基体であ
り第1の誘電体ブロック12と第2の誘電体ブロック1
3に区分されそれぞれ共通の接地導体2に対向してアン
テナ素子導体32と33が形成されている。ここにおい
てアンテナ素子導体32及び33は図8の実施例におけ
ると同一の構成である。
【0084】図13は図12において第1の誘電体ブロ
ック12で構成される第1のアンテナモジュールと第2
の誘電体ブロック13で構成される第2のアンテナモジ
ュールについてA−A’に沿う断面及びB−B’に沿う
断面を示す図である。図13(A)は図12におけるA
−A’での断面図であり、13(B)はB−B’に沿う
断面図である。
【0085】図13(A)と図13(B)の断面図とを
比較する時図13(A)の方がアンテナ素子導体32と
接地導体2との間の誘電体樹脂の充填量が多い。ループ
下部に完全に樹脂を充填した場合、一例として共振周波
数が10%程度低下することが本発明者等により確認さ
れている。
【0086】図14は、アンテナ素子導体先端のループ
下部と接地導体間の樹脂充填量と共振周波数との関係を
示すグラフである。これにより、樹脂充填量が多くなる
と共振周波数が低くなることが理解される。
【0087】このように樹脂充填量によって共振周波数
が変化する理由は次の通りと考えられる。即ち、アンテ
ナ素子導体32と接地導体2との間の容量Cは、次の式
で表される。 C=ε×L/D
【0088】ここでεは誘電体ブロックの誘電率であ
り、Dはアンテナ素子と接地導体とのギャップ長であり
Lはアンテナ素子導体の大きさを表す。誘電体即ち樹脂
の充填量が多くなるとεが大きくなり従って容量Cが大
きくなる。これにより等価並列容量Cが大きく、共振周
波数が下がる。
【0089】従って図13(A)は共振周波数 fc が図
13(B)のものに対し低くなる。図13(C)は更に
空隙62の量を多くしアンテナ素子導体33と共通接地
導体2との間の樹脂重点量を少なくしている例である。
従ってかかる場合にはより高い共振周波数 fc が得られ
ることになる。
【0090】図15はアンテナ素子導体を二つ有する更
に別の実施例である。この実施例においては共通の誘電
体基体1に対し共通の接地導体2が底面に形成されてい
る。この接地導体2に対向する誘電体基体1の面には共
通の導体が形成され、この導体をトリミングすることに
より第1及び第2のアンテナ素子導体32、33を得る
例を示す。
【0091】即ち34はトリミングによって削除される
導体部分を示し、この導体34のトリミングの量によっ
て第1のアンテナ素子導体32と第2のアンテナ素子導
体33の表面積を異ならしめるものである。
【0092】既に述べたようにアンテナモジュールにお
いてアンテナ素子導体32の寸法を変えることによりそ
の共振周波数 fc を変えることが可能である。従って第
1のアンテナ素子導体32と第2のアンテナ素子導体3
3の寸法をトリミング領域34によって調整することに
より異ならしめることが可能である。かかる場合空隙1
6は共通の一つの空隙とすることが可能である。
【0093】図16は図15に示した実施例と同様の考
え方に従いその延長としてトリミング部分をアンテナ素
子導体32及び33の間の領域に更に例えば図に示すよ
うに第2のアンテナ素子導体33の長さ方向を短くする
ようにトリミング領域を増やすことで、第1のアンテナ
素子導体32と第2のアンテナ素子導体33の寸法を変
えることが可能である。
【0094】これにより、寸法が小さくされたアンテナ
素子導体33の共振周波数をアンテナ素子導体32のそ
れより高くすることができる。図17は図15の実施例
思想を更に拡張する実施例である。
【0095】即ち第1のアンテナ素子導体32と第2の
アンテナ素子導体33の寸法が同じになるようにトリミ
ング領域34を選択する。更に誘電体又は金属で構成さ
れる調整部材17を一方のアンテナ素子導体と接地導体
2との間に挿入するように構成する。
【0096】即ち図17の例では第2のアンテナ素子導
体33と共通の接地導体2との間に調整部材17を挿入
する例を示している。これによりアンテナ素子導体33
と接地導体2間の等価誘電率が変えられる。従って先に
述べたように誘電体ブロック17の誘電率に従って第2
のアンテナ素子モジュールの共振周波数 fc が選択され
ることが可能である。
【0097】尚、図17に示す例では、調整部材17が
給電端子側から挿入されているが、これをアンテナ素子
導体33の先端側から挿入するようにしてもよい。又、
以上の実施例説明では、P型アンテナを例として示した
が、本発明はかかるアンテナに限定されるものでない。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように本発明の原理に従い
アンテナ素子導体の長さを変えることにより、更にアン
テナ素子導体と接地導体との間のギャップ寸法を変える
ことにより、又アンテナ素子導体と接地導体との間の樹
脂充填量を変えることにより周波数を調整することが可
能である。
【0099】更に、アンテナ素子導体を二つ設け、送受
信用別個アンテナ素子を有する複合型アンテナモジュー
ルとすることも、或いは、二つのアンテナ素子導体を共
通に給電して広帯域化を図ることが可能である。従って
本発明により任意の共振周波数を持つアンテナモジュー
ルを構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の断面図を示す図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例の断面図を示す図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例の断面図を示す図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例の断面図を示す図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例を示す斜視図である。
【図6】本発明の第6の実施例の製造途中を示す斜視図
である。
【図7】本発明の第6の実施例の斜視図である。
【図8】二つのアンテナ素子導体を有する実施例を示す
斜視図である。
【図9】第1及び第2のアンテナ素子モジュールによる
それぞれの共振周波数特性を示す図である。
【図10】第1及び第2のアンテナ素子モジュールを共
通に用い広帯域を図る場合の共振周波数特性を説明図で
ある。
【図11】アンテナ素子導体と接地導体間のギャップ寸
法と共振周波数との関係を示す図である。
【図12】アンテナ素子導体を二つ有する他の実施例で
ある。
【図13】図12に示す実施例の断面図である。
【図14】アンテナ素子導体先端のループ下部の樹脂充
填量と共振周波数との関係を示す図である。
【図15】二つのアンテナ素子導体を形成するための実
施例を示す図である。
【図16】トリミングによって二つのアンテナ素子導体
を形成する他の実施例を示す図である。
【図17】二つのアンテナ素子導体によるアンテナモジ
ュールの他の構成例を示す図である。
【図18】先に提案されたアンテナモジュールの構成例
を示す図である。
【符号の説明】
1 誘電体基体 2 接地導体 3 アンテナ素子導体 31 アンテナ素子導体先端のループ電極 6 空隙 4 調整部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 健康 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 青木 一芳 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 亀井 好一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 天野 俊昭 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定形状にモールドされた誘電体基体
    (1)と、 該誘電体基体(1)の一表面に形成されたシート状の接
    地導体(2)と、 該誘電体基体(1)の該一表面と対向する他の面に形成
    され、その一端が略V字状に折り曲げられた端部(3
    0)を持つシート状のアンテナ素子導体(3)及び、 該略V字状に折り曲げられた端部(30)間に挿入され
    る調整部材(4)を有して構成されたことを特徴とする
    アンテナモジュール。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記調整部材(4)は、誘電体部(40)と該誘電体部
    (40)の表面に形成されたシート状の導電体(41)
    で構成され、該シート状の導電体(41)が前記略V字
    状に折り曲げられた端部(30)間と電気的に接触さ
    れ、且つ該端部(30)の外部に突出する部分を有し、
    前記アンテナ素子導体(3)の長さを実効的に延長する
    ものであることを特徴とするアンテナモジュール。
  3. 【請求項3】請求項1において、 前記調整部材(4)は、金属体であり、前記略V字状に
    折り曲げられた端部(30)間と電気的に接触され、且
    つ該端部(30)の外部に突出する部分を有し、前記ア
    ンテナ素子導体(3)の長さを実効的に延長するもので
    あることを特徴とするアンテナモジュール。
  4. 【請求項4】請求項1において、 前記調整部材(4)は、誘電体部(40)と該誘電体部
    (40)の少なくとも一の表面に形成されたシート状の
    導電体(42)で構成され、該シート状の導電体(4
    2)が前記略V字状に折り曲げられた端部(30)間と
    電気的に接触され、且つ該端部(30)の前記シート状
    の接地導体(2)との間の電気的距離を規制するもので
    あることを特徴とするアンテナモジュール。
  5. 【請求項5】所定形状にモールドされた誘電体基体
    (1)と、 該誘電体基体(1)の一表面に形成されたシート状の接
    地導体(2)と、 該誘電体基体(1)の該一表面と対向する他の面に形成
    され、その一端が略V字状に折り曲げられた端部(3
    0)を持つシート状のアンテナ素子導体(3)を有し、 該誘電体基体(1)には、該略V字状に折り曲げられた
    端部(30)と該シート状の接地導体(2)との間に空
    隙(5)を備え、 更に、該空隙(5)に挿入され、該空隙(5)の大きさ
    を調整する調整部材(5)を有することを特徴とするア
    ンテナモジュール。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記調整部材(5)は、該誘電体基体(1)と異なる誘
    電率の材料で形成されていることを特徴とするアンテナ
    モジュール。
  7. 【請求項7】所定形状にモールドされた誘電体基体
    (1)と、 該誘電体基体(1)の一表面に形成されたシート状の接
    地導体(2)と、 該誘電体基体(1)の該一表面と対向する他の面に形成
    されたシート状のアンテナ素子導体(3)とを有し、 該誘電体基体(1)は、該シート状の接地導体(2)及
    び該シート状のアンテナ素子導体(3)のそれぞれに直
    交する両面側に凹部(10)を備えていることを特徴と
    するアンテナモジュール。
  8. 【請求項8】第一の誘電体基体(1)と該第一の誘電体
    基体(1)の両側面に配置され、該第一の誘電体基体
    (1)の誘電率と異なる誘電率を持つ第二の誘電体基体
    (11)とで形成された誘電体ブロックと、 該誘電体ブロックの該第二の誘電体基体(11)が配置
    される面と直交する一の表面に形成されたシート状の接
    地導体(2)と、 該誘電体ブロックの該一の表面と対向する他の面に形成
    されたシート状のアンテナ素子導体(3)とを有して構
    成されたことを特徴とするアンテナモジュール。
  9. 【請求項9】請求項7又は8において、 前記シート状のアンテナ素子導体(3)の先端はループ
    (31)を備え、P型アンテナ素子を構成していること
    を特徴とするアンテナモジュール。
  10. 【請求項10】請求項1乃至7において、 前記誘電体基体(1)は、樹脂を材料としてモールド成
    形されたものであることを特徴とするアンテナモジュー
    ル。
  11. 【請求項11】請求項8において、 前記第一の誘電体基体(1)及び第二の誘電体基体(1
    1)は、樹脂を材料としてモールド成形されたものであ
    ることを特徴とするアンテナモジュール。
  12. 【請求項12】第一の部分(12)及び第二の部分(1
    3)を一体にして所定形状にモールドされた誘電体基体
    (1)と、 該誘電体基体(1)の一の表面に形成された共通のシー
    ト状の接地導体(2)と、 該誘電体基体(1)の該第一の部分(12)の該一の表
    面に対向する他の表面に形成されたシート状の第一のア
    ンテナ素子導体(32)と、 該誘電体基体(1)の該第二の部分(13)の該一の表
    面に対向する他の表面に形成されたシート状の第二のア
    ンテナ素子導体(33)とを有し、 該第一のアンテナ素子導体(32)の共振周波数と該第
    二のアンテナ素子導体(33)の共振周波数とを異なる
    ように構成したことを特徴とするアンテナモジュール。
  13. 【請求項13】請求項12において、 前記第一のアンテナ素子導体(32)及び前記第二のア
    ンテナ素子導体(33)を、それぞれ送信及び受信用ア
    ンテナとしたことを特徴とするアンテナモジュール。
  14. 【請求項14】請求項12において、 前記誘電体基体(1)の前記第一の部分(12)と該誘
    電体基体(1)の前記第二の部分(13)の各々の高さ
    を違えることにより、前記第一のアンテナ素子導体(3
    2)の共振周波数と前記第二のアンテナ素子導体(3
    3)の共振周波数とを異なるように構成したことを特徴
    とするアンテナモジュール。
  15. 【請求項15】請求項12において、 前記誘電体基体(1)の前記第一の部分(12)と該誘
    電体基体(1)の前記第二の部分(13)の各々は、空
    隙(61,62)を有し、該第一の部分(12)の空隙
    (61)と該第二の部分(13)の空隙(62)の大き
    さを違えることにより、前記第一のアンテナ素子導体
    (32)の共振周波数と前記第二のアンテナ素子導体
    (33)の共振周波数とを異なるように構成したことを
    特徴とするアンテナモジュール。
  16. 【請求項16】請求項12において、 前記誘電体基体(1)の前記一の表面と対向する他の面
    に形成されたシート状の第一のアンテナ素子導体(3
    2)及び第二のアンテナ素子導体(33)は、該他の面
    に設けられたシート状の導体の中間部(34)をトリミ
    ングによって除去することにより形成されたことを特徴
    とするアンテナモジュール。
  17. 【請求項17】請求項12において、 前記誘電体基体(1)の前記一の表面と対向する他の面
    に形成されたシート状の第一のアンテナ素子導体(3
    2)と第二のアンテナ素子導体(33)の面積を違える
    ことにより、前記第一のアンテナ素子導体(32)の共
    振周波数と前記第二のアンテナ素子導体(33)の共振
    周波数とを異なるように構成したことを特徴とするアン
    テナモジュール。
  18. 【請求項18】請求項12において、 前記誘電体基体(1)は、空隙(16)を有し、且つ前
    記第一のアンテナ素子導体(32)と前記シート状の共
    通の接地導体(2)との間、又は第二のアンテナ素子導
    体(33)と前記シート状の共通の接地導体(2)との
    間のいずれかの該空隙(16)部分に誘電体の調整用部
    材(17)を挿入することにより、前記第一のアンテナ
    素子導体(32)の共振周波数と前記第二のアンテナ素
    子導体(33)の共振周波数とを異なるように構成した
    ことを特徴とするアンテナモジュール。
  19. 【請求項19】請求項12乃至18において、 前記誘電体基体(1)は、樹脂を材料としてモールド成
    形されたものであることを特徴とするアンテナモジュー
    ル。
  20. 【請求項20】請求項12乃至18において、 前記シート状の第一のアンテナ素子導体(32)及第二
    のアンテナ素子導体(33)の先端はループ(31)を
    備え、P型アンテナ素子を構成していることを特徴とす
    るアンテナモジュール。
  21. 【請求項21】請求項1乃至20において、 前記シート状の接地導体(2)及び前記シート状のアン
    テナ素子導体(3、32、33)は、プラスチックフィ
    ルム(20)と該プラスチックフィルム(20)上に張
    られた銅箔(21)により構成されたことを特徴とする
    アンテナモジュール。
  22. 【請求項22】請求項1乃至20において、 前記シート状のアンテナ素子導体(3、32、33)
    は、前記誘電体基体(1)の外部に延びるリード部(3
    5)を有し、該リード部(35)は、該アンテナ素子導
    体(3、32、33)の本体部に電気的に接続された接
    地線(36)と給電線(37)を有して構成されたこと
    を特徴とするアンテナモジュール。
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