JPH0722941Y2 - 表示機能付きページング受信機 - Google Patents

表示機能付きページング受信機

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JPH0722941Y2
JPH0722941Y2 JP1988168970U JP16897088U JPH0722941Y2 JP H0722941 Y2 JPH0722941 Y2 JP H0722941Y2 JP 1988168970 U JP1988168970 U JP 1988168970U JP 16897088 U JP16897088 U JP 16897088U JP H0722941 Y2 JPH0722941 Y2 JP H0722941Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は、無線による呼び出しと共にメッセージをも受
信して表示する表示機能付きページング受信機に関す
る。
〔従来技術及びその問題点〕
従来より、選択呼び出し番号に続くメッセージ情報を受
信し、このメッセージ情報を表示できるようにしたペー
ジング受信機は、一般に知られている。この種のページ
ング受信機は、受信したメッセージ情報を複数記憶保持
し、これらを所定の読み出しスイッチの操作により、最
新の情報から順に表示できるようになっている。
ところが、現在のページングサービスは、回線の使用効
率を高めるために、1回の呼び出しで送信しうるメッセ
ージの文字数を制限している。例えば、数字表示式ペー
ジング受信機に対しては4ビット系で20文字、文字表示
式ページング受信機に対しては8ビット系で40文字に制
限されている。そのため、上記のように受信メッセージ
を最新のものから順に表示させるようにしたページング
受信機では、次のような問題が生じた。
すなわち、送信すべきメッセージが上記の文字数制限を
越えた長文である場合、1つの連続したメッセージを複
数回に分けて送信しなければならない場合がある。例え
ば、「次の時刻までに現地へ直行して下さい。14-00都
合の悪い場合には次の番号に連絡して下さい。03-123-4
567」というような長文のメッセージを送信する場合、
その送信データは以下のようになる。
ここで、「○○」は予め受信機内に記憶されている各定
型句(ここでは、「次の時刻までに現地へ直行して下さ
い」や「都合の悪い場合には次の番号に連絡して下さ
い」に相当する)に対応する短縮番号であり、「FF」は
その次の2文字が上記定型句の短縮番号であることを識
別するための識別コードであり、「□」はスペースを示
し、また、点線は2つのデータA、Bが連続しているこ
とを示している。この例では、1つの連続したメッセー
ジが、スペース1文字分を含む25文字から構成されてい
るので、これを文字制限20文字の受信機に対して送信す
る時は、2つのデータA、Bに分割し、呼び出しを2回
行って送信しなければならない。
このような場合であっても、上記受信機でのメッセージ
表示は新しく受信されたものから順に表示されるので、
上記のように分割された2つのデータA、Bは逆の順序
で、すなわちデータAよりもデータBの方が先に表示さ
れてしまう。すると、後半のデータBだけを見て、前半
のデータAを見のがしてしまう場合もあり、また、これ
らのデータが互いに関連したデータであるかどうかもわ
からず、よって、メッセージの内容を適切に伝達するこ
とが困難であるという問題が起こる。
また、他の例として、スケジュールの変更連絡のよう
に、先に送信したメッセージに関連するメッセージを、
その後から送信する場合がある。例えば、「次の時刻ま
でに帰ります。14-00」というメッセージを送信し、そ
の後しばらくたってから、「遅れます。遅れ程度は約
(分)120」というメッセージを送信する場合などであ
る。このような場合も、受信機側では、2つの関連した
メッセージが先後逆になって、しかも互いにばらばらに
表示されることになるので、上記の例と同様に、メッセ
ージの内容を適切に伝達しにくいといった問題が生じ
る。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、時間的に間隔をおいて受信された関連
メッセージがある場合でも、その内容を適切に伝達する
ことのできる表示機能付きページング受信機を提供する
ことにある。
〔考案の要点〕
本考案は、上記目的を達成するため、受信データの中に
「先に受信されたメッセージの中に関連メッセージ有
り」を示す特定コードが含まれているかどうかを検出
し、含まれている時には、現在表示中のメッセージの関
連メッセージが先に受信されたメッセージの中にあるこ
とを明示するようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は、本考案の一実施例に係るページング受信機の
外観図である。
同図において、受信機本体1の正面上方には、各種情報
を表示する表示部2が配置されている。この表示部2
は、液晶表示装置等で構成されるもので、受信されたメ
ッセージを表示するためのドットマトリクス型のメッセ
ージ表示部2aと、「関連メッセージ有り」を明示するた
めのマーカ表示部2bと、現在表示中のメッセージがどの
発呼者から送信されたものかを明示する呼種別を表示す
るためのセグメント型或いはドットマトリクス型の呼種
別表示部2cとからなっている。表示部2の下方左には、
新たなメッセージが受信された時に、その発呼者に応じ
たパターンの報知音を所定時間出力するためのスピーカ
3が設けられている。
また、スピーカ3の右方には、3つのスイッチS1、S2
びS3が設けられている。ここで、スイッチS1は、複数記
憶された受信メッセージを表示部2に順次表示させるた
めの読み出しスイッチであり、スイッチS2は、現在表示
中のメッセージと同一発呼者のメッセージを順次表示さ
せるためのチェックスイッチであり、スイッチS3は、受
信動作にのみ関連する回路部への電源供給のオン、オフ
を行うメインスイッチである。
第2図は、本実施例の受信機内部の回路構成を示すブロ
ック図である。
同図において、アンテナ4は基地局から送信された無線
信号を受信するアンテナであり、その受信信号は受信部
5に送られる。受信部5は、上記受信信号を検波、増
幅、復調して、「0」及び「1」からなるシリアルのデ
ジタルデータとする回路であり、このデジタルデータは
デコーダ部7に与えられる。本実施例では、ポクサグ
(POCSAG)方式を採用しており、上記受信部5から出力
されたデジタルデータは第3図及び第4図のように構成
されている。
すなわち、ポクサグ方式における全体の送信信号フォー
マットは、第3図(a)に示すように、第1番目に576
ビットの101010・・・と続くプリアンブル信号Aと、こ
れに続く複数のバッチ信号B、C・・・とからなってい
る。プリアンブル信号Aは、受信機に対し、これからデ
ータが送られることを認識させ同期をとるための信号で
ある。
上記バッチ信号B、C・・・の各バッチフォーマット
は、第3図(b)に示すように、同期コードSCと、8個
のブロックCD1〜CD8とから構成され、各ブロックは2コ
ードワードからなっている。上記同期コードSC及び各コ
ードワードは32ビットで構成され、更に、各コードワー
ドはアドレスを示すアドレスコードワードACとメッセー
ジを示すメッセージコードワードMCに分けられる。
上記アドレスコードワードACは、第3図(c)に示すよ
うに、メッセージフラグ、アドレスビット、ファンクシ
ョンビット、BCHパリティ及びイーブンパリティから構
成される。メッセージフラグは次のコードがアドレスビ
ットであるかメッセージビットであるかを識別するフラ
グであり、「0」の時にアドレスビット、「1」の時に
メッセージビットを表している。メッセージフラグの後
のビット2からビット19までがアドレスビットであっ
て、これが選択呼び出し番号に対応している。次のファ
ンクションビットは2ビットからなり、これは各発呼者
に対応した表示形態や報音形態を示すためのビットであ
り、例えば「00」、「01」、「10」、「11」の4種類の
ファンクションがある。本実施例では、これらアドレス
ビット及びファンクションビットに基づいて、メッセー
ジの発呼者を識別する。ビット22からビット31までのBC
Hパリティは、この10ビットのデータによって、コード
内部に発生するエラービットの検出及び訂正を行うため
のものである。ビット32にはイーブンパリティが設けら
れており、このイーブンパリティは先頭から最終までの
ビットが「1」の数を表すものの総数が奇数個あったか
偶数個あったかを表しており、例えば1ビットだけ
「0」と「1」を間違えた場合には、このイーブンパリ
ティのチェックによって、ビットが欠落したか或いは付
加されてしまったかを判断することができる。
上記メッセージコードワードMCは、第3図(d)に示す
ように、上記アドレスコードワードACのアドレスビット
及びファンクションビットの代わりに、20ビットからな
るメッセージビットを入れた構成となっている。このメ
ッセージビットには、4ビットで1文字として、全部で
5文字分のデータを納めることができ、このメッセージ
ビットを4個連続させることにより、最高20文字を1回
で送信できるようになっている。そして、特に本実施例
では、第4図に示すように、アドレスコードワードACに
続く第1のメッセージコードワードMC1におけるメッセ
ージビットの先頭桁b1(1文字分)を、「関連メッセー
ジ有り」を示すための特定コードとして利用する。上記
の特定コードとしては、例えば、ポクサグ方式の数値デ
ータページャコードのうちの未定義コード“A"(「101
0」)を使用できる。
次に第2図に戻り、ID-ROM6は、例えば2種類のアドレ
ス番号を自己の呼び出し番号として記憶している固定メ
モリである。デコーダ部7は、受信部7から出力された
受信データの入力同期をとると共に誤り訂正を行った
後、そのデータのアドレスビット(第3図(c)参照)
で示される呼び出し番号と一致するかどうかを判別する
回路であり、呼び出し番号が一致した時は、CPU8に受信
割り込み指令を出力すると共に、上記呼び出し番号に引
き続いて受信されるメッセージ情報(第3図(d)参
照)をパラレルデータに変換してCPU8に出力し、一方、
呼び出し番号が一致しない時は受信部5による受信の打
ち切りを指示する。
CPU8は、上記の受信割り込み指令や、第1図に示した読
み出しスイッチS1及びチェックスイッチS2等を含むキー
入力部9からのキー入力信号等に基づいて各種の処理を
実行する中央処理部であり、例えば受信メッセージをメ
モリ10に順次書き込んだり、或いはメモリ10からメッセ
ージを読み出して表示部2に表示させたり等の処理を行
う。その具体的な処理については、後述する。
メモリ10は、主に上記デコーダ部7から出力されたメッ
セージ等の各種データをCPU8の指示に従って記憶する、
読み出し及び書き込み可能なメモリであり、その詳細な
構成については、第5図に基づき後述する。定型句メモ
リ11は、メッセージとして使用される各種の定型句、例
えば前述したような「次の時刻までに現地へ直行して下
さい。」や「遅れます。遅れ程度は約(分)」等の文を
記憶している読み出し専用のメモリであり、受信メッセ
ージに含まれる2桁の短縮番号に対応した定型句が読み
出される。キャラクタジェネレータ12は、定型句をメッ
セージ表示部2aにドットマトリクス表示させる際に、そ
の定型句を構成している漢字やひらがな等を表示用のド
ットパターンに変換する回路である。
表示バッファ13は、キャラクタジェネレータ12で作成さ
れたドットパターンデータや各種の表示用のデータをCP
U8の指示によって一時的に格納しておくメモリであり、
表示ドライバ14は、表示バッファ13に格納されたデータ
を表示部2(第1図に示したものと同じ)に表示させる
ための回路である。また、スピーカドライバ15は、メッ
セージの受信があった時に、CPU8の指示により、その受
信メッセージの発呼者を示す呼種別情報(第3図(c)
のアドレスビット及びファンクションビットの組み合わ
せからなるデータ)に対応したパターンでスピーカ3
(第1図に示したものと同じ)を駆動させる回路であ
る。LEDドライバ16は、上記スピーカドライバ15による
スピーカ3の駆動と同時に、呼出種別情報に対応したパ
ターンでLED17(第1図では省略)を発光させる回路で
ある。
次に第5図は、上記のメモリ10の主要内容を示す模式構
成図である。
同図において、バッファレジスタXは、新たに受信され
た各種情報を一時的に格納するレジスタである。計時レ
ジスタYは、CPU8で計時クロック信号を順次計数して得
られる、時、分、秒等からなる現在の時刻情報を記憶す
るレジスタである。メッセージレジスタZは、複数の記
憶領域Z1、Z2、Z3・・・・等からなり、その記憶領域
に、受信された情報をそれぞれ新しいものから順に記憶
するレジスタである。そして、各記憶領域Z1、Z2、Z3
・・・等は、いずれも、呼種別情報を記憶するための呼
種別記憶部D1と、メッセージを記憶するためのメッセー
ジ記憶部D2と、着信時刻情報を記憶するための着信時刻
記憶部D3とからなっている。ここで、上記呼種別情報
は、第3図(c)に示したアドレスビットで示される2
通りの呼び出し番号と、ファンクションビットで示され
る4通りのファンクションデータとの組み合わせからな
る3ビットのデータであり、これにより8種類の発呼者
を識別できるようになっている。
また、表示ポインタPは、計時レジスタY及び上記メッ
セージレジスタZの各記憶領域に記憶されている複数の
情報の中から、表示部2に表示させるための1つを指定
するポインタであり、P=0の時は計時レジスタYの内
容を指定し、P=1以上の時はメッセージレジスタZの
各記憶領域の内容を指定する。関連表示フラグFは、新
たに受信されたメッセージ中に特定コード(第4図参
照)が含まれている時や、表示ポインタPで指定された
メッセージが特定コードを持っている時などにセットさ
れるフラグであり、このセット中は第1図に示したマー
カ表示部2bが点灯する。タイマフラグT1、T2は、新たな
メッセージが受信された時にスピーカ3及びLED17を所
定時間だけ駆動させたり、或いは受信メッセージを所定
時間だけ表示させるための時間計測に使用されるフラグ
であり、このフラグのセットにより時間計測が開始され
る。タイマレジスタTは、上記の時間計測時にタイマと
して使用されるレジスタである。レジスタM1、M2は、メ
ッセージの表示中にチェックスイッチS2が操作された場
合に、そのメッセージと同一呼種別のメッセージを検索
している間、それぞれ表示ポインタPの内容と呼種別情
報とを一時的に記憶しておくレジスタである。メッセー
ジ数レジスタNは、メッセージレジスタZに記憶されて
いるメッセージ情報の数を記憶するレジスタである。
次に、本実施例の主要な処理動作について、第6図及び
第7図に基づき説明する。なお、第6図は本実施例の全
体的な処理動作を示すフローチャートであり、第7図は
第6図中のキー処理(ステップa21)を具体的に示すフ
ローチャートである。
まず、第6図において、通常はホールト(HALT)状態に
あり(ステップa1)、ここで第2図に示したデコーダ7
から受信割り込み指令が送られた時は、その受信データ
に含まれる呼種別情報及びメッセージ情報(第3図及び
第4図参照)と、その受信があった時の計時レジスタY
の内容である着信時刻情報とを、バッファレジスタXへ
一旦取り込む(ステップa2)。その後、メッセージレジ
スタZに既に記憶されている全データを一段下にシフト
させ、これによって空になった先頭の記憶領域Z1の各記
憶部D1、D2、D3に、上記バッファレジスタXに取り込ん
だ各情報をそれぞれ記憶させる(ステップa3)。
続いて、報知処理を開始し(ステップa4)、タイマフラ
グT1をセットする(ステップa5)。上記報知処理では、
第2図に示したスピーカドライバ15とLEDドライバ16に
指令を与え、上記呼種別情報に対応したパターンでスピ
ーカ3とLED17を駆動する。これにより、受信機の所持
者は、どの発呼者からのメッセージが届いたのかを容易
に知ることができる。なお、この報知処理は、後述する
ステップa12〜a15の処理により、所定時間(ここでは例
えば8秒間)だけ行われる。
次に、タイマフラグT2がセットされているかどうか、す
なわち所定時間のメッセージ表示(ステップa16〜a19
照)がまだ続いているかどうかを判別し(ステップ
a6)、まだメッセージの表示中であれば、以後のステッ
プa7〜a10の処理を行わない。一方、T2がセットされて
いなければ、受信メッセージの中に、「関連メッセージ
有り」を示す特定コード(第4図参照)が含まれている
かどうかを判別する(ステップa7)。ここで、特定コー
ドがあれば関連表示フラグFをセットし(ステップ
a8)、特定コードがなければセットしない。関連表示フ
ラグFがセットされると、マーカ表示部2bが点灯する。
これにより、受信機の所持者は、既に受信されたメッセ
ージの中に、今受信されたメッセージと関連するメッセ
ージがあるということを知ることができる。
その後、表示処理を開始し(ステップa9)、タイマフラ
グT2をセットする(ステップa10)。上記表示処理で
は、上記の特定コードを除く受信メッセージと着信時刻
とをメッセージ表示部2aに表示すると共に、このメッセ
ージに対応する呼種別を呼種別表示部2cに表示する。こ
の際、メッセージの中に、定型句を指定するための短縮
番号が含まれている時は、その短縮番号に対応する定型
句を定型句メモリ11から読み出し、これをキャラクタジ
ェネレータ12によりドットパターンに変換して、メッセ
ージ表示部2aでドットマトリクス表示を行う。
一方、上記ホールト状態(ステップa1)において、例え
ば1秒毎の計時クロック信号が出力された場合には、ま
ず通常の計時処理を行う(ステップa11)。この計時処
理では、計時レジスタYを用いて計時クロック信号を計
数し、年、月、日、時、分、秒等からなる現在時刻デー
タを得る。次に、タイマフラグT1がセットされているか
どうかを判別し(ステップa12)、セットされていれ
ば、タイマレジスタTを用いて計測処理を行う(ステッ
プa13)。その後、タイムアップしたかどうか、すなわ
ち所定の時間(例えば8秒間)が経過したかどうかを判
別し(ステップa14)、タイムアップしている時は、上
記ステップa4で開始した報知処理を停止すると共に、タ
イマフラグT1をリセットする(ステップa15)。これに
より、着信時のスピーカ3及びLED17による報知時間が
決まる。
次に、今度はもう1つのタイマフラグT2がセットされて
いるかどうかを判別し(ステップa16)、セットされて
いれば、タイマレジスタTを用いて計測処理を行う(ス
テップa17)。その後、タイムアップしたかどうか、す
なわち所定の時間(例えば30秒間)が経過したかどうか
を判別する(ステップa18)。ここで、タイムアップし
ていれば、表示ポインタPに「0」をセットすることに
より計時レジスタYの内容を指定し(ステップa19)、
一方、まだタイムアップしていなければ、現在の表示ポ
インタPの内容をそのまま維持して、そのPで指定され
るデータを表示部2に表示する(ステップa20)。これ
により、着信時の受信メッセージの表示時間や、後述す
る読み出しスイッチS1の操作で表示されたメッセージの
表示時間が決まり、所定時間だけ表示された後は通常の
現在時刻表示に戻る。
また、ステップa1のホールト状態において、何らかのキ
ースイッチが操作されてキー入力信号が送られた場合
は、その操作されたキースイッチに対応した処理を行う
(ステップa21)。このキー処理を、第7図に基づき、
以下に具体的に説明する。
第7図においては、まず、操作されたスイッチが読み出
しスイッチS1かどうかを判別する(ステップb1)。読み
出しスイッチS1であれば、現在の操作モードが、関連メ
ッセージを検索するモードであるチェックモード(ステ
ップb17参照)かどうかを判別し(ステップb2)、チェ
ックモードでなければ、表示ポインタPを1つカウント
アップすることにより次のメッセージを指定する(ステ
ップb3)。そして、表示ポインタPの内容がメッセージ
数レジスタNの内容を越えたかどうか、すなわち表示ポ
インタPがメッセージレジスタZ中の最終メッセージの
指定を既に終了しているかどうかを判別する(ステップ
b4)。ここで、P>Nであれば、Pに「1」をセットす
ることにより先頭のメッセージ(最新のメッセージ)を
指定し(ステップb5)、一方、P≦Nであれば、現在の
Pの内容をそのまま維持する。
続いて、上記のPで指定されたメッセージの中に、「関
連メッセージ有り」を示す特定コード(第4図参照)が
含まれているかどうかを判別し(ステップb6)、特定コ
ードが含まれている時だけ、関連表示フラグFをセット
する(ステップb7)。関連表示フラグFがセットされる
と、マーカ表示部2bが点灯する。これにより、受信機の
所持者は、既に受信されたメッセージの中に、現在表示
中のメッセージと関連するメッセージがあるということ
を知ることができる。
その後、上記のPで指定されたメッセージ、着信時刻及
び呼種別を表示し(ステップb8)、タイマフラグT2をセ
ットする(ステップb9)。この表示は、上記ステップa
14〜a17の処理により、所定時間(ここでは、例えば30
秒間)だけ行われる。よって、チェックモードでない時
に読み出しスイッチS1を操作することにより、その操作
毎に、メッセージレジスタZに記憶されたメッセージを
順に表示することができ、しかも、表示されたメッセー
ジと関連するメッセージがある時は、このことをマーカ
表示部2bの点灯により知ることができる。
また、上記ステップb1において、読み出しスイッチS1
はないと判別された時は、続いてチェックスイッチS2
どうかを判別する(ステップb13)。ここで、チェック
スイッチS2であれば、現在の操作モードが、関連メッセ
ージを検索するモードであるチェックモードかどうかを
判別する(ステップb14)。もし、チェックモードでな
ければ、現在の表示ポインタPの内容をレジスタM1に格
納すると共に、そのPで指定されるメッセージの呼種別
をレジスタM2に格納し(ステップb15、b16)、更に、操
作モードをチェックモードに切り換える(ステップ
b17)。
続いて、表示ポインタPを1つカウントアップし(ステ
ップb18)、そのPの内容がメッセージ数レジスタNの
内容を越えたかどうかを判別する(ステップb19)。も
し、まだP≦Nであれば、そのPで指定されたメッセー
ジの呼種別が、上記レジスタM2に格納されている呼種別
と同一かどうかを判別する(ステップb20)。同一でな
ければ、上記のステップb18に戻り、同一のものが現れ
るまでステップb18〜b20を繰り返す。すなわち、同一の
発呼者によって送信された、1つ前のメッセージを検索
する。このようにして同一の発呼者からのメッセージが
見つかった場合には、そのメッセージ及び呼種別を表示
すると共に、そのメッセージに特定コードが含まれてい
れば、マーカ表示部2bで関連表示も行う(ステップb6
b9参照)。すなわち、チェックモード以外のメッセージ
表示中にチェックスイッチS2を操作すると、チェックモ
ードに切り換えることができると共に、この時に表示中
のメッセージと同一の発呼者から送られた、1つ前のメ
ッセージを表示させることができる。そして、このよう
にして検索されたメッセージと更に関連するメッセージ
があるどうかをも、マーカ表示部2bにより知ることがで
きる。
一方、上記ステップb19において、P>Nであると判別
された場合は、レジスタM2に格納されている呼種別と同
一の呼種別が見つからなかった場合なので、この場合
は、例えば「ありません」等の特殊表示を行う(ステッ
プb21)。
また、上記ステップb14において、チェックモードであ
ると判別された時は、ステップb15〜b17の処理を行わず
に、そのままステップb18へ進み、上述したようにして
同一発呼者の検索を行う(ステップb18〜b21参照)。す
なわち、チェックモードにおいてチェックスイッチS2
操作すると、その操作前に表示されていたメッセージと
同一の発呼者から送られた、これよりも前のメッセージ
を順次表示させることができる。
また、上述したステップb2において、チェックモードで
あると判別された時は、レジスタM1に記憶されていたP
の内容(ステップb15参照)を再度Pにセットし(ステ
ップb10)、その後、レジスタM1及びM2をクリアし(ス
テップb11)、更にチェックモードをリセットする(ス
テップb12)。すなわち、チェックモードの時に読み出
しスイッチS1を操作することにより、チェックモードを
解除して、もとのメッセージを表示させることができ
る。
なお、上記ステップb13において、チェックスイッチS2
でもないと判別された時は、その他のスイッチに応じた
キー処理を行う(ステップb22)。
従って、本実施例によれば、受信時や読み出しスイッチ
S1操作時において表示されたメッセージと関連するメッ
セージがある時には、マーカ表示部2bを点灯するように
したので、関連メッセージがあることを容易に知ること
ができる。しかも、メッセージの表示中にチェックスイ
ッチS2を操作することにより、表示中のメッセージと同
一発呼者のメッセージを順次表示させることができる。
よって、マーカ表示部2bの点灯によって関連メッセージ
があることを知った場合は、その表示状態のままチェッ
クスイッチS2を操作するだけで、同一発呼者からのメッ
セージだけを迅速に表示させて確認することができるの
で、関連メッセージを簡単に探すことができる。例え
ば、従来技術の説明の際にあげた例のように、先に「次
の時刻までに帰ります。14-00」というメッセージを送
信し、その後しばらくたってから「遅れます。遅れ程度
は約(分)120」というメッセージを送信したい場合に
は、後から送る方のメッセージの先頭に特定コードを付
けておくだけで、受信機側では、上記のようにして、先
に送られた関連メッセージを容易に知ることができるの
で、メッセージ内容の伝達を極めて適切に行うことがで
きる。
なお、上記実施例では、特定コードの設定場所としてメ
ッセージビットの先頭桁を選んだが、ここに限定される
ことはなく、例えばアドレスコードワードのファンクシ
ョンビットを選んでもよい。
また、関連メッセージがあることを明示するための手段
としては、上述したマーカ表示部の代わりに、例えば光
や音で知らせるものであってもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、現在表示中のメ
ッセージの関連メッセージが先に受信されたメッセージ
の中にある時にはそのことを明示するようにしたので、
複数回に分けて送信されたメッセージや、時間的に間隔
をおいて送信された関連メッセージ等がある場合でも、
それらの内容を適切に伝達することができる。また、特
定コードをメッセージ情報中に含めないようにすること
により、1回の呼び出しで送信しうるメッセージ情報の
文字数が特定コードの分減ってしまうといった事態を回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るページング受信機の外
観図、 第2図は本実施例の受信機内部の回路構成を示すブロッ
ク図、 第3図(a)〜(d)はポクサグ(POCSAG)方式のデー
タ構成図、 第4図は第3図の中でも本実施例の特徴とする部分を具
体的に示すデータ構成図、 第5図は第2図に示したメモリ10の主要内容を示す模式
構成図、 第6図は本実施例の全体的な処理動作を示すフローチャ
ート、 第7図は第6図中のキー処理(ステップa21)を具体的
に示すフローチャートである。 2……表示部、2a……メッセージ表示部、2b……マーカ
表示部、2c……呼種別表示部、3……スピーカ、5……
受信部、6……ID-ROM、7……デコーダ部、8……CP
U、10……メモリ、11……定型句メモリ、Z……メッセ
ージレジスタ、F……関連表示フラグ、S1……読み出し
スイッチ、S2……チェックスイッチ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】受信されたメッセージ情報を記憶するメッ
    セージ記憶手段と、 所定スイッチが操作される毎に、該メッセージ記憶手段
    に記憶中のメッセージ情報を着信順に順次表示するメッ
    セージ表示手段とを有する表示機能付きページング受信
    機において、 前記所定スイッチにより表示指定されたメッセージ情報
    が、先に受信されたメッセージの中に関連メッセージ有
    りを示す特定コードを含んでいるか否かを検出する検出
    手段と、 該検出手段により特定コードを含んでいると検出された
    時に、関連メッセージが有ることを明示する明示手段と
    を備えたことを特徴とする表示機能付きページング受信
    機。
  2. 【請求項2】受信されたメッセージ情報を記憶するメッ
    セージ記憶手段と、 所定スイッチが操作される毎に、該メッセージ記憶手段
    に記憶中のメッセージ情報を着信順に順次表示するメッ
    セージ表示手段とを有する表示機能付きページング受信
    機において、 前記所定スイッチにより表示指定されたメッセージ情報
    と共に受信された他の情報が、先に受信されたメッセー
    ジの中に関連メッセージ有りを示す特定コードを含んで
    いるか否かを検出する検出手段と、 該検出手段により特定コードを含んでいると検出された
    時に、関連メッセージが有ることを明示する明示手段と
    を備えたことを特徴とする表示機能付きページング受信
    機。
JP1988168970U 1988-12-27 1988-12-27 表示機能付きページング受信機 Expired - Lifetime JPH0722941Y2 (ja)

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JP1988168970U JPH0722941Y2 (ja) 1988-12-27 1988-12-27 表示機能付きページング受信機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5939130A (ja) * 1982-08-27 1984-03-03 Nec Corp 表示機能付無線選択呼出受信機

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