JPH07191995A - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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JPH07191995A
JPH07191995A JP5330087A JP33008793A JPH07191995A JP H07191995 A JPH07191995 A JP H07191995A JP 5330087 A JP5330087 A JP 5330087A JP 33008793 A JP33008793 A JP 33008793A JP H07191995 A JPH07191995 A JP H07191995A
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JP5330087A
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Inventor
Youji Fukumochi
陽士 福持
Chinami Hino
ちなみ 日野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 対話型の機械翻訳処理の効率をより向上させ
る。 【構成】 機械翻訳装置は、機械翻訳モジュールと、原
文と訳文とを対話型で編集する手段と、その編集履歴を
記憶するためのファイルと、そのファイルの内容を判別
するための処理(S0301、S0302、S030
6、S0307)と、判別結果に従って機械翻訳の実行
内容を制御するための処理(S0303、S0304、
S0305、S0308)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】この発明は機械翻訳装置に関し、特に、
原文と訳文とを対照して表示しながらそれぞれを編集す
ることができる対話型の機械翻訳機能を備えた機械翻訳
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、機械翻訳装置や機械翻訳のための
ソフトウェアが普及している。機械翻訳装置において
は、キーボードなどから入力されたソース言語の文が、
メインCPUの制御によって翻訳モジュールに与えられ
る。翻訳モジュールは、メモリに記憶されている基本辞
書、専門用語を登録した専門用語辞書、ユーザが登録可
能なユーザ辞書などの辞書や、文法規則、木変換規則な
どを利用して、ターゲット言語に翻訳する。
【0003】この機械翻訳装置では、原文と訳文とを1
対1に対応づけ、たとえば画面の左半分と右半分、上半
分と下半分などに原文領域と訳文領域とを設け、両者を
対照して表示し、編集する処理が行なわれる。
【0004】このような機械翻訳装置を用いて対話型の
翻訳処理を行なう場合、機械翻訳装置の翻訳モジュール
による処理のみによっては、所望の翻訳結果が得られな
いことがある。そうした場合の対策として次のようなも
のが用いられている。
【0005】 原文を、機械翻訳処理に適した形式に
修正する。これを前編集処理という。
【0006】 機械翻訳において複数通りの解釈が得
られた場合、その別解釈に基づく翻訳結果を採用する。
この別解釈を「次候補」と呼ぶ。
【0007】 訳文領域に表示された訳文を直接編集
し、所望の翻訳文を得る。これは「後編集処理」と呼ば
れる。
【0008】以上のような3つの処理のいずれか1つ、
またはいくつかを組み合わせて、機械翻訳装置が出力す
る翻訳結果を参照しながら対話型翻訳処理が行なわれ
る。
【0009】ところが、このように前編集処理、次候補
の採用、後編集処理などを行なっても、再度機械翻訳装
置によって原文を翻訳し直すと、そうしたユーザによる
編集処理がすべて無効になってしまう。そのような場合
には、上述した処理を繰返さなければならないという問
題点があった。
【0010】こうした問題を解決するために、たとえば
特開平4−75168号公報には、原文と訳文とを対応
づけて記憶するとともに、訳文が修正されたかどうかを
示す情報も併せて記憶する原文訳文対管理テーブルと、
この原文と訳文とを対応づけて表示するとともに、翻訳
結果に修正が行なわれたことを表示する表示手段とを備
えた機械翻訳装置が開示されている。こうすることによ
り、画面に表示された訳文が修正済みのものであること
が確認でき、再び機械翻訳を繰返してしまうことによ
り、翻訳の修正結果を無駄にすることはない、と同公報
には記載されている。
【0011】一方、上述のように翻訳結果を修正する場
合、特定の単語訳に対して、特定の訳語を割当てること
がよく生ずる。そうした場合には、予めユーザ登録辞書
に、そのような原語の単語と訳語とを対にして登録して
おけば、機械翻訳の結果の必要性は減少する。あるい
は、対話翻訳時に、学習辞書と呼ばれる、訳語変換に用
いられた訳語を優先して使用する辞書を用いることも可
能である。
【0012】しかし、ユーザ登録辞書や学習辞書に登録
するほどの重要性は感じられないが、後に再利用するた
めの訳語情報として残しておきたい訳語が生ずることが
ある。これらを、仮にユーザ登録辞書や学習辞書に登録
すると、次の翻訳時にはその訳語は優先して機械翻訳に
使用されるので、たとえば他の分野の文章などを翻訳し
た場合には不適切な翻訳結果となる可能性が高い。その
ために、こうした訳語は直ちにこれら辞書に登録するこ
とはできない。
【0013】したがってこうした訳語は、訳文に発生す
るたびに手操作によって変更する必要がある。一方で、
そうした訳語をユーザ登録辞書や学習辞書に登録すべき
か否か、の指標となるような一般的な基準としては、そ
の訳語が利用された回数がどの程度であるかを示す利用
頻度を使用することが考えられる。しかし、翻訳作業中
にそのような変換回数をいちいち記録しておくことはで
きず、結果としてユーザ登録辞書などに適切な訳語を登
録できないという問題点がある。
【0014】こうした問題点を解決するための1つの方
策として、たとえば特開昭62−99864号公報に
は、ソース原語表示位置の近傍に覚書きを書込む欄を設
けた機械翻訳装置が開示されている。覚書きの内容とし
ては、たとえば辞書を検索した結果得られる情報などが
例として挙げられている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平4−75168号公報に開示された装置では、訳文
の修正があった旨の注意が画面に表示されるものの、そ
の情報に従って適切な措置を行なえるかどうかは、操作
者の注意力にかかっている。仮に操作者がこの情報を見
落としたり、気づいていても誤って操作をしてしまうよ
うなことがあれば、結局それ以前に行なわれた修正結果
が無効になってしまうという問題がある。また、特開昭
62−99864号公報に開示された技術では、翻訳作
業において覚書きを参照することができ、また覚書き内
容を充実させていくことはできる。しかし、覚書きの内
容を翻訳結果に反映させるためには、結局操作者による
操作が必要である。すなわち、従来技術の機械翻訳装置
では、ユーザ登録辞書への単語の登録を適切に行なえな
かったり、翻訳の修正の際の履歴を訳文の修正の際に有
効に利用できないために、機械翻訳の効率がそれほど高
くないという問題点がある。
【0016】したがって請求項1に記載の発明の目的
は、より効率的な機械翻訳を容易に行うことができる機
械翻訳装置を提供することである。
【0017】請求項2に記載の発明の目的は、より効率
的な機械翻訳を容易に行うことができる機械翻訳装置を
提供することである。
【0018】請求項3に記載の発明の目的は、より効率
的な機械翻訳を容易に行うことができ、かつ翻訳用辞書
への単語登録をも援助できる機械翻訳装置を提供するこ
とである。
【0019】請求項4に記載の発明の目的は、より効率
的な機械翻訳を容易に行うことができ、かつ翻訳用辞書
への単語登録をも、使用者の状況に応じて適切に援助で
きる機械翻訳装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の機械翻
訳装置は、ソース言語の文章をターゲット言語の文章に
翻訳するための機械翻訳手段と、ソース言語の入力文章
と、入力文章に対する機械翻訳手段の翻訳結果とを、入
力文章の予め定める単位ごとに表示し、編集するための
編集手段と、編集手段による編集の履歴を、単位ごとに
記憶するための編集履歴記憶手段と、編集履歴記憶手段
に格納された編集手段による編集の内容を判別するため
の判別手段と、判別手段の判別結果にしたがって、機械
翻訳手段による機械翻訳の実行内容を制御するための翻
訳制御手段とを含む。
【0021】請求項2に記載の機械翻訳装置は、機械可
読な翻訳用辞書を用いて、ソース言語の文章をターゲッ
ト言語の文章に翻訳するための機械翻訳手段と、ソース
言語の入力文章と、入力文章に対する機械翻訳手段の翻
訳結果とを、入力文章の予め定める単位ごとに表示し、
手操作により編集するための編集手段と、ターゲット言
語の文字列を、翻訳用辞書に含まれるソース言語の見出
しの文字列と関連付けて、翻訳用辞書とは別個に記憶す
るための記憶手段と、記憶手段の内容を編集するための
手段と、編集手段により所定の命令が与えられたことに
応答して、編集手段により選択されたソース言語の文字
列に対応する、ターゲット言語の文字列を、記憶手段の
記憶内容を参照してターゲット言語の文字列に変換する
ための変換手段とを含む。
【0022】請求項3に記載の機械翻訳装置は、請求項
2に記載の機械翻訳装置であって、記憶手段に記憶され
たターゲット言語の文字列が、変換手段によるソース言
語の文字列の変換に利用された回数を、記憶手段に記憶
されたターゲット言語の文字列の各々について記憶する
ための利用回数記憶手段と、利用回数記憶手段の内容に
基づいて、記憶手段に記憶されたターゲット言語の各文
字列の利用状況を表示するための手段とをさらに含む。
【0023】請求項4に記載の機械翻訳装置は、請求項
3に記載の機械翻訳装置であって、記憶手段に記憶され
たターゲット言語の文字列の、基準となる利用回数を入
力し記憶するための基準利用回数記憶手段をさらに含
み、利用状況を表示するための手段は、基準利用回数記
憶手段の内容に対する、利用回数記憶手段の内容の割合
を表示するための手段を含む。
【0024】
【作用】請求項1に記載の機械翻訳装置においては、編
集手段により、ソース言語の入力文章と、入力文章に対
する機械翻訳手段の翻訳結果とを表示し、編集すること
ができる。編集履歴記憶手段は、編集手段による編集の
履歴を、入力文章の所定の単位ごとに記憶する。編集履
歴記憶手段に格納された編集手段による編集の内容が判
別手段により判別され、判別手段の判別結果にしたがっ
て、機械翻訳手段による機械翻訳の実行内容が制御され
る。
【0025】請求項2に記載の機械翻訳装置において
は、ソース言語の入力文章と、入力文章に対する機械翻
訳手段の翻訳結果とを、編集手段により編集できる。こ
のとき、ターゲット言語の文字列を、翻訳用辞書に含ま
れるソース言語の見出しの文字列と関連付けて、翻訳用
辞書とは別個に記憶手段に記憶させておき、編集手段に
より所定の命令が与えられたことに応答して、編集手段
により選択されたソース言語の文字列に対応するターゲ
ット言語の文字列を、記憶手段の記憶内容を参照してタ
ーゲット言語の文字列に変換させることができる。
【0026】請求項3に記載の機械翻訳装置においては
さらに、記憶手段に記憶されたターゲット言語の文字列
が、編集手段による編集に利用された回数が利用回数記
憶手段により記憶される。そして、利用回数記憶手段の
内容に基づいて、記憶手段に記憶されたターゲット言語
の各文字列の利用状況が表示される。
【0027】請求項4に記載の機械翻訳装置においては
さらに、記憶手段に記憶されたターゲット言語の文字列
の利用回数の、基準となる利用回数に対する割合が表示
される。
【0028】
【実施例】
〔第1の実施例〕以下、本発明の辞書検索装置の一実施
例として機械翻訳装置に用いられるものを例にとって説
明する。しかし本発明は機械翻訳装置には限定されず、
ワードプロセッサや情報検索装置などに対しても適用可
能である。
【0029】実施例の説明の前に、機械翻訳の概念につ
いて簡単に説明する。第1図を参照して、機械翻訳にお
いて行なわれる解析処理には、様々な解析レベルがあ
る。機械翻訳は、図1の左上に示されるソース言語の文
章が入力されると、各レベルの処理を順に行なって最終
的に図1の右側に示されるターゲット言語の翻訳文を得
るための処理である。たとえばソース言語の文章が入力
されると、まずレベルL1の辞書引き処理、レベルL2
の形態素解析処理、レベルL3の構文解析処理、…と処
理が進められ、最終的にレベルL10の形態素生成処理
が行なわれてターゲット言語の文章が生成される。
【0030】機械翻訳は、どのレベルの解析処理まで行
なうかによって、大きく次の2つに分けられる。第1
は、レベルL6に示される中間言語まで解析し、そこか
らターゲット言語を生成していくピボット方式である。
第2は、上述のレベルL2〜レベルL5のいずれかまで
解析を行なってソース言語の内部構造を得、次に、得ら
れたソース言語の内部構造と同じレベルのターゲット言
語の内部構造に変換した後、ターゲット言語を生成する
トランスファ方式である。
【0031】ピボット方式において用いられる中間言語
とは、ソース言語およびターゲット言語のどちらにも依
存しない概念である。ソース言語の解析処理を一度行な
って中間言語を得れば、この中間言語から複数の言語を
生成することができる。そのためピボット方式は、多言
語間翻訳に有利であるとされる。しかし、ピボット方式
では、その基本的概念である中間言語を本当に設定でき
るかどうかという点が未解決である。
【0032】トランスファ方式はピボット方式のこのよ
うな問題に対する妥協案であって、現在の多くのシステ
ムはこのトランスファ方式を採っている。以下の説明は
トランスファ方式についてのものであり、後述する実施
例の機械翻訳装置もトランスファ方式を用いたものであ
る。
【0033】以下、図1に示される各解析処理の内容に
ついて説明する。 (1) 辞書引き、形態素解析 この処理においては、入力された文章に対して、形態素
が格納された辞書を参照しながらたとえば最長一致法な
どを用いて形態素列(単語列)に分割する処理がまず行
なわれる。そして、得られた各単語に対する品詞などの
文法情報および訳語を得、さらに時制・人称・数などを
解析する処理が行なわれる。
【0034】(2) 構文解析 この処理においては、品詞・変化形などに基づき、単語
間のかかり受けなどの文章の構造(構造解析木)を組立
て、決定する処理が行なわれる。この処理においては、
得られた文章の構造が正しい意味を表わすかどうかにつ
いての判断は行なわれない。
【0035】(3) 意味解析 構文解析処理の結果得られた複数の構造解析木から、意
味的に正しいものとそうでないものとを判別し、正しい
もののみを採用する処理が行なわれる。
【0036】(4) 文脈解析 文脈解析処理では、入力された文章の話題を理解し、入
力文章中に含まれる省略部分や曖昧さなどを取去る処理
が行なわれる。
【0037】以下で説明する本発明の一実施例の機械翻
訳装置の翻訳モジュールにおいては、レベルL3までの
解析処理を行なうものとする。すなわち、本実施例の機
械翻訳装置の翻訳モジュールは、図2に示されるような
構造を有する。この翻訳モジュールは、図2を参照し
て、ソース言語に対して辞書引き・形態素解析処理を行
なうための辞書引き・形態素解析部11と、形態素解析
された入力文章に対して構文解析を行なうための構文解
析部12と、構文解析の結果を変換してターゲット言語
の構造解析木を生成するための変換部13と、変換部1
3によって生成されたターゲット言語の構造解析木に基
づき、ターゲット言語の翻訳文を生成するための翻訳文
生成部14とを含む。各部11〜14で行なわれる処理
については、実施例において詳しく説明する。
【0038】図3は、この発明の言語処理装置の第1の
実施例の機械翻訳装置のブロック図である。図3を参照
して、この機械翻訳装置は、メインCPU(中央処理装
置)1と、メインCPU1が接続されたバス8と、バス
8に接続されたメインメモリ2と、バス8に接続された
CRT(陰極線管)からなる表示装置3と、キーボード
4と、バス8に接続された翻訳モジュール5と、翻訳モ
ジュール5に接続された翻訳用の辞書・文法規則および
木変換構造規則などの知識ベースを格納しているメモリ
6と、翻訳結果を用紙に印字するためのプリンタ7と、
後述するコメントファイル、原文ファイル、訳文ファイ
ル等を格納するための固定ディスク9とを含む。
【0039】翻訳モジュール5は、ソース言語の文章が
入力されると、それを所定の手順で翻訳してターゲット
言語の文章を出力するためのものである。図4を参照し
て、翻訳モジュール5は、バス8に接続され、バス8を
介して入力されるソース言語(本実施例の場合には英
語)を、所定の翻訳プログラムに従って翻訳してターゲ
ット言語(本実施例の場合には日本語)としてバス8に
出力するための翻訳CPU15と、バス8に接続され、
翻訳CPU15で実行される翻訳プログラムを格納する
ための翻訳プログラムメモリ16と、入力されたソース
言語の原文を各単語ごとに格納するためのバッファA
と、バッファAに格納された各単語につき、メモリ6に
含まれる辞書を参照して得た各単語の品詞、訳語などの
情報を格納するためのバッファBと、ソース言語の構造
解析木に関する情報を格納するためのバッファCと、バ
ッファCに格納されたソース言語の構造解析木が変換さ
れたターゲット言語の構造解析木を格納するためのバッ
ファDと、バッファDに格納された日本語の構造解析木
に適切な助詞や助動詞などを補充して、日本語の形とし
て整えられた文章を格納するためのバッファEとを含
む。
【0040】図5を参照して、固定ディスク9には、原
文ファイル80と、訳文ファイル82と、コメント内容
記録ファイル84とが設けられる。原文ファイル80
は、ソース原語(本実施例の場合には英語)の原文が格
納される。ファイル名は“XXX.doc”のように、
ファイル名の後に“doc”が付加されるものとする。
訳文ファイル82には、翻訳結果の文章が格納される。
そのファイル名には、“XXX.yaku”のようにフ
ァイル名の後に“yaku”が付加される。コメント内
容記録ファイル84は、後述するように原文や訳文に対
して何らかの編集がされたかどうかを示す情報(以下こ
の情報を「コメント」と呼ぶ)を格納するためのもので
ある。そのファイル名には、“XXX.commen
t”のように拡張子“comment”が付加される。
【0041】図6を参照して、原文ファイル80は、原
文を、1レコードを1文が構成するように格納する。図
6において左側に付された番号はレコード番号である。
同様に訳文ファイル82は、図7に示されるように、原
文に対応する訳文が1レコードを構成するように訳文を
格納する。すなわち図7の各部に割当てられているレコ
ード番号は、図6において、各訳文に対応する原文に割
当てられたレコード番号に対応する。同様にコメント内
容記録ファイル84は、図8に示されるように、原文フ
ァイルおよび訳文ファイルのレコード番号ごとに1レコ
ードが構成され、各レコードにはそのレコード番号の原
文に対応するコメント(N,N,N,…,Nで示され
る。その内容については後述する。)が格納されてい
る。
【0042】すなわち、図6〜8に示されるように、英
文と、訳文と、コメントとが、1文単位で対応がとれる
ように各ファイルが構成されている。
【0043】以下、図3〜図13を参照して、本実施例
の機械翻訳装置による英日翻訳の動作を説明する。な
お、翻訳CPU15で実行される翻訳プログラムの詳細
については後に詳述する。
【0044】翻訳処理に先立ち、固定ディスク9に格納
された原文ファイル80から原文が読出され、メインメ
モリ2に格納されているものとする。この原文ファイル
の翻訳が初めて行なわれる場合には、訳文ファイル、コ
メント内容記録ファイルは固定ディスク9内には存在し
ていないが、メインメモリ2内にそれらに対応する領域
が設けられ、最終的に固定ディスク9内に各ファイルが
転送され格納されるものとする。すでにこれらファイル
が存在していれば、原文ファイルと同様にこれらはメイ
ンメモリ2に読出される。
【0045】まず、読込まれた原文は形態素解析によっ
て形態素に分解され、図9に示されるようにバッファA
(図4参照)に格納される。
【0046】続いて翻訳プログラムメモリ16に格納さ
れたプログラムに基づく翻訳CPU15の制御の下に、
図2に示される辞書引き・形態素解析部11によって、
バッファAに格納された原文が形態素解析され、各単語
につき、メモリ6に格納されている辞書を参照すること
により各単語の訳語や品詞情報などの情報が得られる。
この情報は図4に示されるバッファBに格納される。こ
れらの情報の一部として、各単語の品詞情報が含まれる
が、これら品詞情報は図10に示されるように格納され
る。すなわち“this”は多品詞語であって代名詞、
指示形容詞の2つの品詞を持つ。また“is”の品詞は
動詞である。同様に“a”、“pen”についてもそれ
ぞれの品詞がバッファBに格納される。“this”は
多品詞語であるが、文中の品詞が何であるかについて
は、図2に示される構文解析部12に相当する処理によ
って一意に決定される。
【0047】翻訳プログラムのうち図2に示される構文
解析部12に相当する処理においては、メモリ6に格納
された辞書および文法規則に従って、各単語間のかかり
受け関係を示す構造解析木がたとえば図11に示される
ように決定される。この構文解析結果は図4のバッファ
Cに格納される。
【0048】構造解析木の決定は次のようにして行なわ
れる。メモリ6に格納された文法規則のうち、英語に関
する文法規則は次のようなものから成り立っている。
【0049】文→主部、述部 主部→名詞句 述部→動詞、名詞句 名詞句→代名詞 名詞句→冠詞、名詞 この規則のうちたとえば1つ目の規則は、「文は主部と
述部からできている。」ということを表わす。他の規則
についても同様である。これらの規則に従って構造解析
木が決定されるのである。なお、このような文法規則は
同じように日本語についても用意されており、英語の文
法規則と日本語の文法規則との間で対応づけがなされて
いる。
【0050】翻訳プログラムのうち、図2に示される変
換部13に相当する処理においては、入力された英文の
構造解析木(図11参照)の構造が、図12に示される
日本文に対する構文解析木の構造に変換される。この変
換においては、上述の構文解析部12が利用したのと同
様に、メモリ6に格納されている「木構造変換規則」が
用いられる。この変換は、図1でいえばレベルL3から
ターゲット言語のレベルL9への変換に相当する。得ら
れた結果は図4に示されるバッファDに格納される。こ
の説明において用いられている例文“This is
a pen”は、この変換によって日本語文字列「これ
ペン である」に変換されたことになる。
【0051】翻訳プログラムのうち図2の翻訳文生成部
14に相当する処理を行なう部分は、得られた日本語文
字列「これ ペン である」に適切な助詞「は」や助動
詞をつけることにより、図13に示されるような文法的
な日本語の形にし、図4に示されるバッファEに格納す
る。この処理は、図1に示されるレベルL9からレベル
L10への変換に相当する。得られた日本文「これはペ
ンである。」は、図4に示される翻訳モジュール5から
出力され、メインメモリ2に格納されるとともに、表示
装置3に表示される。
【0052】このようにして読出された原文および生成
された翻訳文は、次のようにして対話型でこの機械翻訳
装置により処理される。
【0053】図14を参照して、ユーザが、任意のファ
イルを指定して翻訳文の読出しを行なう。
【0054】ステップS0102では、表示装置3(図
3参照)上に、英文と訳文とが1文単位で対応づけられ
た、いわゆる対訳形式でこれらが画面表示される。
【0055】続いてステップS0103で、この英文フ
ァイルに対応するコメントファイルが存在するかどうか
についての判断が行なわれる。この判断は、ステップS
0101で指定されたファイル名の拡張子を“comm
ent”に変えたものが固定ディスク9(図3参照)に
存在しているかどうかを調べることにより行なわれる。
制御は、コメントファイルが存在すればステップS01
05に、なければステップS0104にそれぞれ進む。
【0056】ステップS0102で表示される対訳形式
の表示画面は図15に示されるとおりである。図15を
参照して、表示領域90には、文番号表示領域92と、
原文表示領域94と、訳文表示領域96と、コメント領
域98とが設けられる。これら領域92、94、96、
98には、レコード番号に対応した、原文および訳文の
各文と、対応するコメントとが図15に示されるように
対訳形式で表示される。なおこのコメント領域98に
は、「原」「訳」「次」「モ」の4つの表示領域が存在
する。「原」は、原文が修正されたか否か(プリエディ
ット)を示す。「訳」は、ユーザによる訳文の修正(ポ
ストエディット)があったか否かを示す。「次」は、ユ
ーザが、その文の対話翻訳において、次候補(別解釈)
を要求したか否かを示す。「モ」は、ユーザが、その文
の対話翻訳において各種翻訳のモード設定を行なったか
否かを示す。「モード」については、以下に説明する。
【0057】図16を参照して、翻訳の際には、さまざ
まなモードが設定される。図16に示される「1.原文
形態」は、入力された原文が、通常の英文であるか、テ
レックス文のように大文字のみによって構成されたもの
であるかを示す。原文形態により、辞書検索のモードが
切換えられる。
【0058】「2.訳文形態」は、訳文を「である」調
で出力するか、「ですます」調で出力するかを設定す
る。この設定により訳文の語尾の形態が定められる。
【0059】「3.主語なし文の訳文形態」は、主語の
存在しない入力文を、命令文とみなして「命令形」で出
力するか、命令文とはみなさずに「終止形」で出力する
かの種別を示す。この設定により、主語のない文が発見
されたときの翻訳方式が切換えられる。
【0060】「4.ユーザ辞書優先モード」は、ユーザ
登録辞書に対し予め設定された通常の優先度に従ってア
クセスする「通常優先」を行なうか、ユーザ登録辞書を
最優先で使用する「最優先」処理を行なうかの設定の種
別を示す。この設定により、辞書検索の際の検索順序が
変わる。
【0061】「5.分野」は、辞書に定義された分野情
報などを活用するための設定を示す。分野の選択が適切
に行なわれれば、翻訳において採用される訳語がより適
切なものとなることが期待される。
【0062】この他のモード設定が採用された場合に
は、6以降のモード設定を行なうことが可能である。
【0063】これら翻訳モードをいちいち設定すること
は煩雑であるために、暗黙値(デフォルト値)の設定が
設けられている。デフォルトの設定は、「1.原文形
態」は「1」の「通常」、「2.訳文形態」は「1」の
「である」調、「3.主語なし文の訳文形態」は「1」
の「命令形」、「4.ユーザ辞書優先モード」は「1」
の「通常優先」、「5.分野」は「0」の「選択なし」
となっている。この実施例の場合には翻訳モードのうち
の6〜9についても設定する必要があり、デフォルト値
としてはいずれも「1」が設定されるものとする。これ
ら9つのモードの選択値を1列に並べた場合、「111
101111」がデフォルト値である。モード設定がデ
フォルト値と等しい場合には、上述の「モ」の部分の値
が「N」(NO)として管理され、表示される。
【0064】再び図14を参照して、コメントファイル
が存在しない場合には、ステップS0104でコメント
領域にいずれもデフォルト値である「N」が表示され
る。ステップS0102の後制御はステップS0106
に進む。
【0065】一方コメントファイルが存在した場合に
は、ステップS0105で、コメントファイルに格納さ
れていたコメントの内容が表示される。コメントの格納
形式は図8に示されるとおりであり、各コメント値が各
レコードごとに「,」で分離されて格納されている。ス
テップS0105の後制御はステップS0106に進
む。
【0066】ステップS0106では、呼出した文章に
対して対話型翻訳を行なうか、一括翻訳を行なうかをユ
ーザが指定するための入力処理が行なわれる。対話型翻
訳とは、1文単位で、原文に対する前編集処理と、原文
に対して機械翻訳を行なう処理と、機械翻訳の結果得ら
れた翻訳文に対して後編集を行なう処理とのうちの必要
な機能を使用しながら翻訳する処理をいう。一括翻訳と
は、複数の文章を連続して機械翻訳して翻訳文を生成す
る処理を意味する。
【0067】ステップS0107では、ユーザにより対
話型処理が選択されたかどうかが判断される。制御は、
対話型処理が選択された場合にはステップS0108
に、そうでない場合にはステップS0112に、それぞ
れ進む。
【0068】ステップS0108〜S0110は対話型
翻訳処理である。この対話型翻訳処理では、1文ずつス
テップS0108で翻訳処理が行なわれ、ステップS0
109で翻訳処理を終了するかどうかについての判断が
行なわれる。ユーザが終了を選択すれば制御はステップ
S0111に進むが、次の文の処理を選択した場合には
制御はステップS0110に進み、処理対象を次の文に
移動して再びステップS0108に処理が進む。
【0069】対話型翻訳処理が終了した場合には、ステ
ップS0111で、原文領域、訳文領域、コメント領域
の内容がそれぞれのファイルに書出される。なお、対話
型翻訳処理において何らかの編集がされれば、対応のコ
メントの値がそれぞれ設定されることはいうまでもな
い。
【0070】対話型処理が選択されなかった場合、ステ
ップS0112〜S0114で一括翻訳処理が実行され
る。この一括翻訳処理では、ステップS0112で1文
に対する処理が行なわれ、ステップS0113ですべて
の原文に対して処理が終了したかどうかが機械翻訳装置
によって判断される。終了していなければステップS0
114に進んで処理対象が次の文に移動し、再びステッ
プS0112に以下の処理が繰返し行なわれる。原文に
対する処理がすべて終了すれば処理はS0115に進
む。
【0071】ステップS0115では、訳文のみが訳文
ファイルに書出される。ステップS0111、ステップ
S0115の後翻訳処理は終了する。
【0072】以下、図17および図18を参照して、図
14のステップS0108で行なわれる対話型翻訳処理
について詳細に説明する。
【0073】図17を参照して、まずステップS020
1で、ユーザが、必要であれば原文の編集処理を行な
う。この編集処理は前述のように前編集処理と呼ばれ
る。より具体的には、図19に示される記号を単語や文
の前に付加したり、図20に示されるような記号を文の
所定箇所に挿入したりする処理が前編集処理である。
【0074】図19を参照して、単語や文の前に付加す
る記号としては、品詞指定記号、文型指定記号、および
辞書指定記号がある。品詞指定記号はさらに名詞、動
詞、形容詞、副詞を示すための記号に分かれる。文型指
定記号は、英語における第1文型と、第2文型と、第3
文型と、第4文型と、第5文型とを指定するための記号
を含む。辞書指定記号は、ユーザ辞書、専門用語辞書、
基本用語辞書をそれぞれ指定する記号を含む。これら記
号を単語や文の先頭に付加しておくことにより、翻訳処
理の際の品詞の特定や、文型の解析、あるいは参照すべ
き辞書が特定されるために、機械翻訳精度が向上する。
なお、動詞を表わす記号はさらに自動詞を表わす記号
「vi 」と他動詞を表わす記号「vt 」に分かれ
る。図21の文番号4および7の文には、この自動詞の
品詞指定記号が付加されている。
【0075】図20を参照して、文の途中に挿入される
記号としては、図20における番号1および2で示され
るフレーズ範囲を指定するための記号と、番号3および
4で示される、部分翻訳範囲を指定するための記号と、
番号5および6で示される、翻訳の非対象部分範囲を指
定するための記号と、番号7および8で示される、無翻
訳範囲を指定するための記号と、番号9で示される、文
を分割する位置を示す記号とがある。これら記号を原文
内の所定位置に挿入しておくことにより、機械翻訳の際
の原文の構造解析が正確かつ高速になるという効果があ
る。
【0076】再び図17を参照して、ステップS020
2では、ユーザによる原文の編集があったかどうかにつ
いての判断が行なわれる。前編集処理がされた場合には
制御はステップS0203に進み、編集がなかった場合
には制御はステップS0204に進む。
【0077】ステップS0203では、コメント領域
「原」を「N」から「Y」に変更する処理が行なわれ
る。ステップS0203の後制御はステップS0204
に進む。
【0078】ステップS0204では、ユーザによるモ
ード設定処理が行なわれる。モードは、図16を参照し
てすでに説明してあるが、テフォルト値から何らかの変
更があった場合には、コメント領域「モ」の部分に、ユ
ーザが設定したモードの値を横一列に並べた数字列が表
示される。この一例がたとえば図22の文番号9および
10に対応するコメント領域の「モ」に示されている。
たとえば文番号9の文については、原文形態が「2」の
「大文字」、「主語なし文の訳文形態」が「2」の「終
止形」に設定されている。文番号10の場合にはさら
に、分野が「5」の「情報処理」に指定されている。
【0079】ステップS0205では、ユーザによるモ
ードの設定があったかどうかについての判断が行なわれ
る。設定がされずデフォルト値のままであると判断され
た場合には制御はステップS0207(図18)に進
む。一方、ユーザにより何らかのモードの設定があった
と判断された場合には、制御はステップS0206に進
む。
【0080】ステップS0206では、コメント領域
「モ」値が「Y」に設定される。ステップS0206の
後制御はステップS0207に進む。
【0081】ステップS0207〜S0210では、翻
訳モジュール5による機械翻訳が処理対象の1文に対し
て行なわれるが、まずステップS0207で、次候補番
号が0にセットされる。この次候補番号は、前述のコメ
ント領域「次」の値を設定するために必要なものであ
る。機械翻訳によって得られた翻訳結果に対して、ユー
ザが別解釈(次候補)を指定した場合にはこの値がその
別解釈の順位に従って後述するように変化する。
【0082】ステップS0207の後、S0208で、
翻訳モジュール5による機械翻訳処理が行なわれる。こ
の機械翻訳処理では、設定されたモードに従った機械翻
訳が行なわれる。これら設定されたモードに従ってどの
ように翻訳結果を変更するかについての詳細は、本発明
とは直接関係がないために、ここでは省略する。ステッ
プS0208の後、翻訳結果が画面上の訳文領域に表示
され、制御はステップS0209に進む。
【0083】ユーザは、表示された翻訳結果が所望のも
のでない場合には、次候補(別解釈)を要求する。ステ
ップS0209では、ユーザにより次候補の要求があっ
たかどうかが判断される。次候補の要求があった場合に
は制御はステップS0210に進む。なかった場合には
制御はステップS0211に進む。
【0084】ステップS0210では、ステップS02
07で初期化されていた次候補番号がインクリメントさ
れる。ステップS0210の後制御は再びステップS0
208に進む。この後ステップS0208では再び翻訳
対象文に対する翻訳処理が実行される。このとき、原文
の構造解析を行なうときに、ステップS0210でイン
クリメントされた次候補に従った構造が採用されて翻訳
が行なわれる。翻訳結果は再び表示されてステップS0
209に進む。
【0085】ステップS0209でユーザが次候補を要
求しなかった場合、制御はステップS0211に進む。
ステップS0211では、ユーザが、必要であれば翻訳
文に対する修正を行なう。機械翻訳によって得られた翻
訳結果が所望のものであればこの修正は行なわれない。
一方、機械翻訳の結果が、すべての次候補に従って得ら
れた解釈のいずれの場合も所望のものではない場合に
は、ユーザによる訳文の修正が行なわれる。
【0086】ステップS0212では、ユーザによる訳
文の修正があったかどうかについての判断が行なわれ
る。修正がなければ制御は直接ステップS0214に進
むが、修正があった場合には制御はステップS0213
に進む。
【0087】ステップS0213では、コメント領域
「訳」の値が「Y」に変更される。ステップS0213
の後制御はステップS0214に進む。なお、このよう
にして訳文に対する修正が行なわれた場合の表示例が、
図21の文番号6および7のコメント領域「訳」に示さ
れている。
【0088】再び図18を参照して、ステップS201
4では、ステップS0207で0にセットされた次候補
番号が、ステップS0208〜S0210の処理の後も
0のままであるかどうかについての判断が行なわれる。
0であればこの1文に対する翻訳処理は終了する。一方
0でない場合には制御はステップS0215に進む。
【0089】ステップS0215ではコメント領域
「次」の部分に、「Y」という値と、その次候補番号と
が表示される。たとえば図21の文番号5および6で
は、次候補として2が選択されたことが示されている。
【0090】以上の処理により、原文に対するユーザの
修正の有無、訳文に対するユーザの直接修正の有無、翻
訳時のモードの設定の有無および設定された場合の内
容、ならびに、ユーザによる機械翻訳の次候補の要求の
有無およびその回数がすべてコメント領域上に表示され
る。なおこのコメント領域は、前述のように図3に示さ
れるメインメモリ2上に一旦蓄積された後、固定ディス
ク9内のコメントファイル84に書出される。
【0091】以上の説明を考慮して再び図21に示され
る例を解釈すると以下のとおりである。文番号4では、
原文に対する前編集処理が行なわれていることがわか
る。文番号5の例の場合、前編集処理も、訳文に対する
直接編集も行なわれてはいないが、次候補として2番目
のものが採用されていることがわかる。文番号6の場合
には、原文に対する前編集処理は行なわれていない。し
かし、次候補として2番目のものが採用され、その上に
訳文に対する直接修正が行なわれていることがわかる。
最後の文番号7の例文に対しては、原文に対する前編集
処理と、訳文に対する直接編集とが行なわれていること
がわかる。以上のように個々の原文に対して、ユーザが
どのような処理を行なったか、その履歴をコメントファ
イル“XXX.comment”としてファイルに保存
し、表示することができる。翻訳作業は、前編集処理、
対話翻訳処理、後編集処理などを異なる作業者で分担し
て行なう場合がある。こうした履歴情報を保存してお
き、後の処理の際にはそれを表示しながら作業すること
で、分担作業において翻訳の効率を上げる上で非常に役
立つものと思われる。
【0092】次に、図23以下を参照して、一旦対話型
翻訳処理を経てコメントが記憶された翻訳対象文を、再
度一括翻訳する場合の機械翻訳処理につき説明する。従
来では、このように翻訳対象文を再度一括翻訳した場
合、以前に対話型翻訳処理で行なわれた編集の内容がす
べて無効となるという問題点があった。本実施例では、
コメントファイルの内容を参照することにより、そのよ
うな問題が解消されている。
【0093】なおこの一括翻訳処理は、図14のステッ
プS0112で行なわれる処理である。
【0094】図23を参照して、ステップS0301
で、当該文章のコメント領域の「訳」の値が「Y」であ
るかどうかについての判断が行なわれる。「Y」であれ
ば当該文の翻訳処理は行なわれず、この文に対する一括
翻訳処理は終了する。このようにすることにより、対話
型翻訳処理においてユーザが直接訳文を修正した文に対
しては、再度翻訳処理が行なわれないようにするためで
ある。これにより、ユーザにより直接修正された文が、
機械翻訳の結果により上書きされてしまい、修正結果が
失われてしまうことがなくなる。
【0095】なお、前述の対話型翻訳処理では、このよ
うなチェックが行なわれないことに留意する必要があ
る。対話型翻訳の実行時には、ユーザが画面で確認しな
がら1文ずつ翻訳を行なう。そのために、ユーザ自ら
が、訳文を上書きしたくないと判断した場合にはその文
に対する翻訳処理をスキップすることができるからであ
る。また、「訳」の値に関わらず、ユーザが訳文を機械
翻訳の結果によって上書きしたいと考える場合も当然存
在する。その場合には、「訳」の値に関わらず、機械翻
訳の結果で現在の訳文を上書きする必要があるためであ
る。
【0096】再び図23を参照して、「訳」の値が
「Y」でない場合、制御はステップS0302に進む。
ステップS0302では、コメント領域の「モ」の値が
「Y」かどうかについての判断が行なわれる。Yでない
場合には制御はステップS0304に進む。一方Yであ
る場合には制御はステップS0303に進む。
【0097】ステップS0303では、コメントファイ
ルに記録されたモードに機械翻訳のモードを設定する処
理が行なわれる。これにより、以前翻訳を実行したとき
と同じモードに機械翻訳のモードが設定され、そのとき
と同じ翻訳結果を得ることができる。「モ」の値がデフ
ォルトの場合には、このようなモードの設定が行なわれ
ず、デフォルトの設定に従った機械翻訳が行なわれる。
ステップS0303の後制御はステップS0304に進
む。
【0098】ステップS0304では、まず次候補回数
を0に初期化する処理が行なわれる。
【0099】続いてステップS0305で当該文に対す
る翻訳処理が実行される。さらにステップS0306
で、コメントファイルに記憶された「次」に対応する値
が「N」かどうかについての判断が行なわれる。「N」
であればステップS0305で得られた翻訳文がそのま
ま前回の翻訳文と一致するということであるので、この
文に対する一括翻訳処理は終了する。一方「N」でない
場合には制御はステップS0307に進む。
【0100】ステップS0307では、ステップS03
04で初期化されている次候補回数が、コメントファイ
ルに記憶されていた「次」の次候補番号と一致している
かどうかについての判断が行なわれる。一致していなけ
れば制御はステップS0308に進み、次候補回数がイ
ンクリメントされて再びステップS0305の翻訳処理
が実行される。ステップS0307で次候補回数がコメ
ントファイルに記憶されている当該文の次候補番号と一
致していれば当該文に対する一括翻訳処理は終了する。
【0101】このように本実施例における一括翻訳処理
では、以前に行なわれていた対話型翻訳時の翻訳環境の
履歴を、コメントファイルから読出すことができる。そ
してその履歴を参照しながら、対話型翻訳時と同じ翻訳
環境(モード、次候補番号、原文の編集の有無、訳文の
後編集の有無)により当該文に対する翻訳を行ない、あ
るいは必要であれば原文の翻訳を省略することにより、
ユーザによって直接編集された訳文を保存することがで
きる。
【0102】以上のようにこの実施例の機械翻訳装置で
は、対話型翻訳処理を実行中にユーザが行なう、原文/
訳文に対する編集と、モードの設定と、次候補の要求処
理などの一連の操作の履歴情報をコメントファイルに保
存することができる。またコメントファイルに保存され
ていた履歴情報を次の対話型翻訳時に表示することがで
きる。異なる作業者により翻訳作業が分担して行なわれ
る場合、各文が、他の作業者によってどのように処理さ
れたかという情報が後続の作業者に対して与えられる。
そのために後続の作業者は、より効果的に翻訳のための
処理を行なえ、得られる翻訳文も、対話型翻訳処理で行
なわれた編集結果を的確に反映したものとなる。
【0103】また、一旦対話型翻訳処理を実行し、さら
に単語の訳語の学習処理や辞書への登録処理を行なった
後、原文ファイル全体を一括翻訳するケースが頻繁に生
ずる。そのような場合にも、コメントファイルに保存さ
れている、前回の作業時のモード設定や、次候補の利用
の有無や、ユーザによる原文や訳文への直接修正の有無
などを参照して、以前の翻訳結果を再現することができ
る。したがって、対話型翻訳処理の処理内容を生かした
効率的な翻訳作業が可能となる。 〔第2の実施例〕以下、本発明の第2の実施例の機械翻
訳装置について説明する。この第2の実施例は、ある単
語の訳語を訳語情報として残しておくための訳語メモフ
ァイルを備えたものである。訳語メモファイルは、ユー
ザ登録辞書に登録するほどの重要性はにわかには感じら
れないが、訳語情報として残しておきたい訳語を記録し
ておくためのものである。必要があればこの訳語メモフ
ァイルを参照することができ、かつ対話翻訳時に辞書等
と同様に訳語の変換のために利用することができる。さ
らに、そのように訳語変換に利用した回数を記憶してお
くことができる。訳語変換に利用された頻度を表示する
ことにより、その訳語を、ユーザ登録辞書または学習辞
書に登録する必要性があるかどうかについての客観的な
基準が得られる。
【0104】図24を参照して、この第2の実施例の機
械翻訳装置も、図3に示される第1の実施例の機械翻訳
装置と同様の構成を有する。図24において、図3に示
される要素と同じ要素には同じ参照番号および名称を付
し、その詳細な説明についてはここでは省略する。この
第2の実施例の機械翻訳装置が第1の実施例と異なるの
は、固定ディスク9内に、複数の訳語メモファイル11
0a、110b、…が設けられることである。この訳語
メモファイルの構造については後述するが、その目的
は、ソース原語のある単語について、ユーザ登録辞書に
登録するほどの重要性が感じられない訳語情報をメモし
ておくためのものである。この訳語メモファイル110
a、110b、…は、ソース言語の1つの単語につき1
つ作成されるものとする。
【0105】図24に示されるように、メモリ6には基
本語辞書120と、文法規則112と、木構造変換規則
114とが格納されている。このうち基本語辞書120
が、訳語メモファイル110a、110b、…と関連づ
けられている。
【0106】図25を参照して、基本語辞書120に
は、複数個の単語の見出し122が格納されている。各
見出し122の最終の訳語ページには、訳語メモのため
のポインタ124を格納するページが設けられている。
ポインタ124に格納される値は、この見出し122に
対応する訳語メモファイルが存在しない(作成されてい
ない)場合には0に初期化されている。対応の訳語メモ
ファイルが作成されると、その訳語メモファイルへのポ
インタがこのポインタ124に格納される。
【0107】図26を参照して、訳語メモファイル11
0の一般的な構造は次のとおりである。訳語メモファイ
ルは、図26に示すとおり、訳語ページ番号と、訳語
と、訳語品詞と、活用形と、その訳語の利用回数と、後
述する頻度決定用回数mと、利用頻度とを記憶してい
る、機械翻訳用の電子化辞書を指す。
【0108】訳語ページ番号「00」のページは、訳語
メモファイルが作成されたときに同時に作成されるもの
であり、頻度決定用回数mのみが格納される。頻度決定
回数mとは、この訳語メモファイルに格納された訳語
が、何回使用された場合にユーザ登録辞書などに登録す
べきかを示す一応の基準値であり、後述するように訳語
メモファイルの作成時にユーザにより入力される。
【0109】「訳語」欄には、対応のソース言語の単語
(本実施例の場合には英単語)に対応する訳語が格納さ
れる。「訳語品詞」欄には訳語の品詞(本実施例の場合
には和品詞)が格納される。また「活用」欄には、その
訳語の活用形が格納される。「利用回数」欄には、その
訳語が訳語変換の際に利用された回数が記憶される。そ
の訳語が変換に利用されるたびにこの回数は1ずつイン
クリメントされる。頻度決定用回数mについては前述し
た。「頻度」は、頻度決定用回数mに対するその訳語の
利用回数の割合を示す。
【0110】訳語メモファイルには、対応の英単語に対
する訳語が複数個登録可能である。ただし図26に示さ
れる形容詞“unreal”の訳語メモファイルの場合
には、1つの訳語「楽しい」が格納されている。
【0111】以下、本実施例における訳語メモの操作の
ための処理を、図27以下のフローチャートを参照して
説明する。
【0112】図27には、訳語メモを作成し、参照し、
または削除するための訳語メモ参照処理のフローチャー
トである。図27を参照して、訳語メモ参照処理が起動
されると、ステップS0401で、頻度決定用回数指定
処理が行なわれる。この処理では、図26に示される前
述の頻度決定用回数mが入力される。その処理につき、
図28を参照して以下に詳しく説明する。
【0113】図28を参照して、まずステップS050
1で、現在設定されている頻度決定用回数が表示され
る。
【0114】続いてステップS0502で、頻度決定用
回数を変更するか否かの指示がユーザにより行なわれ
る。
【0115】さらにステップS0503で、入力された
指示が回数の変更を示すものかどうかについての判断が
行なわれ、変更を示すものでない場合にはこの処理は終
了する。変更を示すものである場合には制御はステップ
S0504に進む。
【0116】ステップS0504では、ユーザが新たな
頻度決定用回数mを入力する。ステップS0505で
は、図24に示されるすべての訳語メモファイル110
a、110b、…に対して、頻度決定用回数の値mを変
更する処理と、各訳語メモファイルに格納されている訳
語の各々の頻度計算を再度行ない、記憶する処理が行な
われる。ステップS0505の後頻度決定用回数指定処
理は終了する。
【0117】再び図27を参照して、頻度決定用回数指
定処理が終了すると制御はステップS0402に進む。
ステップS0402では、英語の単語と、その品詞とを
ユーザが入力する。
【0118】続いてステップS0403で、入力された
英単語を、基本語辞書内で検索する処理が行なわれる。
【0119】ステップS0404で、検索されたその英
単語に対応する見出し内の、前述の訳語メモ用ページが
参照される。この参照により訳語メモファイルへのポイ
ンタ124(図25参照)が得られる。
【0120】図27では、得られたポインタが0かどう
かについての判断が行なわれる。制御はポインタが0の
場合にはステップS0406に、0でない場合にはステ
ップS0410にそれぞれ進む。
【0121】ステップS0406では、対応の訳語メモ
ファイルが存在しないということであるから、「ファイ
ルなし」というメッセージが表示される。
【0122】続いてステップS0407で、ユーザによ
りどのような処理を行なうかについての指示が入力され
る。
【0123】ステップS0408で、入力された指示が
「終了」を示すものかどうかについての判断が行なわれ
る。「終了」であれば訳語メモ参照処理は終了する。
「終了」でない場合には制御はステップS0409に進
む。
【0124】ステップS0409では、当該単語の訳語
メモの初期ファイルが作成される。この初期ファイルに
は、図26に示される訳語ページ番号「00」のページ
が作成される。ステップS0409の後制御はステップ
S0415に進む。
【0125】ステップS0415内の処理の詳細が図2
9に示されている。図29を参照して訳語情報入力処理
では、まずステップS0601で、訳語と、訳語品詞
と、活用形とが入力される。これら入力された情報は、
図26に示される訳語ページ番号「01」の行の訳語欄
と、訳語品詞欄と、活用形欄とにそれぞれ格納される。
【0126】続いてステップS0602で、図26に示
される訳語メモ利用回数欄のカウントが1インクリメン
トされる。実際には初期ファイルが作成された直後であ
るので、このステップS0602の処理により利用回数
として「1」が初期設定されることになる。
【0127】ステップS0603で、図26に示される
頻度欄の値が計算され記憶される。前述のようにこれに
先立って頻度決定用回数mがすでに設定されているの
で、この値がデフォルト値として頻度決定用回数mの欄
に格納されている。したがって利用頻度としては(1÷
m)×100の値が頻度欄に格納される。
【0128】さらにステップS0604で、このステッ
プS0415で訳語情報が追加された内容で、作成済み
の訳語メモファイルを上書きする処理が行なわれる。ス
テップS0604の後制御は図27のステップS041
5の後に進み、訳語メモ参照処理は終了する。
【0129】この訳語メモの作成処理により作成された
訳語メモファイルを参照した場合の表示画面の例を図3
0に示す。図30を参照して、訳語メモ表示画面130
には、単語表示領域132と、その品詞表示領域134
と、入力された訳語を表示する訳語表示領域136と、
計算された利用頻度を表示するための利用頻度表示領域
138とが含まれている。訳語メモ表示画面130の下
段にはさらに、操作のためのガイダンスを表示する領域
140が設けられている。なお、この表示例では利用頻
度のみを表示しており、利用回数は表示していない例を
示した。しかし、利用回数と利用頻度との双方を表示さ
せることも、利用回数のみを表示するようにすることも
可能である。
【0130】再び図27を参照して、ステップS040
5でポインタが0でないと判断された場合、制御はステ
ップS0410に進む。ステップS0410では、得ら
れたポインタに従って訳語メモファイルが検索され、そ
の内容が表示される。
【0131】ステップS0410で表示される画面は、
図30に示されるものと同様である。
【0132】続いてステップS0411で、操作者が訳
語の追加を行なうか、訳語の削除を行なうか、終了する
かについての指示を入力する。ステップS0412で、
終了が選択されたかどうかについての判断が行なわれ
る。終了が選択された場合にはこの処理は終了する。そ
れ以外の場合には制御はステップS0413に進む。
【0133】ステップS0413では、訳語削除が指示
されたかどうかについての判断が行なわれる。制御は、
削除が指示された場合にはステップS0414に、それ
以外の場合には「追加」が指示されたものとしてステッ
プS0415に進む。
【0134】図31には、図27のステップS0414
で行なわれる訳語削除処理の詳細なフローチャートを示
す。図31を参照してまずステップS0701で、削除
した訳語メモの番号が入力される。図30に示される表
示例では訳語メモが1つしか示されていないが、単語に
よってはこの訳語メモが複数個記憶されており、一連の
訳語メモ番号を付加されて表示される。そのうちの削除
するものの訳語メモ番号を選択し、このステップS07
01で入力する。
【0135】ステップS0702では、訳語メモファイ
ルの内容から、入力された訳語メモ番号に対応する訳語
メモの情報を削除する処理が行なわれる。たとえば訳語
メモ番号として「1」が入力された場合、図26に示さ
れる例では訳語ページ番号「01」の行の情報が削除さ
れる。
【0136】ステップS0703では、ステップS07
02で、指定された訳語メモ番号を削除した後、他の訳
語メモページが残っているかどうかについての判断が行
なわれる。制御は、残っている場合にはステップS07
05に、そうでない場合にはステップS0704にそれ
ぞれ進む。図26に示される例の場合にはどの行も残ら
ないので制御がステップS0704に進む。仮に訳語ペ
ージ番号が残っている場合、制御はステップS0705
に制御が進むことになる。
【0137】ステップS0704では、現在画面に表示
されている訳語メモファイルが、ファイルごと削除さ
れ、訳語メモファイルの削除処理が終了する。
【0138】一方ステップS0705では、入力された
訳語メモ番号に対応する訳語メモページのみが残った訳
語メモファイルにより、固定ディスク上の対応の訳語メ
モファイルが上書きされ、訳語削除処理が完了する。
【0139】再び図27を参照して、ステップS041
5では、訳語メモファイルの作成時と同じ訳語情報入力
処理が行なわれる。その処理の詳細は図29に示すとお
りである。ただしこの場合には、入力される訳語、品
詞、活用形などの情報は、すでに登録されている訳語メ
モの後ろに追加されるものとする。ステップS0415
の後訳語メモ参照処理は終了する。
【0140】図27に示される処理によって、訳語メモ
ファイルの管理が行なわれる。たとえば対話型翻訳処理
で、特定の英単語に対してその訳語メモファイルの内容
を参照することにより、基本語辞書には含まれていない
訳語が、それ以前にどのように使用されていたかについ
ての情報を得ることができる。
【0141】一方、このようにして管理される訳語メモ
ファイルを、対話型の機械翻訳処理においてより有効に
使用できれば、機械翻訳の効率を一層向上させることが
できる。また、どのような訳語がどの程度利用されたか
を自動的に管理し知ることができれば、ユーザ登録辞書
などにその単語を登録すべきか否かについての客観的な
判断基準を得ることができ便利である。そこで本実施例
では、対話翻訳時に、機械翻訳の結果として表示されて
いる訳語を、訳語メモファイルに登録している訳語に変
換するための機能を提供するとともに、その訳語がその
ようにして利用された回数を自動的に記憶し表示するこ
とができるようにしている。以下その詳細について説明
する。
【0142】図32を参照して、まずステップS080
1で、ユーザが、訳語変換を行ないたい原文中の単語に
カーソルを移動する。
【0143】ステップS0802で、ユーザが、当該単
語の基本語辞書に含まれる単語訳を表示する指示を行な
う。
【0144】ステップS0803で、対話翻訳時にすで
に検索し参照している、当該単語の単語訳が画面上に表
示される。その表示内容を図33に示す。
【0145】図33を参照して、現在カーソルが原文中
の「unreal」の位置にあるものとする。図33を
参照して、単語訳選択画面150は、原語の単語表示領
域152と、原語の品詞表示領域154と、現在の訳語
表示領域156と、当該単語に対する訳をどのようにす
るかについての選択肢を表示する選択肢表示領域158
と、選択肢のうちからいずれを選ぶかを入力するための
選択指定領域160とを含む。
【0146】選択肢表示領域158には、基本語辞書か
ら検索された、当該単語の訳語(番号1および2)と、
「訳語入力」の選択肢3および訳語メモ選択の選択肢4
とがある。基本語辞書に含まれている訳語がより多数存
在する場合には、番号3以下にそれらの訳語が表示さ
れ、訳語入力および訳語メモ選択の選択肢はもっとも最
後に表示される。
【0147】訳語入力の選択肢は、当該単語に対する訳
語を基本語辞書または訳語メモファイルのいずれからも
選ばずに、直接入力することを示す。訳語メモ選択の選
択肢は、当該単語の訳語メモ用ページを参照することを
指示するための選択肢である。
【0148】再び図32を参照して、ステップS080
4で、訳語メモ選択が指示されたものとする。
【0149】ステップS0805で、基本語辞書の当該
単語の訳語メモ用ページに格納された訳語メモファイル
のポインタ124(図25参照)が0かどうかについて
の判断が行なわれる。制御は、ポインタが0であればス
テップS0806に、そうでなければステップS080
7にそれぞれ進む。
【0150】ステップS0806では、訳語メモファイ
ルが存在しない場合の処理が行なわれる。その処理の詳
細について図34を参照して説明する。
【0151】図34を参照して、ポインタが0の場合に
は、まずステップS0901で、訳語メモファイルが存
在しない旨のメッセージを表示する。
【0152】ステップS0902で、訳語メモファイル
を新規に作成するか否かについての指示がユーザにより
入力される。
【0153】ステップS0903で、ユーザにより指示
された命令が終了か否かについての判断が行なわれる。
終了であればメモファイル利用変換処理は終了する。そ
れ以外の場合には制御はステップS0904に進む。
【0154】ステップS0904では、当該単語の訳語
メモの初期ファイルが作成される。初期ファイルの作成
は、図27に示されるステップS0409で行なわれる
ものと同様である。
【0155】続いてステップS0905で、訳語メモフ
ァイルに格納されるべき訳語と、品詞と、活用形とが入
力される。
【0156】ステップS0906では、ステップS09
05で入力された訳語情報を用いた訳語変換処理が、当
該単語を含む原文に対して実行される。対話翻訳実行時
には、当該センテンスの時制や肯定/否定に関する情報
が翻訳モジュールに記憶されている。このステップS0
906では、そうした情報と、入力された訳語メモの情
報とを用い、原文に対する機械翻訳が再度行なわれる。
この場合、当該単語の訳語として、ステップS0905
で入力された訳語が使用される。
【0157】続いてステップS0907では、当該訳語
メモページの利用状況を更新する、訳語メモファイル更
新処理が行なわれる。その処理については図35を参照
して説明する。
【0158】図35を参照して、まずステップS100
1で、図26に示される訳語メモの利用回数の欄の値が
1インクリメントされる。初期ファイル作成直後には、
このステップS1001の処理により、利用回数は1と
なる。
【0159】ステップS1002で、図26に示される
頻度の欄の値が利用回数と頻度決定用回数mとを用いて
再計算され、記憶される。
【0160】ステップS1003で、このようにして内
容が書換えられた翻訳メモファイルで、固定ディスク9
(図24参照)内の当該単語の訳語メモファイルが上書
きされ、訳語メモなしのときの処理が終了する。
【0161】再び図32を参照して、ステップS080
5でポインタが0でないと判断された場合には、制御は
ステップS0807に進む。ステップS0807では、
得られたポインタの値から参照される訳語メモファイル
の内容を用いた変換処理が実行される。その内容につい
ては図36を参照して説明する。
【0162】図36を参照して、まずステップS110
1で、基本語辞書の訳語メモ用ページに格納されている
ポインタに基づいて、対応の訳語メモファイルが検索さ
れる。
【0163】ステップS1102では、検索された訳語
メモファイルの内容を表示する。その訳語メモ選択画面
の例を図37に示す。
【0164】図37を参照して、訳語メモ選択画面17
0は、当該原文の単語を表示する領域172と、当該単
語の品詞を表示する領域174と、訳語メモファイルに
格納されている各訳語メモページに対応した選択肢を表
示する選択肢表示領域176と、表示された選択肢のう
ちからいずれを選択するか、その番号を入力するための
選択指定領域178とを含む。図37に示される例で
は、選択番号0として「訳語入力」が、選択番号1とし
て「楽しい」という訳語が表示されている。仮に訳語が
2つ以上登録されている場合には、この選択肢表示領域
にそれらの訳語がすべて表示される。
【0165】選択番号0の「訳語入力」の選択肢は、新
たな訳語メモページを作成するための選択肢である。こ
れを選択する場合には、選択番号として「0」を指定す
る。
【0166】再び図36を参照して、ステップS110
3で、選択する訳語メモ番号がユーザにより入力され
る。これが図37に示される選択指定領域178を用い
て行なわれる。
【0167】ステップS1104で、選択された訳語メ
モ番号が0かどうかについての判断が行なわれる。制御
は、訳語メモ番号が0の場合にはステップS1105
に、そうでない場合にはステップS1106にそれぞれ
進む。
【0168】ステップS1105では、前述のように新
たな訳語メモページを作成する処理として、当該単語の
訳語と、品詞と、活用形とを入力する処理が行なわれ
る。入力された情報は、図26に示されるように、新た
な訳語ページ番号が割当てられ、訳語メモファイルの最
後に追加して格納される。ステップS1105の後制御
はステップS1106に進む。
【0169】ステップS1106では、ステップS11
03で選択された訳語メモ番号に対応する訳語ページ番
号の訳語か、ステップS1105で入力された訳語とを
用いて、前述のように原文を再度機械翻訳する処理が行
なわれる。この処理においても、当該センテンスの時制
や肯定/否定の情報が利用されることは前述のとおりで
ある。
【0170】続いてステップS1107で、訳語メモフ
ァイル更新処理が行なわれる。この訳語メモファイル更
新処理は、図34のステップS0907で実行されるも
のと同一であり、その詳細なフローチャートは図35に
示されている。したがってここではそれらについての詳
しい説明は繰返さないこととする。なお、この場合図3
5のステップS1001では、変換に利用された訳語メ
モの利用回数の内容が1インクリメントされる。また、
ステップS1103で「0」が入力された場合には、図
35のステップS1001で利用回数の欄に「1」が初
期設定されることになる。
【0171】このようにして、図27に示されるように
訳語ページ番号「02」に対応する各欄に、新たな訳語
と、品詞などの情報が記憶される。頻度が再計算される
ことは前述のとおりである。
【0172】ステップS1107が終了すれば図32の
メモファイル利用変換処理も終了する。
【0173】以上のようにこの第2の実施例によれば、
ユーザ登録辞書や学習辞書に登録すべきか否かをにわか
には決められないような訳語について、訳語メモを作成
して保存しておくことができる。そして対話翻訳時に、
これら保存されていた訳語メモファイルの内容を参照し
て翻訳処理を行なえる。また、直接訳語メモファイルの
内容を利用して機械翻訳を再実行でき、そのようにして
利用された回数を、各訳語ごとにカウントし記憶するこ
とができる。したがって、機械翻訳処理の効率を向上さ
せることができ、さらに、新たな単語をユーザ登録辞書
や学習辞書に登録する際の客観的な基準を得ることがで
きる。また、頻度決定用回数mは変更できるので、ユー
ザの状況に応じて、ユーザ辞書などに登録すべきか否か
を示す目安としての頻度を変えることができる。したが
ってユーザによって最適な形態で、単語の登録が行なえ
るという効果がある。
【0174】以上、本発明を第1および第2の実施例に
基づいて説明した。しかし本発明は上述の実施例に限定
されるものではない。たとえば第2の実施例で、訳語メ
モ参照処理の冒頭で、頻度決定用回数mを指定するため
の処理が行なわれた(図27のステップS0401参
照)。しかし本発明はこれには限定されず、訳語メモの
利用回数のみを表示し、利用頻度の記憶および表示を訳
語メモ参照処理では行なわないようにすることもでき
る。この場合にはステップS0401の処理は不要であ
る。
【0175】また、第2の実施例において、作成した訳
語メモファイルの数が大きくなり、検索が非効率となる
場合も考えられる。そうした場合には、訳語メモファイ
ルを階層化して管理することも可能である。
【0176】また、頻度決定用回数mについては、上述
の第2の実施例においてはすべての訳語メモファイルに
対して共通に設定していた。しかし本発明はこれには限
定されず、原文の各単語に応じて、各訳語メモファイル
ごとに異なる設定を行なうこともできる。
【0177】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の機械翻訳
装置によれば、編集履歴記憶手段により、編集手段によ
る編集の履歴を、入力文章の所定の単位ごとに記憶する
ことができる。編集履歴記憶手段に格納された編集手段
による編集の内容にしたがって、機械翻訳手段による機
械翻訳の実行内容が制御されるので、手操作による編集
作業を活かしてさらに機械翻訳手段を用いた翻訳作業を
行うことが可能になる。その結果、より効率的な機械翻
訳を容易に行うことができる機械翻訳装置を提供でき
る。
【0178】請求項2に記載の機械翻訳装置によれば、
ターゲット言語の文字列を、翻訳用辞書に含まれるソー
ス言語の見出しの文字列と関連付けて、翻訳用辞書とは
別個に記憶手段に記憶させておくことができる。編集手
段によりソース言語の文字列を選択し、所定の命令を与
えることで、選択された文字列を記憶手段を参照してタ
ーゲット言語の文字列に翻訳できる。翻訳用辞書に登録
させることが望ましいかどうかの判断が難しい単語など
を、翻訳用辞書とは別個に記録し、かつ翻訳用辞書と同
様に翻訳において再利用できる。したがって、通常の翻
訳処理には悪影響を与えないように辞書を管理すること
ができ、かつ、特殊な翻訳であっても効率よく行える。
その結果、より効率的な機械翻訳を容易に行うことがで
きる機械翻訳装置を提供できる。
【0179】請求項3に記載の機械翻訳装置によればさ
らに、記憶手段に記憶されたターゲット言語の文字列が
翻訳に利用された回数が利用回数記憶手段により記憶さ
れ、その利用状況が表示される。記憶手段に記憶された
文字列の、翻訳作業における重要度を、その利用状況に
よって測ることが可能になり、翻訳用辞書への登録の必
要性の判断が容易になる。したがって、通常の翻訳処理
を可能な限り効率よくできるように翻訳用辞書への単語
登録を援助できる。その結果、より効率的な機械翻訳を
容易に行うことができ、かつ翻訳用辞書への単語登録を
も援助できる機械翻訳装置を提供できる。
【0180】請求項4に記載の機械翻訳装置によればさ
らに、記憶手段に記憶されたターゲット言語の文字列の
利用回数の、基準となる利用回数に対する割合が表示さ
れる。翻訳用辞書への単語登録の目安を与える様に基準
となる利用回数を予め設定することで、翻訳用辞書への
単語登録の必要性をより明確に示すことができる。しか
も、基準となる利用回数を変更できるので、翻訳用辞書
への単語登録の必要性を、操作者の使用状況に応じて最
も適切に提示することができる。その結果、より効率的
な機械翻訳を容易に行うことができ、かつ翻訳用辞書へ
の単語登録をも、使用者の状況に応じて適切に援助でき
る機械翻訳装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】機械翻訳の概念を模式的に示す図である。
【図2】トランスファ方式による機械翻訳の構成を示す
模式図である。
【図3】本発明の一実施例である機械翻訳装置のブロッ
ク図である。
【図4】図3に示される翻訳モジュール5の詳細なブロ
ック図である。
【図5】本発明の第1の実施例の固定ディスク9の内容
の模式図である。
【図6】原文ファイルの模式図である。
【図7】訳文ファイルの模式図である。
【図8】コメントファイルの模式図である。
【図9】バッファAの格納内容を模式的に示す図であ
る。
【図10】バッファBの格納内容を模式的に示す図であ
る。
【図11】バッファCの格納内容を模式的に示す図であ
る。
【図12】バッファDの格納内容を模式的に示す図であ
る。
【図13】バッファEの格納内容を模式的に示す図であ
る。
【図14】本発明の第1の実施例における対訳型機械翻
訳処理のフローチャートである。
【図15】原文と翻訳文との対訳形式の表示画面を示す
模式図である。
【図16】各種翻訳のモードの種類を示す模式図であ
る。
【図17】対話型翻訳処理のフローチャートである。
【図18】対話型翻訳処理のフローチャートである。
【図19】前編集記号を表形式で示す図である。
【図20】前編集記号を表形式で示す図である。
【図21】対訳形式の表示におけるコメントの表示内容
を模式的に示す図である。
【図22】対訳形式の表示におけるコメント内容の表示
を示す模式図である。
【図23】一括翻訳処理のフローチャートである。
【図24】本発明の第2の実施例の機械翻訳装置のブロ
ック図である。
【図25】基本語辞書の構成を示す模式図である。
【図26】訳語メモファイルの構成を模式的に示す図で
ある。
【図27】訳語メモ参照処理のフローチャートである。
【図28】頻度決定用回数指定処理のフローチャートで
ある。
【図29】訳語情報入力処理のフローチャートである。
【図30】訳語メモファイルの作成時の表示画面を模式
的に示す図である。
【図31】訳語削除処理のフローチャートである。
【図32】メモファイル利用変換処理のフローチャート
である。
【図33】単語訳選択画面の表示例を示す模式図であ
る。
【図34】訳語メモファイルが存在しない場合に行なわ
れる処理のフローチャートである。
【図35】訳語メモファイル更新処理のフローチャート
である。
【図36】メモファイル利用変換処理において行なわれ
る変換処理のフローチャートである。
【図37】訳語メモ選択処理の際に表示される画面の例
を示す模式図である。
【図38】訳語メモファイルの模式図である。
【符号の説明】
1 メインCPU 2 メインメモリ 3 表示装置 4 キーボード 5 翻訳モジュール 6 メモリ 9 固定ディスク 11 辞書引き・形態素解析部 12 構文解析部 13 変換部 14 翻訳文生成部 15 翻訳CPU 16 翻訳プログラムメモリ 80 原文ファイル 82 訳文ファイル 84 コメント内容記録ファイル 110、110a、110b 訳語メモファイル 124 ポインタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソース言語の文章をターゲット言語の文
    章に翻訳するための機械翻訳手段と、 前記ソース言語の入力文章と、前記入力文章に対する前
    記機械翻訳手段の翻訳結果とを、前記入力文章の予め定
    める単位ごとに表示し、編集するための編集手段と、 前記編集手段による編集の履歴を、前記単位ごとに記憶
    するための編集履歴記憶手段と、 前記編集履歴記憶手段に格納された前記編集手段による
    編集の内容を判別するための判別手段と、 前記判別手段の判別結果にしたがって、前記機械翻訳手
    段による機械翻訳の実行内容を制御するための翻訳制御
    手段とを含む、機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】 機械可読な翻訳用辞書を用いて、ソース
    言語の文章をターゲット言語の文章に翻訳するための機
    械翻訳手段と、 前記ソース言語の入力文章と、前記入力文章に対する前
    記機械翻訳手段の翻訳結果とを、前記入力文章の予め定
    める単位ごとに表示し、手操作により編集するための編
    集手段と、 前記ターゲット言語の文字列を、前記翻訳用辞書に含ま
    れる前記ソース言語の見出しの文字列と関連付けて、前
    記翻訳用辞書とは別個に記憶するための記憶手段と、 前記記憶手段の内容を編集するための手段と、 前記編集手段により所定の命令が与えられたことに応答
    して、前記編集手段により選択された前記ソース言語の
    文字列に対応する、前期ターゲット言語の文字列を、前
    記記憶手段の記憶内容を参照して前記ターゲット言語の
    文字列に変換するための変換手段とを含む、機械翻訳装
    置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段に記憶された前記ターゲッ
    ト言語の文字列が、前記編集手段による編集に利用され
    た回数を、前記記憶手段に記憶された前記ターゲット言
    語の文字列の各々について記憶するための利用回数記憶
    手段と、 前記利用回数記憶手段の内容に基づいて、前記記憶手段
    に記憶された前記ターゲット言語の各文字列の利用状況
    を表示するための手段とをさらに含む、請求項2に記載
    の機械翻訳装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に記憶された前記ターゲッ
    ト言語の文字列の、基準となる利用回数を入力し記憶す
    るための基準利用回数記憶手段をさらに含み、 前記利用状況を表示するための手段は、前記基準利用回
    数記憶手段の内容に対する、前記利用回数記憶手段の内
    容の割合を表示するための手段を含む、請求項3に記載
    の機械翻訳装置。
JP5330087A 1993-12-27 1993-12-27 機械翻訳装置 Withdrawn JPH07191995A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5330087A JPH07191995A (ja) 1993-12-27 1993-12-27 機械翻訳装置

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JP (1) JPH07191995A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359849B2 (en) 2003-12-17 2008-04-15 Speechgear, Inc. Translation techniques for acronyms and ambiguities
JP2017181727A (ja) * 2016-03-30 2017-10-05 株式会社リクルートライフスタイル 音声翻訳装置、音声翻訳方法、及び音声翻訳プログラム

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US7359849B2 (en) 2003-12-17 2008-04-15 Speechgear, Inc. Translation techniques for acronyms and ambiguities
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