JPH074378B2 - 超音波内視鏡 - Google Patents

超音波内視鏡

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JPH074378B2
JPH074378B2 JP28356886A JP28356886A JPH074378B2 JP H074378 B2 JPH074378 B2 JP H074378B2 JP 28356886 A JP28356886 A JP 28356886A JP 28356886 A JP28356886 A JP 28356886A JP H074378 B2 JPH074378 B2 JP H074378B2
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JP
Japan
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ultrasonic
endoscope
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space
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JP28356886A
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和雄 馬場
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は挿入部の先端部分に超音波振動子を組み込んで
超音波観察を行なうことができる超音波内視鏡に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の超音波内視鏡はたとえば特開昭57-200136号公
報において知られている。これは挿入部の先端硬質部の
側面に1つの電子スキャン型の超音波振動子を組み込ん
だものである。さらに、この電子スキャン型プローブは
挿入部の軸方向に対して直角方向に超音波を送受するよ
うその振動子を配置してある。しかして、この超音波振
動子部分は挿入部の先端硬質部においてこの断面のほぼ
半分を占めるため、内視鏡に組み込むイメージガイド、
ライトガイド、送気送水チューブ、吸引チューブなどの
内蔵物は上記超音波振動子部分が占めた残りのスペース
を利用して挿通されている。したがって、挿入部におけ
る先端部の細径化が困難であった。
さらに、最近では特公昭60-53625号公報において知られ
るように挿入部の先端硬質部に電子スキャン型でセクタ
方式の2個の超音波振動子を、その走査方向を90°異な
らせて背中合せに対向させて設置する超音波内視鏡が提
供されている。この方式の超音波内視鏡は2個の超音波
振動子を挿入部の先端硬質部に組み込むため、その先端
硬質部においてはその2個の超音波振動子部分がほぼ占
有してしまうため、これより先には内蔵物を導く余裕が
ない。したがって、この方式のものは内視鏡機能構成部
がその超音波振動子の設置部位の手前の側面に設ける、
いわゆる側視形式の内視鏡にせざるを得ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上のように2個の超音波振動子を組み込む場合、従来
の超音波内視鏡では挿入部の先端構成部分の細径化が特
に困難であるとともに、直視の内視鏡としては構成でき
なかった。このため、使用勝手が悪く改善が望まれてい
た。
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的
とするところは複数の超音波振動子を設けるにも拘ら
ず、その挿入部の細径化が図れるとともに内視鏡機能用
内蔵部材をその超音波振動子部分より先端側に導くこと
ができる超音波内視鏡を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
上記問題点を解決するために本発明の超音波内視鏡は複
数の超音波振動子を背中合せに向き合せて設置するとと
もに、この超音波振動子の間にはダンパ部材を介在し、
上記ダンパ部材には挿入部の長手軸方向に貫通する挿通
用空間を設け、この空間を通じてイメージガイドなどの
内視鏡機能用内蔵部材を先端側に導くようにしたもので
ある。
このように構成すれば、超音波プローブの占有部分を利
用してイメージガイドなどの内視鏡機能用内蔵部材を先
端側に導くことができ、たとえば挿入部先端に観察対物
光学系を組み込めるとともに、その内視鏡機能用内蔵部
材を先端側に導くのに挿通用空間を別に設けることが必
要でないため、挿入部の細径化を容易に達成できる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。第3図はこの超音波内視鏡を示し、これは操作
部1と体腔内に挿通するための挿入部2とからなり、さ
らに、操作部1にはライトガイドケーブル3と電気ケー
ブル4とが接続されている。ライトガイドケーブル3の
延出先端には図示しない光源装置に接続するコネクタ5
が設けられている。また、電気ケーブル4の延出先端に
は観察装置6に接続する電気コネクタ7が設けられてい
る。上記挿入部2は可撓管部8の先端に湾曲管部9を介
して先端構成部10を連結してなる。湾曲管部9は操作部
1に設けたアングルノブ11の操作により湾曲させられる
ようになっている。
第1図は上記先端構成部10の構成を示す。この先端構成
部10の本体12は硬質な金物からなり、この本体12の先端
には内視鏡機能部13を組み込む先端部材14が取着されて
いる。この先端部材14には直視の観察用対物光学系15、
直視用照明レンズ17、鉗子口18およびノズル19が設けら
れている。そして、観察用対物光学系15には光学繊維束
からなるイメージガイド21が連結されている。また、直
視用照明レンズ17には同じく光学繊維束からなるライト
ガイド22が連結されている。このイメージガイド21とラ
イトガイド22はそれぞれ外装チューブ23,24によって被
覆されている。また、鉗子口18には鉗子チャンネル用チ
ューブ25が接続されている。そして、ノズル19には送気
送水用チューブ26が接続されている。
さらに、イメージガイド21、ライトガイド22、外装チュ
ーブ23,24、鉗子チャンネル用チューブ25、送気送水用
チューブ26の各内視鏡機能用内蔵部材は1束にまとめら
れ、後述するように超音波プローブ部27を通り、さら
に、挿入部2内を通じて操作部1側に導かれている。そ
して、イメージガイド21は操作部1に設けた接眼部28に
対して光学的に連結されている。また、ライトガイド22
および送気送水用チューブ26はライトガイドケーブル3
を通じてコネクタ5に連結されている。鉗子チャンネル
用チューブ25は操作部1の鉗子挿入口に(図示しな
い。)に通じている。
一方、超音波プローブ部27は先端構成部10の本体12をえ
ぐることにより、この内部に設置される。すなわち、一
対の電子セクタ振動子31,32を背中合せで上下に配置し
てなり、この各電子セクタ振動子31,32はその振動素子
の配列方向、すなわち、走査方向が90°ずらしてあり、
また、振動子送受信面が先端構成部10の側面外方に向く
ように取り付けられている。各電子セクタ振動子31,32
にはこれに駆動パルスを印加しあるいは受けた反射波の
信号を伝送する信号線33,34が接続されている。この各
信号線33,34は上記挿入部2、操作部1およびライトガ
イドケーブル3を通じて導びかれ、観察装置6に接続さ
れるようになっている。また、各電子セクタ振動子31,3
2の送受信面にはそれぞれ音響レンズ35,36が取り付けら
れている。
上記各電子セクタ振動子31,32の間にはこの各電子セク
タ振動子31,32の背面方向に放射される超音波振動を吸
収減衰させるための1塊のダンパ材37が、この各電子セ
クタ振動子31,32の背面に接着された状態で設けられて
いる。つまり、このダンパ材37の全長をそれぞれ利用し
て各電子セクタ振動子31,32の背面方向に放射される超
音波振動を吸収減衰させることができる。
また、ダンパ材37には先端構成部10の中心軸方向に貫通
する挿通用空間38が設けられている。この挿通用空間38
は第2図で示すようにその断面形状が円形であり、この
ため、挿通用空間38の断面形状は各電子セクタ振動子3
1,32の背面方向、つまり、超音波振動子面に対して斜め
(非平行)となるようになっている。しかして、この挿
通用空間38の境面において各電子セクタ振動子31,32の
背面方向に放射される超音波振動を側方へ散乱反射し、
それ自体または他方の電子セクタ振動子31,32に超音波
振動が達するのを極力少なくする。したがって、反射波
によるノイズを軽減できる。なお、上記挿通用空間38は
上下の各電子セクタ振動子31,32からそれぞれ等しい距
離に設けられている。したがって、上記ダンパ材37によ
る超音波振動の吸収減衰作用を等しくできる。
そして、ダンパ材37の挿通用空間38には上述した各内視
鏡機能用内蔵部材、すなわち、イメージガイド21、ライ
トガイド22、外装チューブ23,24、鉗子チャンネル用チ
ューブ25、送気送水用チューブ26の各内視鏡機能用内蔵
部材が1束にまとめられた状態で挿通されている。
しかして、上記構成ではダンパ材37に挿通用空間38を形
成し、この挿通用空間38に対して上述したような各内視
鏡機能用内蔵部材、すなわち、イメージガイド21、ライ
トガイド22、外装チューブ23,24、鉗子チャンネル用チ
ューブ25、送気送水用チューブ26を1束にまとめて挿通
できるため、この超音波プローブ部27以外の部分に内視
鏡機能用内蔵部材を挿通するためのスペースを用意する
必要がない。したがって、挿入部2、特に、先端構成部
10を細径化できる。
また、一対の電子セクタ振動子31,32を背中合せに配置
し、この各電子セクタ振動子31,32のダンパ材37を共用
したから、超音波プローブ部27の簡略化と小形化を達成
できる。
また、ダンパ材37に挿通用空間38を設けてもその周面境
界において各電子セクタ振動子31,32の背面方向に放射
される超音波振動を側方へ散乱反射し、それ自体または
他方の電子セクタ振動子31,32に超音波振動が達するの
を極力少なくするから、そのダンパ材37のダンパ効果を
低下させることがない。
なお、上記実施例においてはそのダンパ材37に形成する
挿通用空間38の形状が円形であってたが、本発明はこれ
に限定されずに第4図で示すように断面形状が四角形に
形成し、その各辺が各電子セクタ振動子31,32の背面に
対して斜めに配置するようにしてもよい。また、これ以
外にも振動子31,32の背面に対して非平行な形状であれ
ばいかなる形状のものでもよい。さらに、振動子を3枚
以上設け、これらを背中合せに設けるようにしてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、内視鏡機能部を先
端側に超音波プローブ部を後端側に配置する超音波内視
鏡を太くすることなく、しかも、その部分の構成の簡略
化を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における先端構成部の側
断面図、第2図は同じくその第1の実施例における超音
波プローブ部の縦断面図、第3図は同じくその第1の実
施例における全体の斜視図、第4図は第2の実施例にお
ける超音波プローブ部の縦断面図である。 2……挿入部、10……先端構成部、13……内視鏡機能
部、21……イメージガイド、22……ライトガイド、25,2
6……チューブ、27……超音波プローブ部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の超音波振動子を背中合せに向き合せ
    て設置するとともに、この超音波振動子の間にはダンパ
    部材を介在し、上記ダンパ部材には挿入部の長手軸方向
    に貫通する挿通用空間を設け、この空間を通じてイメー
    ジガイドなどの内視鏡機能用内蔵部材を先端側に導くこ
    とを特徴とする超音波内視鏡。
  2. 【請求項2】上記挿通用空間の断面形状は超音波振動子
    面に対して斜めであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の超音波内視鏡。
JP28356886A 1986-11-28 1986-11-28 超音波内視鏡 Expired - Lifetime JPH074378B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP28356886A JPH074378B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 超音波内視鏡

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JP28356886A JPH074378B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 超音波内視鏡

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JPS63135143A JPS63135143A (ja) 1988-06-07
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JP28356886A Expired - Lifetime JPH074378B2 (ja) 1986-11-28 1986-11-28 超音波内視鏡

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JP4618410B2 (ja) * 2004-07-06 2011-01-26 富士フイルム株式会社 超音波内視鏡
CA2675619C (en) * 2007-01-19 2016-08-16 Sunnybrook Health Sciences Centre Scanning mechanisms for imaging probe

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JPS63135143A (ja) 1988-06-07

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