JPH07336413A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH07336413A
JPH07336413A JP6126588A JP12658894A JPH07336413A JP H07336413 A JPH07336413 A JP H07336413A JP 6126588 A JP6126588 A JP 6126588A JP 12658894 A JP12658894 A JP 12658894A JP H07336413 A JPH07336413 A JP H07336413A
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Masayoshi Seo
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信装置の利便性を向上する。 【構成】 着信時において受信した発信者の電話番号が
取得発信者情報メモリ24に記憶される。登録発信者情
報メモリ23には所定の電話番号と音量指定データ、保
留音指定データおよび受信モード指定データとが対応づ
けられて記憶され、発信先メモリ25には所定の電話番
号が記憶される。着信時には、受信した電話番号に対応
した各指定データが読出されて各指定データによって指
定される音量、保留音および受信モードが設定される。
また着信後の所定の動作終了後には、発信先メモリ25
に記憶された電話番号で表される端末装置が呼出され、
取得発信者情報メモリ24に記憶された受信した発信者
の電話番号が送出される。したがって、操作者の煩雑な
操作が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着信時において着信側
端末装置に発信者情報を送出する通信網に接続されて用
いられる通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信装置、たとえば電話機は電話回線網
に接続されて用いられる。発信側端末装置である電話機
が呼出したい電話機に対応した電話番号を発信すると、
交換機は受信した電話番号に対応した電話機を呼出す。
呼出された電話機が着信動作を行うと、前記発信側端末
装置である電話機と着信側端末装置である電話機との間
の電話回線が確保されて、該電話機間で通話が行われ
る。
【0003】前記通話は、電話機が備えるハンドセット
を介して行われる。ハンドセットは、受信した音声信号
を音響化して出力するスピーカと、送出すべき音声(こ
こで、前記音声とは人の声のみでなく、一般的な音を含
む。)を音声信号に変換するマイクロホンとを備える。
前記スピーカからの出力は、予め設定される音量で出力
される。該音量は、電話機が備える音量調節手段で操作
者によって設定される。
【0004】電話回線の接続時には、互いの電話機のフ
ックスイッチはオフとなっており、いずれか一方の電話
機のフックスイッチをオンとすることによって電話回線
が開放される。電話機が備える保留ボタンから保留が指
示されると、フックスイッチをオンとしても電話回線を
確保したままにすることができる。また、保留が指示さ
れると同時に、音楽のメロディなどの保留音が相手側の
電話機に向けて送出される。保留音が複数種類ある場合
は、電話機が備える保留音切換手段を操作者が切換える
ことによって、複数種類の保留音の中から所望とする保
留音が選ばれる。
【0005】また、ファクシミリ機能を有する電話機
は、前述した電話機と同様にして通話を行うことができ
るとともに、ファクシミリ通信、すなわち画像データの
送信・受信を行うことができる。画像データの送信・受
信を行うために、当該電話機は、送出する画像を画像信
号として読取る読取手段と、受信した画像信号を画像と
して印画出力する出力手段とを備える。このようなファ
クシミリ機能を有する電話機では、着信時において電話
機として応答する通話モードとするか、あるいはファク
シミリ機能を用いて応答するファクシミリモードとする
かが操作者によって予め設定される。
【0006】さらに、自動着信機能を有する電話機で
は、交換機から呼出されると、たとえば操作者がハンド
セットを持上げて、フックスイッチをオフとしなくて
も、自動的に着信動作を行うことができる。自動着信後
は、たとえば留守番電話機能によって発信側端末装置に
所定の応答メッセージを送出し、当該応答メッセージに
対する発信側端末装置からの用件メッセージが記憶され
る。
【0007】さらにまた自動発信機能を有する電話機で
は、所定の電話番号が予め記憶される。たとえば前記留
守番電話機能の動作が終了すると、予め記憶された前記
電話番号が発信され、当該電話番号に対応した電話機が
呼出される。また、発信先としてポケットベルなどと称
される携帯用無線呼出し器を選ぶことができる。携帯用
無線呼出し器は、呼出されると呼出音を発生するので該
携帯用無線呼出し器を携帯する携帯者は呼出されている
ことを認識することができる。
【0008】またさらに電話回線網に接続される親機
と、該親機に接続される少なくとも1つの子機とを有す
る電話機では、着信時においてすべての子機が呼出され
る。また、必要に応じて呼出す子機を指定し、特定の子
機のみを呼出すことも可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した電話機におい
て、通話時のスピーカからの出力は、設定された音量で
出力される。また、保留時には、設定された保留音が送
出される。従来の電話機では、操作者が通話の度に最適
な音量を選び、また最適な保留音を選んで設定しなけれ
ばならず、煩雑な操作が必要である。
【0010】またファクシミリ機能を有する電話機で
は、着信時において電話機として応答する通話モードを
設定した場合、ファクシミリ受信ができないという問題
がある。また、ファクシミリ機能を用いて応答するファ
クシミリモードを設定した場合には、発信側端末装置に
ファクシミリ受信が可能であることを知らせた後、ファ
クシミリ通信動作を開始する。このため、通信に時間が
かかる。
【0011】さらに、自動発信機能を有する電話機で、
たとえば前述したように、留守番電話機能の動作終了後
に携帯用無線呼出し器を呼出すと、携帯者用無線呼出し
器の携帯者は、身近な電話機から前記自動発信機能を有
する電話機を呼出す。またたとえば、操作者は前記身近
な電話機を制御して、前記自動発信機能を有する電話機
の留守番電話機能によって記憶された発信側端末装置か
らの用件メッセージを聞く。このように、携帯者は自動
発信機能を有する電話機を呼出して、当該電話機に記憶
された内容を聞かなければ、呼出された意味を理解する
ことができない。
【0012】さらにまた、親機と子機とを有する電話機
では、発信者が特定の子機のみを呼出したい場合であっ
てもすべての子機が呼出されるので、所望とする子機以
外で受信した場合には、転送という操作が必要となる。
ここで、前記転送とは受信した子機から発信者が望む子
機を呼出す操作のことをいう。また特定の子機のみを呼
出すように設定してしまうと、他の子機を呼出したい場
合に前記転送という操作が必要となる。
【0013】以上のように従来の通信装置では、操作者
にとっての煩雑な操作が多く、利便性が悪いという問題
がある。
【0014】本発明の目的は、利便性の高い通信装置を
提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、着信時に着信
側端末装置に発信者情報を送出する通信網に接続され、
前記通信網によって接続された相手側端末装置との間で
音声信号の授受を行う通信装置において、前記相手側端
末装置からの音声信号を設定された音量で音響化して出
力するスピーカと、前記スピーカからの音量を指定する
音量指定データと発信者情報とを対応づけて記憶する記
憶手段と、着信時に受信した発信者情報に対応した音量
指定データを前記記憶手段から読出す読出手段と、読出
された音量指定データによって指定される音量を設定す
る音量設定手段とを含むことを特徴とする通信装置であ
る。
【0016】また本発明は、着信時に着信側端末装置に
発信者情報を送出する通信網に接続され、前記通信網に
よって接続された相手側端末装置との間での通信回線を
確保したままで通信を中断する保留が指示されたとき
に、前記通信の中断期間中に相手側端末装置に向けて保
留音を送出する通信装置において、前記保留の指示時
に、複数種類の保留音のうちの選択された保留音を出力
する出力手段と、前記保留の指示時に出力される保留音
を指定する保留音指定データと発信者情報とを対応づけ
て記憶する記憶手段と、着信時に受信した発信者情報に
対応した保留音指定データを前記記憶手段から読出す読
出手段と、読出された保留音指定データによって、出力
される保留音の種類を選択する保留音選択手段とを含む
ことを特徴とする通信装置である。
【0017】また本発明は、着信時に着信側端末装置に
発信者情報を送出する通信網に接続され、送信・受信す
べき情報の種類に対応して設定される複数の通信モード
を有する通信装置において、前記通信モードを指定する
通信モード指定データと発信者情報とを対応づけて記憶
する記憶手段と、着信時に受信した発信者情報に対応し
た通信モード指定データを前記記憶手段から読出す読出
手段と、読出された通信モード指定データによって指定
される通信モードを設定する通信モード設定手段とを含
むことを特徴とする通信装置である。
【0018】また本発明は、着信時に着信側端末装置に
発信者情報を送出する通信網に接続される通信装置にお
いて、着信時に受信した発信者情報を記憶する記憶手段
と、着信時における所定の動作終了後に、前記通信網に
接続される所定の端末装置装置を呼出す呼出手段と、前
記呼出し後に、前記記憶手段に記憶された発信者情報を
送出する出力手段とを含むことを特徴とする通信装置で
ある。
【0019】また本発明は、着信時に着信側端末装置に
発信者情報を送出する通信網に接続される親機と、当該
親機に接続される少なくとも1つの子機とを有する通信
装置において、前記親機は、前記子機を指定する子機指
定データと発信者情報とを対応づけて記憶する記憶手段
と、着信時に受信した発信者情報に対応した子機指定デ
ータを前記記憶手段から読出す読出手段と、読出された
子機指定データによって指定される子機を呼出す子機呼
出手段とを含むことを特徴とする通信装置である。
【0020】
【作用】本発明に従えば、通信装置は着信時に着信側端
末装置に発信者情報を送出する通信網に接続されて用い
られ、前記通信網によって接続された相手側端末装置と
の間で音声信号の授受を行うために、相手側端末装置か
らの音声信号を音響化して出力するスピーカを備える。
前記スピーカからの音量は、当該通信装置が備える記憶
手段、読出手段および音量設定手段によって制御され
る。すなわち、記憶手段には、前記スピーカからの音量
を指定する音量指定データと発信者情報とが対応づけら
れて記憶される。着信時には、受信した発信者情報に対
応する音量指定データが、読出手段によって前記記憶手
段から読出され、読出された音量指定データによって指
定される音量が、音量設定手段によって設定される。
【0021】このように本発明の通信装置は、発信者情
報に対応した音量を予め記憶しておき、着信時に受信し
た発信者情報に対応する音量を設定して当該音量で音声
信号を音響化して出力するものである。したがって、通
信装置の操作者が、着信の度に音量設定をする必要がな
くなり、通信装置の利便性が向上する。
【0022】また本発明に従えば、通信装置は、前記通
信網に接続されて用いられ、保留の指示時に保留音を送
出するために、複数種類の保留音のうちの選択された保
留音を出力する出力手段を備える。前記出力手段から出
力される保留音の種類は、当該通信装置の備える記憶手
段、読出手段および保留音選択手段によって制御され
る。すなわち、記憶手段には、保留音を指定する保留音
指定データと発信者情報とが対応づけられて記憶され
る。着信時には、受信した発信者情報に対応する保留音
指定データが、読出手段によって前記記憶手段から読出
され、読出された保留音指定データによって、保留音選
択手段が保留音を選択する。
【0023】このように本発明の通信装置は、発信者情
報に対応した保留音を予め記憶しておき、着信時に受信
した発信者情報に対応する保留音を選択し、当該選択さ
れた保留音を保留の指示時に送出するものである。した
がって、通信装置の操作者が、保留音の設定を着信の度
に行う必要がなくなり、通信装置の利便性が向上する。
【0024】また本発明に従えば、通信装置は、前記通
信網に接続されて用いられ、送信・受信すべき情報の種
類に対応して設定される複数の通信モード、たとえば音
声信号の送信・受信を行う通話モードおよび画像信号の
送信・受信を行うファクシミリモードを有する。当該通
信装置の記憶手段には、前記通信モードを指定する通話
モード指定データと発信者情報とが対応づけられて記憶
される。着信時には、受信した発信者情報に対応する通
信モード指定データが読出手段によって前記記憶手段か
ら読出され、読出された通信モード指定データによって
指定される通信モードが、通信モード設定手段によって
設定される。
【0025】このように本発明の通信装置は、発信者情
報に対応した通信モードを予め記憶しておき、着信時に
受信した発信者情報に対応する通信モードを設定して、
当該通信モードで通信を行うものである。したがって、
通信装置の操作者が着信の度に通信モードの切換えを行
う必要がなくなり、通信装置の利便性が向上する。ま
た、設定された通信モードでの通信が即座に実行される
ので、切換えのための時間がいらず、通信時間の短縮を
図ることができる。
【0026】また本発明に従えば、通信装置は、前記通
信網に接続されて用いられ、着信時に受信した発信者情
報が記憶手段に記憶される。呼出手段は、着信時の所定
の動作終了後に、前記通信網に接続される所定の端末装
置を呼出し、出力手段は、呼出しの後に前記記憶手段に
記憶された発信者情報を送出する。
【0027】したがって、本発明の通信装置では、前記
通信網によって接続された所定の端末装置側の操作者
が、通信装置に着信があったことを認識することができ
る。また、記憶手段に記憶された発信者情報が送出され
るので、通信装置が着信したときの発信者を認識するこ
とができる。
【0028】また本発明に従えば、通信装置は、前記通
信網に接続される親機と、当該親機に接続される少なく
とも1つの子機とを有する。前記親機の記憶手段には、
前記子機を指定する子機指定データと発信者情報とが対
応づけられて記憶される。着信時には、受信した発信者
情報に対応する子機指定データが読出手段によって前記
記憶手段から読出され、読出された子機指定データによ
って指定される子機が子機呼出手段によって呼出され
る。
【0029】このように本発明の通信装置は、発信者情
報に対応した子機を予め記憶しておき、着信時に受信し
た発信者情報に対応する子機を選択して当該子機を呼出
すものである。したがって、通信装置では、常に所望と
する子機が呼出される。このため、転送という煩わしい
操作を行う必要がなくなり、通信装置の利便性が向上す
る。
【0030】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である通信装置2
6の電気的構成を示すブロック図である。通信装置26
は、着信時に着信側端末装置に発信者情報を送出する通
信網1に接続して用いられ、回線インタフェイス2、フ
ァクシミリ(FAX)装置3、呼出信号検出回路4、ス
ピーカ5、発信者情報検出回路6、記憶再生手段7、ス
ピーカ8、増幅器9、抵抗10a〜10c、切換スイッ
チ11、ハンドセット12、切換スイッチ15、記憶再
生手段16、マイクロホン17、切換スイッチ18、保
留音出力手段19、操作手段20、フックスイッチ21
および制御回路22を備えて構成される。該通信装置2
6は、いわゆるファクシミリ機能を備えた電話機であ
る。なお、前記通信網1としては、たとえばISDN
(Integrated Services Digital Network、サービス総
合デジタル通信網)が挙げられる。
【0031】前記通信網1に接続される回線インタフェ
イス2には、ファクシミリ装置3、呼出信号検出回路
4、発信者情報検出回路6、記憶再生手段7、切換スイ
ッチ11および切換スイッチ15が接続される。また、
回線インタフェイス2、ファクシミリ装置3、呼出信号
検出回路4、発信者情報検出回路6、記憶再生手段7、
切換スイッチ11、切換スイッチ15、記憶再生手段1
6、切換スイッチ18、操作手段20およびフックスイ
ッチ21は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リ
ードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)およびI/O(入力/出力)回路などを含んで構成
される制御回路22に接続され、該制御回路22によっ
て制御される。
【0032】ファクシミリ装置3は、通信装置26のフ
ァクシミリ機能、すなわち画像信号の送信・受信にかか
わる装置であり、たとえばCCD(電荷結合素子)で実
現され、送信すべき画像を読取る読取手段と、たとえば
感熱紙とサーマルヘッドとを含んで実現され、受信した
画像信号を画像として印画出力する出力手段と、前記読
取手段を用いて読取った画像信号および受信した画像信
号を変調するモデムとを含んで構成される。
【0033】呼出信号検出回路4は、交換機からの呼出
信号を検出し、前記呼出信号を検出したときには、当該
回路4に接続されるスピーカ5から呼出音を発生する。
発信者情報検出回路6は、着信時、呼出信号とともに交
換機から送られてくる発信者情報を検出する。前記発信
者情報、たとえば電話番号は、制御回路22のRAMな
どで実現される取得発信者情報メモリ24に記憶され
る。前記発信者情報とは、前記通信網1によって通信装
置26と接続され、当該通信装置26を発呼した端末装
置を表す情報である。
【0034】記憶再生手段7は、たとえば磁気テープと
磁気ヘッドとを含み、前記回線網1を介して受信した音
声信号を磁気テープに記憶し、必要に応じて記憶された
音声信号を磁気ヘッドを用いて再生して、再生された音
声信号をスピーカ8に与える。スピーカ8からは、前記
音声信号が音響化されて出力される。通信装置26は、
交換機からの呼出信号を受信したときに自動的に通信回
線を確保する機能(自動着信機能)を有しており、当該
機能の実行時において、制御回路22は前記記憶再生手
段7を作動させ、受信した音声信号を記憶する。記憶さ
れた音声信号は、操作者による指示に基づいて再生さ
れ、出力される。このような機能は、いわゆる留守番電
話機能と称される。
【0035】ハンドセット12はスピーカ13とマイク
ロホン14とを備える。通話時において、前記回線網1
を介して受信した音声信号は、増幅器9で増幅され、さ
らに切換スイッチ11を介してスピーカ13から音響化
して出力される。切換スイッチ11は、複数(本実施例
では3)の接続端子11a〜11cを備え、当該接続端
子11a〜11cを切換えて接続することによって前記
スピーカ13からの音量が切換えられる。すなわち、接
続端子11aに接続すると、前記増幅器9で増幅された
音声信号は抵抗10aを介してスピーカ13から出力さ
れる。接続端子11bに接続すると、抵抗10aと当該
抵抗10aに直列に接続された抵抗10bとを介してス
ピーカ13から出力される。また、接続端子11cに接
続すると、互いに直列に接続された3つの抵抗10a〜
10cを介してスピーカ13から出力される。したがっ
て、接続端子11a,11b,11cと順に切換えるこ
とによって、スピーカ13からの音量は大、中、小と段
階的に切換わる。
【0036】前記ハンドセット12のマイクロホン14
からは、前記回線網1を介して接続される相手側端末装
置に向けて送出される音声が入力される。通信回線が確
保されている時には、前記ハンドセット12を用いて、
相手側端末装置との間で通話が行われる。
【0037】記憶再生手段16は、たとえば半導体集積
回路で実現され、当該記憶再生手段16に接続されるマ
イクロホン17から入力された所定の応答メッセージを
記憶するとともに、制御回路22の制御に基づいて記憶
した応答メッセージを再生する。通信装置26は、前述
したように自動着信機能を有しており、当該機能の実行
時において前記記憶再生手段7が作動し、受信した音声
信号が記憶される。このとき、制御回路22は記憶再生
手段7を作動させる前に記憶再生手段16を作動させ、
当該記憶再生手段16に予め記憶された応答メッセージ
を相手側端末装置に向けて送出する。前記応答メッセー
ジとしては、たとえば「ただいま留守にしております。
メッセージをどうぞ」いう内容である。この応答メッセ
ージに応答した相手側端末装置からの用件メッセージが
前記記憶再生手段7に記憶される。
【0038】通信装置26は、通信回線が確保されてい
る時において、通信回線を確保したままで通信(通話)
を中断する保留が指示されたときに、相手側端末装置に
向けて保留音を送出する。保留音出力手段19は、前記
保留の指示時に、複数種類(本実施例では3)の保留音
の中から選択された保留音を出力する手段であり、本実
施例の保留音出力手段19は、たとえば半導体集積回路
で実現される3つの出力回路19a〜19cから成り、
それぞれの出力回路からは、互いに異なる種類の保留音
(メロディ1〜3)が出力される。保留音の種類は、複
数(本実施例では3)の接続端子18a〜18cを備え
る切換スイッチ18を切換えて接続することによって選
択される。接続端子18aに接続すると出力回路19a
からの保留音(メロディ1)が出力され、接続端子18
bに接続すると出力回路19bからの保留音(メロディ
2)が出力され、さらに接続端子18cに接続すると出
力回路19cからの保留音(メロディ3)が出力され
る。
【0039】前記ハンドセット12のマイクロホン1
4、記憶再生手段16および切換スイッチ18は、切換
スイッチ15の3つの接続端子15a〜15cにそれぞ
れ接続され、切換スイッチ15の接続を切換えることに
よって相手側端末装置に送出される信号が選択される。
接続端子15aに接続するとマイクロホン14からの音
声信号が送出され、接続端子15bに接続すると記憶再
生手段16に記憶された応答メッセージが送出され、接
続端子15cに接続すると切換スイッチ18によって接
続された保留音が送出される。
【0040】操作手段20は、たとえば0〜9までの数
値キー、シャープキー、アスタリスクキーおよび保留キ
ー20aなどの入力キーを備える。操作者は発信時にお
いて数値キーを用いて発信先端末装置を表す電話番号を
入力する。また、前記記憶再生手段7に記憶された音声
信号の再生が所定のキーから指示される。さらに、保留
キー20aからは、前述した保留が指示される。
【0041】フックスイッチ21は、交換機からの呼出
信号を受信して、たとえばハンドセット12を持上げる
とオフとなり、これによって通信回線が確保される。通
信回線の解放時には、フックスイッチ21はオンとな
る。前述した保留が指示されたときには、フックスイッ
チ21をオンとしても通信回線を確保したままとするこ
とができる。
【0042】制御回路22は、前述したようにRAMな
どで実現される取得発信者情報メモリ24の他に、登録
発信者情報メモリ23および発信先メモリ25を備え
る。登録発信者情報メモリ23は、所定の電話番号が記
憶される電話番号メモリ領域23b、音量指定データが
記憶される音量メモリ領域23c、保留音指定データが
記憶される保留音メモリ領域23dおよび受信モード指
定データが記憶される受信モードメモリ領域23eを含
んで構成される。音量指定データとは、ハンドセット1
2のスピーカ13からの音量を示すデータであり、本実
施例では3段階の音量をそれぞれ示すデータ(大,中,
小)である。保留音指定データとは、前述した保留の指
示時に送出される保留音の種類を示すデータであり、本
実施例では3種類の保留音をそれぞれ示すデータ(1,
2,3)である。受信モード指定データとは、送信・受
信すべき情報の種類を示すデータであり、本実施例では
通信装置26がファクシミリ機能を有する電話機である
ので、画像信号の送信・受信を行うファクシミリ機能と
音声信号の送信・受信を行う通話機能との2つの機能を
それぞれ示すデータ(通話、FAX)である。
【0043】前記登録発信者情報メモリ23には電話番
号メモリ領域23bに記憶される電話番号と、前記音量
指定データ、保留音指定データおよび受信モード指定デ
ータとがそれぞれ対応づけられて記憶され、さらにテー
ブル番号23aが付されて記憶される。たとえば図示さ
れるように、テーブル番号「1」としては、「2376
54」という電話番号は、音量を「中」とし、保留音を
「メロディ1」とし、さらに受信モードを「通話」とす
ることを表す。またテーブル番号「2」としては、「0
82*」という電話番号は、音量を「大」とし、保留音
を「メロディ2」とし、さらに受信モードを「通話」と
することを表す。ここで、「082*」として電話番号
を登録すると、先頭からの番号が「082」という番号
であった場合、すべて前記条件に設定することを示して
いる。すなわち、これによって特定の市外局番のみを指
定することができる。
【0044】また、制御回路22の発信先メモリ25に
は、前記回線網1に接続される所定の端末装置の電話番
号が記憶される。前記メモリ23,25へのデータの入
力は前記操作手段20から操作者によって行われる。
【0045】図2は、ISDNにおける基本的な呼制御
手順を示す図である。発信側端末装置と着信側端末装置
とは前記回線網1によって接続される。まず、発信側端
末装置は交換機に、呼設定を開始するための呼設定メッ
セージを送出する。当該呼設定メッセージに応答して、
交換機は発信側端末装置に、呼設定メッセージの受信確
認および使用すべき回線を示すための呼設定受付メッセ
ージを送出する。また、交換機は着信側端末装置に、呼
設定を開始するための呼設定メッセージを送出する。当
該呼設定メッセージに応答して、着信側端末装置は交換
機に、呼設定メッセージの受付確認を示すための呼設定
受付メッセージを送出する。着信側端末装置が前記呼設
定メッセージに直ちに応答できない場合には、呼設定受
付メッセージの送出に続いて直ちに応答できないことを
示す呼出メッセージを送出する。
【0046】着信側端末装置からの呼出メッセージを受
信した交換機は、発信側端末装置に、着信側端末装置が
呼出し中であることを示す呼出メッセージを送出する。
着信側端末装置が応答可能となると、着信側端末装置は
交換機に、着呼が受入れ可能であり、このための通信パ
ス(経路)設定を要求していることを示す応答メッセー
ジを送出する。当該応答メッセージに応答して交換機は
着信側端末装置に、応答確認メッセージを送出する。ま
た、交換機は発信側端末装置に、着信側端末装置が応答
し、通信パス(経路)が設定されたことを示すための応
答メッセージを送出する。当該応答メッセージに応答し
て発信側端末装置は交換機に、応答確認メッセージを送
出する。以上の手順によって通信が開始される。
【0047】たとえば、発信側端末装置から切断を行う
場合、発信側端末装置は交換機に、回線の切断要求を示
す切断メッセージを送出する。当該切断メッセージに応
答して交換機は発信側端末装置に、切断要求を受入れ、
回線を解放したことを示す解放メッセージを送出し、ま
た着信側端末装置に、回線の切断要求を示す切断メッセ
ージを送出する。前記解放メッセージに応答して発信側
端末装置は交換機に、回線を解放したことを示す解放完
了メッセージを送出する。前記切断メッセージに応答し
て着信側端末装置は交換機に、切断要求を受入れ、回線
を解放したことを示す解放メッセージを送出する。当該
解放メッセージに応答して交換機は着信側端末装置に、
回線を解放したことを示す解放完了メッセージを送出す
る。
【0048】図3は、前記通信装置26に発信者情報お
よび発信先電話番号を登録する際の手順を示すフローチ
ャートである。ステップa1では、データ登録モードが
設定される。これは、たとえば操作手段20から「1
#」と入力することによって設定される。
【0049】ステップa2では、登録発信者情報メモリ
23の電話番号メモリ領域23bに所定の電話番号が入
力される。これは、操作手段20から入力され、電話番
号「237654」に続いて、たとえば「##」と入力
することによって電話番号の入力の終了が指示される。
【0050】ステップa3では、登録発信者情報メモリ
23の音量メモリ領域23cに音量指定データが入力さ
れる。これは、操作手段20から入力され、「2」に続
いて、たとえば「##」と入力することによって、音量
指定データの入力の終了が指示される。本実施例では、
3段階の音量を指定することができ、「1」は小、
「2」は中、「3」は大の音量をそれぞれ示している。
【0051】ステップa4では、登録発信者情報メモリ
23の保留音メモリ領域23dに保留音指定データが入
力される。これは、操作手段20から入力され、「1」
に続いて、たとえば「##」と入力することによって保
留音指定データの入力の終了が指示される。本実施例で
は、3種類の保留音を指定することができ、「1」はメ
ロディ1、「2」はメロディ2、「3」はメロディ3の
保留音をそれぞれ示している。
【0052】ステップa5では、登録発信者情報メモリ
23の受信モードメモリ領域23eに受信モード指定デ
ータが入力される。これは、操作手段20から入力さ
れ、「1」に続いて、たとえば「##」と入力すること
によって、受信モード指定データの入力の終了が指示さ
れる。本実施例では、通話モードとファクシミリ(FA
X)モードとの2つをそれぞれ指定することができ、
「1」は通話モード、「2」はファクシミリモードをそ
れぞれ示している。ステップa2〜a5までの手順が終
了すると、入力された電話番号と、音量指定データ、保
留音指定データおよび受信モード指定データとが対応づ
けられ、テーブル番号「1」として記憶される。
【0053】ステップa6では、発信先メモリ25に所
定の端末装置の電話番号が入力される。これは、操作手
段20から入力され、電話番号に続いて、たとえば「#
#」と入力することによって電話番号の入力の終了が指
示される。
【0054】ステップa7では、データ登録の終了が入
力される。これは、たとえば操作手段20から「2#」
と入力することによって指示される。
【0055】図4は、着信時における動作を示すフロー
チャートである。ステップb1では、受信した発信者電
話番号が取得発信者情報メモリ24に記憶される。ステ
ップb2では、取得発信者情報メモリ24に記憶された
発信者電話番号と、登録発信者情報メモリ23の電話番
号メモリ領域23bに記憶された電話番号とが照合され
る。ステップb3では照合した結果、一致しているかど
うかが判断される。一致していた場合にはステップb4
に移り、一致していなかった場合には、たとえば予め設
定されている所定のモードでの受信動作が行われる。
【0056】ステップb4では、電話番号に対応して音
量メモリ領域23cに記憶された音量が設定される。ス
テップb5では、同様の電話番号に対応して保留音メモ
リ領域23dに記憶された保留音が設定される。ステッ
プb6では、同様の電話番号に対応して受信モードメモ
リ領域23eに記憶されている受信モードが設定され
る。ステップb7では、設定した受信モードが通話モー
ドかどうかが判断される。通話モードであった場合には
ステップb8に移り、通話モードでなかった場合にはフ
ァクシミリ受信動作を行う。
【0057】ステップb8では、回線が確保されたかど
うかが判断される。確保されたと判断するとステップb
9に移り、確保されていないと判断すると呼出動作を行
う。ステップb9では、切換スイッチ15において接続
端子15aが接続され、ハンドセット12を用いた通話
が行われる。ステップb10では、保留が指示されたか
どうかが判断される。保留が指示された場合にはステッ
プb11に移り、保留が指示されていない場合にはステ
ップb10で待機する。ステップb11では、切換スイ
ッチ15において接続端子15cが接続される。これに
よって設定された保留音が送出される。ステップb12
では保留が解除されたかどうかが判断される。解除され
たと判断するとステップb8に戻り、解除されていない
と判断するとステップb11に戻る。
【0058】図5は、留守番電話機能の実行時の動作を
示すフローチャートである。ステップc1では、通信回
線が自動着信機能によって確保される。ステップc2で
は、受信した発信者電話番号が取得発信者情報メモリ2
4に記憶される。ステップc3では、切換スイッチ15
における接続端子15bが接続される。ステップc4で
は、記憶再生手段16に予め記憶された応答メッセージ
が送出される。ステップc5では、前記記憶再生手段1
6からの応答メッセージに応答した相手側端末装置から
の用件メッセージが、記憶再生手段7に記憶される。ス
テップc6では、通信回線が解放される。
【0059】ステップc7では、通信回線が確保され
る。ステップc8では、発信先メモリ25に予め記憶さ
れた電話番号が発信される。前記発信による相手側端末
装置の応答が確認されると、ステップc9で、取得発信
者情報メモリ24に記憶された電話番号が送出される。
ステップc10では、通信回線が解放される。
【0060】以上のように本実施例の通信装置26は、
登録発信者情報メモリ23に予め発信者の電話番号と、
音量、保留音および受信モード指定データとが対応づけ
られて記憶されており、着信時に受信した発信者の電話
番号に対応した音量、保留音および受信モード指定デー
タが読出されて、それぞれの指定データに基づいた音
量、保留音および受信モードが設定される。したがっ
て、操作者が着信の度に音量調節、保留音の設定を行う
必要がなくなる。また、受信モードが所望とするモード
に設定されるので、従来技術のように通話モードとして
設定してしまってファクシミリ受信ができなくなるとい
う不都合は生じない。さらに所望の受信モードで即座に
通信が行うことができるので、効率良く通信が行うこと
ができる。
【0061】なお、留守番電話機能を実行すると設定し
たときに着信があった場合であっても、着信時に受信し
た発信者電話番号に対応した設定条件を設定し、たとえ
ば留守番電話機能の実行を解除してファクシミリ受信を
行うことも可能である。
【0062】また、自動着信した場合には、自動発信し
て発信先の操作者に、通信装置26に着信があったこと
を知らせることができる。さらに、着信時に受信した発
信者の電話番号を送出するので、発信先の操作者は、ど
こからの着信であるのかを知ることができる。なお、自
動発信時の発信先としては、携帯用無線呼出し器を選ぶ
こともできる。前記通信装置26の自動発信によって携
帯用無線呼出し器は呼出音を発し、該無線呼出し器が備
える表示手段に受信した発信者の電話番号を表示して、
携帯者に通信装置26の着信を知らせることができる。
【0063】また、電話番号を照合した結果、一致する
電話番号がなかった場合には、予め定める音量、保留音
および受信モードで通信を行う。
【0064】このような通信装置26では、たとえば発
信側端末装置が遠隔地にあってスピーカ13からの音量
が比較的小さい場合や、反対に発信側端末装置が近くに
あってスピーカ13からの音量が比較的大きい場合であ
っても、予め設定された好適な音量で受信した音声信号
を出力することができる。また、たとえば発信者の好み
に応じた保留音を送出することができるので、保留時に
おいて発信者が不快だと思うことが少なくなる。
【0065】図6は、本発明の他の実施例である通信装
置65の電気的構成を示すブロック図である。また、図
7は切換スイッチ61の一部を拡大して示す図である。
通信装置65は、前述の実施例と同様の着信時に着信側
端末装置に発信者情報を送出する通信網50に接続して
用いられ、当該通信網50に接続される親機51と、前
記親機51に接続される第1および第2の子機52,5
3と、無線機を有する第3子機54とを備えて構成され
る、いわゆる電話機である。親機51は、回線インタフ
ェイス55、呼出信号検出回路56、発信者情報検出回
路57、制御回路58、切換スイッチ61および無線機
64を備えて構成され、第3子機54は、当該第3子機
54が有する無線機によって前記親機51と通信を行
う。第1〜第3子機52〜54はそれぞれ少なくともス
ピーカとマイクロホンとを備えるハンドセットを有し、
当該ハンドセットを用いて相手側端末装置との間で通話
が行われる。
【0066】通信網50に接続される回線インタフェイ
ス55には、呼出信号検出回路56、発信者情報検出回
路57および切換スイッチ61が接続される。また、回
線インタフェイス55、呼出信号検出回路56、発信者
情報検出回路57、切換スイッチ61、無線機64、第
1子機52および第2子機53は、CPU、ROM、R
AM、I/O回路などを含んで構成される制御回路58
に接続され、該制御手段58によって制御される。
【0067】呼出信号検出回路56は、前述した呼出信
号検出回路4と同様に、交換機からの呼出信号を検出す
る。発信者情報検出回路57は、前述した発信者情報検
出回路6と同様に、着信時に受信する発信者情報を検出
する。発信者情報は、制御回路58のRAMなどで実現
される取得発信者情報メモリ59に記憶される。
【0068】親機51の回線インタフェイス55と、第
1子機52と、第2子機53と、無線機64とは、切換
スイッチ61によって互いに接続される。切換スイッチ
61は、クロスポイントスイッチと称されるものであ
り、入線数m、出線数nとしたときに、m×nの接続を
行うものである。本実施例では、入線62a〜62d、
出線63a〜63dをそれぞれm=4、n=4ずつ設け
ている。入線62aおよび出線63aは回線インタフェ
イス55に接続され、入線62bおよび出線63dは第
1子機52に接続され、入線62cおよび出線63cは
第2子機53に接続され、入線62dおよび出線63b
は無線機64に接続される。入線62a〜62dと、出
線63a〜63dとは、互いに交差しており、各交点6
1a〜61rには、それぞれ図7に示されるようなスイ
ッチ66が設けられている。図7は、入線62aと出線
63aとの交点61aを拡大して示しており、図示され
るスイッチ66は入線62aと出線63aとの接続を行
う。したがって、第1〜第3子機52〜54のうちの第
1子機52を呼出すときには、交点61dと交点61e
とに設けられるスイッチ66が接続され、第2子機53
を呼出すときには交点61cと交点61iとに設けられ
るスイッチ66が接続され、さらに第3子機54を呼出
すときには交点61bと交点61nとに設けられるスイ
ッチ66が接続される。
【0069】無線機64は、受信機と送信機とを備え、
第3子機54との通信を行うためのアンテナ64aを有
する。また、第3子機54も受信機と送信機とを含む無
線機を備え、親機51の無線機64との通信を行うため
のアンテナ54aを有する。
【0070】制御回路58は、前述したようにRAMな
どで実現される取得発信者情報メモリ59の他に、登録
情報メモリ60を備える。登録情報メモリ60は、所定
の電話番号が記憶される電話番号メモリ領域60b、第
1子機指定データが記憶される第1子機選択メモリ領域
60c、第2子機指定データが記憶される第2子機選択
メモリ領域60dおよび第3子機指定データが記憶され
る第3子機選択メモリ領域60eを含んで構成される。
子機指定データとは、着信時において呼出す子機を指定
するデータであり、本実施例では3つの子機52〜54
に対応した3種類の指定データである。
【0071】登録情報メモリ60には、電話番号メモリ
領域60bに記憶される所定の電話番号と、第1〜第3
子機指定データとがそれぞれ対応づけられて記憶され、
さらにテーブル番号60aが付されて記憶される。たと
えば図示されるように、テーブル番号「1」としては、
「237654」という電話番号は、第1〜第3子機5
2〜54をすべて呼出すことを表す。図示される「○」
は、子機を呼出すことを表しており、「×」は子機を呼
出さないことを表している。
【0072】図8は、前記通信装置65にデータを登録
する際の手順を示すフローチャートである。ステップd
1では、データ登録モードが設定される。これは、たと
えば親機51が備える図示しない操作手段から入力され
る。この操作手段は、たとえば前述した操作手段20と
同様にして構成され、前述した実施例と同様に「1#」
と入力することによって設定される。
【0073】ステップd2では、登録情報メモリ60の
電話番号メモリ領域60bに所定の電話番号が入力され
る。これは、前記操作手段から入力される。ステップd
3では、登録情報メモリ60の第1〜第3子機選択メモ
リ領域60c〜60eに子機指定データが順に入力され
る。これは前記操作手段から入力され、たとえば「1」
と入力すると子機を呼出すことを表し、「2」と入力す
ると子機を呼出さないことを表す。ステップd2および
ステップd3の手順が終了すると、入力された電話番号
と子機指定データとが対応づけられ、テーブル番号
「1」として記憶される。ステップd4では、データ登
録の終了が入力される。これは、操作手段からたとえば
「2#」と入力することによって指示される。
【0074】図9は、着信時における動作を示すフロー
チャートである。ステップe1では、受信した発信者電
話番号が、所得発信者情報メモリ59に記憶される。ス
テップe2では、所得発信者情報メモリ59に記憶され
た電話番号と、登録情報メモリ60の電話番号メモリ領
域60bに予め記憶された電話番号とが照合される。ス
テップe3では、前記照合の結果、電話番号が一致して
いるかどうかが判断される。一致していると判断した場
合ステップe4に移り、一致していないと判断した場合
ステップe5に移る。ステップe4では、電話番号に対
応して記憶される子機指定データに基づいて所定の子機
が呼出される。ステップe5ではすべての子機が呼出さ
れる。
【0075】以上のように本実施例の通信装置65は、
登録情報メモリ60に予め発信者の電話番号と、子機指
定データとが対応づけられて記憶されており、着信時に
受信した発信者の電話番号に対応した子機指定データが
読出され、それぞれの指定データに基づいて子機が呼出
される。したがって、着信時には所定の子機のみが呼出
されるので、従来技術のように転送という煩雑な操作が
不要となって、通信装置65の利便性が向上する。
【0076】なお、電話番号を照合した結果、一致する
電話番号がなかった場合には、たとえば全ての子機52
〜54が呼出される。
【0077】このような通話装置65では、たとえば数
人で通信装置65を利用し、1人づつに子機が与えられ
ているような場合において、特定の発信者からは特定の
子機が与えられた利用者のみを呼出すことが可能とな
り、他の子機が与えられた利用者は呼出しによる妨げを
受けることはない。
【0078】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、発信者情
報と音量とが対応づけられて記憶され、着信時において
受信した発信者情報に対応した音量が設定される。ま
た、発信者情報と保留音とが対応づけられて記憶され、
着信時において受信した発信者情報に対応した保留音が
設定される。また、発信者情報と通信モードとが対応づ
けられて記憶され、着信時において受信した発信者情報
に対応した受信モードが設定される。さらに、発信者情
報と所定の子機とが対応づけられて記憶され、着信時に
おいて受信した発信者情報に対応した子機が呼出され
る。したがって、操作者は着信の度に音量調節、保留音
の設定、通信モードの切換えを行う必要がなくなる。ま
た、所定の子機のみが呼出されるので、転送という煩雑
な操作が不要となる。さらに、所定の通信を即座に実行
することができ、モード切換えのための時間が不要とな
って通信時間の短縮を図ることができる。
【0079】また本発明によれば、着信時に受信した発
信者情報が記憶される。通信装置は、着信後の所定の動
作が終了すると、所定の端末装置を呼出し、記憶された
発信者情報を送出する。したがって、前記所定の端末装
置側の操作者は、通信装置に着信があったことと、当該
通信装置への発信者とを認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である通信装置26の電気的
構成を示すブロック図である。
【図2】通信網1に接続される端末装置間の基本的な呼
制御手順を示す図である。
【図3】前記通信装置26に発信者情報および発信先電
話番号を登録する際の手順を示すフローチャートであ
る。
【図4】着信時における動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】留守番電話機能の実行時の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明の他の実施例である通信装置65の電気
的構成を示すブロック図である。
【図7】切換スイッチ61の一部を拡大して示す図であ
る。
【図8】前記通信装置65にデータを登録する際の手順
を示すフローチャートである。
【図9】着信時における動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1,50 回線網 3 ファクシミリ装置 4,56 呼出信号検出回路 6,57 発信者情報検出回路 10a〜10c 抵抗 11,15,18,61 切換スイッチ 12 ハンドセット 13 スピーカ 14 マイクロホン 19 保留音出力手段 20 操作手段 21 フックスイッチ 22,58 制御回路 23 登録発信者情報メモリ 24,59 取得発信者情報メモリ 25 発信先メモリ 26,65 通信装置 51 親機 52 第1子機 53 第2子機 54 第3子機 60 登録情報メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 11/00 302 H04N 1/00 C

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信時に着信側端末装置に発信者情報を
    送出する通信網に接続され、前記通信網によって接続さ
    れた相手側端末装置との間で音声信号の授受を行う通信
    装置において、 前記相手側端末装置からの音声信号を設定された音量で
    音響化して出力するスピーカと、 前記スピーカからの音量を指定する音量指定データと発
    信者情報とを対応づけて記憶する記憶手段と、 着信時に受信した発信者情報に対応した音量指定データ
    を前記記憶手段から読出す読出手段と、 読出された音量指定データによって指定される音量を設
    定する音量設定手段とを含むことを特徴とする通信装
    置。
  2. 【請求項2】 着信時に着信側端末装置に発信者情報を
    送出する通信網に接続され、前記通信網によって接続さ
    れた相手側端末装置との間での通信回線を確保したまま
    で通信を中断する保留が指示されたときに、前記通信の
    中断期間中に相手側端末装置に向けて保留音を送出する
    通信装置において、 前記保留の指示時に、複数種類の保留音のうちの選択さ
    れた保留音を出力する出力手段と、 前記保留の指示時に出力される保留音を指定する保留音
    指定データと発信者情報とを対応づけて記憶する記憶手
    段と、 着信時に受信した発信者情報に対応した保留音指定デー
    タを前記記憶手段から読出す読出手段と、 読出された保留音指定データによって、出力される保留
    音の種類を選択する保留音選択手段とを含むことを特徴
    とする通信装置。
  3. 【請求項3】 着信時に着信側端末装置に発信者情報を
    送出する通信網に接続され、送信・受信すべき情報の種
    類に対応して設定される複数の通信モードを有する通信
    装置において、 前記通信モードを指定する通信モード指定データと発信
    者情報とを対応づけて記憶する記憶手段と、 着信時に受信した発信者情報に対応した通信モード指定
    データを前記記憶手段から読出す読出手段と、 読出された通信モード指定データによって指定される通
    信モードを設定する通信モード設定手段とを含むことを
    特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 着信時に着信側端末装置に発信者情報を
    送出する通信網に接続される通信装置において、 着信時に受信した発信者情報を記憶する記憶手段と、 着信時における所定の動作終了後に、前記通信網に接続
    される所定の端末装置装置を呼出す呼出手段と、 前記呼出し後に、前記記憶手段に記憶された発信者情報
    を送出する出力手段とを含むことを特徴とする通信装
    置。
  5. 【請求項5】 着信時に着信側端末装置に発信者情報を
    送出する通信網に接続される親機と、当該親機に接続さ
    れる少なくとも1つの子機とを有する通信装置におい
    て、 前記親機は、 前記子機を指定する子機指定データと発信者情報とを対
    応づけて記憶する記憶手段と、 着信時に受信した発信者情報に対応した子機指定データ
    を前記記憶手段から読出す読出手段と、 読出された子機指定データによって指定される子機を呼
    出す子機呼出手段とを含むことを特徴とする通信装置。
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