JPH07295601A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

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JPH07295601A
JPH07295601A JP6088159A JP8815994A JPH07295601A JP H07295601 A JPH07295601 A JP H07295601A JP 6088159 A JP6088159 A JP 6088159A JP 8815994 A JP8815994 A JP 8815994A JP H07295601 A JPH07295601 A JP H07295601A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
cpu
data
rom
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP6088159A
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English (en)
Inventor
Masaru Shibano
勝 柴野
Shoji Sasaki
昭二 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH07295601A publication Critical patent/JPH07295601A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、市場にて容易にROMの内容
を変更されないようにし、エンジンの破壊を防ぐことに
ある。 【構成】ROM内のプログラムにROMデータが正規の
データであるか否かの判定機能を設け、もし、制御デー
タが変えられたらそれを判定し、CPUからの制御出力
を停止する。これにより、CPUバックアップ回路では
CPUの異常と判断し、CPUバックアップに切り換
え、必要最低限の走行ができるだけの制御としてしまう
構成とする。 【効果】上記構成により、ユーザー側でのROMデータ
の変更があった場合、エンジン出力を必要以上に上げる
ことはなく、エンジン制御装置の改造によるエンジン破
壊を防ぐことができる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン制御装置に係
り、特に市場での改造防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエンジン制御装置では、定められ
たプログラムに従い動作するCPUと、上記プログラム
とエンジンに供給する燃料噴射量や点火時期などを決め
る制御データを格納する不揮発性メモリであるROMが
備えられている。更に、上記CPUまたはROMが故障
し、正常なエンジン制御が不可能になった場合、必要最
低限の走行を確保するためにCPUバックアップ装置を
備えている。このような構成のエンジン制御装置として
は特願昭59−142366号公報等がある。上記のようなエン
ジン制御装置では、ROMには燃料噴射量や点火時期な
どの制御データが格納されており、この制御データによ
りエンジンの特性が決まってしまう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、R
OMにエンジンの特性を決める制御データが格納されて
いるため、その制御データを変えることによりエンジン
の特性を変えることができる。例えば、点火時期を進角
側にするとエンジンの出力は向上するのが一般的であ
る。そのため、ROMデータを変更し、エンジン特性を
改造するユーザーもいる。しかし、ユーザー側でROM
データを変えると、正規にマッチングした制御データで
はないため最悪にはエンジンを破壊してしまう場合があ
る。例えば、点火時期を進角させるとエンジンの出力は
向上するが、同時にノックングが発生し易くなり、ハー
ドノックの場合、エンジン破壊に至ってしまう。
【0004】本発明の目的は、市場にて容易にROMの
内容を変更されないようにし、エンジンの破壊を防ぐこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】ROM内のプログラムに
ROMデータが正規のデータであるか否かの判定機能を
設け、もし、制御データが変えられたらそれを判定し、
CPUからの制御出力を停止する。これにより、CPU
バックアップ装置ではCPUの異常と判断し、CPUバ
ックアップに切り換え、必要最低限の走行ができるだけ
の制御としてしまう構成とした。
【0006】
【作用】上記構成により、ユーザー側でのROMデータ
の変更があった場合、エンジン出力を必要以上に上げる
ことはなく、エンジン制御装置の改造によるエンジン破
壊を防ぐことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。
【0008】図1は本発明の構成を示すブロック図であ
る。1はエンジン制御装置、2は上記エンジン制御装置
1によって制御されるエンジンである。上記エンジン2
には図示してないが運転状態を表す様々なセンサが取り
付けられており、上記センサからの信号がエンジン制御
装置1に入力される。エンジン制御装置1は、上記セン
サからの信号を波形処理する入力処理回路4と、上記入
力処理回路4からのセンサ信号を入力しエンジン2の最
適運転状態を演算するCPU3と、上記CPU3で演算
された結果を制御信号として受け、図示していないがエ
ンジン2に取り付けられている燃料噴射装置や点火装置
などのアクチュエータを駆動する出力回路5と、上記C
PU3が正常に動作していることを示すプログラムラン
信号3aを受け、上記CPU3が正常に動作していない
とき上記CPU3にリセット信号11aを与えるCPU
監視回路11と、上記リセット信号11aが所定回数発
生したときCPU3が故障と判定してバックアップ切換
信号12aを出力し、且つ、車輌が必要最低限の走行可
能なように燃料噴射信号や点火信号を出力するCPUバッ
クアップ回路12と、上記バックアップ切換信号12a
を受けCPU3が正常時はCPU3から出力される制御
信号3dを出力し、CPU3が故障時はCPUバックアッ
プ回路12からの制御信号12bの出力に切り換える制
御信号切換回路13から構成する。上記CPU3には制
御用プログラムに従い動作するMPU7と、このMPU
7を動作させるプログラム及びエンジンの特性を決める
制御データを格納するROM8と,MPU7の演算結果
を格納するRAM9と,上記入力処理回路4からの信号
を受け、また、出力回路5に制御信号を出力するI/O
6が内蔵されている。ここで、上記ROM8内のプログ
ラムにはROMデータが正規のデータであるか否かを判
定する機能を設けてあり、正規のデータではないときは
強制的に上記プログラムラン信号3aの出力を停止さ
せ、CPU3が故障した場合と同様にCPU監視回路1
1からリセット信号11aを出力することでCPUバッ
クアップに切り換える構成とした。
【0009】図2にCPUバックアップ切換方法、即ち
CPU監視回路11及びCPUバックアップ回路12の
動作をタイミング図で説明する。CPU3が正常時はC
PU監視回路11へCPU3のプログラムが正常に動作
していることを表す所定の時間毎(例えば10ms毎)
に反転するパルス信号であるプログラムラン信号3aが
出力されている。このときはCPU3は正常動作をして
いるため、リセット信号11aはHIGHに固定され、
CPU3は動作を継続する。しかし、CPU3の動作が
異常になった場合、このプログラムラン信号3aがパル
ス信号を出力しなくなる。このとき、CPU監視回路1
1から所定時間後に所定時間幅(例えば100ms)の
リセット信号11aをLOWとしてCPU3にリセット
をかける。リセット信号11aがHIGHに戻ってもC
PU3からプログラムラン信号3aが出力されない場
合、リセット信号11aは再びLOWの状態になる。CP
U3からプログラムラン信号3aが出力されない限りこの
状態が繰り返される。CPUバックアップ回路12ではこ
のリセット信号11aを入力し、リセット信号3aがL
OWになる回数が所定回数(例えば4回)に達したと
き、CPU3は故障していると判定してバックアップ切
換信号12aをHIGHにして、CPUバックアップに
切り換える。
【0010】図3にROM8に格納されているデータが
正規であるか否かを判定するプログラムの動作を示すフ
ローチャートである。図3は上記リセット信号11aが
LOWからHIGHになりリセットが解除されてMPU7
が動き出すときの処理を示している。S1はCPU3の
動作モード及びポート割付けなどの初期設定を行う。S
2はRAM9の初期設定を行う。S3ではROM8に格
納されているデータを集計する処理ルーチンである。S
4ではS3で集計したデータが正規であるか否かを確認
し正規データである場合はS5に進みROMOK flag
を1とし、正規データでない場合はS6に進みROMO
K flagを0とする。その後は、各種エンジン制御等の
割り込み待ち状態に進む。
【0011】図4に10ms毎に起動するプログラムラ
ン信号3aを発生させるためのプログラムのフローチャ
ートを示す。S10では図3の処理で行ったROMOK
flagの状態を確認し、1の場合はS11に進みプログ
ラムラン信号3aの出力を反転する。0の場合はプログ
ラムラン信号3aの出力は反転させずに処理を終了す
る。ROMOK flagが0の場合は、プログラムラン信
号3aを反転できないためCPU監視回路11でCPU
3が故障していると判定しCPUバックアップに切り換
える。
【0012】図5は図3のROMチェック処理S3を説
明する図である。30はROM8のアドレス領域であ
り、本実施例では32キロバイトのROMとする。プロ
グラム及び制御データを格納する領域をアドレス$00
00から$7FFDまでとし、上記$0000から$7
FFDのアドレスのデータを全て加算し、下4桁の加算
結果を記憶する。また、アドレス$7FFE,$7FF
Fには予め上記アドレス$0000から$7FFDまで
の加算結果を格納しておく。そこで図3のS4で上記両
者の値を比較することによってプログラムや制御データ
が変更されたか否かを確認する。また、予め格納するプ
ログラムと制御データの加算値は上記ROM8内のどの領域
に置いても良く、プログラム内に隠し持つことができ
る。尚、図5の例ではプログラムと制御データを纏めて
加算したがプログラムと制御データを分けて加算し、各
々に対してデータが正規であるか確認することもでき
る。また、任意のアドレスに分けて同様に確認すること
も可能である。
【0013】ユーザー側のROMの改造は一般的にエン
ジン特性を向上させるために制御データのみを変更し、
プログラムの変更は行わない。よって、以上の方法で、
ROM8上の制御データを変更されてもCPUバックアップ
となって必要最低限の走行しかできなくなり、エンジン
出力を必要以上に上げることはなく、ROM改造による
エンジン破壊を防ぐことができる。
【0014】
【発明の効果】上記構成により、ユーザー側でのROM
データの変更があった場合、エンジン出力を必要以上に
上げることはなく、エンジン制御装置の改造によるエン
ジン破壊を防ぐことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】CPUバックアップへの切り換え方法を示すタ
イミング図である。
【図3】ROMの正当性を判定するプログラムのフロー
チャートである。
【図4】プログラムラン信号を派生させるためのプログ
ラムのフローチャートである。
【図5】ROMのチェック処理内容を示す図である。
【符号の説明】
1…エンジン制御装置、2…エンジン、3…CPU、4
…入力処理回路、5…出力回路、6…I/O、7…MP
U、8…ROM、9…RAM、11…CPU監視回路、
12…CPUバックアップ回路、13…制御信号切換回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05B 19/02 C G06F 11/00 350 F 12/00 7608−5B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの回転を検出する回転検出器と,
    上記回転検出器からの信号に基づきエンジンに最適の燃
    料供給量または点火時期を演算し、制御信号を出力する
    演算装置と,上記演算装置を動作させるためのプログラ
    ム及び制御データが格納されている不揮発性メモリと,
    上記演算装置の異常を検出し、上記演算装置に代わり上
    記制御信号を切り換えるバックアップ手段とを備えたエ
    ンジン制御装置において、上記不揮発性メモリ内に格納
    されたデータの正当性を検証する機能があり、上記機能
    により不揮発性メモリ内のデータが正当ではないと検知
    された場合、上記制御信号を上記バックアップ手段から
    の信号に切り換えることを特徴としたエンジン制御装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のエンジン制御装置におい
    て、不揮発性メモリ内に格納されたデータの正当性を検
    証する機能は、複数備えたことを特徴としたエンジン制
    御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のエンジン制御装置におい
    て、不揮発性メモリ内に格納されたデータの正当性を検
    証する機能の内容は、上記不揮発性メモリ内に格納され
    た任意のデータの和をとり、上記データの和と予め格納
    おいたデータと一致しているか否かにより判定すること
    を特徴としたエンジン制御装置。
JP6088159A 1994-04-26 1994-04-26 エンジン制御装置 Pending JPH07295601A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6088159A JPH07295601A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 エンジン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP6088159A JPH07295601A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 エンジン制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07295601A true JPH07295601A (ja) 1995-11-10

Family

ID=13935151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6088159A Pending JPH07295601A (ja) 1994-04-26 1994-04-26 エンジン制御装置

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JP (1) JPH07295601A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097345A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Denso Corp 車両用電子制御装置
JP2007276657A (ja) * 2006-04-07 2007-10-25 Denso Corp プログラム管理システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003097345A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Denso Corp 車両用電子制御装置
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