JPH07177570A - 無線電話装置 - Google Patents

無線電話装置

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Publication number
JPH07177570A
JPH07177570A JP5318036A JP31803693A JPH07177570A JP H07177570 A JPH07177570 A JP H07177570A JP 5318036 A JP5318036 A JP 5318036A JP 31803693 A JP31803693 A JP 31803693A JP H07177570 A JPH07177570 A JP H07177570A
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JP
Japan
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unit
cellular
php
signal
mode
Prior art date
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Application number
JP5318036A
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English (en)
Inventor
Megumi Ino
恵 井野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1台の無線電話装置で、PHPサービスエリ
ア外であればセルラー方式の無線電話装置として、ま
た、PHPサービスエリア内であればPHP方式の無線
電話装置として着発信を切り換えることができる無線電
話装置を提供することを目的とする。 【構成】 音声入力部3と、ベースバンド処理部4と、
セルラー送信処理部5と、アンテナ部6と、セルラー受
信処理部7と、セルラーシステムの制御等を行うセルラ
ー制御部10と、PHP受信処理部18と、PHPシス
テムの制御等を行うPHP制御部16と、コーデック部
15と、PHP送信処理部17と、音声出力部9と、電
界強度計測部11と、各サービスエリア等を知らせる報
知部13aと、モードの設定等を行う操作部12aと、
各モードの切り換え制御等を行う主制御部19と、を備
えた構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルラーモードとパーソ
ナルハンディホン(以下、PHPと称す。)モードの両
方の機能を備えた無線電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、いつでも、どこでも、電話をかけ
られるセルラー方式の無線電話装置は、通信の自由化に
よる低コスト化及び端末機の小型軽量化等により、その
発展には目覚ましいものがある。
【0003】以下に従来の無線電話装置について説明す
る。図6は従来の無線電話装置の構成を示すブロック図
である。1はセルラー方式の無線電話装置、2aは送信
音声の入力を行うマイク部、2bはマイク部2aからの
音声信号を増幅するマイクアンプ部、3はマイク部2
a,マイクアンプ部2bからなる音声入力部、4は音声
信号,データ信号,トーン信号等の全てのベースバンド
信号のフィルタリングと制御を行うベースバンド処理
部、5は送信波の生成やベースバンド処理部4からの変
調信号による送信波の変調やこの送信信号の電力増幅等
を行い、周波数シンセサイザ回路,変調回路,フィルタ
回路,パワーアンプ等からなるセルラー送信処理部、6
はセルラー電話網の基地局との間で電波の送受信を行う
アンテナ部、7はアンテナ部6で受信された信号から信
号増幅,周波数変換,復調により低周波信号を取り出
し、増幅器,周波数変換器,復調回路,周波数シンセサ
イザ回路,フィルタ回路等からなるセルラー受信処理
部、8aはベースバンド処理部4からの音声信号の増幅
を行うスピーカアンプ部、8bはスピーカアンプ部8a
からの増幅された音声信号等を音声として出力するスピ
ーカ部、9はスピーカアンプ部8a及びスピーカ部8b
等からなる音声出力部、10はセルラーシステムのシー
ケンスに従った処理やユーザーインタフェースの処理を
行い、各部を制御するセルラー制御部、11はアンテナ
部6で受信される電波の強さを計測する電界強度計測
部、12は電話番号の入力や色々な機能の指示を行うた
めにボタン及びスイッチ等で構成される操作部、13は
本セルラー方式の無線電話装置の動作状態等を表示する
ためにLED,LCDディスプレイ等で構成される表示
部、14は各部に電源を供給する電池部である。
【0004】以上のように構成された無線電話装置につ
いて、以下その動作について説明する。まず、発信時の
動作について説明する。ユーザーにより操作部12から
相手先電話番号が入力されるとセルラー制御部10は通
話要求信号をベースバンド処理部4,セルラー送信処理
部5,アンテナ部6を介してセルラー基地局に電波とし
て送出し、発呼処理を行う。発呼処理が終了し回線が接
続されると通話状態になる。通話が終了しユーザーが操
作部12により終話の指示を行うとセルラー制御部10
は切断信号をベースバンド処理部4,セルラー送信処理
部5,アンテナ部6を介してセルラー基地局に電波とし
て送出し、終話処理を行う。終話処理が終わると待機状
態に移行する。
【0005】次に、着信時の動作について説明する。無
線電話装置にセルラー基地局から電波で呼出信号が送ら
れてくると、この呼出信号はアンテナ部6からセルラー
受信処理部7,ベースバンド処理部4を介してセルラー
制御部10に送られる。セルラー制御部10は呼出信号
を検出すると、応答信号をベースバンド処理部4,セル
ラー送信処理部5を介してアンテナ部6から電波として
送出する。この応答信号を検出したセルラー基地局は、
呼出音の信号を無線電話装置に電波として送出する。こ
の呼出音の信号はアンテナ部6からセルラー受信処理部
7,ベースバンド処理部4を介してセルラー制御部10
に送られる。セルラー制御部10は、呼出音でユーザー
に着信があることを知らせる。呼出音を聴取したユーザ
ーは操作部12により着信受け付けの指示を行う。着信
受け付けの指示は操作部12からセルラー制御部10に
送られ、セルラー制御部10は着信受付処理を行い、通
話状態になる。通話が終了しユーザーが操作部12によ
り終話の指示を行うとセルラー制御部10は切断信号を
ベースバンド処理部4,セルラー送信処理部5,アンテ
ナ部6を介してセルラー基地局に電波として送出し、終
話処理を行う。終話処理が終わると再び待機状態に移行
する。
【0006】次に、発信後及び着信後の送受信信号系の
動作について説明する。マイク部2aから入力された音
声等はマイクアンプ部2bで増幅されベースバンド処理
部4に送られる。マイクアンプ部2bから送られてきた
音声信号等はベースバンド処理部4でフィルタリング等
の処理が行われ、セルラー送信処理部5に送られる。セ
ルラー送信処理部5ではベースバンド処理部4から送ら
れてくる信号による送信波の変調やこの変調された信号
の電力増幅等が行われ、電力増幅された信号はアンテナ
部6から電波として送出される。また、セルラー基地局
から送られてくる電波はアンテナ部6で受信され、この
受信信号はセルラー受信処理部7に送られる。アンテナ
部6から送られてくる受信信号はセルラー受信処理部7
で増幅され、周波数変換が行われた後に復調され低周波
信号となり、ベースバンド処理部4に送られる。セルラ
ー受信処理部7から送られてくる信号はベースバンド処
理部4でフィルタリング等の処理が行われ、スピーカア
ンプ部8aに送られる。ベースバンド処理部4から送ら
れてくる信号はスピーカアンプ部8aで増幅されスピー
カ部8bに送られ、スピーカ部8bから音声として出力
される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、セルラー方式の無線電話装置は通話料金が
安いPHPサービスエリア内であっても通話料金の高い
セルラー方式の無線電話装置としてしか使用することが
できないという問題点を有していた。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、1台の無線電話装置で、セルラーモードとPHPモ
ードの両方の機能を持たせ、PHPサービスエリア外で
あればセルラー方式の無線電話装置として、また、PH
Pサービスエリア内であれば通話料金の安いPHP方式
の無線電話装置として手動あるいは自動的に切り換える
ことができる操作性、汎用性、経済性に優れた無線電話
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の無線電話装置は、音声等の入
力を音声信号等に変換する音声入力部と、音声信号等の
ベースバンド信号のフィルタリングと制御を行うベース
バンド処理部と、前記ベースバンド処理部からの信号を
目的とする高周波信号に変調し電力増幅を行うセルラー
送信処理部と、セルラー基地局及びパーソナルハンディ
ホン基地局との間で電波の送受信を行うアンテナ部と、
前記アンテナ部で受信されたセルラー信号から低周波信
号を取り出すセルラー受信処理部と、セルラーシステム
のシーケンスに従って処理を行い前記セルラー送信処理
部を制御するセルラー制御部と、前記アンテナ部で受信
されたパーソナルハンディホン信号から符号データを取
り出すパーソナルハンディホン受信処理部と、パーソナ
ルハンディホンシステムの規格に従い符号データの処理
やシーケンスの制御及び前記パーソナルハンディホン受
信処理部の制御を行うパーソナルハンディホン制御部
と、前記パーソナルハンディホン制御部からの符号デー
タの伸長・復号化及び前記音声入力部からの音声信号の
符号化・圧縮を行うコーデック部と、前記パーソナルハ
ンディホン制御部からの信号を目的とする高周波信号に
変調し、電力増幅を行うパーソナルハンディホン送信処
理部と、前記ベースバンド処理部及び前記コーデック部
からの音声信号等を音声等に変換して出力する音声出力
部と、前記アンテナ部で受信される前記セルラー基地局
及び/又は前記パーソナルハンディホン基地局からの電
波の強さを計測する電界強度計測部と、前記電界強度計
測部の計測結果に基づいて、セルラーサービスエリア内
及び/又はパーソナルハンディホンサービスエリア内で
あることを知らせる報知部と、発信時にセルラーモード
又はパーソナルハンディホンモードの設定を行う操作部
と、前記操作部からのモード設定に基づいて前記セルラ
ーモードとパーソナルハンディホンモードの切り換え制
御及びユーザーインタフェースの処理を行う主制御部
と、を備えた構成を有しており、請求項2に記載の無線
電話装置は、請求項1において、前記電界強度計測部の
計測結果により発信時にセルラーモードとパーソナルハ
ンディホンモードのモード設定を予め設定されているモ
ードの優先順位に従って自動的に行うセルラー・パーソ
ナルハンディホン切り換え部を備えた構成を有してい
る。
【0010】ここで、音声入力部及び音声出力部に入出
力される音声信号等に音声の他にトーン信号やデータ信
号等を含むものとする。
【0011】
【作用】本発明は、1台の無線電話装置にセルラーモー
ドとPHPモードの両方の機能を有し、各サービスエリ
ア内にあるかどうかが表示されるので利用者はセルラー
モードあるいはPHPモードをサービスエリア状況によ
って使い分けることができる。また、モード設定を予め
設定されている優先順位に従って自動的に行うことによ
り、どちらのサービスエリア内にあるかどうかの確認
や、モード設定を行う必要がないので利用者の操作性、
利便性を向上させることができる。更に、通話料金の安
いモードを優先的に選択することができるので経済的な
通信を行うことができる。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第1実施例におけ
る無線電話装置について、図面を参照しながら説明す
る。図1は本発明の第1実施例における無線電話装置の
構成を示すブロック図である。2aはマイク部、2bは
マイクアンプ部、3は音声入力部、4はベースバンド処
理部、5はセルラー送信処理部、6はアンテナ部、7は
セルラー受信処理部、8aはスピーカアンプ部、8bは
スピーカ部、9は音声出力部、10はセルラー制御部、
11は電界強度計測部、14は電池部であり、これらは
従来例と同様なもので同一の符号を付し説明を省略す
る。1aは本発明の第1実施例における無線電話装置、
12aは従来の操作部に加えPHPモードの設定キー等
を備えた操作部、13aは従来の表示部に加えPHPサ
ービスエリア内かどうかの表示やPHPモード等の報知
機能を備えた報知部、15はPHPモード時にマイクア
ンプ部2bからの音声信号を符号化して圧縮したり、後
述のPHP制御部16からの符号データを伸長し復号化
して音声信号に戻したりするコーデック部、16はPH
Pシステムの規格に従い符号データの処理やシーケンス
の制御を行ったりPHP各部の制御を行ったりするPH
P制御部、17は送信電波の生成やPHP制御部16か
らの変調による送信電波の変調やこの送信信号の電力増
幅等を行い、周波数シンセサイザ回路,変調回路,フィ
ルタ回路,パワーアンプ等からなるPHP送信処理部、
18はアンテナ部6で受信された信号から、信号の増
幅,周波数変換,復調により符号データを取り出し、増
幅器,周波数変換器,復調回路,周波数シンセサイザ回
路,フィルタ回路等からなるPHP受信処理部、19は
セルラー制御部10及びPHP制御部16に色々な指示
を出したり、ユーザーインタフェースの処理等を行った
りする主制御部である。
【0013】報知部13aはLEDやLCDディスプレ
イ等への表示の他、音声による案内や可聴信号を用いた
識別方法であってもよい。
【0014】以上のように構成された無線電話装置につ
いて、以下その動作を説明する。図2は本発明の第1実
施例における無線電話装置の発信動作を示すフローチャ
ートであり、図3は本発明の第1実施例における無線電
話装置の着信動作を示すフローチャートである。まず、
発信動作について図1及び図2を用いて説明する。ユー
ザーにより操作部12aで発信の操作が行われる(S
1)と、操作部12aは主制御部19に発信指示が行わ
れたことを伝える。主制御部19は電界強度計測部11
にPHP基地局からの電波の強さの計測を指示する。電
界強度計測部11は主制御部19からの指示に従いPH
P基地局からの電波の強さの計測を行う(S2)。主制
御部19は電界強度計測部11から得られた計測結果を
もとに報知部13aにPHPサービスエリア内かどうか
の報知指示を行う。報知部13aにはPHPサービスエ
リア内かどうかが表示される(S3)。次に、主制御部
19は報知部13aの内容がPHPサービスエリア内か
どうかを調べる(S4)。Yesである場合は、S11
へジャンプし、Noである場合は、ユーザーは操作部1
2aによりセルラーモードのモード設定操作を行う(S
5)。操作部12aは主制御部19を介してセルラー制
御部10にセルラーモードの設定が行われたことを通知
する。次に、ユーザーにより操作部12aから相手先電
話番号が入力される(S6)と、この相手先電話番号は
主制御部19を介してセルラー制御部10に送られる。
セルラー制御部10は通話要求信号をベースバンド処理
部4,セルラー送信処理部5,アンテナ部6を介してセ
ルラー基地局に電波として送出し、発呼処理を行う(S
7)。発呼処理が終了し回線が接続されると通話状態に
なる(S8)。通話が終了しユーザーが操作部12aに
より終話の操作を行うと、操作部12aは主制御部19
を介してセルラー制御部10に終話の操作が行われたこ
とを通知する。セルラー制御部10は切断信号をベース
バンド処理部4,セルラー送信処理部5,アンテナ部6
を介してセルラー基地局に電波として送出し、終話処理
を行う(S9)。終話処理が終わると待機状態に移行す
る(S10)。一方、発信操作後に報知部13aにPH
Pサービスエリア内であることが表示された場合、ユー
ザーは操作部12aによりPHPモードのモード設定操
作を行う(S11)。操作部12aは主制御部19を介
してPHP制御部16にPHPモードの設定が行われた
ことを通知する。ユーザーにより操作部12aから相手
先電話番号が入力される(S12)と、この相手先電話
番号は主制御部19を介してPHP制御部16に送られ
る。PHP制御部16は通話要求信号をPHP送信処理
部17,アンテナ部6を介してPHP基地局に電波とし
て送出し、発呼処理を行う(S13)。発呼処理が終了
し回線が接続されると通話状態になる(S14)。通話
が終了しユーザーが操作部12aにより終話の操作を行
うと、操作部12aは主制御部19を介してPHP制御
部16に終話の操作が行われたことを通知する。PHP
制御部16は切断信号をPHP送信処理部17,アンテ
ナ部6を介してPHP基地局に電波として送出し、終話
処理を行う(S15)。終話処理が終わると待機状態に
移行する(S10)。
【0015】次に、着信動作について図1及び図3を用
いて説明する。本無線電話装置にセルラー基地局、ある
いはPHP基地局から電波で呼出信号が送られてくる
と、主制御部19はセルラー受信処理部7及びPHP受
信処理部18を介して着信がPHP着信かどうか調べる
(S16)。Yesである場合は、S24へジャンプ
し、Noである場合は、この呼出信号はアンテナ部6か
らセルラー受信処理部7,ベースバンド処理部4を介し
てセルラー制御部10に送られる。セルラー制御部10
は呼出信号を検出する(S17)と、応答信号をベース
バンド処理部4,セルラー送信処理部5を介してアンテ
ナ部6から電波として送出する(S18)。この応答信
号を検出したセルラー基地局は、呼出音の信号を電波と
して送出する。この呼出音の信号はアンテナ部6からセ
ルラー受信処理部7,ベースバンド処理部4を介してセ
ルラー制御部10に送られる。セルラー制御部10は、
呼出音でユーザーに着信があることを知らせる。呼出音
を聴取(S19)したユーザーは操作部12aにより着
信受け付けの指示を行う。着信受け付けの指示は操作部
12aから主制御部19を介してセルラー制御部10に
送られる。セルラー制御部10は着信受付処理を行い
(S20)、通話状態になる(S21)。通話が終了し
ユーザーが操作部12aにより終話の指示を行うと、操
作部12aは主制御部19を介してセルラー制御部10
に終話が指示されたことを伝える。セルラー制御部10
は切断信号をベースバンド処理部4,セルラー送信処理
部5,アンテナ部6を介してセルラー基地局に電波とし
て送出し、終話処理を行う(S22)。終話処理が終わ
ると待機状態に移行する(S23)。一方、S16で本
セルラー電話機にPHP基地局から呼出信号が送られて
きた場合、この呼出信号はアンテナ部6からPHP受信
処理部18を介してPHP制御部16に送られる。PH
P制御部16は呼出信号を検出する(S24)と、応答
信号をPHP送信処理部17を介してアンテナ部6から
電波として送出する(S25)。この後PHP制御部1
6は、呼出音でユーザーに着信があることを知らせる。
呼出音を聴取(S26)したユーザーは操作部12aに
より着信受け付けの指示を行う。着信受け付けの指示は
操作部12aから主制御部19を介してPHP制御部1
6に送られる。PHP制御部16は着信受付処理を行い
(S27)、通話状態になる(S28)。通話が終了し
ユーザーが操作部12aにより終話の指示を行うと、操
作部12aは主制御部19を介してPHP制御部16に
終話が指示されたことを伝える。PHP制御部16は切
断信号をPHP送信処理部17,アンテナ部6を介して
PHP基地局に電波として送出し、終話処理を行う(S
29)。終話処理が終わると待機状態に移行する(S2
3)。
【0016】次に、発信後及び着信後の送受信信号系の
動作について説明する。セルラーモードの場合、マイク
部2aから入力された音声信号等はマイクアンプ部2b
で増幅されベースバンド処理部4に送られる。マイクア
ンプ部2bから送られてきた音声信号等はベースバンド
処理部4でフィルタリング等の処理が行われ、セルラー
送信処理部5に送られる。セルラー送信処理部5ではベ
ースバンド処理部4から送られてくる信号による送信波
の変調やこの変調された信号の電力増幅等が行われ、電
力増幅された信号はアンテナ部6から電波として送出さ
れる。また、セルラー基地局から送られてくる電波はア
ンテナ部6で受信され、この受信信号はセルラー受信処
理部7に送られる。アンテナ部6から送られてくる受信
信号はセルラー受信処理部7で増幅され、周波数変換が
行われた後に復調され低周波信号となり、ベースバンド
処理部4に送られる。セルラー受信処理部7から送られ
てくる信号はベースバンド処理部4でフィルタリング等
の処理が行われ、スピーカアンプ部8aに送られる。ベ
ースバンド処理部4から送られてくる信号はスピーカア
ンプ部8aで増幅されスピーカ部8bに送られ、スピー
カ部8bから音声として出力される。一方、PHPモー
ドの場合、マイク部2aから入力された音声信号等はマ
イクアンプ部2bで増幅されコーデック部15に送られ
る。マイクアンプ部2bから送られてきた音声信号はコ
ーデック部15で符号化後、圧縮されPHP制御部16
に送られる。PHP制御部16ではPHPシステムの規
格に従い符号データの処理が行われ、この符号データは
PHP送信処理部17に送られる。PHP送信処理部1
7ではPHP制御部16から送られてくる符号データに
よる送信波の変調やこの変調された信号の電力増幅等が
行われ、電力増幅された信号はアンテナ部6から電波と
して送出される。また、PHP基地局から送られてくる
電波はアンテナ部6で受信され、この受信信号はPHP
受信処理部18に送られる。PHP受信処理部18では
アンテナ部6から送られてくる受信信号を増幅し、周波
数変換,復調により受信信号から符号データが取り出さ
れる。この符号データはPHP制御部16に送られ、音
声の符号データがコーデック部15に送られる。符号デ
ータはコーデック部15で伸長,復号化により音声信号
となる。この音声信号はスピーカアンプ部8aで増幅さ
れ、スピーカ部8bに送られ、スピーカ部8bから音声
として出力される。
【0017】以上のように本発明の第1実施例によれ
ば、1台の無線電話装置にセルラーモードとPHPモー
ドの両方の機能を実現でき、汎用性に優れ各サービスエ
リア内にあるときは、その旨を表示し、PHPサービス
エリア内であれば、PHPモードに切り換えることによ
り通話料金の安いPHPモードでの発信,着信が可能と
なる。また、PHPモードの場合は電波出力が小さくて
すむので電池の消耗も少なく通話可能時間を長くするこ
とができる。
【0018】(実施例2)以下本発明の第2実施例にお
ける無線電話装置について、図面を参照しながら説明す
る。図4は本発明の第2実施例における無線電話装置の
構成を示すブロック図である。本発明の第1実施例と異
なるのは発信時に予め設定された優先順位に従ってセル
ラーモード又はPHPモードのモード設定を自動的に行
わせるセルラー・PHP切り換え部20を設けた点であ
り、19aはセルラー・PHP切り換え部20への制御
機能が付加された主制御部である。
【0019】以上のように構成された無線電話装置につ
いて、以下その動作を説明する。図5は本発明の第2実
施例における無線電話装置の発信動作を示すフローチャ
ートである。まず、発信動作について図4及び図5を用
いて説明する。ユーザーにより操作部12aから相手先
電話番号が入力される(S30)と、この相手先電話番
号は主制御部19aに送られる。主制御部19aは電話
番号が入力されたことを検出すると、セルラー・PHP
切り換え部20に、モード設定要求を行う。セルラー・
PHP切り換え部20は電界強度計測部11にPHP基
地局からの電波の強さの計測を指示する。電界強度計測
部11はセルラー・PHP切り換え部20からの指示に
従いPHP基地局からの電波の強さの計測を行う(S3
1)。セルラー・PHP切り換え部20は電界強度計測
部11から得られた計測結果をもとにPHPサービスエ
リア内かどうか調べる(S32)。Yesである場合
は、S38へジャンプし、Noである場合は、セルラー
モードのセットを主制御部19aに要求する。主制御部
19aは報知部13aにPHPサービスエリア外である
ことの報知指示を行い、セルラー制御部10にセルラー
モードにセットされたことを通知し、セルラーモードの
セットを行う(S33)。報知部13aにはPHPサー
ビスエリア外であることが表示される。セルラー制御部
10は通話要求信号をベースバンド処理部4,セルラー
送信処理部5,アンテナ部6を介してセルラー基地局に
電波として送出し、発呼処理を行う(S34)。発呼処
理が終了し回線が接続されると通話状態になる(S3
5)。通話が終了しユーザーが操作部12aにより終話
の操作を行うと、操作部12aは主制御部19aを介し
てセルラー制御部10に終話の操作が行われたことを通
知する。セルラー制御部10は切断信号をベースバンド
処理部4,セルラー送信処理部5,アンテナ部6を介し
てセルラー基地局に電波として送出し、終話処理を行う
(S36)。終話処理が終わると待機状態に移行する
(S37)。一方、S32でPHPサービスエリア内で
あった場合、セルラー・PHP切り換え部20は予め設
定されたモード設定の優先順位に従ってPHPモードの
セットを主制御部19aに要求する。主制御部19aは
報知部13aにPHPサービスエリア内であることの報
知指示を行い、PHP制御部16にPHPモードにセッ
トされたことを通知し、PHPモードのセットを行う
(S38)。報知部13aにはPHPサービスエリア内
であることが表示される。PHP制御部16は通話要求
信号をPHP送信処理部17,アンテナ部6を介してP
HP基地局に電波として送出し、発呼処理を行う(S3
9)。発呼処理が終了し回線が接続されると通話状態に
なる(S40)。通話が終了しユーザーが操作部12a
により終話の操作を行うと、操作部12aは主制御部1
9aを介してPHP制御部16に終話の操作が行われた
ことを通知する。PHP制御部16は切断信号をPHP
送信処理部17,アンテナ部6を介してPHP基地局に
電波として送出し、終話処理を行う(S41)。終話処
理が終わると待機状態に移行する(S37)。
【0020】着信動作及び発信後、着信後の送受信信号
系の動作は前述の本発明の第1実施例と同様であり説明
を省略する。
【0021】以上のように本発明の第2実施例によれ
ば、発信時にPHPサービスエリア内であれば自動的に
PHPモードにセットされるのでユーザーのモード設定
操作を行う煩わしさがなく操作性に優れた無線電話装置
を提供することができる。
【0022】尚、本発明の第2実施例においてセルラー
・PHP切り換え部20のモード設定の優先順位はPH
Pモードとしたが、自動モード設定を使用するか否かや
セルラーモードとPHPモードのどちらを優先させるか
等については予め出荷時又は操作部からリードオンリメ
モリ(ROM)等に設定し、その優先順位等に基づいて
モード設定を行うようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、1台の無線電話
装置にセルラーモードとPHPモードの両方の機能を持
たせることにより、PHPサービスエリア外ではセルラ
ー方式の無線電話装置として、またPHPサービスエリ
ア内においては、小電力で通話品質の優れたPHPモー
ドの無線電話装置として発着信を手動あるいは自動的に
切り換えることができる操作性、汎用性、経済性に優れ
た無線電話装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における無線電話装置の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の第1実施例における無線電話装置の発
信動作を示すフローチャート
【図3】本発明の第1実施例における無線電話装置の着
信動作を示すフローチャート
【図4】本発明の第2実施例における無線電話装置の構
成を示すブロック図
【図5】本発明の第2実施例における無線電話装置の発
信動作を示すフローチャート
【図6】従来の無線電話装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1,1a,1b 無線電話装置 2a マイク部 2b マイクアンプ部 3 音声入力部 4 ベースバンド処理部 5 セルラー送信処理部 6 アンテナ部 7 セルラー受信処理部 8a スピーカアンプ部 8b スピーカ部 9 音声出力部 10 セルラー制御部 11 電界強度計測部 12,12a 操作部 13 表示部 13a 報知部 14 電池部 15 コーデック部 16 PHP制御部 17 PHP送信処理部 18 PHP受信処理部 19,19a 主制御部 20 セルラー・PHP切り換え部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声等の入力を音声信号等に変換する音声
    入力部と、音声信号等のベースバンド信号のフィルタリ
    ングと制御を行うベースバンド処理部と、前記ベースバ
    ンド処理部からの信号を目的とする高周波信号に変調し
    電力増幅を行うセルラー送信処理部と、セルラー基地局
    及びパーソナルハンディホン基地局との間で電波の送受
    信を行うアンテナ部と、前記アンテナ部で受信されたセ
    ルラー信号から低周波信号を取り出すセルラー受信処理
    部と、セルラーシステムのシーケンスに従って処理を行
    い前記セルラー送信処理部を制御するセルラー制御部
    と、前記アンテナ部で受信されたパーソナルハンディホ
    ン信号から符号データを取り出すパーソナルハンディホ
    ン受信処理部と、パーソナルハンディホンシステムの規
    格に従い符号データの処理やシーケンスの制御及び前記
    パーソナルハンディホン受信処理部の制御を行うパーソ
    ナルハンディホン制御部と、前記パーソナルハンディホ
    ン制御部からの符号データの伸長・復号化及び前記音声
    入力部からの音声信号の符号化・圧縮を行うコーデック
    部と、前記パーソナルハンディホン制御部からの信号を
    目的とする高周波信号に変調し、電力増幅を行うパーソ
    ナルハンディホン送信処理部と、前記ベースバンド処理
    部及び前記コーデック部からの音声信号等を音声等に変
    換して出力する音声出力部と、前記アンテナ部で受信さ
    れる前記セルラー基地局及び/又は前記パーソナルハン
    ディホン基地局からの電波の強さを計測する電界強度計
    測部と、前記電界強度計測部の計測結果に基づいて、セ
    ルラーサービスエリア内及び/又はパーソナルハンディ
    ホンサービスエリア内であることを知らせる報知部と、
    発信時に前記セルラーモード又はパーソナルハンディホ
    ンモードの設定を行う操作部と、前記操作部からのモー
    ド設定に基づいて前記セルラーモードとパーソナルハン
    ディホンモードの切り換え制御及びユーザーインタフェ
    ースの処理を行う主制御部と、を備えたことを特徴とす
    る無線電話装置。
  2. 【請求項2】前記電界強度計測部の計測結果により発信
    時にセルラーモードとパーソナルハンディホンモードの
    モード設定を予め設定されているモードの優先順位に従
    って自動的に行うセルラー・パーソナルハンディホン切
    り換え部を備えたことを特徴とする請求項1記載の無線
    電話装置。
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