JPH07303104A - 暗号機能付き蓄積形通信システム - Google Patents

暗号機能付き蓄積形通信システム

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JPH07303104A
JPH07303104A JP6094340A JP9434094A JPH07303104A JP H07303104 A JPH07303104 A JP H07303104A JP 6094340 A JP6094340 A JP 6094340A JP 9434094 A JP9434094 A JP 9434094A JP H07303104 A JPH07303104 A JP H07303104A
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JP
Japan
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JP6094340A
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Inventor
Tatsuhiro Osanawa
達博 長縄
Hiroyuki Matsuzawa
裕之 松澤
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】物理的に通信の秘密を保証できる暗号機能付き
蓄積形通信システムを提供する。 【構成】通信網に接続される1つ以上の通信装置と1つ
以上のデータ蓄積装置とで構成され、通信網を介して蓄
積形通信を行なう通信システムにおいて、通信装置が、
鍵種生成回路5と、鍵種メモリ6と、配送鍵生成回路7
と、共通鍵生成回路8とを具備し、データ蓄積装置が、
受信側配送鍵メモリ12と、送信側配送鍵メモリ13
と、受信データメモリ14とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ蓄積装置を介し
て暗号データの送受信を行なう暗号機能付き蓄積形通信
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通信網とデータ蓄積装置とを介してデー
タの送受信を行なう蓄積形通信システムが従来より知ら
れており、データ蓄積装置には不特定多数の通信装置か
らのアクセスが可能である。したがって、通信の秘密を
保つためには通信相手以外からのアクセスができないよ
うにする必要があり、従来はパスワード等で送信者及び
受信者の確認を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の蓄積形通信システムにおいては、パスワード等
が外部に漏洩した場合は任意の通信装置から蓄積装置に
アクセスしてデータを不正に入手することができる。ま
た、蓄積装置の保守機能等を悪用してデータを直接入手
することも可能である。このため、パスワード等の管理
や、データの蓄積装置からのデータの流出防止に対する
対策が必要であった。
【0004】本発明の暗号機能付き蓄積形通信システム
はこのような課題に着目してなされたものであり、その
目的とするところは、あらかじめ配送鍵を登録した受信
側通信装置以外が、データ蓄積装置送信装置にアクセス
してデータを不正に入手した場合や、データ蓄積装置の
保守安全機能などにより直接にデータを引き出した場合
でも通信の秘密を保持することができ、蓄積装置が第3
者によって管理されている場合は物理的に通信の秘密を
保証することができる暗号機能付き蓄積形通信システム
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の暗号機能付き蓄積形通信システムは、通
信網に接続される1つ以上の通信装置と1つ以上のデー
タ蓄積装置とで構成され、通信網を介して蓄積形通信を
行なう通信システムにおいて、前記通信装置が、通信相
手に送信する配送鍵を生成する種となる鍵種を生成する
鍵種生成手段と、前記鍵種を記憶するための鍵種メモリ
と、前記鍵種生成手段によって生成された鍵種または、
前記鍵種メモリに蓄積された鍵種に基づいて配送鍵を生
成する配送鍵生成手段と、通信相手から受信した配送鍵
と、前記鍵種生成手段によって生成された鍵種または、
前記鍵種メモリに蓄積された鍵種とに基づいて共通鍵を
生成する共通鍵生成手段と、前記共通鍵生成手段によっ
て生成された共通鍵を暗号鍵として、送信するデータを
暗号化する暗号化手段と、前記共通鍵生成手段によって
生成された共通鍵を復号鍵として、受信した暗号データ
を復号化する復号化手段と、第1の回線インタフェース
回路とを具備し、前記データ蓄積装置が、前記通信装置
から送信される暗号データを蓄積するデータメモリと、
送信側の通信装置から受信した配送鍵を蓄積する送信側
配送鍵メモリと、受信側の通信装置から受信した配送鍵
を蓄積する受信側配送鍵メモリと、第2の回線インタフ
ェース回路とを具備する。
【0006】
【作用】すなわち、本発明は、まず受信側の通信装置が
鍵種と配送鍵を生成し、データ蓄積装置に受信側の配送
鍵を登録しておく。そして、通信装置からデータを送信
する場合は、送信開始時に鍵種と配送鍵を生成して、配
送鍵をデータ蓄積装置に送信し、また、データ蓄積装置
に登録されている受信側配送鍵が送信側の通信装置に送
られ、通信装置は自分の配送鍵生成に使用した鍵種と、
受信側配送鍵から共通鍵を生成し、その共通鍵を暗号鍵
としてデータを暗号化してデータ蓄積装置に送信する。
データ蓄積装置は、受信した送信側配送鍵と暗号データ
とを蓄積する。
【0007】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0008】図1は本発明の第1実施例に係る暗号機能
付き蓄積形通信システムのブロック構成図である。
【0009】同図において、複数の通信装置1、2は通
信網17を介してデータ蓄積装置3に接続されている。
【0010】通信装置1は、暗号データや配送鍵等の送
信情報を通信回線上の信号に変換して送信したり、通信
回線を介して送られてくる信号を受信情報に変換した
り、発信や着信のための呼制御信号を送信または受信す
る回線インタフェース回路4と、鍵種生成回路5と、鍵
種生成回路5で生成した鍵種を記憶する鍵種メモリ6
と、鍵種生成回路5で生成した鍵種から配送鍵を生成す
る配送鍵生成回路7と、受信した配送鍵と、鍵種生成回
路5で生成または鍵種メモリ6に蓄積された鍵種を入力
として、共通鍵を生成する共通鍵生成回路8と、生成さ
れた共通鍵を用いた送信データの暗号化を行なう暗号化
回路9と、共通鍵を用いて受信暗号データの復号化を行
なう復号化回路10とを具備している。
【0011】データ蓄積装置3は、暗号データや配送鍵
などの送信情報を通信回線上の信号に変換したり、通信
回線を介して送られてくる信号を受信信号に変換した
り、発信や着信のための呼制御信号を送信または受信す
るための回線インタフェース回路11と、受信側通信装
置から受信した配送鍵を蓄積する受信側配送鍵メモリ1
2と、送信側通信装置から受信した配送鍵を蓄積する送
信側配送鍵メモリ13と、送信側通信装置から受信し、
受信側通信装置に送信する暗号データを記憶しておく受
信データメモリ14とを具備する。
【0012】上記した構成において、通信装置1は送信
側通信装置としてだけでなく受信側通信装置としても使
用することができる。また、通信装置2は通信装置1と
同一の構成で実現できる。
【0013】また、鍵種には推定が困難な乱数を使用す
ることができ、鍵種生成回路5は乱数生成のための処理
を行なうあらゆる回路で実現できる。配送鍵生成回路7
は鍵種Xを入力とする演算処理Y=f(X)を行なう回
路で実現できる。f(X)の実現例は、f(X)=αX
(mod p)である。この演算式において、αとpと
は素数で、pを則としてαX を演算することを意味す
る。
【0014】共通鍵生成回路8は、鍵種Xと通信相手か
ら受信した配送鍵Yとを入力とする演算処理Z=g
(X、Y)を行なう回路で実現できる。g(X、Y)の
実現例は、g(X、Y)=YX (mod p)である。
この演算式は、pを則としてYXを演算することを意味
する。この実施例で示した、f(X)とg(X、Y)と
の組み合わせはDH型公開鍵配送法として公知のもので
あり、例えば、送信側の鍵種をXA 、受信側の鍵種をX
B 、送信側の配送鍵をYB 、送信側の共通鍵をKAB、受
信側の配送鍵をKBAとすると、 KAB=YB XA(mod p)=αXB*XA (mod p)
=YA XB(mod p)=KBA となり、送信側と受信側とが同一の共通鍵を生成できる
ことがわかる。また、DH型公開鍵配送法では、一般的
に配送鍵YA とYB とを知り得たとしても、配送鍵YA
とYB のみからなる共通鍵を生成することが非常に困難
であることが知られている。
【0015】暗号化回路9及び復号化回路10は、秘密
鍵暗号方式のアルゴリズムである、FEAL(Fast Dat
a Enciphsrment Algorism :高速データ暗号化アルゴリ
ズム)や、DES(Data Encryption Standard:米国連
邦規格の暗号アルゴリズム)の演算を行なう回路で実現
できる。
【0016】また、回路インタフェース回路4、鍵種生
成回路5、配送鍵生成回路7、共通鍵生成回路8、暗号
化回路9、復号化回路10、回線インタフェース回路1
1を実現する具体的なハードウエアとしては、CPU、
DSP(デジタル信号処理回路)、個別の論理回路、専
用のLSI等があり、これらの1つ、あるいは組み合わ
せで実現できる。さらに、1つの回路で1つの機能を実
現するだけでなく、1つの回路で複数の機能が実現でき
ることはいうまでもない。
【0017】また、鍵種メモリ6、受信側配送鍵メモリ
12、送信側配送鍵メモリ13、受信データメモリ14
は、半導体メモリ、磁気記憶装置、光磁気記憶装置等の
記憶素子あるいは装置により実現できる。
【0018】なお、本発明による通信システムで送受信
できるデータは、デジタル化された情報であればなんで
もよく、その内容は文書、音声、イメージ、その他内容
を問わず扱うことができる。
【0019】以下に図1及び図4のタイムチャートを参
照して第1実施例の動作を説明する。ここで、通信装置
2は通信装置1と同一構成とし、説明にあたっては通信
装置2の構成要素を通信装置1と同じ番号を使用して説
明する。
【0020】まず、受信側通信装置1が自分の配送鍵を
データ蓄積装置3に登録する場合は、通信網17を介し
てデータ蓄積装置3に接続し、受信側通信装置1では鍵
種生成回路5で鍵種の生成を行い、生成した鍵種を鍵種
メモリ6に蓄積するとともに、生成した鍵種を配送鍵生
成回路7に入力して配送鍵を生成し、回線インタフェー
ス回路4を通してデータ蓄積装置3に送信する。
【0021】データ蓄積装置3は、回線インタフェース
回路11を通して受信側の配送鍵を受信し、受信側配送
鍵メモリ12に蓄積する。
【0022】次に送信側通信装置2がデータを送信する
場合は、通信網17を介してデータ蓄積装置3に接続
し、データの送信に先だって鍵種生成回路5で鍵種を生
成し、鍵種を配送鍵生成回路7に入力して配送鍵を生成
し、回線インタフェース回路4を通してデータ蓄積装置
3に送信する。
【0023】データ蓄積回路3は回線インタフェース回
路11を通して送信側の配送鍵を受信し、送信側配送鍵
メモリ13に蓄積するとともに、受信側配送鍵メモリ1
2に蓄積している受信側の配送鍵を送信側通信装置2に
送信する。
【0024】さらに、送信側通信装置2では、回線イン
タフェース4を通して受信側の配送鍵を受信し、受信し
た受信側配送鍵と、鍵種生成回路5で生成した鍵種を共
通鍵生成回路8に入力して共通鍵を生成し、生成した共
通鍵を暗号鍵として暗号化回路9で送信するデータを暗
号化し、回線インタフェース回路4を通してデータ蓄積
装置3に送信する。
【0025】データ蓄積回路3は、回線インタフェース
回路11を通して暗号データを受信し、データメモリ1
4に蓄積する。
【0026】受信側通信装置1がデータを受信する場合
は、通信網17を介してデータ蓄積装置3に接続し、デ
ータの受信に先だってデータ蓄積装置3が、回線インタ
フェース回路11を通して送信側配送鍵メモリ13に蓄
積しておいた送信側配送鍵を受信側通信装置1に送信す
る。
【0027】受信側通信装置1は、回線インタフェース
回路4を通して送信側の配送鍵を受信し、受信した送信
側配送鍵と鍵種メモリ6に蓄積しておいた鍵種を共通鍵
生成回路8に入力して共通鍵を生成する。さらに、デー
タ蓄積装置3では、回線インタフェース回路11を通し
てデータメモリ14に蓄積しておいた暗号データを受信
側通信装置1に送信する。受信側通信装置1は、回線イ
ンタフェース回路4を通して暗号データを受信し、共通
鍵生成回路8で生成した共通鍵を復号鍵として復号化回
路10で復号し、受信データとして出力する。
【0028】回線インタフェース4は、暗号データや配
送鍵等の送信情報を通信回線上の信号に変換して送信し
たり、通信回線を介して送られてくる信号を受信情報に
変換したり、発信や着信のための呼制御信号を送信また
は受信する。
【0029】以下に本発明の第2実施例を説明する。上
記した第1実施例では、受信側配送鍵メモリ12、送信
側配送鍵メモリ13及びデータメモリ14に蓄積できる
データの個数については特に触れなかったが、送信側配
送鍵13とデータメモリ14については、各々のメモリ
エリアを分割して異なる複数の情報を蓄積することがで
きる。したがって、このことより、データ蓄積装置3は
1つの受信側通信装置に対して複数の暗号化データを蓄
積可能となる。
【0030】また、第1実施例における受信側配送鍵メ
モリ12を複数のメモリエリアに分割して異なる受信側
配送鍵を蓄積する場合は、データ蓄積装置3において受
信側配送鍵と受信側通信装置との対応をとる必要があ
る。
【0031】図2は第1実施例の送信側配送鍵メモリ1
3及びデータメモリ14だけでなく、受信側配送鍵メモ
リ12の各々に複数の情報を蓄積できるようにした第2
実施例を示す図である。第2実施例では、受信側配送鍵
メモリ12、送信側配送鍵メモリ13及びデータメモリ
14の各々は複数のメモリエリアに分割され、受信側配
送鍵、送信側配送鍵及びデータは、受信側通信装置及び
受信データごとに異なるメモリエリアに蓄積される。こ
のことにより、データ蓄積装置3は複数の受信側通信装
置に対して、複数の暗号化データを蓄積することが可能
である。
【0032】図2において図1と同じ参照番号は図1と
同一のものを示す。また、第2実施例では受信側通信装
置を識別する受信側通信装置識別部15が付加されてい
る。以下、第2実施例の動作を説明する。
【0033】受信側通信装置1が自分の配送鍵をデータ
蓄積装置3に登録する場合は、通信網17を介してデー
タ蓄積装置3に接続し、受信側通信装置1の鍵種生成回
路5で鍵種の生成を行い、生成した鍵種を鍵種メモリ6
に蓄積するとともに、生成した鍵種を配送鍵生成回路7
に入力して配送鍵を生成し、回線インタフェース4を通
して蓄積装置に送信する。データ蓄積装置3は回線イン
タフェース回路11を通して受信側の配送鍵を受信し、
受信側配送鍵メモリ12のメモリエリアの1つに蓄積す
る。このとき、データ蓄積装置3は受信側通信装置1を
識別し、受信側配送鍵を受信側通信装置1に対応するメ
モリエリアに蓄積する。データ蓄積装置3が、受信側通
信装置1を識別する方法は例えば、ISDNの発信者番
号通知サービスを利用し、通信網17から着信側に送ら
れてくる発信者番号との対応をとることにより実現でき
る。
【0034】送信側通信装置2がデータを送信する場合
は、通信網17を介してデータ蓄積装置3に接続し、デ
ータの送信に先だって鍵種生成回路5で鍵種を生成し、
鍵種を配送鍵生成回路7に入力して配送鍵を生成し、回
線インタフェース回路11を通して送信側の配送鍵を受
信し、送信側配送鍵メモリ13の中の受信側通信装置に
対応したメモリエリアに蓄積するとともに、受信側配送
鍵メモリ12の中の受信側通信装置に対応したメモリエ
リアに蓄積されている受信側配送鍵を送信側通信装置1
に送信する。
【0035】次に、送信側通信装置2は受信した受信側
配送鍵と鍵種生成回路5で生成した鍵種を共通鍵生成回
路8に入力して共通鍵を生成し、生成した共通鍵を暗号
鍵として暗号化回路9で送信するデータを暗号化し、回
線インタフェース回路4を通してデータ蓄積回路3に送
信する。データ蓄積回路3は、回線インタフェース回路
11を通して暗号データを受信し、データメモリ14の
中の受信側通信装置に対応したメモリエリアに蓄積す
る。
【0036】受信側通信装置1がデータを受信する場合
は、通信網17を介してデータ蓄積装置3に接続し、デ
ータの受信に先だってデータ蓄積装置3が回線インタフ
ェース回路11を通して送信側配送鍵メモリ13に蓄積
しておいた送信側配送鍵を、受信側通信装置1に送信す
る。受信側通信装置1は、回線インタフェース回路4を
通して送信側の配送鍵を受信し、受信した送信側配送鍵
と鍵種メモリ6に蓄積しておいた鍵種を共通鍵生成回路
8に入力して共通鍵を生成する。次に、データ蓄積装置
3は、回線インタフェース回路11を通してデータメモ
リ14に蓄積しておいた暗号データを受信側通信装置1
に送信する。受信側通信装置1は、回線インタフェース
回路4を通して暗号データを受信し、共通鍵生成回路8
で生成した共通鍵を復号鍵として復号化回路10で復号
し、受信データとして出力する。第1の実施例と第2の
実施例では、受信側通信装置1の鍵種メモリ6は1つの
鍵種を蓄積する場合について述べたが、鍵種メモリ6を
複数のメモリエリアに分割して複数の鍵種を蓄積するこ
とも可能である。図3は、第2の実施例の受信側通信装
置1の鍵種メモリ6に複数の鍵種を蓄積できるようにし
た第3の実施例を示している。第3の実施例では、受信
側通信装置に複数の鍵種を保持することにより、複数の
データ蓄積装置を使用することが可能になる。
【0037】図3において、図2と同じ番号は図2と同
じものを示す。また、16はデータ蓄積装置に蓄積され
るデータに対応した受信側配送鍵を蓄積するもう1つの
受信側配送鍵メモリであり、18は配送鍵に対応する鍵
種を選択する鍵種選択部である。以下、図3を参照して
第3の実施例の動作を説明する。
【0038】受信側通信装置1が自分の配送鍵をデータ
蓄積装置3に登録する場合は、通信網17を介してデー
タ蓄積装置3に接続し、受信側通信装置1の鍵種生成回
路5で鍵種の生成を行い、生成した鍵種を鍵種メモリ6
に蓄積するとともに、生成した鍵種を配送鍵生成回路7
に入力して配送鍵を生成し、鍵種と生成された配送鍵の
対応関係を鍵種選択部18に入力し、回線インタフェー
ス回路4を通して配送鍵をデータ蓄積装置3に送信す
る。データ蓄積装置3は回線インタフェース回路11を
通して受信側の配送鍵を受信し、受信側配送鍵メモリ1
2のメモリエリアの1つに蓄積する。このとき、データ
蓄積装置3は、受信側通信装置1を識別し、受信側配送
鍵は受信側通信装置1に対応するメモリエリアに蓄積さ
れる。データ蓄積装置3が、受信側通信装置1を識別す
る方法は、例えば、ISDNの発信者番号通知サービス
を利用し、通信網17から着信側に送られてくる発信者
番号との対応をとることにより実現できる。
【0039】送信側通信装置2がデータを送信する場合
は、通信網17を介してデータ蓄積装置3に接続し、デ
ータの送信に先だって鍵種生成回路5で鍵種を生成し、
鍵種を配送鍵生成回路7に入力して配線鍵を生成し、回
線インタフェース回路7を通してデータ蓄積装置3に送
信する。データ蓄積装置3は回線インタフェース回路1
1を通して送信側の配送鍵を受信し、送信側配送鍵メモ
リ13の中の受信側通信装置に対応したメモリエリアに
蓄積するとともに、受信側配送鍵メモリ12の中の受信
側通信装置に対応したメモリエリアに蓄積している受信
側配送鍵を送信側通信装置1に送信し、同じ受信側配送
鍵を受信側配送鍵メモリ15の中の受信側通信装置に対
応したメモリエリアに蓄積する。
【0040】次に、送信側通信装置2は受信した受信側
配送鍵と鍵種生成回路5で生成した鍵種を共通鍵生成回
路8に入力して共通鍵を生成し、生成した共通鍵を暗号
鍵として暗号化回路9で送信するデータを暗号化し、回
線インタフェース回路4を通してデータ蓄積装置3に送
信する。データ蓄積装置3は、回線インタフェース回路
11を通して暗号データを受信し、データメモリ14の
中の受信側通信装置に対応したメモリエリアに蓄積す
る。
【0041】受信側通信装置1がデータを受信する場合
は、通信網17を介してデータ蓄積装置3に接続し、デ
ータの受信に先だってデータ蓄積装置3が回線インタフ
ェース回路11を通して送信側配送鍵メモリ13に蓄積
された送信側配送鍵と受信側配送鍵メモリ15に蓄積さ
れた受信側配送鍵のうち受信側通信装置1に対応するも
のを受信側通信装置1に送信する。
【0042】受信側通信装置1は、回線インタフェース
回路4を通して受信側配送鍵と送信側配送鍵を受信し、
受信した受信側配送鍵を鍵種選択部18に入力して対応
する鍵種を選択し、受信した送信側配送鍵と鍵種メモリ
6に蓄積されている鍵種の選択されたものを共通鍵生成
回路8に入力して共通鍵を生成する。更に、データ蓄積
装置3は、回線インタフェース回路11を通してデータ
メモリ14に蓄積しておいた暗号データを受信側通信装
置1に送信する。受信側通信装置1は、回線インタフェ
ース回路4を通して暗号データを受信し、共通鍵生成回
路8で生成した共通鍵を復号鍵として復号化回路10で
復号し、受信データとして出力する。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、あらかじめ配送鍵を登
録した受信側通信装置以外が、データ蓄積装置送信装置
にアクセスして不正にデータを入手したとしてもそれを
復号化することができないので、通信の秘密を保つこと
ができる。また、データ蓄積装置の保守機能等により直
接にデータを入手することができても、それを復号化す
ることができないので、通信の秘密を保つことができ
る。
【0044】さらに、従来の蓄積型通信システムでは、
特に蓄積装置が第3者によって管理されている場合、シ
ステムの使用者からみた通信の秘密の確保は管理者との
契約のみによるものであったが、本発明によれば、物理
的に通信の秘密を保証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る暗号機能付き蓄積形
通信システムのブロック構成図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る暗号機能付き蓄積形
通信システムのブロック構成図である。
【図3】本発明の第3実施例に係る暗号機能付き蓄積形
通信システムのブロック構成図である。
【図4】本実施例の動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1、2…通信装置、3…データ蓄積装置、4…回線イン
タフェース回路、5…鍵種生成回路、6…鍵種メモリ、
7…配送鍵生成回路、8…共通鍵生成回路、9…暗号化
回路、10…復号化回路、11…回線インタフェース回
路、12…受信側配送メモリ、13…送信側配送鍵メモ
リ、14…データメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 12/54 12/58

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続される1つ以上の通信装置
    と1つ以上のデータ蓄積装置とで構成され、通信網を介
    して蓄積形通信を行なう通信システムにおいて、前記通
    信装置が、 通信相手に送信する配送鍵を生成する種となる鍵種を生
    成する鍵種生成手段と、 前記鍵種を記憶するための鍵
    種メモリと、 前記鍵種生成手段によって生成された鍵種または、前記
    鍵種メモリに蓄積された鍵種に基づいて配送鍵を生成す
    る配送鍵生成手段と、 通信相手から受信した配送鍵と、前記鍵種生成手段によ
    って生成された鍵種または、前記鍵種メモリに蓄積され
    た鍵種とに基づいて共通鍵を生成する共通鍵生成手段
    と、 前記共通鍵生成手段によって生成された共通鍵を暗号鍵
    として、送信するデータを暗号化する暗号化手段と、 前記共通鍵生成手段によって生成された共通鍵を復号鍵
    として、受信した暗号データを復号化する復号化手段
    と、 第1の回線インタフェース回路とを具備し、 前記データ蓄積装置が、 前記通信装置から送信される暗号データを蓄積するデー
    タメモリと、 送信側の通信装置から受信した配送鍵を蓄積する送信側
    配送鍵メモリと、 受信側の通信装置から受信した配送鍵を蓄積する受信側
    配送鍵メモリと、 第2の回線インタフェース回路と、を具備することを特
    徴とする暗号機能付き蓄積形通信システム。
  2. 【請求項2】 前記受信側配送鍵メモリと、前記送信側
    配送メモリと、前記データメモリとが複数のメモリエリ
    アに分割され、この分割された各メモリエリアに対応し
    て、複数の受信側通信装置に対する複数の暗号化データ
    の各々を蓄積するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載の暗号機能付き蓄積形通信システム。
  3. 【請求項3】 前記鍵種メモリが複数のメモリエリアに
    分割され、この分割された各メモリエリアに対応して、
    複数の鍵種の各々を蓄積するようにしたことを特徴とす
    る暗号機能付き蓄積形通信システム。
JP6094340A 1994-05-06 1994-05-06 暗号機能付き蓄積形通信システム Pending JPH07303104A (ja)

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