JPH0723022Y2 - モータにおける刷子ホルダステー - Google Patents

モータにおける刷子ホルダステー

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JPH0723022Y2
JPH0723022Y2 JP1988077140U JP7714088U JPH0723022Y2 JP H0723022 Y2 JPH0723022 Y2 JP H0723022Y2 JP 1988077140 U JP1988077140 U JP 1988077140U JP 7714088 U JP7714088 U JP 7714088U JP H0723022 Y2 JPH0723022 Y2 JP H0723022Y2
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casing
holder stay
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brush
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JP1988077140U
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正 根岸
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンミテータに摺接する刷子を収納する刷子
ホルダをケーシングに取付けるためのモータにおける刷
子ホルダステーに関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする問題点] 一般に、モータは、永久磁石が内周面に一体的に設けら
れるヨークと、ヨーク開口部に一体的に組付けられるケ
ーシングと、ヨークおよびケーシングに軸受を介して回
動自在に軸支されるロータ軸と、ロータ軸の永久磁石に
対向する部位に一体的に設けられるロータと、ロータ軸
のロータよりもケーシング側部位に一体的に設けられる
コンミテータと、コンミテータに摺接する刷子と、刷子
を収納する刷子ホルダを形成するための絶縁性樹脂部材
と、該樹脂部材をケーシングに一体的に取付けるための
ホルダステーとを備えて構成されるが、この様なモータ
において、ロータ軸をケーシングに軸受を介して回動自
在に軸支することになるが、該軸受は、軸芯方向の抜止
めが成されるようにしてケーシングに止着する必要が有
る。
このため、例えば実開昭60−189616号公報に示す如く軸
受をケーシングに設けた嵌合孔に嵌め込むようにして一
側方の抜止め支持をした場合、軸受の他側方、つまりコ
ンミテータ側入口方向の抜止めは、専用の抜止め防止板
を軸受のコンミテータに対向する側の面に当てがい、こ
れをネジ固定するなどして抜止めする必要が有り、この
ため抜止め防止板等の専用部材が別途必要になつて部品
点数が多くなる許りでなく、組付け工数も増加してしま
い、コストアツプの要因になるという欠点がある。
[問題を解決する手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑み、これらの欠点を一掃
することができるモータにおける刷子ホルダステーを提
供することを目的として創案されたものであつて、永久
磁石が内周面に一体的に設けられるヨークと、ヨーク開
口部に一体的に組付けられるケーシングと、ヨークおよ
びケーシングに軸受を介して回動自在に軸支されるロー
タ軸と、ロータ軸の永久磁石に対向する部位に一体的に
設けられるロータと、ロータ軸のロータよりもケーシン
グ側部位に一体的に設けられるコンミテータと、コンミ
テータに摺接する刷子と、刷子を収納する刷子ホルダを
形成するための絶縁性の樹脂部材と、該樹脂部材をケー
シングに一体的に取付けるためのホルダステーとを備え
てなるモータにおいて、前記ホルダステーと樹脂部材と
は一体形成されるものとし、かつ該ホルダステーには、
樹脂部材から露出してケーシングにビス固定される固定
部と、樹脂部材から露出してケーシング側軸受のコンミ
テータに対向する面に接当して支持をする軸受支持部と
が形成されていることを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、専用の抜止め部材
を用いること無く軸受のコンミテータ方向への抜止めを
行うことができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はモータのヨークであつて、その内周面
には永久磁石8が一体的に設けられるものであるが、ヨ
ーク1の開口部には、ウオーム噛合部Aを内装するケー
シング2がボルト3等の固定部材を用いて一体的に固定
されている。4は永久磁石8に対向するよう配設される
ロータであつて、該ロータ4が一体的に設けられるロー
タ軸5は、両端部および中間部がヨーク1とケーシング
2とにそれぞれ軸受6、6a、7を介して回動自在に軸支
されている。そして、ロータ軸5を前記中間部を軸支す
る軸受7を用いてケーシング2に回動自在に軸支する構
成について本考案が実施されている。
つまりこのものにおいて、軸受7は、ケーシング2に形
成した孔溝2aに嵌合されることによつてロータ軸5の先
端側、つまりウオーム噛合部A方向への抜止め支持が成
されているが、逆方向、つまりコンミテータ4a方向の抜
止め支持はホルダステー9を用いて行つている。このホ
ルダステー9は金属性で、刷子10を出没自在に収容する
刷子ホルダ11aを形成する絶縁性の樹脂部材11と一体形
成されるものであるが、ホルダステー9の外径部位には
両面が樹脂部材11から露出する状態で固定部9aが形成さ
れ、そして、固定部9aをケーシング2に当てがつてビス
13で固定することによりホルダステー9がケーシング2
に一体的に取付け固定されるようになつている。
一方、ホルダステー9の内径部位は、軸受7と対向する
面が少なくとも樹脂部材11から露出する状態で軸受支持
部9bが形成されており、そして前記ホルダステー9をケ
ーシング2にビス12で固定することに伴いケーシング2
および軸受7のリングアウタのコンミテータに対向する
側の面に接当し、これによつて、軸受7のコンミテータ
4a側への抜止めをしてこの状態に支持する構成になつて
いる。
尚、図中、14は刷子ホルダ11aに収容される弾機15を受
ける導電性キヤツプ、16は軸受7をロータ軸5に固定す
るための止めリング、17は刷子10から伸びるピグテール
10aに接続され、樹脂部材11に開設した通し孔11bを貫通
するリード線である。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、刷子ホ
ルダ11aを形成するための樹脂部材11はホルダステー9
と一体形成されるので強度的に優れたものになるが、こ
のホルダステー9をケーシング2に組み込むに際し、ケ
ーシング2に嵌入した軸受7は、ホルダステー9を用し
て軸芯方向コンミテータ4a側の抜止めが成されることに
なる。つまり、ホルダステー9は、軸受7をケーシング
2に嵌入した状態で、該ホルダステー9に形成の固定部
9aをビス12で固定することによつてケーシング2に取付
け固定されるが、このとき、ホルダステー9に形成され
る軸受支持部9bが軸受7のコンミテータ4a側面に接当し
て該方向への抜止め支持が成される。
この様に、本考案が実施されたものにおいては、軸受7
のコンミテータ4a側への抜止めは、従来の如く専用の抜
止め部材を用いること無くホルダステー9に形成の軸受
支持部9bで成され、しかもその抜止め支持機能は、ホル
ダステー9をケーシング2にビス固定することによって
同時に成される。従つて、刷子ホルダ11aをケーシング
2に取り付けると共に、その強度アツプを計る部材であ
るホルダステー9をそのまま有効に利用して軸受7の抜
止めがなされることになつて部品の兼用化が計れると共
に、ホルダステーを取付ける作業がそのまま軸受7の抜
止め支持をする作業となつて、従来のように専用の抜止
め部材が不用で部品点数が減少する許りでなく、組付け
工数も簡略化されて作業性が向上しコストダウンも計れ
る。
そのうえ、ホルダステー9による軸受7の前記抜止め支
持は、刷子ホルダ11aのケーシング2への取付けと強度
アツプとを計るために必要なホルダステー9を用いて行
うものでありながら、ケーシング2への固定部9aおよび
軸受支持部9bは樹脂部材11のない露出状態となつてい
て、樹脂部材11がケーシング2や軸受7に当接するよう
に構成した場合のように、樹脂部材11がクリープ現象等
の発生で取付け精度が損なわれてしまうことが回避さ
れ、信頼性の高いものにできる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、刷子ホルダを構成する樹脂部材は、該樹脂部材
をケーシングに取付け固定するためのホルダステーと一
体形成されるため、強度的に優れたものになるが、さら
にこのホルダステーに形成の軸受支持部によつてケーシ
ングとロータ軸とのあいだに介装される軸受のコンミテ
ータ側への抜止めがなされることになつて、従来の如く
専用の抜止め部材を用いる必要が無い。しかも軸受の抜
止め支持は、ホルダステーをケーシングにビス固定する
ことによつて同時に成されることになり、もつて、刷子
ホルダの強度アップと共にケーシングへの取付け固定を
するホルダステーの有効利用がなされると共に、ホルダ
ステーのケーシングへの取付け作業がそのまま軸受の抜
止め支持作業となつて、従来のように専用の抜止め部材
が不用で部品点数が減少する許りでなく、組付け工数も
簡略化されて作業性が向上しコストダウンも計れる。
そのうえ、ホルダステーによる軸受の前記抜止め支持
は、ホルダステーに形成されるケーシングへの固定部お
よび軸受支持部は樹脂部材から露出した状態となつてい
て、ケーシングに対するホルダステーの取付け固定部位
や軸受の抜止め支持部位に樹脂部材があるもののよう
に、樹脂部材のクリープ現象等の発生で取付け精度が損
なわれてしまうことが回避され、信頼性の高いものにな
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係るモータにおける刷子ホルダステー
の実施例を示したものであつて、第1図はモータの断面
図、第2図は第1図のX−X断面図である。 図中、2はケーシング、4はロータ、4aはコンミテー
タ、5はロータ軸、7は軸受、9はホルダステー、9aは
固定部、9bは軸受支持部、10は刷子、11は樹脂部材、11
aは刷子ホルダである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】永久磁石が内周面に一体的に設けられるヨ
    ークと、ヨーク開口部に一体的に組付けられるケーシン
    グと、ヨークおよびケーシングに軸受を介して回動自在
    に軸支されるロータ軸と、ロータ軸の永久磁石に対向す
    る部位に一体的に設けられるロータと、ロータ軸のロー
    タよりもケーシング側部位に一体的に設けられるコンミ
    テータと、コンミテータに摺接する刷子と、刷子を収納
    する刷子ホルダを形成するための絶縁性の樹脂部材と、
    該樹脂部材をケーシングに一体的に取付けるためのホル
    ダステーとを備えてなるモータにおいて、前記ホルダス
    テーと樹脂部材とは一体形成されるものとし、かつ該ホ
    ルダステーには、樹脂部材から露出してケーシングにビ
    ス固定される固定部と、樹脂部材から露出してケーシン
    グ側軸受のコンミテータに対向する面に接当して支持を
    する軸受支持部とが形成されていることを特徴とするモ
    ータにおける刷子ホルダステー。
JP1988077140U 1988-06-10 1988-06-10 モータにおける刷子ホルダステー Expired - Lifetime JPH0723022Y2 (ja)

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JPH01180164U JPH01180164U (ja) 1989-12-25
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9564963B2 (en) 1995-06-30 2017-02-07 Interdigital Technology Corporation Automatic power control system for a code division multiple access (CDMA) communications system

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5630551U (ja) * 1979-08-11 1981-03-24
JPS6141405Y2 (ja) * 1980-07-19 1986-11-25

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US9564963B2 (en) 1995-06-30 2017-02-07 Interdigital Technology Corporation Automatic power control system for a code division multiple access (CDMA) communications system

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JPH01180164U (ja) 1989-12-25

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