JPH07271702A - スキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法 - Google Patents

スキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法

Info

Publication number
JPH07271702A
JPH07271702A JP6064999A JP6499994A JPH07271702A JP H07271702 A JPH07271702 A JP H07271702A JP 6064999 A JP6064999 A JP 6064999A JP 6499994 A JP6499994 A JP 6499994A JP H07271702 A JPH07271702 A JP H07271702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
scanner
function
resource information
printer
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6064999A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumasa Sugiyama
光正 杉山
Yoshikazu Yokomizo
良和 横溝
Hirohiko Hashimoto
裕彦 橋本
Osamu Yamada
修 山田
Yukari Toda
ゆかり 戸田
Kazuhiro Saito
和浩 齋藤
Masanari Toda
雅成 戸田
Sakuriki Negishi
作力 根岸
Yasuo Fukuda
康男 福田
Jiyunichi Shishizuka
順一 宍塚
Makoto Takaoka
真琴 高岡
Shigetada Kobayashi
重忠 小林
Yoshinobu Mita
良信 三田
Susumu Sugiura
杉浦  進
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP6064999A priority Critical patent/JPH07271702A/ja
Publication of JPH07271702A publication Critical patent/JPH07271702A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各ホスト側の操作者は簡単な操作でネットワ
ーク上の各画像入出力機器の有効機能情報をアプリケー
ション起動前に確認することができる。 【構成】 コントローラ部CPU−ST1〜CPU−S
T3が各ステーションST1〜ST3のアプリケーショ
ンで実行可能なスキャナ機能とスキャナプリンタ側の機
能に関する資源情報を比較して、有効な機能資源と無効
な機能資源とをディスプレイCRT−ST1〜CRT−
ST3の画面上に識別表示して、接続されたスキャナで
無効となる機能設定を回避する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信によってデータを
受信し、データに従ってスキャナでの画像入力やプリン
タでのプリントを行うスキャナプリンタサーバーシステ
ムに係り、特にローカルエリアネットワークに接続され
るカラースキャナプリンタサーバーとカラースキャナプ
リンタサーバーを使って画像入力あるいはプリントを行
うスキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプ
リンタサーバーシステムの有効機能管理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワーク上に接続されたリモ
ートホストよりスキャンを行うネットワークスキャナと
いう使用法はなく、スキャナ依頼を行うホストに画像を
取り込む場合には、そのホスト自身に接続されたスキャ
ナより読み込むか、その画像をネットワークを経由して
依頼を行ったホストに転送する方法がある。
【0003】また、スキャナで入力した画像を他の文
字,図形情報とともに印刷する場合、通常は印刷依頼を
行うホスト上でスキャン画像,文字,図形情報を合成
し、ネットワークに接続されたプリンタに出力を行って
いた。
【0004】また、従来のこの種のサーバー装置でのデ
ータ処理形式は、大きく分けて下記のような種類があっ
た。
【0005】(1)ホストから専用インタフェースを通
じプリンタに接続され、ホスト内でビットイメージに展
開しプリンタに伝送する。ネットワーク対応はホストが
面倒を見る。主に、ワークステーション程度の高機能ホ
ストをベースにした形式。
【0006】(2)ホストからはページ記述言語が伝送
され、プリンタ側で持つインタプリタ機能により、ビッ
トイメージに変換する方式で、いわゆるネットワークプ
リンタと称せられるもの。
【0007】(3)ホストから伝送されるページ記述言
語を専用のビットイメージに変換する部分を通じ、さら
にプリンタに専用インタフェースを通じて画像データを
伝送する形式。
【0008】さらに、入力されるページ記述言語等のデ
ータから出力画像情報を発生させながら画像を形成する
プリンタ、特にRGB等のカラー画像データに基づいて
カラー画像を形成可能なフルカラープリンタにおいて、
フルカラー画像を出力する場合、入力された各画素に対
してレッド(R),グリーン(G),ブルー(B)のデ
ータを入力し、マスキング処理によってイエロー
(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック
(B)に変換して各色に対応するインクまたは現像材で
プリント処理していた。
【0009】一方、通信によってデータを受信し、デー
タに従ってスキャナでの画像入力やプリンタでのプリン
トを行うスキャナプリンタサーバーシステムが提案され
ているが、その際、例えばローカルエリアネットワーク
に接続されるスキャナプリンタサーバーで、その機能を
コンピュータに通信し、オペレータに知らせるものがな
かった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このため、この種のシ
ステムにおいて、プリントあるいは画像入力において、
オペレータは実行以前にその機能を知ることができず、
プリントあるいは画像入力を実行してから、要求した機
能がないことに気がつき、再度所望の結果を得るため
に、再度操作を行うといった操作上の問題点があった。
【0011】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、第1の目的は、各ホストのアプリケー
ションで実行可能なスキャナ機能とスキャナプリンタ側
の機能に関する資源情報を比較して、有効な機能資源と
無効な機能資源とを識別表示することにより、接続され
たスキャナで無効となる機能設定を回避できるスキャナ
プリンタサーバーシステムを提供することである。
【0012】第2の目的は、各ホストのアプリケーショ
ンで実行可能なプリンタ機能とスキャナプリンタ側の機
能に関する資源情報を比較して、有効な機能資源と無効
な機能資源とを識別表示することにより、接続されたプ
リンタで無効となる機能設定を回避できるスキャナプリ
ンタサーバーシステムを提供することである。
【0013】第3の目的は、各ホストのアプリケーショ
ンで実行可能なスキャナ機能またはプリンタ機能とスキ
ャナプリンタ側の機能に関する資源情報を比較して、有
効な機能資源と無効な機能資源とを識別表示することに
より、接続されたスキャナプリンタで無効となる機能設
定を回避できるスキャナプリンタサーバーシステムを提
供することである。
【0014】第4の目的は、有効な機能資源と無効な機
能資源とを識別表示する際に、有効な機能資源と無効な
機能資源との表示色を換えることにより、接続されたス
キャナプリンタで無効となる機能設定をユーザが容易、
かつ明確に判別できるスキャナプリンタサーバーシステ
ムを提供することである。
【0015】第5の目的は、有効な機能資源と無効な機
能資源とを識別表示する際に、有効な機能資源と無効な
機能資源との表示スタイルを換えることにより、接続さ
れたスキャナプリンタで無効となる機能設定をユーザが
容易、かつ明確に判別できるスキャナプリンタサーバー
システムを提供することである。
【0016】第6の目的は、有効な機能資源と無効な機
能資源とを識別表示する際に、有効な機能資源と無効な
機能資源との表示サイズを換えることにより、接続され
たスキャナプリンタで無効となる機能設定をユーザが容
易、かつ明確に判別できるスキャナプリンタサーバーシ
ステムを提供することである。
【0017】第7の目的は、入出力機器の指定に応じて
スキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処理に関す
る資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに
応じて入出力機器から機能処理に関する資源情報を取得
して、該取得した資源情報を該問合わせコマンドを発行
したホストに返信することにより、各ホストのアプリケ
ーションで設定可能なスキャナ機能と実行可能な有効な
スキャナ機能とを比較照合するための資源情報を取得で
きるスキャナプリンタサーバーシステムを提供すること
である。
【0018】第8の目的は、入出力機器の指定に応じて
スキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関す
る資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに
応じて入出力機器から機能処理に関する資源情報を取得
して、該取得した資源情報を該問合わせコマンドを発行
したホストに返信することにより、各ホストのアプリケ
ーションで設定可能なプリント機能と実行可能な有効な
プリント機能とを比較照合するための資源情報を取得で
きるスキャナプリンタサーバーシステムを提供すること
である。
【0019】第9の目的は、入出力機器の指定に応じて
スキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理または
スキャナ機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて入出力機器から機能処理
に関する資源情報を取得して、該取得した資源情報を該
問合わせコマンドを発行したホストに返信することによ
り、各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント
機能またはスキャナ機能と実行可能な有効なプリント機
能またはスキャナ機能とを比較照合するための資源情報
を取得できるスキャナプリンタサーバーシステムを提供
することである。
【0020】第10の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理また
はスキャナ機能処理に関する資源情報の問合わせコマン
ドを発行し、該コマンドに応じて入出力機器から機能処
理に関する資源情報を取得して、該取得した資源情報を
該問合わせコマンドを発行したホストに返信するととも
に、各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント
機能またはスキャナ機能と返信された実行可能な有効な
プリント機能またはスキャナ機能とを比較照合して、ホ
ストのアプリケーションで有効な機能な無効な機能とで
表示形態を制御することにより、ホスト側のユーザがア
プリケーションに基づくスキャナ機能またはプリント機
能のうち、無効な機能と有効な機能設定とを明示して、
無効となる機能設定を回避できるユーザフレンドリな設
定環境を構築できるスキャナプリンタサーバーシステム
を提供することである。
【0021】第11の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理また
はスキャナ機能処理に関する資源情報の問合わせコマン
ドを発行し、該コマンドに応じて入出力機器から機能処
理に関する資源情報をあらかじめ記憶している記憶手段
から取得して、該取得した資源情報を該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信することにより、入出力機器
の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプリント
機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源情報の問
合わせコマンドを発行してから入出力機器からの各機能
処理に関する資源情報を高速に取得できるスキャナプリ
ンタサーバーシステムを提供することである。
【0022】第12の目的は、有効な機能資源と無効な
機能資源とを識別表示する際に、有効な機能資源と無効
な機能資源との表示色を換えることにより、ホスト側の
ユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能または
プリント機能のうち、無効な機能と有効な機能設定とを
明確に判別して、無効となる機能設定を回避できるユー
ザフレンドリな設定環境を構築できるスキャナプリンタ
サーバーシステムを提供することである。
【0023】第13の目的は、有効な機能資源と無効な
機能資源とを識別表示する際に、有効な機能資源と無効
な機能資源との表示スタイルを換えることにより、ホス
ト側のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能
またはプリント機能のうち、無効な機能と有効な機能設
定とを明確に判別して、無効となる機能設定を回避でき
るユーザフレンドリな設定環境を構築できるスキャナプ
リンタサーバーシステムを提供することである。
【0024】第14の目的は、有効な機能資源と無効な
機能資源とを識別表示する際に、有効な機能資源と無効
な機能資源との表示サイズを換えることにより、ホスト
側のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能ま
たはプリント機能のうち、無効な機能と有効な機能設定
とを明確に判別して、無効となる機能設定を回避できる
ユーザフレンドリな設定環境を構築できるスキャナプリ
ンタサーバーシステムを提供することである。
【0025】第15の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する使用可能な用
紙サイズ情報を取得して、該取得した用紙サイズ情報を
該問合わせコマンドを発行したホストに返信するととも
に、各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント
機能と返信された実行可能な有効なプリント機能とを比
較照合して、ホストのアプリケーションで有効な用紙サ
イズと無効な用紙サイズとで表示形態を制御することに
より、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくプ
リント機能のうち、有効な用紙サイズと無効な用紙サイ
ズとを明示して、無効となる用紙サイズ設定を回避でき
るユーザフレンドリな設定環境を構築できるスキャナプ
リンタサーバーシステムを提供することである。
【0026】第16の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する使用可能なペ
ージ記述言語情報を取得して、該取得した用紙サイズ情
報を該問合わせコマンドを発行したホストに返信すると
ともに、各ホストのアプリケーションで設定可能なプリ
ント機能と返信された実行可能な有効なプリント機能と
を比較照合して、ホストのアプリケーションで有効なペ
ージ記述言語と無効なページ記述言語とで表示形態を制
御することにより、ホスト側のユーザがアプリケーショ
ンに基づくプリント機能のうち、有効なページ記述言語
と無効なページ記述言語とを明示して、無効となるペー
ジ記述言語設定を回避できるユーザフレンドリな設定環
境を構築できるスキャナプリンタサーバーシステムを提
供することである。
【0027】第17の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する出力可能な画
像出力色情報を取得して、該取得した画像出力色情報を
該問合わせコマンドを発行したホストに返信するととも
に、各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント
機能と返信された実行可能な有効なプリント機能とを比
較照合して、ホストのアプリケーションで有効な画像出
力色情報と無効な画像出力色情報とで表示形態を制御す
ることにより、ホスト側のユーザがアプリケーションに
基づくプリント機能のうち、有効な画像出力色情報と無
効な画像出力色情報とを明示して、無効となる画像出力
色設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築
できるスキャナプリンタサーバーシステムを提供するこ
とである。
【0028】第18の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する入力可能な画
像カラーモード情報を取得して、該取得した画像カラー
モード情報を該問合わせコマンドを発行したホストに返
信するとともに、各ホストのアプリケーションで設定可
能なスキャナ機能と返信された実行可能な有効なスキャ
ン機能とを比較照合して、ホストのアプリケーションで
有効な画像カラーモード情報と無効な画像カラーモード
情報とで表示形態を制御することにより、ホスト側のユ
ーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能のうち、
有効な画像カラーモード情報と無効な画像カラーモード
情報とを明示して、無効となる画像カラーモード設定を
回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築できるス
キャナプリンタサーバーシステムを提供することであ
る。
【0029】第19の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する入力可能な画
像処理情報を取得して、該取得した画像処理情報を該問
合わせコマンドを発行したホストに返信するとともに、
各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能
と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照
合して、ホストのアプリケーションで有効な画像処理情
報と無効な画像処理情報とで表示形態を制御することに
より、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくス
キャナ機能のうち、有効な画像処理情報と無効な画像処
理情報とを明示して、無効となる画像処理設定を回避で
きるユーザフレンドリな設定環境を構築できるスキャナ
プリンタサーバーシステムを提供することである。
【0030】第20の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する入力可能な画
像処理情報を取得して、該取得した画像解像度情報を該
問合わせコマンドを発行したホストに返信するととも
に、各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ
機能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比
較照合して、ホストのアプリケーションで有効な画像解
像度情報と無効な画像解像度情報とで表示形態を制御す
ることにより、ホスト側のユーザがアプリケーションに
基づくスキャナ機能のうち、有効な画像解像度情報と無
効な画像解像度情報とを明示して、無効となる画像解像
度設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築
できるスキャナプリンタサーバーシステムを提供するこ
とである。
【0031】第21の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する入力可能な画
像濃度情報を取得して、該取得した画像濃度情報を該問
合わせコマンドを発行したホストに返信するとともに、
各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能
と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照
合して、ホストのアプリケーションで有効な画像濃度情
報と無効な画像濃度情報とで表示形態を制御することに
より、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくス
キャナ機能のうち、有効な画像濃度情報と無効な画像濃
度情報とを明示して、無効となる画像濃度設定を回避で
きるユーザフレンドリな設定環境を構築できるスキャナ
プリンタサーバーシステムを提供することである。
【0032】第22の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する入力可能な画
像倍率情報を取得して、該取得した画像倍率情報を該問
合わせコマンドを発行したホストに返信するとともに、
各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能
と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照
合して、ホストのアプリケーションで有効な画像倍率情
報と無効な画像倍率情報とで表示形態を制御することに
より、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくス
キャナ機能のうち、有効な画像倍率情報と無効な画像倍
率情報とを明示して、無効となる画像倍率設定を回避で
きるユーザフレンドリな設定環境を構築できるスキャナ
プリンタサーバーシステムを提供することである。
【0033】第23の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する入力可能な画
像ファイルフォーマット情報を取得して、該取得した画
像ファイルフォーマット情報情報を該問合わせコマンド
を発行したホストに返信するとともに、各ホストのアプ
リケーションで設定可能なスキャナ機能と返信された実
行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合して、ホスト
のアプリケーションで有効な画像ファイルフォーマット
情報と無効な画像ファイルフォーマット情報とで表示形
態を制御することにより、ホスト側のユーザがアプリケ
ーションに基づくスキャナ機能のうち、有効な画像ファ
イルフォーマット情報と無効な画像ファイルフォーマッ
ト情報とを明示して、無効となる画像ファイルフォーマ
ット設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構
築できるスキャナプリンタサーバーシステムを提供する
ことである。
【0034】第24の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する資源情報を取
得して、該取得した資源情報を該問合わせコマンドを発
行したホストに返信し、該返信されたスキャナ機能処理
に関する資源情報と各ホストのアプリケーションで設定
可能なスキャナ機能で設定できる資源情報とを比較照合
して、有効な資源情報と無効な資源情報とで表示形態を
制御することにより、無効なスキャナ機能設定を回避で
きるスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理
方法を提供することである。
【0035】第25の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する資源情報を取
得して、該取得した資源情報を該問合わせコマンドを発
行したホストに返信し、該返信されたプリンタ機能処理
に関する資源情報と各ホストのアプリケーションで設定
可能なプリンタ機能で設定できる資源情報とを比較照合
して、有効な資源情報と無効な資源情報とで表示形態を
制御することにより、無効なプリンタ機能設定を回避で
きるスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理
方法を提供することである。
【0036】第26の目的は、入出力機器の指定に応じ
てスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて入出力機器から機能処理に関する資源情報を取
得して、該取得した資源情報を該問合わせコマンドを発
行したホストに返信し、該返信されたスキャナ機能処理
またはプリンタ機能処理に関する資源情報と各ホストの
アプリケーションで設定可能なスキャナ機能またはプリ
ンタ機能で設定できる資源情報とを比較照合して、有効
な資源情報と無効な資源情報とで表示形態を制御するこ
とにより、無効なスキャナ機能またはプリンタ機能設定
を回避できるスキャナプリンタサーバーシステムの有効
機能管理方法を提供することである。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のスキ
ャナプリンタサーバーシステムは、スキャナ機能処理お
よびプリント機能処理を実行する複数の入出力機器が所
定のインタフェースを介して接続され、かつ所定のネッ
トワークを介して複数のホストと通信可能に接続された
スキャナプリンタサーバーが画像入出力処理を制御する
スキャナプリンタサーバーシステムにおいて、各入出力
機器のスキャナ機能を制御するスキャナ制御手段と、こ
のスキャナ制御手段がホスト側の表示画面に表示するス
キャナ設定画面上で、指定された入出力機器から取得し
たスキャナ機能の実行可能な資源情報とスキャナ設定画
面に登録された資源情報群とを比較して、前記登録され
た資源情報群中の有効な資源情報と無効な資源情報とで
前記表示画面上における表示形態を換える制御手段とを
ホスト側に設けたものである。
【0038】本発明に係る第2のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェー
スを介して接続され、かつ所定のネットワークを介して
複数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタ
サーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタ
サーバーシステムにおいて、各入出力機器のプリント機
能を制御するプリント制御手段と、このプリント制御手
段がホスト側の表示画面に表示するプリント設定画面上
で、指定された入出力機器から取得したプリント機能の
実行可能な資源情報とプリント設定画面に登録された資
源情報群とを比較して、前記登録された資源情報群中の
有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上に
おける表示形態を換える制御手段とをホスト側に設けた
ものである。
【0039】本発明に係る第3のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェー
スを介して接続され、かつ所定のネットワークを介して
複数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタ
サーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタ
サーバーシステムにおいて、各入出力機器のスキャナ機
能またはプリント機能を制御するスキャナ/プリント制
御手段と、このスキャナ/プリント制御手段がホスト側
の表示画面に表示するスキャナ/プリント設定画面上
で、指定された入出力機器から取得したスキャナ機能ま
たはプリント機能の実行可能な資源情報とスキャナ/プ
リント設定画面に登録された資源情報群とを比較して、
前記登録された資源情報群中の有効な資源情報と無効な
資源情報とで前記表示画面上における表示形態を換える
制御手段とをホスト側に設けたものである。
【0040】本発明に係る第4のスキャナプリンタサー
バーシステムは、制御手段は、登録された資源情報群中
の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上
における資源情報の表示色を換えるように構成したもの
である。
【0041】本発明に係る第5のスキャナプリンタサー
バーシステムは、制御手段は、登録された資源情報群中
の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上
における資源情報の表示スタイルを換えるように構成し
たものである。
【0042】本発明に係る第6のスキャナプリンタサー
バーシステムは、制御手段は、登録された資源情報群中
の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上
における資源情報の表示サイズを換えるように構成した
ものである。
【0043】本発明に係る第7のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェー
スを介して接続され、かつ所定のネットワークを介して
複数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタ
サーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタ
サーバーシステムにおいて、いずれかの入出力機器を指
定する指定手段と、この指定手段による入出力機器指定
状態に応じて指定された入出力機器にスキャナ機能の問
合わせコマンドを発する問合わせ手段とを各ホスト側に
設け、この問合わせ手段から発せられた問合わせコマン
ドに応じて入出力機器から選択可能なスキャナ機能処理
に基づく所定の資源情報を取得する取得手段と、この取
得手段が取得した資源情報に基づく応答情報を前記問合
わせコマンドを発したホストに通知する通知手段とをス
キャナプリンタサーバー側に設けたものである。
【0044】本発明に係る第8のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェー
スを介して接続され、かつ所定のネットワークを介して
複数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタ
サーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタ
サーバーシステムにおいて、いずれかの入出力機器を指
定する指定手段と、この指定手段による入出力機器指定
状態に応じて指定された入出力機器にプリント機能の問
合わせコマンドを発する問合わせ手段とを各ホスト側に
設け、この問合わせ手段から発せられた問合わせコマン
ドに応じて入出力機器から選択可能なプリント機能処理
に基づく所定の資源情報を取得する取得手段と、この取
得手段が取得した資源情報に基づく応答情報を前記問合
わせコマンドを発したホストに通知する通知手段とをス
キャナプリンタサーバー側に設けたものである。
【0045】本発明に係る第9のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェー
スを介して接続され、かつ所定のネットワークを介して
複数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタ
サーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタ
サーバーシステムにおいて、いずれかの入出力機器を指
定する指定手段と、この指定手段による入出力機器指定
状態に応じて指定された入出力機器にスキャナまたはプ
リント機能の問合わせコマンドを発する問合わせ手段と
を各ホスト側に設け、この問合わせ手段から発せられた
画像入出力機能の問合わせコマンドに応じて各入出力機
器からスキャナまたはプリント機能処理に基づく所定の
資源情報を取得する取得手段と、この取得手段が取得し
た資源情報に基づく応答情報を前記問合わせコマンドを
発したホストに通知する通知手段とをスキャナプリンタ
サーバー側に設けたものである。
【0046】本発明に係る第10のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、通知手段から通知された応答情報を
解析して得られる入出力処理機能の資源情報と各ホスト
で起動中のアプリケーションで選択可能なスキャナまた
はプリント機能の資源情報とを比較して、起動中のアプ
リケーションで有効なスキャナまたはプリント機能と無
効なスキャナまたはプリント機能とを判別する機能判別
手段と、この機能判別手段が判別した有効なスキャナま
たはプリント機能と無効なスキャナまたはプリント機能
とをホスト側の表示装置の表示画面での表示形態を制御
する制御手段とを各ホスト側に設けたものである。
【0047】本発明に係る第11のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、キャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器の資源情報を記憶する
資源情報記憶手段をスキャナプリンタサーバーに設け、
前記取得手段が資源情報記憶手段から各入出力機器から
資源情報を取得するように構成したものである。
【0048】本発明に係る第12のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、制御手段は、登録された資源情報群
中の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面
上における資源情報の表示色を換えるように構成したも
のである。
【0049】本発明に係る第13のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、制御手段は、登録された資源情報群
中の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面
上における資源情報の表示スタイルを換えるように構成
したものである。
【0050】本発明に係る第14のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、制御手段は、登録された資源情報群
中の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面
上における資源情報の表示サイズを換えるように構成し
たものである。
【0051】本発明に係る第15のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、使用
可能な用紙サイズ情報であるように構成したものであ
る。
【0052】本発明に係る第16のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、使用
可能なページ記述言語情報であるように構成したもので
ある。
【0053】本発明に係る第17のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、出力
可能な画像出力色情報であるように構成したものであ
る。
【0054】本発明に係る第18のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像カラーモード情報であるように構成したもの
である。
【0055】本発明に係る第19のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像処理情報であるように構成したものである。
【0056】本発明に係る第20のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像解像度情報であるように構成したものであ
る。
【0057】本発明に係る第21のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像濃度情報であるように構成したものである。
【0058】本発明に係る第22のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像倍率情報であるように構成したものである。
【0059】本発明に係る第23のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像ファイルフォーマット情報であるように構成
したものである。
【0060】本発明に係る第24のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、スキャナ機能処理を実行する複数の
入力機器が所定のインタフェースを介して接続され、か
つ所定のネットワークを介して複数のホストと通信可能
に接続されたスキャナプリンタサーバーが画像入力処理
を制御するスキャナプリンタサーバーシステムの有効機
能管理方法において、各ホストで起動するアプリケーシ
ョン選択指示に応じてスキャナプリンタサーバーにスキ
ャナの有効機能問合わせコマンドを発行する発行工程
と、スキャナに有効機能問合わせコマンドを通知する通
知工程と、通知された有効機能問合わせコマンドに応じ
て有効な機能資源情報をスキャナプリンタサーバーに応
答する応答工程と、応答された有効な機能資源情報を前
記有効機能問合わせコマンドを発行したホストに返信す
る返信工程と、返信された有効な機能資源情報とアプリ
ケーションの有効機能資源情報とを照合する照合工程
と、照合されたアプリケーションの有効な機能資源情報
と無効な機能資源情報とを異なる表示形態でアプリケー
ション機能設定画面に表示する表示工程とを有するもの
である。
【0061】本発明に係る第25のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、プリント機能処理を実行する複数の
出力機器が所定のインタフェースを介して接続され、か
つ所定のネットワークを介して複数のホストと通信可能
に接続されたスキャナプリンタサーバーが画像出力処理
を制御するスキャナプリンタサーバーシステムの有効機
能管理方法において、各ホストで起動するアプリケーシ
ョン選択指示に応じてスキャナプリンタサーバーにプリ
ンタの有効機能問合わせコマンドを発行する発行工程
と、識別された機能に応じてプリンタに有効機能問合わ
せコマンドを通知する通知工程と、通知された有効機能
問合わせコマンドに応じて有効な機能資源情報をスキャ
ナプリンタサーバーに応答する応答工程と、応答された
有効な機能資源情報を前記有効機能問合わせコマンドを
発行したホストに返信する返信工程と、返信された有効
な機能資源情報とアプリケーションの有効機能資源情報
とを照合する照合工程と、照合されたアプリケーション
の有効な機能資源情報と無効な機能資源情報とを異なる
表示形態でアプリケーション機能設定画面に表示する表
示工程とを有するものである。
【0062】本発明に係る第26のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機
能処理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェ
ースを介して接続され、かつ所定のネットワークを介し
て複数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリン
タサーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリン
タサーバーシステムの有効機能管理方法において、各ホ
ストで起動するアプリケーション選択指示に応じてスキ
ャナプリンタサーバーにスキャナプリンタの有効機能問
合わせコマンドを発行する発行工程と、発行された有効
機能問合わせコマンドがプリンタ機能かスキャナ機能か
を識別する識別工程と、識別された機能に応じてスキャ
ナまたはプリンタに有効機能問合わせコマンドを通知す
る通知工程と、通知された有効機能問合わせコマンドに
応じて有効な機能資源情報をスキャナプリンタサーバー
に応答する応答工程と、応答された有効な機能資源情報
を前記有効機能問合わせコマンドを発行したホストに返
信する返信工程と、返信された有効な機能資源情報とア
プリケーションの有効機能資源情報とを照合する照合工
程と、照合されたアプリケーションの有効な機能資源情
報と無効な機能資源情報とを異なる表示形態でアプリケ
ーション機能設定画面に表示する表示工程とを有するも
のである。
【0063】
【作用】第1の発明において、制御手段が各ホストのア
プリケーションで実行可能なスキャナ機能とスキャナプ
リンタ側の機能に関する資源情報を比較して、有効な機
能資源と無効な機能資源とを識別表示して、接続された
スキャナで無効となる機能設定を回避するものである。
【0064】第2の発明において、制御手段が各ホスト
のアプリケーションで実行可能なプリンタ機能とスキャ
ナプリンタ側の機能に関する資源情報を比較して、有効
な機能資源と無効な機能資源とを識別表示して、接続さ
れたプリンタで無効となる機能設定を回避するものであ
る。
【0065】第3の発明において、制御手段が各ホスト
のアプリケーションで実行可能なスキャナ機能またはプ
リンタ機能とスキャナプリンタ側の機能に関する資源情
報を比較して、有効な機能資源と無効な機能資源とを識
別表示して、接続されたスキャナプリンタで無効となる
機能設定を回避するものである。
【0066】第4の発明において、有効な機能資源と無
効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効な
機能資源と無効な機能資源との表示色を換えることによ
り、接続されたスキャナプリンタで無効となる機能設定
をユーザが容易、かつ明確に判別するものである。
【0067】第5の発明において、有効な機能資源と無
効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効な
機能資源と無効な機能資源との表示スタイルを換えるこ
とにより、接続されたスキャナプリンタで無効となる機
能設定をユーザが容易、かつ明確に判別するものであ
る。
【0068】第6の発明において、有効な機能資源と無
効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効な
機能資源と無効な機能資源との表示サイズを換えること
により、接続されたスキャナプリンタで無効となる機能
設定をユーザが容易、かつ明確に判別するものである。
【0069】第7の発明において、入出力機器の指定に
応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処理
に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマ
ンドに応じて取得手段が入出力機器から機能処理に関す
る資源情報を取得して、該取得した資源情報を通知手段
が該問合わせコマンドを発行したホストに返信して、各
ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能と
実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合するための
資源情報を取得するものである。
【0070】第8の発明において、入出力機器の指定に
応じてスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理
に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマ
ンドに応じて取得手段が入出力機器から機能処理に関す
る資源情報を取得して、該取得した資源情報を通知手段
が該問合わせコマンドを発行したホストに返信して、各
ホストのアプリケーションで設定可能なプリント機能と
実行可能な有効なプリント機能とを比較照合するための
資源情報を取得するものである。
【0071】第9の発明において、問合わせ手段が入出
力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプ
リント機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源情
報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて取
得手段が入出力機器から機能処理に関する資源情報を取
得して、該取得した資源情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信して、各ホストのアプリ
ケーションで設定可能なプリント機能またはスキャナ機
能と実行可能な有効なプリント機能またはスキャナ機能
とを比較照合するための資源情報を取得するものであ
る。
【0072】第10の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源
情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて
取得手段が入出力機器から機能処理に関する資源情報を
取得して、該取得した資源情報を通知手段が該問合わせ
コマンドを発行したホストに返信するとともに、機能判
別手段により各ホストのアプリケーションで設定可能な
プリント機能またはスキャナ機能と返信された実行可能
な有効なプリント機能またはスキャナ機能とを比較照合
して、制御手段がホストのアプリケーションで有効な機
能な無効な機能とで表示形態を制御して、ホスト側のユ
ーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能またはプ
リント機能のうち、無効な機能と有効な機能設定とを明
示して、無効となる機能設定を回避するものである。
【0073】第11の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源
情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて
取得手段が入出力機器から機能処理に関する資源情報を
あらかじめ記憶している資源情報記憶手段から取得し
て、該取得した資源情報を通知手段が該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信して、入出力機器の指定に応
じてスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理ま
たはスキャナ機能処理に関する資源情報の問合わせコマ
ンドを発行してから入出力機器からの各機能処理に関す
る資源情報を高速に取得するものである。
【0074】第12の発明において、有効な機能資源と
無効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効
な機能資源と無効な機能資源との表示色を換えることに
より、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくス
キャナ機能またはプリント機能のうち、無効な機能と有
効な機能設定とを明確に判別して、無効となる機能設定
を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築するも
のである。
【0075】第13の発明において、有効な機能資源と
無効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効
な機能資源と無効な機能資源との表示スタイルを換える
ことにより、ホスト側のユーザがアプリケーションに基
づくスキャナ機能またはプリント機能のうち、無効な機
能と有効な機能設定とを明確に判別して、無効となる機
能設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築
するものである。
【0076】第14の発明において、有効な機能資源と
無効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効
な機能資源と無効な機能資源との表示サイズを換えるこ
とにより、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づ
くスキャナ機能またはプリント機能のうち、無効な機能
と有効な機能設定とを明確に判別して、無効となる機能
設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築す
るものである。
【0077】第15の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する使用可能な用紙サイズ情報を取得し
て、該取得した用紙サイズ情報を通知手段該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント機
能と返信された実行可能な有効なプリント機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な用紙サイズと無効な用紙サイズとで表示形態を制御し
て、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくプリ
ント機能のうち、有効な用紙サイズと無効な用紙サイズ
とを明示して、無効となる用紙サイズ設定を回避できる
ユーザフレンドリな設定環境を構築するものである。
【0078】第16の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する使用可能なページ記述言語情報を取
得して、該取得した用紙サイズ情報を通知手段が該問合
わせコマンドを発行したホストに返信するとともに、判
別手段が各ホストのアプリケーションで設定可能なプリ
ント機能と返信された実行可能な有効なプリント機能と
を比較照合して、制御手段がホストのアプリケーション
で有効なページ記述言語と無効なページ記述言語とで表
示形態を制御して、ホスト側のユーザがアプリケーショ
ンに基づくプリント機能のうち、有効なページ記述言語
と無効なページ記述言語とを明示して、無効となるペー
ジ記述言語設定を回避できるユーザフレンドリな設定環
境を構築するものである。
【0079】第17の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する出力可能な画像出力色情報を取得し
て、該取得した画像出力色情報を通知手段が該問合わせ
コマンドを発行したホストに返信するとともに、判別手
段が各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント
機能と返信された実行可能な有効なプリント機能とを比
較照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有
効な画像出力色情報と無効な画像出力色情報とで表示形
態を制御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに
基づくプリント機能のうち、有効な画像出力色情報と無
効な画像出力色情報とを明示して、無効となる画像出力
色設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築
するものである。。
【0080】第18の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像カラーモード情報を
取得して、該取得した画像カラーモード情報を通知手段
が該問合わせコマンドを発行したホストに返信するとと
もに、判別手段が各ホストのアプリケーションで設定可
能なスキャナ機能と返信された実行可能な有効なスキャ
ン機能とを比較照合して、制御手段がホストのアプリケ
ーションで有効な画像カラーモード情報と無効な画像カ
ラーモード情報とで表示形態を制御して、ホスト側のユ
ーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能のうち、
有効な画像カラーモード情報と無効な画像カラーモード
情報とを明示して、無効となる画像カラーモード設定を
回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築するもの
である。
【0081】第19の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像処理情報を取得し
て、該取得した画像処理情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な画像処理情報と無効な画像処理情報とで表示形態を制
御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づく
スキャナ機能のうち、有効な画像処理情報と無効な画像
処理情報とを明示して、無効となる画像処理設定を回避
できるユーザフレンドリな設定環境を構築するものであ
る。
【0082】第20の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像処理情報を取得し
て、該取得した画像解像度情報を通知手段該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段ホストのアプリケーションで有効な
画像解像度情報と無効な画像解像度情報とで表示形態を
制御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づ
くスキャナ機能のうち、有効な画像解像度情報と無効な
画像解像度情報とを明示して、無効となる画像解像度設
定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築する
ものである。
【0083】第21の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像濃度情報を取得し
て、該取得した画像濃度情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な画像濃度情報と無効な画像濃度情報とで表示形態を制
御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づく
スキャナ機能のうち、有効な画像濃度情報と無効な画像
濃度情報とを明示して、無効となる画像濃度設定を回避
できるユーザフレンドリな設定環境を構築するものであ
る。
【0084】第22の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像倍率情報を取得し
て、該取得した画像倍率情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な画像倍率情報と無効な画像倍率情報とで表示形態を制
御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づく
スキャナ機能のうち、有効な画像倍率情報と無効な画像
倍率情報とを明示して、無効となる画像倍率設定を回避
できるユーザフレンドリな設定環境を構築するものであ
る。
【0085】第23の発明において、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像ファイルフォーマッ
ト情報を取得して、該取得した画像ファイルフォーマッ
ト情報情報を通知手段が該問合わせコマンドを発行した
ホストに返信するとともに、判別手段が各ホストのアプ
リケーションで設定可能なスキャナ機能と返信された実
行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合して、制御手
段がホストのアプリケーションで有効な画像ファイルフ
ォーマット情報と無効な画像ファイルフォーマット情報
とで表示形態を制御して、ホスト側のユーザがアプリケ
ーションに基づくスキャナ機能のうち、有効な画像ファ
イルフォーマット情報と無効な画像ファイルフォーマッ
ト情報とを明示して、無効となる画像ファイルフォーマ
ット設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構
築するものである。
【0086】第24の発明において、入出力機器の指定
に応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処
理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コ
マンドに応じて入出力機器から機能処理に関する資源情
報を取得して、該取得した資源情報を該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信し、該返信されたスキャナ機
能処理に関する資源情報と各ホストのアプリケーション
で設定可能なスキャナ機能で設定できる資源情報とを比
較照合して、有効な資源情報と無効な資源情報とで表示
形態を制御して、無効なスキャナ機能設定を回避するも
のである。
【0087】第25の発明において、入出力機器の指定
に応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処
理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コ
マンドに応じて入出力機器から機能処理に関する資源情
報を取得して、該取得した資源情報を該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信し、該返信されたプリンタ機
能処理に関する資源情報と各ホストのアプリケーション
で設定可能なプリンタ機能で設定できる資源情報とを比
較照合して、有効な資源情報と無効な資源情報とで表示
形態を制御して、無効なプリンタ機能設定を回避するも
のである。
【0088】第26の発明において、入出力機器の指定
に応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処
理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コ
マンドに応じて入出力機器から機能処理に関する資源情
報を取得して、該取得した資源情報を該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信し、該返信されたスキャナ機
能処理またはプリンタ機能処理に関する資源情報と各ホ
ストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能また
はプリンタ機能で設定できる資源情報とを比較照合し
て、有効な資源情報と無効な資源情報とで表示形態を制
御して、無効なスキャナ機能またはプリンタ機能設定を
回避するものである。
【0089】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示すスキャナプ
リンタサーバーシステムの概要を説明するシステムブロ
ック図である。なお、詳細なシステムブロック図は後述
する。
【0090】図において、スキャナ/プリンタ(SP)
サーバーは後述する。本システムは、大別してメインC
PU回路1,イーサネット回路2,JPEG圧縮回路
3,スキャナ/プリンタインタフェース回路4より構成
されている。なお、スキャナ/プリンタ(SP)サーバ
ーに複数のスキャナ/プリンタを接続する場合には、そ
の台数分のスキャナ/プリンタインタフェース回路を実
装する。その台数の増減を容易にする為にスキャナ/プ
リンタインタフェース回路は独立したボード上に構成さ
れており、本体とは後述するVMEバス16で接続す
る。残りのメインCPU回路1、イーサネット回路2、
JPEG圧縮回路3は1枚のボード上に構成されてお
り、互いにローカルなバス14で結合されている。
【0091】4−1は第1のスキャナ/プリンタインタ
フェース回路(第1のSPインタフェース回路)で、例
えば商品名CLC−500等のディジタルカラー複写装
置100(レーザビームカラー複写装置)とVMEバス
16とのI/Oをインタフェースする。
【0092】4−2は第2のプリンタ/スキャナインタ
フェース(第2のSPインタフェース回路)で、例えば
商品名ピクセルジェット等のディジタルカラー複写装置
200(バブルジェットカラー複写装置)とVMEバス
16とのI/Oをインタフェースする。
【0093】メインCPU回路1は例えばR3000
(商品名)等のCPU5とメモリ6等から成り、ここで
OSである、例えば VxWorks(商品名)の管理下ですべ
てのプログラムが実行される。メモリ6の補助記憶装置
として、ハードディスク7がある。8はSCSIインタ
フェースである。イーサネット回路2はイーサネットト
ランシーバー9とデータをメモリ6にDMA転送する為
のDMAコントローラ10等とから成る。イーサネット
トランシーバー9はイーサネット(商品名)ローカルエ
リアネットワーク(LAN)11に接続する。JPEG
圧縮回路3はJPEG圧縮/伸長コントローラ12とF
IFOメモリ13等とから成る。メインCPU回路1,
イーサネット回路2,JPEG圧縮回路3を互いに結合
しているローカルバス14はVMEバストランシーバー
15−1を介してVMEバス16に接続されている。
【0094】第1のSPインタフェース回路4−1はペ
ージメモリ17と第1の制御回路18等からなる。1ペ
ージ分のメモリが必要な理由は、ディジタルカラー複写
装置100が印刷/スキャンを開始すると途中でフロー
制御する事ができないからである。ページメモリ17
は、メモリの価格が高いので圧縮メモリを構成してい
る。すなわち、このメモリ17に書き込まれるデータ
は、メモリ6でラスタライズされた画像のみである事に
着目し、メモリ17は非可逆圧縮ではあるが、高圧縮率
が得られるADCT圧縮方式を採用している。そのAD
CT圧縮チップはこの図では示していないが、前述のJ
PEG圧縮/伸長コントローラ12と同じチップを用い
ている。
【0095】ただし、このページメモリ17にADCT
圧縮方式用いる場合、圧縮データはここだけの閉じた回
路で使用されるだけで、外部には出て行かないから、標
準に則る必要はなく、実際、JPEGを改良した効率的
な方法を用いている。第1の制御回路18は例えばZ−
80(商品名)等のCPU等で構成し、複写装置100
との画像以外の制御信号のやり取りをしている。ここの
インタフェースの本数を減らすため、制御コマンドをシ
リアルで送っている。第1のSPインタフェース回路4
−1はVMEバストランシーバー15−2を介してVM
Eバス16と接続している。
【0096】第2のSPインタフェース回路4−2はデ
ータ縦横変換回路19、バッファメモリ20、画像処理
回路21及び第2の制御回路22等とから成り。VME
バストランシーバー15−3を介してVMEバス16と
接続している。データ縦横変換回路19は、プリント時
は走査方向の画像のデータ形式を走査方向に対して90
°に変換し、スキャン時は走査方向に対して90°のデ
ータ形式を走査方向に変換する。バッファメモリ20は
そのための変換用バッファとして用いる。
【0097】画像処理回路21は複写装置200に欠け
ている画像処理機能を補う為に入れている。第2の制御
回路22は第1の制御回路18と同じ機能を提供する為
のものであり、同じ例えばZ−80(商品名)等のCP
U等で構成されている。
【0098】以下、動作について説明する。
【0099】例えばネットワーク印刷を実行する場合の
例を示すと、LAN11からイサーネットトランシーバ
ー9を介して入ってきたページ記述言語(例えば商品名
CaPSL)は、DMAコントローラ10によって、直接メ
モリ6の特定領域(受信バッファ)に蓄えられる。そこ
で後述するページ記述言語インタープリタープログラム
によってラスターイメージに変換される。JPEG圧縮
画像は、ページ記述言語(以下、PDL)で伸長するこ
ともできるが、高速に伸長するためJPEG圧縮/伸長
回路3が利用される。
【0100】このように構成された第1のサーバー装置
において、第1の画像出力制御手段(メインCPU回路
1)が各ホストから前記ネットワークを介して入力され
る第1の画像情報,各ホストからの指示に従って各入出
力機器(複写装置100,200)から読み込まれた第
2の画像情報,各ホストからの指示に従って第1のおよ
び第2の画像情報を組み合わせた第3の画像情報の各入
出力機器への出力を後述する図60,図61に示すフロ
ーチャートに従って制御するので、各ホストからの指示
に応じて第1〜第3の画像情報のいずれかを直接生成し
て各入出力機器から直接出力することが可能となるとと
もに、第2の画像出力制御手段が第2の画像情報を前記
ネットワークを介して要求した第1のホストまたは第1
のホストに指示された第2のホストへの出力を制御する
ので、ホストからの指示に応じて各入出力機器から取り
込んだ第2の画像情報を自ホストを含む他のホストに直
接転送することも可能となる。
【0101】なお、メモリ6は価格的な理由から、1ペ
ージの画面全体をラスタライズするだけの容量を持た
ず、PDL(例えばCaPSL )を部分的に処理するバンデ
ィングという手法を用いて、何回かに分けて処理され
る。ラスタライズが完了したら、第1のSPインタフェ
ース回路4−1または第2のSPインタフェース回路4
−2に転送され、各プリンターに出力される。なお、ネ
ットワークスキャンを実行する場合の例は後述する。
【0102】図2は、図1に示したスキャナプリンタサ
ーバーシステムを含むネットワークシステムの概略を示
すシステムブロック図である。
【0103】本実施例におけるネットワークシステム
は、例えば Macintosh(商品名)、IBM-PC(商品名)、
SUN (商品名)の様な市販されているホストコンピュー
タのアプリケーションソフトウエアから、ネットワーク
を介して接続されている少数のスキャナーやプリンター
を共同利用する為の物である。同図に於て、大きく4つ
のブロックがあるが、左から順に Macintoshワークステ
ーションST1、IBM-PCワークステーションST2、SU
N ワークステーションST3、及びカラーSPサーバー
SP1である。 MacintoshワークステーションST1、
IBM-PCワークステーションST2、SUN ワークステーシ
ョンST3は、市販されているホストコンピューターで
あり、カラーSPサーバーSP1は発明者が設計したイ
ンタフェースユニットである。それらが、例えばEthern
et(商品名)というローカルエリアネットワーク96に
よって相互接続されている。94は第1のカラースキャ
ナ/プリンタ、95は第2のカラースキャナ/プリンタ
である。
【0104】Macintosh ワークステーションST1、IB
M-PCワークステーションST2、SUN ワークステーショ
ンST3、及びカラーSPサーバーSP1は、相互通信
の為に、共通の通信インタフェースを有する。51,6
1,71,81はローカルエリアネットワーク(LA
N)96と通信する為のイーサネットトランシーバーで
ある。52,62,72,82はLAN96上に構築し
た通信プログラム TCP/IP (商品名)で、米国国防省の
標準である。
【0105】このTCP/IPプログラムは End-to-End での
データー誤りの無い通信サービス(機能)を提供する。
53,63,73,83は第1のカラースキャナ/プリ
ンタ94,第2のカラースキャナ/プリンタ95を Mac
intosh用のステーションST1,IBM-PC用のステーショ
ンST2,SUN ワークステーションST3から共同利用
するという特別な目的のためのサービス(機能)を提供
する通信プログラムである。53,63はS/Pクライ
アントプログラムとして、クライアント型のサービスを
提供する通信プログラムであり、83はS/Pサーバー
プログラムで、サーバー型のサービスを提供する通信プ
ログラムである。
【0106】Macintosh のステーションST1から第1
のカラースキャナ/プリンタ94に印刷させる場合を説
明すると、市販アプリケーションプログラム56で作成
した原稿を印刷しようとすると、プリントマネージャ−
(Printing Manager) 55というOS(Operating Syst
em)の一部に制御が渡され、印刷のための制御を開始す
る。この時のデーターフォマットは Macintoshの場合 Q
uickDraw(商品名)タイプに標準化されている。プリン
トマネージャー55は、変換プログラム54の描画関数
群を原稿に書かれた通りにコールする。変換プログラム
54は、そのコールの中で QuickDrawを、例えばCaPSL
(Canon Prinnting System Language)コードに逐一変換
して図示しないメモリーに CaPSLコードを蓄える。変換
プログラム54は、主としてQuickDraw/CaPSL 変換プロ
グラムとして機能する。
【0107】通信プログラム53は、得られた CaPSLコ
ードをTCP/IPプログラム52に従ってイーサネッ
トトランシーバ51,LAN96,イーサネットトラン
シーバ81を介し,さらにTCP/IPプログラム8
2,通信プログラム83を介してカラーSPサーバーS
P1に伝送する。なお、上述した変換プログラム54,
64,74,通信プログラム53,63,73,スキャ
ナインタフェースプログラム57,67,TCP/IP
プログラム52,62,72等は、例えばフロッピ−デ
ィスク等でホストコンピュータに供給されても良い。ま
た、イーサネットトランシーバー、例えばボード回路と
してホストコンピュータに供給されても良い。
【0108】カラーSPサーバー(S/Pサーバー装
置)SP1全体の動作は、システム全体制御プログラム
93によって制御されている。前記 CaPSLコードの受信
も、システム全体制御プログラム93に知らされる。シ
ステム全体制御プログラム93は、後述するPDLイン
タープリタープログラム84に対して、CaPSL コード化
された原稿を、ビットマップ画像にラスタライズする様
に要求する。ビットマップ画像にラスタライズされた画
像データは、デバイスドライバ86に渡され、例えば第
1のプリンタ制御ボード91を介してビデオインタフェ
ース Video I/Fから第1のカラースキャナ/プリンタ9
4に送られ、印刷される。
【0109】IBM-PCのステーションST2から印刷する
場合も同様で、上記データの流れと同様であるが、IBM-
PCのステーションST2の場合には、印刷原稿のデータ
フォマットは GDI(商品名)に標準化されている。変換
プログラム64は、主としてGDI/CaPSL 変換プログラム
として機能する。
【0110】SUNワークステーションST3から印刷
する場合は、上記変換プログラム54,64に相当する
機能が標準化されていないため、アプリケーションプロ
グラム75が直接通信プログラム73を介して通信す
る。ただし、市販のアプリケーションプログラム、例え
ば FrameMaker (商品名)から印刷できるようにする
為、MIF/CaPSL 変換用の変換プログラム74を間に入れ
ている。
【0111】原稿をスキャン(読み取り)する場合は、
例えば MacintoshのステーションST1の場合、スキャ
ナアプリケーションプログラム58からスキャナインタ
フェースプログラム57を介して通信プログラム53に
スキャンの要求を出す。すると通信プログラム53は、
イーサネットトランシーバ51,LAN96,イーサネ
ットトランシーバ81およびTCP/IPプログラム8
2を介し、通信プログラム83との間に、End-to-End
の通信路を確保し、スキャン命令を伝達するその命令は
システム全体制御プログラム93に伝えられ、スキャナ
制御プログラムに対して第1のカラースキャナ/プリン
タ94をスキャンさせるように要求する。
【0112】スキャンされた原稿の画像データは逆に、
第1制御ボード91,デバイスドライバ86,通信プロ
グラム83,TCP/IPプログラム82,イーサネッ
トトランシーバ81,LAN96,イーサネットトラン
シーバ51,TCP/IPプログラム52,通信プログ
ラム53,デバイスドライバー57,スキャナアプリケ
ーションプログラム58の順に伝達される。
【0113】IBM-PCのステーションST2で原稿をスキ
ャンする場合も同様であるが、SUNワークステーショ
ンST3からスキャンする場合は、デバイスドライバー
57,スキャナインタフェースプログラム67に相当す
る機能が標準化されていないため、スキャナアプリケー
ションプログラム76が直接通信プログラム73を介し
て通信する。なお、スキャナインタフェースプログラム
57,67はスキャナアプリケーションと通信プログラ
ムとのデータの制御を行う。
【0114】カラーSPサーバーSP1には、もう1台
のスキャナ/プリンタである第2のカラースキャナ/プ
リンタ95が接続されており、第2の制御ボード92を
介して第2のカラースキャナ/プリンタ95を同様に制
御する。
【0115】システム全体制御プログラム93を始めと
するカラーSPサーバーSP1の全てのプログラムは、
例えばVxWorks (商品名)と言うシステムプログラム
(OS)の管理下で動作する。
【0116】このサービスの為の特別なプログラム(例
えば通信プログラム73,変換プログラム74等)を持
たない一般のUNIXワークステーションからの要求を
受け付ける為、カラーSPサーバーSP1には通信プロ
グラム83と並行して、準業界標準の lpr/lpd通信プロ
グラム90も載せている。
【0117】図3は本発明に係るスキャナプリンタサー
バーシステムと各ホストコンピュータとのネットワーク
構築状態を示す図である。
【0118】この図に示すように、各ホストコンピュー
タHOST1〜Nは、 Macintosh(商品名)、IBM-PC
(商品名)、SUN (商品名)等のホストコンピュータ
で、それぞれのOSによりデータ処理が制御されてい
る。これらのホストコンピュータHOST1〜Nには、
LAN96との通信を行うためのイーサネットインタフ
ェースボード97,画像圧縮伸長ボード98,CPUボ
ード99がそれぞれ設けられている。なお、画像圧縮伸
長ボード98は、メモリ上でのソフトウエア処理により
実現するものであっても良い。また、画像データを入出
力する際に、圧縮伸長を用いない場合には、画像圧縮伸
長ボード98が不要となる。さらに、本実施例ではLA
N96としてイーサネットを使用しているが、ネットワ
ークの方法は、Apple talk(商品名),Ta
ken Ring(商品名)等を利用するネットワーク
であってもいいし、通信プログラムもTCP/IPプロ
グラムに代えてOSI,IPX(商品名)等で構成され
るシステムでも本発明を適用できることは言うまでもな
い。
【0119】図4は、図1に示したメインCPU回路
1,イーサネット回路2,JPEG圧縮回路3より構成
されるボード回路の詳細構成を説明する回路ブロック図
である。
【0120】図において、101は例えばIDT79R
3051(商品名)等で構成されるCPUで、ボード回
路全体を制御する。なお、ボード回路にはリアルタイム
OSが搭載されている。このOS上で起動されている図
2に示した通信プログラム83,システム全体制御プロ
グラム93,スキャナ制御プログラム85,PDLイン
タープリタープログラム84等をCPU101が起動
し、マルチプロセスに動作を制御する。
【0121】102は主記憶メモリで、CPU101の
ワークメモリとして機能する。なお、本システムが電源
投入されると、EPROM107内に記憶されている上
記各プログラムやSCSIポート112に接続されたハ
ードディスク等の補助記憶装置またはネットワーク上の
ホストコンピュータに記憶されているプログラムを本メ
モリ上にダウンロードして配置される。このため、各プ
ロセスのプログラム自体は主記憶メモリ102上にあ
り、ここで動作する。
【0122】103はバンドメモリで、画像データをラ
スタ方法に数ライン分蓄積できるバンドメモリである。
当該バンドメモリ103は、PDLデータをビットマッ
プデータに展開するためのメモリである。PDLは通常
1ページ分のビットマップデータを作成してから、プリ
ンタエンジン側にデータを送るが、本システムでは、1
ページを数バンドに分割してビットマップ展開を行う手
法をとる。これは、PDLインタープリタープログラム
84がPDLデータの並べ替え作業を行うことにより実
現する。当該バンドメモリ103に展開されたビットマ
ップデータは、プリンタ側に送られる。その後、次のバ
ンド分の展開が行われて、再びプリンタ側に送られる。
この繰り返しにより、1ページ分のプリントが行われ
る。
【0123】また、スキャナ側から画像データを読み込
む時にも、一時的に本バンドメモリに蓄積される。CP
U101あるいは本システムでは記載していないダイレ
クトメモリアクセス(DMA)のブロック転送機能を用
いて、当該バンドメモリ103より画像データを読み出
し、SCSIポート112に接続されたハードディスク
あるいはイーサネットポート114に接続されたネット
ワークを介して、ホストコンピュータ側に転送される。
1バンド分のデータが転送されると、再び次のバンド幅
分のスキャンデータを入力して繰り返す。
【0124】104はメモリアクセスコントローラで、
主記憶メモリ102,バンドメモリ103を構築するD
RAMのアクセスとリフレッシュをコントロールする。
通常DRAMは1ワード(8,16,32ビット等)毎
アクセスする方法、ある一定長の連続アクセスする方法
(ページREAD,Write)、DRAMのバンクを
分けて交互にアクセスを繰り返し、アドレス発生は先行
して発生させるインタリーブ方法のアクセス方法がある
が、これらの方法を提供しメモリのアクセスの高速化を
図っている。ただし、主記憶メモリ102,バンドメモ
リ103がSRAMで構成された場合には、リフレッシ
ュ機能は必要はない。105はメモリクリアコントロー
ラで、バンドメモリ103のデータを高速にクリアす
る。
【0125】図5は、図4に示したメモリクリアコント
ローラ105の詳細構成を説明するブロック図である。
【0126】図において、201はアドレス発生部で、
クリアスタート信号に応じてアドレスバッファ部203
にクリアすべきアドレスを出力する。202はデータラ
ッチで、クリアデータをデータバッファ部204に出力
する。
【0127】このように構成されたボード回路(メイン
CPU回路1,イーサネット回路2,JPEG圧縮回路
3より構成される)において、先ず、CPU101がバ
ンドメモリ103内のデータを他の記憶装置あるいはイ
ンタフェースに転送されたことを確認すると、アドレス
バッファ203,データバッファ204をイネーブルに
する。それに対して、バンドメモリ103への他のアク
セス手段をディセーブルにする。データラッチ202に
は、システムの立ち上げ時のイニシャライズであるデー
タ、例えば「00」を設定しておく。CPU101は、
アドレス発生部201に対して、クリアスタート信号を
送る。これに応じて、アドレス発生部201はアドレス
を順次発生して、データラッチ部202に保持されたデ
ータをメモリアクセスコントローラ104を通して、バ
ンドメモリ103に書込む。全メモリ分の書込みが終了
したら、アドレス発生部201は、CPU101にクリ
アエンド信号を送り、クリア動作を終了する。
【0128】クリア動作は、バンドメモリ103上の画
像データがプリンタデバイスに転送されると、行われた
次のバンドの画像データがPDLインタープリタープロ
グラム84により展開される。その時、PDLインター
プリタープログラム84は、必要な部分にしかビットマ
ップ展開を行わない。例えば図6の(1)に示すバンド
の後半の画像、(2)に示すバンドの展開は、(2)に
属する画像のみが書込まれる。このため、図6の(1)
で既に転送し終った画像データは、不要データとして残
ってしまう。もし、メモリクリアをしなければ、(1)
および(2)に示した画像が混在する画像データがバン
ドメモリ103上に書込まれた状態となってしまう。そ
こで、上記メモリクリアが必要となる。105はメモリ
クリアコントローラは、上記メモリクリア処理をハード
化し、高速処理を可能としている。
【0129】画像描画処理回路106は、PDLインタ
ープリタープログラム84の描画機能をハードウエアで
補助するために構成された回路である。PDLインター
プリタープログラム84は線を描いたり、図形の塗りつ
ぶしが非常に多く、相当の時間を必要とする。例えば図
7に示すような図形(1)〜(3)に囲まれた部分の塗
りつぶしは、図中矢印で示すように塗りつぶし処理が実
行される。
【0130】図8は、図5に示した画像描画処理回路1
06の詳細構成を説明するブロック図である。
【0131】図において、106Aはアドレス発生部
で、描画スタート信号に応じてアドレスバッファ部10
6Cにクリアすべきアドレスを出力する。106Bはデ
ータラッチで、描画データをデータバッファ部106D
に出力する。
【0132】このように構成されたボード回路におい
て、先ず、CPU101がPDLインタープログラム8
4による処理結果から、現在のバンド幅内に、線の描画
や図形の塗りつぶしがある場合、画像描画処理回路10
6へ指令する。先ず、データラッチ106Bに描画デー
タをラッチさせる。次に、アドレス発生部106Aに開
始アドレスとカウント数(1ライン分の描画量)を設定
する。ただし、カウント数は終了アドレスを設定する構
成であっても良い。そして、アドレスバッファ106
C,データバッファ106Dをイネーブルにする。それ
に対して、バンドメモリ103への他のアクセス手段を
ディセーブルにする。CPU101は、アドレス発生部
106Aに対して、描画スタート信号を送る。これに応
じて、アドレス発生部106Aは開始アドレス値より順
次アドレスを発生して、データラッチ部106Bに保持
されたデータをメモリコントローラ104を通して、バ
ンドメモリ103に書き込む。カウント数部(終了アド
レス)に達したら、メモリ書き込みを止めて、描画エン
ド信号を送り、次の開始アドレスとカウント数を設定
し、再びメモリへ書き込みを行う。バンド幅分の描画を
終了すると、バンド幅分の描画を終了する。
【0133】描画動作は、クリア動作と同様にハードウ
エアによる高速化を図ったものであが、例えば専用のL
SIが描画処理をすべて受け持ち、CPU101による
補助を軽減する構成としても良い。
【0134】一方、図4において、107は電源投入時
に、CPU101が最初にアクセスするEPROMで、
本システムをコントロールする上記各種プログラムが記
憶されている。なお、EPROM107には、次の2つ
の記憶方法が可能である。第1の方法としては、プログ
ラムがそのまま実行可能な形式で記憶する場合、第2の
方法としては、プログラム全体を可逆的な圧縮方法によ
り圧縮し、その形態で記憶しておき、電源投入後、伸長
しながら、主記憶メモリ102に再配置する場合等であ
る。
【0135】しかしながら、第1の方法による場合は、
EPROM107は、そのまま実行可能なメモリとなる
ため、主記憶メモリ102に再配置されるより、主記憶
メモリ102の節約になるが、EPROM107自身の
容量を大きくすることと、アクセスが一般にEPROM
は遅いという欠点がある。また、第2の方法による場合
は、プログラム全体を圧縮するため、たくさんの量のプ
ログラムをEPROM107に記憶させることができる
ため、EPROM107の記憶容量を削減できるととも
に、主記憶上に再配置するため、アクセスが高速となる
長所を有するが、主記憶メモリ102の容量を大きくす
る必要が生じる等の欠点もある。そこで、本実施例では
第2の方法を採用している。
【0136】108はEEPROMで、電源が切られて
も記憶データを失わず、電源投入後の起動時に、データ
の書き換えが可能なデバイスである。このため、ネット
ワーク上のアドレスの記憶やスキャナ,プリンタ側の設
定パラメータの記憶等に利用される。109は時計回路
(RTC)で、時刻合せが可能であるとともに、電源O
FF時でも、内部に持つバッテリにより時間がそのまま
進行する。これにより、実時間を知ることが可能とな
り、スキャン時やプリント時の情報として利用される。
110はタイマで、インターバルタイマである。本シス
テムのプログラムはマルチプログラムで動作している
が、その管理は、リアルタイムOSが行っている。タイ
マ110は、数ミリsec 毎のインターバルタイムをCP
U101に通知しており、このタイマ110と優先順位
スケジューラにより、各プログラムにCPU101を割
り当てている。
【0137】111はSCSIコントローラで、周辺機
器インタフェースの標準規格であるSCSIの制御を行
う。112はSCSIポートで、周辺機器を接続するた
めのパラレル入出力I/Fポートである。113はイー
サネットコントローラで、本システムをネットワークの
1方式であるLAN96に接続し、データのやり取りを
行うための制御部として機能する。イーサネットコント
ローラ113は、内部に小さなバッファメモリを有し、
非同期式のCPUと同期式のネットワークとの時間的整
合性を取っている。ネットワークより転送されてくるデ
ータは、このバッファメモリに蓄えられ、逆にネットワ
ークにデータを転送する場合もここから送信される。イ
ーサネットコントローラ113は、電気的タイミングの
制御とデータの転送,転入の制御を行っている。TCP
/IPの通信プログラム82の制御は、イーサネットコ
ントローラ113を用いてCPU101が制御してい
る。
【0138】イーサネットポート114は太い同軸ケー
ブル114aを媒体として用いる。I/Fの形状は、1
5ピンのコネクタである。114bのTwistPai
rタイプポートは、4線式の媒体を持ちいる。I/Fの
形状は8ピンのモジュラジャックである。これらのポー
トを利用して、エーサネットワークに接続される。11
5はADCT圧縮/伸長回路は、RGB(RED,GR
EEN,Blue)で構成される中間調データ(各色8
ビット)を、CCITT規格JPEG方式のアルゴリズ
ムを用いた圧縮および伸長を行う回路である。スキャナ
より読み込まれたカラー中間調データを圧縮する場合
は、スキャナ側から読み込まれた生画像データをADC
T圧縮/伸長回路115を用いて圧縮し、小さなメモリ
量にする。このためネットワーク転送のスピードアップ
や蓄積メモリの削減といった効果が得られる。また、ネ
ットワークを介して転送されてきた圧縮画像データをA
DCT圧縮/伸長回路115を用いて伸長し、カラー中
間調データに戻して、バンドメモリ103に書き込み、
プリンタI/Fに転送されて、プリンタデバイスより印
字される。
【0139】116はFIFOメモリで、ADCT圧縮
/伸長回路115へ圧縮画像データを送ったり、受け取
ったりするために用いられる。FIFOメモリ116
は、圧縮動作,伸長動作時の圧縮データと伸長データ
(生画像データ)のデータ量の違いによるデータの転送
タイミングのずれを吸収するために用いられる。117
はRS232Cコントローラ部で、標準のシリアルI/
Fの制御を行う。118はRS232Cポートで、Ac
hannel118aとBchannel118bの2
ポートが用意され、一方を端末接続用にして、ディスプ
レイ表示とキーボード入力を可能としている。また、も
う一方はシリアルインタフェースを有するデバイス接続
用にしている。ここには、レーザビームプリンタのよう
なキャラクタプリンタや簡易スキャナの接続が可能とな
っている。
【0140】なお、本システムでは、Achannel
を端末接続用にしており、ここに端末を接続して、コマ
ンドの入力やパラメータの変更を行うようにしている。
ただし、本システムは疑似端末機能も有し、ネットワー
ク上のホストコンピュータより,rloginしてAc
hannelと同じ操作も可能としている。
【0141】119はセントロニクスI/Fコントロー
ラ部で、セントロニクスI/F準拠のプリンタの接続の
ためのI/Fコントロールを行う。実際には、接続先の
デバイスの状態(BUSY/non)を確認して、8ビ
ットのデータを出力する。これの繰り返しでデータを転
送する。その他セントロニクスI/Fに準拠した信号の
制御を行っている。120はセントロニクスI/Fポー
トで、実際にケーブルが接続されて、プリンタとの電気
的関係を結ぶ。121はVMEコントローラで、本シス
テムのCPU101がVMEbusの規格に準拠おした
他のボードをアクセスするためのコントロールを行う。
なお、VMEbus規格では、アドレスバスA16,A
24,A32、データバスD8,D16,D24,D3
2のバスをアクセス可能に構成されている。バスの使用
権は、アービトレーション方式より与えられる。その
他、VMEbusの規格に適合した制御を本回路で実現
する。122はVMEbusポートで、ダブルハイトの
VMEbusを電気的に接続する。当該VMEbusポ
ート122は、6ピンのコネクタ2つで構成され、この
中にアドレスバス,データバス等が配置されている。
【0142】123はリセットスイッチで、本システム
において異常が発生した場合に、最終的手段として、シ
ステムを再立ち上げする場合に押下される。なお、リセ
ットスイッチ123は、本実施例ではハード的なスイッ
チ機構であるが、上述したRS232Cポート118に
接続された端末、あるいはネットワークからrlogi
nした疑似端末から、プログラムでリセットするプログ
ラムRESET(ウオームRESET)として構成して
も良い。
【0143】124はLED部で、電源ON時を示すL
ED124a,CPU101が実行中を示すLED12
4b,各プログラムが自由に点灯可能なLED124c
等より構成されている。これにより、LED124aが
点灯中であれば、本システムが電源の入湯状態であるこ
とを操作者が視覚的に確認することができる。また、L
ED124bが点灯中であれば、CPU101が実行中
であることを、LED124bが消灯中であれば、CP
U101がウエイト状態であることを操作者が視覚的に
確認することができる。頻繁に点灯するLED124c
は、何かの処理が現在実行されていることを操作者が視
覚的に確認することができ、点灯時間,間隔,回数等の
相違により、どのプログラムによりLEDが点灯したか
等を識別可能となる。
【0144】以下、ネットワーク上のホストコンピュー
タからのプリント要求処理におけるデータの流れについ
て詳述する。
【0145】ネットワーク、すなわちLAN96に接続
されたホストコンピュータがデータをプリントしたい場
合、SPサーバシステムにデータと出力先を指定する情
報を送る。この際、SCSIポートにハードディスクが
接続されている場合、データは一旦ハードディスクに蓄
積(スプール)される。また、ハードディスクがない場
合は、主記憶メモリ102に一旦蓄積される。転送され
てくるデータ形式としては、下記(1)〜(3)の3通
りである。
【0146】(1)PDL形式のデータ (2)生画像形成のデータ (3)圧縮画像形成のデータ このうち、(1)のPDL形式のデータの場合には、P
DLインタープリタープログラム84が起動され、バン
ド幅毎のビットマップ展開が行われて、バンドメモリ1
03に書き込まれる。バンドメモリ分のデータが揃う
と、プリンタ側に転送され、次のバンド幅分のビットマ
ップ展開が行われる。
【0147】一方、(2)の生画像形成のデータの場合
は、バンドメモリ103にバンド幅分データが書き込ま
れ、指定されたプリンタ側に転送される。そして、次の
バンド幅分のデータが用意される。生画像形式の場合、
データ量が多いので、ホストコンピュータ側からは全部
のデータを一括して転送するのではなく、分割して送
る。そのため、プリントの最中もネットワークよりデー
タを受け取る作業が行われる。
【0148】さらに、(3)の画像圧縮形式のデータの
場合は、圧縮画像データをFIFOメモリ116に書き
込み、ADCT伸長回路115により生画像データに変
換する。伸長後のデータは、バンドメモリ103にバン
ド幅分データが書き込まれ、指定されたプリンタ側に転
送される。以下、同様の処理をそれぞれ繰り返す。な
お、画像データの形式が、単一形式ではなく、上記デー
タ形式が組み合わさった複合データの場合もある。すな
わち上記(1)のデータ形式と(2)のデータ形式との
組み合わせ、もしくは上記(1)のデータ形式と(3)
のデータ形式との組み合わせの場合には、それぞれ上記
の処理を行う。
【0149】画像データを転送するプリンタデバイスの
I/Fは、VMEバス122上に構成したインタフェー
スボードを介して接続する場合、RS232Cポート1
18に接続した場合、セントロニクスI/Fポート12
0に接続した場合がある。これは、ホストコンピュータ
がどのI/Fに接続されたプリンタにより印刷したかに
より行先が決定される。
【0150】バンドメモリ103上のデータは、1バン
ド幅分のデータ転送が終了すると、クリアコントローラ
105がメモリクリアを行う。その後、再びPDL展開
を行い、バンド幅が揃うと、指定されたプリンタ側のイ
ンタフェース回路にデータが転送され、デバイスドライ
バ86によるインタフェース回路(制御ボード)の制御
によりプリンタでの出力処理が行われる。この繰り返し
である。ネットワーク上のホストコンピュータがスキャ
ナより画像データを入力したい場合、本システムは、ス
キャナ起動のための指定情報をホストコンピュータから
もらい、画像入力を開始する。スキャナデバイスのイン
タフェースは、VMEバス122上に構成したI/Fボ
ードを介して接続する場合、RS232Cポート118
に接続する場合がある。この指定もホストコンピュータ
が指定する。
【0151】スキャナから入力される画像データは、バ
ンドメモリ103にバンド幅分蓄積される。スキャナか
らの画像データを指定されたホストコンピュータに転送
する場合、スキャナ制御プログラム85によって次の2
通りの加工が行われる。
【0152】第1の加工としては、生画像形式のデー
タ、ただし、画像情報のタグを付加したものを含み、第
2の加工としては、圧縮画像形式のデータである。
【0153】このうち、データ加工形式が生画像形式の
データの場合には、バンドメモリ103上のデータを、
順次ネットワークを介して指定されたホストコンピュー
タに転送する方法と、一旦SCSIポート112に接続
されたハードディスクに蓄積される場合がある。いずれ
も、ホストコンピュータよりの指定情報で選択される。
また、画像情報を記録したタグをつける場合には、それ
を付加して転送する。
【0154】一方、データ加工形式が圧縮画像形式のデ
ータの場合は、バンドメモリ103上のデータは、AD
CT圧縮回路115に送られ、圧縮されて、FIFOメ
モリ116に圧縮後のデータが書き出される。そして、
FIFOメモリ116より読み出してはホストコンピュ
ータへ転送し、次のバンド幅分の処理を繰り返し行い、
圧縮画像データを得る。ハードディスクを有する場合
は、一時的に蓄積するという点が違うだけで、他は上述
と同様である。
【0155】以下、図9に示す回路ブロック図を参照し
ながら図1に示した第1のSPインタフェース回路4−
1の詳細構成について説明する。
【0156】図9は、図1に示した第1のSPインタフ
ェース回路4−1の内部構成を説明するブロック図であ
り、図1と同一のものには同じ符号を付してある。
【0157】図において、1000はCPUで、ROM
1002に格納された上記各種制御プログラムに基づい
てボード回路の内部バス1001に接続される各デバイ
スを制御する。1003はRAMで、CPU1000の
ワークメモリ等として機能する。1004はネットワー
クコントローラで、LAN96に接続されるステーショ
ンとのアクセスを制御する。1005はバンドメモリ
で、バンド幅分のデータを記憶する。1006は標準圧
縮伸長部で、画像データの圧縮伸長を行う。1007は
SCSIコントローラで、ハードディスク1008等が
接続されている。
【0158】211は前記第1のSPインタフェース回
路4−1を総括的に制御するCPUで、ROM212に
記憶された制御プログラム(デバイスドライバ86を補
足するプログラム)に基づいてボード内部バスに接続さ
れる各デバイスを制御するとともに、各部の初期設定や
スキャナ,プリンタとのコマンドのやり取りを行う。2
13はRAMで、CPU211のワークメモリ等として
機能する。214はDPRAMで、第1のSPインタフ
ェース回路4−1とボード回路とのコマンドのやり取り
を行うRAMで、CPU211とVMEバス16を介し
てボード回路のCPU1000が共に独立してメモリア
クセス可能に構成されている。215,216はバッフ
ァメモリで、CPU211とCPU1000との衝突を
避けるために機能する。
【0159】218はリアルタイム圧縮伸長部で、多値
画像データをリアルタイムで圧縮伸長するものである。
ここで、リアルタイムとは、ビデオインタフェース22
0を通じて入力される画像データの速度、例えば約15
MHz(32ビット)で画像データのやり取りをする速度
と同時間で処理することを意味する。圧縮メモリ17
は、リアルタイム圧縮伸長部218で圧縮したデータを
格納する。219はラインバッファで、8ラインのラス
タ方向のデータを保存するメモリとして機能する。な
お、当該ラインバッファ219はリアルタイム圧縮伸長
部218からは、8×8のマトリクスでADCT圧縮に
準じたランダムアクセスが可能となっている。217は
DMAコントローラで、圧縮メモリ17とリアルタイム
圧縮伸長部218との間をCPU211を介さずにデー
タを移動させるためのものである。
【0160】ビデオインタフェース220aは、スキャ
ナ94A,プリンタ94Bとのインタフェースである。
220bは制御インタフェースである。
【0161】以下、ホストコンピュータからの指定情報
に基づく第1〜第4のモード処理について図9を参照し
ながら詳述する。なお、各モード処理は、ROM100
2に格納された画像入出力装置制御プログラム85とR
OM212に格納されたデバイスドライバ85を実行す
ることによって行われる。 〔第1のモード処理〕先ず、第1のモード処理(画像プ
リントモード処理)では、メインCPU回路1のバンド
メモリ1005内の生画像データを、VMEバス16を
経由して受け取り、リアルタイム圧縮伸長部218で圧
縮した後、圧縮メモリ17に一旦、圧縮画像の形態で蓄
えられる。この動作は、1ページ分行われ、1ページ
(1画面)分の圧縮が終了したところで、プリンタ94
Bを起動する。次に、圧縮メモリ17に一旦、圧縮画像
の形態で蓄えられた圧縮画像データをDMAコントロー
ラ217が読み出し、リアルタイム圧縮伸長部218に
送る。この際、伸長回路により、生画像データに復元す
る。伸長された生画像データは、順次ビデオインタフェ
ース220よりプリンタ94Bへ転送される。なお、そ
の際画像伸長動作はプリンタ94Bのデータ処理速度に
同期して、超高速に伸長する。また場合によっては、画
像処理を施した後にプリンタ94Bにデータを送り、プ
リンタ処理を行う。 〔第2のモード処理〕第2のモード処理(画像スキャン
モード処理)では、スキャナ94Aより、ビデオインタ
フェース220aを介して入力されてくる画像データ
を、そのスピードに同期して超高速に、リアルタイム圧
縮伸長部218の圧縮機能を用いて画像圧縮を行い、D
MAコントローラ217により、出力される圧縮画像デ
ータを圧縮メモリ17に一旦格納する。1画面分のスキ
ャンが終了したところで、ボード回路のCPU1000
は再びリアルタイム圧縮伸長部218の伸長回路により
圧縮メモリ17に蓄えられた圧縮画像データを伸長し、
生画像データに戻す。その生画像データは、VMEバス
16を経由してボード回路に送られる。ボード回路は、
ホストコンピュータ側が、生画像データを要求している
場合はそのまま指定されたホストコンピュータへ転送
し、もし、圧縮画像データを要求した場合には、ボード
回路上の圧縮機能処理により圧縮して指定されたホスト
コンピュータへ転送する。 〔第3のモード処理〕第3のモード処理(標準圧縮画像
プリントモード処理)では、ボード回路が圧縮画像デー
タをネットワーク上のホストコンピュータから受け取る
と、そこで伸長せずに、圧縮画像データのまま指定され
た第1のSPインタフェース回路4−1に送る。第1の
SPインタフェース回路4−1では、圧縮メモリ17に
圧縮画像データを蓄え、その後指定されたプリンタ94
Bを起動し、圧縮画像データをリアルタイム圧縮伸長部
218の伸長機能により、プリンタ94Bのプリントス
ピードに同期して画像伸長を行いプリントする。 〔第4のモード処理〕第4のモード処理(標準圧縮画像
スキャンモード処理)では、スキャナ94Aの走査速度
に同期して、超高速にリアルタイム圧縮伸長部218の
圧縮機能により画像圧縮を行い、圧縮メモリ17に一旦
圧縮画像データを蓄える。1画面分のスキャンが終了し
たところで、ボード回路のCPU1000は、圧縮画像
データをそのままVMEバス16を経由して取り込む。
【0162】なお、上記第1および第2のモード処理で
は、生画像データで第1のSPインタフェース回路4−
1とインタフェースするため、第1のSPインタフェー
ス回路4−1内では画像通信に必要とされる標準の圧縮
伸長処理を行うことは必ずしも必要ではなく、高速化や
その他の目的に応じた独自の圧縮伸長が行える。
【0163】また、上記第2,4のモード処理では、ス
キャナ94Aの読取りデータを直接圧縮をかける場合に
ついて記述したが、スキャナの読み取りデータに線密度
変換や色空間変換等の画像処理を施した後に、リアルタ
イム圧縮伸長部218が画像圧縮をかけても良く、制限
するものではない。また、画像処理機能は、画像圧縮伸
長部とスキャナ94A,プリンタ94Bとの間に設ける
構成であっても良いし、画像圧縮伸長部をスキャナ94
A,プリンタ94B内に設ける構成であっても良い。
【0164】以下、図10に示すブロック図を参照しな
がらリアルタイム圧縮伸長部218の構成および動作に
ついて説明する。
【0165】図10は、図9に示したリアルタイム圧縮
伸長部218の詳細構成の一例を示すブロック図であ
り、特に本実施例では圧縮伸長方式として、ADCT方
式を採用している。
【0166】データ圧縮時は、生画像データは、先ず外
部のラインバッファ219に蓄えられた後で、色空間変
換部221に入力されて、RGBデータからY,Cr,
Cb等の色空間に変換される。そして、場合によって
は、Cr,Cbは色差成分として、サブサンプリングさ
れ、画像の持つ冗長度を落される。次いで、8×8画素
毎にDCT計算部222において、周波数空間に変換さ
れる。次に、図11に示すようにDCT係数はジグザグ
スキャン部223でスキャンされ、量子化部224で量
子化される。この時に、量子化の係数は、量子化テーブ
ル225に記憶されていて、DCT係数の8×8に対応
するようになっている。次に、内部FIFOメモリ22
6に一旦蓄えられ、所望のタイミングでハフマン符号化
部227でハフマンテーブル228を参照して符号化し
た後にでき上がった圧縮画像データは、外部のホストコ
ンピュータ等からアクセスできるCODECレジスタ2
29に値が格納される。
【0167】ところで、色空間変換部221,DCT計
算部222,ジグザグスキャン部223,量子化部22
4,量子化テーブル225等でパイプライン動作部が構
成され、タイミング生成用のクロックに同期して動作
し、高速で動作する。また、ハフマン符号化部227,
ハフマンテーブル228,CODECレジスタ229等
で非同期動作部が構成され、外部CPUがCODECレ
ジスタ229をアクセスするスピードに同調して動作す
るように構成されており、CPUのスピードやDMAに
間に合う程度であって、あまり高速には動作しない部分
である。また、パイプライン動作部は、スキャナ94
A,プリンタ94Bの画像転送クロックに追従できるよ
うに高速動作が可能に構成されている。従って、内部F
IFOメモリ226は、同期系のパイプライン動作部と
非同期動作部の動作スピードの緩衝のために設けられて
いる。
【0168】また、画質を高めるために圧縮率を下げる
と圧縮データが増え、非同期動作部の処理量が多くな
り、非同期動作部の処理スピードが間に合わなくなる。
ただし、色空間変換部221の生画像データのインタフ
ェースは、スキャナ94A、プリンタ94B以外にも接
続可能で、外部にFIFOメモリを設けて、CPU等か
らの非同期アクセスを受けることが可能で、この場合は
パイプライン動作部を低速で動作させたり、一時停止さ
せることが可能である。従って、非同期動作部はスピー
ド的に問題はなくなる。
【0169】また、本実施例では画像圧縮伸長部を複数
(例えば2つ)有し、生画像データを複数に分割して、
それぞれの画像圧縮伸長部に与えることにより高速動作
するスキャナやプリンタ等に接続することが可能とな
る。このように、複数に分割された画像データの圧縮で
あるならば、伸長時にも同様にスピード問題は解決され
る。
【0170】伸長時の動作は基本的には圧縮時の逆プロ
セスになるわけであるが、図10に示すように、圧縮画
像データは、CODECレジスタ229に渡されると、
ハフマン符号化部227でハフマンテーブル228を参
照しながら逆ハフマン符号化、すなわちデコードされ
る。その値は一旦内部FIFOメモリ226でスピード
の緩衝を受けながら、量子化部224で逆量子化され
る。逆量子化は量子化テーブル225の8×8の量子化
係数を乗算することで行われる。そして、ジグザグスキ
ャン部223で逆ジグザグスキャンされて、DCT計算
部222にDCT係数として渡される。そして、色空間
変換部221において圧縮色空間であるY,Cr,Cb
等よりもとのRGB空間等に戻される。
【0171】また、DCT計算部222では、DCT計
算,逆DCT計算は、計算のパラメータを入れ替えるだ
けで同一回路で処理される。色空間変換部221でも、
その変換が線形一次変換等の場合には、同様にパラメー
タ変換で行える。
【0172】さらに、量子化部224も同様で量子化は
割り算等,逆量子化は掛け算を行うが、割り算も、割る
量子化係数を逆数で持つことにより掛け算になるので、
同一回路で圧縮伸長とも可能である。以下、図12〜図
15を参照しながら第1のSPインタフェース回路4−
1の各モードの動作を例にしてさらに詳細に説明する。
【0173】図12は、第1のSPインタフェース回路
4−1のパート構成の概略を説明するブロック図であ
る。
【0174】図において、1100は画像処理制御部
で、VMEバスインタフェース,画像圧縮伸長部,CP
U回路部等から構成され、後述する図13に詳細を示
す。1200はつなぎメモリ制御部で、後述する図14
に詳細を示す。1300は画像入出力制御部で、スキャ
ナ,プリンタを備えるカラーレーザ複写装置(CL
C),スキャナ,プリンタを備えるバブルジェットカラ
ー複写装置(BJC)とのI/Oを制御する。なお、詳
細は図15に示す。
【0175】図13〜図15は、図1に示した第1のS
Pインタフェース回路4−1の詳細内部構成を説明する
回路ブロック図であり、図1と同一のものには同じ符号
を付してある。
【0176】図9に示すボード回路のCPU1000よ
り、画面を2分割されたデータのまず右面についての処
理において、画像データはVMEインタフェース301
よりまずFIFOメモリ302にデータがバッファ30
3を介して書き込まれる。FIFOメモリ302よりは
バッファ304を介して一旦SRAM305に蓄積され
る。SRAM305の動作は、画像圧縮伸長部のパイプ
ライン部に同期して動作する。RAM305に画像の垂
直方向8ライン分のデータが蓄積されると、画像圧縮伸
長部306は水平,垂直8×8単位ずつSRAM305
より読み出して動作し、得られた圧縮データはDMAコ
ントローラ部307を介してDRAM308に順次書き
込まれる。この時、DMAコントローラ部307はアド
レスカウンタ309を操作してアドレスを発生し、また
はカウントアップしてセレクタ310を介してDRAM
308に与える。なお、第3のモードでは、VMEイン
タフェース301およびセレクタ310を介してボード
回路のCPU1000がアドレスを与え、かつインタフ
ェース変換部312を介してDRAM308とのデータ
更新を行うことになる。これにより、直接圧縮データを
DRAM308に送ることが可能であり、画面を左右に
2分割にしていない標準の圧縮データを扱うことも可能
である。ただし、低い圧縮率のデータには不向きであ
る。
【0177】また、DRAM308はリフレッシュ回路
313より常にリフレッシュが行なわれ、データの維持
がなされる。次に、DRAM308のデータをプリンタ
94Bに出力する動作を説明すると、DRAM308よ
りDMAコントローラ307により書き込み時と同様な
制御で圧縮伸長部306にデータが読み出されると、伸
長が行なわれ、生データがバッファ304からFIFO
メモリ302からの出力データはセレクタにおいて画像
の左右のいずれかの面が選択されて、ラッチ315に与
えられる。
【0178】次に、ガンマ変換部325でガンマ変換や
LOG変換される。そして、マスキング回路316でC
G用のマスキングを行ない、マスキング回路317で、
自然画用のマスキングを行ない、セレクタ321で画像
の性質に応じてどちらかを選択し、最終的に出力ガンマ
調整部322で変換されてからラインドライバ324を
介してプリンタ94Bに出力される。この時、出力ガン
マ調整部322はガンマ設定レジスタ323に調整され
る。また、マスキング回路316はROMで構成され、
マスキング回路317はロジックであって、黒生成のた
めの黒テーブルが接続されるとともに、初期値データR
OM319の値が初期にロードされるようにタイミング
コントローラ320も周辺に接続されている。プリンタ
94Bが面順次の場合は、伸長動作を面の数だけ行な
い、そのマスキング回路316,317は、出力色に応
じたマスキング処理を行なう。
【0179】以上が、画面を2分割にした場合の右面の
処理の流れであり、左面についても同様の処理の流れが
行なわれる。すなわち、バッファ325,FIFOメモ
リ302,バッファ327を経由してSRAM328に
蓄えられた8ラインの画像データは、画像伸長部329
において圧縮され、DMAコントローラ331,アドレ
スコントローラ335,セレクタ334によりコントロ
ールされて、DRAM332に圧縮データとして書き込
まれる。また、VMEインタフェース311より直接セ
レクタ334をインタフェース変換部330を介してボ
ード回路のCPU1000が圧縮データを書き込んでも
良いことは言うまでもない。また、リフレッシュ回路3
33がDRAM332のデータをリフレッシュし維持す
る。そして、画像プリント時には、DRAM332より
読み出されたデータがDMAコントローラ331等のコ
ントロール331等のコントロールを受け、画像圧縮伸
長部329で伸長され、SRAM328,バッファ32
7,FIFOメモリ326を経由してセレクタ314に
与えられ、以下上述の通り画像処理されて出力される。
以上のようにして、モード1の処理が行なわれる。
【0180】次に第2のモード処理動作について説明す
る。
【0181】スキャナ94Aより各種の処理を受けて送
出される画像データは、ラインレシーバにより受け取ら
れ、バッファ341により画像の右面がバッファ342
により画像の左面が、FIFOメモリ303,326に
順次取り込まれる。それ以降は、第1のモードと同様の
動作を行なう。すなわち、右面の処理動作について記述
すれば、FIFOメモリ302に書き込まれた画像デー
タは、バッファ304を経由してSRAM305に8ラ
イン分が読み出されて書き込まれる。次に、圧縮伸長部
306によりDRAM308に圧縮データが生成され
る。
【0182】一方、第4のモードでは、VMEインタフ
ェース311及びインタフェース変換部312,セレク
タ310を介してボード回路のCPU1000が直接圧
縮画像データを読み込むことが可能であるが、第2のモ
ードでは、DRAM308の圧縮データを伸長してから
ボード回路のCPU1000に渡す。DRAM308よ
りインタフェース変換部312およびDMAコントロー
ラ307,アドレスカウンタ309,セレクタ310に
よりコントロールされて、書き込まれた順に読み出され
た圧縮画像データは、画像圧縮伸長部306で伸長さ
れ、SRAM305に8×8単位毎に書き込まれ、8ラ
イン分すべてが書き込まれた時点でバッファ304を経
由して、水平ライン方向に連続して読み出され、FIF
Oメモリ302に書き込まれる。FIFOメモリ302
では、ボード回路のCPU1000のタイミングに従っ
て、バッファ303,VMEインタフェース301を介
して、ボード回路のCPU1000に生画像データとし
て読み出される。
【0183】ところで、セレクタ321が2つのマスキ
ング回路316,317の選択については、RAM35
1にCG画像があるか、自然画像であるかの属性が書か
れていて、水平方向カウンタ352,垂直方向カウンタ
353より、処理画素位置のアドレスが生成され、セレ
クタ355を介してRAM351に与えられ、その読み
出しデータにより、セレクタ321を制御する。従っ
て、RAM351上の属性はボード回路のCPU100
0よりVMEインタフェース301,セレクタ351を
介し、RAM351上にあらかじめ書き込まれる。ま
た、スキャナ94A,プリンタ94Bとのインタフェー
スは、S/Pタイミングコントローラ356により制御
されている。
【0184】次に、画像の左右面の切り替えの制御につ
いて説明する。
【0185】垂直方向カウンタ363は、画像の垂直方
向の有効部分について画像有効信号を送出するもので、
ディレイレジスタ364は、画像先端の余白部分をセッ
トするものである。長さレジスタ361は画像の有効長
をセットし、比較器362において有効長以内で有れ
ば、各部分に画像有効信号を送るものである。垂直方向
の画像有効区間に加えて、水平方向の余白長をセットす
るディレイレジスタ366が接続され、画像の左端をカ
ウントした後に有効信号を発する。カウンタコントロー
ラ部367は、これを受けて水平左幅カウンタ368を
起動する。この水平左幅カウンタ368は、ダウンカウ
ンタとして機能し、幅分だけカウントを行ない、その間
に左画面のイネーブル信号を発する。左画面が終了する
と、カウンタコントローラ部372に対してイネーブル
を発し、カウンタコントローラ部372は右画面の幅カ
ウンタ373で幅分のカウントを行ない、終了状態を制
御部389に与える。制御部389はセレクタ314に
対して画像有効幅の終了を知らせて出力をクリアする。
幅カウンタ368は、圧縮時にはライトパルスジェネレ
ータ369を左画面有効幅で発生してマルチプレクサ3
71を介してFIFOメモリ326に左面のスキャナデ
ータをかき込み、FIFOメモリ326はゲート381
を介して圧縮伸長部329のリードパルスをマルチプレ
クサ371を介してFIFOメモリ326に与える。
【0186】また、伸長時には、幅カウンタ368の左
面有効信号をリードパルスジェネレータ370が受け
て、マルチプレクサ371を介してFIFOメモリ32
6よりプリンタ94Bへ出力させる。
【0187】一方、画像圧縮伸長部329のライトパル
スがゲート381を介してマルチプレクサ371を介し
てFIFOメモリ326に与えられ、伸長データが書き
込まれる。
【0188】右面についても同様にライトパルスジェネ
レータ374,リードパルスジェネレータ375,マル
チプレクサ376,ゲート382が同様の動作をするこ
とは言うまでもない。また、画像圧縮伸長部329には
内部のFIFOメモリ302の状態がスタート/ストッ
プロジック386に与えられるとともに、周辺状態を検
出するレジスタ385もスタート/ストップロジック3
86に与えられ、かつ外部のFIFOメモリ326の状
態もFIFOメモリコントローラ部383を介してスタ
ート/ストップロジック386に与えられ、内部のFI
FOメモリ302及び外部のFIFOメモリ326がオ
ーバーフローしたり、アンダーフローしたりしないよう
に管理され、状態に応じて画像圧縮伸長部329のパイ
プライン部329をストップさせたり、スタートさせた
りすることができる。
【0189】同様に、状態レジスタ387,スタート/
ストップロジック386,フィホコントローラ部384
に管理され、圧縮伸長部306のパイプライン部がスタ
ートしたり、ストップしたりする。なお、スタート/ス
トップでは、圧縮時に内部のパイプライン部が速すぎて
内部のFIFOメモリ302がオーバーフローしそうな
時や、伸長時に内部のパイプライン分が速すぎて内部の
FIFOメモリ302がアンダーフローしそうな時の他
の圧縮時に画像圧縮伸長部が速すぎて外部FIFOメモ
リ326がアンダーフローしそうな時、および伸長時に
画像圧縮伸長部306が速すぎて外部FIFOメモリ3
26がオーバーフローしそうな時がある。
【0190】また、エラー対策399は、スキャナ94
A,プリンタ94Bが速すぎて画像圧縮伸長部306の
処理速度が間に合わない時に、外部のFIFOメモリ3
26や内部のFIFOメモリ302がオーバーフローや
アンダーフローを起こすので、スキャナ94A,プリン
タ94B側のビデオ信号(ビデオ=画像)を一時的に止
めるもので、スキャナ94Aでは1ライン単位でビデオ
が捨てられ、プリンタ94Bでは1ライン単位で余白が
出力されるように簡易的なエラー処理が行なわれ、FI
FOメモリをオーバーフローまたはアンダーフローされ
てビデオの流れを破壊することを防ぐ。従って、エラー
対策部は、エラー情報を制御部388に渡すと、制御部
389が1ラインの余白,左面有効部,右面有効部を把
握して、1ラインの区切り目でエラー解除をエラー対策
部399に出力する一方、エラー時にスキャナ94A,
プリンタ94Bの入出力データをクリアするように各部
に指示するとともに、エラー処理中に画像圧縮伸長部3
06がスキャナ94A,プリンタ94Bの処理速度に間
に合わなかったにもかかわらず、1水平ラインの区切り
まで圧縮または伸長動作をさせる。このことにより、1
ラインの区切りで再びエラー復帰ができるのである。た
だし、エラー処理中に圧縮では、白ラインを圧縮して圧
縮速度をかせぎ、伸長では画像データはプリンタ94B
に間に合わないために捨てられる。
【0191】以上の説明の中では、ボード回路のCPU
1000がほとんどすべての管理を行なうように説明し
たが、本実施例では第1のSPインタフェース回路4−
1の中にも内部のCPU392を有していて、第1のS
Pインタフェース回路4−1ないで処理できることは内
部のCPU392が処理を分担することが可能で有る。
また、第1のSPインタフェース回路4−1内にはデュ
アルポートRAM393を有し、両ポートはそれぞれV
EMバスインタフェース311を介してボード回路のC
PU1000が内部CPUバスを介して内部のCPU3
92に接続されている。このデュアルポートRAM39
3を介して、ボード回路のCPU1000と内部のCP
U392に情報伝達が行なわれている。
【0192】従って、第1のSPインタフェース回路4
−1内のVMEバスへの2つのCPU1000およびC
PU392からのアクセスは衝突することはない。この
時、CPU392の内部バスに接続されているバス変換
部394により画像圧縮伸長部306,329とのイン
タフェースがなされる。バス変換部394は、インタフ
ェース変換部312,330と同様の機能を有し、レジ
スタインタフェース395を介してボード内の各種のレ
ジスタとのインタフェースを行なうので、VEMバスの
インタフェースとしての機能をも合わせて有している。
【0193】さらに、内部のCPUバスには、CPU3
92のプログラムを格納するROM391,シリアル通
信部390を有している。シリアル通信部390はスキ
ャナ94A,プリンタ94Bとの動作制御をするコマン
ドが送られる。従って、本実施例では図9に示すボード
回路のCPU1000は図13に示す内部のCPU39
2を介してスキャナ94A,プリンタ94Bを制御する
か、ボード回路のCPU1000が直接スキャナ94
A,プリンタ94Bを制御する構成となっている。な
お、コントロールのコマンドとしては、実行コマンドと
してスキャナ94A,プリンタ94Bの起動命令の他
に、状態検知コマンド,状態設定コマンドがある。状態
検知コマンドは、プリンタ94Bの紙有り/紙無し,カ
セット有り/無しサイズ,その他のトナ残量,ジャム発
生等多くのコマンドとともに、現在設定されている動作
モード、すなわち単色/3色/4色や解像度、その他の
画像処理パラメータの検知等が有る。スキャナ94Aに
関しても、ほぼ同様で、その他の原稿台上の原稿有り/
無しや、ランプ切れ等を知ることが可能で有る。
【0194】一方、状態設定コマンドは、プリンタ94
Bではカセットサイズ選択,カセット上下段選択,動作
モードやプリント枚数設定や画像処理系のパラメータ設
定等である。
【0195】なお、スキャナ94Aについても同様で、
例えば変倍率設定,2値/多値化設定,標準色空間変
換,独自色空間変換,線密度(解像度変換),領域指定
設定,ガンマ変換設定等が有る。
【0196】なお、本実施例ではスキャナ94Aに多く
の画像処理機能を持つために、第1のSPインタフェー
ス回路4−1上では画像処理は行なわずに圧縮する。ま
た、スキャナ94AよりRGBデータとしてデータ受信
する。
【0197】一方、プリンタ94Bは入力がCMYK入
力であり、プリンタ部に画像処理をあまり有していない
ため、マスキング,ガンマ変換,LOG変換,CMYK
生成は第1のSPインタフェース回路4−1上で処理さ
れる構成となっている。
【0198】図16は、図1に示した第2のSPインタ
フェース回路4−2の詳細構成を説明するブロック図で
あり、図2に示したバブルジェト型のスキャナプリンタ
95(プリンタ95B,スキャナ95A)とS/Pサー
バー装置SP1とのデータ処理をインタフェースする。
また、第2のSPインタフェース回路4−2は一体とし
てインタフェースボードとして構成されている。
【0199】図において、401はCPUで、デュアル
ポートRAM403を介してVEMバスにつながってい
るボード回路からのコマンドを受け取り、解釈し、第2
のSPインタフェース回路4−2内部の制御をする。C
PU401は内蔵されたインターバルタイマによって2
ms毎の割り込みを発生させ、バブルジェト型のプリンタ
95B,スキャナ95Aとのコマンドの通信を行う。ま
た、画像処理回路部404,405,406の各種パラ
メータの初期化および変更を行う。
【0200】402はプログラム用のROMで、CPU
401が実行する制御プログラム(デバイスドライバ8
6を補足するプログラム等)を格納するとともに、画像
処理回路部404,405,406の初期値やプリセッ
ト値を格納する。
【0201】デュアルポートRAM403はCPU40
1のワークエリア等として機能するとともに、VEMバ
スによってつながれたボード回路のCPU1000と、
CPU401の両方からアクセスことで、両者間の通信
を行う。
【0202】画像処理回路部404は画像処理用ASICと
して構成され、ルックアップテーブルにより階調変換を
行う。例えばRGBデータをCMYKデータに変換する
ときは、LOG変換を行う。これはあらかじめROM4
02に変換テーブルを用意しておき、これを画像処理回
路部404内のRAMに転送することで実現する。
【0203】画像処理回路部405は画像処理用ASI
Cとして構成され、4×5のマトリックス演算とルック
アップテーブルにより階調変換を行う。このマトリック
ス演算によりスキャナ95Aのセンサの特性のRGB空
間と標準色空間としてのNTSCーRGB色空間の変換
または画像処理回路部404の変換した後のCMY
(K)からプリンタ95Bの特性に合わせたCMYKへ
の変換( マスキング処理と呼ばれる) などを行う。さら
にルックアップテーブルによってカラーバランスの調整
が行える。これらの処理も画像処理回路部404と同様
にあらかじめ様々なテーブルを用意しておき、ROMに
格納しておき、用途に合わせて、選択して設定する。
【0204】画像処理回路部406は画像処理用ASI
Cとして構成され、データの2値化処理を行う。なお、
本実施例に置ける二値化のアルゴリズムは平均濃度保存
法であるを採用している。407はシリアル/ パラレル
変換部でありスキャナ95A,プリンタ95Bへの通信
のためにCPU401からの8ビットのパラレルのデー
タをシリアルデータに変換する。
【0205】408は画像用DRAMである。プリンタ
95のヘッドの画素数に合わせたバンド形式に合わせた
大きさの画像用メモリである。スキャナ95Aまたはプ
リンタ95Bでは1回の走査の間は画像用クロックに従
ってデータが流れ、動作を止められないために、1 バン
ドの大きさでのバッファリングが必要である。このため
スキャナ95Aによってスキャンされるまたはプリンタ
95Bにプリントされる1 バンド分の画像データをバッ
ファリングを行う。
【0206】また、VMEバス側からのラスタ形式のア
クセスとスキャナ95A,プリンタ95Bよりの縦方向
のアクセスとの走査形式の変換を行う。
【0207】409はDRAMへのアドレスセレクタ、
マルチプレクサで、DRAM408へのアクセスはVE
Mバス側からとスキャナ95A,プリンタ95B側から
の2つがあり、これらからのアドレスの切り替えを行
う。さらにDRAM408へのアドレスはROWアドレ
スとCOLUMアドレスに分けて供給するのでこのマル
チプレックスを行う。
【0208】410はDRAMのタイミングコントロー
ラ部である。RAS,CAS,WE,OEなどのDRA
Mを制御する信号を作り出す。またリフレッシュ信号と
の調停を行う。
【0209】411はタイミング回路で、スキャナ95
A,プリンタ95Bのアクセスのタイミングを生成す
る。これはスキャナ95A,プリンタ95Bからの画像
クロックや同期信号をもとにアクセスのタイミングを作
り出す部分である。
【0210】412はリフレッシュタイミング制御部で
ある。DRAM408へのリフレッシュのタイミングを
作り出す。スキャナ95A,プリンタ95Bのアクセス
のすきまを使いスキャナ95A,プリンタ95Bのアク
セスとが衝突しないように制御している。
【0211】413はVMEタイミング制御部である。
VMEバスからのアクセスのための制御信号の処理をす
る。AMコードのデコードや上位アドレスのデコード、
割り込みの処理などである。
【0212】414はスキャナ95A,プリンタ95B
のアクセスアドレス生成部である。スキャナ95A,プ
リンタ95Bのアクセスは通常のラスタ形式とは異なっ
ているため、VMEバスからのアクセスのためにラスタ
形式でかかれたメモりに対して、スキャナ95A,プリ
ンタ95B用の特殊なアクセスのアドレスを生成する部
分である。これはバンドの大きさで、走査方向の縦横を
ひっくり返すものである。
【0213】415はVMEバスインタフェースデータ
バッファ部である。画像データは32ビット幅、コマン
ドは8ビット幅でアクセスをする。
【0214】416はVMEバスインタフェースアドレ
スバッファ部である。画像データは24ビットのアドレ
ス空間、コマンドは16ビットのアドレス空間でアクセ
スする。
【0215】417はVMEバスインタフェースのデー
タとアドレス以外の部分のバッファである。
【0216】418は画像処理部の入り口のバッファで
ある。VMEバスからのアクセスおよびDRAMへアク
セスは32ビット幅で行うが、画像処理部では8ビット
幅で処理がなされる。このため32ビットのR,G,
B,Xのデータを8ビットのデータとしてR,G,B,
Xの順にシリアルに変換をする。
【0217】419は画像処理部の出口のバッファで,
バッファ418とは反対に、色順次に変化する8ビット
幅のデータラインを4色分まとめて32ビットにする変
換を行う。
【0218】420は2値化処理後のバッファで、画像
処理回路部406によって2値化されたデータは1ビッ
トになっている。これを8ビットに拡張する。すなわ
ち、「0」は「0x00」に、「1」は「0xFF」に
する。
【0219】421はバッファで、画像処理回路部40
6による2値化処理をバイパスする場合用のバッファ
で、バッファ420とこのバッファ421の出力のどち
らか一方を選択して、2値と多値を切り替える。
【0220】422はスキャナ95A,プリンタ95B
のインタフェースの通信部のバッファである。
【0221】423はスキャナ95A,プリンタ95B
のインタフェースの入力データ用バッファである。
【0222】424はスキャナ95A,プリンタ95B
のインタフェースの出力データ用バッファである。
【0223】425はスキャナ95A,プリンタ95B
のインタフェースのクロック,制御信号用の入力バッフ
ァである。
【0224】426はスキャナ95A,プリンタ95B
のインタフェースのクロック、制御信号用の出力バッフ
ァである。429はクロック入力ラインである。
【0225】430は32ビットの画像用データバス,
431は24ビットのアドレスバス、432は8ビット
の画像データバス、433は8ビットの画像データバ
ス、434は16ビットのローカルアドレスバス、43
5は8ビットのローカルデータバスである。以下、プリ
ンタ95Bのプリント動作について説明する。 <プリント時の動作>まず、VMEバスを通してボード
回路より、プリントするにあたっての各種のパラメータ
がデュアルポートRAM403に書き込まれると、CP
U401はこのデータを読み出して解釈して制御を行
う。例えば、RGBデータのプリントであれば、CPU
401は画像処理回路部404のLUTデータの変化を
起こさないスルーの特性のテーブルをセットし、画像処
理回路部405のマトリックスの係数テーブルにはNT
SCーRGBからBJーRGBへの変換用の係数をセッ
トし、画像処理回路部406の2値化処理をスルーする
ように、バッファ420,421のゲートを制御する。
【0226】さらに、データのサイズ等のパラメータを
セットする。そしてデータサイズなどのパラメータはの
パラレル/ シリアル変換部407を通してプリンタ95
Bへ伝えられる。次に、1 バンド分の画像データがVM
Eバスを通して、ボード回路よりメモリ408に転送さ
れる。このときVMEバスからは32ビットアクセスで
RGBXのデータ形式でストアされる。RはRED、G
はGREEN、BはBLUEのそれぞれの色成分の画像
データであり、Xは黒文字用の情報を含んだ制御用デー
タである。次にデュアルポートRAM403を介してプ
リント動作のコマンドが伝えられる。CPU401はプ
リント動作の開始命令をプリンタ95Bへ伝える。プリ
ンタ95Bのプリンタ制御部から開始信号が帰ってくる
とタイミング発生部411メモり408へのアクセスを
始める。このときデータの読み出しはプリンタ95Bの
BJヘッドに沿った方向であるため、アドレス発生部41
4によって生成されたアドレスに従って読み出しを行
う。メモり408から読み出されたデータはバッファ4
18でR,G,B,Xの順に8ビットデータに変換され
画像処理部に入る。あらかじめ設定したパラメータによ
って、画像を処理し、NTSCーRGBデータはプリン
タ95Bの内部で使われるRGB色空間に変換され、バ
ッファ421,インタフェース424を通ってプリンタ
95Bへ伝えられる。1 バンド分のデータの処理が終わ
ったら、次のバンドのデータをVMEバスを介して受け
取り、上記動作を繰り返す。所定の回数の処理を終えた
ら1 ページの処理が終了する。以下、ROM402に格
納された制御プログラムによるスキャナ95Aの原稿読
み取り動作について説明する。 <スキャン時の動作>まず、VMEバスを通してボード
回路より、スキャンするにあたっての各種のパラメータ
がデュアルポートRAM403に書き込まれる。CPU
401はこのデータを読み取って解釈して、制御を行
う。例えば、RGBの2値データで、1024×102
4の大きさで512×512の位置からのスキャンとす
ると、CPU401は画像処理回路部404のLUTに
スルーの特性のテーブルをセットし、画像処理回路部4
06のマトリックスの係数テーブルにはBJーRGBか
らNTSCーRGBへの変換用の係数をセットし、画像
処理回路部406の2値化処理を通るようにバッファ4
20,421のゲートを制御する。さらに、スキャンす
る画像のサイズを1024×1024に、スキャンの開
始位置を512×512に設定する。これらのパラメー
タはパラレル/ シリアル変換部407を通してスキャナ
95Aへ伝えられる。次にCPU401はスキャナ95
Aへスキャンの開始のコマンドを伝える。スキャナ95
Aのスキャナ読取り部より入力された画像データはイン
タフェース423を通して画像処理回路部404,40
5,406に入力される。ここで予め設定したパラメー
タによる画像処理を行い、バッファ419によってRG
BXの32ビットの形式のデータとしてメモリ408に
ストアされる。この時、メモリ408にはRGBXのデ
ータが入っているが、この例での設定ではRGBの2値
画像をスキャンするため、Xは意味のないデータであ
り、R,G,Bの各成分は2値データであるが1画素1
バイトである。これを一般的な2値画像の要求する形式
に、例えば8画素1 バイトのパッキングをしラスタライ
ン順次にRGBを配置するといった処理はボード回路に
おいて行う。メモリ408にある画像データはVMEバ
スインタフェース415を介してボード回路へ転送され
る。上記の処理をバンドの回数分繰り返して、1 回のス
キャンの動作を終了する。
【0227】以下、図1に示したスキャナ94A,プリ
ンタ94Bの画像データ処理について説明する。
【0228】本実施例では図1に示したスキャナ94
A,プリンタ94Bと一体としてカラー画像複写装置が
形成されているため、画像処理機能は1系統しか有して
おらず、スキャナ94A,プリンタ94Bを分離する
と、1つの処理につき、どちらか一方しか有していない
構成となっている。しかも、大部分の画像処理機能はス
キャナ94Aに備えられ、プリンタ94Bは主として変
倍,領域指定,色空間変換,ガンマ変換,色マスキング
処理部等がある。
【0229】スキャナ94Aには、色空間変換部や色マ
スキング処理部等を有しているので、ビデオインタフェ
ースの切り口として、標準RGB(NTSCのRGB
等)が用意されていて、RGBのデータは点順次または
パラレル同時に得られる。従って、プリンタ94Bに対
しては、画像処理部を有していないので、C,M,Y,
Kでデータを与えなければならず、外部でC,M,Yへ
の変換や黒(K)生成,色マスキング処理,その他必要
に応じて解像度変換,トリミング等の画像処理を行なっ
てから、ビデオインタフェースに送らなければならな
い。しかもその場合は、面順次に各色ずつC,M,Y,
K4回繰り返し、画像を送出を行なわなければならな
い。また、スキャナ/プリンタともに途中で動作を停止
したり、中断するようなことはできない。
【0230】その他ビデオインタフェースには、水平同
期信号,垂直同期信号およびビデオクロックが含まれて
ビデオデータとの同期をとっている。また、スキャナや
プリンタの電源ON/OFF等のステータス情報も有し
ているので外部からの確認が可能である。また、コマン
ドインタフェースをシリアル通信で行なう機能も有して
おり、これにより、スキャナ94Aやプリンタ94Bの
状態検知や状態設定、スキャナ94Aやプリンタ94B
の起動等の実行コマンド等を発行することができる。
【0231】以下、図17及び図18を参照しながらス
キャナ95A,プリンタ95Bの動作について更に説明
する。
【0232】図17は、図2に示したスキャナ/プリン
タ95の画像記録プロセスを説明する模式図である。
【0233】図において、101Rはスキャンする原稿
を表し、102Rはプリントする用紙を表す。これら
は、例えばA4サイズである。103Rはスキャナのセ
ンサのヘッドを表し、104Rはプリンタのヘッドを表
す。プリンタのヘッド104Rはバブルジェット方式に
よってインクを吹き出すノズルが並んでおり、例えば1
28のノズルから構成されている。
【0234】一方、センサは128より多い画素をスキ
ャンできるように、例えば144画素のデータを出力で
きる。これらのヘッドはカラーの場合、スキャナのセン
サではRGBの3色分、プリンタヘッドではCMYKの
4色分が並んで構成されている。105Rは画像処理部
であり、スキャナセンサより入力したRGB信号を処理
し、プリンタヘッドに合わせた特性のCMYK2値信号
として送る。
【0235】画像処理部105Rはその画像処理系の途
中のインタフェース部106RからRGB各色8ビット
のデータを外部とやり取りすることができる。スキャナ
/プリンタ95Bではスキャナ95Aのセンサとプリン
タ95Bのヘッドが同期して動き、画像処理部105R
はパイプライン構成となっているため、大きな容量の画
像メモリを持たずに処理がなされている。このためイン
タフェース105Rでやり取りされるデータの走査形式
は特殊なものとなっている。107Rは外部機器であ
る。
【0236】図18は、図2に示したスキャナ/プリン
タ95Bのスキャナ95Aの原稿走査状態を示す模式図
である。
【0237】図において、201Rはヘッドの動きを示
している。ヘッド自体は原稿( 用紙) に対して図のよう
に横方向( 主走査方向) に動く、センサの各画素はこれ
とは垂直に配列している。このため、データ203Rが
並ぶ。一方、一般的なラスタ走査形式ではデータ204
Rのように並ぶ。
【0238】図19は、図2に示したスキャナ/プリン
タ95Bのスキャナ95Aのバンド原稿走査状態を示す
模式図である。
【0239】図において、301Rは1ページを示し、
302Rは第1のセグメントを示し、303Rは第2の
セグメントを示している。スキャナセンサから出力され
画像処理系を通り2値化されるまでの画像では、セグメ
ント304Rのようにセグメント305Rより大きな画
像が扱われ、幅306Rの大きさだけ重複して処理がな
される。
【0240】以下、図20〜図22を参照しながら本実
施例に示したS/Pサーバー装置が制御可能なプリンタ
の一例について説明する。
【0241】本実施例に示したS/Pサーバー装置が制
御可能なプリンタとしては、セントロニクス・インター
フェースを利用可能なプリンタである。セントロニクス
・インターフェースは、米国セントロニクス社が自社の
プリンタ用に開発したコンピュータからプリンタにデー
タを送るための規格で、安価でかつ高速のデータを送る
ことができる。現在のプリンタは、ほとんどこのセント
ロニクスが標準となっている。
【0242】セントロニクスのデータ伝送は、図20に
示すようにDATASTROBE信号,ACKNOWL
EDGE(ACK)信号,BUSY信号用の3本の制御
線とDATA線によって行なう。
【0243】ここで、DATASTROBE信号は、D
ATA線に、データが出力されたことを示す。BUSY
信号は、現在プリンタが動作中であり、データを受け取
れないことを示か、または、データ・バッファがフルで
あることを示す。
【0244】ACK信号は、データの読み取りが正常に
終了したことを示す。
【0245】基本的には、上記3本の制御線で十分であ
るが、プリンタの制御を考えて、紙切れなどの信号線も
定義してある。図20には、信号名,入出力,備考を示
した。ピン番号は36ピン、25ピン、14ピンとコネ
クタの種類がまちまちな事と、各社で若干定義が変わっ
ていたり、削除されている場合も多いため割愛した。
【0246】図21は、セントロニクスI/F制御回路
の一例を示す回路ブロック図である。
【0247】図において、201AはセントロニクスI
/F制御回路で、データバッファ202A,制御線バッ
ファ203Aを備え、図22に示すタイミングチャート
に従ってデータ処理が行なわれる。
【0248】図23は、図21に示したセントロニクス
I/F制御回路によるホスト−プリンタ間の信号処理手
順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜
(3) は各ステップを示し、特にホスト側の処理に対応す
る。
【0249】まず、BUSY信号が「L」で、かつAC
K信号が「H」となったら(1) 、データを設定し(2) 、
DATASTROBE信号を出力して(3) 、ステップ
(1) に戻る。
【0250】図24は、図21に示したセントロニクス
I/F制御回路によるホスト−プリンタ間の信号処理手
順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜
(6) は各ステップを示し、特にセントロニクス対応プリ
ンタ側の処理に対応する。
【0251】まず、BUSY信号が「L」となり(1) 、
BUSY信号を「H」とし(2) 、データをデータバスよ
り取り込みを開始する(3) 。次いで、データ取り込みを
終了し(4) 、ACK信号が「L」とし(5) 、BUSY信
号を「L」、かつACK信号を「H」に設定し(6) 、ス
テップ(1) に戻る。データ転送はこのようにして行なわ
れる。
【0252】セントロニクス・プリンタは上記転送条件
のもと、”ESC”(0x1B)をコマンドやデータの
先頭に付けた方法で制御される場合が多い。例えば、あ
るプリンタにデータを転送する場合、ESC ( A
COUNT COLORDATA,(1B 28 4
1 COUNT COLOR DATA)等のように送
る。
【0253】ここで、「ESC ( A」は制御用のコ
ードである。「COUNT」はデータ数である。「CO
LOR」はRGB、CMYなどの色空間定義である。
「DATA」はカラー画像データである。このようなデ
ータコマンドを連続してプリンタに送れば、プリントが
行なわれる。なお、制御コードや構成は各社のプリンタ
によって違っている。しかしながら、”ESC”を用い
た制御方法は、比較的類似している。
【0254】本システムは、セントロニクス・ポートに
セントロニクス・プリンタを接続し、制御コードを、ソ
フトウエアプログラムでサポートすることにより、各種
セントロニクス・プリンタを利用することができる。
【0255】図25は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバー(ネットワークサーバー)SP1とホストコンピ
ュータとのプログラム構成を説明する図である。以下、
システム全体の流れを概略的に説明する。なお、図2と
同一のものには同一の符号を付してある。また、図25
でのホストコンピュータは図2に示すMacintos
hのステーションST1を例にして説明するが、他のス
テーションST2,ST3等であっても構わない。
【0256】ホストコンピュータ(ステーション)ST
1のオペレータがアプリケーションプログラム56を用
いて作成した印刷データをプリントするため、所望とす
るスキャナプリンタネットワークサーバー,プリンタ,
紙サイズ,送出するデータ形式等を選択指示すると、ア
プリケーションプログラム56は変換プログラム54に
データ(指示情報を含む)を通信する。変換プログラム
54はアプリケーションプログラム56から送られたデ
ータを選択されたネットワークサーバーSP1が受け付
けるデータ構造に変換し、通信プログラム53,TCP
/IPプログラム52に通信する。例えばMacint
oshのステーションST1では、QuickDraw
データからCaPSLデータに変換し、IBMPCのス
テーションST2では、GDIデータからCaPSLデ
ータに変換する。
【0257】通信プログラム53は、変換プログラム5
4から送出されたデータをTCP/IPプログラムを介
してネットワークサーバーSP1に通信し、ネットワー
クサーバーSP1の通信プログラム83がTCP/IP
プログラム82を介して受信し、システム全体制御プロ
グラム93に通信する。システム全体制御プログラム9
3は、送られてきたデータを解析し、その時のネットワ
ークサーバーSP1の状態と送られてきたデータに従
い、以下の処理を行う。
【0258】システム全体制御プログラム93は、印刷
データをPDLインタープリタープログラム84に送
る。PDLインタープリタープログラム84は印刷デー
タを受け取り、指定されたプリンタ(例えばスキャナプ
リンタ95のプリンタ)が受け入れ可能なデータに変換
する。例えばプストスクリプト(商品名)やCaPSL
というPDLのデータから画像データに変換する。シス
テム全体制御プログラム93はPDLインタープリター
プログラム84が変換したデータを画像入出力装置制御
プログラムとしてのデバイスドライバ86に送り、デバ
イスドライバ86はデータを指定されたプリンタに送り
プリントさせる。
【0259】次に、ホストコンピュータST1のオペレ
ータがスキャナアプリケーション58を用いて画像入力
するため、所望とするスキャナプリンタネットワークサ
ーバー,スキャナ,画像の領域,解像度,カラーあるい
はモノカラー,圧縮の種類等を選択指示すると、スキャ
ナアプリケーション58はスキャナインタフェースプロ
グラム57を介して通信プログラム53に通信する。通
信プログラム53は、スキャナインタフェースプログラ
ム57を介して送られたデータをTCP/IPプログラ
ムを介して指定されたネットワークサーバーSP1に通
信し、ネットワークサーバーSP1に通信し、ネットワ
ークサーバーSP1の通信プログラム83がTCPIP
プログラム82を介して受信し、システム全体制御プロ
グラム93に通信する。システム全体制御プログラム9
3は、入力した選択指示命令(画像入力命令)をスキャ
ナ制御プログラム85に送り、スキャナ制御プログラム
85は、命令に従って、画像入出力装置制御プログラム
としてのデバイスドライバ86に命令を送り、デバイス
ドライバは指定されたスキャナ(例えばスキャナプリン
タ95のスキャナ)を起動して画像データを入力し、画
像データをスキャナ制御プログラム85へ送り、スキャ
ナ制御プログラム85は画像データをシステム全体制御
プログラム93へ送り、システム全体制御プログラム9
3は通信プログラム83へ送り、ネットワークサーバー
SP1の通信プログラム83がTCP/IPプログラム
82を介して指定されたホストコンピュータの通信プロ
グラム(例えば通信プログラム53)へ画像データを送
信する。通信プログラム53がTCP/IPプログラム
52を介して受信した画像データは、さらにスキャナア
プリケーションプログラム58に送られる。
【0260】次に、ワークステーションST1から指定
されたスキャナプリンタサーバーへ(例えばスキャナプ
リンタサーバーSP1へ)スキャナプリンタサーバーの
状態を問い合わせる命令が送られた場合は、システム全
体制御プログラム93がネットワークサーバーSP1の
状態(例えばネットワークサーバーSP1に接続されて
いるスキャナプリンタの種類,解像度,紙サイズ,色処
理能力等)を取得し、TCP/IPプログラム82を介
して、通信プログラム83が指定されたホストコンピュ
ータ(例えばワークステーションST1)に通信する。
【0261】また、画像入出力装置としてのスキャナプ
リンタ94,95またはネットワークサーバーSP1内
でエラーが発生した場合は、システム全体制御プログラ
ム93がエラーの状況を管理し、通信プログラム83が
TCP/IPプログラム82を介して指定されたホスト
コンピュータ(例えばホストコンピュータSP1)に通
信する。
【0262】以上のように、本実施例ではこれらのプロ
グラム構成により、ホストコンピュータのアプリケーシ
ョンプログラム(例えばDTPソフト)からホストコン
ピュータで指定したプリンタでプリントすることができ
る。また、ホストコンピュータのスキャナアプリケーシ
ョンプログラム(例えばDTPソフト)からホストコン
ピュータで指定したスキャナから画像を入力できるし、
指定したスキャナで入力した画像を別のホストコンピュ
ータへ送出することもできる。また、指定したネットワ
ークサーバーSP1の状態(接続されるスキャナプリン
タの状態)を確認することができる。
【0263】なお、図25では、LAN96に接続され
るホストコンピュータ,スキャナプリンタサーバーはい
くつ接続されていても本発明の適用を妨げるものではな
い。
【0264】以下、ホストコンピュータ,ホストコンピ
ュータとネットワークサーバーSP1との間のネットワ
ーク処理について説明する。
【0265】ホストコンピュータにおいて、プリントプ
ロセスを行なう場合、大きく分けて第1〜第3の処理、
すなわち第1はアプリケーションプログラム(例えばD
TPソフト)によるデータの作成処理、第2はアプリケ
ーションプログラムによって作成されたデータの上記C
aPSLコードへの変換処理、第3はCaPSLコード
のネットワークサーバーSP1への転送処理である。
【0266】なお、第1のデータの作成処理で作成され
たデータは、使用するマシンの機種,アプリケーション
プログラムに依存する。例えばSUNワークステーショ
ンでFrame Technology社製のDTPプ
ログラムであるFrameMaker(商品名)を使用
した場合、MIF(商品名)ファイルまたはIPL(商
品名)ファイルで出力される。また、使用するマシンの
機種がIBM社製のIBM−PCでWindows(商
品名)対応のアプリケーションプログラムを使用した場
合、GDI関数の呼び出しになる。また、アップル社製
のMacintosh(商品名)を使用した場合、Qu
ickDraw関数の呼び出しになる。
【0267】また、アプリケーションプログラムによっ
て作成されたデータの上記CaPSLコードへの変換処
理では、第1の処理で作成されたデータをCaPSLコ
ードに変換するので、マシンの機種,作成されるファイ
ル形式に依存する。例えばSUNワークステーションで
上記Frame Makerを使用した場合、MIFフ
ァイルまたはIPLファイルをCaPSLコードに変換
するプログラムとする。また、使用するマシンの機種が
IBM社製のIBM−PCでWindows対応のアプ
リケーションプログラムを使用した場合、GDI関数か
らCaPSLコードへの変換を変換プログラムで行な
う。さらに、アップル社製のMacintosh(商品
名)を使用した場合、QuickDraw関数をCaP
SLコードへの変換を変換プログラムで行なう。
【0268】さらに、第3はCaPSLコードのネット
ワークサーバーSP1への転送処理においては、送信す
るデータはCaPSLであるが、送信処理は送信する際
に使用するプログラムに依存する。例えば図2に示す通
信プログラム83を使用したり、UNIXをOSとして
いるホストコンピュータではlpq/lpdプログラム
90を使用する。
【0269】また、ホストコンピュータにおいてスキャ
ナプロセスを行なう場合、大きく第1,第2のの処理が
行なわれる。第1にイメージデータをネットワークサー
バーSP1から受信する。第2にスキャナアプリケーシ
ョンプログラムでイメージデータの表示,保存を行な
う。
【0270】第1の処理において、受け取るイメージデ
ータは、第2の処理で使用するスキャナアプリケーショ
ンプログラムが扱えるイメージデータ形式に保存する。
また、ネットワークサーバーSP1からイメージデータ
を受信する際に使用するプログラムとしては、図2に示
す通信プログラム83を使用する。
【0271】第2の処理において、スキャナアプリケー
ションプログラムの使用に依存して、扱えるイメージデ
ータ形式が決まる。入力,出力各々について扱えるイメ
ージデータ形式を定める。例えばビットマップおよびT
IFF形式を入力として許可する。また、出力としてビ
ットマップおよびTIFF形式を許可する。ファイルで
保存する場合、TIFF形式を用いる。表示する場合に
はビットマップを用いることができる。
【0272】ホストコンピュータとネットワークサーバ
ーSP1間をネットワークで接続する時は、複数のプロ
グラムを使用する。中心となるプログラムは図2に示す
通信プログラム83である。
【0273】ネットワークサーバーSP1では、例えば
図25に示す通信プログラム53とネットワークサーバ
ーSP1側の通信プログラム83がある。ホストコンピ
ュータ側の通信プログラムは、主として第1〜第3の処
理を行なう。
【0274】第1は下位レイアを介して、ネットワーク
サーバーSP1とリンクを張る。第2はCaPSLデー
タをネットワークサーバーSP1へ送信する。第3はネ
ットワークサーバーSP1からイメージデータを受信し
て上位レイヤへ送る。一方、ネットワークサーバーSP
1は、主として第1,第2の処理を行なう。第1はTC
P/IPプログラム82を介して通信プログラム83で
受信したCaPSLデータをシステム全体制御プログラ
ム93へ送る。第2はシステム全体制御プログラム93
から受け取ったイメージデータを通信プログラム83へ
送信する。
【0275】プリント処理及びスキャン処理は、ホスト
コンピュータの上位レイアからのプリントおよびスキャ
ンの要求を通信プログラム53が受け取ることで開始さ
れる。通信プログラム53は、下位レイヤを使用して、
リンクを張る。例えばイーサネットを介して接続した場
合、下位レイアとして、TCP/IPプログラム52を
使用してデータの送受信を行なう。通信プログラム53
では、リンクを張った後に、プリントおよびスキャンに
特有の情報の受け渡しをして、適合する条件にプリンタ
及びスキャナを設定する。プリンタおよびスキャナの設
定が終了後は、プリントはCaPSLをクライアントか
らサーバーへ、またスキャナの設定が終了した後は、プ
リント時はCaPSLをクライアントからサーバーへ、
またスキャン時はイメージデータをサーバからクライア
ントへ各々送信する。プログラムとして、図2に示した
lpdプログラム90も使用できる。ホストとして、U
NIXマシンを使用した場合に、UNIXの標準のプリ
ントコマンドであるlprを使用してプリントが可能と
なる。このlpdプログラム90(図2参照)はプリン
ト時のみに使用する。サーバー側にスプールディスクが
ない場合でもデフォルトの設定での出力は可能である。
【0276】システム全体制御プログラム93の基本的
な動作は、イベントを入力してイベントに応じた処理を
行なうことと、エラー中の入出力装置に状態を問い合わ
せ、エラーから回復していた場合、エラーによって中断
していたジョブがあれば再開することである。
【0277】以下、図26に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおける全体制御動作について説明する。
【0278】図26本発明に係るスキャナプリンタサー
バーシステムにおける全体制御手順の一例を示すフロー
チャートである。なお、(1) 〜(6) は各ステップを示
す。
【0279】先ず、ステップ(1) でイベントがあるかど
うかを判別し(1) 、ある場合はステップ(2) でイベント
に応じた処理を行ない、ステップ(1) でイベントが無い
場合は、ステップ(3) でエラー中の入出力装置があるか
調べ、ある場合はステップ(4) でエラー中か問い合わ
せ、ステップ(5) でエラー中か判別し、エラーから回復
していればステップ(6) でエラーにより中断していたジ
ョブがあれば再開する。
【0280】システム全体制御プログラム93はネット
ワークサーバーSP1内でTCP/IPプログラム8
2,通信プログラム83,PDLインタープリタープロ
グラム84,スキャナ制御プログラム85,デバイスド
ライバ86と通信することができ、さまざまなイベント
を受けとる。通信プログラム83から送られるイベント
として、ジョブの到着、データ転送の終了があり、PD
Lインタープリタープログラム84から送られるイベン
トとして、受信データ処理終了、画像データ描画終了、
ページ描画終了、プリントジョブ終了があり、スキャナ
制御プログラム85からのイベントとして、画像データ
転送要求、画像入力処理終了、ページプリント終了、エ
ラー発生、正常状態等のイベントがある。
【0281】また、システム全体制御プログラム93で
は各イベントに対する動作が定まっており、例えば、通
信プログラム83からジョブの到着が送られると、ジョ
ブの内容を解析し、プリントジョブの場合はPDLイン
タープリタープログラム84にデータを転送し、画像入
力ジョブの場合はスキャナ制御プログラム85にデータ
を転送する。
【0282】さらに、デバイスドライバ86から送られ
るエラーとしては、紙なし、インク切れ、紙詰まり、電
源OFF等がある。
【0283】なお、本実施例では、ネットワークサーバ
ーSP1では、プリンタのページ記述言語としてCaP
SLを採用している。そこで、CaPSLの機能処理等
について説明する。なお、プリンタのページ記述言語と
しては、CapSLに限定されるものではない。
【0284】CaPSLの機能は、図形,文字,イメー
ジを表現している制御コードを入力して、ネットワーク
サーバーSP1のバンドメモリと呼ばれる描画領域に画
像を展開するタスクである。
【0285】PDLインタープリタープログラム84と
直接コミュニケーションを持つプログラムは、システム
全体制御プログラム93である。コミュニケーション
は、以下の第1,第2のコミュニケーションである。
【0286】第1のコミュニケーションは、システム全
体制御プログラム93がCaPSLに引き渡すコミュニ
ケーションであり、その内容は、CaPSLコードの格
納されたファイル名,CaPSLコードが格納されてあ
るメモリの先頭アドレスおよびサイズ,バンドメモリ描
画可能性等である。
【0287】第2のコミュニケーションは、PDLイン
タープリタープログラム84がシステム全体制御プログ
ラム93に引き渡すコミュニケーションであり、その内
容は、バンドメモリ描画終了,ページ描画終了,ドキュ
メント描画終了,バンドメモリ描画領域,空バンドメモ
リの情報である。
【0288】この際、PDLインタープリタープログラ
ム84の内部では、以下の処理が行われる。
【0289】ネットワークサーバーSP1では、バンド
メモリと呼ばれる、ある幅を持ったメモリを持っている
ので、PDLインタープリタープログラム84は画像を
バンド幅分だけ部分的に展開しなければならない。PD
Lインタープリタープログラム84は、図27に示すよ
うなプリンタ制御コマンドを入力する。CaPSLコー
ドは、PDLインタープリタープログラム84内部でレ
イアウタと呼ばれるプログラム(図示しない)に基づい
て図28に示す中間コードに置き換えられる。本実施例
において、中間コードとは、いわゆる抽象的な図形の表
現を具体的なデバイスの表現にしたものである。そし
て、1ページ分の中間コードができあがると、ペインタ
と呼ばれるプログラム(図示しない)に基づいて中間コ
ードを参照しながらバンドメモリにラスタイメージを展
開する。
【0290】例えば図29に示すような図形を描くよう
なCaPSLコードをレイアウタが受け取ると、デバイ
スに依存した図28に示す中間コードに置き換える。こ
こで、レイアウタは、図形の大きさに基づいてその図形
が何バンド目から何バンド目まで描かれているかを計算
して、中間コードに登録する。図29では、円(cir
cle)が1〜2バンド、矩形(Rectangle)
が2〜4バンドに描かれる場合を示す。なお、その後に
書かれている数字は、デバイス座標系における、図形の
位置や半径等である。
【0291】次に、ペインタ(実際にメモリに描画する
プログラム)は中間コードを参照しながら、図29に示
すような図形を展開して、バンドメモリに描画する。実
際には、メモリはバンド幅分の大きさしか持っていない
ので、バンドを描画すると、そのデータをプリンタに送
り、メモリをクリアして、次のバンドのデータを描き始
める。第0番目の描画をするために、中間コードを参照
すると、第0番目のバンドに描くべきデータがないこと
が分かり、次のバンドに移る。すると、ペインタは第1
バンド目に描くデータをサーチし、円を検知して1バン
ド分だけ描画する。次に第2バンド目に移り、円と矩形
を描画することが分かるので、円の続きの部分の描画と
矩形を1バンド分だけ描画する。このようにして、ペイ
ンタは、1ページ分のデータを描画するのである。
【0292】なお、CaPSLが展開するデータの1画
素の構造は、図30に示されるように、RGBXの32
ビットになっている。これは、色のデータを表わすRG
B24ビットと、付加情報のための8ビットの付加情報
Xから構成されている。ここで、付加情報Xの中は、ビ
ット0がイメージ領域判定ビットであり、CaPSLが
イメージをバンドメモリに描画する時には、このビット
をONにする。また、ビット2は、黒情報ビットになっ
ており、CaPSLで展開された図形や文字の色がRG
Bともに0の場合は、このビットをONにする。これら
の情報は、第1のインタフェース回路4−1でプリンタ
94Bでプリントアウトする際に解析され、画質を向上
させる情報となる。
【0293】以下、図31に示すデータ処理経路図を参
照しながら、スキャナ94A,95Aの動作について説
明する。なお、図25と同一のもには同じ符号を付して
ある。
【0294】図31は、図2に示したスキャナ94A,
95Aの動作を説明するデータ処理経路図である。な
お、画像をバンド単位で切り分けてスキャンするスキャ
ナの場合と、1度に全画像をスキャンする場合のタスク
の動作が多少異なるためそれぞれを説明する。
【0295】画像をバンド単位で切り分けてスキャンす
るスキャナの場合において、先ず、クライアントマシン
としてのホストコンピュータST1から送られてきた、
スキャン命令C1をTCP/IPプログラム82を介し
て通信プログラム83が受信すると、システム全体制御
プログラム93にスキャン命令C2の到着を知らせる。
【0296】システム全体制御プログラム93は、この
装置がスプールIを持つ場合は、受信したスキャン命令
C2を元にしてスプールファイルを作って保存し、その
ファイル名C3をスキャナ制御プログラム85に送る。
スプールIを持たない場合は、スキャナコマンドC3を
直接スキャナ制御プログラム85に送る。
【0297】スキャナ制御プログラム85は、スキャナ
コマンドC3を解釈し、解像度等のスキャナ条件設定命
令C4をデバイスドライバ86に与えて指定されたスキ
ャナを起動する。デバイスドライバ86は、それぞれの
スキャナ制御プログラム85に対応して存在する関数で
ある。
【0298】スキャナ条件を設定したデバイスドライバ
86は、リターン値C5をスキャナ制御プログラム85
に返す。これを受けるとスキャナ制御プログラム85
は、スキャン開始命令C6をデバイスドライバ86に与
えて指定されたスキャナを起動する。デバイスドライバ
86は、スキャナEを作動させて画像データを読み込み
バンドメモリFに書き込む。1バンド分描き込むと、ス
キャナ制御プログラム85にスキャン終了のリターン値
C9を返す。これを受け取ったスキャナ制御プログラム
85は、バンドメモリFの画像データに画像処理、例え
ばJPEG圧縮ボードを用いることで圧縮を行ってバッ
ファ領域Hへ描きこむ。
【0299】バンドメモリF内のデータを全て処理し終
わると、スキャナ制御プログラム85は、システム全体
制御プログラム93に転送要求C11送り、また同時に
デバイスドライバ86にスキャン開始命令C6を与えて
起動する。このスキャンは、前回のスキャンの時の終了
点から読み込むようにスキャナ制御プログラム85で制
御する。
【0300】一方、転送要求C11を受けたシステム全
体制御プログラム93は、通信プログラム83に転送要
求C12を送る。これを受け取った通信プログラム83
は、指定されたクライアントマシンとしてのホストコン
ピュータにバッファ領域H内の処理された画像データを
送る。このとき通信プログラム83,システム全体制御
プログラム93は、スキャナ制御プログラム85とは、
異なったプログラムであるので、スキャナ制御プログラ
ム85内の関数であるデバイスドライバ86の制御で動
くスキャナ作動中であっても、画像データの転送を行う
ことができる。
【0301】通信プログラム83は、転送が終了すると
システム全体制御プログラム93に転送終了信号C14
を送り、これを受け取るとシステム全体制御プログラム
93は、スキャナ制御プログラム85に転送終了C15
を送る。スキャナ制御プログラム85は、デバイスドラ
イバ86からのスキャン終了を伝えるリターン値C9,
転送終了C15の両方を受けると、バンドメモリF内の
画像データを画像処理しバッファ領域Hに書き込む。以
上の処理を繰り返すことで画像データをホストコンピュ
ータST1へ送ることができる。なお、別のホストコン
ピュータ(例えばホストコンピュータST2またはホス
トコンピュータST3)を指定することで、他のホスト
コンピュータへ画像データを送ることもできる。
【0302】全ての画像データの転送をスキャナ制御プ
ログラム85が確認すると、システム全体制御プログラ
ム93を介して通信プログラム83まで終了を知らせ
る。
【0303】一方、1度に全画像をスキャンする場合
は、クライアントマシンとしての、例えばホストコンピ
ュータST1から送られてきた、スキャン命令C1を通
信プログラム83が受信すると、システム全体制御プロ
グラム93にスキャン命令C2の到着を知らせる。
【0304】システム全体制御プログラム93は、この
装置がスプールIを持つ場合は、受信したスキャン命令
C2を元にしてスプールファイルを作って保存し、その
ファイル名C3をスキャナ制御プログラム85に送る。
スプールIを持たない場合は、スキャナコマンドC3を
直接スキャナ制御プログラム85に送る。
【0305】スキャナ制御プログラム85は、スキャナ
コマンドC3を解釈し、解像度等のスキャナ条件設定C
4をデバイスドライバ86に与えて指定されたスキャナ
を起動する。スキャナ条件を設定したデバイスドライバ
86は、リターン値C5をスキャナ制御プログラム85
に返す。これを受けるとスキャナ制御プログラム85
は、スキャン開始命令C6をデバイスドライバ86に起
動する。ここでのスキャナEは、読み込み動作を途中で
止められないものとしている。
【0306】デバイスドライバ86は、命令C10によ
りスキャナEを作動させて画像データすべてを取り込
み、取り込んだ画像データに画像処理、例えばJPEG
ボードGを用いてJPEG圧縮を行なってバッファHに
描き込むことができる。
【0307】また、画像データを生のままバッファHに
書き込むことも可能である。バッファHが一杯になる
と、スキャナ制御プログラム85は、システム全体制御
プログラム93に転送要求C11を送る。これを受けた
システム全体制御プログラム93は、通信プログラム8
3に転送命令C12を出し、通信プログラム83がバッ
ファHに描かれたデータを指定されたホストコンピュー
タST1へ転送する。なお、別のホストコンピュータ
(例えばホストコンピュータST2またはホストコンピ
ュータST3)を指定することで、他のホストコンピュ
ータへ画像データを送ることができる。
【0308】通信プログラム83は、転送が終了すると
システム全体制御プログラム93に転送終了信号C14
を送り、これを受け取るとシステム全体制御プログラム
93は、スキャナ制御プログラム85に転送終了C15
を送る。スキャナ制御プログラム85は、転送終了C1
5が送られてくるとバンドメモリ内の画像データを画像
処理しバッファHに書き込む。以上の処理を繰り返すこ
とで画像データをクライアントマシンとしての指定され
たホストコンピュータへ送ることができる。
【0309】スキャナ制御プログラム85は、全ての画
像データの転送を確認すると、システム全体制御プログ
ラム93を介して通信プログラム83まで終了を知らせ
る。
【0310】以下、図32および図33を参照しながら
本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステムにおけ
るホストコンピュータからS/Pサーバー装置へのデー
タの流れについて説明する。
【0311】ホストコンピュータから指定されたS/P
サーバー装置(ネットワークサーバー)SP1へのデー
タの流れにおいて、先ず、例えばホストコンピュータS
T1でDTPのアプリケーションプログラム56が実行
されていてドキュメントを作成する。このドキュメント
のデータ形式は、ホストコンピュータの機種、アプリケ
ーションプログラムに依存したものである。そこで指定
されたS/Pサーバー装置SP1が解釈できる形式のデ
ータに変換する必要がある。その変換プログラムが変換
プログラム54である。DTPのアプリケーションプロ
グラム(DTPアプリ)56からはホストコンピュータ
のシステムに依存したデータが変換プログラム54に送
られる。変換プログラム54は、受けとったファイル
を、例えばCaPSLコードに変換する。さらに、Ca
PSLコードに変換したファイルは通信プログラムであ
るlpd505または通信プログラム53に送られる。
【0312】通信プログラムはホストコンピュータとS
/Pサーバー装置SP1の間でネットワークを介して接
続、通信を行なうためのものであり、ここでは2つの内
のどちらか一方のプログラムを用意する。
【0313】先ず始めに、通信プログラム53を用いた
時を説明する。
【0314】通信プログラム53に対応するプログラム
として、S/Pサーバー装置SP1側で通信を司るプロ
グラムは通信プログラム83であり、このプログラム間
ではTCP/IPプログラムを使用する。プリント時の
通信プログラム53の役割は主に2つあり、一つは下位
レイヤ(TCP/IP)を介して通信プログラム83と
リンクを張り、通信できる状態にすることである。もう
一つは、変換プログラム54が生成したCaPSLデー
タファイルをS/Pサーバー装置SP1に送信すること
である。
【0315】また、通信プログラム83の役割はリンク
を張りプリント処理に必要な情報をやりとりして最適に
プリントできるようにすること。通信プログラム53の
送ってくるデータを受けとり、システム全体制御プログ
ラム93にデータの到着を知らせる。この時、送られて
きたCaPSLデータ、およびそれに付随する情報は受
信バッファに一時的に貯められている。また、S/Pサ
ーバー装置SP1側で何らかのエラーが起こった時に、
その情報を通信プログラム53に送信するというような
役割もある。
【0316】以下、通信プログラム83からプリントア
ウトまでの処理について説明する。
【0317】ここまでで、DTPアプリケーションプロ
グラム56で作成したドキュメントデータはS/Pサー
バー装置SP1に送られたことになる。次に通信プログ
ラム83はシステム全体制御プログラム93にジョブ
(例えばカラーレーザ複写装置(CLC)からプリント
アウト)の到着のイベントを送る。システム全体制御プ
ログラム93はイベント駆動型のプログラムで通信プロ
グラム83,デバイスドライバ86,PDLインタープ
リタープログラム84から送られてくるイベントを常に
待っている。イベントが入ってくるとイベントの発信元
と内容を調べてそれに対応した処理を行なう。 今、シ
ステム全体制御プログラム93には通信プログラム83
から「ジョブが到着した」というイベントが入力されて
いる。この時、システム全体制御プログラム93はイベ
ントを解析してハードディスク519を持っている時に
は受信バッファのドキュメントデータを一旦スプールす
る。そして、ジョブが幾つかたまっている場合には、ジ
ョブの内容、プリンタ、スキャナの状態、ジョブの優先
順位などを考慮して最適にジョブを起動する。
【0318】ハードディスク519がない場合には、デ
ータを貯めておくことが出来ないので、データの格納さ
れているアドレスとサイズをPDLインタープリタープ
ログラム84に知らせてプリントアウト処理を直ちに行
なうように要求を出す。ここでは、ハードディスクがあ
るものとして説明を続ける。システム全体制御プログラ
ム93はジョブの内容を判断してPDLインタープリタ
ープログラム84にスプールファイル名を渡し、起動の
要求をする。
【0319】以下、図33に示すブロック図を参照しな
がらさらに詳述する。
【0320】図33は本発明に係るS/Pサーバー装置
SP1と、例えばカラーレーザ複写装置(CLC)との
データ処理状態を説明するブロック図である。
【0321】図32に示したPDLインタープリタープ
ログラム84はスプールファイルからCaPSLデータ
を読み込み, 解釈して、図形、文字、イメージをバンド
メモリ518に描画する。CaPSLデータの中に圧縮
符合化されたイメージデータがあった場合にはPDLイ
ンタープリタープログラム84は、標準圧縮伸長部60
6でイメージデータを伸長してバンドメモリに描画す
る。1バンド分の描画を終了すると、PDLインタープ
リタープログラム84はシステム全体制御プログラム9
3に対して「1バンド描画終了」のイベントを発行す
る。イベントを受けとったシステム全体制御プログラム
93はデバイスドライバ86に「1バンド排紙」の要求
イベントを発行する。
【0322】以下、バンドメモリ605から圧縮メモリ
615までのデータの流れについて説明する。なお、こ
こではデバイスドライバ86の動作について説明する。
【0323】「1バンド排紙」のイベントを受けとった
デバイスドライバ86は、バンドメモリ605に格納さ
れている展開データを、サブボード610Aのラインバ
ッファ617に転送する。ラインバッファ617に格納
された展開データはブロック順次でリアルタイム圧縮伸
長部616に転送される。リアルタイム圧縮伸長部61
6では、ブロック順次に得られる画像データを圧縮して
いき、順次圧縮メモリ615に格納する。圧縮メモリ6
15のアドレス生成や、ライト信号の生成はDMAコン
トローラ621が行なう。
【0324】1バンド分の圧縮が終了するとデバイスド
ライバ86はシステム全体制御プログラム93に対して
「1バンド排紙終了」のイベントを送信する。イベント
を受けとったシステム全体制御プログラム93は、PD
Lインタープリタープログラム84に対して「1バンド
描画要求」イベントを出力する。このようにバンド毎に
描画しては、圧縮するという処理を繰り返し1ページ分
の圧縮展開イメージを圧縮メモリ615に格納する。最
後のバンドの格納が終了すると、PDLインタープリタ
ープログラム84はシステム全体制御プログラム93に
対して「1ページ描画終了」のイベントを発行する。イ
ベントを受けとったシステム全体制御プログラム93
は、デバイスドライバ86に対して「1ページ排紙命
令」を発行する。
【0325】「1ページ排紙命令」を受けとったデバイ
スドライバは、圧縮メモリ615に格納されている1ペ
ージ分の展開イメージをプリントアウトするために次の
ような処理を行なう。
【0326】CPU611はDPRAM622をONに
してからリアルタイム圧縮伸長部616,DMAコント
ローラ621の初期化および指定されたプリンタ620
とのコマンドの通信を行ないリアルタイム圧縮伸長部6
16に伸長開始の命令を出す。リアルタイム圧縮伸長部
616はDMAコントローラ621にアクセスし、DM
Aコントローラ621はアドレス、リード信号の生成を
行ない、圧縮メモリ615より圧縮データがリアルタイ
ム圧縮伸長部616に入力され、伸長された後ブロック
順次でラインバッファ617に出力される。そしてライ
ンバッファ617にてブロック順次からラスタ順次の変
換をしてSPI/F618を通じて転送されプリンタ6
20に出力される。実際に、1ページ分のプリントアウ
トが終了するとデバイスドライバ86から「1ページ排
紙終了」のイベントがシステム全体制御プログラム93
に対して送られる。するとシステム全体制御プログラム
93は、PDLインタープリタープログラム84に対し
て2ページ目の描画命令」を発行する。このようにして
複数ページのドキュメントの出力が処理されて行く。
【0327】最終ページの最終バンドの描画が終了する
と、PDLインタープリタープログラム84は「ドキュ
メント終了」イベントをシステム全体制御プログラム9
3に対して発行する。システム全体制御プログラム93
はデバイスドライバ86に対して「1ページ排紙命令」
を出しデバイスドライバ86はプリント処理を行ない
「1ページ排紙終了」イベントをシステム全体制御プロ
グラム93に対し発行する。なお、プリント終了は、シ
ステム全体制御プログラム93は必要ならば通信プログ
ラム83に「プリント終了」イベントを発行する。通信
プログラム83はホストコンピュータ側の通信プログラ
ム53に対しプリント終了を知らせる。
【0328】また、エラー発生時には、例えばプリンタ
620が、紙詰まりを起こしたり、紙無しの状態になっ
た時にはデバイスドライバ86からシステム全体制御プ
ログラム93に対して「エラー発生」のイベントが送ら
れる。システム全体制御プログラム93はその旨をPD
Lインタープリタープログラム84と通信プログラム8
3に伝える。PDLインタープリタープログラム84は
プログラムの状態の退避などのエラー時の処理を行な
い、通信プログラム83はエラーの発生や、その内容を
ホストコンピュータ側の通信プログラム83に伝える。
なお、エラーが回復したかどうかを調べる方法は2つ考
えられる。一つは、ある一定期間毎にシステム全体制御
プログラム93がデバイスドライバ86に対して問い合
わせて、デバイスドライバ86が答えるという方法。
【0329】もう一つは、システム全体制御プログラム
93がエラー回復を監視していて回復時にシステム全体
制御プログラム93に対して「エラー回復」のイベント
を発行するというものである。
【0330】以下、図32,図34を参照しながらホス
トコンピュータから、例えばバブルジェットカラー複写
装置へのプリントデータ出力処理について詳述する。
【0331】図34は本発明に係るS/Pサーバー装置
SP1と,例えばバブルジェットカラー複写装置(BJ
C)とのデータ処理状態を説明するブロック図である。
【0332】ホストコンピュータからS/Pサーバー装
置SP1へのデータの流れは、図32に示すように、ま
ず、ホストコンピュータでDTPのアプリケーションプ
ログラム56が実行されていてドキュメントを作成す
る。このドキュメントのデータ形式は、ホストコンピュ
ータの機種、アプリケーションプログラムに依存したも
のである。そこでS/Pサーバー装置SP1が解釈でき
る形式のデータに変換する必要がある。その変換プログ
ラムが変換プログラム54である。DTPのアプリケー
ションプログラム56からはDTPアプリに依存したデ
ータが変換プログラム54に送られる。変換プログラム
54は、受けとったファイルをCaPSLコードに変換
する。さらに、CaPSLコードに変換したファイルは
通信プログラムであるlpd505または通信プログラ
ム53に送られる。
【0333】通信プログラムはホストコンピュータとS
/Pサーバー装置SP1の間でネットワークを介して接
続、通信を行なうためのものであり、ここでは2つのプ
ログラムを用意する。
【0334】先ず始めに、通信プログラム53を用いた
時を説明する。
【0335】通信プログラム53に対応するプログラム
として、S/Pサーバー装置SP1側で通信を司るプロ
グラムは通信プログラム83であり、このプログラム間
ではTCP/IPプログラムを使用する。
【0336】プリント時の通信プログラム53の役割は
主に2つあり、一つは下位レイヤ(TCP/IP)を介
して指定したS/Pサーバー装置SP1とリンクを張
り、通信できる状態にすることである。もう一つは、変
換プログラム54が生成したCaPSLデータファイル
を通信プログラム83に送信することである。
【0337】また、通信プログラム83の役割はリンク
を張りプリント処理に必要な情報をやりとりして最適に
プリントできるようにすること。通信プログラム53の
送ってくるデータを受けとり、システム全体制御プログ
ラムにデータの到着を知らせる。この時、送られてきた
CaPSLデータ、およびそれに付随する情報は受信バ
ッファに一時的に貯められている。
【0338】また、S/Pサーバー装置SP1側で何ら
かのエラーが起こった時に、その情報をホストコンピュ
ータ側の通信プログラム53に送信するというような役
割もある。ホストコンピュータ側の通信プログラム53
からプリントアウトする際には、DTPアプリケーショ
ンプログラム56で作成したドキュメントデータは指定
されたS/Pサーバー装置SP1に送られたことにな
る。次に通信プログラム83はシステム全体制御プログ
ラム93にジョブ(例えばBJカラー複写装置からプリ
ントアウト)の到着のイベントを送る。システム全体制
御プログラム93はイベント駆動型のプログラムで通信
プログラム83,デバイスドライバ86,PDLインタ
ープリタープログラム84から送られてくるイベントを
常に待っている。イベントが入ってくるとイベントの発
信元と内容を調べてそれに対応した処理を行なう。
【0339】今、システム全体制御プログラム93には
通信プログラム83から「ジョブが到着した」というイ
ベントが入力されている。この時システム全体制御プロ
グラム93はイベントを解析してハードディスク519
を持っている時には受信バッファのドキュメントデータ
を一旦スプールする。そして、ジョブが幾つかたまって
いる場合には、ジョブの内容、プリンタ、スキャナの状
態、ジョブの優先順位などを考慮して最適にジョブを起
動する。
【0340】ハードディスク519がない場合には、デ
ータを貯めておくことが出来ないので、データの格納さ
れているアドレスとサイズをPDLインタープリタープ
ログラム84に知らせてプリントアウト処理を直ちに行
なうように要求を出す。
【0341】ここでは、ハードディスクがあるものとし
て説明を続ける。システム全体制御プログラム93はジ
ョブの内容を判断してPDLインタープリタープログラ
ム84にスプールファイル名を渡し、起動の要求をす
る。PDLインタープリタープログラム84はスプール
ファイルからCaPSLデータを読み込み, 解釈して、
図形、文字、イメージをバンドメモリ518に描画す
る。CaPSLデータの中に圧縮符合化されたイメージ
データがあった場合にはPDLインタープリタープログ
ラム84は標準圧縮伸長部606でイメージデータを伸
長してバンドメモリに描画する。1バンド分の描画を終
了すると、PDLインタープリタープログラム84はシ
ステム全体制御プログラム93に対して「1バンド描画
終了」のイベントを発行する。イベントを受けとったシ
ステム全体制御プログラム93はデバイスドライバ86
に「1バンド排紙」の要求イベントを発行する。
【0342】一方、バンドメモリ518からプリントア
ウトする場合には、「1バンド排紙」の要求イベントを
受けたデバイスドライバ86はインタフェースボード6
10Bを制御して指定したバブルジェットカラープリン
タ(BJプリンタ)656にてプリントを行う。メイン
CPUボード610のバンドメモり605に展開されて
いる1 バンドの画像データをバンドメモり653に転送
する。バンドメモリ653のデータはBJのヘッドに合
った走査形式で読み出されバッファ651を通して画像
処理部652に入る。ここでは予め設定したパラメータ
に従って処理がなされる。通常はバンドメモりにあるN
TSC−RGBをBJプリンタ656内部のRGBに変
換する処理を行う。そしてインタフェース618を通し
てBJプリンタ656のプリンタエンジン部へ送られ
る。BJプリンタ656への制御はCPU601からの
コマンドを解釈して、CPU611が行う。なお、65
0はデュアルポートRAMである。
【0343】最終バンドまでこれらの処理を繰り返した
ら、PDLインタープリタープログラム84は「ドキュ
メント終了」イベントをシステム全体制御プログラム9
3に発行しプリントを終える。プリント終了の際、シス
テム全体制御プログラム93は必要ならば通信プログラ
ム83に「プリント終了」イベントを発行する。通信プ
ログラム83はホストコンピュータ側の通信プログラム
53に対しプリント終了を知らせる。
【0344】また、エラー発生時には、例えばプリンタ
656が、紙詰まりを起こしたり、紙無しの状態になっ
た時には、デバイスドライバ86からシステム全体制御
プログラム93に対して「エラー発生」のイベントが送
られる。システム全体制御プログラム93はその旨をP
DLインタープリタープログラム84と通信プログラム
83に伝える。PDLインタープリタープログラム84
はプログラムの状態の退避などのエラー時の処理を行な
い、通信プリンタ83はエラーの発生や、その内容をホ
ストコンピュータ側の通信プログラム53に伝える。な
お、エラーが回復したかどうかを調べる方法は2つ考え
られる。一つは、ある一定期間毎にシステム全体制御プ
ログラム93がデバイスドライバ86に対して問い合わ
せて、デバイスドライバ86が答えるという方法。
【0345】もう一つは、システム全体制御プログラム
93がエラー回復を監視していて回復時にシステム全体
制御プログラム93に対して「エラー回復」のイベント
を発行するというものである。
【0346】以下、異機種間でカラー画像の通信を行う
場合、単純にこれらの入出力機器を接続したのではお互
いの特性が異なり、最適な色再現が難しくなってしま
う。このため、現在では、各デバイス内では、固有の色
空間で、通信路上では標準の色空間で通信し合う方向で
検討が進んでいる。そこで、以下、このような要請の下
での色空間の変換処理方法について説明する。
【0347】なお、説明上、送信側の入力デバイスの色
空間をA、通信路上の色空間をB、受信プリンタの色空
間をCとする。
【0348】また、通信路上の色空間は現在では比較的
知られている色空間、例えばカラー画像符号化で良く用
いられるYCrCb色空間の場合について説明する。
【0349】一方、送信側の色空間Aは、YCrCb色
空間と異なり色域が異なるのが一般的で、通常は両色空
間間を第(1)式のような形式で結合する。
【0350】 [Ra] [a11 a12 a13][y] [Ga]=[a21 a22 a23][cr] [Ba] [a31 a32 a33][cb]……(1) ここで、Ra,Ga,Baは色空間Aの任意の1点の座
標(Ra,Ga,Ba)であり、対応するYCrCb色
空間上の1点を(y,cr,cb)とする。これらのす
べての色空間上で近似できるように、例えば最小2乗法
により、a11〜a33までの係数を求めて利用する。
従って、上記第(1)によりデバイスの入力色空間と通
信上の色空間化変換を行う。
【0351】一方、通信路上の標準色空間から記録側の
色空間に変換する場合、いくつかの方法があるが、本実
施例では以下のように処理する。
【0352】先ず、通信路上での標準色空間をYCrC
bとした場合、YCrCbからRGBに変換される。Y
CrCb空間は、NTSCと線形変換できるので、以
下、NTSC色空間として説明する。
【0353】また、NTSC標準色空間は加法混色を基
本としているが、印刷は減方混色系が用いられる。従っ
て、加法混色と減方混色の変換が必要となる。この変換
は、構成が複雑で純粋に論理的に解決するのは非常に難
しい。そこで、本実施例では記録側の色空間に近い加法
混色系色空間を記録側の内部的標準色空間とする。ここ
では、NTSC色空間より、狭いHDTV(HighD
efinitionTV)色空間を記録側標準色空間D
とする。
【0354】さらに、記録側内部標準色空間Dとデバイ
ス色空間Cとの関係は、下記第(2)で決定される。
【0355】 [Y] [A11 A12 A13][Rh] [M]=[A21 A22 A23][Gh] [C] [A31 A32 A33][Bh] [K] [A41 A42 A43] ……(2) ここで、Y,M,C,Kは印刷のための原色で、イエロ
ー,マゼンタ,シアン,ブラックの各成分である。R
h,Gh,Bhは記録側標準色空間成分である。また、
A11〜A43までは、印刷と記録内部標準色空間を複
数の点で関係付け、最小2乗法で計算される係数であ
る。
【0356】また、通信路上の標準色空間と記録内部の
標準色空間は下記のように変換する。
【0357】通信回線上のNTSC標準色空間は基礎刺
激からNTSCが表現できる色間の3次元的最外郭面代
表情報を求める。同様にして、記録側内部標準色空間H
DTVの最外郭面の代表位置情報も得られる。
【0358】今、NTSC色空間上の1点(Rn,G
n,Bn)からHDTV色空間の対応点(Rh,Gh,
Bh)を求める場合は、Rn,Gn,BnからCIEL
* a*b* 変換し、Ln,an,bnとする。同様にし
て、Rh,Gh,BhからCIEL* a* b* 変換し、
Lh,ah,bhとする。Ln一定でθ=atan(a
n/bn)に近いHDTV,NTSC各色空間上の最外
郭近似位置を前述テーブルから求める。そのNTSC最
外郭面位置を(Lon,aon,bon),HDTV最
外郭面位置を(Lon,aoh,boh)とすると、a
h,bhは下記第(3)式により決定される。
【0359】 ah=(aoh/aon)* an bh=(boh/bon)* bn ……(3) これらのah,bhが色空間圧縮後のHDTV色空間上
での対応位置である。
【0360】従って、NTSC色空間上の任意の1点
(Rn,Gn,Bn)は、記録側標準色空間上では、
(Rh,Gh,Bn)に変換される。従って、上述
(2)式により印刷すべきY,M,C,Kの各成分量が
決定され、印刷可能となる。
【0361】なお、本実施例では記録側内部に標準色空
間を設けているが、これは通信回線上での標準色空間は
1つに絞られていないためである。従って、複数の標準
色空間が使用される可能性がある。その場合でも、本方
式を用いていれば通信上の色空間がNTSC色空間でな
くともそれ自身の色空間を規定できるものであれば、上
記方法により標準色空間変換が可能となる。
【0362】以下、図35を参照しながら周辺機器の異
常処理について説明する。
【0363】図35は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムの構成を説明するブロック図である。
【0364】ジョブ実行中に周辺機器に異常が発生した
場合、S/Pサーバー装置SP1664は異常が発生し
た周辺機器が異常から回復するまで待つのではなく、そ
の状態で実行可能なジョブを優先的に実行していく( 実
行可能なジョブに関しては、後述する) 。また、異常が
発生したときに異常が発生した周辺機器に対して実行し
ていたジョブ( 以下エラージョブともいう) を、ジョブ
再開のために必要な情報を保存した後に、実行時にエラ
ーが発生した処理待ちのジョブとしてS/Pサーバー装
置SP1664内に登録することにより、異常が発生し
た周辺機器が異常から回復した後にジョブを再開するこ
とが可能である。エラージョブを再開可能なように登録
するか登録しないかは、発生した異常の程度や、SPサ
ーバーの設定による。
【0365】例としてサーバー装置に3台のコンピュー
タ661〜663および2台のカラースキャナプリンタ
665,666および1台のスキャナ667が接続され
ている場合で説明する。
【0366】カラースキャナプリンタ665,666
は、各々プリントとスキャンのジョブを処理することが
出来る。以下、図36に示すフローチャートを参照しな
がら異常発生ジョブ処理動作について説明する。
【0367】図36は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける異常発生ジョブ処理手順の一例
を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(10)は各ス
テップを示す。
【0368】例えばホストコンピュータ661がカラー
スキャナプリンタ665に対するプリントジョブをS/
Pサーバー装置664に依頼して実行しており、ホスト
コンピュータ662がシステム全体制御プログラム93
にプリントジョブを依頼して処理待ちになっており、ホ
ストコンピュータ663がシステム全体制御プログラム
93にスキャンジョブを依頼して処理待ちになっていた
とする。このプリントジョブ実行中にカラースキャナプ
リンタ665のプリンタ部分に異常が発生したとすると
(1) 、この時、まずS/Pサーバー装置664はカラー
スキャナプリンタ665に発生した異常が回復困難な異
常かどうかを調べる(2) 。カラースキャナプリンタ66
5に発生した異常が回復困難な異常であるとS/Pサー
バー装置SP1が判断した場合、S/Pサーバー装置S
P1は直ちにエラージョブを放棄し(10)、次の処理可能
なジョブを選択し実行する(9) 。
【0369】なお、本実施例において、処理可能なジョ
ブとは、現在異常が発生しているカラースキャナプリン
タ665に対するプリントジョブ以外のジョブ、すなわ
ち、 ・カラースキャナプリンタ665に対するスキャンジョ ・カラースキャナプリンタ666に対するプリントジョ
ブ ・カラースキャナプリンタ666に対するスキャンジョ
ブ ・カラースキャナプリンタ667に対するスキャンジョ
ブ である。
【0370】処理可能なジョブが複数ある場合は、後述
する方式に従ってジョブを実行する。
【0371】カラースキャナプリンタ665に発生した
異常が回復困難な異常であるとS/Pサーバー装置66
4が判断しなかった場合、S/Pサーバー装置664は
カラースキャナプリンタ665に対してリトライ処理
(図37参照)を行なう。
【0372】リトライは、事前に定めておいたN回( 例
えば5回) まで繰り返し行なわれる(3) 。N回のリトラ
イを行なうまでにカラースキャナプリンタ665が異常
状態から回復した( リトライに成功した) 場合、ジョブ
を再開する(6) 。N回のリトライを行なってもカラース
キャナプリンタ665が異常状態から回復しなかった(
リトライに失敗した) 場合、S/Pサーバー装置664
は他の処理可能なジョブがあるかどうかを調べる(4) 。
処理可能なジョブがなかった場合、S/Pサーバー装置
664はリトライ回数とは別に定めておいたM回( 例え
ば1回) のリトライを行ない(5) 、リトライに成功した
ならば、エラージョブを再開する。リトライに失敗した
場合は、再び処理可能なジョブがあるかどうかを調べる
(4) 。処理可能なジョブがあった場合、S/Pサーバー
装置664はエラージョブのジョブ退避を行ない(7) 、
エラージョブを実行途中でエラーが発生したジョブとし
て登録し(8) 、次の処理可能なジョブを実行する(9) 。
【0373】なお、本実施例において、ジョブ退避と
は、エラージョブ実行時のS/Pサーバー装置664の
状態情報などのジョブ再開時に必要な情報を、例えば記
憶手段( 例えばハードディスク) や、例えばS/Pサー
バー装置内のメモりや、例えばS/Pサーバー装置内の
プログラムなどに保存する処理である。
【0374】図37は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるリトライ処理手順の一例を示す
フローチャートである。なお、(1) 〜(5) は各ステップ
を示す。
【0375】リトライ処理とは、事前に定めておいた時
間( 例えば30秒) 待機した後に(1) 、異常が発生した
周辺機器が異常状態から回復したかどうかを調べ(2) 、
ある一定回数X(例えば5回)繰り返す(3) 。一定回数
繰り返すまでに異常が発生した周辺機器が異常状態から
回復していればリトライは成功であり(5) 、回復しなけ
ればリトライは失敗となる(4) 。
【0376】以下、本発明に係るスキャナプリンタサー
バーシステムによるマルチプリント制御動作について詳
述する。
【0377】スキャナ/プリンタネットワークサーバー
(SPネットワークサーバー)には、スキャナとプリン
タとから構成されるカラーレーザビーム複写装置(CL
C),スキャナとプリンタとから構成されるバブルジェ
ットカラー複写装置(BJC),標準インタフェースで
接続されているビットマッププリンタ,PDLプリンタ
(CaPSL,PS),市販されるスキャナ等多くのデ
バイスが接続可能になっている。また、ネットワーク上
のホストマシンからは、これらのデバイスを自由に使用
させるため、以下のように各ジョブを制御している。
【0378】例えばホストコンピュータAからカラーレ
ーザビーム複写装置に10頁のドキュメントを出力する
要求がSPネットワークサーバーに送られ、さらにホス
トコンピュータBからバブルジェットカラー複写装置
(BJC)のスキャナからカラー原稿を入力する要求が
発生し、さらにホストコンピュータCからPDLプリン
タに出力するという要求が発生するといった事態も想定
される。このように、ネットワーク上のホストコンピュ
ータからは、様々な要求がSPネットワークサーバーに
送られ、SPネットワークサーバーでは、それらの要求
(ジョブ)に対処するべく下記のようなジョブ制御を実
行する。なお、本実施例ではプリント要求,スキャン要
求をジョブと呼ぶ。例えばカラーレーザビーム複写装置
(CLC)のプリンタにCaPSLコードで記述された
3頁のドキュメントを出力する要求を1つのジョブと考
える。SPネットワークサーバーのジョブ制御では、同
時に2つまでのジョブしか走らないようにするが、3つ
以上のジョブが走る場合も制御を拡張することによりほ
ぼ同様に制御できる。
【0379】以下、図38を参照しながら本発明に係る
スキャナプリンタサーバーシステムにおけるジョブ制御
動作について説明する。
【0380】図38は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるジョブ制御状態を説明するタイ
ミングチャートである。なお、ジョブの処理は、SPネ
ットワークサーバーがスプール用のハードディスクを備
えているかどうかにより、図38の(a)〜(e)の何
れかのジョブ制御1〜5に大別される。また、説明上ジ
ョブ1,2は3頁のプリント要求または3頁のスキャン
要求とする。 〔ジョブ制御1〕ジョブ制御1は、同図(a)に示すよ
うに、先に要求のあったジョブを実行して、次のジョブ
2は、ハードディスクにスプールして、ジョブが終了し
た時点でジョブ2を起動する。 〔ジョブ制御2〕ジョブ制御2は、同図(b)に示すよ
うに、特殊な場合であるが、1つのジョブで2つ以上の
デバイスを動かす場合の制御に対応する。例えばメモリ
に展開した画像をカラーレーザビーム複写装置(CL
C),バブルジェットカラー複写装置(BJC)にも出
力する場合である。 〔ジョブ制御3〕ジョブ制御3は、同図(c)に示すよ
うに、ジョブの中にページという概念をいれる。この場
合、プリントの場合にはドキュメントのページ単位、ス
キャナの場合には1ページの原稿のスキャンの単位とす
る。例えばジョブ1を実行中にジョブ2の要求がきた場
合には、ジョブ1をページの切れ目で中断して、ジョブ
2を行う。この場合、ジョブ1とジョブ2とは同時に動
いていることはない。 〔ジョブ制御4〕ジョブ制御4は、同図(d)に示すよ
うに、ジョブ1を実行中にジョブ2の要求がきた場合
は、ジョブ1を実行したまま、直ちにジョブ2を実行す
る。 〔ジョブ制御5〕ジョブ制御5は、同図(e)に示すよ
うに、ジョブ1を実行中にジョブ2の要求がきた場合
は、ジョブ2をリジェクトする。
【0381】なお、図1に示したサーバー装置の構成の
場合には、ジョブの種類が下記の(1)〜(7)に分類
される。
【0382】(1)カラーレーザビーム複写装置(CL
C)のプリンタにドキュメントを出力する。
【0383】(2)カラーレーザビーム複写装置(CL
C)のスキャナから原稿を読み取る。
【0384】(3)バブルジェットカラー複写装置(B
JC)のプリンタにドキュメントを出力する。
【0385】(4)バブルジェットカラー複写装置(B
JC)のスキャナから原稿を読み取る。
【0386】(5)市販のページ記述言語のインタプリ
タを内蔵するプリンタに出力する。
【0387】(6)市販のビットマッププリンタにドキ
ュメントを出力する。
【0388】(7)市販のスキャナから原稿を読み取
る。
【0389】以下、各ジョブの優先順位処理について説
明する。
【0390】例えばスキャンのジョブを至急行いたい
時、プリントジョブが実行中ならば、プリントジョブを
中断して、スキャナジョブを行うことができるように、
本実施例では優先順位0〜2の3段階の指定可能であ
り、優先順位0が指定なし(ファーストインファースト
アウト)の場合、優先順位1がジョブ単位で優先割込み
指定ありの場合、優先順位2がページ単位で優先割込み
指定する場合である。
【0391】以下、図39を参照しながら本発明に係る
スキャナプリンタサーバーシステムにおけるSPマネー
ジャー制御動作について説明する。
【0392】図39は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるシステム全体制御プログラム9
3の制御処理状態を示す図である。本実施例において、
システム全体制御プログラム93は、主としてホストコ
ンピュータから送出されてくるジョブの優先順位,ジョ
ブの種類を参照してプリンタのジョブを最適に制御す
る。以下、図面に基づいて、SPネットワークサーバに
対して、ネットワーク上のホストコンピュータから様々
な要求が送出される場合のジョブ管理について説明す
る。
【0393】先ず、各プログラムの概念的な構成を説明
すると、図39に示すように、通信に関する通信プログ
ラム83,SPネットワークサーバーの全体を制御する
システム全体制御プログラム93,スキャナに関するプ
ログラムのスキャナ制御プログラム85,プリント処理
(CaPSLのインタプリタ)に関するプログラムのP
DLインタープリタープログラム84,入出力機器を実
際に制御するデバイスドライバ86の5つのプログラム
に大きく分けられる。さらに、実際にデータが流れるイ
ンタフェースとして、バンドメモリ(BMEM)70−
1,セントロニクスインタフェース(CENTR)70
−2,RS232Cインタフェース(RS232)70
−3があり、これらをシステム全体制御プログラム93
が管理する構成となっている。
【0394】システム全体制御プログラム93は基本的
に他の4つのプログラムからのイベントにより動く、イ
ベント駆動型の処理を図40に示すフローチャートに従
って実行する。
【0395】図40は、図39に示したシステム全体制
御プログラム93のイベント処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。なお、(1) 〜(9) は各ステップを示
す。
【0396】先ず、SPネットワークサーバーの電源投
入時にシステム全体制御プログラム93は起動し、すぐ
にイベント待ちの無限ループになる。プログラムが走り
出すと、イベント待ちの状態になる(1) 。イベントか入
力されるとループから抜け出し、もし、そのイベントが
通信プログラム83からのものかどうかを判定し(2)、
YESならばイベントに応じた処理を行なう(3) 。そし
て、またステップ(1)に戻りイベント待ちのループにな
る。
【0397】一方、ステップ(2) の判定でNOの場合
は、そのイベントの発行先がPDLインタープリタープ
ログラム84のプリントジョブかどうかを判定し(4) 、
YESならばイベントに応じた処理を行なう(5) 。
【0398】一方、ステップ(4) の判定でNOの場合
は、そのイベントの発行先がスキャナ制御プログラム8
5のスキャナジョブかどうかを判定し(6) 、YESなら
ばイベントに応じた処理を行なう(7) 。
【0399】一方、ステップ(6) の判定でNOの場合
は、そのイベントの発行先がデバイスドライバ86から
かどうかを判定し(8) 、NOならばステップ(1) に戻
り、YESならばイベントに応じた処理を行い(9) 、ス
テップ(1) に戻る。
【0400】一方、通信プログラム83からは、カラー
レーザ複写装置(CLC)のプリントに関するジョブ
や、バブルジェットカラー複写装置のスキャナに関する
ジョブ等、いろいろなジョブの要求が不定期的にシステ
ム全体制御プログラム93に送られる。それら複数のジ
ョブを資源の許す限り最適に振り分けなければならな
い。以下そのアルゴリズムについて図41を参照しなが
ら説明する。
【0401】図41は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるジョブの管理状態を示す図であ
る。
【0402】この図に示されるように、ジョブの管理に
はジョブテーブルを使用する。ジョブテーブルには、ジ
ョブを識別するためのID、ジョブの状態を示すステー
タス、ジョブの実行の優先順位、ジョブの種類、終了ペ
ージ、そして割り込みジョブIDがある。
【0403】IDはシリアルの番号で、ジョブの要求の
受け付け順と考えて良い。ステータスには、実行中を示
すRUN、処理を待っているWAIT、割り込みが入っ
て中断していることを示すSTOP,エラーが発生して
回復待ちを示すESTOPがある。優先順位はLEVE
L0から2まであり0は「指定なし」で通常はこのレベ
ルを指定する。1は「ジョブ単位で優先割り込み」で幾
つかのジョブが待ち状態の時、それらのジョブより優先
して処理するというものである。また2は「ページ単位
で割り込み」を表し、現在ジョブを処理中でも、ページ
の切れ目であればそのジョブを中断してLEVEL2の
ジョブを処理する。
【0404】インタフェースは、図39に示すようにそ
のジョブが使用するハードウェアを指し、ジョブ同士が
排他的にハードウェアを利用可能にするために設けたも
のである。また,ジョブはカラーレーザ複写装置(CL
C)のプリンタからドキュメントを出力するCLCP、
カラーレーザ複写装置(CLC)のスキャナから原稿を
読みとるCLCS、バブルジェットカラー複写装置のプ
リンタにドキュメントを出力するBJP、バブルジェッ
トカラー複写装置のスキャナから原稿を読みとるBJ
S、市販のページ記述言語のインタプリタを内蔵するプ
リンタに出力するPDLP、市販のビットマッププリン
タにドキュメントを出力するBITP、市販のスキャナ
から原稿を読みとる等のジョブがある。なお、終了ペー
ジにはジョブが処理し終ったページ数を記録しておく。
これは、もしエラーが起こった時にエラー回復後、どの
ページから処理を再開すれば良いかの判断に使われる。
また最後の割り込みジョブIDは、割り込んだジョブが
終了しているかの判断に使われ、終了していれば、ST
OP中のジョブを再開する。
【0405】システム全体制御プログラム93は以上の
ような情報の格納されたジョブテーブルを参照しなが
ら、次にどのジョブを起動するかを最適に判断する。
【0406】以下、図42に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおけるジョブ実行処理動作について説明する。
【0407】図42は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるジョブ実行処理手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1) 〜(6) は各ステッ
プを示す。
【0408】なお、このフローに制御が移るタイミング
は、次のようになる。1.システム全体制御プログラム9
3にイベントが入らずアイドル状態の時にある一定の間
隔をおいてこのフローに移る。そして、ジョブテーブル
にジョブがなければまたアイドル状態になる。2.通信プ
ログラム83からのイベントがあった時。3.PDLイン
タープリタープログラム84,スキャナ制御プログラム
85から、ページ終了のイベントまたはドキュメント終
了のイベントがあった時。4.デバイスドライバ86から
エラー等のイベントがあった時。
【0409】先ず、ステップ(1) において、図41に示
すジョブテーブルを参照する。次いで、ステップ(2) に
おいてジョブがあるかどうかの判断をする。実行すべき
ジョブがない時にはステップ(7) に移り、システム全体
制御プログラム93はアイドル状態になる。実行すべき
ジョブがある場合にはステップ(3) で実行可能なジョブ
の候補を幾つか選び、ステップ(4) で候補に上がったジ
ョブの優先順位を見て一つのジョブに絞る。さらに、ス
テップ(5) でその絞り込まれたジョブが使用するインタ
フェースが空いているかを判断する。ステップ(6) で実
際にジョブを実行し、処理を終了する。
【0410】以下、図43に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおけるステータスチェック処理動作について説明す
る。
【0411】図43は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるステータスチェック処理手順の
一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(14)は
各ステップを示す。
【0412】先ず、ステップ(1) でジョブテーブルから
一つのジョブのステータスを読みとる。ステップ(2) で
ジョブのステータスがRUNかどうかを判断し、RUN
ならばステップ(14)に移りジョブテーブルのジョブをす
べて読みとったかを判断する。もし、まだジョブが残っ
ていればステップ(1) で次のジョブのステータスを読み
に行く。RUNでなければステップ(3) に移る。ステッ
プ(3) ではジョブのステータスがWAITかどうかの判
断をする。WAITならばステップ(4) で実行可能なジ
ョブの候補としてピックアップする。そしてステップ(1
4)に移る。WAITでない場合には、ステップ(5) に移
り今度はステータスがESTOPかどうかの判断をす
る。もし、このジョブのステータスがESOPならば、
エラーを起こして中断しているので、ステップ(6) でこ
のジョブを中断した原因のエラーが回復しているかどう
かのチェックを行なう。ステップ(7) はエラー中か、そ
うでないかの判断の分岐になる。まだエラーの場合には
実行可能なジョブの候補にはピックアップせずにステッ
プ(14)に移る。エラーが回復している場合には、そのジ
ョブのステータスをESTOPからWAITにジョブテ
ーブルを書き換える。そしてステップ(9) で実行可能な
ジョブの候補としてピックアップする。またステップ
(5) でステータスがESTOPではないと判断された場
合には、他のジョブに割り込まれて中断しているSTO
Pの状態なので、ステップ(10)で割り込んだジョブのス
テータスをチェックする。ステップ(11)では割り込んだ
ジョブが実行中かどうかの判断をする。実行中ならば実
行可能なジョブの候補にはピックアップせずにステップ
(14)に移る。もし、実行中でなければステップ(12)に移
り、そのジョブのステータスをSTOPからWAITに
ジョブテーブルを書き換える。そして、ステップ(13)で
実行可能なジョブとしてピックアップする。最後に、す
べてのジョブをジョブテーブルから読み終ったら(14)、
ステータスのチェックは終了する。このようにして実行
可能なジョブの候補が複数選ばれる。
【0413】以下、図44に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおける優先順位チェック処理動作について説明す
る。
【0414】図44は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける優先順位チェック処理手順の一
例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(11)は各
ステップを示す。また、本実施例では候補に上がったジ
ョブの優先順位を見て実行するジョブを一つに絞るとい
うことをする。
【0415】ステップ(1) で実行可能なジョブの候補と
してあげられた複数のジョブの内一つに対してその優先
順位をリードする。ステップ(2) でLEVEL2かどう
かの判断をする。LEVEL2ならばステップ(3) に移
りLEVEL2のジョブが存在するかどうかを表すフラ
グFLG2を立てる。LEVEL2でなければステップ
(4) に移り今度はLEVEL1であるかの判断をする。
LEVEL1ならばステップ(5) に移りLEVEL1の
ジョブが存在するかどうかを表すフラグFLG1を立て
る。もしLEVEL1でもないと判断された場合には、
LEVEL0になる。すなわちFLG2もFLG1も立
っていない場合にはLEVEL0になる。
【0416】一つのジョブの優先順位の判断が終るとス
テップ(6) に移り候補に上がったジョブをすべて調べた
かどうかを判断する。まだすべて調べ終ってない時には
ステップ(1) に戻り、次のジョブの判断に移り、調べ終
った場合にはステップ(7) に移る。フラグFLG2が立
っている時にはステップ(8) に移り、優先順位がLEV
EL2でジョブのIDが小さい(早くジョブのリクエス
トを受け付けたもの)ジョブを選択する。
【0417】同様に、ステップ(9) ,(10)では優先順位
がLEVEL1でジョブのIDが小さいジョブを選択す
る。ステップ(11)では優先順位がLEVEL0でIDの
小さいジョブが選択され、優先順位のチェックが終了す
る。
【0418】このようにして次に起動可能なジョブを一
つに絞る。起動可能なジョブが決定しても、インタフェ
ースの状態により実際に起動できるかどうかが決まって
くるのでジョブとインタフェースの関係を調べなくては
ならない。
【0419】以下、図45に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおけるインタフェースチェック処理動作について説
明する。
【0420】図45は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるインタフェースチェック処理手
順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜
(9) は各ステップを示す。
【0421】先ず、ステップ(1) において、一つに絞ら
れたジョブのインタフェースをジョブテーブルからリー
ドする。ステップ(2) でそのインタフェースの状態をチ
ェックする。使用中でなければステップ(5) に移りその
ジョブを実行ジョブテーブルに登録する。実行ジョブテ
ーブルは、実際に起動するジョブを表すテーブルでマル
チでジョブを走らせることが出来るので複数のジョブが
登録可能である。
【0422】ステップ(6) のジョブ処理ではこの実行ジ
ョブテーブルを参照してジョブを起動する。
【0423】インタフェースが使用中の場合にはステッ
プ(3) に移りジョブの優先順位をチェックする。LEV
EL2でなければ、現在のジョブを中断させることは出
来ないので実行ジョブテーブルに登録することはしない
で、処理を終了する。 また、ステップ(3) でLEVE
L2の時には、ステップ(4) で現在ステータスがRUN
のジョブがLEVEL2であるかの判断をする。もしR
UNのジョブがLEVEL2であるならば中断させることは
出来ないので、選択されたジョブは実行ジョブテーブル
に登録せずに、処理を終了する。
【0424】一方、現在実行中のジョブ(ステータスが
RUN)の優先順位がLEVEL1またはLEVEL0
の場合には現在実行中のジョブを中断させて新たに選択
されたジョブを起動させる。その場合、ステップ(6) に
移り、ステップ(4) で選択されたジョブを実行ジョブテ
ーブルに登録する。ステップ(7) で現在実行中のジョブ
のステータスをSTOPにして、さらに優先順位をLE
VEL2にする。これは、ジョブが復帰した時に優先し
て実行されるようにするためである。
【0425】ステップ(8) で現在実行中のジョブが何ペ
ージまで処理したかを記録しておくために終了ページ数
をジョブテーブルに書き込む。さらにステップ(9) で現
在実行中のジョブを実行ジョブテーブルから削除する。
これで、現在実行中のジョブが起動されることはなく、
ステータスもSTOPになり再度ジョブが起動されるの
を待機することになる。このようにしてインタフェース
チェック処理を終了する。
【0426】以下、図46に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおけるジョブ起動処理動作について説明する。
【0427】図46は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるジョブ起動処理手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1) 〜(4) は各ステッ
プを示す。
【0428】先ず、ステップ(1) において、実行ジョブ
テーブルを参照して起動すべきジョブをリードする。ス
テップ(2) でこれから起動するジョブがステータスES
TOPでエラーストップしているジョブの種類と同じか
どうかをチェックする。もし同じであれば、起動するこ
とは出来ないのでステップ(4) に移り。実行ジョブテー
ブルをすべて読んだかを判断する。もしまだ残っていれ
ばステップ(1) に移り次のジョブの起動処理をする。も
しエラーストップしているジョブの種類と違っていれば
実行可能なので、ステップ(3) に移りジョブの起動に移
る。実際のジョブを起動する時は、ステータスをWAI
TからRUNに替え、インタフェースを確保する。逆に
エラーストップ、または割り込みで中断する時には、イ
ンターフェースを解放する。
【0429】ステップ(4) で実行ジョブテーブルにジョ
ブが残っているかを判断して、もう起動すべきジョブが
残っていなければ、ジョブ起動処理を終了する。
【0430】以下、図47〜図57を参照しながら本発
明に係るスキャナプリンタサーバーシステムにおける具
体的ジョブ処理動作について説明する。
【0431】図47は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるジョブ処理状態推移を示すタイ
ミングチャートである。なお、図中の横軸右方向に時間
が流れていくものとする。 図において、801〜81
3はジョブテーブルをチェックするタイミングを示し、
タイミング800〜803は通信プログラム83からジ
ョブのイベントがシステム全体制御プログラム93に入
るタイミングに対応し、タイミング804〜813はジ
ョブテーブルをチェックするタイミングに対応する。
【0432】図48〜図57は本発明に係るスキャナプ
リンタサーバーシステムにおけるジョブ処理に伴うジョ
ブテーブルの内容を示す図であり、図48〜図57はタ
イミング804〜タイミング813におけるジョブテー
ブルに対応する。なお、ジョブテーブルはチェック直前
の内容を示している。また、ジョブはカラーレーザ複写
装置(CLC)のプリンタからドキュメントを出力する
CLCP、カラーレーザ複写装置(CLC)のスキャナ
から原稿を読みとるCLCS、バブルジェットカラー複
写装置のプリンタにドキュメントを出力するBJP、バ
ブルジェットカラー複写装置のスキャナから原稿を読み
とるBJS、市販のページ記述言語のインタプリタを内
蔵するプリンタに出力するPDLP、市販のビットマッ
ププリンタにドキュメントを出力するBITP、市販の
スキャナから原稿を読みとる等のジョブがある。
【0433】タイミング800で、ジョブのイベントが
入ってくる。内容はカラーレーザ複写装置(CLC)の
プリンタにドキュメントを出力するジョブ1(内容はC
LCP)で、出力ページ数は3ページ、優先順位はLE
VEL0、インタフェースにはBMEMを用いるという
ものである。ジョブテーブルJOBTを見てみると、図
48に示すようにIDに「25」が割り当てられ、ステ
ータスはWAIT、終了ページはまだこのジョブは処理
されていないので0ページになっている。
【0434】タイミング804のジョブテーブルチェッ
クでは、ID25のジョブが選択され、起動される。こ
の時ID25のジョブのステータスをRUNに変更す
る。801のタイミングで新たなジョブが入ってくる。
ジョブID25のジョブの1ページの処理が終了すると
システム全体制御プログラム93は再度ジョブテーブル
を見に行く。その時のジョブテーブルJOBTは図49
に示される。ID25のジョブは1ページの出力が終了
して、次ページが処理されるのを待っている状態であ
る。終了ページは0ページから1ページに変化してい
る。また、新たに入ったジョブはID26が割り当てら
れ、ステータスはWAIT、優先順位はLEVEL1、
インタフェースはBMEM、ジョブはBJPになってい
る。システム全体制御プログラム93はこのジョブテー
ブルJOBTから判断して、ID25のジョブの2ペー
ジ目の処理を起動する。
【0435】この時、2ページめの途中でプリンタに紙
ジャムが発生してしまいID25のジョブを続けられな
くなってしまった。システム全体制御プログラム93は
ジョブテーブルJOBTを参照して次に起動すべきジョ
ブを探す。その時のジョブテーブルJOBTは図50の
ようになっている。ID25のステータスはESTOP
になり、優先順位は復帰した時に優先的に実行させるた
めにLEVEL2、終了ページは1ページのままになっ
ている。そこで、システム全体制御プログラム93はI
D26のジョブを起動する。ID26のジョブが1ペー
ジの処理を終了すると、システム全体制御プログラム9
3はジョブテーブルJOBTチェック807に移る。こ
の時の状態は図51に示される。ID25のジョブはは
エラーチェックをしてもエラーが回復していないので起
動されることはない。そこで、システム全体制御プログ
ラム93はID26のジョブの2ページ目を処理するこ
とをPDLインタープリタープログラム84に対して要
求する。
【0436】ID26のジョブが2ページ目を処理して
いる最中に新たなジョブのイベントがシステム全体制御
プログラム93に入ってくる。内容は、バブルジェット
カラー複写装置のスキャナから2ページ分の原稿を読み
取るものである。ID26のジョブが2ページ目の処理
を終了すると、システム全体制御プログラム93はジョ
ブテーブルJOBTをチェックする。その時のジョブテ
ーブルJOBTが図52である。
【0437】ID25はエラーが回復していないのでそ
のままの状態である。ID26のジョブは2ページの処
理が終了したので、終了ページは2に変化している。さ
らに新しいジョブがID27に割り当てられている。I
D27のジョブは優先順位がLEVEL2であるので、
システム全体制御プログラム93は現在処理中のID2
6のジョブを中断させてID27のジョブを起動する。
ID26のジョブはステータスがSTOPに、優先順位
がLEVEL2になる。
【0438】スキャナ制御プログラム85が1ページの
原稿読み込みしている最中に、システム全体制御プログ
ラム93には新たなジョブのイベントがタイミング80
3で入ってくる。1ページの読み込みが終了すると、シ
ステム全体制御プログラム93はタイミング809でジ
ョブテーブルJOBTをチェックする。この時のジョブ
テーブルJOBTは図53のようになる。ID25のジ
ョブはエラーが回復していないのでESTOPのままで
ある。また、ID26はステータスがSTOPで、割り
込みジョブIDが27であるので、ID27のジョブを
チェックするとステータスはRUNのままなので再開す
ることは出来ない。新たに入ってきたジョブはID28
が割り当てられる。ID28のジョブはセントロニクス
インタフェースを通して市販のプリンタにデータを流す
ジョブで、現在起動されているジョブと同時に走らせる
ことが出来る。そこで、システム全体制御プログラム9
3はID28のジョブとID27の2ページ目をスキャ
ンするジョブを同時に起動する。
【0439】次にシステム全体制御プログラム93はジ
ョブテーブルJOBTチェック(タイミング810)に
移る。この時のジョブテーブルJOBTは図54に示さ
れる。ジョブテーブルJOBTチェック(タイミング8
10)の前にジョブID25のエラーが解除されている
ので、エラーチェック後ステータスはWAITに戻る。
【0440】また、ID26のジョブも、割り込んだI
D27のジョブが終了したのでステータスがWAITに
戻る。ID28のジョブはRUNの状態のままである。
システム全体制御プログラム93はインタフェースBM
EMが空いているのでID25またはID26のジョブ
を起動させる。どちらのジョブともステータスはWAI
Tで、優先順位もLEVEL2と状態は同じであるので
先に受け付けたID25のジョブを起動する。この時、
ID25のジョブは終了ページが1ページであるので2
ページ目から処理するようにPDLインタープリタープ
ログラム84に要求を出さなければならない。
【0441】ジョブテーブルJOBTチェック(タイミ
ング811)では図55に従う。ID25とID28の
ジョブはステータスがRUNでID26はWAITであ
る。ID26のジョブは優先順位がLEVEL2で、現
在起動中のジョブに対して割り込むことが出来るがID
25もLEVEL2で起動されたので、この場合には割
り込むことは出来ない。
【0442】ジョブテーブルJOBTチェック(タイミ
ング812)に移る。ジョブテーブルJOBTは図56
に示される。ID25のジョブはすでに終了してジョブ
テーブルJOBTから削除されている。そこで、システ
ム全体制御プログラム93はID26のジョブを3ペー
ジ目から起動する。
【0443】ジョブテーブルJOBTチェック(タイミ
ング813)では、図57に示すようにID28のジョ
ブが走っている状態なので、新たにシステム全体制御プ
ログラム93はジョブを起動することはしない。
【0444】以上のように、システム全体制御プログラ
ム93はジョブテーブルJOBTを参照しながら最適に
ジョブ管理を行なう。
【0445】なお、上記実施例では文字,図形,イメー
ジがホストコンピュータで編集された後、ネットッワー
クを介して通信されたプリント要求をスキャナ/プリン
タをドライブするサーバー装置上で処理して、当該プリ
ンタから出力する場合について説明したが、図58に示
すように、クライアントホストコンピュータ901,9
02,スキャナプリンタ904をドライブするSPサー
バー装置903がネットワーク905を介して接続され
るシステムにおいて、クライアントホストコンピュータ
901,902から転送された文字,図形の各情報とス
キャナプリンタ904のスキャナから入力されたイメー
ジとをSPサーバー装置903が合成編集することによ
り、合体出力させるように構成しても良い。
【0446】図58は本発明の第2の実施例を示すスキ
ャナプリンタサーバーシステムの構成を説明するブロッ
ク図である。
【0447】図において、906は記憶装置で、SPサ
ーバー装置903内に設けられ、クライアントホストコ
ンピュータ901,902から転送された文字,図形の
各情報を蓄える。
【0448】このように構成されたサーバー装置におい
て、本体またはネットワーク上に設けた記憶手段(記憶
装置906)に画像処理装置から出力される第1の画像
情報または所定のネットワークに接続される各ホストコ
ンピュータから転送される第2の画像情報を記憶させる
ことにより、各ホストコンピュータからの画像情報出力
処理負担を軽減させるとともに、記憶した画像情報を効
率よく再利用させる。
【0449】また、記憶手段(記憶装置906)に記憶
された第1および第2の画像情報を画像合成手段が合成
しながら出力画像を生成して画像処理装置(本実施例で
はスキャナプリンタ904)に出力することにより、各
ホストコンピュータ上での画像編集負担を軽減させる。
【0450】なお、本実施例においては、クライアント
ホストコンピュータ901,902上では、例えばワー
ドプロセッサ,グラフィックソフトにより、オペレータ
が文字情報,図形情報の生成を行う。生成された文字,
図形情報等(第1の画像情報)は、ネットワーク905
を経由して、SPサーバー装置903に送られる。SP
サーバー装置903で受け取った文字,図形情報は、S
Pサーバー装置903内の記憶装置906に記憶され
る。
【0451】一方、スキャナプリンタ904でスキャン
された画像情報(第2の画像情報)も、SPサーバー装
置903内の記憶装置906に記憶される。SPサーバ
ー装置903上で動作しているページ記述言語により、
SPサーバー装置903の記憶装置906内で文字情
報,図形情報,画像情報(イメージデータ)が、図59
に示すように合成される。
【0452】図59は、図58に示したSPサーバー装
置903により合成される印刷レアウトを示す模式図で
ある。
【0453】図において、911は1ページの領域を示
し、この領域911内に、クライアントホストコンピュ
ータ901,902からネットワーク905を介して転
送された文字,図形等の転送情報912およびSPサー
バー装置903が制御するスキャナプリンタ904でス
キャンされた画像情報913がレイアウト情報に従って
割付けられる。このように合成された情報がSPサーバ
ー装置903のプリンタから出力させることも可能とな
る。
【0454】なお、上記SPサーバー装置903に制御
されるスキャナプリンタ904は、スキャナとプリンタ
とが独立した単体構成であっても良い。また、SPサー
バー装置903に別の大容量記憶装置、例えば光磁気デ
ィスク装置を接続した場合、スキャナプリンタ904の
スキャナで読み取った画像情報をその都度SPサーバー
装置903内の記憶装置906に読み込み、クライアン
トホストコンピュータ901,902から転送された文
字,図形情報とを合成して印刷するのではなく、スキャ
ン画像を上記大容量記憶装置内に順次記憶させて行くこ
とにより、画像データベースを構築することで、任意に
大容量の記憶装置内から画像を取り出し、その画像を文
字,図形情報と合成しながら印刷させることもできる。
さらに、上記大容量の記憶装置をSPサーバー装置90
3の記憶装置906と別に設ける際、当該大容量の記憶
装置とSPサーバー装置903とが直接接続されていな
くても良く、例えばネットワーク905に接続されるク
ライアントホストコンピュータ901,902に配置さ
れ、これらのクライアントホストコンピュータ901,
902がSPサーバー装置903に転送できる構成であ
れば良い。
【0455】以下、図60,図61を参照しながら本発
明に係るスキャナプリンタサーバーシステムにおける入
出力制御動作について説明する。
【0456】図60は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける第1の入出力制御手順の一例を
示すフローチャートである。なお、(1) 〜(20)は各ステ
ップを示し、特に各ホストコンピュータからのPDLデ
ータを指定されたプリンタから出力する場合に対応し、
かつ、各ステップは図9に示したCPU1000がRO
M1002に記憶された後述するプログラムに基づいて
いる。
【0457】CPU1000はLAN96に接続される
いずれかのホストコンピュータよりプリントコマンドを
受信すると(1) 、受信したPDLデータをバッファメモ
リ1005に一旦格納し(2) 、格納したPDLデータに
従ってプリント条件を解析する(3) 。次いで、プリント
対象がホストコンピュータからのPDLデータのみか、
それともPDLデータおよびスキャナから取り込んだイ
メージデータの合成かを判定し(4) 、スキャナデータの
合成の場合には、接続されたスキャナとのインタフェー
スを介してスキャナ使用可能状態かどうかを判定し(5)
、NOならばホストコンピュータにその旨を通知し(7)
、次の命令を受信したら(8) 、リターンし、YESな
らばスキャンを開始し(6) 、原稿読み取りを終了したら
(9) 、編集指定がある場合には、読み取り原稿に対して
例えばトリミング,マスキング,色変換等を施して(1
0)、編集が終了したら(11)、ホストコンピュータから入
力されたプリントデータPD1との合成が指示されてい
るかどうかを判定し(12)、NOならばステップ(19)に進
み、指定されたプリンタでのプリント処理を開始し(1
9)、プリントが終了したら、プリント処理をすべて終了
したかどうかを判定し(20)、YESならばリターンし、
NOならば(1) に戻り、各処理を繰り返す。
【0458】一方、ステップ(12)の判定でNOならば、
指定されたプリンタが使用可能かどうかを判定し(13)、
NOならばステップ(7) に戻りホストコンピュータにそ
の状態を通知し、YESならば他のホストコンピュータ
からのプリンタデータPD2との合成が指示されている
かどうかを判定し(14)、YESならばステップ(1) に戻
り、NOならば1ページ分のPDL解析を終了するのを
待機し(15)、PDLをビットマップに変換(本実施例で
はバンド単位に行う)し(16)、編集指示があるかどうか
を判定し(17)、YESならば既に読み込まれたスキャン
データSDとプリンタデータPDとを編集し(18)、指定
されたプリンタによるプリントを開始し(19)、1ページ
分のプリントデータPDを出力し終えたかどうかを判定
し(20)、NOならばステップ(1) に戻り、YESならば
リターンする。
【0459】なお、上記実施例ではスキャナから取り込
んだスキャンデータSDまたはホストコンピュータから
受信したプリントデータPDの何れか、もしくはこれら
の組み合わせデータ(スキャナデータSD+プリントデ
ータPD)を指定されたプリンタから出力する場合の制
御について説明したが、スキャナ,プリンタが複数台存
在する場合には、さらに複合された出力データ(例えば
(スキャナデータSD1+スキャナデータSD2,プリ
ントデータPD1+プリントデータPD2,スキャナデ
ータSD1+プリントデータPD1+プリントデータP
D2等)を指定されたプリンタから出力することも容易
に可能となる。
【0460】図61は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける第2の入出力制御手順の一例を
示すフローチャートである。なお、(1) 〜(15)は各ステ
ップを示し、特に各ホストコンピュータからの指定に従
って指定されたスキャナから取り込んだ画像情報(スキ
ャナデータSDを指定されたホストコンピュータに出力
する場合に対応し、かつ、各ステップは図9に示したC
PU1000がROM1002に記憶された後述する各
プログラムに基づいている。
【0461】先ず、CPU1000はLAN96に接続
されるいずれかのホストコンピュータよりスキャナコマ
ンドを受信すると(1) 、当該ホスト名を解析し(2) 、返
信ホストが指定されているかどうかを判定し(3) 、YE
Sならばマルチ返信ホスト名テーブルに指定された複数
のホスト名(スキャナコマンドを入力したホストコンピ
ュータ、すなわち自ホスト名を含む)を登録し(5) 、N
Oならば返信ホスト名テーブルに自ホスト名を登録する
(4) 。次いで、スキャナ指定先を解析し(5) 、指定され
たスキャナが使用可能な状態であるかどうかをインタフ
ェースを介して調べ(7) 、使用不能(電源が入力されて
いない等)である場合には、そのスキャナ状態をホスト
コンピュータに通知し(8) 、次の命令入力待ちとなり
(9) 、命令が入力されたらリターンする。
【0462】一方、ステップ(7) の判定で指定されたス
キャナが使用可能であれば、原稿のスキャンを開始し(1
0)、スキャン終了したら(11)、スキャンデータをPDL
に変換し(12)、各ホストコンピュータとのネットワーク
状態を確認後、ステップ(4),(5) で登録された各テー
ブルを参照して、変換したPDLデータをLAN96を
介して送信し(14)、指定されたホストコンピュータから
正常応答が通知されるのを待機し(15)、通知後、処理を
終了する。
【0463】なお、上記実施例ではスキャナデータSD
の転送先として指定されたホストコンピュータが通信可
能状態であることを前提としている場合について説明し
たが、指定されたホストコンピュータに装着されるネッ
トワークボード(図示しない各ホストコンピュータ毎に
仕様が異なる)が外部記憶手段をドライブできる環境で
あれば、当該外部記憶手段にスプール用に構成し、ホス
トコンピュータ立ち上げ時に当該スキャンデータの受領
有無を報知するように構成してもいいし、指定されたホ
ストコンピュータとの通信が可能となるまで、CPUボ
ード部側に接続されるハードディスク等に一時蓄積して
おいて、ホストコンピュータとの通信が可能となった時
点で、上記各テーブルを参照して指定されたホストコン
ピュータに取り込んだスキャナデータSDを転送するよ
うに制御しても良い。また、転送するスキャナデータS
Dとして、複数のスキャナを制御できる場合には、それ
ぞれのスキャナからのスキャナデータSD1,SD2,
…,SDNをそれぞれ指定されたホストコンピュータに
転送するように制御しても良い。これにより、スキャナ
要求を発行したホストコンピュータ上のアプリケーショ
ンでは処理できないような画像情報(例えばカラー画像
情報)、もしくは処理可能であるが処理速度が非常に遅
い場合等には、転送先を自在に変更して、対応可能な各
ホストコンピュータが備える種々のアプリケーションで
の処理が容易に可能となる。
【0464】図62はこの発明の一実施例を示すサーバ
ー装置と画像入出力装置との通信制御構成を説明するブ
ロック図である。
【0465】図において、2001はネットワークで、
異なるOSで管理されるワークステーション(サンワー
クステーション)2002,ワークステーション(マッ
キントッシュステーション)2007,ワークステーシ
ョン(IBMPC)2012が接続されるとともに、リ
アルタイムOS(例えばVxWORKS)で管理される
サーバー装置(カラースキャナ/プリンタサーバー装
置)NWSが接続され、サーバー装置にはスキャナ/プ
リンタとしてカラーレーザー複写装置2023,カラー
バブルジェット複写装置2024が所定のインタフェー
スを介して接続されている。なお、インタフェースとし
てはセントロニクス,RS232C等を備えていても良
い。
【0466】2003はワークステーション2002上
で起動するアプリケーションプログラム(本実施例では
フレームメーカー)、2004はアプリケーションプロ
グラム2003がサポートとする周辺機器インタフェー
ス、2005は変換プログラムで、前記周辺機器インタ
フェース2004から出力される標準インタフェースか
ら文字,グラフィックス部分(第1のカラー画像情報)
を、第2のカラー画像情報(本実施例では上述したペー
ジ記述言語CaPSL)に置換し、画像データ部分はJ
PEG符号化する。すなわち、フレームメーカーのデー
タを基本的にはページ記述言語CaPSLを基本とする
データに変換して伝送している。2006は通信プログ
ラムで、ネットワーク2001と第2のカラー画像情報
との通信処理を行う。従って、ネットワーク2001に
流れるデータは文字部とグラフィックス部はページ記述
言語CaPSLのコードで伝送され、画像部分はJPE
G符号で伝送される。
【0467】一方、ワークステーション2007をホス
トコンピュータする場合には、通常のアプリケーション
プログラム2008から周辺機器に標準インタフェース
としてクイックドロー2009で出力される第1のカラ
ー画像情報を、変換プログラム2010が上記同様にク
イックドローのフォーマット形式のデータ中の、文字グ
ラフィック部分を第2のカラー画像情報(本実施例では
上述したページ記述言語CaPSL)に置換し、画像デ
ータ部分はJPEG符号化する。2011は通信プログ
ラムで、ネットワーク2001と第2のカラー画像情報
との通信処理を行う。従って、ネットワーク2001に
流れるデータは文字部とグラフィックス部はページ記述
言語CaPSLのコードで伝送され、画像部分はJPE
G符号で伝送される。
【0468】一方、ワークステーション2012をホス
トコンピュータとする場合には、通常のアプリケーショ
ンプログラム2013(ウインドウズ(WINDOW
S)3.0以降)から周辺機器に標準インタフェースと
してGDI2014で出力される第1のカラー画像情報
を、変換プログラム2015が上記同様にGDIフォー
マット形式のデータ中の、文字グラフィック部分を第2
のカラー画像情報(本実施例では上述したページ記述言
語CaPSL)に置換し、画像データ部分はJPEG符
号化する。2016は通信プログラムで、ネットワーク
2001と第2のカラー画像情報との通信処理を行う。
従って、ネットワーク2001に流れるデータは文字部
とグラフィックス部はページ記述言語CaPSLのコー
ドで伝送され、画像部分はJPEG符号で伝送される。
以上のように、第2のサーバー装置の画像処理方法によ
れば、各ホストからの画像入出力指示に従って編集また
は読み取った第1のカラー画像情報を所定のページ記述
コマンドに従う第2のカラー画像情報に変換し、該変換
された第2のカラー画像情報を所定のネットワークを介
して各入出力機器と各ホストとの間で相互に通信し、該
通信により受信した第2のカラー画像情報を解析して、
各入出力機器または各ホストに従う固有の第1のカラー
画像情報に整合変換するので、各ホストのカラー画像処
理形式および各入出力機器のデータ形式が異なっていて
も、1つのPDLインタープリタープログラム84で共
通に処理することが可能となる。
【0469】このように、OSが異なるワークステーシ
ョン2002,2007,2011がネットワーク20
01に接続されていても、ネットワーク2001上で通
信されるデータ形式は統一されているために、受信側の
カラーネットワークサーバーNWSでに統一的にインタ
プリトすることができる。従って、カラーネットワーク
サーバーNWSを異なるOS環境のワークステーション
から共通にアクセスできる統合環境を安価に構築可能と
なる。以下、カラーネットワークサーバーNWS側の画
像処理動作について説明する。
【0470】図62において、2017はカラーネット
ワークサーバーNWS全体を制御するプログラムである
リアルタイムOS、2018は前記ネットワーク200
1と通信するための通信プログラムで、ネットワーク2
001上のデータを送受信する。2020は変換プログ
ラムで、受信した第2のカラー画像情報(コードデータ
または圧縮画像データ)を可視化する部分で、コードデ
ータをドットの可視化データに変換するとともに、スキ
ャナから取り込まれたイメージデータ(第1の画像情
報)を通信用のカラー画像情報に変換する。
【0471】なお、可視化画像データを電子写真プロセ
スを実行する記録装置に出力する場合にデータ量を削減
するため、JPEGの圧縮処理を実行し、圧縮メモリC
MEMに記憶させる。電子写真方式で画像記録を行う場
合には、圧縮されたデータを伸長処理しながら電子写真
プロセスにより画像記録を行う(例えばカラーレーザー
複写装置2023による記録処理実行時)。
【0472】一方、例えばカラーバブルジェット複写装
置2024等の記録装置の場合には、電子写真プロセス
を実行する記録装置に比べて、比較的記録処理速度が遅
く、可変記録となるので大きなバッファメモリを必要と
せず、JPEGの圧縮処理も不要となる。このため、カ
ラーバブルジェット複写装置2024指定時には、圧縮
メモリCMEMに対して非圧縮状態で記録画像データを
格納する。
【0473】2021は入出力インタフェース切換え部
で、インタフェース部2022を切り換え制御する。な
お、本実施例では、セントロニクスを介して標準のカラ
ープリンタを制御し、専用のCLCインタフェースを介
してカラーレーザー複写装置2023を制御し、専用の
G08インタフェースを介してカラーバブルジェット複
写装置2024を制御する構成となっている。
【0474】一方、カラーバブルジェット複写装置20
24またはカラーレーザー複写装置2023のカラース
キャナから画像を取り込んで、各ワークステーションに
転送する場合には、各ワークステーションから走査範囲
を指定し、スキャナの起動を開始する。読み取られた画
像データは、圧縮部(JPEG)で標準JPEGの圧縮
データに変換され、スキャナ制御部(SCAN),通信
プログラム2018を通じネットワーク2001を介し
てワークステーション側に伝送される。
【0475】このように、本実施例では各ワークステー
ション2001,2007,2012およびカラーネッ
トワークサーバーNWSで固有の第1のカラー画像情報
をそれぞれ変換プログラム2005,2010,201
5,2020共通である所定のページ記述コマンドに従
う第2のカラー画像情報に変換し、該変換された第2の
カラー画像情報を前記所定のネットワークを介してカラ
ーネットワークサーバーNWSと各ホストとの間で相互
に通信し、該通信により受信した第2のカラー画像情報
を変換プログラム2005,2010,2015,20
20が解析して、各入出力機器または各ワークステーシ
ョン2001,2007,2012に従う固有の前記第
1のカラー画像情報に整合変換するので、各ワークステ
ーション2001,2007,2012のカラー画像処
理形式および各入出力機器(カラーバブルジェット複写
装置2024,カラーレーザー複写装置2023)のデ
ータ形式が異なっていても各ホストマシンおよびカラー
ネットワークサーバーは1つのインタプリタで共通に処
理することが可能となる。
【0476】なお、図38に示したように、本実施例の
カラーネットワークサーバーNWS全体はリアルタイム
OS2017により通信および画像処理が制御されてい
るため、複数のワークステーションからのスキャンジョ
ブまたはプリントジョブを同時に複数指定することがで
き、指定した複数のジョブを並列処理し、例えばカラー
バブルジェット複写装置2024,カラープリンタを制
御し、専用のCLCインタフェースを介してカラーレー
ザー複写装置2023によるマルチプリント動作を可能
としている。
【0477】このように、第3のサーバー装置の画像処
理方法によれば、各異機種ホストコンピュータ(各ワー
クステーション2001,2007,2012)からの
各画像入出力指示に従って各入出力機器のプリントジョ
ブまたはスキャナジョブの並列処理順序を入力された優
先順位に基づいて制御するので、各ホストコンピュータ
からの画像入出力処理順序を自在に管理することが可能
となる。
【0478】図63はこの発明の一実施例を示すスキャ
ナプリンタサーバーシステムのネットワーク接続状態を
示す図である。
【0479】図において、2101−1,2101−2
はホストコンピュータで、画像処理アプリケーションプ
ログラムを実行する。2102はスキャナ/プリンタサ
ーバー装置(SPサーバー装置)で、イーサネット(ゼ
ロックス社の登録商標)等のネットワーク96に接続さ
れるホストコンピュータ2101−1,2101−2か
らの画像出力要求/画像入力要求に応じて、カラープリ
ンタ2103およびカラースキャナ2104の駆動を制
御する。なお、スキャナ/プリンタサーバー装置210
2には、図9に示したボード回路1を備えており、あら
かじめネットワーク管理者がスキャナ/プリンタサーバ
ー装置2102の利用を許可するユーザ名と、そのユー
ザのためのパスワードをハードディスク1008に登録
してあるものとする。また、ユーザに与えるパスワード
毎に、スキャナ/プリンタサーバー装置2102に接続
されている使用許可マシン、すなわちカラープリンタ2
103およびカラースキャナ2104の使用環境を追
加,変更,修正を行うことができる。
【0480】このように構成された第2のサーバー装置
によれば、あらかじめ登録された第1のパスワードとネ
ットワークに接続される各ホストから入力された第2の
パスワードとを比較照合して、各ホストから要求される
入出力機器におけるスキャナ機能処理実行およびプリン
ト機能処理実行を禁止または許可するので、特定グルー
プからのスキャナ機能処理実行およびプリント機能処理
実行を優先実行させることが可能となる。
【0481】以下、スキャナ/プリンタサーバー装置
(S/Pサーバー装置)に係るパスワードによるカラー
プリンタ2103およびカラースキャナ2104の使用
許諾制御動作について説明する。
【0482】ホストコンピュータ2101−1でDTP
ソフト(アプリケーションプログラム)を用いて画像デ
ータを作成して出力する際に、ホストコンピュータ21
01−1でプリンタ要求をS/Pサーバー装置2102
に送出すると、S/Pサーバー装置2102は、プリン
ト要求したホストコンピュータ201−1にネットワー
ク96を介してパスワードを問い合わせる。ユーザは、
ホストコンピュータ2101−1のキーボード等からS
/Pサーバー装置2102に対してパスワードを返信す
る。これに応じて、S/Pサーバー装置2102は、は
ハードディスク1008に登録されたパスワードテーブ
ルに返信されたパスワードが登録されているものと一致
したかどうかを判定し、不一致の場合は、S/Pサーバ
ー装置2102はホストコンピュータ2101−1にエ
ラー信号を返信する。これにより、特定のグループとし
てパスワード登録されていないユーザは、カラープリン
タ2103の使用することが制限される。
【0483】一方、ホストコンピュータ2101−1か
ら返信されたパスワードがハードディスク1008に登
録されたパスワードテーブルに登録されているパスワー
ドと一致する場合は、S/Pサーバー装置2102は、
当該ユーザがプリント可能なプリンタ名を含むプリンタ
情報をホストコンピュータ2101−1に返信する。そ
して、ユーザがホストコンピュータ2101−1で、例
えばカラープリンタ2103を選択し、プリント開始命
令を送出すると、S/Pサーバー装置2102は、ホス
トコンピュータ2101−1から送出されてきたプリン
トコマンドを解析し、指定されたカラープリンタ210
3を初期設定して出力する。
【0484】同様に、ホストコンピュータ2101−1
でスキャナソフト(アプリケーションプログラム)を用
いて画像の取り込みを行う際に、ホストコンピュータ2
101−1でスキャン要求をS/Pサーバー装置210
2に送出すると、SPサーバー2102は、スキャン要
求したホストコンピュータ2101−1にネットワーク
96を介してパスワードを問い合わせる。ユーザは、ホ
ストコンピュータ2101−1のキーボード等からS/
Pサーバー装置2102に対してパスワードを返信す
る。これに応じて、S/Pサーバー装置2102は、は
ハードディスク1008に登録されたパスワードテーブ
ルに返信されたパスワードが登録されているものと一致
したかどうかを判定し、不一致の場合は、S/Pサーバ
ー装置2102はホストコンピュータ2101−1にエ
ラー信号を返信する。これにより、特定のグループとし
てパスワード登録されていないユーザは、カラースキャ
ナ2104を使用することが制限される。
【0485】一方、ホストコンピュータ2101−1か
ら返信されたパスワードがハードディスク1008に登
録されたパスワードテーブルに登録されているパスワー
ドと一致する場合は、S/Pサーバー装置2102は、
当該ユーザがプリント可能なプリンタ名を含むプリンタ
情報をホストコンピュータ2101−1に返信する。そ
して、ホストコンピュータ2101−1のユーザが、カ
ラースキャナ2104を選択してスキャン開始命令を送
出すると、S/Pサーバー装置2102はホストコンピ
ュータ2101−1から送出されたスキャンコマンドを
解析して、指定されたカラースキャナ2104を初期設
定して画像を取り込む。
【0486】なお、ホストマシンがワークステーション
等のユーザ名とパスワードを入力してログインするタイ
プのマシンの場合は、S/Pサーバー装置2102にユ
ーザ名を登録することで上記パスワード登録と同等に機
能させることができるため、S/Pサーバー装置210
2を使用する際のパスワードの入力操作を軽減するユー
ザグレープを特定するように構成しても良い。以下、こ
の場合について詳述する。
【0487】ホストコンピュータ2101−1,210
1−2で、例えばDTPソフト(アプリケーションプロ
グラム)を用いて画像データを作り、当該画像データを
出力する際、ホストコンピュータ2101−1,210
1−2のうち、ホストコンピュータ2101−1でプリ
ント要求をS/Pサーバー装置2102に送出すると、
S/Pサーバー装置2102は、プリント要求したホス
トコンピュータ2101−1は、プリント要求したホス
トコンピュータ2101−1にネットワーク96を介し
てホストマシンを使用しているユーザ名を問い合わせ
る。ホストコンピュータ2010−1はログインすると
きに、入力されたユーザ名をS/Pサーバー装置210
2に返信する。S/Pサーバー装置2102は、登録さ
れていないユーザ名が送られてきた時は、S/Pサーバ
ー装置2102はホストコンピュータ2101−1にエ
ラー信号を返信し、S/Pサーバー装置2102をユー
ザは使用することができなくなる。
【0488】一方、S/Pサーバー装置2102は、登
録されているユーザ名が送られてきた時は、S/Pサー
バー装置2102はこのユーザがプリント可能なプリン
タ名をホストコンピュータ2101−1に返信する。ユ
ーザがホストコンピュータ2101でカラープリンタ2
103を選択し、プリント介し命令を送出すると、S/
Pサーバー装置2102は、ホストコンピュータ210
1から送出されてきたプリントコマンドを解析し、指定
されたカラープリンタ2103を初期設定して出力す
る。
【0489】また、ホストコンピュータ2101−1
で、例えばスキャナソフト(スキャナアプリケーション
プログラム)を用いて画像の取り込みを行う時、ホスト
コンピュータ2101−1でスキャン要求をS/Pサー
バー装置2102に送出すると、S/Pサーバー装置2
102は、スキャンを要求したホストコンピュータ21
01−1にネットワーク96を介してログインしている
ユーザ名を問い合わせる。これに対して、ホストコンピ
ュータ2101−1はログインする際、入力されたユー
ザ名をS/Pサーバー装置2102を返信する。
【0490】そして、S/Pサーバー装置2102は返
信されたユーザ名が登録されていないと判定した場合
は、S/Pサーバー装置2102はホストコンピュータ
2101にエラー信号を返信し、S/Pサーバー装置2
102を当該ユーザの使用を制限することができる。こ
れに対して、返信されたユーザ名が登録されていると判
定した場合は、S/Pサーバー装置2102は、当該ユ
ーザはスキャン可能なスキャナ名をホストコンピュータ
2101−1に返信する。
【0491】ユーザがホストコンピュータ2101−1
でカラースキャナ2104を選び、スキャン命令を送出
すると、S/Pサーバー装置2102はホストコンピュ
ータ2101−1から送出されてくるスキャンコマンド
を解析し、指定されたカラースキャナ2104を初期設
定して画像を取り込む。
【0492】なお、上記実施例ではユーザ名をマニュア
ル入力する場合と、ユーザ名をログイン処理で自動送出
して登録ユーザかどうかを個別的に判定する場合につい
て説明したが、これらのユーザ名入力処理を並行処理可
能に構成しても良い。
【0493】図64は本発明の一実施例を示すスキャナ
プリンタサーバーシステムにおけるユーザ識別処理手順
の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(6)
は各ステップを示す。
【0494】先ず、ホストコンピュータからネットワー
ク96を介してプリント要求コマンド/スキャン要求コ
マンドが入力されるのを待機し(1) 、入力されたユーザ
名の問い合わせを当該ホストコンピュータに返信する
(2) 。次いで、返信されたユーザ名の返信を待機し(3)
、返信されたユーザ名が既に登録されているかどうか
を判定し(4) 、YESならば使用可能なスキャナ名,プ
リンタ名をホストコンピュータに返信して(5) 、上述し
たスキャナ/プリンタ処理に以降する。
【0495】一方、ステップ(4) の判定でNOの場合
は、当該ホストコンピュータにエラー信号を返信し(6)
、当該ホストコンピュータからの使用要求を禁止す
る。
【0496】図65はこの発明の一実施例を示すスキャ
ナプリンタサーバーシステムと画像入出力装置との通信
制御構成を説明するブロック図である。
【0497】図において、2201A,2201Bはホ
ストコンピュータで、ネットワーク2201を介してサ
ーバー装置2202に対して特定の言語に対応したプリ
ンタデータを出力する。2203はスプーラで、ネット
ワーク2201を介して受信したプリントデータおよび
後述するスプーラ2203の管理データに従って記憶す
る。2204は第1のカラープリンタで、サーバー装置
2202と通信しながらスプールしたプリントデータの
出力処理を行う。2205は第1のカラープリンタで、
サーバー装置2202と通信しながらスプールしたプリ
ントデータの出力処理を行う。なお、入出力機器とし
て、カラープリンタまたはカラースキャナまたはカラー
スキャナとカラープリンタとが一体となるカラースキャ
ナ/プリンタが複数台接続されていても良い。
【0498】図66は、図65に示したスプーラ220
3の管理データの構造例を示す図である。
【0499】図において、2200はデータ構造体で、
次の構造体へのアドレス2251,プリンタ名225
2,ファイル名2253からなり、サーバー装置220
2が受信したプリント情報(制御データ(指定プリンタ
先,制御コマンド),プリントファイル等)からなるプ
リントタスク2254,2255をデータ受信順にデー
タ構造体2200に記憶する。
【0500】このように構成された第3のサーバー装置
において、各ホスト(ホストコンピュータ2201A,
2201B)から受信したデータが指定した入出力機器
先別にデータ記憶手段(スプーラ2203)に記憶され
た状態で、通知手段(サーバー装置2202の通信プロ
グラム)から指定した各入出力機器(本実施例では第1
のカラープリンタ2204,第2のカラープリンタ22
05)のスキャナ機能処理またはプリント機能処理状態
が通知された際に、各ホストコンピュータから返信され
る入出力機器変更命令が入力された場合は、変更手段
(サーバー装置2202)が各ホストから返信される入
出力機器変更命令を解析してデータ記憶手段に記憶され
た各ホストにより指定された入出力機器先を、所望の入
出力機器先に変更する。また、各ホストコンピュータか
ら受信したデータに対し、指定されている入出力機器の
状態を検知し、エラーが発生している場合は、自動的に
エラーの発生していない他の入出力機器先に自動変更し
ても良い。この場合、動作不能中の入出力機器を指定し
た入出力処理を、所望の入出力機器でのデータ処理で補
償することができる。
【0501】具体的には、各プリントタスクは、入力さ
れたプリント命令によって作成されるポインタにより管
理されており、アドレス2251を参照することにより
後続のプリントタスクの内容を読出すことができる。例
えばホストコンピュータ2201Aから第1カラープリ
ンタ2204でファイル名2253が「ファイルA」の
出力命令に続き、第2カラープリンタ2205でファイ
ル名2253が「ファイルB」の出力命令に続き、第1
カラープリンタ2204でファイル名2253が「ファ
イルC,D,E」の出力命令が連続して受信した場合に
対応する。なお、スプーラ2203に蓄えられた命令
は、上から順にプリンタタスクが読み込み処理を進め
る。
【0502】以下、図67に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおけるプリントタスク処理動作について説明する。
【0503】図67は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるプリントタスク処理手順の一例
を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(9) は各ス
テップを示す。
【0504】先ず、各ホストコンピュータから送出され
てきたプリント命令を受信すると、サーバー装置220
2がスプーラ2203内に図61に示したデータ構造体
2200を作成して行く。このようにして、データ構造
体2200が作成されると、プリントアウトのために参
照するファイルがスプーラ2203に蓄積されているか
どうかを判定し(1) 、スプーラ2203にファイルが蓄
積されていない場合は処理を終了し、スプーラ2203
にファイルが蓄積されている場合は、スプーラ2203
の参照しているデータ構造体2200の出力するプリン
タ名2252を読み込み(2) 、指定されたプリンタの動
作状態を示すフラグを調べて、正常なプリント動作が可
能であるかどうかを判定し(3) 、プリント不可能状態を
示すフラグが設定されている場合は、ステップ(7) 以降
に進み、プリント可能状態ならば、参照中の構造体のフ
ァイルの指定されたプリンタで出力するプリント命令を
出力する(4) 。次いで、プリンタから正常終了信号を受
け取ったかどうかを判定し(5) 、異常信号を受け取った
場合は、当該プリント命令を出力したホストコンピュー
タに対してエラー信号を返信して(6) 、プリンタ指定先
の変更を問い合わせる。そして、当該ホストコンピュー
タからプリンタ指定先の設定を変更する命令が送出され
たかどうかを判定し(7) 、YESならばスプーラ220
3に蓄積されている当該プリントタスクのプリンタ名を
正常動作可能なプリンタ名に書き換え(8) 、ステップ
(1) に戻る。
【0505】一方、ステップ(5) の判定がYESおよび
ステップ(7) の判定がNOの場合は、データ構造体22
00を参照するためのポインタを次にリンクしているデ
ータ構造体の後続のプリントタスクに進める、すなわち
次のスプールへ進め(9) 、出力したプリントタスクをク
リアし、ステップ(1) に戻る。
【0506】なお、上記実施例では、プリンタタスクを
例としてプリンタの指定先をホストコンピュータから入
力される変更命令のみに基づいて正常プリント動作可能
なプリンタを調べ、当該プリントタスクのプリンタ名を
正常プリント動作可能なプリンタ名に自動変更する場合
について説明したが、サーバー装置2202に入出力機
器として、スキャナ装置が複数台接続される場合であっ
ても、本発明を適用でき、例えばホストコンピュータか
らの命令が画像入力命令の場合に、一方のスキャナ装置
からの画像入力実行中に作動不能となる事態(例えば走
査モータの故障,イメージ読取り手段の故障,露光ラン
プの断線等)が発生した場合、その状態情報をホストコ
ンピュータに返信し、この状態通知に基づいてホストコ
ンピュータからスキャナ指定先を変更する変更命令が入
力された場合には、サーバー装置2202がスキャナ指
定先を所望のスキャナに変更し、以後の画像入力処理の
継続を補償する。
【0507】また、各プリンタそれぞれにプリンタタス
クが存在している場合は、それぞれのプリンタタスクが
スプーラ2203に登録された順に各々に対応したプリ
ンタ名を持った命令を実行するように制御しても良い。
例えば第1カラープリンタ2204専用のプリンタタス
クがファイル名2253「ファイルA」を、第2カラー
プリンタ2205専用のプリンタタスクがファイル名2
253「ファイルB」を出力している時に、第1カラー
プリンタ2204が紙詰りを起こした場合、第1カラー
プリンタ2204のプリントタスクは、ホストコンピュ
ータにエラー信号を返信する。ホストコンピュータでフ
ァイルAを第2カラープリンタ2205で出力すること
を指定すると、サーバー装置2202はファイルAのプ
リント命令2254のプリンタ名の箇所を第2カラープ
リンタ2205に変更して、データ構造体2200の最
後にポインタでリンクさせる。そして、第2カラープリ
ンタ2205専用のプリントタスクがファイルBを出力
中であれば、その出力が終了次第、ファイルAの出力処
理に以降するように制御しても良い。
【0508】さらに、プリンタ名を書き換えたファイル
Aの出力優先順位を指定可能に構成しても良い。
【0509】図68は本発明の一実施例を示すスキャナ
プリンタサーバーシステムと画像入出力装置との通信制
御構成を説明するブロック図である。
【0510】図において、2301は画像入出力通信装
置(サーバー装置)で、通信部2302が通信線231
0に接続され、図示しない異なるOSで起動する複数の
ホストコンピュータと接続されている。2303が画像
処理手段として機能する画像生成部で、通信部2302
が受信したプリントデータを解析して、生成したイメー
ジデータを画像メモリ2304に記憶する。2305は
画像出力部で、圧縮部2306,圧縮メモリ2307,
伸長部2308,プリンタエンジン2309から構成さ
れている。本実施例では、サーバー装置2301は、通
信線2310を通じて他のホストコンピュータと通信し
ている。
【0511】このように構成された第4のサーバー装置
において、画像処理手段(本実施例では画像生成部23
03)から出力されるイメージデータおよび付加情報を
解析して、画像処理手段(画像生成部2303,圧縮部
2306等)が受信したイメージデータに最適なデータ
処理を行い、入出力機器が画像処理手段から出力される
処理データ(加工データ)に基づいて記録媒体に画像を
出力するので、各入出力機器、例えばプリンタエンジン
2309からの出力結果が良好となるようなイメージデ
ータを生成可能とする。
【0512】以下、動作について説明する。
【0513】通信部2302が通信線2310を通じて
他のホストコンピュータから通信されるページ記述言語
のプリントデータを受信すると、プリントデータは画像
生成部2303に送出される。プリントデータは、上述
のようにページ記述言語で記述されており、画像生成部
2303がプリントデータを解析して、画像メモリ23
04に画像データを描画する。画像生成部2304で
は、ページ記述言語の解析において1ページを8個に分
割した場合の各領域でのイメージの面積がわかるので、
その情報を圧縮部2306に伝える。画像メモリ230
4は画像生成部2303が画像を描画するメモリであ
り、1ページの8分の1の大きさの画像を記憶できるバ
ンドメモリである。画像出力部2305のうち、圧縮部
2306は画像生成部2303から送出されてきた1ペ
ージを8個に分割した場合の各領域でのイメージの面積
とその時点での圧縮メモリの使用可能メモリ量により圧
縮パラメータを決定し、画像メモリ2304に描画され
ている画像を圧縮して圧縮メモリ2307に記憶させ
る。画像生成部2303による画像生成と、圧縮部23
06によるステップ像圧縮処理を8回繰り返すと1ペー
ジ分の画像が圧縮された状態で圧縮メモリ2307に記
憶される。その後、伸長部2308が圧縮メモリ230
7に記憶されている圧縮画像を伸長してプリントエンジ
ン2309の動きに合せてデータを送出する。プリント
エンジン2309は、伸長部2308から出力される伸
長データに基づいて画像形成プロセスを実行して、記録
媒体に画像を記録する。
【0514】以下、図69に示すフローチャートを参照
しながら本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムにおける画像形成処理動作について説明する。
【0515】図69は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるプリントデータ生成処理手順の
一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜(3) は
各ステップを示す。
【0516】先ず、ホストコンピュータから通信線23
10を介して受信したプリントデータを解析し(1) 、描
画する画像でのイメージ領域の面積を求め(2) 、プリン
トデータ生成する(3) 。なお、ステップ(2) で求めたイ
メージ領域の大きさは圧縮部2306に送出される。
【0517】図70は、図68に示した圧縮部2306
の動作例を説明するフローチャートである。なお、(1)
〜(3) は各ステップを示す。
【0518】先ず、画像とイメージ領域の面積を得る
(1) 。次いで、イメージ領域の面積と使用可能な圧縮メ
モリ2307のメモリ容量から圧縮パラメータを決定す
る(2)。次いで、画像を圧縮して圧縮画像と圧縮パラメ
ータを圧縮メモリ2307に記憶する(3) 。なお、圧縮
パラメータを記憶するのは、伸長する時に伸長部230
8が利用するためである。
【0519】また、本実施例では、画像生成部2303
はプリントデータを生成するのみでなく、イメージ領域
の面積という画像情報を生成し、圧縮部2306はその
画像情報を利用して適切な圧縮パラメータを決定して圧
縮するので、必要以上の高圧縮率にはならず、劣化の少
ない良好な画像をプリンタエンジン2309から得るこ
とができる。
【0520】なお、上記実施例では画像生成部2303
が画像情報として、プリントデータ中のイメージ領域の
面積データを生成する場合について説明したが、文字と
図形の面積データを生成しても良い。この場合は、図6
3に示すフローチャートに示すように圧縮部2306
は、文字と図形の面積の情報と使用可能な圧縮メモリ2
307のメモリ量を利用して圧縮パラメータを決定して
圧縮する。
【0521】図71は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける他のプリントデータ生成処理手
順の一例を示すフローチャートである。なお、(1) 〜
(3) は各ステップを示す。
【0522】先ず、ホストコンピュータから通信線23
10を介して受信したプリントデータを解析し(1) 、描
画する画像での文字と図形のみ面積を求め(2) 、イメー
ジの残りのメモリ容量から圧縮パラメータを決定する
(3) 。次いで、画像データを圧縮した圧縮画像と圧縮パ
ラメータを圧縮部2306に転送し、圧縮メモリ230
7に記憶する。
【0523】これにより、圧縮部2306は、文字と図
形の面積が分かるので、適切に圧縮パラメータを決定で
き、劣化の少ない良好なプリントを得ることができる。
【0524】なお、画像生成部2303は、イメージ領
域の面積と文字および図形の面積の両方の情報を生成
し、圧縮部2306はその両方の情報を利用して圧縮パ
ラメータを決定しても良い。
【0525】また、画像生成部2303は画像情報とし
て、文字および図形に使用される色数を生成しても良
い。圧縮部2306は、文字および図形で使用される色
が十分に少なければ、他の圧縮方法に切り換えることが
できる。例えばプリントデータ中のイメージ部と文字,
図形部を切り離して、イメージ部については通常のJP
EG圧縮を行い、文字,図形部は使用する色を数ビット
のコードに変換し、コードで記述することで圧縮でき
る。これにより、文字,図形部分に関して画像劣化のな
いプリントが可能となる。
【0526】さらに、上記実施例では画像出力部230
5での画像データ加工処理は、圧縮および伸長であった
が、画像生成部2303が生成した画像を2値化して、
2値プリンタによりプリントする場合には、画像データ
加工処理が2値化処理であっても良い。これにより、例
えば2値化において文字や図形の領域が多い文書のプリ
ントでは線を比較的明確にする誤差拡散法で2値化し、
イメージが殆どの文書では2値化処理時間の短いディザ
法で2値化することにより、処理時間が短く、良好なプ
リントが得られる。
【0527】また、画像出力部2305での画像データ
加工処理は、画像生成部2303が形成した画像を画像
出力部2305が色変換してプリントするサーバー装置
2301においては、色変換処理であっても良い。例え
ば文字や図形の文書の黒をくっきりとさせるため、黒イ
ンクを多くする色変換を行い、イメージの多い文書では
自然さを出すため、文字の場合よりも黒インクを少なく
する色変換を行うことにより、良好なプリントが得られ
る。
【0528】さらに、上記実施例ではプリンエンジン2
309が1台接続されるサーバー装置2301を例とし
たが、図1に示すように複数のプリンタエンジンが接続
される構成であっても、本発明を適用することができ、
各プリンタエンジンに合せて画像処理を制御することに
より、それぞれのプリンタエンジンから良好なプリント
が得られる。
【0529】なお、上記実施例ではネットワーク上のサ
ーバー装置に接続される画像形成装置から各ホストコン
ピュータから受信したプリントデータの解析結果に基づ
いてデータ加工された画像を出力する場合について説明
したが、ホストと1:1に接続される画像形成装置にも
本発明を適用することができる。
【0530】図72は本発明を適用可能な画像形成装置
の構成を説明するブロック図である。
【0531】図において、2401は画像形成装置本体
部で、イーサネット等の通信線2407を介してホスト
との通信を行う通信部2402,この通信部2402が
受信したカラー印刷情報から出力画像イメージを発生さ
せる画像発生部2403,この画像発生部2403が発
生した出力画像イメージを各色毎(イエロー(Y),マ
ゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K))に記憶
する画像メモリ2404,黒色の文字,図形画素である
ことを示す付加情報を記憶する付加情報メモリ240
5,画像メモリ2404に記憶された出力画像イメージ
を付加情報メモリ5に基づいて印刷する画像出力部24
06を有している。なお、画像発生部2403には図示
しないCPU,各プログラム等を記憶するROM,RA
M等を備え、後述するフローチャートに示すプログラム
に従って画像メモリ2404への出力画像イメージ展開
および画像メモリ2404に各色毎に展開された色画素
情報を解析して付加情報メモリ2405に、例えば1画
素を構成するビットデータ中の、最上位ビットまたは最
下位ビットを「0」または「1」を設定する等の制御を
行う。また、本実施例では画像出力部2406を、例え
ばイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色のイン
クをバブルジェット方式で吐出させてカラー印字を行う
BJプリンタで構成されている。
【0532】このように構成された第2のサーバー装置
において、ネットワーク(通信線2407)を介してホ
ストからカラー画像情報を受信すると、データ解析手段
(本実施例では画像発生部2403の機能処理による)
がカラー画像情報を解析し、この解析結果に基づいて発
生手段が各色毎の画素データを発生させ記憶手段(画像
メモリ2404)に記憶させた後、記憶された各色毎の
画素データをデータ抽出手段(本実施例では画像発生部
2403の機能処理による)が解析して色画像中の黒色
部を抽出し、付加情報メモリ2405にデータ抽出手段
が抽出した黒色部に対する付加情報が記憶されると、記
憶された画素データおよび画素データに対する付加情報
を参照しながら画像出力手段(画像出力部2406)が
画像を出力することにより、カラー画像中の文字,図形
等の黒色部をクッキリと印刷することを可能とする。
【0533】図73は、図72に示した画像メモリ24
04の構造を説明する概念図である。
【0534】この図において、2408はレッド(R)
用の画像データを格納する領域を示し、例えば先頭アド
レス「100000000 」から10Mビット分確保される。2
409はGREEN(G)用の画像データを格納する領
域を示し、例えば先頭アドレス「110000000 」から10
Mビット分確保される。2410はブルー(B)用の画
像データを格納する領域を示し、例えば先頭アドレス
「120000000 」から10Mビット分確保される。このよ
うに確保された領域2408〜2410に各画素のデー
タを格納することにより、各画素の最終的な色相が決定
される。
【0535】図74は、図72に示した付加情報メモリ
2405の構造を説明する概念図である。
【0536】この図に示すように、付加情報メモリ24
05には1ページ分の画素数に対応した領域が確保さ
れ、例えば先頭アドレス「130000000 」から10Mビッ
ト分確保されており、上記各領域2408〜2409の
1領域分と同様の記憶容量で構成される。
【0537】以下、図75を参照しながら図72に示し
た画像発生部2403による画像メモリ2404へのイ
メージデータの描画および付加情報メモリ2405への
付加情報書込み動作について説明する。
【0538】図75は、図72に示した画像発生部24
03による受信データ処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1) 〜(4) は各ステップを示す。
【0539】先ず、受信したデータを解析して画像メモ
リ2404の各領域2408〜2410に各色のイメー
ジデータを画素単位に描画する(1) 。次いで、描画され
た各領域2408〜2410上の各画素の内容からその
画素が文字あるいは図形で、かつ黒色かどうかを判定し
(2) 、NOならば付加情報メモリ2405に当該画素が
黒色でないことを示す、例えば最下位ビットを「0」で
あるビットデータを描画して(3) 、処理を終了する。
【0540】一方、ステップ(2) の判定でYESの場合
は、付加情報メモリ2405に当該画素が黒色であるこ
とを示す、例えば最上位ビットを「1」であるビットデ
ータを描画して(4) 、処理を終了する。
【0541】以下、図76に示すフローチャートを参照
しながら図72に示した画像出力部2406によるカラ
ー印刷動作について説明する。
【0542】図76は、図72に示した画像出力部24
06によるカラー印刷処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1) 〜(5) は各ステップを示す。
【0543】画像出力部2406は、画像メモリ240
4と付加情報メモリ2405から各画素の情報を読み出
し(1) 、付加情報メモリ2405の内容が黒であること
を示す値かどうかを判定し(2) 、NOならば通常のマス
キング処理を行い、RGBデータからYMCKデータを
作成し(3) 、作成されたYMCKデータを図示しない出
力バッファに描画し(4) 、印刷処理に移行する。
【0544】一方、ステップ(2) の判定でYESの場合
は、黒生成用のマスキングを行い、各領域のRGBデー
タからブラック(K)を作成し、イエロー,マゼンタ,
シアンのデータをそれぞれ「0」とし(5) 、作成された
YMCKデータを図示しない出力バッファに描画し(4)
、印刷処理に移行する。
【0545】なお、上記実施例では画像発生部2403
は画像メモリ2404にRGBの画像データを形成する
以外に、付加情報メモリ2405に文字あるいは図形
で、かつ黒色である場合、それを示すデータを発生さ
せ、この内容から画像出力部2406でのマスキング処
理を変更することができ、文字あるいは図形で、かつ黒
色の場合、当該文字あるいは図形をカラー画像中でクッ
キリとした状態で印刷することができ、黒をシャープに
際立たせることができる。
【0546】図77は本発明を適用可能な他の画像形成
装置の構成を説明するブロック図であり、図72と同一
のものには同じ符号を付してある。
【0547】図において、2420は画像圧縮伸長部
で、画像発生部2403が画像メモリ2404に描画し
た画像データを、例えば8×8のブロックに分割し、各
ブロックにおいて、文字,図形である画素が多い場合
は、エッジを保存する圧縮方法で圧縮し、イメージであ
る画素が多い場合は、エッジが多少なまっても高い圧縮
率を実現できる圧縮方法で圧縮し、圧縮メモリ2421
に記憶する。1ページ部の画像データを圧縮し、圧縮メ
モリ2421に記憶した後、画像圧縮伸長部2421
は、当該圧縮データを伸長して画像プリント部2422
に送り、画像プリント部2422は伸長された画像デー
タをプリントする。
【0548】このように画像発生部2403が発生して
画像メモリ2404に記憶させて画像データを読み出し
て、圧縮して圧縮メモリ2421に一時記憶させるの
で、画像メモリ2404,付加情報メモリのメモリ容量
を、必ずしも1ページ分確保する必要がなく、例えば1
ページの1/16程度に相当するメモリで足りる。
【0549】また、一般には、画像データを圧縮して伸
長すると、エッジ部がなまって画質が劣化したり、高圧
縮率が得られず、圧縮メモリ2421を備えることによ
り、却って多くのメモリが必要になったりするが、付加
情報メモリ2405にイメージかどうかの情報が記憶さ
れているので、文字,図形部に対してはエッジを保存す
る圧縮を行い、イメージ部に対しては多少エッジがなま
っても高い圧縮率の得られる圧縮を行うことにより、画
質を殆ど劣化させることなく、高い圧縮率を得ることが
できる。すなわち、本実施例では付加情報メモリ240
5に記憶される付加情報を利用して画像データを圧縮し
て一時記憶することにより、少ないメモリで殆ど画質を
劣化させることなく、プリントすることができる。
【0550】図78は本発明を適用可能な他の画像形成
装置の構成を説明するブロック図であり、図72と同一
のものには同じ符号を付してある。
【0551】図において、2423は画像出力装置で、
画像出力部2406を備え、画像形成装置本体部240
1とケーブルを介して接続される。
【0552】本実施例では画像出力装置2423と画像
形成装置本体部2401とがケーブルで接続されている
ので、適宜画像出力装置2423を選択することがで
き、例えばインクジェット型のプリンタ,熱転写プリン
タ等を接続することができる。
【0553】図79は本発明を適用可能な他の画像形成
装置の構成を説明するブロック図であり、図72と同一
のものには同じ符号を付してある。
【0554】図において、2425は画像出力装置で、
画像出力部2424を備え、画像形成装置本体部240
1とケーブルを介して接続される。なお、画像発生部2
403のCPUはROM等に登録された各画像出力装置
2423,2424の属性が登録されており、通信線2
407を介して指示された属性情報を解析して、指定さ
れた各画像出力装置2423,2424の属性に応じて
付加情報メモリ2405に付加情報が書き込まれる構成
となっている。
【0555】本実施例では2台の画像出力装置242
5,2425がそれぞれケーブルで接続されているの
で、ホストからの属性指定に従った付加情報を付加情報
メモリ2406に記憶させることができ、ホストが所望
とする画像出力装置2425,2423のいずれかを選
択することができる。
【0556】図80は本発明を適用可能な他の画像形成
装置の構成を説明するブロック図であり、図72と同一
のものには同じ符号を付してある。
【0557】図において、2426,2427は画像処
理部で、図示しないCPU,ROM,RAM等を備え、
画像メモリ2404に記憶されたカラー画像データに所
望の画像処理、例えば色変換,拡大/縮小,移動,回
転,マスキング,トリミング等の処理を施した後、ケー
ブルを介して対応する画像出力装置2423または画像
出力装置2425に最終的なイメージデータを出力す
る。
【0558】本実施例では画像出力装置2423または
画像出力装置2425に高度な画像編集処理機能を備え
ていなくても、画像形成装置本体部2401側で画像編
集ができるので、多彩かつ、くっきりとした黒の文字を
含むカラー画像を安価に出力させることができる。
【0559】以下、図81〜図86を参照しながら図2
9に示したバンドメモリへのラスタライズ処理動作につ
いて説明する。
【0560】図81は、図29に示したバンドメモリへ
のラスタライズ処理に基づく出力画像サンプルの一例を
示す図であり、図2に示したカラースキャナ/プリンタ
94,95のいずれかから出力される。
【0561】この図に示されるように、x方向(横方
向)が40mm,y方向(縦方向)45mmの点を中心とし
た、半径25mmの円2501がある。この円2501は
外枠の線と中の面で構成されている。また、点A〜Dに
より囲まれた矩形2502があり、この矩形も同様に外
枠の線と中の面で構成されている。そして、x方向38
mm,y方向107mmの位置から「STRING」という
文字2503が描かれている。
【0562】この画像を出力するためには、各ホストコ
ンピュータ、例えば図2に示した各ステーションを制御
するホストコンピュータの変換プログラムにより、内部
の描画情報を、例えばCaPSLコードに変換された、
ページ記述コマンドが送出されてくる。
【0563】図82,図83は、図2に示した各ホスト
コンピュータから送出されるページ記述コマンドの構造
を説明する図である。
【0564】図82において、2601は色指定コマン
ドで、線の色を指定するコマンドとして機能し、図示さ
れるようにコマンドを識別するためのコマンド番号およ
び色のレベルを指定するためのR値,G値,B値が要素
として含まれている。
【0565】この線の色指定に関するコマンドのコマン
ド番号は「1」になっている。
【0566】2602,2603はそれぞれ面の色,文
字の色を指定するコマンドである。コマンド番号は面の
色指定コマンドが「2」、文字の色指定コマンドが
「3」になっている。次の線種指定コマンド2604は
図形を描画する際の線の種類を指定するコマンドで、実
線,破線,鎖線等を指定することができる。コマンド番
号は「4」である。次の線幅指定コマンド2605は線
の太さを指定するコマンドでミリ単位で指定しなければ
ならない。コマンド番号は「5」である。また、面種指
定コマンド2606は図形の内側の塗り潰しパターンを
決定するものであり、コマンド番号は「6」になる。
【0567】図83において、3701〜3703は文
字の属性を指定するコマンドである。3701は文字サ
イズ指定コマンドで文字の大きさを指定するものであ
る。3702は文字スタイル指定コマンドで、文字のボ
ールド(太文字),イタリック(斜体)等を指定するも
のである。また、3703は文字種指定コマンドであ
り、フォントの種類を指定することができる。コマンド
番号は「7」,「8」,「9」になっている。
【0568】なお、上述した各コマンドは描画の属性に
関するものであるが、3704から3706は実際に図
形,文字を描画するコマンドである。3704は円描画
コマンドで最初にコマンド番号「10」が入り、次に半
液、そして、中心のX座標,Y座標が入る。次の矩形描
画コマンド3705も同様に、初めにコマンド番号「1
1」が入り、始点の座標,始点の対角の終点の座標が入
る。最後の文字描画コマンドは最初にコマンド番号「1
2」,文字列の先頭の位置,文字のコードが入る。
【0569】このように各コマンドを組み合わせていろ
いろなドキュメントをプリントすることが可能となる。
なお、ページ記述コマンド(CaPSLコマンド)は上
記に限らず、ポストスクリプト,LIPS(III),
ESC/P等のであっても同様である。
【0570】以下、図84を参照しながら本発明に係る
サーバー装置におけるバンド単位のラスタライズ処理動
作について説明する。
【0571】図84は本発明に係るサーバー装置におけ
るバンド単位のラスタライズ処理を説明する模式図であ
り、図2に示すPDLインタープリタープログラム84
に基づいてCPUが実行する。
【0572】画像メモリを、例えば1ページ分備えるた
めには、縦320ドット,横2000ドット、1画素当
たり3バイトとした場合、メモリ容量は合計で1.83
メガバイトにも及び、これらのメモリ容量をDRAMで
構成したとすれば、メモリ回路が大きくなり、コスト的
にも高価となる。
【0573】そこで、図81に示したラスタライズされ
た画像を物理的なメモリ上の座標に変換すると、図84
に示す状態となる。例えば、図2に示したカラースキャ
ナ/プリンタ94,95の解像度が1mm当たり16ドッ
ト相当になるので、円2801は中心座標が(640ド
ット,720ドット),半径240ドットになる。ま
た、矩形2802は図示するように物理的な座標とな
る。そして、文字列2803も(608ドット,172
2ドット)に位置することになる。物理座標をメモリの
大きさで短冊状(バンド)に分割すると、縦320ドッ
ト,横2000ドットの大きさの各バンド2804〜2
811で区切られる。ラスタライズプログラムはバンド
「0」を描画し終えると、メモリの内容をカラースキャ
ナ/プリンタ94,95に送信し、送信を終了すると、
メモリをクリアする。そして、バンド「1」の描画を介
しする。描画が終了すると、メモリの内容をカラースキ
ャナ/プリンタ94,95に送信する。この処理を、バ
ンド「0」からバンド「8」まで繰り返す。
【0574】次に、図81に示した画像をカラースキャ
ナ/プリンタ94,95から出力するためのページ記述
コマンドを図85,図86を参照しながら説明する。
【0575】なお、図85に書かれているようなコマン
ドが図2に示した各ステーションのホストコンピュータ
から送出されてくるものとする。
【0576】図において、2901は最初の数字、すな
わちコマンド番号が「1」なので、線の色指定コマンド
であることが分かる。PDLインタープリタープログラ
ム84は、当該コマンドを解釈して、次の3パラメータ
は色の指定であることを判断して、数値を読み取る。す
なわち、R値=255,G値=0,B値=0であること
を一時的に記憶しておく。次のコマンド2902で面の
色の指定を一時的に記憶しておき、コマンド2903か
ら2905では線や面の情報を記憶する。コマンド29
06は円描画コマンドで、描画コマンドを読み取ると、
PDLインタープリタープログラム84は図86に示す
中間テーブル2921と詳細テーブル2922を作成す
る。
【0577】先ず、コマンド2906の中心座標,半径
に16を乗じて物理的なプリント座標にする。そして、
さらにこの図形に含まれるY軸方向の最大座標と最小座
標を計算する。円2801では、最小値が「479」、
最大値が「959」になるバンドの幅(Y方向)が「3
20」であるので、円2801はバンド1からバンド2
に含まれることが計算できる。
【0578】そこで、PDLインタープリタープログラ
ム84は中間テーブル2921のSB(スタートバン
ド)に「1」を、EB(エンドバンド)に「2」を登録
する。そして、コマンドを識別するためにCOM(コマ
ンド)にCircle(円)を登録する。さらに、TN
UMに詳細テーブルの識別番号を入力する。そして、P
DLインタープリタープログラム84は詳細テーブル1
に円描画に関する詳細な情報を登録して行く。2922
は円描画に関する詳細テーブルである。最初のTNUM
は詳細テーブル番号,LCOLOR,FCOLORはそ
れぞれ線,面の色を表わす。次のLTはラインタイプを
表わし、一時的に記憶しておいた線の情報をここに登録
する。また、LWには一時的に記憶しておいた線の幅を
プリンタ座標系の座標単位に直して登録する。例えば
2.5mmの線は、プリンタ座標系では、40ドットにな
る。FTも同様に一時的に記憶しておいた面の種類の情
報を引き出してきて登録する。
【0579】次に、DR,DX,DYはコマンド290
6から半径,を中心座標をプリンタ座標計に計算して登
録する。このように、コマンド2901〜2906を入
力して中間テーブル2921と詳細テーブル2922を
作成する。同様にして、コマンド2907〜2912を
入力して矩形描画に関する中間テーブル2921と詳細
テーブル2923を作成する。また、コマンド2913
〜2917を用いて文字に関する中間テーブル2921
と詳細テーブル2924を作成する。入力コマンド29
14〜2916の文字のスタイル,種類,大きさの情報
から文字のビットマップデータをPDLインタープリタ
ープログラム84が作成してメモリに確保しておく。そ
の結果詳細テーブル2924には、そのメモリの先頭ア
ドレスが記憶されているに過ぎない。
【0580】このように、コマンド2901〜2917
を入力して、中間テーブル2921と詳細テーブル29
22〜2924を作成し終えると、PDLインタープリ
タープログラム84はこれらの情報に基づいて図形,文
字の描画処理を以下のように開始する。
【0581】まず、PDLインタープリタープログラム
84はバンド0の描画を始める。中間テーブルを見て、
バンドに画像が含まれているかを検索する。中間テーブ
ル2921のSB,EBを参照すると、0バンド目に描
画すべき図形がないことが分かるので、描画処理は行わ
ずに、そのままメモリの内容をプリンタに送信する。次
に、バンド1の描画処理に移る。中間テーブル2921
のSB,EBを参照すると、円を描画することが分かる
ので、識別番号「1」の詳細テーブルTNUMに書かれ
ている情報に基づいて、メモリ上に円を描画する。この
時、注意しなければならないのは、バンドの大きさ分だ
け、クリッピング処理を施して円を描画しなくてはなら
ないことである。そうしないと、メモリの存在しない領
域を描画使用としてメモリのアクセスエラーが発生して
しまうからである。次に、バンド2に移り、同様にして
中間テーブル2921を参照すると、円2801と矩形
2802を描画することが分かるので、詳細テーブル2
922,2923を参照してラスタライズ処理を行う。
【0582】このように本発明に係る第1のサーバー装
置の画像処理方法によれば、1ページ分の画像描画に必
要なメモリ領域を複数のバンド領域に分割可能なバンド
メモリを確保しておき、所定のネットワークに接続され
る各ホストから順次受信した所定のページ記述言語に従
うページ単位のコマンドを解析しながら、各オブジェク
ト毎に出力バンド情報を導出して、各オブジェクトを出
力バンド情報に基づいて対応するバンドに順次描画する
ので、少ないメモリ容量であっても、複雑なオブジェク
トを効率よく出力することが可能である。
【0583】以上のようなバンド毎に中間テーブルを参
照して描画すべき図形,文字があれば、今度はその図形
の情報が書かれている詳細テーブルを参照して図形を描
画する処理を繰り返して、1ページ分の画像をラスタラ
イズする。
【0584】以下、図87〜図92を参照しながら本発
明に係るSPサーバー装置のスキャナ/プリンタに対す
るホストコンピュータからの指定処理動作について詳述
する。
【0585】図87は本発明に係るSPサーバー装置に
対するホストコンピュータからのスキャナ/プリンタの
モード指定処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1) 〜(7) は各ステップを示す。また、本発
明に係るSPサーバー装置を含むシステム環境は、図2
に示した通りであるが、ネットワーク上には複数のSP
サーバー装置を配設し、各SPサーバー装置が複数のプ
リンタ,スキャナが接続されるシステム環境であっても
本発明を適用できることは言うまでもなく、従って、本
各処理は各SPサーバー装置に共通する処理となる。さ
らに、各SPサーバー装置に共通する処理を変更(例え
ばバージョンアップ)する際には、インストールされた
SPサーバーから各サーバー装置に変更されたプログラ
ムを転送して設定することも、あるいはプログラムをフ
ロッピーディスクで供給して設定することも可能であ
る。
【0586】先ず、ネットワーク上のホストコンピュー
タ(図2に示した各ステーションST1〜ST3)から
転送されるスキャナ/プリンタ(S/P)指定を判定し
(1)、プリント処理指定の場合には、転送されるプリン
トコマンドを解析して、当該プリントデータが圧縮イメ
ージのみであるかどうかを判定し(2) 、YESならば圧
縮イメージに対する伸長処理を実行するため、SPサー
バ装置のデータ処理モード(第1モード)処理を実行し
(3) 、リターンする。
【0587】一方、ステップ(2) の判定でNOの場合
は、PDLであるのでPDLデータを解析してラスタラ
イズするデータ処理モード(第2モード)処理を実行し
(4) 、リターンする。
【0588】一方、ステップ(1) の判定でスキャナ処理
指定の場合には、スキャナコマンドを解析して圧縮イメ
ージ入力指定かどうかを判定し(5) 、YESならば読み
取られるイメージデータを圧縮イメージに変換するた
め、SPサーバ装置のデータ処理モード(第3モード)
処理を実行し(6) 、リターンする。
【0589】一方、ステップ(5) の判定でNOの場合
は、読み取られるイメージデータをそのまま転送するた
め、SPサーバ装置のデータ処理モード(第4モード)
処理を実行し(7) 、リターンする。
【0590】図88〜図91は、図2に示した各ステー
ションに共通するSPサーバー指定ウインドウの一例を
示す図である。
【0591】これらの図において、SPAWはスキャナ
/プリンタアプリケーションウインドウで、ボタンBT
1〜BT7を有し、ボタンBT1はファイル指定ボタン
として機能し、当該ボタンBT1をカーソルKで指示す
ると、ファイル一覧がウインドウ内に表示される。
【0592】ボタンBT2は編集指定ボタンとして機能
し、当該ボタンBT2をカーソルKで指示すると、編集
メニューウインドウ(図示しない)が表示される。ボタ
ンBT3はSPサーバー指定ボタンとして機能し、当該
ボタンBT3をカーソルKで指示すると、ネットワーク
上に接続されたSPサーバーの一覧が表示(図89参
照)される。
【0593】ボタンBT4はスキャナ/プリンタボタン
として機能し、当該ボタンBT4のスキャナまたはプリ
ンタをカーソルKで指示すると、選択したSPサーバー
で使用可能なスキャナ/プリンタ一覧が表示(図90参
照)される。なお、スキャナ/プリンタ一覧のうち、所
望のスキャナが選択されると、当該スキャナに対するス
キャナンパラメータ設定ウインドウが、例えばスキャナ
/プリンタアプリケーションウインドウSPAW内に表
意される(図91参照)。
【0594】ボタンBT5は紙サイズボタンとして機能
し、当該ボタンBT5をカーソルKで指示すると、選択
したSPサーバーで使用可能なスキャナ/プリンタで選
択可能な紙サイズが表示される。ボタンBT6はPDL
/圧縮イメージ選択ボタンとして機能し、当該ボタンB
T6をカーソルKで指示すると、プリント情報の転送条
件をPDLに設定する。なお、PDL以外は、圧縮イメ
ージデータとして転送する。
【0595】ボタンBT7は、スキャナ/プリンタのス
タートボタンとして機能し、当該ボタンBT7をカーソ
ルKで指示すると、選択したSPサーバーでのスキャナ
またはプリントが開始される。
【0596】以下、図92,図93を参照しながら、図
2に示した各ステーションに共通するSPサーバー指定
制御動作について説明する。
【0597】図92,図93は、図2に示した各ステー
ションに共通するSPサーバー指定制御手順の一例を示
すフローチャートである。なお、(1) 〜(26)は各ステッ
プを示す。特に、スキャナ/プリンタのうち、プリント
機能処理実行の際の処理に対応する。なお、標準のS/
Pサーバー装置,スキャナ,プリンタ,紙サイズ,PD
Lはデフォルトとして確定されている。
【0598】先ず、各ステーション固有のアプリケーシ
ョン実行中に、プリント機能処理が選択されると(1) 、
図88に示したスキャナ/プリンタアプリケーションウ
インドウSPAW(以下、ウインドウSPAWと呼ぶ)
を表示する(2) 。次いで、スキャナ/プリンタアプリケ
ーションウインドウSPAW中のボタンBT7がカーソ
ルKで指示されたかどうかを判定し(3) 、NOならば順
次ボタンBT1〜ボタンBT5がカーソルKで指示され
たかどうかを判定し(4) 〜(8) 、何れもNOならばボタ
ンBT6がカーソルKで指示されたかどうかを判定し
(9) 、YESならばPDL送信をセットしステップ(3)
に戻り、NOならば圧縮イメージ送信をセットして(2
5)、ステップ(3) に戻る。
【0599】一方、ステップ(4) の判定でYESの場合
は、ウインドウSPAWにファイル一覧を表示し(11)、
ファイル一覧から所望のファイルがカーソルKで選択さ
れるのを待機し(12)、選択されたファイルをプリントフ
ァイル候補として確定し(13)、ステップ(3) に戻る。
【0600】一方、ステップ(5) の判定でYESの場合
は、ウインドウSPAWに編集メニューを表示し(14)、
ステップ(3) に戻る。
【0601】一方、ステップ(6) の判定でYESの場合
は、ウインドウSPAWにネットワーク上に接続された
SPサーバー一覧を表示し(15)、SPサーバー一覧から
所望のSPサーバーがカーソルKで選択されるのを待機
し(16)、選択されたSPサーバーをプリント処理機能処
理実行のためのSPサーバー候補として確定し(17)、ス
テップ(3) に戻る。
【0602】一方、ステップ(7) の判定でYESの場合
は、確定されたSPサーバーに接続されたプリンタ/ス
キャナの一覧をウインドウSPAWに表示し(18)、プリ
ンタ/スキャナの一覧の中から所望のプリンタ/スキャ
ナがカーソルKで選択されるのを待機し(19)、YESな
らば選択されたプリンタ/スキャナをプリント処理機能
処理実行のためのプリンタ候補として確定し(20)、ステ
ップ(3) に戻る。
【0603】一方、ステップ(8) の判定YESの場合
は、確定されたプリンタ/スキャナで使用可能な紙サイ
ズが選択されるのを待機し(21)、YESならば選択され
た紙サイズをプリント処理機能処理実行のための紙サイ
ズとして確定しステップ(22)、ステップ(3) に戻る。
【0604】一方、ステップ(3) の判定でYESの場合
はステップ(24)に進み、プリントコマンドを送信し、候
補選択したSPサーバーからの正常応答を待機し(25)、
選択されているファイルに基づくプリント情報(PDL
および/または圧縮イメージ)をネットワークを介して
送信し(26)、上述したプリント処理を開始し、終了後の
他の処理に移行する。
【0605】なお、上記実施例ではスキャナ/プリンタ
の指定処理をウインドウSPAWを介してプルダウンメ
ニュー選択またはウインドウ内へのサブウインドウ表示
にて処理する場合について説明したが、ユーザインタフ
ェースはグラフィカルインタフェース(例えばアイコ
ン)であっても良いことは言うまでもない。
【0606】また、上記実施例では特にスキャナ/プリ
ンタにおけるプリント機能処理実行のための指定を説明
したが、スキャナ機能処理実行もほぼ同様であり、特に
スキャナ機能処理実行に際しては、スキャナ/プリンタ
サーバー確定後、確定したスキャナ/プリンタサーバー
上で使用するスキャナ/プリンタを確定した後、図91
に示すように、所望とするスキャンパラメータ設定ウイ
ンドウまたは設定メニューをウインドウSPAWを表示
して、読み取り領域,解像度,カラー/モノカラーの
別,多値/2値の別,圧縮方式の指定,ガンマ値,デー
タ形式(面,線,点順次),格納するファイル名を詳細
に決定した後、ボタンBT7がカーソル指示された際
に、スキャンを開始させるように制御すれば良い。
【0607】以下、図94を参照しながら本発明に係る
スキャナプリンタサーバーシステムにおける画像入出力
機能通知制御動作について説明する。
【0608】図94は本発明の一実施例を示すスキャナ
プリンタサーバーシステムの構成を説明するブロック図
である。
【0609】図において、3001はスキャナプリンタ
サーバーで、通信制御部3002,全体制御部300
3,プリント処理部3004,スキャン処理部300
5,プリンタコントローラ3006,スキャナコントロ
ーラ3007等から構成されている。
【0610】なお、各制御部,処理部,コントローラに
は図示しないCPU,ROM,RAM等を備え、各部間
の通信処理が制御されている。3008はプリンタで、
前述したレーザビームプリンタ,インクジェットプリン
タ等で構成されている。3009はスキャナで、上述し
た画像読み取り処理を実行する。3010はLANとし
て機能する通信線である。
【0611】3003aは資源情報記憶手段として機能
するNVRAMで、プリント処理部3004またはスキ
ャン処理部3005から取得したプリンタ3008、ま
たはスキャナ3009の資源情報RIF−SCA(例え
ばカラーモード情報(白黒単純2値化,ディザ法による
2値化,誤差拡散法による2値化,256階調のグレー
スケール,1677万色フルカラー等)),画像処理情
報(ガンマカーブk間あ明度,コントラスト,白黒単純
2値化のしきい値,反転,鏡像,自動濃度調整,ディザ
パターン編集等),解像度情報(カラー時(12dpi
〜800dpi),モノクロ時(12dpi〜1200
dpi)等),プリンタスキャン用ズーム機能情報,表
示機能情報(画像サイズ,メモリサイズ等),ファイル
フォーマット情報(TIFF,Paint,PICT,
圧縮形式情報等),簡易レタッチ情報,ファイルコンバ
ート情報,画像濃度情報,画像倍率情報(約3%〜44
0%)等)およびプリンタ3008の資源情報RIF−
PRT(解像度情報,例えばポストスクリプト,LIP
S,CaPSL等のページ記述言語情報(PDL情
報),用紙サイズ情報,用紙の種類情報,印字可能なプ
リンタフォント,置換可能なフォント情報,印字可能な
出力色情報(モノクロ,フルカラー),両面/片面印字
情報,給紙方式,インタフェース,オプション情報
等))を記憶している。なお、上記資源情報RIF−S
CA,資源情報RIF−PRTは各ステーションST1
〜ST2からの資源情報取得の問い合わせコマンドに応
じてプリンタ3008,スキャナ3009から直接読み
出すことも可能である。なお、本実施例ではプリンタ3
008とスキャナ3009が1組分スキャナプリンタサ
ーバー3001に接続される場合について説明するが、
その組合せは、上記のようにプリンタ3008とスキャ
ナ3009が1組分でなくてもよく、例えば2組以上の
プリンタ3008とスキャナ3009が接続される構成
であってもいいし、スキャナ3009とプリンタ300
8とが一体となるディジタル複写装置として構成されて
いてもいいし、プリンタ3008とスキャナ3009と
が独立して接続される構成であっても、本発明を適用す
ることができる。また、プリンタ3008とスキャナ3
009はそれぞれがカラー原稿読取りまたはカラー出力
可能なものであるが、モノクロのスキャナ(グレースケ
ール読取り可能なものを含む)であってもいいし、モノ
クロ印字(中間調を含む)可能なプリンタであってもよ
い。
【0612】CRT−ST1〜CRT−ST3はディス
プレイで、図2に示した各ステーションST1〜ST3
に設けられて、各アプリケーションプログラム56,6
6,75をコントローラ部CPU−ST1〜CPU−S
T3が実行する。従って様々な情報を画面上に表示ある
いはマルチウインドウで表示する。以下、本発明に係る
第1〜第23の発明の各手段と本実施例との対応および
その作用について詳述する。
【0613】本発明に係る第1のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器(プリンタ3008と
スキャナ3009)が所定のインタフェースを介して接
続され、かつ所定のネットワークを介して複数のホスト
(ステーションST1〜ST3)と通信可能に接続され
たスキャナプリンタサーバー3001が画像入出力処理
を制御するスキャナプリンタサーバーシステムにおい
て、各入出力機器のスキャナ機能を制御するスキャナ制
御手段(スキャナアプリケーションプログラム58,6
8,76を各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−
ST3が実行する手段)と、このスキャナ制御手段がホ
スト側の表示画面(ディスプレイCRT−ST1〜CR
T−ST3上の画面)に表示するスキャナ設定画面上
で、指定された入出力機器から取得したスキャナ機能の
実行可能な資源情報とスキャナ設定画面に登録された資
源情報群(スキャナアプリケーションプログラム58,
68,76に含まれる場合がある)とを比較して、前記
登録された資源情報群中の有効な資源情報と無効な資源
情報とで前記表示画面上における表示形態を換える制御
手段(コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST
3)とをホスト側に設け、コントローラ部CPU−ST
1〜CPU−ST3が各ステーションST1〜ST3の
アプリケーションで実行可能なスキャナ機能とスキャナ
プリンタ側の機能に関する資源情報を比較して、有効な
機能資源と無効な機能資源とをディスプレイCRT−S
T1〜CRT−ST3の画面上に識別表示して、接続さ
れたスキャナで無効となる機能設定を回避するものであ
る。
【0614】本発明に係る第2のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器(プリンタ3008と
スキャナ3009)が所定のインタフェースを介して接
続され、かつ所定のネットワークを介して複数のホスト
と通信可能に接続されたスキャナプリンタサーバー30
01が画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサー
バーシステムにおいて、各入出力機器のプリント機能を
制御するプリント制御手段(プリントマネージャー5
5,65,変換プログラム74を各コントローラ部CP
U−ST1〜CPU−ST3が実行する手段)と、この
プリント制御手段がホスト側の表示画面に表示するプリ
ント設定画面上で、指定された入出力機器から取得した
プリント機能の実行可能な資源情報とプリント設定画面
に登録された資源情報群とを比較して、前記登録された
資源情報群中の有効な資源情報と無効な資源情報とで前
記表示画面上における表示形態を換える制御手段(コン
トローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)とをホス
ト側に設け、コントローラ部CPU−ST1〜CPU−
ST3が各ステーションST1〜ST3のアプリケーシ
ョンで実行可能なプリンタ機能とスキャナプリンタ側の
機能に関する資源情報を比較して、有効な機能資源と無
効な機能資源とをディスプレイCRT−ST1〜CRT
−ST3の画面上に識別表示して、接続されたプリンタ
で無効となる機能設定を回避するものである。
【0615】本発明に係る第3のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器(プリンタ3008と
スキャナ3009)が所定のインタフェースを介して接
続され、かつ所定のネットワークを介して複数のホスト
と通信可能に接続されたスキャナプリンタサーバー30
01が画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサー
バーシステムにおいて、各入出力機器のスキャナ機能ま
たはプリント機能を制御するスキャナ/プリント制御手
段(プリントマネージャー55,65,変換プログラム
74を各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST
3が実行する手段,スキャナアプリケーションプログラ
ム58,68,76を各コントローラ部CPU−ST1
〜CPU−ST3が実行する手段)と、このスキャナ/
プリント制御手段がホスト側の表示画面に表示するスキ
ャナ/プリント設定画面上で、指定された入出力機器か
ら取得したスキャナ機能またはプリント機能の実行可能
な資源情報とスキャナ/プリント設定画面に登録された
資源情報群とを比較して、前記登録された資源情報群中
の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上
における表示形態を換える制御手段(各コントローラ部
CPU−ST1〜CPU−ST3)とをホスト側に設
け、各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3
が各ステーションST1〜ST3のアプリケーションで
実行可能なスキャナ機能またはプリンタ機能とスキャナ
プリンタ側の機能に関する資源情報を比較して、有効な
機能資源と無効な機能資源とをディスプレイCRT−S
T1〜CRT−ST3の画面上に識別表示して、接続さ
れたスキャナプリンタで無効となる機能設定を回避する
ものである。
【0616】本発明に係る第4のスキャナプリンタサー
バーシステムは、制御手段(各コントローラ部CPU−
ST1〜CPU−ST3)は、登録された資源情報群中
の有効な資源情報と無効な資源情報とでディスプレイC
RT−ST1〜CRT−ST3の表示画面上における資
源情報の表示色を換えて、接続されたスキャナプリンタ
で無効となる機能設定をユーザが容易、かつ明確に判別
するものである。
【0617】本発明に係る第5のスキャナプリンタサー
バーシステムは、制御手段(各コントローラ部CPU−
ST1〜CPU−ST3)は、登録された資源情報群中
の有効な資源情報と無効な資源情報とでディスプレイC
RT−ST1〜CRT−ST3の表示画面上における資
源情報の表示スタイルを換えて、接続されたスキャナプ
リンタで無効となる機能設定をユーザが容易、かつ明確
に判別するものである。
【0618】本発明に係る第6のスキャナプリンタサー
バーシステムは、制御手段(各コントローラ部CPU−
ST1〜CPU−ST3)は、登録された資源情報群中
の有効な資源情報と無効な資源情報とでディスプレイC
RT−ST1〜CRT−ST3の表示画面上における資
源情報の表示サイズを換えて、接続されたスキャナプリ
ンタで無効となる機能設定をユーザが容易、かつ明確に
判別するものである。
【0619】本発明に係る第7のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器(プリンタ3008と
スキャナ3009)が所定のインタフェースを介して接
続され、かつ所定のネットワークを介して複数のホスト
と通信可能に接続されたスキャナプリンタサーバー30
01が画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサー
バーシステムにおいて、いずれかの入出力機器を指定す
る指定手段(スキャナアプリケーションプログラム5
8,68,76)と、この指定手段による入出力機器指
定状態に応じて指定された入出力機器にスキャナ機能の
問合わせコマンドを発する問合わせ手段(各コントロー
ラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)とを各ステーシ
ョンST1〜ST3側に設け、この問合わせ手段から発
せられた問合わせコマンドに応じて入出力機器から選択
可能なスキャナ機能処理に基づく所定の資源情報を取得
する取得手段(全体制御部3003)と、この取得手段
が取得した資源情報に基づく応答情報を前記問合わせコ
マンドを発したホストに通知する通知手段(通信制御部
3002)とをスキャナプリンタサーバー3001側に
設け、入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサー
バー3001側にスキャナ機能処理に関する資源情報の
問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて全体制
御部3003が入出力機器から機能処理に関する資源情
報を取得して、該取得した資源情報を通信制御部300
2が該問合わせコマンドを発行したいずれかのステーシ
ョンST1〜ST3に返信して、各ステーションST1
〜ST3のアプリケーションで設定可能なスキャナ機能
と実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合するため
の資源情報を取得するものである。
【0620】本発明に係る第8のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器(プリンタ3008と
スキャナ3009)が所定のインタフェースを介して接
続され、かつ所定のネットワークを介して複数のホスト
(ステーションST1〜ST3)と通信可能に接続され
たスキャナプリンタサーバー3001が画像入出力処理
を制御するスキャナプリンタサーバーシステムにおい
て、いずれかの入出力機器を指定する指定手段(プリン
トマネージャー55,65,アプリケーションプログラ
ム75)と、この指定手段による入出力機器指定状態に
応じて指定された入出力機器にプリント機能の問合わせ
コマンドを発する問合わせ手段(各コントローラ部CP
U−ST1〜CPU−ST3)とを各ホスト(ステーシ
ョンST1〜ST3)側に設け、この問合わせ手段から
発せられた問合わせコマンドに応じて入出力機器から選
択可能なプリント機能処理に基づく所定の資源情報を取
得する取得手段(全体制御部3003)と、この取得手
段が取得した資源情報に基づく応答情報を前記問合わせ
コマンドを発したホストに通知する通知手段(通信制御
部3002)とをスキャナプリンタサーバー側に設け、
入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側
にプリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマン
ドを発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器
から機能処理に関する資源情報を取得して、該取得した
資源情報を通知手段が該問合わせコマンドを発行したホ
ストに返信して、各ホストのアプリケーションで設定可
能なプリント機能と実行可能な有効なプリント機能とを
比較照合するための資源情報を取得するものである。
【0621】本発明に係る第9のスキャナプリンタサー
バーシステムは、スキャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器(プリンタ3008と
スキャナ3009)が所定のインタフェースを介して接
続され、かつ所定のネットワークを介して複数のホスト
(ステーションST1〜ST3)と通信可能に接続され
たスキャナプリンタサーバー3001が画像入出力処理
を制御するスキャナプリンタサーバーシステムにおい
て、いずれかの入出力機器を指定する指定手段(プリン
トマネージャー55,65,アプリケーションプログラ
ム75あるいはスキャナアプリケーションプログラム5
8,68,76)と、この指定手段による入出力機器指
定状態に応じて指定された入出力機器にスキャナまたは
プリント機能の問合わせコマンドを発する問合わせ手段
(各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)
とを各ホスト側に設け、この問合わせ手段から発せられ
た画像入出力機能の問合わせコマンドに応じて各入出力
機器からスキャナまたはプリント機能処理に基づく所定
の資源情報を取得する取得手段(全体制御部3003)
と、この取得手段が取得した資源情報に基づく応答情報
を前記問合わせコマンドを発したホストに通知する通知
手段(通信制御部3002)とをスキャナプリンタサー
バー側に設け、各コントローラ部CPU−ST1〜CP
U−ST3が入出力機器の指定に応じてスキャナプリン
タサーバー3001側にプリント機能処理またはスキャ
ナ機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行
し、該コマンドに応じて全体制御部3003が入出力機
器から機能処理に関する資源情報を取得して、該取得し
た資源情報を通信制御部3002が該問合わせコマンド
を発行したホストに返信して、各ホストのアプリケーシ
ョンで設定可能なプリント機能またはスキャナ機能と実
行可能な有効なプリント機能またはスキャナ機能とを比
較照合するための資源情報を取得するものである。
【0622】本発明に係る第10のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、通知手段(通信制御部3002)か
ら通知された応答情報を解析して得られる入出力処理機
能の資源情報と各ホストで起動中のアプリケーションで
選択可能なスキャナ機能またはプリント機能の資源情報
とを比較して、起動中のアプリケーションで有効なスキ
ャナまたはプリント機能と無効なスキャナまたはプリン
ト機能とを判別する機能判別手段(アプリケーションプ
ログラム56,66,75,スキャナアプリケーション
プログラム58,68,76等)と、この機能判別手段
が判別した有効なスキャナまたはプリント機能と無効な
スキャナまたはプリント機能とをホスト側の表示装置の
表示画面での表示形態を制御する制御手段(各コントロ
ーラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)とを各ホスト
側に設け、コントローラ部CPU−ST1〜CPU−S
T3が入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサー
バー側にプリント機能処理またはスキャナ機能処理に関
する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンド
に応じて全体制御部3003が入出力機器から機能処理
に関する資源情報を取得して、該取得した資源情報を通
信制御部3002が該問合わせコマンドを発行したホス
トに返信するとともに、アプリケーションプログラム5
6,66,75,スキャナアプリケーションプログラム
58,68,76等のいずれかがにより各ホストのアプ
リケーションで設定可能なプリント機能またはスキャナ
機能と返信された実行可能な有効なプリント機能または
スキャナ機能とを比較照合して、コントローラ部CPU
−ST1〜CPU−ST3がホストのアプリケーション
で有効な機能な無効な機能とで表示形態を制御して、ホ
スト側のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機
能またはプリント機能のうち、無効な機能と有効な機能
設定とを明示して、無効となる機能設定を回避するもの
である。
【0623】本発明に係る第11のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、キャナ機能処理およびプリント機能
処理を実行する複数の入出力機器の資源情報を記憶する
資源情報記憶手段(NVRAM3003a)をスキャナ
プリンタサーバー3001に設け、全体制御部3003
がNVRAM3003aから各入出力機器から資源情報
を取得するので、すなわち、問合わせ手段(各コントロ
ーラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が入出力機器
の指定に応じてスキャナプリンタサーバー3001側に
プリント機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源
情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて
取得手段(全体制御部3003)が入出力機器から機能
処理に関する資源情報をあらかじめ記憶しているNVR
AM3003aから取得して、該取得した資源情報を通
信制御部が3002が該問合わせコマンドを発行したホ
ストに返信して、入出力機器の指定に応じてスキャナプ
リンタサーバー3001側にプリント機能処理またはス
キャナ機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを
発行してから入出力機器からの各機能処理に関する資源
情報を高速に取得するものである。
【0624】本発明に係る第12のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、制御手段(各コントローラ部CPU
−ST1〜CPU−ST3)は、登録された資源情報群
中の有効な資源情報と無効な資源情報とでディスプレイ
CRT−ST1〜CRT−ST3の表示画面上における
資源情報の表示色を換えので、ホスト側のユーザがアプ
リケーションに基づくスキャナ機能またはプリント機能
のうち、無効な機能と有効な機能設定とを明確に判別し
て、無効となる機能設定を回避できるユーザフレンドリ
な設定環境を構築するものである。
【0625】本発明に係る第13のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、制御手段(各コントローラ部CPU
−ST1〜CPU−ST3)は、登録された資源情報群
中の有効な資源情報と無効な資源情報とでディスプレイ
CRT−ST1〜CRT−ST3の表示画面上における
資源情報の表示スタイルを換えるので、ホスト側のユー
ザがアプリケーションに基づくスキャナ機能またはプリ
ント機能のうち、無効な機能と有効な機能設定とを明確
に判別して、無効となる機能設定を回避できるユーザフ
レンドリな設定環境を構築するものである。
【0626】本発明に係る第14のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、制御手段(各コントローラ部CPU
−ST1〜CPU−ST3)は、登録された資源情報群
中の有効な資源情報と無効な資源情報とでディスプレイ
CRT−ST1〜CRT−ST3の表示画面上における
資源情報の表示サイズを換えるので、ホスト側のユーザ
がアプリケーションに基づくスキャナ機能またはプリン
ト機能のうち、無効な機能と有効な機能設定とを明確に
判別して、無効となる機能設定を回避できるユーザフレ
ンドリな設定環境を構築するものである。
【0627】本発明に係る第15のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、使用
可能な用紙サイズ情報であるので、問合わせ手段(各コ
ントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が入出
力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプ
リント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを
発行し、該コマンドに応じて全体制御部3003が入出
力機器から機能処理に関する使用可能な用紙サイズ情報
を取得して、該取得した用紙サイズ情報を通信制御部が
該問合わせコマンドを発行したホストに返信するととも
に、判別手段(プリントマネージャー55,65,アプ
リケーションプログラム75等あるいは各コントローラ
部CPU−ST1〜CPU−ST3)が各ホストのアプ
リケーションで設定可能なプリント機能と返信された実
行可能な有効なプリント機能とを比較照合して、制御手
段が(各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST
3)がホストのアプリケーションで有効な用紙サイズと
無効な用紙サイズとでディスプレイCRT−ST1〜C
RT−ST3の表示画面の表示形態を制御して、ホスト
側のユーザがアプリケーションに基づくプリント機能の
うち、有効な用紙サイズと無効な用紙サイズとを明示し
て、無効となる用紙サイズ設定を回避できるユーザフレ
ンドリな設定環境を構築するものである。
【0628】本発明に係る第16のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、使用
可能なページ記述言語情報であるので、問合わせ手段
(各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)
が入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー
側にプリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマ
ンドを発行し、該コマンドに応じて全体制御部3003
が入出力機器から機能処理に関する使用可能なページ記
述言語情報を取得して、該取得したページ記述言語情報
を通知手段(通信制御部3002)が該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信するとともに、判別手段(プ
リントマネージャー55,65,アプリケーションプロ
グラム75等あるいは各コントローラ部CPU−ST1
〜CPU−ST3)が各ホストのアプリケーションで設
定可能なプリント機能と返信された実行可能な有効なプ
リント機能とを比較照合して、制御手段(各コントロー
ラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)がホストのアプ
リケーションで有効なページ記述言語と無効なページ記
述言語とでディスプレイCRT−ST1〜CRT−ST
3の表示画面の表示形態を制御して、ホスト側のユーザ
がアプリケーションに基づくプリント機能のうち、有効
なページ記述言語と無効なページ記述言語とを明示し
て、無効となるページ記述言語設定を回避できるユーザ
フレンドリな設定環境を構築するものである。
【0629】本発明に係る第17のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、出力
可能な画像出力色情報であるので、問合わせ手段(各コ
ントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が入出
力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプ
リント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを
発行し、該コマンドに応じて全体制御部3003が入出
力機器から機能処理に関する出力可能な画像出力色情報
を取得して、該取得した画像出力色情報を通信制御部3
002が該問合わせコマンドを発行したホストに返信す
るとともに、判別手段が(プリントマネージャー55,
65,アプリケーションプログラム75等あるいは各コ
ントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が各ホ
ストのアプリケーションで設定可能なプリント機能と返
信された実行可能な有効なプリント機能とを比較照合し
て、(各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST
3)がホストのアプリケーションで有効な画像出力色情
報と無効な画像出力色情報とでディスプレイCRT−S
T1〜CRT−ST3の表示画面の表示形態を制御し
て、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくプリ
ント機能のうち、有効な画像出力色情報と無効な画像出
力色情報とを明示して、無効となる画像出力色設定を回
避できるユーザフレンドリな設定環境を構築するもので
ある。
【0630】本発明に係る第18のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像カラーモード情報であるので、問合わせ手段
(各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)
が入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー
側にプリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマ
ンドを発行し、該コマンドに応じて取得手段(全体制御
部3003)が入出力機器から機能処理に関する入力可
能な画像カラーモード情報を取得して、該取得した画像
カラーモード情報を通知手段(通信制御部3002)が
該問合わせコマンドを発行したホストに返信するととも
に、判別手段(スキャナアプリケーションプログラム5
8,68,76あるいは各コントローラ部CPU−ST
1〜CPU−ST3)が各ホストのアプリケーションで
設定可能なスキャナ機能と返信された実行可能な有効な
スキャン機能とを比較照合して、制御手段(各コントロ
ーラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)がホストのア
プリケーションで有効な画像カラーモード情報と無効な
画像カラーモード情報とでディスプレイCRT−ST1
〜CRT−ST3の表示画面の表示形態を制御して、ホ
スト側のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機
能のうち、有効な画像カラーモード情報と無効な画像カ
ラーモード情報とを明示して、無効となる画像カラーモ
ード設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構
築するものである。
【0631】本発明に係る第19のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像処理情報であるので、問合わせ手段(各コン
トローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が入出力
機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプリ
ント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを発
行し、該コマンドに応じて取得手段(全体制御部300
3)が入出力機器から機能処理に関する入力可能な画像
処理情報を取得して、該取得した画像処理情報を通知手
段(通信制御部3002)が該問合わせコマンドを発行
したホストに返信するとともに、判別手段(スキャナア
プリケーションプログラム58,68,76あるいは各
コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が各
ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能と
返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合
して、制御手段(各コントローラ部CPU−ST1〜C
PU−ST3)がホストのアプリケーションで有効な画
像処理情報と無効な画像処理情報とでディスプレイCR
T−ST1〜CRT−ST3の表示画面の表示形態を制
御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づく
スキャナ機能のうち、有効な画像処理情報と無効な画像
処理情報とを明示して、無効となる画像処理設定を回避
できるユーザフレンドリな設定環境を構築するものであ
る。
【0632】本発明に係る第20のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像解像度情報であるので、問合わせ手段(各コ
ントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が入出
力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプ
リント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを
発行し、該コマンドに応じて取得手段(全体制御部30
03)が入出力機器から機能処理に関する入力可能な画
像処理情報を取得して、該取得した画像解像度情報を通
知手段(通信制御部3002)が該問合わせコマンドを
発行したホストに返信するとともに、判別手段(スキャ
ナアプリケーションプログラム58,68,76あるい
は各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段(各コントローラ部CPU−ST1
〜CPU−ST3)がホストのアプリケーションで有効
な画像解像度情報と無効な画像解像度情報とでディスプ
レイCRT−ST1〜CRT−ST3の表示画面の表示
形態を制御して、ホスト側のユーザがアプリケーション
に基づくスキャナ機能のうち、有効な画像解像度情報と
無効な画像解像度情報とを明示して、無効となる画像解
像度設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構
築するものである。
【0633】本発明に係る第21のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像濃度情報であるので、問合わせ手段(各コン
トローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が入出力
機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプリ
ント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを発
行し、該コマンドに応じて取得手段(全体制御部300
3)が入出力機器から機能処理に関する入力可能な画像
濃度情報を取得して、該取得した画像濃度情報を通知手
段(通信制御部3002)が該問合わせコマンドを発行
したホストに返信するとともに、判別手段(スキャナア
プリケーションプログラム58,68,76あるいは各
コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が各
ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能と
返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合
して、制御手段(各コントローラ部CPU−ST1〜C
PU−ST3)がホストのアプリケーションで有効な画
像濃度情報と無効な画像濃度情報とでディスプレイCR
T−ST1〜CRT−ST3の表示画面の表示形態を制
御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づく
スキャナ機能のうち、有効な画像濃度情報と無効な画像
濃度情報とを明示して、無効となる画像濃度設定を回避
できるユーザフレンドリな設定環境を構築するものであ
る。
【0634】本発明に係る第22のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像倍率情報であるので、問合わせ手段(各コン
トローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が入出力
機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプリ
ント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを発
行し、該コマンドに応じて取得手段(全体制御部300
3)が入出力機器から機能処理に関する入力可能な画像
倍率情報を取得して、該取得した画像倍率情報を通知手
段(通信制御部3002)が該問合わせコマンドを発行
したホストに返信するとともに、判別手段(スキャナア
プリケーションプログラム58,68,76あるいは各
コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)が各
ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能と
返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合
して、制御手段(各コントローラ部CPU−ST1〜C
PU−ST3)がホストのアプリケーションで有効な画
像倍率情報と無効な画像倍率情報とでディスプレイCR
T−ST1〜CRT−ST3の表示画面の表示形態を制
御して、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づく
スキャナ機能のうち、有効な画像倍率情報と無効な画像
倍率情報とを明示して、無効となる画像倍率設定を回避
できるユーザフレンドリな設定環境を構築するものであ
る。
【0635】本発明に係る第23のスキャナプリンタサ
ーバーシステムは、資源情報の少なくとも1つは、入力
可能な画像ファイルフォーマット情報であるので、問合
わせ手段(各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−
ST3)が入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタ
サーバー側にプリント機能処理に関する資源情報の問合
わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて取得手段
(全体制御部3003)が入出力機器から機能処理に関
する入力可能な画像ファイルフォーマット情報を取得し
て、該取得した画像ファイルフォーマット情報情報を通
知手段(通信制御部3002)が該問合わせコマンドを
発行したホストに返信するとともに、判別手段(スキャ
ナアプリケーションプログラム58,68,76あるい
は各コントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3)
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段(各コントローラ部CPU−ST1
〜CPU−ST3)がホストのアプリケーションで有効
な画像ファイルフォーマット情報と無効な画像ファイル
フォーマット情報とでディスプレイCRT−ST1〜C
RT−ST3の表示画面の表示形態を制御して、ホスト
側のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能の
うち、有効な画像ファイルフォーマット情報と無効な画
像ファイルフォーマット情報とを明示して、無効となる
画像ファイルフォーマット設定を回避できるユーザフレ
ンドリな設定環境を構築するものである。
【0636】この様に本実施例のスキャナプリンタサー
バーシステムによれば、いずれかのホストから受信した
画像入出力機能の問合わせコマンドに応じて接続された
各入出力機器から資源情報を取得する全体制御部300
3が取得した資源情報を、通信制御部3002が前記問
合わせコマンドを受信したホスト先に対して応答情報を
通知して、ホスト側からの指示で所望の画像入出力アプ
リケーションに伴う機能処理を実行可能な資源を備えて
いるかどうかを事前に確認するものである。
【0637】また、通信制御部3002から通知された
応答情報を解析してホストコンピュータ側の表示制御手
段が使用不能な機能と使用可能な機能とを画面に識別表
示して、操作者に有効な機能資源情報を確認させること
が可能となる。
【0638】本実施例のスキャナプリンタサーバー30
01では、通信線3010を通じて他のコンピュータか
らデータを受信し、データに従い、接続されているプリ
ンタでプリントしたり、接続されているスキャナで画像
入力したりする。また、機能の問い合わせに対して対応
可能な機能を、例えば図63に示したホストコンピュー
タ2101−1,2101−2に通信し、ホストコンピ
ュータ2101−1,2101−2のアプリケーション
はオペレータにスキャナプリンタサーバーの機能を画面
(後述する)を表示して報知する。
【0639】先ず、各部の機能処理動作について説明す
る。
【0640】通信制御部3002は通信線3010を通
じてコンピュータからデータを受信し、全体制御部30
03にデータを送るとともに、全体制御部3003から
の命令により、データをコンピュータに送信する。
【0641】全体制御部3003はスキャナプリンタサ
ーバー全体の動作をコントロールする部分であり、通信
制御部3002からデータを受け取って解析し、必要に
応じて、プリント処理部3004,スキャン処理部30
05,通信制御部3002に命令を送る。
【0642】プリント処理部3004は全体制御部30
03からプリント命令を受け取ってプリンタ3008で
プリントしたり、機能問い合わせ命令を受け取って、接
続されているプリンタ3008の機能を全体制御部30
03に送信したりする。
【0643】同様に、スキャン処理部3005は、全体
制御部3003から画像入力命令を受け取ってスキャナ
3009で画像入力したり、機能問い合わせ命令を受け
取って、接続されているスキャナ3009の機能を全体
制御部3003に送信したりする。
【0644】プリンタコントローラ3006は、プリン
ト処理部3004からプリントすべきデータを受け取
り、プリンタ3008を制御してプリントする。スキャ
ナコントローラ3007はスキャン処理部3005から
データを受け取り、スキャナ3009を制御して、画像
入力する。
【0645】このようにして、プリンタ3008は画像
をプリントし、スキャナ3009は画像を入力する。
【0646】以下、プリント処理時のデータ処理につい
て説明する。
【0647】オペレータがコンピュータのアプリケーシ
ョンソフトでプリンタ選択ボタン(後述する)を指定す
ると、アプリケーションソフトはスキャナプリンタサー
バー3001に機能問い合わせ命令を送る。スキャナプ
リンタサーバーの通信制御部3002は機能問い合わせ
命令を受信し、全体制御部3003に送る。全体制御部
3003は機能問い合わせ命令をプリント処理部300
4に送る。プリント処理部3004は接続されているプ
リンタで対応可能な紙サイズ,ページ記述言語,カラー
あるいは白黒プリント機能等、対応可能な機能のデータ
を全体制御部3003に送る。全体制御部3003はデ
ータの通信命令を通信制御部3002に送る。スキャナ
プリンタサーバー3001が対応可能な機能のデータを
コンピュータに送るとアプリケーションソフトはそのデ
ータを解析し、想定されている機能のうち、スキャナプ
リンタサーバー3001が対応可能な機能は黒で、対応
できない機能はグレーでディスプレイ上で画面表示す
る。なお、カラーディスプレイの場合には、適宜識別可
能な色で対応可能な機能と、対応できない機能とを識別
表示すればよい。
【0648】これにより、オペレータはスキャナプリン
タサーバー3001が対応可能な機能のうち、所望の機
能を設定して、プリントボタンを指定する。該機能の設
定と、印刷命令がコンピュータからスキャナプリンタサ
ーバー3001に通信されると、スキャナプリンタサー
バー3001内では、データが通信制御部3002,全
体制御部3003,プリント処理部3004,プリンタ
コントローラ3006を介してプリンタ3008に送ら
れ、プリンタ3008からプリントされる。
【0649】図95は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムの有効資源確認方法を説明するフローチ
ャートである。なお、(1)〜(4)は各ステップを示
す。
【0650】先ず、通信制御部3002から送られたデ
ータが機能問い合わせであるかどうかを判別し(1)、
NOならばステップ(5)に進み、通常の処理を実行し
て、処理を終了する。
【0651】一方、ステップ(1)の判定でYESの場
合は、すなわち、機能問い合わせ命令がプリント処理に
関するものかどうかを判別し(2)、プリント処理であ
る場合は、機能問い合わせ命令をプリント処理部300
4に送り(3)、処理を終了する。
【0652】一方、ステップ(2)の判定で、プリント
処理でない場合は、機能問い合わせ命令をスキャン処理
部3005に送り(4)、処理を終了する。
【0653】このように本発明に係る有効資源確認方法
によれば、いずれかのホストから受信した画像入出力機
能の問合わせコマンドに応じて接続された各入出力機器
から資源情報を取得し、該取得した資源情報を前記問合
わせコマンドを受信したホスト先に対して応答情報を通
知して、ホスト側からの指示で所望の画像入出力アプリ
ケーションに伴う機能処理を実行可能な資源を備えてい
るかどうかを事前に確認するものである。
【0654】図96は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける機能問い合わせ応答画面の一例
を示す図であり、図88と同一のものには同一の符号を
付してある。また、当該画面は、スキャナプリンタアプ
リケーションソフトを実行している際のコンピュータ画
面に相当するものである。
【0655】図において、SPAWはスキャナプリンタ
アプリケーションウインドウであり、BT1〜BT7は
カーソルKを指示するためのウインドウボタンである。
この例は紙サイズとしてA4,B5,レターの3種類は
対応可能であるが、A3,B4,ハガキサイズ(図中の
破線表示は(対応できない機能、すなわち、上記グレー
表示に対応する))は対応できないことを示している。
【0656】オペレータは、該応答画面から対応可能な
紙サイズの中から所望の紙サイズを1回の操作指示で選
択することができる。
【0657】この様にして、オペレータはプリントある
いは画像入力において、オペレータはスキャナプリンタ
サーバー3001が対応可能な機能をホストコンピュー
タ上で該操作指示実行前に知ることができるので、適切
な指定をすることができる。
【0658】なお、上記実施例ではスキャナプリンタサ
ーバー3001に、スキャナ3009,プリンタ300
8が1台ずつ接続されている場合について説明したが、
スキャナだけ、あるいはプリンタだけが接続されるシス
テムにも本発明を適用することができる。また、スキャ
ナ機能とプリンタ機能との両機能を備えた画像入出力装
置が接続される場合であっても本発明を容易に適用する
ことができる。
【0659】また、上記実施例ではスキャナプリンタサ
ーバー3001に、スキャナ3009,プリンタ300
8が1台ずつ接続されている場合について説明したが、
複数台のスキャナやプリンタが接続されていても良い。
例えばカラープリンタと白黒プリンタというように、異
なる種類のプリンタが接続されていてもよい。
【0660】さらに、上記実施例ではスキャナプリンタ
サーバー3001に、スキャナ3009,プリンタ30
08が接続され、それぞれの機能問い合わせに対して応
答する場合について説明したが、プリンタやスキャナ毎
の個別的な機能を問い合わせに対応できるように制御し
ていもよい。
【0661】また、機能を指定して行くと、その機能を
満足するネットワーク上に複数台接続されたいずれかの
スキャナあるいはプリンタが限定されて行くようなアプ
リケーションソフトであってもよい。
【0662】以下、図97に示すフローチャートを参照
しながらスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能
管理方法について説明する。
【0663】図97は本発明に係るスキャナプリンタサ
ーバーシステムの有効機能管理方法の一実施例を示すフ
ローチャートである。なお、(1)〜(17)は各ステ
ップを示す。
【0664】図2に示したアプリケーションプログラム
56,66,75,スキャナアプリケーションプログラ
ム58,68,76等のいずれかが選択されると
(1)、機能問い合わせコマンドを図94に示した各コ
ントローラ部CPU−ST1〜CPU−ST3が発行す
ると(2)、通信線3010を介してスキャナプリンタ
サーバー3001に通知される。
【0665】スキャナプリンタサーバー3001では、
通信制御部3002を介してコマンド受信を監視してお
り、コマンドを受信すると(3)、受信したコマンドが
問い合わせコマンドかどうかを判定し(4)、NOなら
ばステップ(17)に進み、他の命令処理を実行する。
一方、ステップ(4)の判定でYESならば、問い合わ
せ機能がスキャナ機能かどうかを判定し(5)、YES
ならばさらに当該スキャナ3009がON LINE状
態かどうかを判定して(6)、NOならばスキャナOF
F LINEと判別して、その旨を当該スキャナ機能の
問い合わせを発したいずれかのステーションST1〜S
T3に返信して(13)、処理をリターンする。
【0666】一方、ステップ(6)の判定でYESの場
合には、スキャナ3009の機能資源情報をスキャナプ
リンタサーバー3001に通知する(7)。そして、ス
キャナプリンタサーバー3001が通知されたスキャナ
3009の機能資源情報の応答が完了したら(8)、ス
キャナの資源情報を通信制御部3002が通信線301
0を介して当該スキャナ機能の問い合わせを発したいず
れかのステーションST1〜ST3に返信する(9)。
【0667】これを受けてたいずれかのステーションS
T1〜ST3は、受信した機能処理の資源情報と、選択
したアプリケーションの機能の資源情報とを照合して
(10)、有効な機能情報と無効な機能情報とを識別し
て、該有効な機能情報と無効な機能情報とでディスプレ
イCRT−ST1〜CRT−ST3の表示画面の表示形
態を変えて表示する(11)。次いで、選択したアプリ
ケーションを実行して(12)、処理をリターンする。
【0668】一方、ステップ(5)の判定でNOの場合
は、問い合わせ機能がプリンタであると判定して、プリ
ンタ3008がON LINE状態かどうかを判定して
(14)、NOならばプリンタのOFF LINEと判
別して、その旨を当該プリンタ機能の問い合わせを発し
たいずれかのステーションST1〜ST3に返信して
(16)、処理をリターンする。
【0669】一方、ステップステップ(14)の判定で
プリンタ3008がON LINE状態であると判定さ
れた場合には、プリンタ3008の機能資源情報をスキ
ャナプリンタサーバー3001に通知する(15)。そ
して、スキャナプリンタサーバー3001が通知された
スキャナ3009の機能資源情報の応答が完了したら
(8)、プリンタの資源情報を通信制御部3002が通
信線3010を介して当該プリンタ機能の問い合わせを
発したいずれかのステーションST1〜ST3に返信す
る(9)。
【0670】このように、本発明に係る第24のスキャ
ナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法は、ス
キャナ機能処理を実行する複数の入力機器が所定のイン
タフェースを介して接続され、かつ所定のネットワーク
を介して複数のホストと通信可能に接続されたスキャナ
プリンタサーバーが画像入力処理を制御するスキャナプ
リンタサーバーシステムの有効機能管理方法において、
各ホストで起動するアプリケーション選択指示に応じて
スキャナプリンタサーバーにスキャナの有効機能問合わ
せコマンドを発行する発行工程(ステップ2))と、ス
キャナに有効機能問合わせコマンドを通知する通知工程
(ステップ(7))と、通知された有効機能問合わせコ
マンドに応じて有効な機能資源情報をスキャナプリンタ
サーバーに応答する応答工程と(ステップ(8))、応
答された有効な機能資源情報を前記有効機能問合わせコ
マンドを発行したホストに返信する返信工程と(ステッ
プ(9))、返信された有効な機能資源情報とアプリケ
ーションの有効機能資源情報とを照合する照合工程と
(ステップ(10))、照合されたアプリケーションの
有効な機能資源情報と無効な機能資源情報とを異なる表
示形態でアプリケーション機能設定画面に表示する表示
工程(ステップ(11))とを実行して、入出力機器の
指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機
能処理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、
該コマンドに応じて入出力機器(スキャナ3009)か
ら機能処理に関する資源情報をスキャナプリンタサーバ
ー3001が取得して、該取得した資源情報を該問合わ
せコマンドを発行したホストに返信し、該返信されたス
キャナ機能処理に関する資源情報と各ホストのアプリケ
ーションで設定可能なスキャナ機能で設定できる資源情
報とを比較照合して、有効な資源情報と無効な資源情報
とで表示形態を上述したように制御して、無効なスキャ
ナ機能設定を回避するものである。
【0671】本発明に係る第25のスキャナプリンタサ
ーバーシステムの有効機能管理方法は、プリント機能処
理を実行する複数の出力機器が所定のインタフェースを
介して接続され、かつ所定のネットワークを介して複数
のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタサー
バーが画像出力処理を制御するスキャナプリンタサーバ
ーシステムの有効機能管理方法において、各ホストで起
動するアプリケーション選択指示に応じてスキャナプリ
ンタサーバーにプリンタの有効機能問合わせコマンドを
発行する発行工程と(ステップ(2))、識別された機
能に応じてプリンタに有効機能問合わせコマンドを通知
する通知工程(ステップ(15))と、通知された有効
機能問合わせコマンドに応じて有効な機能資源情報をス
キャナプリンタサーバーに応答する応答工程と(ステッ
プ(8))、応答された有効な機能資源情報を前記有効
機能問合わせコマンドを発行したホストに返信する返信
工程と(ステップ(9))、返信された有効な機能資源
情報とアプリケーションの有効機能資源情報とを照合す
る照合工程と(ステップ(10))、照合されたアプリ
ケーションの有効な機能資源情報と無効な機能資源情報
とを異なる表示形態でアプリケーション機能設定画面に
表示する表示工程と(ステップ(11))を実行して、
入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側
にスキャナ機能処理に関する資源情報の問合わせコマン
ドを発行し、該コマンドに応じて入出力機器(プリンタ
3008)から機能処理に関する資源情報をスキャナプ
リンタサーバー3001が取得して、該取得した資源情
報を該問合わせコマンドを発行したホストに返信し、該
返信されたプリンタ機能処理に関する資源情報と各ホス
トのアプリケーションで設定可能なプリンタ機能で設定
できる資源情報とを比較照合して、有効な資源情報と無
効な資源情報とで表示形態を上述したように制御して、
無効なプリンタ機能設定を回避するものである。
【0672】本発明に係る第26のスキャナプリンタサ
ーバーシステムの有効機能管理方法は、スキャナ機能処
理およびプリント機能処理を実行する複数の入出力機器
が所定のインタフェースを介して接続され、かつ所定の
ネットワークを介して複数のホストと通信可能に接続さ
れたスキャナプリンタサーバーが画像入出力処理を制御
するスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理
方法において、各ホストで起動するアプリケーション選
択指示に応じてスキャナプリンタサーバーにスキャナプ
リンタの有効機能問合わせコマンドを発行する発行工程
と(ステップ(2))、発行された有効機能問合わせコ
マンドがプリンタ機能かスキャナ機能かを識別する識別
工程と(ステップ(5))、識別された機能に応じてス
キャナまたはプリンタに有効機能問合わせコマンドを通
知する通知工程と(ステップ(5),(7))、通知さ
れた有効機能問合わせコマンドに応じて有効な機能資源
情報をスキャナプリンタサーバーに応答する応答工程と
(ステップ(8))、応答された有効な機能資源情報を
前記有効機能問合わせコマンドを発行したホストに返信
する返信工程と(ステップ(9))、返信された有効な
機能資源情報とアプリケーションの有効機能資源情報と
を照合する照合工程と(ステップ(10)、照合された
アプリケーションの有効な機能資源情報と無効な機能資
源情報とを異なる表示形態でアプリケーション機能設定
画面に表示する表示工程と(ステップ(11))を実行
して、入出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサー
バー側にスキャナ機能処理に関する資源情報の問合わせ
コマンドを発行し、該コマンドに応じて入出力機器(プ
リンタ3008,スキャナ3009)から機能処理に関
する資源情報をスキャナプリンタサーバー3001が取
得して、該取得した資源情報を該問合わせコマンドを発
行したホストに返信し、該返信されたスキャナ機能処理
またはプリンタ機能処理に関する資源情報と各ホストの
アプリケーションで設定可能なスキャナ機能またはプリ
ンタ機能で設定できる資源情報とを比較照合して、有効
な資源情報と無効な資源情報とで表示形態を上述のよう
に制御して、無効なスキャナ機能またはプリンタ機能設
定を回避するものである。
【0673】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成させる場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0674】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、制御手段が各ホストのアプリケーショ
ンで実行可能なスキャナ機能とスキャナプリンタ側の機
能に関する資源情報を比較して、有効な機能資源と無効
な機能資源とを識別表示するので、接続されたスキャナ
で無効となる機能設定を回避することができる。
【0675】第2の発明によれば、制御手段が各ホスト
のアプリケーションで実行可能なプリンタ機能とスキャ
ナプリンタ側の機能に関する資源情報を比較して、有効
な機能資源と無効な機能資源とを識別表示するので、接
続されたプリンタで無効となる機能設定を回避すること
ができる。
【0676】第3の発明によれば、制御手段が各ホスト
のアプリケーションで実行可能なスキャナ機能またはプ
リンタ機能とスキャナプリンタ側の機能に関する資源情
報を比較して、有効な機能資源と無効な機能資源とを識
別表示するので、接続されたスキャナプリンタで無効と
なる機能設定を回避することができる。
【0677】第4の発明によれば、有効な機能資源と無
効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効な
機能資源と無効な機能資源との表示色を換えることによ
り、接続されたスキャナプリンタで無効となる機能設定
をユーザが容易、かつ明確に判別することができる。
【0678】第5の発明によれば、有効な機能資源と無
効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効な
機能資源と無効な機能資源との表示スタイルを換えるこ
とにより、接続されたスキャナプリンタで無効となる機
能設定をユーザが容易、かつ明確に判別することができ
る。
【0679】第6の発明によれば、有効な機能資源と無
効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効な
機能資源と無効な機能資源との表示サイズを換えること
により、接続されたスキャナプリンタで無効となる機能
設定をユーザが容易、かつ明確に判別することができ
る。
【0680】第7の発明によれば、入出力機器の指定に
応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処理
に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマ
ンドに応じて取得手段が入出力機器から機能処理に関す
る資源情報を取得して、該取得した資源情報を通知手段
が該問合わせコマンドを発行したホストに返信するの
で、各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ
機能と実行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合する
ための資源情報を取得することができる。
【0681】第8の発明によれば、入出力機器の指定に
応じてスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処理
に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コマ
ンドに応じて取得手段が入出力機器から機能処理に関す
る資源情報を取得して、該取得した資源情報を通知手段
が該問合わせコマンドを発行したホストに返信するの
で、各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント
機能と実行可能な有効なプリント機能とを比較照合する
ための資源情報を取得することができる。
【0682】第9の発明によれば、問合わせ手段が入出
力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側にプ
リント機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源情
報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて取
得手段が入出力機器から機能処理に関する資源情報を取
得して、該取得した資源情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するので、各ホストのア
プリケーションで設定可能なプリント機能またはスキャ
ナ機能と実行可能な有効なプリント機能またはスキャナ
機能とを比較照合するための資源情報を取得することが
できる。
【0683】第10の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源
情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて
取得手段が入出力機器から機能処理に関する資源情報を
取得して、該取得した資源情報を通知手段が該問合わせ
コマンドを発行したホストに返信するとともに、機能判
別手段により各ホストのアプリケーションで設定可能な
プリント機能またはスキャナ機能と返信された実行可能
な有効なプリント機能またはスキャナ機能とを比較照合
して、制御手段がホストのアプリケーションで有効な機
能な無効な機能とで表示形態を制御するので、ホスト側
のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能また
はプリント機能のうち、無効な機能と有効な機能設定と
を明示して、無効となる機能設定を回避することができ
る。
【0684】第11の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理またはスキャナ機能処理に関する資源
情報の問合わせコマンドを発行し、該コマンドに応じて
取得手段が入出力機器から機能処理に関する資源情報を
あらかじめ記憶している資源情報記憶手段から取得し
て、該取得した資源情報を通知手段が該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信するので、入出力機器の指定
に応じてスキャナプリンタサーバー側にプリント機能処
理またはスキャナ機能処理に関する資源情報の問合わせ
コマンドを発行してから入出力機器からの各機能処理に
関する資源情報を高速に取得することができる。
【0685】第12の発明によれば、有効な機能資源と
無効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効
な機能資源と無効な機能資源との表示色を換えるので、
ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ
機能またはプリント機能のうち、無効な機能と有効な機
能設定とを明確に判別して、無効となる機能設定を回避
できるユーザフレンドリな設定環境を構築することがで
きる。
【0686】第13の発明によれば、有効な機能資源と
無効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効
な機能資源と無効な機能資源との表示スタイルを換える
ので、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくス
キャナ機能またはプリント機能のうち、無効な機能と有
効な機能設定とを明確に判別して、無効となる機能設定
を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築するこ
とができる。
【0687】第14の発明によれば、有効な機能資源と
無効な機能資源とを識別表示する際に、制御手段が有効
な機能資源と無効な機能資源との表示サイズを換えるの
で、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づくスキ
ャナ機能またはプリント機能のうち、無効な機能と有効
な機能設定とを明確に判別して、無効となる機能設定を
回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築すること
ができる。
【0688】第15の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する使用可能な用紙サイズ情報を取得し
て、該取得した用紙サイズ情報を通知手段該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント機
能と返信された実行可能な有効なプリント機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な用紙サイズと無効な用紙サイズとで表示形態を制御す
るので、ホスト側のユーザがアプリケーションに基づく
プリント機能のうち、有効な用紙サイズと無効な用紙サ
イズとを明示して、無効となる用紙サイズ設定を回避で
きるユーザフレンドリな設定環境を構築することができ
る。
【0689】第16の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する使用可能なページ記述言語情報を取
得して、該取得した用紙サイズ情報を通知手段が該問合
わせコマンドを発行したホストに返信するとともに、判
別手段が各ホストのアプリケーションで設定可能なプリ
ント機能と返信された実行可能な有効なプリント機能と
を比較照合して、制御手段がホストのアプリケーション
で有効なページ記述言語と無効なページ記述言語とで表
示形態を制御するので、ホスト側のユーザがアプリケー
ションに基づくプリント機能のうち、有効なページ記述
言語と無効なページ記述言語とを明示して、無効となる
ページ記述言語設定を回避できるユーザフレンドリな設
定環境を構築することができる。
【0690】第17の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する出力可能な画像出力色情報を取得し
て、該取得した画像出力色情報を通知手段が該問合わせ
コマンドを発行したホストに返信するとともに、判別手
段が各ホストのアプリケーションで設定可能なプリント
機能と返信された実行可能な有効なプリント機能とを比
較照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有
効な画像出力色情報と無効な画像出力色情報とで表示形
態を制御するので、ホスト側のユーザがアプリケーショ
ンに基づくプリント機能のうち、有効な画像出力色情報
と無効な画像出力色情報とを明示して、無効となる画像
出力色設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を
構築することができる。
【0691】第18の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像カラーモード情報を
取得して、該取得した画像カラーモード情報を通知手段
が該問合わせコマンドを発行したホストに返信するとと
もに、判別手段が各ホストのアプリケーションで設定可
能なスキャナ機能と返信された実行可能な有効なスキャ
ン機能とを比較照合して、制御手段がホストのアプリケ
ーションで有効な画像カラーモード情報と無効な画像カ
ラーモード情報とで表示形態を制御するので、ホスト側
のユーザがアプリケーションに基づくスキャナ機能のう
ち、有効な画像カラーモード情報と無効な画像カラーモ
ード情報とを明示して、無効となる画像カラーモード設
定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築する
ことができる。
【0692】第19の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像処理情報を取得し
て、該取得した画像処理情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な画像カラーモード情報と無効な画像カラーモード情報
とで表示形態を制御するので、ホスト側のユーザがアプ
リケーションに基づくスキャナ機能のうち、有効な画像
カラーモード情報と無効な画像カラーモード情報とを明
示して、無効となる画像カラーモード設定を回避できる
ユーザフレンドリな設定環境を構築することができる。
【0693】第20の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像処理情報を取得し
て、該取得した画像解像度情報を通知手段該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段ホストのアプリケーションで有効な
画像解像度情報と無効な画像解像度情報とで表示形態を
制御するので、ホスト側のユーザがアプリケーションに
基づくスキャナ機能のうち、有効な画像解像度情報と無
効な画像解像度情報とを明示して、無効となる画像解像
度設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築
することができる。
【0694】第21の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像濃度情報を取得し
て、該取得した画像濃度情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な画像濃度情報と無効な画像濃度情報とで表示形態を制
御するので、ホスト側のユーザがアプリケーションに基
づくスキャナ機能のうち、有効な画像濃度情報と無効な
画像濃度情報とを明示して、無効となる画像濃度設定を
回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築すること
ができる。
【0695】第22の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像倍率情報を取得し
て、該取得した画像倍率情報を通知手段が該問合わせコ
マンドを発行したホストに返信するとともに、判別手段
が各ホストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機
能と返信された実行可能な有効なスキャナ機能とを比較
照合して、制御手段がホストのアプリケーションで有効
な画像倍率情報と無効な画像倍率情報とで表示形態を制
御するので、ホスト側のユーザがアプリケーションに基
づくスキャナ機能のうち、有効な画像倍率情報と無効な
画像倍率情報とを明示して、無効となる画像倍率設定を
回避できるユーザフレンドリな設定環境を構築すること
ができる。
【0696】第23の発明によれば、問合わせ手段が入
出力機器の指定に応じてスキャナプリンタサーバー側に
プリント機能処理に関する資源情報の問合わせコマンド
を発行し、該コマンドに応じて取得手段が入出力機器か
ら機能処理に関する入力可能な画像ファイルフォーマッ
ト情報を取得して、該取得した画像ファイルフォーマッ
ト情報情報を通知手段が該問合わせコマンドを発行した
ホストに返信するとともに、判別手段が各ホストのアプ
リケーションで設定可能なスキャナ機能と返信された実
行可能な有効なスキャナ機能とを比較照合して、制御手
段がホストのアプリケーションで有効な画像ファイルフ
ォーマット情報と無効な画像ファイルフォーマット情報
とで表示形態を制御するので、ホスト側のユーザがアプ
リケーションに基づくスキャナ機能のうち、有効な画像
ファイルフォーマット情報と無効な画像ファイルフォー
マット情報とを明示して、無効となる画像ファイルフォ
ーマット設定を回避できるユーザフレンドリな設定環境
を構築することができる。
【0697】第24の発明によれば、入出力機器の指定
に応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処
理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コ
マンドに応じて入出力機器から機能処理に関する資源情
報を取得して、該取得した資源情報を該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信し、該返信されたスキャナ機
能処理に関する資源情報と各ホストのアプリケーション
で設定可能なスキャナ機能で設定できる資源情報とを比
較照合して、有効な資源情報と無効な資源情報とで表示
形態を制御するので、無効なスキャナ機能設定を回避す
ることができる。
【0698】第25の発明によれば、入出力機器の指定
に応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処
理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コ
マンドに応じて入出力機器から機能処理に関する資源情
報を取得して、該取得した資源情報を該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信するので、該返信されたプリ
ンタ機能処理に関する資源情報と各ホストのアプリケー
ションで設定可能なプリンタ機能で設定できる資源情報
とを比較照合して、有効な資源情報と無効な資源情報と
で表示形態を制御するので、無効なプリンタ機能設定を
回避することができる。
【0699】第26の発明によれば、入出力機器の指定
に応じてスキャナプリンタサーバー側にスキャナ機能処
理に関する資源情報の問合わせコマンドを発行し、該コ
マンドに応じて入出力機器から機能処理に関する資源情
報を取得して、該取得した資源情報を該問合わせコマン
ドを発行したホストに返信し、該返信されたスキャナ機
能処理またはプリンタ機能処理に関する資源情報と各ホ
ストのアプリケーションで設定可能なスキャナ機能また
はプリンタ機能で設定できる資源情報とを比較照合し
て、有効な資源情報と無効な資源情報とで表示形態を制
御するので、無効なスキャナ機能またはプリンタ機能設
定を回避することができる。
【0700】従って、各ホスト側の操作者は簡単な操作
でネットワーク上の各画像入出力機器の有効機能情報を
アプリケーション起動前に確認することができ、操作者
は実行不能な機能と実行可能な機能とを識別して適切な
要求を画像入出力機器に与えることができる、ユーザフ
レンドリなネットワーク環境を提供できる等の優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムの概要を説明するシステムブロック図で
ある。
【図2】図1に示したスキャナプリンタサーバーシステ
ムを適用するネットワークシステムの概略を示すシステ
ムブロック図である。
【図3】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシステ
ムと各ホストとのネットワーク構築状態を示す図であ
る。
【図4】図1に示したメインCPUボード回路の詳細構
成を説明する回路ブロック図である。
【図5】図4に示したメモリクリアコントローラの詳細
構成を説明するブロック図である。
【図6】図5に示したバンドメモリへの画像情報のバン
ド展開処理を説明する模式図である。
【図7】図5に示したバンドメモリへの画像情報のバン
ド展開処理を説明する模式図である。
【図8】図5に示した画像描画処理回路の詳細構成を説
明するブロック図である。
【図9】図1に示した第1のインタフェース回路の内部
構成を説明するブロック図である。
【図10】図9に示したリアルタイム圧縮伸長部の詳細
構成の一例を示すブロック図である。
【図11】図10に示したジグザグスキャン部によるジ
グザグスキャン経路の一例を示す図である。
【図12】図1に示した第1のSPインタフェース回路
のパート構成の概略を説明するブロック図である。
【図13】図1に示した第1のSPインタフェース回路
の詳細内部構成を説明する回路ブロック図である。
【図14】図1に示した第1のSPインタフェース回路
の詳細内部構成を説明する回路ブロック図である。
【図15】図1に示した第1のSPインタフェース回路
の詳細内部構成を説明する回路ブロック図である。
【図16】図1に示した第2のSPインタフェース回路
の詳細内部構成を説明する回路ブロック図である。
【図17】図2に示したスキャナ/プリンタの画像記録
プロセスを説明する模式図である。
【図18】図2に示したスキャナ/プリンタのスキャナ
の原稿走査状態を示す模式図である。
【図19】図2に示したスキャナ/プリンタのスキャナ
のバンド原稿走査状態を示す模式図である。
【図20】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムとプリンタとのインタフェース信号の一例を示す図
である。
【図21】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムとプリンタとのインタフェースの一例を示す回路ブ
ロック図である。
【図22】図21の動作を説明するタイミングチャート
である。
【図23】図21に示したセントロニクスI/F回路に
よるホスト側の信号処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【図24】図21に示したセントロニクスI/F回路に
よるプリンタ側の信号処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図25】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムとホストコンピュータとのプログラム構成を説明す
る図である。
【図26】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおける全体制御手順の一例を示すフローチャート
である。
【図27】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるページ記述言語に準拠するコード体系の要
部を示す図である。
【図28】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるレイアウタによる中間コードへの置換処理
を説明する図である。
【図29】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるバンドメモリへの図形情報展開処理状態を
示す模式図である。
【図30】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるページ記述言語が展開するデータの1画素
構造を説明する図である。
【図31】図2に示したスキャナの動作を説明するデー
タ処理経路図である。
【図32】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムとカラーレーザ複写装置とのデータ処理状態を説明
するブロック図である。
【図33】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムとカラーレーザ複写装置とのデータ処理状態を説明
するブロック図である。
【図34】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムとバブルジェットカラー複写装置とのデータ処理状
態を説明するブロック図である。
【図35】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムとのネットワークシステムの構成を説明するブロッ
ク図である。
【図36】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおける異常発生ジョブ処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図37】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるリトライ処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図38】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ制御状態を説明するタイミングチャ
ートである。
【図39】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるシステム全体制御プログラム制御処理状態
を示す図である。
【図40】図39に示したシステム全体制御プログラム
制御のイベント処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【図41】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ管理状態を示す図である。
【図42】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ実行処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図43】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるステータスチェック処理手順の一例を示す
フローチャートである。
【図44】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおける優先順位チェック処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。
【図45】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるインタフェースチェック処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図46】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ起動処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図47】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理状態推移を示すタイミングチャ
ートである。
【図48】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図49】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図50】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図51】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図52】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図53】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図54】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図55】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図56】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図57】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるジョブ処理に伴うジョブテーブルの内容を
示す図である。
【図58】本発明の第2の実施例を示すスキャナプリン
タサーバーシステムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図59】図58に示したSPサーバー装置により合成
される印刷レイアウトを示す模式図である。
【図60】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおける第1の入出力制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図61】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおける第2の入出力制御手順の一例を示すフロー
チャートである。
【図62】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムと画像入出力装置との通信制御構成を説
明するブロック図である。
【図63】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムのネットワーク接続状態を示す図であ
る。
【図64】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおけるユーザ識別処理手順の一例を示
すフローチャートである。
【図65】本発明の他の実施例を示すスキャナプリンタ
サーバーシステムと画像入出力装置との通信制御構成を
説明するブロック図である。
【図66】図65に示したスプーラの管理データの構造
例を示す図である。
【図67】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるプリントタスク処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図68】本発明の他の実施例を示すスキャナプリンタ
サーバーシステムと画像入出力装置との通信制御構成を
説明するブロック図である。
【図69】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおけるプリントデータ生成処理手順の一例をフロ
ーチャートである。
【図70】図68に示した圧縮部の動作例を説明するフ
ローチャートである。
【図71】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおける他のプリントデータ生成処理手順の一例を
示すフローチャートである。
【図72】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける画像処理構成を説明するブロッ
ク図である。
【図73】図72に示した画像メモリの構造を説明する
概念図である。
【図74】図72に示した付加情報メモリの構造を説明
する概念図である。
【図75】図72に示した画像発生部による受信データ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図76】図72に示した画像出力部によるカラー印刷
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図77】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける他の画像処理構成を説明するブ
ロック図である。
【図78】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける他の画像処理構成を説明するブ
ロック図である。
【図79】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける他の画像処理構成を説明するブ
ロック図である。
【図80】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムにおける他の画像処理構成を説明するブ
ロック図である。
【図81】図29に示したバンドメモリへのラスタライ
ズ処理に基づく出力画像サンプルの一例を示す図であ
る。
【図82】図2に示した各ホストコンピュータから送出
されるページ記述コマンドの構造を説明する図である。
【図83】図2に示した各ホストコンピュータから送出
されるページ記述コマンドの構造を説明する図である。
【図84】本発明に係るサーバー装置におけるバンド単
位のラスタライズ処理を説明する模式図である。
【図85】図2に示した各ホストコンピュータから送出
されるページ記述コマンドの解析処理を説明する図であ
る。
【図86】図2に示した各ホストコンピュータから送出
されるページ記述コマンドの解析処理を説明する図であ
る。
【図87】本発明に係るSPサーバー装置に対するホス
トコンピュータからのスキャナ/プリンタのモード指定
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図88】図2に示した各ステーションに共通するSP
サーバー指定ウインドウの一例を示す図である。
【図89】図2に示した各ステーションに共通するSP
サーバー指定ウインドウの一例を示す図である。
【図90】図2に示した各ステーションに共通するSP
サーバー指定ウインドウの一例を示す図である。
【図91】図2に示した各ステーションに共通するSP
サーバー指定ウインドウの一例を示す図である。
【図92】図2に示した各ステーションに共通するSP
サーバー指定制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図93】図2に示した各ステーションに共通するSP
サーバー指定制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図94】本発明の一実施例を示すスキャナプリンタサ
ーバーシステムの構成を説明するブロック図である。
【図95】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムの有効資源確認方法を説明するフローチャートであ
る。
【図96】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムにおける機能問い合わせ応答画面の一例を示す図で
ある。
【図97】本発明に係るスキャナプリンタサーバーシス
テムの有効機能管理方法の一実施例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】 3001 スキャナプリンタサーバー 3002 通信制御部 3003 全体制御部 3004 プリント処理部 3005 スキャン処理部 3006 プリンタコントローラ 3007 スキャナコントローラ 3008 プリンタ 3009 スキャナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 修 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 戸田 ゆかり 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 齋藤 和浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 戸田 雅成 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 根岸 作力 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 福田 康男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宍塚 順一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高岡 真琴 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小林 重忠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 三田 良信 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 杉浦 進 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スキャナ機能処理およびプリント機能処
    理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェース
    を介して接続され、かつ所定のネットワークを介して複
    数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタサ
    ーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサ
    ーバーシステムにおいて、各入出力機器のスキャナ機能
    を制御するスキャナ制御手段と、このスキャナ制御手段
    がホスト側の表示画面に表示するスキャナ設定画面上
    で、指定された入出力機器から取得したスキャナ機能の
    実行可能な資源情報とスキャナ設定画面に登録された資
    源情報群とを比較して、前記登録された資源情報群中の
    有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上に
    おける表示形態を換える制御手段とをホスト側に具備し
    たことを特徴とするスキャナプリンタサーバーシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 スキャナ機能処理およびプリント機能処
    理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェース
    を介して接続され、かつ所定のネットワークを介して複
    数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタサ
    ーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサ
    ーバーシステムにおいて、各入出力機器のプリント機能
    を制御するプリント制御手段と、このプリント制御手段
    がホスト側の表示画面に表示するプリント設定画面上
    で、指定された入出力機器から取得したプリント機能の
    実行可能な資源情報とプリント設定画面に登録された資
    源情報群とを比較して、前記登録された資源情報群中の
    有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上に
    おける表示形態を換える制御手段とをホスト側に具備し
    たことを特徴とするスキャナプリンタサーバーシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 スキャナ機能処理およびプリント機能処
    理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェース
    を介して接続され、かつ所定のネットワークを介して複
    数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタサ
    ーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサ
    ーバーシステムにおいて、各入出力機器のスキャナ機能
    またはプリント機能を制御するスキャナ/プリント制御
    手段と、このスキャナ/プリント制御手段がホスト側の
    表示画面に表示するスキャナ/プリント設定画面上で、
    指定された入出力機器から取得したスキャナ機能または
    プリント機能の実行可能な資源情報とスキャナ/プリン
    ト設定画面に登録された資源情報群とを比較して、前記
    登録された資源情報群中の有効な資源情報と無効な資源
    情報とで前記表示画面上における表示形態を換える制御
    手段とをホスト側に具備したことを特徴とするスキャナ
    プリンタサーバーシステム。
  4. 【請求項4】 制御手段は、登録された資源情報群中の
    有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上に
    おける資源情報の表示色を換えることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載のスキャナプリンタサーバー
    システム。
  5. 【請求項5】 制御手段は、登録された資源情報群中の
    有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上に
    おける資源情報の表示スタイルを換えることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれかに記載のスキャナプリンタサ
    ーバーシステム。
  6. 【請求項6】 制御手段は、登録された資源情報群中の
    有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上に
    おける資源情報の表示サイズを換えることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれかに記載のスキャナプリンタサー
    バーシステム。
  7. 【請求項7】 スキャナ機能処理およびプリント機能処
    理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェース
    を介して接続され、かつ所定のネットワークを介して複
    数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタサ
    ーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサ
    ーバーシステムにおいて、いずれかの入出力機器を指定
    する指定手段と、この指定手段による入出力機器指定状
    態に応じて指定された入出力機器にスキャナ機能の問合
    わせコマンドを発する問合わせ手段とを各ホスト側に設
    け、この問合わせ手段から発せられた問合わせコマンド
    に応じて入出力機器から選択可能なスキャナ機能処理に
    基づく所定の資源情報を取得する取得手段と、この取得
    手段が取得した資源情報に基づく応答情報を前記問合わ
    せコマンドを発したホストに通知する通知手段とをスキ
    ャナプリンタサーバー側に具備したことを特徴とするス
    キャナプリンタサーバーシステム。
  8. 【請求項8】 スキャナ機能処理およびプリント機能処
    理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェース
    を介して接続され、かつ所定のネットワークを介して複
    数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタサ
    ーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサ
    ーバーシステムにおいて、いずれかの入出力機器を指定
    する指定手段と、この指定手段による入出力機器指定状
    態に応じて指定された入出力機器にプリント機能の問合
    わせコマンドを発する問合わせ手段とを各ホスト側に設
    け、この問合わせ手段から発せられた問合わせコマンド
    に応じて入出力機器から選択可能なプリント機能処理に
    基づく所定の資源情報を取得する取得手段と、この取得
    手段が取得した資源情報に基づく応答情報を前記問合わ
    せコマンドを発したホストに通知する通知手段とをスキ
    ャナプリンタサーバー側に具備したことを特徴とするス
    キャナプリンタサーバーシステム。
  9. 【請求項9】 スキャナ機能処理およびプリント機能処
    理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェース
    を介して接続され、かつ所定のネットワークを介して複
    数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタサ
    ーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタサ
    ーバーシステムにおいて、いずれかの入出力機器を指定
    する指定手段と、この指定手段による入出力機器指定状
    態に応じて指定された入出力機器にスキャナまたはプリ
    ント機能の問合わせコマンドを発する問合わせ手段とを
    各ホスト側に設け、この問合わせ手段から発せられた画
    像入出力機能の問合わせコマンドに応じて各入出力機器
    からスキャナまたはプリント機能処理に基づく所定の資
    源情報を取得する取得手段と、この取得手段が取得した
    資源情報に基づく応答情報を前記問合わせコマンドを発
    したホストに通知する通知手段とをスキャナプリンタサ
    ーバー側に具備したことを特徴とするスキャナプリンタ
    サーバーシステム。
  10. 【請求項10】 通知手段から通知された応答情報を解
    析して得られる入出力処理機能の資源情報と各ホストで
    起動中のアプリケーションで選択可能なスキャナまたは
    プリント機能の資源情報とを比較して、起動中のアプリ
    ケーションで有効なスキャナまたはプリント機能と無効
    なスキャナまたはプリント機能とを判別する機能判別手
    段と、この機能判別手段が判別した有効なスキャナまた
    はプリント機能と無効なスキャナまたはプリント機能と
    をホスト側の表示装置の表示画面での表示形態を制御す
    る制御手段とを各ホスト側に設けたことを特徴とする請
    求項9記載のスキャナプリンタサーバーシステム。
  11. 【請求項11】 スキャナ機能処理およびプリント機能
    処理を実行する複数の入出力機器の資源情報を記憶する
    資源情報記憶手段をスキャナプリンタサーバーに設け、
    前記取得手段が資源情報記憶手段から各入出力機器から
    資源情報を取得することを特徴とする請求項9記載のス
    キャナプリンタサーバーシステム。
  12. 【請求項12】 制御手段は、登録された資源情報群中
    の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上
    における資源情報の表示色を換えることを特徴とする請
    求項10記載のスキャナプリンタサーバーシステム。
  13. 【請求項13】 制御手段は、登録された資源情報群中
    の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上
    における資源情報の表示スタイルを換えることを特徴と
    する請求項10記載のスキャナプリンタサーバーシステ
    ム。
  14. 【請求項14】 制御手段は、登録された資源情報群中
    の有効な資源情報と無効な資源情報とで前記表示画面上
    における資源情報の表示サイズを換えることを特徴とす
    る請求項10記載のスキャナプリンタサーバーシステ
    ム。
  15. 【請求項15】 資源情報の少なくとも1つは、使用可
    能な用紙サイズ情報であることを特徴とする請求項10
    記載のスキャナプリンタサーバー。
  16. 【請求項16】 資源情報の少なくとも1つは、使用可
    能なページ記述言語情報であることを特徴とする請求項
    10記載のスキャナプリンタサーバー。
  17. 【請求項17】 資源情報の少なくとも1つは、出力可
    能な画像出力色情報であることを特徴とする請求項10
    記載のスキャナプリンタサーバー。
  18. 【請求項18】 資源情報の少なくとも1つは、入力可
    能な画像カラーモード情報であることを特徴とする請求
    項10記載のスキャナプリンタサーバー。
  19. 【請求項19】 資源情報の少なくとも1つは、入力可
    能な画像処理情報であることを特徴とする請求項10記
    載のスキャナプリンタサーバー。
  20. 【請求項20】 資源情報の少なくとも1つは、入力可
    能な画像解像度情報であることを特徴とする請求項10
    記載のスキャナプリンタサーバー。
  21. 【請求項21】 資源情報の少なくとも1つは、入力可
    能な画像濃度情報であることを特徴とする請求項10記
    載のスキャナプリンタサーバー。
  22. 【請求項22】 資源情報の少なくとも1つは、入力可
    能な画像倍率情報であることを特徴とする請求項10記
    載のスキャナプリンタサーバー。
  23. 【請求項23】 資源情報の少なくとも1つは、入力可
    能な画像ファイルフォーマット情報であることを特徴と
    する請求項10記載のスキャナプリンタサーバー。
  24. 【請求項24】 スキャナ機能処理を実行する複数の入
    力機器が所定のインタフェースを介して接続され、かつ
    所定のネットワークを介して複数のホストと通信可能に
    接続されたスキャナプリンタサーバーが画像入力処理を
    制御するスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能
    管理方法において、各ホストで起動するアプリケーショ
    ン選択指示に応じてスキャナプリンタサーバーにスキャ
    ナの有効機能問合わせコマンドを発行する発行工程と、
    スキャナに有効機能問合わせコマンドを通知する通知工
    程と、通知された有効機能問合わせコマンドに応じて有
    効な機能資源情報をスキャナプリンタサーバーに応答す
    る応答工程と、応答された有効な機能資源情報を前記有
    効機能問合わせコマンドを発行したホストに返信する返
    信工程と、返信された有効な機能資源情報とアプリケー
    ションの有効機能資源情報とを照合する照合工程と、照
    合されたアプリケーションの有効な機能資源情報と無効
    な機能資源情報とを異なる表示形態でアプリケーション
    機能設定画面に表示する表示工程とを有することを特徴
    とするスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管
    理方法。
  25. 【請求項25】 プリント機能処理を実行する複数の出
    力機器が所定のインタフェースを介して接続され、かつ
    所定のネットワークを介して複数のホストと通信可能に
    接続されたスキャナプリンタサーバーが画像出力処理を
    制御するスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能
    管理方法において、各ホストで起動するアプリケーショ
    ン選択指示に応じてスキャナプリンタサーバーにプリン
    タの有効機能問合わせコマンドを発行する発行工程と、
    識別された機能に応じてプリンタに有効機能問合わせコ
    マンドを通知する通知工程と、通知された有効機能問合
    わせコマンドに応じて有効な機能資源情報をスキャナプ
    リンタサーバーに応答する応答工程と、応答された有効
    な機能資源情報を前記有効機能問合わせコマンドを発行
    したホストに返信する返信工程と、返信された有効な機
    能資源情報とアプリケーションの有効機能資源情報とを
    照合する照合工程と、照合されたアプリケーションの有
    効な機能資源情報と無効な機能資源情報とを異なる表示
    形態でアプリケーション機能設定画面に表示する表示工
    程とを有することを特徴とするスキャナプリンタサーバ
    ーシステムの有効機能管理方法。
  26. 【請求項26】 スキャナ機能処理およびプリント機能
    処理を実行する複数の入出力機器が所定のインタフェー
    スを介して接続され、かつ所定のネットワークを介して
    複数のホストと通信可能に接続されたスキャナプリンタ
    サーバーが画像入出力処理を制御するスキャナプリンタ
    サーバーシステムの有効機能管理方法において、各ホス
    トで起動するアプリケーション選択指示に応じてスキャ
    ナプリンタサーバーにスキャナプリンタの有効機能問合
    わせコマンドを発行する発行工程と、発行された有効機
    能問合わせコマンドがプリンタ機能かスキャナ機能かを
    識別する識別工程と、識別された機能に応じてスキャナ
    またはプリンタに有効機能問合わせコマンドを通知する
    通知工程と、通知された有効機能問合わせコマンドに応
    じて有効な機能資源情報をスキャナプリンタサーバーに
    応答する応答工程と、応答された有効な機能資源情報を
    前記有効機能問合わせコマンドを発行したホストに返信
    する返信工程と、返信された有効な機能資源情報とアプ
    リケーションの有効機能資源情報とを照合する照合工程
    と、照合されたアプリケーションの有効な機能資源情報
    と無効な機能資源情報とを異なる表示形態でアプリケー
    ション機能設定画面に表示する表示工程とを有すること
    を特徴とするスキャナプリンタサーバーシステムの有効
    機能管理方法。
JP6064999A 1994-04-01 1994-04-01 スキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法 Pending JPH07271702A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6064999A JPH07271702A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 スキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6064999A JPH07271702A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 スキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07271702A true JPH07271702A (ja) 1995-10-20

Family

ID=13274280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6064999A Pending JPH07271702A (ja) 1994-04-01 1994-04-01 スキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07271702A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10147043A (ja) * 1996-09-12 1998-06-02 Canon Inc 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
JPH11282684A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
JP2003157132A (ja) * 2002-11-27 2003-05-30 Seiko Epson Corp デバイス制御装置
JP2004021928A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Ricoh Co Ltd プリンタドライバ
US7076550B1 (en) 1999-11-18 2006-07-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Network connection apparatus and network system using this
US7304765B2 (en) 2002-01-15 2007-12-04 Canon Kabushiki Kaisha Transmitter apparatus and method for selectively converting and transmitting still image files in requested format
JP2008312204A (ja) * 2008-06-09 2008-12-25 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
US7583395B2 (en) 2000-12-06 2009-09-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method with synchronous and asynchronous control for continuous operation
JP2009201133A (ja) * 2009-04-24 2009-09-03 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
JP2010218561A (ja) * 2010-04-12 2010-09-30 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
US7839510B2 (en) 2002-01-31 2010-11-23 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, and recording medium storing program
JP2011078114A (ja) * 2010-11-10 2011-04-14 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム
US8891139B2 (en) 2009-10-21 2014-11-18 Seiko Epson Corporation Image reading system, image reading device and image reading method
JP2017107576A (ja) * 2017-01-05 2017-06-15 株式会社リコー 情報処理システムとそのアプリケーションの利用可能機能決定方法、並びに情報処理装置及びプログラム

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10147043A (ja) * 1996-09-12 1998-06-02 Canon Inc 画像形成システム及び画像形成システムの制御方法
US8300253B2 (en) 1998-03-27 2012-10-30 Canon Kabushika Kaisha Image forming apparatus, method of controlling image forming apparatus, and memory medium for storing computer program for executing method, with interpreter for control programs that are provided for execution on OS-independent platform
JPH11282684A (ja) * 1998-03-27 1999-10-15 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
US7973963B2 (en) 1998-03-27 2011-07-05 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, method of controlling image forming apparatus, and memory medium for storing computer program for executing method, with function program providing API
US7633643B2 (en) 1998-03-27 2009-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method thereof, and storage medium storing control program, with interpreter for program objects represented in byte codes, and with application programming interface function programs used commonly by program objects
US7076550B1 (en) 1999-11-18 2006-07-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Network connection apparatus and network system using this
US7583395B2 (en) 2000-12-06 2009-09-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus and image forming method with synchronous and asynchronous control for continuous operation
US7304765B2 (en) 2002-01-15 2007-12-04 Canon Kabushiki Kaisha Transmitter apparatus and method for selectively converting and transmitting still image files in requested format
US8149432B2 (en) 2002-01-31 2012-04-03 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, method, and recording medium storing program for modifying print instructions
US7839510B2 (en) 2002-01-31 2010-11-23 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, and recording medium storing program
JP2004021928A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Ricoh Co Ltd プリンタドライバ
JP2003157132A (ja) * 2002-11-27 2003-05-30 Seiko Epson Corp デバイス制御装置
JP2008312204A (ja) * 2008-06-09 2008-12-25 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
JP2009201133A (ja) * 2009-04-24 2009-09-03 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
US8891139B2 (en) 2009-10-21 2014-11-18 Seiko Epson Corporation Image reading system, image reading device and image reading method
JP2010218561A (ja) * 2010-04-12 2010-09-30 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および記憶媒体
JP2011078114A (ja) * 2010-11-10 2011-04-14 Canon Inc 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、およびプログラム
JP2017107576A (ja) * 2017-01-05 2017-06-15 株式会社リコー 情報処理システムとそのアプリケーションの利用可能機能決定方法、並びに情報処理装置及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3332443B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
JP3792733B2 (ja) サーバー装置および制御方法
JP3486427B2 (ja) 制御装置および制御方法
US6804016B2 (en) Control apparatus for a scanner/printer
JP4035173B2 (ja) 制御装置および制御方法
US6678072B1 (en) Printer control apparatus and method
US20060268316A1 (en) Systems and methods for fast color processing
JP2003216361A (ja) 印刷システム及び印刷装置
JP2001071602A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および記憶媒体
JPH07271702A (ja) スキャナプリンタサーバーシステムおよびスキャナプリンタサーバーシステムの有効機能管理方法
EP0707281B1 (en) Ink jet colour printing system and method
US6226095B1 (en) Image processing apparatus, method, and system
US7880913B2 (en) Methods and systems for segmenting logical pages into work units for processing on multiple compute systems
US6804028B1 (en) Image processing apparatus and method, and storage medium storing computer-readable program
US5784062A (en) Image output device and processing method converting an image formation command into raster format
JP3257895B2 (ja) スキャナプリンタサーバーシステムおよび自動画像転送方法およびスキャナプリンタサーバー
US7038815B2 (en) Image processing apparatus and its method, and image processing system and its control method
JPH0816332A (ja) スキャナプリンタサーバーシステムおよびそのデータ処理方法
US6081347A (en) Image data transfer method and image transfer system therefor
JP4072439B2 (ja) 画像処理装置、データ通信方法、及びプログラム
JPH06214919A (ja) サーバー装置およびその画像処理方法
JP3244138B2 (ja) サーバー装置
JPH06214923A (ja) サーバー装置
JPH11203070A (ja) プリンタ制御装置
JP3584247B2 (ja) 印刷制御装置及び制御方法